はてなキーワード: 基礎科学とは
儲ける最後まで自分が確実に権利を持てる状況じゃなしに頑張ったって本当に「無駄」
という前提があるので、起業系の銭を基にはハイテクスタートアップは生まれませんし、当てにしてはならないと思うね。
まあするもんじゃないわ。一億歩ぐらい譲ってアカデミックで「研究成果」が成果になる状況で研究成果を積み重ね、商売展開可能性を探る。
そのうえで研究者側が協力者を選り好みできる強い立場になったら起業として歩みだすということになると思う。
基礎研究に金を出さんというがさ、企業当てにするのは間違ってるよ。企業は自分の企業のために金を出すのであって、第三者は正直どうだってもいい。
しかし第三者がすでに研究を公費などで深めていて、組む企業を選り好みできる状況であるなら、他に組まれるのが嫌だからと待遇をよくする。
逆接的に日本全体でもしテック起業とやらを増やすとするとするならば、公費として萌芽・基礎科学に金を出す、人を増やすということになると思う。
ま、現状では起業はするもんじゃないと思うね。アカデミック自体も超レッドオーシャンだから。
成長欲だとか情だとか色恋感情だとか自体、他人が他人をはめ込む道具だと思う。一度嵌め込まれてしまったら報われない苦しみの地獄しか残っていない。
一億歩譲って確実にもうかるか?じゃないとならん。でないと本当に地獄見るだけだ。やらずにサラリーマンしてたほうが一億倍幸せ。
理由は、リスクを見極められないから。かつ、リスクが許容できないから。そして、ほしいのは商売人としての利益だから。
このあたりは金融屋として、市場がどれくらいで、いくら投資したら、いくら利益がでて、全体でいくら儲けられるか?という見込みを元に行う。
だけど、不確実性が高まれば高まるほど見込みを立てられない。つまり、儲けの算段ができず、投資不的確だと判断される。
および、「まだできていない物」だからできないリスクもある。「できてないものを出来ているように言うような」詐欺師の温床にもなる。
詐欺師の側も、これなら投資が取れるネタというのを日々研鑽しているもの。
詐欺師がベンチャーを名乗る件が非常に多い時点で不確実性がさらに高まる。
ベンチャーキャピタル、ベンチャーとの共同研究を設定するのは基本的に大組織。つまり、内部で数人がかりでこれはいけるだろうというのが断定できないとならない。
好むのは基礎要素が全て整っていて、もう少しは売り始められているようなもの、あるいは、よそがヒットしているようなもの。
だから、何もないところから突然ヒットした、というのが生まれると、こぞって突然ヒットしたものがらみについて投資をバンバンしだす。
新しいものが開拓されたのだから、その周辺で新しいビジネスが生まれる可能性もある。かつ、その先行企業の真似事でうまくいくこともある。けど、とれるリスクはその程度。
大企業側も自分の事業領域に近いところならリスクが取れる。また、自分自身が利益を出しているが、その利益が食いつぶされる程度であれば耐えられる。
大企業が信頼の出来る大学に共同研究を持ちかけるほうが詐欺にあってダメになるリスクも低い。
無論、大企業側から見ても詐欺のリスクはある。それから、やっぱり結果論として、投資したものが頑張ってもうまくいかなかったものは詐欺と等しい。
だから、どこぞの馬の骨ともわからないふけば飛ぶような起業になんて、金は出せない。大企業社長が思い入れがあるとか言っても、それなら自社内でやるだろってことで。
アカデミックならまだ経理と報告がしっかりしているから出せるかというところで。
となると、それよりリスクが高いものとなるとアカデミック側がリスクをとって研究するとなる。
ただし、競争的資金もある程度研究の基礎部分があって少し背伸びしたぐらいのものでないと通らない。つまり、これも基礎もきちんと整えられない物は作れない。
だが、成果として儲けることは条件にいれなくて良い、その代わり、論文と報告書として表に出さないとならない。
最も、最近の透明化とやらでその報告書や申請書やらの書類周りのウェイトが非常に高くなって研究時間の圧迫につながっている。
番外として金持ちが投資するというものもある。これは金持ち一人が判断したら出せるもの。
金持ちは何らかの自分の商売に専念して金持ちになったので、離れた分野の知見なんてまあ、まず無いと言って過言じゃないあろう。
ほとんどの金持ちは中小企業を構えているぐらいのものなので、組織的に詐欺に対処できない。
リスクは取れるが、いかんせん詐欺のリスクにかかるリスクのほうが高いので、よっぽど自分の商売に近い部分のリスクしか取れない。
企業宛の国、政府の助成金も詐欺の懸念があるため、極短期間か、1/2や1/3程度の自己負担が求められる。ついでに書類も多い。
ということは、もうそれだけの間に事業がうまくいく算段がついてないと応募したところで首を絞められる。
まとめると、とれるリスク順に次のようになる。
4.ベンチャーキャピタル
逆にこの下側から、まだ影も姿もない革新的イノベーションが生まれる可能性もあるということだ。だって影も姿もないのだからその上側のリスクがある金は取れないわけだから。
8なぞ、研究しているときは「何に役に立つのかわからない基礎研究」としてやっていたのだろうがね。
革新的イノベーションというのは今まで思いもつかなかったことから巨大なビジネスが生まれたことと言っても過言じゃないだろう。
そうなるには、基礎技術部分を全部抑えていて、大きな市場をつかめる必要がある。
しかし、そんな基礎技術を抑えきれるような開発は非常にハイリスクだ。長期の開発にはまず開発当事者の生活費をどうするかから考えないとならない。
政策としては、上記各フェーズを「それぞれ」充実させる必要がある。
ただし、新自由主義化でアカデミックポストの使い捨て化、運営費交付金削減、競争的資金化が進んだところ、論文執筆数の時点で減少している。
役所や政治家の仕事として、別に「夢を見せてやったふりをする」こともあるだろう。
まあ、叫ぶだけ叫んで、子供のお遊び起業を増やすのも一応仕事をした事にはなるだろう。最もそいつらは失敗するわけで、周りも起業はしてはならないと学ぶだけに終わると思う。
だから、大学の学生ベンチャーサークルが生まれては数年しては消え、そしてまた数年後に生まれる。どこの大学でもあるようなサイクルが生まれる。
科学や数学の分野において男女に成績の差があるのか、160万人の高校生のデータから判明したこととは? - GIGAZINE
この記事のブコメを見ても、どうしても女性が理系に進まないのは阻害されているからだと考えたがる人がいるのが分かるけれど、別の資料を見れば、女子が工学部や物理、数学系に進まないのは物理が苦手と感じる子が男子に比べて圧倒的に多い事が理由であることは分かる。
https://berd.benesse.jp/berd/center/open/report/shinrosentaku/2005/pdf/shinrosentaku05.pdf
p307 図4-2-4を見れば一目瞭然なのだが、女子は理系に進んでも物理を履修しないし好きにはなってない。女子の理系選択の割合は男子と比べて大きな差が存在しない一方で、女子の85%は物理が苦手か履修しない。更に、物理が好きだという女子ですらも過半数は理工学部への進学を選択しない。
理系を選択し理系学部を進学先に選んでも良い家庭環境を選んだ女子であっても、これほど有意に差が出る事の理由を、どこに求めるべきかというのは難しい話だろう。しかし、高校物理が苦手であれば、物理学科や数学科、工学部を進学先に選ぶことは考えにくい為に、結果として基礎科学部門における成果に男女格差はついてしまうし、エンジニアリングを仕事に選択する女性が少ない理由にはなる。高校物理が苦手であることは、幾何学、微分積分を直感的に捉える事が難しい事を示しているので、大学以降の数学は絶望的だろうし、女性が基礎科学研究や高収入のエンジニア(IT、機械系を含む)に少ないのは必然に思える。そうした選択肢を取るには高い数学力が必要になる。(ただしWeb界隈だと、数学は特に必要もないとか聞くしCSを専攻する事が高収入の近道でもないのかもしれない)
得手不得手の意識は生来の適正だけでなく、環境要因もあり得るという見方は出来る。
「女子は文系、男子は理系」の意識はいつごろ生まれる? |ベネッセ教育情報サイト
図をみて貰えば分かるが、小学生時代には女子にも理系は向いてないという意識は強くないが、前述の資料p298 に記述がある様に、小中学生時代の機械やモノづくりに対する関心に差は有意に存在する。理系に進学した女子ですらも、男子に対して30%以上も少ない。この差が物理への関心の差に繋がっているという見方は出来るかもしれないが、小中学生時代のモノづくりの経験や関心の差は物理が苦手と感じる学生の男女差よりも大きい。同時に、幼少期の単純な関心が、物理が分からない理由になるのか?という疑問は強く残る。進路決定の理由と、物理が理解できないというのは別の理由のはずだ。
結論的には、理工学部への進学率の低さは阻害されている事が要因ではなく、物理への苦手意識が理由であるって事になるだろう。その苦手意識を、幼少期の原体験によるものと断言する事も難しいだろうが、物理を好きになる事を阻害されているとまで言うってのはもはや暴論だ。女性が理工学へ進まない理由は、事実としては、物理が嫌いな人間は、物理や工学を選ぶはずがないというシンプルなものでしかありませんね。少なくとも、差別・阻害されているから理系に進学できないのではなく自ら折れてるだけなのは言えただろう。
理系に興味があり理系進学を選択した女子ですらも大部分は物理が苦手であるという事実は、環境要因だけでなく、先天的な要因でそもそも無理なのではないか?と想像するには十分なものがあるが、それはまた別の話。
そう言えば、俺が大学行ってた時の物理学科は 1/42 で数学科は 0/40 だったな。生物、化学は2:1程度の比率だったので、この差は何だと思ったもんだけど、物理嫌いが理由の根底にあるならばしゃあないね。
「女は物理・数学・機械いじりに向いていない」という社会規範があって10代くらいだとそれを自己内面化しやすいのが問題という話なのだけど、そこから説明しないとだめなのか……。
こうした意見を言う人が自分でデータを見てくれることはまずないと思うので、追加しておきます。
環境要因がありながらも、高校時の男子の理系選択の割合は50.3% であるのにたいして、女子は41.2% であり、性差はさほどない事が伺えます。女性は科学に興味を持たない事はない。理系選択したうちで、物理を履修する学生は、男子では63.1%で女子は41.9% となっています。この大きな差を環境的な要因であると言ったとしても、問題なのは、その先にあります。理系に進み自らの意志で物理を履修した学生のうち、物理が得意だと自認した学生は男子の割合が 54.6%と過半数を超えるのに比して、33.6% にすぎないのです。
自分が理系に向いていると自覚し、積極的に物理を選択した女子の過半は物理に挫折しています。本文中で言ったように物理が苦手であれば、その先を工学系で過ごすのはなかなか大変ですから進路として選ばれにくいのは当然です。これを環境要因とするのは無理があるでしょう。逆に考えると、理系を選択する以前に、幾何が苦手で空間認識力が弱い、事を自覚している子が物理や、理系を選択する事を避けている可能性すらあります。環境要因を絶対視するのは無理があることが分かりますね。
キズナアイの話題がフェミニズムの議論から文系学問の議論へと移ってきてるの面白いけど、
理系は価値がはっきりわかりやすいけど、文系は価値基準がはっきりしないから大学に必要ないんじゃね、趣味の延長だろとかいう人達がまだまだいて頭痛い所。
そもそも彼らの言う「価値」とは誰のための価値を指しているのか?少なくとも自分達から見えない価値じゃ存在する価値なんてねーだろといっているようにしか受け取れない。
理系でも基礎科学というすぐに応用につながるわけではないけど、研究と知識の積み重ねが凡人ではわからない/見えない範囲でいずれ社会に役立っていく分野がある。
同じように文系も概念や知識にたどり着くのに長い積み重ねがあり、その過程を学問として体系的に学ぶことで得られる知見があるから学ぶ人間もいるわけなのだが。
そもそも理系文系問わず、何かを学ぶことに対して、私的な価値が見出せないから役立たずと一蹴する姿勢はどうなのか。
すぐに役立つもの、価値がはっきりと解るものを学問に求め続ける利己的な姿勢を改めなかった結果、日本の大学や教育、研究が今衰退しているのではないのか。
http://dlit.hatenablog.com/entry/2018/10/10/080521
https://anond.hatelabo.jp/20181010122823
私もこの流れに賛同したので続きます。私は博士課程の学生なので、多少間違いがあるかもしれませんが、大筋は合ってると期待します。身バレしない程度にざっくりとした纏めにとどめますが、誤りがあった場合の修正については諸氏にお願いしたい。他の研究者の諸事情を聞くのは面白いですね。
というようなモノになると思います。各分野を横断する様な複合的な研究も多いのですが、大雑把にというところでお許しください。最も著名な研究者は現在はドワンゴリサーチを主幹しておられる西田先生でしょう。
国内ですと画像電子学会、VCシンポジウムといった会議や雑誌に投稿しますが、国内への投稿はあまり重要視されていないという現状があります。では、どこへ投稿するのか?といいますと、Siggraph (Asia) 、 Eurograph、Pacific Graphics などの主要な総合会議になります。主要会議については、インパクトを重視する面もあるのですが、各ジャンルで、例えばレンダリングではEGSRなど、主要な国際会議と同等レベルの難易度とみなされる会議があり、これらの専門ジャンルの分派会議は総合会議よりは多分に理論的な研究が発表される傾向があります。最も評価が高いのは主要三会議ですが、それらでの採択が無理なら、再実験や修正したのちに、ランクを落として投稿し、より注目度の高い会議での採択を目指します。
CGの論文は、ACMのデジタルライブラリーに公開されるほかは、殆どの場合は著者の一人がプレプリントを公開する慣習があります。ACMのみですと会員登録をしていない実業界の人の目に触れにくいという事情が影響しているのかなと。SiggraphとEurograph及び主要な分会を除いては、基本的には国際会議で発表された論文は、Proceedingになります。基本的にはというのは、その中の優れたもの何報かはジャーナルに採択されることもあるからです。またジャーナルに直接応募する事も出来ますが、ジャーナルへの投稿は会議への投稿よりも時間を要する事情もあって国際会議へ投稿する人が多い様です。当然ですが、これらは全て査読されます。何度もリジェクトされます・・・。
https://www.eg.org/wp/eurographics-publications/cgf/
https://www.siggraph.org/tags/tog
一般的な論文のページ数は1ページ両面印刷 2段構成で10P程度です。とても短いですが、短い分だけ綺麗に纏める能力が問われる事になりますし、一言一句と言えども無駄にできない厳しい調整を繰り返して執筆します。
主要会議は下記のリンクに纏められています。リンクから論文も見れますので、ご興味があればどうぞ。
http://kesen.realtimerendering.com/
CG業界における最高峰の雑誌は、ACM Transactions on Graphics で、IFは 4,218となっています。
次いで重要なのが、
IEEE Transactions on Visualization and Computer Graphics でIFは 3.078。
Computer Graphics Forum でIFは 2.046。
ieee computer graphics and applications で、IFは 1.64と続きます。
残念な事ではありますが、CGではIFが1.0を超えるジャーナルは少ないので、研究者の多さに比較して掲載枠は少なく競争は非常に激しくなっています。これもジャーナルよりは、それと同等に評価されるトップカンファレンスの proceedingにする理由かもしれません。
学位の取得難易度は、理工学系では高くない方だと思います。博士を取る過程で要求されるのは、雑誌ないし高レベルの会議のproceeding 2報というのが観測範囲での相場です。国内会議への投稿や、査読なし投稿、講演資料などを含めると5本程度はある感じになるのではないかと思います。博士を獲得するまでにかかる時間は3年となっています。それより長くかかる人も、短く終える人もいます。アカデミックなポストは常に足りない状況にあり、非常に優秀な研究者も結構苦労してるように見受けられますが、産業界に就職する場合は非常に簡単です。
CGをやる上で必要になる数学と物理は、基礎科学分野では学部生時代にやる様な初歩的な数学や物理です。最適化問題を解くことが多くなる関係で最適化数学についてはよくやっておいた方が良いようです。この辺りはジャンルに関係なく一通り勉強しておく必要があります。数学や物理の勉強量は、基礎科学分野よりも多くはない分、情報系のアルゴリズムに関する基本的な理論やプログラミングによる実装能力が問題になります。研究の為には比較対象となる研究を数本程度自分で実装したりする必要がある上に、バグを出せば致命傷になるという点が実装力の高さを要求する理由です。優秀な学生は、そこらの社会人よりも優秀という事は珍しくなく。プロコンでレッドコーダー(日本で20人程度らしい)を持っているという様な人もいます。
一本の研究を終えるのに読みこむ論文は、20~50、自分で実装する研究が 1~3、という量になると思います。斜め読みするものまで入れると、その倍くらいでしょうか。物理学と比べると明らかに楽ですね。
CGでは、どのジャンルを選ぶかで博士の取り易さに差はないように思えますが、レンダリング分野は先鋭化しすぎていて、既存の研究をキャッチアップして実装し、自分の研究を行うまでの間に膨大な努力を必要とする上に、光学的にみて正しいのか?(追記: 実際に物体に光を当てた場合に得られる画像ないしデータは、計算によって得られた結果と等しい物になっているのか? )という様な厳しい評価を受ける傾向があり、(CG系の)他分野に比べて業績を出すのが大変だと思います。研究者の中には10年以上に渡って育てて来たレンダリングエンジンをベースに研究を行う為に新参との差が大きいのです。そういう意味で優れた研究者に師事する事が非常に重要と言われています(師匠がエンジンを持ってますので)。最近は深層学習との組み合わせも増えてきているので、勉強量は非常に多いジャンルだと思います。その分、ゲームや映像分野で花形であり就職の際には引く手あまたになります。
