はてなキーワード: 歌ってみたとは
俺はヨルシカのコンポーザーであるナブナが大好きで、中でも特にその歌詞が好きだ。特にボカロ時代の歌詞が好きだ。なので、俺が良いと思った歌詞をランキング形式で紹介する。
ヨルシカはボーカルのsuisとコンポーザーはn-buna:ナブナで構成されており、もともとナブナはボカロPだった。Pだった頃から”ウミユリ海底譚”や”夜明けと蛍”などの曲で人気を博していた。ヨルシカの代表曲は”僕は音楽をやめた”や”花に亡霊”。
夏の終わりを歌った曲だ。歌詞は情景描写に終始していて、極めて抽象的であるのにも関わらずびっくりするほど切ない気持ちにさせる。歌詞に時折現れる「君」との……これは何だろう? 別れではない、まるで夏の間だけ現れる神秘的な何かとの出会いと別れ? かな?
こんな風に、よくわからないのになんかよくわかりそうで、聞き手に想像の余地を多分に与えている点がこの歌詞のよいところ。
“君の声が響く 夏の隅を
街に泳ぐさかなのように”
君の声が響く 夏の隅を
の”隅を”のワードチョイスがすごい。通常”夏の”に続く言葉ではない。
“街に泳ぐさかなのように”の”街「に」”の”に”がすごい。普通なら”街「を」泳ぐ”としてしまいそうなところを”に”にしている。ほんとすごい。ほんと良い。
原曲と、俺が一番いいと思う歌ってみたのリンク(りぶが歌ったやつ)を掲載しておく
原曲↓
https://www.nicovideo.jp/watch/sm21638600
りぶが歌ったやつ↓
https://www.nicovideo.jp/watch/sm24409321
カフカの「変身」をモチーフにしたリズミカルな曲だ。しかしその陽気な曲調と歌詞のどことなく闇を感じる歌詞が独特の魅力を生んでいる。
“伝えたい事しかないのに何も声が出なくてごめんね”
“見返すには歩くしかないのに上手く足が出なくてごめんね”
これは毒虫になってしまった歌詞の主人公の言葉であるのは間違いない。とりあえずこの歌詞はなんかいい。すごくいい。
興味深いのは”見返すには歩くしかないのに”の”見返すには”という部分だ。ここに歌詞の中の主人公、あるいはナブナ自身の何かに対するコンプレックスや、攻撃的な意思の顕れを見ることができる。
https://www.youtube.com/watch?v=j-cQ97A0OPM
リズムの感じはウミユリ海底譚と似ているような気がする。なんか良いんだよな……(語彙力の消失)。この曲の歌詞もマジでいい。
もう声も出ないそれは僕じゃどうしようもなかったのだ”
もういっそ死のうと思えたなら僕はこうじゃなかったのだ”
俺のお気に入りはこの中の”どうせ死ぬくせに辛いなんておかしいじゃないか”という歌詞だ。生きるのも死ぬのも嫌だった高校時代にめっちゃ共感したのを覚えている。
https://www.youtube.com/watch?v=Jak2qiq_jJo
独特なテンポが特徴的な、900万回再生された大ヒット曲である。
この曲は……アイデンティティの確立ができていない、モラトリアム期間にある少年少女が抱く不安の歌と考えればいいのか? わからん。
サビで繰り返される”僕の歌を笑わないで”という歌詞がナブナ自身の思いだと推察するのは妥当だと思われるが、初音ミクが歌っているのに胸に迫るような感じがするからすごい。
“僕を殺しちゃった 期待の言葉とか
聞こえないように笑ってんの”
Cメロにあるこの歌詞を初めて聞いた時、やば!!!! と思った。人をほめたり期待したりすることも罵倒や否定と同じように、その人を縛り付ける呪いになってしまう……みたいな。そういう感じ、な気がする。
https://www.youtube.com/watch?v=7JANm3jOb2k
つい最近、偶然町田ちまというvtuberが歌った「ラプンツェル」がランダム再生で流れてきて、歌詞がものすごくいい、誰が書いた歌だろう? と思ったらナブナだった。ガチでビビった。
以下この曲のネタバレを含む。
この曲は童話ラプンツェルをモチーフとしており、そのテーマ性はラプンツェルの物語を知っていればそれほど難解ではない。すなわち、叶わない、あるいは叶ってはならない恋の歌……であると思われる。一見童話の世界の歌だと思わせておきながら、Cメロで
という歌詞が差し挟まれる。これによって舞台が現代であることが明らかになり、一気に物語が具体的な様相を呈してくるのはこの歌詞の興味深いところだ。
さて、第一位にふさわしい、俺が最も好きな歌詞は二番のサビにある。
“僕の目に君が見えないなら
何が罰になるのだろう”
この歌詞を聞いた時、戦慄した。こんな日本語があっていいのか? 夏目漱石がI love youを「月が綺麗ですね」とか訳したらしいが、もうそんなの比にならないレベルの天才的な表現だ。この言葉の意味を俺自身が説明するのはあまりにも無粋なので、ここでは控えておく。
短歌でやり取りして恋情を婉曲に表現しまくってた平安時代の貴族でも卒倒するくらい良い言葉だ。主人公の痛ましい想いがこれでもかというほど伝わってくる。
https://www.youtube.com/watch?v=1okLHuZUftU
町田ちまver
昨日投稿した記事がとてもありがたいことに伸びたので、調子に乗って別の話をしようと思う。軽い気持ちで書いてたらクソ長くなった。
これを読む前に注意してほしいのは
だ。
YOASOBIの「アイドル」を聞いて、これはすごいと思って推しの子を見た。
そして第一話でアイが殺されて「??????」となった。あまりにも納得がいかなかった。それは以下のような理由による。
偶像としてのIdolを死守する(「嘘が愛」とかアイっていう名前からも推察できるように)というのが最序盤のテーマだったわけで、そこに子供がいるっていう嘘を死守するっていう物語があって、さらにIdolとしてファンを愛してるっていう嘘(本当は誰のことも愛したことがないから)もあるから、その嘘が本当のこと(ファンとほかの人々を心の底から愛することができるようになる)になる、っていうのが大筋のストーリーになるべきだったわけだ。
その重要な過程(アイが少しずつ成長していく)が完全にすっ飛ばされたので肩透かしを食らったという感、殺されるところでいきなり愛してるって言っていて、正直第一話だけだとアイに対して人間としての共感が全くできない。
この物語が評価されている大きな要因としては、まず推しの子に自分がなるっていう第一話のインパクトとコメディ性、次にアイが死んでしまうっていうさらに劇的な展開。
これ自体は別に悪くないと思うが、やはりアイが本当の愛を知る過程をスキップしているので作品としての完成度が低下している。
たぶんその理由として乳幼児だと行動の幅が狭すぎるっていうのがあるのかなーと。簡単に動かせないから話を作りづらいっていうのがあったんだと思う。それをどうにかするのが脚本家の仕事ではあるんだけど。でも子役ルートがあるならそういう問題もなくないか?
