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はてなキーワード: 自由化とは

2024-03-16

この記事は、憲法「両性の合意のみ」に関して、解釈に誤りがある

anond:20240316113208

両性というのが、男女、というのはゆるがしがたい解釈であったとする。

しかしながら、この条文の立法趣旨は、婚姻の成立条件を、家父長制等とは決別し、意思のみに変更する―――つまり自由化する、ということである

決して、「男女2者婚以外の婚姻概念があり、それが一般化したときであった場合であっても、決してそれを婚姻としては認めてはならない」というような立法趣旨ではないのである

憲法法律解釈にあたり、立法趣旨を踏まえる、というのは、法学部レベルであれば必ず学ぶこと。

ちなみに、一部の憲法学者のいう、「同性婚はこの条項カバー外だ」という主張は、同性婚法制化と矛盾はしない。憲法は、同性婚を禁じてはいない、から

2024-02-18

anond:20240218212813

自由主義には、大きくわけて2つの側面、社会的自由(個人的自由とも言う)と、経済的自由がある。

経済的自由は、これを推進する場合、いわゆる自由化、民営化規制緩和、減税、といったように、商業主義的な施策推し進めて、格差や痛みは生じるがトータルでの経済パイを拡大して強い国にすることに重点を置く。

これは右派思考一般的右派保守と言われるが、経済に関しては進歩的なのが本来右派であり、保守性は主に、社会的自由伝統や慣習などの堅持によって抑圧する方面を見たときの印象となる。

共産主義においても、実態としては経済的自由に関しては右派的な施策をとっていることも多く、つまり商業主義的なイケイドンドン公害のような負の外部性を顧みずパイを広げていこうとしがちだ。

なので、経済的自由に関して見る限り、本質的には同じ。

2024-01-31

anond:20240131141534

テレビ局社員退職者に他の業種と比較して高額であると言われ[注釈 1]、

入社から退職まで手厚い福利厚生があるため放送業界に冠する既得権益電波利権)があると批判されている[11]。

2013年テレビ局事業収入NHKが6517億円、

フジテレビが3468億円、

日本テレビが2277億円である

企業でいう「仕入れ」の電波利用料1993年から導入されたが[12]、

NHKが18億7800万円、

フジテレビ系が3億9920万円、

日本テレビ系が4億3260万円で、

事業収入に占める電波利用料NHK0.28%、

フジテレビ系0.11%、

日本テレビ系0.18%で

テレビ局は確実に大儲け出来る仕組みであることや電波利用料自体自由化された際の市場価値に対して不当に安過ぎるため電波利権批判されている[13]。

2015年電波使用料は、携帯電話キャリアである

NTTドコモ201億円、KDDI131億円、ソフトバンク165億円に対して、

公共放送NHKが約21億円、日本テレビ系列は約5億円、TBS系・フジテレビ系、テレビ朝日系、テレビ東京系は約4億円で

利益に対しては電波利用料は1%未満という微々たるものである

2024-01-16

若者党を結党しま

既存政党による政治腐敗、数が多いだけの老人のためのシルバーデモクラシー辟易としてきたので、新党結党します。その名も若者党です。

若者党は、主に40代までの働き盛りの支持を得るために「若者のための政治」をスローガンに掲げ活動していきます

マニフェストは以下の通りです。

・75才以上の後期高齢者安楽死自由化

老人は多すぎます。今の日本にはこの老人を支えていくような財源も人手もありません。そのため、75才を超えた後期高齢者安楽死という選択肢を開放します。これにより、社会保険料の上昇を抑えます

犯罪を犯した後期高齢者無期懲役

なぜ後期高齢者にもなって犯罪を犯すのか。万引き窃盗交通事故。生きている価値がありません。刑務所で余生をすごしてもらいます

政治家の75才定年導入

なぜ民間企業には定年があるのでしょうか。それは歳を重ねることで能力が下がるからではないでしょうか。それなのに、政治家は組織票党利党略により年齢関わらず当選してしまます後期高齢者政治家になっても、能力低下、会議で居眠り、何の役にもたちません。そのため、75才定年制を導入します。あらかじめ定年が設定されていれば、世代交代もしやすいのではないでしょうか。

