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2016-10-08

企業向けセキュリティ研修ビデオを小中高生徒の親に見せた結果

夏休み自治会の催しか何かで、スマートフォンセキュリティリテラシーに関する映像を上映していたらしい

そこで素材として選ばれたのがIPAのセキュリティ啓発映像だと知って嫌な予感はしていた

その結果現在起きているのが以下

その他いろいろな問題が噴出しまくりで学校から保護者に「子供に何の相談もなく無理矢理スマホを取り上げるのはやめましょう」と通達が来る始末

どうしたものかね

2016-06-20

いじめ」のはなし

小学5〜6年生の頃、クラスでいわゆる「いじめ」があった。

いや、「あった」ことにされていた、が正しい。

横浜住宅街の中にある市立小学校で、治安は良く、クラスメイトの半数が進学校中学受験をするような小学校だった。

クラスに体の小さく勉強が不出来な男児、Aがいた。

Aはよく遊ぶような友達もいて、他の生徒と友人関係において変わったようなところはなかったのだが、A以外のクラスメイトはAが「自分いじめられている」という嘘の証言をして、教師の気を引いていることに辟易していた。

例えば、Aは「手洗い後の手についた水を他の生徒に向けて飛ばす」などの地味ないたずらをしょっちゅうしていた。

小学生のするようないたずら自体と、いたずらを受けた生徒がそれに対して怒ったり気持ち悪がったりすることまでは健全なことだと私は思う。

ただAはその後、自分がそのいたずらを受けたように話を歪曲し、一縷の真実だけを残して(Aのいたずらに対して怒った女児Bが「怒鳴った」)担任に泣きつき、担任はAの言葉を受けてBを叱るのだ。

小学生にとって担任教師絶対であるし、この例えにおいて「怒鳴った」こと自体事実であるしかし、叱られる誰もがあまり理不尽だと感じていた。

確かに教師立場もわかる。担任は新任の若い女性教師だった。

教師は1人の生徒に「いじめられている」と申告されたらもちろん深刻に受け止めなければいけないであろう。

ただ他の30名余りの生徒の真実をないがしろにしてまで対処しなければならないことなのだろうか。

もっとうまいヒアリング方法はなかったのか。

何度もAのいたずらが先にあってのことだと訴えたけれども、先生は信じてくれなかったのだろうか。

中学受験をするような頭のいい児童教師に対してもずる賢く、嘘をつくに違いないとでも思われていたのだろうか。

Aの主張するいじめ存在するということにして良かったのだろうか。

いじめ定義として、被害者側がいじめだと感じたらそれはもういじめなのだというが、そこに客観性は本当に存在しないのか。

ホームルームはいつもいじめについての話ばかりだった。

本当に、誰一人として、Aに対するいじめなどしていないのに。

Aに対するいらだちを本当のいじめに発展させなかったかつての同級生を誇らしくすら思う。

私たちの間には、Aに本当にいじめをしたら負けだ、という共通認識があったように思う。

どうしてAのような歪んだオオカミ少年が育つのだろうかと不思議に思わざるを得ない。

2016-04-19

俺のヒーロー

消極的だけど実はコミュ力が高い不思議なヤツに高校生活を救われた話。

見た目はフツメン、中身はオタクで、障害物の多い場所山道を走るのはやたら速いのにスポーツはできなくて、

授業は寝てるか好き勝手なことしかしてなくて、定期テストはそこそこなんだけど、

実力テストとか模試ときだけは毎回学年1位をとるっていう、ラノベギャルゲ登場人物みたいなヤツが高校にいた。

そいつは成績以外にも色々と変わっていて、家が貧乏でまだケータイ持ってないとか、

雑草とか野生生物をとって食うらしいとか、カツアゲしてきた相手に逆に飯をおごってもらったとか、

中学の時に女子から告白されたけど、自分恋愛に興味がないから特にデートとかしないし、自分が興味のあることだけするけどいい?って聞いて付き合って、

お互い処女童貞のまま相手調教し倒してその娘を尻穴に目覚めさせただとか、色々と信じがたい噂が飛び交ってたか入学当初から結構目立っているヤツだった。

噂は色々あったけど、チビデブオタメガネでいつも通りスクールカーストダントツ最下層なプークスクスに塗れた灰色高校生活を送ってた俺は、

とにかく4組に変わったヤツがいる、変人だけどなんか賢いらしいという程度の認識だったのだが、2年になってそいつと同じクラスになった。

たまたま席が近くになったそいつは、特に用事がなければ自分から誰かに話しかけるということは一切しないやつだった。

放っておくと朝のホームルームから寝たり起きたり数学の授業中になぜか地理資料集を眺めたりラクガキしたりを繰り返すだけで下校時間を迎える。

自分からは話しかけないけど、1年の時から成績でも噂でも目立っていた影響か、妙に人望があるようで、

スクールカースト上位層の運動部DQN、キャピキャピ女子からキャラオタクに至るまで、いろんな奴が話しかけにきていた。

こちらからしかけたのは多分興味本位で、他のオタクそいつが俺の知ってるマンガの話をしてたのが聞こえたから、話しかけてみたんだったと思う。

話してみると、普通にオタトークで盛り上がれるし、頭の回転が早いのか話がおもしろいし、確かにちょっと変わってるけど特に害はない感じだった。

気が付いたら、自分の周りには他に数名を巻き込んでカースト下位層のオタクグループ自然と出来ていて、

運動部とかDQNグループとかのハデな感じは疲れると言って、彼も俺らのオタグループとつるむことが多くなっていた。

ただ、彼は他のオタクグループメンバーと違って、クラス内の各グループすべてと消極的に関わりを持っていて、

どのグループからも声をかけられるような、ある種スクールカーストから解き放たれた存在だった。

俺たちのオタグループがいつも通りプークスクスロリコンプークスクスされている状況でも、

そいつだけは相変わらず自分からは何もしないけど色んな人からよく話しかけられるし、話しかけられれば本当に誰とでも気さくに話していた。

タグループとつるんでいることをカースト上位層からからかわれたりもしていたけど、いつも適当に受け流していたようだ。

そのうち時々「あ、それだったらコイツの方が詳しいよ」と他の連中との会話をこっちに振ってきたりするようになって、

コミュ力のない俺たちは当然萎縮したりバタバタしたものの、俺たちとの会話に慣れたそいつフォローもあって、

ダントツカースト最下層として蔑みの対象だった俺たちオタグループは、他のクラスメイトともある程度会話ができるように段々なっていった。

気が付けば2年の夏休みに入るころには、ちょっとしたイジリやからかいの形でスクールカーストはまだ残っていたけれど、

少なくとも各グループ同士で嘲笑したり陰口を叩くような状況はクラスから一掃されていたように思う。

俺たちオタグループも、特にキャラ女子グループ交流を深めて、漫画の貸し借りをしたりするようになった。

そのまま3年もクラス替えなしの持ちあがりだったので、クラス全体の仲は良く、いつの間にか周囲にカップルなんかも何組か誕生して、

高校生活の後半は、自力ではとても実現できなかったような、本当に奇跡的に快適で楽しい学校生活を送ることができた。

彼は話しかけられたら口を開く、特にどこにも属さないようなスタンスを崩さなかったし、

書いてないけど行動や言動には色々とエキセントリックな部分もあったけど、

確実に彼というイレギュラー存在がいて、各グループの間を取り持ったからこそ、あのクラスはあれほどまとまったのだと思う。

彼は最後まで模試では学年1位をキープして、進学実績を作りたい教師から大学進学を強く勧められるも、「ゲーム作る方法覚える方が面白そうだから」と言って専門学校に進学していった。

電車で偶然会ったという友人から聞いた話では、そのままスムーズに有名なゲームメーカー内定したという話らしい。

割と貧乏だったのは本当らしくて、当時でもクラスでほぼ全員が持ってたケータイを持ってなかったのと、

今は実家ごと引っ越ししまったらしくて、偶然エンカウントして就職情報を聞き出した前述の友人が連絡先を聞き忘れる大チョンボやらかしたので、今は誰も連絡先がわからない。

今まで3回あった同窓会にも1度も呼べていないが、同窓会は毎回、自然とその場にいない彼の話題で持ちきりになる。

アイツ今、なにやってるのかなー。



当時のクラスメイトカップルが今度結婚式を挙げることになったので記念に。

2016-02-16

http://anond.hatelabo.jp/20160216142952

全然横だけどHRってホームランかと思った。後、ホームルームもALTも高校であるんだなぁ。俺それ全部なかったな。ホームルーム何て正に記憶に一ミリもないし、多分無かったと思う。連絡事項の伝達で1分位みたいなイメージ

2016-01-31

[][]先生遠藤さんの上履きがありません! 1

小説家になろうにも掲載しています。 https://ncode.syosetu.com/n0012dq/

ケン

遠藤さんの上履きがなくなりました」

 水曜日ホームルーム先生が言った。

「じゃあみんな伏せて」

 俺は先生の言う通り、机に顔を俯せた。教室が静まり返った。

「心当たりのある人は静かに手を挙げなさい」

 物音ひとつしない。

「もう一度言います。心当たりのある人は、手を挙げなさい」

 あまりに静かだから時間感覚がわからない。10秒くらいだったような気も、2分くらい待っていたような気もする。

「みんな顔上げて」

 やっとだ。

「残念ながら、名乗り出てくれる人はいませんでした。前にも言いましたが、悪いことをしたら、隠していると一生後悔します。でも、それでも名乗り出ないということは、仕方がないので–––」

 今週に入って、もう三回めだ。

「またみんなで探します。見つかるまで、家には帰れません」

 クラスのみんなが立ち上がった。またかよ、と不満そうに言う奴もいれば、宝探しを楽しんでいる奴もいる。俺はワクワクしていた。もし今回も俺が見つけたら、3回連続でお手柄だ。ヒロミも、喜んでくれるかもしれない。

 まず最初に探すのは男子トイレだ。上履きなんて隠して何が楽しいのかさっぱりわからないけど、女子の入れないところに隠されているのは、ありそうなことだ。

 俺は教室を出て右手にある男子トイレに入って、個室を順番にチェックした。洋式トイレが詰まっていた以外、おかしなところは何もなかった。

 念のため用具室も開けてみたけど、モップと雑巾バケツがあるだけだ。バケツの中にも上履きはない。

 男子トイレじゃないとすると、どこだろう。一昨日、ユカの上履きがなくなった時は、階段の脇にある理科実験室のゴミ箱の中に入っていた。昨日はアユミ上履きがなくなって、廊下を挟んで教室の向かいにある窓の外に落ちているのが見つかった。

 今回も教室の近辺に違いない。あと他に上履きが隠せそうな場所は–––。

 廊下の真ん中に立って見回していると、廊下の角に置いてある水槽の中に、大きな白いものが入っているのが目に入った。

 近寄って見てみると、ビンゴ上履き水浸しになっていた。

先生! あった!」

 俺は教室にいる先生に向かって叫んだ。

園田君、よく見つけるわね」

 先生は、昨日ほどは驚いていないようだった。

「みんな、戻って」

 先生が叫んだ。散り散りになっていたみんながそれぞれの机に着席していく。

遠藤さんの上履きが見つかりました。水槽の中に入っていたそうです。園田君が見つけてくれました」

 俺は鼻高々だった。ヒロミの方を見てみたけど、こっちを見てはいなかった。

最後にもう一度チャンスをあげます

 これで犯人が名乗り出たためしはない。今回もどうせ誰も手を上げない。

「みんな伏せて」

 2秒。

「心当たりのある人は静かに手を上げなさい。これが最後のチャンスです」

 1、2、3、4、5、6、7、8、9…98、99、100、101。

「みんな顔上げて。ずっとは待てません。今日はこれでおしまい遠藤さん、後で職員室にきて。靴、乾かしてあげるから

 やれやれ。でも、名探偵になったみたいで、悪い気はしなかった。ヒロミちょっとかわいそうだけど。俺は立ち上がって、ランドセルに手をかけた。その時だった。

「全部あいつが隠したんじゃねえの?」

「そうだよな、3回とも見つけられるなんておかしいよな」

自分で隠したから、見つけられるんだ」

「私知ってる!そういうの、ジサクジエンっていうんだってママが言ってた」

 教室のみんなが口々に言った。

「違う、俺は…」

 そうはいってみたものの、確かに、なんで毎回俺が一番最初に見つけられるんだ?

「俺が隠したんじゃない」

 状況は完全に黒だった。

「じゃあなんで毎回お前が見つけるんだよ。超能力でもあるっていうのか?」

 全くだ。

「違うって言ってるだろ!」

 俺はそう言って、ランドセルを抱えて逃げ出した。

 翌朝、俺は布団から出られなかった。母さんが心配して部屋に入ってきた。頭が痛いと言った。

 こうしていると、本当に頭が痛い気がしてくる。そうだ、俺は風邪を引いたんだ。きっと昨日体育の授業の後うがいをしなかったから。きっとそうだ。明日には良くなっている。何も問題はない。

 どれくらい時間が経っただろう。12時は過ぎたかな。そう思っていると、母さんの声が聞こえた。

ケンジ、タカヒロ君が給食プリント持ってきてくれたわよ」

 あいつは一番の親友だ。でも、今は顔をあわせる気がしない。寝て過ごそう。俺は返事をしなかった。

「寝てるみたい。いつもありがとうね」

 次の日、俺はやはり布団から出られなかった。学校に行こうと思うと、水曜日出来事が頭をよぎって、体が動かなくなった。

 犯人は誰なんだろう。3日も連続女子上履きを隠すなんて、どうかしてる。

 そういえば、昨日は上履きは隠されたんだろうか。俺は昨日学校に行かなかったから、昨日も隠されていれば、犯人は俺じゃないとわかるはずだ。

 希望が見えた気がした。布団から頭を出して、壁に掛けてある時計を見た。11時40分。

 今日は5時間授業だからタカヒロは2時過ぎに来る。そしたら、聞いてみよう。俺はまた目を閉じた。

タカヒロ君が来てるわよ」

 母さんの声で目が覚めた。

「はーい」

 返事をした時、悪い予感がした。

 もし昨日から上履きが隠されていなかったら? 俺が休み始めた途端、誰の上履きも隠されなくなったら?

「起きてるみたい」

 母さんの声の後、ノックが聞こえた。返事をしようとしたけど、声が出なかった。

 ガチャ

 ドアが開いた。

「よう」

 タカヒロが動揺しているのがわかった。

「これ、みかんと、宿題月曜日までだって

 俺は目を合わせなかった。俯せに寝て、喉の奥から声を絞り出した。

上履き、また盗まれた?」

 2秒。

「え、あ、ああ。今日で5日連続だよ。全く何考えてるんだろうな」

 嘘だ。タカヒロの嘘はすぐにわかる。

「誰の?」

「え?」

「誰の上履きが盗まれたの?」

「え、えーっと、誰だったかな」

 でっち上げればいいのに、タカヒロは嘘がつけない。

「……」

 ため息が漏れた。

「だ、大丈夫だよ。みんなきっと、もう気にしてないから」

 もう気にしてない…? こいつは一体何を言ってるんだ…。

「俺はやってないんだ!」

 俺は怒鳴っていた。

「ち、違う、そういう意味で言ったんじゃ……」

 こいつだけは味方だと思っていたのに……。

「帰れ! 今すぐ帰れ!」

ちょっとケンジ、どうしたの?」

 母さんが部屋を覗いた。

タカヒロ君、ごめんね、せっかく来てくれたのに。ケンちょっと疲れてるみたいだから、また今度来てくれる?」

 タカヒロは母さんにお辞儀して、逃げるように去って行った。

2015-09-02

さいこ幽霊みたいなものが見えた

厳密に言えば幽霊ではないのだけど、他の人には見えないものが見えていた。それを姉に相談したら、それはきっと霊感だよと言われた。だから、それを漠然霊感だと信じていた。今で言えば共感覚と言われるものかもしれない。だが、そんな言葉も知らない幼少期は、自分には特別能力が備わってしまったのだと思っていた。

ある程度の年齢を重ねてそんなバカバカしい物を信じているのはおかしいと考えるようになり、見えている自分否定するようになった。見えていても見えていないふりをするようにしていたのだ。それを続けることによって見えていないと思い込むことは簡単だった。

だけどつい先日、それは再びわたしの前に現れたのだ。白昼の社内、人一人分の影が室内をウロウロとしていた。誰の影かはよく考えないとわからないが影の形やその動き方の特徴をよく見ていると、なんとなくそれが誰の影かがわかってくる。

今日のそれは部長のものだった。それに気づいて部長の机に目をやるが、部長はいもの様に自分デスクに座って書類に目を落としていた。

その2日後に部長は急な転勤になった。周囲の人間入社して間もないわたしの前では一様に事情を話そうとしないが、どうやら会計不正があったであろうことだけは分かった。

新人のわたしに誠実な態度で丁寧に仕事を教えてくれた人だっただけに、ショックは大きかった。

わたしの両親はわたしが物心がついた頃から自営で雀荘を営んでいた。幸いながら営業が順調だったこともあり母親も深夜まで働いていた。

わたしは小学校が終わると家ではなく両親のお店に直行した。そこでご飯を食べたし漫画も読んだ。暇になれば近くのゲーム屋さんや本屋さんに行っていた。眠くなれば片隅のソファ睡眠をとり、仕事が終わった母親に抱きかかえられながら家に帰った。放課後の大半はそこで過ごしていたのだ。

そんなある日、突然店の中を歩く人の影を見た。はじめは見間違いかと何度も見なおしたが、それは確かにそこにあった。その一部の空間けが暗く、人の形に動いていたのだ。

それが誰かの影かどうかまで考えなかったが、その日の夜に信用していた従業員お金を持ち逃げしたという話を、数日後に両親がしていているのを耳に挟んだ。

それからというもの、度々お店の中で人影を見るようになった。大半は誰の影かわからないままだがその影が現れると従業員が金を持ち逃げしたり、お客が金を借りたまま蒸発したりといったことが起こった。

そのことで親にも相談したことがあるが当然とり合ってもらえることはなかった。それどこか、子供大人の事情に口を挟むんじゃないと強くたしなめられてしまい、それ以降は親に相談することもなかった。5つ年の離れた姉に相談したのはその頃だった。

中学に上がると時折学校でも影が見えることがあった。大抵はその日か数日後に長めのホームルームが開かれた。理由の大半は盗難だ。

クラスはいじめも当然のようにあったために、このことを友達に話すことをしないまま高校に進んだ。

高校と言っても地元公立校である。大半は見知った顔だった。その頃には毎日のように色々な影が見えたが、かと言って毎日学校で何かが起こるかというとそんなことはなかった。

そんな時、影の一つが見知った人のものだとわかってしまったことがあった。仲の良い友達の一人だった。本人に何かしら聞いてみようかと散々迷った挙句気持ち悪るがられるのが嫌であきらめてしまった。

その友達は数日後に学校を退学した。万引というよりも窃盗に近い犯罪だった。

そのことがショックでわたしは影の存在を認めることが怖くなってしまった。友人と話すこともなんとなく避けるようになり、例え誰かと話をしていたとしても足元ばかりを見るようになっていた。当然のようにわたしの周りから人は離れていった。

不思議なことにそうすることで影を見る頻度が減っていくことがわかった。影そのものが減ったのかどうか疑わしく考えていた時に、教室内で音楽プレーヤー盗難が発生した。沈黙が続くホームルームの中、わたしは一人で嬉しさを噛み殺していた。

それからも色々と試してみたが、どうやら普段から下を向いていればたまに顔を上げた程度では影がみえないことがわかった。くだらない事件は相変わらず周囲で発生していたが、影が見えなくなれば別に気に病むような事にはならなかった。

そうして非科学的なことを悩むこと自体バカバカしいと思うようになり、とくに意識しなくても影なんてものは見えなくなっていった。そのうち、見えていたことが自分思い込みだったのではないかと思うようになり、そうしてこの年までそんな話自体も忘れていたのだった。

部長の一件を含めて今になって考えてみれば、どうやら自分に備わっているのはその人の後ろ暗さを見抜く力のようだった。

幼少期から雀荘という特異な環境に身をおいていたことで、何の気なしに人の表情や行動、しぐさなどを見ている間に、その中から誰かから何かを奪おうとしている機微を見抜いていたのかもしれない。

から何かを奪おうとする人間はそれだけ周囲に対する警戒心が強くなるということなのだろう。この歳になってオカルトな話をするようで恥ずかしいが、その相手から感じ取った漠然とした不安が影として見えていたのかもしれないということだ。

先日、社内の男性に食事に誘われた。部長が転勤になってからわたしの教育を買って出てくれた2つ年上の男性だった。こんなこともあって学生時代に満足に人付き合いもしたことのないわたしは、断る理由もなくなく誘いに乗ってしまった。

ところが、その日になってまた現れたのだ。事務所の室内を落ち着かない様子でウロウロとしている影であるしかも、最悪なことによく見ればその影は食事に誘ってくれた男性のものだった。

誘いを断ろうか寸前まで悩んだ。勤務時間内で何か事件でも起こってくれれば自然と食事もなくなってくれるだろうと淡い期待も抱いていた。しかし何事も無く終業時間を迎え、結局断るタイミングもないまま彼との食事に来てしまった。最悪自分身の回りのものだけ肌身離さずにいればいい。食事が終われば用事があるなどと理由をつけてすぐにその場を後にすればいいのだ。

心なしか店に案内する彼から得体のしれぬの緊張が伝わってくるかのようだった。

はじめのうちは仕事はどうか、人間関係問題ないか、そんな当り障りのない会話をしながら食事を楽しんでいた。そうしてある程度お酒も進んできたところでふと顔を上げると、いまだかつて見たこともないような大きさの色濃い影が彼の後ろに迫っているのが見えた。

一瞬で酔いの覚めたわたしは身の回りの所持品に緊張を張り巡らせた。影の存在以前に、彼の表情が見るからに緊張していくのが分かった。

「こんな人の目がある中でまさか

次に起こることが予測できない恐怖から逃げ出そうとした時だった。

次の行動を注意深く見つめるわたしに、突然彼は向き直って口を開いた。

「も、、、もしよければ、また食事に来ませんか?というか付き合ってください!」

しばらくの沈黙の後、やっと状況を理解したわたしは大声を出して笑い転げてしまった。

なんと融通の効かない能力なのだろう。彼が奪おうとしていたものはわたしの所持品ではなく、わたしそのものだったのだ。

そんな違いさえ判断できないなんて、なんて愛おしくもぶきっちょな能力なのだろう。

そんなわたしの気持ちなど知る由もなくあっけにとられている彼の手を握りながらわたしは答えた。

「こちらこそ。「こんなわたし」でよかったら。」

彼の表情が緊張から喜びに変わっていくと同時に、大きな影も姿を消していくのがわかった。

2015-07-16

小学校の頃は男子女子腕力差が顕著でなく、わりと対等だったし

当時は男子女子が別々に遊んだりして棲み分けられてる雰囲気があったよね

ホームルームなんかで男子vs女子で争うのも珍しく無かった

(まあ自分は当時から喪なので蚊帳の外だったが)

そういうこともあって

男女対等を目指す・男女で棲み分ける=小学生みたいに幼稚なガキの発想

女が一歩下がって男を立ててリードさせて男女混合=お互いに余裕がある大人な証

みたいな公式が出来上がってしまうってのもあるんじゃないかと

たまに女が相互監視し合って、男の前でアホの子なフリして、

男がアホの子を愛でてヤニ下がってるのを見ると

なんだか男女関係が壮大な茶番に見えてくるけど

それは自分小学生並みだからなんだろう

2015-06-26

チビデブメガネ、一人でズッコケ三人組です

http://anond.hatelabo.jp/20150626043416

今でも、メガネってだけで十分不条理いじめにあうことはあると思うけど?

小学生とき今日からメガネをかけ始めるっていう子がいて、

朝のホームルーム担任から紹介があって、

本人が泣きながらよろしくお願いしますみたいなことを言っていた記憶がある。

清水の舞台から飛び降りるみたいな感じだった。

差別かいじめのきっかけには、何にだってなる。

ある性質が本人の責任か否かは結構グラデーション的なものなので、

◯◯だから差別してよいというロジックをこそ撲滅すべきだと思う。

完全に本人のせいである事柄なんて、この世の中にあるのかしらん。

ただ、個人的には

天津向エロ詩吟じゃない方)の「チビデブメガネ、一人でズッコケ三人組です」っていうネタ

すごいなと思った。

2015-05-14

連帯責任の思い出

http://suminotiger.hatenadiary.jp/entry/2015/05/13/162046

 運動系教育現場における連帯責任話題を見かけ思い出したことがあった。

 私の通った中学では体育教師が毎年四月の授業プログラムとして基礎体力トレーニングなるものを行っていた。一度の授業に参加するのは2クラス男子それぞれ15名前後ずつの計30名程度。主な内容は短距離ダッシュ、中距離走、腕立て、背筋、空気椅子手押し車アヒル歩き、馬跳び、カエル跳び、アザラシなどなど全身の筋肉を万遍なくいじめてやるメニューを45分の授業時間いっぱいかけて行う。

 特に下半身への負荷が非常に高く、体育の授業があった翌日などはホームルームの起立着席時に男子の動きが緩慢でずいぶん時間がかかっていたことをよく覚えている。非常にキツイ授業ではあったが今考えてもそのメニュー内容はシゴキというレベルではなく指導範囲内であったろうことは先に明言しておこう。

 さて、この授業には掲題にあるとおり連帯責任ルールが取り入れられていた。

 2クラス合同で行われているところが味噌で各メニューを何本か連続でこなす最後の一本になるとクラス対抗の対決要素が加えられるのだ。

 勝利条件はメニューによって様々で馬跳びのように団体競技で先にゴールしたクラスが勝利となるシンプル場合もあれば、個人がそれぞれにメニューをこなし「ノルマを達成した者が多くいたクラスの勝利」「ノルマ未達成者を多く出したクラスの敗北」という場合もあれば「最も優秀な成績を出した一人が所属するクラスが勝利」「最も悪い成績を出した一人が所属するクラスが敗北」という場合もあった。

 敗北したクラスには連帯責任で都度ペナルティが科せられる。足上げ腹筋30秒。一人でも脱落者が出た場合、もう一度全員でやり直しとなる。ただし二回目以降は有志の人間が脚にボールを挟んでやり遂げれば、未達成者が出た場合でもペナルティ完了となる救済措置が用意されていた。

 ところで、ここまで他人事のように書いてきたが、私は昔からからっきし運動が苦手で、この授業でもクラスで一番足を引っ張る役どころとなっていた。その立場から言わせてもらうと、この授業には結果的には大変救われていたと今では感謝している。

 この一学期初めの一ヶ月の授業を通して、新たに顔を会わせたクラスメイトたちは互いの運動能力の差を否が応でも理解していくこととなる。そしてそれは運動能力の高いものが自ずと中心になり作り上げていく無言のヒエラルキー的な理解ではなく、各々の能力に応じてクラスの中での役割分担を作っていく形での理解だ。私にはこれがとてもありがたかった。

 もちろん運動ダメであることには違いないので、クラスメイトからのそのような認識が変わることはない。しかしそれは明らかな足手まとい、空気のように扱うべき存在としてではなく、フォロー必要存在としての認識だ。他に助けられた時、必然私は彼らに感謝言葉を伝える必要があったし、クラスメイトは互いに声援を送りあう必要があったし、誰かが今まで出来なかったことを達成した時には素直に賞賛し合った。それだけペナルティから遠ざかったのだから当然だ。

 そうして四月を終える頃に出来上がっていたその空気というのは一年継続することとなり、私は小学生の頃に比べて運動に携わる学校時間を格段に過ごしやすくなった。

 もちろん他クラスから嘲笑を浴びて嫌な思いをすることもままあったが、中学に入る以前はそもそも団体球技をしている時に同じクラスメイト運動ができる存在に話しかけることなど出来もしなかったのだ。それに比べれば、できないなりにチームに参加し励まし合うという体験ができたのはこのうえなくありがたいことだったのだ。

 私がそのようにクラスに受け入れられ、自身も前向きに取り組むことができたのは、あの四月の連帯責任ルールのお陰であったことを私は今でも疑わない。

 私はこの一事例をもって必ずしも連帯責任制度肯定的立場をとるわけではないが、せっかくなので書いてみた。

2015-03-26

河合塾ハイパー東大理類コースについて

 この記事東大理科類を志望して関東圏で浪人することを考えている方へ向けた記事です。筆者の経歴の都合上、河合塾ハイパー東大理類コースに関することが主となりますが、予備校やコースの選択について少しでも役に立てば幸いです。