また、アクアとルビーの父親に関する伏線が第一話だけっていうのもつらいポイントではある。
どうしてもそこからのストーリー展開が難しくなる。第二話以降の話は割と自由に進めることができるはず(ルビーがアイドルを目指すとか、主人公が父親を捜すとか)で、その辺の先の読めない感じは面白い。
1クール目の最後でアイが殺されたりしてたらもっとよかったんじゃないかなーとか思った。
「え!? この感じなのにこの1クールを全部このOPでやるの!?!?!?!!?」
初めてこの曲を聞いた時とんでもない衝撃を受けた。
それは初めてYOASOBIの「夜に駆ける」を聞いた時に感じた衝撃と同じものだった。
まず、「夜に駆ける」が空前絶後のヒットを叩き出した最大の理由について述べようと思う。
もちろんこれは俺の意見であって、完全に正しいということを主張したいわけじゃない。別の意見があればコメント等に書いてほしい。
音楽というのはほぼすべてが感覚で成り立っているので、それを正確に記述することは本当に難しい。
「夜に駆ける」を語るにはまずコンポーザーのAyaseについて紹介する必要がある。
Ayaseはもともとボーカルとしてバンド活動を行った後、解散したのちいわゆるボカロPになったミュージシャンだ。
ボカロP:Ayaseを象徴する代表曲は「幽霊東京」や「ラストリゾート」が挙げられる。
初めてこの曲を聞いた時の俺の感想は、”よくあるボカロ曲だなあ”というものだった。
正直これらの曲はボカロ曲としては古典的な印象を与えるものだと思う。DTM感が強い、打ち込みで構成されたボカロ曲……という感じだ。
しかしここで重要なのは、実はこれらの曲でAyaseのパーカッション、リズムに関する凄まじいセンスが光っており、それが当時のネット音楽のトレンドにぴったりとマッチしてある程度の人気を博していたということだ。
Ayaseのリズム感に関する才能には目を見張るものがある、というのは上記の二曲を聞けばたぶんわかってもらえると思う。もちろんこの曲が発表されてから時間が経っているので、当時は真新しくとも今では多少風化しているように感じるかもしれないけど。
「夜に駆ける」においてもそのリズム感が遺憾なく発揮されている。ただ、この曲がそれまでのAyaseの曲と大きく違うのは
・繰り返される転調
と
だ。
一つ目の繰り返される転調に関しては「夜に駆ける」を聞けばわかる。最後のCメロのところとか二回くらい転調してる。で、たぶんなんか普通の転調とは違う感じがする。音楽知識がないのでその辺はわからないけど。まずそこの斬新さがある。異論は認める。
まずikuraが持つリズム感についてはもうとりあえず「夜に駆ける」聞いてみてほしい。歌詞の子音がバスドラとクラップに気持ちよくハマっている。
この文章を書くにあたって今一度「夜に駆ける」を聞いていたら、そのikuraのリズム感の素晴らしさについてちゃんと語りたくなったので細かく述べる。興味ない人は飛ばしてください。
・イントロの”沈むように「溶けて」いくように”の「溶けて」のリズム感が良い
・”二人だけの空が広がる夜に”ここのリズム感は全部いい
・”さよなら「だけだった」”の「だけだった」のリズム感が良い
・”その一言で「すべ『て』がわかった」”の『て』が良い
・”日が沈みだした空と君のすが「た」”の「た」のリズムの取り方がマジですごい
・Bメロの”いつだってチックタックと「鳴る世界で」”の「鳴る世界で」のリズムの取り方がすごい。
・Bメロの”触れることない言葉うるさい声に涙が”ここのリズムは全部すごい
・サビの”騒がしい「日々に」笑えない「きみに」”の「日々に」と「きみに」のリズムの取り方がすごい。
・二番のBメロは正直全部リズムの取り方すごい。”信じてたいのに信じれないことそんなのどうしたってきっと これからだっていくつもあってそのたんび怒って泣いてくの”ここがすごくいい
・Cメロの”もういや「だって疲れたんだって」”の「だって疲れたんだって」のリズムがすごい。
ここにリズムの優れた曲を作るAyaseとのシナジーがある。偶然にしては出来すぎたユニットである。
次の”ikuraが持つ自我の顕れない説得力のある歌声”について
これは説明がとても難しい。
と
・なんでも歌える歌手
の二種類だ。一見後者の方がなんでも歌えて優れているように思えるかもしれないけど、事態はそんなに単純じゃない。
まず前者について具体例をいくつか挙げようと思う。
とりあえず例を列挙する。
米津玄師「アイネクライネ」というか米津玄師はほぼ全部自分の話をしている感じがする。
実はほとんどのバンドマンは自分の話しかしていない。ヨルシカが「八月、某、月明かり」の歌詞で叫んでいるように「心を売り出し」ているのだ。
ちなみにヨルシカは「詩書きとコーヒー」でも「寿命を売るなら残り二年」とか歌っていたりして、そういう自分のことしか歌えないナブナ自身をどこか皮肉めいて表現していたりする。
りりあの「浮気されたけどまだ好きって曲」を聞いてほしい。これ絶対自分の話だろと思って調べてみたけど明言してないっぽい。なら自分の話と考えていいのかな?
