「息を吐く」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 息を吐くとは

2024-04-22

anond:20240422081819

じゃあ女は狭いスペースで我慢しろって事ですね

息を吐く様にセクハラするのが男

2024-03-30

セックスをしていて女が臭くなってくるとうれしくなる

だいたい臭いときには本当に感じている場合が多いからだ。

まずは息かな。

くっさい息を吐くようになってるときは本気でヨガってるときだ。

男はなぜか(本当に何故なのか?)女が感じてるのが喜びになるからうれしくなるのだ。

2024-02-09

anond:20240209085023

俺の見た中国人はみなずるずる啜ってたけどな。

息を吐くように嘘つくの止めてもらえませんか?

2024-02-03

anond:20240203014510

男が女に強く出れる最後の時期

ブス!デブ!が息を吐くように言えた

2024-01-13

anond:20240113205718

このこと以外にも普段から無神経な発言多いの?

うちの父も息を吐くように悪口いうタイプで(「お前って友達いなさそうだな笑」等)、そういうタイプは一生治らない。

妻が普段特に無神経ではないなら、増田被害妄想的になってるんだと思う。

2023-12-12

anond:20231212112056

オブラートに包むって要は嘘ついてるってことだよね

女は息を吐くように嘘つくから困る

まりにも嘘をつくから論理的じゃなくなるし嘘と本当の区別曖昧になる

嘘をつくことを処世術といって正当化したりもする

そのくせ騙されるとキレる

困ったもんだ

2023-12-05

上司や同僚が地雷だった場合、どうしたらいいんだろう

そんなんで地雷って言われてもなあ、みたいな理不尽ことなのは自覚がある。

しか気持ち問題なので我慢して押し殺して生きていても、とても生きづらい。

何ならその上司や同僚からすごく良いアドバイスをもらったとしても「うるせえタバコくせえ息を吐くんじゃねえ」みたいな心の声が反射的に生まれしまう。

この程度のことで転職を考えるのも馬鹿らしいし、どこ行っても地雷は居なくならないだろう。

みたいな状況の場合、どうしたらいいと思う?やっぱ死ぬしかない?

2023-12-04

カツ丼セックス

行為が終わると男はベッドから体を起こし、足を投げ出し背中丸め、女に背を向けて座った。

女はそんな男の行動に一抹の不安を覚えて上半身を起き上がらせ、その背中をじっと見つめた。

「なあ姐さん

男は背を向けたまま女に話しかける。

男は誰に対しても「姐さん」と呼ぶ癖があった。

カツ丼をはじめて食べたのっていつか、覚えているかい?」

男にそう問われて、女は動揺した。

「え?それは…覚えていません」

「それじゃあ仮に、未だカツ丼を食べたことがないとして、今になってカツ丼を食いたい。そう思うかい?」

微細な曲線を描く背中を見せながら男が問い、女は少し考えながらも直感的に答えた。

「ええと、きっと食べたい。そう思って食べに行くと思います

「そうかい…」

男は深いため息を吐いた。

そこで女は、自分が何か間違った答えをしたような気がして、動悸が少々早まるのを胸に当てた掌越しに感じていた。

カツ丼を食ったことがないやつに、カツ丼の味はわからない。そうだろ?」

男は僅かに首を回して右目で女を捉える。それに応えるように女は頷いた。

テレビで、漫画で、様々なメディアでこう言う。カツ丼は美味い。カツ丼は最高のどんぶりだ、ってな」

言いながら男は首を戻して壁に向き直し、項垂れた。

「だから誰もが、カツ丼を食いたがる。そして実際に食うわけだ。そりゃあそうだよな、ずっと言われ続けてきたんだからカツ丼は美味いって。…セックスだってな、それと同じだと思ってた。おれたちゃガキの頃から、目を向ければポルノ映画で嬌声を発する女どもの姿を目に入れ、本を開きゃあ女の裸体。耳を傾けりゃ先輩方の卑猥話。あの女が最高だとか、最高に気持ちよかっただとか、まるでそれがそれのみが最高っていう具合に言い回る。だからおれたちゃつまり、いつだってカツ丼うまいぜ、って聞かされて育ってきたってわけさ」

男は呼吸するように短いため息を吐く

女はベッドからスルっと抜け出して端のほう、少し距離をおいて男の横に座った。

あんまり気持ちよくなかったですか?」

女は自分不手際を自ら攻め立てるような声音で男に訊いた。

男は首を横に振る。

姐さんのせえじゃねえよ。姐さんはとてもよくしてくれたと思ってる」

「そうですか…」

女は安堵した様子を微々たる笑顔に宿し、男との距離を詰めて座り直した。

「だがおれはカツ丼を本当に食いたかったのか?おれは、ただ憧れの一心で貪りたいだけで、本当はカツ丼なんか食いたくなかったんじゃないか?別のほかの何でも本当はよかったんじゃねえのか?俺はそれを知っている、なのにそれを食わないことに対しての劣等感にただ負けちまったんだけじゃないか?…そんな気がして、しかたねえんだ」

男は静かに嗚咽し始め、細い涙が頬を伝った。

「おりゃあ、別に敬虔な徒じゃねえ。自分のことを崇高な存在であるなんて一度だって思ったことはねえよ。でも、だからって、おれはおれがしたいことをしたいってことぐらい、自由に決めてえんだ。決めたかったんだ」

から垂れた滴が彼の膝を濡らす。

そんな様子を見て、女は焦る素振りを見繕う暇もなく、ただ静観に徹しようにも眩暈のような浮遊感を一時に得た。

「…どうしてそんなことを言うんです?」

女は歯切りに似た声を必死に絞り出す。

「さあ?なんでかな、おれにもよくわからねえよ。でも、おれはきっと、カツ丼の味をただ純粋に知りたかったんだ。ただ純粋に…」

男は目元に手を当てた。

女はそれを黙って見つめる。

薄暗がりの中、男の肩のみが揺らぐ地平線を微かに作り続けた。

女は男の純粋さに胸を痛めた。

それは、男が失望したのでなければ、また求めていたものでもなかったと知ったからだった。

女は頬に伝う一筋を見て取った。

しかしその次に落ちた水滴は、男の膝を濡らさない。

男の膝に置かれた女の手が一粒の水を受け止めると、男は指の隙間から横に座る女に目をやった。

女は微笑んだ。

別にいいじゃありませんか?誰かがカツ丼が美味しい、って言ったとしても言わなかったとしても、あなたが思うように思えば」

目尻の皺に屈託のなさを宿したその表情に、男は不器用にはにかんで笑った。

「…ありがとう姐さん

「いいですよ」

「おれはもう行くよ」

そう言って男は立ち上がる。

「何処へ行くんですか?」

女に訊かれて男は振り向き、その顔にもう悲壮さはなかった。

カツ丼を食いにさ」

2023-10-26

anond:20231026100518

何度か息を吸って吐いてを繰り返す

そのうち痰がこびりついた状態から離れるのでそのタイミングで口開く

口を開くと喉が開く

「かーっ」って言う感覚で思いっき息を吐く

吐いた息と一緒に痰が出て来るから吐く


辛くなる位なら、周り気にせずやって良い

大事

2023-10-13

弱者男性だった頃の自分へ 1/2


先週、32才になった。思うところがあって、過去恋愛的なことを振り返ってみたい。

数年前だったかはてな匿名ダイアリーが『弱者男性』の話題で盛り上がることがあっただろ。その時に気になってた。

それで、恋愛に興味がなかったあの頃と、恋愛をしてみた体験を綴ろうと思ったのだ。

今は一応、結婚したいと思える人ができた。けど、昔は紛れもなく弱者男性だった。

その頃のことを語りたい。最初に言っておくけど、失敗談だ。読んでる人が退屈にならないよう心がける。

(本文開始)

28才あたりまでは、まごうことな弱者男性だった。恋愛的な意味での。一応、消防設備会社正社員として働いていた。電気工事士とかの。安月給だが、生活できるだけの金は稼げる。月に一度は焼肉だって行ける。夜の店には行けないけど。

ただ、恋愛に興味がなかった。全くといっていいほど。子供の頃から……。童貞としての真正性を有していた。

女性と話すことはできた。挨拶でも雑談でも仕事でも、知らない人に話しかけることはできる。地蔵男子みたいなやつじゃなかった。

地蔵男子の特徴】

女性から声をかけてもらえるのを待っている(悪い結果になるのが怖いから)

・他の男子の前では恋愛できる風を装う(劣等感の裏返し)

プライドが高い。食事の誘いを断られただけで全存在否定された気分になる

大体こんなものか。今思えば、一番目には当てはまっていたかもしれない。女性食事に誘うと、相手が嫌な気分になるんじゃないかと思って誘うことができない。「傷つくのが嫌だ」という思いもおそらくあった。

当時の仕事内容は、消防設備のもの点検だった。年収は350万程度。

内容はといえば、工場文化ホール体育館の奥まった所にある消防機器配電盤を開けて、自動火災報知機ちゃんと鳴るかとか、誘導灯が切れてないかとか、消防計画ちゃんとしてるかとか、消火器が期限切れになってないかとか、何十項目かのチェックを重ねていって、クライアント点検結果報告書を渡して、それが最終的に地区消防組合に渡る。

あなたも見たことがあるかもしれない。作業服を着た人がオフィス廊下を歩いていて、自撮り棒をもっと長くしたようなやつ(熱源付き)を持ってる。それを天井にある火災報知器に当てると、ジリリ!という音がして、火災報知器が正常に作動してることがわかる。

今思えば、情けない社会人だった。官公庁メインの案件担当していて、防火対象物点検結果報告書役所に持って行った時に、よく若手公務員に小言を言われた。「日付は空欄って言ったでしょ?」「判定不備の一覧表作ってくれますか」「修繕の見積り予算オーバーしてるんですけど何とかなりませんか」など、言われたい放題だった。



29になる年だった。女性社員が事務員として入ってきた。地元出身で、大学を出たばかりらしい。うちの会社関東田舎にある中小企業だった。大卒女子は珍しい存在である(N子とする)。

当時はすでにコロナ禍だった。N子はマスクを付けていても瞳が印象的だった。丸っこい感じだけど、視線が鋭い。茶色い瞳孔で突き刺してくるんだよな。でも、やっぱりまあるい感じの眼で、ギャップがある。

話をしてるとクールな印象だ。背筋が伸びている。冷たい香りは漂ってなくて、心の奥から人の善さがにじみ出てる。面と向かって話していると、ほんのりと気高く甘い、葉巻のケースの杉の香りのような雰囲気を感じる。そんな立ち姿だった。

笑った顔も素敵だ。マスク越しだから当然笑顔なんて見えないんだが、それでもワクワクした顔をしてるんだなっていうのが伝わってくる。

性格は言うまでもない。いい子だった。正直者で、嘘をつかない。いや、ひとつ嘘があったか。今ではもういい。

の子食事に誘ってみようと思ったのは、夏のことだった。

俺がやってる仕事事務的内容(消防点検結果のチェック、工事見積請求関係消防提出用報告書類の編綴とか)を手伝ってくれていたのだが、人柄がいい子だなってやっぱり思っていた。

「好き」だという感情は、この時はなかった。プラス感情があっただけだった。心臓がどきどきするなんてことはない。廊下ですれ違う時に挨拶したり、「髪切ったね」→「前髪切ったんですよ」→「似合ってるね」→「ありがとうございます」といった何気ないやり取りとか、N子がこっそり休日出勤してた時(※無給)に事務所で暑そうにしてたのでエアコンを付けたりとか、そんな程度だった。

の子食事に誘いたくないなという思いと、やっぱり誘いたいという思いがぶつかっていた。それで、その年の夏だった。労働組合が一応あるんだが、新入社員対象バーベキューを催すことが決まった。自分は当時、組合青年部長的な役をしていた。それで段取り役の1人になり、どういう風にバーベキューをするか思案していたところ、会社から車で35分ほどの長閑なエリアにある食肉卸を見つけた。ガレージ提供サービスがあり、何千円か払ったら焼肉用の食材を用意してくれるらしい。会社の近くのスーパーで売ってる肉より何割か安い。低予算でも皆がたくさん食べられて、よさそうだと感じた。

ひとつ問題があった。夏場にバーベキューとか、果たしてみんな来るのだろうか。特に女性。どう考えても臭くなる。そこは、もう1人の段取り役の男性が何とかしてくれた。自分の2つ年下で、女性と難なく会話ができるタイプモテ男だ。息を吐くように女と自然な会話ができる。見た目もいい。スラっとしていてモデルみたいだ。

そいつ(T君としよう)が、ネットワークを使って新入社員だけでなく、ほかの世代女子も集めてくれたのだ。彼は俺と違う部署だった。企画部だ。経営陣に近いところで仕事をしている。

当初の参加者候補

新人max5人、組合幹部若干名、手伝い2人(Tと自分

実際の参加者

新人5人、年次が5年目までの女性3人、組合幹部若干名、手伝い2人(〃)

という構成になった。3人増えているが、予算はまだ余裕があった。食肉卸を選んでよかった。1人あたりの料金が安すぎて量が心配だったが、当日は全員がんばっても食べきれないほどの肉・野菜おにぎり提供してくれた。炭火セットまで付いていた。

もし、スーパーマーケットで全部用意していたとしたら、1人頭で5000円以上はかかっただろう。

ガレージ内の簡易テーブルに座ってわいわいと歓談したり、肉を焼いたりしていたのだが、開始1時間ほど経った頃だった。労働組合執行委員長が「みんなで自己紹介しましょう。ここにいる全員で」と提案し、1人ずつガレージの端に立って自己紹介タイムが始まった。

自分の出番は後の方だった。執行委員長が「増田君~!」と名前を呼ぶと、緊張しつつも出て行って、1分くらいかけて自己紹介をした(個人情報なのでほとんど略。剣道やってたことと読書趣味)。

それが終わって、炭取用のトングで熱した炭火を耕していると、N子がこちらのスペースに寄ってきてた。さっきまでは真ん中にあるテーブルで、ビールを飲みながらガールズトークしてた。

またとない機会だった。N子に話しかけてみようと思った。女子大生が着てそうな、上下ひと揃いで1万円以内な感じの装いだった。灰のロングスカートと、年季の入った青いチュニックを着てた(後に知ったが両方ブランドものだった)。マスクを付けていない姿は予想どおりだった。笑顔が素敵な子だった。

それで話しかけてみた。以下、会話の抜粋

お疲れ様です」

増田さんお疲れ様です」

「元気ですか?」

「元気です!」

「肉おいしいね

「もう食べられないです」

「御冗談を……」

冗談じゃないです」

「(本当に?)俺ももう無理。おにぎりならなんとか」

「もうなくなりましたよ」

「そっか。残念」

「お肉か野菜で取ってほしいのありますか?」

「(無理って言ったじゃん)え、取ってくれるの」

はい

・・・・・・

「N子さんは肉が好き? 野菜が好き?」

「どっちも好きです」

「区内だと、どのお店によく行く?」

「えーと」(※お好み焼き店和風居酒屋サイゼリヤを挙げた)

「N子さんはけっこう食べる人かな」

はい、 食べます!!」

「よかったら今度、ご飯食べてみたい?」

「えっ、やったっ。連れて行ってくれるんですか?」(「ヤタッ」という発音だった)

「いいよ」

ありがとうございます!」

それで、初秋に一緒にサイゼリヤに行って、その次の週は洋風居酒屋に行った。その次は、一緒に紅葉ライトアップを見に行ったっけ。

その帰り際だった。自分自家用車を持ってなくて、N子が乗ろうとしてる車の前で見送りをしてる時だった。よさそうな雰囲気になって、N子の肩に軽く手を回して、それで両腕で抱きしめた。N子がふふっと笑う声と、息遣いが首元に届いて……抱きしめ返してくれた。

俺は「愛してます」と言った。N子が抱かれたまま頷くと、髪とか頬が首筋をひっかくみたいになって、くすぐったかった。それから、「いつからですか~?」みたいなやり取りが続いた。

行為をしたのは年末頃だった。いきなりホテルだった。最初は家でしたかったのだが、そこはまあチャレンジだと思って突撃した。

別に特別ものは何もなかった。あー、肌が触れ合うってこんな感じなんだな、とぼんやり思った。事前にインターネットでたくさん勉強してたのもあって、40分ほどかけて最初のは終わった。あまり動かないセックスだった。タニシ同士が田んぼの中で生殖行為をしてるみたいな、ゆっくりとしたセックスだった。

最後に、ベッドの中で横向きにN子を抱きしめてる時、ホルモン的なやつが脳内から出ていた。人生で初めて味わう種の脳内麻薬だった。ビビビビ、と静かな高揚感が連続して襲ってくる。

食べ物でいったら、温泉卵が乗った肉そぼろ丼を一口ずつ味わってる時みたいな、そういうじんわりとした幸せを噛みしめていた。



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ごめん。今日はここまでだ。

明日仕事日だったけど有給を取った。

終わりまで書けると思う。午前中を目標にする。

(続き)

弱者男性だった頃の自分へ 2/2

https://anond.hatelabo.jp/20231014112231

2023-08-09

anond:20230808132541

彼女の言うことを鵜呑みにする前にツイッタープロフィールかいいね欄を確認してターフかどうかチェックした方がいいよ

ターフのバカフェミ息を吐くように性犯罪でっちあげてトランス差別に利用するから

2023-07-19

夏の階段息切れしない方法

経験則しかないので試して皆効果あるのか教えて欲しい

階段を登る時、ゆーーーっくり息をすること。これだけ。

速さにもよるけど4段かけて息を吸い、4段かけて息を吐く感じ。

登りきったあとの熱中症なりかけみたいな気持ち悪さも来ない。

なんでなの。

やってみて教えてよほんと。

2023-07-12

anond:20230711005907

あのね、世の中、自覚があって虐待している親なんてほとんどいないと思うよ。

虐待親はまじめに家庭教育としてやっていると思うんだ。

あるいは、息を吐くような普通のこととしてやっていると思うんだ。

それは単にそれが虐待であると知らないから。

認知のゆがみがあるからこその行為なんだよね。

unconscious bias みたいなものだね。

から大人になって虐待があったことに気づいて、親にそれを訴えても親は全く意に介さないということが起きる。

よく、差別があるのは、差別があるということを教える人がいるからだという人がいるが、差別があることを知らないと無意識でやっている差別には気づけない。

人間気づかないものは直せないからね。

どういうことが児童虐待に当たるかはすべての親が身に着けておくべき知識だと思うよ。

2023-06-23

スーパーマリオブラザーズの設定を考えたやつは天才

「‥‥あのさ、スーパーマリオってあるじゃん?」

「はあ?」

 保険医の口を突いて出たのは、あまりにも突拍子のない言葉だった。

 スーパーマリオ。僕の年代で知らない者はいないと思う。とりあえずは。

「もちろん知ってますよ。ゲームでしょう?」

「あれってさ、どんな内容だった?」

「‥‥敵を倒して、キノコ食べて、土管に入って‥‥」

「それがどうかしたんですか?」


「あの男は自分のしてることを‥‥どう思ってたのかねぇ」

「どういう意味ですか?」

 大森となえは酷く緩慢な動作煙草を揉み消した。

 改めて顔を上げた彼女の顔は、思いのほか真剣ものだった。

「狂った話だよねえ‥‥」

「‥‥?」

幻覚キノコを食べて、身体が大きくなる‥‥」

「はあ?」

「花を取ったら火が吹けて‥‥」

「‥‥それがどうしたんですか?」

大麻のさ、一番キくところって知ってる?」

「は? 知りません」

トップっつってね、要するに花なんだけど」

「はあ‥‥」

「ある男が拾ったキノコを食べて、自分身体が大きくなった気がした」

「はあ‥‥」

「花を食べたら火が吹けて、自分以外の動く者は全部敵…」


 言わんとしていることはわかってきた。

 バカなことを。僕は笑った。




マリオジャンキーだって言うんですか? でも、そんな。くだらない。もともと御伽話みたいなものじゃないですか」

「‥‥で、さ。彼の目的ってなんだったっけ?」

お姫様を救うこと‥‥でしょ?」

「そうなんだよね‥‥」

騎士道精神ってやつです。御伽話の基本です。立派なことじゃないですか」

 大森となえは無言で煙草に手を伸ばすと、一本くわえて火を点けた。

 溜め息を吐くように吐き出した煙が‥‥僕の視界を白に染めた。

お姫様なんて、本当にいるのかねえ‥‥」

あははっ、女のコは白馬の騎上、男のコはお姫様。お互いそんなこと言う歳でもないじゃないですか

「いたとしても、本当に『怪物』に囚われているのかどうなのか‥‥」

 となえはそれきり、ムッツリと黙り込んでしまった。

 歳の話をしたのが気に障ったのだろうか。だとしたら大人気ないことだ。

 ともあれ、こんなくだらない話にこれ以上付き合うこともないだろう。

 マリオ? マリオがどうしたっていうんだ? だいたい…。

 ああ、そうか‥‥。

https://www.youtube.com/watch?v=fPkRG3vUrVM

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