近年、流体シミュレーションや弾性体シミュレーションは、新規性を出すことが難しいジャンルの一つと言われていて、トップカンファレンスでは採択本数が多くはありません。テーマ選びが難しい分野だと思います。リアルタイムなシミュレーションが難しい分野なので、ゲームなどでの応用を狙ったリアルタイム化の研究などが学生には人気がある様です。リアルタイム化すると理論的には正しくない、という様な齟齬が生まれる事が難しく、その折り合いの付け方に肝があるようです。レンダリング同様に就職に強い技術でしょう。流体力学や有限要素法などの知識を特に必要としますが、定型化されている部分があるのでキャッチアップはレンダリングよりは容易と思います。
モーションとはどんなものか?というと、ゲームや映画などで使われるキャラクタの動作=アニメーションの事です。行われる研究はすぐにでも実用化できそうな研究が多く、実際に企業(ディズニーなど)での研究成果が発表されることも珍しくはありません。髪の動作の研究なども、モーション研究のテーマの一つです。これも就職するなら強い分野です。特定の数学や物理に依存せず、基本的な数学の知識全般を必要とします。例えば衝突を考慮するならば力学を使うというような感じです。
かつてはCADなどで流行りのジャンルだったのですが、CADの研究が下火になったこともあり、現在は傍流の研究です。ただ形状解析の研究は、テクスチャ展開などCGに必要な技術を支えるものではあるので、現在も一部の研究者によって行われています。ゲームや映画で使うLODを作成する技術も、この分野の成果の一つです。他にはMRで赤外線センサーから取得した点群を形状に変換するといった場面で研究が役に立ちます。就職という観点から見ると、企業からの需要は少ないかもしれません。微分幾何と一部は位相幾何が特に必要となる知識です。
画像処理は画像認識系の会議へ行く事も多いのですが、近年、注目を浴びているのは、深層学習と組み合わせることで、ラフな線画をプロが書いた様な鮮明な線画に自動的に置き換えたり、また無彩色の画像に彩色する様な研究です。特に必要とするものはなく広く知識を必要とします。部分的には、色空間を多様体と考える様な研究もあったりするので、位相幾何学をしっていないとというような事もあります。伝統のある研究ジャンルだけに、問われる知識も広範です。画像認識系の研究にも精通している必要がある為、論文を読む量は多いでしょう。
基礎科学系では疑問視されることはないと思いますが、学科としての歴史が浅くかつ実業に寄った分野なので、論文の評価はどうなってんの?という疑問があるかと思い追記します。
査読の際に問われるのは、手法の妥当性です。先行研究との比べて何が改善されているか?理論的にそれは正しい計算なのか?といった事を主に問われます。情報工学のCG分野も科学ですので、先行研究との比較もデータを集め、解析的に、何がどの程度良くなっているか?を記述します。また、各研究が基本的な知識として使っている基礎科学系の知識にそって、理論的に研究手法が正しいものであるかも厳しく見られます。査読によって疑問を示された場合、一定の反論期間を与えられます。
研究者は査読を通過するために、動画やプログラムコードなど、再現性を示す資料を合わせて提出することで、査読者を納得させる工夫を行います。時には論文そのものよりも追加提出資料のボリュームが大きくなるという事もあります。というか、それが常でしょうか。
自身の研究も含めて既存の研究は、後発の研究者によって実装され検証されます。上手くいかなければ質問を受けるし、疑問を提示され、後発の論文で批判を受けることもあります。そうならぬように、実装したものを公開している研究者もいます。親切な研究者であれば、比較に使うと言えばコードや実験に用いたデータをくれることもあります。
以上のような仕組みによってCG系の論文は研究としての質を保っています。地道で厳しい基礎研究ではなく、実業に近い応用的な研究なので、すぐに企業で使われる事も多く、それも研究の妥当性を証明する一つの手段となっています。
sisopt 結構誤りあると思う。SIGGRAPH(Asia)論文はTOGに自動的に載るし、TOGに載った論文はSIGGRAPH(Asia)での発表権が与えられるからそれらは同等
これはその通りです。誤った情報を書いてしまい、失礼しました。業績要件については私の知ってる方を含めての狭い観測範囲ですが、なるべく高いレベルで 2報という方が多いようです。全大学ではないことはご了承ください。ご指摘いただきありがとうございました。
他国の基礎科学研究の成果を、論文という形で格安で入手できる以上、
論文を読んで理解し、応用できる力があれば、基礎科学研究は自国では行わなくてもいいじゃん。
しかし、地球のどこかでは基礎科学研究を行わないと、全く科学力が進展せず、何の新製品も新技術も生まれなくなってしまうため、地球のどこかでは基礎科学研究を行う必要がある。
「国際社会の一員として、自国が享受している量の基礎研究を行うのが、道義なのだ」という主張なら、納得できるし、俺はそう思おうと思ってる。
(もちろん、この説だと、基礎科学研究をどれだけできたところで、経済的繁栄にはつながらない(応用研究はモロにつながるけど)ので、
「日本が基礎科学研究でナンバーワンになった! これは(経済繁栄的に)とても良いことだ!」などとは言えない)
あるいは、「日本には、基礎研究をしたい若者がいて、その人たちが本来住みたい日本で基礎研究できると、その人達自身のQOLが高まるのだ」という主張でも、筋は通ってると思う。
(でも、基礎研究しかしない以上、地球経済へは貢献してるとは言えるけど、自国にも他国にも同量の貢献なので、その人がどこの国で基礎研究しても、その人から得られる経済的利益の量は同じだと思う)
どう使うべきかというのはあるけど、少なくとも使わないよりは道路でもなんでもバンバン作った方がよっぽどマシ
イタリアで橋が崩落してたけど、あれは緊縮によるインフラ事業の縮小で
ツケというなら緊縮してる方がよっぽどツケを回してる
教育関連の予算もどんどん削られるから、学校にクーラーつかないから熱中症で最悪死ぬし、
大学もどんどん就職予備校化して、基礎科学とか目先の金にならん分野は縮小する
その結果、日本の科学技術力って圧倒的スピードで事実劣化していってる
優秀な学者は研究環境の悪化で海外に行くから、後進の育成もできなくなっていく
企業も採用を絞るから、若者も非正規雇用がどんどん増えて、仕事上のスキル獲得機会も減っていくし、
他にも挙げていけばキリがないぐらい緊縮による悪影響がある
支出を抑えろ、プライマリーバランスを正せって結局そういうことよ
自民党政権下においては弱者排他主義が推し進められ性差に関する公平な国家としては国際的には後進国レベルの水準に陥っている。それにも関わらず、安倍政権は大企業経営者から成る経団連や就職活動に強い興味を示す若者年代からの強い支持を中心に、依然として最大支持政党として盤石な体制を築きつつある。社会的弱者への排他主義(国際男女平等ランキグン114位)・経団連の駒となる労働者からの権利剥奪(働き方改革)・基礎科学の根幹からの弱体化(ネイチャー誌による2017年の批判・及び国立大学縮小改革)などこの政権下において進められた改革という名の行政行動に従って、この国は福祉・人権・科学に於いて再起不能とも言えるダメージを負った。この世で真に正しいはずの自由と平等・権利といった概念は、多数決という名の暴力に取ってすげ替えられた偽りの民主主義によって地に落ちたのである。これらが示すことは、この国家は安定した負のスパイラルの潮流の上に乗り、2度と戻ることのできない底無し沼で沈み続けるということである。未来はすでに失われた。
一方で、洗脳教育においては一定の成果を挙げ、教育水準が格段に低下しているにも関わらず(https://www.asahi.com/articles/ASKC36GYCKC3UTIL01K.html)、軽犯罪を中心とする犯罪率は格段に減少した(https://www.nippon.com/ja/features/h00068/)。人々は自分を取り巻く世相への理解に鈍くなる一方、穏やかになり荒げた行動を示さなくなった。オウム心理教によるサリン事件実行犯への一斉死刑執行などにも妥当であると理解を示した(http://news.livedoor.com/article/detail/15080532/)。オウム心理教への破防法適用以降、組織的な強硬的無差別殺人は起こっていない。
一見して、世の中穏やかな人々が増え平和になりつつあるように見えるが、冒頭で示した通り国家の未来の礎を築くための萌芽は摘み取られつつある。ここにある仮説を立てたい。即ち人々は自分の意識の外で、いつの間にか国家にその精神を支配されてしまったのである。社会的弱者への排他・排除への批判に理解を示し、後退しつつあるはずの国際的な評価を無視して、極めてニッチでかつバブル期までに成長を築き上げた分野における国際的存在感(https://seattley.hatenablog.com/entry/2017/11/04/141432)への強制的共感(いわゆるホルホル)による自己陶酔。大中小企業で強制残業が深い問題になっているも関わらず、労働者の芽を摘む施策への支持。この国家の国民は爽やかな笑顔で自分自身の首を締め付け自死に追いやっているのである。
