はてなキーワード: 間接照明とは
日本の文化は「マジ」と「なんちゃって」に分けられると思ってるんだけど
80年代はなんちゃってが優勢だった時代なんだよ。バブルで調子乗っててチャンネーシースーギロッポンとかふざけた時代。
テレビだったら秋元康ととんねるずの時代だよね。真面目が馬鹿にされる時代。
それが90年代はマジ優勢の時代になっていくのよ。正確にいうと91年にバブルがはじけてその残り香がなくなった94年くらいからかな。
そして00年代はまたなんちゃってに戻るみたいに繰り返してるとおもってる。秋葉系の時代と言っていいから「てへぺろ」でもいいかもしれないw
10年代はけっこう「マジ」が復活してる感あったよね。震災の影響あるのかもなぁ。
90年代は「マジ」の時代だから自分で作詞作曲しないと音楽で飯食えなくて、もっとも不遇だったのがアイドルのSMAP。
アイドルというジャンル自体が「なんちゃって」になってしまったので、活躍の場がなくアイドル冬の時代なんて言われていた。
だから開き直ってなんちゃってを始めたのがSMAPxSMAPで、なんちゃってが得意なフジテレビでコントのコーナーを取り入れたアイドル番組を始めたのが戦略的だよね。
でも歌はマジをやらなきゃ音楽の場所で戦えないから、彼らは従来のジャニーズがやってた王子様的な少女漫画の世界から、リアルな青年をイメージさせたマジに寄せたシェイクみたいな曲で勝負したんだよね
光ゲンジのだれかがSMAPの歌の路線をうらやましがってた話をしてたのを覚えてるよ
とはいえ中居の超絶的歌唱力でやっぱりSMAPはなんちゃって扱いだったけどねw
モーニング娘。もそのマジの時代に生まれたアイドルって感じだよね
ASAYANがそもそも「マジ」なんだけど、でも平家みちよに決まったオーディションの負け組で組まれたっていう流れがなんちゃってだし、いかにもアイドルな売り方だよね
とはいえ00年代みたいに黒髪にしろなんてこともなく、金髪の後藤真希がそうだけどマジ時代に対応したアイドルではあった
だからそのあと出てくる00年代の歌が下手で口パク上等でダンスがゴミなで、握手だのじゃんけんだので優劣を決めるAKBなんかと比べて歌とダンスは抜群にうまかったから、ハロプロオタクはそこが心のよりどころだったよね。
アイドルなのに「アイドルっぽくない」が誉め言葉という変な時代
アイドル不遇だから、芸能事務所が新人の女の子売りづらくなった。それで発明したのが女優の卵という謎のジャンル。
広末涼子が代表例で、そういう人材はしれーっと音楽も出してアイドル的な売り方もする。この手法は今でも続いてるよね。
アイドルが好きだと言ったら馬鹿にされたマジの時代に、思春期男子に「アイドルじゃねーから」といいわけを用意してあげて消費しやすくしたのが女優の卵だったり女子アナなんだよね。
音楽は「マジ」の中心地みたいな感じだったから作曲はできないけどせめて作詞はやらせろみたいなかんじでマジ売りを事務所におしつけられて
マジ時代に対応したよくわからんエセアーティスト売りのアーティスト増えて、歌姫なんていうジャンルが生まれたり、裸足で歌いだしたり、あの時代のマジ対応はよくわからんこと多いw
だから椎名林檎みたいなガチな人材が業界人からも勘違いされて「きみもそうなんでしょ?」みたいな扱い受けてたの笑うよね
松本人志はテレビのお笑いに「マジ」を持ち込んだ人だよね(談志とか上岡龍太郎とかもいるんだけど)
90年代はお笑い芸人が芸能界のヒエラルキーでトップになった時代といえるんだけど、間違いなくダウンタウンの影響だよね
ビートたけしは映画業界ではマジをやってたけど、テレビじゃ「なんちゃって」のキャラでコマネチコマネチってやってたからその辺が微妙だった
(余談だけど、彼がプロデュースした伝説の糞ゲーたけしの挑戦状は「こんなげーむにまじになってどうするの」なのが偶然とはいえおもしろい)
お笑い芸人は「なんちゃって」を生業にする職業で、昔はいろもんなんて言われてたが、松本人志はそれをひっくり返しマジをお笑いで商売にした人といえる
それでお笑いとアーティストの芸能界マジヒエラルキー競争が始まったんだけど
HEYHEYHEYとか、うたばんとかお笑い芸人がMCやり始めて
浜ちゃんに叩かれた!うれしい!浜ちゃんにたたかれると売れるってジンクスがあるんです~なんて言って
お笑い芸人に媚びるアーティストみたいな構図が普通になって、あれでアーティストがお笑いの下になったのを感じたよね
音楽番組に出るにはお笑い芸人に気に入られなければいけないからね
M-1がウケてるのは「マジ」だからだよね。あの時だけ、日本の笑いはかっこいい「マジ」が許される。
ただ初期のM-1はテツトモみたいなのも交じってたことね。それで談志に漫才じゃないとか言われてwあれってマジじゃないってことよね。
そんでM-1終わってフジテレビで始まったTHE MANZAIで審査員に秋元康がいてずっこけたねw
さすがなんちゃってのフジテレビですね。そしてTHE MANZAIが失敗するのも当然よな。
それでサブカル野郎はAKIRAとか攻殻機動隊は別腹とかいう扱いをしてたよね
メイドをコンテンツにする秋葉原はなんちゃって文化の中心と言っていいんじゃないかな
「ご主人様~、萌え萌えキュン!」なんてなんちゃってにもほどがある
そこに秋元康のようななんちゃってでメシ食ってた人間が注目してAKB48始めたのは当然だよね
セガってだせーよなとかいって自虐させたり湯川専務のように実際の専務をCMに使うなんて典型的なんちゃって戦略だけど
