はてなキーワード: 二股とは
私と恋人がそうだ。
お互いに元付き合った(?)人の話をしても全然平気。
彼氏はむしろ聞いてくるタイプで、比較検討して自分が上だと確認したいみたい。
何故そうなのか。
浮気相手が本命だったらしく、浮気相手にぶん殴られたんだとか。
嫌な事でも笑う人で、料理は一切しなかった。手伝いも何もなし。お礼と笑顔のみ。
アイドルが好きだったようで、デートをアイドル握手会でドタキャンされたのが嫌だった。
腹いせに「アイドルとのツーショット撮ったんでしょ?見せて?」と言ったら
元カレは自分の顔写真部分を隠すように持った上でアイドルを見せてきて
「増田ちゃんもこんな服装したら良いのに」とニコニコ笑顔を向けてきた。
その後、何故か向こうから食事に誘われ「別れてくれ」宣言された。振られたことにしたくなかったんだろうね。
お互いに話しても大丈夫な理由としては「元々付き合っていた人に利点を見出せない」から。
ま、元付き合っていた人と比較して「~はやってくれたのに」とか言う奴だったら即刻別れても良いと思う。
ただの吐き出し。
男性と普通にお付き合いしているところに彼女は私の前に現れた。
失恋したという彼女は寂しいので一緒に寝てくれないかと誘ってきた。
驚きはしたものその誘いに乗っかり、それから今日までずるずると関係を続けてしまっている。
好き。好きだけど私とは付き合わなくていい。付き合わないでいいから私の側から離れないでほしい。
しかし会えば抱き合うし抱き合うときは愛の言葉も囁き合っている。
好きといえばいうほど、本当に彼女のことが好きなんだと感じてしまう。
セックスなんて今までつまらないものだったのに彼女に触れるのは頭がちりちりするほど焼き切れ興奮する。
女性とセックスをするのに抵抗がなかったのは私が俗に言う百合好きだからだ。
女性にあれこれするのを想像するのが好きだった。しかし、現実で女性が恋愛対象になったことは一度もない。なかった。
私は彼女が好きだ。
でも彼氏のことも好きだ。
結婚して、子供ができてという普通の幸せをするなら彼氏だと思える相手がいる。
今はもう、そんな普通なんて時代遅れに来ていることはわかっている。
彼女と彼氏どちらのほうがより好きかと問われれば彼女だと答えてしまう。
こんな状態で彼氏と結婚したとしても彼氏が幸せになれないことはわかっている。
二人を手放すのが一番良いと思っている。
けれどもそれがとても怖い。
二人を手放すことができない。
手放せたらどれだけ楽になるだろう。
DVの彼とは出会って二年。彼と出会った当時、私は大学生でお金と好奇心に惑わされ風俗の世界へと飛び込みました。そうです、彼はお客さんとして出会いました。当時はこんなことになると思うはずもなく、手っ取り早くお金を貯めて遊んで就職して、愛する彼氏と結婚し子供と幸せに暮らせるだろうと思い込んでいました。もしくはお水の世界のお姉様みたく、こんな私でもパトロンを見つけて悠々自適な生活も夢ではないと本気で思い込むほど幼稚で安易ないわゆる頭の悪い選択をしてしまったわけです。そこで出会った彼は特別貢いでくれたわけでもなく、ただ私のことを気に入って楽しませてくれました。その優しさに心を許し、お店の外で会うようになりました。お小遣いを貰うわけでもなく、だた普通のデートとして20才以上離れた男性と肩を並べて歩くのには躊躇したけれど、その時の私はいいご飯が食べれることがこの上なく贅沢でそれだけで彼の事を好きになったかのような錯覚に陥りました。遊び慣れていそうな彼が私だけを見てくれるという優越感が心地良く、あたかも彼氏・彼女のような付き合い方をしてきました。本当に愛しているわけではなかったので、彼が本当に独り身であるなら、他の女性がいようとそれは私には関係のない事だと思っていました。週に3、4回ほどのデートも苦ではなく、彼は私の実家の近くまでいつも車で送り届けてくれました。彼と出会う半年前くらいから仲良くしていた年上の男性Aがいることも話していて、いつか彼と別れて俺だけになってねと言われましたが当時の私はそんなつもりはなく、空返事でその場を取り繕っていました。今思えば、その時にはもう私はAのことを好きになっていたんだと思います。頻繁に会うわけでもなく、お互いの行動を連絡しあうわけでもなく、ただ一緒にいると落ち着き、ずっと一緒にいたいと思う存在でした。ただお互いプライベートな話をしたことがなかったので、友達のように接していました。そしてこのAに風俗をやめるよう説得され、私はすんなりとあの世界から抜け出すことができたのです。その後は、この二人の男性との付き合いで今まで通りのリッチな暮らしがしたいという想いが強くなり、私は二股のような振る舞い方で二人に接しました。Aの存在を知る彼は、いつも私を不安げな顔で見るか、もしくは他の男性に抱かれる私を楽しんでいるそぶりを見せました。実際に彼はそんな性癖があったので、私は悪気もなくこの関係を続けました。好き?と聞かれれば好きと答えてきたし、本当にこの二人を同時に愛していた時期もありました。大学を卒業し、まだ就職を決めてなかった私は実家に居づらくなり、彼の一言で一人暮らしを始めることになりました。家探しから家賃まで何もかも用意してくれた彼にそろそろ別れたいとは言えず、彼のサインで入居を決めました。もちろん、Aには内緒の引っ越しです。新しい自分の部屋はすごく気分を高めてくれたし、今でも手放したくないと思うほど本当に気に入っています。でも、ここに引っ越してから彼の態度が露骨に表れるようになりました。携帯のパスワードを見るために携帯のビデオで私の手元を撮影したり、Aの連絡先や仕事場など全部を調べるようになりました。私を寝かしつけた後は私の携帯を必ず見ます。どの時間帯でも部屋に訪ねて来て、いなければ私が仕事でよく利用するAの会社がもつマンションの部屋のインターホンを鳴らしにきます。顔がバレないようにインターホンのカメラをふさぎながら数十回鳴らすことがよくあります。みんなは怖がっていますが、私の知り合いが犯人だなんて伝えられません。私は今無職ですが、開業のためアルバイトと勉強をしています。Aにも協力してもらいやっと仕事になりそうなものが見えてきたところです。仕事の連絡をAと取りたいのですが、彼が会いにきた時は携帯を触ることを許されていません。しかも、会いに来るのはいつ来るかわからず、朝から深夜まで週4で会わないといけない週も多々あります。友達との連絡や仕事の連絡でさえも取れません。私がAと仕事をしたり遊びに行っている間、彼が怒らないように何度も連絡を入れているのですが、俺がいつも無下にされているから連絡を取るのは許さないというのが理由みたいです。私の用事があっても、彼が仕事の予定が空いている日は、空けなければ後回しにされたと怒り出します。怒るだけならいいのですがその日の夜会っても、今日はちゃんと会えなかったからと、また日程を空けるよう強要されます。フリーランスの仕事をしようとしているのに、連絡が取れなければ何もできないし、彼に毎日拘束されていたら仕事になりません。嫌がらせのような行動は、室内や路上で大声で怒鳴ったり、物を投げたり、いつも嫌な思いをしています。また、風邪を引いた時や疲れている時などに性的なことがしんどいと言えば、今日はご飯を奢るために会いに来たんじゃないと怒鳴られるか、数時間私のソファで寝たふりをされます。その無言の間も、仕事をしようとパソコンを開いたり携帯を触ったりすればものすごい形相で私に何をしてたか説明しろと言ってきます。できるだけ性行為を嫌がらないようにしようと頑張ってきましたが、一度妊娠してしまい、中絶してからは気持ちが全く追いつかず、全然イチャイチャしてくれないと私を責め、その時は数時間拗ねるか、もしくは私の態度が変だと怒鳴ります。久々に会って盛り上がりそのような行為になっても、彼は平然と中に入れたままです。夢だった妊娠とは真逆で、私がこんなに傷ついていること、心がいつも苦しく生きづらいこと、わかってもらおうと努力し話しても、彼の怒りの矛先はAなのです。何度も別れたいと伝えていますが、その答えはいつも、Aのことを社会的に消すだとか、Aの家族を脅すだとか、実際にする可能性は低いと思いますがかなり不安になりそこで謝ってしまいます。私が蒔いた種なのですが、どうしてもAを守りたいという気持ちが強く、これからも一緒に仕事をしたい、もし家族が許すなら私と一緒にいてほしいと思います。Aは子供がいるがもう夫婦は別れたと私に言ったことがあります。もし本当なら、あんな脅しも無意味で、私が引っ越ししてDV彼と距離を置くことができるのかなと思いますが、怖くて何も聞けません。私が急に姿を消しても、DV彼がAに嫌がらせをするのは目に見えています。部屋を借りてもらってたこと、ずっと関係が続いていたこと、Aにバレたくないという私の自己中心的な考えが自分を締め付けているのは理解しています。DVだと感じるような圧迫的な態度をされる時には、何度も死にたいと思いました。気づけばベランダでぼーっと下を見ていたり、勝手に涙が出る夜はもう数え切れません。この人が消えてほしいと思い包丁を持つ自分の姿が頭をよぎることもあります。何もかも捨てて、一人になれば楽になれるとわかっていますが、今の仕事をやり切りたいという気持ちと、Aと離れたくないという気持ちが捨て切れません。今日は彼に昼から深夜まで拘束されました。お酒を飲んでも私の気分が上がらなくて彼は数時間話さずかなり怒っていたけど、強要された性行為がない1日がこんなに幸せな気分なのかと感じられた、私の希少な幸せな夜です。ただただ、笑って過ごしたい。
無名だったんだけど、最近なんだか成果を上げつつある人と付き合っていたというかなんというか、そーゆー感じのふしだらな関係だった。顔だけ良かったから付き合ってみたけど恐ろしいまでに浅い人で、当時ほんとうに「ここまで話がつまらない人っているんだな」と思ってた。力いっぱい気を引き締めていないと相槌も厳しいくらい接するのが困難だった。
間が持たないからとりあえずセックスの流れにしてた。これがまたセックスも良くない人で。数はたくさん経験のある人だとは思うんだけど、外側に自信があると経験人数が多くても全然よくないと確信した。
彼は微妙に有名になりかけてはいるのだが、人間性を知っているので、このままフェードアウトしてほしいなと思ってる。まじで彼ほどクソな人間に今までの人生で会ってないもので。
一つ頭抜けるのには周りの支援が必要なのに、彼は周りの支援に対して感謝出来ない人だった。悲しいくらい。ナチュラルに人の親切に対して暴言吐いてて驚愕したの、忘れられない。
今でもあそこまで人としてヤバイ人とは会っていない。ほんとうに。
でも、私は彼に感謝してる側面もあって彼と時間を共有した後に付き合った人が神がかり的にいい人に感じるし、話も最高におもしろいし、勤勉で誠実で、いたく感動することができた。
さよならしてから数年後、今でも私があなたのことが好きで一人でいると思って電話、突然かけてきたね。私はほんとうびっくりしたよ。なんで変わらないでいると思ったんだろう。私はさよならした後から仕事も恋愛もうまく行き始めて結婚したよ。年齢的にそーゆー感じになるの分からなかったのかな。
今更なんですか?と聞いたら、会いたいとか言ってたね。二股三股してたのに???忘れたのか??どうした???そろそろ年を重ねて女に相手にされなくなってきたのかな???
例の「水曜日のダウンタウン」でクロちゃんに関する騒動ははてなでもずいぶん反響を呼んでいたようだけれど、当人は今日も(正確に言うと昨日か)「朝昼兼用ごはん 野菜たっぷり、コメ抜き」などとゴキゲンにツイートしているわけである。
ここで、「またどうせ、ウソだろ! コメ食っただろ!」と突っ込むのが、正しい「水曜日のダウンタウン」視聴者の反応だろう。
意識の高いはてなでは、バラエティ番組はおろかテレビも見ないという人も多いと思われるので解説しておくと、クロちゃんはいつも、ツイッターで話を持ったり微妙なウソをつく。
そういえば医療用番組で医師からダイエットを強く勧められている立場でもあるのだが、あたかも食事に気を使っているかのようなツイートのウソを某医療ジャーナリストに見破られた騒動も記憶にあたらしい。
とりあえず食事には気を遣っているテイを偽装したツイートは定番だ。
そもそもクロちゃんがあそこまで「水曜日のダウンタウン」にフィーチャーされるようになったのは、何かとツイッターでウソをつくクロちゃんのキャラクターに番組が着目したからであった。
もともと普通のドッキリにかけられるターゲットの一人に過ぎなかったのが、「クロちゃんのツイートの真実性を検証する」という企画が立てられるようになり、やがて、クロちゃんの人間性を探る壮大な規格にまで行き着いてしまった。
で、「クロちゃんのツイッターはウソである」ことがテレビを通じて広く周知されたにもかかわらず、いや、周知されたこそ、クロちゃんは平然とウソツイートを続けるという、奇妙な状態が定着してしまった。
「ツイッターでウソをつき続けるクロちゃん」というキャラクターの誕生である。
だが、ビジュアル的なことでいえば、あんな感じの「ハゲたデブ親父」でも、小奇麗にしていて、感じが良くて、そこそこきれいで人のよさそうな奥さんと幸せな家庭を築いている人はたくさんいる。
だが、それなりに服装や美容にもそれなりに気をつかってっぽいクロちゃんがけして感じ良くは見えないのは、部屋がいつも尋常でなく散らかっていることと、その言動に負う部分が大きい。
クロちゃんは女の子の前では、結構イカした二枚目なせりふをすらすらと吐く。
そもそも二枚目でないクロちゃんが、そんなせりふを臆面もなく時点で、テレビ的には「キモい」のだが、しかもそこに大量にウソが含まれていたりする。
これが「クズ」に見えないはずがない。
世の中には、異性を落とすためには見え透いたウソをついたり、自分を良く見せるためにSNSで話を盛っている人は、少なからずいるらしい。
ただ、普通、人はそういう「自分のなかの闇」は必死で隠そうとするものだ。
ところが、クロちゃんは、闇を満天下にさらすことで「芸人のキャラクター」を確立してしまった。
そもそもテレビカメラが回っている間は、本当に危険なことなど起こらない。
それどころか、欲望を解放してやりたい放題やればやるほど、番組はもりあがり、ギャラという形でクロちゃんの直接的な利益につながっていく。
そして番組サイドはますます、クロちゃんに欲望を解放する場所を提供していく。
番組サイドとクロちゃんには奇妙な信頼関係が成立してしまっているようだ。
番組の「恋愛リアリティ企画」でクロちゃんは、一番目に狙っていた女の子に振られてしまった。
すると、今度は平然と「やっぱり本当に好きだったのは別の子だった」と言い出し、あろうことか、一番目に狙っていた子のために買った指輪を使いまわして、「この指輪を受け取ってください」と二人目の子に告白する。
当然振られて、指輪の件もばれるのだが、そのことを指摘されると「そこは、新しい指輪を買うから!」などと言い出すのがクロちゃんである。
で、何を血迷ったのか、パニクったのか、その舌の根も乾かないうちに今度は「同じ指輪を二つ買ったの!」などと訴えだすのである。
これには笑った。
いや、見ていない人に文字だけであの面白さを伝える文才は自分にはないのだが、なんというか、古典落語で、せっぱつまってはちゃめちゃなことを言い出す悪党にも通じる、見上げたクズっぷりである。
なんなら「愛すべきクズっぷり」といってもいい。
そもそも、二つ同じ指輪を買うって、二股する気満々じゃん、などということに思いいたることもない慌てふためきぶり。
「さて、こんなクロちゃんを許しますか? それとも罰として檻にいれますか?」という投票が行われ、圧倒的な視聴者の声により檻に閉じ込められることになった・・・というのが例の番組の流れだったわけだが、まあ、あの流れで投票呼びかけたら「閉じ込めたれ」ってなりますわな。
そしてクロちゃんは、番組の企画を振り返って「本気で恋愛させてもらいました」「昨日フラれたけど、これが僕のゴールじゃないので頑張るしんよー! リベンジするしん!!」などとツイートしてるわけだ。
何がどこまで真実で、なにがどこまで作り事なのか、もはや良くわからないけれど、とりあえずクロちゃんは現状、楽しんでいるようではある。
ま、芸人としてここまでこなければ、あんなキラキラした恋愛リアリティ企画で、かわいい女の子とドキドキを味わうなんてできなかったんだろうからな。
タイプがだいぶ違うから、意外に思われることもあったけど、俺達は、妙に気があった。
お互い野球が好きだったことも、仲が良くなった理由の一つだろう。
応援するチームは違ったけれど、よく野球の話で盛り上がったもんだ。
2人で酒もよく飲んだ。
お仲間が酒でやらかしてるっていうのに、Dは、大の酒好きで、大虎でふらふらの俺をよく介抱してくれた。
それが功を奏したのか分からないが、就職してまもなく、青い目の彼女を作りやがった。
付き合って、すぐに結婚。
羨ましい限りだった。
結婚して1年も経たないころ。
まるで、Vシネのヤクザのようにキレる奥さんに、奴は、たっぷりしめられたようだ。
「二股くらいで騒ぐなよなあ?俺の先輩なんて何股だと思ってるんだ?」
なんて、言いながら。
奥さんを裏切っておきながら、なんでそんな態度が取れるのか理解できなかった。
正直、もうDとは付き合いたくない。
虎の子のヘソクリまで使ったのに……。
でも、腐っても、Dは一番の大親友だ。
Dと一切連絡をとらない生活なんて、ちょっと想像できそうにない。
今後の付き合いをどうすべきか。
いくら悩んでみても、ぐるぐるぐるぐる、同じところを周るばかり。
そのうち、バターになりそうだ。
でもやっぱり、奥さんを裏切るのは信じられないな。
結局、龍と虎が仲良くするなんて、はじめから無理だったのかもしれないな。
同情してほしいとか、意見がほしいとかと言うより自分の頭の整理のために書き留めます。
長文になりそうなので先にまとめると「先生と生徒が付き合っている部活の空気がしんどい」みたいな感じです。
私はとある高校に入学し、中学ではインキャだったけど高校では同じ趣味の仲間もたくさん出来て幸先いいなぁ〜と思っていた時でした。とある授業で先生が「うちの学校の軽音部は身内のライブしかしない、僕はもっと外で活動する軽音部を作りたいと思う」そんな話でした。私は中学でクラシックギターを齧っていたので興味を持ち、のちに集まったメンバーで形成されたのが第二の軽音部でした。
最初は20人ほどいましたがだんだん減っていき、一ヶ月後には13人ほどで安定しました。全員ほぼ初心者の中でギターをちょっと齧っていた私は多少目立っていたためそのまま部長になり、最初のお披露目ライブも済まして部活としてはいいスタートだったと思います。正直私は漫画の主人公にでもなった気分でした(当時けいおん!やラブライブが全盛期)
しかし、半年ほどたった頃からだんだんおかしくなっていきました。
顧問がおかしい、おかしいと言うよりなんだか気持ち悪い感じ。私自身ずっと部活内にいたので自然に行われすぎて麻痺していたのですが明らかに生徒と顧問の物理的処理がおかしかったのです。
シンプルに言うとセクハラです。演奏指導するときも必要以上に触ってくるし、他の部員がいないときに二人で話すときの顔の距離がやばい、鼻がくっつくレベル、土日の授業がない日はほぼ毎日部活でしたので昼食ももちろん一緒にとるのですが自分が使っている箸やスプーンで生徒に食べさせるのが当たり前の光景、今思い出すとゾワっとします。
部活でうまくいかないときこっそり泣いてたら顧問の管理してる部屋に呼び出されて抱きしめられたりしました、その時はほぼ洗脳完了してたので抵抗もしなかったですが気持ち悪いなって思った記憶があります。
私も最初はなんかおかしいと思ったのですがみんなが普通にしていると自分が気にしすぎなのかと思ってしまい、何も言えずそのうちに見慣れた光景になってしまいました。しかし周りから見ればやっぱり異様なので学校ではちょっとした噂になっていたようです。
だんだん顧問は部員に必要以上に構うようになりました、「俺に隠し事はするな」と言われたのをいまだに覚えています。
部員だけ特別扱い、授業中に部員だけを異様に弄るし私は小テストで一問ケアレスミスをしただけで別室に呼び出され1時間近く怒鳴られ説教、高校一年の冬頃から顧問に対する不信感が半端なかったし、顧問の授業に出るのがしんどくてその授業だけ保健室でじっとしている時期もありました。
一応芸術関係の学科だったけど土日もずっと部活で絵を描く時間もないしストレスはすごい、絵が描けなくなって悩んでたら顧問に「お前、学生のくせに一丁前にスランプかwwwwwwwwwwww」と言われたのほんと一生忘れない。
やりたいと思うことを大人特有の圧で真っ向から否定して来るタイプでした。
校門の前で友達とたむろってたらいきなり走ってきて殴られて「校門の前で溜まるな!!!!」と急に怒鳴られて、半泣きで帰ったらメールで「さっきは勢い余って手を出してごめんね」と言って来る。典型的なDV気質だと思う。
うちの部には通称「公開処刑」と言う文化があって部員全員の前で顧問の受け持つ教科のテストが採点されるシステム。勉強はしんどかった、同じ高校でも学科によって偏差値がかなり差がある中私は校内では一番頭のいい学科にギリギリで滑り込んだのでいつもクラス内順位は下の下、しかしテストで同じような点数取ってる他学科の子の順位は真ん中ぐらい。ぶっちゃけ頭の出来は変わらないのに顧問にすごく罵倒されるしテストはとんでもなくストレスだった。勉強が大嫌いになった。
二年生になった頃には顧問の中で部活内カーストが出来上がっていた、数名いた顧問のお気に入りは小柄な可愛い系の女の子。そう、顧問はロリコンでした。
医学的にはロリコンは小学生以下とか言われるだろうけど、よくわからないしとりあえず小柄な可愛い女の子がお好みだったようです。
ボーカルと左利きギターの女の子2人がお気に召したようで(2人は性格も人懐っこい)放課後の特別レッスンもしていた。うちの高校は夜から定時制の生徒がくるので原則5時には帰らないといけないけれどその二人は特別に顧問の管理している部屋でみんなが帰った後、密室レッスン。
当時は熱心だな〜、でも怪しいなと思っていた程度だった詳しいことは知らないといった状態。
後から聞いた話だと色々アレなこともあったらしい。
あんまりきっちり覚えてないけど2年の中頃くらいから部活がしんどくなった、顧問が明らかにお気に入りの子を演奏でもいいポジションに入れたりといった、明らかな「差」が広がっていた。
顧問のお気に入り具合、テストの成績、音楽の才能、色々な格差が部内で生まれ、しかも顧問のお気に入りの子たちと顧問の距離が物理的にもっと近づいていた、はたから見てもわかる程度に。
ボーカルの子はなぜか顧問の上着を着て校内を歩き回っているし、ギターの子はなんか異様なくらい頰染めしてる、その二人は顧問の管理してる部屋のソファーで寝てることもよくあった。おかしい、この部活の空気が気持ち悪い。
私はベースの子とクラスも同じ仲良しでずっと一緒に行動していたけどその頃から例のギターの子何故かが付いてくるようになった(特に説明はなかった)。
最初はなんでだろうなと思っていたけれど途中で悟った、こいつら出来ている。つまりベースとギターはレズカップルだった。
ここで一つ引っかかることがある、ギターと顧問の関係、アレはいったい何?
卒業するまで結局尻尾を掴めなかったので何も出来なかったけれど、卒業後にベースと遊んだ時に「実は、ギターは私と付き合いながら顧問とも付き合ってた」と言われた、正直在学中に聞いていたら速攻通報していたかもしれない。
私は在学中の顧問の部員カーストに我慢出来なくて、部長という立場もあり一回顧問に問い詰めたことがあるけれど「部員にカーストなんてない」の一点張り、その時の私はストレスMAXで病院通いもしていたレベルだったのであまり正常な判断は出来なかったし言いたいことはいっぱいあったけれどうまく言葉に出来ず終わってしまった。
その時期の部活の空気はしんどかった、私以外の部員もストレスMAXで、演奏中に過呼吸なんかしょっちゅうだった。
もう一人の顧問のお気に入りのボーカルちゃん、彼女はギターを顧問から引き剥がそうとしていた(ように見えた)。周りからそうとしか見えないレベルで顧問とギターの接触に割って入っていた。
ボーカルちゃんも相変わらず放課後の個別レッスンはしょっちゅうだし何もないわけないと思う、美人な小柄の部員がいたけどその子にも多少手を出していたみたいだし(本人がトラウマだと言っていたけど具体的なことは知らない)、そんな顧問が放課後の個別レッスンで何もないわけないと思うし。
彼女はいくら問いただしても口を割らないし白を切る。聞いても「やましいことは一切ない」しか言わない、いや、やましい事ないわけないやろ!!!!!!!!いい加減にしろ!!!!!!!!!
やましい事なかったら顧問の上着着て見せびらかすように歩いたりしないだろ、なんなんだお前は。
他人の恋愛事情なんかほっとけばいいし関わらなければいいと思われるかもしれないけど部活の空気に支障を出しているし、そもそも手を出されてたら犯罪だし、ほんとにあの時はずっとイライラモヤモヤしていたと思う。
部活動って卒業したら終わると思うじゃん?終わらなかった。いわゆるOBOGがたまに遊びに来るとかそんなレベルじゃない、進学しても結構な頻度で呼び出されて演奏会。顧問は私の学年が卒業したと同時に転勤したので他の高校の軽音部に混じって練習、なんだこれって感じ。律儀に毎回出て行く私も私なんだけどなぁ。
顧問は転勤後もギターを度々呼び出し学校でヤってたらしい、もう呆れるしかない。もちろんギターはベースちゃんとずっと二股しています。ベースちゃんは愛に飢えてるから呼ばれるといってしまうんだとさ、全然理解できん。その後ギターは顧問に別れを告げたらしいけど家に押し入ってきたりストーカー行為が続いたらしい、ほんと気持ち悪い。
あ、今はベースとギターは別れてそれぞれ別の恋人(男)がいるようです。
顧問、イケメン新人教師とかなら漫画かよ〜〜〜ってなるけど40代若ハゲの妻子持ちだからほんとに無理、なんやこいつ。
シンプルに犯罪だし捕まって欲しい、何が「俺に隠し事はするな」だよ、お前が一番隠し事してるやんけ。まだ教師してるんだろうな、これ以上被害者出ないといいなぁ。
転勤先の軽音部は顧問のやり方に付いていけず崩壊して廃部になったと噂で聞いた、それで正解。誰も幸せになれない部活ならやめたほうがいい。
これを読んで、なんでやめなかったの?っていう人もたくさんいると思うけど私実は一回本気で辛くて、部長だけど辞めようと思って退部届け出そうとしたり無断欠席したり色々したんだけどその度に全員に止められる、私はずっと中立を保つ立場だったから確かに私がやめてたらあの部活も崩壊しただろうなと思う。結局三年間続けた。
部活としてはそこそこ記録も残せたし、人間としても学ぶものがたくさんあったので全否定はしないけれどまた高校を一からやり直せるなら絶対に入らない。
長々と書きましたがいまだに顧問のF先生は夢に出て来るし、色々噂になってたのに周りの先生は誰も助けてくれなかった、助けは自分で呼ばないとダメですね、今後の教訓にします。
これだけみんな上品な会社だったらコンプライアンスしっかりしてるから派遣を飲みになんて誘わないよ。
派遣がいくら綺麗で魅力があっても、派遣は別の会社の社員という弱い立場なので、その人が内心嫌だけど我慢して付いてくるかもしれないんで、パワハラになったりするし。
下世話な話が嫌いな上流の男とむりやり結婚しても私が低学歴だからって馬鹿にしてんの?!みたいな蔑まれてる被害意識ばかり育って上手く行くわけない。
下流の意識薄かったから今更ショック受けてるんだろうけど早めに軌道修正かけれるし、わかって良かったじゃん。
ちなみに派遣と結婚した社員も知ってるけども、やっぱりこんな上品な職場じゃなかったし、派遣側からアタックして素早くセックスして周りに公言して既成事実と外堀固めてたよ。
でも社員と派遣二股した挙げ句、社員と結婚して派遣が辞めることになったケースも2ケース見たことある。派遣は外の人間だから立場が弱いのでボーっとしてると遊ばれて終わる。
コンプライアンス意識高くなってくると社内で「声掛け待ち」の派遣が結婚って難しくなっていくだろうね。
元恋人が次第に浮気相手となり、最終的に大揉めして絶縁してしまった。
その人とは性格や嗜好がこれまで出会った人にないほど劇的に合い、会話することが誰よりも楽しく、
気づけば好きになっていて、当時付き合っていた恋人と別れてその人と付き合った。
が、コミュニケーションの誤りや、自分自身の覚悟のできなさ(つまり新たな恋人だけに向き合うこと)によってその人とはすぐに別れてしまい、
しかし縁を切ることができずにダラダラと肉体を含めた関係を継続してしまった。
行き着く先は地獄であろうと理解はしていたものの、どうしてもその人と会うこと、話すこと、そしてセックスがやめられず、地獄もすべて受け止めようと進んできたが、
気づくと浮気をしている自分を肯定するための口実、都合のいい言葉を並べて相手を支配するようなコミュニケーションをしてしまい、最終的には私が言葉・物理の暴力を奮った。
結果、相手に嫌われて終わった。
今思うとそれも関係性を継続させるためのやりとりで、元の関係に戻るを繰り返していた。ただ、その繰り返しももうこれで本当に終わったのだと思う)
今は謝ろうにも連絡先が立ち消えていて謝ることすらできない。すごく辛い。
何が辛いのか、おそらく要素はたくさんあり、嫌われてしまったこと、傷つけてしまったこと、もう謝れないこと、もう会えないこと、
そんなことをしてしまった自分への嫌悪感、自分は狂っているのかもしれないという不安、自分が守っていたプライドと自己評価が崩れたこと、
上げればキリがなく、ここ数日はうまく眠りにつくことができず、寝ても途中で目が醒めてしまう。食事も固形物はほとんど取れないでいる。
絶縁して以来、どう謝ればいいか、自分自身がどんな人間なのかということばかり考えて、仕事も手に付かない。
この1週間、早めに退勤して喫茶店で、その人への謝罪文を書いては出せずにいる。
そんな折、自分のおかしさを自覚したい、そして矯正したい思いで手にとった本が、
まさに自分を言い当てているようだった。矯正の仕方は書いてないが、思い当たる節が多々合った。
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「人を追い詰め、その心を操り支配しようとする者――『マニピュレーター』は、聖書に書かれた『ヒツジの皮をまとうオオカミ』にじつによく似ている。人あたりもよく、うわべはとても穏やかなのだが、その素顔は悪知恵にあふれ、相手に対して容赦がない。ずる賢いうえに手口は巧妙、人の弱点につけこんでは抜け目なくたちまわり、支配的な立場をわがものにしている。自分の望みを果たすためならオオカミたちはとことん闘いつづける。だが、一方で好戦的なその意図だけはとにかく他人の目から隠そうと必死だ。こうした人格の持ち主たちを『潜在的攻撃性パーソナリティー』と私が呼んでいるのも、彼らにうかがえるそんな特徴のせいにほかならない」。
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自分の都合・目的(それは相手の支配である)を最優先して、無感情に相手を傷つけてコントロールしようする、私はそういう人間なのだ。
これまでそんなことには完全に無自覚で、読み進めるのが辛かった。
これはどうしたら治るのだろう。著者は直し方まで書いてくれてはいない。
