はてなキーワード: 内定とは
当初は事務職を志望していたけど、ある企業の求人が事務と営業と比べると営業の方が明らかに良かった
給料面以外にも営業手当・住宅手当等が高く、額面や待遇を考えてそちらに飛びついてしまったのが運の尽き
自分で言うのも何だけど面接受けは良い方なので、あっさりと内定をゲット
面接で調子良い事が裏目に出て、本当はペーパーなのに運転が出来ますとか言ってしまっていた
研修が一通り終わり、じゃあどこそこまで営業車で行って~という事が出来なくて泣いてしまい発覚
毎年一人いるかいないかで実は運転出来ない、って新人は多いらしく(泣いてしまうのも女性だと珍しく無いんだとか…)
しばらくは先輩社員の車に同乗・同行する形で、時には送り迎えもして貰える救済措置があったんだけど
運転の講習に行けと言われても当然土曜日とか仕事終わりの夜中とかになるので、初回と二回目以外をすっぽかしてしまっていた
で、講習も終わって慣れたであろう頃に「じゃあ一人で行ってきて」と振られても
当然自信が無く、絶対事故ると恐怖だし、出来ないので、所属チームの人達からはすっかり信頼を失ってしまった
これで営業成績が良ければ何とかなったんだろうけど、昔から実は人前に出るのがあまり得意じゃ無い性格
お客さんへの説明も上手くこなせず失敗ばかりで、ミスが重なり先輩に度々注意されていた
元々メンタルが弱いのもあって、ある時に強めに注意された際にあまりにも悔しくて悲しくて号泣してしまった
以降、指導の先輩からは謝罪があり、処分も受けたらしいが、先輩達からは注意されなくなる代わりに
腫れ物に触る様な扱われ方になり、何も教えてくれなくなった
怒られた時、思わず「これってパワハラだよ……」とつぶやいてしまったのが、かなりマズかったみたいだった
それでも一応出来る仕事はあり、何とか仕事を割り振って貰っていたが、ある時
必ず動作確認して問題無い事を確かめてからお客さんに納めなければならない製品のテストを
すっかりやっていなかった事が発覚した
本当にど忘れで、後で気がついたけど言い出せずにそのまま納品
まあ問題起きなければ良いかと思っていたんだけど、運が悪いのか間が悪いのか
しかも原因を調査する為に詳しい人がログ?を見たらしく、動作確認してない事まで発覚してしまった
必ずテストをする事は客側も承知なので、担当者には激怒されて上司らと謝罪にいったけど
「もう御社は信用出来ないので…」と、その場で取引打ち切りを言い渡されてしまった
お客さんの客の所で発覚したので、信用問題に関わり損害も出てる以上、これ以上のお付き合いは無理だと
帰りの車中が誰も話さず話しかけられず、地獄みたいな罰ゲームだった
打ち切りになったお客さんは割と大手だったらしく、他社にも悪い評判が周っているという
私に直接文句は言われる事は無いけど、聞こえる様、チャットなどで分かる様に
どこそこに説明に行かなくてはならなくて大変とか、担当の所と取引切られそうで売上やばいとか
事あるごとに嫌味を言われて社内では肩身が狭く居場所が無い
上司や本社の方にも謝罪文や今後の改善の取り組み等を作成しなければならず
しばらく残業が続いていて、時給に換算したら事務職とそんなに変わらない
自分的には大変だけど、周りからは「マイナスを元に戻しているだけ」という圧を感じる
仕事中にも関わらず泣き出してしまった事もあったが、誰からも声をかけられず、すっかり鬱病になっていると思う
営業職の待遇に釣られてしまった私も悪いんだけど、それ以上に営業職に求められる能力が多すぎて苦しくて嫌になる
やっと二年目だけど、状況は変わらず悪化するばかりで、今や今年入社の新人からも誰からも話しかけられない
雑務だけをやって、定時で帰って、彼氏と暮らしている3DKのマンションに帰る日々
住宅手当が大きいのが救いだったけど、今の現状ではマイナスにしかなっていない気もする
早く結婚して仕事するの辞めたいけど、彼も一つ上なので、結婚はまだまだ先って感じ
でも仕事を辞めてしまうと、とても彼氏の収入だけでは借りられない家賃だから、家を出なくてはならない
それにここで同棲解消してしまうと、遊び好きなタイプの彼だと、そのまま自然消滅しそうなのも嫌すぎる
彼の収入が上がるまで今度こそちゃんと勉強して良い仕事に就くまで待ってもらう、というのは虫が良すぎるんだろうか?
甘い考えかも知れないけど、女性が働きづらい会社で無理して働くよりはと思ってしまう
実際に会社には迷惑ばかりかけているし、働きづらさが余計に拍車をかけている
とっくに私は壊れてるのかな?
内定先から社内報のバックナンバー貰ったんだけど、新入社員紹介とかで一個上の先輩の顔写真が出てた
まあそれはよくあるかな?って思ったんだけど、
人事異動のページに「転居」ってあって、
マンション名も、何号室に住んでるのかも
名前的に若い女性っぽい人の住所も丸々載ってるし、今時これはヤバくない??
あと、訃報欄に社員の家族のこと載ってたりとか 母・〇〇さん みたいな
そんなのもいちいち書くんだ…と思った
社内報ってどこの会社もこんなもん?それともこの会社がガバガバなだけ?
家族が会社勤めしてないからこのへんの常識が分からないんだよね
でもこんなんいくらでもネットに流出するし、俺が仮にストーカーとかだったら危ないじゃん
大丈夫なのかな
リーマンショックで内定取り消し→内定取り消しされた学生を対象とする就活で内定獲得するも連鎖倒産して内定ないまま卒業→派遣で就職するも正社員となる前に派遣切り→同じく内定取り消しされて派遣で就職してた大学の同級生である彼女は職場の正社員の先輩と結婚→景気回復するも時既に遅し→実家に帰り漫画家として一発逆転を目指すも両親からの言葉の暴力や虐待にあい家出→倉庫での積み込みと介護施設で食い繋いでいたものの、膝と腰を壊し現在一人暮らししながら生活保護を受給する独身中年男性。
バカ公僕「同じ町内のご実家に帰られて、一度ご両親のお世話になりながら就労支援などを受けられては?ご両親は健康なようですし」
俺「父から暴言を浴びせられるので。被害届出てるので確認してください」
バカ公僕「……身体に故障のある従業員にも理解があり、軽作業の割り当てが可能な企業の求人がありますよ」
俺「身体に故障のあることを理解しておきながら事務職ではなく軽「作業」ですか?」
俺「もう来なくていいですよ。来るならもっと話の通じる人でお願いします」
バカ公僕「……」
退職を切り出すのって、意外と体力要るんだな…
後から思った疲れた理由は、新卒で入り、学生の時に学んだことを活かしながらの仕事ができると意気込んでたのに、最初は良くとも予期せぬ異動の数々で嫌気が差しながらも、己を見つめ、何がしたいのかの思いを固め直して定め、心の杖にしていた目標に引導を渡したからか…
一応社内的には、それこそ学生時代からの専門にも近く、自らの興味にも近い将来技術開発のうち、開発の中のある領域での残り一人になってたから形通りの引き留めもきた。
「(日本の技術屋部門のトップ)に掛け合って、希望する部署に異動ならどう?」
まさに想定通り。いや、個人的には日本部門長の名前出してくると思ってたから1段下か。
「それができるなら、なぜ10/1付けでそうさせてくれなかった? 今更ながら、内定の通知きた時期と異動内示の時期が被ってたから返事を待って貰ってたんですけどね」
と返した。
「自分の置かれてる状況を鑑みて、可能性のある方に賭けることにした。正直、新卒から結構な期間居たんだから残れればよかったけど、制度がそれを許さないから辞める他ない」
と答えた。
「現在地と目指してきた目標との乖離が大きいままだし、今後の修正の道筋が社内で確実に見えてない」
と申し上げた。
それ以外にも実家の事情をはじめプライベートの面の様々なことで、いずれ地元に戻りたいと思ってたこと。
そんな中で社外に向けてもチャンスを探して、今までの経歴を買ってくれて、地元に近いところで働けて、開発する製品こそ違うけど、技術屋として関わりたい方向に行けて、(年収もキープか頑張って上げることが見込める)案件から内定を得た。
年齢的にも外に移るにはラストチャンスだった。
それを申し上げて、一旦終わって、今は課長預かり。
辞める意向と共に、辞める予定日と、最終出勤予定日を伝えたけど、そこに対しての希望は通るか?
