「木材」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 木材とは

2022-06-22

アマゾンって、ついついかちゃうよね

マホガニー大豆、金、水力発電は、地球の敵!ヴィーガンはどうお考えで?

1960年代以降にはアマゾン縦断道路や横断道路が次々と建設され、アマゾン開発が本格化し始めました。

道路に沿ってまず木材伐採業者が入り、マホガニーやイペーなどの商業価値のある木を切り出しました。

有用でない木は倒してから火を入れて焼き払い、

裸地となった森の跡地に農地が次々と開かれていきました。

その多くが、広大な放牧地を有する肉牛の飼育牧場でした。

1990年代以降、アマゾンは、輸出用大豆栽培のための大規模農業開発地へと変貌をとげました。

アマゾン南側セラード地域1970年代後半から始まった大豆開発が大成功評価された結果、「大豆開発前線」がアマゾンへと北上を続けたからです。

「法定アマゾン地域では農場面積のうち80%を森林として残さなければならない」という法律がありますが、

それはほとんど守られていません。ほかにも、巨大水発電所建設金鉱山開発などの国家規模のプロジェクト

木材不法伐採業者ガリンペイロと呼ばれる違法の金採掘人などの活動もまた、

森を破壊し川を汚す深刻な要因となっています

2022-06-20

吉川 平介(きっかわ へいすけ、生年不詳 - 天正16年12月5日(1589年1月21日))は安土桃山時代の豊臣政権官僚豊臣秀長配下として、紀伊国統治にあたった。

もとは織田信長の下で伊勢大湊の船奉行を務めていた。羽柴秀吉紀州攻めの後、羽柴秀長配下として紀伊湊に入り[1]、七千石を与えられて雑賀に築城した。天正14年(1586年)に北山一揆が勃発すると、秀長に従って出陣し、一揆鎮圧した。

紀伊湊は紀伊特産である木材の集散地であり、同地を支配する平介は「山奉行」として材木管理調達の任に当たった。当時畿内では方広寺大仏殿の建立などのため、熊野木材商品価値が高かった。天正16年に秀長の命令熊野木材2万余本を伐採して大坂販売したが、その売買の代金を着服して私腹を肥やしたこと秀吉に報告され、同年12月5日大和西大寺処刑され、首は洛中さらされた。この事件では秀長も部下の監督責任を問われ、「天下の面目を失った」(『多聞日記』)上に、翌年正月の礼で秀吉への拝謁を許されなかった。

今でいうワイロや着服では切腹

さらに本人の責任ではない実弟すらも連帯責任として罰する

厳しい世界だったんだなあ

2022-06-19

切りそろえられた木材が整列して並んでるの見るの好き

いいよな、なんか

2022-06-16

きのこマニアが「なめこ」の起源について解説するよ

やあ(´・ω・`)

きのこ増田だよ。

日頃ホッテントリ入りしたきのこ関連の記事を、気まぐれで解説しているよ。

なめこ」の起源 “60年前に福島県採取の野生の菌に由来”

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220615/k10013672561000.html

今回はみんな大好き「なめこ」の起源について解説するよ。

起源の誤解を解くよ

ブコメで散々指摘されているとおり、あくま日本栽培されているなめこの99%は、

引用:60年前に福島県喜多方市採取された野生のなめこの菌に由来する

ってことだよ。無論、日本中でごく普通にみられる野生のナメコ起源が全て福島県産というわけではないよ。記事にもしっかり

引用野生の菌では遺伝的な多様性がみられた一方、菌床栽培の菌は1つの系統に分類され、それぞれが遺伝的に極めて近い関係だと明らかになった

と書いてあるよ。まあ、見出し誤読を誘っている感は否定できないけど。

じゃあ結局野生のナメコ起源はどこなの?って疑問が当然生まれると思う。

結論から言うと、実はよくわかっていないんだ。というのもナメコに限らず、菌類全般ほぼ化石に残らないので、どの種類がどの時代に分かれたのかって細かいとこまで、今のところ把握のしょうが無いというのが実情なんだ。

ソースとなる論文を読むよ

ニュースソースとなった論文の冒頭から引用するよ。

どんな自然科学記事にも言えることだけど、せっかく論文が公開されているのにソースリンクがないのは不親切だよね。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/mycosci/63/3/63_MYC570/_html/-char/en

DeepLの力を借りるよ

なめこは、特に日本で人気の高い食用きのこの一つである。本種は白色腐朽菌の一種で、ヒマラヤ中国から日本までの東アジアの冷温帯落葉樹林の枯木や朽木に生育する。記録によると、ナメコ1921年東北地方で初めて人工的に原木栽培され、伝統的にこのきのこを食してきたという。近代的なナメコのおがくず栽培は、食用きのこのおがくず栽培パイオニアである森本彦三郎によって1930年確立された。その後、1960年代から1970年代にかけて木製トレー栽培が開発され、日本における選抜菌株の商業生産が拡大した。1980年代以降は、空調を伴うオガクズ栽培で通年生産可能となり、日本での生産量の99.7%を占める主流となった。その後、1970年代半ばに中国遼寧省南部ナメコ栽培が導入された。それ以来、中国はその最大の生産国となった。最終的に、2012年には中国が70万トン以上、日本が2万トン以上のなめこ生産し、現在アジア各地、北米ヨーロッパへの栽培の広がりを引き起こしている。

もともと日本しか栽培されてこなかったのに、今となってはほとんどが中国産なんだね。

そのため、食用きのこ栽培歴史は、作物植物家畜に比べて比較的浅いことが報告されている。例えば、最も古くから栽培されているきのこの一つである椎茸栽培は、約800年前に中国で行われたようであるしかし、ナメコ栽培は約100年前から行われている。1929年山形県採取された野生子実体から初めてナメコ家畜化株が分離されたが、戦後の混乱期に消失したとする説が唱えられている。ナメコ家畜過程に関する記録はほとんどない。しかし、現在オガクズ栽培に用いられている株は、1962年10月16日福島県山都町市で採集された単一の野生株F27に由来すると考えられる。したがって、市販ナメコの大部分はこの厳しいボトルネック現象に由来すると推定され、その結果、遺伝変異が非常に少なくなっている。栽培種と野生系統遺伝多様性比較は行われていない。したがって、家畜化された種の遺伝資源を利用し、さら品種改良を進めるためには、その進化史を正しく理解することが必要である。そのためには、家畜自然集団遺伝多様性集団構造に関する知識必要である

断片的な資料口伝などでF27という株が起源ということは推測されていたものの、きちんと裏付けがなかったみたい。今後品種改良を進めて継続利用していくためには、そもそも今出回っている株がどこに由来しているのか、また多様性はどうなっているのかを調べることが大切なんだね。

