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2024-08-10

日本社会絶望的に科学研究に向いていない

注目の科学論文数、日本は過去最低の13位 1位中国、2位米国

増田某国立大学の工学部で教鞭をとる40代准教授である。その視点からの話であることはご承知おきたい。

こういう記事ブクマには政策が悪いとか選択と集中が悪いとか色々つくが、社会構造的に「向いていない」という話を書きたくてここに書く。

お金が無い

 みんな気になるだろうから、これを先に書く。

 最近になってにわか科学研究大事ということになって色々な研究予算が付くようになった。工学部だと企業との共同研究お話なんかももらえるので、えり好みしなければ研究費を取りやす環境にある。

 だが、大学にはお金が無い

 どういうことかというと、この手のお金は期限がついていたり使途が決まっていたり、いろいろと紐がついている。そして、必要なところには回せないことが大半なのだ

 例えば人件費民間企業ではありえないことだが、国立大が人ひとりを無期雇用で雇うためには、退職までの予算を確保することが必須なのだ。国から運営費交付金寄付金のような、必ず退職まで支払われることが確実な予算裏付けないと無期雇用の人を雇えない。民間企業なら、人を雇うときに予め退職までの給料を積み立てておくというようなことはせず、営業を頑張って給料を払うだけの売り上げを確保するものだと思うが、国立大ではそういうわけにはいかない。色々な企業との共同研究を締結し、外部資金を獲得して、その人の給料を確保する、仮にできなかったら身銭を切ると教授宣言しても、そういう期限付きの契約では無期雇用の人を雇えないのだ。

 秘書事務職員ならまだしも実験機材を維持管理する技術職員とか、研究員とかもこの縛りを受けるので、必要な人を必要なだけ確保することができない。運営費交付金人件費だけでなく建物設備の営繕にも使われるのだから、やれ70年代80年代に建てられた校舎の改築だとか、光熱水費だとか、とにかく運営費交付金の増額が望めず物価が上昇し続ける昨今、大学にはお金が無いのだ。

 ちなみに、外部資金をたくさん取ってきたからと言って自由に使えるわけでもない。大概の研究費は他の外部資金と混ぜて使ってはいけない縛りがあるので、例えば研究費A で岡山学会へ行き、次の日から研究費Bで広島の共同研究先で実験をする、みたいな場合でも、いったん大阪の自宅へ帰って一晩滞在することで研究費を分けないといけない。実験機材も合わせて購入するということはできない。100万円の研究費をふたつつかって150万円の機材を買うことはできないのだ。これが研究費は増えてもお金が無い、という事情の内幕である

学生がいない

 昔からアルバイトに熱心な学生サークル活動に精を出しすぎな学生は確かにいた。最近就職活動時間をかけすぎな学生が多い。夏休みはおろか授業期間中インターンにかかりきりだし、ウェブテストの後で何度も面接をさせられ、いきおい、学生疲弊している。日中の貴重な時間研究室ではなく就活に費やし、奨学金や親から仕送りでは足りない学生アルバイトまでしているのだから卒論修論の質は落ちる。企業ガクチカとか聞く前に、理系学生研究室で研究させてあげてほしい。学部生の卒論半年から1年しか期間が無いのに最後の数か月を除いて就活とまるかぶりだし、2年間しかない修士課程の1年は就職活動で消えている現状で、大学から研究成果が出ないと言われても、どうしようもない。

 研究というのは、専門書を読み、先行研究を調べ、仮説を立て、手を動かして仮説を検証し、その結果を文書にまとめるサイクルである。これがきちんとできる学生であれば、どんな仕事に就いても立派に働ける。たぶん。

 というか、企業採用も、もっと必要資格能力を具体的に書いてほしい。今どきの学生は真面目なので、特定資格を持っていると就職に有利だとわかればそれを取るようになる。大学だって国の資格などであれば学科免除などを取りに行って「就職に有利」みたいな売り文句学生を集めやすい。どんな企業だって欲しい資格能力採用時点で分かっているはずなのだから、それくらい明かしてくれてもよかろう。

博士課程に魅力がない

博士課程の大学院生、というのは研究を進めるうえで大変貴重な戦力である。なにしろある程度は自力研究を進めてくれるし、そのレベル論文として世に問えるものである

ところが、であるちょっと考えてほしいのが博士課程の魅力だ。日本博士課程は、基本的には学費を納入して「学ばせてもらう」スタイルである。その分研究テーマ自由度は高いし専門性を高めやすい。一方で、ある程度経済的に恵まれていないと、3年間の生活をどう工面するかという問題が常に付きまとってしまう。最近は、学振特別研究員のような昔からある登竜門的に限らず、各大学の工夫や国の政策博士課程進学者経済的に援助する仕組みが整い始めている。とはいえ、それらに通らなければ学費生活費を調達せねばならないし、採否の通知は年度末か入学後なので、まったく安心できない。どれほど優秀であろうと研究に向いていようと、金がない学生就活するしかないのだ。

 さらに、就活に際しても博士課程は買ってもらえない。就活サイトを見ればわかるが、技術採用でも研究採用でも、博士号持ちの人の初任給は明示されない。修士課程初任給しか書かれていない。これを見た学生は、修士号持ちと博士号持ちの初任給は同額だと理解する。聞くところによると、博士号持ちの初任給修士号入社三年目くらいかそれ以上らしいのだが、書かれていない情報などあてにできないので、就活する側からみると前述の理解となる。これでは、博士号を取っても何も良いことはなさそうである

 欧米ではではの出羽守だが、海の向こうでは、博士課程というのはプロジェクトから人件費支給される研究である仕事の扱いだから労基法にも守られる。しかも、博士号を取れば仕事の口も増えるし給料も上がる。

 ドイツなんかに行くと、博士号持ちは英語さえ話せれば仕事に就けるが、修士号まではドイツ語を話せないと仕事がない。Dr. と表札に書けるオマケはさておくにしても、それくらい社会的な扱いに差があるのだ。もちろん、給与の出どころである研究プロジェクトが終わると別のプロジェクトで雇われるまで博士課程を続けられないとか、プロジェクトの元締めである指導教員と相性が悪いと人生大惨事になるとか、いろいろなデメリットもあるが「博士課程の研究員」という仕事に就いている扱いなので、無理だと思うとみんな中途採用企業転職したりする。それくらい、普通仕事の扱いであれば進学者も増えるだろうし、博士号を取っておけば食うに困らないくらいの扱いになってくれれば、みんな喜んで進学してくれるんじゃないかと思うがいかがだろうか。

大学教職員は忙しすぎる

 大学安定的予算が十分ないために人を雇えないという話を最初に書いたが、そのツケをどう払っているかというと、パーマネントの教職員が頑張って回している。いや、有期雇用教職員やらせることもあるけど。来年度には任期切れで退職するような教員入試問題を作らせたりされてよいものか?高校への出前講座とかアウトリーチ活動必要だと言われたとき来年退職する先生を送り込んで誰が進学してくれるのか?定年退職した技術職員の後任は予算不足で雇えませんでした、となったときに機材の修繕を誰がやるのか?それでなくても、学生就職研究指導の面倒は必須である

 というわけで、大学先生講義以外にもやることがだくさんあるのだ。とても研究をしている場合ではない。雑務と呼ぶ人もいるが、講義研究以外にも誰かがやらねばいけない仕事なのだから「雑」はないだろう。とはいえ、昔は若手の教員がやっていたような事柄も、若手ほど任期付きになってしまったのでシニア教員がやらねばならなかったり、幸運にも無期雇用を勝ち取った若手に集中してきたりするので、DXで仕事効率が2倍になっても仕事は3倍に増えるのだ。偉い先生方は偉い先生方で、改革と称して新しい企画を立てないと予算をくれなくなったので、朝令暮改もいいところのマイナーチェンジお茶を濁したような企画書をいか気宇壮大に書き直して追加予算をゲットするかに時間を使っている。夏休みも暇かといえばさにあらず、老いも若きも科研費などの外部資金申請書と格闘している。倍率が10倍近くても、何とかして手に入れないと満足に研究ができないのだから仕方がない。

 ちなみに、大学によって、また学部学科によって異なるが、国立大教員競争資金なしに受け取れる、平たく言うと自由裁量経費みたいなものは、年10万~30万円くらいである。国際学会の参加費が10万円を超え、海外論文誌の投稿料も10万円くらい取られるこのご時世に、である。どれほど世紀の大発見をしようとも、世に問うためには論文化して論文誌に掲載されねばならず、掲載されるためには投稿料を払わねばならないのだ。そして、その投稿料ともらえる経費がほぼ同額ということは、外部資金が無ければ研究 XOR 投稿という選択肢になってしまう。日本論文誌であればもう少し安く、数万円で済む。ただ、そういうところに掲載されても「注目の科学論文数」にカウントされることはない。これが現状である

 それにしても、研究をして論文を書いて世に問うためには先立つもの必要で、それが外部資金が無ければ全く足りていない、という状況であるにもかかわらず、外部資金を取るためには論文を世に出さねばならないというのは何とも困ったものである。このあたりの必要経費と割り当て予算アンバランスはどうにかならないものだろうか。



 というわけで、大学先生というのは、外部資金が無ければ研究ができないために年中予算の確保に腐心しており講義学生指導は当然やるのだから研究をしている暇はない。その先生を雇うお金はもちろんそれを支えるスタッフを雇う予算すら、外部資金のようなひも付き予算から支出できないために全学的に人手不足の状況で、この傾向は悪化こそすれ当面改善する気配はない。代わって研究の主力となりえるのは博士課程の大学院生くらいだが、日本人の学生ほどこっち方面キャリアに魅力を感じずに就職してしまう。それどころか就職活動過去にもまして無暗と時間を食うような仕組みになってきており、研究活動スキルアップさせようもない。これが日本社会の現状である

野球好きもあんま知らないトリビアちょっと披露させてくれ

野茂英雄大阪府成城工業(平凡な無名校)時代にはもうすでに高卒ドラフト候補にはCランクながら名前が挙がっていた


小笠原道大高校通算0本塁打ながら恩師のコネNTT関東野球部入社できたのは本当だけど、暁星国際高校時代にはすでに高卒ドラフト候補にはCランクながら名前が挙がっていた

ヤクルト青木宣親東京六大学通算0本塁打(ちなみに投手江本孟紀でも六大学通算7本塁打)