筆者の紹介

 現役時76点差で東京大学理科二類不合格河合塾本郷校のハイパー東大理類コースを経て1浪で東京大学理科二類入学。現役時、東大即応オープンでは第1回、第2回ともに理科二類D判定、東大入試実戦模試では第1回、第2回ともに同E判定をとる。浪人時は、東大入試即応オープンでは第1回理科一類C判定、第2回同A判定、東大入試実戦模試では第1回同B判定、第2回同A判定。全統記述模試偏差値は第1回、第2回、第3回の順に国理65.0→69.9→71.2、理系67.6→72.1→73.7。

1.塾・予備校の選択

 浪人方法として自宅浪人、仮面受験も考えられますがここでは塾・予備校について筆者の経験を交えつつ書きます

 まず、浪人に当たって欲しいもの不要ものを考えました。

  欲しいもの

  ・自習室勉強に集中できる環境

  ・質問に答えてくれる人

  ・添削

  ・切磋琢磨することができる友達(話相手)

 (・テストゼミ

  不要もの

  ・センター対策講座

  ・リスニング対策の授業

 (・現代文の授業)

筆者の場合上記のような感じでした。この時点で自宅浪人の選択肢は消えました。奨学金制度を考えない場合私立大学で4年間過ごすよりも1年間浪人してから東大で4年過ごす方が安く済みます。また「切磋琢磨することができる友達」の数の点で実績のある大手予備校に絞られました。つまり、低迷している(ように感じられる)代々木ゼミナールとまだ既卒生の事業に参入して間もない東進ハイスクール選択肢から除外し、駿台予備学校河合塾から決めることにしました。この2つは学校法人でもあります。以下は駿台予備学校河合塾比較になります。※2014年度版

  駿台予備学校

費用

 入学金 100,000円

 授業料(年間)

 スーパー東大理系 700,000円

 スーパー東大理系集中 740,000円

 スーパー東大理系演習 740,000円

 プラスワンコース(センター補強)は+25,000円

・特徴

 50分授業(1日最大8時限)

 座席指定

 1日の時間割には「10分休憩」が4回、「20分休憩」が2回、「50分休憩」が1回ある

 毎朝ホームルームがあり、定期的にロングホームルームがある

 自習室の利用時間(時刻ではない)に制限がある場合がある

  河合塾

費用

 入塾金 10,0000円

 授業料(年間)

 ハイパー東大理類 570,000円

 プレミアム東大理類 750,000円

 東大理類 680,000円

 東大理類プラス 765,000円

・特徴

 90分授業(1日最大5時限)

 座席自由

 休憩時間は各20分で昼の休憩が50分

 週に1度ロングホームルームがあるが、ホームルーム存在しない

 自習室の利用時間制限はない

 スカラシップ駿台予備学校と比べ取り易い

 チューター講師の間に連携がある(指導する上で重要だと思います

 通常授業は主に基礎シリーズ(4~7月)、完成シリーズ(9~11月)、実戦シリーズ(11月、12月をまたぐ2週間)からなる

 

 ○共通事

 駿台予備学校にはティーチングアドバイザー河合塾にはフェローと呼ばれる「質問に答えてくれる人」(添削指導も頼めば行ってくれる)が講師とは別にいる

 クラス担任チューター)がいる

 個人面談がある(必須のもの任意に頼むものがある)

 生活カウンセラーがいる

 自習室には解放教室(授業をする教室を自習用に開放している部屋)と個別ブースがある(ただし駿台はいずれも座席指定であるのに対し、河合塾では個別ブース指定制、解放教室基本的座席自由である

 塾生寮が存在する

 東大教授による講演会OBOGによる講演会がある

 駿台予備学校にはフロンティアホール河合塾にはスカイラウンジといったような食事の可能なスペースがあり昼食の時間には賑わう(教室でも休み時間は飲食できます

 東大クラスだが、京大東工大のような国立医学部を志望する生徒も所属している

おおまかには以上のようになります。次に東大専門校舎における各コースの特徴を見てみます。以下にざっとまとめましたが、筆者は浪人駿台に在籍していないので「スーパー東大理系」や「駿台東大クラス」等のワード検索すると駿台クラスに関するより有益情報が得られるかと思います

  駿台予備学校御茶ノ水

スーパー東大理系コース/スーパー東大理系集中コース

 この2つのコースの授業は合同で行われますスーパー東大理系コースのコマ数はおよそ31コマで、集中コースの生徒には加えて土曜日パワーアップセミナーと呼ばれる演習の授業(4コマに相当)があります。4月に実施されるプレースメントテストの出来により上から順にSA,SB,SCとクラスが振り分けられるそうです。1クラスの人数は150~200人だそうです。SAは4割程度、SBは数人が受かり、SCは滅多に受からないと聞きます

スーパー東大理系演習コース

 コース名の通り演習を重点的に行うコースです。授業は通常約32コマ土曜日テストを行うことが数回あるそうです。4月に実施されるプレースメントテストの出来により上から順にSX,SY,SZとクラスが振り分けられるそうです。1クラスの人数は30~40人らしいです。SXはほぼ全員、SYは8~9割、SZは4割程度が受かるそうです。

  河合塾本郷

ハイパー東大理類コース

 数学理科の授業が必修で英語国語センター試験対策社会科目のみ)は自由選択です。数学理科以外の授業は6つまでの選択では料金が変わらず7つ以上選択すると上で述べた料金に1つ当たり18,000円(記憶曖昧ですがこれぐらいの値段だったと思います)が加算されます。授業をすべて選択しても東大理類コースよりも安いので非常にお得です。筆者は現代文センター試験対策以外の計7つの授業を選択しました。すべての授業を選択した場合週18コマです。クラスは1つのみで、1クラス60人程度でした。説明会では7割が受かると聞いていましたがその通りだったように思います東大即応オープンにおけるクラスの平均点は第1回、第2回ともに理科一類のA判定ラインを超えていました。理三には少なくとも3人受かっていました。

プレミアム東大理類コース

 数学がSEG監修のテキストプレミアム専用です。講師もSEGで教えている先生です。筆者の在籍していた年は物理講師が苑田先生でした。授業時間の延長が大変多いが高校範囲にとどまらない面白い授業だったと聞いております。週18コマで授業はすべて必修です。クラスは1つのみで、1クラス60人程度でした。説明会では7割が受かると聞きました。東大即応オープンにおけるクラスの平均点は第1回、第2回ともに理科一類のA判定ラインを超えていました。

東大理類コース

 週18コマで授業はすべて必修です。クラスは1つのみで、1クラス70人程度だったような気がします。説明会では3割が受かると聞きました。

東大理類プラスコース

 「東大理類コース」の授業に加えて土曜日プラスゼミと呼ばれる演習の授業がありますクラスは1つのみで、1クラス60人程度だったような気がします。説明会では3割が受かると聞きました。

以上の情報と「周囲のレベルが高い方が成績は伸びる」という過去経験駿台に通っていて合格は確実と思われていたのに東大に落ちた3人の知り合いの存在(飽く迄個人的ものです)などから筆者は河合塾本郷校のハイパー東大理類コースに決めました。細かく言えば、テストゼミ添削が多いことや授業が自由選択であること、東大理科数学試験時間が150分であるため90分授業の方が都合がよいことやMEPLOの合格実績、自習室が充実していること、本郷校の校舎が綺麗であったこと、何より料金が比較的安いことが理由です。なおハイパープレミアム東大即応オープンでC判定以上をとったことがあるか全統模試の成績がそれなりに良ければ認定下りますし、認定テスト基準もおそらく緩いので認定が欲しければ臆せず認定テストを受けると良いです。

2.河合塾理系コースについて

 河合塾理系コースについてより詳しく説明します。生物現代文センター試験対策の授業については書けませんがご了承下さい。

ハイパー東大理類コース

  数学

 専用のテキストを使用します。基礎シリーズでは3週間に2回程90分4題のテストゼミを行いますテキストテスト問題レベルは市販の問題集で言うと「やさしい理系数学」程度だったように思います。完成シリーズでは3つある授業のうち2つがテストゼミのみになります。一方は150分6題の東大東大レベルテストを行い、次の週に解説という形式です。つまり2週間に1回東大模試を受けるような感じです。もう一方は毎週分野別の90分4題のテストです。こちらも東大試験レベルだったように思います。残る1つの授業は演習の授業で、テキスト問題は骨のあるものばかりなのでじっくり考えて授業に臨むと良いと思います。基礎シリーズ積分計算に重点を置いた自習用テキストハイパー専用の基本事項集が貰えます。基本事項集から学ぶことも多かったので蔑ろにしない方が良いと思います。夏前に分野別で問題掲載された自習用問題集が貰えますが授業と比べると簡単です。

  物理

 プレミアムと共用の専用テキストを用います。基礎シリーズ力学、熱、波動を扱います。各分野の確認として基礎シリーズに3回75分3題のテストゼミがあります問題レベル東大と同程度かそれ以上だったと思います。完成シリーズでは電気磁気原子を扱います。こちらも各分野の確認として2回75分3題の同様のテストゼミがありますテキストが終わると4回ほど東大形式の75分3題のテストゼミを行います。実戦シリーズでも同様にテストゼミを行いますテストには東工大早稲田問題東北大後期試験などを用いているので75分で解ききることはほぼ不可能ですが問題を解く順番や記述の仕方を工夫して得点を最大化することを目標に取り組むと良いと思いますハイパープレミアム専用の自習用テキストが貰えるのですがこれはテーマが明確で解答も極めて簡潔なので個人的に「難問題系統とその解き方」や「名門の森」よりも学習効果が高いように感じました。

  化学

 こちらもプレミアムと共用の専用テキストです。基礎シリーズでは理論、有機を扱い、完成シリーズでは無機を扱います、基礎シリーズに2回、完成シリーズに1回東大型のテストゼミがあります。そのほかに完成シリーズでは理論、有機のテストを行います。実戦シリーズでは東大型のテストゼミを行いますテキストには自習用の問題も載っているのですべて解くと良いと思います

  英語

 通常の「東大理類コース」と同じテキストです。基礎シリーズは文法・語法、英作文、英文解釈、長文読解、いわゆるネイティヴによるリスニング自由英作文の授業があります。完成シリーズは文法・語法、英作文、英文読解、東大形式の英語東大形式のリスニング・英作文の授業があります

  古文と漢文

 通常の「東大理類コース」と同じテキストです。どちらも非常にわかやすい授業でした。東大問題限定されていませんが、論述に軸を置いた授業で、基礎シリーズ、完成シリーズではそれぞれ4回ずつ添削してもらえます。サブテキストが役立ちました。

プレミアム東大理類コース

  数学

 上で述べた通りSEG監修のテキストを用います。こちらもハイパーと同様にテストゼミがあるようです。内容についてはよく知りませんがテストは難しく平均点が80点満点で20~30点だと聞いたような気がします。

 他の科目はハイパーと変わりませんが物理は苑田先生化学はSEGでも教えている先生だったそうです。

東大理類コース/東大理類プラスコース

  数学

 ハイパーと比べるといくぶんか基本的な内容だったように思います。そのぶんハイパーよりも演習量は多そうです。テストゼミは実戦シリーズのみだったかと思います

  物理化学

 基礎シリーズで全分野を網羅し完成シリーズで応用問題を解くそうです。テストは通常カリキュラムにはなかったような気がします。

 他の科目はハイパーと変わりません。

 どのクラスも追加料金がかかります自然科学小論文の授業を取ることができます

3.講習について

 夏期講習、冬期講習は生活習慣の維持や自分で進んではやらない科目の演習量確保が主な目的となると思います。通常授業だけでも十分なので特に目的がない、必要を感じないのであれば取る必要はないと思います。通常授業の復習の方が大事だと思います。筆者は夏に英語、冬に英語センター地理の要点整理の授業を取りました。多少不満な点でしたがこの講習だけでセンター地理で8割取れたのでやはりセンター対策の通常授業は取らなくても良い気がしました。

 直前講習は東大形式のテストゼミが多いのでセンターぼけからの復帰(初めからセンターぼけしなければ何の問題もありませんが)などの目的で受けることを勧めます早慶対策東大対策テストをすべて受けましたが早慶対策問題形式が早慶と一致しているかしかったので効果があったかは疑問です。不安ならば受けると良いと思います

4.最後

 様々な塾・予備校、コース、クラスに入り浪人した同期の友人を見ていると合否は授業やテキスト以上に環境の影響を受けて決まっているように思われます。ぜひ塾・予備校選びの段階から慎重に考え悔いのない選択をして欲しいと思います。初めに筆者は現役時76点差で落ちたと書きましたがハイパーの友人で現役時に50点差、60点差で落ちている友人は複数人いたので環境が良ければ珍しいことでもないと思います個人的には「ハイパー東大理類コース」は最高の環境だと考えていますが、環境もまたその内部の人々によって影響を受けるので年によっても異なるでしょう。現役で合格できれば何の問題もありませんが、もし不合格となってしまったならば次で決めればよいだけです。浪人するからには点を伸ばし合格最低点を超えるために必要なことを考え、実行し、第1志望校合格しましょう。あなた最後まで油断せず悔いのない浪人生活を送ることを願います

2014-10-24

5人の差は大きいと書いた高校教諭増田です

http://anond.hatelabo.jp/20141023160653

http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20141023160653

増田でこれほどブクマついたのが初めてで興味深く読ませていただきました。ブコメTwitter での言及も。

せっかくなのでそれらを見てまた感じたことを軽く書いてみようと思う。

自分で読み返して

数々のコメントの内容の前に。

HR(ホームルーム)での違いについて

そういれば学級経営についての言及がなかったなと。自分担任経験がなく感じたまま書けることが授業くらいなものだった。

自分のこれまでの経歴では職員数の多い高校での勤務しか経験がなくそこでは一人一分掌的に、担任か、それ以外(総務、教務、進路など)といった組織体制だった。当初は常勤講師としての勤務で担任は持たせてもらえず、教諭となった今、前任校で経験のあった同じ部署仕事をしており、次年度の分掌として学級担任希望しているという次第。

また後でジョブローテーションなんかについても述べるが、今の勤務校が教育困難校である不安も大きいが自身教員としての力量形成キャリア形成として早くに学級担任を持ちたいと思っている。ちなみに年齢的に言うと大学卒業してから一般企業に務めた経験があり、ぎりぎり若手というくくりに入れてもらえるかなというところ。

で、HRについてだが、担任経験者にこういった人数についての話を聞くと、自分の近くではこんな感じだ。

学級経営としては大きな差異を具体的に感じるわけでもなさそう。ただやはり教室に5人増えるだけで教壇で感じる圧迫感が強いのは共通している。

中学校について

これも高校範囲しか書かなかったので。ここに書くことは教育業界にいる人間の、現場から聞いた話と少しの憶測である

例えば高校なんかは義務教育でない上に、多少近い傾向を持った生徒が集まる。それに対し義務教育である中学校は、公立校には基本的地域から選り分けられることなく生徒が集まる。で、ここで短絡的に「小中学校学校による差は無く幅広く多様な生徒が集まる」とは言えない。地域による差があるからだ。

柄の悪い地域というのはどこにでも存在する。よく「団地の多い地域中学校での教育は大変」なんて言ったりするが、比較生活水準が低く、片親であったり家庭環境が複雑であったりする家庭の多い地域がある。そういった地域では、家庭でも子供幼児教育初等教育に割く余裕がない分、ちょっとした勉強の躓きから ADHDLD などの障害までが見過ごされたまま子供が育ちがちだったりする。他方では経済的に余裕があり子供教育にも家計を割くことができる家庭の多い地域があり、そういった地域間教育格差が生まれるのは必然である

そういった「落ち着きのない騒がしい小学校」「柄の悪い中学校」を経験した人も多いのではないだろうか。

そんな中で、高校教員自分が言うのもなんだが小中学校教員の方が激務だ。これは残業時間などのデータにも出ている。まず小学校は言うまでもなく担任ほとんどの授業を行う。また高校教員は大体の授業数が週 12〜18 コマであるのに対し、中学校では多い場合 20 を超える。まして人格形成高校よりもなされていない中学校でそれだけの授業をこなさなければいけない。またその上、子供達の部活動には高校よりも張り付いて監督していなければならないし、部活動が終わり職員室へ戻って授業準備でもしようとした所に近所のショッピングモールから万引き通報が入ったりする。

まとめると、小中学校は平均的とは決して言えず、自分が前記事で書いたような教育困難校は小中学校でもちゃんと存在し、そんな中で上述のような業務をこなさなければいけないのだ。高校自分が前記事のような主張をしたくなるのだから、小中学校は尚更であろうと思う。

ブクマTwitter 等でのコメントについて

思いの外応援や労いの声が多く嬉しかったです。ありがとうございます

大変な5人の隔離について

コメントに多かった声。「5人を隔離すればよいのでは」から「また別の5人が発生」まで色々。

まずその「大変な5人を隔離」については、習熟度別学習もそれに近い性質もあるように思う。試験などの成績でクラス分けを行うことが多いが、それで低学力の子が少人数で集まると、そのチームで学習が行き届くようになるケースは往々にしてある。ただそれで学級一つを作るとなるとそう簡単ではないだろうなとも。

以前は特別支援教育についてもそういう生徒を分けて特別教育をという考えがあったけれど、今は健常な生徒から課題を抱える生徒まで包括して一人ひとりに良い教育をという(理想論に過ぎる)方針に転換しているので(インクルージョン教育)、そこは今の教育の目指すところではないのだろうなぁ。

120人クラスにして、正担任1人、副担任2人の3人チーム案

単位制みたいなイメージだろうか。特定の小規模な学級を持たず自由化ということだろうが、まずもっと教員必要だろうと思うけどそれにしても現実的ではないだろうなぁ。

特に自分の勤務校にいるような生徒は自分で正しく判断していく力が乏しいし、持続的な集中力が乏しく激しい私語などで授業を引っ掻き回すような生徒はその場の楽しさだけを求めて集団で固まり結果授業が崩壊しそう。そこへのサポート案でもあれば。

30人が35人になっても同じ理屈でぜんぜん違うとか言い出すんだろ甘えんな

甘えだと言われても詮ないのだが、実際ぜんぜん違うだろうし、似たような原因から似たような事も起こる。ただしどちらがいいかは別問題。後述するがそこにいる生徒たちによって理想的な人数はそれぞれ違う。それが現実的でないのもお分かりであろうが、自分の中ではこれ以外に具体的な案はない。

その他人数について

自分は少なければ少ないほど良いとは思わない。集団生活能力関係形成能力客観的意識の育成のためにもある程度の人数の集団必要である。そのための場が生徒にとって、30人前後の学級なのか、10前後部活動なのか、15人の特別支援学級なのかはわからない。またこれまでの授業経験でも学級の経営一つで25人の授業が30人になった後でも良くなるケースだってある。生徒たちが自身にとって最も有用集団に属するのが良いと思う。

生身の教師が直接授業する意味ってあるの?

http://anon.isc5.com/2014/10/kyousi.html

記事にいくつかの事が書かれているけどそれらについて。

通信もあるし教員免許のない塾講師にも指導はできるし学校意味はあるのか

通信制高校全日高校も同じ学校だし、それらと塾もまた別だし混同しすぎ。

まず通信制全日制など様々な学校があるのは当然生徒たちに適した学校教育が受けられるため。

あと教員免許状について誤解されているようだが教科指導技術だけで免許を取得しているわけではない。教科指導のみでなく発達心理を学んだ上での生活指導カウンセリング自己実現のための進路選択指導、全てが学校での教育活動でしょう。

教育効果管理能力は違う

目が届くようになるという意味で使っているケアというのは教育でなく管理ではないのか、ということだと理解したけど、その初動からの全てがその生徒のための教育活動。仰る通りだが、教室に座って念仏を聞くだけで教育とは言えない。実際、前記事に書いたような情緒の安定しない課題のある生徒だって、そんな状態で授業を受けなさいといったところで知識・理解なんて深まらない。じゃあどうするのかというと、この場にはいない方が良いと判断した場合、例えばとりあえず付き添いをつけて保健室や職員室の担任の元へ行かせたりする。そこでその場のケア、そしてその後情報交換をし、その子のアフターフォローについて話し合う。その授業一つ一つだけでなく、組織で取り組むのが教育活動である

教室という空間自体に疑問を持っておられそうだが、当然、そこにいることが有用でないのであれば通信制高校などで高卒資格を取得すればいい。現任校のような全日制課程に所属する生徒に対しては、その学校高校生活を送り卒業することを希望したと判断教育を行っている。もちろんそこには保護者も介在しそんなシンプルな話ではないが。

単に、分からない授業を受けるのは退屈なだけなのでは?

突っ込みを入れられている前記事の事例が極端だったので良くなかったかもしれない。年間を通して指導をしていると、教室にいる・いないの問題だけでなく、成績にも環境による差異は現れる。数人人数の減る科目だけ授業に取り組み、結果その科目のみ伸びるというようなことだ(もちろんそんな単一な要因であることも多くはないが)。あとこれについてだけは無いが大きな要素として理解していただきたいのだが、勉強学習けが教育でなく、特にうちのような困難校ではその生徒がいかに健全学校生活を送れるかが大事。そのためには人数を含め教室環境というのは大きすぎる要素だ。その上にあって生徒が負担を感じることな教室にいられる環境を敷くことができるのであればそうしたいだろう。

人数が少ないほど良い?!

人数については前述したので割愛。この記事への返答は終わり。

ここに書かれた状況は教員仕事なのか?

そうだと思ってやっています。教科指導生活指導進路指導、全て教員仕事です。

レベル低い高校に赴任する教諭は、指導能力が乏しいか

結論から言うとそこの相関関係は無い。地域による違いもあると思うけど、一応教員の力量形成のためのジョブローテーションは存在する。

まず基本としては、様々な学校で勤務をすることが教員経験・力量にもなるし、さらに言うと管理職候補も養成しなければならない。そのために普通学校だけでなく、工農商の実業高校定時制単位制高校進学校など様々な環境学校を出来る限り経験しましょうというような方針がある。その上で自分の勤務経歴は、まず常勤講師は力量関係なく空いた枠に入るしかない。そして正規教諭になり、まず最初経験を積むという段になっている。そのため、自分も数年後には異動することになる。優しいコメントもあったけどその異動までは現任校で頑張る所存。

ただ実態としてそうもいっていない現実もある。例えばある都道府県は初任者はちょっとした郊外田舎に勤務することが割合として多い。何故かと言うと都心部から中堅教員が動きたがらないから。そこには持ち家を持っているとかそういう事情もあるが、なんせ勤務年数の長い教員わがままを言う。都心部通勤が楽、その上学校が中堅進学校であったりすると居心地がよくなる。進学指導に躍起になることもなく生徒指導も手がかからないからだ。初任者は数年で異動させる慣例があったりするが中堅はそうでもなく、異動希望を出さなければ長年在籍することができるので、そこにつけいって、なかなか異動しない。自分は割りと本気で様々な問題の病巣がここにあると思っている。

またそんな中にも、様々な問題のある定時制高校でも勤務時間仕事量の少なさから長い間在籍する変わり者もいる。定時制なんかには変な教員・使い物にならない教員が多いなんて声を見たことがあるが、自分はそこまで極端な話ではないとは思いつつも、組織の中で周りと上手くやっていくことが苦手で職員数の少ない定時制に在籍する教員もいるので、まぁねぇ、というところ。

エビデンスは?

個人の感想です

そういう趣旨記事じゃないです。

義務教育じゃないんだから放置

教育困難校は本当に、高校生はいえその時その時の刹那的感情に素直な生徒ばかりなんです。そんなわけにいかない。

高校を出て就職をする。そのために就職試験がありその中では「高校数学なんて世の中で使わねーよww」なんて言っていられない。就職試験因数分解三角比問題を解くことが就職につながる。

そんな、教科教育の意義・理想論なんて話以前の、これ以上なく現実的なことでさえ、生徒たちは自分判断学校生活を過ごすことはできない。数学なんて知らねーよ。約数ってなんだっけ。分数って上割る下だっけ。あーもうやだ数学嫌い。ツムツムしよ。

感覚として、今授業をしていて、まだ大人しい1年生の教室の中で、集中してついてこれている生徒 4/5 ,残りがちょっと厳しそうというところだ。そこで自分が授業中、注意や指摘など、教科指導以外のことを放棄したとしよう。怒られない。喋る声で授業聞こえない。あ、LINE きた。そんなこんなで授業を聞く生徒は 3,4 人になるだろうなと思う。

そうなると学校経営破綻する。ただでさえ入学から卒業までに数十人が転退学するような学校だ。進級・卒業就職と進んでいける生徒がいなくなるだろう。そしてそこに「義務教育じゃないんだから」は酷だ。生徒の声に答える事だけが我々の職務でなく、そこには子供自己実現を願う親がいる。それを求める地域社会がある。そのために学校存在する。

最後

繰り返しになりますが、多くのコメントの中様々な視点があり本当に面白かったです。たかだか学級人数の話から少し広がりすぎたが、まぁ面白く読んでいただければ幸い。

皆様の生活があり自分仕事があることも事実であり、そんな社会に少しでも還元できればと思って働いてまいります仕事が楽になればとも思うけど、それ以上に生徒たちが少しでも良くなればとお祈りして、今回の件についての記事を締めます

2014-10-03

ラノベ以下のしょうもない人気小説10作品

なんか前書いたやつがブクマ300超えちゃったみたい。コメント読んでないんだけど、調子に乗って、ぼくがこれはラノベよりひどいなと思った有名な人気小説を紹介したいと思う。

どれも超人作品なのでぼくの感覚おかしいだけなのは十分わかってはいるのだけど、こう思うひともいるってことで。本気でラノベのほうがマシだと思っている。こういう小説を好んで読んでるくせにラノベ批判してるやつらって頭おかしいんじゃないのって思う。

というか、そもそもフォークナーナボコフ原書で読むような日本に1万人いるかもわからないガチ文学オタクのひとたちがわざわざラノベだけを指定して批判するなんてことがありうるのかってことなんだけど。世界レベルの傑作を読んでしまうと、ラノベも一般層向けの大衆文学も大差ないよねって話になるわけで、ラノベはだめで一般層向けの大衆文学はすばらしいなんて話には絶対にならないと思うんだが。

ラノベはたしかにくだらないが、一般層向けの大衆文学だって同じようにくだらない。一般向けの大衆文学擁護するくせに同じ大衆文学カテゴリーラノベ批判するのは意味がわからない。どっちも同じだよ?

