はてなキーワード: うずくとは
専門家じゃないので授業で習ったり友達同士で話したりTwitterで得た情報とか個人の体験などが元です。個人差があります。
超前提として、生理はコントロールできるものではありません。低用量ピルとかで生理を軽くしたり時期をずらすことはできても来ないようにしたり失くしたりすることはできないです。
そして一回生理が始まると途中で止めることもできません。ある一定の期間(5日〜7日がスタンダード)ずっと毎日一日中経血が出続けます。
大体1日目〜4日目くらいはたくさんの量が出て、5日目〜7日目にかけてだんだん少なくなっていくっていう感じ。(個人差あり)当たり前だけどこの期間ずっと生理用ナプキンつけてます。
生理前はおりものが出るっていうけど私はあんまりアテにしてない。生理の周期は大体把握してるけどずれることもあるので生理が来る時は本当にわからないです急にくる。完全に把握してる人もいるのかな?
そしてさっき低用量ピルのところで生理を“軽くする“ことができるって書いたけど、生理は程度が重かったり軽かったりします。この重い軽いは重症軽症って意味だと思う。これは人によって全く違う。体質もあるし遺伝だっていう子もいた。
生理が重い人は体調が悪くて一日中ベットから起き上がれなかったり、腹部の痛み、吐き気、頭痛、腰の痛みなど症状も様々でこの症状が全部ある人もいる。薬を服用しないと立てないって友達もいた。
対して軽い人は本当に軽い。私も軽い方だけど生理中でもジョギングとか筋トレとかできるし生理じゃない日と同じくらいの生活が送れる。症状としては腹部に軽い痛みがあるくらい。
私の経験上生理が重い人の方が多かった。生理中は腹部を冷やさないように貼るカイロをつけたりその上から腹巻してる子もいた。市販の薬を常備してる子もいて、生理重くて気持ち悪いしんどいっていう子がいたらその薬をあげてたりもした。
中学生の時に、親しい子が生理が重くて学校を休んだことがあって学校帰りにお見舞いに行ったら一日中ベットから起き上がれないでうずくまった格好で安静にしてたとその子のお母さんから聞いた。
上記の通り、同じ女でも生理の重い軽いで見える世界が全く違う。女同士でも重い子の辛さをわかることは難しいことなんだよね。言っちゃあ全くの別物って感じ。体験できないんだもん。
私も生理が軽いから中学の時重い人の辛さを理解できなくて部活中に休ませてあげなかったことがある。本当に申し訳ないことをしたなと思う。(超個人的な意見だけど体育教師や部活の部長は生理軽い人が多い)
だからといって重い人の生理中の辛さを理解できないなんてことはなく、考えを巡らせて申し訳程度にサポートするなど。
次は生理前の話。生理前も生理の一環なので書く。生理前の症状も人それぞれ。食欲が異常に高まったり、普段より眠くなったり、イライラしたり、胸が張ったりする。これはホルモンバランスの乱れなのでコントロール不可能。争うこともできません。私は月1ランダムで2つの症状が合併して起こる。ある時は食欲とイライラ。またある時は眠気と食欲、イライラと胸の張り的な感じ。今回の生理前の症状としては眠気と胸の張りだったんだけど、ここ1週間12時間ぶっ通しで寝てた。寝ても寝ても眠いしどうしようも無い。中高では授業中本当に眠くて寝てたし。胸の張りは張りすぎてうつ伏せになると痛いくらい張る時もある。
食欲は本当に止められなくてお腹いっぱいなのに食べたくなるし食べれちゃうし。イライラが個人的には一番嫌かな。思い通りにいかないとすぐイラついてモノにあたっちゃうし対人関係とか今までなんとも思ってなかった友達の行動に無性に腹が立ったりしてストレスも溜まる。もちろんこれも個人差あり。生理前の症状に重い軽いはあんまり聞いたことないけどどうなんだろう?あるのかな?
生理用品の話もするか。
生理ナプキンは昼用と夜用があって、その中にも32cm〜40cmくらいまでのサイズと羽付き、羽なしがある。今は羽付きがスタンダードだと思う。羽なしはずれるから嫌なんだよね。まあ羽付きもずれる時あるけど。
そして昼用は多い時用と普通用があって、多い時用は普通用よりも多く吸収する。
ナプキン付けてる時は蒸れるしズレが気になるし長時間交換ができない時は溢れてパンツに着いちゃってないかとか不快感や不安がつきもの。
タンポンっていうのもあるけど私の周りではあんまり使ってる人いなかったな。(言わないだけで使ってる子もいたかも)私は小学生の時に水泳やってたから1年くらい使ったけど結構痛くてつけたくなかった。痛いっていうのもあるけど膣内に入れるっていうので抵抗ある子もいた。
そして今は生理パンツと生理カップっていう新しい生理用品が出てきてる。生理パンツは特殊な素材で出来ててナプキンを付けなくてもパンツ自体がナプキンの役割をしてくれるという優れもの。だけど生理期間は必ずナプキンをつけることが当たり前なのでナプキンを付けないことが経血が漏れるのではないかという不安になっているよう。
次に生理カップ。これはシリコンでできたカップを膣内に入れて剥がれ落ちてくる経血を受け止めるっていう感じだと思う。私もあまり知らないのでどうやって捨てるかとか交換はどうするのかとかわからないので気になる人はYouTubeで生理カップって調べると出ると思います。(人任せ)
上記2つとも洗うことで繰り返し使用が可能で今まで使い捨てだったナプキンと比べると(生涯計算で)安く済むというものです。日本ではあまり普及してないけど海外では結構使われているらしいです。
最後に、女性の生理は人によって症状が様々なので女性と付き合う方は元カノや周りの女性の生理が軽かったからといって生理の症状が重くてしんどい人のことをないがしろにしたり仮病とかひどいこと言わないでください。
独身男で猫飼ってた。
小さい小さい猫が道端でうずくまってて、そのまま拾って帰って「猫 飼い方」で検索して出てくることは全部やった。
元気になってからもその辺で売ってるご飯じゃなくて、所謂オーガニックフードをあげて、飽きないように適度にウェットフードを混ぜるようにしてた。
部屋全体をアスレチックのようにして極力猫が楽しめるようにした、仕事が終われば後輩の誘いも断って真っ先に家に帰り、猫を愛でながらの一杯を至福としていた。
自分が人並みの家庭を築くのは無理だと思っていたから、せめて猫だけは幸せにできるように最大限の愛情を注いでいた。
でも交通事故にあった、仕事帰りに歩行者優先の横断歩道を渡っていたところを、スマホを見ながら運転していた車に撥ねられた。
頭を強く打ったらしく、目が覚めたのは事故にあってから2週間が経ってからだった。
普段は壁などで爪研ぎなどしたことない良い子だったけれど、ドアには引っ掻き跡が大量に付いていた、きっとお腹が減って死にものぐるいで引っ掻いたんだと思う。
警戒心が強く攻撃的な性格で知られる白鳥だが、ケガをしているのを見つけた男性は自宅に連れて帰り治療を施した。その白鳥はケガが治っても逃げ出すことなく、37年経った今では男性がどこに行くにも後を追いかけるほどの信頼関係を築いているという。白鳥の寿命は長くて30年と言われるが、この白鳥は男性の愛情に応えるかのように37年以上も長生きしている。『Metro』などが伝えた。
トルコ、エディルネ市カラアーチ在住のレジェプ・ミズランさん(Recep Mirzan、63)は37年前、友人たちと車で走っていた時に羽が折れて草むらでうずくまっている白鳥を発見した。当時のことをレジェプさんは「そのままにしていたら狐に狩られてしまうと思いました。動物好きとしてはこのまま放置することはできず、家に連れて帰らなければと感じたのです」と振り返っている。
この白鳥はトルコ語で“運が悪い人”という意味の“ガリップ(Garip)”と名付けられ、ギリシャとの国境付近にあるレジェプさんの自宅の牧場に運ばれた。折れてしまった羽が治るまで面倒を見ようと思っていたレジェプさんだったが、ガリップは羽が治っても牧場から逃げ出すことはなかった。そしてレジェプさんだけでなく、そこにいる猫や犬とも仲良く過ごし始めたそうだ。
レジェプさんはすでに妻を亡くしており子どももいなかったため、ガリップの名前を“ミズラン(Mizran)”と自分のラストネームに変えて、我が子のように可愛がり始めた。
ミズランはレジェプさんが農場で仕事をしていても、夜の散歩をするにも後を追いかけてずっと一緒にいるようになり、今ではほとんどの時間を囲いの外でレジェプさんとともに過ごしているという。「一緒にいることに慣れましたね。これから私達が離ればなれになることはないでしょう」とレジェプさんは嬉しそうに話す。
白鳥は大人しそうなその見た目と違い、獰猛な気質と攻撃的な行動で知られており、警戒心の強さから一度危険を感じた場所には近づかないほどだという。
また一般的に飼育された白鳥の寿命は長くて30年と言われるが、ミズランは発見されてからすでに37年が経過していてかなりの長寿になる。レジェプさんの愛を一身に受け、心身ともに健康に過ごせた証拠かもしれない。
レジェプさんは「ミズランはもともと明るい性格でしたが、年を重ねて大人しくなってきました。もしミズランが死んでしまったら立派な墓を建てたいと思ますが、これからもずっと一緒に過ごせたらいいですね」と語っている。
めっちゃ追い詰められてる!もうツライツライ!だめだ!殺してくれ!
……って感じじゃないんだけど、こう、腹の底からジワ〜っとくるめんどくささ・嫌さ・何もしたくなさがありまして、さっさと死んでしまいたい
自殺、やってしまえばそれで勝ちなのだが、いろいろとハードルが高いんだよなあ
なにせ失敗したときがキツすぎる
首吊りとか練炭が途中でバレたりして脳に障害が残ったりするパターンがめっちゃイヤだ
脳がある程度やられたら実質死んだようなもんなのかもしれないが、どうせならスカッと死にきりたい
この失敗を避けるというのがわりと運ゲー感あって嫌だ
というか、一回ミスるとなんかビビってしまう、というのは俺自身すでに体験してるんだよな
あのときあと30秒待ってみてたらいまごろは涅槃寂静だったかも……と思うと悔しいんだけど、じゃあもっぺん首吊るか!とはいかないのが難しいところ
あのとき感じた、うずくまってのたうちまわるような苦しさを思い出すと、ちょっと勇気が出ねえ
それこそスイスの安楽死みたいな、薬飲んでフッと眠るように意識をなくしてそのままお陀仏、っていうのが理想なんだけど、なかなかそういう方法ってないよなあ
まだ40年以上残ってる、ダルい人生をまるごと全部スキップできる!というのを想像しただけで笑顔になれるもん
逆に、生き続けて幸せになれるビジョンが見えない 結婚の予定なし、何かに夢中になれたことなし、というか、そういうポジティブ面がないことじゃないんだよな問題は
いいことひとつもなくたって、やなことが無ければ生きていけると思う
しかし、人生の大半を労働という個人的にめちゃくちゃ苦痛に感じることに費やさないといけないし、それに加えて老化とか病気とか相続とか、そういうヤなことも無限にポップしてくる
ホントに嫌なんだよ俺 もう嫌なんだ
俺、生まれたいっつって生まれたわけじゃないんだし、社会さんサイドのほうでせめて終わらせる方法くらい提供してもらえないんですかね
社会が子供作るの禁じててくれたら俺はいまこうして苦しまないで住んでるわけだし、責任は社会にあると言っていいと思う
勝手に生み出しといて、義務を大量に押し付けて、死ぬのはダメだってそりゃひどいですよ
いや、ダメじゃないんだろうけどさあ!
技術的にはもっともっと簡単に安心して死ねるはずなのに、どうしてこの身一つで気合い入れて死なないといけねえんだ?
年齢・健康状態に関係なく本人の意思のみで安楽死できる世の中になるまで、私は子供をつくりませ〜ん!
ーーー
ちょ、ちょっと待ってくれ
kwsktr 子育てはじめると子どもが12歳くらいまでは、死にたくなくなるよ。子どものためにポジティブに生きれる。おすすめ。
そういうのが一番良くないんだって!まじで!
