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はてなキーワード: 生命科学とは

2018-08-06

医師一人育成に5000万かかってて、それを税金を筆頭に学費寄付金で賄ってるんだから離脱が少ないかつ体力ある男が多めに医者になって文句ないだろ?

国家資格必要専門職で将来的な職業と直結してる、多額の税金が投入されているという意味でも医学部は別格。

女子でも医師を目指すなら専業主夫になってくれる旦那を捕まえて、男性医師と同等の仕事をする覚悟くらい必要だろ?

ただ医学を学びたいってだけなら、生命科学とか医者にはなれないけど、医学を学べる学科に進めばいいんだし。

2018-07-31

anond:20180731170737

ご指摘ありがとうございます私自身を含めてですが、能力のない人がこの分野に進むのをやめさせたいと思って書いただけです。優秀な方とか生命科学に誇りを持っている方はこんな文章見てないと思いますので、そういう方々のことはそもそも想定しておりません。

生命科学系に進学する前に考えておくべき事

東大理二→ピペド大学院生です。

ピペドな私が生命科学について思うことを書きたいと思います

所詮学生意見に過ぎないので批判等は容赦願います

生命科学系に進もうとしている人へ

お勧めしません。名前には厚かましくも科学なんてカッコいい単語がくっついてますが、生命科学なんて科学でも何でもありません。ちょっとした仮説とただのブルーカラーな単純肉体労働で成り立ってるものにすぎません。

生命科学は一応分類上は理系に含まれますが、工学数学化学等とは違って、理数的な能力活用できる場面に出会うことは殆どないです。細胞濃度とか溶液濃度みたいなクソ簡単計算くらいしか出てきません。文系上がりの人間でも生命科学はできます

理系で優秀な頭脳をお持ちの方が生命科学に進んでしまうと100%後悔します。絶対にやめましょう。

To make matters worse, 生命科学は理数的な要素が極めて少ないだけではなく、学生の将来のキャリアパスも非常に不透明です。学部修士で出るんだったらまだ何とかなりますが、この分野で博士まで進学してしまうと非常にやばいです。早まってはなりません。

アンサイクロペディアピペド記事とか2chとかで生命科学の闇が頻繁に語られているのにもかかわらず、なぜか生命科学に足を踏み入れてしまものが後を絶ちません。(私もその一人ですが.....) どの分野に進むかは熟考に熟考を重ねたうえで決めましょう。

後悔してからでは遅いです。

生命科学系はなぜやばい

一にも二にも社会で応用できるような汎用性の高い専門技術が身につかないからです。生命科学系の研究一生懸命やっても身につくのはピペット操作PCRトランスフェクション、、、、いずれも単純作業しかありません。こんなの誰でもできます

工学系で一生懸命やればプログラミングとかネットワーク構築とかができるようになります。めちゃくちゃ需要あります

化学系で一生懸命やれば有機合成とか高分子合成とかができるようになりますこちらもやはり引く手あまたです。

もうわかりますよね?

生命科学系は必要とされていません。

生命科学研究したいなら?

生命科学の分野の頂点にいるのは医師です。医学部以外で生命科学をやっても勝ち目はありません。どんなに頑張っても一番最後のおいしいところは全部医師にかっさらわれてしまます

まりどうしても生命科学研究したいのであれば医学部に行くしかないのです。ピペド搾取する立場に回りましょう。

また、非医学部出身者だとやはりミクロ細胞)な視点に陥りやすくなってしまい、その点でも医師にはかないません。解剖学も学ぶべきです。

医学部に行けば医師免許という超強力な資格をゲットできるので、研究者としてやっていけなくなっても路頭に迷うことはありません。

生命科学研究をやりたいけど医学部に入れる学力はないという状況にある人もいると思います

はっきり言いますけど、医学部に入れない頭脳しかないのに研究者を目指すこと自体がばかげています

バカ研究者を目指しても無残に散るだけです。変なプライド自分の身を亡ぼすことになりかねません。何事にも素養必要です。現実を認めましょう。

生命科学以外でも活躍できる場所はいくらでもあります。他をあたってください。

生命科学系に進むメリットはあるのか?

生命科学の唯一にして最大のメリット医学部への学士編入が容易(ただし旧帝&トップ私大非医出身者に限る)であるということです。(私も今年度医学部編入試験受験する予定です。多分受かります。)

しか医学部学士編入するんだったら最初から医学部に行けばいいわけであり、やはり非医学部生命科学をやった時間は大きなロスになると思います

生命科学系はデメリットに比してメリットが少なすます。人によっては上記メリットも当てはまらない場合もあると思います。この場合メリットが一つもありません。悪いことは言いません。別の分野を選びましょう。

生命科学に関する良書は無数あります。独学で十分習得できます生命科学はたしか面白いですが、専門的に学ぶのはよしましょう。趣味程度にとどめておくのがよいでしょう。

もし既に生命科学の闇に引きずり込まれしまった人がいましたら、そう急に脱ピペドしなくてはなりません。私のように医学部編入を目指すなり、プログラミング勉強するなり、株やFX勉強をするなりして保険をかけるべきです。現状のままずるずる行ってしまうと地獄を見ることになります。早く目をさましてください。時間は有限です。タイムリミットはすぐそこまで来ています

最後

ぐだぐだになってしまいましたが、やはり生命科学を学ぶなら医学部に行くしかないと思います医学部に入れない程度の学力しかないのなら別の道に進みましょう。   


医学部医学部医学科です。念のため。

生命科学系=バイオ系=生物系と考えてください。

海外留学という選択肢もありますが、ここでは扱いませんでした。

2018-04-22

anond:20180422022941

ある種の統計上の「いわゆる医師」にカテゴライズされない医学部医学出身者の中にはパートタイム医師とかの他にも基礎研究医というのもあるし

特に問題になりそうなところでは、「MD持ち研究者」の中には医学教員系統とは全く関係ないところでやってる人もいるという事情がある。生命科学系統とか。

統計的分類による誤差とかが問題となるのならそのへんもあったりしないんだろうか

2018-04-07

怪文書

インターネットちょっと有名なkogeraさんという人の家に泊まりにいっていました。kogeraさんは何をやっているのかよくわからない人なのですが、大学院に籍を置いているらしいので一応学生ということになるんでしょうか。知り合ったのはTwitterで、私が死にたいと思っていた時にDM相談に乗ってもらって、そこから縁ができました。

kogeraさんは基本的に面倒くさがりなのでトイレ掃除するのが嫌だという理由でいつも家の隣の公園トイレを使っていますしかも面倒だからと家から近い側にある女子トイレを使っていますちょっとした変態みたいですが、本人は自覚はないみたいです。