高卒入団即16勝で新人王を獲得した怪物松坂大輔は、実はオープン戦ではボロっカス本来なら開幕一軍先発ローテ入りなどありえないような成績だった(防御率6点台)

・大昔からあるトップ公立進学校が突然野球で旋風を起こすとき(例えば、数十年ぶりの甲子園出場とか、夏県予選決勝進出とか)は、事実上スポーツ推薦を活用した強豪私学並みの強化をほぼ間違いなく行っている

・「長嶋茂雄巨人入団まで、東京六大学野球こそが野球において花形プロ野球より格上だった」というのは大体合ってるが、

その遥か以前から野球レベル自体職業野球のほうが別次元に高く、また給料も当時の財閥大会社部長あたりより良かった


1970年代くらいまでは猛練習中に野球部員がグラウンドで倒れてそのまま死亡する事故がよくあった(問題にはならずむしろ美談になった)

90年代プロ野球MLBとで規模や年俸水準があまり変わらなかった(まもなく大きく差が開いて今や追いつけないほど彼方へ)


大阪桐蔭仙台育英東海大相模のような甲子園優勝校より東京六大学のほうが圧倒的に強い(東大野球部でもいい勝負かも)


筑波や鹿屋体育大に限らず、野球で入れる国公立大学は実はたくさんある

統計的ストレートは角度がついていないほうが空振りを取りやすい(一応強調しておくと"ついているほうが"ではない)

障害者雇用セクハラ野郎がお亡くなりになった

10年ほど弊社にいた、障害者雇用セクハラ野郎がお亡くなりになった。

死因はご遺族が明かしてくれなかったため不明

労災ではないらしい。

20代女性社員ばかりを狙って、業務にかこつけて口説くクソ野郎だった。

正直いなくなってほっとしている。

私が観測できた範囲では、セクハラ野郎訃報に悲しんでいる様子の同僚はいない。

セクハラ野郎聴覚障害を持っていた。

まったく聞こえなかったらしい。

声は出せるが、「ン、ン」「ヒャワワワ」みたいなしゃべり方しかできなかったから、電子メモパッドを利用した筆記でやり取りしていた。

それが災いした。

メモパッドはボタンひとつでさっと文字が消せるからセクハラ野郎女性社員口説いた証拠が残らなかったのだ。

加えてこのセクハラ野郎、本当に狡猾で、強気タイプ女性には手を出さなかった。

自意識過剰なだけかもと思って……」

大事にしたくなかったので黙っていました」

狙われた女性たちは、そんなことを言う人たちばかりだった。

私の部下も一時期狙われていた。

やはりおとなしいタイプ女性だった。

私が気づくまで、彼女セクハラ野郎から何度も映画に誘われていたらしい。

当時、部下は入社1年目の新卒だった。

怖かっただろう。

もっと早く気づいてあげられたらと、数年経った今でも思い返しては反省している。

部下の被害しかるべき窓口に通報した際、セクハラ野郎に対する通報過去に何度もあったことを知った。

だが、身体障害者雇用需要>>>>>供給のため、会社としてはセクハラ野郎を手放したくなかったらしい。

決定的な証拠がないことを盾に、会社処罰及び腰だった。

健常者だったら、20代女性複数人に対するセクハラ疑惑が上がっただけで出向か退職を勧められるのだが……。

健常者なら許されないハラスメントが、障害者なら許されてしまう。

そんなことがあってもいいのだろうか。

障害特権という言葉が生まれるわけだと、なんとも複雑な気持ちになった。



障害者雇用セクハラ野郎享年6●歳。

あの世に行ってまで、30も40も年下の女性口説いてまわるような愚行はしないで欲しいと願う。

どうか安らかにおとなしく眠ってくれ。

2024-08-08

ソフトウェア開発で誤解されてること

開発期間は見積もりできる

できません

数学証明問題を解いているようなものなので

「この3問を解くのにかかる時間は?」

とか聞かれても

「5分で解けるかもしれないし3時間かかるかもしれないしそもそも解けないかもしれない」

という答えになります

「xに1から順番に100ぐらいまで代入したら証明できるよね?」

みたいなこと言う人いますが、それは証明になっていないので後々困ることになります

とはいえ、なんとなくの経験

「この辺をこうしておいて、この場合だけ別途証明して、ここはこうすればいけるかな?」

という感じでざっくりの見積もりは出せますが、5分か1時間か、ぐらいの粒度しか出せないし

大半の場合はハズレるし下手すると大ハズレするので意味がありません

「あの部署ちゃん見積もり出してくるけど?」

とか言ってくる人いますが、見積もりを出してくるソフトウェア開発会社部署

「かなり多めに見積もって遊んでる」

中途半端実装してテストだけ通してリリースしてる」

のどちらかです

テストが不十分だったりセキュリティ脆弱性を抱えていたり拡張性がなくて結果的にはゴミになるか追加費用が発生するかのどちらかです

動くことが大事で綺麗さは趣味

コードの綺麗さは趣味ではありません

そもそもクソコードと呼ばれるコードは本当にちゃんと動いているのかどうかが分かりません

綺麗なテストが書けるならテストを通過するコードは動いていると言えます

そもそも綺麗なテストが書けるような仕様ならクソコードになりません

大半のクソコードそもそも仕様曖昧状態で、その曖昧状態コードに落とし込むのでクソコードになります

なのでバグがあるかどうか判別できず、本当に動いているかどうかを保証できません

型があるような言語を使っていればインタフェースキッチリ設計してある程度保証できます

型が無い言語地獄コードを1行ずつ読んでメモしていかないとバグがあるかどうか分かりません

最近だとChatGPTなんかのLLMを使うことでその辺はかなり楽になりましたが

綺麗に書かなくて良いわけではありません

ソフトウェア開発者は育成できる

できません

その辺の企業一般社員プロ野球選手に育成しようとしているのと同じレベルで出来ません

最初からプロ志望で社会人野球枠で入社してきて仕事はそこそこに毎日トレーニング試合をしてるような人で

その中でもほんの一部の人プロになれます

そのぐらいのレベル投資しないと育成できません

また、そのレベルであっても、せめて「野球甲子園行きました」レベル人材必要

大学に入ってから野球を始めました」

趣味野球やってます

みたいな人がプロレベルになれるわけがない、というのが現実です

ソフトウェア開発者100人育成!」

教育プログラムを充実!」

とか言ってる会社が多いですが、育成するぐらいなら他から選手集めてきてチーム作る方が早いし安上がりです

ちなみに日本ソフトウェア企業の大半はこのプロレベルに到達しておらずほとんどが草野球レベルなので

そういった企業を使って大リーグ試合しようとしている大企業現実を見つめ直した方が良いです

2024-08-07

KAT-TUN中丸雄一(40)が橋本環奈女子大生と“アパホテル密会衝撃写真” 事務所は「家族やお相手に辛い思いをさせたことを深く反省」「弊社も看過できず、大変遺憾

anond:20240807093226

女子大生供述




なお中丸は今年1月に元日テレ笹崎アナ結婚したばかり。

2023年11月13日、「ここ(日本テレビ)で得た経験愛情を胸に、次のステップへ進みたい」との思いから同年末にて8年9ヶ月在職した日本テレビ退職することを表明した。その後の進路については未定としている[15]。

私生活

2024年1月16日KAT-TUN中丸雄一と結婚したこと中丸自身ファンクラブサイトなどで発表した[3][16]。

入社内定取消訴訟

笹崎は2013年9月日本テレビアナウンスフォーラム」に複数回参加し、今後他社への就職活動をしないことを条件に、その場において2015年入社内定通知を受けた[17]。

内定確定後の2014年3月に人事担当者へ「過去母親の知人が経営する小さなクラブにおいてホステスアルバイト短期間していたことがあるが大丈夫でしょうか」と確認し、

翌日に「大丈夫」と報告があった。5月人事部長名義で「アナウンサーに求められる清廉性に相応しくない」ことを理由内定取消が文書で送付された[18][19]。

笹崎は労働契約上の地位内定)の有効性を求めて2014年11月東京地方裁判所提訴した。

裁判は当初、日本テレビ原告請求棄却を求めて全面的に争うが[20]2015年に態度を軟化し、1月東京地裁和解勧告[21]する。両者ともこれを受け入れて笹崎は同年4月入社した。

2024-08-05

anond:20240805161433

ホワイトカラー勤務正社員。応募条件は普通自動車免許を所持していることだった

就活のために大学夏休み免許取った

免許がいらないのではなく免許スタートライン

入社してから社用車運転する機会は一度も無い

入社障害と診断されたから健常者ではない(一般就労ではある)

ポジティブ意味で「上澄み」を使うのは誤用なのか

「上澄み」とはもともと、液体中の不純物が下層に沈んだあとの、上層に近い綺麗な部分のことを言う。そこから比喩的に「全体における良い部分」のことを指すようになった。

ところが、そうした用法は近年広まった誤用である、という主張がある。「上澄み」はネガティブ意味で使われるべきだ、というのである


しかし、たとえば酒造や製油などにおいて「上澄みをすくう」のは、多くは底に沈む不純物を除くためであって、不純物を得るほうが目的だということは少ないだろう。その語源を考えれば、「上澄み」をポジティブ意味で捉えるほうが自然だと思うのだが。

実際にどういう使われ方をしてきたのか気になったので、比喩的意味で「上澄み」を使っている古い用例を探してみた。

明治26年 饗庭篁村霜柱

古人の名作 皆な下習いが有る 紫式部源氏物語も 家筋だけに一体能文のうえ 日記も作り 歌の詞書もし 其外文や雑文に筆を練り 学は元より日本記の局と呼るる程までなり 其の上澄が彼の大作となッたのだ

調べたかぎりでは最も古い用例。上澄みが「良い部分」を指している用法だが、文章全体では上澄みを生むための「下習い」の重要性を説く。

明治32年『團團珍聞

アア世間は泥なるかな泥なるかな、吾独り澄めりと云う者も、矢張り泥の中の上澄を吸うの人なるのみ

上澄み自体は「良い部分」を指すが、文意としては「綺麗な上澄みも所詮は泥の一部にすぎない」といったところ。

明治39年 虚心窟主人『酔醒禅』

偽善は泥水の上澄の如し酌むべからず、移すべからず、忽ち濁ればなり。

同じく泥と上澄みに喩えた用法

明治39年 エレンケイ二十世紀児童世界

然るに学期を分ち、試験を行い、小刀細工に類する形式的堀割を通して、之を流し込もうとすれば、肝腎な熱流の熱が失せ、有益なる含有物は途中に沈殿してしまって、児童の頭に這入るものは、ただ水のような上澄ばかりとなる。

翻訳書。上澄みよりも沈殿物のほうが有益だというので、明確に上澄みを「悪い部分」としている用法である

明治39年『新仏教

常時百余名という寄宿制も、実は変らぬところは六七十人の堕落書生で、濁った水の上澄を酌むように、余の三四十人は、毎日新陳代謝、だまされて入社し、裸になって退社する者等を総称して見た話して、頭数は百でも二百でも其中に書籍を読む者は、只の一人もないので、只稼いで喰って寝て居るのと、只喰うや喰わずに寝起して居るのと、人の物を盗って喰って居るのと、夫等が下方の沈殿物で、入社即退社が上水の澄んだ所なのだ

沈殿物が酷すぎるが、上澄みが優れているという書き方でもない。どちらかというと「上層は流動的・下層は停滞的」というイメージか。

明治41年 田岡嶺雲『有声無声』

快楽上澄をのみ飽まで飲んで、渣滓の苦きには吸い至らず、花婿の其当夜に死んだ彼は永久に花婿である、彼を人生の最も幸福な者というも、強ち不当でない。

「美味しいところだけ味わって死んだ」という話で、やや皮肉めいた書きぶりだが、上澄みを「良い部分」とした用法ではある。

大正2年 小泉要智『叟骨集』

前者の唯理想にも附かず、後者の唯現実にもなづまず、底までかきまぜずに措いて、上澄みの処で一致を立てん

極端な理想主義と極端な現実主義の上澄みを取る、という話で、ちょっと独特の用法な感じがする。「良い部分」ではあるか。

大正5年 中条百合子『貧しき人々の群』

苗字もなく、生きて居るのさえうんざりした者達の集って居る、暗い罪悪にまみれて居る世界では、そのような事は何でもない。三面記事にさえ、載せきれない「彼らのいがみ合い」の一つとして、世の中の上澄みは、相変らず、手綺麗に上品に、僅かの動揺さえも感じずに、総てが、しっくり落付いて居たのである

上層は綺麗で上品で落ち着いているが、それは下層の濁りが上層まで伝わらないからだ、という用法

大正7年 有島武郎『生れ出る悩み』

心の上澄みは妙におどおどとあわてている割合に、心の底は不思議に気味悪く落ち着いていた。

単なる表層・深層の言い換えだが、「上層は流動的・下層は停滞的」のイメージが入っているかも。

とりあえずこのあたりで。

以上から考えるに、「上澄み」の用法さらに4つに分類できる。

1. 上澄みは全体のなかの「良い部分」である

1-a. 上澄みは「悪い全体」のなかの「良い部分」である

2. 上澄みは全体のなかの「悪い部分」である

3. 上澄みは全体のなかの「流動的な部分」である

「上澄み」という語のイメージは「良い部分と悪い部分が上下に分離している」といったものであり、単純には1の用法なのだが、1-aの用法だと「実は悪い部分が底に隠れている」「実は沈んだ部分のほうが本質である」という逆張り的な文意になることが多いため、次第に「上澄み」自体に「うわべだけで本質的でない」ような印象がついていった、ということだろう。それが極まったのが2の用法。3の用法だけは独自な感じ。

最初の話に戻ると、

強さの評価で上澄み、と言われると表層に位置する浅い存在、すなわち弱い存在のように感じた

液体の上澄みは、底に沈澱したものがあり、それを本質と捉えて「上澄み=表層的な浅い理解」と喩えた慣用表現だったはず

というのは2の用法であるが、これが「本来用法」「正しい用法であるとは言い難いと思われる。少なくとも、さらに古くから「上澄み=良い部分」とした用法存在してきたわけで、今となってはどちらの用法も定着していると考えるべきだろう。

というわけで、ポジティブ意味の「上澄み」も気軽に使っていこうな。

2024-08-04

meta(facebook)が大会社という実感が持たない

SNSって結局はいいね!をつけあうだけだろ?

大学美人投票だったころと1mmも進化してないように見える。

だって、書いた記事がはてぶでホッテントリしたら嬉しいので、全否定はしない。LINEだって便利だとは思う。だからはてなくらいの規模の会社ならまあわかる。

でも、metaはデカすぎると思ってしまう。

どうも、SNS人類幸福にしてる気がしない。

99%がどうでもいい写真と、どうでもいい文章

知りたい最新ニュースでもなければ、なにか身になる教養でもない。SNSというもの存在が、高利貸しとか売春みたいに、この世界存在しなくても誰も困らない商売のような気がしてならない。

あれだ、metaに入社するのは俺みたいな底辺じゃなく、エリートなんだろ?

エリート頭脳が、こんな暇つぶし以下の、人類白痴にするために使われていいんかな?化石燃料ガンガン使って作った電気GPUに食わせていいもんなんかな?

anond:20240802230412

この問題がより深刻なのはスクールが人をガンガン送り込んだ事で、IT業界全体がフリーランスや未経験を信用しなくなってしまっていることだと思う。

人材レベルの低下もさることながら、スクールが「まずは適当会社経験積んで数ヶ月や数年で転職しよう」と煽ることで、稀に適性がある人が来ても大切に育てるメリットが失われた。もちろん転職自由だけど、入社する前から転職を前提にしてる人が多いと、育成に予算がかけられなくなる。

プログラミングスクール業界の育成システムを壊してしまった。まぁ壊したほうがそういう業者には好都合なんだろうけど。

2024-08-02

いまさっき仕入れホットネタ

なんと今の若者は、キーボードを打つことを「タップ」って言うみたいだ。

さっき中途入社若いやつとの会話で「バックスペースをタップした」って。ジェネレーションギャップを感じちまったよ。

時代遅れって言われたくないなら、お前らも「タップ」って言うようにしとけよな!

ユニクロ柳井日本若者ダメだね」

日本若者から搾取したお金アジア女子大学支援するユニクロ

バングラディッシュ女性も大変感謝してコロンビア大学等の一流大学にも合格している模様。

なお、別にユニクロには入社していない(笑

それでも日本若者はだめ、アジア人の方がガッツがあるという柳井会長

まぁ、能力ある人の考えはわからんな。

別に言ってる事もやってることも正しいんだろうけどさ。

2024-08-01

ある不幸な夫婦

※この増田フィクションです。

 

男は典型的非モテで、30過ぎまで彼女いない歴=年齢だった。

外見にコンプレックスが強く恋愛受け身で、結婚はもちろん生涯童貞覚悟していた。

そんな男の職場に中途入社してきたのが、のちに妻となる女だった。

女は、慣れない仕事フォローしてくれる男に次第に惹かれていき、

ある日の飲み会で、酔いに任せて男へ明確なアプローチをした。

男は、初めての経験に戸惑いながらも、女の好意を受け入れ、二人は付き合うことになった。

付き合い始めてしばらくすると、男は女が恋愛依存体質なのかもしれない、と思うようになった。

些細なことで泣き出したり、「愛している」という言葉を頻繁に要求してきたり、試し行動が見られたりしたからだ。

簡単に言うと、メンヘラなのではないか…。

ここが男にとって、引き返すことのできる最後分岐点だった。

しかし、男は女性経験がなかったため、女性はみんなこうなのかもしれない、と自分に言い聞かせた。

また、彼女を逃せば二度と結婚のチャンスは訪れないかもしれないという焦りもあっただろう。

果たして交際半年ほどで二人は結婚することになった。

ほどなくして、二人は子供を授かった。

ウェディングドレスをまとう身重の妻の前で、幸せな家庭を築くことを夫は誓った。

 

妊娠期間、また産後にかけて、妻の心身は夫の想像以上に不安定になった。

結婚後も二人で働きながら育てようと話していたが、育休を明けると妻は仕事育児マルチタスクに耐えられなくなった。

夫は家事育児負担を受け持つことを提案したが、保守的価値観内面化している妻は、その提案拒否し、退職希望した。

育児が一段落するまで、という約束で「大黒柱専業主婦」という昭和役割分担が成立したが、生活は苦しかった。

子は夫によく懐いた。生活の細々とした躾をする中で、どうしても感情的になってしまう妻に対し、夫は寛容に接した。

妻にとって、夫は子を甘やかすだけ甘やかして、育児のおいしいところだけを持って行くフリーライダーに見えた。

子が小学校中学年に上がったころ、夫は妻にそろそろまた働き始めてはどうか、と提案した。

妻はキャリアの断絶、心身の不調を理由提案拒否した。

妻は前職を辞めて家事育児に専念していた数年間、ほとんど社会とのつながりを失っていた。

妻は元々友人が少なかったのもあって、家族に完全に依存していた。

この先子が独立すれば、妻を支えていくのは自分しかいない。夫はそのことを重荷に感じるようになっていた。

 

子を産んでから、夜の営みは指で数えるほどで、三度連続で妻に拒否されて以来、心の折れた夫は妻を誘うことはなくなった。

数年経ってもなお埋まらない価値観の違いから、月に一度は離婚脳裏によぎる大喧嘩

仲直りのたびに、「私のこと、まだ愛しているの?」と問う妻。「愛しているさ」と答える夫。

いつからだろう、「嘘は吐いていない、はずだ」と自分確認するようになったのは。

夫を思いとどまらせるのはいつも99%の責任感と、1%の情愛。1%でも、愛は愛だ。

可哀想な妻。十分に愛されていると感じていれば、そのように問うこともないだろうに。

しかし夫も、依存されていると感じることはあっても、愛されていると感じることはほとんどないと思った。

おそらくお互いに、誰でも良かったのだ。二人は、誰かを求めるタイミングが合ってしまっただけなのだ

 

そうして、不幸な夫婦ができあがった。

不幸な家庭にだけはしたくないと、せめて子の前では努めて平和でいたいのだが、同じ家で暮らしていれば夫婦間の空気は伝わってしまうだろう。

から申し訳ない。子を愛する気持ちに嘘はない。子どもに会えたことは人生で最高の悦びだ。それは後悔していない。

今別れれば親権100%妻に行くだろう。しかしお前が立派に成人したあと、俺が自由を求めても、お前は俺を許してくれるかな?