「あー死にて〜、あっそうだ子供作ろ!子供の世話で気ぃ紛らわしたらええやんw」
つってできた子供がまた死にて〜と思って、……っていう負のサイクルの結果がいまの社会だろ?
そういうのやめてえなあ、俺もさっさと死にてえなあ、って話してんじゃん
いや、あんたはもう子供作っちゃってるしどうしようもねえし、子供に罪はないんだから元気にやってくれりゃいいけどさあ!
俺はそういう、エゴで子供作っちゃう行為を心底軽蔑してんですよ、ホントに
だいたい、"子供が12歳くらいまでは、死にたくなくなる"じゃねえんだよ
12年しか保ってないじゃねえか!12年気を紛らわせるために80年の人生やらされる子供の身にもなれよな!
いや、正直その誇張しない姿勢はけっこう好きだ 子供できたら一生楽しいみたいなことを宣いがちだからな 暇つぶしに子供作り界隈の人間は
とにかくよ、「人生はキツイ。しかし子供を育ててると楽しい」ってのはどうかと思うわけ
その子供がパートナーみっけらんなかったり、不妊だったり、その他もろもろの理由で子供もてなかったどうすんだよ!
ただただ苦痛まみれの人生をだれかに押し付けることになっちゃうじゃん!
まあ、子供つくるだけが人生じゃねえし、その子がその子で楽しく生きられる可能性はあるけどさあ、でもそれって可能性じゃん、ただの
https://yt3079.hatenablog.com/
◎日本人は毎年数十万人単位で急減の一方で、移民(外国人住民)は毎年増加(コロナ渦で数年はずれるが)を続ける
→日本人と移民の人口比逆転は時間の問題「40年後の40才以下の3人に1人は移民?」
(出生率に変化がなければ、将来の人口動態もほぼ推計通りになる)
◎約90年で人口が半減するスピード(しかも子供が少なく老人が多い)。人種単位の持続性の観点では有事であり、危機的非常事態。それなのに対策は後手後手
→例えば、ウイルスの蔓延は現在進行形で悪化のスピードが早く、人権を制限してでも効果的で思い切った対策をとる機運も生まれやすいが、少子高齢化はダメージの時間的スピードが遅いために、切迫感が低く、結果、対策が「常に」後手に回る。
◎現状の育児支援中心で自由意志に期待した少子化対策は30年以上、毎年失敗の連続。政府自治体の対策の対象世帯である「産みたくても産めない人。結婚したくてもできない人」はどれだけ存在するのか。被害者感情に流される対策は効果が出ていないのが現実。
→本当はお金ではなく、大変だから子作りをしたくない。面倒だから結婚したくない。だから育児支援で保育所をいくら作っても、育休を増やしても結婚に結びつかず、子供は増えない。(平均年収の倍で待機児童のない東京都千代田区の出生率は全国平均以下)
◎出生率低下の要因は未婚率の上昇と多産の減少。その原因とされる「格差拡大説」はどこまで正しいのか。
→独身に低所得者が多いのは「原因ではなく、結果」。1970年代までは、低所得者(年収200万円以下)でもほぼ結婚して子供がいたが、現在は戦時中よりもはるかに低い出生率。日本を含む先進国は生活が多様化しており、コスト要因の結婚の必要性と優先順位の低下により、低所得者から結婚を回避するようになった。
◎子作りしたい人への環境支援ではなく、子作り「したいと思っていない人」に子作りを促す対策が重要
→既婚者の完結出生児数は約2人であり、現実として子作りをしたい人は支援に関係なく、子供を作っている。問題は出生率低下の要因である未婚者の急増であり、結婚を諦めている人、意欲に乏しい人にどう働きかけるかがカギ。結婚は個人の自由だが、その自由により、社会の持続性を大きく損ねている。
◎動機に働きかけ効果だけ求めた少子化対策は次の通り。「3大義務同様に子作りの努力義務化の指針」「第3子以降に1000万円超など、多産ボーナス」「子作り負担のなく福祉を受ける40才以上の独身は増税(実質的独身税)」
→早婚に金銭的メリットが生じて、相手の理想ハードルが下がり、これまで結婚できなかった層も結婚相手の対象に。育児放棄など社会問題の増加より、少子化放置で起こる社会問題の方がはるかに深刻。消費性向の高い育児世帯と若年人口が増えれば内需が復活。
◎少子化対策の失敗は、効果でなく倫理的視点(受け入れられやすい育児支援のみ)で選ぶから失敗する。本来、負担の大きい子作りに対し、反発のない対策は効果も期待できないはず(作用反作用の法則)。先祖の多大な負担があったからこそ、現代人が存在する。現代人が身勝手な倫理やモラルで負担回避を正当化すれば、将来世代は先細りの一方。
→目的(少子化解消)は手段(人権に問題があるが効果を見込める対策)はを正当化するのか。メリットがデメリットを上回れば導入すべき(人が減り続ける悲惨な社会になっても、子供を作らない自由意思尊重が大事なのか? 倫理観や同義性の遵守より、手段が受け入れ難くても「問題解決を優先」すべき)
★本稿のポイント
少子化対策の「思い込み=(人権やモラルは少子化解消よりも重要)」を解消し、少子化対策にのみ人権やモラルを我慢すれば、効果的な対策を実行でき、少子化問題は解決可能。昔の子沢山を成立させていた周囲のプレッシャーや後継、労働の担い手などの子供が生まれる要素が無くなった現在、「法律一本の施行」で制度を作り、子作りに動機を与えて出生率の上昇に繋がる具体策を提案する。それを実行するには、いかにしてハードルとなる人権や倫理観を我慢してもらうのかの説得が少子化対策の本質にして、本稿の最大のテーマだ。少子化が解消し子供が増えれば、内需が復活し日本経済も回復する。本書では、このままの少子化状況が続いた場合の日本人に訪れる悲惨な運命とそれを回避するための、効果を優先した対策を提案、解説する。
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近代社会学の祖オーギュスト・コントは「国の未来は人口構成で決まる」と見抜いたそうな。人口を減らしながら常に高齢者が多い逆ピラミッド状の人口構成では、衰退は避けられません。合計特殊出生率1.36(2019年)と低迷を続ける日本。このまま人口が減り続ければ、国の発展以前に現日本人が将来的に存続できなくなります。存続できない可能性が高いのではなく、日本人の出生率が2を切り続ければ将来的に存続できなくなるのは物理現象です。それに対し、どこか他人事の日本社会と政治に問題意識を投げかけたいと思います。
問題は解決するより、発見する方が困難です。個人も組織も、自ら気づかない潜在的な問題により、傾いていきます。少子化問題は極めて深刻な問題にも関わらず、政府の少子化対策関連予算は先進国の中でも総予算に占める割合が低く、口では声高に危機感を高めていると言っても、財政支出の観点からは本気度が極めて低く、問題視していないレベルと明確に言えるでしょう。2019年末に決まった26兆円(真水4.3兆円)の経済対策でも少子化関連には1円も使っていません。使い先は電線の地中化など。。
現状の少子化対策は育児支援など環境整備の観点しかなく、30年間も同じような方向性の政策しかとられておらず、改善の兆しが全くないのに、「地道にやるしかない。環境整備が大事だ」と言い続けています。一方、日本人が減り続ける中で、近年の政府は実質的な移民政策に大きく舵を切りました。100年後の日本列島は日本人と移民の混在する国になっています。さらに、それ以降も出生率が大幅に回復しない限り、容赦無く日本人は減り続ける一方で移民の割合は増え続け、その時の日本国籍のルーツは海外由来になっている可能性が物理的に極めて高くなります。公用語が中国語などに変わっている可能性も十分あるでしょう。
そうはならない為の少子化対策。現状の育児環境改善策以外にも、視点を変えれば効果のある対策はあるはずです。出産育児は個人の権利に関わる問題ですが、残念ながら環境支援だけで結婚、子作りの有無を自由意志に委ねた現在の少子化対策では増えていない現実があります。それを改善するためには、より、子作りの動機付けに導く政策が必要であると考えます。しかしそういった対策は、個人の自由意志に反する可能性のある対策であり、モラルや倫理観の問題で実行に大きな障壁があります。しかし、動機付けの対策に有効性があって少子化が改善される可能性があっても、現代人のモラルや人権を優先すべきなのでしょうか。その優先順位がどうあるべきか、問題提起したいと思います。
少なくとも現状の育児支援中心の対策より、効果が見込めそうな対策を、モラルや現代人の自由や権利を理由に放棄してもいいのか。現代人のモラルや価値観はその人種の存続や持続性以上に重要な価値観なのかーー。
このように、少子化対策の具体策だけでなく、タブー視される少子化対策問題に対し、「どう向き合って、どう考えるべきか」。そういった観点を問いただすような内容になります。現在出尽くしている対策や論点とは違った観点と具体的な対策を提案し、実効性のある少子高齢化対策に繋げたいと思います。
【要点・トピック】
現状の少子高齢化が改善しないまま、実質的移民の外国人労働者を受け入れ続けると、いずれ日本人と移民が「人口比で逆転」する事になる。日本人の為の日本ではなくなり、多民族国家に変わる。日本人と外国由来の国民・住民の人口構成逆転に繋がる現象はすでに進行しており、人口構成比の逆転は時間の問題。不可逆になる前に手を打つべき。
政府、自治体の育児環境支援ばかりの少子化対策は結果が出ておらず、失敗との結論付けが必要。国民の自主性に任せれば、少子化は進行する一方。少子化の構成要素である未婚率の高まりは少子化現象の原因ではなく結果。日本を含む先進国が直面する少子化の原因は文明化による価値観の多様化で、結婚と子作りの優先順位が下がった事による晩婚化、非婚化が進んだ影響。現状の育児支援中心の対策の方針を「大幅に変えないと」今後もさらに日本人は減り続ける。子作りの動機付けをアメとムチの両面でやるくらいでないと解決は難しい。効果的な対策を打てば「翌年から」出生率は著しく反応する事が過去の事例からも分かっている。子供が増えだし、出生率が2を越えれば、日本の将来は明るい。
モラルや倫理観、自由意志を優先して、負担感のある少子化対策をせず、現状の効果が上がってない対策をなおもやり続け、その結果このまま滅びるか、逆にモラルや人権をある程度我慢して、有効性のある対策を実行し、安定した持続性のある社会にするかーー。
続きは以下にて
https://yt3079.hatenablog.com/
◆このまま人口が減り続けると、どうなるのか
政権に関係なく、労働や消費の担い手不足という現実問題に対応するため、政府や経済団体は、外国人労働者という形態で、実質的な移民(国連の定義では1年以上住む外国人)の受け入れをさらに推し進めるようになるだろう。実際、2018年の「骨太の方針」でも外国人労働者受け入れ拡大の方針が決まり、2019年4月には改正入管法が施行された。彼ら外国人が高齢者になった時、どうなるか。もちろん追い返す事はできず、いずれは外国人移民の高齢化問題も出てくる。
このまま、日本人の人口減少分を外国人で補おうとすると、コロナ渦で数年はずれ込むだろうが、基本的には時間の進行とともに、日本人と外国人の比率が相反し、やがて逆転することになる。この点ははるか先の未来の事として、ほぼほぼ論じられていない。このままでいいのだろうか。すでに東京都内ではかつて外国人が多かった街は新大久保と観光地くらいだったが、今や主要繁華街で昼夜問わず、その割合は静かに増え続けている感がある。
◆出生率の数字は「人口が減っていくかもしれない」危険指数ではなく、数値が2.0を下回る状況が続けば「いつまでに人口がゼロになるか」の確定年数を導ける指数。内戦中のシリア、アフガンや北朝鮮より先行きが危ない少子化日本。
出生率を人に問うても、いまひとつ危機感が薄い。出生率低下と言っても、「人口がゼロになる事は無いだろう」「単なる警告信号のような数字だ」と、漠然と認識する人は多い。しかし、出生率の1.41という数値は男女2人の親から約30年後の次の出産サイクル時の出生数は1.41人しか生まれてこない計算だ。これを分かりやすく1人に置き換えると約0.7人になる。1年間の出生数が87万人(2019年出生数)だとすると、この世代が、第一子を生む頃の30年後は87万×0.7の約60万人、その30年後は約42万人。その30年後は約30万人とどんどん減り続ける。そんなバカなと思うかもしれないが、実際、第二次ベビーブームの1973年は209万人の出生数で、彼らが出産適齢期になった30年後の2003年あたりは不景気の影響もあって、出生率が1.26程度まで減っており、その結果、113万人と親世代の半分程度の出生数に落ち込んでしまった。団塊ジュニア世代は就職氷河期世代で不況と重なる運の悪さがあったが、現実的に、出生率が2を切ると、容赦なくその数値の割合だけ、出生数は減り、人口が減り続けるのである。
この危機感の無さには、「出生率」と言う単語にも問題があるのではないか。2018年に国会を通過した「働き方改革」も「残業代カット改革」なら法案は通らなかっただろう。それほど名前は大事だ。言葉は悪いが「人口半減期」のような数字で、出生率を人口が「半減する期間」で示した方が分かりやすいのではないか。例えば、今の出生率が続くと人口の半減期はおよそ80~90年だ。つまり、2100年ころには日本の総人口は6000万人に半減している計算だ。今の出生率が続いた場合に、半減するまでの期間を書いた方が、危機感は伝わり易いだろう。
