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はてなキーワード: 時間割とは

2024-10-31

anond:20241030173236

どうでもいいんだけど、じゃあ大谷を扱う時間を減らしたらまともなニュース流れるのかというと流れないんだなこれが。

これは本当

野球サッカーシーズンオフの間は朝のニュースでも

海外監視カメラドラレコに写った衝撃映像とか動物園動物映像流してる

政治厨は愚民化政策だののたまうけど需要が無いか市場原理時間割いてないだけ

2024-10-25

親に捨てられて5年経った

私のことについて書きます

1.捨てられたきっか

まず、親に捨てられたきっかけは私のニート生活でした。ニート中は模範的深夜アニメゲームをしながら過ごしていました。ところが実家ニートを始めて1年ほどたったある日急に家から親が居なくなっていました。

急すぎる。

何も連絡なしに急に家から誰もいなくなってしまった。食べるご飯もなく、収入もない。これではどうしようもないので近くのネットカフェバイトに応募しました。そのすぐ後にアパート契約して一人暮らしを始めることにしました。

実家はあるからアパートは借りる必要がないと思われるかもしれないが一点だけ補足させてほしい。私の世帯構成は父母姉私の4人だが、そのうち家から突然出ていったのは母と姉である。すると、父と2人になるがこれは厳しいのです。元々、父のだらしなさが原因で夫婦関係が悪く、父は別居していました。しかし、母と姉がいなくなったことで父が実家にINしてくることになってしまった。父はだらしない人間実家に戻ってきたときには無職だったので、家に無職2人生活は耐えられないものがあります。だから、早く家を出ていく必要がありました。ニートニートを支えられない。

話を戻すと、家を飛び出した私は、アパートを借りてバイトではあるが収入を貰い自立した生活を始めることになりました。収入は少ないが、1人だから生活管理できることが何よりも楽だし嬉しい。ニート時代では、収入を限りなく抑えるために外出をしなくなったし、友達と遊びに行くことを全くしなくなった。とにかくひっそり生きていた。

2.ニートの頃の生活

起床が大体お昼前、昼食は冷蔵庫から物を頂戴してよく自炊していました。そして昼食後から夕方まではオンラインゲームをよくしていました。夕方ごろになると姉や母が帰宅するので音を立てないよう仮眠していました。0時過ぎたころに寝静まるので、そこから深夜アニメゴールデンタイム。毎クールごとに時間割を作ってリアルタイム視聴して楽しんでいました。そして見終わると3時ごろで、またゲームを始める。ゲームに夢中になって朝日が昇り始めると就寝という生活をひたすら毎日続けていました。ニートの才能あり。

余談ですが、ゲームは原神という無料オンラインゲームプレイしていました。ニート始めたてのころは何をしていいかからニュースニート特集を見漁ると、ほとんどのニートが原神をプレイしていたから、それを真似して始めました。無料プレイできるのに遊べる要素が多くて、ありあまる時間をつぎ込んでもアップデートが来るため永遠と遊べました。ありがとう原神。

3.会社をクビになりニート

閑話休題そもそもニートになったきっかけは、会社をクビになったことです。大学卒業後、新卒会社に入ったが、あまりにも仕事ができないため3ヶ月でクビになりました。試用期間内正式に職を失った。ショック!仕事のできなさ具合の詳細は省くが、あまりにも仕事ができていないことは、自分上司、同僚からみても明らかでした。働かない方が人に迷惑をかけないで済むからという点で、働くべきでない人もいると思いました。それがたまたま自分だっただけ。入社1日目で自分辞めるなという予感がありました。仕事を始めて、環境がかわり精神的にとても不安定でした。実際に2日目には精神科を初めて受診して、仕事に行ったあとは病院に通う生活をしていました。こんなのじゃ働いて精神不安定にさせて、お金をもらっても結局病院代に消えて意味が無い。そう思って壊れて破綻してしまった。

4.さいごに

それでも、今はバイトを5年続けられていて、生活も低水準ながら維持できている。家族との縁は完全に切れているが、不安定な時期を支えられないなら関係性の修復をすることは今後ない。たかだか血の繋がりだけで、縁があるように見えるが、家族であっても得体の知れない他人だと思う。先日、戸籍を分籍して、一切の他人であることを公的にした。もう記憶からも無くなって欲しいので、断捨離としてこの文を書きました。

消えてなくなれ

2024-10-15

anond:20241014214011

個体差では?

自分もあれダメこれダメだったけど、どうしたらできるか?

親の前でできないなら親がいない時やるしかない

証拠隠滅考慮してどういう時間割でそれをやるか

失敗したのをやり直す時間は無いからどの時点でここまで出来なければ辞める、失敗しないように事前計画と準備と前提知識はしっかり頭に入れておく

とかやって親の目を盗んでやってたよ

2024-10-02

三四郎はそれなり寝ついた。運命与次郎も手を下しようのないくらいすこやかな眠りに入った。すると半鐘の音で目がさめた。どこかで人声がする。東京火事はこれで二へん目である三四郎は寝巻の上へ羽織を引っかけて、窓をあけた。風はだいぶ落ちている。向こうの二階屋が風の鳴る中に、まっ黒に見える。家が黒いほど、家のうしろの空は赤かった。  三四郎寒いのを我慢して、しばらくこの赤いものを見つめていた。その時三四郎の頭には運命がありありと赤く映った。三四郎はまた暖かい蒲団の中にもぐり込んだ。そうして、赤い運命の中で狂い回る多くの人の身の上を忘れた。  夜が明ければ常の人である制服をつけて、ノートを持って、学校へ出た。ただ三十円を懐にすることだけは忘れなかった。あいにく時間割のつごうが悪い。三時までぎっしり詰まっている。三時過ぎに行けば、よし子も学校から帰って来ているだろう。ことによれば里見恭助という兄も在宅かもしれない。人がいては、金を返すのが、まったくだめのような気がする。  また与次郎が話しかけた。 「ゆうべはお談義を聞いたか」 「なにお談義というほどでもない」 「そうだろう、野々宮さんは、あれで理由のわかった人だからな」と言ってどこかへ行ってしまった。二時間後の講義の時にまた出会った。 「広田先生のことは大丈夫うまくいきそうだ」と言う。どこまで事が運んだか聞いてみると、 「いや心配しないでもいい。いずれゆっくり話す。先生が君がしばらく来ないと言って、聞いていたぜ。時々行くがいい。先生は一人ものからな。我々が慰めてやらんと、いかん。今度何か買って来い」と言いっぱなして、それなり消えてしまった。すると、次の時間にまたどこからか現われた。今度はなんと思ったか講義最中に、突然、 「金受け取ったりや」と電報のようなもの白紙へ書いて出した。三四郎は返事を書こうと思って、教師の方を見ると、教師ちゃんとこっちを見ている。白紙丸めて足の下へなげた。講義が終るのを待って、はじめて返事をした。 「金は受け取った、ここにある」 「そうかそれはよかった。返すつもりか」 「むろん返すさ」 「それがよかろう。はやく返すがいい」 「きょう返そうと思う」 「うん昼過ぎおそくならいるかもしれない」 「どこかへ行くのか」 「行くとも、毎日毎日絵にかかれに行く。もうよっぽどできたろう」 「原口さんの所か」 「うん」  三四郎与次郎から原口さんの宿所を聞きとった。

https://anond.hatelabo.jp/20241002004712

 広田先生病気だというから三四郎が見舞いに来た。門をはいると、玄関に靴が一足そろえてある。医者かもしれないと思った。いつものとおり勝手口へ回るとだれもいない。のそのそ上がり込んで茶の間へ来ると、座敷で話し声がする。三四郎はしばらくたたずんでいた。手にかなり大きな風呂敷包みをさげている。中には樽柿がいっぱいはいっている。今度来る時は、何か買ってこいと、与次郎の注意があったから、追分の通りで買って来た。すると座敷のうちで、突然どたりばたりという音がした。だれか組打ちを始めたらしい。三四郎必定喧嘩と思い込んだ。風呂敷包みをさげたまま、仕切りの唐紙を鋭どく一尺ばかりあけてきっとのぞきこんだ。広田先生が茶の袴をはいた大きな男に組み敷かれている。先生は俯伏しの顔をきわどく畳から上げて、三四郎を見たが、にやりと笑いながら、

「やあ、おいで」と言った。上の男はちょっと振り返ったままである

先生、失礼ですが、起きてごらんなさい」と言う。なんでも先生の手を逆に取って、肘の関節を表から、膝頭で押さえているらしい。先生は下から、とうてい起きられないむねを答えた。上の男は、それで、手を離して、膝を立てて、袴の襞を正しく、いずまいを直した。見ればりっぱな男である先生もすぐ起き直った。

