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2023-05-26

IT客先常駐

寝れないので、IT業界客先常駐について書こうと思う。

客先常駐は辞めとけ

客先常駐は辞めとけ。よく言われることです。

でもITには未経験だと客先常駐くらいしか無いのです。経験者でも客先常駐しかないのに未経験だと尚更。

私はそこそこ有名な大学の院卒で、27の時に他業界からIT業界に入ったけども、普通に書類選考で落とされてました。最終的に微妙企業2〜3社しか面接まで行けませんでした。

当時は何も考えてなくて、とりあえず経験を積みたい、と採用してくれた企業入社しました。年収300万で。ちなみに前職だと年収420万だったからめちゃくちゃ下がりました。

そこそこの学歴で、しかバリバリ理系でも、未経験だとやはり採用してくれる企業は少ないんです。

ちなみに転職した時は30歳でしたけど、未経験の時に比べて書類選考の通過率はとても高かったです。

客先常駐のここが嫌だ

安いんですよ、月収20万ほど。

スキルが身につかない客先もあるんです。というか結構多いです。

自社のパワハラは上に言えば対応できます。でもお客様からパワハラは上に言っても防げません。これもガチャです。

客先常駐って永遠就活生です。1つの客先が終われば次の客先の面接に。次が決まらないと解雇です。歳を取ったのにスキルがないと客先も見つからない。だから解雇です。

客先常駐メンバー使い捨て。忙しい時期はこき使うけど、リリースできるくらいに落ち着いてくると切られます。1つの製品設計からリリースまで関わることはまずないです。だからやり切った感もなく、愛着は失われていきます

  • 人のせいにする技術の向上

客先常駐責任のある作業は損なだけです。責任は人になすりつけるもの。失敗は自分責任にしてはいけません。なぜなら客先常駐はただの使い捨てなので責任なんて取れませんから

客先常駐に向いてない人

正直、客先常駐は辞めとけ、と言いたいですが、IT業界の大半が客先常駐なので、辞めたくても辞められないんです。

IT業界は運です。いい企業が運良く求人をかけてれば、年収が高くもなりましょう。いい企業ホワイトなので技術力よりも人間性若さを重視したりします。実力があっても若さがないと、いい企業に入れなかったりします。文系でもいい企業に入れたりします。

でも逆に運がないと実力があってもいい企業に入れなかったりします。だから経験を積むために客先常駐に入らざるを得ないと言う考え方もあります

から客先常駐前提で考えます

以下は客先常駐に向いてない人です。

正直、公務員を辞めてIT入るのはお勧めしません。年収300万ですよ?年収はなかなか上がらないですよ?年収一時的に下がってもいいから、とか思ってたら一生下がったままかもしれませんよ。

個人的にすぐ辞めちゃうエンジニアの大半は、向いてないのにエンジニアを目指しちゃった人です。向いてない人が来ちゃいけない業界なんですよ。

自分で考えない人。目標達成に向けて努力できない人。指示待ち人間。このタイプは一生大成しません。ずっと安月給で働くならいいですが、IT業界の上層にはいけません。

体験談

とめどなく客先常駐について書いてきましたが、私は客先常駐挫折して、一度会社を逃げ出すように辞めてます

私はITスキルについて一定以上であると自負しています。もともとは研究職を目指していたくらいの実力があります。そんな私でも客先常駐ガチャに失敗し、パワハラ上司にあたると簡単挫折してしまうのです。

客先常駐の怖いところ、それは客先常駐ガチャです。人によっては客先常駐はそれほど苦痛ではないと言うでしょう。しかし、「今」が苦痛ではないだけです。ひとたび、客先を切られ、別の客先に行けば、パワハラを受けるかもしれません。

客先常駐給与は低いです。しかお客様が支払う単価は高いです。安くても60〜70万、高ければ100万や150万の場合もあります。その場合給与20〜30万です。

お客様は100万の価値を求め、私たち給与20〜30万のつもりで仕事します。そこに大きなギャップがあり、それゆえにパワハラが起こりやす環境にあります

長く働ける環境ではないのです。

私は転職活動しましたが、それも難航しました。IT業界3年でしたが、堂々と人に言えるようなスキルが身に付いていなかったのです。

なぜなら、最初の客先は運用でした。次の客先はGUIツールを用いた開発。つまりプログラミングにほぼ触れなかったのです。

そこでJavaWebアプリを作りそれを売りにしました。しかし、Java客先常駐では人気のスキルですが、社内開発ではそうではないのです。

Javaは昔からあるプログラミング言語なので、できる人が沢山います。そのため、大型案件などの人を沢山必要とする案件ではJavaは人気の言語です。しかし、社内開発は少人数開発が多く、人を多く集める必要がないため新しいプログラミング言語が好まれる傾向があったのです。

結局私は技術力を評価されたのではなく、人柄と若さ評価され、転職成功しました。

若さ大事です。技術力は定量的評価できるものではありませんが、若さ定量的評価可能です。技術を身につけてから転職しよう、など思ってはいけません。若さの方がよっぽど貴重です。

最後

客先常駐にもいろいろあります

最初から1人常駐させるところは辞めたほうがいいでしょう。

SIerと呼ばれるところは、他のメンバの管理、もしくは技術リーダーなどをすることが多く、年収も高めなのでありでしょう。

定時で帰れてパワハラもないホワイトな客先もあるでしょう。

パワハラが横行していてメンバーの謎の失踪が常駐化しているヤバい客先もあるでしょう。

しかし、一寸先は闇。

それが客先常駐客先常駐は辞めとけ、です。

追記

2023/05/27 8:49追記

思ったより多くの反応を頂いていて驚いています

語弊があるようなので補足します。

研究理学部系の研究者を目指してました。IT系への転職は未経験での転職です。

●未経験転職ももっと良い企業に行けたのでは?⇒若さゆえに転職自分アピールをするのが苦手で、しかも未経験からまずは経験を積ませていただけるのならどこでも良い、と考えてしまっていました。

でも多分、転職で未経験なのに大手行けることはそんなに多くはないと思います新卒だと学歴フィルターがかかりますが、中途採用だとかけにくいですし、そもそも大手新卒採用で間に合ってるでしょうから、未経験中途採用する必要がないですし。

●前職⇒理系スキルをほぼ活かせない業界オタクには向いてないパリピ向きな職種でした。(教職です。)向いてないので辞めました。

●常駐必須案件とは?

最近リモートワークも増えたので違うかもしれませんが、基本的IT系は「常駐は必須かは分からない」けども、とりあえず客先常駐してもらう、というものなんです。

理由としては、①社内ネットワーク接続する必要がある、②ノートPCを配布してどこでもアクセス可能にするとネットワーク監視や紛失などで情報漏洩リスクが出る、③入館カード守衛さんを配置して物理的なセキュリティ担保して盗難などに備えたい、④普通に協力会社さんがサボってないか目視確認したい、などだと思います

2023-05-22

女さんのコミュニケーションもようわからん

マッチング

何日かメッセージのやり取り

度会いませんかって誘う

「近い予定は埋まってるので来月後半とかならぜひ」 ワイは空気の読める男やからこれはやんわりとした断りやと解釈

「そうですか、予定わかったら教えてくださいね~」 とふんわり受けてフェードアウト出来る空気を作るからここで終わりでええはずなんや

仕事はこうこうこんなので予定は決まってるんですけど休みが平日だけで~」 とわざわざ自分情報開示してまで話つなげてくるんや

「〇曜日と〇曜日仕事早く終わるので仕事終わりとかならいますよ」 断りとちゃうんか?思いつつ一応受けてみたら

「何時に終わるんですか?」 とかまだ食いついてくるもんやから

「〇時には終わるので△時からならいますよ」 と返したら

「あまり遅くなると次の日しんどいので△時からだと2時間くらいなら・・・」 とか言うてくるからこっちだって初対面でそんながっつり時間かける気サラサラないわけやし

「軽く食事みたい感じでどうっすか?」 とか返したら

「予定わかったら連絡します」  で結局フェードアウト

「そうですか、予定わかったら教えてくださいね~」 以降のやり取り何の意味があってん

ふんわりフェードアウト空気じゃ満足できずに何が何でもこっちに「誘ったんナシで!ナシにしましょ!」って言わさな気がすまんのか?

魔法のiらんどとかフォレストページとか携帯イラストサイトの思い出

時折、ふと思い立ってPC画像を見返してると大きさ240x320の画像群がずらりと並んだフォルダを見つけて開いてみたら自作アナログ絵をブツ撮りした画像が並んでて羞恥に塗れたリア厨時代の痛々しいネト活の記憶が光の速度でAMSから逆流するように蘇り心臓バクバクさせながらフクロテナガザルのケイジくんみたいな奇声を上げてイキュラスキュオライキュラスキュオラキュラスキュオラ!することってあるじゃないですか。ありますよね。あるんですよ。

私も昨日、昔撮ったきゃわいいきゃわいい飼い猫の写真を久々に見ようかと古い順に画像ソートしたら見ちゃいましてね……中学生の時に愛していた絵師様に向けて描いたキモすぎるラブレター的なアレとかアレとかアレとかをさ。

もうサムネ見た瞬間ビクッとなったんですけど、じゃあはよ消せよって話なんですけど、そんなんでも色々思い出が詰まってるんですよね。キモさの中にも美しさがある、痛さの中にも気持ちよさがある、親しき中にもレズがあり、みたいな。

そんな中学時代の汚らしくも輝かしい青春記憶を今、絶妙嘘松を交えながら赤裸々にここに綴る。

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私が絵を描き始めたのはそれこそ物心ついたときからで、母に聞かされた話によると同じ保育園に通ってたお隣の子が上手なおジャ魔女どれみの絵を描いて私に自慢しに来たのが始まりらしく、対抗心を燃やした私は連日おジャ魔女どれみを描きまくっていたらしい。その傾向は小学生になっても変わらず学校休み時間はひたすら自由帳に絵を描き、帰宅しても夜まで絵を描き、休日は画用紙と絵の具を使ってカラー絵を描くという毎日を送っていた。

そして小学3~4年頃に美術館で観たアンドリュー・ワイエス展に衝撃を受け西洋美術に関心を持つようになり、本格的に勉強したいと思うようになるのだけど…

5年生になった頃には私の身長は170cmを超え、親にも親戚にも「アンタそんな立派な体してるんだから何か運動したら」と事あるごとに言われるようになり、当人らは特に他意無く適当にそう言ってたんだろうけど、言い返せない、断れない性格の私にはその一言が重くのしかかり、渋々陸上部に入部する。

さすがに身長の高さゆえか男子女子わずほとんどの部員より足が速かったためそれなりに記録を残すことができ充実感もあったのだけど、やっぱり勉強以外の時間は絵を描きたいし、特に休日大会があるときなんかは切実に辞めたいと思った。でも親は陸上頑張ってて偉いね、なんて言うもんだから別に親は悪くないんですけど。