でははじめます

1 湊かなえ告白

ひどすぎて絶句する。プロ小説とは思えない。こんなものが大量に売れる日本は終わってるなと思わせてくれる。ぺらっぺらで何もない。ラノベ1冊読むのに40分かかるぼくが20-30分で読み終わる程度のうすーくかるーいゆるふわ小説

>http://www.amazon.co.jp/dp/457551344X/>

愛美は死にました。しか事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人家族」と次々と変わり、次第に事件全体像が浮き彫りにされていく。

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2 重松清流星ワゴン

重松清って有名だからどんなもんじゃいと思って読んでみたが、ほんとにしょうもない。こういうくだらないの読んでなにかいもの読んだ気になっちゃうのはどうなんだろうな。まあ小中学生までかな。ラノベのほうがまし。

>http://www.amazon.co.jp/dp/406274998X/>

死んじゃってもいいかなあ、もう…。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議ワゴンに拾われた。そして―自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか―?「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。

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3 村山由佳天使の卵

アホか! と叫んでしまう。「みずみずしい感性」ってこんなものかよ。エンタメのだめさが如実に表れている。こういうのを読んでいい話だと思っちゃうひとはあぶないのでは。『半分の月がのぼる空』でも読んだほうがまし。

>http://www.amazon.co.jp/dp/4087484920/>

そのひとの横顔はあまりにも清洌で、凛としたたたずまいに満ちていた。19歳の予備校生の“僕”は、8歳年上の精神科医にひと目惚れ。高校時代ガールフレンド夏姫に後ろめたい気持はあったが、“僕”の心はもう誰にも止められない―。第6回「小説すばる新人賞受賞作品。みずみずしい感性で描かれた純愛小説として選考委員も絶賛した大型新人デビュー作。

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4 薬丸岳天使ナイフ

評価が高かったから読んでみたが、ほんとにしょうもない少年漫画か! と言いたくなる、糞みたいな人間関係ストーリー展開。主人公はさっさと死ねと思った。例外中の例外神様のメモ帳』のほうがまし。

>http://www.amazon.co.jp/dp/4062761386/>

生後五ヵ月の娘の目の前で妻は殺された。だが、犯行に及んだ三人は、十三歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。四年後、犯人の一人が殺され、檜山貴志疑惑の人となる。「殺してやりたかった。でも俺は殺していない」。裁かれなかった真実必死に向き合う男を描いた、第51回江戸川乱歩賞受賞作。

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5 J.K.ローリングハリー・ポッターと賢者の石

日本語訳がひどすぎるという話は知ってる。それにしてもひどすぎる。ファンタジー大好きなぼくでも全然内容が頭に入ってこなかった。かといって原書読もうとも思えない内容だった。要するに俺TUEEE小説。これだったら「さすおに」こと『魔法科高校の劣等生』読んだほうがよい。

>http://www.amazon.co.jp/dp/4915512371/>

ハリー・ポッター孤児。意地悪な従兄にいじめられながら11歳の誕生日を迎えようとしたときホグワーツ魔法学校から入学許可証が届き、自分魔法使いだと知る。キングズクロス駅、9と3/4番線から紅色汽車に乗り、ハリーは未知の世界へ。親友のロン、ハーマイオニーに助けられ、ハリーの両親を殺した邪悪魔法使いヴォルデモートとの運命の対決までの、息を飲む展開。9歳から108歳までのファンタジー

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6 カーレド・ホッセイニ君のためなら千回でも

ハヤカワepi文庫積極的に集めているのだけど、そのなかでもしょうもなかった作品がこれ。まずタイトルがアホ。原題はこんなんじゃないのだが、日本人向けあほタイトルにしたらしい。もうね、日本人はなめられてるよ。内容はほんとにくだらない。アホかって千回叫んでしまう。

>http://www.amazon.co.jp/dp/4151200436/>

君のためなら千回でも!」召使いの息子ハッサンはわたしにこう叫び、落ちてゆく凧を追った。同じ乳母の乳を飲み、一緒に育ったハッサン。知恵と勇気にあふれ、頼りになる最良の友。しかし十二歳の冬の凧合戦の日、臆病者のわたしはハッサン裏切り、友の人生破壊した。取り返しのつかない仕打ちだった。だが二十六年を経て、一本の電話がわたしを償いの旅へと導く―全世界八〇〇万人が涙した、衝撃のデビュー長篇。

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7 ジャック・ケッチャム『隣の家の少女

やたらとネットで絶賛されてるので読んでみたが、ほんとにしょうもなかった。構成は下手だし、描写もなんだかなあ。もっとヘビーでまともな文学はいくらでもあるよ。ケッチャムは有名になりすぎちゃったね。一部のカルト的人気でおさまっていればよかったのに。萌えラノベのほうがましなのは言うまでもない。

>http://www.amazon.co.jp/dp/459402534X/>

1958年の夏。当時、12歳のわたし(デイヴィッド)は、隣の家に引っ越して来た美しい少女メグと出会い、一瞬にして、心を奪われる。メグと妹のスーザンは両親を交通事故で亡くし、隣のルースチャンドラーに引き取られて来たのだった。隣家の少女に心躍らせるわたしはある日、ルース姉妹折檻している場面に出会いショックを受けるが、ただ傍観しているだけだった。ルース虐待は日に日にひどくなり、やがてメグは地下室に監禁されさら残酷暴行を―。キングが絶賛する伝説の名作。

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8 トニ・モリスン『ビラヴド』

言わずと知れたノーベル賞作家なのだが、まあつまらないものはつまらない。でも海外サイトおすすめ文学みたいなリストにはよく入ってる。ちょっとよくわからない。これだったらフォークナー読んでたほうがずっといい。モリスンは調子に乗りすぎ。ラノベのほうが読みやすいしおもしろい。

>http://www.amazon.co.jp/dp/4151200576/>

奴隷のセサとその娘は幽霊屋敷暮らしていた。長年怒れる霊に蹂躙されてきたが、セサはそれが彼女の死んだ赤ん坊復讐と信じ耐え続けた。やがて、旧知の仲間が幽霊を追い払い、屋敷平穏が訪れるかに思えた。しかし、謎の若い女「ビラヴド」の到来が、再び母娘を狂気の日々に追い込む。死んだ赤ん坊の墓碑銘と同じ名のこの女は、一体何者なのか?ノーベル賞受賞の契機となった著者の代表作。ピュリッツァー賞受賞。

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9 カズオ・イシグロわたしを離さないで

しょうもなさすぎる。イシグロはブッカー賞作家なのだが、ブッカー賞作家でいえばクッツェーの足元にも及ばないと思う。ぼくは世界的な作家ではモリスンとイシグロが大嫌い。ラノベ読んでたほうがまし。

>http://www.amazon.co.jp/dp/4151200517/>

優秀な介護キャシー・Hは「提供者」と呼ばれる人々の世話をしている。生まれ育った施設ヘールシャム親友トミールース提供者だった。キャシー施設での奇妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に力を入れた授業、毎週の健康診断保護官と呼ばれる教師たちのぎこちない態度…。彼女の回想はヘールシャム残酷真実を明かしていく―全読書人の魂を揺さぶる、ブッカー賞作家の新たなる代表作。

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10 志賀直哉暗夜行路

純文学だが、とにかくつまらない。これ以上つまらない小説存在しないのではないかというくらいにつまらない。文体うつくしいというが、個人的にはそこまでいうほどかなと思う。なんか置きにいってキレイに整えているだけで、文章おもしろさを感じないんだよな。純文学にもラノベ以下のがあったんですねえ。

>http://www.amazon.co.jp/dp/4101030073/>

祖父と母との過失の結果、この世に生を享けた謙作は、母の死後、突然目の前にあらわれた祖父に引きとられて成長する。鬱々とした心をもてあまして日を過す謙作は、京都の娘直子を恋し、やがて結婚するが、直子は謙作の留守中にいとこと過ちを犯す。苛酷な運命に直面し、時には自暴自棄に押し流されそうになりながらも、強い意志力で幸福をとらえようとする謙作の姿を描く。

<<

 

 

と、いろいろ中身のない愚痴を言ってみたけど、これらはどれも超人小説なのであり、世間評価されてるわけで、グダグダ言ってるぼくがおかしいのは間違いない。つまり、逆に言えば、自分が平均的な人間だと思うなら、ここで挙げた小説を読んでみたら楽しめるかもしれないってことだ(『ビラヴド』『暗夜行路』以外は)。ただ、ぼくみたいな人間も一部にはいるというのはたしかなことで、そういう人間にとっては、これらの人気小説よりもラノベのほうが価値がある。ちなみにぼくはべつにラノベばっかり読んでる人間というわけではない。

ラノベ擁護したいのは、一般層向けのくだらない大衆文学しか読まないような人間ラノベ馬鹿にしていたからだ(前も書いたのだけど、かれらはカントヴェーバーアドルノなど文学部で絶対に読むような本すら読んでない。そんな無教養人間が多い)。きみの読んでる小説ラノベと大差ないのだがねといいたいのだけど、いちいち突っ込みいれてたらなんかけんかになるしいえない。というわけでここで書いたわけ。

いや、ほんとにラノベとその辺の大衆文学に差はないよ。基本的にどっちもくだらないのが多い。そしてラノベにも見るべきものはあるってこと。そんなシンプルな話なんだが、なんで議論になるのか。ひとによってはぼくみたいに、ラノベノーベル賞作家作品ですらあるわけ。ラノベからくだらないってのはおかしな話だわな。

ラノベを見下したいやつらってなんなんだろうね。上でも書いたけど、文学オタクラノベを見下すってほとんどありえないことだよ。だってまず最初から相手にしてないんだからラノベを見下しているのは大衆文学のファンなんだよね。ラノベ大衆文学の一部なのに。読み捨てのエンタメ同士仲良くしろよって思う。

 

 

言っておくけど、べつに釣りではないよ。いつも思ってることを書いてみただけ。

2014-09-23

主催したビンゴ大会最初ビンゴしてしまった話

100-1=0』という言葉を知ってこんな体験を思い出した。

高校2年の秋だった。

秋学期最初のロングホームルームで、今後のレクリエーションの予定を立てていた。

私はレク係のひとりで、その会を取り仕切っていた。

話し合いの中でそのうちのひとつビンゴ大会に決定した。

レク係の私はクラス会予算から景品や道具を準備するよう任された。

責任をもって寄り道をし、必要な物を買い揃えた。

10,000円の景品予算の内訳はこうだ。

図書券(5000円分)、図書券(2000円分)、図書券1000円分)、以下諸々...

(金額に関する記憶曖昧だが、とにかく上位を高額図書券に設定したことはよく覚えている)

そしてその日はやって来た。

景品を発表するとクラスは盛り上がった。

一等の5000円なんて、高校生にすれば大金だ。

私は数字の書かれた札をめくりながら自分ビンゴカードに穴を開けていった。

自分でも驚くほどあれよあれよと穴が開いていった。

そして私は見事最初ビンゴした者となった。

わず「よっしゃーー」と叫んでしまった。

事実上の景品もらいます宣言だ。

その瞬間はちょっとだけ悩んだが、金に目が眩み景品を返上することはしなかった。

と、楽しみを独占しながら、大会を再開した。

しかクラスは想定以上に盛り下がっていた。

そう、誰もが不正を疑っていたのである

進行するうちに少しずつ罪悪感が芽生えた。

あとに引けなくなり、不正は無かったことをアピールした。

しかしそれは大部分の人たちから認められなかった。そういう視線を浴びた。

家に帰ってからホストとしての意識が足りなさを反省した。

せめて景品は献上して、別のところで役得を受ければ良かったものを、と思った。

学期始めなのにしばらく学校に行くのが怖くなってしまった。

自分の蒔いた種で。

今やこんなエピソードは誰も覚えていないにしても、ズルい奴という印象は心のどこかで持たれているかもしれない。

一度でも失敗したら信頼は失われると思った話。

追記

マシーンは予算の都合上買えなかったので市販のビンゴ用の1〜75まで書いてある札を買った。

すみません、「めくりながら」と書いたが、UNOの山札のようにめくったのか、それともボックスに入れて取ったのかは覚えてない。

結構重要ポイントだけど。

2014-09-17

学校からSNS禁止令の問題と今後の話

オッサンだから昔話から始めるが、エロ本って学校持ち込んでると取り上げられた。

まあ、AVVHSで回ってた頃というか、トランプが多くてゲームボーイなんかは少ない頃だな。

ギターだの、女子雑誌だの化粧品だの持ち込んでる、まあ普通学校だ。

教員だって色々居たが、中学担任ちょっと独特だった。

学校不要ものは持ってくるな」「授業中に違うことをするな」「他人邪魔をするな」

ざっくりこの3つがルールで、取り上げられたモノは放課後に返してもらえた。

朝のホームルームから、終わりのホームルームまでが学校時間で、「見えたら没収」という対応だった。

何が言いたいかって言うと、エロ本を悪だとするとか、トランプを禁止するとかそういうことではなかった。

授業中や、学校時間帯は、不要もの持ち込み禁止で見つけ次第没収、ただし放課後に返却、という対応

結局、SNSの話も、教育と躾と場所問題が切り分けできてないのが、議論が発散する基なんだと思うんだよね。

切り分けの話

性教育に似てね?ってエントリがあってナルホドと思ったのがキッカケだが、

SNS教育ってのはあっても良いんだよね。教育機関なんだから

性教育から行くと

ガキがセックスするのがOKかNGかは、家庭の躾の問題

私服ホットパンツがハシタナイとかは学校指導するこっちゃないし、それは家での躾の範囲だろ。

各家庭で方針違うしな。

ただ、外で出すのは避妊じゃないよとか、出産は1000人あたり5人ぐらい死ぬ結構危険行為だよとか、ガキのうちに子供出来ると大変だよ、

法律上は、性的同意年齢は13歳(青少年を「既婚者を除く」18歳未満の男女と定義してる理由の一つ)だけど、淫行条例で大抵ひっかかるよ、

みたいな教育は、学校機関なんだからやっても良いハズで、現にそこまで具体的じゃなくてもやってたりはするわけだろ。

日本だと結婚は、男が18歳以上、女なら16歳以上で出来る。

オツキアイを3年とって結婚みたいなステップ踏むなら、男15で女13から付き合いだして、晴れて結婚ってのは理にはかなってる。

まあ、父母の同意必要で、学校承認はいらないわけで、つまりまさに「家庭の話」だ。

うちの娘を妊娠させやがって殺してやると親が怒鳴りこむ先は学校じゃないわけだ。だろ?

SNSの話

じゃあ、SNSでなんで禁止するみたいな話になってるかって言うと、3つの問題がある。

これは親がガチャで稼いでる会社に勤めてるとか無関係で、目を背けてはならんメンドウな話だ。

  1. 授業中にSNSやるバカ
  2. SNSで起こるイジメ
  3. SNSで起こる炎上犯罪

ここではメンドウなんでSNS統一してるが、FacebookLINEmixiメッセンジャーポケベルだ全部同じな。

授業中にSNSやるバカ

オッサンの昔話と同じで、「学校不要ものは持ってくるな」の話。

まあ、メーカー工場なんかだと、作業着になる時に携帯端末は全てロッカーに入れろってトコロもあるから、大人でも方針による。

授業中にケイタイ弄ってたら没収、が是か非かみたいな話。

SNSで起こるイジメ

成年の犯罪は多い。パワハラみたいな会社イジメもあるな。

で、ガキは未成年で未成熟なので、より頻繁に起こるんでこれは学校内で防げるなら防ぎたい。

というわけで、見えないところでLINE使ってハブったりしないで欲しいぜ、SNS禁止、と言う話。

SNSで起こる炎上犯罪

大人でも美味い話で騙されたりするのに、未成年は未成熟なのでさらに引っかかりやすい、みたいな話な。

これは、淫行条例が最たるものな。高校生のウチに春をひさいでも良いこと無いから強制的に禁止、というやつ。

飲酒自慢したり、触れちゃいけない話題にウッカリ触って大炎上とか、振り込め詐欺出し子なっちゃうとか。

学校が取れる対応と、親が学校に期待すること

例えば、LINEが大人と出会って買売春の場になりがちだから止めた方が良いよ、と教育するのはどれにあたるだろう。

最近中学生だって良い年した議員に脅されてワイドショーを騒がせたりするご時世だ。

その影にどれだけ大人とLINEしてる小中高生が居るか想像すれば分かりそうなもんだろう。

授業中にSNSやるバカ

学校が取れる対策は、「授業に関係のないもの学校に持ってこない」なんだが、

これは親が「携帯ぐらい持たせるだろ馬鹿か」みたいに炎上しがち。

なので、「授業中にスマホ弄ってたら放課後まで没取しますよ念書」を親から取る、とかになると思うな。

(でも「授業がツマランのが原因だろ没収とか人権侵害」みたいなクレーマーも居るとか聞くのよね)

SNSで起こるイジメ

大抵の場合クレーマー教育の間で、学校SNS禁止にしたいのがここの問題

つーかさ、増田読んでるオッサン連中さ、会社女子社員とか主婦連中がスマホ内でどんなやりとりして、陰湿いじめがあったりしてるか把握してる?

管理職でも労組でも良いや。パワハラの状況把握って、大変じゃね?

ってことで、「SNSイジメが起こってるみたいなんで、なんとかして下さい」って担任に言って解決することは無い。

これは断言できる。

見えない把握できない理解する時間がないもの管理統治するのは無理だ。

だもんで、「学校内でのイジメ学校の管轄」ってことになるならば、「学校内外の区分け無く行われるSNSは禁止」するしか対応手法がない。

SNSで起こる炎上犯罪

ここが、唯一今後学校で「SNS教育」みたいなものが入り込める余地のある部分。

事実意見を分ける、非は認めて謝る、うかつに本名住所を言わない、ネットは忘れてくれない、等など。

この部分に特化するなら、多分前向きな話って出来ると思うんだけど、言い出しっぺの法則が怖いので手を出せてないと思うんだよね。

まとめ

派遣女子社員達が、LINE上で派閥を作って業務に支障が出てるんです」と相談された管理職の気持ちになろう。

女子中学生とあわよくばXXXXとか考えてる所属議員をどう扱うか、分別を持て、以外の啓蒙手段があるだろうか。

結局のところ、「授業中にスマホ弄ってたら没収」「ネットリテラシー教育」までは可能であっても、

イジメコントロールとか、LINE利用が是か非かみたいな話は、学校じゃ出来ないハズなんだよね。

まあ要は「SNS学校無関係」と仮定して、実は関係するのはどこで、教育はどこまで可能かって切り分けて話そうぜって話だよ。

2014-09-12

委員長の居ない教室

教師をやっている知人から聞いた話なのだが、衝撃的だったので書く。

ある小学校ではクラス委員長の居ない教室があるらしいのだ。

本来委員長仕事はみんなでやるらしい。

例えば始業の号令はクラス全員で言う。

クラス全員で「起立!礼!着席!」と号令をかけるらしい。

ホームルームの司会は居ない。

場の空気で流れるだけだそうだ。

どうやら委員長という存在封建的権威主義的で、左系の教師は廃止したがっているのだとか。

そんなことで大きくなってからどうするんだろうと心配になる。

2014-07-09

卒業式の日に思ってもないことを言ってしまって後悔している

高校生最後の日、卒業式が終わって教室最後ホームルーム。黒板にはよくあるメッセージみたいな落書き的なのが書かれていて、担任がなんか適当なことをしゃべって、そんで一人ひとりが適当一言づつしゃべる流れだ。よくあるあれだ。

そんで僕の番が来た。他の人が何しゃべったかとか1ミリも覚えてないけど自分の番が来た。僕は3年間ロクに友達も作れなかった。勉強もできなかった。部活適当楽しいことなんてなんにもなかった。毎日苦しくて苦しくて仕方なかった。そして担任が嫌いだった。

ソババアは俺のことを見下してた。ただそれだけのこと。しか卒業の日、僕はなぜか担任のクソババアに対して感謝言葉を述べてしまった。別に意味なんてなく、ただ形式的儀礼的に述べただけ。「このクラスで皆と一緒にいられて(実際はぼっち)楽しかったです(ほんとは辛くて仕方なかった)。○○先生今までありがとうございました。」と。

別に大した意味はない。軽い気持ちで言ったことを5年経った今でも後悔している。今から手紙送ってでも撤回したいとすら思ってる。なんであんなこと言ってしまったんだろう。

2014-07-07

意味のない反省

私が小学2年生の時だ。

帰りのホームルームを「帰りの会」と呼んでいた。

担任のNが提案した。

「これから毎日帰りの会で『今日反省』をすることにしましょう」

今日反省』とは一日を振り返り、文字通反省することだ。

活発な生徒は率先して手を挙げる。

今日僕は、図工の後片づけがビリでした」

斎藤君が理科時間ふざけてました」

毎日毎日ネガティブ情報を曝け出す。

ある日担任Nは

「良い行いをみつけるのも、『反省』ですよ」

と言ったが、相手は小学2年生である

反省』すなわち、悪さを暴き『シュンとする』ことこそが反省なのである

それがキッカケかどうかはわからないが、

私は常に反省をしてきた。

些細なことをみつけては内省する。

反省すべき事柄は忘れてはならない。

自分ダメ人間だと責めるのが終着点だ。

誤ちをおかさないよう、誤ちをおかさないよう

怯えながら生きて大人になった。

誤ちとは、物を盗んだり人を傷つけたりする犯罪のことではない。

メモを丁寧にとるとか、尊敬語を間違わぬよう使うとか、

切手をまっすぐに貼るとか、

そういうことである

社会人になると、仕事ミスを極端に恐れた。

ミスをすると取り返しのつかないことになる!!

ミスなくクリアすれば良いのか?NOだ。

ビジネスマンたるものタイピングは一分で何文字以上の速さで打たなくては。

ホチキスの位置と角度を等しく…

生きるとは、なんと辛いものだろうと思った。

しかである、先輩も上司ホチキスなんぞ見ちゃいなかった。

社内システムがメインで、エクセルほとんど使えない先輩。

提出した書類に誤りがあったって

上司は先輩を叱っても、必ず解決方法と再発防止策を提出させる。

先方に詫び、それでおしまい

引きずったらミスミスを重ねるので、決して引きずらない。

私の見たことのない生き方だった。

ミスをしても明日がある。今の会社で教わった。

反省をしなさい」とアラを探しては萎縮させるだけの2年生の帰りの会

より良い未来を築くための提案会という趣旨だったのかもしれないが

ほのかなモラハラ臭かなとも思う。

2014-06-24

ヤジって必要

ヤジが必要というわけではないですが、議会における質問と答弁は、ヤジがないと寝てしまうようなものではありそうです。

都議会

いつも無風の都議会本会議で、ハプニング発生!「儀式化」の虚しさよ…

"都議会議会質問一問一答ではなく、議員が63分間ぶっ続けでバーっとしゃべり、それに対して担当者が入れ替わり立ち代わり、これまた90分位の時間をかけて、質問に対して一つ一つ答えていく"

ここで、次の質問者に用意していた質問まで回答してしまハプニング発生。

国会

美しきニッポンの本音:日経ビジネスオンライン

"ヤジの無い議会は、たぶん、小学生ホームルームどころか、悪い意味での学芸会みたいな、はなはだしく興趣を欠いた田舎芝居になるはずだ。というのも、現状の国会は、予算委員会であれ本会議であれ、あらかじめ互いに手の内を晒し質問と回答について、それぞれが手元のペーパーを読み上げながら時間通りに進行するだけの、BGMすら流れない貧寒たる朗読劇だからだ。"

なんでこんな形式になるの?

思うに、首長大臣自身に対するスキャンダル追及などは別として、政策を質すためには、地方議会では首長役所国会では内閣と省庁による意味のある回答が必要で、そのためには質問の事前通告が必要なのでしょう。

このあたり、庶民に身近な議論である「商談」「販売会議」「保護者会」などとはまた違う独特の論理があるのでしょう。だからといってヤジだけが解というのは寂しいですが。

2014-06-17

人の顔を「キモい」って言う人が嫌い。

高校1年生です。男子です。

ある日いつも通りに登校したら、ホームルームの前の時間

グループの仲の良い男女同士が「1年で一番キモいやつは誰か」について話していた。なぜだかは知らない。

話があっちこっちに行ったり来たりしながらも

その中のひとりが「やっぱさ、一番キモいのは◯◯じゃね?!ww」と、いきなり大きな声で言った。

◯◯くんが同じ教室にいたの知っていたはずなのに。

他の一人が「おい聞いてんだろ、やめろよ」って制した。その顔も笑っていた。

◯◯くんは何の反応も見せずに、文庫本を読み続けていた。

いくらその背中を眺めつづけてみても、彼の心情を読み取ることはできなかった。


とにかくそういう話を嬉々としてするあいつらのことが僕は大嫌いで だがしかし正面切って「そんなこと言っちゃダメだよ」と言う勇気もなく

そこに目をつぶって彼らに迎合する気なんかは毛頭なく

「こいつらと仲良くなるのはやめとこ……」と内心思いながらあいつらをさりげなく避けながら

ちっちゃくちっちゃく、やっていくんでしょうな。だってそうすることしかできないから

せいぜい、悪口グループの奴らが見ていないところで

「そんなこと言われても気にするなよ」って彼を慰めることが精一杯だろう。その必要があるかどうかは別として。

はー、学校つまんね。社会に出ても続くのこういうの?

