突然ですが「館ミステリ」ということばを初めて使ったのは、いつ、どこで、だれが、でしょう。ご存じの方、曖昧な記憶程度でもぜひご教授たまわりたく、よろしく。 pic.twitter.com/YmuY8YXg2j— 篠田真由美 (@MayumiShinoda11) June 3, 2022
ふとTLにこのツイートが回ってきて、興味深かったので調べてみることにした。
ミステリに関しては本当に素人なので、記憶ではなく記録をもとに述べるが、ともかくネット上で検索しうるなかで最古だったのは、1995年発表の千街晶之「終わらない伝言ゲーム ゴシック・ミステリの系譜」であった。それも試し読みの範囲で出てくる。
https://bookwalker.jp/de2a46fe4b-87bf-4781-9e18-816a597c043b/
言うまでもないが(と言いつつ私はWikipediaを確認している)、千街晶之と言えば著名なミステリ評論家であり、その彼が「多分ない」と言うからには、多分なかったのだろう。
つまり「館ミステリ」ということばを初めて使ったのは、1995年、『終わらない伝言ゲーム』で、千街晶之が、というのが一応の答えとなる。
綾辻行人の一連のそれは「館シリーズ」であって、もちろんその95年の記述より前から呼ばれていたシリーズ名。 「○○館の殺人」等、舞台となる建物がタイトルに入ってるミステリは...
館ミステリ≒密室もの タイムライン見たら篠田さんと綾辻さんの交流ができそうな予感