子供一人出産する毎にお祝い金1,000万円

子は国の宝です。死にゆく老人に金を持たせても何にもなりません。子供出産につき1,000万円のお祝い金を支払います。もちろん、オムツ代、子ども手当も拡充させますベビーシッターも頼みやすします。

まだまだ、子どもファースト若者ファースト施策を考えていきたいと思います。ぜひご意見要望あればコメント下さい。よろしくお願いします。

2023-12-27

アプリストアの決済手段自由化は弱小アプリ開発者迫害につながる

決済手段自由化されれば、既に成功している大手アプリ開発企業は大喜びだろう。

手数料を払わずに済むから

では弱小アプリ開発者はどうか?手数料払えば今まで通りの待遇アプリを公開できるのか?

出来ない。

収入の減ったアプリストアに切り捨てられる。

Googleテスター20人確保しなきゃアプリ公開できない制限を導入したのはその流れだ。

収入が削られるんだから当然アプリ開発サポートも削られる。

成功者がより利益を得て、成功していない者がその余波で切り捨てられる。

公平な競争を、という号令でより強固な独占体制が組み上がっていく。

ストアが多様化すればこの問題解決するだろうか?

それも無理だ。

ストアの多様化Androidユーザーが既に一度潰している。

サードパーティーストアはよほどのことがなければファーストパーティストアに勝てない。

windowsのように絶望的なほど出遅れるとかいう失敗をファーストパーティストアがやらかしたりしない限りね。

サードパーティーストアが独自性出そうにも、OS仕様を他社に握られてて手出しできないんじゃどうにもならん。

からAndroidサードパーティーストアは死んだんだ。

Googleサードパーティーストアをこっそり潰そうとしてたのがバレてEpic裁判で負けたが、そんなことしなくたってユーザーが潰したのにな。


個人の予想としては、スマホのストア開放は無駄になるかスマホアプリ市場を瓦解させるかどちらかの結果にしかたどり着かないように思う。

現状に問題はあるが、今出てる案はどれも今以上の惨状を引き起こす結果にしかならんと思う。

2023-12-21

anond:20231221053438

もっと広告案件自由に受けられたりグッズやフェス自由化できるといいかもね

地味ハロウィンとかヘボコンとか他社取材お金とれないか

  

そもそも今までなんで屋根必要だったのかな

人件費(たぶんコアの5人くらい)と、アクセスいから鯖代が必要なのかな

はてなさくら広告でまくった時期あったな

 

林さんて有能なネットアイドルのPなんだよなぁとおもうんだけどうーん

うーん

やっぱ手帳かな…

2023-12-17

anond:20231216161537

その通り!!!

あんまり処女にこだわるわけではないけど、性交もっと重いものとして扱い直した方がいいよね

セックス」や「睦まじき恋人生活」を女が簡単に量産するからその価値がだだ下がりしてる(それでも得られない僕たちは…)

そのだだ下がりしたものを得るための対価として女性人生を背負い込むのって圧倒的にコスパ悪いよね、ってのが今の男の考え

からヤリ捨てに近いような短期的な付き合いが最適解になってしまっている

「女とヤった責任??取る必要ないよね?だって簡単に誰とでもヤってるじゃん」ってそりゃ思うよ

 

余談だけど

なんでそうなったのかというと、セックスを餌にいい男を釣り上げようとする女が悪なんだよね

一人が抜け駆けしてセックスを餌に男を得る

そうしたら他の女も対抗してセックスを餌にせざるを得ない

からから女の中でもヤリマンは悪ってはっきりしてたじゃないか

それを女性の性の自由化とか言ってぶち壊したのがフェミニズムだと思います

2023-12-08

anond:20231205200554

ホッケ自由化運動ホッケにも煮付けになる権利が認められた

あとデフレが解消してカップラーメンが400円くらいで売れるくらい物価が上がった

2023-11-24

anond:20231124085735

戦後核家族化によって生まれ専業主婦から労働自由化の過渡期にだけ存在してただけで、古来から女も大事労働力だったんよね。

2023-11-04

anond:20231103220256

逆。選管を経由しない一切の選挙活動禁止すべき。

動画選管WebサイトNHKのみ。ポスター選管デザインして選管が全部貼る。選挙カー禁止

平等選挙のための公選法なのに候補者自身選挙活動を認めてるせいで組織力勝負になってる不徹底がおかしい。

で、方向性としては、完全に自由化して選挙活動に金を出せる奴が勝つ構造にするか、完全に規制して候補者の動かせるカネの影響を無くして(キチガイ泡沫候補当落も含め)有権者判断に委ねるか、の2択になり、貴族制国家ではなく民主制国家標榜するなら後者を選ぶべきとなる。

