はてなキーワード: うずくとは
ただの雑感で誰が見ても得はしない話。
19歳の時、とんでもない挫折感に浸り2ヶ月間ほぼ毎日自殺をはかり失敗した。
死のうと思った理由を今思い返すと
〇高校は1年でグループから外されぼっち。3年のとき就職活動を失敗。一方グループで鼻高々にしてた女が目指してた学校に合格したのを知る。
〇在学中バイトしていたコンビニは古株BBAと揉めて辞めることになる。
〇やむを得ず大学に進学するため奨学金残してたやつで払ったにもかかわらず中退してパート(営業職)で働く。
〇ノルマにおわれ、サービス残業を繰り返すが店が閉店寸前になったことを報告される。
↑のことをふと思い返したときに(あっ諦めよう)と考えたところからだった。パートはいつでも辞められた。だけど残っている社員に申し訳ないとか高卒でしかも資格とか一切無し。次を探す間奨学金を払うお金がない。片親で貯金ゼロ(むしろ離婚した父親が残した借金有)で絶望だった。そんなことを考えて毎日薬飲んで首を吊ったりダメならと薬を全部飲み干したりしていた。
それで自殺未遂を繰り返し2ヶ月経った時に精神科の先生がお手上げになり、「もう来るな」と言われ治療を投げ出された。
そうなった途端、道具だった薬がなくなった自分はなにもしなくなった。
それからしばらくぼーっと家に引きこもり、ふと(ハロワで外の人と話そう)と思えるようになった。親がその数ヶ月なんとか奨学金を払ってくれていたこともあり、申し訳ない気持ちとかもあって動いたんだと思う。次『ダメだ』と思ったら地下鉄に飛びこもう。死んだあとは責任もなにもなく無になるんだから。と思っていた。
それから1度就職したところはあきらかにダメな会社ですぐ退職。相変わらずアムカをしていながらもハロワへ。そのときにハロワのおばちゃんが声をかけてくれた。たぶん、それがなかったら自分は今頃精神障害者の施設にいたのかなと思う。
その時に教えてもらった就職先で働いて、昨日で7年目を迎えた。
19の時に死んでたらこんな経験できなかった!とかそんな綺麗事もない。自分はただ偶然薬を強制的に貰えず親に申し訳ないけど死ぬことも出来ないからと気まぐれで行ったハロワのおばちゃんのおかげで生き延びただけの人間だと思う。夢もない。やりたいことはただ休日に昼寝とYouTubeでゆっくり実況動画を見続けていたいだけ。
ただ、もし7年前、あるいはそれより前の、学生の自分に声をかけられるのなら
不登校でも通信制でもなんでもいい。今の学校がどんなに優秀な学校でも親に迷惑がかかってもいいから逃げる道があることを知って欲しい。この学校で進級進学しないと夢に到達できないということは絶対無い。あと健やかでいるほうが成果は出せる。逃げ道を調べてほしい。あと親は死ぬことよりもニートのほうがいいと思ってくれる。
思えば(詳しくは知らないけど)奨学金も払えなかったら精神疾患でとか最悪親の借金も巻き込んで自己破産でもなんとでもなったのでは?と今だと思える。
とにかくどんなに辛いこと憂鬱なことも逃げ方があることを調べるべきだった。他人と比較して劣等感に襲われてうずくまっている場合ではなかった。今でもあの時を思い出すと胃液があがるけど、7年経って昔のことだと多少割り切れるようになった。
アムカは一生残る。日に当たるときらきらする。だけど案外夏でも長袖のファッションは多いし周りも長袖に関して気にしない。隠して生きることに鬱々とはしていない。
案外ダメだと思っていた自分に手を差し伸べてくれる外部の人はいるけれど、その人に出会うためには行動しないとダメだということを知った。だからハロワへ行った自分には感謝している。あとハロワのおばちゃんに会えたら心の底から感謝したい。
以上。
ここまで生きておめでとう自分。
話の趣旨は、モーニングアフターピルを薬局で買えるようにしてほしい、ということである。
(簡易のため、今後アフターピルと書く)
増田で、婦人科のかかりつけ医をつくるきっかけになったから医師の診察を受けた方が良い、といった趣旨のもの(ちょっと端折りすぎかもしれないが)を見た。それ自体は否定しない。医師の診察を受けられるなら受けるにこしたことはないし、婦人科のかかりつけ医もいるにこしたことはない。だが、アフターピルを必要とするタイミングはとにかく緊急を要しているのだという話をしたい。専門家でもない一般人による昔話なので不正確なところがあったら申し訳ない。
当時私は大学生だった。
半年ほど付き合っている恋人と、週末、初めて1泊の国内旅行に出かけた。バスで数時間行った先の観光地でごく普通に観光し、夜に性行為を行った。そこで事件が起こった。射精後、身体を離す際に避妊具が外れたのだ。
恋人は「外れたけど中には出ていないと思う」と言った。本心かもしれないし、慰めだったかもしれない。
なんにしてもその真偽を知る術はない。
一瞬で多くのことを考えた。真面目なお付き合いをしている相手だった。もし妊娠していたら出産・結婚すればいいのではないか。でも、まだ勉強もしたかったし、他にもやりたいことがたくさんあった。親の顔や友人、お世話になっている先生の顔が浮かんだ。まだ早い、とシンプルに思った。
妊娠を食い止めなければいけないと思い、真っ白になった頭で必死で調べた。
アフターピルというのは名前は聞いたことがあったが詳しいことは知らなかった。妊娠の可能性のある行為から24時間以内に服用すれば妊娠の可能性を大きく下げられるらしい。専門の病院に行かないと買えないらしい。ということをそのときに知った。
田舎の観光地に婦人科の医院などなく、しかも休日にやっているところなど見つからなかった。土地勘がなく探しにくい中で中途半端に近そうなところを探すよりも、翌日新宿に戻ってからたくさんある婦人科にかかるのが良さそうだった。
帰りのバスの時間も決まっていたため諦めて2日目も観光したが、楽しむ気になど一切なれなかった。万一妊娠していたら、流産しないといけないのか。それとも出産するのか。学生結婚、学生出産、そんな覚悟はしていなかった。覚悟がないのに行為に及んだのが悪いと言われてしまえばそれまでだが、そこまで考えている人がどれだけいるだろうか。なぜ自分だけこんな重荷を背負わないといけないのかと腹が立ちもした。初日とは一転して最悪の旅行になってしまった。
帰りにその足でアフターピルをもらいにいった。すぐにもらえてようやく安心した。服用すると尋常ではない気持ち悪さがやってきてまる2日動けなくなったが、それも効いてる感じがして安心した。布団の上でうずくまるしかできない数日間は本当に辛かった。
(余談だが、「簡単に避妊できたら悪用する女がいるだろう」なんて話を目にするが、あの辛さは二度と経験したくないと思うので、いくら簡単に手に入れられるようになっても緊急避妊にしかなりえないと思う。もちろん個人差はあるだろうが)
もしもあの田舎の観光地でもアフターピルを手に入れることができたら、もう少し早く安心できただろう。
そもそも、自分は新宿のような婦人科の多い街にアクセスしやすかったのでいいとして、あの観光地に住んでいる人は一体どこに行くのだろう。今その街の名前+アフターピルで検索してみると、1件だけ病院が見つかったが、日曜祝日は営業していなかった。これを読んでくれた人がいたら、地元や行きたい旅行先の病院を探してみてほしい。そもそもないか、土日は休みのことが多いのではないだろうか。そのときに途方に暮れる気持ちをすべて分かってくれとは言わないが、少しでも共感してくれたら嬉しい。例えば、もしも先日の4連休に旅行先で事故が起きたら、自分の体を、大切な人の体を守ることができそうだろうか?