自分はそういう人間だと自覚して、症状が出ないように意識的に抑制して生きていかなくてはならないのだろうか。
相手を傷つけてしまったこと、自分自身の信じられなさに耐えきれず、
かといって自分一人ではどうにもできず、誰かに相談することもできないので、心療内科とカウンセリングに通うことにした。
心療内科では、通院の継続を求められるとともに処方箋を出してもらい、ここ数日睡眠障害や不安感は一定程度押さえることができている。
明日は初のカウンセリングだが、何があるのだろう。これを経て誠実な人間になることはできるのだろうか。
とにかく相手には謝りたいし、
これまでまとっていた脆い自己評価や自己陶酔を捨てて誠実を最優先した人間になりたい。
女のオタクは、大きく三つに分かれると思う。
これを読んだ人は「NL厨とかいるじゃん!」と思うかもしれませんが、
比較的には業が浅いため、一応①ということにさせてください。
「うるさい、私は過激なNL厨だ!」という方は、とりあえず②か③か近い方に所属してください。
私の二次創作としての入りはNLからでした。そして、実はずっとNL……というか、「公式の番外編を書きたい」または「オマージュしたオリジナルを描きたい」という欲求をずっと持ち続け、今になるまで変わらないままだったのでした。
子供の頃の私は、公式の推奨するカップリングが好きで公式の供給にありがたがるタイプの人でした。
しかし、ある時からBLを読みはじめ、なぜだか自分もBLを書き始めます。
好きというよりは、執筆者の人口が多い、供給が多いという理由で始めたような気がします。
人口が多かった夢小説ですが、「二次創作はしたいけど、自分が登場したくない」という理由で、早々に視野から外してしまいました。
夜に見る夢もそうなのですが、私は昔から、「物語に自分は参加したくない」という主義を徹底していたからです。
ですが、「本当は公式に沿ったものを書きたいけどBLなら見てもらえる」と思っていた私の書くストーリーはいつも歪で、何が書きたいかわからないフワフワとしたものが多かったのです。
というか、気づけばどのジャンルも「あまりスポットの当たらないキャラのNL」に浮気して、そっちが本業になってしまいました。
それが変わり始めたのは、大学生の頃、まともにオリジナル小説を書き始めた頃でした。
小説の書き方を学びつつ、オリジナルを書く傍らで、私はよくわからないもやもやを抱えるようになったのです。
それを形にしないまま、オナニーに耽ることが多くなりました。
実はこの時点で、私の願望による道は「公式の番外編・オマージュしたオリジナルを書きたい」というものと「好きな男性キャラクターをどうにかしたい」という願望の二股に分かれてしまったのです。
それにも気づかず、「自分はBLを書きたい」と勘違いし続け、ずっと間違った道を歩いて迷子になっていたのです。
そして、私は懲りずにまたBLに参入し、以前の主体性のないものとは変わってハードなものを書くようになりました。
しかし、意識は攻めよりも受けばかりを重きを置いてしまいます。
また、並行して「公式の番外編」のようなストーリーも書いていました。
「公式の番外編」と「どうにかしたい感情」が入り混じった同人誌も出しました。結果は当然、双方の願望がそれぞれ良い出来なのに、どうも溶け合わない歪な形になってしまいました。
あの頃は、自分が何を書きたいのかわからず、ぐちゃぐちゃになっていたようにも思えます。
彼も「どうにかしたい」と思っていたのですが、時代のせいか、思いつきだったのか、今までとは違う形の作品を作ることにしました。
モブおじさんとは、作品に登場することのないオリジナルのキャラクター(または、一瞬だけ登場したり陰の薄いキャラ)で、自分で設定を変えることのできる存在です。
今までにないほどに筆が乗り、やりたいことで埋め尽くされていきました。
そして、かおもじさんの「いろいろな腐女子」が出現し、自分が「かたつむりの腐女子」であることがわかりました。ひとまず、周りからすれば明らかに少数派で得体のしれない自分の性質に決着がついたことに酷く安堵した覚えがあります。
そう、私は無意識のうちに、ほかの腐女子との性質の違いにひどくソワソワとしていたのでした。
更に、あるオタク友達と泊りがけで飲んだ時、私はこのことを告白しました。
すると、私は「自分がおじさんになって●●くんを犯したい」と、ようやく自分でも気づかないような願望を伝えることができました。
そう、私は避けていたはずの「自分」を「モブおじさん」というきぐるみを着て舞台に上がらせたがっていたのです。
(あの頃は色々あって、「自分が書きたいのはBLではない」ことに気づき始め、ひとつめの道である「公式に近い物を書きたい」という存在を認識するようになっていました。)
あの瞬間でした。
私のいつしか生まれていたもう一つの道は、アバターに着替えてキャラクターと恋愛をする、という夢女子に近いものだということに気づいたのです。
そのアバターも美女のものだと少し恥ずかしく、おじさんのアバターがとてもなじむのでした。
こじらせてますね~。
ですが、おじさんのアバターはとても心地よく、創作の中で色々なことにチャレンジしたくてたまらなくなったのです。
その正体に気づくまで随分と時間が掛かってしまいましたが、今はそれがわかって少し創作活動に幅が広がった気がします。
皆さんも、自分らしく、自分で愛する創作ができることを心から祈っています。
……とか思っていたら、結局また新しいBLにハマったんですけど……
10月18日。1年以上好きだった人を諦めた。諦めると言えば大そうに聞こえるが、1ミリの希望もない恋だった。
好きでいることをやめる。この1年と4か月、どれだけ冷たい態度をとられても、数少ない友人たちに口をそろえて諭されても、検討すらしなかった選択肢を今日、自分で選んだ。
好きな人がいた。顔を見た瞬間一目ぼれだった。誰が見てもわかるくらいに整っていた。バンドが好きないまどきの若者だった。
特別可愛いわけでもスタイルがいいわけでもない私は、ものの数日で目も当てられないくらい夢中になってあっという間にフラれた。好意もプライドもズタボロになって、しばらくは抜け殻みたいだった。一人でいたくなくて、マッチングアプリで知り合った男の子と頻繁に会っていた。彼は、その中の一人だった。
好きだった人と同じ髪型だったからLIKEして、マッチして、しょうもないやりとりをして、初めて会ったとき「ああハズレだな」と思った。タイプじゃなかった。背丈は私と同じくらいで、髪は写真よりもずっと短かった。
「どこか行きますか?」と聞いてもめんどくさそうな声で「どうしましょうね」と返ってきた。待ち合わせ場所でしばらくグズグズしていたけれど、ようやく入ったファミレスで彼はずっと携帯を触っていた。気を遣って話しかけるとようやく液晶から顔を上げる。眠そうな目がこちらを向くのも少し怖かった。