恐怖の無い平穏な雰囲気を形成した上での国民の支配。まさに映画「マトリックス」の世界。かつて世界で猛威を奮った共産主義国家が、未来の先に思い描いたユートピアのその先、ディストピアが今の日本でないだろうか(https://ja.wikipedia.org/wiki/ディストピア)。いや、支配的状況を平和と自由と錯覚している人々が大多数のこの国はディストピアさえ凌駕した修正ディストピアと言っても過言は無いかもしれない。この先起こりうる具体的なディストピア事象としては、東京五輪への強制(ボランティア)参加であろう。すでに粛清の対象も挙げられている(https://togetter.com/li/1212415)。もうすでに始まってしまって、予言もへったくれもないが...さらにその先、この国には何の救済も無い絶望を突き進むのは間違いない。
北朝鮮とアメリカの武力衝突、中国との東南シナ海での覇権争いなど破滅的武力行為による日本の国家崩壊を期待して自民党に投票された方もいらっしゃるかもしれないがそれらすら期待できなくなりつつある。安定的負のスパイラルに乗りディストピアを突き進む日本。一体全体、いつディストピアに陥ったのだろうか...僕のようなド素人ではなく有識者に論を讓りたい。
NHK Eテレの『サイエンスZERO』は以前、公式サイトを確認すると第何回かわかるナンバリングが振られていた(再放送はカウントされない番号)のだが、
No. 576「最新報告 チェルノブイリと福島~環境編~」_20170319
を最後に、No. 577以降はなぜかナンバリング表記が消えたらしいことに気がついた。録画ファイルの整理で必要だったので、これ以降の回にもナンバーを振ったのを以下に並べておく。
577「“折り紙”大進化! 宇宙から医療まで」_20170326
578「ゲームの最新技術 異世界が現実に!?」_20170409
579「防災から医療まで活用!8Kスーパーハイビジョン」_20170416
580「幸せを呼ぶ!?ウェアラブルセンサー新時代」_20170423
581「シリーズ・ゲノム編集(1)生命を作り変える魔法の新技術」_20170507
582「シリーズ・ゲノム編集(2)がんを根治!?医療で始まる大革命」_20170514
583「7つの地球を大発見!?“トラピスト1”惑星系」_20170528
584「若きエンジニアが集結!NHK学生ロボコン直前スペシャル」_2017064
585「最新報告!探査機ジュノーが明かす木星の謎」_20170611
586「CO2削減の切り札!アンモニア研究最前線」_20170625
591「リスクをあぶり出せ! インフラ点検最前線」_20170730
592「ライブ配信、ますますパワーアップ!ABUロボコン直前SP」_20170820
593「軽い!強い!燃えにくい!夢の新素材 新マグネシウム合金」_20170827
595「アスリート大進化!データ×テクノロジー最前線」_20170917
596「ミクロの限界を超えろ!解き明かされる生命の神秘」_20170930
597「“宇宙開発革命”民間ロケットの挑戦!」_20171001
598「異常気象に立ち向かえ 異分野からの挑戦!」_20171008
599「自動車までできる すごいぞ!タフポリマー」_20171015
600「奇想天外!笑って考える科学 イグ・ノーベル賞2017」_20171022
601「“人類の夢の技術”(1)タイムマシンは実現するのか!?」_20171105
602「“人類の夢の技術”(2)病の克服!iPS細胞 ゲノム編集」_20171112
603「超リアル!? テクノロジー×アート最前線」_20171119
604「30年目の高専ロボコンを300倍楽しむSP」_20171202
605「家電が狙われる!?新たなサイバー犯罪の脅威」_20171203
606「ノーベル賞2017 重力波が切り開く新天文学」_20171210
607「ノーベル賞2017 クライオ電子顕微鏡で新薬誕生!?」_20171217
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611「シリーズ原発事故(17)“デブリ”は取り出せるのか?」_2018024
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613「おいしい!のカギ 食感のひ・み・つ」_20180225
614「ロボットが物流を変える! 完全自動化への挑戦」_20180304
615「おいしい日本酒で乾杯! 味の司令塔 こうじ菌」_20180401
ここで番組改変。
617「カガクの“カ”#1 旬!な現場に潜入」_20180415
618「カガクの“カ”#2 北極海Saya謎生物」_20180422
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621「カガクの“カ”#3 基礎科学のミライ」_20180513
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669「シリーズ原発事故(19)“被ばく量”解明への挑戦」_20181028
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672「生命維持の要 エクソソーム」_20181202
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泥臭い実応用研究は認めないわけではないが、大きな評価にはならないという立場です。
以下長文で失礼します。
まずはじめに、産学の役割分担はきちんとなされるべきだと考えている。
大学はあくまで学術機関であり、本来は「学問」をする場であって、
「工学部が実応用を軽視している」って言われてもそれは学問かという問題もあるし、
役に立つ技術を企業のために用意してあげる下請け機関ではないので。
研究活動では、新しい方式や理論を研究し、学問として確立するところまでが大学の役割で、
泥臭い実応用の問題を解決して社会に製品やサービスとして世の中に還元するのは企業の役目。
ここを曖昧にすると、企業でやるべきことが大学でできてしまうなど、公私混同の問題が発生する。
例えば、表向きは泥臭い応用研究をやりますよと言って公的な研究費をもらえるのであれば、
実際は特定の企業が自腹でやるべき課題を大学にやらせるとかそういうことが公にできてしまう。
「泥臭い」部分にもきちんと学術的な新規性や独自性があるならともかく、
税金が使われているんだから、特定の企業の作業の下請けみたいなものを許さないためにも
ここはきちんと線引きしておくべき。
ただし、冒頭で「泥臭い研究は認めないわけではない」と言ったのは、
その研究自体に価値があるのではなく、そういうことをやる過程で新しい問題に気づき、
大学でやるべき独自性のある課題に発展したりすることもあるから。
(なんでもかんでもダメだと言いすぎると研究の範囲が限られすぎるので)
正当化するために言っているのだとしたらちょっとそれは問題だと思う。
論文(研究成果)は、大学以外にも企業や一般の人も読める人類の共有財産だが、
対象読者としては産学分離の観点からも同じ学術界(学術で研究を行う人)に向けて書かれている。
論文を最もよく読むのは本職の研究者だし、論文を査読・評価するのも研究者。
研究者というものは常にいい研究とは何か、どういう研究テーマを選ぶか、
また行き詰まった時に次どうするか、そういうことをずっと考えてるわけで、
論文というのはまさにそういう時の研究者のアイデアの源泉としての役割が強い。
「当たり前のことを当たり前に努力して当たり前のものができました」
という論文があったとして、進んで読みたいと思うだろうか。
このように考えると、学術界への貢献とは何かが見えてくる。
「研究者の考え方や研究方針にどれだけ影響を与えたか」に重点を置いているように、
論文の読み手に大きな影響を与えることが、学術界に対する貢献とされている。
学術界の誰もが読みたくない(影響を受けない)論文の評価がどうしても低くなるのは仕方がない。
もちろん、たまたまその技術を実用化しようとしていた会社がいれば
この論文の研究結果はそのまま使えるってなるのかもしれないが、
それは学術界に対する貢献として評価できないし、産業界に対して中立とも言えない。
また、全ての分野ではないかもしれないが、
学会で知り合ったその会社の社員は発表されている論文を全てチェックしていて、
製品化できないか検討を進め、(おそらく泥臭い部分を解決して)
これに関しては良い役割分担だと感じている。
企業というものは、儲かるとなれば少々泥臭くても大変でもやるもので、
大学生個人が卒検の1〜2年でできる範囲の泥臭いことぐらい、儲かるとなればどこでもやってるからね。
大学が実応用を考えていないから世の中に還元されていないというのは勘違いに近いと思う。
(逆にいうと、別に就職しても、会社を選べば企業の立場から研究みたいなことができるということ)
また逆輸入で、研究界で生まれた研究の泥臭い部分をある企業が解決してサービス化し、
今度は研究室でそのサービスを契約してさらに発展した問題に取り組むみたいなことはよくあるけどね。
>「企業でも出来る実応用のステップは企業に任せるべき」という点については必ずしもそうであるとは思いません。もしそのような姿勢を取り続けると、「営利価値がある」と企業が判断したものしか一般人はアクセスできなくなってしまいます。
そもそも「営利価値がない」と判断されるものは世の中に還元する必要がない役に立たない研究では?