「なるほど」と言っている。

「あの流でいくと、むりに逆らったら、腕を折る恐れがあるから危険です」

 三四郎はこの問答で、はじめて、この両人の今何をしていたかを悟った。

「御病気だそうですが、もうよろしいんですか」

「ええ、もうよろしい」

 三四郎風呂敷包みを解いて、中にあるものを、二人の間に広げた。

「柿を買って来ました」

 広田先生書斎へ行って、ナイフを取って来る。三四郎台所から包丁を持って来た。三人で柿を食いだした。食いながら、先生と知らぬ男はしきりに地方中学の話を始めた。生活難の事、紛擾の事、一つ所に長くとまっていられぬ事、学科以外に柔術教師をした事、ある教師は、下駄の台を買って、鼻緒は古いのを、すげかえて、用いられるだけ用いるぐらいにしている事、今度辞職した以上は、容易に口が見つかりそうもない事、やむをえず、それまで妻を国元へ預けた事――なかなか尽きそうもない。

 三四郎は柿の核を吐き出しながら、この男の顔を見ていて、情けなくなった。今の自分と、この男と比較してみると、まるで人種が違うような気がする。この男の言葉のうちには、もう一ぺん学生生活がしてみたい。学生生活ほど気楽なものはないという文句が何度も繰り返された。三四郎はこの文句を聞くたびに、自分寿命わずか二、三年のあいだなのかしらんと、ぼんやり考えはじめた。与次郎蕎麦などを食う時のように、気がさえない。

 広田先生はまた立って書斎に入った。帰った時は、手に一巻の書物を持っていた。表紙が赤黒くって、切り口の埃でよごれたものである

「これがこのあいだ話したハイドリオタフヒア。退屈なら見ていたまえ」

 三四郎は礼を述べて書物を受け取った。

寂寞の罌粟花を散らすやしきりなり。人の記念に対しては、永劫に価するといなとを問うことなし」という句が目についた。先生安心して柔術学士談話をつづける。――中学教師などの生活状態を聞いてみると、みな気の毒なものばかりのようだが、真に気の毒と思うのは当人だけである。なぜというと、現代人は事実を好むが、事実に伴なう情操は切り捨てる習慣である。切り捨てなければならないほど世間が切迫しているのだからしかたがない。その証拠には新聞を見るとわかる。新聞社会記事は十の九まで悲劇である。けれども我々はこの悲劇悲劇として味わう余裕がない。ただ事実報道として読むだけである自分の取る新聞などは、死人何十人と題して、一日に変死した人間の年齢、戸籍、死因を六号活字で一行ずつに書くことがある。簡潔明瞭の極である。また泥棒早見という欄があって、どこへどんな泥棒はいたか、一目にわかるように泥棒がかたまっている。これも至極便利である。すべてが、この調子と思わなくっちゃいけない。辞職もそのとおり。当人には悲劇に近いでき事かもしれないが、他人にはそれほど痛切な感じを与えないと覚悟しなければなるまい。そのつもりで運動したらよかろう。

だって先生くらい余裕があるなら、少しは痛切に感じてもよさそうなものだが」と柔術の男がまじめな顔をして言った。この時は広田先生三四郎も、そう言った当人も一度に笑った。この男がなかなか帰りそうもないので三四郎は、書物を借りて、勝手から表へ出た。

「朽ちざる墓に眠り、伝わる事に生き、知らるる名に残り、しからずば滄桑の変に任せて、後の世に存せんと思う事、昔より人の願いなり。この願いのかなえるとき、人は天国にあり。されども真なる信仰の教法よりみれば、この願いもこの満足も無きがごとくにはかなきものなり。生きるとは、再の我に帰るの意にして、再の我に帰るとは、願いにもあらず、望みにもあらず、気高き信者の見たるあからさまなる事実なれば、聖徒イノセント墓地に横たわるは、なおエジプトの砂中にうずまるがごとし。常住の我身を観じ喜べば、六尺の狭きもアドリエーナスの大廟と異なる所あらず。成るがままに成るとのみ覚悟せよ」

 これはハイドリオタフヒアの末節である三四郎はぶらぶら白山の方へ歩きながら、往来の中で、この一節を読んだ。広田先生から聞くところによると、この著者は有名な名文家で、この一編は名文家の書いたうちの名文であるそうだ。広田先生はその話をした時に、笑いながら、もっともこれは私の説じゃないよと断わられた。なるほど三四郎にもどこが名文だかよくわからない。ただ句切りが悪くって、字づかいが異様で、言葉の運び方が重苦しくって、まるで古いお寺を見るような心持ちがしただけである。この一節だけ読むにも道程にすると、三、四町もかかった。しかもはっきりとはしない。

 贏ちえたところは物寂びている。奈良の大仏の鐘をついて、そのなごりの響が、東京にいる自分の耳にかすかに届いたと同じことである三四郎はこの一節のもたらす意味よりも、その意味の上に這いかかる情緒の影をうれしがった。三四郎は切実に生死の問題を考えたことのない男である。考えるには、青春の血が、あまりに暖かすぎる。目の前には眉を焦がすほどな大きな火が燃えている。その感じが、真の自分である三四郎はこれから曙町原口の所へ行く。

 子供葬式が来た。羽織を着た男がたった二人ついている。小さい棺はまっ白な布で巻いてある。そのそばきれいな風車を結いつけた。車がしきりに回る。車の羽弁が五色に塗ってある。それが一色になって回る。白い棺はきれいな風車を絶え間なく動かして、三四郎の横を通り越した。三四郎は美しい弔いだと思った。

 三四郎は人の文章と、人の葬式をよそから見た。もしだれか来て、ついでに美禰子をよそから見ろと注意したら、三四郎は驚いたに違いない。三四郎は美禰子をよそから見ることができないような目になっている。第一よそもよそでないもそんな区別はまるで意識していない。ただ事実として、ひとの死に対しては、美しい穏やかな味わいがあるとともに、生きている美禰子に対しては、美しい享楽の底に、一種苦悶がある。三四郎はこの苦悶を払おうとして、まっすぐに進んで行く。進んで行けば苦悶がとれるように思う。苦悶をとるために一足わきへのくことは夢にも案じえない。これを案じえない三四郎は、現に遠くから、寂滅の会を文字の上にながめて、夭折の哀れを、三尺の外に感じたのであるしかも、悲しいはずのところを、快くながめて、美しく感じたのである

 曙町へ曲がると大きな松がある。この松を目標に来いと教わった。松の下へ来ると、家が違っている。向こうを見るとまた松がある。その先にも松がある。松がたくさんある。三四郎は好い所だと思った。多くの松を通り越して左へ折れると、生垣きれいな門がある。はたして原口という標札が出ていた。その標札は木理の込んだ黒っぽい板に、緑の油で名前を派手に書いたものである。字だか模様だかわからいくらい凝っている。門から玄関まではからりとしてなんにもない。左右に芝が植えてある。

 玄関には美禰子の下駄がそろえてあった。鼻緒の二本が右左で色が違う。それでよく覚えている。今仕事中だが、よければ上がれと言う小女の取次ぎについて、画室へはいった。広い部屋である。細長く南北にのびた床の上は、画家らしく、取り乱れている。まず一部分には絨毯が敷いてある。それが部屋の大きさに比べると、まるで釣り合いが取れないから、敷物として敷いたというよりは、色のいい、模様の雅な織物としてほうり出したように見える。離れて向こうに置いた大きな虎の皮もそのとおり、すわるための、設けの座とは受け取れない。絨毯とは不調和位置に筋かいに尾を長くひいている。砂を練り固めたような大きな甕がある。その中から矢が二本出ている。鼠色の羽根羽根の間が金箔で強く光る。そのそばに鎧もあった。三四郎卯の花縅しというのだろうと思った。向こう側のすみにぱっと目を射るものがある。紫の裾模様の小袖に金糸の刺繍が見える。袖から袖へ幔幕の綱を通して、虫干の時のように釣るした。袖は丸くて短かい。これが元禄かと三四郎も気がついた。そのほかには絵がたくさんある。壁にかけたのばかりでも大小合わせるとよほどになる。額縁をつけない下絵というようなものは、重ねて巻いた端が、巻きくずれて、小口をしだらなくあらわした。

 描かれつつある人の肖像は、この彩色の目を乱す間にある。描かれつつある人は、突き当りの正面に団扇をかざして立った。描く男は丸い背をぐるりと返して、パレットを持ったまま、三四郎に向かった。口に太いパイプをくわえている。

「やって来たね」と言ってパイプを口から取って、小さい丸テーブルの上に置いた。マッチと灰皿がのっている。椅子もある。

「かけたまえ。――あれだ」と言って、かきかけた画布の方を見た。長さは六尺もある。三四郎はただ、

「なるほど大きなものですな」と言った。原口さんは、耳にも留めないふうで、

「うん、なかなか」とひとりごとのように、髪の毛と、背景の境の所を塗りはじめた。三四郎はこの時ようやく美禰子の方を見た。すると女のかざした団扇の陰で、白い歯がかすかに光った。