しかし、そこから何件も辞める予定日よりも先の仕事に関する問い合わせが来まくってるので、早いところ確定させて、周囲に告知して、引き継ぎたいんだけどね。
ワイ:
真面目な顔の人間の男の人の顔の絵を描いてください。
GPT:
*イメージ省略*
ワイ:
GPT:
*イメージ省略*
ワイ:
その整数が 3 か 5 の倍数の場合、ふざけた顔の男の顔(一枚目の顔)を表示してください。
GPT:
了解しました。以下は、指定された条件に基づいて動作するPythonのGUIアプリのコードです。このアプリは、tkinterを使用しています。まず、必要なライブラリをインストールしてください:
pip install tkinterimport tkinter as tk from tkinter import Entry, Label, PhotoImage def display_image(): num = entry.get() if num.isdigit(): num = int(num) if num % 3 == 0 or num % 5 == 0: label.config(image=goofy_face) else: label.config(image=serious_face) entry.delete(0, tk.END) def on_close(): root.quit() root.destroy() root = tk.Tk() root.title("Face Display App") # ふざけた顔と真面目な顔の画像をロードします # 以下の部分は、DALL-Eで生成された画像のパスに置き換える必要があります goofy_face = PhotoImage(file="path_to_goofy_face_image.png") serious_face = PhotoImage(file="path_to_serious_face_image.png") entry = Entry(root) entry.bind('<Return>', lambda event=None: display_image()) entry.pack(pady=20) label = Label(root) label.pack(pady=20) root.protocol("WM_DELETE_WINDOW", on_close) root.mainloop()このコードには、2つのPhotoImageオブジェクトがあります。これは、ふざけた顔の画像と真面目な顔の画像をロードするためのものです。path_to_goofy_face_image.pngとpath_to_serious_face_image.pngは、DALL-Eで生成された画像の実際のパスに置き換える必要があります。
このアプリは、ユーザーが整数を入力してReturnキーを押すと、指定された条件に基づいて画像を表示します。エスケープキーまたはウィンドウを閉じることでアプリを終了できます。
ワイ:
GPT:
大学は「勉強ができる」優秀な人よりも「考える力のある」優秀な人が多かった。そこで自分は何て頭が悪いんだ、底辺だ、最低だと実感させられた。
周りがどんどん超有名大手企業から内定を取る中、自分は第一希望のメーカーは落ちて、知名度まあまあの別業界に入った。周りは内定数で勝ち負けを競ってるような中で、自分は一社しか内定が出なかった。惨めだった。
でも、新卒で入った会社には感謝している。本当に何にもできない自分みたいなのを、マイナスから平均ぐらいにまでは引き上げてくれた。理論的に考え話すこと、理性的であること、目標の立て方、チームの育て方など、その会社の持っている「素人をプロにする力」で、それなりに見えるようにはなれた。
そこから、二度転職をして、今は新卒で入った会社のピーク時より100万は年収が下がっている。地方の家族経営の弱小企業の一般社員。大学の同期には話せない。
弱小には弱小たる理由があるというか、ルールもオペレーションも全部なあなあで、だからこそ改善意欲も変化も何もしたくない、ただ毎日同じことをやって適当に金がもらえればいいという奴らが集まる。
そういう奴らは極端に変化を嫌がる。どんなに理不尽で非効率的で前時代的なルールやオペレーションであっても、改善しようとはしない。ただ毎日「ここが嫌だ」「あれがおかしい」と無意味な愚痴を繰り返してストレス発散して終わる。問題の根源を突き止め、変えて、より働きやすく利益が出る方に変わることなどしない。「それは自分に関係ない」と思っているからだ。
こんなやる気のない、意識の低い、腐った奴らと働くなんてごめんだ、自分はめちゃくちゃ働いてるしあいつらよりも価値のある人間だし、こんなしょっぺえ安月給で使い倒される人間じゃない、と思い、転職活動を始めた。
転職活動を始めてからは、改めて自分の無能ぶりを実感するばかりだった。
説明会に出ても質問は出てこないし、求められるスキルや業務レベルは自分のできる範囲を超えているし、自分みたいなのに内定を出すのは結局今と同じような、安月給のくせに仕事だけは一人前に求めてくる、弱小中小だけ。
結局自分は「本当に賢く、考え実行する力がある人達の中にいて勘違いした痛い奴」でしかないということに気づかされた。
もし自分が「賢く、考え実行する力がある」人間だったら、きっともっと内定は出ただろうし、今もこんなしょうもない文章を書いて鬱憤を晴らすようなみみっちい人間にはなっていなかったと思う。
自分は強者の周りでおこぼれの恩恵にあずかって、自己評価だけ異常に高いただの弱者なんだろう。
そういう、おこぼれしか得ていない、自分の本質は変わらないのに自分は特別だと思い込むところは、昨日あたり騒がれてた港区女子にも通じるのかもしれない。
就職氷河期は終わりのほうだったから言い訳にはできないが、今思えば合わない人気業種に行きたいと思ってしまったため
とにかく受けては落ちをひたすら繰り返していた。4年生の10月過ぎても内定はなかった。
就職浪人など許さない親の目はどんどん厳しくなり、同学年の友人とは疎遠になった。
今の会社は世間知らずで、新卒募集も5年ぶりだったらしいとはいえ大学4年生の募集をかけたのが秋であった。
募集方法もリクナビなどではなく大学の就職課に。それもたまたま大昔の卒業生がうちの大学を出ていたから。
そんなこんなで年の瀬にどうにか内定が出て、来年で社会人20年目かな。
もしも、かつての自分と同じように悩む誰かの気休めとなれば。
内定獲得後の年収交渉のために、事前に希望企業、希望職種の年収幅を把握しておく。狙うのはもちろん年収幅の上限だ。私はOpenWorkで年収幅を確認した。
外資ならlevels.fyiも確認しておく。本国の年収のため日本法人採用では本国ほどは出ないが、交渉材料にはなる。
・OpenWork
・levels.fyi
https://www.levels.fyi/?compare=Google,Facebook,Microsoft&track=Software%20Engineer
2.転職人材会社、転職エージェントは使わず直接企業に応募する
企業側は転職人材会社、エージェント経由で人材を採用した場合、採用者の30-35%を人材会社、エージェントに支払っている。例えば転職後のあなたの年収が500万円に決まったとすると、企業側は500万円×30%=150万円を人材会社、エージェントにフィーとして支払っていることになる。
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/agent_cost/
企業への直接応募であれば企業側はフィーが全くかからないことになる。このフィー分の金額を年収アップの原資として交渉する。先程の例で言えば企業側は本来150万円のフィーがかかっていたのだから、内定を出した人材の年収を50万円上げても良い、と判断する企業もある。
余談だが、私は人材会社、エージェントの利用には以下3点の弊害があると考えており、そういう意味でも直接応募をすすめる。自分の人生は自分で決めたい。
(1)人材会社、エージェントの担当者によっては転職者側の事は考えず、自分に多くのフィーが入ってくる企業ばかり受けさせようとする人もいること
(2)面談後の企業側のフィードバックが直接企業(人事側)から聞けなくなること
企業との面接では必ず「他に受けている企業の選考状況はいかがですか」と聞かれる。その時に他社の選考も進んでいる、内定を獲得しているというのは転職者が持つことができる大きな武器だ。
企業側は他社でも選考が進んでいる、内定を獲得している転職者は優秀な人材だと判断する。
転職とは、世の中に一つしかない商品である自分自身をいかに魅力的に感じてもらい、いかに高く買ってもらうかが勝負だ。自分が欲しい商品が他の人に取られそうな時には企業側は高く買う判断をする。
企業が内定を出した後は、転職者の方が立場が強くなる。企業側人事には「今年度の中途採用目標人数⚪︎人」といったKPIがあり、内定者を逃すと人事部、人事担当者の評価が下がる。
ここでの年収交渉は「年収」にこだわらず、話の流れにより色々な案を臨機応変に提示することだ。例えば以下の内容が考えられる。
(1)内定承諾書にサインをするのでサインオンボーナス、入社一時金として⚫︎⚫︎万円上乗せ可能か
(2)初年度のボーナス時に⚫︎⚫︎万円を上乗せしてもらう事は可能か