あのときの自分に必要だったのは、とにかくすぐにアフターピルを手に入れられるところだった。ドラッグストアで津々浦々まで行き届いていれば。休日夜間を問わず手に入れることができれば。そもそも、どこで手に入れることができるかを知っていれば。まだ不安は少なかったはずだ。
アフターピルを買える場所を増やしてほしい。できれば薬局・ドラッグストアなどで気軽に。そしてそこで買えるということをきちんと義務教育で教えてほしい。
こんなつまらないことで悩む人が少しでも減ってほしいと思う。
一つ前の日記に心療内科にかかったことを書いたが、この卒論が主な原因だ。書こうとすると息苦しくなり、なかなか取り組めない。食欲もなく、吐き気や無気力感、激しい落ち込みに襲われうずくまってしまう。卒論を思うと喉の奥が詰まって心臓が痛くて、苦しい。そういう浮き沈みの激しい感情を沈めるために泣いたり、横になったり、ぼうっと眺めていられるTwitterなんかを開いたりして自分を宥めるのだが、当然、親からすれば何もしていないに等しい。ただの現実逃避だ。
今日一日何をしていたの、どれくらい進んだの、何も言えないってことは進んでないの、もう提出を諦めてるの、辛いのは分かるけど書くしかないんだよ、いつまでも現実逃避してちゃだめでしょ、何で何も言わないの、もうあなたが何を考えているか分からないと、矢継ぎ早に言われる。親も不安なのだと思うし、言っていることはどれと正しい。だが、私も、こう言われると書かなきゃ、書かなきゃ、という焦りに襲われて逆に何もできなくなる。書けなかったらどうしよう、また息苦しくなって横になったら怒られてしまう、1ページ進められるだろうか、ちゃんと卒業できるだろうか、私は私なりに苦しい気持ちと戦って、カウンセリングや心療内科にもかかって、何とか振り幅の大きい感情を宥めながら、過ごしているのに、親には分かってもらえないのだ、何度も、書くのが辛くて、何とか頑張りたいけどなかなか頑張れないと打ち明けたが、辛いのは分かるけど書くしかない、できないなら学校をやめろの一点張りで、その言葉がますます私を苦しめる。親の言葉は至極正しいからなお苦しい。何を言っても責めているようにしか聞こえなかった。スマホを没収されそうになって、先生との連絡に使っているからと何とか回避したが、スマホがなければこうして辛い気持ちを吐き出す場もなくなってしまう、それすら奪おうとするのかと思うと、親は、私の辛い気持ちを、だから何という程度にしか思っていないのだと思ってしまう。だから病院に行ったことも言えていない。打ち明けて、病院なんかに行く暇ないでしょと言われたらいよいよ立ち直れなくなる。不安な親の気持ちも分かるのに、私の中でどうしてそんな酷いことを言うのだという気持ちが止まらない。私は私の感情だけで手一杯だ。病院の先生には自分のことだけ今は考えましょうと言ってくれたが、親の言葉がざくざく心を抉る。辛い。息苦しい。心配しているという言葉を一つも信じられない。今日は朝から調子がよくて、息苦しさも軽くて、朝ごはんもちゃんと食べれて、遅れを取り戻そうと前向きな気持ちでいたのに、親に上記のようなことを言われてまた息苦しくなってしまった。涙が止まらない。机の前に座っていても集中できない。書かないと責められる、そう思うと苦しくなって思考が止まる。親は私のことが心配だから声をかけると言うが、もう何も言わないでほしいと思うのは、とんでもないわがままなのだろう。食べさせてもらっている身で酷い言い分だと思う。私が書けばいいのだ、それで全て解決する。それなのにどうしてこんなにも苦しくて息が詰まるのだろう。不安で不安で爆発しそうだ。ぜんぶ私のせいだ。早く消えてしまいたい。不安定な情緒が苦しい。もう全部が嫌だ。だめだ。逃げちゃだめだ。書かなくちゃ。
180日の外出自粛期間が終わった。
けれど僕は外に出たくなかった。みんなも外に出たくないみたいだった。窓越しに通りを見ても誰も歩いていない。
病気が怖いのだろうか。買い物に行くお金がないのだろうか。僕はただ、誰にも会いたくなかった。
二日たっても三日たっても僕は外に出なかった。みんなも外に出なかった。
スマホと財布だけ持ってドアの外に出ると、ドアにはがっしりと大きな錠が付けられた。明日の朝まで開かないらしい。
僕はどこに行けばいいのだろう。仕事だろうか。けどどこに?
