はてなキーワード: アカハラとは
1年
選択授業や第二外国語、サークル活動など唯一大学生らしい大学生活を送れる。ただし2年次からパンパンに詰まっている必修単位のせいで時間割は毎日比較的詰まっている。
上下関係の厳しさが1つ上の先輩から示唆される。独特な文化を前にやや選択を後悔しだす。
2年
必須単位が牙を剥く。5年次まで時間割が必修単位で詰まっているため、この先の落単は=留年を意味する。また一般教養も同じ理由でこの先ねじ込む先がないため、やはりこちらも落単すると留年。6年次に国試があり留年組は不利になるため皆必死。
基本的に午前は座学、午後は実習(授業終わりの時間は決まっておらずレポート必須)のため、実家のサポートの有無(バイトをしなくてよい等)が成績の明暗をわけるが、実家が裕福な学生が多いため基本的には問題がない。
3年
基本的に2年と同じ。この2年間が1番キツい。
秋以降は4年次の研究室配属にむけて情報が錯綜し、緊張感が走る。成績の悪い学生は前評判の悪いアカハラ研究室に叩き落とされ、地獄の3年契約を交わす羽目になる。
4年
研究室配属。アカハラ教授、疲れ切った准教、5,6年の先輩に囲まれ、実験主義を教わりつつ研究室の雑用をこなす。掃除や備品管理、果ては忘年会の幹事など。
授業は臨床科目(座学)がメインを占めるようになり獣医学生らしい日々を送る。また面倒見のよい研究室では卒論の準備を始めるところも。
学年末にオスキーという仮免試験があり、こちらも落ちたらもちろん留年(来年の病院実習に出られないため)
5年
座学がかなり減り実習メインになる。大学病院での小動物診療だけでなく学校外での公務員や大動物診療の実習もここ。1番気楽な一年間。卒論を書き始めるが、テーマによっては気楽でなくなる。
民間企業への就職(ほぼいない)を考えているごく少数の人間は就活もするが、ハンデが凄まじく一般の大企業はだいたい落ちる。
冬、1学年上の先輩がノイローゼゾンビとして一日中国試勉強している姿を見て来年の今頃は…とゾッとする。
6年
授業はほぼなくなる。民間企業以外を希望する学生は春から就活開始。よほど選ばなければ病院、公務員、その他診療系、だいたい受かるので、キャリアセンターで取り急ぎの面接対策をしてゆるく過ごす。
夏からは秋冬の卒論〆切に向けてラストスパート。卒論で落ちることはほぼないため、内定後の夏から開始した自由研究並のクオリティの卒業研究を行う者もいる。
11月-12月の卒論提出後から国試対策を開始。この時ばかりはほとんど全員が朝から晩まで勉強し、大量の語呂合わせを作りながら2月の本番での合格を目指す。
出題範囲が膨大、過去問の解答はあっても解説がない、ノウハウ化されていない等の理由によりボッチは合格できないことが多い。不思議と毎年9割前後合格するが、合格率以上の難易度が確かにそこにある。
合格できなかった場合の大学側からのアフターケアはないため、卒業後も出入りできるよう研究室の先生や後輩とは極力仲良くしておくのが無難である。
なお、東大や北大の学生以外は就活は難易度と引き換えに獣医師免許必須の内定が出ている場合が多いので、落ちたら就活もやり直しである。
なお、数年後には小動物臨床に進んだ人以外のほぼ全員が獣医になったことを後悔しだすが、待遇は小動物臨床が1番悪い。
番外編
卒業試験: 私立にはある。国試の合格見込みがないものを強制留年とする親切なのか余計なお世話なのかよくわからない制度。
※ もちろん全員がこうだということはなく、あくまでも傾向です
3年生後半くらいから顕著なんだけど、発表について「Aの部分が分からなかったから、詳しく説明できる?」って聞くと
「Bは〇〇です」みたいに別のこと話し出すのよね、しかも長々と。
こちらとしては、「はあそうですか」くらいしか返答のしようがない。
「いやいや、BじゃなくてAだよ。分からなかったから分からないって言っていいから!」という返答は喉まで出かかるが、アカハラ取られたくないので黙ってる。
こっちとしては理解度を知りたいのであって、分からないならそれを認識して、更にサーベイに取り組んで欲しいってつもりなんだが...
想像なんだけど、もしかして就活のグループディスカッション?とかでは、分からないことを素直に分からないっていうより、
無理やりでも自分の知ってることにつなげて長くダラダラ話すほうが評価される、みたいな現象でもあるのかね?
なんか小学校の読書感想文みたいだな(本はきっかけで、自分のエピソードに繋げるのが評価されるテク)
そういう癖ついてると就職した後大変だと思うんだが...
まあだからといってこっちで何かできるわけではなく、
Aさん側の人間だが無事田舎を出れた人がなんで戻ってくるんだろうって思うわ
20歳の頃にアカハラでメンタルブレイクして2年弱ニートやってから工場の契約社員になった
そういった気持ちで働き始めたんだが地元ではそれなりに頭が良いとされている学校を卒業していたので1年ほどで正社員になった
50人超いた同期の契約社員の中でも早い方
リーマンショック過ぎの頃だったので契約社員も多かったんだよね、財閥系大手の工場だったからさ
そうやって働きつつ自分を許せるようになったのが30代前半になった頃
その段階ではもう結婚やらどうでもよくなっててニートやってたし親の老後のこともあるし貯金だけだ積み上がってる状態
労働意欲はないから時間外労働は嫌ですってずっと定時までに仕事を終わらせるように働いていた
契約社員上がりだから出世はないが、書類仕事もできるじゃんってことで工場だけど今はデスクワークがメイン
ただ田舎で30代後半で貯金2000万超えても空虚感でどうしようもないんだよ
田舎を出れた人が本当になんで戻ってくるかな
SNSだと身内を嫌な気分にさせるし、自分も人のどうでもいい話で気分を落としたくないから匿名のここに書きます。これを読んでお手軽に気分悪くしてコンテンツとして消費してほしい。
人生が上手くいかない。最近(ここ数年)本当に面白くない。頭が多少良かったことしか取り柄がなかったのに、最近は机に向かうことすら難しい。朝起きるのが怖くて寝れないし、朝は体が重くて布団から出られない。最近は良くなったが2日に一回は耐え難い頭痛で行動不能になっていたし、5kg/年で太っている。余裕がなくてキレやすくなってるのに、脳のキレは悪くなっているのを色々な面で実感する。
多分、分不相応な学問の世界に食らいつこうしたことで何らかの精神疾患を抱えているのだが、悲しいことに自分の能力、努力不足しか原因が見つからない。
家庭環境は良好だし、住む場所もあるし、親に高い教育投資をさせたし、いじめられた経験もないし、海外経験もあるし、そこそこいい大学にも入ったし、別にアカハラなりパワハラする人間もいなかったし、研究環境も日本の中では上澄だった。人生で関わった人間は皆優秀でいい人だった。ある程度優秀な親から生まれた人間にこれだけ投資すれば、まあ普通に優秀な人間が出力されるだろう。あなたが人生で直面した人種差別や生育環境での困難にどう立ち向かいましたか?って作文が書けなかったくらい恵まれていた。でも今は心が折れて何も成し遂げていないし、努力もできなくなった。
有難いことに仲のいい(と思っている)友人もいる。皆頑張っているし幸せそうだ。メンタルヘラっている俺に会う余裕もあ る。そこだけは嬉しい。じゃあ何でお前だけ何も成し遂げられていないんだ、と自分に聞いても、自分の外部に原因が存在していない。
強いて言えばコロナ関連で色々ぶっ壊れたのだが、俺以外の全人類がこれで苦しんだので言い訳にするには弱い。もっと鮮烈な、例えば幼少期の家庭環境の不和や貧困、人格を歪めるレベルのストレス、疾病などなどがあればそれに依存できた。でも何もない。純然たる自己責任が事実として常に俺を責めてくる。
こんなに恵まれた人生で何ウダウダ言ってるんだと思う人が大半だろうし、俺もそう思う。もっと辛くても頑張っている人はいるし、別に今空腹やストレスで死にそうになっているわけでもない。希死観念もそんなにない、じゃあ何でパフォーマンスが最大限発揮できない?ストレスの根源が自分だから何をしてもストレスが消えないし、何か楽しいことをすると反動で気分が沈む。