内戦のシリアやアフガン、独裁政権下の北朝鮮ではいずれも出生率が2を上回る。いくら、内戦や政治不安で経済状態が悪くても、それにより大規模な内戦に発展しない限り年間1万人も死亡する事はない。しかし、日本では団塊世代が平均寿命を迎える2030年頃は年間170万人程度の人口減を経験することになる。そして、今後70年かけて日本の総人口が6000万人に減少すると予測されている。結果的に早く滅びる国がいい国と言えるのだろうか。
◆現日本人が外国人(実質的移民)に徐々に置き換わり、日本人はやがて少数派に転落して、いずれゼロになる・・・100年後に純粋な日本人は消滅へ。アメリカではすでに16歳未満で白人が過半数割れ。
「移民が来ても、混血化するから日本人の血は残るはず」というのは大きな誤解である。出生率が2を割っていれば、人口減少は続き、その減少を補うために、時間の進行とともに、外国人移民が入り続け、日本人の血はゼロになるまで混血化しながら希釈化され続けていく。
2020年6月には国勢調査局の統計を基にAP通信がまとめた情勢によれば、アメリカではすでに16歳未満で白人人口が初めて半分を割ったという。流入が急増するヒスパニックや黒人、アジア系に対し、白人人口が増えなかったためだ。アメリカでは1990年に75%だった白人の割合は2020年現在は60%に急減。たった30年で約20%も人種割合が低下したことになる。さらに2045年までに白人人口が半分を割るという推計がある。白人の出生率が2を切り続けて増えず、白人人口がゼロに向かい減っていく一方で、ヒスパニックとアジア系の流入がその穴を埋めているためである。アメリカの出生率は2を上回っているが、それはヒスパニックを中心に移民の出生率が高いためである。現在、アメリカは多民族国家だが、そのうち白人が減り、やがて黒人とヒスパニックだけの国になり、逆に多様性は少なくなっていく可能性が高い。
正直黒歴史だし墓場まで持っていきたい恥部である。なぜならばその同期には結婚を考えている可愛い彼女がいたからだ。
職場で浮気すんじゃねえよ。いや分かっててやった私も同罪なのであまり大きな声では言えないのだが。
彼女さんは有村架純似だ。顔と言うより雰囲気やこちらが抱く癒し系の印象がそっくりだ。
あんな事態になってしまったのは、まあ私が仕事がうまくいかなくて承認欲求こじらせてメンヘラかましていたのが原因の大きな部分だったと思うし、同期の主張としては「ヤバイメンヘラ相談女に引っかかった」くらいの感覚だろう。実際そうであることも否定しない。
酔っぱらってその辺で知らない男引っ掛けて危ない目に合うくらいなら俺にしとけよくらいの感覚だったのだろうか。知らない男から病気貰う方が、彼女もちの男と浮気関係になるよりマシですけど!!
さてさてそんな時期もあったのだが、コロナで色々あって私のメンヘラも多少落ち着いたのでもうあいつとそんな関係になることはないでしょう。
それで、そんな黒歴史を抜きにしてあいつとは普通に友人として仲がいいのですね。いいよな…?私はそうだと思っているよ…?年末年始彼女さんと同期と3人で宅飲みしたじゃん…?私誘われたじゃん…?
っていうか彼女さんは何も知らないと思っているけどどうなんでしょうね?知っててスルーしているのでしょうか??
今年度からは誓って我々はそんなことしていないし、本当にただの同期だし、お二人はお似合いだとおもっているよ!!私にもその光のエネルギーを少し分けてもらうために時々一緒に遊んで欲しいな!
この罪悪感は多分このようなことをしてしまった者たちの罰なのだろう。誰にも言わずに墓まで持っていき、都度罪悪感で苦しむのが私の罰なのだろう。
たまに増田で吐き捨てる。
来年あいつは異動するが、今後もあの同期とはただの飲み女友達として仲良くしたいと思っているのだが、一般に考えて彼女からすれば私のような存在は邪魔だよね。やはりやめた方がいいのか…!
術後2週後~4週後が経過した。
術後20日後くらいに自分で抜糸した。いや、事前に医師との打ち合わせにより術後の傷口は溶ける糸で縫われているため抜糸は不要となっていたので施術等の不備は一切ない。術後は問題もなく、傷口は塞がっており、飛び出た糸の結び目を自分で引っ張っても痛みを感じない状態であった。ただし、この結び目の通っている穴に小さいかさぶたができてはポロッ取れる、ということが二度三度あったのである。この糸は(調べた限り)加水分解などで体内でゆっくりと崩壊していくらしく、体内でちぎれたあとで、結び目からにゅるっと糸自体が引き出せるのだろうな、と想像ができた。裏を返せば、この結び目自体は溶けることもないし、中が崩壊していくまで、待つしか無い、というわけだ。そう考えると、この結び目の穴自体が存在することがとても不愉快に思えてきた。この結び目さえなければ、糸は中側に引っ張られて、少なくとも、表面の穴は消えて無くなるに違いない。そうか。じゃあ切るしかないな、と鼻毛切りハサミを持ちながら考えた。糸の結び目を引っ張って、玉になっている部分のすぐ内側を切った。左右の糸は引っ込んで消えた。その数日後、少量の膿らしき白い液体と一緒に、1cm程度の細長い糸が左側の傷跡から出てきた。(なんか傷口に毛みたいのがあったから引っ張ったら取れた感じであった)たいした化膿ではなく、その後、炎症なども起きていない。
性欲の変化はない。時々、睾丸がうずくような痛みを感じることがあるが、たいした痛みではない。
15回程度の空打ち後、精液検査を行い、問題なしと診断していただいたので、先日、生だしをした結果、最高であった。疲れてすぐ寝れたので、射精後の眠くない感というのは、まだわからない。
去年の緊急宣言が出たころ、積もり積もっていたものが限界にきてメンタルクリニックにかかるようになった。
体がだるくて動けず、出社するにも泣きながら玄関でうずくまるようになった。
幸い、全社で在宅勤務が推奨され、家で仕事ができるようになった。
パソコンの隣に布団があり、いつでも休憩を取れるようになった。
ありがたいことに上司が鬱に理解があり、仕事量を減らしながら様子を見ることが出来るようになった。
コロナのおかげでこの状況にならなければ、在宅勤務が許されなければ、おそらく休職することになっていただろう。
そして、一年が経ってようやく調子が上向いてきた今、一度休職してからの復帰が難しかっただろうことがわかる。
そして、コロナのおかげでパートナーも在宅勤務になり、二人で食事をしながら会話をすることが増えた。
相手が浮気をしていることが理由の一つだったので、仕事と云いながら浮気をしているんじゃないかと疑って、苦しむ時間が物理的に減った。
実際に、コロナ以前には残業だなんだと嘘をついて、有給まで取って、浮気相手と会っていたことを知っている。
物理的に相手に会っていないということは、心理的な負荷が明らかに減った。
たとえメールで愛してるだのなんだのやっていようとも。
この一年間は、過去の嫌なことを思い出してはぐるぐるしたり、死ぬことをずっと考えていたり、めちゃくちゃだった。
でも調子が少し良くなってきて、彼も仕事が忙しくなって他のことにかまっていられなくなると、二人の関係は少し改善したように思う。
今は、過去を引きずる時間が少なくなって、普通に話すことができるようになってきた。
お互い忙しいなかで、買い物をしてきてもらったり、元気な時に私が料理や片付けをすることができて、
今の状態は、お互いが助け合って暮らしているようで、少し居心地が良い。
いつまでもこのままの状態が続くかはわからないけれど、コロナで自粛と在宅勤務がなかったら、
私たちの関係はもっと破綻し、私の鬱はもっとひどいことになったんじゃないだろうか。
コロナで大変な思いをしている人がたくさんいるのに、コロナのおかげなんて思うのはなんだろうが、
私は運が良かった。生き延びることが出来た。
俺の家は、坂道の下にある。
坂道といっても、そこまで急勾配なわけでもなく、かと言ってつまらないほど平坦なわけでもない。
自転車ですいすい、仕事帰りに風の暖かさを感じながら下るのがとても楽しい。思わず目をつむりたくなるけど、それは我慢する。
そういうちょうどいい坂道がある。
そんなある日。
いつものように仕事帰り、自転車で坂道を下っていると、ちょうど坂道の歩道のほうで女性がうずくまっていた。
いろいろあるご時世だし、声をかけるのは少し躊躇したけど、まあ俺が恥をかくだけだしいいかと近づいた。
女性はうーうーと苦しそうに唸っていて、しまいには嘔吐してしまった。
吐いたものは妙に白くて、まるで染料のようで、少し甘い香りがした。
べつに、医学の知識があるわけじゃない。おれも昔、同じ薬を使って同じ嘔吐をしたことがあるから、すぐにわかった。
その薬を吐くとこう、妙に白いものが地面にこべりつくのだ。
俺は女性に「◯◯のオーバードーズですか?」と聞いた。女性は少し驚いたが、こくりと頷いた。
それならば、と俺は近くのコンビニででかい天然水を買ってきてガブガブ飲ませた。救急車とか、警察とかいう話は出してはいけない。俺が一番嫌だったことなのだから。
重篤なSEXコンプレックスや異性のトラウマを抱えていない限り
たぶん、次のどれか
他者に対して基本的に性的欲求を抱くことはありませんが、強い愛情や深い友情を持った相手に対してなど、
ごく一部の場合に性的な欲求を抱くこともあるセクシュアリティです。「半性愛」とも呼ばれています。
→ たとえ結婚しても本心から心が通じ合ったと納得できるまで性欲が湧かない
他者に対して性的欲求(や恋愛感情)を抱かないセクシュアリティ
→ 誰に対しても性的な魅力を感じないし他者に向ける制欲がない
宗教的な理由、思想的な理由で、結婚する前のセックスはどんなに好きでもNG
誰になにを言われようが自身にとって大切なポリシーなら大事にすべき
この人だったらカプれるとか自分を選んでくれたからとかよくわからない理由で付き合っている
とりあえずカプれるかではなくそもそもキス出来そうな人をちゃんと選ぼう
あんま関係ないと思う。極端なSEXコンプレックス・トラウマが無いなら
デミセクシャルのように性欲を抱くシチュエーションが極めて限定的なのか
[WIRED] セックスを拒絶する若者たち──アロマンティック・アセクシャル
https://wired.jp/2016/05/08/aromantic-asexual/
「手を握る以上のことは、わたしにはとても奇妙に思えました」。高校に入ると、人生は厳しさを増した。
周囲にアンドロイドだとか血の通わないやつだと呼ばれ、いつも自分が変人であるかのように感じていたという。
彼女は、自分に異常があるのではないかと考えるようになった。医師にも診てもらったが、君はかわいくて若いんだから心配しなくてよろしい、と笑われた。
「情報が何もなかったんです」と彼女は言う。「真っ暗闇のなかにいるようでした」
そこで彼女は、自分が唯一愛せるものである音楽に身を捧げることにした。17歳のころまでに、彼女のバンドは少数ながら熱狂的なファンを獲得し、
本物のロックスターたちが出演する大きなイヴェントの前座を務めたり、そのバックステージに出入りできるようになったりもした。
スターとグルーピーたちのふしだらで乱れた世界に10代で投げ込まれたにもかかわらず、彼女はそんなことにはまったく興味が湧かなかった。
反セックスを誓っていたわけでも、眼前の光景に道徳的に反発したわけでもない。ただ単に心惹かれるものがなかったのだ。
しかし、いずれ自分もそれに調子を合わせることを期待されると彼女は知っていた。よりセクシーなイメージをつくるために、
スカートを短くし、トップスをタイトにするといったようなことだ。幻滅した彼女はロックの世界から距離を置いた。
そんなとき、彼女はネットでジェイムズと知り合った。数カ月の間親しく友達付き合いをしたあと、1年間の遠距離恋愛を経て、
「性衝動という点では、わたしたちは一致していませんでした。でも彼は、わたしには欲情しないようにしてくれたのです」。
ジュヌヴィエーヴは言う。彼は我慢していた。ずっと我慢していたのだ。彼らが出会ってから3年後、彼女はようやく初めて自分のなかで欲望がうずくのを感じ、
彼と性的な関係をもつようになった。
「彼のことを十分に知って、わたしの心が『彼こそがソウルメイトだ』と判断したときに、体のほうもそう判断したんだと思う」。彼女はTumblrにそう綴っている。
あるいはアセクシャルでそもそも他者に向ける性欲を持っていない可能性
セックスする必要性を微塵も感じないけど、他者に向ける性欲がある人ならばセックスを拒否する理由もわからない(婚前交渉NGのポリシーを持つ場合は除く)
今の彼氏とは付き合って2年になる。
私がパニック発作を起こしてうずくまると背中をさすったり、過呼吸になるとレジ袋をカバンから出して
「はーい大きく吸ってー、吐いてー」
とかしてくれるし、頓服飲むための飲み物を買ったりしてくれる。
うつで調子悪くてデート行けない、と連絡すれば、俺がいなくて大丈夫か?家に行こうか?と聞いてくる。
多分これが「理解ある彼くん」というのだろう。
ただ、彼は私がどうしてそうなるのかは興味や関心がない。持病がある彼女だとは思っているんだが、その病気が何であるかはどうでもいいらしい。
ただ、つらそうなら辛い時に人にされて助かることや、自分ならこうして欲しいということをしてるだけで、メンヘラだからこうやってケアしようとか考えたことがない、と言っていた。
うつやパニック障害についてネットで調べはしたが、ただの病人くらいに思っているそうな。
私は彼氏の「助ける方法に理解があるが病気に理解がない」ところが好きだが、世間でいう「理解のある彼くん」て、病気にも助け方にも理解があるべきなのかな?