 それから二、三分はまったく静かになった。部屋は暖炉で暖めてある。きょうは外面でも、そう寒くはない。風は死に尽した。枯れた木が音なく冬の日に包まれて立っている。三四郎は画室へ導かれた時、霞の中へはいったような気がした。丸テーブルに肱を持たして、この静かさの夜にまさる境に、はばかりなき精神をおぼれしめた。この静かさのうちに、美禰子がいる。美禰子の影が次第にでき上がりつつある。肥った画工の画筆だけが動く。それも目に動くだけで、耳には静かである。肥った画工も動くことがある。しか足音はしない。

 静かなものに封じ込められた美禰子はまったく動かない。団扇をかざして立った姿そのままがすでに絵である三四郎から見ると、原口さんは、美禰子を写しているのではない。不可思議に奥行きのある絵から、精出して、その奥行きだけを落として、普通の絵に美禰子を描き直しているのである。にもかかわらず第二の美禰子は、この静かさのうちに、次第と第一に近づいてくる。三四郎には、この二人の美禰子の間に、時計の音に触れない、静かな長い時間が含まれているように思われた。その時間画家意識にさえ上らないほどおとなしくたつにしたがって、第二の美禰子がようやく追いついてくる。もう少しで双方がぴたりと出合って一つに収まるというところで、時の流れが急に向きを換えて永久の中に注いでしまう。原口さんの画筆はそれより先には進めない。三四郎はそこまでついて行って、気がついて、ふと美禰子を見た。美禰子は依然として動かずにいる。三四郎の頭はこの静かな空気のうちで覚えず動いていた。酔った心持ちである。すると突然原口さんが笑いだした。

「また苦しくなったようですね」

 女はなんにも言わずに、すぐ姿勢をくずして、そばに置いた安楽椅子へ落ちるようにとんと腰をおろした。その時白い歯がまた光った。そうして動く時の袖とともに三四郎を見た。その目は流星のように三四郎の眉間を通り越していった。

 原口さんは丸テーブルそばまで来て、三四郎に、

「どうです」と言いながら、マッチをすってさっきのパイプに火をつけて、再び口にくわえた。大きな木の雁首を指でおさえて、二吹きばかり濃い煙を髭の中から出したが、やがてまた丸い背中を向けて絵に近づいた。かってなところを自由に塗っている。

 絵はむろん仕上がっていないものだろう。けれどもどこもかしこもまんべんなく絵の具が塗ってあるから素人三四郎が見ると、なかなかりっぱであるうまいかまずいかむろんわからない。技巧の批評のできない三四郎には、ただ技巧のもたらす感じだけがある。それすら、経験がないから、すこぶる正鵠を失しているらしい。芸術の影響に全然無頓着人間でないとみずから証拠立てるだけでも三四郎風流である

 三四郎が見ると、この絵はいったいにぱっとしている。なんだかいちめんに粉が吹いて、光沢のない日光にあたったように思われる。影の所でも黒くはない。むしろ薄い紫が射している。三四郎はこの絵を見て、なんとなく軽快な感じがした。浮いた調子は猪牙船に乗った心持ちがある。それでもどこかおちついている。けんのんでない。苦ったところ、渋ったところ、毒々しいところはむろんない。三四郎原口さんらしい絵だと思った。すると原口さんは無造作に画筆を使いながら、こんなことを言う。

小川さんおもしろい話がある。ぼくの知った男にね、細君がいやになって離縁を請求した者がある。ところが細君が承知をしないで、私は縁あって、この家へかたづいたものですから、たといあなたがおいやでも私はけっして出てまいりません」