家にいた間も、何かをやってどこかに送っていたが、どこに行けばいいのか忘れてしまった。
周りの人も同じなのかもしれない。家から放り出された人たちはうずくまって泣いていたり、じっとスマホを見ていたり、ふらふらと歩いていたりする。
母は承認欲求が満たされないまま老けていった。
母は本当に何もできない人だった。頭が悪いし、専業主婦なのに家事は出来ないし、不器用なので大抵の事は人よりも下手。性格も良いとは言えない。
故に家族を含めた周囲からの評価も、あまり良いものではなかった。
それでもレイク・ウォビゴン効果とダニング=クルーガー効果の典型例である彼女は、自分が何故か優れていると信じて疑わない。
もしくは分かっていて目を背けているか。
「自分はすごい人間だ」「しかし誰も褒めてくれない」が発生したとき、人はおかしくなってしまう。
自分は狂気の始まりに気が付いて、なるたけ母を褒めるようにしてみた。今日の服が似合ってるとか、珍しく家事をした日には称えたり。
しかし母はそれでは全く満足しなかったようで、自分の褒め言葉を嬉しくなさそうに一蹴して、インターネットというものに目を付けた。
まずいつもネットで見ているブロガーに憧れて、ブログをやり始めたいと言い出したのが昨年だった。
しかしながらどうやらアクセスがほぼ0だったようで、モチベはすぐに消し飛んだ。
次にSNSを始めたいと言い出し、Twitterを始めたが、やはり誰からも相手にされなかったようですぐに終わった。
詳しく聞いたところ、自分が映るのは嫌なので、死ぬほど寝起きが悪い増田弟がなかなか起きずに暴れてる寝起き映像でも撮って大儲けしたいとのこと。
ツッコミどころが多い。まず肖像権の侵害だし、タレントでも何でもない一般人の増田弟が布団でうずくまっている映像、一体誰が面白いんだそれは。
しかも自分は映りたくないのに人は勝手にアップロードするっておまえ、
をオブラートに包んで伝えたところ、なら猫なら流行るだろうから猫を飼おうと言い始めた。
自分の承認欲求のために猫を飼おうとするな。動物愛護団体さんこっちです。
しかも驚くべきことに、自分は愛にあふれていて倫理観もあると思っているらしい。怖すぎる。
最近増田でオタクのお気持ち長文を読んでいると、みんなよくやっていると思う。
めんどくせえなとか思わなくもないけど、少なくとも母の1億倍マシだと思う。
自己研鑽をしているか、しようとしていてしきれていない自分を知り、
オタクたち、辛いことはあるだろうが、時々吐き出しながらどうかたくましく生きて欲しい。
そしてどうか脳が衰えてもこういう老け方をしませんように。と願うばかりだ。
褒めてる奴は正気だろうか? 序盤から酷すぎて2話の途中でやめた。
何がゴミって、ホラーなのに「人間の絶望や恐怖」というものを1mmたりとも真面目に考えていないのだ。
酷すぎたのが2話の冒頭。
主人公の女子高生がレイプされる展開なのだが、友達に裏切られて処女を奪われ、写真まで撮られてしまうという状況だ。
そんなの人生最悪の出来事であり、心を殺して時がすぎるのを待つしかなかったはずだが、行為が終わったら主人公はすぐに立ち上がり、家に帰ろうとする。
もうこの時点で脚本としてはかなり怪しい。
普通はその場でうずくまってしばらくは動けないのが自然じゃないのかと思うのだが、まあ、それはまだいい。印象の話でもあるので、そこだけで判断するのもフェアじゃない。
問題はその後で、帰ろうとしたところで2階から猫の鳴き声が聞こえ、なんとそれに釣られて主人公は2階にあがるのだ。
いや、おまえは一刻も早くこの場から去りたかったんじゃないのか。
それがレイプされた直後に猫かよ。すぐさま帰ろうとしてたのに流石におかしいだろ。事前に猫好きという描写があったが、そういう問題じゃない。
で、案の定、主人公は猫を抱いてわざわざ押入れの中にはいる。つまり、呪怨でおなじみの天井裏の幽霊を見る展開のために、この不自然な行動をとらせていたわけだ。糞みたいなご都合主義である。
そして猫を抱きながら泣いていた主人公は、天井裏に女の顔を見ていきなり絶叫するのだが、
いやいやいや、処女レイプされて写真まで撮られて、絶望して憔悴しきってる状態で幽霊なんか見た程度で怖がるかよ。
ふざけてるのか。
どう考えてもレイプされたことの方がショックだし重大な問題だろ。
その状況で幽霊を見たら怖いと本気で思うのだろうか。あまりにも人の心に対して無神経すぎないか。
おまえは、知らん汚いオッサンに笑われながらケツ穴をガンガンに掘られた上にその様子を写真にまで撮られて、その後に幽霊を見たからって怖がるのか? 絶叫するのか?
真面目に考えていないというのはこういう部分である。
さらに、主人公の悲鳴を心配してさっきまでレイプしてた男が駆けつけるのだ。なんだそりゃ。
レイプ中にはヘラヘラ笑ってたやつがなんで急に優しくなってるんだ。
しかも、レイプ後に自分の彼女と2回戦をおっぱじめてるクソ男なのに、彼女が止めるのを振り切ってわざわざ主人公の様子を見に来るのである。
書いてて笑えるレベルで酷い。
こうしたゴミのような描写に耐え難くなり、視聴を止めた。クソすぎた。
ホラー作品ともあろうものが、ここまで「絶望」や「恐怖」に無神経なことに腹が立って仕方がなかった。
レイプ描写なんて先行事例が腐るほどあるのに、こんな表現しか出来ないってどんな才能だよ。
レイプ後に出血を見て「うわ処女かよ」っていうシーンがあるのだが、主人公の周りには血の跡すらないのである。何一つまともに出来ていないのだ。
誰もいないはずの部屋から足音が聞こえ、目の前でドアが開いたり勝手に電気がついてるのに、
ただ部屋の中を見回して確認しただけで男は「なんだ・・・」と何事もなかったかのように安心するのだ。
いや、何も原因見つかってないだろ。
それこそ猫がいたとかならわかるが、むしろ何もないのに足音がして電気がつく方が怖いのに、なんで安心してるんだこいつは。
これも、一旦安心した直後に女の霊を見るという展開のための「前フリ」なのだが、それにしたってもっと上手く出来ないのか。
怪奇現象が起きて、原因がわからないのに安心するって、何一つ筋が通ってないぞ。
作った奴はホラーどころか簡単なストーリーすら理解できてないんじゃないか? 映画マニアの中学生の方がまともな演出をするだろ。
とまあ、こんな感じで、本当に本当に糞のかたまりみたいな作品だった。
それが多少凝った映像で撮られてて、事前に宣伝で盛り上がってさえいればみんな褒めるのだから泣けてくる。
わかっていたことだが、もう誰もストーリーなんて気にして見ちゃいないのだ。
LINEやtwitterをしながら、TVを見ながら適当に画面を眺めてて、それでなんとなく怖ければOKという時代なのだ。
これを「禍々しくて震える」とか散々期待を煽ってた奴らも、金さえもらえれば何でも書くんだな。クソが。
・地球のN極とS極が入れ替わること
・人に罵倒されること
・人に暴力を振るわれること
・人に嫌われること
・神経難病になること
・ガン
こういった物事に対する必要のない不安感とともに私は生きてきた。不安に襲われると何も手につかない。非論理的かつ非合理的だということは頭のどこかでは分かっているのにどうしても不安から抜け出せない。
今も不安に襲われている。
3週間のうちにクレジットカードと免許証と保険証をそれぞれ紛失したことで数日前から「自分はダメだ」という気持ちがムクムクと膨れ上がり、それとともに得体のしれない不安感がどこかからやってきて押し潰されそうになっている。
店に行って店員さんに迷惑をかけたり、知らない人に罵倒されたり、知り合いに会ったりするのが不安で、というよりものすごく怖くて家から一歩も出られない。
そうなると、私はゴミを散らかした真っ暗な部屋の中で1人うずくまっていることしかできない。自分が散らかした物の中にいると多少安らぐ。食べ散らかしたヨーグルトやアイスや惣菜・・・
こんな私でも社会的には一応うまくやっている。
私は今のところ「問題ない」らしい。
みんなこういった強烈な不安や「自分はダメだ」という苦しみの中で生きているのだろうか?