研究により、日本産オガクズ栽培株は自家繁殖または家族内交配に由来していることが示された。これらの結果は、日本のオガクズ栽培生産される商業ナメコ単一祖先の子であるとする単一祖先仮説と一致する。したがって、日本商業ナメコ単一家畜事象に由来するため、遺伝多様性が著しく低いと結論づけられる。

日本全国から収集されたナメコ野生株の中程度の遺伝多様性レベルは、他の木材腐朽菌の野生株と同等かそれ以下であると報告されてきた。また、他のきのこ栽培はいずれも複数家畜起源を持つことが研究で示されており、ナメコ自然集団は、おがくず栽培有効な菌株を開発するための新たな遺伝資源となり得ることを提案する。

中国におけるナメコ生産は、日本からの始祖株F27の子孫が一部寄与しているものの、少なくとも一部の中国品種は異なる家畜過程を経たことが示唆された。日本以外での栽培履歴を明らかにするためには、中国における栽培ナメコの全体的な遺伝多様性に関するさらなる調査必要である

他の栽培きのこには複数起源があるのに、菌床栽培なめこ単一から遺伝多様性が極めて低いという評価なんだ。栽培の持続可能性や新たな品種を生み出すためには、野生株や世界中栽培されている株の追加調査必要なんだね。

なめこ栽培歴史

現在国産なめこ種菌を牛耳っている種菌メーカー大手キノックス」のサイトに詳しいよ。

http://www.kinokkusu.co.jp/etc/09zatugaku/hakase/ha-nameko_04.html

品種改良以前に、そもそも種菌の性能維持にもすごく神経を使っているんだね。

http://www.kinokkusu.co.jp/etc/09zatugaku/hakase/ha-nameko_05.html

きのこの分類にはまだまだ謎が多いよ。しいたけなめこ級のメージャーきのこですらコロコロ変わってる。

http://www.kinokkusu.co.jp/etc/09zatugaku/mame/mame02-3.html

その後、引用した論文にもあるとおり、Pholiota microspora (Berk.) Sacc. (synonym P. nameko)というシノニムにnamekoという文字が残ったよ。

菌床栽培原木栽培について

なんだかんだでwikipediaがそれなりに情報量も多くてまとまっているよ。

菌床栽培 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%8C%E5%BA%8A%E6%A0%BD%E5%9F%B9

原木栽培 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E6%9C%A8%E6%A0%BD%E5%9F%B9

もしあなたなめこ栽培たかったら、すでに植菌済みのブロック菌床(なめこ栽培キット的なやつ)を買うと1週間くらいはニョキニョキ生えるなめこを楽しめるよ。

原木栽培も、適当雑木と、種駒(今の時期ならホームセンターにたいてい置いてある)と、ジメジメしたちょっとした林があれば簡単にできるよ。

http://www.kinokkusu.co.jp/saibai/sa-g-name.html

自分過去に短木栽培、長木栽培いずれもチャレンジしたことがあるけど、シイタケよりもずっと簡単で収量も確実だよ。長木なら、駒打って日陰に埋めるか腐葉土たっぷりのジメジメした完全日陰に転がしとけばいいよ。シイタケでよく使われるナラクヌギみたいな硬い木よりも、ブナ、シデ、サクラみたいな柔らかい木の方が菌の周りが早くて確実なんじゃないかなあ。

まだまだいろいろ書きたかったけど、夜も遅いしこの辺でやめておくよ。

またどこかで会えたらよろしくね。

追記だよ

ここまで読んでくれた聡明あなたもしかして「なんか物足りねーな」って思ったかな?

実はそうなんだ。業界的にはたぶん、正直そこまでニュースバリューのある話ではないんだよね。

というのも、おそらくごくごく一部の人たちの中では知られていたであろう「新しい品種作りたいけど、クローンみたいなのしかなくて掛け合わせできねー」「正確な記録は残ってないけど、たぶん全部F27が起源なんじゃねーの」ってことの遺伝的な裏付けが取れたってだけだからね。無論、優良株を持続生産するために必要研究が一歩前進したってニュース自体は大変喜ばしいけども。

きのこニュースになるのは嬉しいけれど、見出しにつられて勘違いした人が大量発生するのは嬉しくないし、だから私たちのようなきのこ好きが発信する必要があると思うのね。

当たり前だけど、今流通しているなめこ遺伝的に同じ(中国産については一部国産とは異なる可能性あり)と言ってもいいし、(福島を下げる意図は無いのだけど)特別福島県産のなめこが美味しいなんてことはないので、安心してなめこライフを楽しむと良いよ。

ちなみに、いまだに福島県産のきのこ放射性物質残留しているんじゃないか、なんてことを心配する人がごくごく少数いるけれど、菌床栽培物については全国どこでも似たような産地の原料使っているので変わりないよ。

一方で原木しいたけやホダ木の生産は、まだまだ一部の市町村で出荷制限がなされていたりするんだ。

https://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/kinoko/qa/seigenfukusima.html

特にホダ木については事故以前に一大産地だった福島県産ホダ木がほとんど壊滅して、他県に流れてしまったという悲しい事態が起こってしまった。ホダ木の栽培は、20年サイクルくらいで林を皆伐しながら管理するので、一度生産を止めてしまうと再開するには膨大なコストがかかってしまうんだ。福島県のホダ木生産者の方の気持ちを思うと本当にやるせない。