そんな調子で2年間を過ごし、卒業まであと3ヶ月という頃にはすっかり絵を描くこともなくなってこの世で一番アンドリュー・ワイエスから縁遠そうな、カリカリ日焼けした野暮ったい私がそこにいた。そして中学進学に向けて色々と準備をするなか親に渡された携帯電話、これが私の人生を良くも悪くも大きく変えてくれたのだった。

当時インターネットなんて全くわからなかった私は、漫画誌に載ってたフォレストページの小さな特集を頼りに、検索でたどり着いたイラストサイトリンクランキングサイト経由でその手のサイトを読み漁っていた。そういえば私絵描くの好きだったなとか思いながら。そして、ある絵描きさんの作品一目惚れし、その方のサイト掲示板初カキコ…ども…してしまう。そのHPは0zeroというドメインで、一番画像を綺麗に貼れるとかで絵描きに好まれていたとかなんとか。

コピックエアブラシで描かれた色鮮やかな夕焼け少女油絵の具の力強いマチエールの上に描かれた少女鉛筆で描かれた量感溢れる少女の裸体、どれも本当に素晴らしかった。何で全部少女の絵なんだろ?と思ったけど。

もう一生懸命考えて思いつく限りの称賛を書いた長文を投稿した瞬間からキドキですよ。もう興奮で夕飯も喉を通らない有様でF5アタックみたいに更新しまくってひたすら返信を待ち続けたのだけど、最初に貰ったのは社交辞令的な一行返信だった。がっかり…。が、後日めげずにこの絵はどんな方法で描いたんですか?それってどんな画材ですかなんて引き続き書いてみると丁寧にコメント返してくれて、油絵の具ってそんなに高いんですか!?私のお小遣い月1000円だからとてもじゃないけど手が出ませんね、なんて言ってみると「あなた何歳?」って。んで11歳です、と。すると、「じゃあ私の持ってる絵の具あげるよ、今度会お?」と言われて。

しばらく固まった。どう返信していいかからなかった。それで母親にそのことを相談したら最初は「馬鹿な子だねそんな知らない人とやり取りして」そう怒られたけどどうしても油絵の具が欲しくて、最終的に私書箱経由で絵師さんが電話番号を教えてくれて、絵師さんと母が直接電話をし、母同伴で絵師さんと会うことが決まった。そんときリアルジャンプしてガッツーズしましたよ。

そして絵師さんは隣府県に住むとても礼儀正しい芸大1年のお姉さんで、母としては好印象だったらしい。実際、母も当日たくさんお土産渡されて即堕ちしてたし。

春休みを迎える頃には私はすっかりお姉さんのサイトに入り浸り、連日絵を投稿しては色々アドバイスしてもらったりキャピキャピ雑談して大学生世界を教えてもらったりと楽しい日々を送っており、さらにはお姉さんの通う芸大の卒展に連れて行ってもらったりして私はすっかり美術世界に舞い戻り、既にお姉さんのことが好きになっていた。本当にお姉ちゃんが出来たみたいだった。そして両親に東京美大に行きたいと言ったらすげえイヤな顔された。そりゃ確かに費用がね…。

そして中学最初夏休み、一緒に宿題を片付けて合間に絵を教えてもらうという名目でお姉さん宅に長期のお泊りをすることになるのだが、これがあかんかった。まああかんかったよ。

隣府県の郊外にある2Kのアパート、そこがお姉さんの住処であり創作現場だった。部屋中に飾られた素描水彩画、見たこともない大きなカルトンイーゼルに立てられた描きかけのよくわからないけどかっこいいのはわかる油絵、全部を束ねればお姉さんの腰くらいになりそうな大量の絵筆と少しだけ錆びついたナイフが並んだテーブルに乱雑に置かれた混沌色に染まったパレット。そして棚に並べられた大量の本とCD

やべ、カッコよすぎて漏らしそう。でも同時にいつもどおりの田舎臭いガキ臭い格好をしてこの部屋に足を踏み入れた自分が凄く恥ずかしくなった。

ただ、テーブルの上に飾られた「スーパードルフィー」なる人形だけは正直キモイと思ってしまった。学生服を着た二体の少女人形がお互い腰に手を回して座りポースを取っているのだが、その光景に何か変態的なものを感じたというかのちに私の勘は完全に正しかったのだと判明する。

うん、確かに宿題はすごい勢いで片付くし、特に苦手な数学は私が完全に理解するまで根気強く教えてくれて本当にありがたいし、絵は美大予備校でやるレベルのことを丁寧に惜しみなく教えてくれる。家事も一緒にやって料理もそのときちょっとだけ覚えたし、お姉さんが影響されたっていうオノ・ナツメ漫画とかミギーイラストとか、他にもボナールとかセザンヌかいろんな画家画集を見せてくれてカッケー洋楽を教えてくれたり一緒にビデオを借りに行って映画もたくさん見せてくれるという、いたれりつくせりの家庭教師っぷり。おお、私の田舎臭が浄化されていく…。

ただね、この人近いんすよ、距離が…。

ちゃぶ台に座って宿題やってるときはお互いの肩が密着するくらいくっついて耳に息がかかるくらいの距離で喋り、計算間違いしたり誤字ったりすると足裏をくすぐってきたり、考え込んでると腰に手を回して太ももを撫でてきたり、絵を描いてるときはまたも背中にピッタリ身体押し付けて色々助言しつつも肩から肘までねっとり撫で下ろしたりしてきて、上手に描き終わったときは思い切り後ろから抱きしめて私を褒めながら脇腹をくすぐってきたりして、とにかくボディタッチが激しい。

で、私がくすぐったがるとお姉さんもケラケラ笑って冗談っぽい雰囲気になるので正直イヤなんだけど拒否しずらいというか私もちょっとくすぐり返したりしてるうちにお互い距離感も縮まり、遠慮がなくなってきてタメ口で喋れるようになったのもあっていつの間にかすっかりお姉さんのボディタッチを受け入れてたんですよね…。

そうこうしてるうちに2週間が過ぎ、翌日は待ちに待ったコミケに連れてってくれるというのでもう我は有頂天である。私はね、去年から流行ってたボカロが気になって気になってどうしてもCDが欲しかったのだよ。しかも事前に宿を取ってくれていて二日目も参戦できるという。そんなん友達に自慢しまくるしかないやん!!!

その日の昼には車で東京に向けて出発し夜にはホテルチェックインしました。

そして念願の初コミケ1日目はお姉さんのサイトに常駐している何人もの絵師さんと会場で初対面し手描きイラストを沢山プレゼントしてもらい号泣しちゃったり、(特にSAINTさんという鳥居紅葉、月夜と和服女性モチーフに厚塗りリアルタッチ作品を描いてる絵師さんが好きで、その人に貰った絵はその日一日中眺めてました。しかもクソイケメンだった)35度の炎天下で水分補給を怠った結果熱中症ゲロ吐いてぶっ倒れたりと惨憺たる有様でしたが、二日目には「ねんがんのSupercellCDをてにいれたぞ!」したり恥ずかしながら寄せ書きコーナーでミクを描かせてもらったりと最高の一日になった…はずでした。その夜の出来事を除けば。

結果的に言うとその日の夜お姉さんに犯された。ホテルシャワー浴びてるときにお姉さんが風呂突撃してきて、私の身体を洗いながら今までにない冗談抜きのマジ顔で全身くすぐりまくってきて、特に脇腹と胸を執拗愛撫されてイかされた。抑えきれない全身の痙攣に襲われ貧血でぶっ倒れたときみたいな状態になって何の抵抗も出来なくなったらベッドに連れてかれて体感的には一晩中乳首いじられながらクンニされて涙流しながら喉が枯れるほど叫んで何度も何度もイかされ続けた。ちなみにそのときの私は性的欲求なんて皆無だったしオナニーすらしたこともない。そりゃ12歳だしね。

そして帰りの車で初めて会ったときから私を性的対象として見ていた、卒展で再開したときには実行するかはともかくこの計画を立てていた、そしてこの夏に私の日焼けした肌を見て、直接触ってみて欲求を抑えきれなくなったとの供述をし始めた。曰く私はくすぐりに対しての反応が非常によく、沢山くすぐって何度も乳首タッチした日は洗濯物に出した私のパンツにしっかりヌルヌルしたものが付着していたので、着実に性感開発されててこれはいけると確信したと。

俺は限界だと思った。お前首絞めて殺すぞこの悪霊め。

帰路はずっと涙が止まらなくて、でもお姉さんは自分は今で言うとこの性的マイノリティだとか言いつつ潜在的に君はレズからこの経験は後に良いものになる、私のこともホントは嫌いじゃないはずとかぬかしやがってさ…。確かにまだ嫌いではないよバカ野郎。お前にされたことが予想外かつショックすぎて泣いてるだけだよ。んで家に帰ったらもっかい同じことするから嫌なら蹴るなり殴るなり親や警察通報すればいいとか言い出しやがって。

で、その日の夜またお姉さんに風呂で全身くすぐられて乳首いじられながら玩具使いつつクンニされまくってイきまくった。俺は今度こそ限界だと思った。その頃にはマジで気持ちよくて、ていうか他人に逆らうのが苦手な気質のせいかお姉さんに反抗する気持ちが湧かなくなってたので。

その日以来、私はしばらくネットを止めてお姉さんとの連絡も断っていたのだけど疲れからか不幸にもお姉さんのサイトアクセス私書箱から久々の連絡をしてしまう。私もうすぐ冬休みです、と。

そしてサイト掲示板ではクリスマスに皆でパーティーしようかという話にいつの間にかなってて、新しくサイトの一員になった秋間(かずひさんだっけ?もう名前忘れたごめん)さんというパステル画の達人も加わり互いの絵を持ち寄って見せ合おうという話になる。

大阪カラオケボックスに集結したお姉さんに一生さんとかSAINTさんとか秋間さんとか特定されないよう他1名と記すけど5人の美大芸大ガチうま絵師さんたちの生イラストを観て立ち直らねば、あの日覚えた行為の名をググって知って自慰行為も知っちゃったけどやっぱ真剣に絵を描かねばという気持ちになるわけですけど、解散後にまたお姉さんに誘われていつものアレをされて、もう全部が台無しよ。