精神疾患が甘えじゃないのは頭では理解しているが、言い訳に使いたくない。そもそも自分の無能を病気のせいにしたくない。
よくインターネッツの住人が人間の成功要因を環境or努力の薄っぺらい2択で議論しているが、俺は恵まれた環境で努力して上手くいかなかった。残った運のせいにするのか?人としてダサすぎるだろ、それは。じゃあ自分しか悪くないよ。
俺が不幸(だと思い込んでる)なのは関わる人間全てに良い影響を与えないし、普通に申し訳ない。そもそもこんな文を書いて自分と読者を不幸にさせているのが間違い。要はメンタル自傷行為を頭でずっとしているし、ついに今それを人に見せようとしている。終わりやね。
俺は何がしたかったんだ?今何をするべきなんだ?何も答えは出ない。研究が好きな賢かったはずの脳は既に壊れていて、現実逃避と問題の先延ばしだけを俺に命令してくる。緩慢な自殺をしている気分。
〈まとめ〉
これで人生上手くいかないってマジ?どんだけ無能なんだよ…リスカしョ…
〜完〜
SNSだと身内を嫌な気分にさせるし、自分も人のどうでもいい話で気分を落としたくないから匿名のここに書きます。これを読んでお手軽に気分悪くしてコンテンツとして消費してほしい。
人生が上手くいかない。最近(ここ数年)本当に面白くない。頭が多少良かったことしか取り柄がなかったのに、最近は机に向かうことすら難しい。朝起きるのが怖くて寝れないし、朝は体が重くて布団から出られない。最近は良くなったが2日に一回は耐え難い頭痛で行動不能になっていたし、5kg/年で太っている。余裕がなくてキレやすくなってるのに、脳のキレは悪くなっているのを色々な面で実感する。
多分、分不相応な学問の世界に食らいつこうしたことで何らかの精神疾患を抱えているのだが、悲しいことに自分の能力、努力不足しか原因が見つからない。
家庭環境は良好だし、住む場所もあるし、親に高い教育投資をさせたし、いじめられた経験もないし、海外経験もあるし、そこそこいい大学にも入ったし、別にアカハラなりパワハラする人間もいなかったし、研究環境も日本の中では上澄だった。人生で関わった人間は皆優秀でいい人だった。ある程度優秀な親から生まれた人間にこれだけ投資すれば、まあ普通に優秀な人間が出力されるだろう。あなたが人生で直面した人種差別や生育環境での困難にどう立ち向かいましたか?って作文が書けなかったくらい恵まれていた。でも今は心が折れて何も成し遂げていないし、努力もできなくなった。
有難いことに仲のいい(と思っている)友人もいる。皆頑張っているし幸せそうだ。メンタルヘラっている俺に会う余裕もあ る。そこだけは嬉しい。じゃあ何でお前だけ何も成し遂げられていないんだ、と自分に聞いても、自分の外部に原因が存在していない。
強いて言えばコロナ関連で色々ぶっ壊れたのだが、俺以外の全人類がこれで苦しんだので言い訳にするには弱い。もっと鮮烈な、例えば幼少期の家庭環境の不和や貧困、人格を歪めるレベルのストレス、疾病などなどがあればそれに依存できた。でも何もない。純然たる自己責任が事実として常に俺を責めてくる。
こんなに恵まれた人生で何ウダウダ言ってるんだと思う人が大半だろうし、俺もそう思う。もっと辛くても頑張っている人はいるし、別に今空腹やストレスで死にそうになっているわけでもない。希死観念もそんなにない、じゃあ何でパフォーマンスが最大限発揮できない?ストレスの根源が自分だから何をしてもストレスが消えないし、何か楽しいことをすると反動で気分が沈む。
精神疾患が甘えじゃないのは頭では理解しているが、言い訳に使いたくない。そもそも自分の無能を病気のせいにしたくない。
よくインターネッツの住人が人間の成功要因を環境or努力の薄っぺらい2択で議論しているが、俺は恵まれた環境で努力して上手くいかなかった。残った運のせいにするのか?人としてダサすぎるだろ、それは。じゃあ自分しか悪くないよ。