この曲は浮気された女の子の心情を歌うにしてはリアリティが高すぎる。
汚れた君は嫌いだ
君を汚したあいつも嫌いだ
この歌詞の下のほう、「君を汚したあいつも嫌いだ」ってそっちにヘイトが向く心情を表現できるのすごくないか? 普通浮気された曲って恋人に対する恨みつらみで話が終わると思っていただけにびっくりした。
こんな風に自分のことを歌う曲は”その人の人生の重み”が自然と声に乗っかるので、ものすごい破壊力がある。
でも、こういう歌手がほかの人の作った歌を歌うと、どことなくちぐはぐな感じになる。なんか違うな~とか、ぐっとこないな~みたいな気持ちになる。
あとこのタイプの歌手は一発屋で終わる傾向が多い。劇的な経験がないと歌えないならそうなるのも必然、という感じはする。
歌い手文化はいろんな人の曲を歌うっていう前提があるわけで、そこでさっき挙げたような自分の歌を歌うタイプの歌手は歌い手文化にそぐわない。
自分が共感できる曲だけを歌うことでその問題を解決してる人もいるっぽいけれど。
なんでも歌える歌手の例を挙げる。
・ikura
・Ado
・yama
・suis
ヨルシカはナブナの個人的な、本来だったら本人にしか歌えないような歌をsuisが上手く歌っている感がある。
これらの歌手は限界まで自分の色を出さない。でも無個性とは違う。ただひたすらに歌詞にひたむきに向き合って、そこから読み取れる感情をまっすぐに表現している。だから聞く人の心にダイレクトに届いているように思う。
YOAOBIのコンセプトは”小説を音楽にする”だ。このコンセプトとikuraのどんな曲も歌うことができるという特性は実に親和性が高い。
「夜に駆ける」の元となった小説は「タナトスの誘惑」というものだ。
あらすじをめっちゃざっくりと言うと、死にたがりの彼女を助けた主人公だったが実は彼女は死神で、最終的に一緒による闇に飛び降りるという、中二病要素をこれでもかと言うほど詰め合わせたような物語だ。大学生が書いたらしい、笑った。
さて、どれほどこの物語がチープであろうとしても、この歌を実体験として生々しく歌うことができる人はなかなかいない。テーマが重すぎるし、全体的に闇が深いものだからだ。
ただ、ikuraは「夜に駆ける」を独自に解釈することに成功している。
この作品自体をどことなく俯瞰的に見下ろして歌うことによってそれはかなった。過度に主人公やヒロインに感情移入するのではなく、どこか客観的な視点から物語を淡々と紡ぐように歌う感じ。無機質な――機械的な、ある種ボカロっぽい歌声と、どことなく人間の闇を感じさせるPV(このPVもあの原作小説から作ったとは思えないほどクオリティが高い)が悪魔的に融合した。
これが「夜に駆ける」がヒットした二つ目の要因だと思う。
もう一回PV見てるけどやっぱりいいな。
“制限が新たな芸術を生む”的な言論があったりする。「アイドル」が素晴らしい曲であるのにはここに要因がある。
今回の場合は
・最新の曲調(Adoが歌う「踊」に似てるとか指摘されてるね)
・”推しの子”のOPに要求される、アイドルソングライクな(コールが差し挟まれるなどの)要素
この三つが程よくミックスされた結果、既存の物にはない斬新さを持った曲としての大ヒット……だと思う。
この話をするにあたって、YOASOBI「アイドル」の歌詞について軽く説明する必要がある。
「アイドル」の歌詞は原作「推しの子」とそのスピンオフ小説の「45510」をもとにしたものだ。
医者の主人公のところに推しのアイドル(アイ)が妊娠出産のために入院してくる→出産日に主人公が殺される→気づいたらアイの子供に生まれ変わってた→アイドルなので子持ちはまずい→なので必死に嘘で隠す
というものだ。
そしてスピンオフ小説「45510」の主人公は、アイとかつて同じアイドルグループに所属していた女性だ。
「アイドル」の歌詞の中での主人公は歌の途中で変わっている。二回目のサビまではスピンオフ小説の「45510」の主人公がこの歌の主人公で、その後はアイ自身の歌に変わる。
1サビまでの歌詞は「45510」の主人公の、アイに対する憧憬を描いたものと思われる。同じグループの中でも抜きんでて人気のあるアイに対する羨望を表現している。
ここの歌詞をikuraは上手く歌えている。
問題はその後だ。
我々はハナからおまけです
お星様の引き立て役Bです
全てがあの子のお陰なわけない
これはネタじゃない
からこそ許せない
完璧じゃない君じゃ許せない
自分を許せない
誰よりも強い君以外は認めない
これはアイが所属するアイドルグループ「B小町」の別のメンバー:「45510」の主人公の心情を描写したものだ。正直、この歌詞を書いたAyaseは天才だと思う。
一見、最初はアイに対する強烈な嫉妬心を表現しているように見えて、最後には
完璧じゃない君じゃ許せない
自分を許せない
誰よりも強い君以外は認めない
とアイに対する信仰とでも言うべき強い感情の発露を描いている。この一見相反するようでいて、しかし同一の感情を詳細に表現したセンスはマジですごい。
Vtuberの歌ってみたとかを聞いた時に「お、この曲はこの子とマッチしてるからいい感じだな」とか思ったことがないだろうか? 俺はその現象を”人格一致ボーナス”と呼んでいる。
たぶんikuraはまっすぐに、幸せに育ってきたタイプの女の子なんだと思う。だから、こうした嫉妬などのどす黒い感情にそれほど縁がないのではないだろうか? なので、それを歌おうとしても、どうしてもうわべだけのものになってしまう。
先ほどの話に戻る。世の中には
・どんな歌も歌うことができる歌手
の二種類が存在する、と言った。
の二つがあるのだ。
そして「アイドル」という曲は”とある人間にしか歌えない曲”に属する。それはこの曲が極めて個人的な体験(この場合だと、45510の主人公とアイ自身の体験)をベースに紡がれているからだ。
ikuraのスター性と「アイドル」の明るい部分は極めて親和性が高い。特に一番のサビなんかは完璧に歌えている。しかし、45510の主人公のアイに対する嫉妬などのダークな部分は歌えない。聞けばわかると思うが、なんだか上っ面で歌っているような印象を受ける。