(3)外資であればRSU(入社1年後から数年、複数回に分けて株をもらえる権利)の上積みは可能か
いったんここで筆を置く。
人知れず、というかバレバレなのかもしれないが、今日は失恋した記念日
休日は一人で寝ているだけだの、◯◯さんがいないと駄目だの、あなたは特別だの、彼氏にしたいくらい優しいだの……
最近も頼み事したら10倍の成果で返してくれたり、自分が1年も前に言ったことを覚えててくれたり……
そんなのが積もり積もってからの何が彼氏の話していいですか?だよアホか、良くねえよ
こっちが好きになる前に言っとけボケ
実は彼氏がいませんでした、とか
乗り換え先に内定してるけど、今はまだ良いや、だとか
A.無いです。
もし結婚を申し込まれたらYESと答えるくらい、彼氏の事が好きらしい
冒頭の会話も嘘だ。自分に言った訳ではない。その子と女性社員がそう話してるのが聞こえただけだ
40代前半になり、管理職を意識した仕事の進め方(実務中心→マネジメントへ)を検討しはじめた頃だった。ずっと同じ部署で働いていたわけではないが、新卒からほぼずっと法人課税一本だった。
そんな折、数個年上の同僚のひとりであるN君が「今年度いっぱいで辞めて転職するから」と言ってきた(ビットコインの件で苦しんでいた人だ)。職場の飲み会の帰りで、飲み直しで別の店に入った時だった。少しばかり仕事で縁のあった会計コンサルの内定を得たという。
「なんで辞めるの?」と聞くと、「昨年課長にはなったけど、どこまでいっても組織の歯車で、それだったらまだいいけど……国民のために役に立っているとは思えない。だったら民間の方がいい。自分の仕事力は、広く社会のために使いたい」といった答えが返ってきた。「上司と人事には退職の旨を話してある」という。
私は、そこまで高邁なことを考えるタイプではない。どこか仕事から引いたところがあって、上から60点の成果を求められた時、80を出せる時でもあえて70の成果を出す。残り10の余力は、いざという時のためにとっておく。そういうタイプだった。
できるなら上の方まで昇進したいとは考えていたが、審議官とか、次長とか、長官とか、そういう地位はむしろ遠慮したかったし、私の学歴だと奇跡が起きても難しい。職務自体は好きだったから、できれば長い間やりたいとは思っていたが。
そのN君は、私などよりも公僕に向いている。いつも全力だからだ。そういう人だった。今回、自分の力を社会のために役立てたいという想いを聞いたが、嘘偽りはないと感じた。
数か月後、私は「絶対にここを辞めてやる」と決意することになった。N君の退職が認められなかったからだ。それで結局、N君は内定先を辞退することになった。伝聞での話になるが、N君の内定先には「霞が関の事情を説明する」という名目での情報共有(という名の転職妨害)が入ったのだという。
民間の方には事情がわかりにくいと思う。まずは次の規則を読んでほしい。
(辞職)
第五十一条 任命権者は、職員から書面をもって辞職の申出があったときは、特に支障のない限り、これを承認するものとする。
公務員の任免というのは、民法上の雇用契約が基底にある。そのうえで、国家公務員法や人事院規則により公法上の契約関係を構成する。ざっくりいうと、行政事務職の公務員≒サラリーマンということだ。労基法が適用されないからといって、隔絶した存在ではない。現業職の公務員だと、よりサラリーマンに近い扱いになる(労働協約締結権があるなど)。
上の人事院規則は、公務員のみならず民間業界をも拘束する。当規則が国家公務員法(国会で議決)から委任を受けているからだ。
N君の例だと、別の内規により人事院規則第51条が課長補佐以上には厳しく適用されるのに加え、「再就職に関する規制」に該当するおそれがあったのだろう。それゆえ、転職を目的としての辞職が認められなかった。
結局、N君はどうしたのかというと……私が辞める時点では在職していたが……少し述べると、あれからも転職活動をしたが失敗に終わったらしい。40代半ばで、国家公務員としての経験しかないN君は転職市場では必然不利になる。
N君に興味のある会社があったとして、N君からすれば入りたい会社ではなかったという。とはいえ、税務や会計の会社を選ぶとまた転職できない可能性がある。かくして、N君は今でも霞が関のどこかで働いている。どうか幸せでいてほしい。
「こいつらクソだな」と思った。たかだか数年前に1回契約したっきりのコンサルに移るくらい、認めてやってもいいじゃないか。厳密にいうと再就職の規制にかかってしまうのかもしれないが、それでもいいだろう。仲間なんだから。
当時は怒りでいっぱいだった。今はとうに収まっているが。所詮は、その程度の仲間意識しか持てない連中の集まりだったのだ――と今では達観している。
繰り返すが、四十前半であれば課長(管理職)になってもおかしくはない。平均的には43,44ほどで課長に昇進するイメージがあった。早くミッションを遂行しなければならない。
転職活動を始めることにした。この時、妻はすでに亡くなっていた。子どもはふたりいたが、先ほど書いたとおり、霞が関の一人親に子育ては不可能であるため実家に預けている。妻が存命だったなら、転職活動自体していなかったかもしれない。
この時は、リクナビも有名になっていた。転職エージェントもネットで探せる時代になっていた。さっそく求人を探していくも、自分に合った仕事は見つかりそうにない。リクルートエージェントにも登録して、毎日少ない自由時間を使って求人を確かめていき、平行して求人応募に最低限必要なドキュメントを作っていった。
転職活動スタートから三ヶ月ほど経った頃は、こんな状況だった。希望条件には、就業場所や入社時期や休業制度や、もっと細かい事項もあったが省略する。
二 職務内容に拘らない
ア どんな仕事でもやっていれば好きになる
イ それよりもどんな人と働けるかが大事
イ 全体向けに説明した後、現場レベルに立脚した観点で是非を整理
※この箇所は、文字ばかりで窮屈~というエージェントからの指摘あり
ア 息子と娘を遊園地などに連れていきたい
ウ この年になるとゆっくりしたいのもある
二 風通しがいいこと
イ 怒鳴ったり急に泣き出したり、負の感情を吐き出す社員はいないか?
ア 前の職場が不明確だったので。データによらずに上司が決めるなど。
イ ずっと続けられる好きな仕事にしていきたい
イ 子がいるので額面700万はほしい。今の年収△200万円までOK。
とまあ、いろいろ考えはしたが……結局、税務コンサルにした。スキルを活かせるうえに、さらに磨くこともできる。そのうえ、応募に必要な資格である税理士免許もある。応募要項には「事業会社での税務実務経験5年以上」とか「同業界でリーダーシップを発揮された経験3年以上」とか「M&A、組織再編、事業統合、事業再生等の案件に対する税務コンサルティング経験」とか、該当していない要件があった。
だが一方では、「上場企業、外資系企業などに対する税務申告書作成業務」など、こちらの十八番(ルールを作ったり審査する側)とも言える要件もあった。当てはまるかもしれない。
こちらの日系大手の税務コンサルを受けたいと転職エージェントに告げたところ、「要件については、体感6割でいいので。ほかにも何社か受けた方がいいですね。増田さんの場合は、最低15社は受けましょう」とアドバイスをもらった。
言いたいことはわかったが、こういうのは絞るべきだと感じた。一気に15社受けるのではなく、3社を5回に分けるなど、そういうやり方がいいと思った。※よく考えると、転職エージェントと転職希望者は利益背反の関係にある。転職エージェントとしては、ほどほど短い期間で離職しそうな会社を勧めるのがメリットだからだ。
かくして、税務コンサルのうち、外資系大手・日系大手・日系準大手の3つにエントリーした。うち2社が書類選考を通過し、一緒に働くであろう仲間との数度の面接を経た後に、幹部社員とも話をさせてもらい、最終的に2社の内定を得た。
決め手として、一番好感があった会社を選んだ。やはり、一緒に働く仲間――これがマストだった。上の3つでいうと日系準大手になる。
こちらの会社は、昔仕事でお世話になったことがあった。直接契約を交わしたことはないのだが。とある相談案件を通じて、互いの知見を高めることができた……とこちらは認識していた。その会社は、国税庁を不当課税処分で訴えたことがあったのが気になったが、今さら大した問題ではない。
次は、どうやって上司に転職を伝えるか考える必要がある。まともにやってしまうと、N君の時のように無理筋なことをされる可能性がある。公務員の退職にあたっての厳密な許可制や再就職の規制は、当時の私の役職(課長補佐)だとばっちり適用される。※20代とかの若手だと、基準を緩めてもらえるらしい。
「年度末で退職します」と告げた時の直属の上司の顔を覚えている。諦めと怨嗟が混じったような顔つきだった。一応遺留は受けたものの、上司もわかっていたようで、最後には「これまでお疲れ様。次のところでもうまくやれるように。ただ、辞職が認められたらいいけどな。俺は無条件に認めるけど」と言っていた。後は、人事による退職ヒアリングを残すのみだ。
思案した結果、退職ヒアリングにおいては、内定を得ていた会社のうち辞退するところを転職先として告げることにした。入社予定の日系準大手は、一応これまでの取引先には当たらないが、関係先に該当すると見做されるおそれがあった。N君の二の舞だけは御免だった。絶対に避けたい。今ここで、今ここで就職しておきたい。絶対に!!