2023-11-03

anond:20231103084847

医者含む雇われの医療従事者は、割に合わない待遇やりがい搾取責任感で耐えてる面もあるから、無遠慮に診療報酬下げれば良いなどと放言すれば、そりゃ叩かれるだろ。

老人の自己負担増や保険適用見直し、軽微な医療行為自由化によるコストダウン医学部新設による地方医療の強化、などはやるべき。それで結果的給与水準が下がる可能性があるから医師会が対抗するだろう。その点について医師特に圧力をかけてくる開業医を叩くのはありだが、雑に診療報酬下げろはあかんでしょ。

2023-11-02

anond:20231102104233

ワイの職場服装自由化初日事業部長が金髪のかつらに意味不明英単語がかかれたTシャツで来たやで。下は普通スラックスで革靴が彼の限界でしたが。

から岸田もそれやったらいいと思う。わりと真面目に。

2023-09-05

Web3ヤーたちはどう生きるか

Not Financial Advice。個人的メモ、現状の文字起こしと雑な未来予想。自分Web3ヤーとして整理したかった。

ビットコイナーが望まない形でBTCがATHを迎えるシナリオ

根源的にビットコインは規制禁止することはできないので、できるところから規制されるトレンドは今後も続くだろう。目下、短期ナラティブETF承認であるAML/CFT観点ビットコイ現物流通はなるべく制限したい規制当局側と、ビットコインのエクスポージャーが欲しいだけの大多数の投資家の思惑の両方が、現物ETF承認という形で結実するのである。その後、ビットコイETFが高い流動性を持つようになれば、既存金融機関ビットコイETF担保にした金融サービス派生金融商品を展開できるようになる。

また、大手マイニングプールと、(すでにマイニングプール株主となっている)ETF取扱金融機関提携する未来もありえるだろう。例えばマイニング収益プール参加者ウォレットアドレスに引き出されることはなくなり、プール参加者証券口座ETF残高として入金されるようになる。これはプール参加者規制当局どちらにも利点がある。プール参加者にとっては、ブロックチェーン手数料秘密鍵保管といったブロックチェーン特有リスクを負わなくて済むし、ビットコイETFを通して既存金融多種多様流動性へ容易にアクセスできるようになることも喜ばしい。規制当局にとっても、本質的規制できないマイナーとBTC現物が切り離されることは喜ばしく、win-winなのだ。すでに大手マイニングプールマイナーにKYCを求めているので、マイナー分散思想よりも規制された安定を選んでいる。マイナー投資家保護環境の整ったETFに乗り換えるのは合理的選択なのだ

ビットコイナーの思想とは相反するものの、市場原理とは相反しない力が優勢となって働くことで、ビットコインはATHを迎えるのである

少数マイナーの寡占は問題か?

先日Twitter話題になっていたので急遽追加する。

マイニングプールが結託して51%攻撃を起こすことは、マイニングプールにとっても合理的ではないので、少数マイナーの寡占状態が直接的にビットコインを破壊に導くとは考えにくい。しかし、大きな金額を動かさないといけない巨大プール既存金融保護されざるを得ず、規制圧力に対しては脆い。同じ51%でも1 ✕ 51よりも25+26の方がCensorship ResistanceやOpennessといったブロックチェーンの本源的な価値は損なわれやすい。なのでマイナーに寡占が起こることを問題視しないのも間違いである。

ツイートの人の反論もあるので一応参考程度に

https://x.com/nook_ethereum/status/1696476655475171759

仮の話だが、完全に当局規制を受けてコーポレートが牛耳る、本源的な価値を失ったビットコインが、too big to failな状態ゾンビ化した時どう振る舞うのだろうか?そのタイミング古参クジラ離脱して一時的に売り圧が発生する気もするが、そのままトリクルダウンとなるほどのトリガーかというと分からない。これはビットコインに使われる暗号の危殆化などのリスクと一緒で、起こるまで想像ができない。そのフェーズP2P電子決済システムビットコインという壮大な社会実験重要ハイライトになるに違いない。