つい今朝のことですがkogeraさんが昨日と同じようにトイレに行くからといって出ていき、なかなか帰って来ないままスマホが鳴り出しました。私は最初無視していたのですが気になるので呼びに行こうと思いスマホを持ってトイレに行きました。kogeraさんはちょうど出てくるところで、すごく嬉しそうでした。

普段とは違い妙にテンションが高い感じでした。これは変なキノコでも食ったのかなと考えながらスマホを渡すとおもむろにその場で猛烈なフリック入力を始めました。

何をしているのか聞くと

トイレの中に食べたかった虫が居たから食べた

名前が思い出せないが昔インターネットで読んだ珍しい虫だった

・専攻は生物学とは全く関係ないが(何の専攻かは教えてくれない)、昆虫食面白そうだから生命科学研究にも興味がある

・今食べた虫がおいしかったので関連する情報をとにかく忘れる前に調べておきたい

ということみたいです。

とにかく今後はその辺にいる虫を食べないようにちゃんと私が躾けるつもりです。

2018-01-15

anond:20180115173637

でも臨床医としての経験は年齢に比して著しく少ないのだから

医学生命科学生物学系の職業研究員ぐらいしか職の口が思い浮かばないよ?

2017-06-21

https://anond.hatelabo.jp/20170621082144

前回の知恵袋も含めて騒ぎになる前の関心のある人達意見です。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13169087098

2017/1/1119:04:04

1.名乗りをあげている大学岡山理科大(非常に偏差値の低い大学)、広島大学に設置ならまだ理解が出来ます

2.2018年までに設置ってあと一年しかないんですよ!!

3.四国獣医学部がなくても鳥取山口大阪には獣医学部がある。

もし、感染病(BSEなど)が発生しても現在瀬戸大橋しまなみ大橋があり交通問題はないので、何かあれば対応がとれるのでは?あと畜産業はどう考えても衰退していくのが目に見えているのに。

4.四国学生にチャンスをって、どう考えても関東圏の優秀な学生合格しそうだし、四国と都会の学力レベルの差って残念ながら大きいでしょう。

以上のことから現実的には不可能だと思うのです。

2017/1/1605:54:23

京都案も私学前提ですが、確か京大出身者が創立した、京大パイプのある生命科学に重点投資している私大でしたしね。かなりのハイレベル研究者を集めていましたし、京都案の方が説得力があるような意見専門家の間には無かった訳ではないようですが、特区今治を含めた四国町興しが優先されたのかな。それは、それで国土の均衡ある発展と言う総合判断なのでしょう。京都は隣県で同じ特区大阪府の府大に獣医学類が、あるのもあったのでしょう。しかも、府大と市大の統合議論される微妙な時期。本当に必要なら、国公立で作れば良いとは思いますが、京都案も私学でしたから、民間活力と言う視点があったのかもしれません。まあ、いろんな事情があるのでしょう。基本的に新設が認められない獣医学部ですから特区今治市さんは、よく頑張られたと思います

2017/1/1501:43:15

設置は加○学園とA首相の太いパイプによってA首相独断で決まりました。

加○学園が得をする利権だけの理由なので獣医学部必要だとかそんな社会事情関係ないです。

いろいろ後付け理由を並べていますが全てこの2者による出来レースです。

2018年開設は流石に無理だと思います与党が今すぐひっくり返りでもしない限り開設されるのは99%以上間違いないです。

2017/1/1311:59:19

学校法人K学園はどうしても獣医学部が欲しい。ずーっと欲しかった。獣医学部に近い学部は既に持ってますし、倉敷芸術大学には付属動物病院まで設けている。 今治市経済効果を期待。笑える話、今治市議が日本獣医師会にて懇談を行った際(4月13日)、今治市には獣医師雇用は無く、将来的にも雇用の予定は無いと返答。両者の思惑が合致した。K学園とソーリは大変仲がよろしい様でパブリックコメント募集していたものの形だけで決まった様なものらしい。K学園の経営する学校大学はどれも偏差値が低く、設立されても悲しい結果になりそう。

2017/1/1311:42:47

獣医学部運営岡山の可計学園」

政府広島県今治市1月12日国家戦略特区区域会議分科会を開き、今治市に新設予定の獣医学部運営する事業者として岡山市学校法人可計学園を選んだ。

近く開かれる国家戦略特区会議での事業計画認定を経て、獣医学部が新設されれば50年ぶりで、四国で初めてとなる。

省略

内閣府は4日〜11日、国家戦略特区内で獣医学部運営する事業者公募したが、応募したのは可計学園だけだった。

2017/1/1120:33:58

獣医師を増やしたいなら、今ある学校の定員を増やせば済む話。

まり目的別にある。

2017/1/1120:10:48

関西私立大学獣医学科がないので、

獣医師志望の関西在住の学生

応募するだろうとの見込みは立ちます

経営主体学校法人加計学園で、

関連分野での大学運営ノウハウもあります

しかし、今から一年後の開設は......