証拠書類として、第二志望だった外資系大手のオファーレターの写しを人事ヒアリングで提出したところ、それから約一週間ほどか、何事もなかったように辞職の許可が下りた。そこから、残りの約二ヶ月半の間で引継資料を作り、3月の初め頃には仕事を引き受ける人に業務の説明をして、懸念事項の対処方法の素案を示して、最後に職場内で気を付けるべきことを述べて……それから数日後、私は職場を跡にした。
転職に成功した。一度下った辞職許可である、春先になって覆されることはない。覆そうにも、4月の時点ですでに民間企業との雇用契約が成立している。どうしようもない。私は管理職ではないからして、そこまで大事にならないはずだ。
実際、春先になってすぐ、雇用保険や健康保険の手続きの関係で、私の勤め先は元職場に知られることになったろう。それでも、私に元職場から電話がかかってくることはなかった――転職に成功したのだ。
新しくスタートした税務コンサルティングの仕事は、私にピッタリ合っていた。最初の1年間は、向こうの会社でいうところの雑巾がけ(企業の予定納税額の調べ、特定の申告方法の可否の問い合わせ、税制改正の動向調査)に当たる仕事だった。これまでの経験が活かせる、いい仕事に出会うことができた。
定時退社が実現し、給与は少しだけ上がり、休暇日数も増えて、福利厚生も十分だった。何より、一緒に働く仲間だ。自然な話し合いができる。暴言を吐く者や、怒りや悲しみの感情をぶちまける者や、不貞腐れる者もいない。言いたいことを言い合える。
反対意見に弱い人達じゃなくて、なんというか、「精神的に健康」というか。自分と考えの違う人の反論に耳を傾けることができる。それでいて、自分の意見として昇華できる。そんな人達だ。
いい職場に移ることができた。運がよかった。太陽が昇っている時間に家に帰れるなど、私にとっては夢のひとつだった。夕焼けは近かったものの、まだ青空が残っている部分を見上げると、子どもの頃に読んだ児童作品を思い出した。少し前にも思い出そうとしていたっけ。きっかけは忘れたが。
タイトルは、『ちいちゃんのかげぶんしん』だった。時代背景は、太平洋戦争の末期だ。ネタバレは避けるけれども、ちいちゃんという女の子が家族と一緒にやった『かげおくり』という遊びを通して、戦争反対を訴えるものだ。
かげおくりというのは、地面に映った影法師をしばらく見てから青空に目をやると、網膜に焼き付いた影の残像が空に映ってみえるというものだ。未成年だった頃の私の心にドスンときた作品だった。増田民にも是非おすすめする。
晴れ晴れとした気分だった。それからはマイホームで羽をのばした。なにしろ、毎日が定時帰りなのだから。子どもを実家から引き取るまでの間、家でゴロゴロしたり、趣味に勤しんだり、妻の遺品を整理したり、平穏な日々を過ごした。
暇な時間を使って、『犬神さんと猫山さん』のBlu-rayディスクを購入して観た。やはり、何も考えずに見られる。1話がCM込みで5分なのもいい。最終回は、花火大会だった。今まで出てきたキャラクターがみんな登場して、最後はふたりで花火を見上げながら手を繋いだところでエンドだった。
ネット掲示板を読んだところ、原作漫画(※記念に1巻を購入)の方は、残念ながら打ち切りのような結果だったらしい。作者も若い人だから、いろいろと苦労があったのかもしれない。でも、あの作品を面白いと思った人がたくさんいるのだと――作者に知ってもらえたら幸いだ。
私のようなおじさんが楽しめたのだから、若い人だったらもっと楽しめる。面白い作品に違いない。できれば15分枠のアニメだったらよかった。
たった三ヶ月の間だったが、思い出に残るアニメだった。ありがとうございました。
ここまで書き終えて、今は自室にあるパソコン机の前で一息ついている。携帯電話の通知を見ようか、それともコーヒーを飲もうか、ボーッとするのもいいかなと、いろいろ考えている。
税務官僚だった頃に比べると、今は幸せだ。そのうち慣れるとは思っていたが、あの辛かった日々を思い出すと、しみじみ幸せに思えてくる。不思議かな、辛かった日々であればあるほど、思い出す時に幸せな気分になる。なぜだろうか。
そんな思いに捉われて、ふと携帯電話を拾い上げた私は、デリヘルでも呼ぼうかと思い、アドレス帳を開いた。お気に入りの子が脳裏に浮かんでくる。
ここで思い留まった。そうだ、先日誓ったばかりじゃないか。もう風俗店を利用するのは辞めようと。昔はよくソープに行ったり、デリヘルを呼んだりしていたけれども、もうしない。そういう店は利用しないと決めていた。
長い日記になった。ゆっくり読んでもらえばいいし、わかりにくいところや、興味のないところは飛ばしてもたぶん理解できる。
今回、昔のことを振り返ることができてよかった。書いている最中、じんわりとした幸せが込み上げてきた。この幸運に感謝したい。
(追伸)
上で挙げたN君だが、半年前に話をする機会があった。今でも彼は、どうにか転職ができないか模索しているらしかった。裏技を使おうかとも言っていた。さすがにここでは言えないが。
N君の転職活動が成功する未来を祈っている。彼は独身だから、私よりは選ぶ会社の自由が利くだろう。彼の多幸を願って日記の結びとする。
国税庁の最終面接のことを思い出している。大学四年生の頃だ。今までの面接は、無機質な長机とパイプ椅子でのものだった。だがその時は、四角いどっかりとした檜机と、ふかふかの椅子だった。それでいて圧迫感のある面接であり、最後に「私達と一緒に働けますか?」と言われたのを憶えている。
「はい。私でよければ宜しくお願いします」といったことを告げると、その場で最終合格が遠回しな言い方で告げられた。内定通知は賃貸アパートに届いた。
こんなところに書くほどだから予想はつくだろうが、結構前に官僚を辞めている。仕事は大変キツかった(きっつー、というやつ)が、やりがいはあった。いつかは挑戦してみたい仕事もあった。
思えば、大学3年生の春からコツコツコツコツと勉強を重ねて、やっと第一志望のひとつだった官庁に合格できて、「やったー!」と無邪気に思っていた。案外こんなものだ。
国家公務員(課税部門)としての経験は20数年しかないが、せっかくのシルバーウィークだ。ちょっと語ってみたい。今は税務コンサルタントとして働いているが、夏前に大きな仕事が片付いた。今は仕事を少なくしてもらっている。
仕事のことを、はてな匿名ダイアリーに書いてる人を稀に見る。今回、私もやってみようと思った次第だ。企業との課税交渉の協議録とか、個人・法人の税額とかを載せない限りは大丈夫だろう。何かあったら責任は取るつもりだ。
高橋洋一や山口真由が自著で話している内容に比べれば、当日記はベジタブルのようなものだ。あの内容を出版して捕まらないなら、ここで書く内容など余裕でセーフだ。
なお、私ははてなユーザーの中では年寄り(フミコフミオさんと同い年)である。古い表現があってもお許し願いたい。
先に言っておくが、「霞が関に来なければ体験できなかったことは人生の財産」とか、「国のために働いている自負があった」とか、「苦しかったけどいい仕事ができて国民のためになった~」といったことはあまり書かない。
そんなに夢や理想のある官僚じゃなかった。僅かばかりはあったが。むしろ組織に負のイメージがあって、若い頃に限った語彙だと「こいつらクソ野郎だな」という感情を抱いていた。それで、40代になって数年後に転職した。再就職規制に引っかかる危険はあったが、グレーな方法で突破した。
当日記は、数パートに分かれている。できるだけ簡潔にまとめたい。以下、思い出を何点か挙げて回想する。
中学生の頃から、「税ってそもそも何ぞや?」という疑問があった。大学に入ってからは、税理士の資格を取るために勉強していたが、どれだけ勉強しても税への理解はイマイチだったし、全科目に合格した後も結局わからなかった。
※東大とか一橋大とか慶應とか早稲田とか、そういういい大学を出てるわけじゃない。偏差値50ちょっとの大学だ。たまたま会計学の講義を取ってみたら面白く、勉強にハマった。
税とは、一般的な説明だと、国や地方自治体が国家の維持や発展をめざして、民間では供給されにくい公共的なサービスを提供するにあたっての資金として「税金」を徴収している――ということになっている。
だが、おかしいと思っていた。だって、国はお金を自由に発行できる。地方自治体が言うのならわかる。あと、大昔だったら年貢を物納で納めてもらわないと国が維持できなかったはずだ。
だが、現代社会の国家がそんなことを言っても説得力はイマイチだ。税金をとらなくても、別にお金を刷ったらそれでいい。金本位制の時代を通り抜けて、今では発行された紙幣そのものに信用がある時代なのだ。お金というのは、それがお金であるがゆえにお金だ、というトートロジーである。
増田民の人も、わかってる人はわかってるだろう。税とは何かが。ここで答えは書かない。気になる人は、Yahoo!知恵袋とか、Quoraで求めれば賢い人が教えてくれる。
私が納得いかなかったのは、一応は国家公務員一種試験(昔だったら上級甲種試験)を通ってきたはずの人達が、入庁一年目だった私の質問に答えられなかったことだ。「そんな当たり前のことを聞くな」という人もいたし、「ここではちょっと…」と口を濁す人もいたし、「知らん。自分で調べろ」という人もいた。
税を納めるのは当たり前のこと、ただ、その原理と言うか……そう、原理が大事だろう。何も考えずに常識を信じていいのは中級者までだ。上をめざすのであれば、身も蓋もない本質を疑う必要がある。