2024-10-01

anond:20241001232451

教育幼稚園の方がいいというのは時間割があって動くということか、、確かに

anond:20241001231949

保育園から幼稚園に移ったら退屈だったな。幼稚園には時間割があって、それに従って音楽時間工作時間、体育の時間なんかがあった。幼稚園なんて小学校と変わらない。

それにひきかえ保育園自由だった。まあ通ってた保育園モンテッソーリだったからかも知らんが。

2024-09-30

三  学年は九月十一日に始まった。三四郎は正直に午前十時半ごろ学校へ行ってみたが、玄関前の掲示場に講義時間割りがあるばかりで学生は一人もいない。自分の聞くべき分だけを手帳に書きとめて、それから事務室へ寄ったら、さすがに事務員だけは出ていた。講義はいからまりますかと聞くと、九月十一日から始まると言っている。すましたものである。でも、どの部屋を見ても講義がないようですがと尋ねると、それは先生がいないからだと答えた。三四郎はなるほどと思って事務室を出た。裏へ回って、大きな欅の下から高い空をのぞいたら、普通の空よりも明らかに見えた。熊笹の中を水ぎわへおりて、例の椎の木の所まで来て、またしゃがんだ。あの女がもう一ぺん通ればいいくらいに考えて、たびたび丘の上をながめたが、丘の上には人影もしなかった。三四郎はそれが当然だと考えた。けれどもやはりしゃがんでいた。すると、午砲が鳴ったんで驚いて下宿へ帰った。  翌日は正八時に学校へ行った。正門をはいると、とっつきの大通りの左右に植えてある銀杏並木が目についた。銀杏が向こうの方で尽きるあたりから、だらだら坂に下がって、正門のきわに立った三四郎から見ると、坂の向こうにある理科大学は二階の一部しか出ていない。その屋根のうしろ朝日を受けた上野の森が遠く輝いている。日は正面にある。三四郎はこの奥行のある景色を愉快に感じた。  銀杏並木こちら側で尽きる右手には法文科大学がある。左手には少しさがって博物の教室がある。建築は双方ともに同じで、細長い窓の上に、三角にとがった屋根突き出している。その三角の縁に当る赤煉瓦と黒い屋根のつぎめの所が細い石の直線でできている。そうしてその石の色が少し青味を帯びて、すぐ下にくるはでな赤煉瓦一種の趣を添えている。そうしてこの長い窓と、高い三角が横にいくつも続いている。三四郎はこのあいだ野々宮君の説を聞いてから以来、急にこの建物をありがたく思っていたが、けさは、この意見が野々宮君の意見でなくって、初手から自分の持説であるような気がしだした。ことに博物室が法文科と一直線に並んでいないで、少し奥へ引っ込んでいるところが不規則で妙だと思った。こんど野々宮君に会ったら自分発明としてこの説を持ち出そうと考えた。  法文科の右のはずれから半町ほど前へ突き出している図書館にも感服した。よくわからないがなんでも同じ建築だろうと考えられる。その赤い壁につけて、大きな棕櫚の木を五、六本植えたところが大いにいい。左手のずっと奥にある工科大学封建時代西洋のお城から割り出したように見えた。まっ四角にできあがっている。窓も四角である。ただ四すみと入口が丸い。これは櫓を形取ったんだろう。お城だけにしっかりしている。法文科みたように倒れそうでない。なんだか背の低い相撲取りに似ている。  三四郎は見渡すかぎり見渡して、このほかにもまだ目に入らない建物がたくさんあることを勘定に入れて、どことな雄大な感じを起こした。「学問の府はこうなくってはならない。こういう構えがあればこそ研究もできる。えらいものだ」――三四郎大学者になったような心持ちがした。  けれども教室はいってみたら、鐘は鳴っても先生は来なかった。その代り学生も出て来ない。次の時間もそのとおりであった。三四郎は癇癪を起こして教場を出た。そうして念のために池の周囲を二へんばかり回って下宿へ帰った。  それから約十日ばかりたってから、ようやく講義が始まった。三四郎がはじめて教室はいって、ほかの学生といっしょに先生の来るのを待っていた時の心持ちはじつに殊勝なものであった。神主が装束を着けて、これから祭典でも行なおうとするまぎわには、こういう気分がするだろうと、三四郎自分自分の了見を推定した。じっさい学問の威厳に打たれたに違いない。それのみならず、先生ベルが鳴って十五分立っても出て来ないのでますます予期から生ずる敬畏の念を増した。そのうち人品のいいおじいさんの西洋人が戸をあけてはいってきて、流暢な英語講義を始めた。三四郎はその時 answer という字はアングロ・サクソン語の and-swaru から出たんだということを覚えた。それからスコットの通った小学校の村の名を覚えた。いずれも大切に筆記帳にしるしておいた。その次には文学論の講義に出た。この先生教室はいって、ちょっと黒板をながめていたが、黒板の上に書いてある Geschehen という字と Nachbild という字を見て、はあドイツ語かと言って、笑いながらさっさと消してしまった。三四郎はこれがためにドイツ語に対する敬意を少し失ったように感じた。先生は、それから古来文学者が文学に対して下した定義をおよそ二十ばかり並べた。三四郎はこれも大事手帳に筆記しておいた。午後は大教室に出た。その教室には約七、八十人ほどの聴講者がいた。したがって先生演説口調であった。砲声一発浦賀の夢を破ってという冒頭であったから、三四郎おもしろがって聞いていると、しまいにはドイツ哲学者の名がたくさん出てきてはなはだ解しにくくなった。机の上を見ると、落第という字がみごとに彫ってある。よほど暇に任せて仕上げたものみえて、堅い樫の板をきれいに切り込んだてぎわは素人とは思われない。深刻のできである。隣の男は感心に根気よく筆記をつづけている。のぞいて見ると筆記ではない。遠くから先生の似顔をポンチにかいていたのである三四郎のぞくやいなや隣の男はノート三四郎の方に出して見せた。絵はうまくできているが、そばに久方の雲井の空の子規と書いてあるのは、なんのことだか判じかねた。  講義が終ってから三四郎はなんとなく疲労したような気味で、二階の窓から頬杖を突いて、正門内の庭を見おろしていた。ただ大きな松や桜を植えてそのあいだに砂利を敷いた広い道をつけたばかりであるが、手を入れすぎていないだけに、見ていて心持ちがいい。野々宮君の話によるとここは昔はこうきれいではなかった。野々宮君の先生のなんとかいう人が、学生の時分馬に乗って、ここを乗り回すうち、馬がいうことを聞かないで、意地を悪くわざと木の下を通るので、帽子が松の枝に引っかかる。下駄の歯が鐙にはさまる。先生はたいへん困っていると、正門前喜多床という髪結床の職人がおおぜい出てきて、おもしろがって笑っていたそうである。その時分には有志の者が醵金して構内に厩をこしらえて、三頭の馬と、馬の先生とを飼っておいた。ところが先生がたいへんな酒飲みで、とうとう三頭のうちのいちばんいい白い馬を売って飲んでしまった。それはナポレオン三世時代の老馬であったそうだ。まさかナポレオン三世時代でもなかろう。しかのん気な時代もあったものだと考えていると、さっきポンチ絵かいた男が来て、 「大学講義はつまらんなあ」と言った。三四郎はいいかげんな返事をした。じつはつまるかつまらいか三四郎にはちっとも判断ができないのであるしかしこの時からこの男と口をきくようになった。  その日はなんとなく気が鬱して、おもしろくなかったので、池の周囲を回ることは見合わせて家へ帰った。晩食後筆記を繰り返して読んでみたが、べつに愉快にも不愉快にもならなかった。母に言文一致手紙を書いた。――学校は始まった。これから毎日出る。学校はたいへん広いいい場所で、建物もたいへん美しい。まん中に池がある。池の周囲を散歩するのが楽しみだ。電車には近ごろようやく乗り馴れた。何か買ってあげたいが、何がいいかからいから、買ってあげない。ほしければそっちから言ってきてくれ。今年の米はいまに価が出るから、売らずにおくほうが得だろう。三輪田のお光さんにはあまり愛想よくしないほうがよかろう。東京へ来てみると人はいくらでもいる。男も多いが女も多い。というような事をごたごた並べたものであった。  手紙を書いて、英語の本を六、七ページ読んだらいやになった。こんな本を一冊ぐらい読んでもだめだと思いだした。床を取って寝ることにしたが、寝つかれない。不眠症になったらはやく病院に行って見てもらおうなどと考えているうちに寝てしまった。  あくる日も例刻に学校へ行って講義を聞いた。講義あいだに今年の卒業生がどこそこへいくらで売れたという話を耳にした。だれとだれがまだ残っていて、それがある官立学校地位競争している噂だなどと話している者があった。三四郎漠然と、未来が遠くから眼前に押し寄せるようなにぶい圧迫を感じたが、それはすぐ忘れてしまった。むしろ昇之助がなんとかしたというほうの話がおもしろかった。そこで廊下熊本出の同級生をつかまえて、昇之助とはなんだと聞いたら、寄席へ出る娘義太夫だと教えてくれた。それから寄席看板はこんなもので、本郷のどこにあるということまで言って聞かせたうえ、今度の土曜にいっしょに行こうと誘ってくれた。よく知ってると思ったら、この男はゆうべはじめて、寄席へ、はいったのだそうだ。三四郎はなんだか寄席へ行って昇之助が見たくなった。  昼飯を食いに下宿へ帰ろうと思ったら、きのうポンチ絵かいた男が来て、おいおいと言いながら、本郷の通りの淀見軒という所に引っ張って行って、ライスカレーを食わした。淀見軒という所は店で果物を売っている。新しい普請であった。ポンチ絵かいた男はこの建築の表を指さして、これがヌーボー式だと教えた。三四郎建築にもヌーボー式があるものとはじめて悟った。帰り道に青木堂も教わった。やはり大学生のよく行く所だそうである赤門はいって、二人で池の周囲を散歩した。その時ポンチ絵の男は、死んだ小泉八雲先生教員控室へはいるのがきらいで講義がすむといつでもこの周囲をぐるぐる回って歩いたんだと、あたか小泉先生に教わったようなことを言った。なぜ控室へはいらなかったのだろうかと三四郎が尋ねたら、 「そりゃあたりまえださ。第一彼らの講義を聞いてもわかるじゃないか。話せるものは一人もいやしない」と手ひどいことを平気で言ったには三四郎も驚いた。この男は佐々木与次郎といって、専門学校卒業して、今年また選科へはいったのだそうだ。東片町の五番地の広田という家にいるから、遊びに来いと言う。下宿かと聞くと、なに高等学校先生の家だと答えた。  それから当分のあい三四郎毎日学校へ通って、律義に講義を聞いた。必修課目以外のものへも時々出席してみた。それでも、まだもの足りない。そこでついには専攻課目にまるで縁故のないものまでへもおりおりは顔を出した。しかしたいていは二度か三度でやめてしまった。一か月と続いたのは少しもなかった。それでも平均一週に約四十時間ほどになる。いかな勤勉な三四郎にも四十時間はちと多すぎる。三四郎はたえず一種の圧迫を感じていた。しかるにもの足りない。三四郎は楽しまなくなった。  ある日佐々木与次郎に会ってその話をすると、与次郎は四十時間と聞いて、目を丸くして、「ばかばか」と言ったが、「下宿屋のまずい飯を一日に十ぺん食ったらもの足りるようになるか考えてみろ」といきなり警句でもって三四郎をどやしつけた。三四郎はすぐさま恐れ入って、「どうしたらよかろう」と相談をかけた。 「電車に乗るがいい」と与次郎が言った。三四郎は何か寓意でもあることと思って、しばらく考えてみたが、べつにこれという思案も浮かばないので、 「本当の電車か」と聞き直した。その時与次郎はげらげら笑って、 「電車に乗って、東京を十五、六ぺん乗り回しているうちにはおのずからもの足りるようになるさ」と言う。 「なぜ」 「なぜって、そう、生きてる頭を、死んだ講義で封じ込めちゃ、助からない。外へ出て風を入れるさ。その上にもの足りる工夫はいくらでもあるが、まあ電車が一番の初歩でかつもっとも軽便だ」  その日の夕方与次郎三四郎を拉して、四丁目から電車に乗って、新橋へ行って、新橋からまた引き返して、日本橋へ来て、そこで降りて、 「どうだ」と聞いた。  次に大通りから細い横町へ曲がって、平の家という看板のある料理屋へ上がって、晩飯を食って酒を飲んだ。そこの下女はみんな京都弁を使う。はなはだ纏綿している。表へ出た与次郎は赤い顔をして、また 「どうだ」と聞いた。  次に本場の寄席へ連れて行ってやると言って、また細い横町はいって、木原店という寄席を上がった。ここで小さんという落語家を聞いた。十時過ぎ通りへ出た与次郎は、また 「どうだ」と聞いた。  三四郎は物足りたとは答えなかった。しかしまんざらもの足りない心持ちもしなかった。すると与次郎は大いに小さん論を始めた。  小さんは天才であるあん芸術家はめったに出るものじゃない。いつでも聞けると思うから安っぽい感じがして、はなはだ気の毒だ。じつは彼と時を同じゅうして生きている我々はたいへんなしあわせである。今からしまえに生まれても小さんは聞けない。少しおくれても同様だ。――円遊もうまいしかし小さんとは趣が違っている。円遊のふんした太鼓持は、太鼓持になった円遊だからおもしろいので、小さんのやる太鼓持は、小さんを離れた太鼓持だからおもしろい。円遊の演ずる人物から円遊を隠せば、人物がまるで消滅してしまう。小さんの演ずる人物からいくら小さんを隠したって、人物は活発溌地に躍動するばかりだ。そこがえらい。  与次郎はこんなことを言って、また 「どうだ」と聞いた。実をいうと三四郎には小さんの味わいがよくわからなかった。そのうえ円遊なるものはいまだかつて聞いたことがない。したがって与次郎の説の当否は判定しにくい。しかしその比較ほとんど文学的といいうるほどに要領を得たには感服した。  高等学校の前で別れる時、三四郎は、 「ありがとう、大いにもの足りた」と礼を述べた。すると与次郎は、 「これからさきは図書館でなくっちゃもの足りない」と言って片町の方へ曲がってしまった。この一言三四郎ははじめて図書館はいることを知った。  その翌日から三四郎は四十時間講義ほとんど半分に減らしてしまった。そうして図書館はいった。広く、長く、天井が高く、左右に窓のたくさんある建物であった。書庫入口しか見えない。こっちの正面からのぞくと奥には、書物いくらでも備えつけてあるように思われる。立って見ていると、書庫の中から、厚い本を二、三冊かかえて、出口へ来て左へ折れて行く者がある。職員閲覧室へ行く人であるなかに必要の本を書棚からとりおろして、胸いっぱいにひろげて、立ちながら調べている人もある。三四郎はうらやましくなった。奥まで行って二階へ上がって、それから三階へ上がって、本郷より高い所で、生きたものを近づけずに、紙のにおいをかぎながら、――読んでみたい。けれども何を読むかにいたっては、べつにはっきりした考えがない。読んでみなければわからないが、何かあの奥にたくさんありそうに思う。  三四郎一年生だから書庫はい権利がない。しかたなしに、大きな箱入りの札目録を、こごんで一枚一枚調べてゆくと、いくらめくってもあとから新しい本の名が出てくる。しまいに肩が痛くなった。顔を上げて、中休みに、館内を見回すと、さすがに図書館だけあって静かなものであるしかも人がたくさんいる。そうして向こうのはずれにいる人の頭が黒く見える。目口ははっきりしない。高い窓の外から所々に木が見える。空も少し見える。遠くから町の音がする。三四郎は立ちながら、学者生活は静かで深いものだと考えた。それでその日はそのまま帰った。  次の日は空想をやめて、はいるとさっそく本を借りた。しかし借りそくなったので、すぐ返した。あとから借りた本はむずかしすぎて読めなかったからまた返した。三四郎はこういうふうにして毎日本を八、九冊ずつは必ず借りた。もっともたまにはすこし読んだのもある。三四郎が驚いたのは、どんな本を借りても、きっとだれか一度は目を通しているという事実発見した時であった。それは書中ここかしこに見える鉛筆のあとでたしかである。ある時三四郎は念のため、アフラベーンという作家小説を借りてみた。あけるまでは、よもやと思ったが、見るとやはり鉛筆で丁寧にしるしがつけてあった。この時三四郎はこれはとうていやりきれないと思った。ところへ窓の外を楽隊が通ったんで、つい散歩に出る気になって、通りへ出て、とうとう青木堂へはいった。  はいってみると客が二組あって、いずれも学生であったが、向こうのすみにたった一人離れて茶を飲んでいた男がある。三四郎がふとその横顔を見ると、どうも上京の節汽車の中で水蜜桃をたくさん食った人のようである。向こうは気がつかない。茶を一口飲んでは煙草を一吸いすって、たいへんゆっくり構えている。きょうは白地の浴衣をやめて、背広を着ている。しかしけっしてりっぱなものじゃない。光線の圧力の野々宮君より白シャツけがましなくらいなものである三四郎は様子を見ているうちにたしか水蜜桃だと物色した。大学講義を聞いてから以来、汽車の中でこの男の話したことがなんだか急に意義のあるように思われだしたところなので、三四郎そばへ行って挨拶をしようかと思った。けれども先方は正面を見たなり、茶を飲んでは煙草をふかし、煙草をふかしては茶を飲んでいる。手の出しようがない。