(あるいは、ニッチすぎてお客さんが集まらず採算が取れない、であるとか)
言い換えると、企業は価値のあるものはきちんと取り組んでいる訳で、
それ以外のものを大学で研究してるとすれば、わざわざ税金を使って価値の低いことに取り組んでることになる。
(もちろん「すぐに役に立たない」研究もあるが、その場合は独自性や新規性のある学術的問題があるはず)
やるとなったら自社のお金で取り組み、失敗した場合は自分で責任をとるわけだけども、
好き勝手に研究テーマを設定できる大学みたいな公的な機関で自分の好みでテーマを設定し、
企業も見ていないような技術の実応用に取り組んでいるとすれば、その方が税金の無駄と思わないですかね。
>実応用のための泥臭い部分を投げっぱなしにしているから、世間一般から「大学は好き勝手やって金を無駄にしている」みたいなことを言われてしまうのだと思う。
ノーベル賞受賞者の研究や Nature や Science みたいな
実応用で新規性の少ない「泥臭い」ことで評価されてる論文がどれだけあるでしょう。
そう考えたとき、私には「大学は好き勝手やって金を無駄にしている」っていうのは
むしろ実応用とか泥臭いことをやってる人のことを言ってるように聞こえてます。
ただでさえ今は研究費もポストも削られ、学生数まで減ってるんだから。
>眠っている研究成果を一般に届けるための「研究」に力を入れたほうがよほど産業界にも有意義
上にあげた理由で、企業がやるより大学でやる方が「有意義」という部分が疑問。
(大学でやれば「無料」という発想をしてたりしてないですかね)
大学では「社会に役に立つことをやっていれば何をやってもいい」というのも間違い。
どのように貢献しているかをうまく説明できれば良いと言うことであって
それを一言で表すのが「新規性」とか「独自性」っていうことかと思う。
(=研究にお金がかかっている)という側面を考慮することかなぁ。
補足として、案外企業から増田さんがやりたいようなことをやってる企業も
割と多いと思うので、そういう道を模索すると適職が見つかるかもです。
大学の研究室の資金繰りについての窮状を訴えられるたびにがっかりする
基礎科学や金にならない研究によって偶然「発見」が生まれノーベル賞等に結びつく
だから現場にお金を流せ、人を確保しろ、研究させろと言うのがだいたいの論理だが
これって結局は「日本の研究者がすごいんじゃないんだ。金がすごいんだ」って言ってるのと同じなんだよね
ガチャを回す金をたっぷりくれればスーパーレアが引けるよって話じゃん
それって日本人がすごいわけでもないし、日本の研究者が優れてたわけでもないんだな
うすうす感づいてはいたんだよ
だって「えっ、それって偶然じゃん」「それって機械作れた金がすげえだけじゃん」ってのが多いんだもの
それなりの教育環境と、偶然を呼びこむだけの資金力があればどの国でも出来るんだ
やりたいことをしっかりプレゼンできる人以外は研究なんて別にしなくてもいいんじゃないかな
コスパ悪いし
文学って何なんだろうって。
ふと思ったんですよ。
そして、頭の中はすぐに、
今、そこで立ち止まってここに書いています。
何か疑問が浮かんだ時、
誰かに聞くよりはもとより、
パワフルです。
しかし、
問いに対する、なぜを解決する力はつきません。
世の中で濾された何某かの成果物を自身の思考の要素として得ることができたとしても、
得られることは知識と時間の短縮です。
たとい、知識に触れた後、
そこには何か垢に触れた後の思考が待っているだけで、
何よりずるいです。
大きな違いはないではないか、と。
何か疑問に思ったものについて、
答えの無い中(あるいは答えが無いと感じている中)での思考は、
明らかにその本質が異なると思うのです。
ググるが習慣化されて日々生きることと、
ここにはきっと大きな差があるし、
それはすなわち社会性にまで繋がると。
文学とは何でしょうか。
いい機会だから、
ちょっとググらずに考えてみたい。
東大基礎科学科卒。過去250~340年間世界の大数学者達が解こうとして解けなかった、世界史的数学難問4つを解き、現在ロシア科学アカデミー数学の部で審査中。マスターした11ヶ国語を駆使したプロの通訳・翻訳家。矛盾だらけの現代物理学を初め、全科学(自然、社会、人文科学)の主だった物を体系的に批判し各々に別体系を提起。各種受験生(医学部、難関大学入試、数学オリンピック、社会人大学院入試、IT関連資格)支援。
■経 歴
2002年 (至現在)セント・クレメンツ国際大学 物理学教授
2001年 英国系セント・クレメンツ大学で数理物理学の博士号取得
2002年 ロシア科学アカデミー・スミルンフ物理学派論文審査員となる
1999年 英国系ウィットフィールド大学でコンピュータ科学人工知能の博士号取得
1991年 (~1993年)University of California、 Irvine人工知能研究所で確率論批判・学習システムの研究
1988年 (~1991年)世界の認知科学の権威ロージャー・シャンクのCognitive Systemsのデータベース研究所IBSで自然言語処理研究
1986年 (~1988年)欧州先端科学研究プロジェクトESPRITにESPRITディレクターとして仏Telemecanique研究所より参加(生産ラインへの人工知能導入の研究)
1985年 西独ジーメンスのミュンヘン研究所で生産ラインへの人工知能導入の研究
1982年 (~1985年)[仏国]世界一速い列車TGVのメーカーAlsthom社の知能ロボット研究所
1981年 (~1982年)[仏国]グルノーブル大学院、ソルボンヌ大学院で通訳の国家免状取得
1980年 (~1981年)[スペイン]マドリード大学院で言語学履修 西国政府給費留学生
■専門分野
数理物理学Ph.D.、コンピュータ科学人工知能Ph.D.、マスターした11カ国語を駆使したプロの通訳・翻訳家
■講演テーマ
「ビジネスマン、文系卒社員に理工系技術と技術的発明を評価できる眼を」
近年世界の大学でビジネス志向の学生向けに、理系の技術的な事がある程度分かるためのカリキュラム改変が始まっている。しかし申し訳程度であり、また理系の拠って立つ数学物理学の科学理論自体に欠陥が有る事が最近明らかとなっているため、正しい数学と物理学の粋を伝授し、文系でも本物の理系技術評価が出来るように支援する。
「英語を完璧に&現地語(非英語)を或る程度使えるマネジャー急遽創出と、社員の中から各国語通訳をネーティブに肉薄する敏捷性と正確さで急遽育成を支援」
海外のプロジェクトや企業と折衝するとき、英語がネーティブ並みであったり、現地語を自社のディレクター自身がある程度こなせるか、英語、現地語につきネーティブ並みの社員が通訳出来ると先方との話が大きく好転する場合が少なくない。それを本当に実現する教育訓練を私は提供できる。平明に説明し、実体験をしてみたい方がいらっしゃるなら講演会場で手解きをしてみたい。
「発見された言語学理論と外国語訓練方法論を基に、文科省と英会話学校の英語教育訓練方法論の根本的誤りの中枢を詳説」
統語法意味論、文脈意味論、実世界意味論の3レベルで進展するネーティブの母国語習得過程の中、言語能力の真の中枢は解説も無しに親の喋るのを聴いているだけで分かるようになる統語法的意味把握能力で、これは文法用語を全く使っていなくても徹底した文法訓練となっている。ネーティブが敏捷性、精度の点で万全であり、先ず文法的間違いをすることはない理由はここにある。全文法分野について書き換え問題の「即聞即答訓練」を一気に中学生以上の年齢の人に施し、全文法のビビッドな一覧性を習得させるとネーティブに肉薄する敏捷性と精度で外国語を使いこなせるようになることが発見された。
「<証明された欠陥数学> 確率統計と微積分学のビジネス、金融工学、保険業界での使用に対する警告と、それに取って代る新数学体系」
我々物理世界は離散値の世界であることが原因で、物理世界に住む人間の頭脳が考え出した数学の中で連続実数値に基づく確率統計学と微積分学だけが欠陥数学として発現していることが証明された。決して建設的な予測をすることができず、崩壊していく事象に後ろ向きにしか適用できず、せいぜいリスク管理にしか使い道の無い確率統計学をビジネス学の分野では金科玉条の如く信用し積極的やり方で利用しているが、ここに「理論」と現実との間に大きな食い違いが生じている点に警告を発したい。そのためそれに取って代る新数学体系を提起する。全てを分かり易く解説します。
「新エネルギー・エコ向けの発想を大転回した技術的な重要な発明を提起」
20世紀初頭に数理物理学者Henri Poincareは二体問題までは解けるが三体問題(三つの星が互いに重力で引き合いながら運動している時の時々刻々の位置を計算で求める事)以上は微積分学を使って解く事が出来ない事を証明した。これは無限小差分を使う微積分は計算式中で交差する項をほぼ同等とみなして相殺してしまうため、作用反作用の法則(F1*v1=-F2*v2)の取り違い(F1=-F2が作用反作用の法則であると圧倒的多数が信じている)と相俟って、交互に対称な運動しか記述できないため、対称性の有る二体までは記述できても対称性のない三体以上は記述できないためである。この欠陥数学微積分を基に二体までは「エネルギー保存則」を証明したものの三体以上の「エネルギー保存則」は本来的に証明不可能であることが明らかと成った。現に永久磁石がエネルギー保存則を大きく超えることが実証され始めている。それらの実験につき具体的に物理学の素人の方々にも分かりやすく報告したい。