どう考えても無理だと思います

また、獣医師からの反対意見も出ているそうです。

2017-05-12

サイエンスへの絶望

大学大学院生命科学/life scienceというものを専攻した結果、生命に対するscienceは無力でしかないと、自分絶望したんだなあと最近認識した。思考回路メモっておく。

近代医学いか人類を死から救ってきたか、はちゃんと知ってる。何百年前なら致死的だった疾患も、今ならたった数錠の薬で治せる。

今致死的である疾患、たとえば癌は世界中製薬会社新薬の開発に注力している。遠からず、癌も致死的な疾患ではなくなるだろう。

それで、次から次へと死の要因となる疾患を人から取り除いて行って、じゃあ人類は死から逃れられるか?

逃れられない。細胞の複製の回数には限度がある。人は必ず死ぬ

よしんば死から逃れられる技術人類が獲得したとしても、それはそれでつまらない。永遠の命とか全然ほしくない。

から結局、サイエンスをつきつめて人から病気を完全に取り除けるようになったところで死は絶対避けられない。

じゃあサイエンスってなにを目指しているのだろう。医療系のサイエンスに一生を捧げる人は、サイエンスのなにを信じたのだろう。

2017-03-23

http://anond.hatelabo.jp/20170323162129

ここに書かれていることは概ね正しい.この方は自分モチベーションが低下したことを嘆いておられる.そういう方々は大学に多くいる.しかし,日本大学にはこのような劣悪の環境の中で,モチベーションが低下せずに生き延びている集団も一部存在する.それは最近流行りの言葉で言えば,サイコパス教授だ.学生ポスドク助教そのすべてを人間として扱わず自分出世or地位or名誉のために利用する.そのため,この劣悪な日本環境の中でもそれなりの成果が出る.その業績を元手に,大型予算が当たる.更に悲劇が拡大する.私の少ない知り合いである若手研究者と話しただけでも,医学系や生命科学系,工学系(の中のどの分野でも),農学系.どこにでもいる.比較若い分野である情報/計算機科学にもいる.

最近の若手研究者は目が死んでいる.最近医学の発展により,これらの教授寿命は長い.国立大退官後も院政を引いて分野内で君臨する.偉い先生基調講演をさせるためだけの謎のシンポジウム企画される.下々の者が奔走する.ポスドク助教が偉い先生パワポをつくったり,大型予算提案書や報告書をつくったりしている.そして,外部向けには「うちのラボ生産性の高さの秘訣は若手研究者自由環境を与えることです」みたいなことを言っちゃう.若手研究者マジで国外研究機関に行った方が良いと思う.

ちなみに私は,飲み会の場で(直接の上司ではない別の教授に)口が滑って,「海外大学で働きたいっすわ.研究だけしたいっすわ.(研究上ではない上司の尻拭いの)雑用もう嫌っすわ」と言ってしまい,(直接の利害関係がない)その教授にブチ切れられた.いま思えば,自分がそういうことをしたら,周りの若手が真似をする負の外部効果があるからだろう.

海外大学研究者と話すたびに「日本大学ってなんであんなにヒエラルキー構造なの?バカなの?死ぬの?」と言われる.そのたびに儒教の影響じゃないっすかねと言っている.(とはいえ,私はよく知らないが,バイオ化学であれば,海外ラボも完全なヒエラルキー構造なのだろうと思う)

念のために書いておくと,私は海外大学で働くことを決めた.じゃあ,いいじゃんと言われるかもしれないが,自分母国に愛は当然あるし,母校にも愛はある.なので,国内大学の質が上がったり,生産性が上がることは素直に嬉しい.どうにかしたいとは思う.が,個人の力でできることは本当に少ない.ただただ悲しい.

2016-11-10

優生学科学的に正しいのか

アイドルグループ衣装ナチス制服類似していたという騒動に関連して、妙な論争が起こっている。

ニセ科学批判で有名な人物が(俺はこの人物の行動力に敬意を表するが、支持できない点も多い)、この騒動を軽視するような発言を繰り返しているため、ニセ科学批判批判派(定義曖昧な粗雑な表現だが)が「ニセ科学批判派はナチス容認している」「ニセ科学批判派はニセ科学である優生学批判しない」と言い出しているのだ。この問題に関して俺の考えを述べてみたい。

俺は「優生学は完全にニセ科学とは言えない。科学的に正しい部分もある」と考えている。ここで「ニセ科学とは何か」「科学的に正しいとは何か」という科学哲学上の概念定義を厳密に行うことは俺の能力を超えるし、そもそも分厚い専門書になるくらいの問題なので、簡単に述べるに留める。

俺は「科学的に正しい(ニセ科学ではない)」とは、「実際に効果がある・機能する」ことだと考えている。永久機関作動しないかニセ科学だ。原発は発電しているかニセ科学ではない。原発安全性経済性の評価に関して科学的に不正確な部分が多いことは事実だが、だからといって「原発ニセ科学だ」とはならない。

まり科学的に正しいかどうかは「正誤」の問題であり、「善悪」の問題ではないということだ。科学自然現象説明する道具なので、善悪などあるはずがない。道具に善悪はない。善悪は使う人間にある。包丁料理にも殺人にも使える。科学道徳倫理を追求する営みではない。自然現象原理を追求する営みだ。「科学工学技術)の違い」みたいな話はややこしいので避ける。

優生学核兵器毒ガスと同じで、科学的には正しい。ただし、優生学には民族人種血液型関係のような変てこなものも多いので、全てとは言わない。これらは「間違った(正しくない)科学」ではなく、「悪の科学」だと見なすべきだと思う。

そもそも俺が優生学を「科学的に正しい(部分もある)」と考える理由は、優生学進化学、遺伝学、育種学(品種改良)に基づいているからだ。優生学は究極的には人類進化遺伝的改良)を目的としている。これはそのまま人間品種改良だ。進化学、遺伝学、育種学、統計学大家であったロナルド・フィッシャーが優生学者であったことがいい説明になると思う。品種改良は紛れもなく科学からね。まさか品種改良ニセ科学だ」なんて言い出す人間はいないよね。遺伝学の契機となったメンデル実験だって背景にはエンドウ豆の品種多様性が背景にあったわけだから。同じく進化学の元祖であるダーウィンも鳩の品種多様性に着目していたわけだし。