そして図々しくも来年夏休みもまた一緒に過ごそ?とか言われて。まあ結局そうなるわけですけど。

でも翌年の夏休みは他の絵師さんにも事前に連絡を取り付けてお姉さんの住所を教えてたおかげで日中セクハラされず夜限定になったわけですけど。そして夜にはお姉さんの所有する大人玩具がつよつよすぎてまた屈してしまうというかそれ耐えるの絶対無理ってなって中2のときは毎週のように逢って電マの威力に屈服させられたりしてたわけですけどさすがにお姉さんも4年になると私を相手してる余裕が無くなったらしく卒業就職の準備に時間を割き始めて私はお姉さんより3歳年上のSAINTさんと蜜月になって、彼は愛知住みだけど何度かデートしてたらお姉さんの耳にその情報が入ってしまい、また自宅に呼び出される。

SAINTさんは紳士すぎて何もしてくれないので久しぶりのお姉さんの責めに期待してたら駅前で対面即泣かれて、よくよくそ理由を聞いてみたら「あなたホントは私のこと好きなのに男と付き合ってどうすんの思春期の一時の感情に惑わされないで絶対後悔するよそれはそうとしてまたあのとき快感を思い出させてあげる」とか言われてお姉さん宅連れて行かれたわけですけど、連れ込まれた先はいものあの部屋とは思えない綺麗に片付いた状態で「私は来年東京就職に行くけど貴方は来れないよね」なんて言われてまた泣きつかれて。親には聞いてないけど多分無理でしょと答えたら今までにない本当にあたたか感触ギュッと抱きしめられて「好きだよ…」と言われた。今だから言えるけど私もお姉さんのことが部分的には嫌だったけどやっぱり大好きだった。そしてもう今までのように会えないんだなって、その時悟って泣いた。

でもお姉さんに教わったことはずっと忘れないし、私は必ず絵の道に進むしそのとき必ずまた会えるよって言ったらお姉さんはコミケ帰りの私みたいにぎゃあぎゃあ泣き喚いてて、その姿が可愛くてギュッ彼女を抱きしめた。これが私達には一番心強くて、私達の絆を感じる行為だってわかってたから。そして携帯を取り出してお姉さんのサイトを開いて「私はいつもここにいるから、寂しくないよ、みんな一緒だよ」って。

その日はお姉さん家に泊まってずっと抱き合って一緒のベッドの上で寝てた。SAINTさんとの浮気をチクチク糾弾されながら。

その後、私が3度目の夏を迎えた頃にはお姉さんのサイトはすっかり過疎っていて、連絡しても一月に一回程度、たまに返してくれるくらいの頻度になり、絵を描きつつもバンド活動にハマってお姉さんにそのことを報告しようとしたら去年東京結婚したとの書き込みを期に更新が途絶えていて。私もこのサイトのことは忘れよう、あの頃のことは忘れようとなってtwitterpixiv活動の場を移すうち、いつの間にかお姉さんのHPは(0zeroからecacoへとドメインを変えて必死延命していたらしいけど)サービスもろとも綺麗サッパリ無くなっていました。

2023-05-20

ワイ、レズ

ネコから彼女のあそこ舐めたことないけど、ひとり酒してて酔ったら『めっちゃ舐めてぇ〜!』という気持ちになった。

舐める普通にハードル高いんだけど酔ってたら舐めれるな。

度会ときバチ酔いしてから舐めようかな。

彼女もリバだし。

てかレズだけど完ネコ(完全に女役)すぎて舐めれたことないな。

男でも女でも舐めれるのすげえな。

相手にも躊躇してしまって舐めれねえ。助けて〜。

2023-05-19

28喪女マッチングアプリしてて思ったこと⑦

2つある。

1つは敬語を外すタイミングがわからない。

基本的に年長者を敬う文化で生きてきたから年上の人相手だとなおさらからない。

同い年や年下だと対面で話してる途中で「ほんと〜?」「わかる!」みたいにちょっとずつ砕けた口調を挟みやすいんだけど、年上にはそれができない。しかテキストメッセージがメインになるから敬語の合間にそういう砕けた口調を混ぜ込むの違和感がすごくてできない。

じゃあ相手はどうなのかと言うと、通話するときに「タメ口でもいい?」と言ってきた人や一度会ったら向こうだけタメ口になった人や何回か会ってたら「そろそろタメ口しませんか」と言ってきた人がいた。何回か会ってもずっと敬語の人もいた。

敬語だと敬語に合わせて語彙も変わってくるから普段の口調と変わるし素じゃない感じがするから私はタメ口の方がいいなって思う。

でも初対面の人にいきなりタメ口を使うには抵抗を感じる程度の社会性は持っている。

みんなどんなタイミング敬語を外しているんだろう。

2つ目は奨学金のこと。

プロフに「奨学金返済済みです」って書いてる人がいて、なんで?って思って調べたら奨学金が残ってるのを伝えないのはありえないみたいな記事が出てきてそうなん!?と驚いてる。

私は大学4年間のうち2年間だけ奨学金を借りていて、卒業してから普通に月々返済して今たぶん残り60万くらい。

これを一括で返済できるくらいの貯蓄はあるから別に返せと言うなら今すぐ返せるんだけど、今すぐ返すメリットいまいちからなくて、それ以上に返済手続きをするのが億劫でやっていない。

第一種だったから月々でも一括でも返済金額は同じで、どうせ支払う金額が同じで60万をポンと出せる余裕があるならその60万は今はまだ定期にでも突っ込んでおいて自分の貯蓄を増やすのに使ったほうが良くない?

いま60万を手放してそっからまた60万稼いでも60万しか手元には残らないわけですよ。

でも60万を定期なり投資なりに回して、それとは別枠で月々7500円払って、ってすれば長い目で見ればこちらの方がプラマイプラスじゃん。

微々たる労力とはいえ、一括返済のための手続きをするのもコストですし。月々返済は何もしなくても勝手に引き落としてくれるし。

奨学金があることでデメリットとなるのは何かあるのかな。住宅ローン組めないとかだったらそのタイミングで返済すればいっかーくらいの気持ちでいる。

2023-05-02

パン屋万引きしかけた

パン屋といえばあのトレーとトングだ。

色とりどりのパンを選び、トングを使って取るのが一番楽しいポイントだ。

しか食パンは別である

ちょっと高級そうな、紙袋に入った抹茶食パンが売られていた(しかも焼きたて)。

トレーにも乗り切らないので、手で取って紙袋の持ち手を手首にかけていた。

それからしばらく他のパンを選んでから会計をし、店をでた。

歩いて数分、レジで受け取ったパンに加えて、なんと、謎の紙袋があるではないか

瞬時に状況を理解した。レジでは私のバッグですという顔をして手首に掛かっていたが、実は店の子だったのだ。

心拍数が一気に高まる中慌てて引き返し再度会計をして事なきを得た。

店員さんも笑って許してくれたのでよかったが、肝が冷える思いだった。

皆さんも紙袋に入ったパンを見たときは、盗みを働かないよう注意されたい。

2023-04-22

こんなこと起きたら絶対泣く自信あるっていう出来事ある?

自分場合、元SMAPメンバーテレビで全員一緒に出てくれたら、絶対泣く自信がある

今すぐは無理だろうけど、ジャニーズもゴタゴタしてきてるし、いつか叶えばいいなって思う

あとは、元彼にもう一度会えたらちょっと泣いてしまうかも

みんなはそういうのある?

2023-04-20

anond:20230420141024

不正会計でやった大企業というと、Aさんは東芝とかかなあ。

それと仮定するなら、今後株式非公開化が来る。すると、公開企業じゃ難しいほど、賛否両論劇薬が使われて、社内で大なたが振るわれ改革が進むだろうから、これから大変になるはずだよ。

そう言う不安空気を感じているから、ピリピリしていることもあると思う。その先生きのこる事ができれば、もう一度会えるようになるんじゃないかな。

何年かしてまた、何かの拍子に一緒に話せる日は来ると思う。今はうっすらと、増田が二人を「友人の友人」の立場につなぎとめてりゃ十分じゃないだろうか。

2023-04-15

上の世代人間の方が年功序列で女は専業主婦でも安泰で

どんなに平凡な人間でも車とマイホーム子供を持つことができた

度会社に入ってしまえば仕事覚えて、業務外のスキルアップ!!なんてあまりしなくてもよかった

クソイージーモードの甘えた世代

 

未来がお先真っ暗で

非正規雇用人手不足で大量の仕事割り振られてる社員の若手が

最近新人打たれ弱いw」

とか言ってるの見てるとマジで殺意湧いてくるんですけど

 

楽に生きられたか精神的に余裕あるだけじゃんお前ら

2023-04-07

今日誕生日なんだけど

クズ人間からおめでとうって言ってくれる人とかいないんだよ

でも、去年までは毎年一人だけLINEくれる人がいて

妙に馬が合う人だった。住んでる場所とかの制約から数年に一度会うか会わないかだし、

その人は身体的に障害があって、スマホも一人じゃ使えなかったかLINEも年に数回だったけど

でもその人が少し前に死んで、

コロナからもちろん会えなかった(万が一コロナになったら致命的な疾患だった。家族すら最後の何か月か会えなかったらしい)。

てかそもそも先天性の疾患だったかコロナが始まった時点で会えなかったか最後に会ったの4年まえ?とか

遠くの人だから、悲しいなって思うくらいだったけど

もういないんだなって今日誕生日にあの人からLINEが来なかったので実感してしまって辛い

2023-04-01

もうすぐお別れですね。。。 君が君と別れるとなると、僕のこころにもなんだかしんどさが押し寄せてきて、ふと恋を思い出しちゃうんですね。こんな大したことじゃないけどさ。だから追記 きっと君が辞めてからも僕は何度か君と再開できたかもしれない。もう一度会えるなんてきっと思ってないけどこの寂しさはなにものにも変えがたいものがある。思い出しては現実から逃避するんだけどさ。。。

Anond AI作成

2023-03-28

上方婚チャンス!

チアプで今度会う人

年齢下、年収上、学歴上や!

うおおおおおおおお上方婚を物にするぞ!!!

