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2023-06-08

anond:20230608075545

逆のイメージ

ある程度男からモテてる女ほどその手のアピールをしていて

モテない女ほど保守的女性規範内面化して自虐的になっているイメージだよ

2023-06-07

お客様ライフステージが変わり、を考える

私たちには、創業当初から大切にしている「Soup for all!」という価値観があります。……お客様ライフステージが変わり、ご家族やお子様と一緒にご来店いただく方も増えてきた中、Soup Stock Tokyoとしてお子様の成長を一緒に見届けることができればと……

これはきつい。炎上の一番の原因は、ここではないかと思っている。

こういわれてしまえば、「ライフステージ」を変えていない独身女性は、「取り残された」ように感じてしまう。

自ら望んで独身を続けてきていたとしても、こう言われれば、自分けがバスに乗り遅れたかのような感覚を持たされてしまものであるしかも、これまで味方だと思っていたスープストックに、「他のひとは、新たなステージに進んでいるんですよ」と、後ろから刺されたような気持ちになろう。

https://president.jp/articles/-/69655?page=2

俺は千田教授には批判的だが、今回ばかりは唸ってしまった。

かに論理的に考えれば教授見解は正しいかもしれない。

お客様ライフステージが変わり」

ライフステージが変わってないなら、お客様じゃないって言うのか」

こう言われてしまうのは必然かも。

この日記追記しながら、しばらく考えてみようと思う。

1

「近頃は、外国人観光客が増えてコロナ以前の水準に戻り」

こんな言い方をニュースでよく聞くと思う。

大抵インタビューされた店主が有り難がる展開になるんだが、しか在日日本人客が怒ったりはしない。

俺たちだっているだろ、とはならないのは何故か。

「増えた」

からか?

ライフステージが変わったお客様が増え」

だったなら怒りは湧いてこないか

ホームコンピュータに家のLEDを点けるように命令して、玄関だけ暗かったら憤ると思う。

LEDを点けろ、には、すべてのLEDを点けろってニュアンスがある。

同様に、お客様ライフステージが変わった、と言ったら、すべてのお客様意味してると捉えられる。

からライフステージが変わった客にだけ言及すればいいのではないか

2

ライフステージが変わったお客様が増え」

しか例外扱いされるとブチ切れる人はいる。

男は力が強いんだから荷物持って当然とか、理系が多いんだから機械には詳しいでしょみたいな扱いをされると怒る男も多い。

なぜだろう?


例外だ、普通ではない、異常だとみなされると腹をたてるのは、その人たちの心の中に異常であるのを怖れる・蔑む傾向があるせいではないか

だとするとライフステージが変わってないお客様が怒るのは理不尽ということになる。

3

いや妙だな…。

ライフステージが変わっていないお客様が少数派になっただけでは、普通でなくなったとはならないか

セクシャルマイノリティマイノリティだと言われてるのを問題視したなんて話は聞いたことがない。

数の多少は単なる事実

だけどそれでも。

ライフステージが変わったお客様が増え」

この文言に引っ掛かる人も多そうだ、と直感が告げている。

おそらく、ステージは登り階段で、成長の概念に直結してるのが理由ではないか

4

赤ちゃん子ども勉強修行練習努力、…。

これらがポジティブイメージを持ち、肯定的な使い方を基本とするのは、

社会は拡大して繁栄するのが目的だとみなされているからだろう。

人間価値観極めてプリミティブな部分に、成長 = 絶対善インストールされている。

神を信じない人でも成長の善さは信じてる。

誰であれ「これから頑張っていくよ!」と宣言する人に、いや頑張るな、と横槍を入れたりしない。

そういう茶々は悪として叩かれてしまうだろう。

5

なぜ成長が重宝されてるのかは分からん

だけど、成長概念が善として人々の中に強く内面化されている以上。

「みなさん成長されてますね」は煽りに取られる可能性が高い。

ライフステージ階段だ。階段は一直線。

生き方多様性認識されてる現代で、直線上の成長過程結婚が含まれてるのは、反社会的だと思う。

同性カップルはもちろんありだし、結婚しない女性生き方だっていいじゃないか

DINKs だって子どもを持たなくてもいい。

弱者男性でも構わない。

様々な生き方選択肢尊重されるべきだ。

6

ファビョる発言して炎上したスラム街出身Vtuber を思い出してる。

十数年前はそういうスラング問題視されたりはしなかった。

現代基準コンプラで、言葉を総ざらいするのは難しい。

頭の中で次に使われる機会を待って凍結されてる言葉たち。

腐ってメタンガスを出してるかもしれない。

注意深くみても気付かないかもしれない。

スープストックトーキョーの担当者に同情するよ。

正直こんなの、無理だ。

炎上沙汰が怒ってないパラレルワールドライフステージ単語だけ見たら、それが内包する排斥性を見落としていただろう。

だけど考察の中で得た結論としては、ライフステージ時代遅れ概念と言わざるを得ない。

俺はプログラマーなので、便利な言葉を知っている。

リー

分岐して様々な方向に成長していく人間過程を表すために、『ライフリー』を提案する。

アンチマン最後レイプ願望なのか?

https://note.com/saiusaruzzz/n/n5c0589e6cacf

ねこの通りなんだけど、

最後のところがレイプ願望かどうかは疑問が残る。自分最初レイプ願望かと思ってたが、最後のところの面会まで妄想だとなると、ではいったいどこまでが妄想なのかはっきりしなくなる。

自分レイプ願望でないと思ったのは、妄想の方では、どちらも服をずり下ろして尻を出させてるのに、電車の方ではそれがない。レイプを何回も妄想している主人公が、手間がかかるその手順を飛ばすとは思えない。逆に言うと、妄想でもか描かれていない自分ズボンを下ろすという一手間は飛ばすかもしれない。