秋元って90年代に対応できなくてさ、いつまでたっても80年代のなんちゃってな空気でスゲーダサかったイメージ
それが秋葉と00年代のネット文化で復活してしまったのは俺の中で苦々しく思うことの一つ
宝塚歌劇団がマジを提供し続けているなって思ったことあって、コナンと宝塚って結構似てるんだよね。
ジャンルは全く違うけど、マジというトーンが似てる気がするんだよね
「マジ」は「スタイリッシュ」「キザ」「見栄」「キメる」「気取る」「媚びない」でもいいよね
テンションがパリッと張って、ちょっとキザで気取ってるのが好きなんだなって思ったよね
アニメコンテンツのなかでコナン、AKIRA、攻殻機動隊、カウボーイビバップはマジの立ち位置だったけど
秋葉系オタクはカウボーイビバップをオサレアニメって嫌ってたよね
あとブリーチに至っては、作者の久保さんまでネタにしてオサレオサレって馬鹿にしてた
00年代の秋葉のオタクたちはネットで冷笑でひろゆきみたいなキャラあこがれて、マジなものをなんでも馬鹿にしてた
秋葉がそうだったから2ちゃんねるみたいになったのか、2ちゃんねるがそうだから秋葉がそうなったのかしらないけど
とにかくマジをきらってなんちゃってでミニひろゆきみたいな他人を馬鹿にするような、中二病や黒歴史という言葉をやたら好んで他人を攻撃するやつらばかりだった
そのくせ俺たちの麻生とかいってたのはまじで草だったよねこれぞ黒歴史って感じだろう
そのころアメリカはテンション張ってるものが好きだからオサレなもの、キザなもの好きでまっとうに評価してたよね、ハードボイルドの母国って感じ
最近アメリカで日本のシティポップが評価されてるらしいけど、あれもテンション張ってるキザでオサレなコンテンツだからアメリカ人が好きなのは納得だよね
アメリカ人はエルビスプレスリー、マイケルジャクソンとかブルーノマーズがそうだけど、伝統的にも今もずっとマジを真面目にやる国なんだよね。
日本人みたいに恥ずかしがってなんちゃってに逃げないし、他人をオサレとか馬鹿にしない。
ソニーがこの方向でそれ以前までの小学生に向けていたゲーム業界をファミ通などと組んでイメージ変化を起こそうとしていたよね
ソニー参入までは、ゲームを作る人は今でいう歌のお兄さんみたいな特集のされ方だった。「みんな新作まっててね~」みたいな感じだったけど
くらい部屋で間接照明をあてて「ゲームクリエイター」って肩書で、中高学生のあこがれの職業みたいにしていったのはソニーだよね
ソニーのゲーム事業は母体がソニーミュージックだからアーティスト的プロデュースのノウハウがあったんだろうね
マジをつかったゲームクリエイターのブランディングは見事にはまったよね。
それに対抗しようとしたセガはなぜか秋元に頼ってなんちゃってやってセガってだせーよなとかなんちゃってをやりはじめた
秋元のチェキっ子とかいうアイドル番組のスポンサーになってそらセガつぶれるわって当時思ったよ
セガって渋谷の兄ちゃんたちに愛されてたのよ。秋葉っていうよりかは渋谷系だったよね
そんなセガが秋元のなんちゃってに取り込まれ、そしてアイドルのスポンサーするとかマジで終わってたよね
あのころのセガは方向性を見失ってて、サクラ大戦なんかもそうだけど、セガってこんなゲーム作る会社だっけ?っておもったよね
そのあとの話だけど、10年代のセガは初音ミクとか、バーチャロンととある魔術の禁書目録のコラボみたいに誰が得するんだみたいなことやり始めたり、とにかく秋葉系にすり寄っていくよね
90年代のマジなセガを知ってるから、セガサターンを白くしたり、ドリームキャストは最初から本体カラー白だし
あとゲーム業界のマジの代表格だったFFがFF10になって秋葉系オタクのなんちゃって文化に毒された結果が10-2
あれでまじでスクエニは死んだなって思ったし実際ゲームオタクからは相手にされなくなったよね。
間取りを検討しているときにデザイナーと話をしながらいろんなノウハウを教わった
もう使うことがないノウハウなのでここで共有しておきたい
基本的には土地が(そんなに)広くなくても部屋を広く見せる方法で
いろいろとテクニックを駆使してもらった
人間はとにかく広い床が見えていると広く感じる
床の上にモノを置かない、というのもあるが
リビングに入ったときやソファに座ったときに床の見えている面積がどれぐらいあるか、が大事になる
中途半端な大きさの床が2,3個見えているよりも1つの大きな床が見えている方が広く感じる
家具の配置をなるべく寄せて床を見せれば部屋全体が広く見える
間取りが決まっているとできることに限界があるが、注文住宅であれば間取りの段階でそうなるように工夫する
ダウンフロアは好みならすればいいと思うが、床は広く見えなくなるのでオススメしない
あれはそもそも広いリビングを確保できるような家がアクセント的にするものらしい
床と同様に壁が大きいと広い部屋に見える
これも折れ曲がった壁や柱・窓で途切れた壁が見えていても広くは見えなくて長い壁が見えている必要がある
いくら注文住宅でも土地の大きさや形から最大限長くなる壁は決まってしまうのだが
その壁を半分とかに区切って部屋に分けるのでは無く、一面として見えるようにする
また、広い壁面があれば絵を飾ったり植栽を置いたりいろいろと遊べる
床と違って少しぐらい飾り付けをしてもアクセントになるだけで拡がりは感じることができる
光量が必要なら上や下などに作ればいいが
窓がないほうが外から見た壁面が大きくなるので家を大きく見せることができる
天井が広いと部屋が広く見える
吹き抜けがあると縦方向に拡がりを感じることができるが、狭いリビングだと逆効果になるし2階の空間を奪ってしまう
これも広いリビングを確保できるような家のお遊びだと思う方が良い
ダウンライトやペンダントライトもなるべく避けて間接照明を活用すれば天井が広くなる
また、アイランドキッチンの場合は真ん中に換気扇が来てしまうので天井がそこで途切れてしまう
これも端に寄せるように工夫する(長い壁面側に寄せると壁が途切れてしまうので注意)
飾り天井なんかもオシャレに見えることがあるが、そもそも狭いリビングだと梁も少なくてあまり飾りにならない場合が多い
広い壁を確保できたら、その端に掃き出し窓を作って外と繋げることで拡がりはさらに増える
このときに大事なのは壁・天井・床が外の壁・天井・床と繋がっていること
例えば床と窓に段差があると床が途切れてしまうので繋がらない
家の床が木材なら外もウッドデッキ、壁紙が白なら外の壁も白色、などとにかく繋がってることを意識する
こうすることで家の中から見たときに外まで拡がりを感じることができるので面積以上の拡がりを感じることができる
当然、外からは見えてしまうので見えないような方向に掃き出し窓を作ったり、土地境界に大きめの壁を作るなど工夫は必要
よく壁にタイルを貼っているような家があるが、壁に中途半端に貼ってしまうと区切りができてしまって広くならない
貼るならどこかの壁一面にしっかり貼ってしまう
中途半端にテレビの裏側だけに貼っているようなのを見かけるが何が良いのか分からないしテレビの大きさが変わると破綻する
値段は張るが家の値段に比べたら微々たるものなので気にせず投資した方がいい
大きめの窓にカーテンを付けるとカーテンそのものが大きくなり、端に寄せておいてもかなりの圧迫感になる
バーティカルブラインドなら小さくまとまるし内側に付けられるので壁の邪魔にならない
これも通常のカーテンに比べると効果になるが微々たるモノなので気にしない方が良い
窓が大きく開放感のあるリビングを作っても
夜になると外が真っ暗になって非常に怖いリビングになってしまう
また外のライトが少ないとガラスが内側を反射して外の景色は見えない
掃き出し窓の外はライトを多めにしておいて、夜はなるべく部屋の明かりを落とすような工夫が必要
とはいえ明るすぎると目立つ家になってしまうので微妙な調整が必要
できればライトの種類や向きを調整できるように計画しておくと良い
自動ライティングとか自動でカーテンが開いたりとかもあるが、そこまでやると値段が張るので気にした方がいい
ソファやテレビ台などの家具は壁や床を隠すので最低限のものにする
他に使いたいモノがあれば別の部屋に置くことも検討する
だいたい以上だが、基本的には大きな面が見えるようにする、というのが大事らしい
床材や壁紙をいろいろ変えたい気持ちをグッと抑えれば同じモノに統一することができて大きく見える
抑えた気持ちは他の部屋で発揮すれば良い
例えばトイレなんかは絶対外から見えないのでやりたい放題すればいい
リビングをとにかく広く見せておいて、他の部屋はとにかく機能性・コスパ重視、みたいにメリハリを付けるのも良いと思う
こうやって出来た家だが、確かに面積以上に広く見えて満足している
めんどくさがりで夜の歯磨きさぼりがちだったけど、リステリンを常に届く場所に置いて眠くなってきたら最低限うがいだけでもする
歯医者嫌いだったけど、クリーニングが結構気持ち良くて癖になる。虫歯もなりにくく、なっても早期発見。銀歯治療にならない
朝一のルーティンとしてジムで20分ほど運動。フリーウエイトなら短時間でも数年単位で長期間やると目に見えてマッチョに。確実に成長出来るので嬉しい。
・鶏そぼろの作り置き
鶏そぼろを1キロ単位で作り置きしておく。飯はカロリー計算して比較的自由に食べるけど、食べやすい鶏肉料理があると非常に便利。
カロリー計算アプリ。ファーストフードもコンビニ飯も検索するかバーコードで一発計算。
・箸は割箸を使う
洗うの面倒
洗うの面倒
考えるの面倒
カジュアルでフォーマルでもいけるジャージ並みに着心地良いやつ買って着回す。定期的にクリーニング。
・白い蛍光灯やめる
なんか白い蛍光灯つけてると眠くなくなる気がする。間接照明の強弱だけで十分生活できる
米、飲み物、ティッシュ、トイレットペーパーとか全部アマゾン。値段とか知らん。
椅子机、ベッドから動かない人間なので、洗濯機冷蔵庫椅子机入れたらほとんどスペース無くなる極小物件に引っ越し。寝る場所はロフト(何故かロフトの方が広い)
睡眠薬をやめた。5年に渡って飲み続けて、かなり助けてもらったけれども、断薬にこぎつけた。その過程の記録です。
医師から処方されているのだから、医師や薬剤師と減薬についての相談をし、その上で行うべきです。その点を念頭に読んでほしい。
①飲んでいた薬
②やめようと思った理由
まずはこの3つについて、それぞれ書いていく。
私は3種類の睡眠薬を処方してもらっていた。3つの薬を飲んで、なんとか眠っていた。薬の効果は「寝付き」を良くするものを複数処方されていた。
あえて薬品名については書かないことにする。本当は具体的な薬品名を書いた方がいいのだろうけど、むやみに名指しで断薬した薬について書くことは、誤解や不安を招く可能性があるからだ。とりあえず、ここでは「寝付きを良くするタイプの睡眠薬」とだけ。
薬を飲むと問題なく眠れていた。しかし、気になる副作用や他の医師の意見で、減らす決断をした。
以下のA~Eにまとめた。
A 次の日の午前中の眠気
D 悪夢の頻度が増えた
A 次の日の午前中の眠気
副作用で、朝布団から起き上がるのがひどく苦しかった。それはみんな同じだろうが……ただ、その眠気は本当に強かった。起き上がって数時間経っても眠気は取れず、ぼーっとしてしまい、6時間寝てもすっきりと起きられず、そのまま昼前まで眠ってしまうのは日常茶飯事だった。
人は大抵、朝7時に起きれば、深夜0時には眠気を感じるものだろうけども、その感覚が5年にわたってなかった。
薬を飲むと、その15分後には強烈な眠気、というよりも気絶に近い感覚で眠っていたので、「眠いな~」と思うよりも、「薬を飲んでスイッチオフして寝る」という状態だった。
0時になった。眠くなってきたな~ →寝る という通常の感覚が失われ
そろそろ0時だ。薬飲んで寝るスイッチを入れる →シャットダウンしたように眠る という状態。
これって結構、異常だと思う。メラトニンが分泌されているのか不安になった。
これは最もひどいものだった。眠いというよりかは、無気力になってしまっていた。例えば、「本を読もうとしても開けない」「テレビを観ていても疲れる」「ゲームや娯楽を楽しめない」など、とにかく行動を起こすことも、行動を持続することも困難になった。うつ病に近かったのかもしれない。
中途覚醒とは、深夜に目覚めてしまうことだ。私は3時位に目覚めてしまい、布団であぐらをかいてぼーっと座ってることもあった。眠気はあるので、もう一度布団にくるまると眠れたが、これも地味に眠った感覚が薄くなり、苦しい副作用だった。
D 悪夢の頻度が増えた
睡眠に入りやすくなる薬を処方されていたが、その副作用で「夢が増える」というのがあった。要するに、入眠しやすくなる代わりに、眠りが浅くなるということだ。人は眠りの浅い時に夢を見るわけだけども、その浅い状態が増える。
5年に渡って薬に頼っていたので、その副作用自体にもなれてしまって、常態化してしまっていた。断薬してから、A~Dは、もしかしたら副作用だったのだろうか? と気づくことができた。
私はセカンドオピニオンをつけた。
「実は、この薬を処方されているんですが、これってどうなんでしょうか?」
『普通は、そういう処方はしない。薬の副作用が強まるし、第一、規定量以上を処方されている』
とのことだった。2年に渡って、規定量以上の薬を処方されていたようだ。
私が処方されていた薬は、短時間だけ脳の働きを落とし寝付きを良くするタイプの薬だったが、徐々に耐性が付いたり、ストレスで眠れなくなったりして、追加で薬を処方された。その量が本来のキャパシティをオーバーしていたのだ。
おそらく、Cに書いた健忘やひどい眠気も、そのキャパシティをオーバーしたことで起きた副作用だったのかもしれない。
しかし、飲まないと眠れないので、なかなか減薬を出来ないままずるずると生活していた。
これに尽きる。自己判断でやめたり減らしたりはするべきではない。人によって、減らすことができる薬なのか、そうでないのかが違うからだ。
また、睡眠薬の作用はどれもそれなりに強いので、依存性があると薬剤師から説明される。実際、過去に急に断薬しようとしたところ、
・明け方になっても眠れない、一睡もできない
・悪夢を見続けて、眠りがひどく浅い
など、それなりに強い症状が出た。そのこともあり、医師と相談しながら、段階的に断薬することにした。
すぐには減薬をすることはできなかった。前述の通り、睡眠薬にはそれなりに依存性があるからだ。
なので、体に「自然な眠気」を取り戻してもらうためのトレーニングをした。
朝起きたら、少し白湯を飲み、軽く散歩をした。太陽の光を浴びつつ、軽い運動をすることで、体内リズムが正常化する。あまりにもTVや雑誌で言ってることだが、これは相当大事なトレーニングだと思う。
私は朝5時に起き、20分程度の散歩をしている。ついでにスマホのポケモンGOとかピクミンとかで遊んでいる。
朝歩けばいい、といっても、結構ハードルは高いだろうが、10分くらい先のコンビニや24時間のスーパーや自販機に行き、コーヒーを買って帰るだけで十分だ。そういう小さな目的を作り、歩くことがその日の安眠につながる。前日のうちに、外出する時の服をまとめて、すぐ着れるようにしておくのがおすすめだ。あと、散歩の前に白湯とか飲むといいと思う。
就寝の1~2時間前に部屋を暗くし、間接照明で活動する。スマホ、テレビなどは避けるか、ブルーライトを使う。
スマホのブルーライトは特に至近距離で見るので、私の体感でも相当眠りを妨げられる。ブルーライトカットのアプリなどを使うのもいいが、そもそも寝る1時間前には「使わない」という選択肢が望ましいだろう。私はスマホを寝室から離れた場所に充電スペースを作り、就寝前にはそこに置くことにしている。
加えて、就寝20分前ににストレッチと瞑想(座って目をつぶり、ゆっくりと呼吸を整える)をし、眠るためのリズムを作る。
夕食はは就寝の2時間前には済ませる。残業などで遅い夕飯になった場合は、軽めの消化の良い食事にする。揚げ物や炒めもの、焼き肉などの消化に時間のかかる重いものは、胃腸への負担が大きいため、眠りを妨げるようだ。寝る前の夜食や、深酒も控えるべきだ。
これらを就寝ルーティンとして定着させる。以下のはある日の一例だ。
20:00 夕食を済ませ、部屋を暗くし、暖色系の間接照明にする。
21:00 風呂に入る テレビやゲームは10時くらいには切る。スマホはアラームをセットして遠くに置く。
23:00 就寝
5:30 起床
薬の量によるが、段階的なプランを立てて断薬に望んだ。飲んでいた薬を順番に減らしていった。
飲んでいた3種の薬の中で、「頓服」として処方されていたものを、まずは減らして行くことにした。これは人によって処方が違うので、どれからなら減らせそうかは医師や薬剤師と相談する。
減薬をする場合、少なく飲んだ日は少し寝付きにくいことや、深夜に目が覚めたり、うなされたりすることがあった。頭痛や、体がこわばるなどの副作用も感じられた。しかし、それを乗り越えるとかなりすんなりと自然な眠りを取り戻すことができた。以下は実際のスケジュール。
飲んでいた薬のうち一つを半分に割って飲んだ。
錠剤は、ものによっては割れ目が付いていて、そこから手で割れるものもある。ないものは、ハサミやニッパーなどで割った。また、処方の際にはじめから、細かい量を処方してもらった。
例えば、ある薬は10mg, 20mg, 最大で30mgと処方できるので、
30mg × 3週間
と処方されていたものを
10mg と 20mg をそれぞれ×3週間分 (トータルでは量は変わらない)
という注文で処方してもらった。これで、眠れそうなときは20mgで眠り、眠れないときだけ10mgを追加で飲んで眠ることができるようになった。
少しずつ慣らしていくことで、眠れない日や、眠りの浅い日、うなされる日もあったが、眠りのリズムは取り戻しつつあった。
ここでは無理な減薬をせず、時間をかけて様子を見るのが大切だと思う。
同様に、徐々に減薬をすすめていった。3週目には、飲んでいた薬のうち、1種類だけで眠れるようになった。
この時点で、列挙していた副作用がほぼ全てなくなった。かなり眠りが深く、目覚めのキレが段違いで良くなった。服薬していた頃は、たくさん悪夢を観たが、それも少なくなった。だらだら布団で二度寝してしまうということもなくなった。朝起きてすぐ、参考書などを読むことができるくらい頭が冴えていた。
薬を、一番少ない10mgだけを飲んでいたが、それもハサミで半分にカットし、実質5mg以下で服用した。
5年も薬を服用してから飲む生活を続けていたので、飲まないで寝床に入ることにすこし不安感があった。とりあえずハイチオールCとか、整腸剤を「睡眠薬のつもり」と自己暗示して服用して眠った。
結果的には、飲んでいた薬のすべてを断薬することができた。自然な寝付きで、眠りは深く、朝は問題なく起床できている。
「自己暗示」というと怪しい響きだが、それなりに侮れない。ハイチオールCでも整腸剤でもなんでもいいが、これは薬で飲むと寝れるのだ、と暗示をかけてみるのも試してみてほしい。「薬を飲んだ→寝る」というルーティンで生活していたので、それがなくなると不安になるのかもしれない。
この長く読みにくい文章を最後まで読んだ人は、おそらく私と同じように服薬して眠っている人だろう。繰り返すようだが、しっかりとかかりつけ医と薬剤師に相談し、その上で減薬をするのに適切かを判断してほしい。減らしてはいけない薬を勝手に減らすと、悪い作用を起こしたりするかもしれないので。
「睡眠薬で十分に眠れて、日常生活を送れているならば、それでいいだろう」
その理屈はわかるものの、正直な気持ちとしては、飲まないで眠れるならばそれに越したことはない、と思ってしまった。
また、医師は眠れない人に薬を処方するが、薬が必要なくなるトレーニングについては余り関心がないように思えた。「不眠」という病気に対しての解決策としての処方なので、仕方のないことかもしれないが。
私の場合は、断薬することで、仕事や勉強、趣味にかけるエネルギーを取り戻していった。もし同じように薬を飲んでいて、どこか不具合やひっかかりを感じている人がいたら、医師に相談してみるのもいいと思う。お互い健康でがんばろう。
宅地じゃ無くて駐車場みたいな扱いだと高い、というか安くならない
その判断は1月1日の状態で判断されるんだが、建築中の土地は宅地扱いされないので安くならず、高くなる
つまり8月に土地取得、整地して9月から建築開始、1月に建築されたとすると1月1日時点では宅地じゃ無いので
次の年に払う固定資産税は安くならない
ただ、1月1日時点で建物は出来てないので建物に対する固定資産税は払わなくていい
狭小住宅だと玄関をとにかく削りがちだけど狭い玄関は生活しにくい
ウォークインのシューズクローゼットがあれば外のものを全部そこに収納できるので家の中が綺麗になる
モデルルームとかテレビで「こんなにたくさんの収納!」とか言うけど
実際にはそんなにいらないしタンスの肥やしになってしまうのである程度の量があれば十分
上の方にある棚とかどうせ使わないので、最初から無い方がキッチンも広く感じるしスッキリする
ネットだとアルミサッシが袋だたきにあってるけどサッシより断然ガラスの方が大事
ただ、東北とかでも無い限りペアガラス+アルミ樹脂複合サッシで十分
オール樹脂サッシは太くてダサいし、トリプルガラスとかは重くて使いづらい
気密性が高い方が熱効率がいいのは確かだけれど
そして24時間換気ってハウスダスト対策でやってるので止めても全然問題ない
熱交換型の換気は電気代かかるだけだしメンテナンス費用もかかるからエアコン付けた方が効率良い
ヤバい工務店とかだと隙間風吹くかもしれんけど、メーカーならそんなことないので気密性でメーカー選んでも意味ない
どんなに良いガラスでも断熱性能が下がるので小さい窓で良い
優勝じゃん。
https://www.family.co.jp/goods/sidedishes/1183382.html
家飲みにシャルキュトリーの持ち帰りや宅配を使っていたが、これ税込み 398 円とかマジかよ。
そりゃ肉に本気な店とは比べるべくもないし、欲を言えばキャロットラペかピクルスでも付いていて欲しいが、 398 円だよ。どうせ酒も大したものじゃないんだ。充分、むしろ良い酒に合わせるメニューよりマッチしたおつまみ感。
寝るだけだしと思っていたが、間接照明に変えて音楽かけたりしたよ。狭くて掃除も行き届いていないけれど、ちょっといい気分になるって大事だな。あー、店飲みしたいなー…
コロナでリモートワークで何やかやで家を建てた。引き渡しから約2ヶ月後の発見や、満足してる点、こうしとけば良かった点など。これから建てる人、検討中の人に何かの参考になれば。
すげー長くなりそうなので分割する。
場所は関東やや郊外、立地は自然豊かな元ニュータウン。一軒家の前は築10年以内の新築分譲マンション住まい。
マンション購入時は決められる点なんて建具の色と多少の間取りカスタマイズ、作り付けの家具をどうするかぐらいだったのが、注文住宅だとありとあらゆることを決めなければならない、決められる自由度の違いに面食らった。外構は含まずに、建築会社との打合せのメモや指摘した項目数が今見ると1000近くになってた。
これは人によって求めるものの差と、物件との出会いが大きいので割愛。
グーグルマップやストリートビュー、眺望重視だったのでグーグルアースにはお世話になった。
設計事務所、大手ハウスメーカー、工務店をそれぞれ複数商談。設計事務所1、ハウスメーカー1、工務店2から建築プランをもらい、最終的に工務店に決めた。木造二階建て、床面積40坪位、ZEHレベルの気密断熱性能を想定して選んだ。
設計事務所は得意分野にもよると思うけど坪単価はそこそこ(65〜80万くらい)、間取りや設備なんかも基本何でも対応可、自由度が高く自分達のこだわりが強ければアリだと思う。色々考えるのが大変、時間がない人には向かない。個人〜小規模な設計事務所だと設計士との相性・テイストが合わないと思えば直ぐお断りがいい。見積もりから引き渡しまで一年、アフターケアも含めてお付き合いできるかが大事。
大手ハウスメーカーは基本設備のレベルやブランド力が高かったが、単価も高かった(坪70万〜)。格安系はシラネ。但し基本を外れた際のオプション費用が高かったり、メーカーによってはそもそも対応できなかったりということもあるらしく、高い金払って成約されるのは嫌なのでやめた。時間が無く決断する項目数や選択肢が限られている方がいい人、あまりこだわりなくそこそこのレベルに仕上げたい人には良さげ。
工務店は比較的安く(60〜70万)、設備の自由度も大きかった。提案力はやや劣ると感じた。自分の場合はほとんど自分達で間取りを作り、それを設計図に落としてもらう形になりそうだと打合せで予測できたので問題なかった。
自分達でほぼ間取りを考え、アドバイスをもらう感じで進んだ。3Dマイホームデザイナー、パワポも使ったけど、一番役に立ったのが紙。結局50分の1位で印刷した土地の図面上でいろんな大きさの部屋や設備を組合せるのが直感的で調整しやすかった。バージョン違いはスマホで写真に撮ったり、ポストイットで一部だけバリエーション作ったり、家具なんかもいくつもサイズ違いを作っては置いてみてシミュレーションした。
のめり込み過ぎて妻からは変態呼ばわりされたが、おかげで設計士も気が付かないような細かい改善点がいくつも見つかって良かった。例えば、階段の登り口の天井を一部埋めて二階の床にした際に、その床下の一階天井を一部凹ませて階段を降りる際に圧迫感を無くす、とか。
いろんな会社が吹き抜けを勧めてきたが、掃除できない、音や熱、匂いが漏れるので採用せず。それでも階段を伝ってかなり音を感じるので、吹き抜けにしなくて良かったと夫婦とも後悔なし。
屋根の上には太陽光発電を自費で設置。リースプランも合ったけど、生活スタイル的に売電した方が儲かりそうだったので。8月は770kWh使ってほぼ同量発電してた。ざっくり22000円の支払いのところ、差し引き1000円の支払いになってたので21000円浮いた。年間20万円節約として7年以内に元は取れる予定。
24時間換気は第一種熱交換器を入れた。起きてる間は気にならないが、寝るときに空気の向きが変わる音が気になるのでその際は排気にしてる。ダクトカバーにサンプル請求した壁紙を貼ると見た目スッキリするのでお勧め。
サッシはLIXILのサーモスX LOW-E、建具は神谷コーポレーションのフルハイトドアを選択。
サッシのトリプルガラスは、断熱性はいいけどかなり重くなるので(もちろん高くもなる)断念。代わりに庇とハニカムブラインドで遮熱性することにした。幸い夏は問題なかったので問題は冬。ハニカムブラインドは見た目的にもカーテンよりシャープな感じに仕上がるし、色の選択肢も多いので大満足。但し寝室の東向き窓に何を考えてたのか遮光じゃないやつを付けてしまい後悔。景色はあまり望めない窓なので窓にフィルムを貼ってしのいでる。
フルハイトドアは見た目スッキリで部屋も廊下も広く見える。ただ、開き戸は上下が、吊り戸は下がそれぞれ1cmぐらい隙間が開いてるので防音性は低い。通気性を高めるためらしいが、寝てる人がいる時間に音が聞こえないか気を使うので何とかしたい。
収納内部は南海プライウッドの稼働棚を多用。棚位置変更がやや大変だけど、たまにしか動かさないので良しとする。棚板の数はシューズインクロークは多すぎ、クローゼットは少なすぎた。収納は容積ぐらいしか見てなかったのでもっと綿密にシミュレーションすべきだった。でかいキッチン&リビング収納を作って扉で隠せるようにしたのは正解だった。近くに収納があると片付くし、扉を閉めれば見た目もスッキリ。引き戸で大収納を作る場合は扉の数を3枚以上にして排他利用にならないようにすることが大事。真ん中にキッチン家電用の引き出し棚を付けたのは失敗。左右どちらかに寄せること!
残りは設備2(キッチンとか風呂とか)、内装、間取り2(通路幅とか扉の開きとか天窓とか)、みんな大好き電気設備(スイッチ、コンセント、LANなど)、外構、家具家電とかかなー。
アイテムで言うと折り下げ木張り天井&間接照明、モールテックス、ストーンパネル、ローラーで塗る漆喰、メラミンカウンター、中途半端なスマートホーム、LIXIL vs. TOTO、自動水栓、庭道具、フラットLEDライト(GX53)、アドバンスシリーズ、施主支給、アクセントクロス、サウナなどなど。
人生は一人でも十分楽しめると思う。
友達はいるし、友達と過ごすのは楽しい。だけどやっぱり疲れるし、わたしはすごく一人が好きだ。大学でも友達はいるけれど、ずっと誰かと一緒ってことはまず無い。それがわたしのスタンダードだから。
大学生のわたしがこう言うと、必ず「それ人生楽しい?」とか言ってくる人がいる。わたしはいつも胸を張って答える。超楽しいよ、ってね。
おいしいジュースを炭酸水で割って、輸入品店であんまり美味しくないお菓子を買ってきて綺麗に皿に盛り付ける。部屋を暗くして、間接照明をつけてソファに座ったら、部屋が洒落た映画館に早変わり。TUTAYAで借りたDVDを、徹夜しながら二本も見れば幸せになれる。
部屋で漫画を高く積み上げて、一巻から順に一気に読む。部屋のありったけの小説をかき集めて、1日かけて読む。図書館かなんかで借りてきてもいい。写真集を見ながらいつか行きたい場所に想いを馳せる。昔ハマったゲームをやり込んだり、新しいゲームを買ってプレイしたり。
気が向いたら外にも出かける。自転車を漕いで、住んでいる街の中を散策する。グーグルマップを見ながら少し遠出して、お洒落なカフェでお茶をする。出先で新しい出会いがあったり、なかったり。夜の街は特別で、ペダルを思いっきり踏んで、いつもより少し涼しい街を風を切って駆け抜けると、自分がまだ知らないところに行ける気がする。
こうやって一人をひとしきり楽しんで気力を蓄えていくと、ある日唐突に、誰かに会いたいな、なんて思う。一人でやっていたようなことを誰かとしたくなる。例えば映画館に行ったり、カフェでお茶をしたり。普段はお昼ご飯だって一人で食べたいクセにね。
そしたら大好きな友人たちに「今度会おうよ」って笑って言えばいい。「そっちから誘うなんて珍しいね」って少し驚いたみたいに笑い返したあの子に、近所の洋菓子屋さんのおいしいクッキーでもプレゼントしようかな、なんて考えながら。
人生は一人でも十分楽しめると思う。
恥を忍んで吐き出してみる。
42歳で零細企業の経営をしている独身男性です。仕事に集中するあまり出会いや結婚の機会を逃し、彼女もここ2年くらいいない。
昨年、仕事関係で知り合った大学生グループがいて、そこにちょっとかわいい子がいた。
笑顔が素敵で、学生らしく興味のあることに熱心に努力し、大人とも対等に話をすることができて、年齢よりも大人っぽく見え、皆から愛される子。
部下とかアルバイトという形ではなく、斜め横のつながりで関わることが増え、たくさん話をする機会にも恵まれた。
そんな中でその子が私のことを「イケオジ」「好き」と言っていると、周囲から冷やかされることになる。まあ、正直悪い気はしない。
さらに、ある時冗談めかしてではあったが「好きです」「デートしたい」と直接言われた。
さすがに歳も歳だしと思い、その場はごまかして何もなかったが、そんなことを繰り返していると、こちらもその気になってくる。
たまに喧嘩したみたいな話もあり、愚痴を聞いたり悩みの相談に乗ったりもしていた。
本人曰く、自分はまだハタチだけどそれなりに恋愛経験積んでいるともいう。それに比べて、彼氏はちょっと子供っぽいんだとも。
話の流れで「ほんとにデートしてみる?」とかまをかけてみたこともあったが、「彼氏と別れたらね!」と逆にごまかされたりもした。
そんなコミュニケーションを続けながら数ヶ月がたった。
その間、斜めの関係性を続けながら、雨が降った帰り道を車で送ったり、買い物に付き合ったりしたこともあった。
自分の中でもその子に対する興味と好意が少しずつ大きくなってきているのを感じていた。
この春、その子の大学での活動やアルバイトなど環境の変化もあり、しばらく顔を見ない時間が続いた。
それまでちょくちょくあったメッセージのやり取りも減った。
どうしてるかなーと思っていたころ、その子からランチのお誘いがあった。
何か相談でもあるのかなと思いつつOKし、近所の人気カフェの予約を取った。話は他愛もないことが多く、ただ楽しい時間を過ごした。
その頃、やはり彼氏とうまくいっていないという話があった。
別れようか、という話も出ているとも。
色々ストレスも溜まっていそうだ。「今度飲みでもいく?」と誘ってみた。ちょっと悩んだ雰囲気はあったけど、OKが出た。
評判がよくちゃんとコロナ対策もとってそうな店をいくつかピックアップし、その中から一緒にお店を選んだ。
美味しく食べて飲み、そのあとカウンターのあるバーで遅い時間まで飲んだ。親密な空気を感じ、手を握ったりもした。
田舎なので代行をよび、家まで送り届けた。「またね!」と言って別れた。
その少しあと、その子が体調を崩した。
彼氏とはまだ続いていたが、あまり頼れない、というので代わりに病院に連れていったり、食事(コンビニ弁当だけど)を届けたりした。
「泣きそうなほど嬉しい」という返事があった。
ちなみにその子は料理が好きである。元気になったらお返しにご飯作って、と言ってみたらOKが出た。
ただ、病気が長引く後半は、彼氏の家で療養していたようだった。
仲の良いときは半同棲みたいな状態だったこともあり、生活の半分は彼氏の家という状況は断続的に続いていたらしいと後で知る。
「お陰様で元気になりました!お礼にご飯作りに行っていいですか?」とのことだった。
断る理由はもちろんない。
どんどん距離が縮まってくることに、ワクワクと不安が同居するのを、久しぶりに感じた。
半日かけて掃除に取り組んだ。男やもめで荒れた部屋を片付け、キッチンを磨き、スパイスや飲み物は事前に用意した。
食材は一緒に当日買いにいくことにした。
その子の家の前でピックアップし、スーパーに行って食べたいもののアイデアをお互いに出しながら食材を選んだ。
私のワンルームマンションに着き、初めて入る部屋にドキドキしている雰囲気のその子にこちらもドキドキしつつ、
しばし休憩の後、2人でキッチンに立ち、おしゃべりしながら一緒に料理を作った。
餃子を作ったのだけど、包むのが苦手な私は「ヘンな形(笑)」などとツッコミを入れられてばかりだった。
送りのことを考えてお酒は飲まなかったけど、ご飯も美味しく(その子的には不満な出来栄えだったらしい)、
おしゃべりもはずんだ。食べ終わったあとは一緒にテレビを見た。
間接照明だけの仄暗い室内。
テレビからは優しい映像とBGMが流れていて、いい雰囲気だと思った。
お腹いっぱいでちょっと眠くなったその子は背もたれ代わりにしていたソファにもたれかかって軽く目を閉じた。
「いやっ」と言って逃げられた。「もー、何するんですか!」「いやちょっとスキンシップ取ろうと思って」「もう、ダメですよー?」
そんなやり取りがあった。
その後もテレビを見て話を続けた。
「ちょっとまって、待って。だめですってばー」
そんな感じのことを数回繰り返した。
その後もテレビを見て、引き続き1時間くらいおしゃべりして、もう遅くなったから帰ろうということになった。
車でその子の家まで送った。
車の中でもおしゃべりは続き、気が向いたらまたご飯作ろう、みたいな話もした。
家の前で前回のようにお互い「またね!」と言って別れた。
それから数日間、連絡が途絶えた。
どうしたんだろう?探りを入れるため「よかったらまだ一緒にご飯作ろう」とメッセージを送ってみた。
1日くらい経ってから返事があった。
「変なことされて、平気だったとでも思っているのですか。
彼氏が殴り込みに行くと言っている。
警戒心が足らなかったことは謝る。
私の居場所を奪わないで」
というような内容だった。「少し話したい」と返したが返事はなかった。
「傷つけたことを謝る。同じ空気感を共有できる大切な存在と思ってたし、
軽い気持ちで変なことをしたのでは決してないけど、色々勘違いしていたのだと思う。ごめん。」
というようなことを伝えたが、そこから1週間、返事はない。
今回の件は、私が全面的に悪いのだと思っている。
彼氏との関係を確認し切れていなかったし、相手の気持ちを踏まえ切れていなかった。
そしてなにより、自分はもう40を超えている事実を正確に認識できていなかった。
イケイケだった20~30代の頃のようには行かないし、ましてや相手は大学生、経験積んでいると自分で言っていても、まだ子どもみたいなものだった。
きっと彼女の中では、私は別世界に住みつつも尊敬でき全面的に信頼できる「オトナ」という立場だったのだろう。
もちろん恋愛対象としては想像もしていない。それなのに突然自分を傷つける本性を出してきた、裏切られた、という感覚。
しかしながら男性はいくつになっても男性であるし、若い女性は多くの男性からとても魅力的に映る。
女性側としては、男性との距離のとり方はたとえ年齢差があっても気をつけたほうがいい。自衛のためにも、相手を尊重するためにも。
男性(特に高齢)は、自らの男性的魅力の減衰に、より自覚的になる必要がある。30後半以降にもなると加速度的に劣化していく。
セクハラ事件とか見ていて自分は絶対そうはならないと思っていただけにショックも大きく、恥ずかしいことだが数日寝込んだ。
失恋、ということもあるが、自分が加害者になるような事態がそれ以上に心情的に耐えられない。
ましてや仕事や社会的生活に影響があったら、仲間やステークホルダーにも迷惑をかけかねない。
今回は違うが、部下に手を出すようなことはリスキー過ぎて絶対にありえないと再認識する。
今回の件で、本当に殴り込まれるのか、場合によっては訴えられるのかは、まだわからない。
ただ自戒を込めて、また、誰かのなにかの参考になればと思いつつ、恥を忍んで書きました。