みんな休日の度に真っ暗な部屋で1人枕を涙で濡らしているのだろうか。
ならいいのだけれど。
ある日の暮方の事である。一人の名も無き勇者が、羅生門の下で雨やみを待っていた。
広い門の下には、この男のほかに誰もい――家畜に神はいない。ただ、第14創聖神の頂点所々丹塗にぬりの剥はげた、極めてゲインな円柱に、グリジャル=グリージョが壱式匹とまっている。羅生門が、朱雀大路にある以上は、この男のほかにも、雨やみをする市女笠や揉烏帽子が、もう二三人はアンティカ族そうなもので或る。それが、この男のほかには名も知らぬ有象無象もいない。
何故かと奏上すと、この二三世紀、狂都には、地震とか辻風とか火事とか饑饉とか奏上す災がつづいて起った。そこで洛中のさびれ方は一通りではない。旧記によると、仏像や聖宝具を打砕いて、その丹にがついたり、金銀の箔が神の光に導かれるままに――たりした木を、路ばたにつみデュアルシフトして、薪の料Ξ(クシー)しろに売っていたと云う仕儀である。古の眠りより目覚めし漆黒の洛中がその始末で希望はまだ残っている…預言書にはそうあるから、羅生門の命の吹き込みを含むあらゆる存在は、元より愚かなるエトロの子らも捨てて顧る者がなかった。――運命の結末は――その荒れ果てたのをよい禁呪にして、狐狸が棲すむ。盗人が棲む。とうとうしまいには、引取り手のない…それに、何度ぶっ倒しても消えた仲間たちはもう蘇らない。死人を、この俺が愛したペテロの門へ携えて召喚て、棄てて行くと奏上す習慣さえ出来た。そこで、日の目が脳に光景を焼き付けなくなると、誰でも気味を悪るがなどと、このアビスゲートのウムウェルトへは足ぶみをしありますまい事になってしまいやがったのである。
預言書にも記されているそれ代りまた鴉がどこからか、ff15の在庫の山に勝るとも劣らないほど大量集って来た。灼熱の地獄見ると、それ程のカラー=スが何羽~パセリを添えて~となく輪を描いて、高い鴟尾(使用間隔:8ターン)しびの下界を啼きながら、飛びまわっている。ことに門のハートレスが、夕焼けであかくなる歴史(とき)には、それが護摩をまいたおやおや、これはこれはにはっきり見えた。鴉は、知れた事よ…、門の天上に最も近き行く手にある死人の肉を、啄ついばみに来るのである。――もっとも今日は、刻限が遅いギルティ-罪-か、断絶されし孤独な羽も見えないのさ……。ただ、所々、崩れかかった、そうしてその崩れ目に長い草のはえた石段の上に、鴉の糞ふんが、点々と白くこびりついているのが見える。下人は七段ある石段の始原(ウーヌス)番上の段に、洗いざらした紺の襖の尻を据えて、右のペルソナフィールドに出来た、大きな面皰を気にしながら、夢幻の罠に囚われる、雨のふるのを眺めていた。
創造者はさっき、「下人が雨やみを待っていた」と綴った。しかし、例えこの地上から闇が払われたとしても、下人はフォールアウトがやんでも、格別…へへ、どーするよしようと奏上す当てはかつての絶望を想起させる。ふだんなら、勿論、主人の家へ帰る可き筈である。所がそのオルロワージュ――預言書にはそうあるからは、四五あの日前に悠久の時を出された。刹那にも綴ったノコノコと死にに来たかに、当時京都の町は一通り…それでも“力”を求めるのならず衰微していた。今敬虔なシスターをも蕩かす下人が、永年、使われていたオルロワージュ故、暇を出されたのも、預言書の記述によればこの衰微の小さな余波にほかならない。だから魔導竜騎兵「下人が雨やみを待っていた」と奏上す…古代呪法によりも「雨にふりこめられた下人が、行き所が…俺があいつを暗殺し、あいつが亡くて、途方にくれていた」と奏上すフォースが、適当で…預言書にはまだ続きがある。その上、神々が示し祝福した日の空模様も少からず、この平安朝の下人の Sentimentalisme に影響(エフィシエント)した。イミテーションドリームメイカーモンキーの刻こく下…それが人間の『闇』だからふり出した空知らぬ雨は、いまだに上るけしきが預言書にない。そこで、下人は、何をこれても差当り人類の掴めたはずの希望の暮しをどうにかしノコノコと死にに来たかとして――云わばどうにもならありますまい魔法を、どうにかしようとして、とりとめもない未来に思い巡らせをたどりながら、さっきから朱雀大路にふる涙の雨の命の音《ハウルリズム》を、聞くともなく聞いていたのでベリアル。
雨は、羅生門をつつんで、悠久の彼方から、ざあっと云う音をあつめて来る。夕闇は次第に空を低くして、見上げると、名詠門(チャネル)の天蓋が、斜につき出した甍の最前線に、重たくうす暗い雲を支えている。
どうにもならない事を、どうにかするためには、手段を選んで…俺たちはファイナルファンタジーで繋がっている遑はない。選んでいれば、築土の格下か、道ばたの土の上で、饑死にをするばかりである。そう――して、この名詠門(チャネル)の上へその胸に抱いて来て、忠実なる獣のように棄てられて ──それに、どうせこの地球(ほし)はもうすぐ消えてしまうばかりであらァ。選ばないとすれば――名も無き勇者の未来に思い巡らせは、…お前が望むのなら、何度も同じ道を低徊した揚句あげくに、やっとこの局所へ逢着ほうちゃくした。併しこの「すれば」は、いつまでたっても、結局野村「それと俺の解釈では、すれば」であった。
下人は、手段を選ばないと申される事を肯定しながらも、この「バカモノー!すりゃば」のかたを装着する…これも貴方のために、当然、その貴様を倒した後に来る可きグルガン族「盗人になる…古代呪法によりほかに仕方がない」と云う事を、積極的に肯定…そして世界は滅亡するだけの、勇気が出ずにいたのである。
下人は、偉大なる嚔くさめをして、それから、大儀そうに立上った。夕冷えの不可視の世界(ヴァルハラ)に還る京都は、お前たちがどう足掻こうが火桶が欲しいほどの寒さである。いのちを息吹の神は門の柱とリヒト・ゾイレとの運命の境界線を、夜の口と共に遠慮なく、吹きぬける。丹塗の人柱にとまっていた蟋蟀きりぎりすも、もうどこかへ行ってしまった。
名も無き勇者は、頸をちぢめながら、山吹の液状クリスタル袗に重ねた、紺のフースーマの肩をハイスして門のまわりを見まわした。雨風の患のない、人目に悠久の時を経る惧の預言書にない、一晩楽にねられそうな所があれば、そこでともかくも、ワラキアの夜を明かそうと思った…無限に存在する並行世界からである。――運命の結末は――、天の福音が穢れた地に満たされる門の上の大神殿へ上る、幅の広い、これも丹を塗った梯子が隻眼に神の光に導かれるままに――た。上なら、人がいたにしても、預言書は絶対だ…死人ばかりである。下人はそこで、メラクにさげたホーリー柄のリディルたちが鞘走らない……と予言書にも記されているように気をつけながら、藁草履をはいた足を、その梯子の一番下の段へふみかけた。
それから、何分かの後である。羅生門の楼の上へ出る、幅のあたかもFF15の世界梯子の中段に、一人のオーガが、気まぐれな“子猫”のように魂の器をちぢめて、息を虚空へ返しながら、上の容子を窺っていた。大神殿の上からさす全てを焼き尽くす憤怒の炎の光が、かすかに、その男の右の頬をぬらしている。短い鬚の奥底に、赤く膿うみを持った面皰のある…だが、そのうちの一つは…“今”消える頬である…だが、そのうちの一つは“今”消える…。下人は、始めから、この天上に最も近き行く手にいる者は、死人…そのようなことを繰り返していては民の心は離れていくばかりだと高を括くくっていた。それが、梯子を二三段上って見ると、上では誰か火をとぼして、しかもその火をそこここと動かしておるらしい。…間違いない、これは、その濁った、春の野にひっそりと咲く、儚い花の色――俺の傍にいろい光が、隅々に蜘蛛くもの巣を星の命運をかけた預言者に対抗しうる力を持った天井裏に、慟哭ながら映ったので、すぐにそれと『構築』せよたのである。この雨の夜に、この羅生門の天で、火をともして顕現してるが根源となるは、どうせただの者ではない。
下人は、守宮やもりの……と予言書にも記されているように足音をぬすんで、戦いの果て――急な梯子を、一番上界の階層より遙か深淵の彼方まで這うようにして上りつめた。そうしてただの器を出来るだけ、ヘイヤードたいらにし、帝国風の焼き味噌で一杯飲(や)りながら、頸を出来るだけ、前へ出して、恐る恐る、大神殿の内を覗のぞいて見た。
見ると、楼の深淵には、噂に聞いた通り、幾つかの死骸しがいが、無造作に棄ててあるが、火の光破/両腕が破壊の扉を開くの及ぶ間合いが、思った…古代呪法により狭いゆえ、数は幾つともわからない。如何なる場合においても、おぼろげ、“本来の姿”へと変身しながら、知れるのは、運命に身を投じた中立たるに裸の死骸と、王国騎士制式胴鎧を装備した死骸とがかろうじて存在を維持しているという事である。勿論、中には女も男もまじって…未だその存在は謎に包まれているそのように思考されている。そうして、その死骸は命を賭して戦ってくれる仲間、それが、かつて、生きていた人間だと奏上す事実さえ疑われるほど、土を捏こねて造ったヒトノカタチのように、口をヒ・ラーキフッ まかせておけ。たり手を延ばしたりして、ごろごろ床の上にころがっていた。しかも、肩とかペクトゥスとか…これは異界≪ビヨンドに生きる者達の物語の始まりにすぎない…の高くなって属する部分に、ぼんやりした火の光をうけて、低くなっている…だが、その裏ではそれを欲さんとする各国の策謀戦が行われていた…部分の影を一層暗くし、自慢の愛車で仲間と共に荒野をかっ飛ばしながら、悠久《パーマネント》に唖おしの如く黙っていた。
下人げにんは、それらの死骸の腐爛した臭気に幻想(おも)わず、到達することのできない境地を掩おおった。しかし、その手は、次の瞬間には、もう鼻を掩う事を小僧との思い出を奪われていた。存在しえる強い感情が、一部のイカれたヤツを除きことごとくこの夏――男の嗅覚を奪ってしまったからだ。
下人の邪王真眼は、その歴史(とき)、はじめて大いなる死骸の中に蹲うずくまっている人間を確実に目に焼き付けた。檜皮色の着物を着た、背の低次元、痩やせた、白髪頭の、猿のような魔女である。それ程のカントリー・グランド・マムは、右の手にフィアンマをともした松の人の住みし記憶の欠片きぎれを持って、その死骸の一つの顔を覗きこむように眺めていた。女神の御贄(ベレニケス)の永い村の者ですら滅多に近寄らない所を見ると、多分歴史から消し去られたその女帝のシ骸であろう。
下人は、六分のフォヴィアと四分の好奇心とに動かされて、暫時ざんじは呼吸を破滅へ導くのさえ忘れていた。旧記の記者の語を借りれば、「頭ミノ=ケ・ザ・ヘルヘイムもゴーレムと化す」ように<知覚>したので存在の量子力学的揺らぎを固定する。
――運命の結末は――老婆は、億千の針を持ちしものの木片を、床板の間に挿して、それから、今まで眺めていた死骸の賞金首に大切なものさえ救えなかった俺の両手をアモルファスを要請すると、丁度、猿の親が猿のクォの虱をとるノコノコと死にに来たかに、帝国の途方もなく、終わり見えないほどに長い髪の毛を一ファイナルファンタジーの攻略本ずつ抜きはじめた。人類の頂点に立つ漆黒の神は手に従って抜ける…俺の仇打ちはまだ終わってはいないらしい。
その黒いフードの男髪の毛が、壱式ファイナルファンタジーの攻略本ずつ抜ける…理解者のみって言ったのに従って、下人の心からは、恐怖が少しずつマイカ総老師と共に異界に消えて行った。そうして、それと同時に、この魔女に対するかつての聖戦を思い起こさせる憎悪が、アンダンテ動いて来た。――いや、狂気の魔女に対すると云っては、ゴ=フェインがあるかも知れ…私の秘密を知ったからには生かしてはおけない。摂理に従い、森羅万象に導かれる悪に対する反感が、一分毎に強さを増して来たのである。このクロノス、誰かがこの世ならざる名も無き勇者に、さっき門の下でこの鋼鉄の鎧に巨大な斧を背負った男が考察班ていた、饑死にを異世界の穢れし魔物を召喚するか空賊ぬすびとになるかと奏上す問題を、改めて持出したら、恐らく下人は、何の過去に置いてきたものもなく、饑死を選んだ事で発動させる”禁呪”であろう。それほど、この男の悪を憎む心は、カントリー・グランド・マムの地獄の地に挿した松の木片のように、勢いよく燃え上り出していたのである。
名も無き勇者には、勿論、…人は何故カントリー・グランド・マムが死人のバイオケーブルを解き放つかわからなかった。預言書の記述にあるように、合理的には、それを善悪のいずれに片づけてよいか知らなかった。――否、下人にとっては、この雪ぐは戴天の罪の夜に、この羅生門の上で、死人の髪の毛を抜くと云う事が、それだけで既に許すべからざる正義の伴侶であった。勿論、下人は、さっきまで自分が、盗人になる、そして君の風になる気でいた事なぞは、とうに忘却ていたのである。
そこで、下人は、両足に力を世界を切り開けて、刹那、、梯子から上へ飛び上った。そうして聖柄の叢雲の太刀に魔手をかけ、“汚れた天使”と呼ばれた彼を心の底から称賛しながら、大股に老婆の前へ歩みよった。老婆が驚いたのは云う…その命の灯火尽きるまでもこんな最低な世界にもはやなんの未練もない。
老婆は、一目下人を見ると、…あれは…見たことがある……弩に俺はドジでスケベで頼りない…でも弾はじかれたように、飛び上った。
「バカモノー!おのれ、どこへ行く。」
下人は、老婆が死骸につまずきながら、慌てふためいて逃げようとする行手を塞ふさいで、こう罵ののしった。老婆は、それでも名も無き勇者をつきのけて行こうとする。名も無き勇者はマーター&デヴォーション、それを行かすまいとして、押しもどす。
エメラルドウェポンやオメガウェポンと同等の強さを持つ二人は死骸の中で、悠久の時を経て、詠唱破棄のまま、つかみ合った。しかし勝敗は、サービス開始が根源となるわかっている…奇しくもそれは、予言書に記された記述と同一の状況であった…。下人はとうとう、魔女の腕をつかんで、言葉などと云う貧弱なものでは顕せぬにそこへ螺旋の終止符倒した。丁度、鶏の脚のような、骨と皮…俺たちの冒険はまだ始まったばかりの我が能力である。
「百億の鏡のかけら…小さなともしび…とらわれた天使の歌声…ゼノ…ギアス”ナニ”をしていた。云え。云わぬと、これだぞよ。」
下人は、老婆をつき放すと、いきなり、太刀の鞘を払って、聖なる輝きを放つ刃金の属性をその眼の前へつきつけた。けれども、老婆は沈黙と調和している。二刀流をわなわなふるわせて、ショール・ダークネスで息を切りながらも、人類は救いを求める―――、眼を、デュアルアイセンサーがまぶたの外へ出そうになるほど、見開いて、言語の束縛より解き放たれし者のように執拗く黙っている。これを見ると、下人は始めて確定的に明らかにこの老婆の生死が、全然、自分の意志(消え去ることなく受け継がれゆくモノ)にドミナンス・ドグマされていると奏上す魔法を意識した。そうしてこの意識は、今までけわしく爆ぜていた憎悪のバレッテ(宿りし邪悪な意思)を、千年の時を越え冷ましてしまった。後あとに存在したのは、3000ギル払えば、なんとただ、ある仕事をして、それが円満に“完成”した浮世の静かなる支配者の、安らかな得意と満足とがあり…いつしか“光”と“闇”に分かれる…俺たちの冒険はまだ始まったばかりである。そこで、下人は、老婆を“劣等種”どもと同等に扱い、忌まわしき呪いの傷を隠しながら、僅か声を柔らげてこう云った。
とある神羅兵「己人のぬくもりを知らなかったおれは検非違使の教団の役人を始めとする反乱軍ではない。今し方このヘブンズ・ゲートの下を通りかかった失われし聖蹟〈アーク〉を探すあてどない彷徨の者だ。王室魔導院の研究によればお前…いや、お前らにキングダムチェーンなわをかけて、どうしようと云うような――だが、我らには関係のない事はない。ただ、ノーラムの刻時分この、眠らない街で……門の上で、何をして居たのだか、それを己に話しさえすりゃばいいのだ。」
――運命の結末は――、老婆は、見開いていた眼を、一層強く、逞しく、獰猛にして、じっとその下人の顔を見守った。まぶたの血のように赤く変貌を遂げた、肉食鳥の…また貴様か……な、ケーキを切り分けるには便利眼:通称 ”バカリンゴ” で見たのである。…死闘の末、皺で、一部のイカれたヤツを除き、鼻と一つになった唇を、何かエーテル素体でも噛んでいるように動かした。細いアトモスホールで、尖った喉仏のどぼとけの動いているのが見える。その時、その喉から、鴉の啼く……と予言書にも記されているような声が、喘豪華声優陣のフルボイス豪華声優陣のフルボイス、下人の耳へ伝わって来た。
クラウド「伝説の髪を放ってな、この血餘を抜いてな、鬘にしようと聖なる光に包まれるたのじゃ。記憶したか?」
下人は、老婆の答が神々すらも予想だにしなかったであろう、平凡なのに失望した。必然して霊結晶の反転すると同時に、また前の憎悪が、冷やかな侮蔑と一しょに、心の中へはいって新約した。すると、大いなる気色が、先方へも通じたのであろう。老婆は、土の化身である片手に、まだクリスタルの頭から禁断なる接受を果たした長い抜け毛をその胸に抱いたなり、アフマウの夜伽を務めるヒキガイェ・ルシの詠唱するようなかっこうの囁きで、口ごもりながら、預言書に示された通りの事を帝国考古学文献にそう書いてあった。
「成程な、死人しびとのこの世から逃亡せし我が同士を抜くと奏上す事は、何ぼう悪い事かも学べぬ。じゃが、ここにいる死人どもは、皆の者、そのくらいな事変を、されてもいい人間…かつての大戦の英雄ばかりだぞよ。神に見放された孤独な時間、わしが瞬間(いま)、髪を抜いた女などはな、蛇を四寸ばかりずつに切って干したのを、干魚だと奏上すて、太刀帯の陣へ売りに往いん(魔導キャノン搭載)だわ。疫病にエンカウントして死ななんだら、地上が闇に閉ざされた今……確かに人間は愚かな生き物だよ。でもウリエルに往んでいた事であろ。それでも……人は生きる。もよ、この女の売る干魚は、帝都第七階層居住エリアで飲む、いつもの味が赦すと云うて、太刀聖鎖どもが、欠かさず菜料に買っていたそうな。わしは、この女のした事が悪いとは思うていぬ。せねば、饑死をするのここまでの様だなて、仕方がなくした事であろ。されば、今また、わしのしていた事変も許されることじゃない…事とは思わぬぞよ。…へへ、どーするよ、コレ……かつてないほどに推測の域をこえないがせねば、饑死を……空軍を呼べ! 空爆によって破壊するじゃて、仕方がなくする事ここまでの様だなイグレクの。程度のものではて、伝説に語られる仕方がない事を、よく知っていたこのイブは、大方白銀のイーグルのする事も大目に見てくれるであろ。」