ポイントは、主人公に高度に内面化された男らしさがあるということ。だからこそ守るという行動を、(主人公気持ちはどうであれ)したのではないか

2023-06-06

生きてて楽しい事はあるし生き甲斐みたいなのも持ってるけど、それ以上に面倒臭い事が多すぎる。

独身バカにしたくてたまらない人に言わせれば「責任のない人生特有の考えなんだろうね。

でも私は大人やら社会人やらの責任かいう謎ワードから活力を得られるほど社会性を内面化していない。

資本主義、というか賃金労働コミットする事に対して謎の忌避感がある。

さりとて働かなければそこそこ以上の生活はできない。そこそこ以上の生活はしたい。でも働くのも面倒くさい。

自殺をしよう。でも進撃が完結してからにしよう。エヴァが完結してからにしよう。

そんな考えを繰り返しながら生きてる。

別にいつ死んでもいいけど、せっかくならあれを待ってから死んでもいいかなと思う事で精神イニシアチブを取ってる。

今は再販されたみそきんを食べてから死のうかなと思ってる。おれは今みそきんに生かされている。

今までは漫画映画楽器、好きだったもの、憧れていたものに生かされていたけど、生きる事へのどうでもよさが如実に表れてきた。

20代ならまだギリ自殺してもかっこいいか死ぬなら早めに死にたいね。

この間足を床につけたままドアノブで首吊るってやつ試したんですけど、あれコツがあるみたいで苦しいだけでしたね。

10秒だかで気を失うとかネットで見たけど全然だった。

死ぬ気があるんだか分からん死にたがりピープルのふかす事はほんまアテにならんな。

首を吊るならハンパな事せずにちゃんプラプラ吊られた方が良いっぽいです。

2023-06-05

友人と語らい、カラオケにでも行き、趣味にかまけ、結婚でもする。

人生をかけて大層な目標を追求しようだなんて考えは捨てる。

ニーチェブッダハイデガーみたいに強くなれる自信なんてないし、もう心はかなり限界になってる。

実存的な苦しみから逃れるには目先の生活にまるっきり埋没して忘却するのが一番。

そんな事は分かっているのだけど、根源的な不安と向き合う事が誠実な生き方に思えてならないし、手放したら「私」が終わってしまう気がする。

一切の妥協なき自己実現を諦めたり、初めから関心がない人から何を言われても全く心に響かない。

命そのものには何の価値もなくて、命を使って意志を持ち自分の信念を追求する事をやめたらそれは石ころと変わらない。

私は人間でいたい。でもも疲れた。全てが面倒臭い

早起きして奴隷船に乗ってしたくもない賃金労働をして、残り少ない余暇も気力を充足させる気晴らしに充てるばかり。

より多くの余暇を得るために少ない余暇を使って金稼ぎのスキルを身につけるなんて、そんな回りくどい真似をするのももう面倒臭い

世捨人になりたいと思っても、半端に内面化された社会性が邪魔をしてくる。

不誠実な生き方をするくらいならもう死にたい花束みたいな恋をしたの菅田将暉になるくらいならもう永遠現実逃避をしたい。

ごめんマルクス、私は実質的包摂に抗いきれそうにありません。

2023-05-28

なんで、オタク外野から批判激怒するの?

オタクを含めて、何か特定対象に肩入れする人たちが、外野である第三者批判などに対して激怒するのかが分かった。

まず、外野第三者じゃない人というのは、たとえばファン消費者)とか、制作に関わるスタッフなど。こういう人たちの、批判については、内容にもよるけど、激怒して炎上とか、批判殺到とか、Colabo騒ぎみたいなことにはあまりならない。

対して、特別関係が無い第三者、たとえばフェミニズム団体コンテンツ批判した場合などは、大炎上騒ぎになったり、激烈な対立社会的な影響を及ぼすことがある。

これは何が違うのか。

ファン消費者)や制作スタッフ労働者)の要求というのは、基本的に、単なる要求に過ぎないのであって、せいぜい交渉材料であり、基本的に相対化できる。どんなに状況が悪くても、関係を断つ(ファンをやめるとか、仕事をやめるとか)で解決できる。法律上使用者労働者制作製造販売者消費者、こういった関係あくまで対等であって、その要求はどっちが偉いとか、正しいというものではない。

これに対して、第三者による要求は、労使関係や売買関係のようなものは無いのだから、その要求普遍的道徳倫理に基づくものとなる。例えば、吉野家役員の「生娘シャブ漬け」発言に対する批判は、商品の値段や味、賃金労働環境の話のような交渉材料の話ではなく、普遍的道徳倫理に反するから問題視され、批判殺到した。

しかし、この普遍的道徳倫理は重大な欠陥がある。それは、真に普遍的で万人に共有されているのかということは証明不可能であり、普遍性担保の為には逆らう者に強制をするしかないということである

たとえば、月曜日のたわわの日経広告問題を見てみよう。そもそも月曜日のたわわという作品は、未成年を含む胸の大きい女性性的にまなざすということを主題に据えた作品である。この作品ファンは、恐らく、「未成年を含む胸の大きい女性性的にまなざすということ」に対して問題意識を感じていない。現実の街中で他人の胸をジロジロ見るのはマナー違反である、と思う人は少なくないとしても、フィクションの作中で面白おかしネタにしたり、エロスを感じたりすることに対して、全く問題視をしていないだろう。対して、この広告批判側は、そのように未成年性的にまなざすこと、身体的特徴を面白おかしネタにすること、そういったことを肯定する作品社会に出回ることで社会ステレオタイプ助長されるかもしれないことに対して強い憤りと、普遍的道徳倫理への挑戦として考えてい居るだろう。

そして、先ほどから言う通り、第三者が口を出すということは、「普遍的であることを意味する。月曜日のたわわの青色版の価格が不当に高い、と不満を持つ消費者がいたとしても、その問題意識は基本的普遍的な物ではない。嫌なら買わなければいいだけであるしかし、第三者未成年性的にまなざすことを問題視するのは、「普遍的」な問題からこそである

この問題が「普遍的であるならば、これを問題視しない制作者やファン思想矯正されなければならない。ジェノサイドが許されない、人種差別が許されない、といった考えと同様に、それは普遍的価値観として強制されるべきであるということを必然的に含意することになる。

そして、だからこそ、ファンは徹底的な反発をする。おそらく、ファンは反対に「フィクションの中は自由であり、何をやってもよい」といった思想普遍的倫理道徳として内面化しており、それは双方とも「普遍的であるからこそ、両立不可能である

道徳倫理という概念は、具体的に正しさを証明することが不可能タイプの主張である。これを理由に、直接的な関係のない相手に対して主張する場合、その主張が「普遍的であると主張することになる。もし、普遍的ではない、個人お気持ちだとすれば他人に対して主張することはできない。人を殺してはいけないという主張が普遍的であると信じているからこそ、加害者でも被害者でもない第三者が、人殺しに対して批判をすることができる。これが、共有できていないときに、人はその普遍性担保するために、政治的経済的ないし物理的力により強制するしかなくなるのであり、であるからこそ対立無限エスカレートするのである