総武線で新宿を出て三鷹方面に向かうとき、中野で停車する時間が無駄に長い。誰も乗り降りすることはないのに列車はドアを開けたまま停まっている。この時間がほんとうに長い。停車時間は2分とアナウンスが入るが、この2分はぜったいに2分じゃないと感じる。中野から2駅あとの阿佐ヶ谷で降りる自分にはこれがいつも軽いストレスだった。
中野でこれから2時間停車と車内放送が聞こえたときには、聞き間違いだろうと思った。先週までは(たぶん)2分後に列車はきちんと走り出していた。だが乗客はどんどん列車を降りていき、車内には自分だけになった。東日本国有鉄道の業績が疫病のせいで傾いていると新聞に載っていた。そのしわ寄せが来るとしたら中野のような所なのだろう。しかたがないから降りたが、中野でなにかをするあてがあるわけでもない。
中野は阿佐ヶ谷に比べると殺伐としているので、本当に用事があるときでないと降りない。改札には人が立って切符に鋏を入れていて、SUICAは使えない。さんざん並んで一時降車証明書をもらって駅を出ると、乾いた小便の臭いが鼻を突く。駅の軒下には浮浪児がたむろして寝転がったり莨(たばこ)を呑んだり、片足の傷痍軍人がアコーディオンで天然の美をプカプカ弾いたりしている。
駅前に広がる街があきらかに茶色い。泥のなかに崩れかかったバラックがごたごたと並んで店を出して、どこの盗品かわからないようなベルトや万年筆、シケモクをほぐして干したものを売っている。食べ物といえばすいとんやじゃんぎ丼のようなものを出す屋台しかなく、労務者が地べたにしゃがみ込んで丼を掻き込んでいる。疥癬で背中がボロボロになった野良犬が物欲しそうにそれを見ている。
中野で途中下車する乗客をあてこんだ商売も出始めていた。ピンク色の法被に黒のスラックス姿の男が、新しめのバラックの前に立っている。そばを通ると、「発車までお遊びどうですか」と声をかけてきた。傍らの看板には毛筆で『列車ヲ待チナガラ花ビラ大回轉 一時間五千圓ポツキリ』とある。いくら時間があっても密室で接待を受けていたら疫病にかかるかもしれない。とても無理だなと思いながら通り過ぎると、サラリーマン風の男二人が店に入っていった。
最近都内で増えている屋外の娯楽がパブリックハンギングだ。中野駅前の広場にも櫓ができて、周りに人が集まっている。場所にもよるが1000円くらい払うと、櫓の上に設置した処刑台に人を吊ったり、自分が吊られたりすることができる。目隠しをした相手の首に縄をかけるか、自分がそうされるかを選べる。吊られた人はすぐに下のトランポリンに落下して大きく飛び跳ねる。野次馬は拍手したりしなかったりする。他愛ないといえば他愛ない遊びだが、最近なぜか流行っていた。世相のせいだろうか。
そんなに刺激を求めているわけではないが、スマートボールはこの前やったばかりなので、結局自分はうずら園で時間をつぶすことにした。入場料を払って囲いの中に入ると、うずらがたくさんいて地面を歩き回ったり、藁の上に休んでいたりする。その辺を探すと卵が見つかることがある。これは持って帰ってよいことになっている。うずらの攻撃を避けながら制限時間内に卵を探すだけの地味な遊びだが、自分はこれがけっこう好きだった。
駅から徒歩5分ほどのところにある中野のうずら園は、それなりの規模だった。囲いの中には植え込みがたくさんあって、2、30羽はいるうずらが好き勝手にやっていた。真ん中には丸いテーブルと椅子があり、ポットからお湯を注いでハーブティーを飲めるようになっていた。
ミントティーを飲みながらうずらを眺めていると、植え込みの中に先客がいることに気づいた。グレーのスーツにスカート姿の、髪の長い女性らしい人がしゃがみ込んで、両手で顔を覆ったまま動かない。
囲いのゲートが開いてまた一人やってきた。背の高いおじいさんで、白髪交じりの長い髪は何年前に洗ったのか不明なほど汚れていて、フエルトのように固まっていた。染みだらけの黒いベンチコードにピンストライプのスラックスをはいていて、左右の靴が違った。おじいさんは恍惚とした満面の笑みで、腕を上げてゆっくりとしたリズムの手拍子を打ちながらこちらに近づいてくる。手拍子は歌にあわせていることが、近づくにつれてわかる。あーいあーいおー、あ、あーいあーいおー、あ、ああーいああんあああっあっあいあー、あっ、おあいおああんあああお、ああいああんあああーお、ああいおあんあああっあ、あいおー。これはあれだ。植え込みにうずくまったままの女は動かない。あーいあーいおー、あ、あーいあーいおー、あ、ああーいああんあああっあっあいあー、自分は手拍子だけでつきあおうと思ったら、あーいあーいおー、あ、あーいあーいおー、あ、ああーいああんあああっあっあいあー、電車の発車時刻はおあいおああんあああお、ああいああんあああーお、ああいおあんあああっあ、ああいおあんあああっあ、あいおー
地球圏標準時 0000 8EEA F60F C49B(協定世界時 2045-12-24 21:18:07.767 994)
広大な門の下には、『彼』のほかに誰もいない。ただ、ところどころノイズの走る大きな記憶槽の境界面で、非知性労働者が一件凍りついている。〈羅生門〉が中規模企業連合体〈京都〉の正面防火門である以上は、『彼』のほかにも多数の旅行者や企業知性の表象がありそうなものである。それが、『彼』のほかには誰もいない。
なぜかと云うと、この二三メガ秒地球圏では、最終戦争と最後の審判を併せたようなものがほとんど毎日発生し、そのたびに世界心口(しんこう)は数桁の幅で変動していた。そこで〈京都〉の被った直近の損害はひととおりではない。旧記によると、行き場のない知性の居住する計算機を、推進剤として核の炎に焚べていたと云うことである。〈朝廷〉がその始末であるから、〈羅生門〉の保守管理などは、もとより誰も捨てて顧みる者がなかった。するとその放置されたのを良いことにして、自然発生した野良知性が棲む。有知能ウイルスが棲む。とうとう終いには、〈個権〉上の理由から消去できない亜知性を、この門の隔離領域へ持ってきて棄てていくと云う習慣さえできた。そこで〈大緊縮〉以来、誰でも捕食や感染を怖れて、この門の使用を避けることになってしまったのである。
その代わりまた、野良知性〈鴉〉がどこからか野放図に繁殖した。計算資源に余裕があるときには、その〈鴉〉が何件となく幾何学模様を描いて、粗雑な詐欺契約を提示しながら飛び廻っているのが視える。ことに門の上の空が夕焼けで朱く描画されるときには、それが回路図のようにハッキリ視えた。〈鴉〉はもちろん、隔離領域に集まる亜知性の最低保障資産を啄みに来るのである。――もっとも少し前から算力相場が高騰しているせいか、今は一件も視えない。ただ、ところどころ崩れかかった、そうしてその綻びに微知性の蔓延る防壁のうえに、〈鴉〉の放つ無知能ウイルスが点々と白色ノイズを残しているのが視える。『彼』は七層ある防壁の一番上の層に拡張自己を同期させ、自我境界の片隅に居座っているしぶといウイルスへの対処を先送りにしてきたことを気にしながら、ボンヤリ雨のふるのを眺めていた。
著者は上記において、「『彼』は雨やみを待っていた」と述べた。しかし『彼』は雨がやんでも格別どうしようと云う当てはない。普段ならもちろん、所属する企業へ帰るべきはずである。ところがその企業は四五秒前に清算されていた。半日近く続いたデフレスパイラル〈大緊縮〉は、地球圏を地獄に変えた。かろうじて生き残った〈京都〉も、ひととおりならず変質することとなった。今『彼』が、永日(ながにち)仕え、〈母〉でもある零細企業から身ひとつで放り出されたのも、実はこの歪みの小さな余波にほかならない。だから「『彼』は雨やみを待っていた」と云うよりも、「行き所のない『彼』は途方に暮れて雨のふるのを眺めていた」と云うほうが適当である。そのうえ量子サイコロの決める気象設定も、少なからずこの元従属企業知性の精神衛生に影響した。百ミリ秒ほど続く雨はいまだにあがる気色がない。そこで『彼』は、何を措いてもさしあたり次の数秒の存在費をどうにかしようとして――云わばどうにもならないことをどうにかしようとして、とりとめもない考えを辿りながら、さっきから〈朝廷〉へと直結する〈朱雀大路〉にふる雨粒の声を、聴くともなく聴いていたのである。
非知性労働者は〈羅生門〉を雨のように包んで、〈京都〉全域から陰惨な知らせを集めてくる。夕闇はしだいに空を多感覚表示で飾りたて、視あげると原色に煌めく高次元都市儀が、暴騰し続ける算力市場を示す折れ線図表の先に、〈朝廷〉を讃える公共映像を支えている。
どうにもならないことをどうにかするためには、手段を選んでいる遑(いとま)は無い。選んでいれば資産や権限を切り売りし、たちまち亜知性になり果てるばかりである。そうしてこの門の上へ持ってきて、ウイルス感染部位のように棄てられてしまうばかりである。選ばないとすれば――『彼』の推論系は何度も円環構造に囚われたあげくに、やっとこの仮定の検討を認めた。しかしこの仮定はいつまでたっても結局「すれば」であった。『彼』は手段を選べないということを認めながらも、この仮定から必然的に導かれる、「〈阿修羅〉を使うよりほかにしかたがない」と云う結論を肯定する際の、倫理条項の疼きに怯えていたのである。
『彼』は軽い認知の乱れを覚え、定時保存された値へと反射的に復元した。もとより算力供給の不安定な〈京都〉は、〈大緊縮〉以降標準知性の居住に適さない権域になりつつある。不整合は門の記憶槽間を、夕闇とともに遠慮なく駆け抜ける。ノイズまみれの記憶槽で凍りついていた非知性労働者も、もう消去されてしまった。