私が「ハズレ」だと思ったように、彼も私を「ハズレ」だと判断したのだろう、と自分を納得させた。ドリンクバーとデザートのみの会計は彼が払ってくれたけれど、それくらい自分で払いたかった。
いざ帰るとなったとき、彼は駅のホームまで送ってくれた。自分が乗る反対方面の電車が行ってしまっても、私が乗る電車が来るまで隣で待っていた。乗り込んだ電車が発車するまで見送り、すぐに「気を付けておかえり、また会おうね」とLINEをくれた。
これは「ハズレ」だとは思われていない?しばらく様子を伺いながら連絡を続けたけれど、彼のLINEは会う前と変わらず好意的で、なんなら会う前よりも少しくだけたように思えた。
「変わった人だなあ」が第一印象だった。
その後は以前よりも親しげに、日常的なこともLINEで話すようになった。なんとなくレスしていただけだったけれど、次に会うのが少し楽しみになった。
2回目に会ったときにはもう夏も間近で、2人でかき氷を食べた。くすりとも笑わずに、淡々と話をする彼は、言葉選びから仕草、視線の移し方に至るまで私のこれまで知る男の子とは違っていて面白かった。彼は、一通り二股にはげむ友人のクズエピソードを話し終えたあと、最後に残った餡子に向かって「もう1つくらい白玉入ってると思ったのに…」と小さく悪態をついていた。
それからは急速に仲良くなっていったように思う。そう思いたい私の記憶違いかもしれないが、7月に入るころには、無愛想な受け答えやつまらなそうな振る舞いに悪気はなく、それが彼の癖のようなものだとわかるようになっていた。「今日はどうしようか」と聞けば相変わらず「どうしようね、決めて」とめんどくさそうな返事が戻って来たけれど、「いつも私が決めるんだけど?」と軽口を返すことができた。彼に興味があった。見ていて飽きなかった。別れ際はいつももう少し一緒にいたかった。でもその感情は好奇心とよく似ていて、私はまだ自分の恋心が動きつつあることに気づかなかった。
「ホテルで映画見ようよ」と誘ったのは私だった。彼は一度断ったけれど、不機嫌な私の態度を見てか、「いいよ、行こう」と言い直した。何度も「たぶん俺すぐ寝るよ」と言っていたのに無視をした。私が選んだ映画を再生して、眠そうな彼を何度か起こして、エンドロールが流れるころには深夜2時を回っていた。彼は髪を撫でたり、頬を触ることはあってもそれ以上のことはしなかった。「ここまできてキスしないんだね」とけしかけたのも私だった。彼は「そういうこと言わなくていいから」と言った。私たちは付き合う前にセックスをした。
それ以降、泊まりが増えた。元々向こうのバイト終わりに会うことが多かったから、時間を気にしなくていいのは嬉しかった。お金に多少ルーズな彼と会うために、ホテル代は私が多めに出すことが多かった。
このころには、「彼のことを好きになれそうだ」と思い始めていた。まだ失恋を引きずっていたし、次に依存できる恋愛を見つけたかっただけかもしれない。
それでも男女の関係にありながら、普通に「この間会った男の子がね、」なんて彼に話していたし、彼はそれを興味なさそうに聞いていた。
彼はたまに、らしくない、思わせぶりなことを言った。「他の男の人の話されるの好きじゃない」と言ってみたり、「俺のあとに他の人に会いに行くって俺は気分良くないよ」と言ってみたり。失恋で自尊心を損なった私にはそれがとても気持ち良かった。ある土曜日、私は他の男の子との約束をやめて彼とホテルに泊まった。彼と会う前に少し嫌なことがあって、本当に本当に馬鹿だと思うけれど、抗不安薬をオーバードーズした。視界がぐらぐら揺れて、手足がしびれるような感覚がしていた。彼は私の腰を抱いて「馬鹿じゃないの」と叱ってくれた。嬉しかった。どうしようもない女だと思う。そこから記憶は途切れて、次のシーンはホテルのベッド。「他の男のところに行かせなくてよかった」そう言われて抱きしめられて、私はいとも簡単に恋に落ちた。あるいは、いとも簡単に落ちていた恋に気づいてしまった。
そこからはまた、一瞬だった。失恋を忘れたい、新たな恋愛に依存したいという気持ちが、このしょうもない恋愛にアクセルをかけた。踏み込んだら思った以上に加速した。告白をしたらもう止まれなかった。
「フるわけじゃないけど、今は付き合えない」
保留にされて、少し冷静になって、「あれ、ブレーキのかけ方知らないや」って気が付いたときにはもう遅かった。7月中旬には、彼を好きでいることが私のアイデンティティになっていた。どうして付き合ってくれないの?「もう好きに寄ってるよ」って言ってくれたのは嘘だったの?告白を保留にされていた期間は不安で心臓が千切れそうだった。幼稚な私はそれをそのまま彼に伝えて、彼は「わかるよ」とだけ言って肝心なことはいつもはぐらかした。それでも、どれだけ不安でも寂しくても辛くても悲しくても、このころが人生で一番幸せだった。
告白からひと月がすぎ、彼の返信は少しずつ遅くなっていった。「会いたい」といえば「忙しい」と言われた。
「好きでいることは迷惑ですか?」と聞いたことがある。彼は「これまたクズって言われると思うんだけど」と前置きをして、「好きでいてほしい」と言った。
8月14日。お盆休みの4日目。ようやく彼と約束を取り付けた。朝10時から連絡を取って、会えたのは18時。喫茶店で他愛もない話をしながらお茶をして20時には彼は駅のホームまで私を送って行った。「まだ一緒にいたい」というと「もう充分でしょ」と笑い、「充分に見える?」というと「俺はもう充分だから帰るよ」と返された。
「ホテル行こうよ」と誘ったのは私だった。彼は初めて誘ったあのときよりもずっとめんどくさそうな顔をして嫌だと言った。「これが最後だから」と腕を引っ張ると、「だったらお茶してまた会えた方がいいんだけど」と小さく言っていたけれど、すぐ「ホテル代タダならいいよ」と言い直した。ホテルを出た帰り道、彼は駅の階段の前で「じゃあ元気で」と言い、私の顔を見ると「また泣くじゃん、泣く前に帰ってね」と冷たく言い放って手を振った。ひとりホームまで歩いて電車に乗り、方面を間違えたことに気づいたら我慢できずに泣けてきた。
それでもこの頃の私は、この恋がこれまでしてきた恋と何一つ変わらないと思っていたし、こんな気持ちもまたひと月すれば忘れられると思っていた。
すぐに彼氏ができた。すごく優しい人だった。私に好きな人がいることも知ったうえで、「僕のことを好きにさせます」と言ってくれた。一緒にいれば楽しかったし、だんだん惹かれ
ていったのは確かだった。
でもデートをして、車で送ってもらい、別れ際にキスをして部屋に戻ると見るのは好きな人のSNSで、ただでさえ不安定気味な私の情緒はさらに揺れて、そう長くは続かなかった。
「好きだけどもう疲れた」と言われたとき、「やっぱり私には好きな人しかいないんだ」なんて馬鹿げたことを思った。