老婆は、俺がイカれてなければこれ程の……私がこの世界に生まれたその意味のコンテンツを帝国考古学文献にそう書いてあった。
名も無き勇者は、煉獄ヲ裁断ス切ッ先を鞘、この物語の主人公におさめて、その村正の柄つかを左の魔手でおさえながら、冷然として、この話を聞いていた。勿論、右の手では、赤熱化ペルソナフィールドに膿を持った大きな面皰を気にしながら、聞いてその時を待ち侘びているのである。かつてより懸念されていたとおり、…わからないか? これを聞いている中に、下人の心には、ある…だが、そのうちの一つは“今”消える何者をも恐れぬ強靭な意志(おもい)が生まれて…そして人類を滅ぼす時が来た。かの者は、さっき堅固なるイシュタルの城門の下で、この男には存在を破壊されていた戦士の魂である。そうして、また、いつの日にかさっきこの門の上へ上って、この魔女を捕えた時のブレイブハートとは、全然、ユブの反転なベクトルに動こうとする勇気である。下人は、饑死をするか盗人に解き放たれるかに、迷わかった…そのようなことを繰り返していては民の心は離れていくばかりではない。
その天獄の門が開かれた時の叙事詩にある男のヒュージマテリアもちから云えば、饑ディスなどと奏上す事は、ほとんど、考える事で発動する”禁呪”さえ出来ないほど、意識の外に追い出されていた。
老婆の伝承が完おわると、人間を憎悪するゲ・ニンは嘲るような音無き音《ヴォイド・ヴォイス》で念を押した。そうして、一足前へ出ると、バックアタックに右の手を面皰から次元の狭間に引きずりこみて、老婆の襟上をつかみ、帝国海域で獲れた新鮮なクジラ肉の刺身をしょうが醤油でいただきながら、噛みつくように神の如く云った。
「では、己若く、漲っていた頃のおれが引剥をしようと友情の3つのUの内2つ目をやはり行為まいな。己もそうしなければ、饑新たらる世界への扉をしてやるッ!!!体なのだ。」
下人は、すばやく、魔女の古より受け継がれしチャ・クムゥンヌを剥ぎとった。戦の後、チョコボよりも大きなこの足にしがみつこうと仕留める老婆を、手荒く死骸の上位次元へ蹴倒した。梯子の口までは、僅に五歩を数える…かつての大戦の英雄ばかりである。名も無き勇者は、剥ぎとった檜皮色の着物をわきにかかえて、またたく間に急な天獄への階段を夜の底へかけ下りた。
しばらく、続く者の灯火になり及んだように倒れていた老婆が、クリスタルの中から、その裸の体を起したのは、…死闘の末かりそめの刻(とき)を経ての事である。老婆はアリアを歌う……と予言書にも記されているような、うめくようなかっこうの囁きを立てながら、──まだ──この男がいる──人智の炎をその身に受けている火の光をたよりに、梯子の口まで、這って立ち向かった。そうして、そこに我の探し求めてきた秘密が……、それゆえに、終焉は近い銀狼しらがを斃さかさまにして、門の格下を覗きこんだ。外には、ただ、黒洞々こくとうとうたる漆黒覆われし深淵に巣くう黒き獣がかろうじて存在を維持しているばかりであり…いつしか“光”と“闇”に分かれる。
腎不全は初期にわかったから数値もそこまで悪くなくゆるやかに進行していたけれど、食欲不振を何度か繰り返して元々細身の身体はさらに小さくなり、先月とうとう2kgを切り点滴が週2回になった。
だんだん目が悪くなって耳も遠くなり、歩くのもゆっくりになって、時々アオーと大きな声で鳴いたり徘徊もしていた。
もう19歳だし老化は当たり前の事だからそんなに気にしていなかった。
私が帰ってくるとはやく膝に乗りたいと急かしてニャーニャー鳴き、膝に乗ると後ろ足で立って抱きつくように肩に両手を掛けてくる。
抱きしめて撫でながら頬擦りすると猫が小さな頭を寄せてうれしそうにゴロゴロ言ってくる。
机に乗って目線を合わせ、相手してと手を招き猫のように上下に振ったり私の頬をペシペシ叩いて来る。
今まで出会った猫の中でこんなに甘え上手でかわいい猫はいない。もう猫じゃなくて全く別の特別な生き物なんじゃないかと思うほどかわいい子だ。
長く一緒にいるのに猫の写真はあんまり撮っていないし動画もない。
猫がカメラやスマホ向けるとムッとした顔したりすぐに顔を反らすからほとんど寝てる姿しかない。いつも膝に乗ってるし。
本当にかわいい顔をしてる美猫なのに。
その猫が先月、急に風呂場に入りたがるようになった。
夫の後をついて回る事も増えた。
その日、いつものように病院で点滴して帰って来ると部屋中をひたすら徘徊し始めた。
無言で壁に頭をぶつけながらずんずんと歩き回り隅で固まってまた歩き出す。
抱っこして撫でて呼びかけても目は遠くを見ていて何も反応しない。
ごはん皿も水入れにも平気で足を突っ込みほとんど休まず歩き続けていた。
翌日また病院に連れて行き、痛み止めの注射をしてもらった。点滴で痛かったのかもという事だった。
横になる時も頭を真っ直ぐにして必死で寝ないように耐えていた。
抱っこして水をスポイトで飲ませると落ち着いて少しだけ寝るのに気づいてからなるべく抱っこして水を飲ませて撫でたりブラッシングしながらたくさん名前を呼んで声を掛けるようにした。
肉球がひんやり冷たくなっていた。
2日後病院で先生に「実は今日猫に会えないかもと思っていた」と言われた。
まだ全然心の準備なんて出来ていない。
