2024-08-01

ある不幸な夫婦

※この増田フィクションです。

 

男は典型的非モテで、30過ぎまで彼女いない歴=年齢だった。

外見にコンプレックスが強く恋愛受け身で、結婚はもちろん生涯童貞覚悟していた。

そんな男の職場に中途入社してきたのが、のちに妻となる女だった。

女は、慣れない仕事フォローしてくれる男に次第に惹かれていき、

ある日の飲み会で、酔いに任せて男へ明確なアプローチをした。

男は、初めての経験に戸惑いながらも、女の好意を受け入れ、二人は付き合うことになった。

付き合い始めてしばらくすると、男は女が恋愛依存体質なのかもしれない、と思うようになった。

些細なことで泣き出したり、「愛している」という言葉を頻繁に要求してきたり、試し行動が見られたりしたからだ。

簡単に言うと、メンヘラなのではないか…。

ここが男にとって、引き返すことのできる最後分岐点だった。

しかし、男は女性経験がなかったため、女性はみんなこうなのかもしれない、と自分に言い聞かせた。

また、彼女を逃せば二度と結婚のチャンスは訪れないかもしれないという焦りもあっただろう。

果たして交際半年ほどで二人は結婚することになった。

ほどなくして、二人は子供を授かった。

ウェディングドレスをまとう身重の妻の前で、幸せな家庭を築くことを夫は誓った。

 

妊娠期間、また産後にかけて、妻の心身は夫の想像以上に不安定になった。

結婚後も二人で働きながら育てようと話していたが、育休を明けると妻は仕事育児マルチタスクに耐えられなくなった。

夫は家事育児負担を受け持つことを提案したが、保守的価値観内面化している妻は、その提案拒否し、退職希望した。

育児が一段落するまで、という約束で「大黒柱専業主婦」という昭和役割分担が成立したが、生活は苦しかった。

子は夫によく懐いた。生活の細々とした躾をする中で、どうしても感情的になってしまう妻に対し、夫は寛容に接した。

妻にとって、夫は子を甘やかすだけ甘やかして、育児のおいしいところだけを持って行くフリーライダーに見えた。

子が小学校中学年に上がったころ、夫は妻にそろそろまた働き始めてはどうか、と提案した。

妻はキャリアの断絶、心身の不調を理由提案拒否した。

妻は前職を辞めて家事育児に専念していた数年間、ほとんど社会とのつながりを失っていた。

妻は元々友人が少なかったのもあって、家族に完全に依存していた。

この先子が独立すれば、妻を支えていくのは自分しかいない。夫はそのことを重荷に感じるようになっていた。

 

子を産んでから、夜の営みは指で数えるほどで、三度連続で妻に拒否されて以来、心の折れた夫は妻を誘うことはなくなった。

数年経ってもなお埋まらない価値観の違いから、月に一度は離婚脳裏によぎる大喧嘩

仲直りのたびに、「私のこと、まだ愛しているの?」と問う妻。「愛しているさ」と答える夫。

いつからだろう、「嘘は吐いていない、はずだ」と自分確認するようになったのは。

夫を思いとどまらせるのはいつも99%の責任感と、1%の情愛。1%でも、愛は愛だ。

可哀想な妻。十分に愛されていると感じていれば、そのように問うこともないだろうに。

しかし夫も、依存されていると感じることはあっても、愛されていると感じることはほとんどないと思った。

おそらくお互いに、誰でも良かったのだ。二人は、誰かを求めるタイミングが合ってしまっただけなのだ

 

そうして、不幸な夫婦ができあがった。

不幸な家庭にだけはしたくないと、せめて子の前では努めて平和でいたいのだが、同じ家で暮らしていれば夫婦間の空気は伝わってしまうだろう。

から申し訳ない。子を愛する気持ちに嘘はない。子どもに会えたことは人生で最高の悦びだ。それは後悔していない。

今別れれば親権100%妻に行くだろう。しかしお前が立派に成人したあと、俺が自由を求めても、お前は俺を許してくれるかな?

ダメだよな、そんな都合のいい話。そうしたら結局、一人っ子のお前に面倒を押しつけることに他ならないもんな。

結局、俺が一生面倒見るしかないんだ。それが結婚だ。人生墓場ってことだ。

分かってるから、せめて増田に吐き出すくらいは許してくれ。

  • AIによる要約 結婚生活に絶望した夫。妻とは価値観が合わず、愛情も冷めている。離婚したいが、子どもへの責任感と経済的負担から踏み切れない。子どもの幸せを願う気持ちは本物だ...

  • うちの兄貴を見ているようだ なお弟は純度100%の童貞になりました

  • 弱男スタートはやめろ・・・ 全然弱男じゃねえじゃねえか死ねカス

  • こんなとこでグダグダ言ってねえでパコパコしてこい 少子化解決に貢献しろ

  • うちより全然仲いい。 うちは10年前に喧嘩して一回も仲直りしてない。 「私のこと、まだ愛しているの?」って聞いてくるなんてちょっと羨ましい。 そんな会話するなら定年後はき...

  • カウンセリング行け。

  • ※この増田はフィクションです。 どの部分がフィクションなんだろうって考えちゃう。

  • 血も繋がってない、セックスもしてない、過去に何度かセックスしただけの他人をどうして愛せるだろうか 依存関係ならあり得るがセックスなしに愛などありえないと思う

  • こういうしょうもない結婚生活を送ってるやつって、楽しそうにしてる独身を見下す傾向にあるんだが、増田はどうかな

  • 話が長くて要領を得ない 頼むから愚痴や人生相談を書き込む前に推敲するか死んでくれ

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん