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2022-06-11

VTuber歴史の雑な認識

この分野はガチ素人ですが、特にゲーム部以前は聞きかじりです。エンタムという事務所もあったんだよ。

紀元前

ウェザーロイドバーチャルアイドル時代VTuberイメージも固まっていない。

四天王時代動画時代

キズナアイミライアカリら五人揃って四天王が現れてVTuberイメージ形成していく(が、イメージがそのまま引き継がれているとは言えない)

ゲーム部の時代(最盛期は編集された動画が主力?)

つのチャンネル複数VTuber配信し、箱として大きな人気を博す。

しかし、演者過酷な勤務を強いていた労働問題が明らかになり炎上演者交代の暴挙に出て凋落最近解散した。

どっとライブ時代(生配信時代

四天王電脳少女シロが導線となり、リレー形式で見やすい1時間配信を行うことでファンを箱でガッチリ囲い込む。ファンアートの作成などにも積極的箱推しファンを育成する。

だが、夜桜たまが引き起こし騒動によりファンの間で激しい対立が起こり勢いを失う。

にじさんじ時代(他と並立気味)

初期から比較的(あくまでも他社との比較)安定した運営がなされてきたが、所属VTuberをひたすら増やしていく路線の中から飛び抜けた人気を持つVTuberが増えてくる。その一方で一期生が重みを失っていない点も強みと思われる。

男女混合で運営される中で、男性VTuberに人気の集中する傾向が徐々に出てくる(壱百満天サロメは久々に大ヒットした女性だが)。

ホロライブ時代

ホロライブはどっとライブ騒動があった時期くらいかアイドル路線に切り替えてきた(同じ会社のホロスターズを含め、男性VTuberとのコラボ特定VTuber以外はほとんどしなくなった)。バイリンガルスペイン語もそこそこ行けたようなのでトライリンガル?)のヤクザドラゴン桐生ココ加入などの要因もあり海外でも人気を得て大いに伸びる。

その桐生ココやスパチャ世界一にもなった潤羽るしあは炎上もあり引退したが、VTuber登録者数最大のがうるぐらを擁し、新人デビューが決まるだけで初配信前には登録者数が10万人を超えるなど、かなりの勢いを保っている。

現在(続ホロライブ時代?)

アメリカインドネシア中国などの海外にも多くの視聴者を集める事務所が現れてくる( Vshojoなど。おそらくスペイン語圏でシェアのあるOWOZUというところを今知った)。

ホロライブにじさんじ海外事務所も人気を得る(にじさんじ最近EN以外をにじさんじ本体に合流させた。VTuber間の目立った交流はないが中国にも事務所あり)。にじさんじ運営する「えにから」が上場し、最近デビューした壱百満天サロメが大きな話題になる。

ホロライブの次に来るかもしれないと言われていた「ぶいすぽっ!」は前述のゲーム部を運営していたUNLIMITEDに買収されファンの間に不安が走る(他にもまともに運営してきた事務所を持っているため心配のしすぎという意見もある)。独自ショート動画路線でホロライブを超える再生回数を叩き出すようになったあおぎり高校(ここもUNLIMITED傘下)、トップにならなくともコツコツと安定した運営を続けてきた774inc.(有閑喫茶あにまーれは引退者多めだが)、プレイングマネージャー犬山たまきの率いるのりプロ武道館単独ライブを決めた花譜のいる神椿(KAMITSUBAKI STUDIO)など独自ニッチを築いているところもある。

また、個人VTuberではVOICEROID化によってボイロ動画とのシナジー効果を起こすトレンドが伺える(以前からUTAU化などはあった模様)。


https://anond.hatelabo.jp/20220611003936

https://anond.hatelabo.jp/20220105102642

腐女子を嫌う怖い人に出会った腐女子の話

ツイッター二次創作をしていたら異様に腐女子を目の敵にしている人に出会って怖い思いをした。

自分腐女子なので自作品は見てもらわずとも同じキャラ推し相手作品が見たいのもあってフォローをしたら交流が始まった。

腐女子であることは隠していなかったが相手フォロバしたのを機に腐作品はべったーで見たい人が見に行く形にしていたらその人はわざわざそれを見に行った上でこちらに好意的感想DMで毎回くれるようになった。しかし腐は嫌いだと何度も言うので無理して見なくて良いことは再三伝えるも頑なに腐作品を見ては褒めてくる異様な人だった。自作品は褒めるが他の腐女子作品はわざわざこちらにリンクを送ってキモ〜とか書いてくる人だった。他作品は貶すようなものでもないので当たり障りのない返信をしたが本当に困った。返信に困るようなものは他にもゲイポルノ写真を送ってきたり相互フォロー個人を貶したりとそれが四六時中届いた。同調せずに当たり障りない返信を心がけた。

ある時から急に腐女子への不満を私にぶつけてくるようになった。「腐女子死ね」とか「界隈の汚点」とか自分に向けているのか腐女子全員に向けているのか判断しづらい文体で送られてきた。容姿を気にしているのか「腐女子喪女デブス」もよく言われた。我慢強く腐女子にも腐女子なりの考えがあり作品容姿関係性はないことを伝えた。一方でツイッター上では本人の興味のない腐カプをバンバンRTしてはわわ萌え〜とか書いていて本当に怖くなっていった。

ある時急にキャラ尊厳を踏みいじるなという文面をもらった。推しキャラ性的搾取されることは原作を穢す行為だ消えろと言われた。本人は推しキャラリョナ絵を描くような人で少し目眩がした。もうこれは自分に対して言っているんだなと思うようになった。配慮が足らない部分は今後改善していきたいみたいな政治家みたいな返事をしたらもう連絡しないかブロックなりリムなり好きにして欲しいという連絡をもらった。

勘のいい腐女子相互達は少し前からブロックしていたようだったが複数アカウントを所持しておりブロックした相手を観察してはそれを私に連絡していた時期があったので私はブロックリムもしないでそのまま放置しようと思った。

案の定マカプ界隈の人に私嫌われてるからブロック沢山されていて孤独なんですって泣きついているのがTLに流れてきて好きにして欲しいという連絡をもらった時、また気が向いたらどうぞ、という返信をしておいて本当良かったと思った。今では私の呟きに当て付けのようなことを呟いたりベッターの作品に合わせて当て付けのようなことをしてくるのでまだ自作品を見ていそうで怖いがだいぶ距離が離れて少しホッとしている。

今日、別の腐女子推しキャラのほぼ全裸に近い形でかなり性的な感じで描いた絵をRTして尊いって言ってるのをTLで見かけてキャラ尊厳とは何だったのか、世の中怖い人もいるなと思ったので記念に書いておく。別の人もある日DMで突然キレられないことを祈るばかり。

anond:20220610220858

元増田キズナアイ増田ではない。

なぜなら俺がキズナアイ増田からだ。

俺は元増田と違ってにじホロが広めた絵付き生主的Vが「Vtuberなのは変だと思っている(バーチャルじゃなくてただのアバターじゃん)がもういまさらどうでもいい。

いまや「Vtuber=2Dや3Dのアバターを使ってネット動画配信投稿する人」になっていて、「リアル空間には実体がないバーチャル存在でありながらも、リアル空間存在する人間インタラクティブ交流できる二次元Youtuber」の意味でとらえている人なんてどこにもいない。

キズナアイの休止により、もうその試みと理念は完全に潰えた。

 

こんな風に書いたのでにじホロを悪く言っているように聞こえるかもしれないが、別にそういうつもりはない。

当初のVtuberと今のVtuberは違っているが、それはそれで別にいいのではないかと思っている。これだけ大きく成長した文化なのだから否定してもしょうがない。

それとちょっと話は変わるが、今度始まるラブライブの新しいプロジェクト本来Vtuber概念を継ぐものではないかちょっと期待している。

はてなーvtuber知識が止まりすぎてるのでアップデートをはかるぜ!

追記

文章流れ的に少しずれますが、holoの記載がないやんけと言われた気がするので。

hololiveは旧v的大手プロダクション型とにじさんじマネジメント型の中間位置するかなと思います配信やその管理としてはにじさんじ同じく個人マネジメントを行っていますが、大枠の活動方針交流関係管理している、という感じですね。また、所属するのが女性アイドル系のv中心で、ターゲット層もオタクのマス層を狙っており、以上から芸能事務所ライクな面が強いです。

話の分かりやすさ的に、おおよそ対極となるにじさんじのみを本文では取り扱わせてもらってます

本文

vはガワだから中身の交換可能だの実体バーチャルだと炎上が無いだのあまりに古臭いので何とかしたい。とりま初期vからにじさんじまでどんな変遷があったか理解深めようぜ。

読むの面倒な人は→昔と今のvはもともと違う。以上。

v黎明時代(2016-2017)

元祖は~~だ!とかの主張は置いといて、一般的にvはキズナアイから始まった。彼女AIという設定はあるものの、その中の声優が公開されていたり運営プロジェクト情報が前面に出ていたりと、vをいわゆるアニメキャラの「ガワ」としての活用を想定したキャラといってよいだろう。背景には初音ミク成功例をもとに、共感できるキャラクター性を利用したオタクユーザ層へのマス型プロモーションを想定していたのだろう。

この時代配信方法も限られており、ライブ配信よりは動画投稿であり、まともに3Dモデルを使っての提供スタジオモーションキャプチャ活用必須だったため、技術的背景から見ても大型プロダクションからスタートにならざるを得なかっただろう。

v四天王時代(2017-2018)

5人いると噂の四天王時代でも基本はプロダクションモデルであり、のじゃおじのみが個人路線とはいえもともと3D技術職を志望するような技術保持者であり、まだまだ個人の参加障壁は高かった。

また、この頃は商業的にも軸足としてはマス指向であり、youtubeブレイクした後のTV出演がひとつ成功方向で、superchatで稼ぐ!というよりはyoutube名前を挙げてそこから商業プロモーションを増やしていくというのが基本だったように思える。

にじさんじ黎明(2018-)

配信アプリ開発として組織されたにじさんじプロジェクトは、vtuber団体名称として活動方針を大きく変えることでvtuber大手にじさんじ」が誕生した。にじさんじとそれ以前とで一番の違いはプロダクションキャラ作りからの脱却だろう。会社がガワをどう動かすかを「企画」することから個人配信を任せて会社は最低限の「マネージメント」に徹する、という変革をにじさんじが起こす。

ビジネス面でにじさんじが躍進の足掛かりを作る一方、技術面ではlive2Dを利用したモデル作成再生カメラによるモーションキャプチャーの実現、ツイキャスを利用した個人ライブ配信等、Vtuber実施個人でもできる程度へ障壁が下がっていった時期でもある。そんな時期にたまたまかもしれないが、大量に個人配信を行える配信募集積極的に行ったことで今の多様なキャラクター展開につながっている。

ただ、当初のにじさんじも目指すべきビジネスモデルが明確だったわけでもなく、SEEDsゲーマーズといった箱で出して、ほかの箱とは関係性を持たせないことで価値醸成を検討したり、バーチャルさんは見ていたりと何らかの芸能マネジメントをしていたりする。これはやはりvtuberで稼ぎが成り立つ前の時代で、何らかの出口をマス方向に狙っていたのではないかと思われる。ちなみに箱間交流限定はのちに解消され、今はENを除く世界のライバーにじさんじという箱で交流を行う体制となっている。

v量産期(2019-)

個人配信できるようになった効果で爆発的にvtuberが増加する。これは顔をさらすことが基本のyoutuberは出来ないが、顔を出さずに活動できるという可能性に魅せられた一般人が多くなったあらわれだろう。時を同じく、コロナウイルス流行しはじめ、結果、ウェブコンテンツ相対的価値の向上とともにyoutube収入源とするプレイヤーも多くなったことも後押しとなっている。にじさんじでもこの頃からゲーム配信で人を集める男性vが活躍しはじめ、ロールプレイとしてのキャラ性よりは、中身の技術面白さがフォーカスされるようになってきている。中身の人らしさが際立つことで、見る人だけ見ればよい、というとがったキャラクターも登場しはじめ、ロングテイル化も進んだ。

今のvの源流はここにある。何らかの理由で顔を出せないが、自己表現をしたい、何かをしたい。それはゲーム配信かもしれないし、歌ってみたかもしれない。そういう承認欲求がvという選択肢になっている。

そしていま(2022)

vtuberは着々と増えている。個人法人わず、いろいろな挑戦者が参加する、最早レッドオーシャンである。今ずぶの新人が参加しても人を集めるのはまず不可能だ。

そんな中、先見の明か「箱」という強力な相互集客体制を作ってvtuberマネジメントとそれに伴うIP商売するという新しいビジネスモデル確立したにじさんじ上場した。にじさんじUUUMのようなyoutuberの集まりアミューズのような芸能プロダクション比較されがちだが、ビジネスモデルはこれらとは少し毛色が異なる。企業としての収入源はyoutube一本やりというよりはIPを用いたボイス、キャラグッズ販売専属タレントを用いたプロモーション配信が成長トリガーであり、一方で積極的企画はせず個人方向性は任せる。どちらかといえば、個人vtuberをやりたい人達を集めてそのおこぼれでキャラクタービジネスを推進するというかたちだ。

以上を踏まえて

vはガワである。ガワではあるが、個人vからの潮流からいえば、中身を交換できるガワというよりは、顔を出さずに自己表現するためのもう一つの顔、という側面が強い。そして、中身が問題を起こせば当然炎上する。あくまでガワはガワでしかいからだ。中身を交換可能公表された声優、ととらえていた時代とはもはや違う。

ただしそれはにじさんじという一団体vtuber可能性を壊したというものではなく、v量産期の潮流そのものvtuberというもの定義を大幅に変更していったととらえるほうが適切だ。にじさんじはその個人vを束ねる箱でしかない。

プロダクションから個人へ、マス指向からロングテイル指向へ、そして、キャラクターロールプレイから現実人間性表現へと変遷をしたvtuberだが、形を変えたというよりはもともとの潮流が別物だからこそ、昔とは概念が異なるのである

2022-06-10

https://anond.hatelabo.jp/20220608134410

分かるわー。

女同士だと簡単友達になれるみたいによく言われるけれど、全然そんな事なくない?って思う

女の友情が成り立つのって双方独身同士でいてもおかしくない若いうちか、双方結婚出産して家庭の愚痴を共有出来る場合限定

そうじゃない場合はみんな家庭や彼氏を優先するから無理だろと思うんだ

おばさん同士が簡単意気投合してとかよく言われるけれど、それって既婚者同士の場合限定でしょって思う

趣味二次創作ならジャンルの切れ目が縁の切れ目になるし、一次創作場合作品発表がメインになって交流なんてみんな二の次ライバル同士だから友達になんてなりようがない

2022-06-09

10年推しているジャンル新規書き手が来た。

10年推しているジャンル新規書き手が来た。

仮にAさんと呼ぶ。

彼女は今風の小綺麗な絵柄で、私と同キャラ同カプ推し

作風も私好みだった。

Aさんが来てくれて、本当に嬉しかった。

でもそのうち、Aさんが私の約100倍反応を貰っている事(比喩ではなく本当にそうなのだ)に苦痛しか感じなくなった。

偶然投稿時間が被った時は最悪だった。

私は8P程の漫画。Aさんはただのらくがきだったのに、反応が二桁違った。

私はAさんのらくがきに反応しなくて、彼女けが私の漫画を♡RTしたのも最低だった。

交流厨でもあるAさんのらくがきにはいつもお友達やロム垢のリプや引用がならんでいて、華やかで、たのしそうだった。

エアリプでの褒めもAさんは全部♡していくから、TLに流れてきたときは本当に具合が悪くなった。

元々いる神や実力のある出戻り勢はAさんと同等かそれ以上に反応を貰っているから、つまりそういうことなのに、私は彼女ばかり意識していた。

ある日、Aさんが私の友達ブロックした。

多分ブロックきっかけになったのは、フェイクを混ぜて言うと「ピーマンが嫌いなあいつ(推しキャラ)はガキっぽくてだめ」みたいなツイート

数日空けてしたAさんの「ピーマン苦手な推しかわいい」というツイートには当然のようにたくさんの♡が付いていて、彼女別に私の友達を晒上げたり叩いたり、ブロック宣言をしたりはしなかったけど、私は彼女仕草を見た瞬間頭に血が上った。

内容は細かく覚えてないけど、とにかくたくさんの、いわゆる毒マロというやつを送った。

彼女無視をされたので、次の日も送った。

交流厨のAさんへ、カプの中心みたいな顔をするなとか、意見が違う人間を委縮させるなとか、正解は原作だけでお前はそうじゃないとか、そんなことは書いたと思う。

そうしたらAさんの呟きが無くなったので、効いたんだと思った。

返信を待った。

次の日の夜、Aさんはふつうにお友達とやり取りをしていた。

しばし考えた。マシュマロから、きっと全て弾かれたのだと思った。

固定厨のAさんへ、他カプ萌え語りや、彼女推しカプより組み合わせ違いの他カプの方が良いというメッセージを送った。

彼女推しキャラダメ出しをし続けた。

つの間にか、ここでは書けないような言葉を吐きながら送信していた。ここから出ていけと何度も繰り返し呟いていた。

それでも、Aさんから反応は無かった。

Aさんにマシュマロを送る傍ら、同じカプの人たちともくりをした。人と話すのは楽しいし、ストレス発散になる。

ふいに、自ジャンルが荒れているという話になった。

アニメ化新規がたくさん入ってきたから多少は仕方がないという風な話をした。

誰かが、Aさんも弁護士相談しているらしいと言った。

皆驚いていた。

誰かが、Aさんはブロック魔だから、みたいな事を言った。

私は、ならその辺で逆恨みされてそう、と返した。

まだAさんから連絡はない。

2022-06-07

腐女子感情分析言語化を拒むのってなぜだろう

腐女子って、推し語りとかはめっちゃするけど、なぜか自分感情分析平易な言語化をしたがらない。不思議に思う。

しかしたら女オタク全般なのかもしれないが、私が交流のある女オタク腐女子で、非腐女オタの生態が曖昧なので腐女子として書く。

言語化しないというのはつまり評論批評的な作品への言及をしたがらないし(稀にする奴は浮いてるとして敬遠される)、「地雷を嫌がるのはこういう感情の動き」みたいな言語化もしたがらない。

たまに「地雷って何がどう地雷なのか」みたいな話をしていることはあるが、そこではアレルギーなんですとか宗教なんですとか、地雷というたとえ話にさらにたとえ話を重ねていて、共感や説得の手法としてはアリだが分析言語化はされづらい。

それに自分分析をしたがらないだけではなくて、他者分析していると「わかってない」「レッテルの押しつけ」という反発が大きい。

言語能力が高い人は十分いるのに、不思議だ。


もちろん分析的な言語化にある種の乱暴さがあるのは間違いない。

たとえば物語作品理論的に分解して言語化するのは、マジックネタバラシのように、「魔法面白さ」をある程度解体にして「仕組み的な興味深さ」にしてしまう面はある。

感情分析も、言葉からこぼれ落ちるもの絶対にあるし、それがむりやり型にはめることになるのもたしかである

そうではあるが、それでもその「言語化という乱暴な試み」には価値があると思うし、男性ジャンルだとそのような蛮勇をするやつがそれなりにいる。

年々、評論家気取りのオタクが嫌われるようになっている傾向は男オタクにも言えるのだが、それでもやろうという奴とそれを読む奴は今でも出てくる。

でも評論気質腐女子は本当に居場所が作りづらい。


なぜBLを好むようになったかという話題で、ハマるきっかけになった作品を語ることは盛んだが、己の欲望や執着がどこから来るか分析するのは嫌われる。

地雷を見た時の拒否感がどのような感覚なのかを表現する言葉は見るが、その拒否感を分解することはされない。

エモい作品のどのシーンがエモいのかは熱く語られるが、どうしてその描写がエモく感じられるのか、ここでいうエモとはどのような感情なのかを明確化することはやってはいけない。

男性ジャンルでも、このような分析をすると「無粋だ」「野暮だ」「理屈っぽい」「難しくいおうとしてるけどただ可愛くて好きなだけだが」と散々叩かれたりするのだが、それでも分析したいという欲望が抑えられない奴らが活動しており、何年後かにはそれが界隈の財産になっていることも多い。

だが腐女子ジャンルだと、なんというか本当にタブーという感じがある。

言語による解剖の手際がいい話ほど、「恐ろしくて存在すべきではない話」のように思われる。

己の欲望コンプレックスや悪意の根を探る/探られることへの恐怖が男性より強いような。

なぜなんだろうな。

 

私としては交流とりたく思っていて訴えても頼ってもスルーされるので、日常生活送りつつ待つしかいかなと思ってるんですけど。

なんか私にやってほしいことあるんですかね。

から誘ったらデートしてくれるんです?いや~絶対シカトされるでしょ~、と思ってるのですが。

ドウナンジャ、ドウナンジャ!

もう本当にわけ分からんですよ。私どうすればいいんでしょ。イ~。

私なんかおおよそ一般的恋愛すらまともにしてないからね、ほんとに。分からんて。

言いたいことがあるなら言ってくださいねっ( ‘ᾥ’ )

あと私怒りが持続しない性格なんで、半年たったらとっくに忘れますから過去は水に流す派。ジャー!

かわらず現状維持は今年までですよ。以降はサヨナラかな(´・ω・)

もうダラダラするの良くないし。

ものすごくシンパシーを感じた

anond:20220606031030

ショットガンみたいな下痢をした

というこちらの投稿

なんか見覚えあるなと思って自分スマホに書いてる日記を調べたら、

ショットガンみたいなおしっこ出た

2020/04/13 14:34:42

ヒットした。

かつて農業という行為自体が、交流の無い別々の地域からほぼ同時期に発生したように、おんなじことを考える人はいものだなと。

2022-06-06

追記あり子供の頃、西原理恵子ファンだった思い出。

西原理恵子について、思っていたことを適当に書く。ちなみに私は1985年まれ東京僻地ぬくぬくまれ育った軟弱な人間

今手元に本がなくて時系列は間違ってると思うからその辺はいい感じに脳内保管してくれると助かる…。

西原理恵子との出会いはもうよくおぼえていない。多分ダヴィンチとかカルチャー誌に載っていたのを読んで興味を持ったんじゃないかと推測している。

はいろいろあって学校に行けない子供だったので、午前中に図書館に逃避し、そこで西原理恵子の本を借りたり、その帰りのブックオフお小遣いで買ったりしていた。なので、売り上げに貢献していない読者だと思う。本当にそれは申し訳ない。

話を戻すと、最初に買ったのは「まあじゃんほうろうき」だったと思う。何故これだったかというと、単純にブックオフで全部100円で買えたから。

中学生くらいの私(今から22年前だ…時間の流れ怖っ)にはめくるめく世界だった。一気に西原漫画に夢中になったし、彼女が大物とも臆せず交流する人間的魅力にも惹かれ、私も大人になったら雀荘で夜通し麻雀をする大人になろうと思っていた。

尚、36歳現在麻雀はできるが雀荘には一度も行ったことがない。

その次は「鳥頭紀行」に衝撃を受けた。なんだこれ。大人になったらこんなジャングルかにも行けるのか。幼少期から旅行記好きの私の心はがっちり掴まれた。

私も大人になったら世界中を飛び回りたい。しかお酒が美味しそう。西原は良い仲間に恵まれてて羨ましい。でも、それは本人に魅力があるからだろう。私も西原みたいな大人になって、楽しい仲間とさまざまな国でお酒を飲んでみたい。心底そう思った。

尚、36歳現在海外には一度も行ったことはない上に体質で酒は一滴も飲めない。

病気高校には行けなかったが、年齢が上がったことでネット環境を与えられ、もう時効だと思うから白状するが私は体調の良い日はブックオフで「せどり」をして小遣いを稼いでいた。そのお金で、西原の本を揃えられる限り揃えはじめた。

「ちくろ幼稚園」にはじまり「ゆんぼくん」「ぼくんち」などの叙情系を読み、「あの破天荒西原がこんなに繊細な漫画も描けるのか!!」と素直に才能に感心したし、それまでの彼女人生に思いを馳せたりもした。

その他、著作は書ききれないほど(この時点で2000年くらいかな)あったが、どれも思春期学校に行けず友達を作る機会もない私には輝いて見えた。こんな大人もいるんだという、一つのロールモデルとして彼女は私の中に刻まれていた。

もちろん、西原にはなれないのはわかっていた。それでも、世の中にはいろんな人がいる。そう思えるだけで、世界はいくらでも広がっていく。

そんな私が潮目が変わったと感じたのは2001年の「西原理恵子ブレークへの道」あたりからだと思う。既刊をあらかた買い読み尽くし、関連人物書籍も一通り読み終え、とうとう私はリアルタイム西原を追いはじめた。この頃はまだせどり可能で毎月一定の額を稼いでいた私は、とうとう西原の本を定価で買うことができるようになる。

少しそれるが、西原漫画コミックというより書籍扱いなので一般的漫画よりページ数が少なく、高い。

なので、いくら稼いでいるとはいえ(体調の良い時しかできないしな)合計しても小遣い程度の私には定価で買うのはまあまあ大変な額ではあった。でも、西原のことは信頼していて、躊躇うことはなかったと思う。

なのに、ちょうどこの頃の新刊あたりから内容がどこに向かっているのかよくわからない本が多くなった気がした。

加えて、2002年新聞連載をはじめると、必然的家族話題が中心になる。

私は西原作家としては信頼していたが、人間性まで盲信はできなかった。確か、「人生一年生」(1号か2号か忘れた)の中で安野モヨコが「西原漫画は好きだけど、友人として近づきたいわけではない」という旨のコメントをしていたのがすごく心に残った。

そうなんだ。西原漫画家としては才能があるけど、だから人間性もすべて素晴らしい人ではない。魅力的ではあるが、何かが欠けている。それが欠けているからこその魅力であり、埋めてしまうと彼女漫画を描けなくなってしまう気がする。

そういった私の中の西原への印象を、端的に言葉にしたようなコメントだと思った。

そこから新聞連載は興味があまりなかったこともあり、新刊を時々は買うものの「何か違うな…」と思うことが多々あった。おそらく、それは私が目まぐるしく成長していた時期だったからだと思う。

私の西原への熱量は冷めていき、一応情報を追ってはいるが興味が持てなくなっていった。

映画化絵本執筆

それは華々しいが、私が西原の魅力と感じていた部分がそれによって表せていたかというと疑問だ。

「大体、絵本とかで良い話描く際に必ず草原に青い空って手抜きじゃね?」

というくらいに、この頃から私の中で西原は「青い空の下草原をバックに良いこと言う作家」というイメージに変わっていった。漫画だと手抜きも笑えるけど、良い話、しか絵本になると「それでいいのか?」という気持ちになるから不思議

更にだんだん文化人枠に入っていくのも不思議ものを見ている感じだった。新聞連載は最初ちょっと読んだくらいなので、「良い母」としてCMに出る西原不思議な感じがした。だって西原ってあんなにめちゃくちゃやってる人なのになんでこんな綺麗にコーティングされているんだろう?

無頼派新刊も、かっちゃんマネー頼りの内容が多くなり、金で解決するオチが頻発して食傷気味になっていた。

そして20歳を超えた私は、新刊を諦めかつて夢中になっていた既刊を読み返すことにした。

しかし、それを読む私は確実に昔より成長していたらしい。

西原の本に出てくる友達男性ばかりで、特に仲の良い人はおそらく恋人だ。頻繁に出ていた人が急に出なくなるのは、きっと別れたからだろう。そう思った。そしてあんなに友人が出てくるのに、女性の友人は数えるほどしか出てない、もしくは出てもすぐに出なくなる。

それまでも、西原の本の内容が「嘘」であることは欄外などに語られていた。でもそれは面白くするための嘘であって、自分をよく見せるための嘘ではないんだろうと勝手に思い込んでいた。

しかし私が大人になったのか、女性の友人があまり出てこない事実に気付き、いろんなメッキが剥がれていった。

そして惰性で書店に行くついでに新刊をめくると、息子と娘の扱いに差がある気がする。

親との確執特に露骨に弟を贔屓し全肯定するのに私を全否定する母親との確執がある私にとって、それが気になった途端、新刊を追うことはできなくなった。

それ以降は聞き齧りなので本当に時系列がよくわからない。

とりあえずかっちゃんとの交際が公になったまではまあ「ふーん」と聞き流していたが、その後のMXテレビでの女性発言をかっちゃん解決してもらうところはすごく悲しかった。

なんていうか、それまで強い男に媚びてのし上ってきたんだろうなと気づいてはいものの、なるべくそこは見ないようにしていたのに、鼻先に思い切り突きつけられた気がして。

それでもまだまだ西原アル中鴨ちゃんを看取りシングル子供2人を育てた良き妻、良き母。かっちゃんとの関係はまだ女を捨てていない素敵な関係。そういうイメージ媒体を見るたびに悲しくなってしまった。そこには、私の好きだった西原が小さくなっていて、よくわからない素敵そうなものが大きな顔をしている。そういうふうに私には見えた。

とどめを刺したのは、「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」だった。

私の中で、女性作家若い女性に向けた提言本を出すと、それはもう終わりの始まりだという謎の思い込みがある。

(男性作家にも一部そういう人はいるが、どういうわけか面白く書く人もいて、この辺はいつも不思議。要するに成功した男性ロールモデルは数種類いるのに対し、成功した女性ロールモデルは種類が少なく画一的からだろうと思っている)

結婚子供を産んだ。金も男も手に入れた。確かに、そういう意味西原に憧れる人もいるんだろう。そして、この本が響く人もいっぱいいるんだろう。

でも私は病気学校に行けなくて、どんなに頑張っても今の世の中だと普通に働いて結婚して子供産むとかすごくハードなことで…。そんな私のコンプレックスなんて西原にはなんにも関係ない。でも、かつての本には弱者への目線も書かれていて、その人たちを笑わそうと体を張っているすごい人だと幼い私には見えていた。

それだけに、いわゆる「成功した作家」が提言本を出すのが、私には作家として何かを手放しているように思えて仕方なかった。

そんでもって相変わらず「青い空の下草原をバックに」表紙だしな!

(別に丁寧に細密な絵を描いて欲しいわけではない)

これ以降は別に私が書くことではない。

ない、が、娘さんの告発を見て、「やっぱりなあ…」と思ってしまった。

家族のことを部外者がとやかく言うのは下品だと思うので差し控えるが、著作を買っていた私は娘さんを追い詰めた側の人間だと思うので、今後どんな形でもいいか彼女が満たされ幸せに生きていって欲しいと素直に思う。

それはそれとして、西原ならこの騒動あの手この手マネーに変え、何故か感動のラストに持っていくのでは…と危惧している。多分、この予想は高確率で当たると思ってしまうのがすごく悲しいことのように私には思えるが、西原には西原なりの大切なものがあるんだろう。今の私にはよくわからないけれども。でも、私は娘さんを追い詰めた加害者なので、その顛末を見届けないといけないと思う。だから、少しでも娘さんが救われる顛末であって欲しい。ここでこんなこと書いてもなんにもならないけどな!

今までお気持ち表明って冷ややかに見ていたが、自分で読んでも気持ち悪い文章になってしまった。

高かった熱が冷めれば冷めるほど、人は気持ち悪い文章を書いてしまうのだろう。

それでも、私は一時期確実に西原漫画を読んで生活が潤っていたし、その潤いがなければ生きてこられなかったと思う。

なるべくそのことは忘れないよう、これからも生きていけたらいいなと思い、私は明日行きたくない会社に出社してやりたくない仕事をするだろう。おしまい


追記

男性に伝わるか私にはよくわからないんだけれども、大体の女性にとって「やたらとわかってる風に振る舞う男性友達ばっかりで同性の友達がいない女性」ってなんか言動とか価値観?とかに違和を感じていて、直接的だったり間接的に嫌な目に遭うことがままある…気がする…あくまで私の周囲の女性意見だけども。

(そういう女性男性はいい顔するので、例の「女の敵は女」という言葉が出てきがちだ。そりゃ被害に遭わなきゃ女性だって高みの見物できるだろうと思う。往々にしてその手の女性好戦的なのがめんどい)

とりあえず愛ちゃんアシスタントだし、はせぴょんとか中瀬ゆかりさんはビジネスだろう。「毎日かあさん」のママ友の話はほぼ創作(むぎちゃんだっけ?あの人は多分いない)らしいので、若い頃の同性の友人の話も聞いた話を適当に盛ってほぼ創作なんじゃないかなと思う。

とにかく言いたいのは同性の友人がいないことは悪いことではないと思うけど、同性の友人がいない人が娘の母親としてどう振る舞うかというと…ということを言いたかった。

まあ、ぶっちゃけ私の母親がそういう感じなんだって話でしかないけどな。

追記2】

作品ファンだったと思うのが健全で、作家ファンだったと思うのはちょっと違うと思った方がいい、みたいな意見はすごく真っ当な意見だと思うし、私もそういう風に考えたいと思う。

でも、西原をはじめとした自分身の回りノンフィクションエッセイとして作品を発表する作家はある程度作者の魅力込みで読者がファンになる特殊ジャンルかなとも思う。

(さすがに盲信するのはどうかなという気がするし、きっと完全フィクション作家ならみんな簡単に割り切れるかなと)

そういう特殊で業の深いジャンルであるが故に、今回の娘さんの話題で様々な意見が出るというのが問題?の本質かなと私は思ってる。だからこそ、今後また西原が今回の話題も何かしらの作品昇華してしまいそうで怖いなと思っている。

(作家としてはそれが正解なんだろうけど、それ故に残酷というかあまりに業が深すぎる職業というか)

追記3】

今ざっくり自分文章読み返してみて、多分初期の方が弱者への視点が感じられ、更に作者本人が体を張って笑いをとりに行く様が魅力に感じられたように思う。

そして、よくある話ではあるが金や権利を手に入れたあたりでその魅力が感じられなくなったのかなと。

多分その魅力は彼女の中にまだあるはずだけど、今の状況だとそれで作品を作るのは難しそうだ。それはとても困難で手間がかかるし、素敵な女性として楽にいい感じの本出した方が売れるだろうしね。

追記4】

他の人の西原への感想などが読めてとても嬉しいです。もっと読みたいので書ける人は書いてくれるとすごくすごく嬉しいです。

しか新聞連載以降の作品ファンがあまりいないので、あの辺の作品を買った層と初期の作品を買っていた層はまったく違う層なのか?と新たな疑問が出てきた…。「上京ものがたり」あたりは私も結構好きでした。特にラストはすごく心に残っている。

追記5】

追記多いのマジで気持ち悪いな。でも本文から気持ちいからなんかもうええわ。

友達の多い少ないは少なくともこの文章においては問題ではない。実際私も学校行ってないか友達少ないし。そしてそこを語りたいわけではない。

では何が私が引っかかったかというと、私がこの文章を書いた発端が彼女の娘さんの文章を読んだこと。

何度か男性友達は多いのに同性の友達がいない、少ない女性と接した経験から、そういう人々はとても男尊女卑であると思った。要するに、大勢男性と親しくできる自分は「名誉男性」であり、同性とばかり親しくする女性を格下に見ている。そして、人間を上か下かでしか見られず、他人自分と等しい存在だと捉えることができない。男尊女卑は対男性には伝わりにくいが、対女性にはすぐ伝わってしまうので対女性とはトラブルが多い。

そういう男尊女卑内面は奇しくも本人が言う通り、男尊女卑のまかり通る環境で生まれ育ったことも関係あるのかもしれない。

(でも、そういう環境で育った人がみんなそうなるわけではないけれども)

そして重要なのは、ここが問題点なのではなく、本当に重要なのはここから

本人が自覚あるかないかに関わらず、男尊女卑思想のある女性男の子女の子を産んだ場合女の子にはどう接するだろうか。

ここからは私の知り得るところではないので差し控えるが、自身母親と照らし合わせると自ずと見えることが無きにしも非ず。

それはそれとて、そういうことを考える私もまたすごく嫌な女だということは間違いないだろう。

自分の周辺にそういう女性に心当たりがないという人はとても良い環境に恵まれた人だと思うので、それは自身の人柄によるもので、すごく誇っていい尊いことだと私は思う。

追記6】

私がこの文章で書きたかたことは、西原理恵子という作家の業と私という読者の業、そして何より娘さんについて。

なので差別云々というのは私の文章力とか私の考え方に問題があるのは前提として、それを除けばここのコメント西原理恵子という作家や娘さんのことを触れないのは片手落ちに感じる。

(もちろん、100文字という制限がある以上それは仕方ないとは思う)

そして、私はその業や娘さんに関係ないことはこの文章の中で書く気はないし、責任もとる気がない。

私は誰しもどこかに他人差別してしまうところがあって、多分そこを言及されていると思うけれども、他人に「絶対差別するな」って押し付けたり、「自分絶対差別してない」って言い切る人は理想主義過ぎて少し怖い。

から、その辺が気になる人は、自分でそういう差別についてのエントリを書く方が満足できるし有意義だと思う。

追記7】

差別が〜って言う人は西原漫画読めるのか…?とずっと考えていたが、よく考えたら西原漫画を読まずにこのエントリだけ読んで「差別が〜」と言っている可能性もあるのか!とはたと気づいた。

知らない人に説明すると、西原理恵子という人の芸風は人種差別女性差別弱者差別などあらゆる差別を笑いに昇華していくものである。実際、女性の友人をデブだのブスだのヤリ○ンだと罵ったり、子供を産んでいない女性専業主婦へのヘイト発言なんて日常茶飯事だ。しかも、この何十倍も汚い言葉でそれを言う。

(改めてこう書くと本当酷いな…)

もう本人の作品自体ミソジニーだのホモソーシャルだのが真っ青になるくらい、差別問題発言の坩堝なのが西原理恵子漫画だ。

(今のポリコレではアウトでしかない…だから改めて差別とかホモソーシャルとか言われると「いやもっとアウトな発言いっぱい出てくるから!」ともうどこから突っ込めばいいのかもうよくわからない)

ところが、それがものすごく面白くて笑えるから始末が悪い。そして、それを読んで笑う読者ももれなく下品である。それが、西原理恵子と読者の業の深さの一端だ。

私は西原理恵子という作家について書くにあたって、そういう彼女や読者の中にある「差別」は切り離せないものだと思ってこの文章を書いた。そして、その「差別」がどの程度彼女の娘さんに及んでいたのか(あまり詳細が書かれなかったこともあるが)読者にはよくわからなかったところが例の娘さんの件で露見したように思う。

(更に補足すると、彼女差別する人間からこちらも差別していいとかってそういう話ではない)

なので西原理恵子を知らない人は、とりあえず図書館にも置いてあるしブックオフで叩き売りされているので読んでみて欲しい。私のおすすめは、コメントでも人気の高い「鳥頭紀行」とか「ぼくんち」あたり。

実際の西原漫画を読んで、差別だとかそういうもので頭がクラクラするのにギャグが強烈に面白いという奇怪な感覚に失神するがいい!

(ただし、合わない人には本当に合わない)

結局、何があっても私は西原理恵子漫画のすべてをきらいになれないし、機会があれば好きな作品を未読の人にも読んでもらいたいのだ。

Permalink | 記事への反応(18) | 17:22

最近読んで面白かった・つまらなかった漫画

面白かった

あやかしトライアングル

https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496856861013

ジャンプエロコメは昔から苦手でToLOVEるを一切スルーしていたんだ。

ついでにTS物も苦手で二重苦のこの作品もnotforme確定だろうなと無視していたんだけど…

めっちゃ面白かった。

第一印象は絵がうめぇ!!!!!

ToLOVEるなんかずっとやってたよね…そりゃ歴戦の作家だよねってぐらい絵が上手だし、大人気になるのが頷けるぐらい女の子が可愛かった。

んでもってストーリーがおもしれぇ!

「祓忍」って設定から広がるアイテムや技のギミックがワクワクするし見ていて面白い。

俺がエロやラブをメインに捕らえず読んでもあやかしっていうメインストリーラインがあるからそこを主眼に読んで行ける。

ハレンチ副菜。でもOK。って優し味を感じる。そういえばBLACK CATも書いてましたね…と懐かしくなった。

主人公の祭里が一貫して祓忍としてがんばってる。ここも大事で、俺がラブコメに堪えられるかの分水嶺である

祭里くんがそういう応援できる主人公から安心感がある。

そんな純情な主人公に対してヒロインのすずがハレンチ担当としてぐいぐい行くんだけど…

いやここまで性的に肉食なヒロイン一般紙では初めて見ましたわ…。恋愛積極的レベルを跳躍していて笑えるぐらい肉食。新鮮。

で、ここでTSなのが逆によくてですね。

これが仮に祭里が男のままならぐいぐい行ったあげくの絡みの絵が個人的NGになりそうだなと思った。

百合じゃないし男女の絡みでもないしのギリギリラインからあんなにガツガツエロく書かれていても受け入れらる土壌が己の中にあるんだろうなと分析してみるよ。

次にシロガネ。こいつが「俺がToLOVEるが嫌いな俺の代弁者」みたいになってクッションになってる。一応ハレンチ抑制するブレーキ係を演じている。

から読者の体裁として露骨エロが嫌いだから「シロガネがんばえー」から「あちゃーダメだったか~うん!エロい!」みたいなしゃーない感をかもし出せる。姉が居るから少女マンガを読んでる言い訳が立つ小学生理論である

ToLOVEるにもハレンチ指摘係の委員長が居たはずだがあっちも結局ハレンチ係なので非人間のシロガネがその役を買ってる今作は安心感がある。

あとはれおちゃんとかカゲメイとかも居るんだけど割愛してですね。

言いたいことは二ノ曲宗牙先輩が大好きだということです。

相思相愛の二人の間に居てこれほど応援したくなった男性キャラ過去に居ただろうか!(反語

しかTSした主人公とあわよくば付き合う程度はどしどし推したいと思えるキャラが!

ハレンチは嫌いですが祭里くんはどんどん先輩を誘惑していけと思っておりますはい

最初はすずに敵意→惚れるからの祭里にドギマギな書くだけだとブレブレキャラなのに嫌味もなんにもわかないすっきりとしたイケメンウブキャラなんだよ先輩!

こんなキャラをすいとお出しできる矢吹は本当にすごいと思いました。

移籍で(個人的)悪いほうに転がって欲しくないなぁ。でも露骨エロは増えるんだろうなぁ。

ガチクタ

https://pocket.shonenmagazine.com/episode/3269754496757736611

名前敬遠してましたシリーズ

あー絵がすきー

大きめグローブ萌え~

はい

Dr.STONEみたいな質感の絵が特徴的な作品。あと片岡人生を少し感じる。

書き込みがすごいってだけでOKなちょろい人間なので。それ見て。

バトルも一応2話のカサの武器の扱い方でよしっ見てやるか!と入れ込むことができた。

さらによくある固有能力ものなんだけど、初期に無能力者のモブっぽいサポート人員スポットを当てたのも好感度急上昇。いいよね…無個性だけど頑張るの…いいよね…腐らず鍛えた肉体だけで貢献するの…。「そういうのいいよなー超クール

ただねーキャラストーリーには今んところ全然引き込まれなくて、絵だけで食ってる。

漫画の絵のセンスがあってダークな雰囲気だけどのめりこめなくて読まなくなっちゃう。というのはアカメが斬る経験があるので、たぶんその経緯をなぞると思われる。

から摂取できるカロリーは高いので常食はしないが目に入ったら読む系か。惜しむらくはweb時代雑誌ザッピングは起こらないということ。

読まなくなるけど面白作品もあるよという変な感想です。

ラーメン赤猫

https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496804659304

絶対読み返さないし絶対毒にならない漫画

わりとよくあるけど探さないとあまりない有象無象漫画ひとつ

絵も話も目を見張るものではないけれどネコである点で加点がすごい。

ネコラーメン屋」で上手くお話を転がしてるし各キャラも尖ってて面白い。

クリシュナちゃんのあざとさもいいけど僕はハナちゃん職業的ネコ被りや佐々木さんの上手く回してるスタッフ感が好きです。

ポスターの話も社ちゃんクリシュナちゃんスキルが活かされてよかたった~と非常にほっこりする話で好きなのです。

ただ「ネコラーメン屋」で目を惹かれたからには飽きも早くて、作中にも居そうなものめずらしいから一度だけ来店して堪能して二度目はない客。のような存在自分がなる。

癒しやかわいさで突き抜けるほどのパンチ力がないので最新話まで一気読みしたら連載は追わないタイプ漫画ですね。

面白いんだよ…でも応援したいほどの面白さじゃないんだよ…。

ぶっちゃけて言えばネコからギリギリ許されてるけど人間とかの画風が可愛い系じゃないよね…。昔の絵が上手い新都社漫画レベルに感じてつらみ。

ANGELIC LAYER

令和の時代!?唐突に読み始めてまだ10話も行ってない。

CLAMPのこってこてな関西弁いいよね…。

ちょっとボーイッシュな快活女の子いいよね…。

でもやっぱり黒髪ストレートも…え?5歳!?うーん…あり!

コメディたっちで崩し絵・SD、へちょい絵が多めで服が可愛くて現代舞台で…

と。熱心なCLAMPファンじゃないけれど好きだった「さくら-ちょびっツ-初期xxxHOLiC」の間を埋めるような位置作品でやっぱりハマりそう。

異様なハイテンポトントン進んでいくのでスルスル読めるのもグッド。

スターシステムでチラ見してたときもっと人形に没入するかヒカル意志を持って喋るかしそうと思ったのだが、結構ストイックにホビーな話になりそうでちょっとびっくり。

改めて考えてみると、CLAMP作品に引き込まれるのは世界システムが気になるからかなぁ。

×××HOLiC因果システムちょびっツの人型PCが普及した世界みたいに店で買えてエンジェルカードがあってトレーニングセンターがあって大会があってと「それがもうある世界」ができてることがすっと入ってくる。現代舞台だとたまにそこにつっかかってノりきれずなんでやねんで読まない漫画もあるんだよ。その点導入がすごくうまくいってる。

今後どういう流れになっていくかはわからないけど全5巻とちょうどいい長さで終わることがわかってるし楽しみに読んでる。

惜しむらくは自分レオタードフェチがないことかしら?

あともし最後まで楽しく読めたらガンダムガンプラアニメに手が出そう。

あげくの果てのカノン

https://www.cmoa.jp/title/114653/

https://spi.tameshiyo.me/AGEKU01SPI

なんだっけ、毎日かあさん?の娘が話題になってなんかその流れで「往生際の意味を知れ」がブコメで上がっていて、じゃあ読むかってなったときに前作があるじゃんとこっちから読みました。

表紙の第一印象は法条遥のリライトシリーズみたいだ。今見返すと誰だこの女!?てなる。

どうでもいいけど結構途中までタイトルカナンだと思ってました。

ジャンルは…うん…たぶんラブストーリー。なんだけど、SFな要素も強い。

まず始めに引き込まれたのは、女の子主人公カノンがかっわいー!

絵がすきーすきすきー。

と思ったらガチストーカーコイツキモイ!でも基本は陰キャストーカーから恋する乙女処女かわいいんだよなぁ。病みメンヘラ女だったら絶対ダメだったけど一途でちょっとしたことで舞い上がって赤面するカノン氏が可愛いすぎてはまっちまった。

で、最初は「雨と廃墟」「地上市民と地下市民」みたいなアンニュイ身分ものかなと思わせておいて、1話終盤からガラッとなんじゃこりゃとSFチックになってくる。もうビックリしてどうなるんだ!?ってなった。ここ最近では一番引き込まれ1話だった。

そのSF要素の「ゼリー」が軸にはあるんだけれど、話を悪~く一言で言うと「不倫モノ」のお話なんだよね。

女性向け漫画でありがちが話を比較女性向けではない画風と「ゼリー」含めた世界観の引き付け力でぐいぐい読ませてくるの。

んで不倫モノだからヒーローの男には妻が既にいて…これがまたむちゃんこ可愛いんだよね~。

第一印象は蹴落とされるための気位が高い当て馬身分婚女かぁ?とか思っちゃったんだけどもう…はぁ…努力家…すきぃ…。

話のテーマは「変節・心変わり」といったところで、男の境さんの心情とは!?本心とは!?…かな?いや全然核心をつけてない。読んでくれ!

普通女性向け漫画だったらこういうストーリーの話の転がしかたってすれ違いや誤解が多くて、「お前らもっとはっきり言えよ!」とか「お前らもっと話し合え!」ってイライラするんよ。

でもあげくの果てのカノンは「治療による副作用で心が変質してしまう」ということがメインで境さん自体も悩んでるんだよね。

このイライラしがちな「ふらふらする男」の原因を「治療による副作用」に他責することが成功してるからお話として気になる読めるものになってる。

そしてその原因の「ゼリー」が3人の関係に深く絡みついていて、あるいは「ゼリー」の解決が3人の結末にもからむかも!?3人の(というかそれに影響された妻の)行動しだいでゼリーがある世界にすごい影響があるかも!?という点で個人的な話かつ世界的・大規模的な話にもなっていて、いわゆるセカイ系な要素をはらんでいる。

こいつらどうなるんだ!?とずっとハラハラ、そしてずっとカノンかわいいなーで読み進められた。ダメ女とも思うけどね。本当に。

不倫モノだけどずっと恋する高校生カノン目線のせいでそんなにドロドロ感じない不思議作品だった。

終盤は流石に俺でもダメージを受けるんだけど、まああれもこれも必要だった。

ラストに関しては「お前が良いならそれもよし!」でした。ニヤニヤ笑顔でぼかぁ嫌いだな~と言えるようなオチね。

あと弟くんが微熱空間してるのでオヌヌメ

往生際の意味を知れを読むのが楽しみ~

アラガネの子

https://shonenjumpplus.com/episode/13933686331748208168

3話途中。

絵が書き込まれますね。OKです。(ちょろい)

非転生・純ファンタジーで昨今貴重すぎる作品

私、デカくてなよっとしてるキャラに弱い部分があります。ついでに白抜き長髪だとか。

いなりこんこんいろはのうか様とか江戸前エルフとかですね。

まさかキャラでその文脈にヒットするとは意外でしたが。

ハガレンのような始まりにビクビクしつつも生意気みつあみおさげショタがでてらんまじゃん!とか思ったり。

振り返ればみつあみおさげが好きなようです。先のANGELIC LAYERおさげあげくの果てのカノンの妻もみつあみ編みこみ。うん、らんまが悪い。

宝石の特色を活かすという点では宝石の国どうなったかな…まだ休載か…とがっくりしたり、とにかく他作品がよぎってしま作品。すまん。

(というかオーバーヒートリバウンドを思い出させたり足が悪いだったりキメラがでたりとなるとレッドダイヤ賢者の石か?と今読み返すとなんかハガレン不安でしたが)

1話時点でストーリーにはあまり惹かれないけれど、キャラ世界観は良い感じです。(同じ感想を抱いたレッドフードは爆散しましたがこちらは30話オーバー)

ファンタジー世界で導くものと導かれるもののような関係の二人の話、といえばいくつか思いつきます

魔法使いの嫁

IT'S MY LIFE

ソマリと森の神様

グレンデル

どれもなんかとっつきにくいなあと感じてましたが、男二人組みでオリエントとなると手を出しやすかったです。

おさげ君がうだうだ暗く行くと不安でしたが意外とコロコロとした感情豊かで素直な面が多いので、犯人を捜してやっつけるよりはとにかく治療法を探す方面で進んで欲しいですね。

メインがまだ好きになってないけど周辺要素が好きの塊だから好きそうだ、みたいな作品です。

綺麗にしてもらえますか。

https://magazine.jp.square-enix.com/yg/introduction/kireini/

とりあえず1巻。

名前敬遠してましたシリーズ

彼女、お借りしま

みたいな語感のせいで避けてました。だってヤングガンガンだよ?

けど面白い!

絵が書き込まれてる!(くどちょろい)

隔月雑誌の月1連載枠らしいです。

ちょっと露骨健康的なかわいいエロちっくさが鼻につくけれど、全然OK範疇です。

絵は最近若木民喜とか荒井啓とかよりかな?

クリーニング屋という本業がありつつもメインは地元民との交流というハートフル物語です。

ARIAふらいんぐうぃっちが好きなら好きになる…はずっ。

とにかく絵が、背景が、描かれてるんで!めちゃくちゃ漫画摂取してる気分になれる。

目にも心にも滋養たっぷり作品イチオシ

あと読み始めたのはちょっと前だけど好きな作品名だけ

ジャイアントお嬢様

https://www.sunday-webry.com/episode/3269754496551508303

煩悩西遊記

https://www.sunday-webry.com/episode/3269754496551508634

レッドブルー

ttps://www.sunday-webry.com/episode/3269754496660551554

勇気あるものより散れ

ttps://www.younganimal.com/title/?id=11

忍者極道

ttps://comic-days.com/episode/10834108156722664318

あと、「鍵がない」もよかったよね。

まらなかった

ToLOVEる

双子登場回まで。

あやトラを読んで避けてたのはもったいなかったなと読み出したけど、ギブアップ

昔の、ジャンプ特有というわけではないけどなんでモテるのかよくわからない主人公ラブコメダメだった…

いちご100%やぱすてるやニセコイラブひなみたいな…

話もやや面白いし女の子可愛いけどやっぱ主人公が好きになれないと連鎖的にヒロインたちの心情にも乗れなくてどうあがいてもラブコメダメだなと再認識

もっと妖を狩って平和を守ってるとか貧乏から勉強バイトを頑張ってるとかギャルゲーを極めてるとか芯を持った主人公でおなしゃす…

それと主人公スタートから好きなヒロインが他と比較して可愛いと思えなくて辛いという現象ニセコイでも経験しました。

イヴじゃなくてヤミちゃんはとても可愛かったです。ヒロインはヤミと蜜柑だけでもよい。

地味にキョウコちゃんが出てたのもうれしかった。

勇者ミーリは58歳

anond:20220603170344

元増田先入観があったことは否めない。

読めるけど。面白いといってもよかったかもしれないけどたしかに不相応な反響あいだなと感じた。

その「面白い」も漫画をよく読むから見出せる典型的(陳腐な)面白さ、あるいは全然読まないなら素直に感じるであろう面白さであって、引いて見るとダメな類のもの

多少の不自然さを書きたいことのパッションで帳消しにする漫画って確かにあるけれど、この内容でネーム大賞といわれると「えー」っと言いたい気分にもなる。

まあ元増田以上に言える事はないです。

スペシャル

これは先に断っておくが自分が悪いし読み方も最悪。

「成程」を堪能し連載初期に追っててなんかちゃうなと離脱

最終回がひどいと話にのぼり最後の数話を読む。

というキセルっぷりだけど…絵も話もどうしてこうなったしか言いようがない。

個人的ジェネリック位置原光Zな人だったんだけど位置原光Zがほぼ読み味そのままで居てくれているだけにこの方はもういいかな…と。絵の魅力もなくなってるのが辛い。

炎炎ノ消防隊

完結記念に読もうとしましたが。

ソウルイーターを途中リタイアした人間には結局合いませんでした。

2巻でさっそく闇落ちを誘ってくるキャラが出てきてまたか…となりリタイア

絵もキャラも嫌いじゃないんだけどとにかく話が面倒くさいんだよね…。

デッドマウント・デスプレイ

群像劇作家っぽくて避けてた作者の作品を読んでみたら群像劇になりそうだったのやめた。

ひでー言い草…。

ファンタジーな雰囲気で読めそうな流れから現代に行っちゃって人が増えそうな雰囲気が流れ出して…

よし、女の子が死んだ!この子が死んだままなら読み進めよう!と思ったらやっぱり復活したのでやめておくことにした。

次の作品にも言えるけど主人公が極端に悪人だと辛い。

はめ Permalink | 記事への反応(6) | 12:24

2022-06-05

海外移住したのは人生で一番良い行動の一つだった

この記事の主な目的は2つ:

  1. ちょっと自慢
  2. これからIT技術者になろうという人や既にIT技術者で技術力もある人に、北米移住する利点を一例として共有する

背景と動機

昨年、資産が1M USD、1億円相当を超え、副業だけで1000万円以上収益が出た。この2つのマイルストーンの達成を誰かに共有したかったわけだけど、金がらみの自慢話を非匿名不特定多数にするのはトラブルのもとでしかない。じゃあここで書き捨ててしまおうというわけ。それだけではあまりにも時間の浪費感を正当化できないし、読む側としても身が無くて面白くないので、2つ目の目的を混ぜこんだ。ついでに5時間フライトの中で何かすることを見つけたかったのが3つ目の目的

スペック

セキュリティ系のソフトウェアエンジニアを15年程度。本業年収は株(RSU)を含めて290K USDくらい。カナダ10年住んでいる。

移住動機と経緯

3年ほど、日本セキュリティ関係研究開発を行った。最終年収は650万と、地方出身文系学部卒としては悪くない額で幸せだったものの、英語重要性を辛く体験したことから退職し、ワーキングホリデープログラムカナダ引っ越し語学学校に通った。この時TOEICは400点台。約半年後、運よく現地の会社リバースエンジニアリング仕事を見つけた。この時の給与は45K CAD。現地の大学新卒より低い給与だったが、英語学習や異文化交流的な楽しさ、ワークライフバランスの良さから幸せで、当初は1‐2年で帰国する見込みだったにもかかわらず、結局定住した。

何をもって「人生で一番良い行動の一つだった」と感じているか

英語で十分、仕事生活ができる」という自信がついた。日本しか使えない場合よりずっと気楽に旅行ができるので人生の楽しみが増えた。技術情報英語収集できることも、技術者としては大きな利点で、翻訳を待つ必要がないし、カンファレンスも楽しめる。

ワークライフバランスが良くなった。カナダ最初会社では、5時になるとほぼ人がいなくなり、6時になると上司から「帰らないのか?」と聞かれ衝撃を受けた。その後2回転職をしているが、この傾向は変わらない。ここ3年は「1日9時間厳守」に腐心していたにも関わらず昇進したり昇給したりと、「頑張ることが素晴らしい」と教え込まれ自分価値観崩壊しかかっている。加えて、住環境東京比較して圧倒的に良い。家は広いし、自然がすぐ近くにあるし、人混みはほとんどない。

額面の年収でいえば5倍くらいになった。年収が増えた理由の一つは、エンジニア市場価値の違い。経験5年以上(シニアポジション)のエンジニア相場は、日本では~1500万円くらいのようだが、USだと150K USD~だ。自分のように10年以上の経験だと250K USD前後は珍しくない。日本北米エンジニア技術力の差があるわけではなく、雇用する側の金の量の違いだ。関連して、副業で稼ぎやすい。英語ができると、北米欧州ほとんどが潜在顧客になる。競合もあるが、それ以上に母数が大きいので、日本金銭感覚で育った人一人を満足させるには十分な額(eg, 1000万円)くらい簡単に稼げてしまう。

将来リタイヤしたり、体調を崩した場合でも日本帰国できる。日本は十分に綺麗で、安全で、食事のおいしい国だ。さらに円はUSD比較して弱いし、そうであり続けるだろうからUSDで稼いで帰国し円で生活する場合金銭的な余裕ができやすい。端的に言えば安い国に移住する状態だ。

でもxxでしょ?

そうかもしれない。だからあなた自分で調べて自分に合う選択をすればいい。この記事ではデメリットは1つも挙げず、単に「私には合っていた。よかった」と主観を書いた。フライトはあと1時間未満なので、ここで終わりにする。

非モテの加害性についての認識

結構前になるが以前、おぎの議員出会い目的趣味に入ってくる事に対する苦言をツイートしていた件からあることを思い出した。大学生の頃のことだ。

一部の女性から非モテ男性=「ストーカーになりそう」「性的加害しそう」というイメージを持っている人がいる。

多くの非モテ男性は加害欲求など持たないどちらかというと引っ込み思案でおとなしい人が多いとこれまで会ってきた人たちから実感してる。

私も10代の頃に恋愛するチャンスに恵まれないどころか同種のバッシング女子やその彼氏たちから受けてきたから実感としても分かる。

知人友人の非モテカテゴライズされる男性たちもどちらかというと優しい人間が多い。

だが、その中に稀に迷惑非モテ男性存在があり、白饅頭が言うところの透明化されて存在認識されない大多数の非モテ男性に変わってそのような迷惑非モテ男性強制的女性認知に入ってくることによって悪いイメージを持ち他の非モテ男性が色眼鏡で見られる被害が起こっているのではないかと思っている。

私が体験した例について書くと、私は地方文系大学出身の男。書くのは他学部の1学年下の男学生についての話だ。

彼はこれから書く事によってよく見かけるようになったんだが、会話を数回したことある程度で名前も覚えていない顔見知り程度の間柄。

彼とは大学生協の新入生オリエンテーションを手伝った際に自分担当したことで知り合った。

当時、サークルでの悩みがあり私は大学が設けているカウンセラーが常駐している相談室という場所に通っていたんだ。

そこは訪れる学生同士が交流やすいように待合室が談話室のようになっていて、そこでその彼とも時々顔を合わすことがあった。

多少、引っ込み思案な性格なのかな?という印象を受ける青年最初特に印象に残っていなかったが、回数が少ないながら何回か会っているうちに会話の最中に他の人が喋っている時に小さな声で俯きながら「彼女欲しい」と何度も呟いたり女性芸能人写真携帯に表示してニヤニヤしているところを見てちょっと関わりたくないなと思うようになった。

当時、私は演劇研究会に入っていて年3回の公演があるため、稽古間中は授業やバイト以外の時間ほとんど部室棟の閉館時間まで部室や稽古使用する部屋で過ごしていた。

しばらくたって部室棟で彼を見かけるようになったが、どうやら国際問題について勉強するサークルに入ったようだった。

その頃には彼とは会話をすることはなくなっていたので、興味がないし自分活動で忙しいこともありそれ以外の様子は知らないままでいた。

私の通っていた大学ではキャンパス全体を使った文化系サークルの合同発表会のような行事があるんだが、私の所属していた演劇研究会はその行事で年度最初の公演を行うため観客の呼び込みや各ステージの準備などを行っていた。

隣の教室は例の彼のいるサークル研究発表の展示を行っていた。

受付で作業をしていると突然そこから大きな物音がした。何か起きたのかと様子を見に行くと例の彼がパネルを倒し、壁や備品を蹴るなど暴れていた。

その場にいたのが女子が多かったので助けを求められ、柔道経験者の先輩が止めに入り私が守衛を呼びに行った。

彼は暴れながら「なんで彼女できないんだよ!?」「いっぱい女子がいるのにおかしい!」など言っていて、その場にいた隣のサークル女子が単に暴れている事以上のものに怯えている様子だったのでその段階で何があったのかはなんとなく想像がついた。

その後、対応守衛さんに任せて私のサークルは無事にその日予定していた2ステージの公演を終えることができた。

行事が終わってから隣のサークルメンバーに聞くと彼はディスカッション資料集めなどの活動中にも会話に入らず女子をジロジロ見たり、小声で「彼女欲しい」と呟いたりでかなりサークル内で疎まれていたそうだ。

その後、彼は研究発表を破壊行動によりできなくしたことによりサークルを辞めさせられたとのこと。。

ここで話が終わりになるとよかったんだが、今度は私が関わり合いになるできごとがあった。

当時、私は同じ学部の2学年下の後輩の女子と付き合っていた。2講目の講義で同じものを受講できるものは一緒に受講して昼休みを一緒に過ごすようにしていた。

学内の休憩スペースで一緒に生協弁当を買って食べたりしていたのだが、ある日、例の彼が私達が一緒に過ごしているのを目撃した。

それから私か彼女をつけているのか私達の近くに座ってニヤニヤ私達を見るということを毎日のようにするようになった。

彼女はそれを怖がっていてその場を離れたり、講義後にお互いのアパートでお昼を食べるようにしたりと行動パターンを変えた。

他にも私の学部女子が多いんだが、クラスメイトや同じゼミメンバーと行動するとき女子グループに私一人もしくはもう一人男子が混ざっている状態になることが多々あった。次の授業が一緒で一緒に移動したりすることがあるからだ。

その際にうしろから例の彼がニヤニヤしながら着いてくるということが何度かあり、他のクラスメイトたちは気づいていないものの私はかなり不快に思った。

その後、私のいる演劇研究会に彼が入部希望だとやってきた。

その時は私と部長の二人だったので、二人で対応したがとりあえず暴れられても困るため「話を聞いて検討してからにしてほしい」と前置きしてサークル説明をした。

彼は活動説明は上の空できちんと聞いていないようで「女の子は何人いますか?」「カップルはいるんですか?」などという質問をしてきた。

正直、演劇が好きだったり、入部当初は演劇のものに詳しくなくても創作活動をしたいというモチベーションで集まっている団体だったため興味がない人に来られても困ると思ったため、「次の公演が翌月あるのでそれを見てから検討してください」とお茶を濁して帰ってもらった。

部長は発表会で暴れた所にはいなかったが、見学者リストに書いた名前を見て名前を知っているとのことだった。

彼はあちこち文化系サークル見学にきては同じような質問をして活動内容の説明にはあからさまに興味がないという態度を取るというのを繰り返しているらしく、サークル代表者MTGで注意すべき人物名前が共有されているとのことだった。そのMTGは彼が来た前日のことだったらしい。

サークル見学だけではなく部室棟に出入りしている女子へのつきまといなどもあったそう。

その日、サークル活動を終えてアパートに帰る途中に待ち伏せされてキャンパス内で一人になった時に絡まれた。

「何人もいるんなら一人ぐらい女をよこせ」といった旨の事を喚いた挙げ句、暴れだしたため走って逃げて守衛室に助けを求めた。

その後、学生課にクレームを入れて少なくとも私のいる場所には現れなくなり、彼を見ることはなくなった。

これは私が経験した内容だが、他にも彼と似たような行動をする男が2,3人確認されているとクラスメイトからいたことがある。

彼のような男との同一視による抑圧によって非モテ男性がやってもいない加害行為嫌悪憎悪をぶつけられるのならば大変不幸なことだと思う。

実際に非モテについて話をしている場ではこのような同一視を見かける。Twitterはもちろん、頻度こそ少ないが実生活でも。

非モテ問題に対してよく言われることとして、見た目を整える、自信を持った態度を取るなどのソリューションを白饅頭氏は書いたりしてるがそれは効果があるとは思ってる。

だが、それらの行動を取ることすら許さないほどの抑圧をこのような同一視から受ける事も私も高校までで経験してきたし、見てきたこともある。

このような少数の問題のある人間イメージがある属性全体に当てはめられてそこから蔑視が行われる件について考える必要があるのかなとTwitterの男女論に思うことがある。

同種の状況に困っている男性は大変多いと思う。

最後出会い目的にある趣味活動に入ってくることだが、私自体はあまり肯定的に見れない部分はあるもの否定はしていない。

その人がその場に敬意を持ってその趣味活動を好きになって仲間になってくれるのであれば歓迎してるくらいだ。

私が話に出した彼のようにその場にいる異性にしか興味を持たず場を荒らすのであれば来てほしくないので、リスペクトや仲間になれるかで歓迎するかどうかが決まるという事じゃないかと思う。

ただ、非モテ男性自身のない人が多いため、なにか夢中になれる趣味を見つけそこから自信を身に着けて自己肯定する力をつけるのはとても良いことだと思っている。

私も非モテだあることを悩んでいた頃は異性から嫌悪をぶつけられたが、大学演劇学業にのめりこんでそこから自信を得てから周囲からの見られ方も変わって、デートしてくれる女性やその中から恋人になってくれる女性も現れるようになった。

男性は同性がうっすら嫌いとすもも氏が言っていて理解できる部分もある。しかし、同じ立場から苦境の外へ導く力があるのもまた同性だと思うので個人的には仲間という関係他者と築ける状況が必要かなと思っている。

あくまでこれは私の経験からの実感なので、もしよろしければこの経験マクロ視点から観測可能ものなのかは興味があるが悲しいか知識不足で分からないというのが現状だ。

私にとっても、自身の身の危険と一歩間違えれば彼と同一視されていた可能性があるという両面から恐ろしかった経験だったため、誰かに話してみたいと思って書いてみた次第だ。

2022-06-04

日本太平洋側に大都市が集中してる理由って地形の問題平野部分の領域の過多の問題だと思うんだけど、

もしも日本海側に平野が開けている構造だったとしたら当然、人が多く住む地域日本海側になったんだと思う。

そのとき中国を始めてとする大陸側との交易だとか交流だとかって、大きく違う歴史になっていたのかもしれないなあ。

海をひとつ隔ててその先に異国があるって感覚太平洋側の住人には抱けない感覚もの

LINEとかツイッターしか繋がってない

学校会社で頻繁に会うわけでもない

そういう関係性の今後も交流を続けたい相手との繋がりって

もしブロックされたり何かの拍子にうっかり連絡手段を失ったら

それきりになってしまうだろうなっていう

危うさに不安を感じつつも

それはそれでなんかエモさもあって良いなと思う

.

メアド電話番号も交換しておけば安心なのかな

2022-06-03

何故自ジャンルヲチスレを開いてしまったのか

一時期話題になってたトレパク冤罪について、気になることが出てきたので5chを見に行き、それ自体はすぐ解決

そしてふと「今まで全然見ようとか探そうとか思わなかったけど、自ジャンルヲチスレもあるのかな」と思い、検索

あーやっぱりあるんだな~って検索結果眺めてたら「え?何そのスレタイ」ってなるスレがあって、そこがまあ目をそむけたくなる情報の山だったために、頭を抱えて表題の心境に。

よりにもよって自カプ(仮にABとする)のBがそんないわくつきのキャラだったなんて、Bの生みの親がそんなにアレな人だったなんて、私は今日まで全く知らなかったよ。

しかも内容が内容なだけに、自分Twitter言及なんて到底できないし。

でも私はもうABに対して何も知らずに「この二人の関係性が好きだなー!」と言えていた私ではなくなってしまった。TLのAB作品を見ても複雑な気持ちになってしまうし、AB本を出したいと思って昂っていたはずの気持ちも萎んでるし。なんかもう消えてなくなりたい。完全壁打ちだったら無言で垢消してたんだろうな。多少なりとも同カプの人と交流してるし、本出す!って宣言しちゃってるしで、急にいなくなるのはなあ…

いやしかし、わざわざあんなところを見に行くまでは、Bも普通に作者がこの作品のためにデザインしたキャラだと信じて疑わずにいられたんだよな。借り物のキャラだとは全く気付かなかった。自分が色眼鏡を通してでしか原作を見られないから気付かなかっただけかもしれんが。

開き直って「私は何も知らないし見ていない」って姿勢を貫けたら気持ちが楽になるんだろうか。何も分からん

何も知らずに今日もAB本の原稿をしているフォロワーに、自分の動揺やらなにやらを悟られないよう過ごせるのか?無理では?って今は思ってるけど、一晩寝て起きたらもうちょっと落ち着いて考えられるようになっているかもしれない。

なんかもう色々無理だ、寝よう。

底辺職の人間はお互い底辺と関わりたくないと思ってるので一切交流が生じない

個人的に『勇者ミーリは58歳』を全く評価出来ない理由

勇者ミーリは58歳 - 寺屋キハチ/くろむら基人 | 少年ジャンプ+

https://shonenjumpplus.com/episode/3270296674382491466

はてなブックマークではほぼ絶賛一色ですが

個人的には「これがネーム大賞???」でした。

   

以下で理由を述べます

   

   

1.いちいちトカゲや竜を殺害してるのが不快

これは細かいイチャモンではなく話の根幹のことです。 

  

この作品

「『人類抹殺を図る魔王』というのは誤解で

 自分意志無関係に毒が噴き出てしまってるだけの人間だった」

「老勇者の戦いも実は攻撃や討伐を目的とするものではなかった」

と言うのが大ネタですよね。

   

そういう建付けならモンスターとのバトルも不要でしょう。余分どころかノイズになってる。 

  

  

勇者なのに戦いではない解決を目指す、強さも求めない

がミーリの個性と斬新さであるという作品

こういうバトルや殺しを見せる必要は全くない。

 

更には作品全体やメイン二人がまあ優しさや思いやりみたいなことをテーマとしてるのに

生き物を結構残忍に殺す描写を入れる理由はなんなのか。

    

別に殺しを描写すること自体問答無用ダメだ減点だなどと言ってるのではなく

作者がきちんと考えたうえで描写しているとは見えない描写が多い、  

そのことが作品の質を落としているという話です。

     

 

無駄に殺しの描写を入れることに疑問のない時点で

「戦わない、恐ろしい相手でも理解する、相手のために頑張って互いによいものを得る」

という作品ライン統一感がなくなり薄っぺらくなるでしょう。

あー作品で描いてることが作者の骨身から出てないんだなとわかってしまう。 

  

ネットのやっすい反応

「はー、いいもん読んだ。」

「泣いた。最高すぎる。映画で見たい。」

「あーー良くて泣いちゃった。すごく好き。」

みたいなのをなるべくたくさん稼いでバズりたいなあという算盤でやってる。

自作品に没頭できない創作特有の痩せた考え があるだけなんだなと。

  

 

またもっと単純な話

ミーリの設定的にもあのバトルはよくないですよね。

 

ミーリは歴代勇者の中でも攻撃の才能がある方ではなく

その後の人生かけて探求するのも攻撃術ではないんだから

若い頃に苦戦した竜を楽に穴だらけにして一方的に殺せるようになりました」

なんて描写は焦点がブレるでしょう。

攻撃力が上がってる描写は要らない。

魔法研究余録攻撃力が上がってるとしてもそれを見せる必要はないんです。

   

しろ若いはいきがって激闘してたけど

今は戦わずに竜を落ち着かせてするっと通行出来るようになりましたとかなら

ミーリの過ごした時間や身につけたもの言葉を使わずに見せられたというもの

 

 

「ここは何のために竜を殺すの?この描写の狙いちゃんと考えてあるの?」

と詰めない担当編集はお給料泥棒です。

 

 

 

  

2.魔王の設定もちゃんと考えてない 

同じことはもちろん魔王にも言えて

自分の体質を忌まわしいと思ってる魔王

たか説明の為にその体質使ってトカゲの命を奪うのは引っ掛かります

  

殺生しないために数百年同じ場所に留まってる人間の行動として違和感があるし

これから救う対象としてはなんだ結構嫌な奴だなあってなっちゃうでしょう。

 

    

もちろんこの時点で嫌な奴なら嫌な奴でもいいし

自暴自棄でワルぶった魔王の振る舞いとして生き物を殺すならいいんですよ。

そこでミーリに

「でもあなたは本当は殺すのが嫌なんでしょう?」

「でなければ同じ場所に留まって我慢しているわけないから」

看破されるとかね。 

 

でもそういう効果とかなんにもなくただ殺してる。

作者の無考えばかり伝わってくるキツい描写はノイジーなんです。 

 

  

 

3.不老不死毒ガス魔法の設定もてきとう

無考えノーアイデアストーリーの土台構造にも及びます

そもそも不老不死になり毒ガスを撒き続ける」って何のための魔法なんでしょうか?

その魔法を作った者の意図が全く触れられないので魔法がただのご都合装置になってるんです。

  

最大の障害無意味なご都合装置なので

その解析や理解や超克になんのドラマも生まれないんです。

 

 

この作品はミーリの挑戦のお話ですよね。 

ならば魔王から噴き出る呪いを解くには、魔王人格的に激突しないといけないでしょう。

魔王が「害意を持たず魔法に巻き込まれただけの人」という変化球でいくならば

その魔法の主の意図と激突しないといけないでしょう。  

 

不老不死毒ガス」という魔法がただの作者の都合以上のものであるなら、

その魔法を作った存在の願いなり祈りなり悪意なりがあるはずで、

ミーリがそれと戦ってこそ障害がただの障害装置以上のものになるんです。

 

なのにそこがなんにもないので

ミーリは努力して技能上げたので魔法を解けたって話になっています

 

問題解決障害克服がキャラの心の動きと絡み合ってないので

これはドラマになってないですよね。

 

 

4.国や勇者の設定もてきとう

作中説明によると

毒ガス耐性のある人間が数十年に一度生まれ勇者として育成される。

毒ガス散布者である魔王の侵攻を防ぎ、あわよくば魔王を倒して領土奪回するのが任務

これを何代もやってるっぽい。

  

なんで歴代勇者の誰も魔王の正体を報告してない?

 

たぶんどの勇者も何度も生還して何度も再討伐に向かって果たせず衰えたり死んだりして代変わりだよね?  

魔王に悪意はなく変な魔法にかかってるだけです。」

必要なのは国を挙げた魔法研究であの魔法を解くことです。」

「私は魔王との意志疎通やサンプル採取の任を負いましょう」

   

これを歴代の誰1人国王に進言しなかったのは何故?

 

 

無理矢理合理的説明考えるなら

歴代勇者全員国のことなどどうでもいいサイコで、

 勇者待遇が美味しいので長く続けることだけ目標にしてた。

 魔王のとこまでいって茶を飲んで帰って『今回惜しかったっす!』と報告してた」

とか?

 

あとは王家が実は魔王の正体知ってて八百長してるとか?

魔王が居座る地域が強い隣国の侵攻ルートになって国防資するとか?

まあそんな描写何処にもないし勇者送る理由が薄いけど。 

 

ミーリも何の戦果もないまま40年勇者やり続けてて

何で誰も「勇者が居てもいなくても同じ」って気付かないのだろうか?

   

魔王勇者八百長してくれるならちょっと王国に近付いたり戻ったりさせて

毒ガスが近づいてきましたが私が食い止めて押し返しました!」とか出来るけど

そういう描写もないですね。

  

 

5.二人はなんで恋愛してんの?

そもそもミーリがなんでこんなに魔王に惹かれてるのかわからないんですよね。 

 

ミーリが下層出身だとか、国王畜生でミーリを鉄砲玉みたいに考えてるって設定はまあわかる。

でも救国の英雄でそれなりに技能も鍛えた若き勇者承認してくれる人くらいこれまでにもたくさんいたはずでしょ。

 

魔王あんなによろめく理由が話の構造として作れてないので

そこを押し切る為に恋愛にしちゃってるだけ。

 

かに恋愛理屈じゃないかもしれないけど

フィクションストーリーでそこに頼ってモチベーション作るのはダメじゃない?

  

魔王から魔法詠唱がきれいだ」「教えることが向いてるかも」って褒められたのに

結局教師になってないからそこの誉め言葉ディテール無駄になってるし

こういうガバが無数にある。

  

何故ミーリは一人で研究するのか

目的明かして国立研究団作って進めれば数年で終わったのではないか

あたりまえのように何の説明もない。

  

二人の関係雰囲気で押し切っていて

あの境遇魔王からこそ言える言葉でミーリを変えたとか

この育ちと立場のミーリだからこそ魔王を変えた救えたとか

そういうのが何もない。

 

現実恋愛必然性は要らんけど

物語恋愛でこれはどうなんだろう。

魔王はそりゃ数百年で数人しか女に会ってなくて親身になってくれたら

選択余地なく惚れるだろうけどこれはお話なんだから

もっとお互いが特別である理由が惚れた腫れたや歳月の積み重ね以外で作れないとダメじゃないのでしょうか。

  

  

それにエイジズムって言われるかもしれないけど

恋愛モチベーションにしてるのに58歳で達成する話ってなんか変では?

 

別に年寄り恋愛するなとは言わないんだけど

そもそも恋愛尊いとも思わないので

この話が恋愛である必要感じないというか。 

   

     

6.恋愛抜きの話じゃダメだったの?

たとえばだけど 

勇者だがなんかの問題で疎外されて孤独だったミーリちゃん

魔王との交流で自信もらえたとか八百長で功績つけてもらったとかで

人と向き合えるようになった、社会に迎え入れられるようになった、

それで誰かと結婚して家族も持って幸せでした、じゃダメなの?

こっちの方がいい話じゃない? 

 

 

    

それだけじゃ魔王置き去りで薄情だっていうなら

孫の顔もたくさん見てそろそろ寿命を感じた老ミーリが

数十年ぶりに魔王討伐と言いだして家族心配されながら旅立って

国王には「実は魔王を倒す魔法を長年研究していました」「最後のご奉公です」と。

  

それで人のいない毒エリアで不老の魔王に再会して持参の酒でも飲んで

会わなかった数十年の自分人生幸せを報告をして

魔王によかったなあと言われて喜び合って。

  

私に人生をくれたのはあなたから

恩返しにその不老不死毒ガスを解いてあげたいと思っていた

あなたにも人と触れ合えて誰かと家族作って年取って死ぬ人生差し上げる

  

つって

驚く魔王魔法を長年の研究最後の力で見事に解いて

人間に戻った魔王と初めての握手でもして看取られて死ぬ。 

  

とかでよくない?

  

ミーリの悲願と研究は隠しておく方が

後半の展開のノベーッと一本調子なところも解消されるし。

 

 

7.まとめ

わかってる。

消費者感想でこうしろとかこうしたらとかとかまで言うのはやりすぎだと。

別に何が正解だとか決めたいわけじゃない。 

   

でもあの作品はあまりにあまりというか。

「作者の衝動もなくさしたる中身もなく置きに行っただけの”いい話”」で

「なのに緻密でもなく考えも足りず技巧すら感じられない作りガバガバ」で

「ページ数のわりに情報薄く展開も平板ドラマも驚きもないボンヤリ」で

これがネーム大賞って大丈夫なの?と感じずにいられない。

    

今まで仕事中に読んできたジャンプ+の読み切り漫画

もっとガチっとした構成ストーリー作品幾らでもあったような。

ネームだけで選抜してこんなフニャフニャガバガバが大賞?

   

  

この出来のもの読んで

「大好き」「泣いた」「最高すぎる」になるタイプの人めっちゃコスパいいよね。

全くうらやましくないけど。

 

ブコメ1 読まずに反論してるだろ系

fukken じゃがトマ警察の亜種かな。。

じゃがトマ警察検索したけど全然違くない?

リアリティ取材の話じゃなくて構成や設定がどうなんですかって話だけど。

  

その適当ご都合主義な部分を丁寧に描いたとしてそれで面白くなるのか、って話よ。

「頑張って魔法能力を向上させて意味わからん魔法が解けました」よりは…

  

創作というのは取捨選択。読ませたいもの面白くするための部品以外は全てを捨てる勇気必要

余分な描写はむしろたくさんあるって話を結構実例挙げながらしたんだけど。

まあ長いんだけどさ、あなたは読まずに反論してるよね。

ミーリはむしろこれだけの中身しかなくて無駄ページ多いと思う。

作画の人大変だったねって感じ。  

 

develtaro 大丈夫なの?は集英社心配することで審査員コメントにある「ポテンシャル」がすべて。この賞は完璧作品を求めているのではなく、将来の原石探しでしょ

2022/06/03 リンク

「まだ粗いけどこいつの熱とかポテンシャルやべえな!」ならいいけど

ミーリの作者はどうもそれの正反対な感じだよね

っていうことを書いたんだけど。

痩せた考え、打算を感じると。

 

つーかあなたはほんとにこれが荒削りの原石とかに見えるのか?

私の眼には「置きに行ってるなあ、もう成果が欲しいだけで描きたいことないんだろなあ」

みたいな印象です。   

 

alice-and-telos ジャンプ作家性を我慢してお約束キッチリやり切れる人が突き抜ける場所なんじゃないのかなあ。作家性はその内ほっといても滲み出るから、ほっときゃ良いやんと思う。

2022/06/03 リンク

あれにそういう抑えきれない作家性は全く感じないので

賞上げる必要あんのかしらと思った。将来性を買えない。全く。

  

studymonster つい最近特に理由もなしにモンスターの討伐をするモンハンが苦手みたいな文章読んだけどどこでだったかな。そういうのが苦手な人もいるだろうね。 2022/06/03 リンク

いや別に荒くれ者の話とか狩りとか連続殺人鬼の話とかなら

最初から最後までずっと生き物殺しててもいいんだけどさ。

関係ないけどサカモトの人死にって誰も得しない人死にだよね。

ただの初期設定ミスって感じ。

絵がかっこいい虚無。

  

ブコメ2 ミーリって恋愛モノ?

cinefuk 不殺テーマではなく、恋愛も大した描写がない。原案問題か、膨らます際の問題原作解釈違い)か。コミカライズと元のプロット大賞作品を並べてくれれば、読者も切り分けできるかも 漫画 増田 演出

2022/06/03

あの恋愛全然憧れないし惹かれないよね。

シルバー恋愛をきちんと描くってスタンスでもないし。

abczchang 5番目は問題やね(※イケメン)。他は難癖に近いし、6はそもそも恋愛から評価されたんやで。ジャンプなのにど直球の(中年女性向け恋愛モノが評価されるんやなぁという意外感はある(まあ意外でもないけど

2022/06/03

恋愛から評価された?中年女性向け恋愛モノ?そうかなあ?

この恋愛恋愛モノとして素敵!って言ってる奴女性読者にもいないでしょ。

もっとエモい」みたいなボンヤリした方向の評価じゃん?

作者は男だと思う。 

  

ブコメ3 情熱漫画読み様

daydollarbotch 漫画読み様はコスパ悪そうで大変だなあ

2022/06/03

漫画に限らないし、残飯食べて満足してれば最高にコスパいいんだよ。 

xevra なるほどここまで情熱的に推されては読むしかないな。相当な名作だな

2022/06/03

クソだなと思った漫画ですらちゃんと読む人間

ボヤボヤボヤーと読んで「最高すぎる!」って言う人と

十年続ければ豚とソクラテスぐらいの差にはなるよね。

これも漫画に限らず。

  

ブコメ4 そのほか 

dirtjapan 増田の言うとおりにしてたら正しい駄作しかできなさそう。

2022/06/03

増田の言うとおりにしたら成功するなんて言う気はゼロだけど

ミーリは「ガバガバしてて熱もなくおまけに駄作」だと思います

BLOGatBENJAMIN あれ、なんやかんやあったけど、魔王討伐した(討伐の正解が解呪だった)という話で、感動部分はおまけだと解釈していた。

2022/06/03

であれば解呪がミーリの最後の答えであることやそれが正解であることは

もうちょっと伏せて引っ張った方がよかったよね。 

  

kuzudokuzu ジャンプ+の読み切りはそこまでレベル高くないよ。

打率は知らないけど良いものはとっても良いぞ。

 

hisawooo ここは嫌いなものを語っていいインターネットですか?イケメン魔王にまほ嫁の気配を感じてしまい駄目だった。

2022/06/03

まほ嫁がわからないので無念。  

話それるけど

嫌いなものを語るのがはばかられるのはおかしいよね。

人間に対してとかならよくないかもしれないけど作品には言っていいと思う。

「この漫画が素晴らしい!」も「この漫画全然だめだ!」も等価だと思うけど

何故か前者言ってる奴は人格まで肯定的評価されて

後者言ってる奴は悪人マナー違反者のように見られる。

まあ全然気にせず好き放題言うんだけども。

 

maxk1 ここまでの粗探しに情熱を感じる ホントは好きなのでは

2022/06/03

漫画読むのと考えるのは好き。ミーリはお世辞にも好きではない。

ぜぶらもそうだけどこの程度で情熱や愛を誤検知する人って

すごくボンヤリやってるだけだと思う。

 

で好きな漫画

たとえばだけど同じジャンプ+で勇者魔王が出てくる読み切り

https://shonenjumpplus.com/episode/3269632237324248450

はよほどかちっとしてて好きよ。絵もいいよね。 

子供が大量に死ぬけどミーリが竜に穴空けてるのと全然違うでしょ。

    

ブコメ5 怖い

hisamura75 そうまで言うなら、っていうんで読んでみたけど、増田そもそも読めてないのでは? 魔王はこのおっさん一人しかいない。これまでの勇者はみんな負けたんだよ/ファーストブクマ増田ご本人かな?

2022/06/03

???

 

魔王はこのおっさん一人しかいない。

魔王複数いるというような認識を書いただろうか…

 

>これまでの勇者はみんな負けたんだよ

戦う必要どころか意思すらない魔王にどうやって負けるの。

先代も事故死したと明言されている。

 

この人は増田文章もミーリも何をどう読んだのか全く分からない

1の「ほとんど読まずに反論してるだろ」系の人と違って読んだっぽい

それでこれ。

 

自作っぽいアイコンクオリティ含めなんか怖い人だ····

 

2022-06-02

anond:20220602233820

難関大学理工系学部女子率の低いところに入って、大学院まで行って、ずっと勉強研究を頑張ってて、就職先も女子率が低くて外界との交流が限られてるところだったりすると、なかなか社交性や女の扱い方を学ぶ機会は無いんだろうなと側から見てて思う傍観者の俺は文系学部出の遊び人

他人と違うということ

数年前、かなり偏った人選でアセクシャル系のツイッタラーフォローしてた時期がある。

アセクシャル恋愛感情はあるけど性行為ちょっと……な人を指すらしい。

から、その界隈ではアセクシャル系の話題が出ると色んな意味で盛り上がる。

誤解しないで欲しい、という意味の主張なのだろうけど、個人的には喧嘩売ってるようにしか見えない。

増田チキンなこともあり、そんなカッカしないでよ……穏便に行こうよ……とか思ったりして、結局その方々とはアカウント削除により関わりが無くなり申した。

もともと一方的フォローだったから親密な間柄でもなかったけど、ずっとそんな世界に身を投じられる彼らは強メンタルなのかもしれない。

正しくないことを指摘するのをやめろ、というわけではなく、指摘するのであれば、誤解されるような言い方をやめたほうがよいのではないかという話だ。


恋人いない=年齢な時点で、容姿も中身も不相応だという大前提はある。

が、恋愛って外から見る分にはキラキラしてるけど、己もその道を歩きたいかと問われると、特に希望はないと答えざるを得ない。

これは年齢によるものかもしれないけど、でも小学生ときからアラサーになるまで「恋人ほしー」とか思ったことない。

生物としての末期だ!

というか、そもそも人と交流を持つのって自分他者に興味があるから始まるわけで、会話してても人の顔を見ずに、背後にある戸棚に目線を向けて相槌をうつような人間が人に興味を持てるわけが無い。

プライベートで会う友人とか絶滅してるけど。

最近知ったけど、人の顔が認識しづらい相貌失認というものがあるらしい。

自分が人の顔を覚えられないのは視力悪いとか他人に興味関心がないとかだと思ってたけど、こういう可能性も考えられるのかと心底驚いた。

もう現代になれば何にでも理由つけられちゃうんだなあと。

例えばドラえもんのび太

点数がひどすぎるからADHDなんじゃない?と話してる方がいた。

今どきはネットが発達したおかげで、あらゆる「普通じゃない」方々がにょきにょき生えていらっしゃる

それを見てると、普通っていうのはある種の特別なんだなあと思ってしまうのだ。

話を戻すが、増田アセクシャルかなあと思ってる反面、それは非モテ言い訳十八番だろとも思ってる。

知り合いたちの結婚ラッシュを見て、早めに死にたいなあと思うくらいには、自分生物としての責務も果たせないゴミだという自覚はある。

会社歯車となって働くという点では大なり小なり社会に貢献出来ているのかもしれないけれど、フルリモートでもない環境だとふとした世間話場違いだなという思いを抱いてしまう。

とは言え、結婚してても愚痴吐きマシーンと化してる主婦らがいるのを目の当たりにすると、このモヤモヤって何なんだろうと更に沼る。

今のところはネット漬けで生きていけてるけど、飽きたらいよいよ無になるな、飽きないでくれよと、思うばかりである

すぐ人との縁を切りたくなってしま

使う絵文字言葉遣いちょっとでも気になると

そこばかり気になって

その他に良いところがたくさんあるのに

モヤモヤとしてしまい縁切ろうかなという気持ちになりがち。それで実際何人か疎遠にしてしまった

.

きっと相手にとって俺にも気になるところなんかいくらでもあるだろうに、自分を棚に上げて……

そういう時はしばらく連絡控えるとかして、落ち着いた頃また連絡を取り合って交流を続けたい

大人になってから友達は増えず、減る一方だなと思うので、一人一人をちゃん大事にしたい

anond:20220602010253

描いていれば満足です

絵師同士の交流とかも必要と思わない(したくない)

でもお金は稼ぎたと思っている、お金があればもっと良い絵が描けので

2022-06-01

ところで中国同人コミュニティってブクマ登録されてるとこが全然ないな

中国にはあえてアンテナ張る気がないのか?

サイトちらちら回ってるだけでも何言ってるかは分かんない点で情報は得られんが異文化交流って感じで楽しめるとこおおいのに

anond:20220601172029

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