「世界史的体系的誤りに迷い込んだ現代物理学とその使用者への警告とそれに取って代る新物理学」
現代物理学の二本柱、量子力学と相対論の中、量子力学は水素原子の原子核と軌道電子の関係説明を辛うじて試みただけで、水素原子より複雑な原子や分子の構造の説明に実は悉く失敗し、繰り込み・摂動理論はその失敗を隠すため後に持込まれた。軌道電子は光速に比べ無視できぬ速度でクーロン力で原子核に引かれて急カーブしながら等速加速度円運動、大量のエネルギーを消費するが、半永久的に軌道を回る。しかしシュレーディンガーの波動方程式(その波動関数とその共役関数の積は確率)はエネルギー消費に一切言及せず、エネルギー・レベルが一定に保たれるという明らかに矛盾した論を展開する。また確率を持ち込んだからには、エントロピー単調増大法則がここに適用され、水素原子は瞬時に粉々に飛び散らなければならぬ現実に反する二つ目の重大矛盾に遭遇するが、これもシュレーディンガーは見てみぬ振りをする。つまり水素原子の構造の説明にすら量子力学は完全に失敗した。量子力学とは動力学でなく各エネルギー・レベルについての静力学でしかなく、「量子力学」の「力学」なる名前とは裏腹に力を論じられない。論じればエネルギー消費が起こりエネルギーレベル一定論が崩れる。
「現代のフォン・ノイマン型コンピュータ・アーキテクチャーの誤りと、創るべき新コンピュータ・アーキテクチャー」
現代のフォン・ノイマン型コンピュータの計算機モデルが取りも直さずチューリングマシンそのものである。チューリングマシンは決ったパラメータ数の状態間の遷移を静的モデル化したものであるのに対し、歴史的にその直前に発表されたアロンソ・チャーチの計算モデルのラムダ・キャルキュラス(人工知能プラグラミング言語LISPの言語理論でもある)は関数の中に関数が次々に入れ子のように代入されて行き擬パラメータが増えていくダイナミックな仕組みを持つ。この後者は人間が作ったコンピュータを遥かに凌ぎ、宇宙の始原から発生した環境データから関数をf1(t),f2(t),.,fn(t)と次々に学習し入れ子のように代入進化し、次の一ステップの計算には宇宙の始原からの全ての関数f1,f2,...,fnを思い起こし、そのそれぞれの差分を取って掛け合わせる事をしているコンピュータとも言える物理世界とその時間の学習・進化を時系列順に模写するのに持って来いの仕組である。関数と言っても多項式で充分である事を世界の7大数学難問の一つPolynomial=Non-Polynomialの私の証明も交えて平明に解説する。これは日本の国と世界の先進諸国のコンピュータ科学の今後の研究方向を左右する発言となる。
■実 績
【講演実績】
Trinity International University
「コンピュータ科学」 学士号コースの学生に卒業まで全コースを講義
St.-Clements University
「金融工学に必要な数学・物理学」の博士号コースの学生3年間に渡って講義、研究テーマと研究内容、博士論文のアドバイス
St.-Clements University
研究テーマ「コルモゴロフ複雑系の二進ビット・ストリングの下限=Lower bound for binary bitstring in Kolmogorov complexity」の博士号コースの学生Dr. Bradley Ticeに英語でアドバイス
St.-Clements University
外国語学部のポルトガル語・伊語の通訳・翻訳の学士号コースの学生に教養学部のレベルから全社会科学(経済学、法律学、社会学、経営学)、人文科学(哲学、言語学、心理学、歴史学)、自然科学(数学、物理学、化学、生物学、医学、計算機数学)、エンジニヤリング(Information Technology、ソフトウエア工学、電気工学、電子工学)の各々の学科の全講義を行う。
Госдарственный Университет Санктпетербургской Гражданской Авиации (サンクトペテルブルグ国立航空大学)
物理学学会の論文発表会で幾多の論文の露語によるプリゼンテーション。
【メディア出演】
【執筆】
ti-probabilistic Learning by Manifold Algebraic Geometry, SPIE Proceeding, 1992 Orlando 等 人工知能学会論文
なるべく元ソースにリンクを貼っている。 ソースの引用はこっちの記事に移動しました。
まとめは記事の最後。
以下本文。
ネット上では笹井氏が小保方氏をコネ採用したといわれているがこれは時系列的におかしい
【笹井氏の会見詳報(2)】「ほとんど若山氏の…小保方氏をリーダー抜擢した理由は…京大に詫び、仲直り」(2/4ページ) - MSN産経west
【笹井氏の会見詳報(2)】「ほとんど若山氏の…小保方氏をリーダー抜擢した理由は…京大に詫び、仲直り」(4/4ページ) - MSN産経west
小保方さんは 2011年03月 - 2013年3月まで 若山研(当時理研) の客員研究員である。
つまりユニットリーダー採用までの小保方さんの所属は理研ではない。
知らない人用に説明しておくと客員研究員とは共同研究のための仮の身分のことだ。
実質的にはIDカード(鍵のこと。身分証ではない)を作ったり、机を貸したりするためにある。
無所属では理研の客員研究員にはなれないので素直に考えるとハーバード大 バカンティ研所属だろう。
若山研の客員になるまでの経緯は以下のようだ
小保方さんのポジション(センター長戦略プログラム) の公募情報 を見るに3人分の人物評価書が必要である。
小保方さんの経歴からいうと (早稲田) 常田氏、(女子医大) 大和・岡野氏、(理研)若山氏 の中から残り2人か。
コネ採用がなかったという証拠はない。が、あったという証拠もない。
これは疑う側が根拠を示さねばならないだろう。
いったん小保方さんの採用の件を離れ、一般的な理研の採用基準について書く。
ただし、僕の私見なので注意していただきたい。
とりあえず、やまもといちろう氏の記事に少々ツッコミをいれさせてもらう
理研の人事を批判するなら、同じ口でシンガポールを目指せとか絶対に言うなよ: やまもといちろうBLOG(ブログ)
私自身はあんまり理研には詳しくないけど、周囲には現役もOBもいるのでニュアンス的にはコネ採用のクズが大量にいるんだろうという雰囲気は伝わってきます。
コネ採用のクズとは具体的に誰のことを言っているのかわからないが、
もしもPI、主任研究員クラスのことを指しているのなら言った人は相当な自信家だろう。
もしもセンター長、副センター長クラスを指して言っているならそれは単なる無知だ。
(副)センター長はノーベル賞クラス(比喩ではない)、少なくとも日本を代表する研究者である。
少なくとも僕の知るかぎりはそうだ。
最近はてなブックマークで理研の総合脳科学研究センターのPIの話が話題になっていた。
書き手は理研所属ではなさそうなのと、理研BSIは理研内でも特に厳しいと噂されている場所なので
その辺は差し引いて読んで欲しいが、こちらのほうが僕の知っている理研に近い。
理研はかなり徹底した成果主義、というか業績至上主義という印象を僕は持っている。コネ採用とは正反対だ。
(理研の名誉のため言っておくが、若手支援も力を入れている。基礎科学特別研究員とか、後述の小保方さんのポストとか。キャリアパス支援室とかもあったね)
誰かが「理研は読売ジャイアンツ」と呼んでいたのが一番しっくりくると思う。
他のPI、主任研究員と比べて小保方さんは異例の若さかつ業績も少ない。
(さらに実際、PIとして実力不足だったことがSTAP騒ぎで露呈した)
おそらくこの辺りがコネ採用と疑われた原因ではないだろうか。
小保方さんの採用された「センター長戦略プログラム」とは
業績に関わらず研究計画の斬新性・独創性を評価し、若手・女性を積極的に採用しているポジションのことである。
若手PIの積極採用
次世代の指導的研究者の育成に貢献するため、チームリーダー等の採用においては、広く国内外へ向けた公募を行い、積
業績リスト、5年分の研究計画書を提出。主要な業績と研究計画についてプレゼンで採用を審査する。
(知らない人は研究者の採用 (追記:小保方さんのポジション 公募情報)をどうぞ。)
理研の場合は各研究室のボスと外部から呼んできた教授たちが審査するかと思う。
ところで僕にとっては「理研でコネ採用」は「学振でコネ採用」くらい信じられない。信じられないというよりも想像付かない。
だって宇宙の人の審査に素粒子や原子核やら加速器やらの人達が加わるようなかんじですよ。
例えるなら長嶋茂雄と朝青龍とイチローが並んでいる前で「僕はピンポンについて才能ある選手です」というプレゼンを行うようなものです。ミスターに「それでキャッチャーはどこかね?」とか言われて頭を抱えながら質疑応答するわけです。
仮に僕が優秀な野球選手でミスターに気に入られ猛烈プッシュされたとしましょう。それでも朝青龍やイチローにとっては知ったこっちゃないわけで、僕はプレゼン(+業績リスト)で彼らを納得させなければならない。
(これが「コネ採用」も「学会の陰謀で云々」も胡散臭くかんじる理由。)
理研にかぎらず学振にしろ科研費にしろ「公平性を重視する審査」はだいたいこんなかんじで
「ある分野では大御所だけど僕の分野には詳しくない」人達が判定するわけです。
ピンポンの選手をピンポン選手達に評価させたらそれこそコネ採用とか、ライバル蹴落とすとかあるかもしれないでしょ?