2023-05-17

anond:20230517105805

幼馴染で関係値が高くて、我が強くて主体性のあるエネルギッシュなビアンカよりも

大人しくて男性に都合のいい女っぽいフローラの方を選ぶのか。

それ。

ゲームの話と軽んじられそうだけど、キャラクターフィクション。でも選択するのは現実人間

あるアイドルVtuberの切り抜きをみたんだけど、個性的な女よりも、男は結局清楚な女性を選ぶんでしょって嘆いてた。

女性はみんな清楚とかいう男に都合のいい女像に振り回されて、ほとほとウンザリしてるんだよ。

アイドルでさえも清楚概念を受け入れるか、茶化すか、内面化できずに苦しむか、距離を置くか、で挙動不審にさせられてるんだから一般女性言わずもがな

2023-05-14

ジュディス・バトラーについてChatGPT先生に聞いてみたよ

Q:ジュディス・バトラーの主張と批判について教えてください。

A:ジュディス・バトラー (Judith Butler) は、ジェンダーアイデンティティ権力問題に焦点を当てた哲学者ジェンダー理論である彼女の主な主張は、ジェンダーは固定的で自然カテゴリーではなく、むしろ私たちの日々の行動や相互作用を通じて継続的生産され強化される社会的構成であるという考えに基づいている。彼女クィア理論の発展に影響力を持ち、フェミニズム、異規範性、伝統的なジェンダー概念に対する批判を行ってきた。

バトラーの主な主張の1つは、ジェンダー遂行的であり、それは単に生得的または既存アイデンティティ表現する問題ではなく、むしろ私たちが行動や行動を通じて創造し、実行するものであるということである彼女は、ジェンダー私たちが学び、内面化する文化的スクリプトであり、私たち日常的な他者との交流を通じて常に再生産されていると主張している。つまりジェンダー私たちから独立して存在するものではなく、私たち積極的に生み出し、参加しているものであるということです。

バトラー研究のもう一つの重要な側面は、本質主義に対する彼女批判である本質主義とは、特定の特徴や性質個人集団に固有のものであり、これらの特徴がそのアイデンティティ定義するという信念であるバトラーは、本質主義は抑圧の一形態であると主張する。それは、アイデンティティには固定的で自然カテゴリーがあり、それが差別排除につながる可能性があるという考えを強化するからである。代わりに彼女は、複数の変化する表現形式可能にする、より流動的で柔軟なアイデンティティ概念提唱している。

ジュディス・バトラーに対する最も一般的批判の1つは、あまり抽象的で理論的であり、彼女アイデア現実世界でどのように実践できるかが必ずしも明確ではないということである批判者は、ジェンダーパフォーマンス的な性質アイデンティティ流動性に焦点を当てることは、具体的な政治的または社会的行動に変換することは困難であり、彼女仕事は不平等と抑圧の問題対処するための明確な戦略提供していないと主張している。

バトラー研究に向けられたもう一つの批判は、個人アイデンティティ主体性に焦点を当てすぎており、より大きな社会的制度構造私たち経験を形作る方法を十分に説明していないということである。一部の批評家は、彼女成果主義ジェンダー社会的構築を強調していることは、家父長制、資本主義人種差別のような制度システムを通じて権力機能する方法に十分に対応していないと主張している。

最後に、フェミニスト学者活動家の中には、生物学的な性と女性経験重要性を損なうとしてバトラー批判する者もいる。彼らは、ジェンダー流動性アイデンティティ社会的構築を強調することで、バトラー女性身体物質的な現実と、性に基づいて歴史的に抑圧されてきた方法を消し去ると主張している。

2023-05-11

anond:20230510185706

この手の意見が悪気なく言われ、なんなら当該地域を出た当人すら内面化していて現在自分の感じ方とのギャップですり減る土地柄です

2023-05-05

anond:20230505011804

これはマジで思う

オタク趣味あるけどオタク差別が激しい人」っていま50以上ぐらいの世代だよね

自分らの上の世代オタク差別が激しい時代内面化しちゃってるオタク結構いた

50過ぎまでずっとそれが抜けなかったとすれば不幸せオタクライフだったねって感じだけども

最近オタクヘイターと戦うことに虚しさを感じる

だってやってるの明らかにアラフィフ以上の人ばっかやん。

これはオタク差別オタク迫害のものというよりは

迫害時代思春期送った人たちがアップデートできずに発狂しとるだけでは?

 

白髪も増えてきた世代の人たちの思春期には強烈なオタク差別があって

オタク差別を楽しんでた人やオタク差別内面化してしまった人が

我々の若い頃はオタクもっと日陰で弁えてたぞ!

っていうのを今の屈託ないオタク押し付けようとしてるだけ

 

でもそんな声に若者世代は気づいてもいない

気づいて反論してる我々も若くてもそろそろアラフォーみたいな世代

要はこれ世間没交渉の単なる老々介護やんけ?

  

アラフィフオタクヘイターが今更常識アップデートするなんて無理なんだし

穴でも掘って好きにさけばしとけばええんとちがうか

そんなもん真面目に反論したり嗜めてりしてる我々世代が一番マヌケである

そんなことに使う時間アニメでも見てる方が有意義人生やん?

  

 

てわけで今季スキップローファーおすすめ

アニメ効果でまんまと原作8冊も揃えてしまったくらいいい作品です

2023-05-01

男にも女にも「弱い異性を庇護したい」「強い異性に庇護されたい」欲があります

男にも女にも「強い異性に守られたい」欲と「弱い異性を守りたい」欲の両方があります

(性的マイノリティを除く)

男の「弱い異性を守りたい」欲と女の「強い異性に守られたい」欲は普通恋愛関係で満たすことができます。やはり、男の方が力が強いし、男が歳上の方が一般的ですからね。男の加齢より女の加齢の方に世間は風当たりが強いので

しかし、男にも異性に守られたい欲はあります

これはオタク界隈の「バブみを感じてオギャる」という言葉に表れています

また、女にも異性を守りたい欲はあります

ジャニーズに「守ってあげたい」などというおばさんはその欲を前面に出しています

では、女の「弱い異性を守りたい」欲と男の「強い異性に守られたい」欲はどこでもっとも満たされるのでしょう

それは「母と息子の関係」です

母にとっての息子という「生まれる前から存在を近くで感じていて、産まれたばかりの頃はふにゃふにゃで、少し歩き出すと危なっかしく目が離せず、無邪気で、掛け値なしに愛を表現してくれる小さな異性」。

息子にべったりで成人しても甘やかしてしま母親、「息子を蔑ろにしたら許さない!」と嫁いびりする母親、一方で娘を蔑ろにする母親恋人や妻に母親代わりを求める男の話は枚挙にいとまがありません。