ダメだよな、そんな都合のいい話。そうしたら結局、一人っ子のお前に面倒を押しつけることに他ならないもんな。

結局、俺が一生面倒見るしかないんだ。それが結婚だ。人生墓場ってことだ。

分かってるから、せめて増田に吐き出すくらいは許してくれ。

2024-07-30

コンビニバイト日記

 長らく一緒に働いたバイト仲間のAさんがついに辞めた。某企業中途採用就職出来たというまっとうな理由での退職だったのだが、そうなる前が色々まっとうじゃなかったので、当店のオーナー店長、そして私ども従業達にとっては、「はぁー(クソデカ溜め息)」という事案だったのだ。

 当店は、この春にオーナー交替による新装オープンをした。その際に前オーナーのはからいにより、従業員全員が従前通りの条件で新オーナーのもと再雇用されることになった。勿論、前オーナーの下じゃなければ働きたくないとか、これを機にコンビニを辞めて他で働きたいということで去った人もいる。

 Aさんも当店に残ることを選び、新オーナーとの面談の際は長く働きたいと熱烈にアピールまでした。だが、Aさんは端から辞める気でいて、しかし期限ギリギリまで就活はしなかった。それで、1ヶ月間就活に専念しつつ、収入が途絶えないよう当店で働き続けることにしたのだ。

 ということを、自分の心の中に留めて置けばいいものを、Aさんは自らバイト仲間達に吹聴してまわり、自分がどんなに上手いことやっているかと自慢しまくった。

 かといってバイト仲間達はAさんがそんな事を言ってるだなんて誰もオーナー店長に告げ口はしなかったので、二人は裏切られるギリギリまでその事を知らなかった。

 新装オープンから一ヶ月ほどの間は、多忙だったが悪くない労働の日々が過ぎた。Aさんだけが終始不機嫌で、この世の終わりみたいな顔をしていた。

 Aさんは変な奴で、バイト仲間の私どもはAさんの変人ぶりには慣れていたし、そもそも人生落伍者みたいな者どもの多い職場から、同病相憐れむみたいな感じで上手くやっていた。

 ところが店長がわりかしまともな人間だったことがAさんにだけ禍となってしまった。Aさん以外の私ども従業員達にとっては、店長がわりかしまともな人間だったことは、理不尽に怒られなくていい職場だな~、のびのび働けていいわ~という感じで、前より忙しいものの快適な労働環境になりありがたかった。しかし、Aさんは今まで誰からも言われなかったような事で店長から小言を言われることが大いに不満だったらしい。

 Aさんが店長から言われる小言の類いは、たとえばレジ周りを散らかしながら仕事をするなとか、お客様には見えない所の掃除を堂々とサボるなとかいうことだ。Aさんの視野が極端に狭いとか、人に迷惑をかけても気づかないとか、すごく忘れっぽくてあちこちに物を置き忘れるとかいうことに、長く一緒に働いてきた我々は慣れすぎていた。言って治るもんじゃないし自らが人の事を言えるほどデキた人間じゃないので、まあしょうがないよね、気づかないのは、気づいた人がフォローすればいいでしょ、と暗黙の了解のもと、細々とAさんのやりっ放しや出しっぱなしの片付けをしたり、ちょっとサボりには目を瞑ってきたのだ。

 やたら弁がたち一見しっかりしているAさんがこういう人だと店長は思わなかったらしく、Aさんの仕事が超速いとか度胸があってカスハラに屈しないとかの美点よりも細かい所のダメさのほうが気になってしまい、一々を注意して直させようとした。

 店長パワハラしない主義で話せば解るはずと信じていて、従業員に何か頼んだり注意したりと丁寧に関わろうとする。ところがAさんは相手にブチギレられて初めて悪さをする手を止めるタイプで、しか自分は何かやっただろうか? と疑う前に「何かこいつ今日は機嫌が悪いみたいだな」と思いがちだ。更に酷いことに悪い意味で「話せば解る」というか、「話せば許してもらえる」と素で思っていた。

 そんな彼らが衝突するとどうなるのかというと、店長ちょっとここは直して欲しいなとAさんに指摘すると、Aさんは超長大言い訳怒濤の如くに浴びせて店長が口を挟む隙を与えない。ほんの小さな事を直して欲しかっただけなのにすごい時間を取られ、しかもやってくれるのかくれないかよくわからないがやるつもりはないっぽいらしいという曖昧な感じの話を延々聞かされるので、店長イライラしやがて爆発する。

 店長パワハラする気はないがすごく気が強い上に短気なので、はっきりしない相手には普通にキレる。するとAさんはキレてる奴=ダメ、冷静な人=いい人、という価値観なので、正しい自分がしっかりしててあげないとと思ってより解りやすく諭すように自分の言い分を述べようとして火に油ぐ。

 というわけで、まもなく店長はAさんの事を「使えるけどヤベェ奴」と思うようになり、Aさんは辞めたみを強めていった。

 だが、辞めたいというわりにAさんの就活は捗らなかった。Aさんはジョブホッパーになりたくて、まだ就職が決まらないうちから「次」の仕事の糧になるような踏み台を求め、転職エージェントからおすすめされた企業を値踏みし、ろくな会社がないといって選り好みした。

 私どもバイト仲間達がAさんの就活所詮口だけだったんだなと思った事すら忘れかけた頃になって、Aさんはとある企業に応募したら書類審査が通ってトントン拍子で最終面接を受けるところまで行った。

 二次面接で手応えを感じたAさんはオーナーに1ヶ月後に入社予定なので辞めると伝えた。その時初めて、Aさんはオーナーに対して自分コンビニ店員で終わるつもりはないと打ち明けた。

 ところで、Aさんが採用の手応えを感じたのはどこなのかというと、二次面接の後に抜き打ちで受けさせられた適性検査だった。

 Aさんは適性検査を受ける時、「いい機会だから自分という人間の全てをわかってもらおうと思って」ありのままに回答した。その結果、某企業の求める人材イメージ像とありのままのAさんが完全に一致した、というわけではなかった。

 サイコ野郎ありのまま自分を適性検査にぶつけたところ、当たり前にとってもサイコパスな結果が出た。それを見た面接官は怒り出した。

「こんなのダメに決まっているだろう。君、今からもう一度テストを受けなさい。そして私の言う通りに問題に答えること」

 ということで、ありのままサイコパスAを余すところなく表現したテスト白紙に戻されて、面接公認カンニングによりAさんは二次面接を無事突破した。

 そこまでして、某企業面接官はAさんを欲しがった。という可能性はなきもあらずだが、それより馬鹿過ぎる子が来ちゃったのを面接官は憐れに思って模範解答を示し、次の機会にはこのようにやりなさいと諭したつもりだった、という可能性が高いですよと私はAさんに言ったのだが。

 Aさんはボサボサの頭で最終面接に行き、たっぷり2週間待たされたあとでご活躍をお祈りされた。

 そんなこととは露知らず、ある日私がレジ接客をしているとAさんが威風堂々たる歩みで来店したから、Aさんはついに就職が決まって当店を辞めるとオーナーに言いに来たのかと思いきや、「大事お話があります」とオーナー店長呼び出しておいて、「採用試験落ちたので、もう少しの間ここで働かせて下さい」と頭を下げた。

ソシャゲ運営をしていた時の思い出 1/2


前の会社を辞めて、今月でちょうど十年になる。いい機会だから振り返ってみたい。若かりし日のことを。

この振り返りの日記が、ソーシャルゲーム業界や、ゲーム開発者への理解を深めるきっかけになれば幸いだ。

大学を出て、新卒で入ったのがその会社(以下D社とする)だった。私が入社した頃がちょうど、D社が経済社会の中で一番ノッてくる時期だった。

出身大学は、準MARCH的な目立たないところである。D社の入社試験を受けてみようと思ったのは、なんとなくだった。

リクルート仕事に全振りしてる人が多そう、旅行業界はインドア自分にはちょっとメーカーは父が苦労していたのを見ている、飲食業界が地獄なのは身に染みて知っている、という具合に就職マップの本を見て絞っていった。そして、残ったのがゲームエンタメIT世界だった。

在学中にD社のサービス体験していて、悪くないなと思っていた。面接試験自然体が大事で、「自分の想いを素直に話して、それで落ちたのだとしたらお互いにwinwin」だと思っていた。

それで、淫キャラである自分が受かるかどうかは不安だったけど、D社とK社のふたつから内定をもらった。自分の魅力をアピールできたと思う。

私は採用パンフレットに載っているキラキラした人ではなかったけど、嬉しかった。一週間ほど悩んで、D社のオファーを受けた。



ソーシャルゲームを開発する部署への配属だった。開発といっても、実際のプログラミングといった手を動かす仕事委託先がやってくれる。主には企画開発がメインだった。

ソーシャルゲーム、という言葉はまだ一般的じゃなかった。言われ始めた頃だったかな。いろんな会社DeNA(怪盗ロワイヤル)に続けと、雨後の筍のように湧いていた。

新入社員の頃は、どうだったかな? 研修はあまりなかったと思う。今だったら半年はやりそうだ。ベンチャー企業らしく、良くも悪くも飾らないシンプル研修だった。

配属当初も、ゲーム開発をがっつりやるわけではない。座学だったり、職場や協力会社見学だった。会議や打合せの端っこに混ぜてもらって、「増田さん、とりあえず意見を笑」みたいに振られることもあった。できるだけ率直に思ったことを言っていた。レベルは低かったと思う。

デバッグはよくやった。専用の画面でゲームをするのだが、開発段階なので不具合が多数ある。すると、エンジニアの人がババッとコードが入った画面を開いて、適宜修正検討する。当然私にはできなかった。今ならコードを読むことはできる。

Q&Aの仕事もやらされた。今でいうCS部門(カスタマーサポート)である。「やらされた」というと受け身だけど、本来はほかの部署仕事だった。社内アルバイトのようなものベンチャーなので、そのあたりの垣根は低い。

文章を作る力は、わりかし評価されていた。中学生高校生と思しき人が、よくわからない問い合わせメールを送ってくることがあったけど、粘り強く取り組んで、一件一件解決していった。速度は遅かったけど……チームリーダーに褒めてもらえた。

意外な学びもあった。実際のCSのやり取りで中学生かな? と思っていたら、40代ほどのおじさんおばさんだったりすることがよくあった。ゲームアカウント名は、どう考えても子どもが名付けそうな名前(卍侍候extreme卍 みたいな...「はべらいそうろう」が読めなかった笑)だったけど、自分世界が狭くて気付かなかった。こういう体験は今でも大事にしてる。