だからこうなっている。
こんなわけで「公平性にきわめて配慮して」作られたのが現在のシステムなわけだけども
その反面、「 研究能力よりも、作文能力とプレゼン能力の高いやつばかり評価される」という批判は以前からあった。
(プレゼン能力も研究能力のうちだろ甘えんなよ!という意見もあるし、まぁ、研究能力のある人はだいたいプレゼン能力もあったりするので一概に批判もできないけど)
もしかしたら小保方さんのケースは驚異的なプレゼン能力で「若手育成枠」を次々と突破してきた人なのかもしれない。
この経歴すごいよね。STAPの件がなければ「さすが小保方さん」などと言っていたと思う。
しかも「STAP細胞」なんて一般人も大騒ぎしたほど「わかりやすくて」「斬新」かつ「独創的」だ。
ネット上では早稲田が叩かれているが小保方さんの実際の経歴はかなり複雑だ。
早稲田の一研究室だけならともかく、早稲田も女子医大もハーバードも腐っていたというのはなんだか変だ。
例えば、分野転向を繰り返すうちに基礎的な教育が抜け落ちてしまった可能性はあるだろうか?
早稲田を叩いておしまいにせずに冷静に見直してみるべきではないだろうか。
http://anond.hatelabo.jp/20140519175730
http://anond.hatelabo.jp/20140509110752
研究所には採用担当者なんていないんだよ。研究者が審査している。
小保方さんの場合は理研CDBのちょっと特殊なポジションのようなので俺は良くわからない
なのでなるべく一般的な話をしてみる。
(小保方さんのやつは「実績のない若手にチャンスを与える云々で5年任期」との事なので、理研の 基礎科学特別研究員 あたりを思い浮かべながら書いてるよ)
(追記:小保方さんのポジションの公募情報 だいたい同じようだ)
理研の場合は外部から人を呼んで審査に加わってもらったりすることもある。
どんな研究者も自分の分野だとプロなんだけど、ちょっと専門を離れると素人になる。なのでいってしまうと素人達が審査をしている。
これは「研究能力よりもプレゼン能力・文章作成能力で決まってしまう」と批判されることもある。(一方で、プレゼン能力も研究能力の一つと考えている人もいる)
審査員を申請者の同業者で固めてしまうといろいろ悪いことがおきるかもしれない。
ライバルに嫌がらせするとか、仲のいいやつをひいきするとかね。
だからちょっと専門外の人達が審査に加わる。これは科研費でも学振でも一緒。
それに申請者ひとりひとりに合わせて専門家集団を呼んでくるのはちょっと現実的ではないよ。
とはいえ「プレゼンだけが上手くて研究能力がない人」が入ってくると困る。
これを防ぐのが人物評価書。のはず。
申請者をよく知る人、例えば指導教官なんかが申請者の研究能力その他を評価する。A4一枚くらい。
「怪しいやつ」をはじける一方でトラブルの原因になることもある。評価に個人の主観が入るからね。
小保方さんの経歴を見るにプレゼン能力のある人なのかもしれない。
「若手のための〜」なので業績は少なくていいだろう。
本来、人物評価書で弾かれるはずだったがそうならなかった。
(たとえ素晴らしい研究計画で採用されたとしても「いろいろやらかすから教育しなおせ」と書いてあったら結果は変わってたかもしれない)
小保方さんの経歴 [ バカンティ研2年 → 早稲田でD取得 → 若山研で客員(無給)2年 ] を見ると、評価書を書くとしたらバカンティさんかな?(若山さんかもしれないけど)
バカンティさんは専門家の人達の間で評判がよろしくないようだし、報道を見る限り小保方さんを高く評価しているみたいだね。
(評価書を書く人自体が信用出来ないならチェック機能にならないよね。)
ちなみに評価書をデタラメ書いてしまった場合は「評価書の信頼を失う」という形で同業者からのペナルティを受ける。
(仮に小保方さんの評価書を書いたのがバカンティさんだとすると)バカンティ研の学生が研究者になりにくくなる。
2ch 見ててみつけた
https://web.archive.org/web/20130310010525/http://www.cdb.riken.jp/en/06_jobs/0601_search01.html
[Application Documents]
1) Curriculum vitae, including a brief summary of research experience
2) Proposal for a five-year research project
3) Name and contact information of three references
Please write all documents in English.
[Deadline]
Review of applications will begin December 1, 2012 and continue on a rolling basis until the positions are filled.
>December 1, 2012
1) 研究業績リスト 2) 研究計画書5年分 3) 申請者を評価できる3人の連絡先
【Selection process】
Screening of application documents, presentation seminar; interviews, etc
毎日新聞 http://mainichi.jp/feature/news/20140314mog00m040006000c6.html
Q 小保方さんは未熟と言うが、そういう人がなぜユニットリーダーになったのか。
竹市 私たちの研究室のヘッドとなる人は公募だ。書類審査と、どんな研究をし、今後何をしようとしているかのプレゼンで決める。STAPにインパクトを感じて採用したが、過去の調査が不十分だったことを非常に強く反省している。
採用前に理研CDBで客員研究員2年やってるから通常の公募とかなり違うんじゃないかな。博士学生から直接助教にあげるときのような、ズブズブ感満載で面接したんじゃないだろうか。
僕の分野(理系基礎分野)だと助教も公募で決めるのですが・・・
それにポスドクを経ないで学生がいきなり助教になったりはできないです。業績足りないし。(いるといえばいるけど、伝説化しているような天才)
おっしゃっていることが本当なら相当ひどいですね。ちなみにどちらの分野ですか?
少なくとも仁科センターの方だと副センター長ってそんな力なかったと思うが・・
センター長戦略プログラム研究ユニットってポジションはこちらにはないからよくわからないけれど、
「業績のない若手のために」とあるところをみると基礎科学特別研究員みたいの?
少なくとも基礎特研の場合はボスに強力に推薦してもらうとプレゼンまでは行けたりするけれどそこでガッツリ絞られて落とされてるよ
生命科学系の方は知らないけれどあなたの言う通りだとしたらヒドイところだな
僕は物理でよかった
小保方さんは若山研で客員研究員の身分で研究してたのなら、推薦書なり人物評価書なり書くのは若山さんじゃないの?