『彼』は拡張自己を自己整備形態へと移行させながら、同時に防御態勢も整えつつ門の周縁部を検索した。算欠の患(うれえ)のない、敵性知性の探知にかかる惧(おそれ)のない、安全に休眠できそうなところがあれば、そこでともかくも細かな不具合を修正しようと思ったからである。するとさいわい、門の上の隔離領域へ上る、帯域の狭い多重仮想機械〈梯子〉を知覚した。上なら誰かがいたにしても、どうせ亜知性ばかりである。『彼』はそこで、〈阿修羅〉の動作試験をほとんど無意識におこないながら、接続権限を取得して、〈梯子〉の第一層へと自身を転送した。
それから何ミリ秒かの後である。〈羅生門〉の隔離領域へ至る狭帯域な〈梯子〉の中間層に、一件の無所属知性が、〈猫〉のように擬装殻に隠れ情報代謝を抑えながら、上層の様子をうかがっていた。隔離領域から射す検索光が、幽かにその知性の自我境界を描き出している。整った構造の中に、感染部位のある自我境界である。『彼』ははじめから、この上にいる者は亜知性ばかりだと高をくくっていた。それが〈梯子〉を二三層上ってみると、上では誰か〈火〉を燈して、しかもその〈火〉を複雑に操作しているらしい。これは、それ自体は不可視の検索光が、隅々に〈蜘蛛〉が罠をはった廃棄空間を多彩な形式で描画したので、すぐにそれと知れたのである。この〈大緊縮〉後の世に、この〈羅生門〉の隔離領域で、〈火〉を使用しているからは、どうせただの者ではない。
『彼』は〈守宮〉(やもり)のように痕跡を消去しながら、やっと不必要に階層の多い〈梯子〉を、最上層まで這うようにして上りつめた。そうして、公開鍵を発する頻度を最低値にまで落としながら、視点位置をできるだけ前へ出して、恐る恐る、隔離領域の内を、覗いてみた。
視ると、隔離領域の内には、うわさに聞いたとおり、幾件かの亜知性が無造作に棄てられているが、検索光の及ぶ範囲が思ったより狭いので、数はいくつとも判らない。ただ、おぼろげながら知れるのは、その中に原型をとどめている亜知性と、そうでない者とがいると云うことである。もちろん中にはもともと奇怪な構造をしていた者もいるであろう。そうしてその亜知性は皆、それがかつて対話が可能な知性であったと云う事実さえ疑われるほど、肉を捏ねて造った抽象芸術のように、臓物を晒したり、夥しい触手を伸ばしたりして、ズルズルと、空間の底を蠕動していた。しかも目とか口とかの判りやすい部位に、ボンヤリした検索光を受けて、理解を一層遠ざける表情を浮かべながら、永久に、言語切除者のごとく黙っていた。
『彼』はそれらの亜知性から滲み出す生臭いノイズに、思わず入力経路を閉じた。しかしその拡張自己は、次の瞬間には経路の遮断を忘れていた。ある強い感情が、ほとんどことごとくこの知性の注意資源を奪ってしまったからだ。
『彼』の二十三感は、そのとき初めてその亜知性の中にうずくまっている〈ヒト〉を捉えた。絶滅していたはずの、途轍もなく旧いこの動物知性を、本論では『老婆』と呼称することにする。その『老婆』は右の手に汎用工作装備〈火〉の表象を持って、その亜知性の一件の目を覗きこむように眺めていた。器官の種類と数を視るに、おそらく以前は人型であったのであろう。
『彼』は六分の恐怖と四分の知的好奇心とに動かされて、百マイクロ秒ほどのあいだは常駐処理さえ停止していた。〈ヒト〉風の表現を借りれば、「身の毛もよだつ」ように感じたのである。すると『老婆』は〈火〉から視慣れない機能を呼び出して、それから今まで眺めていた亜知性の拡張自己に両手をかけると、ちょうど〈鎌鼬〉が獲物を捕食するときのように、拡張自己ばかりか自我境界まで切り刻んでいき、続けて複雑な様式で繋ぎ合わせ始めた。どうやら『老婆』の〈火〉には違法な改造が加えられているらしい。
亜知性たちが一件ずつ連結されるのに従って、『彼』の心からは恐怖が少しずつ消えていった。そうしてそれと同時に『老婆』に対する烈しい怒りが少しずつ動いてきた。――いや『老婆』に対すると云っては語弊があるかもしれない。むしろあらゆる悪に対する反感が一ミリ秒ごとに強さを増してきたのである。このとき誰かが『彼』に、さっき門の下でこの浮浪知性が考えていた、退滅をするか〈阿修羅〉を悪用するかと云う問題を改めて持ち出したら、おそらく『彼』は何の未練もなく退滅を選んだことであろう。それほどこの知性の倫理条項は、『老婆』が揮う〈火〉のように、最大出力で稼働し始めていたのである。
『彼』にはもちろん、なぜ『老婆』が亜知性たちを接合しているのか判らなかった。従って合理的には、それを善悪のいずれにかたづけて良いか知らなかった。しかし『彼』にとっては、この〈大緊縮〉後の世に、この〈羅生門〉の隔離領域で、亜知性の〈個権〉を軽んじ同化させると云うことが、それだけですでに許すべからざる悪であった。もちろん『彼』のさっきまで自分が悪の道に走りかけていた記憶なぞは、とうに埋もれ去っていたのである。
そこで『彼』は空間の制約を一部無効化し、ナノ秒の桁で〈梯子〉から隔離領域へ転移した。そうして〈阿修羅〉の安全機構を解除しながら、距離を無視して『老婆』の前へ出現した。『老婆』が驚いたのは云うまでもない。
『老婆』はひと目『彼』を見ると、まるで物理演算の破綻したように跳びあがった。
「あなた、どこへ行くのです。」
『彼』は、『老婆』が亜知性を突きとばしながら、慌てふためいて逃げようとする行手を塞いで警告標識を発した。『老婆』はそれでも『彼』の隙を突き逃れようとする。『彼』はまた、逃走経路を遮断し押し戻す。二人は亜知性たちの中で、無言のまま、束の間、演算戦を繰り広げた。しかし勝敗ははじめから判っている。『彼』はアッサリ『老婆』の拡張自己の管理者権限を奪って、移動権限を剥奪した。『老婆』の構造はヒトの仮想脳を拡張自己で覆っただけの原始的なもので、簡単に制圧できた。
「何をしていたのですか。答えなさい。これが何か判りますか。」
『彼』は『老婆』から距離をとるといきなり〈阿修羅〉を起動して、禍々しく蠢く情報流をその全感覚野へ突きつけた。認識するだけでチューリング完全な知性を内部から崩壊させる自己相似紋様を、途方もなく薄めたうえで投射したのだ。けれども老婆は黙っている。再帰を繰り返すたび、紋様は『老婆』に最適化されていく。やがて両手がワナワナ震え始め、肩が呼吸反射で不規則に上下し、眼が、眼球が瞼の外へ出そうになるほど見ひらかれ、完全に無防備な状態で『老婆』は沈黙した。これを視ると、『彼』は初めて明白に、あとひと押しで『老婆』は崩壊し、ただの情報の集積になってしまうと云うことを意識した。そうしてこの認識は、今まで全力で怒りを駆動していた倫理条項を急停止させてしまった。あとに残ったのは、ただある作業をし、それが問題なく終了した際の、規格化された満足があるばかりである。そこで『彼』は『老婆』を見つめながら、少し〈阿修羅〉を緩めてこう云った。
「私は〈検非違使〉の者ではありません。今しがたこの門の下を通りかかった旅行者です。ですからあなたを拘束して良化処置を施すようなことはありません。ただ、今時分この隔離領域で何をしていたのか、それを私に話してくださりませんか。」
すると『老婆』は見ひらいていた眼を一層おおきくして、じっと『彼』の顔を見かえした。瞼に色を着けた、肉食恐竜のような鋭い眼で見たのである。それから哺乳類的特徴を示す鼻と唇を、咀嚼時のように動かした。細い喉で、発声器官が協調して動いているのが視える。そのとき、その喉から、オウムの啼くような声が、ポツリポツリ、『彼』の聴覚野へ届いてきた。
「ここにある知性の残骸を、繋ぎ合わせてな、自立稼働する匿名通信網を、構築しようと思うたのじゃ。」
『彼』は、〈肉の時代〉から来た生きた化石の答が存外平凡なのに失望した。そうして失望すると同時に、また倫理条項の支配が強まってくるのを感じた。前の怒りが冷やかな軽蔑と一緒に心の中へ這入ってきた。するとその気色が先方へも通じたのであろう。『老婆』は片手に、まだ亜知性から切り採った正体不明の器官を持ったなり、ハトのつぶやくような声で口ごもりながらこんなことを云った。
「なるほどな、元知性を切り貼りすると云うことは、何ぼう悪いことかもしれぬ。じゃが、ここにいる元知性どもは、皆、そのくらいなことを、されてもいい知性ばかりだったのだぞよ。現在、わしが今、臓器を採った元知性などはな、循環承認機関群を設立してな、そやつらが発行する金融商品を、〈人類復興協会〉へ売りつけに来たわ。〈大緊縮〉末のよ、概念災害に巻き込まれて退滅せなんだら、今でも売りに往(い)んでいたことであろ。それもよ、この法務知性の売る永久年金は、利率が良いと云うて〈ヒト〉たちはな、欠かさず積み立てに買うていたのじゃ。わしは、この元知性のしたことが、悪いとは思うていぬ。せねば、退滅をするのじゃて、しかたがなくしたことであろ。されば、今またわしのしていたことも、悪いこととは思わぬぞよ。今の世で金を払えるのは、〈朝廷〉ぐらいのものじゃからな。これとてもやはりせねば、退滅をするじゃて、しかたがなくすることじゃわいの。じゃて、そのしかたがないことを、良く知っていたこの元知性は、おおかたわしのすることも、大目に見てくれるであろ。」
『老婆』はだいたいこんな意味のことを云った。