社会一年目は、ひたすら下働きをして学びを深めていった。年度の最後の方では、担当ゲームひとつ持たせてもらえた。開発チームの末端だったけど嬉しかった。



二年目は……といっても、二年目で当日記(に書く内容)は終わりだ。一言いっておきたい。

すごく、キツイ記憶を思い出そうとしている。二年目の終わり頃は、朝によく吐いていたし、会社に行きたくなかったし、おそらく消費者庁に提出する反省文の原案を作らないといけなかったし、ほかのチームメンバーも死にそうな顔だったし、毎日とんでもない量の苦情の電話メールがあって辛かった。

電車通勤してたんだけど、夜に電車ホームに入ってくるのを見ると、「飛び込んでみようかな」と思ったりした。体が勝手に飛び込んでくれたらなぁ、とも思った。

その年の4月時点で、所属チームが開発していたのは地味なゲームだった。

ほかの同業他社が出してるソシャゲは、日の目が当たるキャラ性の主体がメインでゲーム世界を形作っていた(海賊とかドラゴンとか)。対してこちらは、ドリルで地面に穴を掘り続けるゲームだった。それで宝を集める。圧倒的地味。しかし奥深いゲームで、かくいう自分もどハマリしていた。

私の仕事ルーティンが多かった。ゲームシステムの保守である一般社会でいうと、道路管理するための特殊車両がウインウインウイン……と低速で走っていて、アスファルト舗装の亀裂を見つけてると思う。ああいう地味な仕事だ。

みんなが楽しくゲームできるように、バグが生じていないか点検したり、ユーザーから質問に答えたりする。

その穴掘りゲームだけど、突如終了がきまった。うちの会社がイケイケ(死語)になり始めた時期であり、収益性の低い穴掘りゲームは終了のようだった。老舗タイトルだったからか、名前だけは残された。

私は、ガワだけを変えたそのソシャゲカードゲーム(以下、『幣タイトル』とする。今のゲームに例えると、「グランブルーファンタジー」や「Fate/Grand Order」をもっとシンプルにした感じ~)のチームへと異動になった。

多忙な日々だった。アクティブユーザー数は前のゲーム10倍近かった。最終的には20倍ほどになる。

穴掘りゲームと比べたら射幸性が高い。みんなよくガチャを回してくれたし、ダンジョンも進んでくれたし、回復アイテムを買ってくれたし、協力プレイで敵モンスターを叩くのにも意欲的だった。

ゲームを楽しんでいる感が伝わってきた。業務量はものすごかったけど、あの頃は楽しかった。社会の役に立っている実感があった。ただ若かっただけかもしれないけど。

秋に入っても、幣タイトルの人気はうなぎのぼりだった。既存の人気ゲームを追い越して、世間に知られるゲームになっていた。自分リリースからちょっとの間だけどプレイしていた。醍醐味は協力プレイだ。電車の中でできる気軽さがいい。

ただ、お金がかかるのが難点だった。そのゲームには、特定カードを【ガチャによって】○枚集めると強力なキャラクターカードが手に入る仕組みになっていた。しかし、○枚の中にはすぐに手に入るものもあれば、そうでないものもある。

ちょっとだけ確率の話をする。例えば、10%の確率で手に入るコンプ対象カードが5枚あったとする。最初の1枚目のカードの入手確率50%だけど、最後の1枚になってからを考えると10%になる。実際には、一番難しいカード群の排出率は2~3%だった。プレイヤーは厳しい戦いを強いられる。

電子上のガチャというのは、コンビニくじ引きとは違って箱の中味が無限だ。この場合ちょっと前提が変わってくる。箱の中に100枚のくじ(当たり×1)がある場合だと、100回引くまでに必ず当たりが出る。でも、プログラム上のガチャだと、1回以上当たりを引ける確率は約63%だ。

※箱のくじと違って当たりを2つ以上引ける可能性もある。電子上のガチャハイリスクハイリターンということだ。なお、コンプガチャだと当たりを2つ引いても意味はない。強力カードを手に入れるためのフラグなので。

実際のコンプガチャでは、一番難しい入手率2~3%のカードを引けた時には、ほかのカードも揃っている可能性が高いためだろうか~~期待値は約10~15万円ほどで推移していた。

コンプガチャというのは、「影響力の武器」などの名著に書いてあるコミットメントという心理的手法になる。とにかく、まず最初にやってもらうということだ。

この仕組みを考えたのが誰かは知らない。「自分が考えました」と主張する人間が、当時の開発チームのリーダーや、他部署の先輩・上司役員クラスまで含めて、少なくとも5名はいた。誰が最初の考案者かは本当にわからない。

あの頃は、「うちの会社は儲かってる。CMもこんなにやってる。やった、すごい!!」。それくらいしか思ってなかった。今では思う。当時の自分達がやっていたのは、暗号資産投資本質は一緒だった。

まり、純然たる賭博(ギャンブル)であるものを別の何かで覆い隠している。ビットコイン場合は『未来技術』であり、幣タイトル場合は『ソーシャルカードゲーム』になる。

会社飲み会は、いつも大騒ぎだった。自分達は新興ゲーム業界リーディングカンパニーであり、このまま規模を拡大して、伝統的なゲームメーカーとも肩を並べて、いずれは任天堂を追い越して……といった未来を、和風洋風エスニック、いろんなお店がある都内エリア飲み屋で深夜まで語り明かしていた。

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文字数が入りきらないので一旦切ります

残りは推敲して明日の同じくらいの時間投稿

同じくらいの文字数です。

後半

https://anond.hatelabo.jp/20240731192822

弟の心が壊れてしまいそう

いつか読み返すためにここに記す

弟(26ぐらい)は製造業をやっているのだが、

最近、新しい人が入ってきたらしい。

新しい人と言っても元教師らしく、妻に先立たれて鬱気味になってしまい辞職したとか

年齢は弟より20ぐらい上

まあこれだけならまだジジイ入社してきたで

済むじゃん。

だけど、弟によればこのジジイがまるでロボットみたいなやつらしい。仮に弟を増田という名だと

仮定しよう。夕方、疲れが溜まっているので

わずため息をつくとこのジジイは真顔でこんな事を言うらしい「増田さんもうバテてるんですか?」と

これで弟はこのジジイがまともな人間では無いと

気がついたらしく、話しかけるのをやめた

しかし、ジジイはなぜか弟を気に入ったらしく

弟に毎日のように「なんで〜ですか?」と聞いたり、自分過去のことをダラダラ話したりしてくるらしい。じゃあ話しかけるなと言えばいいじゃんと思うが、弟はそんな勇気が出ないらしい

上の人に相談しろとも言ったが「無駄だよ」と

一瞥するばかり

このせいで毎日の様に母は弟の愚痴を聞くはめになり、遂に昨日大喧嘩したらしい

「話を聞いてくれなきゃ自殺してやる!」とまで

言ってる始末らしい

そんな職場辞めろ!と母は言ったが、いまさら辞められないと強情な弟(バカ?)

このままでは弟か母のどちから精神が壊れてしまいそうだ。ていうか弟の派遣嫌いもヤバい

人殺すかもしれん

私はどうやって弟にアドバイスすれば…

ああ自分職場すらどうにか出来てないのに

(*߹ ߹)

anond:20240728101905

(済んだことに口を挟むのもナンセンスだけど)

なんどか登場している重要人物の怖い先輩さんとAさんの相性は抜群に見えるので、Aさんタイプ入社してきたらそういう人を人選して一ヶ月くらい密着研修を履修させればいいんじゃないか。

私の狂った恋愛観。

あなたの「あなたの狂ってる」を知りたい。

もちろん墓まで持っていく決意や、ヤダで済ませてもらってもおk

話して楽になるのなら、で。

今ね、『恋愛行為』を維持するための「恋人役」としてではなく、

素直に好きって言えてるのが楽しくて嬉しい。

恋愛できない、

その制約があるから言える、飾ったりタイミング計らなくて良い素直な感想

小林様を語る熱っぽい声色も愛おしく心に痛い。

狙って引き出したわけじゃない笑顔が素直で可愛くて好き。

恋愛してるとさ、言えないタイミングとか考えちゃうじゃん?

そのせいやくがないから、一緒にいて癒されれる。

いっぱい助けられてるしね、ありがとう

歌を歌う楽しさを知った事

踊ってみたい気ももちが芽生えた事。

ハキリアリの可愛らしさを再確認できたのも、

25年前ファンだったユニットベースさんのLiveに行き当時の感想を伝えられた事(Vo.自死解散)。

コロナ明け昼夜逆転当たり前な現場で、たまたま聞いた名古屋自称地下アイドルの復活ライブに行けた事

バラが好きだと再確認出来た事。

なにによりも、忙しいなか走って駆け寄って所場所わず

こんな私を「可愛い」って損得ない感情で初めて褒めてくれた事。

互いにロリータ服着て、楽しくおしゃべりして原宿歩いて、

可愛いお店覗くたびに真面目に悩んで可愛い笑顔も魅せてくれて、

私の叶いっこないっておもっていた夢を叶えてくれた事も。

バラ園へも…たのしかったな、横浜から飛ばして向かった池袋

疲れていたのにキラキラした目で可愛い服眺めてる姿も、

しかった鞄、見るめも、可愛かった。お揃いっていうワガママも黙認してもらっちゃったし。

お嬢様には、感謝しかありません。

あ!ラブライブにハマったのと、BiS熱再発も感謝。すぱすた2期のAmazon特典は逃しました。

では、本題。

私の狂気を書いてみる。あなた狂気を知りたい。その対価になりえるの?