2023-03-27

からない・できない・やりたくない、といい、

一度も残業せず、一文字プログラムを書かず、グーグル検索を一度もせず、

週に一度会社をサボって、仕事中寝て、スマホで遊んでいたクソ派遣プログラマがおった。

テストやらせてみたが、コピーペーストダブルクリックなどすらわからず5分おきに

パソコン操作レベル質問をしてきた。

テストをでたらめに実施し、半分は未実施で、見つけた不具合の内容については書くことを拒否

「こんなひどい会社はない」と言ってやめていった。

肉体労働は嫌らしく、これから派遣プログラマとして仕事を探すらしい。

二度と一緒に働きたくはないけど、10年後20年後どうなっているか知りてぇなぁ

2023-03-20

障害があることのカミングアウト

昨日久しぶりにあった友達発達障害があることをカミングアウトした。

自分自身はもう障害についてなんとも思ってないと思ったのにちょっと声が震えてしまった。

真面目に自分の事を話すと緊張してしまうね。

友達の反応は普通だった。というか家族障害者がいるから珍しいことでもないみたいだった。

自分障害であることのカミングアウト別にオープンにしてもいいんだけど受け取る側は負担に思う人もいるだろうから限られた人しかまだ言ってない。

度会友達には言おうかなと思ってる。理解してほしい、とかじゃなくて「手帳あると映画館とか公共施設の利用が同伴者も安くなるから一緒に行ったら便利だよ」っていう意味で。

2023-03-17

4人目さん

おでんが嫌いです」


レストラン街の案内パネルの前で、嫌いなものを尋ねたら君はそう言った。

「あ、でも材料の1つ1つは大丈夫で、合わさって"おでん"という料理になるとダメなだけです。だからよっぽど専門店とかじゃない限りどこでも大丈夫です」

そんな人もいるんだなと思いながら「そうですか」と僕は答えた。

食べ物好き嫌いなんて些細なことだし敢えて「おでん美味しいですよ」なんてわかりきったことを言うほど僕は無粋な人間じゃない。
だって「なんで焼き魚嫌いなんですか」とか言われたら困る。
嫌いなものは嫌い、好きなものは好きなのだ。そして目の前にいる人間の考えを変えようと思うほどそれらの感情に対して強いこだわりはない。
ただ、これまで一貫して「好きな人が聞いてたら申し訳ないけど」「苦手な人もいると思うけど」と言いながら自分の嗜好を語っていた君が、おでんにだけは配慮を怠ったのが印象的だった。

君が配慮をする必要が無いと判断したそれは、食に興味の無い僕にとって唯一と言っていいほどの好物だった。


コンテンツが溢れすぎているこの世の中では"嫌いじゃない"と思えるものすら貴重で、明確に"好き"だと言えるものはわりと得難いものだ。それが人付き合いならなおさら
長年一緒にいる家族友達にさえイライラすることはあるし、電車で隣に立っている人にさえ不快感を抱くこともある。
そんな世の中で、僕は"好き"と言えるものを探している。

顔も知らない同士だった僕らは、昨今流行りのマッチングアプリで知り合った。
きっかけはありきたりな、好きな映画が同じという共通点だった。

会話を重ねていくうちにそれ以外にも共通点が見つかり、これほどまでに同じ場所を通ってきている人に出会たことが無い僕は、非常に単純ながら「この人が良い」と思い始めていた。ちょうど婚活というものに疲れていたというのもあるかもしれない。
初対面の人間同士が今後長い時間を歩んでいくことを考えたとき、どう考えたってそれまでの道のりが似ている人の方が馴染みやすいのだ。
好きと明言できるほどではないが、嫌いじゃないと感じる相手にやっと出会えた思いだった。

テニスラリーのように、と表現するにはややゆったりした間隔でだったが僕らは途切れずボールを打ち合っていた。たまにラインぎりぎりに打たれたり打ったりもしたけれど、君は難易度の高いショットの方が好きなように思えたので何でもないような顔をして難しい言葉を使ってみた。
本当は必死に調べて返事をしていたんですよ。

そんなラリーを、1ヶ月以上ゆるやかに続けていた。

たぶん遠距離でもないのに1ヶ月も合わずメッセージを重ねているのは長い方なんだと思うけど(実際、この1ヶ月の間に他に知り合った3人の人と会っていたし中には3回くらい会った人もいた)一度僕から誘ったときに断られていたのでもう一度誘う勇気は無かった。
からこそ会わないかと言われたときは嬉しかった。そういえばいいねをしてきたのは君からだったし、通話提案したのも君だった。
思えば最初からいつだってイニシアチブは君にあった。

増田さん、ですよね?」

事前に顔写真服装を送られていたにも関わらず見つけることができていなかった僕に、君から声をかけてくれた。
テキストメッセージから得られる聡明な印象で勝手脳内身長を伸ばしていたけれど、思えばプロフィールに書かれていた身長は低くはないが高くもなかった。

無意識に、いや、嘘だ。意識的自分の背を低くしようとさりげなく膝を曲げたら、君が着けているマスクSHARPであることに気づいた。

ああ、僕もSHARP製のマスクをつけてきたら面白かったかもしれない。
君なのか君の家族なのかもしかしたら当時の恋人とかなのか、とにかく話題になったあのマスクを僕と同じように買った人が君にとっては当たり前なのだということがそこでわかって、それだけのことなのに自分が受け入れられたような気がして安心した。
これ、そのとき伝えておいた方がよかったですか?

普段自炊しますか?」

家庭的かどうかを見られているのかな、なんて思いつつ少し緊張した状態アイスブレイク的な会話を提供してもらってほっとする。

一人暮らしなので一応しますよ」

「偉いですね。しなきゃなあとは思うんですけど、けっこう惣菜買ってきて終わりみたいな感じでやってるんですよね」

「あ、それももちろんやりますご飯だけ炊くとか」

「ですよね」

わあ、生温い会話。なんて思いながら、初対面の男女の会話なんてこんなものかとも思う。凍った水道管に急に熱湯をかけたら破裂するしね。

生温かろうがなんだろうが、こちらはわりと楽しんでいた。
自分ではない存在から返ってくる想定外の答えは面白い。人と人との出会いはエンターテイメントだ。
ただ生憎自身エンターテイナーでも何でもないので君を楽しませることができていたかはわからない。
最近人気の漫画みたいに長い人生のうちの100分の1の時間自分が変わることもあるわけだけど、君が積み重ねてきた1576万8000分と何分かのうちのこの1分は、君を変えることができるだろうか。そんなことを考えていた。

惣菜を食べてるとき、これでいいのかなあって考えちゃうんです。いつ死ぬかわからないけど死ぬまでに食事する回数は限られているわけで、そのうちの1回がこの適当食事でいいのかなって」


そんな考え方したことなかったなあと思いながら、頭に浮かんだ台詞があったので考えをまとめる前に勢いで口から言葉が飛び出した。

「『明日死ぬとしたら生き方が変わるんですか?あなた生き方は何歳まで生きるつもりの生き方なんですか?』って言葉が好きで自分はいだって明日死ぬつもりで生きてるんですけど、明日死ぬって思ってると大体のこと受け入れられますよ」

言ってから、あ、間違えたなと思った。
これが恋愛シミュレーションゲームだったら好感度ゲージがぐんと下がるBAD選択肢だっただろう。

いつ死ぬかわからないんだから毎日最後の晩餐だし最後の晩餐からと言って豪華である必要は無いし、日々食べたいものや食べられるものを食べていればいいじゃないか
そんなケセラセラ生き方をしている僕の主張は几帳面な君には響かなかったみたいだ。

「いやあ、どうですかね」と曖昧な返答でこの会話は閉じられた。

お茶をしている間、このまま解散も名残惜しいし店を回るのが好きだと書いていたから誘ってみようかなあ。なんて、逡巡していたら君の口から同じ提案が出てきたので嬉しかった。

入った本屋で、世間話を続けながら君は平積みになっている本を何気なくぱらぱらと捲る。

「この前、高校時代日記帳が出てきたんですけど恥ずかしくてそのまま読まずに捨てました」

「えっ捨てちゃうんですか!?それも思い出じゃないですか?」

小学生時代手紙すら捨てずに持っている僕には信じられなくて強めに聞き返した。

「いやもう恥ずかしすぎて……」

高校時代だともう客観的に読めちゃいません?」

「まだそこまで大人になれなかったですねえ」

そうか、そうなのか。君は自分過去を捨てる人間なのか。
これまでの会話の中で歴史が好きなのだろうと推測される君は、15年前かそこらに自分の周りで起きた物事やその時の感情は気にならないのか。

僕はこうやって実体験に基づいたフィクションをつらつら書くくらいには自己を振り返るのが大好きな人間だ。
今日のこの時間だって、この後どんな結末を迎えようとも"この時楽しかった"という事実は変わらないし、僕が選んできたBAD選択肢も変わらないし、この増田をいつか消すことがあってもそれらは僕の人生のうちの1分として残り続ける。

「あ、この本面白いですよ」

近くにあった本を何気なく勧めてみたら君も好きなタイプの本だったようで、やっぱり好みは似ているんだなあと再実感した。

スマホタイトルメモする君を見ながら、君が次にその本を読むとき違う人と一緒にいたとしたら、果たして僕のことを思い出すんだろうかとふと思った。

少なくとも僕は思い出しますよ。
何回か同じ話をしてしまう君と違って僕はけっこう君に関心を寄せていたので。
大好きだったおでんを見ると、これを嫌いだと言った君を思い出すくらいには。



思えば、共通点の多い同士であると思って出会ってみたが差異確認し合うことの方が多かったかもしれない。
それでも僕にとっては些細な差異で、"嫌いじゃない"という思いに変わりはなかった。

ところがどうやらこの認識でも僕らは差異があったようで、君ともう一度会うことはなかった。



僕の記憶域も有限だし、できれば幸せな思い出を取り出しやすいところに置いておきたいので思い出をアウトプットすることもある。
どうせ人の目に触れるのなら面白く脚色したくもなる。それがまさにこの増田なんだけど。

Ctrl+XとCtrl+Vの繰り返しで思い出や感情や付随する諸々を外部媒体に書き出すまでが一連の儀式なので気にしないでほしい。
執着してこんな長文を書いてるわけじゃなくて、執着しないために書いているのだ。
アウトプットして領域が空いて初めて僕は次に進める。

2023-03-14

また失恋をした。

書いているのは今年35になるおっさんタイトルの通りで落ち込んでいる気持ちを何とかするために外に吐き出そうと思って日記することにした。

 

失恋した相手は30前の女性バドミントンサークルを通じて知り合った。きっかけは去年夏頃開かれた飲み会の時に隣になって話をしていたらどちらともなく連絡先を交換しようという話が持ち上がったことだった。

連絡先を交換してからはほぼ毎日メッセージのやり取りをしていた。バドミントンの話とか漫画の話とかゲームの話とか最近行ったカフェの話とか、他愛のない話題だったがそれでも毎日続いた。

メッセージだけ続けているのもと思い出張にかこつけて会う時間もらえないかと打診したところ、暇だと二つ返事が戻ってきたので出張という体で遊びに行った。

内容は相手が住んでいる地域から日帰りできる温泉観光エリアドライブデートすることとなり、結局当日はドライブ中とりとめもない話をして観光地を巡りつつ温泉へ入って行程を終了した。

その後相手を自宅へ送り届けレンタカーを返した後は自分宿泊しているホテル近くの居酒屋で飲むこととなった。彼女お酒が苦手で飲まないもの普段居酒屋へ行かないということで付いてきてくれた。引き続きとりとめもない話をしつつ自分が知らない料理シェアして夕食を済ませた。