2022-06-03

よしんば街の中の作業をすべて女性で賄ったとして結局木材鉱物資源を確保しているのはほとんど男なわけで、

まあ女だけで街を作るのは無理なのだよね

「女だけの街」というなら林業鉱業も全部女だけで運営して資材確保してね

2022-06-01

注文住宅で部屋を広く見せる方法

間取り検討しているときデザイナーと話をしながらいろんなノウハウを教わった

もう使うことがないノウハウなのでここで共有しておきたい

基本的には土地が(そんなに)広くなくても部屋を広く見せる方法

いろいろとテクニックを駆使してもらった

広い床を見せる

人間はとにかく広い床が見えていると広く感じる

床の上にモノを置かない、というのもあるが

リビングに入ったときソファに座ったときに床の見えている面積がどれぐらいあるか、が大事になる

また、大事なのはトータルの面積ではなく最大の面積になる

中途半端な大きさの床が2,3個見えているよりも1つの大きな床が見えている方が広く感じる

家具の配置をなるべく寄せて床を見せれば部屋全体が広く見える

間取りが決まっているとできることに限界があるが、注文住宅であれば間取りの段階でそうなるように工夫する

ダウンフロアは好みならすればいいと思うが、床は広く見えなくなるのでオススメしない

あれはそもそも広いリビングを確保できるような家がアクセント的にするものらしい

広い壁を見せる

床と同様に壁が大きいと広い部屋に見える

これも折れ曲がった壁や柱・窓で途切れた壁が見えていても広くは見えなくて長い壁が見えている必要がある

いくら注文住宅でも土地の大きさや形から最大限長くなる壁は決まってしまうのだが

その壁を半分とかに区切って部屋に分けるのでは無く、一面として見えるようにする

また、広い壁面があれば絵を飾ったり植栽を置いたりいろいろと遊べる

床と違って少しぐらい飾り付けをしてもアクセントになるだけで拡がりは感じることができる

窓があると途切れてしまうのでオススメはしない

光量が必要なら上や下などに作ればいいが

窓がないほうが外から見た壁面が大きくなるので家を大きく見せることができる

ただ、これは2階の窓も調整する必要があるので要検

広い天井を見せる

天井が広いと部屋が広く見える

吹き抜けがあると縦方向に拡がりを感じることができるが、狭いリビングだと逆効果になるし2階の空間を奪ってしま

これも広いリビングを確保できるような家のお遊びだと思う方が良い

ダウンライトペンダントライトもなるべく避けて間接照明活用すれば天井が広くなる

また、アイランドキッチン場合は真ん中に換気扇が来てしまうので天井がそこで途切れてしま

これも端に寄せるように工夫する(長い壁面側に寄せると壁が途切れてしまうので注意)

飾り天井なんかもオシャレに見えることがあるが、そもそも狭いリビングだと梁も少なくてあまり飾りにならない場合が多い

諦めて一面天井にした方が逆にスッキリしてオシャレになる

外と繋げる

広い壁を確保できたら、その端に掃き出し窓を作って外と繋げることで拡がりはさらに増える

このとき大事なのは壁・天井・床が外の壁・天井・床と繋がっていること

例えば床と窓に段差があると床が途切れてしまうので繋がらない

家の床が木材なら外もウッドデッキ壁紙が白なら外の壁も白色、などとにかく繋がってることを意識する

こうすることで家の中から見たときに外まで拡がりを感じることができるので面積以上の拡がりを感じることができる

当然、外からは見えてしまうので見えないような方向に掃き出し窓を作ったり、土地境界に大きめの壁を作るなど工夫は必要

この辺りも土地相談になるし、出来ない場合もあると思う

アクセントは思い切って一面に

よく壁にタイルを貼っているような家があるが、壁に中途半端に貼ってしまうと区切りができてしまって広くならない

貼るならどこかの壁一面にしっかり貼ってしま

中途半端テレビの裏側だけに貼っているようなのを見かけるが何が良いのか分からないしテレビの大きさが変わると破綻する

値段は張るが家の値段に比べたら微々たるものなので気にせず投資した方がいい

カーテンブラインド活用する

大きめの窓にカーテンを付けるとカーテンのものが大きくなり、端に寄せておいてもかなりの圧迫感になる

バーティカルブラインドなら小さくまとまるし内側に付けられるので壁の邪魔にならない

これも通常のカーテンに比べると効果になるが微々たるモノなので気にしない方が良い

外のライトは多めに

窓が大きく開放感のあるリビングを作っても

夜になると外が真っ暗になって非常に怖いリビングになってしま

また外のライトが少ないとガラスが内側を反射して外の景色は見えない

掃き出し窓の外はライトを多めにしておいて、夜はなるべく部屋の明かりを落とすような工夫が必要

とはいえ明るすぎると目立つ家になってしまうので微妙な調整が必要

できればライトの種類や向きを調整できるように計画しておくと良い

自動ライティングとか自動カーテンが開いたりとかもあるが、そこまでやると値段が張るので気にした方がいい

家具は最低限

ソファテレビ台などの家具は壁や床を隠すので最低限のものにする

もちろん好みのもので良いがリビングに置くべき家具は厳選する

他に使いたいモノがあれば別の部屋に置くことも検討する

特に収納は壁の中に隠すなど間取りの段階で検討する

リビング階段にするなら階段下の有効活用も考える

とにかく面を大きく見せる

だいたい以上だが、基本的には大きな面が見えるようにする、というのが大事らしい

床材や壁紙をいろいろ変えたい気持ちをグッと抑えれば同じモノに統一することができて大きく見える

抑えた気持ちは他の部屋で発揮すれば良い

例えばトイレなんかは絶対から見えないのでやりたい放題すればいい

リビングをとにかく広く見せておいて、他の部屋はとにかく機能性・コスパ重視、みたいにメリハリを付けるのも良いと思う

こうやって出来た家だが、確かに面積以上に広く見えて満足している

見学に来た友人とかは面積を聞いてビックリしているので、多分本当に広く見えるんだろう、と思っている

2022-05-25

知床観光事故 なぜ沈没したのか?船に亀裂あっても簡単に沈まないはず…さらに重大なミスがあったか

知床観光事故

国内

北海道放送

2022年5月23日(月) 21:03

 知床沖で沈没した観光船「KAZU Ⅰ(カズワン」の引き揚げ作業完了すると、今度は、沈没した原因の調査が本格的にスタートします。なぜ沈没してしまったのか、これまでの取材でいくつかの原因が見えてきています

 20日営業運航を再開した大型観光船「おーろら」。世界遺産知床沖をめぐる観光船は、雄大景色が一望でき、例年、大勢観光客が訪れる人気のクルーズです。

 しかし、この海で悲劇が起きました。

豊田徳幸 船長

「カシュニの滝付近で沈みかかっている。浸水している」

 先月23日午前10時、乗客乗員26人を乗せ、斜里町ウトロ漁港を出発した「知床遊覧船」の観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」。

 出発してから時間ほどたった午後1時13分、別の観光業者事務所に「KAZU Ⅰ」から助けを求める無線が飛び込んできました。

豊田徳幸 船長

エンジンが使えない」「沈みそうだ」「船首が30度くらい傾いている」

 そして、午後2時ごろの連絡を最後通信は途絶えました。

 翌朝、カシュニの滝から北に14キロほど離れた知床岬周辺で、乗客が次々と発見されます

記者リポート

現場発見された人が、今、学校搬送されて来ています

 これまでに乗客14人が発見され、全員の死亡が確認されました。残る12人は、依然、行方不明となっています

 観光シーズンを前に多数の犠牲者が発生した今回の海難事故。一体なぜ、「KAZU Ⅰ」は沈没してしまったのでしょうか?