anond:20240930173301

2024-08-26

勝間さんのyoutube動画タイトル一覧取得したらすごかった

これだけのコンテンツを作り上げるのがただただすごい。。

誰かAIとかで類似トピック分類してくれない?

※chatgtp: YouTube動画タイトル一覧を取得して公開すること自体は、著作権法違反する可能性は低いです。

0.2% の改善趣味にしよう

1.8万円のWin11タブレットが意外とよい!!

100%の正解も間違いもない

100歳時代勝間式「人生戦略ハック100」の読みどころ紹介

10分後、10ヶ月後、10年後の結果をいつも同時に考えよう

15cm四方以上のものを買うのはスーパー慎重になろう

15秒以内に開始できないことはまずしない

15年ぶりの引越しでわかった、買ってはいけない負債となる家具家電ワースト3

1日1万歩歩くことの本当の意味理解する。それは、こまめに動く習慣がついているかどうかの指標です。

1日3分続けられるのは超すごい。運動でも、読書でも、食事でも、短時間でもずっと続けるほうが効果が高いです。

1週間に1日位は自分を甘やかす日を作ろう。あまりガチガチ目標に向かって邁進したり、自分節制し続けると、返ってバランスを失う恐れがあります

1週間に半日自分ミーティング時間を設けよう

3Dプリンターもの発注してみよう

3ヶ月使わなかったもの原則処分をしよう

5000円以内でチャレンジできるものはとりあえずやってしまおう

50代になってよかった3つのこと

50年間知らなかった、布団カバーの便利なかけ方

52歳にして、日傘に目覚めた話

53歳小柄女子勝間1000ccのバイク買います

55歳ぐらいからは、人生カウントダウン計画を立てよう

55歳にして初めて知った衝撃。寝心地の決め手は寝返りにあった。

5分前行動を徹底するための最も簡単方法

8月19日バイクの日。これからバイクに乗りたいと思っている人への応援歌

8時間睡眠のためには、9時台に寝室にいく習慣をつけよう

AIは味方であって敵ではない。一緒に協力することでより豊かな未来が待っています

AIに勝つためには運動機能を鍛えよう。ちょっとした動作については当分、人間のほうが優位です。

Amazon が急に土日に配送されなくなった人への対処方法

AndroidiPhone以上に便利にする方法

Audibleの聴きたい放題が最高すぎる。2022年1月から聴きたい放題に変更になりました。

BMI20未満にしない方が良い理由健康リスクは太ってるよりも痩せてる方が、はるかに高いことを知っておこう

Chat GPT質問相手相談相手として最適

ChatGPTGoogleの使い分け方

Chromeリモートデスクトップが超便利

Google Chromeスペースキー活用が超絶便利

Google KeepはTo Do管理の必需品

Google Pixel6 Proはどんな人なら「買い」なのか。1ヶ月半毎日使った感想をまとめます

Googleの新スマホPixel6の音声入力がすごかった話

Google検索画像から入るのが超便利

KYとは、非言語情報の読み取りが苦手な人

KindleAudible朗読睡眠のすすめ。寝付きもよくなりますし、知恵も増えます

Kindleアプリ読書時間をこじ開けよう

Kindle書籍はどの端末で読むのがいいのか

LINEアプリの長押しが超便利

MECE(もれなく重なりなく)はなぜ重要

Mサイズは実は結構大きいので注意

PDCAサイクルの回し方のコツ

Pixel 7と Pixel 7a どちらが買いか

Pixel Fold使用1週間レビュー。予想よりかなりよかった!

Pixel6は無印とProどちらを買うべきか

Pixel7と7Proのレビュー。6より相当よくなりました。

Pixel8のファーストインプレッション

Q&A これまでキャリアのない40歳女性が、同年代男性正社員並みの収入を得るためにはどうすべきですか?

Q&A 勝間和代さん、1日何食とっていますか? 栄養バランススタイルキープのコツは?

Q&A 勝間和代さん、人見知りの克服方法を教えて

Q&A 勝間和代さん、使っている体重計を教えて下さい

Q&A 勝間和代さん、まゆげの手入れはどうやっていますか?

Q&A 勝間和代さん、お気に入りスマホアプリを紹介して下さい

Q&A 勝間和代さん、適切な買い物をするためのコツを教えて下さい

Q&A 勝間和代さん、ふだんのネイルのお手入れ方法を教えて下さい

Q&A 勝間和代さん、人前で緊張せずに話せるコツを教えてください

Q&A 勝間和代さん、気の合う友達をたくさん作る方法を教えてください

Q&A 勝間和代さん、どんな人とつきあっていけばいいか、教えて下さい

Q&A 勝間和代さん、どうやったら、見栄っ張りな自分をやめられますか?

Q&A 勝間和代さん、どうしたら、時間を守れる人間になれるでしょうか?

Q&A 勝間和代さん、自宅でのヘアケアスキンケア方法を教えて下さい

Q&A 勝間和代さん、ふだん、どのようにテレビを使っているか、教えて下さい

Q&A 勝間和代さん、健康的な食事をとりながらも、食費を安くする方法を教えて

Q&A 勝間和代さん、仕事育児家事で忙しい中での目標達成方法を教えて下さい

Q&A 勝間和代さん、スマホ1台だけで仕事をするのはどんなイメージでしょうか?