血統書付きの犬猫機動戦士ガンダムZZのプルシリーズはどう違うの、というお話人間品種改良理論的、技術的に可能だ。絶対にすべきではないけど。でも希望する人間は必ず現れるだろうね。機動戦士ガンダムガンダムSEEDシリーズコーディネイターみたいに。現代でも胎児出生前診断問題になるわけだし。

もっとも、言うまでもないことだが、上に述べたように優生学理論には科学的にデタラメな部分が多い。その意味ニセ科学だとも言える。ただし、全てが間違っていたわけではない。優生学科学的に正しいかどうかは個別に論じるべき問題だと思う。優生学から無条件にニセ科学に違いないと断じるのは、それこそ科学的な態度ではない。

結論を強調しておくと、優生学科学的に正しい面もあるので、完全にニセ科学とは断言できない。しかし、完全に否定すべき科学である。その理由は「科学的に正しくないから」ではなく、「倫理的に正しくないから」である

慎重な表現を心掛けているのでどうにも歯切れが悪いな。

ちなみに言うと、上に書いたこととは少し反するが、人間という生物根本的に品種改良に適していない。その意味でも優生学科学的にあまり妥当ではない。その理由は以下の通りだ。

現代では品種改良技術が向上し(受精操作とか遺伝子組換えとか)、ピンポイントで作物や家畜目的とする遺伝子を導入できるが、つい最近まで、場合によっては今でも、育種選抜と交配による。優れた特徴を持つ個体同士を交配させ、生まれ子供を更に選抜し、交配させる。これの繰り返しだ。要は博打で「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」なわけで、ここでの要点は「短期間で多数の子供を得られること」だ。人間はこの点であまり効率が悪い。

子供が生まれから交配するまで、およそ20年もかかる。犬猫ならわずか1年だ。妊娠期間は280日もある。犬猫ならわずか2・3か月だ。出産間隔は2年ほどもある。犬猫ならば年2回の出産可能だ。

一度に生まれ子供の数は、1体だけだ。犬猫ならば5体は可能だ。

さら人間以外の生物品種改良では、ごく限られた特定の特徴のみを伸ばすことを目的としている。「あちらを立てればこちらが立たず」式にある特徴を向上させたら別の特徴が低下した、みたいな場合でも許容されることはある。犬猫の中には遺伝的に病気に弱い品種があったりするが、他に優れた特徴があれば淘汰されない。肉用に改良された家畜はすぐに成長して肉にされるので、早死にでも何の問題もない。ところが人間場合は、ありとあらゆる能力を伸ばさねば優れた人間とは認められない。「遺伝子操作の結果、知能が向上しましたが病弱になりました」みたいなことになったら大失敗だ。人間誰しも多少は不利な遺伝子を抱えているものから進化学的かつ遺伝学的には遺伝子多様性こそが種の存続に有利だと言えるわけだし。ただし、生命科学進歩により遺伝子操作受精操作技術が向上して、理想デザインドベイビーを生み出せるようになる可能性も否定できないけどね。人間科学的に可能なことは何でもする生き物だから

そもそも種全体の改良を目指すのか、特定個人家系のみの改良を目指すのかで社会的意味も全く変わる。優生学の明確な定義があるわけでもないし。

人間品種改良に向かない。その意味優生学科学的に非常に難しい。でも科学的に完全に間違っているわけではない。倫理的には完全に間違っている。

2016-09-25

いまだ根強い「本当はSTAP細胞はあった!」説がやっぱりおかしいこれ

いまだ根強い「本当はSTAP細胞はあった!」説がやっぱりおかしいこれだけの理由 | ハーバービジネスオンライン

生物系の科学者の人が書いてることだけど、

こういう中途半端意識を持った科学者発言STAP細胞問題を余計に間違った方向に持っていってるんだと思う。


生命科学専門家の間で「STAP細胞存在の真偽」についてはまったく話題にならない。それは、論文が取り下げられた時点で研究実体がなくなったとみなされるからだ。その一方で、現在、小保方氏の支持者を中心に、STAP細胞存在を信じる非専門家の人々は、少なくない。

という部分はおそらく言いたいことは正しいんだけど、

その後にドイツ実験結果報道に関する事を言っていて、

その中でドイツの結果はSTAP細胞の作製に成功したことを主張しているわけではない、としている。


言ってることは正しいんだけど、こういう、STAP細胞が実際にあるかどうか、ということと結びつける事自体

無意味なことだ、ということをしっかりと伝えるべきで、ドイツの結果が成功たかどうかに言及すること自体一般の人への誤解を招く。

これを書いてしまうと、じゃあドイツ実験がもし仮に成功してたらどうなんだ?という議論をしたがる人が出てくるわけで。

極端な話、彼女が本当にSTAP細胞作成成功していたとしても彼女の罪は消えないし功績は得られない。

まず、論文としてあれだけの嘘や不正を盛り込んだ物を書いてる時点でその成果が100%正しいものだったとしても解雇並の処分を受けるレベル

特に医学生命系の研究では「たまたま発見された様なものは山ほどあり、それを科学的に理解して利用出来る事に価値があるわけで、

よくわかんないけど気づいたら出来てました、なんてのは何も意味がないし、ましてやそこに嘘を記述してこうやって作れる、なんて言うのはただの不正しかない。


彼女の罪はSTAPが出来た、と嘘を付いたことではなく、あり得ないほどの不正を入れ込んだ論文を発表したこと、ということをきちんと認識してもらいたい。

2016-07-31

http://anond.hatelabo.jp/20160731204740

腐るほどいる

生命科学系の多くは教養の基礎数学線形代数微分積分)が終わると数学に二度と触れないし苦手意識が強い

情報系でもソフトウェアは使いこなせても原理となってる応用数学からきし理解できないなんてタイプは割と多い

ソフトを使うだけなら入出力さえ理解してれば中身はブラックボックスでも問題いからな

から最新のトップカンファレンス論文読んで素早く実装まで落とし込めるやつにはそれなりに希少価値がある

2016-06-12

研究者を辞める例:小保方晴子

同僚が研究室に小保方さんの本を持ってきたので、昼休みに流し読みした。つまるところ小保方さんは、研究のものではなく、研究している自分好きな人間だったのだと、妙に納得がいった。