水難学会 斎藤秀俊 会長

「船首に何かが当たって穴が開いて浸水したのが、最も考えられる」

 船の事故に詳しい水難学会斎藤秀俊(さいとう・ひでとし)会長は、航行中、何らかの原因で船の底が破損した可能性を指摘しています

水難学会 斎藤秀俊 会長

一般的には、隠れている岩とか、流れてきた木材であるとか、あるいは大型の動物とか、いろいろなものが考えられます

 関係者によりますと、事故直後、運航会社知床遊覧船」の桂田精一(かつらだ・せいいち)社長は、原因についてこう推測していました。

桂田精一 社長

クジラと衝突した可能性がある」

 一方、「KAZU Ⅰ」の船底は、今年3月の時点で既に破損していたと指摘する声もあります

別の観光業者

「(3月下旬に)自分が見た感じだと、船の前側が割れていた。そこから大きく亀裂が入って水が入った可能性もある」「(傷は)前から2、3メートル後ろ側」「俺が見た感じではこのくらい」

知床遊覧船従業員

「(船底の一部に)いつもそこ穴開いたり、水が垂れたりしていた場所から。気になったから毎年見る」「今度も水が垂れてるな、プラスチックからあちこち剥がれかかっている感じ」「(3月に)今年は直らないから来春揚げたときに直さないとだめだぞとは言っておいた。亀裂をね」

 かつて「KAZU Ⅰ」の船長を務めた男性は、もし船底が破損していたならば高い波に打たれ続けて傷が広がった可能性があると指摘します。

「KAZU Ⅰ」元船長

「(以前も)シーズンが終わって船を揚げたら、船底にひびが入っていた。今回も船底が割れきたのではないかと」

 「KAZU Ⅰ」から通報があった午後1時すぎの波の高さは、およそ2メートル

この元船長男性は「KAZU Ⅰ」が予定よりも1時間以上遅れて航行していたこから現場海域スピードが出せないほどの高波だった可能性があるとみています

「KAZU Ⅰ」元船長

うねりとか波とかで船が持ち上がって、反動で船がバンと下に落ちるんですよ。あの船は船底がほぼ平らなので、たたかれるとプラスチックなので、ひび割れしていく」

 また、船の浸水を防ぐ設備作動していなかったのでは、という疑問も。

知床遊覧船求人に応募した男性

「前側に亀裂があったくらいで、オートビルジがあればそんなに簡単には沈まないので」

 去年、知床遊覧船船長募集求人に応募した男性は、面接の際、当時の従業員から「KAZU Ⅰ」は、船底に溜まった海水を外に排出する「ビルジポンプの電源を切っている」ことを聞いていました。

 知床遊覧船などが加盟していた「知床小型観光協議会」も、今回の事故を受けてビルジポンプなどの装備を義務化するなど、その必要性重要視しています

 2つ目に考えられる原因は、高波が船を襲ったことによる沈没です。「KAZU Ⅰ」の修理をかつて行ったことのある業者は、高波が原因で船内に水が入ったのではないかと指摘します。

船を修理した業者

「船体に多少傷があって水が漏れていても、航行していてそこから裂けるなんていうのはまず考えられない。船首の低い船だから、前から沈んだということは船首がどんどん水をかぶって沈んでいったと思う

 原因について様々な指摘がある中、HBCは1つの可能性を示す文書を入手しました。

 これは、HBCが入手した「KAZU Ⅰ」の、去年までの「船舶検査証書」です。この検査証書には、船を安定させる重しであるバラスト=砂袋1.5トンの移動を禁止する」という運航条件が記されています

 ところが…。

豊田船長の知人

豊田船長は操縦しづらいと言って、重しの砂袋を降ろして運航していた」

 去年8月30日の「KAZU Ⅰ」の業務日誌です。この書類にも、「カズⅠ(ワン)砂袋撤去」と記載されていました。

 豊田船長を知る男性は、重しを積まなかったことで船体のバランスが崩れ、操縦が困難になり、浸水に繋がった可能性があると指摘しました。

 証言から浮かび上がる様々な可能性。海上保安庁は今後、船体を引き揚げ、未だ解明されていない沈没の原因について調べを進める方針です。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/52621?display=1

2022-05-23

anond:20220518211341

食料も燃料も木材経済圏を縮小中なので、ITもそうなるというだけ

まなさん。 @manaseka

去年あたりから米中で木材需要が高まり、海運ルートの停滞もあって輸入木材が高騰。国産より高くなっちゃったけど、国産は外材に負けて市場が縮小しちゃっているので「外材の方が安いと言って取引き打ち切られたけど、今さら国産材が欲しいと言ってももう遅い」状態国産価格コロナ前の3倍。

国産回帰してまた市場活性化するだけ。

林業現役世代はまだ70代以上でノウハウも残ってる。

2022-05-07

anond:20220506214004

石油には戻らない。だからプラスチックを減らしてバイオマスと呼ばれる木材原料のものを使う方向に世界は切り替えた。木材原料であればお前の言う通り木を植えればプラマイゼロからだ。

そう世界が変わったことを認識できておらず、プラスチックは燃やせばいいなどと言う時代遅れはてなーが多いけど。

2022-05-02

思いつく限りのナーロッパを書き出してみる

疲れたのでこの辺にしておく

2022-04-30

スギを切って木炭にすればいい

木材にするのが手間なら木炭にすればいいだろ

木材料理でも使うだろ

名案だろ

2022-04-27

anond:20220427141703

ロシア資源

 ロシアエネルギー資源産出国なので、ほかの資源輸入国は陸続きだったりする距離的に購入が容易なロシアから購入したい

ウクライナヨーロッパ玄関

 ウクライナパイプラインがぶち抜けばロシアヨーロッパ直接取引ができる

資源国を頼ってる国は多い

 愛国を唱えて親ロシアになるのは、自国エネルギー供給問題を低減したいからすり寄るに他ならない

ロシアが他の国に攻め込んだら

 ウクライナパイプライン造成地にしたいだけなので更地になっても問題ないが他の国を攻め落とす理由はない

 むしろ資源のお客さんなのでパイプライン供給顧客になってくれたらいい

 最終的にはその取引倫理的問題はなかったことにする予定

〇ただしポーランドお前は別だ

 アメリカ海外派兵で軍備循環を終えて国内生産に移ったタイミング外国には派兵も出費もできない状態を見計らっての開戦

 とはいえ外国が直接的に対ロシア武力を持ち込める陸路ポーランド おまえは独立国家としてロシアへの道を阻む役割しろ

 でなければエネルギー資源供給とめたり値上げしたりするぞ

〇結局木材とかの資源ロシアだよりだろ?