Q&A 勝間和代さん、良い習慣を身につけ、悪い習慣を追い出す方法を教えて下さい

Q&A 勝間和代さん、変化することが怖いのですが、どのように考えればいいですか?

Q&A 勝間和代さん、イライラする事が起こってしまった後の対応方法を教えて下さい

Q&A 勝間和代さん、隣の芝生は青いと、つい妬んでしまう心をどうしたらいいでしょうか?

Q&A 勝間和代さん、ヘルシオホットクック、どちらか片方だったらどっちを買えばいいですか? また、型番は何を買えばいいですか?

Q&A 勝間和代さん、多忙にかまけて、やるべきことができない怠惰さとどう向き合えばいいでしょうか?

Q&A 勝間和代さん、特にチョコレートが大好きで、シュガーフリーできません。どうしたらいいでしょうか?

Q&A 勝間和代さん、転職時のリスクマネジメントを教えて下さい。変な転職先にいくことを防いだり、失敗したときリカバリー方法が知りたいです。

Q&A 勝間和代さん、就職や転居のように失敗リスクが高い決断については、たくさんの試行錯誤ができないのですが、どのように考えればいいか、教えて下さい

SNS は自慢ではなく情報共有に使おう

SNS依存症を脱するためにスマホSNS利用をやめよう

SNSよりおもしろくない本は読まなくていい

SNSを楽しく活用する大事な鉄則。それは、承認欲求ではなく情報共有に使うこと。

VRネットにはどのような限界があるのか

VR エクササイズ人生を取り戻すことができた話

YouTube撮影カメラピクセル7 Pro に変えてみました

YouTubeのやり方変えて1ヶ月の感想たのしーーわーーー。話したいこと話すのがやっぱりいいですね。

YouTubeサムネイル省略の結果報告。結局、ライトユーザー向けに必要でした。

YouTube撮影失敗の歴史をゆるく語る。一番大きかったのは、スマホのインカメラ使用しなくなったことでしょうか。

ご飯0.5合炊きのすすめ。毎回1膳分だけを炊くことによって、保温や管理の手間から解放されて、しかもどんなお米でも何でもものすごく美味しくなります

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何でも25%の余裕が生活を楽にする

価格の2倍から10倍の価値を感じるものだけを買おう

言葉は2割通じたら合格点と割り切る

自分は3割はミスをすると思っていた方が返って結果が良くなる

新刊40歳から仕事の壁を超える勝間思考」、著者紹介

すぐにChromeにChatGPTのアドインを入れよう

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半年から1年かけてうまくいかなかったもの損切りしよう(訂正バージョン)。それ以上の時間を使ってもうまくいく確率は低いです。

無駄遣いOK予算創設のすすめ

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新刊人生100年時代の稼ぎ方」の内容ダイジェスト

コーヒー10年ぶりに復活して良かったこと3つ

継続の鍵は15秒以内に開始できることにあり

試行錯誤は3回で仮説、5回でやっと実用10回で完成を目安にする。1回で完成させようとするから、虫が良すぎるし、結局達成できないで失敗してします。

勝間和代のKindle本をFire端末でオーディオブック化する方法の詳細説明

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旅行も軽さが正義

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動け、動け、動け

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安定は実はリスク

会話は心のごはん

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時間を生むコツ。1日10秒短縮でも1年で1時間です。日常ルーティンから無駄を少しずつ取り除くことで、毎日時間は生まれていきます

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音声入力最新情報2022

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夕食の外食は週に2回までにしよう。それ以上にすると胃腸が疲れて睡眠スコアが悪くなります

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より良い決定には4つ以上の選択肢が望ましい

電気自動車アリア5000キロ走行ガチレビュー。5000キロ走ったからこそわかった、いい所と悪い所

誕生日記念動画、50代になってわかった3つの幸せ。無事52歳の誕生日を迎えられたので、若いうちにはわからなかった3つの50代の幸せを記録します。

現在自分過去5年間の集大成である

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勝間和代はなぜ、iPhone Xをやめて、Android勢となったのか。アプリの速さ、電池容量、画面の大きさ、すべてが快適です。

集中力神話を疑おう

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重い腰を上げる方法

犯人探しをやめよう

正解は一つではない

頼る力の身につけ方

仕事は最高の脳トレ

遊びこそが実は学習

下腹ぽっこり解消法

独学は基本、非効率

上手な手抜きのコツ

断る力の身につけ方

怠けごころの抑え方

電熱服活用のすすめ

意思決定無意識100%

中年女性ゴルフ100を切る方法

パソコンメモリは16GB以上にしよう。スマホ依存から抜け出すためにも快適なパソコン必要

調理家電電気代は1回せいぜい数十円。電気代を気にして導入しないのはもったいないです。

電気自動車アリア2000キロ走行レビュー。納車1ヶ月半、良い点も悪い点も、ユーザー目線に素直にお話してます

毎日続けられるのは2ステップまで

迷った時は余命あと2年だったらどうするかを考えよう

勝間和代の、自分が90歳までできる仕事は何かを考えてキャリアプランを設計しよう

お金の余裕は問題の9割を予防する

パソコンカラオケDAMが最高すぎる

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カバン生活のすすめ

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間違いの素直な認め方

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チートに罪悪感は不要

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過度なやせ願望に注意

時差行動徹底のすすめ

ヒットは直感で決まる

健康こそが最大の美活

信頼こそが加齢の味方

信号をすぐに渡るな

空腹は判断を間違える

建設的な先送りの勧め

外食は迷ったらパスタ

暇ならばマメになれる

普通から脱却しよう

悪い自分を見捨てない

許せない相手の許し方

初めて買うものはほぼ100% 失敗する。だからこそ、そこから学習することが重要

古いスマホは売らずに2台持ちにしよう

無意識掃除を実現しよう

から親切にされるコツ

細切れ行動蓄積のすすめ

少食は行動力を阻害する

根気の正体は体力である

ドライブ読書は最高!!

使える道具は全部使おう

美容整形功罪について

妖怪「出不精」の退治法

レシピから抜け出そう

天気予報は風速も見よう

音声入力人生を変える

サボりぐせの乗り越え方

怠けたい心が変革を生む

イチゼロ習慣をやめよう

気が散りやすいのも才能

情報クッキングのすすめ

体力はすべてを解決する

不安能力を低下させる

最高効率幻想を捨てよう

ライフログで身を守ろう

寝具にはお金をかけよう

ギリギリは頭が悪くなる

会話泥棒に気をつけよう

上手な利他力発揮のコツ

風呂は最高の瞑想場所

適切なムダは人生必要

寝室は静かでなくていい

1日1やめ運動のすすめ

脅す人には注意をしよう

目標を追い求めすぎない

わが道を行く最大のコツ

損切りをする3つの技術

歯磨きは歯間磨きが主役

楽しくなければ学べない

時間割引率の引き下げ方

健康にも完璧求めない

試せることは全部試そう

遊びこそが最高の脳トレ

自動運転プロパイロット2.0で気ままな全国旅

私達は自分の実力よりも2割ぐらい自信過剰だと思うとちょうど良い

アドバイスとクソバイス3つの違い

勝間和代の、キャリアは5年かけて、強みを活かす仕事100%状態まで持っていこう。そうすれば、短時間労働になるし、収入も上がります

複数端末ユーザー複数SIM契約が超便利です

真夏は空冷服で熱中症対策

家庭料理にだしはいらない

自分花咲ニッチを探せ

悩むのは悪いことではない

運を良くする技術を学ぼう

自炊は実は最高のぜいたく

猫に圧倒的に好かれる Permalink | 記事への反応(3) | 14:37

2024-08-14

SideM 9thライブを見たら入学辞退したはずの大学院に入りたくなった話

ちょうどアイドルマスターSideMの9thライブ2日目から一か月たつわけですが、

一か月もたったらこ気持ちも落ち着くかな?と思っていたのにあまり落ち着かなかったので折り合いをつけたくて文字に起こしてみることにしました。

長いし、読みにくいし、自分の恥ずかしい話をする感じの日記です。

3か月ほど前のこと、わたしはせむPだったので、「2日目せむ揃ったのか!!現地はもう間に合わないので配信見るぞ!!」という気持ちで日々を過ごしていた。

そして時は流れ9th直前の金曜日仕事でどうしても納得できないことがあり、

2024年はいってからずっとバタバタしてるし、その上先輩へのモヤモヤチリ積もで無視できなくなってきたしで珍しくめちゃくちゃ落ち込んでいたわたしは、とにかくこの配信を楽しみにしていた。