こういうことを私が言っても説得力がないので、ちょっと引用させていただく。
それぞれの原理を、その自然本性のかぎりで探求しようとしなければならないし、きちんと定義されるよう腐心しなければならない。というのも、原理はそのあとに続く事柄にとって、大きな影響をもっているからである。実際、原理は全体の半分以上であり、探求されているものの多くは、原理を経由することで明確になると思われるのである。 ニコマコス倫理学(上) P.62
なぜ国民から税金を取るのか、という新人職員の問いに答えられる職員は10人に1人ほどしかいなかった。思えば、この時から私はいつかここをやめようと思っていたのかもしれない。
実際、徴税は国民みんなから集めたお金を公共サービスに充てるため、というのはお題目だ。わかりやすく国民を納得させるための。本来の目的はほかにある。それに比べると、上の『お題目』はビックリマンチョコのおまけに近い。ウエハースだ。
トラブルになりかけた事例になる。詳細は端折って書く。専門用語は補足するか、日常的な言葉に言い換えている。
キャリア官僚は現場を体験しないイメージがあるかもしれないが、別にそんなことはない。入庁二年目からは普通に現場だったし、30才を過ぎて地方支局で働いてる人もいる。
当時は、北海道某所にある国税局に勤務していた。一応は税理士に必要な科目は残りふたつというところまで取っていたが、それでも実務は難しかった。勉強しないといけないことは山ほどあるし、一年目は税務の学校で学ばせてもらったが、実務に必要な知識の何割も身に付いていない。税務の世界は広いのだ。
最初の頃はひたすら、簡単な事務とか雑用とか、先輩が受けた税務相談の回答案作りとか、上位機関からの調査ものとか、庶務全般(文書収受~会議日程調整~飲み会手配まで含む)に、兎に角いろいろやった。
すべて勉強になるとは思ったが、正直これは臨時職員がやった方がいいのでは……と感じるものもあった。まあ、とにかく新人らしく何でもやった。
赴任して半年だった。とある先輩を経由して、それなりの事業規模の法人の税務申告を最初から最後までやらせてもらえることになった。同じ年代の職員(※省庁キャリア)の中では遅い方だった。資本金が結構ある機械メーカーだったかな。これまで当業務では、先輩方を手伝う立場として動いていたから、割とすんなりいくように思えた。
申告内容は当然精査するのだが、日本の課税制度は一応性善説でいっている。国民(法人含む)が嘘をついたりごまかしたりしない、ということを前提にしている。その企業も、過去に税務に関して更正処分(支払う税額が誤っていると判断した場合に○円払いなさい、という措置)関係のトラブルを起こしたことはない。
一応は提出書類を三周ほどしたところ、申告書類も、帳簿も、領収書や請求書や契約書(請書)も、通帳関係も問題なし……それで、さあ決裁だといった具合に伺いをスタートした。
先輩方の場合は、スルッと起案が通るようだったが、自分の場合はそうはいかなかった。新人に厳重なチェックが入るのは当然だった。
「不動産の項目がおかしい。取得した不動産価格が常軌を逸して安い。税をごまかそうとしているのでは?」
という、先輩及び直属の上司からのツッコミがあった。上司を納得させないと、次に進むことができない。思えば、あの先輩は、このことがわかっていて私に振ったのかもしれない。
当時の私の実力を超えた課題だった。頭を抱えたのを憶えている。あの時の思考過程を追っていこう。
かくして・・・
探求の旅は はじまった
まず何をすればいいかというと、不動産価格がしっかりしたものかを調べればいい。正当な根拠のある価格であればいいし、不適当な価格であれば……面倒なことになる。
不動産売買にかかる課税額は、比較的シンプルだ。普通の法人税と同じで基本は定率である(税額表を見ればいい)。ちょっと賢い中学生でも実務ができるだろう。
印紙税も、登録免許税も、不動産取得税(県税)も、固定資産税(市税)もそんな具合だ。不動産本体の価格については難しい計算が必要だが、焦る必要はない。市区町村にある固定資産税台帳には、固定資産税評価額が載っている。それを見れば、登録免許税の目安となる不動産価格がわかる。※固定資産税の納付書にも書いてある。
それを根拠に……と思ったが、そんなに単純な話ではない。ならば先輩も上司もツッコミを入れたりしない。イレギュラーなケースなのだ。
その物件は、なんと固定資産税台帳に載っていなかった。そういう土地だった。登記簿を見たところ、字名がとんでもないことになっていた。奥地にあって、大昔は栄えていたのかもしれないが、今では地域まるごと誰も手入れをしていない。そんな土地だった。しかし、幅4.0m以上の道路は通っている。江戸時代の人が整備したと思われる。
国税庁においても、外部公表している不動産価格の調べ方みたいなものはある(いわゆる路線価だが、当然奥地には路線価がない)。国でも地方自治体でも、不動産価格を求めるための要綱要領は具えているが、今回は通用しないのではないか。そういう案件だった。
若かりし日の私は思案しつつ、先輩にも相談して上司に2つの案を出したはずだ。懐かしい。
1. 比準価格(みなし計算のようなもの)を使って不動産価格を弾くと、今の数倍以上の価格になる
2. 今回は大した金額ではないため、相手方の税額を受け入れる
メリット…百万にも満たない税額差であり、費用対効果を考えるべき
結局、2.の案が採用された。それで、起案はあっさり通った。協議や相談をしたのは直属の上司までであり、決裁の責任者には上司が一声かけたくらいだ。それで新人職員の一件目である課税処分は通ってしまった。
思えば、先輩や上司からすれば、最初から2.一択だったのだ。今の私の判断もそうだ。課税額の差として百万円にも満たない金額のために、そこまでの手間はかけられない。もっとほかに、日本の税務行政のためにやらないといけないことが山ほどある。
一応弁護しておくと、現場で働く公務員には、「法適用の裁量」と「エネルギー振り分けの裁量」がある。現場的な要素が強い職種だと、上司の指揮監督を受けるのが望ましくない場合がある。極端な例だが、警察官が凶悪犯をパトカーで追っている最中に、スピード違反や信号無視をしている者を放っておくのはやむを得ない、といった観点だ。
余談になるが、国税局職員が県税や市税の脱税を見つけた場合も、人や状況によって対応が変わる。情報提供する場合もあれば、見なかったことにする場合もある。
それこそ昔の話だが、飲み会でとある話を聞いた。ある個人納税者から地方税務署に相談があったという。要約すると「1年前に出した赤字決算の申告書だが、実は黒字で、税金を納めないといけないことがわかった。どうすればいいか」ということだった。追加で納付すべき税額は、約30円のようだ。このままでは脱税者になってしまうと焦っていたらしい。
その相談を受けた税務署員はこう答えたという。「実は、ボールペンとか消しゴムとか、事務用品を買っていたのを申告書に書いてないんじゃないですか? だったら、納付すべき税額はやはり赤字では? 問題ないですよ」と。※以後の話は不明
課税処分はもちろん、どのような行政処分であっても費用対効果という観点が重視される。税収1万円増のために2~3万円をかけるのは議論の余地があるにしても、20~30万円をかけるのは明らかに不合理だろう。
テレビやネットメディアやはてなブログでは、公務員は何も考えずに税金を支出しているイメージがあるかもしれないが、ちゃんと考えている人が多数派である。そこは信じてほしい。
数年後、私は北海道から霞が関に戻ることになった。それから退職するまで、ずっと法人課税部門にいた。
Part2/3
ちなみに15歳未満は出場できないので仲邑菫(14)は選考外
なお仲邑菫のライバルである中国天才少女・呉依銘五段(16)と韓国天才少女・金恩持六段(16)は出場している
男子団体戦(9月29日~10月3日)一力、芝野、井山、関、佐田
キャプテン。めちゃ強い
兄は龍之介二段
他の棋戦では下のほうで負けたり強いのか弱いのかよくわからない人
アジア大会代表を決める戦いで伊田篤史とのドッペルゲンガー対決を制して代表に内定
スリッパを履いたまま家に帰ろうとする天然
終盤のヨセが正確
ハンマーパンチで相手の大石をまとめて撲殺して大勝を狙う豪快な棋風
見てて楽しい
https://www.youtube.com/watch?v=U2sRNUi-fLs
上野愛咲美の妹
最年少メンバー
Youtubeで解説ライブがないのが残念だが棋譜中継はここで見れる模様
https://jgof.or.jp/19th_asiangames_go/results/mi.php
現地速報X
https://twitter.com/kidowebnews
https://www.youtube.com/live/F-ivvkGlZ8U
台湾代表にはあの黒嘉嘉もいる
いわゆる宗教四世で、生まれた時から新興宗教の会員やってた。ネットだとよくおもちゃにされがちな、三色旗のとこ。
小さいころから家に仏壇があって、母親と祖父母が超熱心な人で、言葉をしゃべり始めた時から経を読まされてたし、ちゃんとやればみんな褒めてくれるから悪い気はしなかった。
母親が熱心な場合って厄介なんだよな。おかげさまで土日は宗教関連の予定でつぶれるし、父親も母親に勧められて入ったひとだから止めないし。そんなわけで、20数年生きてきて、最近やっと初めてちゃんと神社に参拝したような始末。だから、一般的な人間と自分の宗教観がかなりかけ離れてる、ってことに最近気が付いた。まぁ、それが当たり前だったんだけど。
高校の時とかはそれなりに真面目に、っていうか結構がっつりやってて、たぶんその時の周囲の何人かは幹部クラスになるんだろうな、って人間ばっかりの団体にもいた。
割と勘違いされてそうだけど、いやもう常識なのかな?一般的な認識が全くわからんからあれだけど、s大学行くのはもはや当たり前で、幹部になろうと思ったら、何かしらの宗教の団体に所属してたことがほぼ必須になるんだぜ、笑えるよな。
高校生はそうやって過ごしてたけど、大学に入ってから恋人ができて、その人が何というかこう、自分の所属してるとこ以外も含めた宗教全般のアンチだった。
今思えばものすんごい幸運なことに、現実社会の親しい人にそんな人がいなかったから大いに嘆いたし、なんで自分が、とも思った。でも、今は割とその出会いに感謝してる。
ここまでが前置き。すまんね長くて。
まぁ、親に「信仰捨てたいです!」とか言える訳も無くて。だってそんなことしたら普通に絶縁されそうだし、妹たちも割とがちがちに染まってるし。あと我が家、割と毒親気味で過干渉のケがあるから、最悪今住んでるところから連れ戻されかねない。
それは困る、だって実家には自室が無いし、プライバシーもへったくれもない。未だに帰省するとめちゃめちゃ消耗する。二週間とかしか滞在しないのに。実家を出るまで、自分のスペースと言えば本棚のついた机一台だけだったし、その中身も親が勝手に開けて改める始末だったから、秘密とか絶対無理だった。
かといって、じゃあ真面目にやるか?と言われるとそれは心がしんどい。
そもそもの話、自分は「信仰とは人生の杖であり頼り切るものではない」って思想を高校時点で持ってて、現指導体制に不信感しかなかったし。
やれって圧を掛けられて、今渋々試験の勉強してるけど、それにしたって普通に気色悪くて嫌になる。だって仏教ってマインドフルネスの一手法でしかないし。それだって、多様な方法がある現代社会でわざわざそんな化石みたいな方法、って思う。
そもそも悟りってざっくりいえば「この世のすべては気の持ちよう、自分の気の持ちようで天国にも地獄にもなる、それなら天国みたいに考えられるようになった方がお得じゃね?」的な考え方だし、唱題にしたって、「悟りを開けないお前らが悟りを開くための一助にしろよな!」的なものだから、自力でメンタル立て直せるようになった人間には必要ないんだよ。そもそも仏教って「人生なんて全部しんどいんだから、しんどいことそのものはもう諦めて楽しくやっていこうぜ」的なあれだし。ガバガバ解釈だが。
その上で、何もかもを宗教に依存して、生きてくための目的そのものを宗教にしてるの本当に頭おかしいと思う、それお前の人生じゃなくて教団の人生やんけ。生きてる価値ある?って思う。言わないけど。
確かに苦しい時に縋れるものは多い方がいい、人生かなりしんどいし、税金高いし内定はもらえんし、何もかもままならんし、ここからってときに病気になったりするし、なんかすげーもんに縋らないと生きてけない気持ちもわかる。
でも、その気持ちもわかるけど、それでも自分で立って自分で歩かない道に価値はあるんか?って思う。だって信仰してると、どんなに血反吐を吐くような努力をしたって、どんなに周りの人に恵まれたって、どんなに運がよくたって、それ全部「信仰のおかげ」にされちゃうんだぜ。そこに至るまでの努力とか、工夫とか、人間関係とか、そういうもの全部自分の成果じゃなくてなんかようわからんもののおかげになるんだぜ、それって悔しくないか?自分はそれを恋人に指摘されて初めて気が付いて、すごく悔しいと思った。だってここまで努力したの自分だし。別にすがってる”なんかすげーやつ”が何か叡智を下賜してくれたわけじゃないし。苦しいのも悲しいのも悔しいのも自分が背負わなきゃいけないのに、喜ばしいこととか楽しかったこととかは全部他にかっさらわれるって思うとはらわた煮えくりかえらんか。自分はキレそうになる。
そもそも、他力本願の他宗派をめちゃめちゃ批判する癖に、何かあったら馬鹿の一つ覚えみたいに「ご本尊に縋れ」だの「お題目を」だの普通に矛盾してて笑える。それはお前らの言う所の他力本願じゃないんか?あと題目とか言う呪文的なあれを大事にしてる割に、唱題の時の発音みんなガバゆるだよな、何それ。ダブスタまみれで普通に気色悪い、反吐が出る。
と、まぁ最近はこんな事ばっかり考えている。親には勉強したらわかるって言われたけど、勉強するほど意味わからん~~きしょい~~~ってなるの中々芸術点高い。って言うかそもそも子供の許諾を取らずに宗教に入れるな、はっ倒すぞ。これはどの二世問題でも共通だと思う。四世なんだけど。ウケるね。
ちなみにこの宗教だとよく取りざたされるのは政党の話なんだけど、自分は政策はまぁましな方なんじゃないかな、って思う。そこから声の汲み上げするの????正気か???って思うような政治を国政ではよくやらかしてるけど、地方政治だとそれなりに要望の反映早いし。政治と宗教観は切り分けて考えるので。まぁ今後の動向にもよるかな…でも宗教活動の一環で選挙活動やらされるのは普通に最悪で気色悪さの極みだからやめた方がいいと思う。実質強制の投票の「お願い」はお願いと言わない。海外から来た同じ宗教の人に選挙ばっかりしてるのどうして?って聞かれて、日本では信仰を広げることが十分にできたから、今度は政治の方からも生活をよくしていくんだよみたいなこと指導してるの聞いたことあるけど、それ普通に公職選挙法違反なんじゃないですかね。政教分離の法則死んでないか?
これを見て同じ宗教の人がどう思うかは知らんが、自分が納得できてないならなんかしらの答えにはなるんじゃないんですかね。がちがちの幹部ルート辿ってた人間がこう言ってるんだから、それなりに信ぴょう性はあると思うよ。
今から入りたいって思ってる人、人生に発生する損害と天秤にかけて、本当にそれじゃなきゃダメなのか一か月真面目に考えてみ、そんなことないから。周りからの偏見の眼はものすごいし、結婚したいと思った人ができてもめっちゃ苦労したりするぞ、自分は今死ぬほど苦労してる。
今しんどい思いしてる人、お互い頑張ろうな。自分は今何とかして家にあるご神体的なサムシングを親にバレないように滅殺する方法考えてる、なんかいい方法あったら教えてくれ。
マジで徒然なるままにって感じだなこれ。乱文で本当にすまぬ。ここまで読んでくれた人ほんとにありがとう。自販機でジュース当たるくらいの幸運が訪れますように。
追記:みんなコメントありがとう、ほんとに正気に戻れてよかったと思う。なんでカルトの話から仏教に?ってコメ見たんだけど、それはだな、s学会は曲がりなりにも仏教を名乗ってるから、仏教を学ばされるんだよ…だからです。
まぁ、s学会のは「ブッダの」仏教ではなく、日蓮とかいうなんかよくわからん狂人が急に悟っちゃったものを信仰してるんで、仏教かと言われるとかなり怪しいけどね……昨日このエントリ書いたあと、勉強の動画流し見してたらそんなこと言ってて笑っちゃった。仏教名乗るの辞めたら?
自然科学とかSDGsとか信仰してそう、って言われたのはマジでそうなりかねんからほんとに気をつける。一応これでも科学をやってる人間だから、変なのには引っかからないと思いたいけど…こういう気持ちが落とし穴だとは思うのでね!科学的思考大事。すごく苦手だけど。
数日前に、ムスメが今つきあっている人がQ州の某県出身だと言われて、ジワジワと不安が込み上げてきている。結婚すると決まってるわけじゃないけど、いっしょに住むようなことを言い出してるんだよね。
数か月前、家を出るようなことを聞いて、3日間毎晩泣いて暮らしていたのに、Q州のあの県だなんて…。ムスメ、東京生まれの東京育ちなんだよ。なんで、千葉や神奈川の人じゃなくてQ州なんだよ…。
https://twitter.com/saya_fairyland/status/1640902065974304769
うん、とりあえず一緒に住む話はなくなったけど、家を出る出ないで、ほぼ口きかないよ…。でもハッキリ、Q州はダメだとは言った。メールだけど。大学出てすぐなんて、まだ判断力ないのにねぇ。いっぱしの大人だと思っちゃうんだよね。
https://twitter.com/saya_fairyland/status/1666054327738433536
いや、ほんとにそれ。生まれてから2歳になるまで、昼も夜も1時間連続して眠らずに、目を覚ましては泣く子がいるとは、誰も教えてくれなかったよ…。すやすやと眠る赤ん坊…って、1日のうち一瞬のことだったんだと。大学卒業したとたん、パパやママがイヤだから出ていくと言い出すとも思わなかった。
犬の病院や買い物で、あえてわたしがいない状態にして、パパがきちんと聞き取りをしたら、不満はママに対してでしたーヽ(´ー`)ノ とにかく否定されることとか、相談してもいつの間にかママの話になるのがイヤだ、とか。だからといってナゼ家を出るという話になるのか。おそるべしQ州男。
まあねぇ。これからはもうすこし距離をおきます。いつまでもムスメラブなのは、よくないですよね…。でもQ州男との結婚だけは阻止したい。
https://twitter.com/saya_fairyland/status/1667824921253384193
ムスメがお金のことで選択肢が狭まらないようにと思って、大学卒業するまで、全部出してやってたけど、もしかしたら、少しでも奨学金を借りさせた方がよかったのかもと思う今日この頃…。あの全能感って、学びたい気持ちがお金に左右されない人生だったからってのもあるんじゃないのかしら…
わが家は、高校の授業料無償化にギリギリ間に合ってしまうくらいお金がない方だったけど、私立中高に歯科矯正、50万を超える大学受験料に私立大学4年間って、めちゃくちゃ頑張ってきたのよ…それなのに、ほんとにもう…
自分も親に出してもらったから…という気持ちもあったけど、よく考えたら、国立大学じゃん。塾だって行ってないし、高校こそ私立だったけど、県立落ちたからだし。私大は受けなかったし。ちょっと遠かったから、授業料と同じくらい定期代はかかってたけど…
あ、そうだ。ムスメには運転免許も取らせてやったぞ?コロナ禍じゃなければ、短期留学の費用も出してやったと思う。
わたしの初任給の1.5倍もらってるのに、家に当時のわたしと同じ金額しか入れてないし。(使わずにコッソリためてあるから、別にいくらでも同じだけど。)昨日あたり、その辺に気がついて、なんだか猛烈に腹が立ってきたんだよね。
子育ての苦労をお金で語るのは、ちょっとアレだし、ムスメにしても、「こんなに出してやったのに」とか言われたら心外だろうけど、でも実際、すべてお膳立てして学びたいように学んで、ろくに就活もしないで、とりあえず内定出たところに就職して、全部自分の力で稼いでいるような顔して,→
→はい、自立したいです、ママのこういうところがイヤなんですとか言われても、だなぁ。しかもいきなり彼氏(しかも噴煙上がるQ州出身)と住みたーいとか、人生なめてんのか?(さすがにそこはいろいろあって、ナシにはなったけど。)
https://twitter.com/saya_fairyland/status/1668934516977836032
そうなんですよね。ムスメが交際中のQ州出身の人とどうしても結婚するというなら、相手が姓を変えるのが最低条件だと伝えてある。夫の氏を残したいとか、婿にしたいとかではない。女性が変えるのが当然→嫁にもらったという思考回路が都会以上に根づいている地方の親や親戚からムスメを守るためだ。
https://twitter.com/saya_fairyland/status/1675312327980363777
今の最大の懸念であり、自分の人生の中の大きな危機である、ムスメのQ州彼氏問題。彼氏の母親が、今は、自分の故郷の方(Q州ではない日本)に住んでるって言ってたんだよね。父親も一緒なのかどうかは不明。彼氏が東京に出てから故郷に戻ったのであれば、つまりはそういうことなのかもと思う。
母親の故郷は、地理的にはQ州とは近くて、それはそれでQ州とも関東(首都圏)とも全く文化が違うのだけど、Q州は地元出身ではないと耐えられないところもあったのだろうか、とか考えてしまう。彼氏の母親とはサシで話してみたいとは思うけど、まだ結婚すると決まったわけでもないしとも思う。
とにかく、ムスメ本人も相手も、なんにも考えていなそうなところが、ほんとに腹立つよ。だいたいそいつはどこの誰で、何の仕事をしていて、将来をどう考えているのか、ていうより、今のこの状態をどう考えているのか問いたいよね。
何度も言うけどさ、まさに掌中の珠のように、わたしと夫の人生の全力をかけて育ててきて、大学を卒業したとたん、奪われてしまったようにしか思えない。異論のある人はブロックするからねっ! 何の事情も知らないのに、子どもには子どもの人生があるとかキレイゴト言わないで。
もちろん、わたしは「自立できる女性を育てること」に公私とも全力を尽くしてきたわけで、そこだけでは一応理解しているようで、名前を変えて仕事をやめて専業種になるとか、そういうのだけはないだろうけど、まあ、いろいろ心配だよね。
それもこれも、相手がQ州出身でなければ(ていうか、首都圏のサラリーマン家庭か公務員家庭だったら)こんんこと何ひとつ心配しないで、安心して本人に任せられたのに。
https://twitter.com/saya_fairyland/status/1685088853500342273
長いけど(そしてほんの少し有料部分がある)すごい分析。あんまり関係ないけど、「『バービーを否定するフェミニストの母親に対する異議申し立て』から始まっている」ってところが、個人的に刺さった。
ttps://note.com/774notes/n/n2a6b801eb105
自他共にみとめる「東京のリベラル家庭で育った」ムスメが、Q州出身のボーイフレンドのところに入りびたり、父母を嫌悪する……という現実に毎日うちのめされてるからさ。そうか、そういうことかと泣いちゃうよ、ほんと。
1週間前に旧友と会って「子どもは生きているだけでいい」と心から思ったし、こんなことを自分の人生に起こるとは思わなかった最大の不幸だと思うわたしは、なんと不遜だったんだろうと思ったけど、生きているから日常で感情は動くわけで。
生きているからには、幸せな人生を送ってほしいと思うし。何のために私立の中高一貫の女子校に行って、何のために大学でリベラルアーツを学んだのかと思わずにはいられないよ。もちろんリベラルもフェミニズムも、彼女の根幹にはあるはずなんだけど、現実となるとまた違ってくるよね。
とはいえ、中高時代の同級生たちの話を聞くと、“身を持ちくずしている”子も少なくなかったり。みんな親の期待を背負って中学受験を突破して、大学まで行ってるのに。ええい、くそ男たちめ。滅びてしまえ。
あ、念のため、今どきの女子校、女子大は、必死で女性の自立を促してるんだよ。くそ日本社会め。
https://twitter.com/saya_fairyland/status/1691379040806989826
呪詛の言葉を叫んでたら、明日の朝のわんこ用のキャベツ(茹でて、細かく刻んだやつ)の容器をひっくり返した。ため息をつきながら片づけたら、こんどはコーヒーの粉(挽いたやつ)の入った缶がひっくり返った。人を呪わば穴二つか……くそ。
ちょっともう何もかもやる気なくなってしまったよ。Q州男め。たいせつな宝物を奪いやがって。
https://twitter.com/saya_fairyland/status/1691435244325617664
給料や福利厚生がホワイトで人間関係エグい会社を何と評するか?
人間関係のエグさを具体的に示すエピソードは会社の評判投稿サイトの内部口コミでは綺麗にスルーされる傾向があるので
(その会社に怒って辞めた人でもエグい、酷い話は客観視点でも書かずに蓋をしたいって潔癖な心理って面白いよね。
例えば
「女性器を示すカタカナ3文字を冗談めかして口走るような社員が何人もいる」
とかそういう口コミ全然ないもんな。そういう大企業腐るほどあるはずなのに)
あえて俺が弊社を例に以下に具体的な話を書いていくことにする。
弊社は平均年齢40歳、従業員10000人、売上8000億円くらいの大企業(あるいはそこの子会社)である。
30歳480万円、40歳700万円はどんなグズ無能でも必ず到達するような給料水準をイメージしてもらうといい。ちなみに40歳でも課長なら850万ある。50歳の部長は1200万円だ。
で、以下が実際に入社しないと知りえないネガティブ情報である。
入社予定の内定者の生年月日・出身地・学歴・趣味・特技などののプロフィールが顔写真付きで載っている。
例年、そのお知らせが来ると誰かがそのプロフィールを全部カラー印刷する。
で、フロアの人達は仕事の手を止めて内定者を肴にやいのやいの盛り上がる。
このとき、イケメンや体育会や陽キャのどの属性にも当てはまらないタイプの男性内定者は結構酷いことを言われるハメになる(たとえば「こいつストーカーしそうだなあ笑」とか)。
残念ながら、この品評会でディスられた内定者は、もうその瞬間、入社後にあまり良い会社生活が送れなくなることが確定してしまう。
ちなみに、陽キャ内定者も完全に安心できるというわけでもない。
たとえば、社内でポンコツという悪名が轟いてる社員と大学学部や趣味や部活なんかがドンピシャで被ってたりなんかしたら、その時点で目をつけられる。
「ワンダーフォーゲル部来ましたねえ笑これは危ないですねえ笑」とかいう感じに。
で、品評会参加者はそれから喫煙所とか飲みの場とかで内定者の印象(勝手にこさえた悪い印象)を
「いやあなんかあの子ダメそうっすよ笑。少なくとも俺はダメだと思う笑」
とか他の社員に各々面白おかしく伝えるので、4月1日には『可愛がられる新人』と『被差別扱いを受ける新人』の仕分けが済まされてしまう。
研修終わって配属されたら、被差別新人はもう最初っから冷遇される。
一応最低限の本当に最低限の仕事は教えて貰える感じだけど、業務中、前述の意地悪なタイプの社員たちから一挙一動を観察されて、
ちょっとキョドったり電話で変な言い回ししたりしたら、毎日その情報が裏で共有さ「あいつやっぱ変w」となる(基本的にうちの会社って拘束時間無駄に長いけどほどほどにしか忙しくないんだわ)。
で、
こういうカーストに関係してくる情報に裏方の若い女性社員は過敏だから、その新人をサポートする事務仕事とかをキモがって消極的になる。
こうなるともう全部悪循環。
「なんか例の人(=新人)、〇〇さんになんかしたらしい笑」
周りの社員は新人となるべく関わらないようにしようとするから、新人が仕事の報連相で誰かに話しかけたら周りの空気が張り詰めたり、話しかけられた人がめっちゃ冷たくあしらったりという光景がお定まりになる。
はっきり言ってこうなったら詰み。