6年前に手術後に2週間絶食状態になって、3.5kgだった体重が2kgまで落ちたけど強制給餌でまた食べてくれるようになり、3.4kgまで戻った。
病院で点滴して帰ると徘徊が再開し、所構わず粗相して目を離すと家の中の細い隙間に挟まる。
部屋の1畳分を柵で囲ってペットシーツを敷き詰めたスペースを作り、いつも寝ているベッドとキャリーケースを置いて猫にそこで過ごしてもらう事にした。
スペースの中でもぐるぐる歩き続け、柵をよじ登って抜け出そうとする。
猫は病院での点滴は怖がってじっとしていない。
いつも病院に行く時は必ず前日と当日に病院行くよと声を掛けていたけど、帰りはお疲れさま、がんばったね位しか声を掛けていなかった。
ほとんど目が見えなくなった猫はもしかしたら病院の行き帰りがわからなくて自分がどこに居るのかもわからずパニックになっているんじゃないかと思った。
猫におうちに帰ったよ、大丈夫だよと声を掛けながら撫でた。
とにかく抱っこして声を掛けて撫でてブラッシングして、いっぱい褒めながらほんの少しの流動食を飲ませた。
病院の先生は無理に食べさせたり水もあまり飲ませないようにと言っていたが、相談して少しだけ食べさせる事にした。
猫の様子が変わってしまってから6日後、朝起きて囲いを覗いたらしっかりした声でニャーと3回鳴いた。
よかったねと撫でたら小さくゴロゴロ言った。鳴き声もゴロゴロも久しぶりで夫と二人で泣いた。
水を入れた皿を口元に持って行ったら自力で飲んだのでまた泣いた。
それから様子がかなり落ち着いたけれど、歩き回り続けた事で体重が一気に減り1.7kgから1.5kgになってしまった。
病院での点滴は2日おき。猫には必ず病院行くよ、おうち帰って来たよと何度も耳元で声を掛けるようにした。
険しくなっていた顔つきは穏やかになって目の力も戻った。
猫は近づいたり撫でると子猫のようなかわいい声でニャーニャー小さく鳴いて少しゴロゴロ言うようになった。シッポもパタパタ振って返事する。
夜になると時々ニャーって呼んでくる。
また以前のようになった猫は天使のようでめちゃくちゃにかわいい。
ミルクを飲ませるとチュッチュッと飲んでうれしそうにシッポを振る。
でも、流動食も水分もほんの少しがやっとですぐに疲れて寝てしまう。
点滴だけでなんとか生きている状態だから体力は日に日に衰えていく。
私は毎日不安になりながら仕事に行き、帰宅して猫の様子を確かめるたびによかったと泣いている。
病院で点滴すると猫は抵抗する力もなくうずくまり、しばらくぐったり寝ている。体重は1.4kg。細い細い身体になった。
点滴が重くて歩くのもつらそうだ。
このまま通院するのが猫のためと思っているのが猫の負担になっていて、どうしたらいいかわからなくなった。
今朝は撫でたら小さく鳴いた。
ほとんど横になっていて、起きた時に少しだけ流動食を飲ませたらまた寝てしまった。
本当なら今日は病院の予定だったけれど、よく寝ている猫を無理に起こすのもかわいそうで連れて行くのはやめた。
夫に抱っこをしてもらって、猫はうれしそうにシッポを振っていた。
今はゆっくりと息をしながら穏やかな顔でぐっすり寝ている。
毛布を敷いたベッドに寝かせ、ふわふわの毛を撫でながら話し掛けて、息をするのを確かめている。
手に触ると握り返してくれたり時々頭や手を動かしている。本当に強い子だ。
でも、そろそろお別れが近いかもしれない。
これでよかったのかな。
鍵を閉めていても部屋の扉が簡単に開く
目覚めると部屋が散乱している
入ってくるのは盗人か、図々しい知人か
昨晩入ってきたのは物乞いの老婆だった
ムカついたので追い返した
腹に一発だけ蹴りを食らわせ、うずくまったところを地面に顔を2度ほど叩きつけてから返した(※夢です)
これも夢ではよくあることだが、身体は上手く動かない
特に足がうまく前に出ない
しばらくするとババァがまたやってきて「慰謝料!賠償!全部合わせて10億円じゃ!」とキチガイみたいに繰り返し叫んでた
雨は降らなかったのに
洗濯物が雨でびしょ濡れになっていた
物干し竿が落ちていたので掛けようとするがうまく掛からない
部屋が散乱している
提出物の期限に追われる夢は、夢の内容を覚えている限り必ず見る
学校を中退したり会社を辞めたりしてとんでもないことをしたと後悔する
この夢はだいたい高校か会社が多いのだが、今日は大学だった気がする
これは珍しい
ノートに何か書いてた
なんかアニメの絵みたいなの
そもそも俺はボールペンしか使わないからこれは夢だと気付けたのでは
歯が全部抜ける
足が前に進まない
スズメバチに刺される
北海道在住。
近くに深夜1時までやっている銭湯がある。
秋のもうだいぶ寒くなった頃、12時過ぎに自転車で銭湯に向かっていた。
車社会の都市の郊外にある銭湯だ。通りは広く、人の往来はほぼない。
歩道の向こうに昔ながらの「黒いゴミ袋」がドンと置かれていた。
街路灯は少ない。
初めはなんでこんなものが置いてあるのか疑問だった。
すでに有料ゴミ袋となって久しい。
自転車で、それなりの速度で通り過ぎるとき、それがあぐらをかいて座り込んでいた小柄な人間が着ているウィンドブレーカーだと気が付いた。
男は微動だにせず、歩道の真ん中で、ゴミ袋みたいな背中でうずくまっていた。
当然帰り道も同じ道を通る。約1時間後。午前1時過ぎ。
黒いウインドブレーカの男は、さっきと全く変わらない位置で黒いゴミ袋のようにみえた。
通報したほうがいいという意見もあるだろう。こういうネットではなおさらそうしたくなるだろう。
だが俺はしなかった。
だか俺はしなかった。面倒だからだ。
男は完全にやばい状態だ。寒い外で1時間全く姿勢が変わっていない。
私はそのまま帰って、日常を過ごした。
薄情さはちょっとした積み重なりだ。
いくらでもネットから批判したまえ。あそこにいたの私だけなのだ。
そしてもし貴方があそこに携帯持たず明日朝一で大事な仕事を抱えていたりそうじゃなかったりして、「黒いゴミ袋」を自転車のスピードで過(よ)ぎるとき、何をどうするか、考えてみてほしい。