はてなキーワード: 就活終われハラスメントとは
節操なくハラスメントっぽいものすべてに名前を付けた結果、○○○○ハラスメントが大量発生しているわけだが、○○○○をその場の思いつきで作っているせいで命名の一貫性がまったくない。
これを機に、○○○○を命名の種類の観点から分類しておこうと思う。
なお○○○○は、2023年9月13日現在のWikipedia「嫌がらせ」から。
想像以上の非効率さを目の当たりにして、漠然と抱いていた「社会人への憧れ」が粉砕されてしまった。
特に大手企業の対応には眼に余るものがあり、入社するつもりだった会社にも幻滅してしまった。
この様子だと入社後の扱いや会社の行く末も知れている。今は真剣に辞退を検討している。
僕が具体的にどういう所に就活の非合理・非効率を感じたのか、記憶が新しいうちに記録しておこうと思う。
個人情報の一切合切を書き込む手間が毎回あり、それだけで一社あたり10〜20分ほど使わされる。
エントリーシートの締め切りもマイページに書いてある場合が多いので、まだ募集しているかどうかわからないのに登録するハメになる。
そのため登録してみたら実は募集が終わっていました、なんてこともしばしば。
それでいて選考通過のお知らせは電話でよこすのだから意味がない。マイページのメールボックス使えよ。
志望動機、学生時代に力を入れたこと、などが鉄板。
これの厄介なのは合計1000文字など平気で要求してくるところだ。
もちろん使いまわせるところは使い回すが、同じ「学生時代に力を入れたこと」でも400文字と800文字ならいちいち直さなければならない。
それを20社、30社と出すのだから学生の負担は計り知れないものとなる。
無駄に力を入れてユニークな設問を入れてくる会社もある。その場合、また改めてゼロから400文字ひねり出さなくてはならない。
しっかり読み込まれているならまだしも、面接のときの「話のネタ」程度で終わるのがオチである。
そのうえ、面接でエントリーシートの内容について口頭で説明させることも多い。
エントリーシートで400文字もの志望動機を書かせたのにも関わらず。
失礼としか言いようがない。
地方の学生であってもわざわざ東京の説明会に参加しないとその後の選考を受けられない、という場合が多くある。
最近はネット説明会を導入する会社も増えているが、やはり基本的には説明会への参加を強要される。
このインターネット時代に何をやっているのか、開催する方もそれなりの負担があると思うのだが……。
学力を見たいのなら学歴で判断すれば良いのである。もしテストで学力を見たいのであれば、対策のしようがない、自社製のテストを作るべきなのだ。
その労力を企業が怠るために、学生はわざわざ本を買ってwebテストに備えるハメになる。
学力テストならまだましで、「精神疾患へのかかりにくさを測るテスト」というものが存在し、実際に大手企業が使っていた。
これがたとえば「がんになる可能性テスト」だったらどうだったであろうか。疾患リスクで採用候補者を絞るのは完全な差別である。
社員が仕事でうつになった時、自己責任にするような会社なのだろう。
このような面接で学生の能力や人格がわかるとは到底思えないのだが、ご丁寧に日程を分けて3度も4度も行うので交通費も時間もかかる。
話す内容は学生時代のアルバイト、サークルなどでの仕事についてだ。
これは嘘をついたもん勝ちで、一部の本当の努力家か、その人たちの成果を横取りして話した人間が突破することができる。
しかし企業側もうまく嘘をつける人材が欲しいのかもしれない。そうであれば妥当な選考か。
協調性、論理性など、チームで仕事をする際の能力を見ていると思われる。
新卒採用HPの「求める人材」の欄に「協調性」とあれば余計な自己主張はしないのが吉。
たとえ納得できない論理が展開されていても、遠回しに否定するか反論を諦めるかしないといけません。それが会社で求められる能力です。
ちなみに僕はほぼ発言しなかったGDに通過しました。そんな選考やめちまえ。
怒涛のオワハラの開始だ。
(オワハラとは「就活終われハラスメント」、つまり内定を出した学生を囲い込むために就活を終わらせようとすること)
そもそも最終面接において、学生が第一志望と宣言するかどうかで内定の有無を決めることからしてオワハラだと思うのだが、内定後はさらに酷いオワハラが繰り広げられる。
「他社選考の集中する日程に研修を入れる」「他社は辞退します!と言わせる」など、立場の差を利用してありったけの圧力をかけてくる。
僕はこれがトドメとなって第一志望の志望度がダダ下がりし、内定辞退を検討している。
つらつら書き連ねてきたが、他にも書きたい「企業の学生に対する失礼な行動」がたくさんある。
サイレントお祈り、勝手に送りつけられるパンフレット、圧迫面接などなど……。
大学の学業について、「社会では役に立たない」から、とバカにしてくる企業もあったそうだ。
「学校のコネで入社できるんでしょ」「学歴がいいんだから、いい企業から内定がもらえて当然」「何のためにいい大学に入ったの」
親がバブル世代であり、就活に苦労しなかったこともあって、無理解や誤解には非常に苦しめられた。
加えて、卒研の担当教官からの「早く就活おわらせて学業に専念してね」というプレッシャーも非常に苦しい。
就活が長引けば研究が終わらず、卒業できないリスクが待ち構えている。そうなれば入社がどうこうという話ではなくなってくるのだ。
このような事態に学生が一方的に我慢せざるを得ないのは、全て新卒一括採用のせいである。
周りの学生と比較して内定が取れていないと焦り、追い詰められてとりあえず適当な会社を受けて内定をとる。
入社後、その仕事がちっともやりたくなかったということに気がつく。
やりたくない仕事を毎日残業までこなし、転職の余裕もなく、会社で消耗して精神を病んでしまう。
あるいは、自分に合わない業界で就職活動をし、内定をもらえないまま夏を迎える。
間違いに気づいた時にはすでに遅く、新卒カードを失った就職浪人生ができあがっている。
翌年あらためて就職活動を行うも、就活に失敗した「劣等生」を採用する会社は少なく、学生の時には無かった苦労を強いられる。
新卒一括採用を行い、そこでレールを外れた人間は一生「レールの上」に戻れない。
そのような採用方法がなければ、自分のペースで就職活動を行い、じっくり会社を吟味することができるはずなのだ。
「御社」の内定は辞退し、海外にでも行って働くのがいいのかもしれない。
しかし踏ん切りがつかないでいる。それは僕自身も、この就活を通じてすっかり価値観を染められてしまったからなんだと思う。
まさか「就活うつ」を超えた先に「内定うつ」が待ち受けているとは思わなかった。このまま入社すれば「社畜うつ」が待ち受けているのだろう……。