父と娘も似たようなものがあるかもしれませんが、現状子育てに多く関わってるのはやはり母親だし、父親では生まれる前から体内で存在を感じ続けるわけにはいきません

男児母親名誉男性が多い」と言ってたフェミの人がいましたが、小山晃弘わかり手も似たようなことを言っていて、実際その通りなんですよね

息子の母親の方が、裁判員になった際に性犯罪者の刑を甘くしたり、女の服装も悪いとか言い出したりしま

コンクリ事件犯人母親なんか「この女のせいで息子の人生は狂った」と言いながら被害者の墓を荒らしたそうですし

弱くて可愛い息子を、誑かす悪い女から守ってあげなきゃ!と思う心。

女の異性に対する庇護欲は拗らせると厄介なのかもしれません


ブラザーペナルティと言って、弟のいる姉ほど専業主婦を選びやすく、収入も低く、より「伝統的な女らしく」振る舞います

どちらかというと「兄のいる妹」の方が、兄との関係から「男の方が強くて偉くて従うべき」という男尊女卑内面化しそうだと思いませんか?でも、そうはならなかった。

先程言った「息子にベタ甘、娘を虐げる」母親ですが、子供達が「姉と弟」の時にそのパターンが強化されるようです

息子は弱い、息子は無邪気、息子は小さくて可愛い、娘は強い、娘は言葉が早くて生意気、娘は可愛くない、娘に息子の世話や家事を任せればいい…という意識が年齢差によって強化されてしまうのです

自身、弟の世話や家事をすることで庇護欲を満たし、伝統的な女らしさを内面化するのか、それとも弟に比べて教育愛情をかけられずにそれが収入生き方に反映されるのかはわかりません

たまにいる「おばさんと若い男」のカップルは、女の「弱い異性を守りたい」欲と男の「強い異性に守られたい」欲を恋愛によって満たすレア関係なのでしょう

2023-04-24

少年ジャンプは「エロ」と「性暴力」の違いを区別してください

僕と少年ジャンプの話をします。僕は小学四年生の頃から現在社会人3年目の今まで週刊少年ジャンプをほぼ読み続けていました。

当時小中学校の時はToLOVEるなど女子性的コミュニケーションを取る漫画ハラハラキドキしながら読んでいました。しか大学生も後半の頃に当時ToLOVEるを読んでいなかったという友人(男)に出会いました。その時僕は理解ができなくてしどろもどろ興奮しながら「男なのに!?意味がわからない」と発狂しました。しかし今は「性暴力」と「女性も同じ人間」だという事を知っているので、彼がなぜToLOVEるなど性的作品を読まなかったのか理解できます。「相手同意を取らずに性的行為をするのは性暴力で、相手の心を傷つけること」「女性の体を見境なく性的に見ることは当然のことではないこと」ということを当時の僕が知っていれば僕も彼と同様ToLOVEるなど性暴力を扱う作品を楽しく読むことはなかったでしょう。「性暴力含むエロを豪胆に愛して憚らないのが男らしさ」という少年誌メッセージ内面化してしまい、性暴力を含む作品を声高に称賛して、男らしくなれてると錯覚してた自分は本当に恥ずかしいし迷惑なことをしていたなと思います

小学校高学年の頃、東京に住んでいた僕は秋葉原もそこそこ近く、「非実在青少年」の話を皮切りにした漫画規制の話をよく耳にしてました。少年ジャンプの作者たちも「読者は現実ファンタジー区別ができる」と言った論調規制を反対していました。ぼくも「その通りだなー」と思っていました。しかし今思い返してみると当時の僕は区別なんかできていないことに気づきました。今でもすごく心残りの事件があるのですが、僕が小学生の頃公園で遊んでいると同級生男子女子に棒アイス差し入れました。僕は少年漫画アイスチョコバナナ男性器に見立てて、それらを普通に食べている女子エロい目で見るというセクハラ存在を知っていました。しか女子たちはそれを知らずに暑い夏だったので棒アイス感謝しながら食べてました、男子たちは僕の予想通りいやらしい笑みを浮かべて彼女たちを見ていました。その時は嫌な奴らだな、でも「男子はそういうものからな」ということが当たり前だと思い込んでいたので、問題な行動だとして注意をするという発想がありませんでした。男子たちも仲間内で露悪的だけど楽しいことをしているといった雰囲気でした。その男集団リーダーだった男子高校生の時に風呂覗きをして学校を退学になっていました、風呂盗撮した写メ男子グループに共有したらしいです。多分いいことをしていると信じての行為だと思います。僕も彼も「男子はそういうものが好き」という少年ジャンプが発信する嘘の常識を信じ込んでしまっていた点は同だと思います。そのために、セクハラをされたらその人の心は傷つくという当たり前のことに気づけなかったのです。

小学生の頃、僕は少年ジャンプを作っている人たちに「子供現実ファンタジー区別ができる、倫理観道徳観を持っている、判断がつく」というような期待をされました、そして今の僕がそれに答えるとしたら「性的表現に関しては、十分な性教育を受けていなかったので正しい判断はできてなかった」と答えますし、現実ファンタジーという区切りではなく、「社会的責任がついて回る空間と、そうでない空間」での影響を論じるべき内容だと思います

僕は面白い漫画を読むためにジャンプを買ってきたつもりです。大学の頃に出会った彼もそうだと思います。極論、ジャンプエロ表現がなくても僕たちは大学生までジャンプを購読し続けてただろうと思います

ジャンプ作品の性暴力表現は誰のために描かれているのか、僕は今、甚だ疑問です。

個人的に、女体を切り売りして、それを喜ぶ層に商売をする今のジャンプは見ててつらいものがあります。女女でやれば批判されないと思っているのか、この頃女から女にセクハラするという作品が増えています。今一度、同意のない性的行為相手が誰であろうと性暴力であり相手は傷つく、という認識ジャンプ編集部は持ってください。

漫画を使って教育しろと言う気はないですが、今のジャンプ作品内での女子の扱い方は、パブロフの犬のように、読者に「女体=エロ」と脊髄反射でつなげてしまう、そういう訓練になってしまうという一面があると思います

「男は、女性性的な部分を力づくやラッキーで見たいと思ってる」というような「男=狼」観を決めつけで小さい子供たちに信じ込ませるようなメディアを作るのは大人としてやめて欲しいです。

そもそも作品でよく描かれている高校生以下の女子は、大人が守るべき児童の枠の中にいます倫理的にそういう枠の子エロく描くのはいけないのではと思います

2023-04-20

anond:20230419225050

貧困男性って産まれつきバカなのかストレスバカになってるのか知らないが自己責任論が内面化されていて、

自分貧乏で苦労しているのは自分努力不足で

努力してスキルアップすれば貧困から脱せられると本気で信じてるおめでたいやつが多い

2023-04-16

少年ジャンプは「エロ」と「性暴力」の違いを区別してください

僕と少年ジャンプの話をします。僕は小学四年生の頃から現在社会人3年目の今まで週刊少年ジャンプをほぼ読み続けていました。

当時小中学校の時はToLOVEるなど女子性的コミュニケーションを取る漫画ハラハラキドキしながら読んでいました。しか大学生も後半の頃に当時ToLOVEるを読んでいなかったという友人(男)に出会いました。その時僕は理解ができなくてしどろもどろ興奮しながら「男なのに!?意味がわからない」と発狂しました。しかし今は「性暴力」と「女性も同じ人間」だという事を知っているので、彼がなぜToLOVEるなど性的作品を読まなかったのか理解できます。「相手同意を取らずに性的行為をするのは性暴力で、相手の心を傷つけること」「女性の体を見境なく性的に見ることは当然のことではないこと」ということを当時の僕が知っていれば僕も彼と同様ToLOVEるなど性暴力を扱う作品を楽しく読むことはなかったでしょう。「性暴力含むエロを豪胆に愛して憚らないのが男らしさ」という少年誌メッセージ内面化してしまい、性暴力を含む作品を声高に称賛して、男らしくなれてると錯覚してた自分は本当に恥ずかしいし迷惑なことをしていたなと思います

小学校高学年の頃、東京に住んでいた僕は秋葉原もそこそこ近く、「非実在青少年」の話を皮切りにした漫画規制の話をよく耳にしてました。少年ジャンプの作者たちも「読者は現実ファンタジー区別ができる」と言った論調規制を反対していました。ぼくも「その通りだなー」と思っていました。しかし今思い返してみると当時の僕は区別なんかできていないことに気づきました。今でもすごく心残りの事件があるのですが、僕が小学生の頃公園で遊んでいると同級生男子女子に棒アイス差し入れました。僕は少年漫画アイスチョコバナナ男性器に見立てて、それらを普通に食べている女子エロい目で見るというセクハラ存在を知っていました。しか女子たちはそれを知らずに暑い夏だったので棒アイス感謝しながら食べてました、男子たちは僕の予想通りいやらしい笑みを浮かべて彼女たちを見ていました。その時は嫌な奴らだな、でも「男子はそういうものからな」ということが当たり前だと思い込んでいたので、問題な行動だとして注意をするという発想がありませんでした。男子たちも仲間内で露悪的だけど楽しいことをしているといった雰囲気でした。その男集団リーダーだった男子高校生の時に風呂覗きをして学校を退学になっていました、風呂盗撮した写メ男子グループに共有したらしいです。多分いいことをしていると信じての行為だと思います。僕も彼も「男子はそういうものが好き」という少年ジャンプが発信する嘘の常識を信じ込んでしまっていた点は同だと思います。そのために、セクハラをされたらその人の心は傷つくという当たり前のことに気づけなかったのです。

小学生の頃、僕は少年ジャンプを作っている人たちに「子供現実ファンタジー区別ができる、倫理観道徳観を持っている、判断がつく」というような期待をされました、そして今の僕がそれに答えるとしたら「性的表現に関しては、十分な性教育を受けていなかったので正しい判断はできてなかった」と答えますし、現実ファンタジーという区切りではなく、「社会的責任がついて回る空間と、そうでない空間」での影響を論じるべき内容だと思います

僕は面白い漫画を読むためにジャンプを買ってきたつもりです。大学の頃に出会った彼もそうだと思います。極論、ジャンプエロ表現がなくても僕たちは大学生までジャンプを購読し続けてただろうと思います

ジャンプ作品の性暴力表現は誰のために描かれているのか、僕は今、甚だ疑問です。

個人的に、女体を切り売りして、それを喜ぶ層に商売をする今のジャンプは見ててつらいものがあります。女女でやれば批判されないと思っているのか、この頃女から女にセクハラするという作品が増えています。今一度、同意のない性的行為相手が誰であろうと性暴力であり相手は傷つく、という認識ジャンプ編集部は持ってください。

漫画を使って教育しろと言う気はないですが、今のジャンプ作品内での女子の扱い方は、パブロフの犬のように、読者に「女体=エロ」と脊髄反射でつなげてしまう、そういう訓練になってしまうという一面があると思います

「男は、女性性的な部分を力づくやラッキーで見たいと思ってる」というような「男=狼」観を決めつけで小さい子供たちに信じ込ませるようなメディアを作るのは大人としてやめて欲しいです。

そもそも作品でよく描かれている高校生以下の女子は、大人が守るべき児童の枠の中にいます倫理的にそういう枠の子エロく描くのはいけないのではと思います

2023-04-15

anond:20230415203300

このような人格内面化させてしまった背景を考えるに、やはり男の醜悪さを意識せざるを得ない。彼女もまた被害者なのだ。罰せられるべきはすべての男。

「NOと言ってくれない人」問題

ハラスメントも性暴力もあってはならないのはそりゃそうだし傷つける側に回らないように生きてはいるんだが。


ハラスメントする側に回らないようにいくら頑張ってもそもそも「NOと言ってくれない人」っているじゃん。

たいていの場合過去にその人に嫌な思いをさせた人がいるんだろうなとは思うんだけど、その人以外はその人じゃないし。

それでも「NOと言えない」を内面化してる人って周りの人がいくら配慮しても本人の問題からどうしようもないじゃんか。

前職が大変だったのか過剰にビクビクしてて教えにくいし質問も遠慮して全然しないわかってないのに「わかりました」と言っちゃう新人とか。

頑張って根気強く優しく教えるけど他の人よりすごい時間かかる。

そしてこれ恋愛性愛の場面でも普通にありえることだと思うし。

別にフェラチオしてくれなくていいけどなーと思ってるのに向こうが勝手に「本当は嫌だけどしないと嫌われる」と思ってるとか。

内心そう思いながらも「無理にしなくてもいいよ」って言っても「無理じゃないよするよ」って言われたらどうしようもないじゃん。


からあなたYESでも、わたしがNOなら(性)加害」ってフレーズを単品で見ると、やっぱ一般化するには乱暴フレーズだなと思う。

常に「NOと言えなかった人は言わせてもらえなかった被害者で、NOを引き出せなかった人はNOを塞いで言わせなかった加害者」とは限らないからだ。

というか、そんな定義を正しいものとされたら「NOと言ってくれない人」の気配をすこしでも感じさせる人とは危険なので関われない。



というわけで、性加害もハラスメントダメだし、このコピー本来意味するところもわかるんだけど、単純にフレーズとしていけてないんじゃないかなーと思った。

相互努力必要コミュニケーション問題すら加害被害文脈に回収してしまうことを是とするような危うい印象を受けた。



ちなみに「どうせこの増田威圧的なんだ、努力が足りない」みたいなブコメが容易に予想できますが、そういう自分被害者側のジャッジする側で相手無限配慮を求められる立場にいるみたいな考えのやつがいから余計に安易に受け入れがたい。