2014-05-16

ビリー・ミリガン Q

木曜5時に○○図書館でAと会った。

「こないだカップ焼きそばを食べようとしててさ、お湯を流しに捨てたときに「どぐん」って音がしたんだよ。で、急にお前とBに会わなきゃ、って思ったんだ。」

けったいな話やなー。ってゆうかさ、何なんお前。わけもなく絶交したと思ったら。」

「悪かったな。「どぐん」っていう音を聞くまでの俺は俺じゃなかったんだ。なんていうかさ、誰かに乗っ取られてるような感じ。」

ビリー・ミリガンか?」

俺はつい先日読んだ本にインスパイアされていた。

「は?なんだそれ?」

読書家のAが知らないなんて。

「まあいいや。で、話ってなんだよ。」

「そうそう。俺とお前とBで防空壕跡に探検に行ったの、覚えてるか?」

「ああ、夏祭りだろ。エロ本拾えなくて残念だったなあ。」

「違うよ。防空壕の中で変な声したろ?」

「は?おまえ夢でも見てるんか?」

「いや、で、後ろ振り向いたらなんかさっと通ってさ、おれが崩れたろ?ほんと覚えてないのか?」

「ああ、そんなこともあったなあ。で、それが何だよ。」

「あのとき、おれが一週間くらい学校休んで、おまえらとは縁を切るようなことしただろ?」

いやな記憶がよみがえってきた。このままAをぶん殴りたくなり、ぜひそうしてやろうと思った刹那

Bが現れた。

「わりいわりい、ホームルームが終わんなくてさ。で、どうした?」

Aは再び同じ話を繰り返した。

Bも当時の記憶ほとんど覚えていないようだった。

一方、俺はAの話を繰り返し聞いたことで、記憶が鮮明によみがえってきた。

「でさ、俺、あのとき通り過ぎた何かに精神をのっとられてたんだよ。」

「は?ビリー・ミリガンかよ。」

「なんだそれ?」とBが言った。

「めんどくさいからいろいろ省略するけど、簡単に言えばまあ多重人格障害ってやつだよ。」

「ああ、サイコな。」

映画オタクのBがうなずいた。

「で、おまえがそういう状態だったっていうのか?」

だっておかしいだろ。おれたち三人でエロ本探検隊だったんだぜ。それを一番よくわかってたのが俺だ。その俺がお前らを裏切ったんだ。不思議だろ。乗っ取られてるだろ?」

「まあ確かにあれ以来おまえは別人のようだったな。」

つづく

2014-04-23

クラス女子全員の前で全裸になったら彼女ができた

僕は子供のころから内向的で、いじめられっ子だった。

背も小さいし運動も苦手だった。

からよくいじめられた。

小学生の頃は、クラス無視されるようなことはなかったが、

よくプロレス技をかけられたり、物を壊されたりした。

イジリというやつだ。

中学生に上がると、体格にも差が出てきて、笑って済ませられないほど暴力が強くなった。

よく、人のこないような物陰につれこまれ、殴る蹴るの暴行を受けた。

トイレで顔を便器につっこまれたりした。

火の着いた爆竹を投げつけられたりした。

僕はすっかり萎縮して、家の外ではうまく話せなくなった。

そして事件は起こった。

体育のために体操服に着替えようとしていると、不良達が僕を無理にひっぱってきて、

また殴られるのかと思ったけど、いつもの方向ではなかった。

更衣室の方に向かっていた。

どういうことかと思っていたら、

女子更衣室に放り込まれた。

僕一人残して、背後で扉が閉まった。

中では同じように着替えようとしていたクラス女子がいた。

大量の視線が僕に集中した。

誰も何も言わなかったけど、

「は?なんであんたがここにいるわけ?」

という冷たい視線に、瞬時に血の気が引いて、倒れそうだった。

僕はすぐさま女子に背を向けて、今入ってきた扉から外に出ようとした。

けど、外から不良達が扉を抑えているようで、びくともしなかった。

クスクス忍び笑いが、扉越しに聞こえ漏れてきた。

意地になった。

僕は全体重をかけて、全力で扉を引いた。

そしたら3センチくらいだけ、扉が開いた。

おっ、と言う声がして、すぐに向こうも全力で扉を抑えにかかって、

僕の全力は無に帰した。

息も絶え絶えに、ただ扉に手をかけていると、

スッ、と、その手のひらに誰かの手のひらが重ねられた。

振り返るとクラスでも派手な方の女子が立っていた。

彼女は不気味な目つきで僕のことを見ていた。

なんと言うか、目が座っていて、目元が笑ってないのに口元だけ笑っていた。

とにかく、不安にさせられる目だった。

彼女は言った。

「こんな所で何してるの?」

見た通りいじめられてるんですが、とは言えないまま、黙っていると、

自分が何しているか、分かってる?」

犯罪になるよ、こんなの」

まるで僕が加害者のような言い方だった。

確かに、場違い感というか空気のピリピリ感は感じていたし、

僕のせいなわけで縮こまるような思いだった。

「脱いだら許してあげる」

は?と思ったら、彼女は突然、制服の上を脱ぎ始めて、ブラ姿になった。

ピンクかわいいブラだった。

知識として知ってはいたけれど、自分身の回り女の子ブラジャーをしていたのに驚いた。

お母さん以外のブラジャー見るのは初めてだなとか、女の子はみんなブラジャーするのかなとか、

頭のなかをすごい勢いで思考がぐるぐる巡った。

「ほら、脱いで」

意味が分からず固まっていると、

「脱げってんだよ!」

彼女は突然キレて、自分上履きを脱いで僕に投げつけてきた。

狙いは外れて、僕の背後の扉にぶつかって、バンッ!という腹に響く大きな音を立てた。

僕は言う通りにするしかないと思って、制服の上を脱いで上半身裸になった。

「下もだよ!」

「はやくしろよ!」

気がついたら僕に向かって怒鳴っているのは3人になっていた。

最初の派手な子とよくつるんでいる女子達だった。

僕は言われるがままにズボンを脱いで、パンツ一丁になった。

怖くて腹の底が冷たくなっていた。

彼女達は少しの間、僕を眺め回した後で、

僕のパンツに手を伸ばして、一気にずりおろした。

「きゃー!」という声が更衣室全体に響き渡った。

クラス女子全員の前で、僕は全裸になった。

まりのことに全身が硬直し、思考が真っ白になった。

だけど、正直、気持ち良かった。

白状すると、何の力もないはずの自分が、女子達をキャーキャー言わせているのが、嬉しかった。

半笑いで、嫌そうにしながら、その実しっかりと僕の股間に視線を向けているのが、楽しかった。

から自然と、僕は勃起した。

むくむくと大きくなった僕自身。

それを見て、さらに場は狂乱した。

僕を恐れるように、更衣室の隅に全員で身を寄せ合って固まりながら、

視線だけはガン見してくるのがおかしくておかしくて、笑みが浮かんだ。

そして、突然ガラッと扉が開いた。

振り返ると、体育の先生が立っていた。

騒ぎを聞きつけて、やってきたようだった。

不良達はもう居なくなっていた。

次の瞬間、視界が全て線になった。

今思えば、ぶん殴られて床に倒れたのだろうが、その時は何が起こったかけがからなかった。

髪の毛をひっつかまれて無理やりに立たされ、保健室に連れて行かれた。

そこで帰りのホームルームまで隔離された。

服はすぐに返してもらえた。

ホームルームになって、担任に連れられて教室に戻った時は、緊張のあまり小便を漏らしそうだった。

教壇に立たされ、僕は弁明を迫られた。

突き刺さる視線視線視線

事情を知っている女子視線は、見世物を見る好奇の視線

知らない男子は敵意、攻撃、弱いものをいたぶろうという、いつもの視線だった。

僕は何も言えずにうつむいた。

体中から汗がふきだした。

涙が溢れて溢れて止まらなかった。

少し漏らした。

恥ずかしくて、測らずも悟った自分変態さが情けなくて、悔しくて、しゃくりあげないようにするだけで、精一杯だった。

クラス男子からは、

「おい、何か言えよ」

「泣いて許されるとでも思ってんの」

「ばっかじゃねーの」

罵倒が飛んできて、死にたくなった。

もういっそ、この場で盛大に漏らしてやれば、笑いが取れるかなという考えがチラッとよぎった。

僕は、

「ご、ごっ、めっ、んな、しゃい」

と、情けない謝罪をするのが精一杯だった。

「ごめんで済むかよ」

「泣いた子もいるんだぞ」

「お前死んだほうがいいよ」

最後の発言だけは、担任が取り消させた。

あんなに面白がっていたくせに、泣いたなんて話になっているのかと思うと、

僕の味方はこの世に一人も居ないのだと思い知った。

それから僕は、クラスメイト全員の前で、二度と女子の前で全裸にならない、などという、

真面目に聞いたらちょっと笑っちゃうような内容を誓わさせられ、

女子一人一人の足元に土下座をして謝り、

ホームルームが終わって下校する段になって、いつもの校舎裏で男子一人一人に一発殴られてから家に帰った。

僕は次の日から不登校になった。

初日は本当に熱が出た。

殴られすぎたせいだろうと思う。

2日目はまだ体が思うように動かなかった。

3日目は惰性で休んだ。

両親も何も言わなかった。

4日目にはこのまま学校に行かなくなって、

社会からドロップアウトするのも悪くはないかなという気になっていた。

そう思うと一気に気が楽になって、久しぶりに小説でもじっくり読んだりした。

その日の夕方、僕の家に女の子が1人訪ねに来た。

クラス委員の女子だった。

僕が玄関を開けるなり、

「こんなことになってごめんね!」

と謝ってきた。

僕は何か、天からの光に包まれたような気がした。

救いの手が差し伸べられたと思った。

かい光だった。

学校に来なくなってしまった僕を気にして、彼女が誤解を解いてくれたそうだった。

僕はそれを聞いて、涙を流しながら、

ありがとうありがとう

と繰り返し感謝した。

彼女はそんな僕を抱きしめて、落ち着くまでずっとそうしてくれていた。

ほとんど初めて話した仲だったのに。

彼女はいくら感謝しても、感謝しきれない。

実はこのクラス委員の女子と僕は今付き合っている。

から聞く所によると、僕は陰ながら女子から人気があったらしい。

母性本能をくすぐるとかなんとか。

僕を脱がせた子達も、ちょっと僕に気があってあんなことをしてしまったらしかった。

僕の彼女も実は僕に興味があって、例の騒動の一部始終をスマホ撮影していたらしい。

その動画が元で、僕の無罪証明してくれたというわけ。

それから僕を陥れた不良達が逆にホームルーム謝罪することになり、

僕を不登校にしたことから女子から陰湿制裁を受けて逆に不登校になってしまった。

おかげで僕はいじめられることが少なくなった。

今、とても人生楽しい

ただ、ひとつだけ問題があるとしたら、僕の彼女はとてもSっけが強くて、

何かと僕を振り回して楽しむところがある。

今もこうして、僕達が付き合うことになったきっかけを、全世界に公開しろと迫られて文章を書いているところだ。

もう忘れたい記憶なのに、動画も消してくれないし。

動画の向こうの僕が、その時どう感じていたかを、臨場感豊かに書けと言われて、もう3回も加筆修正している。

今やっとOKが出た。

最後ちょっと、びっくりすること、書いてやろうかな。

大好きだよ、R.W.

君のおかげで、僕は少し男らしくなった。

今は君に守られてばかりだけど、いつか、いつか君を守れる男になるよ。

愛してる。R.S.

2014-03-11

何度でも立ち上がる強さがほしい

小学生の時、昼ごはん弁当を隠された。

昼ごはんは班ごとに、6人グループで席を固めて、”いただきます”の号令で食べ始める。

5人が見守る中、俺はじっと俯いていた。

すると、となりの女子――クラスで人気のある女の子―が、「わたしの半分あげるね」と言って、分けてくれた。

当時の俺はとてもシンプルだったので、その一件以来、彼女のことが好きになってしまった。

そして、しばらく経って、告白した。

彼女は友だちと帰ることが多かったので、帰りのホームルームが始まる前に、廊下に呼び出して思いを告げた。

「君の事が好きなんだ!」梅干しみたいに顔真っ赤になってたと思う。

すると、彼女は、

「えーー、あれ?XXX君、ひょっとしてあの時お弁当上げたから、勘違いしちゃった〜〜〜!?

ねえねえ、皆きいて〜〜〜 」

唖然として立ち尽くす俺。

そして、地獄ホームルームが始まる。

独身、(たぶん)30代の女の先生が、「はーい、皆、帰りのホームルームを始めます。でもその前に、今日はXXX君がしちゃったことを話そうと思います

YYYちゃん、さっき何があったのかな?」

前に出てくる彼女

「さっき、XXX君がいきなり、私に『好きだ』って言ってきました。私は別にきじゃないのにーw」

クラスは笑いに包まれた。

YYYちゃん、それでどんな気持ちになったのかな?」ゲス顔で彼女に聞く先生

「すごくびっくりしました。好きじゃないのに、勝手に想われてる、って気がついて、嫌な気持ちになりました。」

はいYYYちゃん、よく言えたね。XXX君、女の子嫌がらせるのは、良くないことだよね。皆の前で謝ろうねーー」

のしたことはいけないことだったのか。自責の思いが頭をぐるぐる回っていた。

皆はニヤニヤしながら、俺が動くのを待っている。情けないことに俺は、理不尽さに歯を食いしばりながらも、彼女に頭を下げた。

YYYちゃん、許してあげる?」「うん。いーです別に。今度からは気をつけてねーw」

かなりの時間が経っている。実際はここまでグロテスクじゃなかったんだと思うが、大筋のところはこの通りだったと思う。

特に、俺の顔を覗き込んだ先生の『皆の前で謝ろうねー』は決して忘れることができない。記憶に焼き付いている。きっと死ぬとき最期に思い出すのはそのシーンなんだと思う。

中学に上がった頃、体格ががっしりしてきたためか、、俺がいじめられることはなくなった。

でも俺は学校では幽霊のようにしていた。目立たないように、目立たないように、”フツウ”を装って生きていた。

だが次第に、こんなことではダメだ。と思うようになった。

そして俺は恋愛勉強した。元増田(http://anond.hatelabo.jp/20140310070222)の言っているようなことは、今では全部知っている。

当時の彼女は、一人寂しくしている俺に「共感」して、「世話を焼こうとして」、俺に手を差し伸べてくれた。もちろん「特別好意があったわけじゃない」。

でもその行為は俺にとっての「シール」になって、俺の中で彼女を好きな気持ちは(爆発するまで)発散されることはなく、大きくなってしまった。

廊下告白したのも良くなかった。他の子のいる前で告白されるのは女子にとってはかなりの苦痛だったはずだ。

そもそも、クラスいじめられていたポジションの俺に好かれることは彼女にとって決して「自慢できることじゃなかった」だろう。そして先生にも子ども恋愛に対する嫉妬があったんだと思う。

からあんなことになった。

現在も俺はうまく女性告白する事ができない。

コミュ自体は、かなり良くなった(と思う)。でも気持ちを告げる、その時になって、固くなってしまう。声が震えてしまう。

フラれて関係が友だちに戻ってからしばらくして、「あのときのXXXさん、かなり怖かったですよw」って言われた。

ごめん。怖がらせて。忘れてくれるとうれしい。

最近、おふくろの容態が良くない。

もとから病弱だったが、このところ声にハリがなくなってきている。

病床でみるTVに、幼稚園光景が映って、子どもたちがはしゃいでいるのをみると、おふくろは屈託なく笑う。

おふくろのために、俺は何ができるだろうか。

恋愛において、テクニック大事だ。知らなきゃ手のうちようのないシーンは確かにあった。

実際の経験では多くを学べる。試行錯誤の後に成長を感じる。書きためたノートは3冊になった。

俺は俺自身のことを好きじゃない。どうしようもない。あの経験自分自身は、一体になっている。だから自分を好きになる努力なんて、できるはずもない。

それでも前に進まなきゃならない。

生物学実験に、こんなのがある。

チョウの蛹の腹部に、細いパイプコルセットのように当てる。

蛹の中身はドロドロの液体だから、そうしてもすぐには死なない。

やがてチョウは羽化する。

羽根を広げ、羽ばたこうとする。

けれど、絞られて細くなった下半身は、その重さに耐えられなくて、ぼとり、と落ちてしまう。

チョウも地面に落ちる。それでも羽ばたこうとする、でもやがて力尽きる。

俺も飛ぼうとしている。

だけど、相手と真剣に向きあおうとするほど、”裏切られるのではないか”という恐怖が強くなって、俺の顔を醜く歪ませる。

辛い。

でもこんな事で挫けている場合じゃない。

何度でも立ち上がる、そんな強さがほしい。

2013-11-10

ブラック部活児童虐待と化している部活動

もはや部活動児童虐待となっている。特に高等学校部活動は、その傾向が著しく、実際のところ一時期よりはマシになっているのだが、現在も状況は続いている。

この児童虐待というのは体罰いじめといった暴力事件の問題ではない。単純に現在部活動は、その運用自体が虐待になっている。

 

異常な拘束時間

一般の高校場合、生徒は通常1日に6時間の授業を行うことになる。間に休憩時間を挟むがショートホームルーム掃除などを加えれば6時間程度になる。

そこに2時間部活動をすれば8時間となり、これを5日間で労働者ならば法で定められる週40時間労働に相当する。

 

大体朝の練習30分、放課後1時間30分も練習すれば丁度良い按配であり、その範囲内に留まる部活動も多い。

しか大会で実績を残すような運動系部活動では授業をあわせて8時間をゆうに超える活動が求められている。

相談に来る生徒の中には朝1時間半、放課に4時間、通学は自転車通学を部内規則とするため、学校から遠い家に帰るのは11時ごろという者もいた。

土日も午前午後の練習か公式or練習試合があり、1日の休暇もない部活動相談もある。

企業ならば松崎茂と並べても完全にブラックといわれるような状況だ。だからこそ、運動部経験がある人間ブラック企業に重宝される。

 

建前と現実

このような部活動の異常な活動時間が許されているのには一つの理由がある。

教育基本法など各種教育法律には部活動規定する法律の条文がほぼ存在しておらず、部活動は要約すれば『生徒が自主的な活動として課外活動をすることを援助し、教員が行動を監督しなくてはならない』といった趣旨のことが書いてあるだけだ。

まり部活動は本来「生徒の趣味」として行われているだけで、その援助をするため学校場所を与え教員事故犯罪などのないように監督指導ではない)するようにされている、ということである

これは野球甲子園などで確認できる。監督審判に抗議してはならず生徒が行わなくてはならない、なぜなら生徒の自主的な活動だから。(どれだけ事実馬鹿馬鹿しくかけ離れていてもだ。)