小保方さんの経歴もよくわからないんだよな
STAP細胞論文、というか小保方さんは不正・捏造疑惑で「真っ黒」状態のようです。
http://stapcells.hatenablog.com/
別の研究のはずの博士論文からNature論文への使い回しをしていたとしたら、さすがにアウトだろう思います。論文は近々取り下げとなるのでしょうね・・・。この件が、日本の幹細胞研究、ひいては、基礎科学研究への逆風にならなければよいなと思います。
STAP論文の共著者にしても理化学研究所にしてもNature査読者にしても、これから批判の対象になるのだと思いますが、彼らにしても「まさかここまでやる人が研究者がいたのか!!」という感じではないかと想像します。
特に、理研の責任はこれから追求されるのだと思います。しかし、研究者倫理を教育するのは大学・大学院ですし、早稲田大学も同程度以上に当事者意識を持つべきだろうと思います。
ところで、生物学は分野外なのでよく分からないのですが、この論文の著者は8人いますよね。
自分の感覚だと、研究に実質的にコミットできるのは、(資金獲得をする人を入れても)3,4人、せいぜい5人が限界で、共著者8人もいたら、密に議論を行うのが難しいよなあ。
一ヶ月に一時間もコミットしない人がどうしても出てくると思うのですが。
謝辞に入れるのなら分かりますが。
http://d.hatena.ne.jp/m0612/20100414/p1
うん、まぁ言いたいことは分かる。
ただねぇ、その魚研究の教授さんを擁護したいあまりファビョって工学、農学、医学、薬学あたりにまで矛先が向いちゃってるのよ。
具体的には
「文明というものは人間の純粋な好奇心による知的探求から結果的に生じたおまけ、なんだったら排泄物でしかない。」
「真理を追究していたら、偶然にも文明がいっしょにぽろっと現れて、それの恩恵を人が受けている、それだけである。」
「はっきり言って人の役に立つなんて事は、真理を明らかにするという事に比べたらあまりにも矮小」
この辺ね。
ここまであからさまな実学ディスも珍しいからどこの理学部出かと思ったんだけど、ド文系の詩人さんだっていうからビックリよ。
基礎科学の例として化学が挙げられてるけど、あれは"金儲け"を念頭に置いた錬金術を始祖とする学問だからね。
どうもステレオタイプなイメージだけで語られてる気がするなぁ。果たしてどこまで理系の研究事情に精通してるのやら。
"人の役には立たないが、張本人らが楽しいからやってるんだ"という共通項を持った基礎科学研究者に詩人であるご自身を投影して自己擁護しているようにしか見えないのですよ(ただし、一口に"役に立たない"とは言っても前者は長期的に見れば人類に多大な恩恵をもたらす可能性もありますわな、ご指摘通り)。
まぁそれはそれで結構ですが、その過程で自分らとは相容れない人々、つまりは実学をやっている人間をも蔑むのはどう考えても勇み足。
まともに実学やってる人間は基礎科学(研究者のうちのほんの一部が残した偉大な業績)から多大な恩恵を授かっていることを日々痛感していますから、わざわざ基礎科学マンセーの実学sageされたところでねぇ。
んで引用した文言にツッコミ入れていくと、まず一個目ね。「文明は糞でしかない」と。言いますなぁ。あなたがその文章を綴るにあたってカチャカチャやったキーボードとそれに繋がってるパソコンね、そいつらを開発するのに一体どれだけの人間が汗水流したのかと。そもそもだよ、文明が芽生えるにあたって必ずしも"知的好奇心による真理の発見→実生活への応用"というプロセスが成り立っているわけではないんだけど。例えば熱力学ね。どこぞの文系さんがよ~く飛びつく"エントロピー"っつー概念、これは熱機関(エンジンみたいなもの)の研究から生まれたものなんですわ(カルノーサイクルでggってね)。機関車やらなにやらを動かすための動力、つまり実学無しでは基礎科学の一端を担う熱力学は発展しなかったわけ。
んで二つ目、「偶然にもぽろっと」… 力学の基本法則を押さえたからといってテキトーに金属片ガチャガチャやってるだけでロボットが作れるかっての。
そして最後の「矮小」 これねぇ、本気で人の役に立とうと頑張ってる人間に対してフェイストゥーフェイスで同じこと言えるの?
あなたが何をしたいと思おうか、何に力点を置こうが、自分は一向に気に留めませんが、その趣向を一般化しちゃいけんわなぁ。
ヒスを起こして無害な、というよりも有益極まりない人間に対してまで攻撃性を見せてしまう人間の方がよっぽど「暴力」的だと思う。
ひまなので憲法の判例(憲法にかんする事件について裁判所が出した判断のこと、憲法というのは中学校の社会科でさんざん習ったあのギョーギョーシイ条文です)をみていますと、何でこんなよくない判断が堂々と出るのかと、ふしぎに思ってしまうものがあります。
一つにはポポロ事件というのがあって、大学生が大学で政治のことについて研究集会をしていたら、近くの警察の人が一般人のふりをしてその集会にもぐりこんだり、学生や先生を尾行(ストーカー)したり、盗聴(!)したりして、何を考えているのか情報収集していたそうです(ちなみにポポロとは集会を開いたサークル名だそうです)。こりゃかなり怖いですよ。なぜ警察がそんなことができるのかわからない。
これについては、憲法に「第23条 学問の自由は、これを保障する。」という条文があるので、警察が学問の自由を侵害しているということで、裁判になりました。
しかし、裁判所は、くだいて言えば「政治集会は実社会の政治問題の研究であって、まじめに真理を研究する学問じゃないから、23条に当てはまらない。なので警察が活動していたとしても、憲法に反しない」と言いました。
こりゃかなりひどいですね。大体、法学や政治学という学問には、真理はないと言われているし、政治そのものを研究することが学問である、と言えるわけです。法律や政治だけじゃなくても、政治を研究することが学問と言える分野はたくさんあります(経済学、社会学)。なのにそれを言わずに、「政治集会は実社会の政治問題の研究であって、まじめに真理を研究する学問じゃない」などと、誰が見てもトボけたことを言って、警察を勝たせました。これが最高裁判所(裁判所の一番上で、最高のケンリョクを持っています)なのだから、あぜんとします。ちょっと考えれば、政治集会だって学問の範囲だと思い至るのに、警察を勝たせたいがために、考えないふりをして、その一歩手前で考えるのをやめているのです。
憲法というのは、こういうとぼけた都合のいい判断が、判例100選などと言われて、権威のある書物に堂々と載っているような学問です。
ちなみに、上の事件だと、学問の自由だけでなく、プライバシー権の侵害にもなります。たかだか政治思想がどうのこうのというだけで、警察の人に尾行されたり、情報収集されたりするのでは、安心して生活も出来ません。あなたが誰にも見られていないと思っていることでも、この社会には本当はすべてお見通しということがあるようなのです。上の事件は、あなたには関係ないよその世界のことではないんですよ。言ってみれば、知らないうちにあなたの生活が(自室でやっていること、風呂トイレまで全て)全部見られていたにひとしいような事件なんです。「へー、そうなんだー」なんて言っている場合じゃありません。
どうしてこんな明らかに憲法違反なことが、この社会にはまかりとおっているんでしょうか。みなさん、もっと真剣に考えてみてはどうでしょうか。
基礎科学好きは、多かれ少なかれ、変人奇人の集まりである。というか、変人奇人でないと、務まらない。そして、日本は昔から基礎科学に冷たい。そんなものが、何になるのか。そんなことしたって、食えないよ。はっきりとは言わないまでも、暗黙に社会がそういっている節があるのは、社会に敏感になれば枚挙に暇がない。しかも、変人奇人というのは、融通が利かないから、世間から疎外されると、折り合いをつけられずに怒り出す。大人しい人もいるにはいるが、たいていの人は怒っているのではないか。周りがポカポカした陽光の下で、法律や医術で順調に人を食っていて、社会でもそれが奨励される。そんなところで、独りだけ「自然対数の底の超越性の証明」などと格闘していても、今ひとつ満足が行かない。基礎科学でニコニコしているのは、生まれつき温和な性格な人で、ほとんどは、胃に穴を開けているのではないか。
私も、そちらの方である。何だか世間がむかつく。もう「大人」だから、昔に比べたら我慢しているが、ときどき爆発しそうになる。あまり考えつめていると、ノイローゼになるから、最近では開き直って、何事も自分に都合よく解釈し、元気があれば世間を変えてやろうなどと考えている。なに、人間は元々「自分の帝国」の中で生きているものである。世間に合わせるというのが、考えてみれば異常な事態である。自然社会では、「俺のものは俺のもの、お前のものは俺のもの」が正義であるし、自然たる子供の頃だって、思い出せばそんな感じだった。それが初期設定なのである。社会規範を守るのは、仕方がなくてそうするのである。何も日頃から法律条文の精神を理解し、品行良くしている必要はないのだ。実害さえなければ、好きに考えていたっていい。あるときは、喧嘩も辞さない。
世間に言いたいことは、基礎科学という、変人奇人でなければ勤まらない分野があること、そうした分野が長いスパンで社会の根本部分を転轍(大転換)すること、金や時間といった短期的な価値ばかりに目を向けるな、ということ。
それって別に日本の功績でもなんでもないんだから
あんたの中では根岸研がどこにあるかだけで日米の大学の優劣が決まるのか?
別にノーベル賞なんて所詮は有利不利で取る賞なんだから
それは言いすぎだが、ノーベル賞を取れるのに有利不利があるのは間違いない。実際、根岸先生も鈴木先生も師匠が同じで、その人がノーベル賞の推薦人だったというのは報道されている。要は学閥というと言いすぎだが、どうしても人間である以上優劣つけがたい研究者がいれば身内がよく見えてしまうのは否めない(自分の研究分野・手法に情熱を持っているのだから、近い人にどうしても好感を持ってしまう)。実際、同じような発見を前後してやった人がいれば、どうしても自分に近い人にその功績を帰したくなる。例えば「コーシーの不等式」がロシアでは「コーシー・ブニャコフスキの不等式」と呼ばれたり、「ホッジの定理」が日本(の一部)では「ホッジ・小平の定理」と呼ばれたりするのはその典型例だ。
そういう意味で、ノーベル賞受賞者の周辺を見るという手法ではどうしても米国以外を過小評価することになる。
バロンドール受賞者ばかり見て「スペインやイングランドのリーグはドイツやフランスより無条件に優れている」とは言えないだろう?実際、W杯のイングランド対ドイツ戦はドイツのボロ勝ちだった。全体としてスペインやイングランドのリーグの方がドイツやフランスよりやや上なのは確かだが、スペインやイングランドがドイツやフランスに学ぶことがないというのもまた嘘だ。