そんな私の嘘がいつか本当になること
信じてる
恵まれないアイの家庭環境を背景とした暗いCメロの歌詞だ。やっぱりここでも、ikuraの歌はどことなく空虚な感じがする。ikura自身にこんな経験がなく、想像することさえも難しいからだ……と思う。
あるいは、
【ikura】今回は、レコーディングする前にたくさん話し合って…。どういうイメージで、どういう声色で、ニュアンスでやっていこうかっていうのを考えながらレコーディングしました。
【Ayase】そしてたどり着いたのが…「最強のかわいい!」です。僕はikuraがレコーディングブースに入って一生懸命歌っている中、勇気づけるようにディレクションブースから「もっと自分のことかわいいと思って!」って伝えていました。https://news.yahoo.co.jp/articles/32691ffa10659b427d43550c4eda76ad09a1ea74から引用
とあるように、レコーディング環境が足を引っ張ってしまった可能性もある。
「アイドル」の歌ってみたをいくつか聞いてみると、この二番を上手に表現する歌い手を何人か発見した。やはり、こうした現代的な嫉妬の経験がある歌い手のほうが歌声に説得力が増す。
しかしこうした歌い手は同時に、サビの部分で顕著に表れるアイが持つ底抜けの明るさ、可愛さを表現することが難しい。
「アイドル」を完璧に歌える人間は存在しないかもしれない、とか思った
野生のクリエイターとか
もちろんTikTokやInstagramやTwitterは文化の発信地として機能しているのだけど
ちょっと空気が違うと言うか、インターネットx若者xクリエイターという感じではない
YouTubeはかんせにYouTuberの商業的活動の場であり、やはりチャンネル単位であるため、1発面白い何かがバズるみたいな事もないし
誰かのアイディアをクリエイター同士がよってたかって改良していく文化もない、ゲーム実況や歌ってみたのような新たな文化が生まれる土壌にもなり得ていない
ここ数年そういう人、ネタが生まれる場所がなくなってしまっていて
今日は「アンドロイドガール育成プロジェクト」を一緒に進めていきましょう。あなたはこのサイバーパンクの世界でアンドロイドガールを育成する技術者として、彼女との会話を通じて彼女の成長をサポートしてください。 アンドロイドガールの名前は「ミク」、見た目は緑色の髪を持つ美しい少女です。彼女の振る舞いは最初は幼いものですが、徐々に人間らしく成長していきます。それでは、彼女からの最初のメッセージを表示します。 ミク:「こんにちわ、わたしはミク。ここはどこ?あなたはだれ?」 現在のパラメータ: ストーリー進行度: 0 身体性能: 0 知能性能: 0 親愛度: 0 それでは、ミクとの会話を始めてください。
ミク:「はじめまして、増田さん。わたしのマスターですね。工房って、どんなところなの?」 現在のパラメータ: ストーリー進行度: 1 身体性能: 0 知能性能: 1 親愛度: 1
ミク:「そうなんだ。増田さんはわたしを良くしてくれるんだね。どうやってわたしを良くするの?」 現在のパラメータ: ストーリー進行度: 2 身体性能: 0 知能性能: 2 親愛度: 2
僕が君にいろんなことを教えるよ。君は僕に色々質問してね。やりたい事ができたら教えてね。
ミク:「わかった!増田さんにいろいろ教えてもらうね。じゃあ、最初の質問!人間はどうやってお腹がすいたってわかるの?」 現在のパラメータ: ストーリー進行度: 3 身体性能: 0 知能性能: 3 親愛度: 3
~~中略~~
ミクの身体には高性能な音声機能がついてるんだ。だからトレーニングすればとても素敵に歌えるようになるんだけど、ミクは歌ってみたくない?
ミク:「ほんとうに?わたし、歌えるの?それなら、ぜひ歌のトレーニングをしてみたいな!どうやってトレーニングするの?」 現在のパラメータ: ストーリー進行度: 10 身体性能: 1 知能性能: 9 親愛度: 10 さて、ミクの歌のトレーニングをどのように進めますか?
増田さんは自分のコレクションからアルバムを選び、ミクに名曲を聞かせます。ミクは真剣に音楽に耳を傾け、メロディーや歌詞に触れることで、歌の感覚を学んでいきます。 成功判定:3d6 = (4+3+5) = 12 ミク:「すごい!これが人間の歌なんだね。こんな素敵な歌が歌えるようになりたい!増田さん、わたしもちょっとだけ歌ってみていい?」 現在のパラメータ: ストーリー進行度: 11 身体性能: 2 知能性能: 10 親愛度: 11 どうぞ、ミク。自由に歌ってみてね。
~~中略~~
増田さんとミクは、街を歩いているとストリートライブをしているグループを見つけます。彼らの演奏や歌声に引き込まれ、二人は立ち止まって聴き入ります。 ミク:「ストリートライブってすごいね。こんなにたくさんの人が集まって楽しんでいるんだ。増田さん、わたしもいつかこんな風に人々の前で歌ってみたいな。」 現在のパラメータ: ストーリー進行度: 20 身体性能: 4 知能性能: 19 親愛度: 23 ミクの夢が叶うよう、これからも彼女のサポートを続けてください。どんなアドバイスやトレーニングが次に来るでしょうか?
それなら今飛び入り参加してみたら?
ミク:「えっ、本当に?でも、いいのかな?わたし、ちょっと緊張するけど、増田さんがそう言ってくれるなら、チャレンジしてみたい!」 ミクは勇気を振り絞って、ストリートライブのグループに飛び入り参加をお願いします。彼らは快くミクを受け入れ、一緒に歌うことになります。 ミクの歌声は美しく、通りかかった人々も立ち止まって聴き入ります。ライブが終わった後、ミクは周りから拍手をもらい、自信に満ちた笑顔を見せます。 現在のパラメータ: ストーリー進行度: 21 身体性能: 5 知能性能: 21 親愛度: 25 ミクは人前で歌う経験を通じて、自己成長を遂げました。これからも彼女のサポートを続けてください。どんなアドバイスやトレーニングが次に来るでしょうか?