生徒の趣味であるのだから、どれだけ活動しようが学校による虐待に当たるはずもなく、教員指導ではないのだから、そこに仕事としての給与指導における特別手当が発生することは殆どない。(土日などの手当てはスズメが悔し泣きする位には出る。)

 

確かに部活動は完全に自由に選択でき所属所属を選べる学校もある。だが当たり前のように部活動への所属が強制される学校も少なくはない。

部活動指導の場ではないはずだが、部活動特に運動部)を通して指導を行うことが期待されている現状は揺るがしがたく存在している。

部活動は教師の完全な指導と強制の下に行われ、自主的な活動が認められていない部も多くあり、退部すら許されず不登校になる生徒もいる。

 

部活成果の不均衡

部活動が生徒の趣味であり、教員指導をするわけではないという建前があるからこそ、部活動学校ごとに大きな不均衡をもたらす。(それが学校利益をもたらすことにもなるが。)

まずもって問題なのは教員には部活動経営する教育は一切与えられていないということだ。

教員免許部活動に関する必修講義存在していないし、教員採用試験にも存在はしない。

現実部活動おいては教員が生徒を技術指導することが求められているが、その技術指導する教員が適切なスポーツ知識を持っているという前提はない。

そのため、公立高校ですらも部活動おいては顧問となった教員によって生徒への教育成果に大きな差が現れる。

 

部活動現実として、生徒への教育指導となっており、その成果は後述するが生徒の進路にも大きくかかわってきている。

しかしながら、それは義務教育段階ですら機会も完全に不平等であり成果も完全に不平等である

入試段階で学力偏重が問題であるならば、部活動の成果もまた評価の基準に含まれてよく、そしてその結果は生徒や学校によって偏りがあることは望ましくはない。

 

利権パイプ

部活動が異常な拘束時間をほこっても行われるのには、これは誰でもわかることだが、そこに大きな利権存在しているからだ。

学校入学希望者は、その学校にどんな部活動があるかを明確に意識して選んでいく。ある部活動全国的、県内でも有力であるかどうかは入学の大きな動機になっている。

部活動で大きな成果を出せば、(建前では成果の主体者ではないはずの)学校に大きな利益をもたらす。

卒業生も大きな利益を生む。

プロになれば知名度は上がる。プロでなくとも実業団や有名大学に入れば、そこに企業大学とのパイプができる。

大学は厳しくなってきたが、それでも推薦枠がある。それはともすれば進学率就職率に大きくメリットとなる。

 

経営大事だ。

ローコストで大きな成果を出すのは最も美味しいことである

指導する人間には、その働きに対して金を払う必要はない。存分に働かせれば良い。

資金が出せず設備を整えられないが成果は出してほしいため、労働者(生徒)には労働時間を増やして成果を出させようとする。

その素晴らしい経営理念ブラック企業と遜色ない。

  

教育を圧迫する部活動

部活動で成果を出そうとする学校が最も活用するのが特待生だ。

私立で学費免除などで多いが、公立高校でも独自入試、つまり一芸入試のようなものなど、いわゆる入試下駄をはかせる行為も未だに行われている。

 

確かに学力だけで生徒の可能性を測るのは良くないかもしれない、高校に入れるのが学力によって選抜されることは不平等かもしれない。

しか学校の成績は学力でつけなければならないものが他の活動で評価される部分よりも多くあるのだ。

成績は相対評価ではなく絶対評価となった。

定められた教育内容を覚えたといえない限り、それを卒業できる学力に達しましたと認めることは難しくなった。

 

下駄を履かした生徒の授業を担当することになった教員悲惨である下駄を履かせてどら猫を追っかけさせればそれで優に出来るなら良いが。

下駄を履いていない生徒に定めた最低基準と同じだけの成果を出さないことには、成績に可をつけられない。特に公立高校では、明確に許すことは建前上できない。

授業は、その特待生に足を引っ張られ、入試を越せない人間にすら理解できる内容まで落とさなくてはならない。

その上、多くの生徒には授業によって良い大学を目指せる成績まで上げることを求められる。

 

そして特待生を抱えるような部活動はやはり長時間の活動時間を生徒に課す。

前記したように、夜遅くまで活動する部活動も多く、それによって予復習をする時間も余力もない生徒が多く現れる。

部活動特待生のみでは行われず、多くの一般生徒までもが、それによって時間を取られることにもなる。)

疲労した生徒は、授業中に集中することが出来ない。研究結果では睡眠時間が6時間と8時間の生徒には明確な学力の差が現れている。

学力の落ちた生徒は、テスト赤点を取り補習や追試を受けることになる。そのために他の教科すら更に成績が落ちていく。

そうやって過酷部活動教育を圧迫していく。

 

部活動メリット

ここまで問題をあげつらってきたが、しかし、部活動が多くのメリットを生んでいることも事実である

部活動日本の高いスポーツレベルを支えている大きな要因である

野球世界トップレベルであるのは甲子園という高校野球の大きな競争があるからこそだといえる。

文化系おいても書の甲子園ロボットコンテストなど、生徒の育成に大きな力となっている。

 

また文化への影響も大きい。

複数の生徒が同じ活動することは交友関係を広げ、違う学年との交流を生むことで認識に大きな幅をもたらす。

そして、多くの生徒が共有の「部活動」という体験をしていることは、創作などで「部活動もの」と呼ばれるジャンルを生み出す要因となっている。

多くの人に共有体験があれば、それは一般に受け入れられる創作物の幅広げることになる。

 

そして現実の問題へ

問題なのは、そんな成果や影響の大きい部活動を何一つ政治的な援助も規制もせずに野放図となっていることだ。

一部の教員によって支配されている部活動体罰などの問題を引き起こす。

それは教員が全て強制の無償活動で行っているからであり、そこに「俺がやってやっているのに」という感情がなきにしもあらずといえる。(実際にそういう声も相談に上ってくる)

 

育ち盛りで可能性のある若者が、知識のない指導者によって無理な運動を強いられ体を壊す事例もある。

特待生として入学した生徒が芽が出ずに、退学を強いられる問題も起きている。

野球でも度々問題となったが、人材を求める企業などとの癒着も未だに多く存在している。

 

部活動をなくすべきではない。しかし、現状の大人の建前と利益によって児童生徒が被害を受ける状態は改善されなければならない。

そして出来るならば部活動メリットをより大きなものにするべきだろう。

部活動が生徒の教育に成果を生んでいるのならば、それを教育活動として認め労働としての対応をしていくべきなのだ

運動部指導運動素人である教員に任せず適切な指導者を雇い雇用を増やすべきであるし、

生徒には虐待にならない程度の活動時間規制を設けるべきだ。

 

少なくとも自民党日本ユニセフには、存在していない児童への性的被害を問題視するよりも、現実存在している過酷部活動を問題にしてほしいところだ。

 

2013-03-27

駿台東大クラス(茶水3号館)浪人一年の流れとアドバイス

大学の新入生向けのアドバイスはたくさんあるのに浪人生向けのものが少ないので

駿台での体験談を僕の在籍した御茶ノ水スーパー東大理系クラスを中心に一年間に沿ってアドバイスを、需要あるかはわからんけどまとめてみる。

ちなみに僕は各種模試はうまくいって、早慶受かって、東大本番は失敗して、後期で某国立に受かった者です。

1 校舎決め

ただ自習室を求める人はどこでもいいと思う。しっかりとした授業を求めるなら首都圏なら御茶ノ水無難。下のクラスでもいい講師がある程度揃うからね。

あとは通学時間家計相談。通学が1時間半以上かかるようだとオススメしない。

ちなみに駿台茶水スーパー東大理系クラスの紹介すると、一クラス当たり200人で上からSA,SB,SCの三つに分かれ、

SAの半分くらいが東大に受かって理3に受かる人もいる。SBからは数人受かって、SCからは滅多に受からん、それどころか東大受ける人も少ない。

SAでも半分しかからんからクラスが上でも浮かれない方がいい。

講師に関しては

現代文は霜先生担当しないので注意。数学は大数の編集者など。物理山本先生SAのみ(そろそろ引退なさってるかも

各種講師の紹介は

http://www32.atwiki.jp/pchira/

講師陣を参照に

2 プレースメントテスト

どんな入学方法でも受けるテスト。これだけで前期のクラスが決まる。このテストの結果は公開されない。そして受験者大半がやる気ない。あまり気を抜くとSCに落ちるので注意。。

とか言うがSASC学力差は余りにも激しいので正直SCになったら東大は諦めた方がいいと思う。英語で発音アクセントがでるからやっといた方がいい。

3 入学

とにかく駿台入学は遅い。友達大学入学式を迎える頃には自習を始めよう。

個人的には春季講習はおすすめしない。やる気的にも身になんない場合が多いし、今後の授業と被る内容が多い。

自習の内容は通常授業の教材が手に入ったら、ひたすらその予習でいい。それまでは授業についていけるよう抜けを埋めとくといいと思う。

◎自習

A自習室

開放自習室と専用自習室がある。専用のほうが締め切りで暑くて臭い気がする。

どちらかはお好みで。個人的に3号館なら開放の銀杏以外をおすすめする。部屋が開放されてない時もあるけどね

別に自習室を使わなくても受かる人はいる。

B自習内容

教材の予復習を中心に

駿台の授業で足りないと思うのは

•全体的に問題演習。特に英文は読む量が授業だけだと少ない。

英単語と古文単語漢字は各自適宜補っておくこと

4 入学

オリエンテーションを経て授業。最初の席の周りの人とは一年間を通してなにかと関わることが増えます

ぼっちになりたくなきゃオリエンテーションで話しかけておきましょう。特に同じ高校の人が同じ校舎にいない場合ははどんどん周りに話しかけて行こう。

生活面に関して

春はは大学生リア充話が鬱。気になる人はFacebookとかは見ないほうがいいかも。

夏はだれる。

秋は惰性的。早く受験を終われととにかく思う。

冬はまだまだ学力不安があるものの、早く入試が来て欲しいと思う。

これらが多くの人が通る道だと思う。

5 授業

一週間に一コマだけホームルームがある。ホームルームでは普通に計算演習とかするので出ても損はないと思う。

下のクラスほど沢山の授業を切りがち。あんま切らないことをお勧めするけど、切った人がみんな失敗してるわけでもないので何とも言えない。

一限寝坊するようになるとズルズル二限も寝坊するようになるので注意した方がいい(このパターンは後期に多い

6 各種模試

所詮模試です。判定も目安に過ぎないと受験を終えて気づくというのはよくあることです(僕もですが)

クラス落ちない程度に頑張ってください。SAの目安は1300点くらいと聞いたが真偽は定かではない。

7 各種講習

総じて講習が役に立つことは少ない(特に中だるみやすい夏期講習は)

講習の教材は予習復習が不十分ににりやすく消化不良になりやすいことと授業内容と被りがちなことが原因だろう

東大がつく講座は夏と冬でセットでとった方が内容がしっかり網羅できる場合が多い。

東大現代文お勧めせず、直前東大現代プレの霜栄だけを取ることをお勧めする(これで現代文は網羅できる

担任はいろいろ勧めてくるが、自分でしっかり考えること

どうしてもとりたい人気講座(現レボとか)があるなら友達にも頼んで何人かに抽選してもらって後にキャンセルするといい

講座キャンセル担任によってはかなり渋られたりする。

座席はお金を振り込んだ順で講座期間中に席替えするのでどこがいいとも一概に言えない。座席表無視して適当なとこ座ると案外バレて注意される。

夏は講座をあんま取らなかったのに冬はいっぱいとったあなた不安に駆り立てらている証拠だ

あと駿台の資料に出てくるの合格した人は講座をたくさんとった人ばっかだが、受かる人がみんな講座をとりまくってるわけではないぞ!

8 表彰式

成績優秀者には前期は夏休みの終わりに、後期はセンター後に表彰式がある。選考基準はよくわからん

表彰状と景品がもらえ、えらい先生からありがたいお話がいただけます山崎良子の面が拝めるのもこの時だけだろう。

特に優秀な人には奨学金が貰えます(全額免除ってわけではない)

僕の時は

前期は大島先生お話して、無駄に大きい置き時計をいただき、

後期は秋山仁先生お話して、記念にはなるが使い道の全くないクリスタルの置物が貰えた。

9 センター試験

各自で受けます

駿台センター会場になったりします。ここで二浪が確定しないよう頑張ってください。

10 私大

やっは受験終えて思うのは選択肢はいくらあってもいいので早慶は両方受けといた方がいいと思う。自信があるなら理科大とかは受けなくていいと思う。

11 前期国立

だいたいの努力した人は合格点当たりの実力でウヨウヨするもので、結局最後は問題が自分にハマることが重要で、運要素は大きいと思う。

負け犬の遠吠えではないが、東大合格点±20くらいの層は実力はあまり異ならないと思う。

12 前期合格発表

合格した人はおめでとう。駿台3号館で大島先生お話を聞きに行こう。

喜びすぎてFacebookとかで合格をアピールしないこと。さすがに印象悪い(みんないいねってしてくれるけどね

一方不合格した人は駿台の資料に出てこない不合格した人たちの気持ちを知るのであった。

あと駿台の資料で東大以外の大学合格者資料は第一志望で受かったわけではない人の場合ということもよくある

13 後期国立

早慶受かってると別に後期対策はいいかな、てのはよくある話。本当に最後なんだし鞭打ってがんばれ、あんま人のこと言えないが

地方大を受ける人は、余力がなくともここで家探しをしておくことを勧める。

14 後期発表

受かってるといいね。どこの大学にしても後期の発表は寂れている気がする。地方大の人は急いで家探しに

15 合格報告

駿台合格報告。

もちろん行くかどうか任意であるが、仲良くなったか別として担任仕事ではあるが色々雑務をこなしてくれたのだからお礼に行くべきだと思う。

合格報告に行くと、Fランだと知らんが自分の進学する大学サクセスボイスを書いてくれと頼まれる。あと写真撮影

これらはどこに受かったとしても君が第一志望に受かったのかのようにあるべき校舎に貼られて行くのであった。

一年間を振り返らせていただいたが、

浪人は第一志望に受からなくても、努力すれば其れ相応に人生において学べることも多いと思う。

一志望に落ちた身としては落ちたほうが人生で考えることは増えると思う。

決して無駄一年にはならないはずだ。

これから駿台浪人される方、頑張ってください。

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