なぜなら、SideMの曲ってものすごく元気になるから

ライブは本当に良かった。

当時せむの最新CDは未発売で、あえて視聴も聞かないようにしていたので、Life’s Side Menu!の衝撃はすごかった!せむってこれだよな~~~~~

そんなこんなでライブも終わった頃、自分が思っていたより元気になっていないことに気付いた。

当然、SideM摂取したはずなのになぜ……という思いがぐるぐると渦巻く。

かに子どものころアイドルになりたかたこともあるよな…なりたかった気持ちを思い出しちゃってセンチになったのかな……うーん。

もう寝ようかという頃、ある一曲が引っ掛かっていることに気付いた。

それが『Eteniteen Age!!!/S.E.M』である

特にこのフレーズ

『今になって やればよかった なんて思うこと やろうよ一緒に』

これをきいて無意識のうちに「今になってやればよかったと思うこと」がジワジワと心に染み出してきていたことに気付いた。

アイドルになりたかったとか、お笑い芸人にもなりたかったんだよなとかいろいろあったが、その最たるものがまさに大学院進学だったのだ。

最近しんどいし、やっぱり本格的に大学院戻りたいかも……

でも辞退した身で、就職して2年目となり権限付与された身、いまさら戻る決心もできず、

あと後述のとおり先輩へのモヤモヤで院進から逃げたのに職場の先輩のモヤモヤで院に戻りたいなんて、お前はまた逃げるのか???となり、

とにかく自分選択が正解であったことを確めるためにとにかく一か月間いろいろ考えた。

それはつまり、なぜ院をやめて就職を決めたのかを振り返る時間だった。

〇この日記はつまり、振り返ったことを整理したいというのが主な目的です。

大学入学したばかりのころは、当然院に進学することまでセットだと考えていた。

しかし2年のときコロナウイルスが突然猛威を振るい、外出自から映像授業で完全に家に引きこもらざるを得なくなった。

1年の頃はあんなに時間割詰め詰めで忙しかったのに、急にあまりにも時間が増え、世の中が変わりすぎて漠然とした不安を覚え、そこでふと「公務員になりたかった」ことを思い出した。

小学生のころ、響きのカッコよさで国家公務員になりたいと思ったことがあったのだ。

あらためていろいろ調べてみると、合格したら3年(今は5年らしいけど)は有効なので、「学部合格しておけば院いってから就活楽じゃん」と安直に考え、学部4年で受験することを決めた。

2年の途中から、「実験科目は対面でないとどうしようもない」ということで少しずつ家を出る機会も増えたが、このころにはわたし公務員試験受験の決意は固まっていた。

また、この2年から3年にかけての実験授業で諸事情あって手が爆荒れしたので、もともと有機に憧れていたものの「実験系はやめよう」となり、もう一方で興味のあった物理系を志すことにし、研究室計算系のところを選んだ。

さて、この研究室先生も先輩も同期もみんないい人で居心地は大変良かった。

しかし、あまりの緩さに、というか、先生はきちんとコアタイムを定めていたが、月に1~2週間程度リモートワークで研究室にいなかったり、

当時M1先輩が若干先生のことをナメていて(個人の感想)平気で「コアタイム?ないよ」と言い放って午後5時に来たり(まあPCがあれば計算できるので100歩譲ってこれは良いとしても)、

週に1回ある、英語の本の読み合わせを頻繁にぶっちしたり、予習忘れたので変わってなどなどあったりした。

もともと夜型でなまけ癖のあるわたしは、3年の3月に配属されてから数か月この環境で過ごす中で、

「このままでは、わたしもああなってしまう……それどころか、もっと完全にダメ人間になって研究どころではなくなってしまう、、、、、、どうしよう」

と考えるようになった。(シンプルめっちゃ腹立った、というのも、もちろん考えたことあります。)

4年になってから研究したり、決意に沿って公務員試験も受けたり、(ちょっと教育実習も行ったり、)して過ごして8月になった。

わたしの通っていた大学の前期の院試8月下旬なので、このころはちょっと研究スピードを落としながら試験勉強をしていた。

大学受験みたいに(まあもちろん過去問とかはありますが)問題集が充実してるわけじゃないので、手探りで不安になりながら勉強している中、

いつものように遅刻をキメる先輩を横目にみていると「このまま院に行ったところで、わたし大丈夫なのか……???」という気持ちがどんどん強まっていく。

また、院試が近付いてきたときに親からかかってきた電話で院の話をしたときに「お金は?また奨学金借りられるんだよね」という話もされた。

まあ、もちろん院でもいったら奨学金を借りるつもりだったが、本格的にお金のことを考えると、また借金が増えるのか…

そういえば高卒就職した妹はもう貯金3桁あるって言ってたな…ゔ、頭が……という気持ちにもなった。

そしていよいよ院試まであと1週間ちょっとというところで、公務員一般職合格発表があった。

と思った矢先、某省庁からいわゆるスカウト電話がかかってきた。

もともと院を卒業したら入りたい省庁だったのもあり、「運命では!?」と思い、ほいほい説明会に行った。

とはいえ、院に行くことを第一に考えていたため、院試も受けた。

このころの時系列としては、

 某省庁の説明会に行く → 院試 → 某省庁面接から内々定 → 院試合格

8月下旬という短い間に、わたしはいきなり二つの選択肢を手に入れてしまったのだ。

ここから半年間、わたしはとにかくいろいろ考えた。

(いろいろではなかったかも、前述のダメ人間になるか否か・お金問題をどうするか・わたしがやりたい仕事はなにかの3点が主です)

結果、いったん就職して、先輩から逃げ、規則正しい生活を手に入れ、お金を稼いで借金を減らすことを決意した。

10月内定式ときの人事課長の「皆さんが4月に来る準備を、我々一同進めていますからね」という言葉に、ここで辞退したら迷惑かけるなという気持ちにさせられたというのもある。)

就職した今となっては、生活リズムは整ってるし、きちんとご飯規則正しく食べるようになったので大学のころは痩せすぎて頬がめっちゃコケてたのがマシになってちょっとだけ鏡見られるようになったし、貯金ちょっとあるし、転勤族になったのでものも減らすようにしてすっきりしたし、いいことばかりではある。

でもやっぱり、今になってやればよかったって思うこともあるなって、SideM 9th ライブを見て思い出した、というところに戻る、というわけです。

2024-08-13

anond:20240813110903

俺の友達遅刻癖あるけど普通にいい奴

悪口言わない嘘つかない見栄張らない威張らない

でもあいつと仕事だけは絶対一緒にしたくないと思う

そいつと他の5人で大学受験一緒に行った時も集合場所に遅れてきた

他の奴らそいつ遅刻癖知らなくてめちゃくちゃ怒ってた

結果は俺以外全員落ちて、卒業までそのことでずっと擦られてた

浪人して俺と同じ大学に入ったけど、待ち合わせすると必ず遅刻してた

新卒で入った会社を1年で辞めて教育大入り直して、今は小学校先生

辞めずに務まってるのは時間割のある仕事が逆に合ってるのかもしれない

でも課外活動の集合時間なんかには相変わらず遅刻してるんだろうなと思う

2024-07-12

ラジオ英会話、暗記すれば英語喋れるようになるって見て頑張っているが全然暗記できない

当たり前だが暗記しても次の日は忘れてたりするので1週間はかけないと暗記したとは言えないし他の日のもの並行して覚えなきゃいけないし

15分で暗記できるわけないから数時間割かなきゃいけないし、そもそも話の流れも覚えられない

日本語でも次何言ってたっけ?となる

そのくらい本腰入れて勉強しないとダメなんだろうけどそんなに時間毎日取れるわけじゃない……

2024-07-04

>「女性が無言で立ち去ろうとしたので押さえつけたりどなったりした」

この女が!俺が忙しい中時間割いたのに無言で帰ろうとしやがって!何様のつもりだ!ふざけんなよ女風情が!

やっぱ50代になると狂うんだな。

2024-06-30

anond:20240630001454

私的にはあるある

どんな資格でもそうだけど、取るための能力つけて、時間割いた分の価値がある

そりゃ資格を持ってない人が詳しかったり適性があったりする事もよくあるけど

資格がある=最低限以上はあるって保障されてるってことだから信用してる

最低限以上を求めるのは過剰だからやめようと思ってる

けど、他界隈の最低限の基準が分からいから過剰な期待を無意識にしてる事が良くある

そこの感覚掴むのは難しいと思う

2024-06-21

弁当に冷食って…

ツイ廃をしていると、弁当に冷食いれるなんて…て声を時々聞く。愛情がどうの手間がどうの。

結論から言えば私は冷食弁当、断然いいと思っている。

なんならカップ占い付きのグラタンとかなんてむしろ入れて欲しいくらいだと思う。小中は給食だったので幼稚園高校と専門、弁当暮らしだったけどカップグラタンはうれしかった。