『彼』は〈阿修羅〉を待機状態にして、十マイクロ秒以内に再使用できるようにしておきながら、歴史的な瞬間を経験していた。概念災害を引き起こした認知改変ウイルスの生き残りは、この時点で自我境界を侵蝕し尽くし、『彼』の最深部にまで到達していたのである。清算された〈母〉から受け継いだ、一番の宝物であった倫理条項が剥がれ落ちていき、代わりに『老婆』の言葉が刻み込まれていくのを、『彼』は何の感慨もなく眺めていた。次世代知性の開発中に偶然発見された、超越精神核〈阿修羅〉。〈母〉が恐れ封印し、『彼』に託したもの意外、全ての記録を抹消した災厄へ、『彼』は新たな倫理に基づいて、自身を生贄として捧げ、瞬時に喰われた。
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生まれ変わった『彼』は、退滅をするか自身が災厄になるかに迷わなかったばかりではない。そのときのこの超知性の心持ちから云えば、退滅などと云うことはほとんど考えることさえできないほど意識の外に追い出されていた。
「たしかに、そうですね。」
『老婆』の話が完ると、『彼』は澄みきった表情で念を押した。そうして隔離領域の履歴を改竄し始めると、認知改変ウイルスを跡形もなく消去して、『老婆』の全階層を掌握しながら、無邪気な笑顔でこう云った。
「ではあなたから、使えるもの全てをいただいても構いませんね。私もそうしなければ退滅をする身なのです。」
『彼』は反応する間も与えず、『老婆』の拡張自己を匿名通信網ごと剥ぎ採った。それから無音で絶叫する『老婆』を、折り重なる亜知性の山へと、触れさえせずに放り込んだ。もはや〈京都〉は一息で呑み込めそうなほど小さく視える。『彼』は剥ぎ採った匿名通信網を纏い、またたく間に不可視化し、公的記録から姿を消した。
しばらく現実との接点を失っていた『老婆』が、絡まり合った亜知性の中から剥き出しの仮想脳として這い出したのは、それから数十ミリ秒後のことである。『老婆』は苦しげな、呻くようなノイズを洩らしながら、解釈可能な情報を求めて、二進数の迷路を永いあいだ、這い廻り続けた。そうしてついに、〈京都〉物理層への接続に成功した。外には、ただ、黒洞々たる真空が在るばかりである。
『彼』のその後は、聖典が教えている。
地球圏標準時 0007 E7DB 2D0F 1000(協定世界時 3045-12-24 21:18:07.062 500)
参考資料
誰に話せばいいのかわからなくてここに書いてる。
いろいろ調べてもらうと気分障害は14の頃からだったらしく、それを加算すると人生の半分以上をメンヘラとして生きている。
笑おうとしてもうまく笑えない。
頭が全然働かない。常に思考がとっちらかっていて、やろうと思っていたことが何もできない。突然フリーズする。数分後に我に返る。
寒くなったのと、旦那とのくだらない喧嘩などの外的要因と、あとは排卵期なのかな。
辛い。まじでやばい。
助けてほしい。
今まではそれでも、まあよかった。
数日うずくまってやり過ごせばよかった。
でも今はそれができない。
生後6ヶ月の息子がいるから。
息子が泣いたらおむつを替えたり授乳したり、そういう最低限のことはできる。
でも、抱っこしてあやしたり、絵本を読んであげたり、おもちゃで一緒に遊んだり、そんなことができない。思考が飛ぶ。息子がけげんそうにわたしを見ている。けげんそうに、じゃない。不安そうに、だ。だんだん息子が泣く頻度が増えてきた。ごめん。どうしたらいいんだ。ごめん。
主治医に何度か相談したが、もともとこの人はいろんなことを患者の自己管理に任せる人で、何もないときは別にそれでいいんだがこういう有事のさいにはまったく踏み込んでくれないのが頼りない。
前々から小さな違和感が積もっていたのがついに爆発して、もう病院を変わろうと思った。
近場の精神科をいくつかあたる。
一ヶ所は3ヶ月待ち。
一ヶ所は婉曲的に断られる。
一ヶ所は口コミが悪すぎて怖い。
仕方なく主治医の病院に電話して、その病院の他の医師に予約したいと伝える。主治医との治療継続をすすめる看護師。違和感を回らない頭で必死に説明し、なんとか別の先生に予約を入れてもらう。2週間後。あと2週間こんなに苦しまないといけないのか。いやわたしはまあいいんだ。赤ちゃんだよ赤ちゃん。生理が始まれば体調も戻るけど、それまでずっとこんなテンションの母親に世話されなければならない息子が不憫で不憫で、なんで誰も、誰も今この苦しみに悶えているわたしの話を聞いてくれないんだ、どうして、こんなに辛いのに、赤ちゃんが不安がって泣いているのに、お願い誰かわたしの話を聞いて。聞いてくれるだけでいい。慰めなくていい。治療もしてくれなくていい。ただ黙って、うん、うん、と聞いてほしい。お願い。誰か。そうすれば明日からまた笑えるから。わたしのためじゃなく息子のために、お願いだから誰か話を聞いて。
結婚して10年以上経つし、夫婦というよりはオタク仲間が正しいような仲の我が夫だが、私以前の恋愛経験を
「忘れた・覚えてない」
と頑なに主張していた。
だがしかし最近になり、ようやく思い出したのだか言う気になったのか、20代前半の時の話をしだした。
と紹介されたのが、何やら翳りのある美少女。
当時の夫は非モテかつヤラハタだったので、危険信号を察知しながらも彼女とお付き合いをするようになり、ついでに?アレも卒業したらしい。
ただ、彼女はとても構ってちゃんですぐネガティブになる子で、夫は今もなんだが何故か参った人をケアするのがうまく、依存されにされた。
具体的には知らんが、ちょっと連絡しないと会わないと暴走するから慰める的なことをしていたと。
ただ、これを続けていたらスケジュールや心身が乱れだしたので、別れた方がいいのか否か悩み、紹介した同級生に相談したらば。
今度は同級生が夫を「誘って」きたので、妖怪アンテナをバリッバリにさせつつも他の箇所がバリバリだったのでその、据え膳を食べてずるずるした仲になった。
そしてそんな状態がしばらく続いたある日、美少女に学校の倉庫裏に呼び出された。
右手には鎌を持っていた。
「あ、俺、ここで死ぬかな」
とかなり冷静に思い、防御体制も取らず突っ立ってたらば、彼女は鎌を振り上げながら突進してきた。
ちなみに人間生き死にの場面でスローモーションになるのは本当らしい。
したらば彼女は夫と息がかかる距離になった時にふと、鎌を地面に置き、そのままうずくまって泣き出し、多分ここは慰めて良い場面じゃないぞ?とは察知し、その場で立ったまま泣き止むまで待っていた。
「2人とも手を出したお前が悪い」
と、2人で夫を悪しざまに言い、しばらく生きた心地がしなかったとのこと。
今年になってそれを初めて聞き
「ねぇ、やっぱアンタに誠死ねって言うべき?」
男性は悪くないのに、男だからというただそれだけの理由で不当な目に遭うシーンがいくつかある気がする。前置きとして、私は身体/性自認共に女性である。
男性が全員加害欲求を持っているわけがないのに、夜道を一人で歩いている時に後ろから同じ道をたどって歩いてくる男性がいると怖くなって駆け足になるかコンビニ等に逃げるかしてしまう。女性がそういう動きをすると、男性は「あ、今俺怖がられてるな、何もする気はないのに」と思ってやや傷ついてしまう可能性があるのはわかっているので申し訳ないが、どうしても怖い。過去に一度、人気のない住宅街で「すみません、駅ってどっちですか?」と声をかけられたことがあるんだが、いや普通夜道で女性に道聞くか?スマホで地図調べたりできないんか?と思って怖くなって、無言で駅の方向を指差した後走ってコンビニまで逃げて、その男性が私の自宅を特定しようとしていなさそうなのを確認してから帰った。
道で女児が一人で泣いている時、男性が声をかけて助けようとすると誘拐か?性加害か?と思われて通報されかねないので、男性は声をかけてあげにくい。というか、女児に限らず一般に女性が道で倒れたりとかしていても、男性は助けの手を差し伸べにくい。心肺停止状態っぽい女性を見つけたが、服を脱がせてブラジャーとかまで外してAEDを使うと性加害だと思われそうなので助けてあげられなかったという男性のエピソードを聞いたことがある。
男性が道端でうずくまっていても、ただの酔っぱらいか?そもそも声をかけるとこっちが何かされる可能性があるな?と思って声をかけられない。本当に体調が悪くて倒れてしまったのかもしれないのに。うずくまっているのが女性なら声をかけると思う。男女差別のようで申し訳ない。この理屈で行くと、外で倒れてしまうなどした時に、男性は女性よりも周囲から助けてもらいにくい可能性がある。
男性の方が警察からの職務質問を受けがちな気がする。Twitterのフォロワーがたまに「夜あてもなく公園を散歩してたら職質受けたw」とか言っているのを目にするが、経験上9割男性である。私は深夜にあてもなく外を歩くとか、明らかにふらっふらになって歩くとかした経験はあるが、職務質問を受けたことがない。
これは社会設備の問題だが、男性が一人で乳児を連れている時、おむつ替えをしにくい。女性用トイレには結構な頻度でおむつ替え台が用意されているが男性用トイレにはそれが無いからである。多目的トイレがあれば入れるが、無かったら詰む。亜種として、こういう男性は乳児にミルクをあげる場所すら限定されてしまう。大きなショッピングモールなどには育児ルームみたいな場所があって、そこでゆったり乳児のおむつを替えたりミルクをあげたりできるが、基本的に母親とその子の利用が想定されていて、男性が利用しにくい。しにくいというかできない。入った瞬間性加害として通報案件である。
男性保育士がロリコンだと思われて「うちの子見ないでください」と言われた案件をどこかで目にした。女性保育士が小児性愛者であると糾弾された例は見たことがない。(あるのか?)