 この不況さらに上塗りをしてきてつらいだろ?ロシア産がほしいだろ?交渉にのってやるぜ?こまってる国民をほおっておけない愛国心をみせてみな?➡右で愛国親ロシア

結局強いもの一人勝ちするのではなくて、弱い国が一強にすがってるだけなので一人犠牲者がでてもだんまり決め込むしかないむしろ持ち上げ気味だってこと

金も時間もかかる自国生産力を伸ばさず通貨偏差で外国の安い商品を高く売るだけの資本主義の極みを成長とかいって通貨の発行量だけあげてた政治の答え合わせの時期が来た

2022-04-21

専門性ジョブ

弊社にもとうとうジョブ型の波が押し寄せている。

しかし、根本的な問題として今まで年功で上がっていた部分が考慮されなくなるので、「この道20年」みたいな人の給料は下がる。だいたい「この道3年」くらいの給料に切りそろえられる。

それ以上の昇給は(なんか小難しい)専門職ルート認定されるか、管理職にならないと上がらないので、伝説電気設備課)の田中さんや、総務のエカチェリーナの給料は下がる上に永遠に上がらないので、会社の裏方仕事ほど全くメリットがないのだ。

木材問題20年先がー、と議論する人たちは「せいさんせー」と経営者の高みから議論してくれないので、経理増田としては悲しい。

追記

あと、現実的給料は細分化できないので、簿記2級でも資格なしでも経理の中では職務で分けてリーダー一般くらいの等級設定しかないので、後輩を育てると自分の席が脅かされるよ。

2022-04-17

2022ウッドショックはなぜ起こったのか?2つの構造転換とグローバル化の瑕瑾

業界中の人です。

去年は大変でした。今年も大変になっていますが、マスコミが客寄せに使う分かりやすい「ショック」とは言えない、構造転換といえる変化が起きています

昨年は、施主が得られるはずだった、住宅ローン減税での還付分を木材を筆頭に値上(2.5倍程度)したコストで吹き飛ばされた方を複数見てきました。

相場を舐めていた建設会社設計事務所が、適切な積算ができない、材料調達が間に合わない。その失敗を費用増や工期延長という結果から、施主から時間資金を奪っていく様を見てきました。

施主はローン上限一杯借りるのに、「住宅価格の中で木材価格は1割内だからそこが上がっても問題ない」みたいな報道が昨年あって、実際にそう話すメーカーがいたのであっけに取られたのを覚えています

北米SDG's

「2つの」とタイトルにあるように、注目を浴びている北洋材(ロシア)より先に、北米にて2021年晩秋に一つの法案が通りました。この法案は150年生以上の立木伐採規制するものです。日本国内で建てられる住宅特に注文住宅では、窓枠やドア枠に良質な無垢材を使用します。この部分に使用される無垢材は、米栂、スプルース、米松、米ヒバ、Wオーク等、北米原産材を使用しますが、昨今の居室空間の大型化、サッシの大型化から要求される木材に、150年生以上の天然木(オールグロス材)を使ってきました。しか2021年規制により、現地大手製材会社Mが法案に合わせ生産を停止し、日本の輸入量が昨年対比50~80%減になりました。そして底が抜けた円安

この法案SDG'sによる持続可能森林資源保護していく理念で制定されました。が、ソロバン勘定をする先進国なので、良質天然木の売却益<CO2排出権の売買益、になったと思います。この状況は、カナダ政府政策転換しない限り持続していく状況です。

ロシア

2021年材料争奪戦は、無尽蔵の購買力がある北米北米産材だけでなく、欧州材にも手を出し、各国のロックダウンにより輸出入港が制限され、検疫により迅速な荷役が出来ずコンテナ船渋滞が混乱に拍車をかけました。翌年(2022)の材料調達計画は各社、それぞれの考え方で、西欧既存仕入先との関係強化をした所、内地材調達を強化した所、ロシアに多額の投資を行った所がありました。昨年の記事では、末尾で素敵なパートナーと茶化しましたが、契約主義民主主義西欧文化圏から外れた、力を信奉する権威主義の国との貿易いかに難しいか通商の途絶という最悪の形で現れました。主な貿易樹種は、赤松、カラ松、タモ、ナラカバ、既にカラ松を使用した合板ラー合板)が国内需要に対して供給が足りず国内産丸太価格が上昇。仕上材であるタモは夏以降欠品や高騰による仕様変更を迫られると思います。今秋のプレカット市況は昨年と同じ状態になるかもしれません。

国産材

64年の木材自由化以降、石炭と同じように良質な海外産材が出材コストの安さと共に日本に普及していきました。より「適材適所」になった材料選択の自由さに、日本の杉と桧は平成不況の中で製造コストも押さえつけられ、信じられないかもしれませんが、直近まで構造木材価格60年代相場より10%程度高い程度の金額取引されていました。この環境不自由貿易環境の中で改善されるかもしれません。カラ松や杉の丸太価格が上がっており、より適切な利益国内森林組合や製材会社に回る形になりなりそうです。2021年は無くなった海外産材の需要を何とかカバーしようと増産を行っています。まだ「ショック」と形容される内容でしたので、設備投資に踏み切れる訳もなく、需要から色々言われながら各設備残業をしたと考えると、黙々と増産に励んでいた方々には頭が下がります2010年代、各地域に50億前後の中規模製材工場建設され、改善された生産設備が上手く稼働できたのがショックで済んだ一翼を担っていますが、自給率30~40%の現状で仮に30%の増産をしたとしても、50%台にしか届かないので、足りない海外材の代替には設備投資必要な状況です。また、杉は加工性が高く構造から仕上材に幅広く使える利点があり、昔から建築用材として使われた歴史がありました。杉の学名は「日本の隠された宝」という名前もついていますが、昔の長屋のような間取や平屋建てならともかく、洋化された生活空間による住宅においては、広い空間を保つ梁の強度が足りず、仕上材も柔軟な加工性が仇となり、非常に傷つきやすく正確に内部造作に加工するのが難しい、水に弱い、和風内装の不人気という側面もあります世界中木材から使用用途に応じた強度や耐久性、質感の選択をしている適材適所かつ現代ノックダウン方式住宅製造では、杉単体で立ち向かうには難しく、集成材でのコスト革新が待たれるところです。

anond:20220417095513

そもそも消費者木材の善し悪しがわからん

無節の柱を欲しがる消費者がどれだけいるのだ?

世が世なら何年もかけてゆっくり乾燥させるような巨木だって集成材になればいいほう、下手したら木材チップにされて燃やされてるわけで。

ウッドショックの問題根深いよ

林業関係の端くれ増田です。

露宇戦争の影響でウッドショック問題が再発してますね。

日本は山林資源がたくさんあるからそれを使えよ!”という声を耳にしますが、

一朝一夕には使えないんです。

前提

前提として、民有林(=林野庁が直轄する国有林以外の山林)は財産です。財産であるがゆえに、固定資産税が発生します。

戦後スギヒノキ高値で売れていた時代は、固定資産税を気にせず林業家と呼ばれる資産家が自分の山を手弁当管理していました。

しかし、木材価格の低下による林業家の衰退、遺産相続による土地の分割などで山林や小分けされた結果、林業経営としては成り立たないような土地(1ha程度)の山林しか残りませんでした。

残された土地でも管理義務税金は発生します。そうした義務税金を軽減するために、日本では”保安林”という制度があります

簡単に言うと、”固定資産税免除するよ!管理にも補助金(=税金)を投入するよ!”というものです。

補助金(=税金)が投入される

ということは、勝手伐採できません。何をするにも予算必要となり、行政との調整が必要になります

まり、ウッドショックだからバンバン木を伐りだそう!なんてできないんですよね。予算いから。

じゃあ保安林以外(=普通林)の木を伐ればいいじゃん。

普通林=税金が投入されていない=手弁当経営している山林です。

そんな場所は以下の2パターンしかありません。

①すでに採算性が確保されている。

②どうやっても赤字になる。

②について少しお話しすると、木を伐りだすための条件は以外にハードです。ミチと呼ばれる作業道の敷設、それが難しければ架線伐採の準備、重機搬入運送トラックの手配など。

また、②のような山では手入れすらされていないことがほとんどで、ミチを敷いて重機を入れたとしても、建材として成立しない木材が多い可能性もあります

なお、戦後日本国産材が多く使われたのは、安い労働者山小屋を立て、住みこみで木を伐採していたからです。電気水道もガスもない場所でね。

補助金は悪だ

林業ジャーナリストさんの中にはこういう人もいます。でも現実問題として補助金がなかったら林業なんて大赤字産業です。しか林業木材としてだけではなく、水資源を担っています

日本南北に長い国なので、都道府県によって諸条件は異なります。でもね、北海道みたいな大平原と四国みたいな山深い土地、温暖な九州と雪深い北陸は条件が全然違いますから

先にも言いましたが、中には補助金なしでやっている林業事業体もありますよ。ほんの一握りですけどね。

日本の製材能力

はっきり言って、諸外国と比べてとても劣っています。でもこれは仕方のないことです。近年、外材(特に北米産のプレカット材やロシア産合板)が多く輸入されるにつれ、国産材使用率は極めて低くなっていました。

行政林業家も指をくわえて見ていたわけではなく、”国産材を利用しよう!”というキャンペーンを発信してきました。

とはいえ消費者価格の安いものを選びますよね。その結果、日本の製材業はやせ細り、新規投資をする力もなく、その能力を落とさざるを得なくなっています。だからね、百歩譲って山から材木がたくさん出てきても処理しきれないんです。ここにもボトルネックがあるわけで。

林業関係者の端くれとして

まとまりのない文章でごめんなさい。けど、日本林業関係者はものすごく頑張っています事故率は高い、賃金は安い、都会から離れた娯楽の少ない、携帯電波すら届かない場所で。先祖から受け継いだ山を守ることで、台風災害土砂崩れを防ぎ、潤沢な水資源を確保するという使命があるのです。スギヒノキ花粉症に悩むかたの気持ち理解します。けど、”スギヒノキなんて全部伐ってしまえ”、”なんで広葉樹にしないんだ”と言われるととても悲しいです。

ウッドショックで木材が出てこないこと、スギヒノキが多く植えられていることには理由があります

皆様のお怒りもわかりますが、その裏側を少しでも知ってほしいと思っています

2022-03-31

寿司食いてえ(+包丁の話)

ネタシャリの間にわさびが入ってる程度の寿司をたらふく食べたい。

 

いわゆる100円寿司各社がわさびを別添にするようになってどれほど経っただろう。

あれもそんなに嫌ってもないのだが、しかしわさびネタシャリの間にいてほしいし、ネタシャリは横倒しにしても分離しない程度に握り固められていてほしいもである

このささやかな願いに同調してくれる人は決して少なくないと信じているが、しかしこれを叶えることは存外容易でないものである

 

百円寿司で一旦ネタ剥がしわさびをつける戦略は思いの外満足度が低かった。

回らない寿司は週2で通えるものではないので考慮しなかった。

上記が叶う程度の回転寿司は採算がアレなのかコスパが良くなく、何よりレーンの中に板前が居たりしてコロナ禍において通いづらかった。

宅配寿司は1人前をなんとなく頼みづらかった。

持ち帰り寿司は最も理想に近かったが、ヘビロテすると飽きが来た。

ついでに言うと俺は今ほぼリモートワークなのだが、1人前の寿司を買いに日参するには絶妙店舗立地が遠かった。

 

ここに至って俺は認めざるを得なかった。もはや自分寿司自分で握るしかない。

業務スーパー冷凍のサクを買う。今日寿司だと思い立ったら冷蔵庫解凍し、白米を炊いてすし酢と合わせてええ感じに握る。これだ。これしかない。

今どきは便利なもので、寿司の握り方はyoutubeいくらでも調べられた。

ちなみにこの過程で家庭向けの寿司を握る補助具的なものがないか調べたが、結果は芳しくなかった。

百円寿司シャリロボットの人力版みたいなものはあったが、肝心のネタシャリを一緒に握れる機能はなかったのだ。

アイスクリームスプーンのしゃもじ版みたいな奴は工夫次第でいけるんではと買ってみたが、逆に面倒だった。

結局は頼れるものは己の五体しかなかった。

 

とはいえはじめの数回は酷い出来だった。初めて作った寿司はずっしりと重く、太く、齧れるほどだった。

細くしてみたら底面が崩れて、自立しなくなった。

力を抜いて軽く握ったら形が整わず、あちこち米粒が飛び出した。

いい感じに出来たと思ったら握れておらず、箸で持つと折れた。寿司飯にして1.5合喰った。

 

もともと刺身はサクで買う主義だったので柳刃包丁は持っていた。しかしここでも問題が発生した。

狭いアパートスーパーのサクを切るくらいしか想定していなかったので、柳刃と言いながら刃渡りが20cmしかなかったのだ。

平造りしかしないのであれば正直十分だった。だが寿司ネタを切りつけるには指四本よりもやや長い幅を切らねばならぬ。

包丁刃渡りが明らかに足りていなかった。

我が家包丁三徳と出刃と柳の3本だったので、実はイワシや小アジを捌くのも多少不便だった。

なのでこの20cmの柳は片刃のペティというか小魚用の身卸というか、小刃でもつけて多目的に使うことにして、

9寸くらいの柳刃を追加しようと思った。しかしなかなか好みの包丁が見つからない。

 

元々俺は、和包丁伝統的なハンドルが好きではない。

あれは伝統的には朴の木で出来ていて、穴をくり抜いて口輪を付けて刃を挿すものだ。

口輪は経年で縮んで締まる水牛の角がいいとか、サビ防止に刃を挿す前によく熱して中を焼くとか、

あれこれあまり知られていないノウハウがあったりなかったりするものだが、これらは基本、その時代の工夫というものだ。

朴の木を使う理由にしたって、自然木材の中では水に強いという程度のことでしかない。

水性の高いハンドル材がいくらでも選べ、ステンレス包丁なら中子が錆びる心配もない現代において、

敢えて朴の木に鋲もネジもなしに摩擦力で留めるだけの柄を使い続ける理由はなにもないと思うのだが、

何故か頑なに和包丁には朴の木のハンドルを使うというのが常識となっているようである

しかもアレ大抵白木だから、魚の血や肝とか砥石の研ぎ汁とか付着した日には金たわしや最悪紙ヤスリなどで削るんである

なんぼなんでも、あまりにも前時代的だと思うのだがなんとかならんか。

 

閑話休題、そういうわけで柄が積層材、鋲止めで刃はステンレスで口金もついて9寸の柳刃を探し回るのであるが、

これがまあ見つからないこと。なんとか探し当てても鋼材がなに使っているのか非公表だったりしてそれも気に入らない。

世の中にモリブデンバナジウム鋼と分類できる鋼材が一体何種類あると思っているのか。

まあ包丁問屋日本鋼って鋼材がガチで在ると思い込んでいたりとかなくもないらしいのでその類なのやもしれぬ。ファック。

 

流石にそこまでいくとマニアックすぎないかと思われた向きもあるかもしれないが、これが結構実害があったりするんである

例えばAmazon検索アルゴリズムとか。「モリブデンバナジウム鋼」の包丁合金鋼と表記されてるせいで(※間違ってはない)、

検索ページの絞り込みで「材質:ステンレス」にチェックを入れると表示されなくなったりとか、いざ遭遇すると割とびびる。

Amazon内で検索するのがマジで役に立たないので、色々辿ってメーカーカタログから作ってることは確認した上で購入方法

調べてみたらAmazon普通に売ってた(でも検索からは出ない)とか、本当に勘弁してほしいもである

 

包丁噺ついでにさら脱線するが、和包丁の鋼への信仰心とでも言うべきものにも戸惑うものがある。

俺は趣味で切出しや肥後守とかも使うので炭素鋼の切れ味と扱いやすさは理解している。ついでにフライパンは鉄製に限る。

だが包丁についてはステンレス統一する主義だ。たしかに差はある。他はまだしも出刃だけ(柳だけ)は鋼、と言う意見もわかる。

けれどそれは刃持ちに妥協できない業務用途に限った話ではあるまいか

家庭用の包丁では、刃持ちを妥協して柔らかい鋼材を使う、と言う選択肢が取れるためだ。

正直な話、HRC56の謎ステンレスとHRC62の青紙だったら、ステンレスのほうが研ぎやすい。

粗悪な刃物だとカエリがペラペラしたりするのも知ってるが、今どきそこまで酷いのは中華偽ブランドナイフくらいのものである

わざわざ水気に弱いものを水に濡らして使うくらいなら、多少ヘタリが早くともステンレスを使ったほうが手間がないと俺は思う。

 

しかし、どうやらそういうのとは無関係に「鋼の包丁」という情報を食う連中がいるようで不気味なんである

よくいる初心者には白2鋼おすすめ!などと勧める奴も、真に受けて購入した包丁を錆びさせる奴も大概アレであるが、そうではなく、

ちゃんと扱えたとしてもいらん苦労でしかないような怪しげな包丁をやけに目にするのである

職人手作りで仕上げた白2の包丁必要な場面というのはもちろんあるであろう。

板長が本焼きを持っていることがステータスになる世界だってあって全然構わない。

だがこの異常に安い、4桁円で買えるが白1鋼という包丁は一体誰向けに作られているのだ…?

それはかけた手間に見合った性能を引き出せているか?ただ錆びたり柄が腐ったりするだけの包丁ではないか

包丁の手入れをすること自体目的になってはいないだろうか?

 

さて話を戻して、そうして多方面呪いながら包丁を都合すると、道具の面ではもうあまり不足がない。

飯にすし酢をあわせるのにボウルでは不便だと思っていたが、これは代用できるものが見つかった。

どこでも手に入る土鍋である市販の鍋セットをそのまま突っ込める大きめサイズを買っていたのが幸いした。

自体土鍋で炊くほど拘りはしない。炊飯器で炊いたのをお櫃代わりに鍋に移して酢と合わせる。おこげ寿司に出来ないのでこれでいい。

本職が使う寿司桶には、保温と調湿の機能がある。

土鍋は保温については文句がない。調湿は流石に木の桶とは比べ物にならないが、ステンレスのボウルに比べれば水気を吸う。

しろ木桶は水を吸いすぎるので事前に濡らしておくというくらいだから土鍋でも十分なのではないかと思う。

そもそもシャリが一人分なのでそれほど乾く心配はしなくていい。何かの理由台所を離れなければ行けない場合

濡らしたペーパーを被せておいて、それでも足りなければ濡らして絞ったペーパーを直接触れない位置に置いておくとか、工夫次第である

何より手入れに手間がいらないのが良い。ものにもよるが食洗機に突っ込むことだってできる。

ただ、冬場は冷えすぎるので事前に軽く温めたほうが良いみたいではあった。

 

自分寿司を握ってみると、寿司というのは米料理なのだなぁと言う思いを強くする。

わかりやすいのは水分量の管理で、米を1合炊いてすし飯にした場合最初最後の1貫は米の状態が顕著に異なる。

米の状態を見て手につける手酢とかも調整していく必要がある。でないと米が手についたり寿司がベシャベシャになったりする。

反面ネタの方は自分で喰らう分には割と融通が効く。多少大きさが不揃いだろうと人に出さないなら問題ないし、

なんなら小さく切って1貫に二切れ使ったって良い。シャリリカバリできない。

 

握りの技術については、未だにわからないことが多すぎて文章にできない。

ただ握り寿司にした米の総量でみて、大体1升を越えてくると、当初の目的であった

ネタシャリの間にわさびがあって、横倒しにしても分離しない程度の寿司」については達成できたと思う。

最初は量をこなさねばと思って一度に1合半とか2合とか炊いて喰っていたので、自宅寿司8回目とかでクリアした格好だ。

ただ本末転倒なことに、この達成水準の寿司は俺を満足させなかった。

何よりもわさびの風味が駄目だった。本わさび使用と大書された高級ラインでも、チューブわさび寿司に向かないと知った。

わさびの味自体問題があるというより、油脂などに由来する滑らかさが違和感の原因ではないかと思う。

脚を伸ばした遠いスーパーに本わさびのちょうどいい感じにすごく小さいやつが売ってはいたが、毎回それはしんどい

いろいろ試したが未だ納得がいっていない。粉わさびを都度練ると良いらしいので次はそれを試すつもりだ。

 