Drivechain

ビットコインのブロックスペースを使って、レイヤー2上で好きなブロックチェーンを誰でも立てられるようにする新機能。まだ提案段階の機能だが、賛否両論を招き、界隈を真っ二つにしている。

https://www.drivechain.info/

ちょっと前に流行ったStacksの仕組みと異なり、BTCを子チェーンにオプトインするような仕組みも備える。もちろんオプトアウトもできる。

ただし、Drivechainが認められると、ビットコインのスケーラビティを向上させるソリューションとしてのLightningネットワークの意義がかなり失われる。Lightningは”P2Pで”高速決済したい人が使うための機能という、かなり思想が強い人向けの錆びついた技術になり得る。

Drivechainの提案自体は昔からあったが、最近になって流行り出したのは単なるナラティブ作りであろう。ordinalsやStacksもそうだが、新しい技術はそれだけで盛り上がりやすい。ordinalsの場合だと、昔から追っていた人は、自分が優位でいられる情報非対称的な時期に、短期で出口流動性イナゴ養分)をたくさん集めて、たんまり儲けて売り抜けることができた。

ちょうどBitcoin, not Cryptoな時期で、Drivechainのような特大アップデートがあればナラティブとしては強力だ。しかし、だからこそ、どうしてもDrivechain利権存在を勘繰ってしまう。Lightning利権とも対立しそうだ。

Lightningはビットコインにマルチシグだけあればできる機能だが、Drivechainはソフトフォークとは言え、これだけのために新規のオプコードメッセージの追加など、開発リソースをかなり費やす大幅なアップデートなので非常に図々しい。ソフトフォークをexcuseにすればなんでもありだと言うわけではない。

今更dAppsが走るサイドチェーンを作っても、Ethereumで起きているようなゴタゴタをビットコインに持ち込むだけで、Bitcoin, not Crypto神話を汚すだけになるだろう。

DeFiはDaFi(Dark Finance闇金融)へ

実質管理者のいるDeFi規制煽りを受けて存続は難しくなっていくだろう。ハッキングインサイダー、スキャム(詐欺)、ラグプル(持ち逃げ)から投資家保護できないファイナンスは、たとえゲイリーゲンスラーSEC長官を退任したとしても長期的には必ず規制対象になる。また、そうはならなくとも投資家の方から勝手離脱していく。

しかしながら、オフショア規制の及ばないチェーンを舞台に、リスクを恐れない投機家の間でDaFi(Dark Finance闇金融)に転じたDeFiがしぶとく生き残るのはどうしようもない。

ただ、そのようなDeFiはもう社会生活金融インフラになることはないだろう。結果的に今のDeFiはDaFiかCeFiに分岐していく。

CeFiの意義

CeFiという語彙は以下のツイートから使わせてもらった。ブロックチェーンを使っているが、規制もされている金融サービスくらいの意味だ。

https://x.com/kimurayu45z/status/1695988782871498898?s=46

ブロックチェーン上の金融サービス規制をかける場合、どのようなものになるだろう。まずCeFi事業者に対する当局による管轄投資家のKYCは必須になる。そうなってくるとブロックチェーンでやる必要はあるのかいよいよ分からなくなってくる。かの有名なWhy Blockchain?の声がまた聞こえてくるのだ。

少なくとも、トークンガバナンスするような機能プロトコルに組み込む必然性はなくなり、ガバナンストークンは株や証券に近いものになっていく。また、仮にアプリケーションどころかL1チェーン自体規制されれば、PoSなどのトークンベースコンセンサスアルゴリズムはもはや茶番になる。

ユーザー目線でも、KYC済みのアドレススマートコントラクト登録してまで、入札や取引したい投資家がどれくらいいるのか今のところ分からない。

もしもかつてのDeFiバブル違法事業者非合法的な取引で盛り上がっていただけの幻想だった場合、KYC後のクリーンなCeFiにどのような実需があるのだろうか。

MEVは重い問題

MEVというのは、ブロック生成者が承認前のブロック内の取引を盗み見れることをいいことに、他人取引を先取りしたり、順序を利己的に入れ替えることが可能である性質から生じる、ブロック生成者が独占できる収益源泉のことである

筆者は以下の記事勉強させてもらった。

https://keccak255.substack.com/p/mev

https://mirror.xyz/0x95d7660ceb04b402fdBAf112a8278980335616d4/aDB1Zh4ybztR3DJsY1pgoK8h63wH05PlOMOEj0zvL3U

MEVがあるせいで、ブロック成行為が中央集権化しやすくなったり、ユーザーサービス体験が低下したりするため、dAppsが動くブロックチェーンにおいては重要課題だ。

もちろん技術的に解決するSuaveのようなソリューション提案されているのだが、分散化にメドがたっているわけではない。また、問題が外部化するだけで本質的解決にはなっていないのではと思う。

Suaveについて参考までに

https://writings.flashbots.net/mevm-suave-centauri-and-beyond

また、MEV利権がすでに巨大化している政治的事情もあり、問題はかなり複雑化している。このように込み入った問題を、さまざまなステークホルダーの思惑が入り混じる、非効率的分散ガバナンス解決するのは前途多難と言わざるを得ない。

チェーンのTVLが巨大化し、RWA(real world assets)などのMEVファクターがチェーンのエコシステムの隅々まで組み込まれれば、MEVがもたらすマイナス・サムの影響はユーザーにも感じ取れるくらい甚大なものとなるだろう。さらに、可視化できないリスクを嫌う大手投資家の参入を阻むことにもつながる。

そうなったときパブリックブロックチェーンの夢は雲散霧消するか、中央集権正当化された世界でregulatedなブロックチェーンが生き残っていくかのどちらかになる。

DeFi社会限界

一旦DaFiやCeFi、MEVのことは忘れて、全てが解決して、DeFiがそのままメインストリームになった社会を想定してみる。そこで注目したいのは、チェーンに閉じたDeFiでは信用創造ができず、分散型ステーブルコインなどの場合は常にover-collateralized(過剰担保)させなければならない点だ。つまりロックされた資本以上の価値市場に再投資されない。原資本は再投資のたびに指数関数的に薄まっていく構造になってしまうのだ。

そのような先細りの金融インフラの上に展開される資本主義及び自由市場経済社会が、規制された金融に基づいた現状の社会よりも、高い資本効率経済成長率を達成できるのかは甚だ疑問である

一昨年のDeFiバブルの正体が、USDTなどの法定通貨担保型のステーブルコインがチェーン外から流入することで起こったに過ぎなかったのだとすれば、DeFi世界はCe要素なしには拡大できないということになる。実際、USDT、USDCなどの法定通貨担保型のステーブルコインの時価総額無視できないほどに巨大だ。そういった規制アセット流入なしにはリターンが期待できない構造的欠陥がある限り、DeFi規制を拒んで信用収縮の道を選ぶか、信用創造のために規制を受け入れてCeFi化していくしかない。

ブロックチェーンイノベーションなのか?

分散自己主権といったブロックチェーン思想を全く気にしない大多数のユーザー目線で見ても、国際送金や金融取引が瞬時に透明性高く行えるブロックチェーンが便利なのは間違いない。しかし、それは既存金融サービス規制というかなり重いハンデを付けられた状態で戦ってくれているからそう見えるだけで、ブロックチェーンという技術自体イノベーションからではないのではないか?つまり、仮に規制の側が妥協して、金融業界リバタリアン並みの自由化を勝ち取った時、ブロックチェーンは、例えばApple銀行のような大規模なWebインフラを使った金融サービス技術として勝てるのだろうか?

もしも、ポンジスキームやスキャムであることが明らかなミームトークン、発行主体を名指しできるXRPや、ガバナンストークン全般が、規制されない(もしくは証券ではない)と判決された場合Apple銀行プログラマブルトークン発行プラットフォームを立ち上げればブロックチェーン競争に負けてしまうのではないか?秒間取引処理数が少なくて、手数料も高く、ウォレットも使いにくいブロックチェーンの優位性はどこにあるのだろう?

とはいえ実際に既存金融が完全自由化することはありえない。あり得るのは、既存金融業界ブロックチェーン業界が融合していく中で、その両極からの声を取り入れながら、長期的には両者の境界線が最も曖昧となるような規制環境が整備されていくシナリオだ。それはトークン証券化かもしれないし、証券という概念が古くなるような全く違う新しい法概念規制フレームワーク誕生かもしれない。そうなったとき果たしてブロックチェーン技術市場競争力を持つのかは、改めて問われなければならない。使いやすさより分散思想を優先するユーザーなんて殆どいないはずだ。

日本海外Web3コミュニティ

日本Web3界隈は、昔から霞ヶ関巡回する界隈と海外組の界隈に二分されていたが、最近海外からの出戻り組が増えてきたように思える。かつてJapan色がなかったAstarが最近Japanを押し出すことが増えてきたので、これも出戻り組と言えるだろう。京都で開催されたIVS Cryptoでは、かつての海外組が、今後は日本にもコミットしていくしたたか姿勢も見せていた。

Astarが政府機関やJTCと手を取り合って、提携関係や共同研究関係を結び始めたときは、何をしているんだと正直思っていた。しかし、当時から規制側に歩み寄らなければブロックチェーンは存続できないと読んでいたのか、単なる嘘から出た誠なのか、こうなった今では一定妥当性が理解できる。

とはいえ規制と近づきすぎるとパブリックブロックチェーン特性邪魔するはずなので、その擦り合わせは茨の道だろう。Why Blockchainの最前線で闘う姿勢評価したい。

渡辺氏も、もしAstarがダメになっても、日本は偉い人と仲良くしておけば何とかなる国なので、かつてのホリエモンのような毒を出さなければ、どこかしらの利権に入れてくれるだろう。そこら辺を踏んでいるのか、彼のポジショニングは上手いなと思う一方で、FTXのサムが破滅直前まで政府蜜月関係を結ぶのに奔走していたことを思い出させるから少々怖くもある。当局に近づくと不透明性が増すので、個人的にはまだASTRに買いを入れる勇気が持てない。

さて、クリプトコミュニティ一般の話だが、これも昔よりは成熟してきたと思う。悪しき通貨自然淘汰される市場原理が働いたというのもあるが、個人の中にも、かつては歯に衣着せぬ物言いオピニオンリーダーになったインフルエンサーが、今ではバランスの良いコメンテーターになったりと、心境の変化なのかポジショントークなのか、変化を感じざるを得ない。日本人垢にも外国人垢にもそんな人は多い。

例えばVitalik氏は、かつては大衆向けに過激なことを吐いていたが、最近難解な理論提示にとどまり過激な使い道を見つけるかどうかは受け手自由ですよ、という我関せずな態度に改まった。

しろ危ないのは、陰謀論界隈や極右派をバックにした米国会議員をはじめとするすでに過激コミュニティが、ビットコインやWeb3に活路を見出そうとしていることだろう。余計なポリコレリスクを抱えると面倒である

Web3ヤーたちはどう生きるか?

このタイトルは煽っているように聞こえるかもしれないが、流行りに乗っただけで煽ること自体は本意ではない。ジブリのあの映画を見た頃、こんなこと考えてたんだなぁと後でエモくなるための筆者なりのギミックなのだ。もし不快な思いをしたクリプトに携わる人や投資家の方がいれば、そこは大目に見ていただきたい。

また、ビットコイナーは Permalink | 記事への反応(0) | 21:52

2023-09-02

運送事業の病

ユーチューブライドシェア議論をしている動画を見た。

https://www.youtube.com/watch?v=GvBCHvDcj1Y

リンクははるけれど、簡単説明すると。

タクシーが足りてない今、ライドシャア許可する必要があるのではないか

っと言う議題で、夏野氏、タクシー会社社長、その4名程度がライドシャアの是非を問うのだが、どうもこのタクシー会社社長がアホ過ぎて、話にならない。

タクシー会社社長は「ライドシャアして知らない人の運転は危ないですやん。」、「ライドシェアあかん、俺らをいじめるな。」と言う感じ雇用を守ろうと変な逆ギレ模様。

だけど、その他の夏野やジャーナリストは「ライドシャアしないと立ち行かない、インバウンド需要交通が維持できない。運転手もいないんだから、ウーバーの様にして需要を満たすしかない」って詰め寄る。