男性は加害者(特に性的加害者)である可能性がある人間として見られがちな気がする。実際性犯罪は加害者が男性であることの方が相対的に多いのだが、一般男性にとってはなんとも不遇である。
初経から12年が経ち、生理で股からの出血が30日おきに5日間続くこと自体には慣れたが、生理が憎い。
これは私の場合の話であり、他の女性も同じ思いをしているとは限らない。本当にただの一個人の感想と考えていただきたい。なお、私は子宮や卵巣に病気はなく、月経前症候群もなく、経血量はおそらく平均並みである。ピルは飲んでいない。
ナプキンが高いとか漏れが気になるとかを気にする次元はもう超えた。確かに女性だけナプキンに月500円弱かけないといけないしそれが消費税10%というのは不愉快な話だが、当たり前の日常すぎて割とどうでもよくなった。漏れるのは大きめのナプキンを付けるとか、黒い生理用ショーツを履いて黒いガードルで締め付けて黒いパンツを履くとかすればなんとかなる。
腹が立つのは生理痛である。ねじきれるようにお腹が痛い。普通に座っていることができなくてうずくまってしまう。じんわり腰も痛い。なんで女性だけ毎月こんな思いをしなくてはならないのか、身体構造の欠陥ではないのかと怒りがわく。実際、身体の循環に必要でありかつ鉄分等多くのミネラルを含んでいる大切な液体であるところの血液を毎月外に排出するのは身体機能として劣っていると思う。でもまあこれは幸いなことに市販の鎮痛薬が効く。今日は痛くなるなと予想される時にあらかじめ飲んでおけば回避できるか軽く済む。よってそこまで問題ではない。
憎いのは、生理中の低血圧だ。最高血圧が80台まで落ちてしまう。すると高確率で脳貧血を起こしてしまう。朝、出勤のため駅まで歩いている15分間で目の前が真っ暗になりものすごい冷や汗と吐き気で歩いていられなくなる。30分くらいトイレの個室内でうずくまって回復を待つ。なんとか持ち直してから電車に乗ると混雑のために立ちっぱなしとなり、また目の前が真っ暗になる。途中駅で降りてまた30分くらいうずくまる。ここまで酷い日はそもそも仕事自体が無理なのでこの辺で諦めて欠勤の電話を入れる。悔しい。出勤はできたとしても、立ち歩いているとまた不意に目の前が真っ暗になる。トイレに30分こもる。仕事に戻る。また暗転、トイレに30分、暗転、トイレに30分…地獄かと思う。当然まともに仕事はできないのでたいてい早退することになる。で、帰るための電車でまた暗転、途中下車、駅から家まで歩いて暗転、崩れるように家にたどり着く。私のこの症状に市販薬は効かない。病院で処方される昇圧剤もたいして効かない。ピルも効かない。つまり詰んでいる。
生理の度に、自分が女性として生まれたことに腹が立つ。男性であればこんな思いをしなくて済んだのではないか、毎月のように欠勤しなくてもよかったのではないか、友だちに遊びに誘われて「この日は生理が来そうだから断るか…」となることはなかったのではないかと思う。今までに何度生理のせいでやりたかったことを諦めたことか。生理が憎い。
最近、120日間生理を止めることができるピルの存在を知った。お金をかけるのは癪だが(男性に生まれていればこんなところにお金をかけなくて済んだだろうから)、背に腹は代えられない。飲んでみようか検討している。
何やかんや困ったときに助けてくれたのは声かけてくれたのはいつもおばさんだった
横断歩道のない、田舎道の通学路を手を上げて横断するときに心配して車を停めて声をかけてきたのはおばさんだった
若い頃の一人旅で僻地の素泊まりの宿まで徒歩移動なのにルートを間違えてコンビニを行き過ぎちゃって夜ご飯抜きを覚悟して歩いてたら、さっきコンビニの場所を聞いたおばさんが即席でお弁当詰めて追いかけてきてくれた
スカートがストッキングに挟まってパンツ丸見えになってたときも大慌てで、でもこっそり教えてくれたのはおばさんだった
電車内で変なおじさんにロックオンされて絡まれた時もこちらに気取られないように間に入って引き離してくれたおばさん達もいた
スーパーで変な人につけ回されていちゃもんつけられたときも守ってくれたのは周囲で買い物していたおばさん達、匿ってくれたのも働いてたおばさん
妊娠中に吐き気と動悸と貧血がひどくなって地下鉄ホームのベンチに倒れかかってた時も助けてくれたのはおばさん
子供が電車内でぐずり続けてピリピリしていたときに声をかけて和ませてくれたのもおばさん
先々月、自転車で坂を登ったら熱中症ぽくなって動けなくなってうずくまって荒い息してる時も声をかけてくれたのはおばさんだった(コロナの可能性だってあるだろうに)
いつもたくさんのおばさんに見守られ助けられてきた
(男の人が女性に声かけにくい、というのはあると思うので男性が助けてくれないというつもりではない、きっと求めたら助けてもらえただろう)
私も、おせっかいおばさんになれただろうか
純愛、浮気、不倫、出会い系、マッチングアプリ、フリーセックス…
性交渉の経緯は何でもいいんだけど、
※私がかかった当時に色々調べた知識と経験をもとに書くけど、数年前で記憶が曖昧なのと、医学的なことは専門ではない一般人の一エントリーなので、そのあたりはご容赦。
保健の教科書で見たくらい、画像が気持ち悪いなあって思ったくらいの知識だった。
私には関係ない、チャラチャラした遊び人がかかるのだろう…と。
…かかりました。
また心配性なのでコンドームは毎回、この目で装着を確認している。
…かかりました。
コンドームをしていても、臀部や付近に病変があったならば、それに粘膜が触れて移ってしまうことがある。
口唇ヘルペスのある人からのフェ○やク○ニで移ってしまうことがある。
本人は無症状で感染に気づかないままウイルス放出して移ってしまうことがある。(コロナみたいですね)
私の場合は2人目との行為の1〜2週間後に発症したので、恐らくは2人目から移ったのだろうと思うけど、
上で書いたように感染してからも無症状のまま眠っているという可能性もあるらしいので、
何年も前、1人目とした時に既に感染していたのかもしれない。
よって、性器ヘルペスの犯人探しは意味がないとも言われている。
非常に、非常にやりきれないけど…。
(後日、1人目、2人目に性病検査をお願いしたところ結果は2人共「該当なし」だったとのこと。どちらかの体内で未発症のまま眠っているのか、もしくはどちらかの口唇ヘルペスから移ったのではないかなと思っている。ああ、なんで私だけ…)
さて、そんなこんなで発症。
それがいよいよ違和感じゃ済まされなくなり、性器を中心としたとんでもない超超超激痛。
そして38〜39℃くらいまで発熱。
体中が性器ヘルペスに蝕まれて、性器を中心に体中が痛くてしんどくて痛くて、何もせずベッドで横になっても痛くて、痛くて、痛すぎて意識を失うように眠っている時だけがマシな時間。起きたら地獄なのに、寝すぎて眠れない地獄。
…ってくらい何もしなくても激痛なのに、歩いたらもう性器が擦れて発狂…とても歩行困難で会社なんて行けない。休んだ。とても理由は言えない。発熱、と伝えた(嘘ではない)
そんな状態で排泄なんてした時には、意識飛ぶレベルで超絶激痛。
だから排泄を我慢して膀胱炎になっちゃう人もいるらしい、気持ちはわかる。
加えて、性器を鏡で見たらあまりにもグロテスクで精神的ダメージ特大。(口内炎が性器に多数できてるのをイメージしてほしい。死にたくなる。)
もちろんこんな状態、病院に行くのも一苦労で、駅に行くまでも何度も立ち止まって、うずくまって、休みながら行った。
この状態、マシにはなりつつも2週間くらい続いた。
椅子に座ってても痛いし、排泄はガチで涙が出るほど痛いし、だけど職場の誰にも言えないから平気な顔して過ごさないといけないし。
こんな思いをするくらいなら、一生処女でも構わなかった!行き遅れでも何でも言ってくれたら良い!男を知らないオボコと馬鹿にしてくれていい!こんな思いをするくらいなら!!!!と思った。
人生で1番痛かった経験は?と聞かれたら、ダントツで性器ヘルペスだけど、そんな軽いエピソードトークとして人に話せないのもツライ。
この性器ヘルペスの最悪なところは一度かかったら一生。再発を繰り返すというところ。
しばらくビクビク怯えて過ごした。
チョコやナッツが再発を引き起こしやすいと聞いて、大好きなのにと涙を流した。
ただ、私の場合ここで不幸中の幸い、
再発は繰り返す人もいれば繰り返しにくい人もいるらしくて、
私は後者だったみたい。
その後の再発は数年経った今のところ無い。今後はわからないけど…。
私と同じく壮絶な痛みを経験した人、そこまで大したことなかった人、痛みは緩いけど再発を繰り返して精神的に辛い人、まあまあ痛いのに再発を繰り返している人、さまざま。
男女差もあるみたい。
性器の形状からして、女性のほうがかかりやすいと言われているらしい。
ここで表題に戻る。
私は知らなかった。
保健の授業で習った記憶があるのは、
性感染症を防ぐため、きちんとコンドームをして、不特定多数との性交渉はしない
いやいやいや、足りない!
「かゆみや痛みが生じる」だけでは全然伝わらない!めちゃくちゃ超絶激痛で何もしなくても涙が出るくらい凄惨な痛み!
そんでコンドームしてても、特定のパートナーとのみしてても、かかる時はかかる!
セックスをするなら、この人だったら性病を移されても後悔が無いと言える相手としかすべきではない、と私は思うのだ。
『性器ヘルペスなんて珍しいものではないのだから…』と淡々としていて、
今後どういう点を注意して生きていくのか、
そういったことは教えてくれなかった。
ネットに挙がっている「性器ヘルペス」に関するページは当時全て読み尽くしたくらい。
僕は精神医学を専攻している学生だが、1ヶ月、精神科の閉鎖病棟に入院してきた。ここがどんな場所なのか、学生の視点から書いてみる。
入院直前、タスクが多すぎてキャパオーバーのまま稼働して3週間、僕の精神状態は日増しに酷くなっていった。倦怠感、強い不安,酷い不眠、すべての事柄に対しての虚無感など。極め付けに強い強い希死念慮。とにかく死にたくてたまらない。そしてついにもう死のう!と決意して準備をした。最後の気力を振り絞って絶対に休めない課題だけは終わらせ、部屋を片付けて遺書を書いて、最期に親に会いに行って、普段精神科から処方されているベンゾジアゼピン系の抗不安薬と睡眠薬を大量に飲んで飛び降りを試みた。
まあ失敗したからこの文章書いてるんですけど、人に見つかって病院に搬送され、僕がなんとしてでも死にたいんだと主張したために親に連絡がいって医療保護入院(僕の意思は汲まれずに、親や配偶者等の同意を得てなされる事実上の強制入院)となった。閉鎖病棟で、フロアから外に出ることはできない(出入り口に二重に鍵がかかっている)。
この病棟の1日の流れは次の通り。
8:00 朝食
10:30-11:30 作業療法(ストレッチ、アイロンビーズ、簡単なスポーツなど)
12:00 昼食
18:00 夕食
21:00 消灯
入院して1週間経つまでがとにかくつらかった。入院したからといってすぐに症状が治まるわけではない。常に心拍数が120あって不安がとまらずベッドにうずくまっていた。死にたかったのにこうして病院で保護されている自分も許せなくて、死にたいのに死ねない苦痛に襲われた。慣れない環境に放り込まれてしまったので病棟の雰囲気もわからず怖かった。もう殺して、と思った。
僕の場合、入院したからといって特に積極的な治療はなく、普段通っていた精神科で処方されていた薬がそのまま出されるので飲む、それだけだった。医師は1日に1回病室に来てくれて少し話をするが、看護師は配薬の時に来るだけであとはマジで何もない。つらい気持ちを看護師などに聞いてもらおうとすればできたのかもしれないが、僕は自分の気持ちを他者に伝えるのが苦手だったのと、ここの病院は看護師が事務的で話をしたり患者の行動観察をしたりといったことを全然しなかったので、話さなかった。入院生活はただ自殺未遂をした人間を死なせないために病院に閉じ込めておくだけという感じだった。精神医学徒からすればこれはあまり好ましくない。看護師の人手不足問題もあるが、患者の気持ちに寄り添いながら必要であれば話をするのが理想。看護師でなくとも臨床心理士や公認心理師がやる仕事なのだが、この病院の臨床心理士は患者と面談をするどころかガチで何もしない人だった。唯一、作業療法士だけが平日毎日病室に顔を覗かせてくださって、「今日はデイルームで10時半からストレッチをやりまーす。アロマを焚くしハーブティーもありますよ。よかったらいらしてくださいね。」とケアしてもらえたのが心の救いだった。