しろ不快な文じゃない?まぁでも、こんな事、書くこと最後かもだし、

死にたいけれど死にたくないを紛らわせる為にも、書いてみる。

「人の言いなりと恋愛行為依存

読む読まない信じる信じないはあなた次第で。時系列は、かなり曖昧

もちろん脚色するくらいのプライドは多めにみてほしいし、

書けない書きたくない事も、ある。

私もそれなりに生きてきて、恋愛行為は人並み未満だけど経験してきたつもり。

でもちゃんと好きになって恋愛したのは多分1回。

幼馴染が好きすぎて大学進学時に告白、「私軽いよ。それでもいいなら遊びでなら」と交際開始。

「ねぇ重い。そんなに私の事好きなら、私の親友と付き合って幸せにしてあげてよ、大好きな私の命令だよ命令

幼馴染グループの下っ端パシリのA子と数回会いAの好きそうなシュチュ探って告白

大型輸送機爆撃機エンジンプロペラ音でかき消されながらの告白、若かったね。

交際開始。

自己肯定感低めに感じたので、私の得意分野のワークショップボラへ誘ったり、

好きでもない流行りの服きてつまらなそうだったから、好きそうな服装押し付け自己肯定感上げて、

バイト先にバイトで入ってでサポートしてバイトリーダーに推したり、接客や人を使う素質あったんだろうね。

私達さ氷河期時代だったから、お互い他大だったけど、就活不安なのみてOB懇親会にこっそり連れ出したり、

そこでキーエンス?アズビル?3年目の先輩(堅物、親族コネ入社安泰)BがAに気がある事に気がつく。

AはAで業界雰囲気は私には向かないと愚痴をこぼすように。Bも交えて飯食う中で会社雰囲気聞いたり距離を詰めてみたり。

ゼミとかサークル上手くいってたじゃん、就活指導じゃなくてそっちに相談してみたらと母校の就活指導室まで付き合って、教授教育お話させて、Aは見事母校でチューターポジ正規採用

からの「お兄さんにしか見えない、Bに交際申し込まれてる、真面目に付き合いたいごめんなさい」って。

幼馴染には「は?キスしかしてない?1回2年で?就活の手伝いに婚活が忙しかった?馬鹿じゃ無い。私も就活で詰まってるのに」と叱られる。(でも褒められたと勘違い二股とか好きそうに見える?だってさ、いやいや立派に幸せしましたよお姫様!)

その後幼馴染は、親の脛齧り潰してでも、学力届かないなら専門でもと、私が背中を蹴った結果再進学 製薬会社MR学生結婚

Aと幼馴染は10年前までは幸せな家庭を築いてたよ、給湯器選択とか、犬の飼い方とか、

たまに話をしたり。mixi終焉と共にどちらとも疎遠に。

その後の私?2留してたわたし学祭光画部展示日中OBにそんなの作品じゃないっって破かれたり、

他のサークル合宿で仲良くしてた先輩に襲われて挙句誘ったのはお前だと村八分

ノイローゼ中退。ま、単位も取れてなかったし。

そのあとは、積極的他人を好きになる事はなくて、でも恋愛行為は楽しくて。

対象者との恋愛活動が楽しそうであれば、基本告白誘われる形で恋愛はしてきた。

しかったよ。梨屋のひねた次男に俺との夢を抱かせて、行くつもりなかった大学行かせて、

大学デビューと共に変な女に引っかかって破局して、幸せになれよって別れたり、

二股三股あたりまえなイケメンに溺れてるボロボロな今でいうサークルの姫の愚痴ぎきして、

最終的にイケメンだか売春先でコンジローマ感染して、捨てられて泣きついてきて。

死ぬだなんだ騒ぐから、逆性石鹸と手持ちの抗生物質のん風呂場で手を切ってるのを圧迫止血で応急措置してそのままあんな男捨てて俺を選べって抱いて。怖かったねー感染

治療費もだして適当理由相手の親に説明して入院期間誤魔化して。

社会人枠で看護学校ふたりで受けておちたり、私だけ介福落ちたり順風満帆

の子としてたボランティアサークル日和スタッフが、家族亡くなったとかで、

俺の稼業頼ってきて、一家総出で買取片付け。財産分与とかで弁護士まで紹介してやったのに、

サークル内で『安く買い叩かれた」と陰口三昧。親戚のおばちゃんもっと高く売れたって騒いだんだって。なんか一気にばらばらになって、不妊治療もうまく行かず、彼女大阪転勤が決まり

自然消滅治療費も妹の院費も帰ってこなかったな、そういや。

あと其の頃から性感染症検査は定期的に受けてる。まぁここ5年以上そーいうことしてないし、定期的には無くなりそう。

はま寿司で口走った件は、バイトから正社になった時の先輩に酔った口で、

過去話したら変に同情され流された。相性は悪くて付き合おうの言葉曖昧に誤魔化してた、

切ったつもりでいた。

そんななか、書類ミス多い俺へ、手直しの穴埋めしろと事務方に呑みに誘われれて、

終電逃して実家だけど呑まないと誘われて、だらだらと何回か実家呑みして、

実家継がなきゃいけないんだけど、うまく行かなくてねーなんて話を否定してたら、

気がついたらデートしてた、楽しかった。である日、長期出張だか休暇取ってた先輩が、

ふたりで居た部屋に来たんだよね。嘘かホントか知らないけど、離婚届は書いたけど、先輩が出してなかったんだってさ。

「なに俺の男に手出してんだ、あてつけか」「おまえの趣味は悪い合わないて散々なじるくせに男の趣味は同じじゃない」

修羅場、楽しかった。でも変な具合に会社漏れて退社。仕事しかったんだけどな。

恋愛をたのしむんじゃなくて、恋愛という行為を楽しむ感じ、無責任よね。

20240729ー20240730

キノコ帝国ヘビロテしながら、最後の曲が金木犀の夜はずるいと思う朝。

2024-07-29

anond:20240729190703

東進ハイスクール英語講師が確か三菱商事入社して、

部長ホモ出世のためにケツ穴差し出せなくて東進講師になったって言ってた気がする。

仮にネタだとしても、10万人くらいの学生が毎年あのネタを聞いてるのかと思うと、なかなか…。

2024-07-28

職場ADHDのAさんが辞めてくれて嬉しい1

私の職場ADHDのAさん(私の後輩)が辞めてから職場が明るくなった。

スムーズ仕事が回るようになって、みんなイライラしなくなった。

なぜ私がAさんがADHDかということを知ってるのかというと、Aさんが飲み会で突然カミングアウトたからだ。

Aさん「実は自分ADHDで…」

静まる周り。

Aさん「あ〜、一般人の方は知らないですよね。ADHDというのは…」

その後AさんはADHDについてとても詳細に説明してくれた。

しかしその場の人の反応がイマイチだったのADHDについて知らなかったからではなく、他の人が話している最中に話し始めたからという理由が大きいことに気づいていないだろう。

みんな先ほどの話が気になっていたはず。少なくとも私はそうだった。

Aさんのカミングアウトを受けて私は正直そうだろうなと思った。思い当たるフシしかなかった。

Aさんはとんでもなく視野が狭く、ありえないほどミスが多く、コミュニケーションがとにかく下手だった。

私はAさんはADHDだけでなくASDも併発していると思っている。

本人に言ったことはない。

Aさんはとにかく仕事ができなかった。あまりにもミスが多い上に勝手に手順を変更する。何度仕事のやり方を手を変え品を変え伝えてもあまり変わらなかった。

身バレ防止のため飲食店の皿洗いの仕事で例えると、通常は

皿に乗っている残飯ゴミ箱に捨てる

皿を水で軽く流す(両面)

洗剤のついたスポンジで皿を擦る(両面)

皿についた洗剤を水で流す(両面)

皿を水切りカゴに置く

水切りカゴがいっぱいになったら乾いた布巾で皿を拭く

皿を食器棚の所定の場所に置く

という手順を踏むが、Aさんにこれを任せるとこうなる。

皿に乗っている残飯がおかずだったら捨てるがご飯だったら捨てない(勝手独自ルールを作る)

米が乗った皿を水で流すため米が排水溝のゴミ受けに詰まり水が流れなくなるが放置(気づいていない)

洗剤のついたスポンジで皿の表を擦るが裏側はパッと見て綺麗だったので擦らない(勝手作業を短縮する)

5枚中2枚の皿を水で流し忘れる(本気で忘れている)

水切りカゴに洗った皿を置くのはなんか嫌なので一枚洗い終えるごとに布巾で拭き食器棚に置く(勝手に手順を変える)

皿を食器棚の所定の場所に置こうとしたら、食器棚の中の皿の並びに思うところがあったので皿洗いを中断して食器棚の整理をする

この件についてAさんに注意をするとこうなる

指導する人「おかずでもご飯でも残飯は必ずゴミ箱に捨ててください。排水溝のゴミけが詰まって水が流れなくなります。不衛生ですしゴミ受けを掃除する手間が増えてしまます

Aさん「いや、ご飯なら詰まらずに流れますよ」

指導する人「ご飯も詰まるんですよ(ご飯が詰まった排水溝のゴミ受けを見せる)」

Aさん「ならこまめに掃除すればいいんじゃないですか?」

自分掃除するとは決して言わない

指導する人「残飯を全て捨てればこまめに掃除する必要がないんですよ。とにかく残飯は全てゴミ箱に捨ててください」

Aさん「…分かりました」

その日、Aさんは残飯を全てゴミ箱に捨てていた

翌日、Aさんは残飯を全てゴミ箱に捨てていた

翌々日、Aさんはまたご飯を水で流してゴミ受けを詰まらせた

指導する人「必ず、絶対に、どういうときでも残飯は全てゴミ箱に捨ててください。ゴミけがまります

Aさん「いやでも、ご飯は流してもいいと思うんですよね」

指導する人「ゴミけが詰まるって言っているんです」

Aさん「ゴミ受けを外せばいいのでは?」

指導する人はゴミけが無いと排水管が詰まること、排水管が詰まったらシンクが使えなくなり修理のため業者を呼ばなければならなことを説明する。

Aさん「ご飯なら排水管には詰まらないと思うんですけど」

指導する人「ご飯なら詰まらいかもしれないですが、うっかり野菜を流してしまったりとかしたとき簡単排水管が詰まってしまます。それを防止するためにゴミけがあるんです」

Aさん「それは野菜を流した人が悪いのでは?」

指導する人「そうかもしれないですが、うっかりで排水管が詰まる可能性は排除しなければいけないんです」

Aさん「いやでも、ご飯は流した方がいいですよ」

指導する人「なんでそんなにご飯を流すことに固執するんですか?」

Aさん「いや、普通に考えてご飯は流した方がいいじゃないですか」

指導する人「…とにかく皿を洗う時は残飯が無いか確認してから洗ってください、絶対に、必ず」

Aさん「…はい

その日、Aさんは残飯を全てゴミ箱に捨てていた

翌日、Aさんは残飯を全てゴミ箱に捨てていた

翌々日、Aさんはまたご飯を水で流してゴミ受けを詰まらせた

以下繰り返し

これを入社当初から数年間繰り返している。

どんなに丁寧に説明しても何度注意してもミスしにくい方法提案してもそのやり方はやらずにミスをし続ける。

Aさんに振られた仕事はAさん1人に任せられないので誰かが手伝わなければならない。

水が流れなくなったらゴミ受けを掃除して、洗い残しのある皿、洗剤のついた皿があるかどうかチェックして洗い直し、Aさんが勝手作業を中断しないか監視して、うっかり目を離した隙にAさんが勝手食器の配置を変えたら元に戻さなければならない。