そうゆう類いの人は 実は結構居る。学部四年、教わったばかりのエタ沈を嬉々として連呼していた同級生や、 修論で一丁前に能弁を垂れる後輩、 ラボ生活ベテランとなり後輩に対して ペダンチックになる同期など。しかしそうゆう人間は、基本的にはアカデミアには残らない。ポスドクを何年もやるまで自分がそうゆう人間であることに気付かなかった例はあまりにも有名だが (http://biomedcircus.com/research_02_13.html)、若くして見出されてしまい、気付くチャンスすらないまま世に出てしまった小保方さんの方が悲惨であり、少しばかり同情の気持ちが涌いた。

しかし一方で、STAP論文の発表会見の時の発言うろ覚えだが、実験がうまくいかず夜通し泣いたというような内容―には、強い違和感があった。そんなことは生命科学研究者にとって常であり、わざわざ世にアピールすることか、と。今更ながら、小保方晴子という女性理系研究者の強かさがよく現れた発言だったと思う。

学生時代Top journalを出しても ポスドク先では良い結果が出ない、というのはよく聞く。うだつの上がらないポスドク生活を何年も続けていて、論文が出ずに苦しんでいる同業者もたくさん見てきた。研究は、概して困難を伴う時間がおおい。面白い研究テーマを見つけ、ポジティブデータを出し続け、仮説を証明する。仮説に裏切られることもよくあることで、実験実験を重ね、時に才能や運と対峙しながら、ようやく一つのさな真実に辿り着く。 研究している自分が好きなだけの人間には、コスパが悪すぎて到底耐えられない、楽しめないだろう。だからそうゆう人間は遅かれ早かれアカデミアを去って行くのだ。

小保方さんと言えば、してもいない実験グラフ勝手プロットしたり、顕微鏡写真他所から拝借したりと、良識から逸脱していることを次々とやってのけた。だいたい、博士号集大成と言える博士論文や、ましてNatureへの投稿論文ともなれば、実験生データ画像・数値や、そのデータを取った日の出来事やその瞬間など、よりよく覚えているものだ。論文推敲段階では目が腐るほどそのデータを見ることになるので、顕微鏡写真など細胞の配置具合まで自然記憶に残る。足りない点を自分で描き足したり他所データを使い回したりしたことを、ケアレスミスでしたと言うにはとてもじゃないが説明が浅短だ。そしてこの言い訳こそ、データ実験には全く愛着がないことを証明している。

小保方さんが愛していたのはSTAP細胞ではなく、STAP細胞はありまぁすと言った彼女自身だ。そうゆう人間は決して珍しくはなくて、しかし大抵どこかの段階でしれっとフェードアウトしたり潔くコンサルにでも転職して経済的に大逆転したりするが、小保方さんはそのチャンスに出会わぬまま、まだ研究者としてはずいぶん若いうちに引っ張りだされてしまった。 寧ろ、派手な捏造をしたからこそ引っ張りだされたのだとすれば、 科学者を辞める契機を作ったのは彼女自身であり、必然であったと言えるのかもしれないが。

2016-05-13

とおい未来

停滞した工学宇宙科学に代わって、生命科学の発展は著しく、

全ての人類がローコストに、自らの肉体を性別や年令に関係なくデザインすることが可能となっている。

そうした技術の普及により、人類には「外見や身体的機能における平等を目指そう」という意識が芽生え始めた。

細い腕でも大きな力を出せる筋肉や、どんな肉体にも強靭に働く臓器。

白くても紫外線を通さない肌や、小さなサイズと高い思考力を両立した脳みそ

やがて多くの国で、性別による絶対的役割分担であった子作りすらも試験官での人工授精が主流となっていき、

「親と子」という上下関係すら忘れ、次第に多様な姿を持っていたことも忘れ、

すべての人類美少女の姿となった。

去年死んだ美少女と同じ数の美少女工場生産され、施設で最低限の教育を受け、一人前の美少女として生活を始める

まれ来る美少女たちは皆、障碍や精神疾患とは無縁で、知性が高く、人格者である

美少女たちは働きもするが、殆ど美少女は一日の半分を無料入学できる高等教育機関教育を受ける。

無論教師美少女であるが、教師志望の美少女が少なければAIが代行する。

美少女たちは服を選ぶように、髪の色や、眼の色、背丈や胸の大きさを自由に変える。

放っておけば成長や老化もするので、髪を切るように若い細胞に入れ替える。

時たま28かそこらまで放ったままの無精な美少女もいる。

昨日会った美少女今日は別の美少女になって、見分けの付かないことも多いから、

美少女たちは生まれると同時に自分専用のコードを発行され、それで区別をつける。

美少女たちは時に特定の個人を愛し、生活を共にするが、

それが生殖社会的地位を越えた純粋な愛なのか、はるか昔の名残なのかは、未だに哲学美少女の頭を悩ませている。

そんな美少女たちは、怪我や病気になっても新たな肉体となるので、

即死してしまうような不幸な美少女をのぞけば、そういったことで死ぬことはないが、

改造を重ねた美少女たちは、パーツを取り替えるうちに「魂」とでもいうものが擦り減っていき、やがてふっとその生命の灯火を消すのである

2016-01-21

http://anond.hatelabo.jp/20160120231718

東洋医学理論体系は科学としては間違いだが、

漢方薬の少なくとも一部にはかなり堅いエビデンスがあるし、

動物実験培養細胞への処置など現代生命科学的な方法薬理作用研究されている。

大建中湯とか麦門冬湯は西洋医学代用できるものがないので病院でもよく使う。

鍼灸についても疼痛軽減による麻酔薬の減量と便秘に対する温灸法にはエビデンスがあったはず。

ただし実証とか虚証とかそういった理論体系は科学的じゃないし普通医者は信じてない。

あくまでも薬と物理療法の一部を西洋医学現場に借りてきている状態

2015-10-27

http://anond.hatelabo.jp/20151026173123

それそうおうに飯喰って

これが普通にできるようになったのは、ハーバーボッシュ法による窒素固定やら生命科学の知見による麦の品種改良やら内燃機関による農業機械化やらができたおかげ。

生きていく

これが普通にできるようになったのは、統計学に基づく疫学確立したり微生物による伝染病食中毒対策ができるようになったり抗生物質をはじめとした種々の薬が開発されたりしたおかげ。

工業科学恩恵を存分に受けていながら、それを否定するような言動を取るっていると、知能が足りないとおもわれますよ。

2015-03-04

人間存在について

最近生きている意味がわからない。

何のために人間存在して、何を目標としてこの世の存在しているのか。 科学技術は日々発展しているが、発展した所でその先に何がまっているのだろうか。 最近人工知能がよく取り上げられているけど、人工知能のことを考えているうちに、もしかたらこ世界全体が1つのプログラムなのではないかという考えが思い浮かんだ。

プログラム世界にはオブジェクト指向という考え方があるが、これはまさにこの世を表していると思う。すべてのものオブジェクトである人間は、生命という名のクラス継承していると考えれば、説明がつく、生命はいものが備えている最も基本的もの、例えば臓器とかを実装していて、それを犬や、人間や猫が継承してそれぞれのオブジェクトを作っているのではないか、そして我々は人間オブジェクトインスタンスなのではないか。 それならば、前世というものも説明がつく。 死んだ人間インスタンスは他の人間インスタンスとして初期化され使いまわされる。 これを繰り返す。 しかし、人間は増える。 増える過程既存インスタンスでは数が足りないので新しいインスタンスを新しく作成する。 それがもしかしたら、以前のインスタンスに改良が加えられている。 なので、新しいインスタンス人間能力既存インスタンスよりも高い、よって、何か新しいもの発明できる。 そこで、科学技術進歩が起こる。 それが人類進化実態ではないか。 そして人間オブジェクトメソッドがその人間の行動を表している。 また、よく人間は潜在能力を秘めていると言われていが、それは、実装されているがまだ使っていないメソッドが多数あるという意味では無いか。

プログラム人間などの生命を作ることがかのでは無いかと思える。 もちろん、生命科学との融合によって実態を持ったオブジェクトとしてプログラム上だけでなくこの現実世界存在させることができるのではないか。

そう考えると、この宇宙は、ある一種のプログラムなのでは無いだろうか。 それを作っているのは神と呼ばれる概念であるかもしれない。 もしくは、この宇宙全体がゲームであり, それを誰かがプレイしているだけなのではないか。 なので、人間の発展の先にあるものは、この宇宙というゲームであって、そのゲーム作成した時がこのゲームゲームオーバーの時なのではないか。

ここまで書いて、更に人間存在理由がわからなくなってしまった。 とにかく、命を持ったものとしてこの世に生まれた以上、一生を精一杯生きるしか無いのだろうか。

2014-12-07

http://anond.hatelabo.jp/20141207214956

1.政治宗教経済など

小室直樹の本。これほど分かりやすい説明はないと思う。

岩井克人の本。21世紀資本主義論。

ジャレド ダイアモンド。銃・病原菌・鉄。

2.人間とは

前野 隆司。脳はなぜ「心」を作ったのか「私」の謎を解く受動意識仮説

金子邦彦。生命とは何か 複雑系生命科学へ。

藤田一照。現代坐禅講義

3.すべてを含むマンガ

宮崎駿風の谷のナウシカ

源氏物語とか古典理解出来るようになりたいが…

2014-05-22

小保方さんはコネ採用か? 俺用まとめ

もうみんな興味を失ったみたいなので俺用にまとめて終わる。

小保方さんはコネ採用だった、は本当か?

本文: 小保方さんはコネ採用だった、は本当か?
資料: 小保方さんはコネ採用だった、はほんとうか? に関する参考資料
その他: 毎日: 小保方氏採用も特例 通常審査の一部省略 に関する感想


その他読んでいて面白かったもの

笹井氏ぜんぜん悪くないじゃんトラバ生命科学系の研究者達がコメントしていて興味深い。

コネ採用がなくなったからこそ小保方が入り込んだ説

コネ採用でなくなったからこそ小保方みたいのが紛れ込むようになったのだ」

という要旨のコメントが興味深かったのだけど消えてしまった・・

確かこれ:http://anond.hatelabo.jp/20140421200041 (記事消えてる)

結局コネって何?

生命科学系の方がコネとは何か具体的に語ってくれていて興味深い。

http://anond.hatelabo.jp/20140421192907 (一部抜粋)

しかし、生命科学に携わる者が多すぎるし、研究者って頭おかしすぎるやつも多いわけで、

完全に知らないやつをとるのはたいてい躊躇するようだ

から、一応知ってる人だったり、知ってる人の強いプッシュがあったほうが安心して採用やすいという面はある

結果的に、なんらかのつながりがあるやつがほぼ採用される

しかし、有力者の強い推薦があるからと言って、業績のないもの能力のないものは、機関メンツにかけても絶対に取れない

業績や能力は当然の前提で、知名度も大事って感じやな

僕の想像していたものと相当違っていた。

コネというとぎょっとするがどうも「同業者内の評価」のことを言っているらしい。

業績が良くても性格その他に問題があったりすると「なぜかずっとポスドク」みたいなやつ・・・? あああ。

そういえば「あいゴッドハンド」みたいな噂は同業者内ですごい勢いで広まるよね。


こんなところなのか。個人的には「コネ採用」の方向には戻ることはないと思う。

公正な採用は「変なやつ」が入るリスクがある。だから「変なやつ」を評価して追い出せるシステム作っておきましょう。かな。

(ここで変なやつってのは窃盗とかパワハラとか捏造かいろいろ含めて)

その他

追加中。

上記トラックバック内で最近生命科学周辺分野についての解説があったのだけど見つからない。

誰か見つけたら教えてください。

2014-05-18

医学科学じゃない.というと勿論極論だけど,少なくとも医学部に来て学ぶことは科学じゃない.

医学,っていうと最近 iPS はじめどちらかというと基礎的な(as opposed to clinical)分野が注目されがちだから錯覚してしまいがちだけど,

医学部医学部医師免許を(ほぼ)全員がとり,まずはそれを目標カリキュラムが組まれてる学部であって,生命科学をやれるすごい学部,ではない.

基礎研究を頑張って欲しいといううちの教授たちでさえ,医学部職業専門学校だ,といってしまうような,そういう環境だ.

研究科は勿論違うと思うし,そこへの橋渡しも,少なくとも大学によってはけっこうしっかりしてるから

ここで勝手にやりづらさを抱えてても意味はないかもしれないけれど.

みんな驚くほど数学ができない.ごくごく単純な漸化式を「スウシキ」といって特別扱いして,わざわざわかりにくい遠回りをしながら式を変形する.

ある言説の陰には大量の見えない仮定が省略されていて,断定の多くは経験則に過ぎない.

たまに理由めいたものが説明されてもそれはすべて定性的で,本当にそれが妥当解釈なのかを自分で判断することができない.

「なぜ」なんてあんまり気にしない.全部気にするには時間が足りないのだろうし,そんなことを考える暇にまず病気とその治療法を覚えるのが医者には大事なんだろう.

学生も,なんだかんだそういうタイプ人間が多い.

僕には向いていない.


もしここに高校生がいて,医学部受験しようかなと思ってて,

君が物理数学の透明さが好きで,市販の単語帳なんかに頼った場当たり的に点をとれるような'勉強'の仕方を軽蔑していて,

公式を当てはめて,というような数学の解答にかすかな嫌悪感を覚える―それは本来考えて導き出せるものからタイプ人間で,

勉強が好きで,人体かあるいは医師や医系技官といった職業にそれほど強い興味があるわけでないなら,

考え直せ.君の居場所はここにはないかもしれない.

2014-05-06

stap細胞は、ありません!

バイオ修士卒。

研究職にはついていない。

論文はある程度読み取れる。

stap関連のあれこれはそれなりに追っている。

という立場で話をします。

とにかく声を大にして言いたいことは、これはサイエンスコミュニケーションにかかわる問題だということです。

科学者コミュニティ(だいぶアバウトなまとめ方ですが、便利なので使っていきますからすれば、

小保方さんが随分と悪質な捏造を行ったことはほぼ確定ルートと言って良い状況と思います

ここで修士を出た程度の僕があれこれ書き散らすまでもなく、

理研や有志の方々がいずれ粛々と事実を明らかにしてくださることでしょう。

そしてその結果得られた見解科学者コミュニティ共通のものとなることに、

(そこまで専門性の高い知識がなくとも判断できる程度の捏造があるので)それほど困難はないはずです。

周囲の方々についての見解はばらつくことと思いますが、

少なくとも小保方晴子という人の科学者としての信用は既に地に落ちていて、再び浮上することはないでしょう。

科学者コミュニティの中では。

しかし巷の人々に聞けば、

「よくわからない」「結局stap細胞があればOK」「佐村河内は悪いけど小保方さんはかわいそう」「理研の偉い人に利用されて、尻尾切りね」

と言いますよ。尋常ではない割合の高さでこのどれかが返ってきます

それこそがこの問題のすべてといっても過言ではない。

からこそ僕たちはこんなにもこの件に関して憤っているのではないですか?

この問題がここまで広がったことの一因は、最初の時点での広報戦略でしたが、

それ以上に寄与したのは小保方さんのとった事後対応でした。

理研疑義についての会見を開いた後、あれだけ不利な状況で弁護士を雇って反論会見を開くなどと、

度肝を抜かれたのは僕だけではないはずです。

しか世間の大多数の人々はこれを信用した。

小保方さんという人は一般の人々に対する訴えかけが本当に上手だった。

一方で理研の会見から、一般の人々が何か読み取ることができたでしょうか?

僕はそう思いません。

小保方さんが不正をしたんだぞって雰囲気が、理研の会見にはほんとになかったな…。

これだけわかりやす不正を、これだけ沢山の人々が認識できずにいることは、

大変に由々しき事態だと思います

からないことを印象だけで判断し信じこんでしまう人々にも問題はありますが、

仮に分野外の人がこの問題に感心をもち、実際何が起こっているかを独自に調べ始めたとして、

ことの本質理解できる状況に、現状なっていません。

この件に関して発信される情報ほとんどが、一般の人々に対する意味をなしていないのです。

例え話を使って上手に解説してくださっているブログ記事もいくつかありますが、数が少ない。

とにかく科学者の皆さんは、慎重で、控えめで、それは本当は素晴らしいことなのですが。

そりゃ、根拠となる資料は沢山公になっていますよ。

今回問題になった小保方論文だってオープンアクセスになっているし。

けれど真にフェアに問題を議論するためには、生命科学論文作成実験作法についての教養を身につけ、

論文を始めとする膨大な資料に全てあたってから論じなければならないわけです。

ぶっちゃけ僕でもそれを徹底的にやるのは結構しんどい

「あれだけ堂々とstap細胞あります!って言い切ってんだからたぶんあの子悪くないよ」って、なりますよ。

から科学者コミュニティが今しなければならないことは、ただ事実データを列挙することでも、

専門用語を駆使して不正検証していくことでも、他の研究者不正を洗っておくことでもなくて、

自分フィルターを通して、この問題を一般にもわかる言い方で伝えていくことだと思っています

本当はこれを、記者の方にやっていただきたいのですが…。

小保方さんばかり追及してないで他の研究不正も、という主張の方もいらっしゃいますが、

stapの件は全く他と異なる特殊な問題だと僕は考えます

内容のお粗末さもさることながら、

こんなに沢山の日本人が認識している研究不正は他に例がなく、

著名人にも小保方さんを的外れ擁護している方が散見されます

挙句山中さんにまで飛び火して、科学のものに対する信用の崩壊にさえつながろうとしている最中に、

悠長に他何人もの論文を調査して、「悪意のある捏造」の定義を詰めている場合ではないです。

不正を精査するなと言いたいわけではないです、念の為

ただそれを丁寧にやればやるほど専門化が進んで、コミュニティ内部でのみ効力を発揮することになっていくはずで、

少なくとも結果わかったことをそのまんま発信する意味ほとんどないと思います

正しく正確であればいいってものじゃない。

もちろん、

研究不正を防ぐため、あるいは明らかにしてこれを罰するために何をすべきか。

研究ができればいいというものではない、研究者間の人間関係権力争いのあれこれ。

W大学博士課程指導のお粗末さ…(これは本当にありえない)

など、

今回の件が提起する問題は山とありますが、研究不正はこの件に限った話ではないです。

ことstap論文問題について特筆される問題は、一般に対する訴求力です。

これに尽きます。このことをもっともっと問題視していただきたいと考えます

僕の拙い文章で、うまく伝わるでしょうか。

から、「stap細胞は、ありません!!!!」とこちらも言い切ってしまうくらいでいいと、思うんですけどね…。

2014-04-27

正義卑怯

理研石井先生論文疑義があると匿名タレコミがあったという話ですが、

http://d.hatena.ne.jp/warbler/20140424/1398320093

このタレコミになんとかアイツの論文の穴をみつけてやろうという悪意を感じるわけです。

愉快犯がやっているのか、小保方フォロワー仕業なのかは知りませんけれど。

自分生命科学系の研究現場10年くらいうろうろしていますが、今回見つかったような画像切り貼りは古い論文を探せばいくらでも見つかります

コントラスト操作してバンドの見栄えをよくすることだって、それがなぜ悪いのかが広く知られるようになる前は、オートラの焼き加減を調整するのと

同じような気楽さでやっている人たちがたくさんいたはずです。

(こういうことを書くと「研究の場でそんなことはありえない!自分の周りでは絶対ありえない!」と言いたがるひとたちがたくさん湧いてくることも

知っていますが、そういうのは安全場所から正論を吐いて気持ちよくなりたいだけのひとたちだと自分は思います。もちろん今は画像データの取り扱いに

ついて慎重になるべきだということは誰もが知っていますが、かつてPCが急速に普及して学生でも誰でも簡単に画像加工が出来るようになったはじめの頃、

その当時は今とはまた状況が違っただろうという話です)

というわけで、論文コピペを日々熱心に探されている人たちはそれぞれ信念を持ってやっているのだとは思いますが、そのコピペが結果を欺こうとするコピペなのか、

そうではないのかをきちんと見極めてやってほしい。確かに画像切り貼りすることはまったく良くないことなのですが、過去に遡ってこんな風にアラ探しをされて

重大なねつ造無知ゆえの過ちを区別せずに、ねつ造疑惑だ!と声高にやられると、これは社会に対してほとんど悪影響しか与えないような気がするわけです。

実際、今回の件で、今後論文不正調査に科学者が極めて関与しにくい状況を作り出してしまっています。どう考えても良いことではありません。

そのことに対してどう責任をとるのか、と言っても仕方ないのかもしれないけれど、こんな悪意のあるタレコミを世に出す前に、もうちょっと内容について

吟味するなりこれが社会に与える影響について想像するなりできなかったものかと思います特にこのサイエンスライターの人は、わざわざ博士肩書

アピールして、自分は専門的知識がありますよ、と言っているんだから

2014-04-21

http://anond.hatelabo.jp/20140421192907

http://anond.hatelabo.jp/20140421193136

変なこといってごめん

詳しい解説をありがとうちょっと事情が飲み込めてきた

僕の分野は研究者絶対数が少ないから国内外同業者はみんな顔見知りなんだよね

あいつは優秀とかダメだとかあいつは人格に問題があるとかが最初から知れ渡っている

たぶん、お金のない分野はどこも似たようなものだと思う

一方、生命科学系の研究者の数は膨大だから人事評価が難しいのだろうな

これは大変そうだ・・

日本とかアメリカ国策生命科学系のポスドクを大量に増やしたんだよね確か

こんな弊害もあるのか 生命系の人達はほんと大変だよなぁ

http://anond.hatelabo.jp/20140421184942

いや、生命科学だって普通健全コネでは決まらないよ。だからこそ小保方はガッツリ絞られて落とされべき人だった。

若山さんも人事の責任大きいと思うよ。少なくともこれから若山さんの書く推薦状は信用されないかもね。

http://anond.hatelabo.jp/20140421184942

通常の人事はコネだけでは決まらないよ

しかし、生命科学に携わる者が多すぎるし、研究者って頭おかしすぎるやつも多いわけで、

完全に知らないやつをとるのはたいてい躊躇するようだ

から、一応知ってる人だったり、知ってる人の強いプッシュがあったほうが安心して採用やすいという面はある

結果的に、なんらかのつながりがあるやつがほぼ採用される

しかし、有力者の強い推薦があるからと言って、業績のないもの能力のないものは、機関メンツにかけても絶対に取れない

業績や能力は当然の前提で、知名度も大事って感じやな

ちなみに助教クラスポスドクの上位みたいなもんって考えられてるので、助教の選定には受け入れ先のボスが取ると言えば取れる

講師准教授以上は、そういうわけにいかずに学科の考えが大事なので、ひとりの一存では取れない

オボカタの場合、年齢的にも、業績的にも、助教クラスに就任して恥ずかしくはまったくない

しかし、理研ユニットリーダーってのが、PI なわけで、他の人と比べても助教クラスポジションに見えないのが悩ましいところだわ

PI でも、テニュアトラック助教と思えば、まあそうなのかなという感じだけど


業績がないないって言われてるが、オボカタ助教クラスとしては十分だと思うよ俺は

俺もオボカタ以下の業績だけど一応助教やってるしなあ

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