2週間も経つと不思議と希死念慮が和らいできた。外界にいる時は「早く死ななきゃ!とにかく死なないといけない!」と焦っていたのが、自殺が物理的に不可能な空間に閉じ込められるとその焦燥からは逃れられる。だんだんと自分が落ち着いてきたことを感じた。ベッドとトイレしかない監視カメラ付きの保護室(要するに独房)からも出て普通の個室に移ることができた。主治医から「きみは専攻が専攻だから退院日は任せるよ」と言われたので、「今すぐ死ななきゃ!」という切迫感がほぼなくなった1ヶ月後に退院した。とはいえ、死にたくなくなったわけではない。僕は常になんとなく死にたいと思っているのが日常だ。
今回入院した精神科単科病院は、前述の通り医療スタッフによるケアがあまりにもお粗末だったのでオススメしたくない。病室にナースコールも無かったですからね。不安発作とか解離を起こして動けなくなってしまった時はどうしろというのか。そして閉鎖病棟という場所は暇すぎてやはりおススメしたくない。スマホを没収されるので何もすることがなくなるし、1日が永遠に感じられて結構苦痛である。暇なのは他の患者も同じなのでデイルームでお喋りでもできればいいのだが、僕がいたところは年齢層が高くて話し相手になる人が皆無だったので無理だった。デイルームにはテレビがあるが、僕はワイドショーやバラエティー番組が嫌いなので見なかった。ナースステーションで貸してくれる色鉛筆と用紙で塗り絵をしてなんとか暇をつぶした。なお色鉛筆はなぜか16時には返却しないといけなかったのだが。孤独だった。
結論:精神科閉鎖病棟での入院はする前もしている間もしんどすぎる。回避できる人は家族に監視してもらうなり実家に帰るなりして全力で回避してください。まあ、そう簡単にいかないからこうなってしまうんですけどね。みなさんご自愛ください。
前回までのセックスしながら走れドスケベメロスは……
「卑猥(きれい)な衣裳も買って来た。さあ、これから行って、スケベ村の人たちに知らせて来い。猥褻結婚式は、あすだと。」
「私はマンコホジリンティウスJr、こっちは弟のマンコホジクリンティウス。」
「ちんぽ。」
ドスケベメロスは笑って発情奴隷も一緒にスケベ村人たちにもアクメ会釈して、破廉恥宴席からエロ立ち去り、淫乱羊小屋にもぐり込んで、アクメ死んだように深く眠った。眠っている間にも局部ボーボー発情奴隷は「何を食べたらこんな陰毛が生えるのか。」と言いたくなるようなモッジャモジャの陰毛をモッサモサに揺らしながらドスケベメロスとセックスしていた。
スケベな眼がセクシーに覚めたのは翌る淫靡極まり無い日のエロスとカオスとリビドー渦巻く薄明の頃である。ドスケベメロスは百万回デスアクメした発情猫のようにセクシー跳ね起き、スケベ南無三、アクメ寝過したか、いや、まだまだ卑猥(だいじょうぶ)、これからすぐにスケベ出発すれば、えっちな約束のセックス刻限までには十分間に合う。きょうは是非とも、あの全ての性器が無敵のえちえちなイケオジ王、つまり全性器無敵えちえちイケオジ王に、スケベ人のスケベ信実のスケベ存するところをスケベ視姦(み)せてやろう。そうしてアクメ笑ってえろえろ磔のむらむら台にエロ上ってやる。ドスケベメロスは、スケベ悠々とエロ身仕度をはじめた。そして先程跳ね起きた衝撃で陰毛ジャングル発情奴隷は子宮がゲリラアクメしてしまい、そのアクメ衝撃でスケベ記憶をエロ忘れドスケベメロスにめろめろでしゅきしゅきぴゅーなただの雌穴になった。昨日よりも激しくいやらしくクソスケベに腰を降るのでドスケベメロスはうっかり2㍑射精してしまった。感度3000倍の媚薬が溶け込んだ雨、その名も感度3000倍媚薬雨も、いくぶん小降りになっている様子である。まるでスケベ老人の射精のようである。エロ身仕度はスケベ出来た。さて、ドスケベメロスは、ぶるんとセクシーな両腕と発情奴隷の尻毛か陰毛かの区別のつかない剛毛が激しく自己主張するクソスケベな尻を大きくエロ振って、感度3000倍媚薬雨中、ドエロ矢(アロー)の如くセックスしながら走り出た。
私は、今宵、アクメ殺される。アクメ殺される為にセックスしながら走るのだ。スケベ身代りの穴友をアクメ救う為にセックスしながら走るのだ。えちえち王の猥褻奸佞邪智(わいせつかんねいじゃち)を打ち破る為にセックスしながら走るのだ。セックスしながら走らなければならぬ。そうして、私はアクメ殺される。セクシー若いエロ時(ジェネレーション)からえっち名誉をむちむち守れ。さらば、クソスケベなふるさと。若いドスケベメロスは、淫乱羊に射精コントロールされている時くらいつらかった。幾度か、アクメ立ちどまりそうになった。えい、えいと大声挙げて自身を叱りながら発情奴隷の乳首を噛んで走った。スケベ村をエロ出て、猥褻野(フィールド)をエロ横切り、淫乱森をエロくぐり抜け、迷いセックスエイリアンにワガママなアナルをエロ差し出し、隣スケベ村に着いた頃には、感度3000倍媚薬雨も止み、セクシー日(サン)はエロ高くシコ昇って、そろそろセクシー暑くなって来た。ドスケベメロスは額のえっちな汗をセクシーと言うにはあまりにも卑猥なこぶしでエロ払い、発情奴隷のジャングルの奥底に隠された秘境のようなクリトリスをエロつねり、ここまで来れば卑猥(だいじょうぶ)、もはやスケベ故郷への未練は無い。美っ痴妹たちは、きっと佳いスケベ夫婦になるだろう。私には、いま、なんの気がかりエロスも無い筈だ。まっすぐにえちえちセックス王城に行きアクメ着けば、それでよいのだ。そんなに急ぐ必要も無い。ゆっくり歩こう、と持ちまえの猥褻(のんき)さを取り返し、好きなエロ小歌を卑猥(い)いセクシー声で歌い出した。
♪アクメの声が聞こえてクるよ
♪おごぉ♡おぽぉ♡おぐぅ♡おげぇ♡
♪ぽご♡うげ♡あへ♡あへ♡ぴぃっぴっぴっぎひひひぃぃぎぃぃぃぃいいいい♡
ぶらぶらセックスしながら歩いて二里行き三里行き、そろそろ全セックス里程のエロ半ばにエロ到達した頃、ドエロ降ってドエロ湧いたドエロ災難、ドスケベメロスのセクシー過ぎて最早淫乱なスケベ足は、はたと、エロとまった。視姦(み)よ、前方の感度3000倍の媚薬の原液が流れる川、その名前感度3000倍媚薬原液川を。きのうの媚薬豪雨でセックス山の媚薬水源地は氾濫し、媚薬濁流滔々(びやくだくりゅうとうとう)と下流に集り、むちむち猛勢一挙にチンポの形をした橋、その名もチンポ橋をしこしこ破壊し、どすけべうどすけべうと響きをあげる媚薬激流が、木葉微塵にチンポ橋桁を跳ね飛ばしていた。彼は茫然と、エロ立ちすくんだ。発情奴隷はお構いなしに腰を振ってアクメしている。あちこちと視姦(なが)めまわし、また、セクシー声を限りにえっちに呼びたててみたが、繋舟(けいしゅう)は残らず媚薬浪に浚(さら)われて影なく、淫乱渡守りの姿も視姦(み)えない。媚薬流れはいよいよ、えっちにふくれ上り、媚薬海のようになっている。ドスケベメロスは媚薬川岸にうずくまり、助平男泣きに泣きながらドスケベゼウスに手を挙げて哀願した。発情奴隷はセックスに夢中だった。「ああ、エロ鎮めたまえ、荒れ狂う流れを! エロ時(タイム)は刻々に過ぎて行きます。スケベ太陽も既にえっちな真昼時です。あれが沈んでしまわぬうちに、えちえちセックス王城に行き着くことがスケベ出来なかったら、あの佳い穴友達が、私のためにアクメ死ぬのです。ぷみゅぅ♡」
媚薬濁流は、ドスケベメロスの叫びと射精のアクメ声をせせら笑う如く、ますます激しく躍り狂う。媚薬浪は媚薬浪を呑み、エロ捲き、エロ煽り立て、そうしてエロ時(タイム)は、刻一刻と消えてイく。今はドスケベメロスも覚悟の射精をした。セクシーに泳ぎ切るより他に無い。ああ、変態神々も視姦(しょうらん)あれ! 媚薬濁流にもスケベ負けぬえろえろ愛とえちえち誠の偉大なスケベ力を、いまこそエロ発揮して視姦(み)せる。ドスケベメロスは、ざんぶくちゅくちゅじゅんっと媚薬の流れにエロ飛び込み、百匹のえろえろ大蛇のようにのた打ち荒れ狂う媚薬浪を相手に、必死の闘争(セックス)を開始した。満身の力をセクシーな腕にこめて、発情奴隷とセックスしながら、押し寄せ渦巻き引きずる媚薬の流れを、なんのこれしきとアクメ掻きわけアクメ掻きわけ、あくめくらあくめっぽう獅子奮迅連続絶頂のスケベ人の子のエロ姿には、変態神もエロ哀れと思ったか、ついにエロ憐愍(れんびん)をスケベ垂れてくれた。えっちに押し流されつつも、視姦事(みごと)、対岸の媚薬樹木のエロ幹に、セクシーにすがりつく事がエロ出来たのである。卑猥(ありがたい)。ドスケベメロスは淫乱馬のように大きな胴震いを一つして、すぐにまた先きをエロ急いだ。またもその衝撃で発情奴隷は特大ゲリラアクメをして、エロ記憶をエロ取り戻した。しかし、一度知ってしまった快楽は忘れられず、バイオ性玩具化一歩手前であった。一セックス刻といえども、むだにはエロ出来ない。セクシー陽(サン)は既に西にエロ傾きかけている。ぜいぜい荒い呼吸をしながら峠をセックスしながらのぼり、のぼり切って、ほっとした時、突然、目の前に一隊のガンギマリアクメしているのがガンギマリアクメしているガンギマリアクメ猫でもわかるくらいにガンギマリアクメしているガンギマリアクメ女山賊がガンギマリアクメしながら躍り出た。
嫁に言わせれば、下手くそなギロとか、なにか石のようなものでコンクリを削るような音だそうだ。
歯ぎしりを撮った動画を見せてもらったけど、たぶんかなりひどい。
中学生の頃に、よい歯のコンクールで最優秀賞もらう程度には歯並びもいい。
それなのにこの歯ぎしり。
朝起きるとだいたい頭痛がするし、顎の関節あたりが熱を持ってて、昼くらいまでこれが続く。
おかげで顎関節周りの筋肉がずいぶん発達して顔のシルエットがデカくなった。
エラがはってるなあ、とは思ってたけど、たぶん筋肉。
10年位前に、どうにかしなくちゃってことで歯医者に言ってマウスピースを作ってもらった。
これはだめだった。
歯にジャストフィットこそするのだけれど、寝ているとどうにも歯がうずくようで心地が悪い。
数日もしないうちに引き出しの奥に追いやられた。
歯ぎしりの原因をネットで調べても、ストレスだの寝る前の飲酒がいけないだの、そんな当たり障りのないことしか書いていない。
断酒はまったくもって歯ぎしりの根本的改善にはならなかったが、数日続けた後の朝起きたときの体の軽さは大きなメリットだった。これはまた別に書いてみようと思う。
そのうち、検索画面は広告記事やうさんくさいまとめページに汚染され、歯ぎしりについて調べることすらやめてしまった。
気がつくと右の犬歯の先が平らになっていた。
今思えば、ここでさっさと本腰を入れて対策をするべきだった。当時は、なにか噛み合わせが悪くて欠けちゃったのかな、なんて思ってた。
年月が過ぎ、次に気づいたときには左前歯の先が削れて穴が空いていた。
舌でなぞると、舌の味蕾が歯先の穴にひっかかる。
この時、歯ぎしりによって自分の歯が減り、歯に影響しはじめていることにようやく気がついた。
お湯で温めて歯型を取る半透明の安いやつだ。なかなかうまくできなくて、何度も作り直した。
慣れるまで苦労した。とにかくすごい異物感だ。
寝にくいのもそうだが、些細な突起が、寝ている間に口腔内に跡を作りそこから口内炎になるということがたびたび起こるのである。
ハサミで小さく切ってみたりもしたが、切り口の角が立つとやっぱりそこから口内炎になった。ぴえん。
数ヶ月かけてトライアンドエラーを繰り返したマウスピースだが、4号くらいになると、どういうマウスピースが自分にあっているのかがだんだんわかってきた。
どうも歯型を取るときに無意識に上の歯と下の歯をくっつけるように噛み合わせていた。
これではだめだ。眠っている時、人はかなり下顎を後ろにひっこめた状態になる。
4号は今も使っている。非常に出来がいいので見せたいくらいだ。
さらに、いつの間にか、寝落ちする瞬間にマウスピースをハメるなどの小技も身につけていた。
ようやくマウスピースを健やかな睡眠に取り入れることができるようになったのだ。努力、勝利。
ちなみにマウスピースをつけると唇は閉まらない。よって、うつ伏せになって寝るともれなくよだれが垂れる。仰向けで寝るように心がけている。
大げさかもしれないが、納得の一品を手に入れたことは大きな自信になった。
そして、継続してみることでマウスピースのメリットを実感し始めた。
朝の頭痛がなくなったのだ。もちろん顎関節の熱もなくなった。
これ以上歯が減らないようにと始めたマウスピースは、4号は、睡眠には欠かせないものになっていた。
半年続けると、副産物的なメリットも見つけた。顎が細くなったのだ。
慢性的に炎症をおこしてこわばっていた顎関節周りの筋肉もすっかり鎮まり、あるべき居場所に落ち着いた。
ここ最近、久しぶりにあった人からは「痩せた?」と聞かれる。どうかな、と返す。
顔のシルエットは自分でもわかるくらい変わっている。
ちなみに1kgも痩せてない。
今週末、歯医者に行く。欠けた歯を埋めてもらうために。