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2022-11-14

東工大博士号をとったPDだけど常勤大学教員女性採用枠に賛成

anond:20221113111747

初めに断っておくと、話題になっている東工大入試女子枠については手放しに賛成できない部分もあります

しかしそれは細かい制度設計に関する部分であり、「女子枠というもの存在すること自体男性差別であり、純粋能力のみで合否を決めるべき」に類する意見には賛同しません。

一般論として言えば、何らかの形で女性枠というもの必要になると私は考えます


人を説得したいなら自ら身を切ってこそだろうと思うので、私自身に直接関係のある話をしましょうか。

私は現在任期付きのPDという肩書きを頂いております給料手取りにすると20万に届きません。そこから奨学金を返済したり、家賃を払ったりしています

正直キツいです。

それでもPDという枠を勝ち取ることが出来たのは十分に幸運であり、任期付きの限られた期間の中で新たな研究結果を出し、次の受け入れ先を探して走り回る必要があります

そういう世界です。私が選んだのですから、後悔はありません。


学生女性枠なんかよりも遥かにから、そうした採用には女性枠があります公募情報を見ていると、元々数少ない公募の中に、少なからず「女性限定」というものがあるのです。

賛否両論あると思いますが、私は賛成です。

正直に言えば、ギリギリ生活に伴う耐え難い苦痛と重圧の中で、「女性枠なんて……」と、羨ましいのか憎いのかわからないドス黒い感情が湧き上がることもあります大学入試女性枠に反対する気持ちも分かります人生がかかった話ですからね。


「男女差は本来ありえないのだから、50:50になるまでアファーマティブ・アクションは続けなければならない」とでも言われれば、それはそれでエビデンスに基づいた科学的な議論がなければ、「男女差は本来ありえない」という主張は冷静に批評されるべきでしょう。

一方で、卵が先か鶏が先か、現実STEM教育世界が実際に男性社会であり、それ故、少なくとも結果的には男性有利となっていることもまた現実ではないでしょうか。

差別のない理想的状態というのがどういうものであるのか、人類はまだ答えを出せていないようです。しかし、少なくとも現状程度の女性枠であれば、それは理想に近づくための第一歩ではないかと私は考えています


差別というものは、それが自らの地位を安定させるから、温存されるのです。であれば、差別を解消するためには、自らの地位を揺らがせる覚悟必要になります

差別解消とは痛みを伴うものなんですよね。

「痛みを伴えば差別解消になる」とは言いませんが、少なくとも、大学入試を含めた様々な場面で、何らかの形で女性枠を設けるという痛みは、必要な痛みになるだろうというのが私の意見です。


でも宇崎ちゃん献血ポスター問題があったとは思いません。

2018-07-19

博士課程3年もこの時期になると公募情報めっちゃ気になってくる

ワイみたいなダメ博士をどっかポスドクとして拾ってくれるラボいかなあ…

人助けだと思ってどうか頼みますよ各位、物理系はほんまきっついで。数学よりなんぼかマシかもしれんけど。

2014-10-06

特定大学出身限定研究者公募の是非

ある旧帝大の話.A大学とする.

研究分野を問わないポスドクや特任助教複数名分の「公募」枠を毎年出している.しかし応募者の条件がちょっと研究者業界常識とかけ離れていて,「A大学出身であること」という条件が含まれている.そんな条件の書かれた「公募」を各所に流すわけにもいかないから学内メーリングリストやA大学関係者の間でのみ情報が回る.もちろん,インターネット上にも公募情報掲載されていない.

普通研究者公募では出身大学大学院なんてものは問われない.研究能力があるか,実績があるかで判断される.もちろん出来レース場合に,特定の人を採用することが最初からほぼ決まっているということもあるだろうけど,「A大学出身であること」なんて条件はそれでも絶対に明記されない.見たことがない.

ポスドク問題が騒がれて久しいこの業界で,自分のところの大学院出身者は他の大学ポストにも応募し,しか自分のところで「公募」するポスドクや特任助教自大出身者に限定する.こんな馬鹿げたことが許されるのだろうか.

国際競争を高めるための圧力が日増しに増大する昨今,裏でこんな汚いことをやっている大学もありますよ.

2014-05-19

小保方さんはコネ採用だった、は本当か?

この記事

なるべく元ソースリンクを貼っている。 ソース引用こっちの記事に移動しました

まとめは記事の最後

以下本文。

笹井さんのコネ採用説は時系列おかし

ネット上では笹井氏が小保方氏をコネ採用したといわれているがこれは時系列的におかし


笹井氏がSTAP及び小保方さんを知ったのは専攻面接時

コネで小保方さんを押したというのは時系列が合わない。

[参考]

【笹井氏の会見詳報(2)】「ほとんど若山氏の…小保方氏をリーダー抜擢した理由は…京大に詫び、仲直り」(2/4ページ) - MSN産経west

【笹井氏の会見詳報(2)】「ほとんど若山氏の…小保方氏をリーダー抜擢した理由は…京大に詫び、仲直り」(4/4ページ) - MSN産経west

小保方さんの理研採用までの経緯

ここで小保方さんの理研採用までの経緯をまとめておきたい。

小保方さんは 2011年03月 - 2013年3月まで 若山研(当時理研) の客員研究員である

まりユニットリーダー採用までの小保方さんの所属理研ではない。

知らない人用に説明しておくと客員研究員とは共同研究のための仮の身分のことだ。

実質的にはIDカード(鍵のこと。身分証ではない)を作ったり、机を貸したりするためにある。

まりゲストアカウント。当然無給。

無所属では理研の客員研究員にはなれないので素直に考えるとハーバード大カンティ研所属だろう。

若山研の客員になるまでの経緯は以下のようだ



小保方さんのポジション(センター戦略プログラム) の公募情報 を見るに3人分の人物評価書が必要である

申請課題から Vacanti 氏は確実として

小保方さんの経歴からいうと (早稲田) 常田氏、(女子医大) 大和岡野氏、(理研)若山氏 の中から残り2人か。

それでは若山さんからコネ採用はあったのだろうか?

コネ採用がなかったという証拠はない。が、あったという証拠もない。

これは疑う側が根拠を示さねばならないだろう。

理研採用

いったん小保方さんの採用の件を離れ、一般的理研採用基準について書く。

ただし、僕の私見なので注意していただきたい。

とりあえず、やまもといちろう氏の記事に少々ツッコミをいれさせてもらう

理研の人事を批判するなら、同じ口でシンガポールを目指せとか絶対に言うなよ: やまもといちろうBLOG(ブログ)

 私自身はあんまり理研には詳しくないけど、周囲には現役もOBもいるのでニュアンス的にはコネ採用クズが大量にいるんだろうという雰囲気は伝わってきます


コネ採用クズとは具体的に誰のことを言っているのかわからないが、

もしもPI、主任研究員クラスのことを指しているのなら言った人は相当な自信家だろう。

このクラス採用されるにはそれ相応の業績が必要だ。

もしもセンター長、副センタークラスを指して言っているならそれは単なる無知だ。

(副)センター長はノーベル賞クラス比喩ではない)、少なくとも日本代表する研究者である

少なくとも僕の知るかぎりはそうだ。

最近はてなブックマーク理研総合脳科学研究センターのPIの話が話題になっていた。

ぽろっ: 理研任期付きPIの苦闘

書き手理研所属ではなさそうなのと、理研BSI理研内でも特に厳しいと噂されている場所なので

その辺は差し引いて読んで欲しいが、こちらのほうが僕の知っている理研に近い。

理研はかなり徹底した成果主義、というか業績至上主義という印象を僕は持っている。コネ採用とは正反対だ。

理研名誉のため言っておくが、若手支援も力を入れている。基礎科学特別研究員とか、後述の小保方さんのポストとか。キャリアパス支援室とかもあったね)

スーパースターを引き抜きまくっているのが理研だ。

誰かが「理研読売ジャイアンツ」と呼んでいたのが一番しっくりくると思う。

それでは小保方さんの採用は何だったのか?

他のPI、主任研究員と比べて小保方さんは異例の若さかつ業績も少ない。

(さらに実際、PIとして実力不足だったことがSTAP騒ぎで露呈した)

おそらくこの辺りがコネ採用と疑われた原因ではないだろうか。

それでは小保方さんのポジションは何だったのだろう?

小保方さんの採用された「センター長戦略プログラム」とは

業績に関わらず研究計画の斬新性・独創性を評価し、若手・女性積極的採用しているポジションのことである

[参考] センター戦略プログラムとは

若手PIの積極採用

世代指導研究者の育成に貢献するため、チームリーダー等の採用においては、広く国内外へ向けた公募を行い、積

極的に若手・女性研究者を登用するよう努めている。22年度に採用したPI3名は、いずれも40歳以下である

創造研究推進プログラム (略) センター戦略プログラム (略)







理研採用審査

業績リスト、5年分の研究計画書を提出。主要な業績と研究計画についてプレゼン採用審査する。

(知らない人は研究者の採用 (追記:小保方さんのポジション 公募情報)をどうぞ。)

理研場合は各研究室ボスと外部から呼んできた教授たちが審査するかと思う。

[私見]

ところで僕にとっては「理研コネ採用」は「学振コネ採用」くらい信じられない。信じられないというよりも想像付かない。

だって宇宙の人の審査素粒子原子核やら加速器やらの人達が加わるようなかんじですよ。

例えるなら長嶋茂雄朝青龍イチローが並んでいる前で「僕はピンポンについて才能ある選手です」というプレゼンを行うようなものです。ミスターに「それでキャッチャーはどこかね?」とか言われて頭を抱えながら質疑応答するわけです。

仮に僕が優秀な野球選手ミスターに気に入られ猛烈プッシュされたとしましょう。それでも朝青龍イチローにとっては知ったこっちゃないわけで、僕はプレゼン(+業績リスト)で彼らを納得させなければならない。

(これが「コネ採用」も「学会陰謀で云々」も胡散臭くかんじる理由。)

理研にかぎらず学振しろ科研費しろ公平性を重視する審査」はだいたいこんなかんじで

「ある分野では大御所だけど僕の分野には詳しくない」人達が判定するわけです。

何で専門家審査しないかって?

ピンポン選手ピンポン選手達に評価させたらそれこそコネ採用とか、ライバル蹴落とすとかあるかもしれないでしょ?

からこうなっている。

「公平な採用システム」が裏目に出た?

こんなわけで「公平性にきわめて配慮して」作られたのが現在システムなわけだけども

その反面、「 研究能力よりも、作文能力プレゼン能力の高いやつばかり評価される」という批判は以前からあった。

プレゼン能力研究能力のうちだろ甘えんなよ!という意見もあるし、まぁ、研究能力のある人はだいたいプレゼン能力もあったりするので一概に批判もできないけど)

しかしたら小保方さんのケースは驚異的なプレゼン能力で「若手育成枠」を次々と突破してきた人なのかもしれない。

以下は小保方さんの経歴からの一部抜粋


この経歴すごいよね。STAPの件がなければ「さすが小保方さん」などと言っていたと思う。

少なくともプレゼン能力は高かったのだろう。

しかも「STAP細胞」なんて一般人も大騒ぎしたほど「わかりやすくて」「斬新」かつ「独創的」だ。

センター戦略プログラム採用されても不思議ではない。

早稲田を叩けばいいよね?

ネット上では早稲田が叩かれているが小保方さんの実際の経歴はかなり複雑だ。

以下こちらから一部抜粋したものに追加改変。



早稲田の一研究室だけならともかく、早稲田女子医大ハーバードも腐っていたというのはなんだか変だ。

どこで基礎的な教育が抜け落ちてしまったのか?

例えば、分野転向を繰り返すうちに基礎的な教育が抜け落ちてしまった可能性はあるだろうか?

早稲田を叩いておしまいにせずに冷静に見直してみるべきではないだろうか。

まとめ



僕の立場

トラバ

http://anond.hatelabo.jp/20140519175730

こういう文章を書くときは、藁人形たたきにならないように相手の意見引用することが大事だと思いました。


コメントありがとう

個人のブログ増田引用するとトラブルになりそうだな。

google検索結果貼ればいいかな?

google:小保方 コネ採用 笹井

2014-05-09

研究者採用 (追記:小保方さんのポジション 公募情報

http://anond.hatelabo.jp/20140509110752

研究所には採用担当者なんていないんだよ。研究者審査している。

小保方さんの場合理研CDBのちょっと特殊ポジションのようなので俺は良くわからない

なのでなるべく一般的な話をしてみる。

(小保方さんのやつは「実績のない若手にチャンスを与える云々で5年任期」との事なので、理研基礎科学特別研究員 あたりを思い浮かべながら書いてるよ)

(追記:小保方さんのポジション公募情報 だいたい同じようだ)