その後は自分が泊まっている宿の部屋が見たいという話になったので案内した。泊まっていた宿は和室で、8畳ほどの部屋の真ん中には座卓が置かれていたのでテレビBGMにお互い座卓からすこし離れた位置にL字で座ってとりとめもない話を再開した。

正直な話、今回のデート関係性の進展に期待していたが日中何かそれらしいことがあったわけでもなし、正式にお付き合いをしたわけでもないような状況で詰め寄るわけにもいかトーク続行した。

話をしながらここで付き合わないかと言えるような方向に話を持っていければと思ったが距離感があったのと密室二人きりな時にいきなり言われても怖いだけだよなと思ってトークを続けていたら時計は0時を回り彼女は帰っていった。

 

デートの後も日課となっていたメッセージのやりとりは続けてくれた。共通の知り合いの女性から叱咤された。どうやら知り合いは相手からデートのことを色々聞かされていたようで、自分からするとアプローチもなにもそういうことができる雰囲気ではなかったように思っていたが相手はそうではなかったのかもしれない。

メッセージを重ねる中、相手から年明け地元バドミントン仲間を連れて自分が取りまとめをしているバドミントンの集まりに遊びに来たいという話をいただいた。

相手長澤まさみをキリっとさせた感じのきれいな方だったが正直な話メッセージのやり取りを始めた当初はいい人だなという認識恋愛感情はなかったと思う。しかメッセージを続けていくことで気になり出してもう一度会いに行きたいと思うようになってしまった。

デートきっかけを出張という名目にしたのも女々と思い、今度は会いに行きたいという形で2回目のデートの打診をしたところこれまた暇だからと了承してもらったので再び相手の家を立ち寄り車で見知った温泉地へ出かけた。

 

季節は冬になっており前回行った時に比べてライトアップと寒々しさが追加されていたが、内容は前回と変わらずとりとめもない話をしてドライブして温泉に入って相手を家へ送って近くの居酒屋食事をした。道中相手が撮った写真を友人とされる男性へ送りメッセージのやり取りを始めたのを話始めたので話がつまらなかったりメッセージをやり取りしている相手の方が魅力的なのかなと思ったりして少しへこんだ。

その後相手からカラオケに行きたいという話があったのでやりたいことはやらせてあげたいというおぎやはぎマインド条件反射的に是としたものの、デート前日急遽入った知人の送別飲み会で朝まで飲んで歌ってをやっていて喉のコンデションが最悪だったことを思い出してしまった。(デートでの運転考慮して酒は時間を見て切り上げた。)

結果としては案の定昔は余裕で歌えていた持ち歌すらサビでかすれた歌声になり気持ちはかなり落ち込んでしまったが極力それを出さないつもりで相手の歌をほめたり合いの手入れたりしてカラオケフェーズを越した。相手自分が下手だったのを察してか気を遣った感想をくれた。

カラオケを終えた後は自分宿泊先での部屋飲みに移った、といっても相手は終始ノンアルコールだったが。宿は前回とは違い相手から勧められたリゾートホテルであったが、状況は似たようなもので窓際にあったテーブルセットに対面で座りテレビを流しながら駄弁り、再び12時を回った後相手は翌朝また朝食を食べにホテルへ来ると言い帰っていった。

翌朝は予定通りの時間相手が来てくれたのでこちらも予定通りチェックインの時用意してもらったバイキング用のチケットを2枚ホールスタッフへ渡し朝食をとった。

引き続きとりとめもない話、家族の話だったり仕事の話だったり新幹線時間が近づいたので宿を出て駅へ向かうことをした。相手見送りしてくれるという事だったので駅に着いた後は乗車時刻まで駄弁ったり免許とか証明カードだったりを見せあったりした。周りに人もおらずゆったりとした時間だったのでふとこのタイミングで付き合う付き合わないという方向の話をしたらと思ったがここで振られたら年明けバドミントンをするときに気まずくなるなと過り日和ってしまい結局何も進展はなく新幹線に乗り込み帰った。相手ホームまで見送りに来てくれたのでギリギリまでデッキのほうに出て話していた。

 

その後もメッセージのやり取りは続いたが相手からメッセージで見られた熱量ほとんだ無くなっていった。

年明け後バドミントン交流はしたものサークル同士の交流という形で終わりその後も特に関係性に進展は見られなかった。

 

今も未だ相手とのメッセージやり取りは続いている。先月バドミントン大会でたまに会う友人と飲みながらこのやりとりの件について相談をしたらきちんと気持ちを伝えろといわれたのもあり3月や4月あたりでのデートの誘いをしたが、教員と言う仕事から忙しいと断られた。実際忙しいのだろうがリスケの話もなかったので最早その気がないことは何となくわかってはいる。

しかし、このままフェードアウトするよりはきちんと振られたい気持ちもありグズグズ悩んでしまっている。まあ会ってくれない以上振られる権利すらないのだが。

 

前回の失恋学生時代に知り合った年下の女性と5年くらいメッセージのやり取りをして年1,2回程度デート?というか遊びにったりを続けて告白したが振られてしまメンタルが落ち込んでしまったのを覚えている。というか2回のドライブ行楽もデートだったのか、今にして思うとわからない。

失恋はするにしてもきっぱり振られるかフェードアウトされていくか、どちらのほうがダメージが少ないのか悩みつつコロナで休止していたバドミントン大会企画をそろそろ進めないとと思っている。

2023-03-08

もっと強い奴に殴られたらどうするんだ」って親父に殴られて育って

17の時に「で、お前はもっと強い奴に殴られたらどうするんだ?」って親父をボコボコにしたら

「親を殴るとは何事だ」って言い出したので「子供を殴っていいなら親も殴っていいだろ」とさらに殴った。

 

その後、母親警察を呼んだのでこの件は水入りで決着つかずとなった。

両親は離婚して父親とは全く連絡がつかないらしい。

度会ったらもう一度「で、お前はもっと強い奴に殴られたらどうするんだ?」の確認をしなければならない。

2023-03-05

anond:20230305232641

そうですね。内輪感の強い寿司屋に面食らっていたのが一番心理的ダメージ大きかったかもです。ここで書いてみて、心の整理がちょっとできました。もう一度会ってみようと思います

2023-03-01

初めてのワンナイト

27歳国立大学院を出た後に、大手メーカーにて働いております


先日あまりにも暇だったのでマッチングアプリを入れてみた。

私自身、過去彼女が3人ほどで経験人数は2人だった(風俗を入れると10人ほど)。


前々からワンナイトをしたい欲があったものの、T〇nderでは業者ばかりで全くワンナイトにありつけなかった。

今回はw○thにて、彼女探し兼、もしかしたらワンナイト出来るかもと思い始めてみた。


2週間で40~50人程とマッチし、その中から何人かと会話が続きLineを交換した。

Lineで話していた女性の1人と割と会話が盛り上がったところで元カレの話に移行し、せっくすの話になって彼女からドMだと告白された。


ここまで全て彼女が会話をリードして、えっちな話も彼女からしてきたので遠慮せずにこちからえっちな話をしてみた。

幸い自分はそこそこSで、電話でも会話が盛り上がったおかげか「今度会ってえっちしませんか?」というお誘いにも乗ってきてくれた。

(会話途中に彼女がハメ撮りを送ってきて死ぬほど抜いてしまった)


Lineを交換してから数日後に会って、お昼ご飯を食べた後にすぐラブホテル直行した。


彼女は目隠しや手錠、バイブを持ってきていた。

部屋に入った瞬間に襲って欲しいとのリクエストだったので、すぐさま服を引き剥がしロチューしながら手○ンした。

事前に送られていたハメ撮りでは大量に潮を吹いていたので期待していたが、自分の手○ンでも潮を吹いてくれた。

もうめちゃくちゃ興奮して、こんなに濡れる女性がいるんだと感動したものだ。


手○ンで彼女を一通りイかせた後に一緒にシャワーを浴び、いよいよ合体。

目隠しして手錠して、バイブで遊んだ後に騎乗位を促された。

彼女ドMだがSでもあり、まずは彼女増田いじめたいとのこと。

しかゴム無しで挿れさせてくれて本当に気持ちが良かった。


その後は2時間ほど連続で正常位、騎乗位、バックで責めたり責められたりを繰り返し。

ラストは正常位でフィニッシュ。流石に外出ししたもの世界で一番気持ちよかった。


性格や声が本当に可愛らしい女性で、こんな自分にもこの様な女性と生でえっちさせてくれるなんてと今でもいい思い出。

残念ながら彼女からまた会いたいと言ってもらえたものの、こちらの都合でもう会えなくなってしまった。


また会いたいなあ

2023-02-15

anond:20230214105828

やぁ俺だ。美女は俺とお食事してくれる。まぁまぁモテてる。

てのが一回目のお食事デート。めちゃ高いレストランでなく、安くて騒がしい店でない。

しかったら2回目がある。お互いそうだろ?

  • 来てやったんだから奢られて当然
  • 来てやったんだから私を楽しませろ
  • 金を出してるんだから俺を楽しませろ
  • つまんねぇな早く帰りてえな

という態度を取らないよね大人は。仮に思っていたとしてもだ。

この話題で異性を攻撃している人は、よい相手デートした経験が無いんだろうなと思う。かわいそうね。

もう一度会いたいなと思う女性も、次はないと思う女性もいる。人それぞれだ。

2023-02-02

anond:20230202145244

近親婚に対する反論同性婚反対派のそれと区別つかないのマジウケるな。

マジレスすると緊急度の違いと社会的承認の2点。民法では親族配偶者親族であれば遺産病院サインなどある程度対応可能同性愛カップルは現状なんら法的な繋がりがない。世論調査同性婚賛成が過半数

たとえば「おばと甥」なんかも結婚禁止されてるけど、遺産病院サインでどのくらい対応できるっけ? 「兄と妹」や「母と息子」ならどちらもある程度いけるだろうけど、「おじと姪」みたいなのは厳しいよね。

それに、たとえば「姉と弟」みたいなケースでも、配偶者兄弟姉妹では遺産の取り分は違うよね。配偶者になる権利は当然あるのでは?

社会的承認については意味不明すぎる。たとえ9割の国民同性婚に反対していても同性婚は実現されるべきでしょう。近親婚も同じだよ。

きょうだい結婚したい!という当事者の声がいっぱい出てきたら規制緩和いいんじゃないかな。

当たり前だけど仮に同性愛者の9割が同性婚不要と考えていたとしても同性婚は実現すべきだよ。そして近親婚も同じ。

選択夫婦別姓と同じで「選択肢が増えるだけ」のことに何でそんな高いハードルが課されなくちゃいけないんですか???