本当にAさんは何度注意しても数日後には忘れて何度でも同じことを繰り返す。

もしミス無く作業できたとしてもAさんは皿を一枚づつ洗って拭いて食器棚しまうという効率の悪いやり方に固執しているのでで作業速度が遅い。

そしても他の人であれば一瞬で終わる指導もAさんは話の飲み込みが悪い上に小学生のような理屈で話をまぜっ返すので大きく時間を取らせる。

マニュアルは渡している。

しかマニュアル渡してもすぐ無くす上に、再印刷しろと言っても不思議理由をつけて印刷しない(後述)

実際にAさんに任されている仕事研修を終えた人がすぐに任される難易度の低い仕事だ。

みんなそれぞれ仕事があり忙しいがAさんを手伝わなければAさんの仕事が滞りもっと手間が増える。

Aさんは障害者雇用ではなく一般雇用だった。障害者雇用ならもう少し優しくできたかもしれないが、Aさんは一般雇用で我々と同じ給与をもらってる。

Aさんが入社してからAさんのカバーに回る人達は見るから疲弊していき、Aさんへの不満が溜まっていった。

私もその1人だった。

Aさんの中には些細な何事においても確固たる成功パターンがあるようで、それから少しでも逸脱している状況に当たると何もしなくなる。

人参が無いのでカレーは作りません”

例えとしては微妙かもしれないが、こんな感じだ。

ルゥや米があっても、人参が無いならカレーを作るのを辞めてしまう。

Aさんの成功パターンから外れているからだ。

この状況で「人参無くてもカレー作りには問題ないじゃん」と言いわれるとAさんは「作れないわけではないんですよ。作れるんです。でも人参のないカレーなんて作る意味がないんです。なんで作る意味がないかというと…」と、カレーを作る能力には問題ないことを強調してから人参のないカレー無意味さについて丁寧に語ってくれる。

この説明は独特な感性に基づく独自理論ばかりで意味不明なことが多い。

例:倉庫からのぼり旗を出して車に積み込めと指示されたがAさんはやらなかった

上司のぼり旗が車にないぞ」

Aさん「今日は雨降ってたので」

上司「雨降ってたから何?今運ばないといけないんだけど?」

Aさん「いや、濡らしたらまずいなって」

上司「濡れてもいいよ。どうせ使ってるときは野晒しだし」

Aさん「いや、車内が濡れるので」

上司「雨降ってるんだからしょうがない」

Aさん「いや、濡れた旗を車から出しているところを人に見られたらまずいじゃないですか」

上司「?」

Aさん「そうしたらウチの評判がまずいじゃないですか」

分かりやすイラつき始める上司

上司「何の話かな?」

Aさん「いや、ですからのぼり旗が濡れてると車内が濡れるんです。そうしたら引っ付くじゃないですか」

上司「分かった(分かってない)。とにかく急いでるから早くのぼり旗を車に載せろ」

Aさん「だから引っ付くんですって」

結局私が代わりにのぼり旗を車に載せた。

独自理論職場で真顔で語ってしまうところにAさんの客観性のなさを感じる。

あるいはやるのを忘れていたことを隠すために最もらしい説明をしているだけかもしれない。

たまに”豚肉鶏肉があるのでカレーは作りません”というときがある。

いから作れ、と言われるとAさんは「でも豚肉鶏肉があるのにカレーを作るのはちょっと…。なぜならナンタラカンタラウンタラカンタラ……、なので合挽肉にしてハンバーグを作るべきです(?)」と上司提言する。

もちろん却下される。

変な例え話をしてしまったが、とにかくAさんは成功パターンから少しでも逸脱していると感じると何もしようとしなくなる。

何もしなくなるのなら、せめて状況を相談してから手を止めてくれればいいのに、Aさん誰にも何も言わずに手を止める。

誰かが「Aさんの仕事どうなってる?」と指摘しないと作業が止まっていることが確認できない。仕事を受けてから今の今まで何をしていたのか、と質問をすると明瞭な答えは返ってこない。Aさんは報告連絡相談が全くできないので、誰かがAさんを常に見ていなければならなかった。

段ボールを畳むとか、荷物を運ぶとかそういう小さくて単純な仕事であってもあれ無いから、これが有るからと独特な理由を見つけて手を止めるので、だんだんAさんに回る仕事は少なくなった。

先述の通りAさんは仕事ミスが多かった。

特に提出書類ミスが多く、事務員さんから再提出を求められることが多かった。しかしその再提出した書類ミスも多かったため、うんざりした事務員さんが直接Aさんのデスクに赴いて目の前で書類の訂正をさせるようになった。

初めのうちはAさんは「ミスが多くてすみません」と謝っていたが、だんだん「あー、分かりました」と普段日課をこなすような態度になっていき、しまいには「今忙しいので、そこで待っててください」という大きな態度になった。

事務員さんの時間を奪っている自覚がないようだった。

そしてある日、「まーた、懲りずに来たんですか」という意味不明発言をして事務員さんを怒らせた。

Aさんはアニメバラエティ番組Youtubeが好きだった。本人から聞いた。

問題はこの三つのまねをとにかくしたがるところだった。

⚫︎上司から仕事を振られたときに「はい自分自分職務を全うします!」と答える

元ネタ鬼滅の刃

※先述の通りAさんが職務を全うできることは少ない

⚫︎話の最中脈絡なく「おい、それは無いやろ」「おもんない」「しばくぞ」「反社やん」などの攻撃的なエセ関西弁を使う。

会社関西から離れた場所である上に、Aさんは関西出身ではない

⚫︎ミスを指摘されたときの一番最初の返事がいつも「あ〜↓はぁ〜↑(裏声)」

元ネタ終わりのセラフ

※怖めの先輩に「舐めてんの?」と怒られてからは言わなくなった

⚫︎他人に突然漫才のようなやり取りを求める

会社近くの潰れそうなラーメン屋についての雑談

私「あそこのラーメン屋が潰れたら昼休みに食べに行けるラーメン屋がなくなってしまますね」

Aさん「もし潰れたらBさんが代わりにラーメンを作ってくれますよ」

Bさん「なんで?」

Aさん「だってBさんってラーメン屋店長っぽいじゃないですか」

Bさん「?」

私「?」

Aさん「ちょっと!Bさんダメじゃないですか、ここは『なんでだよ!』って突っ込むところですよ!」

※Bさんにラーメン屋店長的な要素は無い

⚫︎ゆっくりボイスのモノマネをしながら仕事質問に来る

※かなり上手い

※私が褒めたら、私に対してずっとゆっくりボイスで話しかけるようになった

※私がやめて欲しいと伝えてもやめなかったが、怖い先輩が「気持ち悪いな」と言ったらやめた

Aさんはここには書ききれないほどアニメバラエティ番組意識した言動が多かった。

なので、先ほどの事務員さんへの発言も多分何かのマネをした発言だと思う。元ネタは知らないが、妙に芝居がかかった言い方をしていたのでそうだと思う。たぶん。

Aさんは先述の発言事務員さんに「懲りずに来たって何ですか?私は何に懲りなきゃいけないの?あなたミスしてるから、私はここに来てるんですけど!懲りるって何ですか!ずっと同じミスされてうんざりしてるのはこっちなんですけど!」と詰められて涙目になっていた。

それから事務員さんはAさんのところには来なくなり、再提出の書類はAさんが自力で直さなければいけなくなった。

Aさんはミスした書類を直すのに時間を取られるようになり、一日の1時間近くをミス書類修正に充てるようになったらしい。ただえさえ仕事ができないのに一日に7時間しか仕事をしなくなったと上司が言っていた。

Aさんはこのときのこと振り返ってを「いやー、失言してしまいましたね」と言っていた。

問題なのはあの失言だけだったと思っているらしかった。

そもそも事務員さんに書類を渡す前に上司書類確認するべきだったのでは?と思っている。

仕事できないだけならまだマシだった。

Aさんは雑談でやってはいけないことを一通りこなす人だった。

飲み会での会話

Cさん「最近キャンプにハマってて〜」

周りの人「流行ってますよね」

周りの人「どの辺りでキャンプするんですか?」

Cさん「〇〇の辺りです、結構雰囲気がよくて…」

Aさん「へー、最近の方はキャンプがお好きなんですね。自然の中で過ごしたくなるんでしょうかね?自分キャンプなんてやりません。虫が多いので。喫茶店を巡るのは好きなんですが、この前…」

※CさんはAさんの一つ下の年齢で最近の方と呼べるような間柄ではない

この後Aさんの語りが続いたが、Cさんのキャンプ話題に戻る

周りの人「一回のキャンプでどれくらいの費用がかかりますか?」

Cさん「そんなにかからないですよ、〇〇円くらいですね。でも自分キャンプ用品に拘りたいタイプなのでそこでかなりお金を使ってます。この前もらったボーナスがなくなちゃいそうです笑」

Aさん「いや、貯金はするべきですよ。何でボーナスを全部使おうとしてるんですか。自分は毎月3万円は貯金するようにしています。今回のボーナスも全額貯金してます。Cさんは毎月いくら貯金しているんですか?」

このときのCさんの顔には「なんでこの場でそれを言わなきゃいけないんだ」と書いてあるように見えた。

Cさん「分からないですね」

Aさん「なんで分からないんですか。自分お金ですよね?ちゃんと収支をつけていかないとダメですよ!」

Aさんは相手と同じ目線に立って雑談をしなかった。常にコメンテーター気取りだった。

おまけに相手の話の最中に聞かれてない自分の話をする会話泥棒で、少しでも相手に隙があれば説教をしたがった。

Aさんは朝ごはんは食べた方がいいとか、睡眠は十分にとった方がいいとか、急いでいるときでも運転は慎重にするべきとか、動物には優しくしてあげるべきとか、誰でも知ってる普遍的事実あなたは知らないだろうから教えてあげますという態度で得意げに説教するのが好きなようだった。

内容は恐ろしく浅い。朝ごはんは食べるべきだから食べるべき。幼稚園先生園児説教するときよりも薄っぺらい内容だ。

正直、小馬鹿にされているようでかなりイラッとくる。

Aさんは他の人同士が雑談をしているときでも内容に隙があれば会話に割って入って説教をした。

私「年末なのに全然掃除してないです」

相手「面倒ですよね」

突然乱入してくるAさん「いや、年末掃除しないとダメですよ。汚い新年を迎えるんですか、おかしいですよ。新年まであと〇〇日しかないです。面倒とか言っている場合じゃないです。緊張感足りてないんじゃないですか!」

※緊張感はAさんの説教の頻出単語

これが一番堪えた。

Aさんが乱入すると雑談がそこで完全終了する上にめちゃくちゃイラつく。

新年をそれほど大したことと捉えていない人や、何か事情があって掃除ができない人や(私の場合は面倒だからだけど)、掃除ときに緊張感を持ちたくない人がいるとは思ってもいなさそうだった。

上司が「他の人が喋ってるときに割って入るな」と注意したがAさんは「いやでも自分正義感が強いのが強みなんで」と言って特に改善されることはなかった。

こんな感じなので次第にAさんと話す人はいなくなったどころか、Aさんの近くで雑談をするとAさんに乱入説教されるためみんなAさんがいない場所雑談をするようになった。

あとAさんは誰よりも多くミスをするくせに、誰もよりも他人ミス不寛容だった。

ミスがAさんに関係なくてもわざわざミスした人のところに行きそれをを追求し、攻め立て、説教する。

妙に嬉しそうに「書類は提出する前にちゃん確認しないとダメですよ」と言っているのを見たときにはどの口が言うんだと思った。

誰かのミスでAさんが迷惑を被ったら、Aさんはありえないほど不機嫌になった。

ミスした人に強く当たる。さらに扉を大きな音で閉めたり、ファイルで机を叩いたり、部屋の反対側にまで聞こえる大きなため息を吐くなど空気悪くするどころか、無関係の人に対して八つ当たりもする。

普段Aさんのミスを一番尻拭いしてしている人に対してもこの態度だった。

先輩が「普段ミスしまくって周りに助けてもらってるのにその態度はなんだ」と指摘したらAさんはそれとこれは関係がないという旨の主張をしたらしい。

そもそもAさんは自分の出した損害を認識できていないようだった。

自分の席に座っていたAさんが飲みかけのペットボトルキャップせずに足元(通路)に置き、たまたま通りかかった人がそのペットボトルを蹴って服が汚れてしまたことがあるらしい。

デスクは物が散乱しペットボトルを置く場所がなかったため足元に置いたとのこと

※ウチ会社事務所は狭い

キャップをしなかった理由不明

近くの人がウェットティッシュを服が汚れた人に渡してあげている中、元凶のAさんは何もしないどころかその場で溢れた飲み物の弁償を求めたらしい。

※全部伝聞系なのは私がその場にいなかったか

多分Aさんは自分飲み物を奪われた何の落ち度もない被害者認識していたのだろう。

仕事ミスを連発しているのに妙に大きな態度を取ったりミスした人に強く当たるのは、ミスミスとして認識していない、ミス認識したとしてもそれは避けようのない事故なので自分のせいではないと思ってるからかもしれない。

続く https://anond.hatelabo.jp/20240728101905

大手企業の『ブラック新卒研修』の実態。1ヶ月で辞めた俺が見たもの

俺は今年の春、超有名な大手企業入社した。世間的にはホワイトだと思われてる会社だ。でも、あえて実名は伏せる。だって、これから書くことが本当だってバレたら、会社はどうなるかわからんからな。

入社式は華々しかった。でも、そこから地獄が始まった。

まず、毎日朝5時起床。研修は7時開始で、23時終了。睡眠時間は実質4時間くらい。「これが社会人洗礼だ」って上司は笑ってた。

研修内容? クソみてぇな暗記ゲームだよ。会社歴史から社長愛人名前(これマジ)まで、全部丸暗記。覚えられないとビンタ。「愛のムチだってさ。

毎日誰かが失神してた。救急車? 呼ばねーよ。「甘えんな」の一言で終わり。

俺は1ヶ月で限界がきた。退職願出したら、「会社の恥になるな」「親を泣かせる気か」って脅された。

でも、逃げ出せて良かった。今、この話を書いてるってことは、まだ生きてるってことだからな。

みんな、憧れの大企業に入る前によく考えろ。華やかな表の顔の裏に、こんな闇が潜んでるかもしれねーぞ。

2024-07-27

anond:20240727135735

もう完全にNHKおかしいよな

 

自称保守自称リベラルも、自民信者反自民も、

無くてもいいって言ってるし、マジで無くていいと思うわ

ワイは『豚のレバーは加熱しろ』の件、ぜんぜん許してないぞ。なぜかぜんぜん続報ないけどな

 

民間企業でも会長役員の子もの縁故入社って言ったらドン引きなのに

公費運営されているNHK縁故入社(親がNHK副会長)ってマジでどういうことだよ

もう縁故は1億歩譲って、『人は生まれを選べないから仕方ない、きっとNHK映像作ることが子どもの頃からの夢だったんだ』で納得するとしても、

まさか入社から執筆入社後の新人時代商業活動できるレベルで連載だぞ

いやもう副業規定どうこう以前のお話でしょ

 

よくもまぁ皆さん、NHK見るね

貯金1000万を達成した。達成の上で、本当に大事なことを書いていく。

資産形成だとか投資だとかが騒がれている昨今、節約系のyoutuberだとかニュースサイトをよく目にするようになった。

人気なコンテンツなんだろうと思う。

 

そこにはアドバイス的なことも書かれているんだけど、なんだかモヤモヤする。

的外れではないのだが、核心を突いていないというか。

読んでもらう/見てもらうためのコンテンツから仕方ないといえば仕方ないのだが。

 

という訳で、自分が思う本当の節約テクみたいなことを書いていこうと思う。

読み手感情無視する。エンタメのためのコンテンツではなく、俺の自己顕示欲によるものから

  

まずは自己紹介

地方の中堅メーカーに勤める技術者男性。院卒で新卒入社して現在5年目。年は29歳。

年収推移は一年から、300万→550万→600万→700万→750万(予想)

・家は賃貸家賃6万、車なし。

貯金を始めたのは2年目から。それまでの貯金奨学金の返済に充てていたから。

投資米国・全世界インデックス投資が中心。遊びで日本米国個別株、新興国インデックスファンドを購入している。

・「貯金1000万」というのは株/投資信託の含み益は含まない。あくま自分の入金額利益確定額をベースとしている。

 ちなみに含み益を含めた総資産は1300万くらい。

 それと結婚を機に親から結構な額のお金を貰ったが、それは含まない。なんとなくフェアじゃないから。

 

以後、具体的な大事なことを記載していく。

 

世間体に流されるな

個人的には重要。俺は車は持たず、駅近のアパートに住んでいる。

だが、俺が住んでいる地域は「車が必須」とされているし、ほとんどの人が車を持っている。 

会社から駅はそこそこ近いので、自転車会社に通う人も多い。

から通勤マスト、という訳でもないのに、車を持っている人が大勢いる。

子育て必要から、というのであればわかる。自分子供ができて必要になってから買おうと思っている。

俺はこの、多くの人が車を持っているという理由が未だによくわからない。結局同調圧力のようなもの脳死で従った結果なんじゃないかと思っている。

車、家、結婚保険子供部屋おじさん、ゴルフ、酒。常識だとか、世間の風潮には流され過ぎない方が良い。

だが、同時に同調圧力存在はしっかりと認知しておくべき。あまりにも乖離があると幸せを逃す。

 

年収が高ければ金も貯まる

結局これ。俺は世間一般から見ても年収が高い部類に入る。だから数年で貯金1000万を達成した。

でも、東京エレクトロンとかファナックキーエンス入社した友達には絶対勝てない。

ついでに言うと子供部屋おじさんにも絶対勝てないし、嫁がクソ稼いでいる奴にも勝てない。

どんだけ俺が節約しても、奴らには絶対に勝てない。

youtuberとか節約メディアがよく発信している節約テクニックとして、「家計簿を付けろ」とか、「固定費を見直せ」とかいろいろ聞くが、「稼げ」がすっぽ抜けているケースが多い。

真実だろう。どのメディアも言わないけど、稼ぐことは資産形成の上では一番正しい行為だ。次点節約なんじゃないか

俺はこの部分がコンテンツビジネスを作ってる奴が聴衆を一番騙している部分だと個人的には思ってる。

奴らは節約を頑張った人間ではない。節約を頑張ったことにして情弱コンテンツ提供して、その上で収益を得ている。

その収益公表している奴を俺は見つけられなかった。

はっきり言えばいいのに。「お前らに好かれるコンテンツ提供して金を得ている」って。

 

〇金が金を作る

奨学金を完済し、生活防衛資金がある程度貯まってから、俺の資産形成は加速した。

 

会社がやってる持ち株会を上限額に設定した、奨励金分の利益を満額取り込むことができた。

明治安田生命の「じぶんの積み立て」を始めた。ノーリスク生命保険料控除を満額受けることができた。

毎月15万の投資を始めた。クレカ投資楽天キャッシュポイントは満額貰えるようになった。

JRが始めた銀行に口座を開設した。資産をここに移すだけで、新幹線4割引券を毎年ゲットできるようになったっぽい。

ドラム式洗濯機自動掃除機を買い、可処分時間を増やした。

勉強運動に金を使うようになった。

 

これらは金があるからできるのだ。投資のようにリスクを負うようなものではなくても、現金をただ動かすだけで稼げるお金もあるということなのだ。

奨学金返済中は投資なんて考えられなかった。

金が金を作る、というのは身も蓋もないけど真実。まずは金を稼げ。

 

以上。

もし金が欲しいなら、働け。もしくは金に働かせろ。

anond:20240726103729

アラサー既婚女の所感

正直、ぶっ込んだ質問に答えたいかどうかは、時と場合相手によるとしかいえない。

入社したての仲間が少ない状況で、同じような属性特に年齢、性別)の相手から恋バナもちかけられたら、よっぽど見た目に嫌悪感があるとかじゃない限り乗っかる。なんなら自分相手の恋バナ聞きたい。

恋バナレベル質問アラフォー男性にされるのは、どんなイケオジだとしても、厳しい。おじさんの恋バナ興味ないので、自分の話も相手の話もしなくていいです。

2024-07-26

anond:20240726103729

おれがその中途入社だったら、最初からそんな質問攻めにされたらちょっと引く。

おれからしたらその女どもは自分とは距離感が違う人たちでコミュ力高いとは思わないな。

勿論、相手を見て踏み込み方を変えてるかもしれないけど。

おっさん立場としては増田距離感は適切だし、単にコミュ力うんぬんの話ではないよな。

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