実際、幼稚園の時は偏食で枝豆卵焼きウインナーしか食べなかったそうだが、高校専門は冷食弁当だった。

チンした冷凍ご飯ふりかけ、おかずは昨日の晩御飯の残りとあとは全部冷食。卵焼きすら冷食だった。真ん中にカニカマみたいなものが入っている卵焼き

冷凍食品おいしいし、別に冷食弁当からって同年代の中や友人同士であげつらわれることもない。そもそも人の弁当の中に興味しんしんって子、結構おかしい部類…

パートして子供3人と父の面倒を見てくれた母には感謝している。

弁当なんて毎日洗ってきれいな弁当箱に、ナマモノや痛みやすものを避けて、食べられるものが詰めてあれば十分だと思う。日の丸だって立派な弁当

どちらかと言えば、子供としては「扱いに差がある」とかの方が全然気になるわけで。

うちなんて典型的な弟贔屓の母だったので、弟は冷凍食品2品程度に他は卵焼きを焼いたりトマトを入れて、朝ごはんを炊いてふりかけを小袋で持たせ、なんならスープジャーまでついていた。

私の5歳下の弟を、中学生頃まで丁寧に寝室に送り、明日朝ごはんメニュー確認し、小学生の時は代わりに時間割確認教科書をご用意して差し上げる母親だったので正直いつものという感じだったが、さすがにその扱いの差には引いた。ドン引きだった。

そういう事がなくても、差別は起こってるんじゃないかと思う。たとえば、下の子は偏食で食べられないものが多いから下の子だけおかずを手作りするだとか。ありそうな話だ。

子供はたぶん親の想定の数倍そういうことに気がついている。私はいまだにおやつの量が私と兄より5歳下の弟の方がずっと多かったことを忘れていない(笑)

冷食だどうだ、作り置きだどうだ、というより、兄弟間で差がある方がいやだな、と論争を見る度に思う。

いいじゃん冷食。楽していこうよ。

その分を自分差別していないか、悲しい思いをしてる我が子がいないかに配って欲しい。

2024-06-19

anond:20240618222241 anond:20240618221543

ワイもADHDで50差があるけど、ゆうて仕事のもので困ることまずないのよな。生活基本的な部分で苦労してるんだよね

両親はフリーダムで、『やりたくないことはやらない』というワイの態度をほぼ矯正しなかったのよ。結果、その部分でつまずいてる感じ

 

例えば、手先が極端に不器用で異常にすっとろいから、料理日常タスクとして難しい。今はお金があるから問題ないけど、収入がなくなったら詰むよね

偏食がなければ、レンジでチンするだけの食事でも大丈夫だろうけど、パンダ並に偏食が激しくて、Nashダメだったし、

Oisixミールキットレベルでも異常にすっとろいか日常タスクとしては厳しかった

エアフライヤーは買ってよかったけど、毎日揚げ物や焼き物ばかり食べたくないし、そもそも毎日きちんと食事すること自体が難しい

食べたくないもの食べるくらいなら別に食べなくていいやってなっちゃうんだよな

いい年なので低血糖で発汗したり具合が悪くならないようにだけ気をつけてるが

 

そのほかの日常部分においても(基本的な身だしなみとか)ほぼ似たようなレベル

 

あと、お金管理がすごくルーズ

収入が増えたか貯金はできてるけど、時間が有限だってことをガン無視で、常時また稼げばいいの精神

衝動性が強くて全ブッ込み余裕なので投資も難しい。両親もお金管理が極端にルーズで、投資(投機?)や純粋ギャンブル趣味や女遊びに全ブッ込みしていてた

今の収入に対しての支出という意味では問題ないけど、料理が難しくて偏食があって目移りもし易いから食費がやたら高い

年を取ってもこの出費で大丈夫かは自信ない

ちな、FP相談したら、『お金が残るなら問題ない』と言われただけで、特に何もなく、無駄に恥だけかいただけでしたわ

 

それから感情コントロール

幸いなことに、発作的に人を殴ったり物を壊したりするほど深刻じゃないけど、異常に怒りが強い

一度テンションが上がるとなかなか落ち着かない。もっと感情をうまく扱えるように訓練しておけばよかったよね

自己コントロールがまともなら、大人対応ができたり、習得時間が掛かる課題もっと取り組めたかも知れないし、雑創作にも時間割けたし、

複数案件をこなしてもっとお金拾えてたかも知れない・・・・って思ってたけど、最近別にそんなことはなかったかも知れんなとも思い始めている

人よりも出来ないことが多くて、計画性がなくて、異常にすっとろいから、強い感情がなければ何もできなかった可能ワンチャンある

 

とりあえず、発達性読み書き障害用の英語教材を買ったけど、いつものように先送りにして1年経過したので、取り組まないとなって思ってるやで

2024-06-01

書き込みたい気持ちを抑えるだけで幸せになれる

増田書いてたらイラついてきたわ。 見るのも書くのもイラつくよな。時間割いてイラついてマジでメリット無い。書き込みたい気持ちを抑えるだけで幸せになれる。

2024-05-26

anond:20240521175042

しろ今が朝なら満足かはともかく嬉しく思うのが普通では。後から貰えるもの時間割引きされて嬉しさ小さいもの

anond:20240526120533

ブクマカにはこう攻撃的な人あんまいなかった気がするから、また元増田に直接してるトラバで似たようなスタンスのあるの含めて同じ人なのかな?

ないなら自分で描け?まさか人の趣味が一つだと思ってる?出るまでの間別の趣味漫画読むだけなんだが。他にも読みたい漫画自体はあるんだからそれに割けばいいだけの話で、わざわざ創作みたいな(俺は)不得意なことに時間割くのはもったいないよね

2024-05-24

男だけど普通に夢精だけだよ?

アセクシャルじゃなく性欲もあるけど、普通に夢精だけで済ましてる。

こちらの女性の方の疑問は当然だと思うが、シンプルな答えは、全然余裕で可能

女性に迷惑をかけず夢精で済ませば

比率分からんが、今は女性を「オカズ」にして自慰してる男は少なくなってるんじゃないか

男連中は試してみると分かるけど、慣れると別に何も辛くないぞ?

友人が毎日時間割いてると知ってギョッとしたわ。

俺ならその時間ゆっくりコーヒーでも飲む。

幸福コスパ、追求しようぜ。

2024-05-04

5ちゃん辞められた

精神が清められました

あんなのなくても生きられる

もちろんまとめブログも見てないぞ

有料施設でのボランティアだと考えると、

なんで時間割いて無料キチガイ相手しなくてはならないんだろうと我に返って辞められました

2024-04-16

現役JK学校が無理すぎるので吐き出したい

元々ディベートなど人と関わることが好きだったし、議論することも好きな方だと思う。

からディベートなどを通して勉強できる学校を選んだ。つもりだった。

入学してまず時間割を見たところ絶対いたことない授業があった。どうやら移動教室らしい。スタジオのようなところに通され、普段の授業よりも明らかに多い先生がいた。

そこからがもう地獄だった。

まず女の先生が言う。

「人の体を触り、自分も触ってもらう事により相手を癒すことができる」

これが1番最初に言われた。

完全にセクハラ合法化を目指してる授業だ!!!怖いよ私!!お母さん助けて!!素直にそう思った。

そこからはもうカオスで、謎に名前ダンスとして表現させられたり、某学校の名乗りのようなことまでやらさせた。男女同士関係なくおんぶもさせられた。

なんでこんなことやってるのか意味がわからない。何も目指しているんだあの先生たちは、でも成績がかかってるからどうしようもない。

もっとダンスにキレを!!」とか言われてもそんなことそもそもしたくてここに来ていない。

スクールカウンセラーにこのことを相談したく、担任に聞いてみたが3ヶ月待ちらしい。どんな学校だよ。

現役JK学校が無理すぎるので吐き出したい

元々ディベートなど人と関わることが好きだったし、議論することも好きな方だと思う。

からディベートなどを通して勉強できる学校を選んだ。つもりだった。

入学してまず時間割を見たところ絶対いたことない授業があった。どうやら移動教室らしい。スタジオのようなところに通され、普段の授業よりも明らかに多い先生がいた。

そこからがもう地獄だった。

まず女の先生が言う。

「人の体を触り、自分も触ってもらう事により相手を癒すことができる」

これが1番最初に言われた。

完全にセクハラ合法化を目指してる授業だ!!!怖いよ私!!お母さん助けて!!素直にそう思った。

そこからはもうカオスで、謎に名前ダンスとして表現させられたり、某学校の名乗りのようなことまでやらさせた。男女同士関係なくおんぶもさせられた。

なんでこんなことやってるのか意味がわからない。何も目指しているんだあの先生たちは、でも成績がかかってるからどうしようもない。

もっとダンスにキレを!!」とか言われてもそんなことそもそもしたくてここに来ていない。

スクールカウンセラーにこのことを相談したく、担任に聞いてみたが3ヶ月待ちらしい。どんな学校だよ。

2024-04-04

大学生スタートダッシュを決める秘訣は席取りである

早めに起きるとよいですね

学食あきらめ昼休みパン弁当を3限目の教室で食べることもあるでしょう

入学直後はサークル時間割を皆であれこれ言いあうのが定番となります

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