近親婚の問題点としてDV的な要素の配慮必要かと。特に閉鎖的な環境下で臨まない関係性の強要という事も想定されるわけで。当然近親婚がなくともありうるわけだが、一方で、近親婚を認めるとそれを追認しかねない。

よく言われるけどこれは詭弁。なぜなら実の兄弟はたとえ幼い頃に生き別れ年に1度会うか会わないか程度の間柄であっても法律婚はできないが、再婚した親の連れ子どうしは結婚できるので。仮に物心ついたときからずっと一緒に育ってきた相手だとしても。

本当に「閉鎖的な環境下での圧力」を懸念するなら、こんなザル規制に頼るべきではなく、同居年数などに依拠した婚姻制限を行うべき(私は反対だが)。結局もとからある差別的規制に無理やり理屈をつけて擁護しているだけに過ぎない。言ってることがマジで同性婚反対派と瓜二つ。

シンプルには権力勾配を避けにくいかダメという理屈でよく(児童性愛ダメなのと同じ理由)、となると共同生活しておらず世代が近いことが要件で、となると従兄弟姉妹関係からということで現行通りだな

自分の親に兄弟が多いと「兄や姉くらいの年齢差のおじやおば」も想定できるけど、いとこがよくて年齢差の小さなおじおばが駄目な理由 is 何?

近親婚認めると、兄弟間の性的虐待言い訳になってしまいそうで怖いな

それ、「同じチームにゲイがいたらロッカールームでケツを掘られる!」ってのとどう違うの?

追記

議論する価値のある話だと思うんだけど、なんでこの話する人いつもブチギレてんの?なんかその時点で信頼性がないか増田を外して議論したい

同性婚支持者の人があれやこれやと理屈をつけて同性婚に反対する差別主義者に相対しているとき気持ち想像してみてほしい。ワイが感じてるのはまさにその気持ちなので。

自分の「社会階層固定化されるから財産同族間で相続される)」というのに反論してくれたら嬉しい。近新婚と同性婚の違いって外部者が入るか否かだと思う。固定化は望ましくないという社会的制度だと考えてる

そんなこと言うならまずは金持ち同士の結婚制限するのが先でしょ。医者弁護士経営者同士で結婚して裕福な暮らしを送るのはなんら法規制されてないんだから社会階層固定化他者結婚を認めない理由にはならないよ。

それとも、金持ちの男は貧乏な女と、金持ちの女は貧乏な男と結婚するよう義務付ける法でも作る? 女は下方婚しろとか喚いてる女をあてがえおじさんと言ってること同じになって笑っちゃうな。

遺伝問題に全く触れてないのは、子なし前提なのかな。法で子なしに縛るのは無理だと思うから、近親婚は無しだよ。病院立ち合いは本人のOKがあれば問題無しじゃね。遺産遺言書いとけ。

遺伝患者には結婚を認めるべきではないって主義の人かな? 第三帝国にでも移住なさったら?

高齢出産では有意ダウン症発症率が上がるけど、近親婚は遺伝問題ダメというなら中年以上の人たちの結婚禁止しないとね。そんなんできるわけないっしょ? つまり近親婚の禁止も無理ですよ。

“同じチームにゲイがいたらロッカールームでケツを掘られる!”のは根拠ないが、性的虐待加害者が近親者に多いのはデータ証明されており、根拠があるからでは。

おっ、統計的差別か? じゃけん中途退職率が高い属性の人は採用しなくても許されるようにしましょうね〜。楽な診療科を選びがちな属性の人は医大受験排除してもOKってことにしましょうね〜。いやいや、そんなん許されるわけないでしょ?

虐待への対策は、虐待の早期発見や介入手段の充実などによってなされるべきであり、統計的差別に基づいて結婚自由を奪うのは絶対に間違ってる。

ところで統計的には実子への虐待母親によって行われることが多いんだけど、そんなに統計に基づいて虐待を防ぐべきだと主張するなら生まれてすぐに母親から子供を引き離す法律でも作った方がいいんじゃないの?

理屈や是非はおいといて、近親婚が当たり前の感覚になったら家庭内性犯罪増えそうだなぁ…幼い兄の下に妹産まれるだけで家族として色々なコストが跳ね上がる。女性実家ですら安まらない環境は困りそう

まあ、「女性限定施設なら性的目線さらされないか安心だと思ってたのに、レズビアンいるかもしれないと思ったら安心できなくなった」みたいなことを言う人も見かけたことありますけど、そういう人の意見粛々と無視される流れになってきているわけですからあなたのような意見粛々と無視されるようになるんじゃないでしょうか。

何故同性婚賛成派だけ「じゃあ○○婚も認めろ!認めないなら偽善者だ!」みたいな踏み絵を踏まされるのか。「近親じゃない異性婚は認めてそれ以外は認めない」だって充分恣意的なのに、そっちは一貫してる扱いなの?

そりゃ「結婚平等」って掲げた以上は踏み絵踏まされて当然じゃないの?

たとえばアメリカで「人種平等」を求める黒人は、アジア人への差別はどう思う? って聞かれたら「そうですね、アジア人差別もなくすべきです」って言うべきじゃない? 別にアジア人のために身を粉にして働く義務はないけど、アジア人権利主張に賛同する(最低でも反対しない)ことくらいは要求されて当然じゃない? もしそこで「いや、アジア人への差別は存置してもよい」なんていう黒人がいたらダブスタクソ差別主義者として糾弾されても仕方ないでしょ?

そもそも「なら近親婚はどうなんだ?」って関係ない話を持ち出すのが変。それは近親婚望む人が推進すればいい話で、同性婚推進したい人が近親婚の良い悪いやその理由説明する必要なくない?

だったら「結婚平等」なんて持ち出すなよ。結婚平等を掲げた以上は同性婚以外の婚姻平等に対する態度を問われるのは当然だろーが。「表現の自由」を掲げたらオタク絵叩きだけじゃなくあいちトリエンナーレに対する態度を問われるのは当たり前だし、「いや、宇崎ちゃんポスター表現の自由問題だけどあいちトリエンナーレ関係ないです」とかいう主張が通じるわけないだろ? あいちトリエンナーレ表現の自由問題だし近親婚も結婚平等問題だよ。

同性婚も近新婚も認められていいと思うけど、一つの問題に声を上げた人に全ての責任押し付けたらそいつはつぶれるぞ。同性婚について活動してる人はそこに専念してもらっていいんじゃない

別に同性婚支持の活動家は同性婚と同じだけの労力を近親婚に注げ!」なんて言ってないよ。「同性婚に賛成するってことは、近親婚にも賛成ってことでいいんですよね?」って聞いてるだけ。「はい」って言葉が聞ければそれでいい。なのになぜか同性婚は認めるべきだけど近親婚は認めるべきじゃない派の人たちが屁理屈こねて認めようとしないからこんなに拗れてしまってるのよ。もうわけがわからん

近親婚の認められ難さを考えると、同性婚賛成派が近親婚を切り捨てようとするのは戦略としては理解できるけど、思想としてグロテスクにも感じるよなぁ。

要するに名誉白人扱いですよね、それ、っていう。欧米で「や~いアジア人」って言われて差別されたときに「俺は日本人だ! 中国人と一緒にするな!」って言っちゃうみたいな感じ。

性別による結婚の不平等を失くしたいと思ってるだけなので、それ以外の結婚の不平等を失くしたいとは言ってないんですよね…

オタク向け表現を守りたいだけで天皇アートまで守りたいわけじゃないんですよね……」っていう表現の自由戦士と仲良くなれそう。

同性愛当事者としてノンケがただパートナーに近親者を選ぶのとなんで並列で語られてるのかわからない...

結婚平等」の話なので、現時点で結婚が不当に禁じられているという点では同一でしょう、というのは上でさんざん書いたけど、そもそも何でノンケだけの問題になってるのかがわからん。同じ産道を通った姉を好きになる妹とかは同性婚がオッケーになっても好きな相手結婚できないままなんですが? それは不当な結婚制度から排除でしょ?

"たとえ9割の国民同性婚に反対していても同性婚は実現されるべきでしょう。近親婚も同じだよ。"日本民主主義国家じゃなかったっけ?流石に国民同意は得ようよ

民意の支持があればマイノリティ差別してもよい!」という考え方をする人がいるか憲法法の下の平等って書いてあるんですよね〜〜〜。

そもそもこの批判、賛成して良い理由提示出来てなくね?賛成して当然みたいな前提が無邪気にあるけど、その担保自分では何も出さずに雰囲気任せでは、はなから議論にならんだろ。

結婚平等を掲げて同性婚賛同するのなら当然近親婚も支持すべきである」という話なので、そもそも同性婚賛同してない人にとっては賛同できない話かもね。あなたが近親婚に反対している、ということは、同性婚にも反対ってことでいいですか?

詭弁のガイドラインの「一見関係ありそうで関係ない話を始める」に該当するな。「同性間の結婚」と「血縁間の結婚」って切り口が違うでしょう?その違いもわからんの??

そんなこと言ったら元々結婚は異性同士でやるものであり同性婚を認めろというのは制度趣旨と違う的な話になっちゃうじゃん……それは差別なんでしょ? じゃあ同性婚と近親婚に差をつけるのも差別だよ。

同性婚近親婚多人数婚は連帯して結婚自由化を求めていけばいいのに分断したがる人はわからない。成人同士が新しくきょうだいになることも含めた家族形成自由化も進めたらいい。

ほんと、なんで「それとこれとは別」「同性婚はいいけど近親婚はダメ」みたいに分断したがる人が多いんでしょうね〜。

同性婚をこきおろすために近親婚持ち出してきてるのバレバレなんすよ。ロリペドを認めさせたいがために、LGBTを持ってきては、ロリがゆるされないならLGBTだってだめなはずだ!言い出すのと同じでな。

えっ??? 小児性愛者なんてド直球の性的マイノリティでしょ???

小児には十全な自己決定権を認めるべきではないので、彼らが実在の小児と婚姻したり性交したりする権利は諦めてもらうしかないけど(小児の自己決定権と衝突するから)、差別されない権利とかは当然同性愛者やトランスジェンダーなどと同様に小児性愛者にも認められるべきでしょ???

こんな雑などっちもどっち論に釣られる方が頭悪い。こんなの「そうだね、同性婚ができたら次は近親婚にしよう。だから今は邪魔するな」だけでいい。両方同時にしなきゃいけないものじゃないし、適当にあしらっとけよ

どうして包括的婚姻平等推し進めようとしないの??? 別に同性婚邪魔はしてないよ、「真の結婚平等を勝ち取ろう!」って言ってるだけだよ。「まずは黒人差別禁止法、次にアジア人差別禁止法」なんてのはおかしいでしょ? 「黒人アジア人も守れる包括的差別禁止法を作ろう」であるべきでしょ?

そもそも「まず同性婚、次に近親婚や複婚」という順番になんの根拠があるの? じゃ、「まず近親婚や複婚、次に同性婚」と言っても賛同してくれるの? 大丈夫だよ、同性婚ときは協力するから、まずは近親婚や複婚に協力してよ、って言ったら素直に協力してくれるの???

当事者要望が高まれば近親婚も議論すればいいので、増田やその支持者は変な相手反論してないで堂々と近親婚推進を説いて頂きたい。当然近親婚推進の立場なんでしょう? なんで無関係同性婚の話をしてるの?

既に同性婚賛成派が国民多数派である以上「同性婚を認めるのなら近親婚も認めなければ筋が通らない」という主張をすることによって同性婚賛成派に近親婚禁止が理にかなっていないことを理解してもらうのが近親婚実現に至る一番の近道なので。

同性婚に賛成する以上は近親婚や複婚にも賛成すべき」という共通理解を作って同性婚と近親婚と複婚を同時に実現するというのが当面の戦術目標ですかね。もちろん最終目標婚姻制度の廃絶ですが、自分死ぬまでに実現する見込みはないので死ぬまでに実現可能同性婚・近親婚・複婚の合法化を当面の目標にしています

こうして考えていくと、行きつく先は婚姻という制度のもの形骸化である。ということで自分意見としては、同性婚や近親婚を認めるのではなく、そもそも婚姻制度のもの廃止すべきである、ということになる(法的に保護された結婚をなくすだけで、民間風習として結婚することを妨げるものではない)。

anond:20230203105040

カーマ。最終目標はそうあるべきだよね。

法律婚書類を出せば成立するから結納結婚式も結婚の成立には必要ないんだけど、結納やら結婚式やらをしたがる人は大勢いるので、法律婚廃止しても「結婚」にまつわる諸々の儀式は残りそう。儀式をするのは個人自由なので、結婚式とかのカップル形成儀式をしたい人だけが儀式をし、一方でカップルに(異性であれ同性であれ近親であれ)法的な特権は与えない、というのが一番筋の通った解決策だと思う。子育て関係の補助は子供の養育者に渡せばいい。

この理屈が受け入れられるとして、はてなでは「だから婚姻制度廃止しよう」という結論になるとしても、世間一般としては「だから同性婚も認めない」という結論になるんじゃないか

増田は、日本国民はなんだかんだで自由主義的で寛容なので「同性婚を認めることは近親婚や複婚を認めることである」という前提がきちんと共有されれば同性婚と同じように近親婚や複婚を支持してくれる、と思ってるけど、まあこればっかりは蓋を開けてみないとわからんね。とにかくこの前提条件がみんなに共有されるのが同性婚・近親婚・複婚合法化に向けた最初ステップだよねぇ。

難しい問題ですねー / アイシャアルス君の話がダメ記紀はオッケーなのも雑だよな

アイシャの話はアイシャという天才少女物語としてすごく良くできていたと思うので正史から消されちゃったのは残念で仕方ない……

言われると読みたくなってきたので魚拓で読み返してきたんだけど、3人の嫁がいるやつが自分の妹と息子が致してるのに対して「それは……ダメだろ?」とか言ってんの改めて読むとめっちゃ笑えるよね。もちろんルーデウス個人事情も加味すべきではあるけど、お蔵入りになっちゃったところまで含めて近親相姦タブーいかに重いものかを表していると思う。でも、やっぱりそれを認めようとしないのは差別だよ。

2023-01-27

anond:20230127152917

俺が認知されるのが嫌なのは、これで行かなくなるようになる未来がつらいなってとこかな

認知されてある程度会話する関係になると飽きたからもう行かないって選択を取りにくい

からするとどうでもいい話なんだろうけど、そう感じちゃう

2023-01-13

anond:20230112225904

そんな1度2度会っただけの相手サクラだと見抜くとか、よっぽど下手なことしない限り無いと思う

2022-12-29

複雑な関係の彼に別れを告げられた

12月29日の深夜1時。僕は彼と電話しながら家の前を流れる川沿いを歩いていた。低い声で大好きだって言われた。でも、もうバイバイだとも言われた。分かっちゃいるけど寂しくて、月並み表現だけど胸に巨大な空洞ができてしまったみたいだ。

あぁ、寒い


僕は20歳の春に彼と出会った。僕はあまりにも女性モテなかったから、ムカついて男同士の出会い系アプリ登録していた。姉の影響でBLを読み漁っていたし、なんなら夜は男同士のビデオを使ったりしていたから、きっと男も問題なく好きになれると思っていた。でもアプリ中の人たちは揃いも揃って性に奔放そうだったから、物凄く嫌だった。僕は半年ほど誰と会うことも無かったが、そんな中で初めて会ったのが彼だった。

彼は一個下で芸術系大学に通っていた。僕自身も絵を描いたり曲を作ったりするから芸術的能力が高い人はすごく好きだ。それに加えて、彼の外観は僕のどタイプだった。身長は僕より13cmも高くて、体格もぽっちゃり気味。まん丸な輪郭に穏やかな瞳。すごく可愛かった。たぶん彼以上にタイプな人は、後にも先にも男でも女でも現れないという確信があった。それほど好きな見た目だった。

最初デートではカラオケに行った。どんな曲を歌ったかはあまり覚えていないが、ユーミンひこうき雲ルージュの伝言を歌ったのは確かだ。

不安気持ちを抱えたまま 街はDingDong遠ざかっていくの」

彼はちょっと古い曲が好きだった。ちょうど僕の親世代が好むような曲だ。そういうセンスも、なんだか芸術家っぽくてかっこいいなと思った。

カラオケルームの小さな個室の中で、隣り合って座ったり立ったりしながら歌っていた。小さい個室といっても別にそんなに接近する必要もないのに、膝や腕が触れ合ったりしてドキドキした。僕は思わず彼の大きな膝に頭を載せてみた。柔らかいお肉が僕の頭部を包み込む。すごく、すごく幸福だった。

カラオケ屋の近くに公園があったから、しばらくそこで座って話していた。うっすら寒い春の夜、公園には僕たち二人だけ。膝枕だけじゃ物足りなくなってしまって、僕は手を繋ごうとした。でも断られてしまった。なんで。好きになっちゃうから。いいじゃん。だーめ。そんなやりとりをした記憶がある。ちょっと脚色してるかも。でも別にいかだって、思い出はきらきらしている方が良い。

初デートが終わっても僕の興奮は冷めなかった。全く冷めなくて、毎日彼のことを考えていた。ゲイ友達軍団に彼のことを自慢して、きゃーきゃー騒いだりもしてた。僕はいつの間にかモテない男子大学から初恋JKみたいになっていた。好き好き大好き、早く会いたい。脳みそは彼一色。

二回目のデートでは、僕の実家に彼を呼んだ。別に親に紹介するとかそういう話ではなく、ただお泊りがしたかっただけだ。大学の後輩です、とか適当に言っておけば女の子を呼ぶよりもずっと簡単だ。同じ布団に入ったら、「男二人なのに、そんな狭い布団で大丈夫?」と母親に言われた。大丈夫というよりもむしろ、なんて僕は胸の内でにやにやしていた。

ハグをして初めて、彼は僕よりずっと大きいことを身体理解した。肉厚な腕やお腹は熱を帯びていて、僕は食べられてしまうんじゃないかと思った。事実として、食べられそうになるくらいに責められた。あんなに熱い夜は初めてだった。


僕は、彼と恋人になったんだと思って、本当に幸せだった。


この日から彼の対応おかしくなった。明らかに僕に冷たくなったし、大事な話をしようとしてもあしらわれる。会いたくてたまらないのに予定を合わせてくれない。何故なのか全く理解できなかった。だってあんなに可愛いって言ってくれたじゃないか。付き合うんじゃなかったのか。

僕は泣いたりブチギレたり、とにかく感情不安定になった。それを全部彼にぶつけた。でも適当にあしらわれる。たまに僕の話に乗ってくれることもあって、その日は落ち着きこそすれど数日すればすぐに不安に苛まれた。この時期は辛くて苦しくてたまらなかったし、あらゆる友達に「そいつクズだ」「早く忘れろ」「許せない」と彼のことを非難された。でも、きっと彼は僕のことが好きなんだという謎の自信があったから、友達アドバイスには従わなかった。彼のことを信じたかったんだ。

彼が中高生の頃に付き合った彼女の話をされたことがある。彼女には「何を考えているかからない」と言われたことがあるらしい。僕も、彼が何を考えているのか全く分からなかった。彼は僕と違って男性しか愛せない人だったから、彼女のことを気持ち悪く思ってしまうこともあったようだ。僕は、僕だけはそんな彼を理解してみたかったんだ。僕にならできるって信じていた。

そして、三回目のデートをすることになった。場所ソラマチ。日付はどのメモにも残っていなかったから分からない。最高だ、めちゃくちゃデートっぽい。実際、デートは最高だった。ソラマチに立ち並ぶ店はどれもおしゃれで、彼の隣で眺めているだけで楽しいスカイツリーてっぺんから見る夜景はすごく綺麗で、心なしか彼もかっこよく見えた。


でもね。


会う前から彼に約束されてた。


これで会うのは最後だよって。


訳が分からなかった。何度も聞いた、なんで?って。でも彼が提示する理由は僕には理解できなかった。確か、今は付き合わない方が良いとか言ってた気がした。それって全く回答になってない。納得できないし、意味不明。それでも彼を引き留める方法なんて無かったから、僕は彼を見送りながら半蔵門線呆然としていた。最後ささやかプレゼントを渡そうと思って買ったハンカチは、ついぞ渡すことはできなかった。

僕の彼への愛情キレイに逆転して、深くどす黒い憎しみになった。

僕は彼のことを忘れようと必死努力した。ありとあらゆる友達相談し、恋愛映画を観て、新しい男と会ったりした。この頃に上映していた「愛がなんだ」という映画にはバリ共感MAX100%だった。

でもね、一年経っても二年経っても忘れられなかったし、ずっと好きだった。なぜかというと、彼はたびたび僕に連絡を寄越してきたからだ。元気?とか、やほ、とか、特に理由なく突如メッセ―ジが送られてくる。もう本当に意味からない。このせいで僕は彼を忘れることができなかった。この辺りで僕は、「きっと彼は寂しい人で、僕を使ってインスタント自分欲求を満たしているんだ」ということに気付き始めた。でも、別にそれでもいいから彼と話していたかったんだよ。

はいつの間にか男遊びが好きになっていた。だって特にデメリットなく人と会えるし、気持ちいい。たまに虚しい気持ちにもなるけれど、でも別にそんなの大した問題ではなかった。たまに変な人と出くわすこともあるけれど、でもそれは笑い話のネタに使えるからしろ一種の楽しみになっていた。ただ、好きだと思う人は一人もいなかった。上手い、とか可愛い、とかでもう一度会いたい人はいたけれど、好きになる人は一人もいなかった。