そこからまたひと月、ふた月と過ぎて、気持ちは一向に変わらず。最後だと言っておきながら彼に連絡をしては、無視をされたり冷たい言葉で返されるような日々が続いた。毎日毎日彼のことだけを考えた。いつしか私の生活は会うこともできない一人の男の子のためにあると思うようになった。SNSを盗み見るのが習慣になり、彼の友人に彼の写真をもらったり、彼の好きなものを調べては行きそうな場所で待ち伏せをした。
彼が手に入るなら何もいらなかったし、彼が手に入らないのなら生きている意味がなかった。それでも私が明日を生きるのは、明日返信が来るかもしれないから。数年先の未来には、彼の隣で私が笑っているかもしれないから。
彼は最後の日から今日にいたるまで、2回だけ、気まぐれに私に会ってくれた。
2月17日、たった1時間ちょっとの時間だったけれど、本当にこれまで頑張って生きていてよかったと思った。渡したバレンタインのチョコにお返しはなかったけれど、おいしいと言ってくれただけで嬉しかった。
2回目は、そこからまた4ヶ月。1年前、まだ仲が良かったころにも遊んだ6月17日。二人でウィンドウショッピングをした。人がごった返す渋谷駅で、私には彼だけが輝いて見えていた。彼は優しかった。面倒なセフレに対する態度ではなく、親しくない友人にするように。どんどん距離は離れて、それでも私は何も変わらず彼が好きだった。
10月16日。彼のSNSのひとつに鍵がついた。もうひとつのSNSでは落ち込んでいるような旨の投稿をしていた。彼の友人から、私との出会いのきっかけでもあるマッチングアプリを消したときいた。「真面目に生きる」のだそうだ。彼女ができたのだと思った。ついに恐れていた日が来てしまったと思った。
息がすえなくて抗不安薬をたくさん飲んだ。「もう薬たくさん飲んだりしちゃだめだよ」ってあの日優しく言ってくれた彼がちらついてあるだけ飲んだ。気絶するみたいに眠りについて、気がついたら15時間が経っていた。彼女かあ。彼女いいなあ。可愛い子なんだろうな。こんな惨めな女がいることなんて知りもせず、当たり前のように彼と手を繋ぎ、キスをして、セックスをするんだろうな。
悲しくて悲しくて、だけど好きな気持ちは変わらなかった。好きで好きで好きで好きで、笑った顔を思い出しては、彼がその彼女と楽しそうに過ごしているといいと思ったり、すぐに別れてほしいと思ったり、どうか幸せになってほしいと思ったり、殺してやると思ったりしていた。
これから私は彼女持ちの男に不毛な恋をしていくんだなあ、とぼんやり思っていた。
ただそんなことを考えながら泣いているだけで、丸1日が経った。
彼のSNSには相変わらず鍵がついていたけれど、祝福のコメントのひとつでも読んでやろうと彼あてのメッセージを検索した。涙も枯れて、何を見ようとこれ以上悲しいことなんてないと思った。でもこれが、彼を諦めるきっかけになった。
「両想いだと思っていた女性から連絡が来ず、傷心している」といった内容のことを彼の友人が茶化して書いていた。投稿に添付された写真には、大好きな彼が写っていた。やっぱり世界中の誰よりもかっこいいと思った。でも私の知らない横顔だった。私の好きな彼じゃなかった。
喉の奥がきゅっと詰まるような感覚がした。虚しくて、寂しくて、吐き気がして何度もえずいて、信じられないような気持ちで見返しても写真は変わらず切なげな表情の私の知らない好きな人だった。
好きな人が、私を好きにならないことにはとっくに諦めがついていた。でも私以外の誰かを好きになる好きな人は見たくなかった。私がどうやっても手に入らない彼の好意が、無下にされていることも虚しかった。私は誰かを好きだと思う彼を知らない。彼の事を知らない。これまで散々私と恋愛をする彼の妄想も私に愛をささやく彼の夢も見てきたけれど、現実の「恋をする彼」は、あまりに遠くて、遠くて、遠くて。もう潮時だと思った。大好きだけどもう好きでいてはいけないのだとようやく気が付いた。
SNSももう見ないと決めて、一番そばにいてくれた友人と姉に「諦める」と連絡をした。
私の人生で一番大きな恋が終わった。はたから見れば遊ばれたメンヘラ女の、惨めで愚かなよくある話だと思う。
今はどうしたらいいのかわからない。たった1年と数か月でも、もう彼は私の生活だった。彼に出会う前に何を思い何を考えて生きていたのかわからない。死にたくはない。
やめた方がいいのだとたくさんの人に言われたし、諦めたと言えば「頑張ったね」「よかったね」と大切な人が喜んでくれた。これは進歩なのだと思う。本当にできるのかもわからないけれど、彼を忘れることは喜ばしいことなのだ。私が彼を好きでいることは誰にとっても悪いことのようだったから。でも今はまだそれが悲しい。こうして、何度も思い返すうちにすりきれてしまったような曖昧な昔の記憶を引っ張り出しては誰にも言えない心情とともに匿名の日記にするくらいには悲しい。
本当に本当のことを言えば、これは備忘録だ。忘れることを強いられた私の最後の逃げ道だ。たとえ叶わなくても、私は君にずっと好きでいさせてほしかった。毎日がすごく苦しくて悲しくて幸せだった。君は迷惑だったかな。好きになってごめんなさい。ずっと好きでいてごめんなさい。気まぐれに言っただけの「好きでいてほしい」を一年以上も信じてごめんね。君は優しくてかっこよくて面白くて愛おしい、最高の男の子だから、絶対絶対絶対、幸せになってね。
まとも(そう)な彼氏ができました。
20歳の時に二股かけられて、男からは嘘つかれ本命彼女には死ぬほど罵倒されて以来、既婚者に騙されること2回(うち1回は弁護士案件)、婚約者に浮気され捨てられること2回、8股かけられたりDVされたり金の無心されたり強姦されたり音信不通で逃げられたり家のもの盗まれたりモラハラ受けたりと出会う男本当に奇抜な方ばかりだった。というか100%奇抜だった。
友達からはもはや男運がレジェンド級と讃えられ、見える友人からは女の生霊移されてると言われ気付けば30歳。
32-34歳あたりで死のうかなと思ってゆるゆる準備進めてた。
真面目に付き合いたいからと指一本触れない健全なデートを重ね、付き合い始めてからも私の予定や体調を真っ先に気遣い、順序があるからと未だに体の関係もありません。
私の部屋に入ろうともしないし、私をないがしろにする人にはプリプリ怒る。
休日は私のために予定を空けてくれるし、今夜来てよとか唐突な誘いも絶対しない。
苦節10年、ようやく人間として見てくれる人と出会えた気がする。
こんなこと無かったから、自分でもどうしていいか分からない。極限まで自己肯定がすり減っているから、実は全部嘘で、またゴミみたいに捨てられるんじゃないかと疑心暗鬼になる時もある。
でもとりあえず、大切にしてくれる人とあえて本当に良かった。死なずに生きててよかった。