俺が不幸(だと思い込んでる)なのは関わる人間全てに良い影響を与えないし、普通に申し訳ない。そもそもこんな文を書いて自分と読者を不幸にさせているのが間違い。要はメンタル自傷行為を頭でずっとしているし、ついに今それを人に見せようとしている。終わりやね。
俺は何がしたかったんだ?今何をするべきなんだ?何も答えは出ない。研究が好きな賢かったはずの脳は既に壊れていて、現実逃避と問題の先延ばしだけを俺に命令してくる。緩慢な自殺をしている気分。
〈まとめ〉
これで人生上手くいかないってマジ?どんだけ無能なんだよ…リスカしョ…
〜完〜
SNSだと身内を嫌な気分にさせるし、自分も人のどうでもいい話で気分を落としたくないから匿名のここに書きます。これを読んでお手軽に気分悪くしてコンテンツとして消費してほしい。
人生が上手くいかない。最近(ここ数年)本当に面白くない。頭が多少良かったことしか取り柄がなかったのに、最近は机に向かうことすら難しい。朝起きるのが怖くて寝れないし、朝は体が重くて布団から出られない。最近は良くなったが2日に一回は耐え難い頭痛で行動不能になっていたし、5kg/年で太っている。余裕がなくてキレやすくなってるのに、脳のキレは悪くなっているのを色々な面で実感する。
多分、分不相応な学問の世界に食らいつこうしたことで何らかの精神疾患を抱えているのだが、悲しいことに自分の能力、努力不足しか原因が見つからない。
家庭環境は良好だし、住む場所もあるし、親に高い教育投資をさせたし、いじめられた経験もないし、海外経験もあるし、そこそこいい大学にも入ったし、別にアカハラなりパワハラする人間もいなかったし、研究環境も日本の中では上澄だった。人生で関わった人間は皆優秀でいい人だった。ある程度優秀な親から生まれた人間にこれだけ投資すれば、まあ普通に優秀な人間が出力されるだろう。あなたが人生で直面した人種差別や生育環境での困難にどう立ち向かいましたか?って作文が書けなかったくらい恵まれていた。でも今は心が折れて何も成し遂げていないし、努力もできなくなった。
有難いことに仲のいい(と思っている)友人もいる。皆頑張っているし幸せそうだ。メンタルヘラっている俺に会う余裕もあ る。そこだけは嬉しい。じゃあ何でお前だけ何も成し遂げられていないんだ、と自分に聞いても、自分の外部に原因が存在していない。
強いて言えばコロナ関連で色々ぶっ壊れたのだが、俺以外の全人類がこれで苦しんだので言い訳にするには弱い。もっと鮮烈な、例えば幼少期の家庭環境の不和や貧困、人格を歪めるレベルのストレス、疾病などなどがあればそれに依存できた。でも何もない。純然たる自己責任が事実として常に俺を責めてくる。
こんなに恵まれた人生で何ウダウダ言ってるんだと思う人が大半だろうし、俺もそう思う。もっと辛くても頑張っている人はいるし、別に今空腹やストレスで死にそうになっているわけでもない。希死観念もそんなにない、じゃあ何でパフォーマンスが最大限発揮できない?ストレスの根源が自分だから何をしてもストレスが消えないし、何か楽しいことをすると反動で気分が沈む。
精神疾患が甘えじゃないのは頭では理解しているが、言い訳に使いたくない。そもそも自分の無能を病気のせいにしたくない。
よくインターネッツの住人が人間の成功要因を環境or努力の薄っぺらい2択で議論しているが、俺は恵まれた環境で努力して上手くいかなかった。残った運のせいにするのか?人としてダサすぎるだろ、それは。じゃあ自分しか悪くないよ。
俺が不幸(だと思い込んでる)なのは関わる人間全てに良い影響を与えないし、普通に申し訳ない。そもそもこんな文を書いて自分と読者を不幸にさせているのが間違い。要はメンタル自傷行為を頭でずっとしているし、ついに今それを人に見せようとしている。終わりやね。
俺は何がしたかったんだ?今何をするべきなんだ?何も答えは出ない。研究が好きな賢かったはずの脳は既に壊れていて、現実逃避と問題の先延ばしだけを俺に命令してくる。緩慢な自殺をしている気分。
〈まとめ〉
これで人生上手くいかないってマジ?どんだけ無能なんだよ…リスカしョ…
〜完〜
社会人生活が辛いと嘆いてる方々って、学生時代に負荷を経験してなくて限界値が低いだけなんじゃないかと思う。
喉元過ぎれば熱さを忘れるってやつだけど、学生時代は本当に退学を考えるギリギリのラインだった。
実験とレポート提出を毎日のように繰り返し、納期が守れなかったら激詰め。土下座を何回したか覚えてない。
口頭試問や論文添削でネチネチと精神を削られ、教授によるパワハラ、アカハラ、アルハラは日常茶飯事。
親元でヌクヌクと甘やかされて育ってきたガキだったから、頼れる大人がいない環境で心細くて、似た境遇の友人たちと励ましあいながらなんとか毎日を耐えていた。
でも、目上の人に気に入られる術やスケジュール管理、書類作成の能力など、社会人で必須とされる能力の基礎固めが出来たのも事実。
当時は自分たちを悩ませる障害をこの世から排斥すべく、東尋坊あたりに出向いて仲間たちと本気で呪殺の儀式を実行したレベルで教授を恨んでいた。
だけど、今ではあの教授たちに本当に感謝している。呪いをかけたことを少し悔やんでいるが、発動しないことを祈るしかない。
就活のときも助力をいただき、当時でも若干グレーな行為だったけど、人事部の役職持ちに紹介してくれたりOBのおかげで楽に終えることができた。
今の俺が単純に大企業の恩恵を受けてるだけかもしれんが、社会人になってから学生時代に感じた辛さを上回る状況に陥ったことがない。
給料は高いし、土日祝も休めるし、パワハラなんてないし、あくまで全部俺基準だけど何も辛いことがない。日本は労働者の権利が強いと感じる日々だ。
体罰やアカハラが問題視されているけど、社会に出てから辛い思いするなら学生時代の数年間で軽く叩いてもらったほうがお互いにメリットがあると思う。
「日本の注目論文数が世界13位であった」というニュースが今更ながら読売新聞に載っていたので、日ごろ思っていることを書いてみる
出勤前のただのガス抜き
日本「質の高い」論文数はイランに次ぐ世界13位、過去最低でも文科省研究所「下げ止まりの傾向」…自然科学分野 : 読売新聞 https://www.yomiuri.co.jp/science/20240903-OYT1T50055/
国立大学が法人化されてから20年、日本の大学における研究力の低下は歯止めがかからない。
研究力低下に対する危機感は、すでに10年以上前から言われていたが、文部科学省は長いことそれを認めなかった。
この記事のような明確なデータがようやく一般に見られるようになって、今になってあれこれ施策を出してきているが、どれもこれも遅きに失している。
大学の研究力がここまで低下した理由は、個々の教員の能力とかやる気問題ではなくて、完全に政策の問題。
個々の教員の努力でどうにかなるものではないということをはじめに書いておく。
国の研究力は(国内の研究者の数)×(研究時間)。あと金さえあれば向上する。
それがこの20年間、研究時間と金の両方が著しく減少している。
大学には金が無い、という話がネット上には溢れているのでここでは、教員の研究時間が無いことについて書く。
現状、ほんとうに時間がない。まったくない。
(わたしだって、ゆとりのある時間が確保できるのであれば、こんなところで愚痴を書かずに、ゆっくり腰を据えた研究をしている)
その原因の1つは明らかに「教育改革(笑)」に時間を投入しすぎているから。
この20年間、大学は教育改革w、教育改革w、教育改革w、そんなことばかり繰り返してきた。
これは、教育改革しないと文部科学省から予算が降りてこないからだ。
しかし、この教育改革(笑)と言うのは、ひたすらに教員の時間を奪う。それによって研究時間は大幅に減った。
学生はおおよそ4年間大学に在籍するだけで卒業していくから、その変化は感じにくいだろうし、すでに卒業後の社会人には今の大学の実情が見えていないだろう。
この教育改革には、学部改組、新規学科開設、ディプロマポリシーの明確化、カリキュラムマップ整備(笑)、シラバスの整備(笑)、成績評価の厳格化、学生からの不服申し立てへの対処法の整備、成績不振者のサポート、リメディアル教育(高校の内容の再教育)、海外留学支援、インターンシップ支援、情報リテラシー科目、データサイエンス科目の整備などなどがある。
反転授業、アクティブラーニング、グループ活動といった準備負荷の多い科目も増えた。
一般入試で入ってくる学生はひたすらに減少し、推薦、AC入試、各種特別枠で入学してくる学生が大半を占めるような大学もある。
一般入試を乗り越えていない学生は、基礎学力が怪しく学習習慣が身についていないケースも多い。おのずとサポートの負担は増加し(成績の悪い学生は呼び出して面談をしないといけない)、講義のレベルも下げざるを得ない。
アカハラ、パワハラは厳禁である。それようの講習も受けないといけない。学生に寄り添った学生の日常生活の支援、メンタルサポートも必要となってくる。
入試の多様化は入試業務の負荷増大に加え、オープンキャンパス、高校訪問、パンフレット整備、Webページ整備などの負荷も増やす(これらを教員がやっている)。
では、こういった教育改革によって大学を卒業する人材の質は向上したか。
おそらく底辺層、落ちこぼれ層の救済には一定程度貢献したに違いない。まさに我が国が得意とする、足並みをそろえて仲良く卒業しよう。という理想の実現に近づいているわけである。
(それでも、大学の教育は手抜きであって学生は遊んでいる、といつになっても非難される)
全体的に講義のレベルは下がった。授業への出席が求められるようになった。
初年次には、分野横断総合的な学習が重視され、専門を深く学ぶ機会が先送りされた。
その一方で、早くからインターンに参加し就職活動に取り組むことがあたりまえになった。総じて、深い学びの機会は失われている。
では、大学院はどうか。
大学院の重点化、大学院教育の実質化(笑)も、大学教員の負荷を確実に増やした。
修士の学生は増加傾向にあるが、残念ながら修士程度の学生は即戦力にはならない。
博士の学生や専任の研究員が減少し、修士の学生にも教員が手取足取り指導しなければならない。研究成果と言う面においては完全にマイナスの生産性だ。
こうやって育てた修士の学生が博士へ進学してくれればありがたいが、そうはならずに多くは就職してしまう。
ここ数年の博士進学実績は低下基調だ。日本のアカデミアは学生にも見限られている。
こういうった状況をスポーツ界に喩えるならば
国内トップクラスのスポーツ選手に対して、地元の中学高校の部活の面倒をみるのと同時にオリンピック出場を目指せと言うようなものだ。
さて、今後の展望。
これから少子化によって18歳人口が減少するため、ますます大学間の競争が激しくなる。一般入試を経ずに入学する学生が増えて学力は低下する。
活路を留学生に求めることになるため、ますます入試システムが複雑になり、学内には英語コースの設立が求められる。これは、新しく学科を1つ開設するのと同等の労力(つまり時間)が奪われることになる。
文部科学省(財務省)もようやく現状打破の施策を立ち上げ始めた。
博士の学生を増やすための支援を増やし、若手教員比率を高め、若手教員の研究時間確保のための取り組みを大学に求め始めた。
複数の知人がひどいアカハラに遭っていたので、マジで大学教員こえーなって思ってたんだけど、教員の立場になってみると、学生さんもまたいろんな人がいるので、
一方の学生からの話だけを鵜呑みにするわけにはいかんなぁという事態にはたびたび遭遇する。
https://x.com/tunatuna_01/status/1804014447041876457
一般論としてはそのとおりだろうとは思うけど
疑惑の先生の知人の女性教員側からこういう発言が出てくるとバイアスを感じるよなあ
神山君が鍵かけたの、2017年の8月なんだよね、今見たら。そのときにちょっとツイッター関連でトラブって家族に心配かけたって言ってて、
そのとき私も彼もアメリカにいて、大変そうだなぁって思った記憶がある。私は今回初めてDMの問題知ったけど、この時のことなのかも?
https://x.com/tunatuna_01/status/1804307869111927088
ちなみにあのDM、信じるか信じないかと言われたら私は信じないなぁ。。。
友人だからというのはあるかもしれない。
だが、女子大で教えてる夫を持つ身としても今回のことはかなり私に衝撃を与えたことは確か。
https://x.com/tunatuna_01/status/1804309037464588351
一時期女子高生にセクハラDMを送りまくっており、その件がバレて一時アカウントを消してた件について情報求む
https://x.com/akihiro_koyama/status/1803069041474482242
↓
2017年7月中旬頃(原罪先生ワシントン大学大学院時代)に東大界隈で話題になってたのはマジとのタレコミ、異様にフォロワーから慰められてる様子も
https://x.com/akihiro_koyama/status/1803076581709279308
↓
研究室で特定の女子学生とあからさまに不適切に親密な関係を示す
学会行きの飛行機で他の学生と別便で2人で行く、2人のホテルは他の学生と別など
https://x.com/akihiro_koyama/status/1803389847337574728
↓
研究室の学生の間では女子高生へのセクハラDMの件も知られており
DMの「ちゅうしたいしえっちしたい(泣)」を元ネタにした「ちゅえ(泣)」というあだなも
https://x.com/akihiro_koyama/status/1803371165555237260
↓
学生との距離感や扱いの差で毎年のようにトラブル、昨年はハラスメント相談も行われたがなあなあに
https://x.com/akihiro_koyama/status/1803091241309175881
↓
昨年アカハラ告発や学生の対立などがあったため同学年40人の学生の中では知れ渡っている
https://x.com/akihiro_koyama/status/1803105650035306589
↓
学内のハラスメント相談室も相談室の専門家が真摯に向き合ってくれる時と
学内の先生の場合もみ消しに走りがちで大学側の対応にも疑問が持たれる事態に
https://x.com/akihiro_koyama/status/1803384009894011095
教授に言われた内容で十分にアカハラ判定されると思うので、時系列で整理して所属大学のしかるべき部署に行ってください。
教授と闘って勝とうと思うと、なかなか難しいかもしれませんが、研究室の変更だったら普通はやってくれると思います。
それと、追記を読みました。
教授の年齢は分かりませんが、昔は確かに大学進学率も今より低い上に、大学院まで進むのはごく少数だった時代があります。
そういう時代を生き残って大学教授になるということは能力も自信も人並み外れたものが要求された、みたいなところはあるかもしれません。
そう言う教授が、自分の学生に自分がやったのと同じようなハードな努力と才能を要求しがちである、と言うことはあります。
しかし、ここ20年は大学院も大衆化してきており、50%が大学に進学し、そのなかで理工系に限れば4割近く、全体でも1割強が大学院に進学する時代です。
ついでに言うと、政府はそれでも「国際競争を考えれば、近い将来に高度人材が足らなくなる」と悲鳴をあげているわけです。
(20世紀前半に活躍した科学者で科学論者であったJ.D.バナールは、いずれ働く人の3割が何らかの意味で科学者になると予言しました。荒唐無稽に感じるかもしれませんが、例えば「コンピューターを扱える」と言うのもバナールの時代を考えれば一種の科学者と見えるかもしれず、そんなに無茶なことでは無いのかもしれません)
こうした時代において「スーパーマン」だけを合格させては到底、大学に期待された役割を果たせませんし、合格させた以上はそれなりの経験なりスキルなりを身につけて社会に送り出す義務が、大学側にあるわけです。
「学費を払ったお客さんだから」とふんぞり帰って何かを与えられるのを待つと言うのも違うと思いますが、能力を悲観して要求すべきものを諦めてしまうのはもっと違うと思います。
せっかく、若い時期を何年か費やし、(多分)それなりの学費も払うわけですから、もっと自信を持って大学を有効活用することを考えてよろしいかと思います。