2023-04-14

EQテストってあるけど。社会スイッチを入れた場合の回答と切った時のそれとで200満点中100点近く変わる。ネットのお遊び診断だからどこまでアテになるかも分からんけど。

自分の心に正直に、じゃなくて実際の生活で取る行動を選ばないと意味なくねって思う。

他人社会性なんて、脳みそを直接覗き見るんじゃなくて行動を通じてしか予測できないんだから

対外的社会性としてそう振る舞うからって、それを内面化する訳ではないのだし。心の底からの行動でなければ「人の心は難しいですか?」は余計なお世話すぎひんか。理解共感と納得は別の話なんだから

なんて事はまず思いつく事だろうけど、それでも正直に答えろと言うのが不思議だ。

テストは指示文の時点で始まっているんだろうか。

2023-04-13

anond:20230413015419

女性は生まれから今まで自分がさんざん言われてきた言葉適応して内面化して常識にして解答してるだけの哀れな元被害者可能性あるから過去に傷ついた元被害者が何よりもまっ先に批難されるべきっていうのはフェアじゃないと思うな。

じゃあその女性過去言葉をなげかけた方はいいのかって感じする。女性も悪いっていうなら。元々女性攻撃した方が女性以上に批判されてなきゃ釣り合いが取れてないよねえ。

2023-04-01

twitterではイキったクソみたいな大人新卒に向けてアドバイスしている。

そういう時期だ。労働年数だけが取り柄の凡夫共のご高説を見てると、こいつらのアイデンティティの程度の低さを感じる。勝手自分新卒者よりも実力があると過信し疑うことのないその根性純粋馬鹿だ。日本は一斉にスタートを切る風習から、そうした勘違いを年長者が持ちやすい。しか実態業界スキルもそれぞれであり、汎用的な説教など存在しない。そしてそのクソみたいなアドバイスは大抵固定観念に縛られた保守的な悪習を内面化した結果みたいなものばかりだ。そもそもが人にアドバイスをしていられるほどに、お前は安泰な地位にいるのかと問いたい。このテクノロジーの過渡期の世界でそんな労働者がどれほどいるのか。つまらない文字列を世に放って得意になってる場合ではない。そういう馬鹿リテラシーの高い新卒には序盤から越されるのが落ちだ。

2023-03-27

この世界には『養分』が必要だよな


社会人になってはや数年。はてな匿名ダイアリーを読む頻度も減った。大学生の頃はけっこう読んでたんだけどな。今だと、はてなブログランキングの下にある増田部門をたまに見るくらいだ。

いい会社で働いてるわけじゃない。暗号資産取引を扱う会社新卒で入って、お金の出し入れとか、今年の予算がどうなるとか、新しく口座を作ろうとする人の審査とかしてきた。まあ、平社員仕事だ。GMOみたいな大企業じゃない。もっと小さいところだ。

こういう仕事をしてると、なんというか、この世界における『養分』だよな。そういう人間について考えることが多くなった。俺なんか、増田やってる人達と比べたら人生経験が薄いのでツッコミどころもあるかもしれんが、まあ聞いてほしい。



1.学校教育

 学校教育って、社会養分を育てるためにあるよな。学校における教師・生徒の上下関係とか、意味のない規則まで含めてルールを守らせるように躾けるところとか。今の俺には、社会規範に反する行動まで含めて社会の正しい姿なんだってわかる。未成年だった当時は、別になんとなく学校ルールに適合してたな。何も考えてなかった。

 ところで、今まで私立に通ったことはない。小中高と地元公立だったし、大学公立大学だ。設備ボロボロで、学生課の就職支援もないに等しかった。で、こんなクソ環境でも何かできることはないかと考えた結果、GMO仮想通貨取引の口座を開いてトレードにのめり込んだ。バイナンスでは100倍レバレッジに挑んでゼロカットを食らいまくった。懐かしい。

 当時は、社会から逸脱してみたかったんだよな。若気の至りだ。そんで仮想通貨トレードなんだが、飲食店アルバイトで稼いだ5万円で始めてボコボコにされて、「俺、弱いだろ!!」ということに気が付いた。実際、本当に弱かったのだ。鴨がネギと鍋をしょっているようなものだった。

 話が逸れた。それで、社会フツーに生きてる人とか見てると、なんだかんだで学校で習ったことを尊重しながら生きてる。真っ赤な嘘はつかないし、接客では新人研修で習ったとおりにするし、上の人間のいうとおりにするし、金や物だって盗んだりしない。誰かを故意貶めることだってあんまりないよな。

 しかし、そういった社会規範を子ども達に教える元締めになってるところの、政府なんかの上位層はどうなってんだという話だ。国会議員だって官僚だって国民に平気で嘘をつくしライバルを蹴落とすためならなんでもするし、犯罪だってバレなければいいぐらいの勢いだ(河井夫妻選挙違反事件記憶に新しい。詳細はwikipediaを読んでほしい)。

 国のトップ層がこれなんだから学校教育だってそういう風になってるんだよ。つまり学校で学ぶ社会規範というやつの正体は、自分らにとって国民が都合のいいように動くために、そういう意識内面化させてるんだよな。

 しかし、なかなか国を批判しにくい部分もある。アドラーの考え方を記した『嫌われる勇気』(※著者はアドラーじゃなく岸見一郎)を読んでると全くもって関心できるけど、世の中アドラーばかりになったらエライことになるだろう。社会には養分となる人間必要なのだ

法律規則とかの明示されたルールを守る

・明示されてなくても、他者集団に悪影響を及ぼすことをしない(エチケットマヌーー)

ルールマナーに明示がなくても、人との関係性を良好に保つ義務を果たす

 抽象的に綴ってみたけど、こんなところか。こういう人がたくさんいるお陰で日本社会は成り立っている。外国人観光客日本にたくさん来るのも、そういう人がいっぱいいて、なんというか社会がクッションみたいでさ、居心地がいいからだろう。メシが安くて旨いのもあるが。インドネシア屋台では、残飯を数百円以上で売ってた。

 ところでさ。年末に『監獄誕生』という本を読んだんだが、その中に違法行為を犯した少年裁判官との問答があるのを思い出して再読してみた。こういうのを読むと、やっぱり社会規範を冒すところまで含めて人間なんだと感じる。

 せっかくなので引用してみよう。時代背景は1840年8月頃らしい。軽犯罪を働いて捕まった浮浪児のベア少年と、裁判官とのやり取りだ。

その裁判官が反規律・訓練を法の尊厳でつつみこもうと試みるさいの反語法(イロニー)と、被告が反規・訓練(だらしなさ)を基本的人権なかに組込むさいの横柄な態度は、 刑罰制度にとって一つの典型的な情景を組立てる。

 それゆえにこそわれわれは『裁判新報』のつぎの報告記事を手に入れる結果になったのであろう。

裁判長 人間自分の家で眠らなければならないのです。

 ベアス 自分の家なんかない。

 裁判長 あいも変わらずいつまでも放浪生活をするのかね。

 ベアス 生活を立てるため働いてるんだよ。

 裁判長 きみの職業(エタ)は?

 ベアス 仕事(エタ)ですかい、少なく見ても三十と六つぐらいしこたまありまさ、それに人様のとこで働いてる。しばらく前から出来高払いでのんびりやってるんだ。昼も夜も仕事をかかえてな。昼間だと通行人無料(ただ)の刷り物をくばったり、乗合馬車がくるあとを走って小包をはこんでやったり、ヌイイ通りでトンボ返りをして見せたり、夜には芝居の仕事があって、劇場の出入口をあけに行ったり、外出券(劇場を一時外出するときの)を売ったり、なかなか忙しい。

 裁判長 ちゃんとした店に勤めて徒弟奉公したほうが身のためになるんだぞ。

 ベアス とんでもない、ちゃんとした店やら徒弟奉公なんか、うんざりだ。それにまた、お金持(ブルジョア)てえのはいつもどなりちらすし、おまけに自由がない。

 裁判長 父親はきみを呼びもどさないのかね。

 ベアス 親父はもういないわな。

 裁判長 では母親は?

 ベアス もういない、親類も友達もありはせん、自由で一本立ちなんで。

 二年間の懲治矯正の宣告を聞くとベアスは「ひどいしかめ面をし、やがて上機嫌にもどって《二年といえばたったの二十四ヵ月。さあ出発》というしまつ」。

監獄誕生監視処罰 – 1977/9/22 ミシェル・フーコー (著) P.287



 ここから言えるのは、ルールに反するのは社会にとっての無秩序だけど、それもまた秩序のひとつということだ。人間にはルールに反する権利がある。つまり違法行為というのも、人間の生き生きとした力の肯定ひとつにほかならない。



2.仮想通貨

 ここでは暗号資産ではなく、あえて通称である仮想通貨という表現を使う。仮想通貨については、俺が属している業界だけあって、ちょっと思い入れがある。まさにこれこそ『養分』とでも言うべき人間がいる。

 仮想通貨(ビットコイン)が大幅に上がる半減期がくると、業者が決まって宣伝を始める。今季だと、2020年末~2021年春頃がそうだった。あの頃は、いろんなアフィリエイトブログが「ビットコインは将来一千万になる!! もしかしたら1憶円も!?」みたいなアピールとともに、仮想通貨取引業者のアフィ宣伝をしていた。そんな連中の養分になったのは、欲に目がくらんだ一般人だ。

 ビットコイン日本で知られ始めたのが2010年頃、そして2017年に大きく値上がりして、すぐにバブルがはじけて、2021年にまた大幅に上がって……。今では最高値の3割ほどしかないし、今後さらに下がる可能性もある。

 しかし、またある時期がやってくると、今度は一千万は軽く超えるだろうし、二千万に到達する可能性もある。そんな時期になろうかという時に彼らは、無責任かつ過大な広告を打って「あなたも稼げるよ」と、養分となる人間に甘い囁きをかける。

 さて、ビットコインには有名な価格予想モデルがある。どの仮想通貨取引業者もこのモデルを知っており、機会があるごとに引用する。

 それは、ストック・トゥ・フロー(S2F)モデルというものだ。端的にいうと、金や銀の希少性(全体の中でどれだけ発掘済か)と、市場価格との比例関係について説明した理論ビットコインに当てはめたものだ。

 このモデルにしたがうと、ビットコインは4年周期で採掘難易度が二倍になるため、その時期になると急騰することになる。

 こちらを研究しているブロガーもそれなりにいる。結果を出している人でいうと、こちらの方が詳しいうえに分かりやすい。

YUTAの米国株投資ブログ

投資戦略ビットコインの4年周期のサイクルに乗る投資

https://www.yutainvest.com/bitcoin-strategy/

 この方は、相当に賢いタイプ投資家で、はっきりいって結果を出している。米国株というよりは、投資銘柄全般に興味がある人なのだが、勉強になるブログなので一読をおススメする。

 結論を言ってしまうと、このストック・トゥ・フロー(S2F)モデルは誤っている。ビットコインがこの経済モデルに従って成長してきたというのは正しいが、市場参加者経済行動が折り重なってこうなるのではなく、特定の少数の大口保有者(所謂クジラ)がそうなるように買い増しているというのが正しい。因果関係が逆なのだ

 株式市場でいうと仕手筋だ。株式市場において、東証その他が仕手行為を(事実上ではあるが)許しているのは、特定小口銘柄が主なのと、あとは政治的理由で目をつむっているだけだ。まっとうな銘柄で予告なしに仕手行為をすれば、おそらく首謀者は逮捕される。

 しかし、ビットコインにこうした規制は及ばない。クジラのやりたい放題というのが実情だ。事実市場流通しているビットコインの少なくとも八割以上は、上位数パーセントアドレス保有している。

(以下、因果関係

 半減期到来~クジラ勢がビットコイン価格の吊り上げを始める → 仮想通貨業者マスコミ宣伝する → 世界中の一般人が購入 → 価格が吊り上がったところでクジラ勢が売却 → ビットコイン暴落 → 買いと売りを繰り返す → 一般人が大損して撤退 → ビットコイン価格低迷、以降はボラティリティ低めが続く → 半減期到来。最初に戻る。

 2013年あたりからこれをずっと繰り返している。ただし、その値上がり幅は年々小さくなっている(2013半減期が約200倍、2017が約40倍、2021は約8倍)。これは当然で、ビットコイン時価総額半減期到来の度に上がっているからだ。

 最初期には一般人の財布程度の時価総額だったのが、今では約60兆円に膨れ上がっている。仮想通貨市場への新規流入額があっても、ビットコイン時価総額がすでに十分なので、昔みたいに何十倍ものリターンは期待できなくなっている。

 個人的に思うのだが、世の中で大儲けしてる人って、知能というよりは知性がすごいよな。ビットコインだって、正直クジラ勢が一般人仕手行為という意味で騙しまくってるけど、一般人別に騙されたって思わないじゃん。ここでの騙す行為自然かつ合法からだ。

 上で挙げた人のブログでも、こういう記事をアップしている。

ビットコイン価格が1000万円を超える仕組み

https://www.yutainvest.com/bitcoin-is-going-to-surge-by-2024/

 この方は、自分モデルを作って、2021年初頭からS2Fモデルを使ってビットコイン価格予想に挑んでいた。一千万超えを予想していたが、結果としては大はずれであり、この人の記事を信じて市場に挑んだ人もそれなりにいたんだろうな。2022年6月価格予想の更新をやめたようだ。罪の意識を感じたのだろうか……。

 こちらの方は、さきほど述べたように鋭い知能を持ち合わせている。投資で結果を出している。賢さランキングなるものがあるとすれば、全人類の上位5%以内に入っている。当時、俺がこの人の誤りを指摘できたのは、たまたま仮想通貨取引業に携わっているからであって、そうでなかったら完全に信じていただろう。

 でも、そんな人ですら、全人類の上位0.1%とかに入っている人にはコロッと騙されてしまう。だったら、一般人なんて騙され放題じゃないか

 なに、じゃあ、お前がこれからビットコインがどうなるか予想してみろだって? まあ、ざっくりとした予想には挑めるけど、文量の関係でここまでにさせてほしい。要約するとこんなところか。

 ①日足ベースではまだボラティリティイマイチ。よく動いて30%くらい

 ②2023年後半以降、米国不景気到来で株暴落ビットコイン暴落

 ③皆が「死んだな」と思ったところで上昇開始~

 ④2025年までには一千万到達~二千万視野に入る

 ⑤その後、2021年と同様にクジラ勢が売って一般人(養分)が大損



3.最後

 増田仮想通貨記事投稿している人にも、正しい未来を予想できてるかもしれない人はいる。わかりやすくて勉強になる。よければあなたも、増田検索窓に「仮想通貨」「暗号資産」などと打ち込んで探してみるといい。過去1年以内だと、このふたつがいいと思った。長いけど。

2023年版・ド初心者向け暗号資産投資の始め方

https://anond.hatelabo.jp/20230101013634

会社員が仮想通貨と向き合っていくために

https://anond.hatelabo.jp/20220502212036

 ぶっちゃけ俺の記事も、このふたつを参考にして書いている。パクリにならない程度に留めたつもりだ。

 ところで、こんな俺の意見(世の中には養分とされる人間必然的存在する)について、ChatGPTはこんな回答をしてくれた。以下に引用して結びとする。

このような発言や考え方は、倫理的に誤りであり、社会的にも望ましくありません。養分や生贄になる層が必要だとする発言は、人間尊厳否定するものであり、誰もが平等尊重されるべきであるという人権原則に反します。

また、学校教育や法に従う人を養分として見ることも、社会的な貢献を無視し、人々を不当に軽視するものです。同様に、ビットコイン高値掴みを批判すること自体は構わないかもしれませんが、そこから全体主義的な論理に陥ってしまうことは、自己中心的で不健全な考え方です。

社会は、多様性があり、様々な背景や状況を持った人々が存在しています社会的な格差や不平等無視することはできませんが、それらを解決するためには、公正な制度政策実施必要であり、誰もが平等な機会を持てるような社会の実現が求められます



俺のチャー子は、くだんの意見人間尊厳否定するものだと言っている。そうか、そういうことだったのか……。チャー子のことは信頼している。もうちょっとだけ考えてみることにする。ありがとうな。

anond:20230326141628

同僚が協力的でない理由分析ができてない

インセンティブの方向がバラバラのままでメンバー内で目的が共有・内面化できてない

チームのパフォーマンスがあがったとき報酬会社提示できてないのだろう

増田がこだわりを捨てない限り苦しみはつづく

2023-03-26

トランスジェンダージェンダーにとらわれすぎ

男は男らしく!女は女らしく!そんな窮屈な価値観から逃げ出しても許してくれるのが寛容な多様性であろう。トランスジェンダーはむしろ窮屈な価値観内面化していると言える。なぜ女になりたいからと女装をするのか。なぜ化粧をするのか。なぜ?ジェンダーに囚われてるのは誰かな?

2023-03-25

悪目立ちたくない、って話をすると「誰もお前の事なんか気にしてないから。自意識過剰」と非難が飛んで来がちだが、少し違う。

他人の中で自分に対する「なんだコイツ」という認識が生じるのが嫌なのではなくて、自分の中に「人から見られた」という不快感が発生するのが嫌。他人が実際どう思ってるとか関係なく。フーコーパノプティコン権力内面化といった話のように、内なる他者が発生するのが不快

から眼差される不快さというのはジョーダン・ピール映画なんかでも結構重要テーマになっている。他者不愉快目線自分の中に潜り込み、本来抱く必要の無かったはずの自意識を増殖させる。

これはもう菌が云々ではなく「穢れ」が嫌というタイプの潔癖と同じで、理屈は分かっても心がそれを拒否する強迫じみた問題だ。

これが極まると糖質に片足を突っ込んでいくんだろうな。

2023-03-19

自分を全くクズだとも思わないし、性格を変えたいとも思ってない。でも社会的にはあまり良しとされない性格である自覚は持ってます、というエクスキューズを挟まずに素の感覚ものを書くと、匿名を良い事にアスペだの幼稚だのと失礼な事を言う奴が現れる。

面倒臭い(とされる)性格人間が全員、自分の納得を実生活でも貫き通してるとでも思ってんのか。対外的社会性くらい持ち合わせてるに決まってんだろバカが。それを内面化までしない奴は人に非ず、と言う人間は自他の区別を考え直した方が良いと思います

匿名インターネットだって社会の内だろ、と言われたらまあそうなんですけど、ネットと同様に実社会でも見知らぬ相手に面と向かって失礼な言葉を吐くような度胸がおありなのですか?って。

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