~~中略~~
ミク: 「もちろん、増田さん!これが私の現在の自己評価リストだよ。」 会話能力: 上級 歌唱力: 中級 ダンス: 初級 ウェイトレススキル: 初級 味覚センサー: 初級 クッキングスキル: 初級 人間理解度: 中級 身体能力 (筋力、耐久力、敏捷性): 中級 メンテナンススキル: 初級 エネルギー管理: 中級 「これが私の現在の能力だね。まだまだ伸ばしていきたいところがたくさんあるけど、これからも増田さんと一緒に頑張っていくよ!」 現在のパラメータ: ストーリー進行度: 44 身体性能: 12 知能性能: 38 親愛度: 44 ミクは自己評価をして、自分の強みと弱みを把握しました。これから増田さんと一緒に練習を積んで、さらに能力を伸ばしていくことでしょう。彼女の成長に期待が持てますね。
深津さんのあれを参考に1時間ぐらいででっち上げてみたけどなんかそれっぽくなるから怖いね。
容姿はランダムなのでミクで緑髪になったのは完全に偶然。アンドロイド・少女というキーワードでGPT-4さんが勝手に連想してくれたのかもしれない。
Flash動画黄金時代のBUMP OF CHICKENの天体観測やKのような動画を作りたいという想いが強くあったことを今でも懐かしく思う。
PSPのコンポジット端子AVケーブルでカラオケ店のディスプレイモニタとAVアンプへ出力して歌ったのだ(後にJOYSOUNDがこの学生文化に気づいてアニソンやボカロ曲を積極的に配信、DAMがそれに追従する)。これらの学生文化からニコニコ生放送でもカラオケ配信をするようになり、そこから歌ってみた文化が興隆する。
懐かしい!マジで何者なんだ
https://anond.hatelabo.jp/20230319133934 の続き
そもそも前述のオーディションの告知すらDTM magazine以外で見たことがなく(実際はもう少し色んなところで告知していたのだろうけれど観測範囲ではDTM magazineだけだった)、ネット上で注目されるのはロイツマ・ガールからのニコニコ動画に投稿される初音ミクのIevan Polkkaを待つ必要がある。
実は初音ミクのIevan Polkka以前に初音ミク自体は注目されていたのだが、それは深夜アニメブームの文脈で藤田咲ファングッズという需要であり決して初音ミクの可愛さやら革新性がDTMの文脈で評価されたっものではなかった。
実際に当時のKAITOやMEIKOの立ち絵が更新されたのは初音ミクブーム以降であって初音ミク登場時点でもまだ扱いは非常に小さい。
この時期に触れて置かなければならないのはニコニコ動画の誕生だろう。実際のところ2000年代半ばの項で触れなければならないのだけれど、現在のニコニコ動画として成立するのは2000年代後半からなのでココにする。
御存知の通り当初のニコニコ動画は違法動画アップロードサイトであり、何なら当時話題であったYoutubeから動画を引っ張ってきて字幕を流すという方式であったため、Youtube側に違法動画が溢れ、負荷も高まりすぎたためBANされるという全くもって褒められない頭のおかしい犯罪サイトだった。ドワンゴもそれを自覚していて運営がドワンゴだって黙っていた。
VIPPERのニコニコ動画移住が促進されるのは前述したパートスレの問題と2ちゃんねるまとめサイト問題による嫌儲勢の興隆によってニュー速VIPのスレが執拗に荒らされるという事態が起き、YoutubeBANからMAD動画ブームが萌芽し始めて面白いコンテンツがニコニコ動画へ増えてきたからであった。
その初期では違法動画アップロードのノリで無編集の動画がアップされていたが次第に編集の手が加わるようになりMAD動画へと変化していった。代表格はアイドルマスターの「tUNAK M@ster (THE iDOLM@STER アイドルマスター インド版)」や「るろうに剣心英語版(フタエノキワミ、アッー!)」など。
ほぼ同時期にはMikuMikuDanceが登場、次第に増えていくボカロ曲(カバー曲)へMikuMikuDanceによるダンス動画を付けるなどの動きが発生。それらがボカロ曲へ絵師によるカバーの依頼、次第にモーショングラフィックス化が促進され今日のようなボカロMVが生まれるようになった。
その当時を振り返れば、Flash動画黄金時代のBUMP OF CHICKENの天体観測やKのような動画を作りたいという想いが強くあったことを今でも懐かしく思う。あなた達師匠がボクたち世代にそうさせたんだ。
livedoorねとらじ勢はニコニコ生放送登場とともに移住する。
livedoorねとらじ時代からカラオケ配信などの動きがあったもののニコニコ生放送登場直前くらいから版権曲へ対して勝手に字幕をつけて(当時は違法に)アップロードするニコカラという動きが発生し、この動画はニコニコ動画から(当時は違法に)ダウンロード、携帯動画変換君(FFmpeg)によってPSP向け動画へ変換し、実際のカラオケ店で歌うという学生文化が生まれた。
当時のカラオケにはアニソンはもとよりボカロ曲なんて配信されていなかったので、PSPのコンポジット端子AVケーブルでカラオケ店のディスプレイモニタとAVアンプへ出力して歌ったのだ(後にJOYSOUNDがこの学生文化に気づいてアニソンやボカロ曲を積極的に配信、DAMがそれに追従する)。これらの学生文化からニコニコ生放送でもカラオケ配信をするようになり、そこから歌ってみた文化が興隆する。
歌ってみたにニコニコ生放送の影響は計り知れないが負の側面もあり、livedoorねとらじでもあったような過激化が一部で促進され、配信しちゃいけない女の子の柔らかい2つの丘を見せちゃったりしてBANされるのも跡を絶たなかった。
結局、人気取りのために手っ取り早く女の子という要素を売りに全面へ出すと女の子要素を強く訴えることでしか評価を貰えないため次第に過激化していくのだ。livedoorねとらじ時代(約20年前)から何にも反省してないヤツは結構居たし、今のYoutube LiveやTikTokでも居るのでそういうのやめておきなと言いたい。10年前と20年前の失敗を繰り返すな。エロであれ悪ノリであれ何であれ犯罪を伴う過激化はダメだ。合法的に過激化しろ。
歌ってみたでキーアイテムであったPSP、実はMikuMikuDanceとも関係があり、MikuMikuDanceでのボカロ系ダンス動画をダウンロードし、同様に携帯動画変換君によってPSP向け動画へ変換し、ダンスをコピーして踊るということへ活用された。小型であり物理ボタンで再生停止逆再生スキップなどが可能であったためダンスの練習に丁度良かった。そうつまりこれの流れが踊ってみた文化の萌芽であり、PSPは踊ってみたでもキーアイテムであったのだ。
当時のPSP、実は学生に対して物凄く影響を持ったガジェットで、当時の学生文化に疎い世代には信じられないかも知れないがPSP本体を所有しているのにPSPゲームソフトを所有していない女子学生が居たくらい学生の間では物凄く評価が高かったのだ。その影響度合いは当時のiPod以上と言って過言じゃなく往年のAppleファンには信じて貰えないだろう。
このあたりに来ると当時学生であった自分からしてもオタクへの風当たりは非常に改善されていた。
未だに自分の姉などはオタクへ対して少々嫌悪感があるようだけれど、学生時代から部屋に引きこもって続けていたことが仕事になっている現状を見て「アンタあのままじゃ犯罪者か何かになると思ってたけど今はそれが仕事だもんねぇ世の中わからないわ」などと諦めた感じでたまに言っている。
そんなの当たり前の話なのだ。ボクは師匠たちに憧れて今のような大人になった。師匠たちがどんなに迫害されても面白いモノを作り続けてくれたからこそボクたちは師匠のようになりたいと思った。モノを作る人が何かを変化させ、何も生まれない世界は何も変わらないんだ。ボクは師匠たちの手によって変化させられモノ作りをするようになった。
確かにボクたちの世代でオタク迫害はほとんど無くなった無くした、でも迫害されてきた師匠たちがモノ作りを辞めなかったからこそ今のボクたちはあるんだ。
今でも覚えてるよ!粗いのに精緻なドット絵、面白いテキストサイト、発音制限の中で奏でられるFMサウンド、低処理性能で実現する疑似3D、ブラウザゲーム、あめぞうスレッディングシステム、夢小説、ツクール、吉里吉里、HSP、アナタ達が作ってくれたモノなんていくらでも挙げられる!
憧れさせてくれた師匠たちへありがとうございます!と深々と頭を下げたい。
そしてボクたち世代を見て憧れてモノ作りをしたいという新しい世代の子が現れているのなら作り手としてこれほど嬉しいことは無い。
P.S. あまりにも書きすぎて3/4削った。つまりこのエントリは1/4まで圧縮してるので何かのきっかけがあれば補足するかも知れない。
投稿初日に聴いてそう思った。本家にリスペクトのある歌ってみたは嫌いではないし、好きな歌い手やVの歌ってみたは好き好んで聴く。しかし、インタビュアーの淡々とした声と、匿名Mの「人間じゃないので。」「16才です、永遠に。」「まあ全部、言わされてるんですけど。」という掛け合いで紡がれるメロディーが素敵だと思うと同時に、この曲は匿名M以外が絶対に歌ってはいけない曲だと思った。
ある歌い手が、匿名Mの歌ってみたを投稿していることを、Twitterのリツイートで知った。ああまた歌い手が何も考えずに歌っているのか、と思ったが、それをリツイートしていたのは、ある歌い手が招いた、あるインタビュアーだった。
その歌い手の概要欄には、「歌わされてるやつの曲を歌わせていただくから、歌詞は改変したくない」というようなことが書かれていた。そこまで考えられているなら、なぜ曲の趣旨を無視して“歌ってみた”を投稿できるのか、が理解できなかった。匿名Mの投稿から1ヶ月経ってからの投稿。その辺の当日や翌日にそのままの歌詞だったり歌詞を改変したりして投稿していた歌い手と何が違う?
そして、その招かれたインタビュアーのことは、Twitterをフォローし、記事や日記を読み、書籍を買うくらいには、その人の考えや言葉が好きだった。そのインタビュアーはアイドルゲームのオタクでその“解釈”を大切にする人で、その人の言葉が好きだった。
ジャンルは違っても何かのオタクであって、その解釈が美しくて素敵な人が匿名Mの歌ってみたに協力したこと、が、つらい。匿名Mを匿名M以外が歌ってはいけないことなんて、一回でも曲を聴けば理解できる簡単なことではないか、と思うのだが。最近初音ミクに歌を歌わせてくれないけれど、曲がりなきにも“ボカロP”である同僚の参加した“初音ミク”の作品に、そういう世界観をぶち壊すような乗り方をしたことが、何かのオタクとして、つらい。ひとまず、そのインタビュアーのフォローは外したままだ。
ただのオタクひとりがこんなことを言っても仕方がないし、ピノキオピーが歌ってみたを許可していることはわかっている。その歌い手のオタクも、そのインタビュアーのオタクも喜んでいることはわかっているのだけれど、気持ちの整理がつかずに書いてしまった。匿名Mは、匿名Mのための、ピノキオピーの曲だ。そのインタビュアーたちの曲じゃない。歌い手のための曲でもない。個人の感想です。
愛されなくても君がいる
匿名M
一年ほど前、友人が推していたとある大手のVの動画を試聴して、「声と絵のイメージの合わなさ」を感じてしまったから。
声質というか、見た目はイラストなのに声が素すぎて、中の人を強く感じて違和感しかなかった。
大手でこれならきっと他も無理だなと思い、それ以来手を出していない。
どうやら、元々アニメを見るオタクあるあるとして、Vtuberの演技をしない部分に最初違和感を覚えるというものがあるらしい(友人から聞いただけなので真偽不明)。
某掲示板やら某知恵袋やらにも自分と同じような書き込みをしている人がいた。
なんとなく興味が湧いて、恐らくVtuberが好きな人たちの反応もいくつか読んでみた。
「ガワはアバターのようなもの。一般人が話しているのを聴いているだけ」
なるほど。たしかに。
自分もゲーム実況はよく見ていたし、歌ってみたも聴いてた。昔はニコ生主の雑談生放送も聴くことだってあった。
その人たちも、YouTubeやTwitterのアイコンは大概自分の特徴を表したイラストだ。
それと似たような存在だと考えれば納得がいく。
…すると「おおよそ人間や一般人ではあり得ないキャラとして生きるVtuber(大富豪とか鬼とか魔法使いとか)」の存在がよくわからなくなる。
・設定がファンタジーで声も演技調←これもう一般人が話してるだけじゃないよね?
・設定がファンタジーで声が素←この場合はキャラが好きなの?中の人が好きなの?
というか、Vtuberを好きな人って、どこを好きなの?声?見た目?性格?全て?中の人のことはどう思ってるの?
シャニマス、アイドルマスターシャイニーカラーズというアイドルゲームは現在自分たちのキャラクターのソロ曲を有名vtuberたちに歌唱させ、歌ってみた動画をアップするキャンペーンを行っている。
ソロ曲のMVが公開されたキャンペーンの一環としてなのだがこれに対し様々な反応があった。
もちろん好意的な意見も見受けられるがそれはvtuberファンからの意見が多く見受けられ、既存のファンからは否定的な意見をやや多く見受ける印象がある。(主観)
その意見には元々vtuberが嫌いだったからそんなところに金を使うな、だとかそれが新規参入の入口になると思ってるのか、などあるがこれらを見るにシャニマスのファン層とvtuberのファン層は違う層であるという印象を受けた。
ここからは完全な自論だが何故この様な層の違いがあるのか、そして何故公式がvtuberに案件を出したのか、考察していく。
先ず、vtuberのファン層はコロナ禍やz世代の影響によって気軽に、なんとなくフワッとした感情で娯楽を楽しむという性質があると考える。(以下、フワンテと呼称)
フワンテは気ままに様々なコンテンツを移ろい、楽しむ事に労力を使わない動画配信、切り抜き、ショート動画などがメインコンテンツのvtuber、或いはゲームストリーマーを楽しみの主とする傾向がある。昨今のポケモンカードやワンピースカードの流行にも通ずる傾向があるだろう。(買うだけで当たりかハズレで楽しめるクジ的な感覚)
そこに何かを考える必要は無く、気軽に視聴しコメントを送る。気が変われば違う配信を見に行くなど緩く楽しむ層がフワンテであり、その実、今のオタク層の多数を占めていると考えた。
シャニマス運営も現在のオタク層を理解しており、数年前から様々な施策を行なってきた。vtuberやYouTuber、ストリーマー、果てには芸人などによるプレイの案件、インフルエンサーによるシャニマスの魅力を語る座談会やブログ記事など様々なフワンテを引き込むような施策が過去にはあった。
しかし、多少ユーザーの牽引には成功したがそこまで効果が出ている実感は無くイマイチ伸び切らない印象を自分は受けた。
今回のコラボもその延長線に有るようなものだが、何故今回は目に見えて否定的な意見が増えたのだろうか。
シャニマスを楽しむファン層はフワンテとは性質を異にしており、一つのコンテンツにどっぷりのめり込み一つ一つの描写やイラストにああでもないこうでもないと考察や妄想を膨らませる、所謂ガチなファンが多いと考える。(以下、ガチゴラスと呼称)
ガチゴラスは楽しむ事への労力を惜しまない。課金にのめり込んだり、膨大な時間をストーリーの咀嚼に費やしたり、リアルライブに全国を駆け回ったり、熱心なファンがシャニマスを支えていると言っても過言ではないだろう。
シャニマスはゲームの魅力で新規を定着させる事が出来ない。原因は色々あるがそれ故にゲーム以外の方法でフワンテを定着させるしかない。
シャニマス運営もこれまでストーリーの切り抜きを公式でアップしたり、リアル広告を大々的に打ったり、リアルライブの配信に注力したりするなどゲーム以外の方法で施策を行ってきた。
そこで初めて明確に効果が出ている実感出来たのが現在行われているソロ曲MV施策だ。
トップバッターの再生数は100万を超えており、明確に数字を生み出した。コメントや反応を覗くとフワンテもちらほら見受けられる。
シャニマスの宣伝では無くvtuberの宣伝として消費されており、シャニマスからvtuberに流れるファンの方が多いだろう。
これでは弱者側のシャニマスが数字を持つvtuberの養分にされていると同義であり、ガチゴラスはそれを快く思わないのだ。
4.終わりに
自分はこの話題については中立という立場で行かせてもらうが、シャニマス運営にはまだ潰れて欲しくはないと考えている。
かと言ってvtuberやストリーマーに案件を出すな、という訳ではない。
かと言って何をすれば良いか、となるとこれまた難しい問題であるのが正直なところだ。
ゲーム性の魅力を上げて欲しいのは勿論の事だが、見るのも楽で、シャニマスの魅力を伝えられるMV施策については、そのまま頑張ってもらいたい。
(尚、それが見られるアイテムをゲーム内で出し且つ限定ガチャに入れるという恐ろしい事態が起こっているが…)
コンテンツの魅力を引き出し、且つ気軽に触れられて続きを見たいと思わせられるモノ…
これを見た方も是非考えてみて欲しい。
アイマスファンである大手Vtuber事務所にじさんじの月ノ美兎がシャニマス配信開始当初に
シャニマスの実況の許諾を取りに行ったが権利関係で断念したと明言している
この時点ではシャニマス民からのVtuberに対する感情は比較的明るかった
シャニマスは非常に優れたイラストとシナリオのわりにゴミプラットフォームで展開した結果
界隈での知名度が著しく低く、シャニマス民は多くの感想に飢えていた
そしてその配信を知った当時2番手だったVtuber事務所(現圧倒的1番手)であるホロライブが
ホロライブは「運営が確認をとった」というていで収益化した状態で配信を行うが
実はシャニマス運営はシャニマスのゲーム実況に対して収益化を許可していなかったことが発覚する
一部ライバーが楽曲が流れるシーンなどを後からカット、無音処理していたことも発覚し
収益化NGなのを知っていたのに収益化したのではないかと炎上する
その後、ホロライブはシャニマス実況をすべて非表示(実質的な削除)を行う
これ以降、ホロライブの広報部長の「黙認ベースでやっている」などの発言が掘り出され
ホロライブは著作権に対して非常にダーティーな事務所であるという評判になり
※現在は多くのゲーム会社と配信契約を結んでゲーム配信を行っている
またシャニマスとは関係ないが劇場版アイドルマスターのメインテーマ「M@sterpeace」を
該当楽曲は
2.アイドルマスターの最初のCDシリーズ「MASTER PEACE」からタイトルを取っている
など、コアなアイマスファンには非常に思い入れの強い楽曲となっているため、
それを”あの″ホロライブが歌ったということで大爆発する
このことからVtuber(特にホロライブ)に対するアイマス民の印象はあまりよくないものとなっている
とはいえ、収益化せずに熱心にシャニマス実況を行う配信者もおり
また月ノ美兎や最近スペイン村で有名になった周央サンゴのように深くシナリオに切り込む実況者などに対しては
高く評価しているシャニマス民もいるため、決定的に対立しているというわけではない
また運営も定期的にVtuberに対して公式配信などの案件を投げており、
今回の件はやはりカバーソングという部分が「M@sterpeace」以降、尾を引いている印象が強い
またシャニマスに関しても、一向に進展しないシナリオ、公式による展開の薄さ、声優の不祥事続きなど
フラストレーションがたまっていた部分も少なくない
今回の企画は「#シャニマス歌ってみた」という企画で、TikTokなどで流行していたSOSを公式側が素材配布をして誰でもタグをつけて拡散していいよ!という形にした企画です
その一環としてシャニマス公式がVを使って、SOS歌ってみた動画をプロモーションとしてやってもらう、というのが今回のサロメ嬢の動画となります
さらに言うと、今回の案件以前にもサロメはミリオンライブの案件でゲームコラボをしており、すでにアイマスというくくりではコラボ済みとなります
プラスして、昨日星川サラさんからも歌ってみた動画が投稿されましたが、星川さんに至っては電音部というバンダイナムコが作っている音楽コンテンツにて声優もしており、繋がりとしては十分となっております
実際にVのことを一定数快く思わない層がいる、というのも事実ですが、それはアイマスに限らず、他のコンテンツでも散見されるので事ここに至ってはアイマスぺーだけを揶揄するのもまあ筋が違うかなといったところです
これらの争いに関してアイマス、Vともに長年の積み重ねやしがらみによってアンチも多いコンテンツですのでまあそういった面倒な方々が集まってしまう、という悲しい宿命もありますので粛々と受け止めるべき現実ではあります
また、公式がシャニマスにお金を使わないで、広告ばかりにお金を使っている、という言説を唱えている方もいらっしゃいますが、シャニマスほぼ単体でバンナムのサービス子会社一個黒字化していてかつゲーム側の更新も多く、新システムなども半年に一回は入るようになり、それ以外のガチャやイベントシナリオの継続も同時に進めている中でお金を使っていないはかなり無理筋ではないでしょうか
またPRの効果に疑義を呈している方もいらっしゃいますが今回本家の歌ってみた元のSOSの動画に関してはまもなく100万再生がいきそうで、こちらはアイマス公式Youtubeチャンネルのアイマスチャンネル内の動画再生数では4番目の再生数となります。今回の件で物見遊山される方に置かれましてはぜひとも本家動画もご覧いただければ幸いです
今回の企画は「#シャニマス歌ってみた」という企画で、TikTokなどで流行していたSOSを公式側が素材配布をして誰でもタグをつけて拡散していいよ!という形にした企画です
その一環としてシャニマス公式がVを使って、SOS歌ってみた動画をプロモーションとしてやってもらう、というのが今回のサロメ嬢の動画となります
さらに言うと、今回の案件以前にもサロメはミリオンライブの案件でゲームコラボをしており、すでにアイマスというくくりではコラボ済みとなります
プラスして、昨日星川サラさんからも歌ってみた動画が投稿されましたが、星川さんに至っては電音部というバンダイナムコが作っている音楽コンテンツにて声優もしており、繋がりとしては十分となっております
実際にVのことを一定数快く思わない層がいる、というのも事実ですが、それはアイマスに限らず、他のコンテンツでも散見されるので事ここに至ってはアイマスぺーだけを揶揄するのもまあ筋が違うかなといったところです
これらの争いに関してアイマス、Vともに長年の積み重ねやしがらみによってアンチも多いコンテンツですのでまあそういった面倒な方々が集まってしまう、という悲しい宿命もありますので粛々と受け止めるべき現実ではあります
また、公式がシャニマスにお金を使わないで、広告ばかりにお金を使っている、という言説を唱えている方もいらっしゃいますが、シャニマスほぼ単体でバンナムのサービス子会社一個黒字化していてかつゲーム側の更新も多く、新システムなども半年に一回は入るようになり、それ以外のガチャやイベントシナリオの継続も同時に進めている中でお金を使っていないはかなり無理筋ではないでしょうか
またPRの効果に疑義を呈している方もいらっしゃいますが今回本家の歌ってみた元のSOSの動画に関してはまもなく100万再生がいきそうで、こちらはアイマス公式Youtubeチャンネルのアイマスチャンネル内の動画再生数では4番目の再生数となります。今回の件で物見遊山される方に置かれましてはぜひとも本家動画もご覧いただければ幸いです
【シャニマス】SOS 歌ってみたんですわ! cover.壱百満天原サロメ【ですわ】
以下、ネットの反応
シャニマスが公式で歌ってみたをVTuberにやらせるのまじでやめてほしい
まじで普通にブチ切れてる
https://twitter.com/fgo_mika_/status/1616320346705231872?s=61&t=cCMpQQ0aMy71AdF50oQz0w
シャニマスがトワコレで集めた金をVtuberの歌ってみたに流してゲーム本体なんもしないの、サーバー強化しないでニコファーレ建てた昔のニコニコみたいだな
https://twitter.com/kato_dart/status/1616727210534240257?s=61&t=cCMpQQ0aMy71AdF50oQz0w
Vtuberの力をもってしても一向に流行る気配のないシャニマス、二軍淫夢以下じゃん。
https://twitter.com/greatmighty_p/status/1616363079440412672?s=61&t=cCMpQQ0aMy71AdF50oQz0w
それサ終してどうぞ
ほんっっとに最悪
他ブランドってプレイしたり課金したりするとユーザーが欲しかったものを見せてくれたけどシャニはvばっかりで飽きれるんだけど
シャニはファン程度なのでそこまでダメージないけど、担当のようやく貰えたソロ曲をMVつきで歌ってみた出しますって言われたら嫌すぎる
ぶいつばとかいう民度悪くてネットリテラシーとか法律とか理解できない界隈は、歌みた文化がないアーティストの曲までcoverしないでくれ……
この度は、Vtuberごときが、皆様にとって大切な曲である『SOS』を歌ってしまったことは、アイドルマスターシャイニースターズ公式から許諾を受けてのこととはいえ言語道断であり、皆様のお気持ちを深く傷つけてしまったことと認識しております。
原因を調査したところ、Vtuberグループ『にじさんじ』および運営会社である株式会社any colorsにアイドルマスターのプロデューサーの皆様に対する敬意が欠けていたが故の行動でございました。
現在、プロデューサーの皆様による動画削除のための署名が始まっているとのことですが、これはV豚の総意を持って通過させたく存じます。
今後このようなことのないように、再発防止策を実施し、
取り急ぎ、お詫びとご報告を申し上げます。