その後、ひょんなことから僕には彼女ができた。なかなか可愛くて絵が上手な子だった。この子とのストーリーも非常に濃厚なのだが、それは割愛するとして。僕に初めて恋人ができたおかげで、僕の中に巣食う恋愛コンプレックスは綺麗さっぱり消滅した。自分もびっくりするくらいには、今までの自己嫌悪がどうでもよくなった。それと一緒に彼への憎しみも浄化されて、後に残ったのは彼のことを好きだったというきらきらした思い出だけだった。自分の心変わりは自分でも衝撃的で、物凄い感動に包まれた。

彼女とはあまりうまくいかなくて、数か月で別れてしまった。でも、自分の考えが大きく変わる非常に大事経験だったと思う。一個目の大きな変化は、自分に自信が持てたこと。巨大なコンプレックスが無くなった影響は計り知れない。二個目は、過去自分への嫌悪だ。昔の僕は、自分の中の好きという気持ちに任せて相手ことなんてこれっぽっちも考えていなかった。だからモテなかったのだ。好きな相手がいたら、好いてもらうために相応の行動が必要に決まってる。それにやっと気付かせてくれたのは、最初彼女だった。

未だに彼からちょくちょく連絡が来ることがあったから、一連の出来事を彼に報告した。そして僕は、もう彼への憎しみは無くて前向きな気持ちで好きでいられるようになったことも伝えた。僕は彼のことを忘れることが不可能だと体で理解たから、好きだという気持ちを素直に自分で認めてあげて、それとうまく付き合って生きていくことに決めたのだ。

ちょっと補足すると、僕は彼女と付き合っている間だろうと、彼が好きだという気持ちは薄れなかった。でも、このことは彼女に報告した上で大丈夫だという判をもらっているし、人を好きな気持ちはどう努力しても理性で支配できることではないと思っている。大事なのはパートナー不安にさせないことだと思っていて、それ以外の人間に好きだ抱きたい抱かれたいと思ってしま気持ちを責めるのはお門違いではないだろうか。

まぁ、虫がいいことを言っている自覚はあります

さて本題に戻ると、彼は僕に彼女ができたことを祝福してくれた。彼の方にも彼氏ができたようだったが、あまり充実している様子ではなかった。恋人ができたら嬉しくてたまらないものだと僕は思うのだが、彼の方は何か裏がありそうな様子だった。僕は彼と久々に会っても依然として好きだなー、なんて思っていた。ただし、初めの1年間のような執着心は綺麗さっぱり消えていた。


もう、僕の心はすっかり平和だった。

から知ったことだが、彼の方は全くそんなこと無かったようだ。


僕に二人目の彼女ができた。中学時代からTwitterフォロワーで、実は同じ大学に通っていたことが判明してから仲良くなった子だ。この子のことは本当に大好きだ。早く同棲したいし結婚したいし死ぬまで一緒にいたい。でも、まだ付き合って数か月しか経っていないから、そういう話はゆるやかにしかしていない。とはいえ、僕と彼女ベストパートナーなのではないだろうか、と自惚れてしまうくらいには相性が良いし大好きだ。

しばらくしてから、僕の頭に彼の顔が浮かんだ。結婚したいほど大好きな彼女ができたこと、報告するべきかな。いやでも、別に連絡するほどでもないか。いやいや、きっと僕の話を聞きたがっているんじゃないか。いやでもでも…

そう思っていた、昨晩。

から連絡が来た。

文面はこうだ。

「やほ」

文字。二文字である。彼はこういうやつなのだ案の定彼は僕に会いたがっていて、六本木まで来いと言われた。このとき、深夜の22時半だ。彼はこういうヤツだし、僕は僕でこう言われても大喜びで会いに行くようなヤツだった。でも、今の僕には非常に大事なお嫁さん候補がいる。不倫ダメだ。だから僕は断った。

正直、気持ちは揺らいだ。だから彼女に報告をして、軽く𠮟ってもらった。こんなことをしている僕はダメなヤツだが、黙って不倫して後から騒動になる人々に比べたらよっぽどマシだと思う。僕に自分欲望を正しくセーブできる自信なんて無いから、情けないけど全てをあけっぴろげにすることでしか対策ができない。

この晩、僕は彼に未だかつてない態度を取った。先述したように、少し前の僕は深夜だろうと彼に呼び出されたら喜んで向かうような人だった。でも昨晩の僕は、彼の誘いを素直に飲まなかった。六本木までは行けないが、実家に来るのならいいという条件を出した。それくらいならただの男友達でもする範囲だろう。このレベルなら特に問題ない、という合意彼女と取れているつもりだ。

でも、彼は遠いからと言ってぐずりだした。確かに僕の家は六本木から遠い。そう思うなら今晩会うことはできないから、会いたいならまた別日に会おうという提案をした。でも、今晩じゃなきゃダメらしい。何が言いたいのかよく分からなかった。会いたいという気持ちは一致しているはずなのに、根本的な何かがすれ違っているみたいだった。僕に請い願う彼の姿は初めて見た。なんだかみっともないとすら思ってしまった。

結局彼は自分の家に帰っていった。そして、駅を降りてから電話をした。ただ、彼曰くこれは最後電話らしい。別に最後になんてしなくていいのに、なんて僕は思っていたけれど。彼は不器用から、そうでもしないとうまくできないのだろう。


最後電話が始まった。スマホ越しに何度か車が通過するブゥーンという音が聞こえてきた。僕も感傷に浸りたい気分だったから、いそいそとコートマフラーを着て外を歩きながら電話することにした。それはもう寒くてたまらなかったけど、これからする話にはこれくらいの寒さが丁度いいだろうという謎の予感があった。

その最後電話で、僕は気になっていたことのほとんどを聞くことができた。

やはり、彼は今の彼氏順風満帆とは言い難いらしい。彼の彼氏は将来女の子結婚したいようで、最近親戚から圧力が苦しいのだそうだ。子ども結婚といった話題で躓くのはゲイカップルあるあるだ。その話題で話し合いを進めるうちに、彼はどうして自分はこんな人に優しく接しなきゃいけないんだろう、と思ってしまったのだそうだ。そして人を愛することの意味理由について考えた挙句、ひたすら真っ直ぐに自分のことを愛してくれた唯一の男、つまり僕のことを思い出してしまったのだそうだ。

それを聞いて、僕は笑った。笑いながら嬉しいよと応えた。少し前の僕なら、照れていた。でも僕は笑っていた。僕が彼に向ける感情は、もはや彼の言うような真っ直ぐな愛情とは違う何かになっていたんだろう。

そういえば、この一か月くらい前に「愛がなんだ」をもう一度観た。あのころ共感できたはずの主人公には全く共感できなくなっていて、鬱陶しい敵だと思っていた女の方を魅力的に感じてしまった。僕の感情構造は、いつの間にか様変わりしていた。

僕のことが気になるなら、あと何か月か早く言ってくれればよかったのに。僕はもう売り切れちゃったんだから。なんて、ひどく調子に乗ったことも口にした。すると、彼も彼でびっくりするようなことを言った。


ずっと好きだった

最初に会ったときからすごく可愛いと思っていたし、大好きだった。

でも。

信じられなかった。

自分肯定されて愛されることが、自分の中ではあり得ないことだった。

から、大好きだったけどわざと酷い態度を取ったり、そっけなく接した。


僕は大爆笑した。

だっておかしいじゃない。好きなのにそれを伝えないなんて。両想いなことが分かってるんだから、それを隠す理由なんて一つも無いじゃん。付き合えば良かったじゃん。全部言えば良かったじゃん。そうしていれば、二人が苦しんでいた時間はずっと充実したものになってたのにさ。

馬鹿すぎて、大爆笑した。あいつは馬鹿野郎だと常々思っていたけど、予想よりずっとアホだった。バーカ。あと1年早く言えよ。臆病者。小心者。メンヘラ野郎ホモ野郎。ずっとカッコつけてた癖に気が小さい。図体ばっかりでかいバカバカバカ

僕は近所の川の前で大爆笑した。誰もいないあぜ道に僕の笑い声ひとつ。アーハハハハハッハッハ!冬の冷え切った空気が僕の吐息で温まる。今夜はなんて良い夜なんだろうと、僕はご機嫌だった。

彼は話し続けた。自分人生の中では人に愛されることなんて異常事態だったと。顔も中身も全部好きだと言われても、全く信じられなかったと。それに早く気付けば良かったと。何度も何度も傷つけて苦しい思いをさせて、申し訳なかったと。

こういう話をされたら、もっと僕も悲しんだり怒ったりするのが相場だと思うけど、僕はひたすら笑っていた。ずーっと意地っ張りだった彼がこんなに素直に喋っているのが、余りにもおかしくてたまらなかったのだ。または、僕が彼を好きな気持ちがすっかり整理されてしまったせいで、もう何を言われてもときめいたり苦しんだりすることが無くなってしまったのかもしれない。

かに僕は未だにずっと彼のことを好きなのだが、でもこれはたっぷりと諦めを含んだ"好き"なのだ。どうせ彼は僕のことなんて好きじゃない。どうせ僕は彼と付き合えない。どうせ彼は寂しがり屋で、それを埋めるためにしか僕と合わない。でもそんなことは全部了承した上で、好き。恋をしたときのドキドキとは程遠い何かなんだ。

この"好き"は一体何に例えるべきなんだろう。MOTHER2ネスポーキーに向けていそうな感情に近しいかもしれない。こんなヤツでも許してあげなきゃいけないよな、みたいな感じ。

さて、衝撃の真実。彼は結局のところ最初から最後までずっと僕のことが好きだったのだ。でも、今の僕には彼女がいる。なんなら彼は奪ってやりたいとすら思っているらしい。でも僕のことを傷付ける羽目になるのは本意ではないから、これで完全に別れてしまいたい、ということらしいのだ。

僕はなんだか納得いかなかった。仲が良い人と関係を切るなんて意味不明だ。僕は彼女を大好きでいながら、彼とも普通友達としてやっていけそうだった。でも、彼はそうではなかったんだ。僕と会ったらハグキスじゃ物足りない、絶対に抱いてしまうのだそうだ。僕としてはハグまでならまぁセーフかな、と思うがそれ以降は断固拒否だ。その気持ちの激しさの差が、最後電話理由だった。

結婚式をするときは呼んでね。いやでも、二人っきりになったら襲っちゃうかもしれない。なんて大馬鹿発言をされてから電話を切るときがやってきた。僕は最後までこの顛末に納得はできなかった。理屈は分かるが、素直に飲み込むことなんてできなかった。複雑な顔をする僕のことなんていざ知らず、彼は一言呟いて電話を切った。


大好きだったよ。バイバイ


おっせーよ。クソ。

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