まったく議論になってない。

俺は運送事業に携わる人間だ、ライドシャアには今は反対だ。

運行安全は確実に下がる

運行管理が今時は厳しくなっている。確かに中小企業運行管理なぞザルな所がある。それでも飲酒運転をする様な事は滅多にないし、車両点検もせざるを得ない。これがウーバーOKにすると悲惨な事になる。

ウーバーに加入する様な奴は車の整備を出来る人間が少ないし、小遣い稼ぎだから、深夜に深酒した後に酒が残ったまま早朝に客を乗せるなんて事が当たり前になる。

要するに国が許可していない個人安全担保が出来ない。

そもそも、「タクシートラック運転手が事故引き起こしいる、それは運送事業者が安全を確保出来てないからだ」と、ここ二十年も言い続けてきたメディア国民が、今更、何言ってんだ。バカ?って思う。

犯罪が増える

チャンネルでも言ってたが、レイプストーカーによる犯罪が増える。ウーバーイーツでも問題になっているし、組織監視されてない男が女を乗せたら、犯罪は増えるのは当たり前の理屈だろう。そこは議論余地はないし自明だと思う。

労働者が益々不利になる

ここで言うのはタクシー労働者ではない。国民すべてに言える事だ。

昔、一般貨物事業者は認可であった。車両が5台必要とか言う要件ではなく、協会の中で事業者として相応しいか、合議した上で、問題なければ事業者の認可をだしていた。しかし、小泉改革により要件を満たしていれば誰でも参入できる様に許可制になった。さらに決まっていた運賃表も各業者が付けてよい様に自由化された。

国としては自由競争によって、競争力を付けさせたいと思ったかもしれないが、結果は最悪だった。

筍の様に零細弱小企業が爆発的に増えた。まぁ雇われドライバーより社長になりたいよな。

次に荷主による買い叩きで、ドライバー待遇は凄まじい勢いで悪くなった。昔、大型のドライバーって言ったら40万は当たり前だったが、20万後半くらいまで落ち込んだ。さら事故弁済や超過労働が当たり前になった。最低賃金を守れてない会社なんて腐るほど増えた。

まぁそれでも、国が労働環境を真面目に取り締まれば良かったんだけど、本当に形だけで、過労死や人を轢き殺す事が爆発的に増えた。

結局、労働者待遇は悪くなった上に、そんな事ばかりしてるから国民も貧しくなった。ドライバーさんは国民からね。

 

それまで俺は自由競争肯定はだったが、規制がない自由化は最悪だと考える様になった。さら規制を守れる様な企業は数少ない事も理解した。

解るだろ?

本当にこれでライドシェアしても良いと安直に言えるのか?

やるならそれなりに規制をするべきだと思う。そうすると、結局、組織になる。

海外でウーバーが認められてるのは、上の事をすべて受け入れた結果にしかならない。それが成功しているとは俺は思えない。

って事をタクシー会社社長が述べればいいんだけど、正直、運送事業に携わる経営者はアホが多い。多分、上記の事を解って、説明できる経営者は数パーセントも居ないと思う。

から行政や荷主から軽く見られるし、ユーチューブやアベマの中のコンテンツとして消費される。

もっとよ、勉強しろよ。だから運送事業が軽く見られるんだよ。こんなおっさん協会役職に付けてるから駄目なんだよ。

って土曜の昼下がりに行政協会事業者役員か身元ば明かせないが、駄文を書いた。

2023-08-19

少子化って必然だと思う

元々は致死率も高かったし、多産多死だった日本では大抵の家庭が子沢山だった。

子供を増やす事が一家の働き手になるわけだからインセンティブがあったし、

社会的風潮も女性が家にいて子供の面倒を見る事が大前提だった。

育児家事全般に至るまで。

ところが現代女性社会進出もまぁ進んだし、

経済力あるケースが増えると子供以外で自己実現する手段が沢山あり、

どうしても優先順位は劣後し、結果作らなくなった。

元々子供が欲しいという女性はそれほど多くなかったのではと思えてくる。

都心でもなければ、地方給与水準であっても子供を育てるのは無理筋ではないにも関わらず、

経済的理由が先に来る。(昔はもっと貧しい中で育てていたはずだが)