周りの評価が初っ端からドマイナススタートってハンデ背負ってるに等しい状況なので、
まだ仕事が全然わからないのも当たり前なキャリア最初期にもかかわらず、「ノーミス」しか許されなくなる。
→でも周りは必要以上に厳しい反応をする
→変なあだ名をつけられるようになる
→下っ端同士のマウント合戦など知る由もないオッサン管理職は周りの評判を真に受けて、オッサン管理職からの評判も悪くなる
こんな感じで、入社1年足らずで新人はいよいよ完全に詰む(まあそれでも給料良いしカレンダー通り休めるから死んだ目で勤め続ける子のほうがむしろ多いんだけどね)。
ちなみに俺は毎年春に繰り広げれれるこのマイルドなイジメと淘汰を見て見ぬふりをしている。
罪悪感はあるが責められる筋合いはないと思ってる。
仕事は管楽器の修理だ。ずっと修理をしていたわけではないが、業界には15年ほどいる。
気持ちの整理をしつつ、あわよくば誰かに聞いてもらいたいような気もするのでここに書くことにした。
この仕事をしているほとんどの人間が、専門学校を卒業して楽器店に就職する形で業務に就く。
大抵は店頭で接客販売をしながらであったり、学販営業と呼ばれる学校の音楽の先生のパシリみたいなことをしながら、手の空いたときにお客さんから預かったフルートだのトランペットだののメンテナンスや修理をしている。
因みに楽器店の売上の柱は音楽教室だ。ヤマハ音楽教室が有名だが、これは各地のヤマハの特約店がヤマハの看板を借りて運営している。もちろん自店オリジナルレッスンを展開している楽器店も多い。いずれにしろほとんどの楽器店で音楽教室が稼ぎ頭なことに変わりはなく、それ以外の部署の地位は低い。
管楽器などというものはピアノやヴァイオリンのような人気はなく、当然その修理人の扱いはカス以下の以下だ。
などという話をしておいて何だが、私はそういう一般的な楽器店では働いていない。何人もの同業者から聞いた話をまとめるとこうなる。みんな同じようなことを言うのだから、多分正しいのだろう。
私が働いているのは工房とでも呼べばいいのだろうか、管楽器の修理をメインの業務としている会社だ。管楽器は売っているような売っていないような、申し訳程度に何本か置いてはあるが売れたのを見たことがない。それどころか客が来ない。
当然音楽教室などという稼ぎ頭もいない。必死で楽器を直しまくるしかない。
客が来ないのにどうやって修理品を集めてくるかというと、下請けである。
その辺の楽器店にいる管楽器の修理ができるスタッフ、彼らが忙しいときや修理に必要な設備がお店にないとき、あるいは手に負えなさそうなヤバい壊れ方をしているときに我々が必要とされる。
そうやってたくさんの楽器店からヤバい楽器を集めてくると、薄利で地位の低い管楽器の修理だけでも食っていける。らしい。私は経理部門の人間じゃないので、バランスシートの右と左がどうなってるかは知らない。毎月給料がしっかり振り込まれればそれでOKだ。
さて、やたら前置きが長くなったがそろそろ本題に入りたい。気持ちもだいぶ落ち着いてきたし。
一般的な楽器店にしろ全国に点在する工房にしろ、とにかく労働環境が悪い。
数行前に薄利と書いたが、性質上ほとんどが技術料のはずなのに薄利なのは単純に適正価格をつけられていないからで、原因はいろいろあるがしかしとにかく労働環境は悪い。
単純に薄給激務の場合もあれば、パワハラとセクハラが蔓延している場合もあるし、ほぼ毎日飲み会に付き合わされて終電がなくなり、会社の近くで一人暮らしを余儀なくされたなんてパターンもある。
そのため専門学校を卒業して首尾よく楽器店に就職できたとしても、大抵の人間は20代のうちに業界を去る。
20代なら得体のしれない専門学校卒でサービス業の経験しかなくてもいくらでもやり直しできるが、私はもう30代半ばである。詰んだ。因みに理解ある彼くんも現れなかったので、死ぬまで働くしかない。
私は頭が良くないので、自分に管楽器の修理という仕事が向いていないことに気付くのにこれだけ時間が掛かってしまった。
なぜ今更こんなことを言っているかというと、最近まで営業部門にいたからだ。
営業はいい。サボり放題だ。毎日コンビニでアイス買ってお昼寝できる。
楽器などロクに直せなくても、取引先の楽器店でそこの修理スタッフの話を神妙な顔で聞いて、持って帰ってきた楽器を社内の技術者に丸投げするだけである。
たまに問題が発生することもあるがやることは一緒で、取引先で神妙な顔で頭を下げるだけである。最悪でも赤伝切ればみんな許してくれるし。
修理部門に異動になった理由は何となく想像がつく。会社は間違いなく親切でそうしてくれたのだ。そして私も一旦は受け入れて、何年ぶりかの修理をやっている。
でも一日中机に向かって黙々と作業を続けていると発狂しそうになるんだ。
担当楽器について同僚たちのように情熱を持って語ることなどできないし、かろうじて吹奏点検に支障がない程度の演奏技能から一向に上達しない。
それに思うように手が動かない。
10年前、新卒で入った工房では基本が10時間労働、繁忙期には毎日日付が変わるまで働かされていたので、早く帰りたい一心でみなとても作業が速かった。
今の会社は労務管理にとても気を遣っていて、社員に無理をさせない。仕事が終わらないなら納期を延ばそうという考え方で、そりゃたまには無理をすることもあるけど、日常的に尻を叩かれることはない。そんな環境で育ってきた社員は、そこまで忙しなく動くことはない。
転職してきたばかりのときは何てゆっくり仕事をする人たちだろうと思っていたのに、今ではその人たち以下のスピードでしか仕事が進まない。何年も営業をやっていて現場を離れてたとはいえ、あんまりだ。
今の会社に転職してきた理由は、ダブルリードの経験を積みたかったから。というのは表向きで、本音は前の会社が2年間で3度めの労働基準監督署に踏み込まれてついにタイムカードをなくすという暴挙に出たからだ。そういう会社に未来はない。と思ったけどあれから10年経っても普通に営業してる。まあ世の中そんなもんだな。
入社して半年ほどで営業に異動になった。引き抜かれた理由は「陰キャじゃなさそうだったから」。
管楽器の修理をやろうとする人間は陰キャが多い。陽キャは音大に行く。音大はヤバい。毎晩酒盛りと蘭光パーティーだ。特に金管専攻はウワバミしかいない。私は陰キャなのでこれらはもちろん聞いた話だ。本当のところは知らない。だがこの業界にたくさんいる音大出身の人間を見ていると、嘘とも言いきれなさそうではある。もちろん大学による。溝の口はやばい。ヤリチンしかいねえ。庄内もヤバい。酒の飲みすぎで本番に遅刻してくる。上品なのは上野の森だけだ。
しかし私は修理の専門学校を選んだ人間だ。すなわち陰キャだ。何なら吹奏楽部出身ですらない。
この業界には40代50代になっても高校のときに吹奏楽コンクールで全国大会金賞を取ったことを自慢してくるヤバい奴がゴロゴロいるので、吹奏楽部じゃないことには話にならない。営業なんてできるはずもないと思っていた。
しかしできたのだ。リレーション営業というものは私に向いていたらしい。楽しかった。
私を営業に連れてきた上司はとても私のことを可愛がってくれた。
泣ける。何で辞めることにしたんだっけ。
修理を今更やる気になれない。ダブルリードの経験も積めず、転職してきたとき以下の能力に落ちぶれ、業務報告以外で口を開くことは一切なく、それでも目の前にある楽器を直すために黙々と手を動かし続ける。
営業経験者の女というのは比較的引き合いがあるらしい。中小企業のアファーマティブアクション求人に応募すると、大抵は「おじさんの相手は得意か?」ということをやんわり訊かれる。
平均年齢が高く男性の多い中小企業では、新卒で女性を採用しようにもなかなか応募がない。営業職なら尚更だ。そんな訳で私のようなそれなりに歳いってて営業に抵抗がない人間は多分丁度いいのだと思う。めちゃくちゃ内定もらった。
おじさんの相手は得意だからな。楽器業界なんて未だにメールが使えなくてFAXで写真送れとか言ってくるトンチキなおじさんたちが幅を利かせてるんだぜ。楽器店も中小企業であることが多いからね。
それで、いくつか内定をくれた会社の中で一番条件の良さそうなところに転職することにした。
育成前提で業界未経験可、という求人にもかかわらず、現職より100万も年収が上がってしまうようだ。
悲しすぎる。今の会社、業界の中では結構待遇いい方だと思うんだけど。
そういえば新卒のときの月給は12万だった。地方。総支給。ナスなし。なあ楽器店でボーナス出るとこあるの?あったら教えてくれ。私の周りには一人しかいない。
つらつら書いてきたけど、終わりが見えなくなってきた。
結論としては、三度の飯より楽器が好きという変態以外はこの仕事を目指すべきじゃないよ。というところか。
そんなことより明日は休みなので阪神の優勝セールに行くんだ。好きなことを楽しむには時間とお金がいる。好きなことは仕事にするべきじゃないんだ。好きじゃなくなってしまうから。
でも私に営業の楽しさを教えてくれた上司のことは本当に尊敬していたし感謝している。ずっとこの人の下で働きたいと思っていた。自分で辞めるって決めたのに、悲しくて泣いてる。
節操なくハラスメントっぽいものすべてに名前を付けた結果、○○○○ハラスメントが大量発生しているわけだが、○○○○をその場の思いつきで作っているせいで命名の一貫性がまったくない。
これを機に、○○○○を命名の種類の観点から分類しておこうと思う。
なお○○○○は、2023年9月13日現在のWikipedia「嫌がらせ」から。