書類審査プレゼン

業績リスト

自分のこれまでの業績をA4数枚で素人向けに解説する。

論文リスト代表的論文をつける。

研究計画書展望

これから研究計画を書く。

プレゼン

審査員達の前で自分の業績の解説。研究計画をプレゼンする。

審査員

いろんな研究室ボス達。大学で言うと教授達。

理研場合は外部から人を呼んで審査に加わってもらったりすることもある。

どんな研究者自分の分野だとプロなんだけど、ちょっと専門を離れると素人になる。なのでいってしまうと素人達が審査をしている。

これは「研究能力よりもプレゼン能力文章作成能力で決まってしまう」と批判されることもある。(一方で、プレゼン能力研究能力の一つと考えている人もいる)

プロ審査させろよ

審査員を申請者の同業者で固めてしまうといろいろ悪いことがおきるかもしれない。

ライバル嫌がらせするとか、仲のいいやつをひいきするとかね。

からちょっと専門外の人達審査に加わる。これは科研費でも学振でも一緒。

それに申請者ひとりひとりに合わせて専門家集団を呼んでくるのはちょっと現実的ではないよ。

人物評価書

はいえ「プレゼンけが上手くて研究能力がない人」が入ってくると困る。

これを防ぐのが人物評価書。のはず。

申請者をよく知る人、例えば指導教官なんかが申請者の研究能力その他を評価する。A4一枚くらい。

「怪しいやつ」をはじける一方でトラブルの原因になることもある。評価に個人の主観が入るからね。

それにパワハラアカハラにつながってしまうこともある。

小保方さんの場合

人物評価書が機能しなかったのかもしれないね

小保方さんの経歴を見るにプレゼン能力のある人なのかもしれない。

「若手のための〜」なので業績は少なくていいだろう。

本来、人物評価書で弾かれるはずだったがそうならなかった。

(たとえ素晴らしい研究計画で採用されたとしても「いろいろやらかすから教育しなおせ」と書いてあったら結果は変わってたかもしれない)

小保方さんの経歴 [ バカンティ研2年 → 早稲田でD取得 → 若山研で客員(無給)2年 ] を見ると、評価書を書くとしたらバカンティさんかな?(若山さんかもしれないけど)

カンティさんは専門家人達の間で評判がよろしくないようだし、報道を見る限り小保方さんを高く評価しているみたいだね。

(評価書を書く人自体が信用出来ないならチェック機能にならないよね。)

ちなみに評価書をデタラメ書いてしまった場合は「評価書の信頼を失う」という形で同業者からペナルティを受ける。

(仮に小保方さんの評価書を書いたのがバカンティさんだとすると)バカンティ研の学生研究者になりにくくなる。

(追記)

2ch 見ててみつけた

公募情報

https://web.archive.org/web/20130310010525/http://www.cdb.riken.jp/en/06_jobs/0601_search01.html

ウェブアーカイブ元のページは一部残して消えているみたい。

[Application Documents]

1) Curriculum vitae, including a brief summary of research experience

2) Proposal for a five-year research project

3) Name and contact information of three references

Please write all documents in English.

[Deadline]

Review of applications will begin December 1, 2012 and continue on a rolling basis until the positions are filled.

December 1, 2012

小保方さんの審査2012年冬なのでこれで間違いないと思う

1) 研究業績リスト 2) 研究計画書5年分 3) 申請者を評価できる3人の連絡先

【Selection process】

Screening of application documents, presentation seminar; interviews, etc

書類審査通過後、プレゼン面接

参考

毎日新聞 http://mainichi.jp/feature/news/20140314mog00m040006000c6.html

 Q 小保方さんは未熟と言うが、そういう人がなぜユニットリーダーになったのか。

 竹市 私たち研究室のヘッドとなる人は公募だ。書類審査と、どんな研究をし、今後何をしようとしているかプレゼンで決める。STAPにインパクトを感じて採用したが、過去の調査が不十分だったことを非常に強く反省している。

ブコメ

id:augsUK

採用前に理研CDBで客員研究員2年やってるから通常の公募とかなり違うんじゃないかな。博士学生から直接助教にあげるときのような、ズブズブ感満載で面接したんじゃないだろうか。

えっ!? なにそれこわい

僕の分野(理系基礎分野)だと助教公募で決めるのですが・・・

それにポスドクを経ないで学生がいきなり助教になったりはできないです。業績足りないし。(いるといえばいるけど、伝説化しているような天才

おっしゃっていることが本当なら相当ひどいですね。ちなみにどちらの分野ですか?

 
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