ネタは切りつける上では自由でいいが、買ってくるときは悩ましいことが多い。

一貫分のネタの大きさは解説する人によって千差万別で、総合すると10g~15g、シャリの量は10~20g

ばらつきが大きすぎて正直参考にする気が起きない。

おそらく職人の技としては狙った大きさで握れることが要諦で、何グラムにするかと言うのは店舗経営領域なのだろう。

時価寿司は客の様子で大きさを調節してるとかなんとか。

歴史的には、江戸屋台で売られてた頃はシャリだけで40gあってこれが右肩下がりで小さくなってるとか。

戦後の一時期に限れば米1合=10貫だったのでシャリは30~35gくらい(水分量による)だっただろうとか。

 

どっちかと言うと自宅寿司やる際に考えるのは、魚をサクで買うときに何グラム分買うかということである

何度か試した限りだと、俺が適当に握る場合「端っこを除いて」200gの刺し身に米1合使っているっぽい。

そしてこれは多分、この比率結構ネタが小さくて薄いパターンである

よく商品画像的なもので見る、ネタの先端が地に付きそうな寿司を握ろうと思うと、ネタをかなり増やして考えないといけないと思う。

 

アジイワシやその他の魚をまるまま買って捌く場合はまた考え方が変わる。

イナダを一匹買ってくれば小さいのでもデブ3人前くらいのネタが取れるので、下側の身は翌日塩焼きにでもしようか

みたいな悩み方をすることになる。

小さい魚の場合は魚体の身を2分割または4分割して考えることになる。

イワシなら手開きにして上身と下身それぞれ半分に切れば1尾から4貫取れるな、とか。

アジは血合い骨をいちいち処理したくないので、節を渡して半身から4貫取れればいいけど、そこまで大きくないならさてどうしよう、みたいな。

隠し包丁で骨を抜かずに切って済ませる、とかもあるみたいだがベストプラクティス発見できていない。

 

何れにせよ、分量的にも予算的にも、何種類ものネタを一回で準備するのは難しい。

どうしてもやりたければ刺身の盛り合わせなどを買うことになるが、用途からして寿司ネタ用ではないのでいまいちである

ただこれはバリエーションクオリティの向上で克服できる課題だと考えている。

要は今日寿司を食べよう、ではなく、今日はこれを握ろう、と考えるようにして、

その上で握った寿司満足度100円寿司10皿を超えていれば良いのである

あるいは冷凍庫に投資するのも一考の余地があるか。チルドで流通するサクを50gくらいに切り分けてからホームフリージングできれば理想ではある。

ただそこまで行くと引っ越すべきな気もしてくる。

俺はただ、わさび入りの寿司を腹いっぱい食べたいだけだったはずなのだが……。

2022-03-23

ひとりの子

明日ちゃん」を見ると、口の中に木の味がする。

私もひとり学級、その小学校最後のひとりだった。姉がいたため、小学四年生からはひとりとなった。対する先生もひとり。平屋の木造、瓦屋根の校舎と体育館掃除は行き届かず、色ははげ、あらゆる木材がささくれだっていた。

もともと小さな小学校だった。次第に人は減り、子供もいなくなり、私が最後の生徒となり、卒業と同時に廃校になった。生徒がいないのだから当たり前ではある。

4年間同じ先生と過ごした。当時は想像しなかったが、この4年間は彼女にとってどういう時間だったのだろう。通勤価値があったのだろうか。最後まで見送ってくださったのは、義務から辞令がなかったからか。そもそも廃校について私をまっていた行政判断もよくわからない。

前述のとおり、すべてが木造で、木の味とはその校舎内の雰囲気空気の味だ。匂いではなく、味である

中学生となった姉は、ついにできた友達と遊ぶのに忙しく、また学校楽しいためか、私とは近いながらも疎遠になっていった。姉にしてみれば中学生小学生は大きく違ったのだろうし、その年頃のその気持ち想像できる。

記憶を探っても、先生がここでの仕事を嫌がっている顔は思い出せない。できれば彼女にとっても嫌な思い出ではないことを願ってやまない。

授業が終わると、なにもなく帰宅する。学校から自宅までは20分もかからなかった。舗装されていない、たんぼの横の道を走ったり、歩いたりしながら帰宅する。夏は暑く、冬は寒い。そして寒い期間が長かった。田舎なんてものではなかった。

帰宅しても祖母がいるだけで、ひとりだった。帰り道のほうがよほど遊べた。帰宅するとひとりだと痛感した。木造の暗い家。うちが特別くらいわけではない。今の家が明るすぎるのだ。当時の家はどこでも暗かった。

明日ちゃん」では、明日ちゃん毎日ばかりが奇麗にかかれるが、妹の毎日はまったくかかれない。ひとりの彼女がなにを想って、野辺を歩き、学校で過ごし、自宅で母親ふたりですごしているのかはわからない。たぶん、とてもつまらないのだろうけれど、つまらないと言ってはいけないと、幼心にわかっているのだろう。私のように。そう願う。

あそこで暮らそうと決心した両親の判断は当然正しい。

小学校を終え、中学校へと移ったが、ほとんどひとりで過ごした。高校、家を出てから大学、院も大して変化はなかった。そして、ひとりがずいぶん長くなった私は、今でもひとりで生きている。違和感もなければ、欠損感もなく、閉塞感もない。ただただ、子供のころからのひとりが延々今に続いているとだけ思う。

友達がいる状況を経験しないと、友達がいない状況への恐怖とか、飢餓感とか、違和感とか、閉塞感とか、劣等感とかを受け取る脳の部分が発達しないのだろう。

ぼんやりと、人と人の線の隙間に私は立っている。そして呼吸は木の味がする。

2022-03-02

anond:20220302165359

従来の伸縮式警棒・及び警戒杖の規格は「長さ90センチメートル超130センチメートル以下の円棒(白樫若しくはこれより硬度の低い木材若しくは強化プラスチックを主たる材質とする直径2.8センチメートル以下のもの又はアルミ合金を主たる材質とする先筒部分の直径2.8センチメートル以下及び厚さ0.2センチメートル以下の2段式若しくは3段式のもの)」

anond:20220302165256

従来の伸縮式警棒・及び警戒杖の規格は「長さ90センチメートル超130センチメートル以下の円棒(白樫若しくはこれより硬度の低い木材若しくは強化プラスチックを主たる材質とする直径2.8センチメートル以下のもの又はアルミ合金を主たる材質とする先筒部分の直径2.8センチメートル以下及び厚さ0.2センチメートル以下の2段式若しくは3段式のもの)」

anond:20220302165256

従来の伸縮式警棒・及び警戒杖の規格は「長さ90センチメートル超130センチメートル以下の円棒(白樫若しくはこれより硬度の低い木材若しくは強化プラスチックを主たる材質とする直径2.8センチメートル以下のもの又はアルミ合金を主たる材質とする先筒部分の直径2.8センチメートル以下及び厚さ0.2センチメートル以下の2段式若しくは3段式のもの)」

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん