昨年、資産が1M USD、1億円相当を超え、副業だけで1000万円以上収益が出た。この2つのマイルストーンの達成を誰かに共有したかったわけだけど、金がらみの自慢話を非匿名で不特定多数にするのはトラブルのもとでしかない。じゃあここで書き捨ててしまおうというわけ。それだけではあまりにも時間の浪費感を正当化できないし、読む側としても身が無くて面白くないので、2つ目の目的を混ぜこんだ。ついでに5時間のフライトの中で何かすることを見つけたかったのが3つ目の目的。
セキュリティ系のソフトウェアエンジニアを15年程度。本業の年収は株(RSU)を含めて290K USDくらい。カナダに10年住んでいる。
3年ほど、日本でセキュリティ関係の研究開発を行った。最終年収は650万と、地方出身文系学部卒としては悪くない額で幸せだったものの、英語の重要性を辛く体験したことから、退職し、ワーキングホリデー・プログラムでカナダに引っ越し、語学学校に通った。この時TOEICは400点台。約半年後、運よく現地の会社でリバースエンジニアリングの仕事を見つけた。この時の給与は45K CAD。現地の大学新卒より低い給与だったが、英語学習や異文化交流的な楽しさ、ワークライフバランスの良さから幸せで、当初は1‐2年で帰国する見込みだったにもかかわらず、結局定住した。
「英語で十分、仕事と生活ができる」という自信がついた。日本語しか使えない場合よりずっと気楽に旅行ができるので人生の楽しみが増えた。技術情報を英語で収集できることも、技術者としては大きな利点で、翻訳を待つ必要がないし、カンファレンスも楽しめる。
ワークライフバランスが良くなった。カナダの最初の会社では、5時になるとほぼ人がいなくなり、6時になると上司から「帰らないのか?」と聞かれ衝撃を受けた。その後2回転職をしているが、この傾向は変わらない。ここ3年は「1日9時間厳守」に腐心していたにも関わらず昇進したり昇給したりと、「頑張ることが素晴らしい」と教え込まれた自分の価値観が崩壊しかかっている。加えて、住環境が東京と比較して圧倒的に良い。家は広いし、自然がすぐ近くにあるし、人混みはほとんどない。
額面の年収でいえば5倍くらいになった。年収が増えた理由の一つは、エンジニアの市場価値の違い。経験5年以上(シニアポジション)のエンジニアの相場は、日本では~1500万円くらいのようだが、USだと150K USD~だ。自分のように10年以上の経験だと250K USD前後は珍しくない。日本と北米のエンジニアに技術力の差があるわけではなく、雇用する側の金の量の違いだ。関連して、副業で稼ぎやすい。英語ができると、北米と欧州のほとんどが潜在顧客になる。競合もあるが、それ以上に母数が大きいので、日本の金銭感覚で育った人一人を満足させるには十分な額(eg, 1000万円)くらい簡単に稼げてしまう。
将来リタイヤしたり、体調を崩した場合でも日本に帰国できる。日本は十分に綺麗で、安全で、食事のおいしい国だ。さらに円はUSDと比較して弱いし、そうであり続けるだろうから、USDで稼いで帰国し円で生活する場合、金銭的な余裕ができやすい。端的に言えば安い国に移住する状態だ。
そうかもしれない。だから、あなたは自分で調べて自分に合う選択をすればいい。この記事ではデメリットは1つも挙げず、単に「私には合っていた。よかった」と主観を書いた。フライトはあと1時間未満なので、ここで終わりにする。
こういう妄想って何が楽しいのかわからん Glassdoor見ろで終わるよな ちなみにGlassdoorもindeedもリクルートの会社になってます
海外移住は結局のところ親兄弟が健康でほっといても生活できるかどうかに掛かってるんだよなあ。「実家の太さ」というのは経済力や文化資本だけでなくこういうところにも強く効い...
英語力については尊敬するけど、サンフランシスコに住んで嫁はフルタイムで働いていないのに年収は1000万ちょいで 東京に住んでる時よりも生活水準が上がった(ドヤとかやってるの...
経済的な話じゃなくて健康でほっとけるかどうかの話だって明記してるだろ。ちゃんと読んでくれ。