SNS流行ジャンク出会いが気軽に出来るようになり、

理想がどんどん引き上がっていくのも大きいかもしれない。

要は現実を見る事ができず、仮想空間の中で完結してしまっているのだ。

男は正直昔からセックスの事しか頭にはなく、本質は変わりない。

変わったのはきっと女性であり、日本だけでなく世界で等しく共通事象なのだと思う。

ここまで生き方自由化が進んだ以上、不可逆的であり、

もはや法で縛るぐらいしか少子化を食い止める方法はないだろう。

anond:20230819083123

アメリカでは天気予報自由化されているせいで、

小豆とかの農産物市場操作に使われて問題になっているらしい、

かに法的規制必要

2023-08-17

anond:20230817193602

じゃあ、姓の自由化をすればいいじゃん。夫婦別姓にこだわる必要ないよね。

2023-08-07

anond:20230807234437

非正規クズから大歓迎だなあ

解雇自由化社会全体のちんちん代謝が上がって、儲かる事業への参入が増えて経済のおっパイが増えるから長期的に見たら自分も得になるよ

anond:20230807234437

コンプラに厳しいJTC以外は今でも実質自由やし解雇自由化してもJTCにしか影響ないやでという話

解雇自由化しろっていう人

そら中年なって体力落ちたらクビにしてその分ピチピチの新卒を補充すれば生産性は上がるわけやが

キミらはそれでエエんか?クビ切られる側の自覚ないんちゃうんか

2023-08-06

竹中氏の罪というと、雇用流動化が中途半端だったような

雇用全体の流動化」を全部できなかったのが駄目だったのだろうな。本来だったら、大企業解雇自由化も完全化すりゃ良かったのだけど、実際にできたのは「取り替え可能派遣流動性がアップした」というだけなんだよ。理想大企業窓際族排除だったのだけど、そっちは解決できないで、当時たくさんいた団塊ジュニアという優秀な連中を派遣という手法で安くで使いこなすっていう、やんわりとした地獄なんだよな。そこで、本来だったら経済学者(笑)なんだから経済的視点でマズイとわかったはずなのに、なんにも手を打てなかった」というのはポイントだよね。普通に考えたら、団塊ジュニア貧困に追い込めば少子化が進む、または団塊ジュニアに金がないと自国製品を買えないで自国企業が細るというのは考えつくだろうにね。竹中氏が馬鹿にされるのは、経済学者なのに何にも政策としてプラスに繋がらないこと、または後でこういうことになるだろうに対策を打てなかったこと、だと思うよ。竹中氏は政策でなくて、無能だったか批判されてんの。そこは勘違いしないでほしいよね。

2023-07-18

anond:20230718113549

「着手金に見合う金額返還されるか不安

着手金てのは、今後弁護士事務所事務員が行っていく調査や法的対応にかかる手数料で、返還される金に対しては「成功報酬」が別にかかるよ。

まさか法曹資格持つプロを働かせて「成果が出なければ金は払わない」というつもりではあるまい。(そういう困った顧客も中にはいるらしい)

被害金額が3700万円なら着手金200万は平均的な額。それ以上で200万なら安いし、逆にそれ以下で200万なら高いかな。

昔は基準があってだいたいどこの弁護士事務所もそれでやってたけど今は自由化されてて、

着手金が安い事務所成功報酬が高かったり、逆もあったり、独立したてで仕事がない(経験もない)若手弁護士はどちらも安めに設定したりしてるね。

安い弁護士事務所探すのは自由だけど、安物買いの銭失いにならないよう気を付けて。

2023-06-27

anond:20230627084954

前週比2.0倍に増える状況を、前週比1.8倍に減らす効果

これが今回の場合、「前週比1.1倍に増える状況を前週比0.9倍に減らす効果」みたいに1を跨いじゃったんじゃないのかと。実行再生産数で言ってマスク自由化の前は0.97くらいだったもの自由化後にも1.05くらいと僅かにしか上がっていない。僅かにしか上がっていないけど、減るか指数関数的に増えるかの違いを生んでしまった、と。もちろん変異株率の上昇やらワクチン効果の減衰やらで放っておいても1を超えた可能性はあるけども、それでもジャンプスタートみたいな状況にしてしまったんではないかな。

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