2021-01-24

コロナに助けられた

去年の緊急宣言が出たころ、積もり積もっていたもの限界にきてメンタルクリニックにかかるようになった。

体がだるくて動けず、出社するにも泣きながら玄関うずくまるようになった。

幸い、全社で在宅勤務が推奨され、家で仕事ができるようになった。

パソコンの隣に布団があり、いつでも休憩を取れるようになった。

ありがたいことに上司が鬱に理解があり、仕事量を減らしながら様子を見ることが出来るようになった。

コロナのおかげでこの状況にならなければ、在宅勤務が許されなければ、おそらく休職することになっていただろう。

そして、一年が経ってようやく調子が上向いてきた今、一度休職してからの復帰が難しかっただろうことがわかる。

どこで復帰したら大丈夫なのかの判断が出来ないのだ。

休み休みなら仕事ができる。

しかし、一年たった今でも毎日通勤するのは無理だろう。

そして、コロナのおかげでパートナーも在宅勤務になり、二人で食事をしながら会話をすることが増えた。

相手浮気をしていることが理由の一つだったので、仕事と云いながら浮気をしているんじゃないかと疑って、苦しむ時間物理的に減った。

実際に、コロナ以前には残業だなんだと嘘をついて、有給まで取って、浮気相手と会っていたことを知っている。

物理的に相手に会っていないということは、心理的な負荷が明らかに減った。

たとえメールで愛してるだのなんだのやっていようとも。

この一年間は、過去の嫌なことを思い出してはぐるぐるしたり、死ぬことをずっと考えていたり、めちゃくちゃだった。

でも調子が少し良くなってきて、彼も仕事が忙しくなって他のことにかまっていられなくなると、二人の関係は少し改善したように思う。

今は、過去を引きずる時間が少なくなって、普通に話すことができるようになってきた。

お互い忙しいなかで、買い物をしてきてもらったり、元気な時に私が料理や片付けをすることができて、

ありがとう、助かったの言葉が増えた。

今の状態は、お互いが助け合って暮らしているようで、少し居心地が良い。

自分が誰かの役にも立っているし、感謝もしてもらえる。

いつまでもこのままの状態が続くかはわからないけれど、コロナ自粛と在宅勤務がなかったら、

私たち関係もっと破綻し、私の鬱はもっとひどいことになったんじゃないだろうか。

コロナで大変な思いをしている人がたくさんいるのに、コロナのおかげなんて思うのはなんだろうが、

私は運が良かった。生き延びることが出来た。

やっと仕事ができるようになったので増田に書いた。

  • 違約金をつけて返金して、さらに訴訟の賠償金を全額払うまで、続くよ。 あるいみ社長の生命保険の額を超える負債があると社員もヤバイ。逃げられるうちに逃げたほうが社長の温情...

  • うちの祖母コロナの院内感染で死んだんだけどそれでもありがたい?

    • ごめんね、コロナで苦しんでいる人達がいるのはもちろんわかってる。「私にとっては」というだけ。

  • 鬱が寛解してきたようでよかった。ゆっくりやってこうな。

    • ありがとう。やっと無理しない鬱との付き合い方がわかってきた気がする。

  • うちは元々彼女がメンタル病んでて攻撃性が強くて俺は帰宅恐怖症だったんだけど コロナで在宅勤務になって一緒に過ごす時間が増えた結果もう無理だわってなった

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