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2021-07-11

政権交代

政権交代可能性が出てきたよな。

自民公明投票率が高くても低くても大負けすると思う。

自公維でやっと過半数に届くかどうかじゃないのかな。

勝つためにとこだわってきたオリンピックが負けの最大要因になるとは思わなかっただろうな。


追記

自民公明って支持者の相互不信が募りすぎて、もう選挙協力うまい具合にやれないところが増えてると思うよ。

たぶん公明の負けが多くなると思うんだけど、選挙で票固めをするのは公明のほうが長けてる。

まり自民選挙協力の旨味をかろうじて得て、公明はそれを失う衆院選になる可能性が高い。

維新公明相互不信が強いし、これはかなりの危険信号状態

立憲民主党が何かの自爆行為をしなければ、オリンピック呪いとなって自公を壊滅させる可能性があると思うけどね。

少なくともスガのままで選挙に勝てると思ってる与党支持者がいるとしたらお花畑しか思えないな。


追記2

ワクチンまでは別によかったんだよ。今の不足状態政権失策とは思わない。誰がやってもああなると思うよ。

ここまでは立憲と共産が協力しても政権交代なんて、まだ無理だと思ってたよ。

だけどオリンピック無観客の決断の遅さと西村大臣金融機関を使った恫喝

飲食店いじめるだけなら自民党のやりそうなことで、恨みを買う範囲限定されていた。

だけど影響がおよぶ範囲銀行、酒卸、酒メーカーまで広げるというのは頭おかしいよね。

金融庁国税庁も混乱してるし。

これは虐められてるという恨みが生まれるんじゃなくて、明らかな統治能力の欠如に映る。

さすがに自民党を支持してきた人たちも気持ちが折れたんじゃないかな。失策をしたのではなく無能であることを見せたんだからね。

選択肢がないと言って消極的支持と自己暗示をかけてきた人たちも不信感が決壊して溢れ出すよ。

西村大臣みたいなのがコロナ対策司令塔を続けるって、今まで悪夢民主党呼ばわりしてきたのは何だったんだとしか思えない。

色んな人が民主党政権時の災害への対応あいつだけは許さな発言をするのを見るんだけど、首相西村大臣はこれからそう言われ続けるだろうね。

2021-05-26

岩瀬惠子のスマートNEWS 立憲民主党代表 枝野幸男 ゲスト部分

岩瀬惠子のスマートNEWS2021年5月26日 ラジオニッポン 岩瀬惠子のスマートNEWS

radikoではすぐ消えてしまうので書き起こして置いた

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岩瀬 今朝は立憲民主党代表衆議院議員枝野幸男さんをお迎えしました。おはようございます宜しくお願い致しま

枝野 よろしくお願いします。

岩瀬 前回2月3日御出演だったんですけども その時も緊急事態宣言中でしたね

枝野 そうでしたね

岩瀬 あれは2回目の緊急事態宣言中で現在は3回目の緊急事態中。何かいつまでたっても緊急事態宣言中ですね

枝野 いや、だから、2回目が早く解除しすぎたんですよ

岩瀬 そうなんですかね

枝野 早く解除すればすぐにリバウンドするって、専門家の話聴かなくったって素人にも分かる。 

   だって沢山感染者がいるってことは症状が出ていない人たちもそれだけ潜在的にたくさんいるんだから

   その人たちが活発に動き出した瞬間に広がるのはもう当たり前のことで、

   もう今はとにかく東京で1日100人、悪くても100人できれば50人、ぐらいの水準まで下げないと

   すぐにリバウンドすると。そこまでは我慢しないと。

   そこまで我慢すればそっからちゃんとやれば、リバウンドを押さえ込んで4度目なしで済むと思います

岩瀬 そうですか

枝野 はい オリンピックとかやったらまた別ですけどね

岩瀬 やりそうですけど、二けたまで減らすには、今日新聞ね、

   あの緊急事態宣言来月の20日ぐらいまでで調整なんじゃないかって、

   ここまでで東京もねきっとそうなるんでしょうけど、減りますかね

枝野 そこでどこまで減ってるかですけど、ま多分100切るとかとかそういう話は難しいだろうと思いますけどね、

   そうするとまたすぐリバウンドですよ。一か月半ぐらいでまたその医療逼迫で大変だみたいな話、

   残念ながらなってしまますよ。むしろ変異株は感染力強いと言われてるからもっといかもしれない

岩瀬 そうですね

枝野 だからとにかく徹底して押さえ込んでからじゃなきゃダメだし、

   そこを我慢してくださいっていうのには金配んなきゃ駄目なんですよ

岩瀬 やっぱりただ「我慢してしてください」という精神論だと

枝野 それは無理なんだから

岩瀬 まあ小池知事なんかは疲れないでくださいって言うんですけど、

   でも人間ってやっぱりちょっとこう自粛疲れって出てきてしまうのはしょうがないですね

枝野 まあ、とにかく普通の人にとってもそうだし やっぱり商売関係の人たちにとっては無理ですから

   それはちゃんお金を配ると。

   それからやっぱりもうちょっとメリハリつけた方が良くて、例えば今美術館とかもダメかになってるみたいですよね

   よくわかんないですよね。やっぱりその確かに飲食とか特にお酒飲んでワイワイ騒いだらリスク高いだろうというのは間違   いないですけど、じゃあ表で飲むって話になっちゃったりとかしたし、時短の時は8時までだから7時台にお客さんが集まっ   たりとか。

   もうちょっと1年以上やってるんだから、やっぱり人の行動のパターンちゃんと読んで

   やっぱりいろんなもの我慢をしていただくにしても、「感染対策どうしても不可欠な部分どこか」「まあ一定リスクは    あってもでもここはリスクは低いからそこは許容しよう」とか、

   もうちょっとメリハリつけないと、やっぱりこれもう下手すると ワクチンに、なぜか菅さんワクチン頼みですけど

   ワクチン打ったらかからないのか?とか感染の広がりが抑えられるのか?ってまだ分からないし

   最近変異株が色々と変異してるの見ると、強い良いワクチンがあればそれに打ち勝つ変異が起きるってまあ残念ながらワ   クチンあのこういったものの体質だから本質から、わかんないですから

   ちゃんワクチン頼みじゃなくても抑えられるようなことに舵切らなきゃダメですね

岩瀬 考えてみたら確かに1年以上はコロナと向き合ってるわけですから

   1回目の緊急事態宣言の時はみんなこう得体の知れない感染症に立ち向かうということで、

   本当にあの国民皆が家の中にこもった、だからあの、車など道路も本当に空いていましたし東京都内もね。

   でも今なんて緊急事態宣言なのかなって思うぐらい車も混んでましたし。ただ一年以上のね、

   今まさに枝野さんがおっしゃったように私たち知見があるわけですからそれを使った方が良いでしょうね

枝野 例えばこれだけ満員電車毎日通勤をしているんだけれども少なくともそこが感染を爆発的に広めたっていう、

   こういう事実はこの一年出てきてないわけで

岩瀬 それこそエビデンスがそこにはなさそうですよね

枝野 で確かにお酒のんでワイワイ騒ぐと危ない。

   じゅあ例えば客席の数を半分に減らした映画館とか出てないじゃないかとか

   じゃあ飲食だっていわゆるコンパみたいなワイワイ騒ぐ飲み会は危ないかもしれないけど普通に静かに料理を楽しむ店で   客席半分でアクリルボード立ててちゃんと換気したらどれくらいリスクあるのかとか。

   ちゃんともうある程度データは色んな所でとってるんだから国で一括でちゃんと集めれば。

   あのもうちょっとやれることはある。ゆるめられるところはある。 

   一方である程度まで減るまではそういう状況でないとすぐリバウンドですよ

岩瀬 エンターテイメント界も結構厳しくて、

   例えば吉永小百合さんなんかもね演劇はいいのに映画ダメというのも物凄く悲しいって

枝野 全く意味わかんないです 意味不明です

岩瀬 そうですよね

枝野 だからこれはなんなのかっていうのは、

岩瀬 ただ思ったのは、あの例えば小池知事がね、不要不急の外出を止めてください、

   言ったけどこの映画であるとか演劇であるとか美術館であるとか、

   これを不要不急と言ってしまえば不要不急かもしれないから、そこのこう、

   言ってることとやってることが矛盾ちゃうっていうか、ていうのはあるけれども、

   でも1年経ってるんだから、やっぱりメリハリをしないと、と

枝野 そこはだって 美術館とかで例えば入場規制とかで

    あのまあ、物凄く良い展覧会からたくさん人が集まるってみたいな時に、密になっちゃ困るから入場規制しますとか

岩瀬 むしろ気持ちよく観られるみたいですね

枝野 予約制にするとかみんな工夫してるわけですよ 

   ディズニーランドなんかだって予約制で人数制限でしょ?映画館だってそうでしょ

   そういうことでじゃあ感染拡大させたエビデンスあるのか?

   じゃあ飲食だって あの本当に変に時短とかするよりは客席の数を絞らせてもらう

   そうすると売上はどれぐらい減るかとか読めるから逆に保障やすいですよ

岩瀬 そうですね 客席が半分になってしまったら、じゃあ半分を補填すればいいとか、その何パーセントとか

枝野 そこに転換をしつつ ちゃんお金必要もの払って、で、なおかつ「少しちょっと長期我慢してください」と

岩瀬 そういうことがないと長期我慢出来ないですよね 実際問題ね。そうですか。

   昨日おとといか大阪東京あたりが大規模接種会場始まって、

   菅総理が賭けているワクチン接種ですけど、あの大規模接種会場は混乱なくスムーズにいったようですね

枝野 ただ、これから各自治体が、「自治体がやってください」って自治体任せ 

   自治体はそれぞれに工夫をしてスムーズに進めようと思って、で、先行してたわけですよ

   それに対して大規模を、別に国が乗り出してきたりとか

岩瀬 やっぱり1日100万回打たなきゃいけないか

枝野 でも東京大阪を合わせてもその2%にならないわけですよね、100万件の。

   という話で、自治体の予約との混乱が出てくるんじゃないのかていう話と、

   それからいずれにしてもこれあの接種する医療関係者の数が足りないという問題なので

岩瀬 要するに注射を打つ人ですね

枝野 だから大規模でやろうがどうしようが、

   自衛隊医療関係者の皆様にご協力いたただく仕組みを作ったことに意味があるので、

   大規模かどうかは実はあんまり関係ない、と。

   問題医療従事者が足りないという状況は根本的には変わってなくて、

   そうするとまあ高齢者だけでもう7月末は多分もう無理だと思います

   その後現役世代に入ってて、とても年内に打ち切るような状況ではないですよね

岩瀬 そうかもしれませんね

枝野 で一方で、じゃあ打ったワクチンどれくらい効果あるの?って何ヶ月も効果あるの?てまだわかんないわけですよ

岩瀬 そうですよね

枝野 で、ちなみにインフルエンザ半年ぐらいなわけですよね。

   どうやら半年後にも抗体はあるらしいってところまではエビデンスがあるらしいんですが、

岩瀬 だから一年中打ってなきゃいけないということですよね

枝野 また一年後に同じオペレーションを繰り返すのかもしれません。これ分かんないわけです

   また変異がある。だからワクチン頼みは危ないです。

   もちろんワクチンをどんどんやることは物凄く大事なこと。

   それでだいぶリスクは下げられるけど、一本足打法じゃ危ないです

岩瀬 うーん、そうですか

   そういえば昨日ですね 鈴木哲夫さんジャーナリストの、がいらしてたんですけども

  「枝野さんは1年前から自衛隊を何らかの形で活用すべきじゃないって話をしていたからその話聞いた方がいいんじゃない    の」って言われたんですけれども

枝野 そうですよ 僕ずっと一年から国会でもやりましたし、えっとね

   災害対策基本法とか災害救助法という主に自然災害で使われてる法律の建て付けをちゃんと使って、

   そうすると自動的なぐらいに自衛隊の方がガーッってやってくれるじゃないですか

   あの仕組みを使って自衛隊含めてまさにあの総力あげてやらなきゃならないのに何で使わないんだって

   国会で迫ったんですけど、どうも内閣法制局が嫌がってるのかどこが嫌がってるのか、

   うーん今の法律ではできませんと言ってるんですが、

   僕一応法律家ですが、条文まで全部行きましたけど別に自然災害に限るなんてどこにも書いてないです

岩瀬 書いてないですか

枝野 書いてないです。災害です

岩瀬 もっとから 自衛隊は上手く使う方法があった

枝野 現状だって自然災害の時に自衛隊に協力をお願いするのと同じ構造だと思いますよね、仕組みは。法律的にはともかく

岩瀬 そうですか。今現在ね、大規模接種会場に

枝野 やってるわけですから

岩瀬 今ジョーカーのように出さなくても、もっと1年前から

枝野 できましたよね

岩瀬 それもだから先ほどからおっしゃっているように

   1年前からの知見をもっともっと有効活用すべきだって言うことの一つですよね

枝野 そうですね

岩瀬 じゃゃあ何につけても今の政府のやり方っていうのは枝野さんからすると忸怩たるもの

枝野 物凄く忸怩たるもの

岩瀬 ジクジクジクジクしちゃう感じですか

枝野 特にやっぱりね、官邸ですよ問題は。

   これは安倍政権の時からですけど、これこそ官邸主導じゃなきゃダメなんですよ

   つまり役所がテンデンバラバラやられちゃ一番困るし

   平常もバラバラなことやってて調整するんですけど時間掛かるわけですよ、役所同士て色々やってるのを調整するのを、

   だから官邸主導があるとき必要なんですよ

岩瀬 これ、でもお得意の分野じゃないんですかね?

枝野 緊急事態こそ官邸主導じゃなきゃいけないのに、

   今までの安倍さん菅さん官邸主導って、自分がやりたいことをやる官邸主導

岩瀬 はは

枝野 本来必要なのは危機管理こそ官邸主導なんですよ

   役所同士の調整を時間かけてできないから、エイや!で官邸からこっちでいけってやるしかないんですよ

   それを1年間やってないですね

   政権とったら直ちに官邸にチーム作ります

   あの今西村大臣が出てきて色々説明するじゃないですか。あれを西村さんがやってちゃだめなんですよ。

   横並びの大臣がやっちゃ駄目なんですよ。あれ官房長官がやんなきゃいけないんですよ 

岩瀬 ああ、加藤さん

枝野 10年前私が毎日出てたでしょ。

   官邸からトップダウンで調整できる。

   官邸がやるから役所を言うこと聞かせることができるです。足並み乱れず出来るんです

岩瀬 やっぱりあの東日本大震災の時の枝野さんが官房長官だった時の官邸主導っていうのが

   今まさに、今というよりは1年前から求められているのに全然それが機能していない

枝野 言ったんですよ、僕、党首会談安倍さんに。「官邸ちゃん司令塔作ってやんなきゃダメですよ」って

岩瀬 でも、その時安倍さんはやっぱりやっているておっしゃったんじゃないですか?

枝野 「うーん、はい分かりました」って

岩瀬 そうですか

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前半 了 後半は著作の話が中心

2021-04-23

シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| の感想

1か月以上前に観に行って、

ついうっかり「感想文でも書いておこうかな」などとTwitterでつぶやいたが最後

友人に拾われ「待っている」と待たれてしまった。

こいつは、しっかりとした文章を書かねばなるまい。

私がシンに対して感じた事。

それを素直に、そして素敵に書き連ねて、友人と感動を分かち合うのだ。


などと思いを馳せていたら全然書けなくなり、

「ああ、そうだ自分プレッシャーに弱かったんだ。忘れてた。」

と、自分ヘタレ気質を久々に思い出した。


まりに書けないので、先輩を捕まえて「文章が書けない」と愚痴ったところ

先輩からは「気負うなよ。なんだ、その友人だって、そんな約束もう覚えてないんじゃないか?」と、励まされた。


既にこの地点で待たせてから半月以上経っていた。

友人から特に催促などはない。


はああん、さてはそんなに気負いすることもないのかと

鼻歌交じりで湯船に浸かったり、踊りながら夕餉の支度をしたり、

switchで発売されたモンスターハンターライズをやったりして更に2週間ほど書かずにダラダラすごした。


そのうち書く気力が湧かないものかと期待もしたのだが、これがちっとも湧きやしない。

アイデアは閃いたその時にアウトプットしないと、どんなに素晴らしいものでも劣化すると言ったのは

確か大学の時の教授だったか


逃げるように打ち込んだモンスターハンターエンドロール見送りながら

自分は友人との約束を小脇に置いて、一体何をやっているのだ」と我に返り

待たせてしまっているのかもしれない友人に申し訳なさを感じながら、

ようやく書くぞと、今キーボードをたたき始めた。




ここまでが、つまり言い訳で、今更シンの感想文を書くに至った経緯である


どう書こうか散々悩んだが、結局文筆家でもない私の書くものだ。

感じたことをそのまま文章に起こすしかない。


なに、これは友人に宛てた私信の様な感想なのだから

第三者にとやかく言われる筋合いはない。


から友人が「見苦しい」と思わなければ、とりあえずは問題ないのだ。


では感想だ。どう書こうか。そうだな、本作は大きく分けて3つの感動が湧いた。

それぞれにタイトルをつけるなら、以下だ。


【大号泣お疲れ様でした、すべてのエヴァンゲリオン~】

【散々泣いた後「これシン劇場版だけ見た人は面白くないんじゃないだろうか」という懸念

戦艦好きにはたまらなかったです】



では、細かく1つづつ説明していこう。

うそう。ここからネタバレが発生するので、万が一まだ見ていない人がいたら気を付けてほしい。


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【大号泣お疲れ様でした、すべてのエヴァンゲリオン~】

とにかく泣いた。

キャラクターは何人か死ぬんだが、そういうシナリオ演出上の悲しみで流れた涙では当然なく、

「こう終わらせるのか」という感動というか。

昔感動したエヴァンゲリオンというコンテンツが、

時間が経って、時代が変わって、自分も一緒に歳をとって、そして受け入れている自分状態のもの

涙が止まらなかった。


それは、終わってしまうという哀愁とはまた違う感覚で、

かつて「なんて難解で新しいんだ!」という側面で感動したエヴァンゲリオン

(この次の詳細で書くが)こんなに分かりやすくなったとしても、受け入れて楽しんでいる自分がいる事の喜びでもあった。


期待していた感動の方向性が全く異なっているのに、喜んでいる自分がいるというのは、

シンの終わりに向けて自分も一緒に歳を重ねたからだと泣きながら気付き、

お疲れ様でした!」と関係者でもなんでもないのに、小さく独り言ちていた。


10代の頃に初めて出会って、一緒に歳を重ねたことで

今全くなんと形容していいのか分からない涙があふれ、

不思議な達成感と供に「楽しかった」「感動した」「泣いた」「素晴らしかった」を超えた感謝を感じた。


感謝

本作において、恐らく一番近い表現がこの単語な気がする。



【散々泣いた後「これ今からエヴァ見る人は面白くないんじゃないだろうか」という懸念

で、散々泣いた後に冷静になってこう思った。


「…今からエヴァンゲリオン見る人は「これ、そんなに面白いか?」と思うんじゃないだろうか。」


というのが、かなり解りやすくなっている。

TVシリーズおよび旧劇場版比較すると、エヴァンゲリオン秘密人類補完計画綾波レイの正体やら

台詞と絵でほぼ全て語ってくれた。


特に、旧劇場版では初見ではちょっと分かりにくかった、一体誰が敵なのか(ゼーレ?ゲンドウ??)というモヤっと感が

分かりやすく「ゲンドウがラスボス」「目的ユイたん復活」と、ご自身説明してくれる。


この辺りの凄く分かりやす説明に対しても、歳を重ねた自分は「語る事を決めた監督お疲れ様です!」と感動したが

なんとなく、「日本人は難解で解釈余地を残す演出の方が好む傾向があるのではないのか?」

という考えから「これ、今からシンを見る人は楽しいのだろうか?」という懸念が生まれた。


こればかりは、私の仮説が間違っているかもしれないので、過剰な心配かもしれない。

実際、序破Qと興行収入は上がっているらしいから、現代は不親切な難解さよりも、

明快な回答があったほうが好まれるのかもしれない。

(いや、でも、Qまでは結構難解だったよなあ。)


ただ、少なくとも、泣くほどの感動は多分ないだろう。


そう思うと、むやみやたらに「面白いんだよ。素晴らしいんだよ。」と勧めることを躊躇してしま自分もいる。


劇場版に比べると、シンは万人に受け入れられる作品にはなっていると思う反面、

自分は今回から観る人に狂うほど楽しいかと聞かれると、唸ってしまうかもしれない。



戦艦好きにはたまらなかったです】

最後はもう、自分の好みの話でしかないのだが、有人の人型巨大ロボットでの肉弾戦よりも

戦艦ものの方が好きな自分にとってはシンは最高だった。


エヴァンゲリオンは当然戦うんだが、ヴンダーが途中まで大活躍なのだ

活躍というか、ヴンダーベースエヴァンゲリオンが戦うのだ。

司令塔戦闘機も大好きな自分にとってさら楽しいありがとうございます

(余談ですが、そういう意味で、途中まで指令を聞かないマリの戦い方は好きではなかった。)


戦艦といえば、艦長。そう、艦長がどれだけカッコいいか大事


ミサトというキャラクターが、TVシリーズではどうにも雌くさくて好きじゃなかったのだが、

それでも、指令を出したり、無茶苦茶作戦ねじ込むシーンだけはカッコよくて好きだった。


そんな好きなミサトが100%、最後までかっこよく戦ってくれたことも、ありがとうございます

艦長から死んだのか、ミサトだから死んだのかは分からないところですが、ミサトは絶対退場するんだなあ…とかも思った。

でも、あのラスト艦長ラストだよね。全員逃がして最後は船と供には艦長としての散り方だよね。)


ヴンダーが動くのは一々カッコいいし、ヴンダーの開発秘話イケてるし、

最後に命の箱舟としての本懐を全うして兵器として出撃するシーンとか。

なんだアレ、ずるい。かっこよくてずるい。


最後の項目に関しては、本当にただただ好みの画がカッコよく動きまくってくれて

脳がひたすら喜んでいるだけみたいな感想なので、語彙がバカになっていると思う。


いや、でもカッコいいしか言えないね


ところで、私は戦艦ものが好きというか、一人のヒーローパイロット)が敵を倒すよりも

多数の凡庸凡庸と言ってもポテンシャル高め)な人々が知恵を絞り巨大な敵を倒すという構造が好き…

というタイプ戦艦もの好きなのだが、庵野秀明はその演出がとても気持ちが良く、

シンゴジラ幸せ過ぎて脳が溶けるかと思った。


そんな話をしたところ、先日知人に「それは、ヤマトは当然として、ウルトラマンウルトラQ)も好きかもね」と言われた。

ふむ、なるほど見てない。ウルトラマン


そして先日のシン・ウルトラマンの特報である


・・・これは期待するしかない。と強く思っている。


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以上が大筋の感想となるのだが、

今回書いてみて一方的レビューだと、心の中にある踊るような感動や衝撃というのが語彙力のなさも手伝って、きっと全然書けていないなと感じた。


これが会話だったら、もっと色々話したい箇所もたくさんあったなと読み返して思っている。


例えば、最後に畳みかけるメタ表現の数々や、その視点から演出だと思えばループスターシステムというもの

シナリオではなくアート寄りな(作家的な?)視点になるから議論不要なんじゃないかとか、

ラストの実写差し込みは昭和舞台壊しオマージュかな?などなど…


会話として意見を聞きながら会話を楽しみたいとは思う視点はたくさん出てくるんだが、

一方的に断言できる事は大体この三つだったなと思う。


特に、一緒に歳を取った作品がこう終わったのかという涙と感謝の話は

他の作品で感じたことがなかったので書いておけてよかったかなと思う。


そう思えば、「待っているよ」と言ってくれた友人に感謝である

ありがとう



ああ、そうだ友人よ。歳を重ねて…で思い出した。

来月私は母になる。

そういう事もあって、余計涙もろくなっているのかもしれない。


こんな時世だから会えるのがいつになるのか分からないが、

子供も連れてそのうち、書ききれなかった感想戦をやりたいものだね。

2021-04-07

anond:20210407152827

政治家命令だけする司令塔

人間ボタンを押すだけだから女性でいい

仕事やったことない人ですか?

平常時はボタン押せばシステムがやってくれるかもしれないが、非常時にどうするかのほうがよほど大事

女が「私は悪くない」を封印するところから始めてくれ

anond:20210407151701

希望している人がいても門前払いされる社会が先にあるから、だから割合を先に指定する意味がある

政治家命令だけする司令塔

パイロット戦闘機部品に過ぎず機動も攻撃もやってるのは機体の性能であり人間ではない

人間ボタンを押すだけだから女性でいい

2021-03-01

変人の心にしみたスーパー戦隊

本日、「魔進戦隊キラメイジャー」が最終回を迎えた。変人にとっては大変心にしみた内容だった。

この戦隊、見た目やノリは昭和っぽいのだが、中身はしっかりと令和していた。

「中身は令和」とはどういうものかというと、“価値観多様性を認め、大事にする”というスピリッツが全編通して貫かれていたように思う。

そもそも、いつもリーダーでチームの中心的・熱血な性格に描かれがちな赤が、キラメイジャーでは「絵描き」で基本なよなよしており、

それに変わるチームの司令塔である黄色eスポーツゲーマーというのも非常に今風だと感じる。

名シーンやうなるような展開を上げると枚挙に暇がない。いくつか個人的に印象的だったところをざっくりと挙げてみたい。

(以下はネタバレとなるので、見る予定の人は引き返してほしい)



・「周りの目は気にせずに」「好きなことを信じる」というOPテーマ歌詞

・青をストーカーしていた地雷女最後ピンク百合堕ちする。

ピコ太郎ゴールドに変身すると思ったら「やっぱ俺は後方支援が似合う」と言って変身しない。

・絵が得意でないという子どもに対し、画用紙を引き裂いてちぎり絵をさせる赤。

優等生ぶっているクラスメイトJKに対し、「そのままでいい。むしろかっこいい」と言う赤。

・5つの性格に分離してしまった緑の、マイナス思考性格に対し、時にはそういう面も大事と優しく包み込むピンク

・終盤、クリエイター同士ということで、敵幹部の一人と赤が意気投合し仲良くなる。

などなど。



残念ながら、コロナ流行した時期に撮影放送がぶつかってしまい、数話飛んでしまったが、日曜の朝からテンポよくやけに明るくハイテンションに進行していき、

そして「好きなこと」をエネルギー源とするテーマが、多くの視聴者を元気にし、勇気づけていたのではないかと思っている。

好きなことがあれば、辛い時期も耐え抜ける。コロナ禍の戦隊キラメイジャーで、本当に良かった。


もし、この戦隊学生時代に見ることができたら、どんなに支えになったのだろう。

主題歌歌詞のように、クラスメイト視線なんか関係ない。好きなことを貫こう。そう思えたのではないだろうか。

変人の自負があるオタクの皆さんには、この「キラメイジャー」お勧めしたい。

ます有料配信へ、とは言わないけど、Amazonプライムとかで見放題となった暁には是非。

2020-10-13

日本戦車必要ない

こういうことを言うときっと「事情通」とやらに叩かれてしまうのだろうが……。

戦車所詮は100年前に考案された兵器であってマイナーチェンジを繰り返しててはいるが時代遅れ感は否めない。

21世紀現代に、もう100年前の常識通用しないのだ。

航空兵器が登場したことによって戦車は主力兵器の座から引退した。

B-29のような高度10000mのからの爆撃に対して、戦車はただただ無力である

とっくの昔に戦車は主力兵器ではなくなっているのだ。

現代ならヘリコプターを利用すれば戦車ほぼほぼ一方的破壊できる。

ところで、ある映画ではロケットランチャーによってヘリコプター破壊されるシーンが話題を呼んだ。

戦車破壊できるヘリコプターをも破壊できるのがロケットランチャーという近代兵器だということだ。

戦車の装甲は頑丈だ」などとメーカー広報担当者調子のいいことを言うだろう。

しかヘリコプターをも破壊可能ロケットランチャー攻撃されればどうか?

戦車ヘリコプターに弱く、ヘリコプター兵士に弱く、兵士戦車に弱い。これは三すくみ関係なんだ」

恐らく事情通はこう言うだろうが、果たしてそうだろうか?

実際の戦場ゲームとは違うのだから、そう都合よく三すくみ関係が成立するとは思えない。

かに戦車1対兵士1ではたとえ兵士ロケットランチャーを装備していたとしても戦車に軍配が上がるだろう。

なぜなら最新鋭の戦車チョバムアーマーによって一発だけならロケットランチャーにも耐えられるためだ。

だが実際の戦場では、常にタイマン・バトルが成立するとは限らない。

兵站ロジスティクス考慮すれば50トンの戦車は100kgのフル装備兵士500人分にも匹敵する。

想像してもらいたい……、RPG7を装備した500人の兵士RPG7を手にして一斉攻撃を仕掛ける姿を。

映画のように「アールピージー!」などと叫ぶ間もなく戦車は一瞬にして破壊されるだろう。

しか兵士は一箇所に集中せずに分散して配置することができる。

500人の兵士で以って包囲殲滅陣を仕掛ければいか戦車といえどもひとたまりもない。

さらRPG7は一度攻撃すればそれでおしまいではなく爆弾を再装填して再び攻撃することさえ可能なのだ

数千発のロケットランチャー攻撃されれば戦車が生き残れる可能性は万に一つもない。

以上により戦車よりロケットランチャーを持った兵士のほうが強いことは事情通といえど否定できまい。

また戦車には現代では見逃すことのできない致命的な欠陥がある。

一般的戦車には3〜4名のパイロット必要であるとされる。

このとき問題となってくるのがパイロット間での情報伝達の遅れだ。

音声による情報伝達にはどうしても伝達の遅れというものが出てくる。

なぜなら音声は音速スピードである秒速340m以上のスピードでは伝達できないためだ。

ITテクノロジーの普及によって情報伝達のスピードは100年前とは比べ物にならないほど早くなった。

故に100年前の開発当初では無視されていた情報伝達の遅れが現代では致命的な欠陥となりうる。

100年前ののどか牧歌的戦場と違って、現代戦場は一秒一刻を争うのだ。

さら戦車長と呼ばれるチームの司令塔とも言うべきパイロットは車外に体をむき出しとするような運用常態化している。

素人考えかもしれないがスナイパーライフルのような装備さえあれば戦車長を無力化することはそう難しいことではないだろう。

スナイパーライフルは秒速340mの音速を超えるスピードで飛行してヒットするよりあとに銃声が聞こえるのだという。

戦車長が銃声に気づいたときには時すでに遅し……、というわけだ。

戦車長を失った戦車など頭脳を失ったバッファローと同じことだ。

日本固有の問題以前に戦車という兵器現代戦場では無用の長物である理解していただけただろう。

さて、日本においては以下のような言説が支配的だ。

戦車配備されれば海外敵対勢力戦車に対抗するだけの武器を用意しなけばならない。そのため戦車抑止力となりうる」

なるほど確かに島国である日本海外から戦車を持ち込むのは困難だろう。

では敵対勢力特殊部隊が極秘裏に潜入してきたとしたらどうだろう?

基地に潜入した特殊部隊戦車捕獲することができれば敵はまんまと戦車を手に入れることができるわけだ。

皮肉にも日本においては戦車配備されていることで敵が戦車調達できる可能性があるのだ。

ではテロリストが実際にそのような作戦を実行していないのはなぜだろう?

恐らく戦車が盗まれないのは戦車を入手したところで大して役に立たないからではあるまいか

まともな判断能力を持った人間であれば現代戦では無用の長物である戦車を盗もうなどとは思わないだろう。

仮に戦車泥棒成功したところで戦車よりずっと強いヘリコプター破壊されるのが関の山だ。

ただし薬物などで判断能力の低下した人間戦車を盗もうと考える可能性は十分あり得る。

そのとき戦車愛好家の主張する強さや恐ろしさがすべて跳ね返って帰ってくるのだ。

もっとも前述の通り数千発のRPG7攻撃すれば最新鋭の戦車といえどひとたまりもあるまい。

チョバムアーマーによってロケットランチャー攻撃を防ぐことができるのは一度きりなのだから

しかも生身の兵士がわざわざRPG7を手で持って突撃する必要も実はないのだ。

どういうことかというと、第二次世界大戦時代ゴリアテのような装備を現代の最新技術で作り直した上で、それにPRG7を装備して突撃させれば兵士が身を危険晒す必要さえないというわけだ。

そもそも、それほどまでに戦車が優れているというのなら、すべての軍用車両戦車にしてしまえばいいのだ。

それをしないことが戦車無用の長物であることの確かな証ではないか

2020-09-24

エロい男が見つからない

最近エロい男を見ない。

※私はド異性愛者なのでここでは男と限定する。

ヤリチンとか性欲が強い男ではない。

セックスフュージョン化できるような、性に対して真摯情熱を持った男性のことだ。

私は何人かの真摯情熱を持った男性に、セックスとはどんなものかを教わった。

徹底的にのめり込め、愚昧な妄想を捨て、快楽になぶられろ、身を委ねよと根気よく指導してくれた。

もちろんプレイの一環としてインスタントセックスも悪くないけど、どうもそればっかりの男が多く感じる。

てかパートナーは物じゃねンだわ。

師曰く「お前の舌はなぜある?指はなぜ動く?全身の関節も、筋肉も、毛の一本までそれはセックスのためにある」そうだ。

これは極論だけど間違ってはいないと思う。

キトーぺぺっと出し入れするのに、全身の神経はいらない。

突き詰めれば司令塔である脳みそを磨けばいい。

脳イキも難しいことではない。感覚を反芻させればあとは惰性でイける。

ただ並々ならぬ集中力は要る。それはセックスも同じだと思う。

視線から犯しあって、指先や舌先など先端に意識を集中してれば触ってるがわも快感を感じる。

どうもその辺の集中力に欠けるというか、挿入至上主義というか。

ぶっちゃけセックスは挿入する時点で試合が終了してるも同然。

あとは射精までの道のりをあれこれ頑張るだけになる。挿入直前に最大の山場がある気がする。

その頂きを目指して、工夫と努力をするのが楽しいのに、どうも最近そこに対して別段何もしないひとが多い。

愛を囁くとかそういうのもアリだけど、それは一種ギミックに過ぎないし、なんだかんだもっと動物的なところ走らないと真の快楽には届かない。(派の人間なんだ、私は)

自称中イキ師とか育乳師とか、なんだかんだ自分快楽と向き合ってないやつ多いよね。

狂気セックスできるひとに中々会わない。もちろん信頼関係必要から最低5回は手合わせしないとなんともなんだけど。

誠実な男を見つけるよりエロい男見つける方がよほど難しい。どこかに落ちてないかなあ。

2020-02-17

なんとなくサイボーグについて考えていた。

いわゆる脳を残してあとは機械でもいいのか悪いのか的な。

ゆるく考えるにあたって、以前見た「NHKスペシャル シリーズ人体」が思い出された。

最近医学常識化していることとして、「脳は司令塔ではなく内臓一種である

という考え方が主流になってきているとかなんとか。

例えば腸から脳へと信号が送られ、それを脳が受け取って情緒が変化するなど。

そして欠損した人は欠損部分に近い臓器が欠損臓器の信号などを代替する。

全身サイボーグ化する事自体、こういう相互関係を失うことでもある。

いかいかと言われると、総体として人間ではなくなってきていることは確か。

人間機能としては後退しているように思える。

繊細で壊れやす情緒的だから人の体には価値があるような気がする。

2020-01-12

1/12開幕トップリーグの見どころ【2】

パナソニックワイルドナイツ

「4強」の中でも近年では毎年「最も優勝に近い」と言われ続けているチームで、実際、優勝も多い。

ここもプレースタイルがはっきりしており、それは「アンストラクチャーから一気にトライを取る」

W杯オールブラックスがやってたようなスタイルだが、「型がない」のがスタイルというのは難しく、国内リーグでこのクオリティ確立しているのが奇跡と思えるほど。

ボールを持つと何が起こるかわからないので一瞬も目が離せない。

戦力的にも充実しており、稲垣啓太、ヴァル アサエリ愛、堀江翔太という、まんま日本代表FW第一列、今季最後医療の道に進む和製フェラーリ福岡堅樹、おそらく次日本代表は確実であろう強力タックラーのベン・ガンター、田村の次と呼び声も高い天才SO山沢拓也、オールラウンダーの松田力也などいちいち細かく紹介しきれないほどの現有戦力で、さら南アからダミアン・デアリエンティ、そして大物中の大物、オールブラックスLOサム・ホワイトロックが加入した。

戦力の充実ぶりでは神戸製鋼比肩するチームで、STOPスティーラーズ最右翼のチームだろう。

赤と青、どちらのユニフォーム試合支配するのか注目だ。

クボタスピアーズ

縦の鋭い突破を持ち味にするチームだが、攻めのオプションが少なく、中位以下をさまよう事が多いチーム。

リーチに代わるキャプテンとしてW杯でも存在感を示したピーター“ラピース”ラブスカフニや、惜しくもW杯落選となったが待望論も多かった立川理道、南アのNo,8・ドウェイン・フェルミューレン、走力もキックもある万能FBゲラード・ファンデンヒーファーなどがいる。

今季は新戦力としてオーストラリアから司令塔バーナードフォーリーと、オールブラックスからバリバリトップCTBライアン・クロッティがやってくる。

頼りっきりになることが多かった立川理道の負担がだいぶ軽減されるのは間違いなく、戦績が安定してくるかもしれない。

リコーブラックラムズ

硬いディフェンスと、センターなどのバックスの力強い縦の突破で押してくるチーム。

やや地味な存在だったが、手堅いプレーで近年上位に食い込むようになってきた。

今季2019年大会の出場メンバーもおらず、各国代表からの補強もなかったが、注目はSOで、このポジションから常勝パナソニック司令塔ベリック・バーンズ移籍してきた。

また、オールブラックス選出経験もあるエリオット・ディクソンも2年目でチームフィットすれば、強力フィジカルでより粘り強いチームとなるかもしれない。

上位に一波乱を起こす可能性は十分あるだろう。

Honda HEAT

FWに具智元、BKにレメキ・ロマノ・ラヴァという日本代表や、南ア巨人RGスナイマンなどを擁するが、それ以外の層が薄めで勝ちきれかなったチーム。

今季トップリーグに復活。

各国代表クラスの補強はなく、やや地味な印象があるが、W杯経験したメンバーがどこまでチームを引き上げるかが注目。

NECグリーンロケッツ

全体的に手堅く、特に早くも複雑でもないラグビーをするのだが、奮闘して中位をキープ。

各国代表クラスの補強もなく少し地味な印象を受けるが、昨シーズン田村優・茂野海人という代表クラスハーフ団がまとめて抜けるという危機選手根性で乗り切った。

今季も魂を見せることができるか。

東芝ブレイブルーパス

古豪としてパナソニックと一時代を築いたが、親会社不祥事の影響もあったのか精彩を欠き、上位から滑り落ちてしまった。

とはいえ日本代表キャプテンリーチマイケル擁するFWのフィジカリティは強烈で、スクラム脇を急襲してくるランナーを止められないと力で押し切られる危険なチーム。

ニュージーランドのリチャード・カフイや南アの長距離砲台コンラッドバンワイクなど経験豊富ベテラン勢が渋く活躍するが、やや高齢化も気になるところ。

チームを安定させ、古豪復活なるか。

余談だがW杯ウォーターボーイとして注目を集めた德永祥尭はフィジカリティランニングスキルも高いとても良い選手なのだが、数シーズン前にスクラム中に相手の手に噛み付いて数試合出場停止になった苦い経験がある。

しかしよくよく考えると、FLポジションでどうやって噛みつきを行ったのか、増田はいまだによくわからない。

anond:20200111004652

2020-01-11

1/12開幕トップリーグの見どころ【1】

どうも、レビュー増田です。

昨年大いに盛り上がったラグビーW杯ですが、1/12に現状で国内最高リーグジャパンラグビートップリーグが開幕します。

前回2015年大会南アを破った盛り上がりをブームのまま過ぎ去らせてしまった苦い過去から選手協会今季こそはという意気込みで望んでおり、チケット完売状態

さらW杯の翌年ということで、環境を変えたリフレッシュということか、各国代表がこぞって各チームに参加し、さながらW杯の後夜祭状態となっている。

残念ながら地上波放送はないのだけど、BSでは放送があるということで、何回かに分けてトップリーグの見どころをチーム別に紹介していこうと思う。

神戸製鋼コベルコスティーラーズ

昨年の優勝チーム今季も優勝候補大本命。

長らく「4強の一角」と称されながらも「4強の中では突出した強みを持たないチーム」という印象があり、ここ一番で優勝戦から脱落していたが、昨年加入した司令塔W杯2015年大会優勝チームからやってきたレジェダリーSO、ダンカーターが全てを変え、「どこを攻めても穴のないチーム」に生まれ変わった。

イヤボイでおなじみ日本代表中島イシレリ、完璧イケメンラファエレ・ティモシー、視聴率男山中亮平、W杯では落選だったがスクラムだけなら日本最強の3番・山下裕史、同じく落選組だが一部ファンから「流を抜いてこいつにしろ」と言われ続けた高速SH日和佐篤、やはり一部から出場資格さえ間に合えば田村よりコイツだろ」と言われ続けた精密キッカー・ヘイデン・パーカーを擁する上、オールブラックスから世界最強のLOの呼び声も高いブロディ・レタリックが参加した。

戦力的には反則級ではないかという充実ぶりで、はたしてどこが神戸製鋼を止めるのか、というのが一つ見所になると思う。

サントリーサンゴリアス

「4強の一角」とされている2シーズン前の優勝チーム

チームカラーはとにかく多い運動量と早い展開で、「このチームだけ1.25倍再生なんじゃないか」というくらい早い。

スピーディーゲーム展開を演出するのは日本代表SH流と前日本代表SO小野晃征オーストラリア代表レジェダリプレーヤー・マット・ギタウだ。

BKにボールが展開されればW杯でも大活躍CTB中村亮土やFB松島幸太朗が鋭いランを見せる。

さらに、CTBオーストラリア代表の強力ランナー・サム・ケレビも補強し、今季はその展開力に磨きをかけているだろう。

ランニングラグビーでBKが目立ちがちだが、FW結構強く、総合力は高めで安定している。

勝戦線に絡んでくるのは間違いない。

スタンドで見た感想では、他のチームに比べて明らかに社員関係ない女性ファンが多い。

ヤマハ発動機ジュビロ

「4強の一角」の中でも、いや、トップリーグ全チームのなかでも非常に明確な強み持っているチームで、その強みとは「スクラム」だ。

ほとんどのチームにとって「ヤマハスクラムを止める」のはそれだけで名誉とされるレベル

FWの突進も強力で、日本代表LOヘル・ウヴェが重機のようなエグいパワーで密集を縦にこじ開けてくる。

また、2015年大会で時の人となった五郎丸歩のよく飛ぶキックも強力なオプションだ。

他のチームと比べて代表クラスの新戦力が少ないが、メンバー移動が少ないということはチームの連携は練れているし、W杯の消耗も少ないという事。

それに、作シースンからいるクワッガ・スミスは今回試合出場はなかったものの、3人くらいは軽くぶっ飛ばし前進する正真正銘南ア代表だ。

補強が少ないとは言ったが、このチームの最大の補強は日本代表スクラムコーチ長谷川慎じゃないのかという感じがする。

国内最強のスクラムでどこまで行くのか。

トヨタ自動車ヴェルブリッツ

伝統的に強いフィジカリティフォーカスした戦い方で、近年優勝戦線に絡む事が多くなったチーム。

ジャッカルでおなじみ姫野和樹、出場こそなかったものの、最後代表SHとして大会前に滑り込んだ茂野海人という日本代表勢や、南アの「小柄ながら理想的選手」と尊敬を集めるジオ・アプロンを擁し、さらに驚きの新戦力としてオールブラックスで先頭でハカを踊っていたNO8・キアラン・リード南アウィリールルーが参加した。

もっと驚きなのは、チームを統括するディレクター・オブ・ラグビーに前オールブラックス監督スティーブハンセン就任したことだ。

オールブラックス監督キャプテンが揃って移籍してくる事で、このチームにどういう化学反応がもたらされるのだろうか。

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

実力は間違いなく、毎回優勝戦線を荒らす存在として名前が挙がるがどこか荒い印象があり、毎年惜しい感じで終わるチーム。

だが個々の強さは折り紙つき

日本代表の切り込み隊長アマナキ・レレィ・マフィライオンヘアーの働き者・ヴィリーブリッツ、多彩なキックを駆使する小倉順平がチームを牽引する。

今季からの新戦力では、トライ嗅覚に優れた元日本代表山田章仁の新加入も朗報だが、よりインパクトが大きいのはオーストラリア代表SOのクリスチャン・リアリーファノ、そして世界最強のサイボーグフッカーマルコム・マークスの加入だろう。

大駒の加入でどこまでチーム力を高められるだろうか。

余談も余談だが、このチームはファンのお行儀もちょっと荒いところがあるようで、マナーが時々批判対象となる。

2019-12-03

anond:20191203151322

ずっとサボっているように見える蟻は、実は、司令塔でエサの貯蓄状況を観察しながら、絶え間なく指示だけをだしている。

から集団からその司令塔を取り除いてしまったら、そりゃ他の蟻が司令塔になるしかないし、

その数も集団の規模に応じたものになるから必然的比率は同じになる。


くらいに思っていたんだが違うんか・・・

自分自身いわゆる天才では無い自覚はあるけど周囲が馬鹿に見えてしま

人間って、天才馬鹿の間に「ごく普通に物事理解して、ごく普通に物事を考えられる」種類の人間がいると思うんだよな。

そして、日本社会構成員ほとんどは馬鹿であり、その馬鹿日本雰囲気形成しているイメージだ。

その上で冒頭の質問に戻るのだが、自分自身、類稀なる才能があったり、社会司令塔を為す程の天才では無いとは自覚しているのだが、周囲が上記した「馬鹿」ばかりで、生きづらいと感じている人いますか?

2019-11-02

ラグビーW杯 3位決定戦 ニュージーランド vs ウェールズ レビュー

11月最初の週末は、ラグビーW杯2019日本大会、最後の週末だ。

ラグビー伝統国以外での、そしてアジア初開催となったこトーナメントも残すところは2試合を残すのみ。

今夜、ニュージーランドウェールズが3位の座を争う。

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大会を振り返った時、3位のチームを覚えている人は少ないだろう。

地上波放送もなかったし、3位決定戦自体存在意義疑義を唱える関係者もいると聞く。

しかし、今回、不可抗力で中止になった試合こそあるものの、W杯開催地最後まで残って、参戦したときに行う可能性のある7試合全てを戦えるのはここまで残った4チームにのみ許された権利だし、この大舞台で戦う経験を積む新星、そして代表戦舞台から去るベテランたちにとってこの一戦は大きな意味を持っている。

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ニュージーランドWTBリーコ・イオアネや、ウェールズSHトモスウィリアムズCTBオーウェン・ワトキンはこの3位決定戦で次の4年に向けた新たな一歩を踏み出し、No8アラン・リードFBベン・スミスCTBライアン・クロッティ、FLマット・トッド、そしておそらくはこのステージで残された時の少ないLOアラン・ウィン・ジョーンズといった伝説たちが、代表として有終の美を飾るための戦いに臨む。

また、スティーブハンセンウォーレン・ガットランド両HCも退任が決まっており、これらはこの試合が1つのサイクルの終焉と新たなサイクルの始動を繋ぐものであることも意味している。

強豪国として名をはせる両国は今夜、どのような「終わりと始まり」を見せてくれるだろうか。

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若手に経験を積ませたりベテラン花道を作ってやりたいとは思っても、負ける気など全くないウェールズ

しかし中4日のうえ怪我人が多く台所事情が厳しい。

伝統の固いディフェンスと激しいタックルは若手にも浸透しているであろうが、相対するのは攻めてくるのを待っていて勝てる相手ではない。

ウェールズ攻撃守備遂行しつつ、ペナルティーキックセットプレーなどの一瞬の勝機を何度ものにできるかが問われる一戦となる。

対してスタメンを大幅に入れ替えても世界的なビッグネームばかりという層の厚さを誇るオールブラックスは、完全に封じられれた準決勝の苦い思い出を払拭し、自信を取り戻さないといけない。

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国家斉唱を前にこの試合で黒衣を脱ぐキアラン・リードの頬に笑顔漏れる。

スタジアム純粋ラグビーを楽しむ祝祭的なムードに包まれる中、両国代表と観客が声を合わせて歌う国歌

特別試合原則マオリの血を引くものが務めるとされるハカリードはキアラン・リードだった。

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いよいよキックオフ増田の予想に反してウェールズ試合開始から果敢にランで展開しつつ攻めるが、これを止めたオールブラックスペナルティを獲得、外れたゴールキックの攻防からボールをつなぎ、なんとPRジョームーディーが激走してトライ

つづく12分にもラインアウトからセットプレークロスパスを受けたFBボーデン・バレッドディフェンスをすり抜けてトライ

14-0。

オープンな展開から2トライを奪ったオールブラックスが序盤をリードする。

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対するウェールズも深く攻め込んでからセットプレーを取り切ってトライ、その後もペナルティーゴールを獲得し14-10とやり返していく。

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しかし、ボールをもってもキックを使わず走るウェールズが挑んだ攻めあいオールブラックス土俵で、32分にはセットプレーからターンオーバ連続する混乱をベン・スミスが走り抜けてトライ

銅鑼のなった40分すぎにまたもベン・スミスインゴール右隅に飛び込み28-10として前半を終了した。

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スタンドに観戦にやってきていた上皇夫妻に送られる拍手と歓声。

トーナメントを勝ち上がってきたキック主体戦術を使わずランでのオープンな展開で攻めたウェールズだが、オールブラックスの得意な混乱からの打ち合いを誘発してしまう。

ウェールズ今日代表最後となるベン・スミスの2トライなどで大幅リードを許して前半を折り返した。

後半は締めていくのか、覚悟を決めて引き続き果敢に攻めるのか。

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後半開始早々、オールブラックスはまたもベン・スミスディフェンスすりぬけてチャンスメイクし、ソニービルウィリアムス一流のオフロードでつなぎ、ライアン・クロッティが飛びこみトライ

大会若い力で駆け上がってきたオールブラックスは、3位決定戦でみせたベテラン3人のアンサンブルで35-10

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どうやら戦略的な論考は無意味な戦いのようだ。

ウェールズは残された大舞台最後時間を観客とともに全力で楽しむように、後半もキックを使わずランで攻める。

オーソドックスな展開攻撃だけではなかなかビックゲインができなかったが、辛抱強くボール繋ぎつづけ、インゴールライン間際の攻防からジョッシュ・アダムズが頭を突っ込んだ!

走っても手数を惜しまぬ攻めで、35-17と追いかける。

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ゲーム選手の交代が相つぐ時間となり、大歓声で送られるウェールズアラン・ウィン・ジョーンズやオールブラックスソニービルウィリアムズ

交代が特別ムードに包まれるのも3位決定戦ならではだ。

最もセクシーアスリートと世の女性にもてはやされながら、前大会で得た金メダルを興奮してフィールドに降り駆け寄ってきたファンの子供にあげてしまうなど、セクシー期末試験があったら記述問題採用したい振る舞いがノータイムで出せる伊達ソニービルは、13人制でカナダからオファーがるという。

試合が終われば新天地に旅立つのだろうか。

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腕を痛めたウェールズSOリース・パッチェルの交代で怪我の穴埋めにとことん縁のあるダン・ビガーがフィールドに降り立ち、同じく交代で入ったSHガレス・デービスがややキックを増やしたことで後半の展開は均衡したが、やはりオープンゲームであることは終盤になっても変わらない。

観客にラグビーの楽しさを示すように攻め合いになったゲームは、75分にウェールズ陣深い位置からスクラムからオールブラックスSOモウンガが、その均衡を破るトライで40-17として、このスコアのままゲームは終了した。

2019年日本大会の3位は、ニュージーランドだ。

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おそらくは互いに最後W杯となるアラン・ウィン・ジョーンズ、キアラン・リードキャプテンが晴れ晴れとした表情でインタビューに答える。

準決勝の苦い敗戦払拭し、最後試合を飾ったスティーブハンセンHCは大歓声に送られ、花火大会打ち上げ本数で上回られたウォーレン・ガットランドHCは少しだけ悔しそうな表情で、しか歳月を噛みしめるようにウェールズを鍛え上げた日々への思いを語った。

大会で堂々オールブラックス司令塔を務めた新星モウンガは試合前に「先輩たちのために今日は戦う」と語ったという。

ウェールズ選手たちも同じ気持ちではなかったのだろうか、去る者の思いは若い戦士たちに受け継がれていく。

4年後には彼らが先頭に立ってチームを引っ張っていくのだろう。

今日が終わりと始まりを繋ぐ日だ。

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決戦の1試合を残して大会を去った彼らだが、大会後にはキアラン・リードライアン・クロッティ、マッド・トッド、ブロディ・レタリック、サム・ホワイトロックリーアム・スクワイアなど、多くの選手日本にやってくる。

あと、W杯が始まってからというもの、どうにも悪役キャラのようなセリフを吐きまくるエディーがまた口を滑らせたおかげで、スティーブハンセンが次に指揮を執るのがトヨタヴェルブリッツであることも明らかになった。

日本代表の躍進をその屈強な身体で支えた姫野を擁し、元オールブラックスキャプテンとHCがやってくるトヨタ台風の目になるだろう。

W杯を沸かせた彼らのプレーや采配を間近で見ることのできる、トップリーグスタンドにも是非足を運んでほしい。

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そして、日付が変わって11月2日、2019年大会を制するチームがついに決定する。

追憶希望をのせたトライ花火と歓声が夜空を彩った今夜だったが、次の夜はもっとシリアスものが飛び交うだろう。

44日間の激闘を見守ってきたウェブエリスカップは、白と緑、どちらのユニフォームの上で輝くのか。

太陽が西の空に沈む時間、輝く夕陽と入れ替わるように赤く燃える決戦の火蓋が切られる。

anond:20191027213719

2019-10-21

[番外編]ラグビーW杯 準々決勝概観準決勝展望

こんにちは

レビュー増田です。

日曜の日本×南ア戦、結果は少し残念なものとなったが、ちょっと苦し紛れっぽくポストしたプレビュー試合の見所を紹介でき、観戦の良い補助線になったというコメントいただき、多くの人に楽しみを提供できたかもしれないと思うと嬉しかった。

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日本代表の試合となると、勝ち負けの結果が最大の観戦ポイントとなるのは避けがたいが、そうなると負け試合になった時、ただ悔しい、辛い、つまらない、みるんじゃなかった、という思いも心に湧き上がってしまう。

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増田としては、それだけではなくて、事前に何をもって戦いに臨み、実際にフィールドで何が起きているのか、というところに目を向けて、このスポーツ面白みを発見できる見方を知って欲しかった。

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また、見方において日本戦だけでなく他の試合においても思うところあり、スコットランド戦レビューでも触れたように、「勝者の物語」はまた「敗者の物語」という側面を持っている。

日本に敗れたチームや、強豪に敗れたチームの詳細にも触れて、普段の観戦よりもう少しだけ多くの視点から風景を共有したいと思った。

そう言った意味では、ウェールズ×ジョージア戦や、ちょっと説教を頂いた日本×スコットランド戦レビューも、その遂行面ではともかく、視点としてはまあまあ気に入っている。

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さあ、準々決勝の4試合だが「多分リアルタイムで観るの難しいっぽいなー」と言っていたものの、蓋を開けてみるとクアラルンプールから帰国便は6時間余りあり、機内のモニタでも国際スポーツチャンネルがあったので、19日の2試合リアルタイム観戦ができた。

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さらに、南ア戦の翌日は1週間の旅の疲れを癒すために休暇をとっていたので、オンデマンド放送ウェールズ×フランス戦も観戦できた。

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詳細なレビューは書ききれないが、これらの試合概観し、準決勝展望についても触れたいと思う。

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イングランド×オーストラリア試合は、伝統的な重くてシンプルフィジカルラグビーに4年で鍛え上げた強力なオープン攻撃を組み合わせたイングランドの「進化フィジカルラグビー」と、「ストラクチャー」ではあるが地上戦のランで組み立てる今となってはクラシカルオーストラリアの「シークエンスラグビー」の激突となった。

シークエンス台本)」と言いながらも、オーストラリアはその布陣においてSHウィルゲニア、SOのクリスチャン・リアリーファノ、FBカートリービール試合タクトを振れる3人を並べ、トリプル司令塔攻撃冗長性と予測不能性を加えていた。

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しかし、その3人をもってしてもイングランドの強固なディフェンスの穴を見つけることができず、長時間ボール支配したにも関わらず、その時間に見合ったスコアを獲得できなかった。

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スタッツをみることができるなら、「ボール支配率(possession)」と「ゲインメーター(meters made)」に注目してほしい。

オーストラリアは62%もポゼッションし、イングランドの2倍以上の距離メイドした。

にもかかわらずスコアにはつながっておらず、これは多くの場合エラーディフェンスにあって突破ができなかったという事で、非常に効率の悪い攻めをしていたことを意味する。

このことの視点をひっくり返してタックルに注目してみると、イングランドタックル数において86回のオーストラリアに倍する193回のタックルを見舞っていたにも関わらず、オーストラリアの13回のタックルミスに対して21回のタックルミスしかしていない。

6.6回に1回捕まえられなかったオーストラリアに対し、倍の数を試して10回に1回しかミスしていないということだ。

イングランドディフェンスのなんと強固なことか。

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効率無視したメーター数と運動能力で圧倒するのはオーストラリアスタイルであり、簡単に変えるのが正しいとは言い切れないが、ボールを持たずに白い壁を作り、切り返しからの一発で獲るのもまたイングランドスタイルであり、オーストラリア自分たちプランに持ち込めたが、遂行の面でイングランド問題を突きつけられた、という形になった。

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オーストラリアイングランド、双方のHC、マイケル・チェイカエディー・ジョーンズコーチボックスでブチ切れる事で名高いが、フラストレーションの溜まる展開も、結果はかなり一方的ものとなり、チェイカはキレるというより憮然としてしまった。

こうしてイングランドが準々決勝に次いでまたも準決勝に一番乗りした。

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スタイルを貫いたのに壁に跳ね返される展開となった第一試合だったが、第二試合増田さらに息を呑むような衝撃的な光景を目の当たりにする。

ニュージーランド×アイルランド

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今年のテストマッチオールブラックスを破り、直前まで獲得した世界ランキング1位を引っ提げてW杯に乗り込んだアイルランドだったが、彼らはその「1位」という数字の当てにならなさを残酷なまでに突きつけられた。

もっと確実な数字で。

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36%しか獲得できなかった「地域獲得率(territory)」、オールブラックスと比して8割ほどの回数はボールキャリーできたのに半分ほどしかメイドできなかった「ゲインメーター(meters made)」、クリーンブレイク僅か2回、そして最終スコアの46−14は、「どんなプランを持っていたにせよ、ほとんど何もさせてもらえなかった」という事を意味する。

守備においては悲劇的ですらある。

オールブラックスとほぼ同じ回数タックルを見舞っていたにも関わらず、2.5倍もタックルミスをしてしまい、8回ものターンオーバーを喫している。

実際見ても、あの緑の壁が地上戦でズルズルと下がっていたのは恐ろしい光景だった。

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オールブラックスはアーディー・サヴェア、ブロディ・レタリックなど強力FW陣が躍動し、コーディーテイラー、デーン・コールズ(驚くべきことに2人ともFWだ)、ジョージブリッジなどの驚異的なランナーが次々とラインを破り、アーロンスミスボーデン・バレッドがその閃きで違いを作り出したが、増田個人的POMとしてSOのリッチー・モウンガを挙げたい。

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この地味な司令塔は、敵陣に侵入し、すわ驚異的なアタックが始まるぞという時でも、デフェンスラインが浅いとみるやゴロパントを蹴って22mのさらに深くからセットプレー相手に強い、ボールが暴れるやドリブルで蹴だしてボーデン・バレットへ脚でのパス

黒子に徹しながらも異常な反応速度と驚異的な回転の早さで黒衣の王者を動かした。

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後半2トライを奪ったアイルランドだが焼け石に水

緑の巨体を一蹴したオールブラックスが今度は白い壁がまつ準決勝に駒を進めた。

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かい数字の話が続いたのでスタッツからは少し離れることにしよう。

ウェールズ×フランスは、準々決勝で唯一、1点を争うクロスゲームが演じられた。

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緑の芝に赤と青のユニフォームが映える一戦は、個人の閃きで予測不能攻撃を仕掛ける青のフランスに対し、壁を作って切り返し、直線的なランとハイパントサインプレーからの一発を狙う赤のウェールズという展開となった。

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前半からボール支配し、次々と不確実性を突きつけるフランスに対し、守勢に回るウェールズは、数少ない攻撃のチャンスを得ても、ダン・ビガー、ガレス・デービスリーアム・ウィリアムズ個人しか出来ることがない。

そもそもウェールズは3フェイズ以上の攻撃になるとすぐに手詰まりを起こしてしまい、そこから先はキック個人技と密集戦くらいしかやることがなくなってしまうのだが、その3フェイズの切れ味で尸の山を築いてきたチームだ。

ボールをもってジャズセッションを奏でたいフランス相手に気分良い時間提供してしまう。

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しかし、しかしだ、フランスにはなぜかW杯で顔を出す、悪い、致命的に悪いクセがある。

前回W杯で密集のどさくさに紛れてオールブラックスリッチー・マコウに芝との挟み撃ちにするプレスパンチを繰り出し退場者をだした様に、今回もLOセバスティアン・ヴァーマイナモールのどさくさに紛れてウェールズ選手に肘打ちを見舞ってしまう。

しかもこれがレッドカード

掲げられた赤いカードは同じ赤のジャージを着たウェールズにとっては幸運カード、青のフランスにとっては逮捕状に見えたことだろう。

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ここからウェールズは徐々に息を吹き返し、ついには土壇場で勝負をひっくり返した。

フランスは優位に進めていた試合を自ら壊してしまい、涙を飲むことになった。

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W杯が始まってからというもの、「あーこりゃマズいな」という状況を執念でひっくり返し、薄氷勝利の道を踏み抜かずに歩き続けるウェールズは感嘆に値する。

毎度毎度、怪我人の穴埋めで呼び出されて司令塔になるW杯男、ダン・ビガーは、男であればこうありたいと思わせる勝負強さだし、肘打ちを食いながらもPOMに輝いたアーロン・ウェインライトは全てのパパが見習うべきで、父たるもの大男はちょっと厳しくてもヤンチャな娘の肘打ちくらいには耐えないといけない。

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土壇場に強い男たちの活躍準決勝3番目の椅子ウェールズのものとなった。

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そして準々決勝最後試合は昨日のレビューで書いたとおり。

4番目の椅子の獲得者は南アフリカだ。

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準決勝ニュージーランド×イングランドウェールズ×南アフリカという組み合わせとなった。

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ここで準決勝2試合展望について考えてみたいと思う。

ニュージーランドイングランドの対戦は実力伯仲だ。

ここまで圧倒的な強さを見せつけるオールブラックスだが、相手に付け入る隙を与えずねじ伏せてきたのはイングランドも変わらない。

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しかオールブラックスが優位に試合を運ぶのではないだろうか。

重厚クラシカルスタイルから進化して、未来フィジカルラグビーとでもいうべき戦法で次々と対戦相手を沈めてきたイングランドだが、その選択肢の多さが逆にオールブラックスの付け入る隙となるかもしれない。

いっそランニングを捨てて激しく前に出る高速ディフェンスによってオールブラックスモメンタムがつく前に潰し続け、ロースコアの展開に持ち込んだほうが勝機が見えて来るのではないかとも思う。

オールブラックスとしては、いかにして前に3mのスペースがある状態ボールを持つかということになる。

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名将スティーブハンセンと、勝負エディー・ジョーンズの采配に注目だ。

また、エディーがいつコーチボックスでブチ切れるかにも注目だ。

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南アフリカとウェールズの戦いに関しては、ともにフィジカルを盾にしたディフェンスに特色のあるチームであり、小細工を弄するような対戦になると考えづらい。

双方ともペナルティゴールを積み上げた上で、試合合計でも3個以内のトライを奪い合う展開になるのではないかと思う。

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自分自尊心を守る為に見えてるものに目を瞑る誘惑には耐えなければいけないが、それでも南アフリカが優位にゲームを進めるのではないだろうか。

南アフリカの方が取れる選択肢が多い気がするのだ。

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翻って必殺の一撃が世界最高クラスフィジカル相手にも通じるのか試さないといけないウェールズだが、どうもクロスゲームには縁があり、かつて日本相手テストマッチでも70分過ぎのドロップゴールで逃げ切った経験がある。

今回ももし75分を過ぎて手が届く点差なら何でも起き得る。

渡りうまい大男達がまたも勝負の谷を超え、頂への挑戦権を得るだろうか。

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日本の挑戦は終わったが、W杯で残された4試合はいずれも興味深いものばかりだ。

みんなも是非もう少しお付き合いいただきたい。

anond:20191020231916

2019-10-19

[番外編]ラグビーW杯 準々決勝 日本 vs 南アフリカ プレビュー

1週間のご無沙汰、レビュー増田(ありがたく名乗ることにした)です。

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これがポストされる19日は、イングランド×オーストラリアニュージーランド×アイルランドという非常に興味深い対戦が行われ、レビューのしがいがあることは間違い無いのだが、実は増田はこの1週間、所用で日本におらず、帰国日がまさに19日の夜になる。

なので、これらの対戦をレビューしてポストする頃には、日本×南アという大一番に皆が集中していることになるだろう。

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そこで、今回は番外編として、前回の日本×スコットランド戦でも触れたように、増田マレー半島北上しながらボーッと考えた南ア日本が取りうる選択肢展望について触れ、プレビューとしたい。

プレビュー分析すると良いのが、「双方や一方の戦略戦術機能せず、パッと見で凡戦や圧勝劇なったとしても、そこに遂行にまつわるドラマを感じることができる」という所だ。

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このプレビューで、みんなが事前に自分なりの注目ポイントを見つけることができ、より楽しく観戦できれば最高の喜びだ。

因みに前回のレビュー羽田空港外国人に囲まれながら試合を観戦し、翌朝クアラルンプールからポストした。

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4年前のW杯アップセットを演じ、今回も驚異的な戦績でプールAを突破した日本だが、直前のテストマッチの結果が示すように、地力南アには及ばないのは間違いない。

10回やって6回勝てる相手なら地力で優っているとも言えるだろうが。

NZ地元紙が予想した日本勝率24%というのは妥当とも言えるし、むしろ好意的だとも増田は思う。

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まずもっての所、ノックアウトランド勝ち点制でないので、すべての国が点数の大半をペナルティーゴールであげるような「堅い」展開になりやすい。

南アフィジカルを盾にしたディフェンシブでセットプレー中心のぶつ切りラグビーを得意とする国で、そういったゲーム大好物だ。

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また、それは現在メンバーにも現れており、司令塔、SOのハンドレ・ポラード地元南アスーパーラグビーチーム、ブルズで正にそういうゲームタクトを振っている。

ここで出てくるのが、ツーブロックなのかモヒカンなのか微妙髪型の控えSOエルトン・ヤンチースであれば、小柄ながら強気プレーでもって鳴らすSHファフ・デクラークとの連携ボールを回すオープンな展開になるのだろうが、初期代表チームでこのコンビの結果が出なかったため、ポラードの固定となった。

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その後、南アはでかい身体ですぐキレるLOエベン・エツベスや、大会最高クラス長身で掴み合いになると笑顔になるのが怖いLO RGスナイマン、一転してナイスガイオーラが滲み出る大男FLピーター・ステュフ・デュトイ、怖いとかナイスガイとかもうそういう話じゃなくてプレー身体も顔もなんかサイボーグっぽいHOマルコム・マークス、そんな中でどこか哲学者のような雰囲気を漂わせるキャプテンFLシア・コリシなどのFWが中心となった堅いラグビーを基本としながら、「ポケットロケットWTBチェスリン・コルビや、海外中継などだと「マッピンッピ!」と独特のアクセント名前を呼ばれる俊足WTBマカゾレ・マピンピ、直前のテストマッチ連続トライを挙げたワンダーボーイSHハーシェルヤンチース(本日2回目のヤンチース)などを加え、身体をぶつけてよし、走ってよしの非常に攻略しづらいチームになってしまった。

因みにシア・コリシは極貧の身からラグビーのし上がり、功なり名を遂げると、幼い頃に生き別れになった腹違いの妹を自力で探し出し、非常に煩雑な法的手続きを経て養女として迎え、共に暮らしているという。

知的人物として知られ、FW戦には付き物のジャッジ解釈をめぐるレフェリーとのコミニュケーションバッチリだ。

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おそらく南ア戦略ファーストチョイスは、ここ一番の時にオールブラックスさえ封じ込めるやり方、ハイパントを上げて着地点の競り合いやキャッチ後の攻防で直線的にドカンカン身体を打つけ、ボールを前に落とすノックオンからスクラムを狙ったり、ボール争奪戦で時に頭を突っ込み、時に圧力をかけて日本規律を崩してペナルティー獲得を狙うというものになるのではないかと思う。

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マイボールスクラムになったらまた直線的に走ってスクラム脇を急襲し、身体を打つけて1コマ前に戻る。

接点の圧力対応するため日本が人数を集めれば、さあ外のスペースに展開だ。

強力なランナーがいる。

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もっと良いことにペナルティーを獲得した場合、素直にペナルティーゴールで3点を狙うか、タッチキック前進してトライを狙うかは考えどころだ。

タッチ前進したあとの狙いは、立っての密集、ドライビングモールとなる。

日本は今大会スクラムになかなかの強さを見せるが、モールは止め切れていると言い難く、フィジカル絶対の自信を持つ南アが3点で満足せず、これを狙ってくる確率は高いとみる。

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日本としてはこの展開になりたくない。

なので、アイルランド戦やスコットランド戦で見せた、「ボールキープして攻撃時間を使う」という戦術が考えられる。

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しかし、ここで問題になるのが日程と経験値だ。

今回、南アは十分な休養日があり、たとえ守り通しの展開になっても、体力切れは起こしづらい。

それに、地上戦身体をぶつけ続けると、その衝撃で消耗してしまい、日本の方が先に体力切れになってしま可能性がある。

キープするならどのタイミングで繰り出すかが悩みどころとなる。

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さらに悪いことに、南アの多くのプレイヤー日本の早さや多彩な攻撃、意外と侮れないフィジカルの強さなどを「感覚的に」知っている。

これは日本代表クローンチーム、サンウルブズスーパーラグビーに参戦して数年来南アのチームと対戦し続けているのと、南アの多くのプレーヤーがジャパンラグビートップリーグプレーしているためで、お互いに顔見知りの選手も居るくらいだ。

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そこで考えられるのが、サモア戦で日本がとった、「ボール相手の背後に蹴って背走させ、身体接触を避けながら前進し、走力を削る」というやり方なのだが、これも蹴ってしまう事には変わりないので、相手が充分なところに蹴ると、正に相手好みの展開の呼び水となってしまう。

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大会日本ディフェンスはよく機能しているが、国際的日本評価は「恐ろしく早いテンポの多彩で素晴らしい攻撃と、脆弱守備を併せ持つ、『よく取るけどよく取られるチーム』」というもので、増田から見てもそういうチームであって、できれば守勢には回りたくない。

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南アが唯一対応に後手を踏む可能性があるのは、ボールがあっちに行ったりこっちに行ったり、攻守の交代が目まぐるしくなる「アンストラクチャーラグビー」の展開だが、その起点がハイパントだったりすると巨人揃いの南ア空中戦で競り勝たないといけない、ということになる。

ハイパントキャッチが「当たりの日」じゃなかったら果たしてどうやってここまで持ち込む?

アンストラクチャーのもう一つの起点は相手が持ち込んだ密集、ラックボールを無理やり引っこ抜いたり、激しいタックルで落球を誘い、有利状況の反則流し(アドバンテージ)で相手が攻めから守りへ切り替えられないうちに走り抜けるというやり方だ。

こうなってくると姫野やリーチ大阪弁第二外国語のトモさん(トンプソンルーク)に頑張ってもらうしかない。

エツベスがまたキレるかも、とか考えてる場合ではない。

というか、むしろソレについて考えなければいけないのはシア・コリシの方で、大体において宥めてしまうので期待薄だ。

あとデクラークも小さい身体で掴み合いには一歩も引かず、何だったら自分から掴みに行く勢いなので、危なっかしい事この上ない。

シア・コリシの胃壁の強さには感嘆するばかりだ。

あ、マルコム・マークスは大丈夫。彼は多分そういうの超越してる。

まあそれは良いや。

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日本はこれらの考えられる展開の中で、今まで挙げた戦術を切り替えて勝利の緒を探すかもしれない。

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ランキング1位だったアイルランドと5位だったスコットランドを倒したからいけるっしょ、と思いたくもなるが、このように概観した上で考えると、相性で見たところはそれら2チームより遥かに悪いのが現状ではないだろうか。

日本は相性最悪の強敵を前に、わずかな隙間に手を突っ込んで勝利へのドアをこじ開けるプランを見つけなければいけない。

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注目は最初の15分に日本ボールを持った時に蹴るか・キープするか、その後さりげなく戦術が変わっていないか前後半で戦術修正が入るかというプランのところと、地上の密集・ラックでどちらが優位に立つか、ファーストスクラムがどちら優位になるか、エラーや反則の数が時間と共にどう増減するかという遂行のところだと思う。

みんなはここを見てみてほしい。

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果たして試合は4年前の再現となるか、4年越しのリベンジとなるか。

増田普段序文で書く話を今書いてしまったので、レビューで何を書こうか、ちょっと不安だ。

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あ、あと日テレの実況が酷いという意見散見されるが、以前はラグビー界の松木安太郎にならんとして感情爆発実況をしていた元代表とか「いや、展開の複雑なラグビーでそれはちょっと」みたいなのもあったんだから、それを踏まえた上で、今回、数年来みずから映像編集してまでミニ番組Youtube配信ラグビー普及に尽力してきた日テレ安村アナはなかなかい仕事をしている思うぞ。

anond:20191014075520

2019-09-21

ラグビーW杯 21日第2試合 ニュージランド vs 南アフリカ レビュー

前のレビューをみんな読んでくれて、ラグビーの見所が伝わったというのが嬉しいので、注目の対戦カードが立て続けに3試合行われた21日の試合も続けてレビューすることにする。

義務感は感じてないけど、さすがにいい試合すぎて、これはちょっと書きたくなったので。

これでラグビーW杯もっと楽しんでもらえるとれしい。

とはいえ、全部は厳しいので1試合を選ばせてほしい。

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21日は面白い試合目白押しで、全く違う個性がぶつかったオーストラリア×フィジー、似た者どおしのシーソーゲームとなったフランス×アルゼンチンも良かったのだけど、この日最注目のカードということと、増田本人が普段から南半球ラグビーを追っており、選手個性もとりたい戦術理解してるということで、ニュージランドオールブラックス南アフリカスプリングボクス試合としたい。

南アフリカというと4年前、日本アップセット演出したので、ライバルとみなす向きもあるけど、実力でいったら日本は話にならないくらい負けている。

絶対王者オールブラックスはいうと、圧倒的に強い彼らが肝心なところで負ける時、相手フランスか、このスプリングボクスであり、因縁でいうとこちらの方が深い。

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ゲームが始まる前に、オールブラックス伝統ウォークライハカパフォーマンスをしたのだが、その演目は「カパオパンガ」であったのにちょっと驚いた。

通常、予選では、もう一つのバージョンである「カマテ」が演じられることが多いのだが、大勝負の時しか出ない「カパオパンガ」であったのはオールブラックスも相当な気合いが入っていたのだろう。

ちなみに、ハカは通常、リードとよばれる独唱からはじまり、これだけはマオリの血を引くメンバーでないといけない。

今回のリードはTJペレナラ。第二スクラムハーフ最近は彼が多い。

世界最高とも言われる第一スクラムハーフアーロンスミス資格があり、彼がリードだったこともあるが、国際試合の旅先で女性トイレに連れ込み、セクシー行為に及んだのがオールブラックスっぽくないと懲罰を受け、代表から外れていた時期があり、その時からペレナラリードになった。

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さて試合の方だが、伝統的にこのカードロースコアになることが多く、その理由スプリングボクスのとる戦術にある。

一言で言うと「トライはいらない、マイボールもいらない」。

彼らはボールを持つと、非常に単調な攻めを繰り返し、パワーをテコに相手苦し紛れペナルティを狙ったり、キックを蹴って落下地点でど迫力のタックルかまして、ポロリからリスタートスクラムでパワーで押しつぶして前進を狙う。

大事なのはディフェンスで、キックボールを渡すので、絶対突破されてはならず、それさえ可能ならロースコアにコントロールできる。

こんな戦術が取れるのは世界でもスプリングボクスくらいだ。

オールブラックスの華麗なパス回しと走力は世界一だが、それを止めうるのが「単純なガタイデカさ」「常識はずれのパワー」「きれない集中力」「決してサボらない真面目さ」そして「異常なくらいの単純さ」というのが面白い

実際この試合でもスタートスプリングボクスが狙い通りコントロールしていた。

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ただ、計算違いが生じたのは前半20分ほど。

予想外を演出したのはオールブラックス10番、リッチー・モウンガ。

彼は前W杯から3年ほど、本日15番に入ったボーデン・バレット怪我で今大会出場できなかったダミアン・マッケンジーの陰に隠れて、司令塔としては「第三の男」扱いされていたが、今年になって地元NZのチームでの活躍頭角を現し、オールブラックスの10番を射止めていた。

オールブラックスは、このどちらかと言うと手堅さと抜け目なさを信条とする地味なモウンガと天才的な閃きのある派手なバレットの2人を併用し、実質W司令塔形成していた。

モウンガについては、栄光オールブラックス司令塔という、ラグビー界において文句ない立場にいるのだが、「天才」だの「イケメン」だの「最注目選手」だのともてはやされるバレットと比べて、彼自身プレースタイルのせいかルックスのせいか立場に見合った注目をされてると言い難く、なんかちょっと悲哀を感じさせるものがある。

とはいえ、この男がこの試合を大きく変えた。

彼が自陣で平行に蹴ったキックパスきっかけに、オールブラックスは一気にトライを陥れる。

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その後も、モウンガかバレット、どちらかが密集に巻き込まれ機能停止しても、もう一方がゲームを組み立てるので止まらない、という攻めにスプリングボクス対応できない。

前半で計2トライを献上。

この時間帯はあまり長くなく、2トライを与えてしまった一瞬以外はディフェンスもよく機能し、前半のほとんどの時間がむしろスプリングボクスロースコア狙い戦術の通りに進んでいた、でも結果として一瞬の破綻で点差は開いてしまった。

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後半はトライがないとプラン遂行できないスプリングボクスだが、驚くべきことに彼らはあまり戦術を変えず、なんとオールブラックスの一瞬の油断から逆にトライをもぎ取ってしまった。

ここら辺は、自分たちのやることを信じて崩れなければ、幸運一定確率でやってくると言うことかもしれない。

さらに後半20分、SOポラードが虚をついてドロップゴールを狙うと、これが入り、当初の予定通り、「トライはいらない、キックで刻むぜ」戦術現実的に見える線まで引き戻した。

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しかし、その後、お互いがあまり大きなミスをしないまま時間は経過し、いくつかの幸運の中でオールブラックスが獲得したペナルティキックを、地味な男モウンガが確実にきめ、スプリングボクス勝機じわじわと離れていった。

スプリングボクスとしては長時間ゲームコントロールし、自分たち好みのゲーム演出したにも関わらず、前半に一瞬の隙で奪われた2トライ試合を失うという結果になってしまった。

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ゲーム概観としては、オールブラックススプリングボクスも非常に出来が良く、プールに彼らを脅かす敵がいないことから、双方決勝トーナメントに進む可能性は高いと見る。

そうなると、1ヶ月後に彼らは再び相まみえるかもしれない。

そのときスプリングボクス意趣返しできるだろうか。

なかなか楽しみではある。

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ブコメ質問があり、増田的にも非常に印象的だったので、フランス×アルゼンチンにおけるドロップゴールについて解説を試みたいと思う。

多分だけど、チームとしての戦術ではなく、個人のとっさの判断だと思う。

ドロップゴールは陣形ゲームスピードから、出そうなタイミングがわかるものだが、あの時「これは蹴るぞ」というタイミングでは全くなかった。

ゲーム全体の流れを思い出してほしいんだけど、あのゲームは前半、フランスが圧倒的に優位に進めていたものを、後半、アルゼンチンゲームを辛抱強く戻して、ペナルティキックで刻んで追い上げていた。

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特徴的なのはキックモールで、前半、双方まったくキックを蹴らず、ムキになって走り合っていた結果、フランスゲーム支配していたのが、後半アルゼンチンキックを蹴ったり、モールで押すようになり、長時間の走りあいにこだわらなくなった。

その結果、ゲームが落ちついてアルゼンチンは刻みながら追い上げ、ついには逆転した。

この時点で、計画的アルゼンチンゲームコントロール自分たちのものにしていた。

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フランスにとっての後半は、前半とうって変わってコントロールできない上にじわじわ追い上げられてしまいに逆転されるという非常に嫌なムードに飲まれそうになっていた時間だった。

はっきり言って増田アルゼンチンが勝つと思っていた。

そこにリザーブで入ってきた奴がまったく空気に合わせずにシレッとドロップゴールを決めて流れをブった切ってしまった。

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俯瞰で見てる奴がゲームをまるっきり変えてしまうのは、どことな会社などで中途採用よそ者がガラッと慣習をやぶって風穴をあけるのを連想させる。

あれはラグビーフィジカルな面でなく、「我慢スポーツ」「コントロールスポーツ」としてのメンタルな面をよく表していたと思う。

ラグビーでは、戦術フィジカルといった見えるものと、もっと上位にあって見えづらい「客観性」「空気」「メンタル」みたいなもの勝負を大きく左右するケースがあるので、そこにも注目してみると、味わい深くなると思う。

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あ、あとついでに、オールブラックス選手リーコ・イオアネのNZから日本に向かう様子を本人が投稿した動画リンクを貼っとくわ。

彼は「恩人が日本人なので日本語の名前を息子につけたい」と希望した両親に危うく「リエコ」と名づけられそうになったが、「それ女の子名前やで」と訂正され、「リーコ」になった経緯がある。でも綴りはRiekoやんけ。

そんな人たちもやってくるW杯、みなさん楽しんでほしい。

https://www.youtube.com/watch?v=UQGqItNsago

anond:20190920220725

2019-08-19

[] #77-1「コラえて地獄

さあ、今週も始まりました『コラえて天国』。

ガイドブックでは伝えきれない町の魅力を、住人との交流を経てお伝えして参ります

今回の町はここ『アノニ町』。

はてな市にあるこの町は観光街として親しまれております

以前も取材に来ましたが、今回はディレクターのみでお忍び。

ノニ町の新たな魅力を見つけることはできるのでしょうか。

一緒に覗いてみましょう。


駅に降り立つと 早速ディレクターが何かに気づいた様子

――あ あの子

以前もこの町で出会った少年発見

石の水切りを独特なフォームでやっていたのが印象深く ディレクターも強く記憶に残っている

この日は同級生たちと遊んでいた様子

――こんにちは 久しぶりだね

少年:え、だ、誰?

しか少年 ディレクターの顔を覚えてない

――ほら あの川原で遊んでたでしょ 兄弟

少年:し 知らない……

大男:人さらいめ そこまでだ!

保護者らしき男性が 鬼気迫る表情でこちらにやってくる

――痛いイタイいたい!

謎の男性:神妙にお縄につけ! 法の裁きを受けよ!

サブミッションを極められるディレクター

このまま放送事故になってしまうのか?

???:待て待て、シロクロ! 判断が早すぎ……ん オッサンどっかで……

――あれ……双子

静止に入る少年の顔を見てビックリ

あの時の少年が二人!?


少年に何とか場を収めてもらい 話を聞くことに

――え 双子じゃないの!? すっごい似てる

あの時に出会った少年はマスダくん

ディレクターが話しかけていたのはドッペルくん(?)というらしい

どうやらディレクター 本当に知らない子に話しかけていた

――本当に似てるねえ

マスダくん:こいつ変装の達人だからな 特に俺のモノマネは仲間でも間違うことが多い

――へえ それだけ似せられるのは やっぱりマスダくんには憧れてるとか

ドッペルくん:え えーと……

マスダくん:いやー むしろ憧れてるのは俺というより

ドッペルくん:わー! プライバシーポリシー

なんだか複雑な事情がありそう

彼らも個性的で気になるが 今回はあくまで町の魅力を知るのが目的

今回はプライベート観光ということにして 番組のことは伏せつつ 隠れた名所を尋ねる

――アノニ町で どこかい場所知らない?

マスダくん:いるよな こういういい加減な問いかけをして 引き出そうとしてくるタイプ

耳当てをつけた少年:(質問が)漠然としすぎてます 僕たちにそんなこと聞いて何を期待してるんですか

一癖ある受け答えをしてきた少年はミミセンくん

どうやら仲間の中では司令塔のような立場らしい

――えーと……

少女:私 教えてもいいけど 何の権威もない子供評価をアテにするより ガイドブックでも読んだ方が参考になると思うわよ

尤もなことを言ったのはタオナケちゃん

そんな子供たちから予想外のカウンターをくらい たじたじのディレクター

まらずシロクロと呼ばれている 保護者らしき男性に助けを求める

――すいません 上手いこと説明してくれませんか?

保護者男性:ノー オア ノー! インポッシブル

マスダくん:シロクロに聞いても無駄だぞ 俺達の中で一番アタマ悪いんだから

保護者ではなく 歳の離れた彼らの仲間だったらしい

次 ≫

2019-04-21

努力で結果を掴み取ったチーム鍋 VTuber 最協決定戦

多くの努力は報われない。

一週間前、2019年4月14日VTuber 最協決定戦というお祭りイベントが開催された。

主催渋谷ハルという個人勢の VTuber だ。


イベントレギュレーション簡単に記しておく。

・四人一組のチームを結成し、 PUBG という FPS ゲーム最後まで生き残ることを目指す。

・三試合を行い、チームの順位別にポイント付与する。

順位ポイントの他に、チームメンバーのキル数に応じてポイント付与する。

・チームの総ダメージ量は 500 以下とする(戦力調整)。


最協決定戦には二十チーム、総勢八十名の VTuber が参加し、当日の運営サポートには PUBG SCRIM JAPAN が付き、更には会場を設営してオフラインイベントを開催するなど、大規模なイベントとなった。

YouTube における配信コメント欄は盛り上がり、大会の最終盤には Twitter トレンド一位になるなど、イベント成功裏に終わった。

バックに企業を持たない個人主体となってここまで大規模なイベント企画運営したことひとつとっても注目に値するが、どうせ別の人が書いているだろうから、ここでは書かない。


どのチームも(ネタムーブ含めて)全力を尽くしていた。

個人活躍も随所で耀きを見せた。

エピソード枚挙には暇がなく、全体としてとても良いイベントだった。

一週間かかってもチームごとのアーカイブを消化しきれない……そろそろ諦め始めている。



さて、本記事ではこのイベントへ参加した「鍋」というチームに注目する。

(以降、チーム鍋と表記する。鍋だけでは読みづらいため)


チーム鍋のメンバーは皆守ひいろ、天羽よつは、白雪レイド、ベルモンド・バンデラス

結果を先に書いておくと、チーム鍋は最協決定戦にて総合二位の好成績を収めた。



では、チーム鍋は PUBG が上手いメンバーを集めたチームだったのか?

そうではなかった。


PUBG というゲームプロプレイヤーが数多くいるほど奥深く、一朝一夕ではとても上達できない。

撃ち合いひとつとっても、照準(エイム)の他に銃の反動(リコイル)を抑えるテクニック必要となるし、発砲から着弾まで時間差があるし、銃弾重力に従って落ちていく。弾を当てることがそもそも難しい。

さらマップ記憶乗り物操作、有利なポジショニングなど、覚えるべきことや慣れるべきことが多い。


チーム結成時点で、明確に PUBG が「上手い」と言えるメンバー白雪レイドだけだった。

皆守ひいろ、天羽よつはの両名は「PUBG の知識があってそこそこやれる」程度だった。

ベルモンド・バンデラスに至っては「動かせる+α」程度だった。


PUBG.OP.GG というサイトでは PUBG プレイヤーの戦績を確認できる。 2018 Season 2 Beta における各メンバーの戦績を見る限り、上記表現はさほど間違っていないだろう。


結成最初期の合同練習を見ても、ぱっとした成績は残せていなかった。連携もあまり取れておらず、特に試合の途中で誰かがダウンを取られた際にカバーに入ることができず、ジリ貧となる展開が多かった。五位くらいまでは浮上するが、その先に一位(ドン勝)が見えるような状況ではなかった。



別のデータもある。

メイン会場配信の 1:26:18 あたりに「レギュレーション基準チーム戦績リスト」として、参加したチームの統計データが示されている。

まず目を惹くのは前回の VTuber 最強決定戦にも参加した「†紅葉杏虎†」だろう。強さの端的な指標となる KD 、 KDA 、ダメージ量において全チームトップを誇っている。また、平均生存時間トップ10率も他チームに比べてべらぼうに高い。

次点で「シリンソウ」と「アベりに来ました」も優秀な戦績を引っ提げて参加している。

他、事前の成績で優秀な数値を示しているチームとしては「陽キャ」「ちーむ☆ZANPAN」「HybridNotes」が挙げられる。


チーム鍋はというと、上述したチームたちの次点といったところだった。



総評として、結成時点におけるチーム鍋は、優勝を目指せるほど強いチームではなかった。

そもそもチーム全員が集まって練習できるようになったのは4月8日本戦わずか六日前だ。皆守ひいろを中心として集まったメンバーだったこともあり、ベルモンド・バンデラスと天羽よつはに至ってはその日が初めての顔(?)合わせだった。


チーム鍋は、名前の通り寄せ鍋だった。



どんなメンバーだったのか、完全な主観に基づいて書いていく。



皆守ひいろ出汁担当

まずプレイ面での成長を挙げる。索敵、撃ち合い、サポート、それぞれの能力を満遍なく伸ばし、様々な状況への対応力を上げていった。4月8日の合同練習ではハッキリ言ってチームメンバーの誰とも連携が取れていなかったが、次第にメンバーの誰かしらと付かず離れず行動するようになり、チームが常に有利な状況を作れるよう立ち回るようになった。チームで移動する際は最後尾、殿を務める場面も目立つようになった。

何より、彼女はチームのリーダーであり、ムードメーカーだった。

リーダーとしてチームの状況を把握することに長けていた。例えば、本戦第三試合において白雪レイからベルモンド・バンデラスへ出された指示が、撃ち合いの騒音と混乱に紛れて当人へ届かなかった場面があった。瞬時に伝達ミスを把握した皆守ひいろ白雪レイドの指示を復唱することで、ベルモンド・バンデラスへ確実に情報を届けた。

ムードメーカーとしての役割も非常に際立っていた。陽気で、しょっちゅう冗談を言っては雰囲気を和ませていた。一方で、決して諦めず、弱音を吐かなかった。例えば、本戦第二戦でチーム鍋は八位となり、大きくポイントを落とした。試合終了後、彼女はすぐに「次は?」と発言した。言葉だけではなく、彼女のあらゆる行動が良いムードを作っていた。

どのようなチーム戦においても、ムード、すなわち士気メンバーパフォーマンスに大きく影響する。彼女ムードメーカーとしての明るさは無根拠な空元気などではなく、自身とチームメンバーの成長に裏打ちされたものだった。

本戦では数字に表れづらく、画面映えしにくい立ち回りだったが、彼女リーダーでなければチーム鍋はチームとして機能しなかっただろう。



白雪レイド(野菜担当

彼はチームで最も難しい決断をした。

彼は PUBG のプレイにあたって必要スキルについては、おそらくどのメンバーよりも優れていた。索敵、戦闘サポート司令塔、等々を高水準でこなす、チームのエースだった。

だが、チーム戦において全ての役割を万全にこなすことは不可能だ。結果として、最初期の練習では白雪レイドの負担が非常に重くなり、特に重要司令塔役割に手が回らず、他のメンバーも良い動きができなくなっていた。

典型的な、優秀なエースを擁するチームが陥りがちな機能不全だった。

だが彼はチーム練習を通じて、要所における戦闘司令塔以外の役割を他のメンバーに託すことにした。もちろん自身も索敵やサポートをこなすが、他のメンバーへ彼が積極的に頼るようになった。

これは実のところ、非常に難しい決断だ。よくできたものだと感心さえ覚える。

優秀な者は、往々にして全ての仕事自分でやってしまう。悪意があるわけではない。その時々ではうまくいってしまうからだ。ただしチームの戦力は向上しない。

たった六日間のチーム練習を通して、彼はチームメンバーの成長を感じ取り、信頼を寄せ、戦況の把握と司令塔役割に専念できるようになった。もちろん、本戦において最多キル賞を獲得したように、重要局面では積極的戦闘へ参加し、キルを取ることでチームメンバーが撃たれる機会を減らした。

彼はチームメンバー重要役割を任せることで、かえってエースとしての能力を最大限に生かせるようになった。



ベルモンド・バンデラス(肉担当

チーム鍋において、プレイ面で最も成長したのは、おそらく彼だろう。

彼は多忙のため PUBG の練習に割ける時間があまりなかった。そもそも、彼はお世辞にもゲームが上手いとは言えない。直近の Dead by Daylight 配信を見ても、上手ではない。Apex 配信を見ても、上手ではない。

だが、彼はチーム鍋に欠かせない存在となった。

自分にできることを追求した結果、ベルモンド・バンデラスという男はチームのサポートへ徹するようになった。

距離の移動に必要な車をいち早く発見して拠点へ運ぶ。

物資漁りの際に有用武器アタッチメントを見つけたら、活用できるメンバーへ譲る。

敵の視界を遮るために、スモークグレネードを大量に抱えて的確な位置に投げる。

彼のサポートへの徹底ぶりは、試合開始前に設けられている待機時間中の行動からも見て取れる。彼は待機時間の六十秒間において、ひたすら待機場所に落ちているリンゴや石といったオブジェクトを投げるようになった。

から証言があったわけではないが、これはおそらくスモークグレネードを正確な位置へ投げるための練習だと思われる。多忙であるがゆえに、僅かな時間無駄にしなかった彼の練習は、本戦において大いに役立つこととなる。

また、彼には PUBG に由来しない強みがあった。

優しさ、豪胆さ、冷静さ。

彼の努力性格が、本戦の第三戦においてチーム鍋が陥った絶体絶命のピンチを救うことになる。



天羽よつは(豆腐担当

最も長く地道な練習に取り組んだのは彼女だろう。

彼女そもそも、皆守ひいろに誘われるまでは最協決定戦へ参加するつもりがなかった。「観戦する方が好きだし、自分は PUBG 上手くないから」とは本人の弁。

だが、参加を決意してからは一転、 PUBGの トレーニングモードに籠もって熱心に練習を繰り返すようになり、特にコイル制御練習に励んでいた。

チーム練習が始まった時点で練習の成果は出ていたが、彼女エースである白雪レイドの負担を減らすため、斥候役をも買って出るようになった。チームの進路に先回りして偵察し、安全を確保する役割だ。

敵がいるであろう地点を推測する先読み能力、敵を発見する索敵能力、接敵した場合判断など、総合的なスキルが求められる。隠れている敵に発見されてしまえば真っ先に撃たれるリスクを伴うが、チームが全滅するという最悪の事態は避けられる。彼女は元々、斥候役に必要バイク運転を苦手としていたが、上手く運転できるようにひたすらバイクフィールドを走る練習もするようになった。

また、チームメンバーが接敵した際、真っ先にチームメンバーが注意を向けていない方角を警戒するようにもなっていた。自チームが他チームとの戦闘を開始した際、最も警戒しなければならないのは第三のチームによる横槍だ。これもよく機能し、チームが危険に晒される場面を未然に防いでいた。

彼女の偵察と警戒意識が、チームの生存率をいっそう高めることになった。



チーム鍋のメンバー短期間ながら、それぞれがチームの勝利に貢献できる最適解を模索し、合同練習を繰り返した。

チーム鍋の動きやコミュニケーションの質はみるみる洗練されていき、4月8日におけるそれとはまるで別のチームへと成長を遂げていった。


4月12日の合同練習では四人全員が生存しながらドン勝を決めた。止めの射撃を与えたのは天羽よつはだった。斥候としてチームから離れていた彼女位置取りが、横撃を加える機動力としても機能していた。

4月13日、最協決定戦の前日練習においては、野良オープンマッチング)でベルモンド・バンデラスが、「シリンソウ」主催カスタムマッチで皆守ひいろが、それぞれ止めの射撃を加えてドン勝を決めた。ベルモンド・バンデラスドン勝に至っては他のメンバーが全員キルされてしまった中、生存十三人の状態から粘りに粘って勝利を掠め取った。

PUBG.OP.GG に残されたデータも、4月12日から急激に野良の成績が安定し始めたことを示している(初動落ちは除くとして)。

やはりエースは紛れもなく白雪レイドだが、他メンバーによるキル数やダメージ数も増え、生存時間も伸びた。負けるにしても、先にドン勝が見える負け方になっていた。


チーム鍋はいしか、道中でエース白雪レイドを失っても最後まで戦えるチームに変貌していた。もちろん白雪レイドは自身がキルされても常に仲間の視点からオーダーを出していたが、チームメンバーが的確に対応できるようになっていた。



チーム鍋が本戦にてどのように活躍したのか、という点については YouTubeアーカイブを見た方が早いし分かりやすいので、本記事では割愛する。

念のため付記しておくと、渋谷ハルYouTube チャンネルで放映された本会場のアーカイブ映像では、残念ながらチーム鍋があまり目立っていない。

メンバーYouTube チャンネルに残されている当日のアーカイブを見返すのがいいだろう。

現状では白雪レイド、ベルモンド・バンデラス、天羽よつはのチャンネルアーカイブが残っている。



チーム鍋は急成長した総合力をもって第一戦で二位、第二戦で八位、第三戦で二位と堅実な成績を残し、総合二位に輝いた。

なお、 PUBG では運を味方に付けることも勝敗に関わってくるが、チーム鍋においてはあまり当てはまらなかったと言っていいだろう。

物資や安地の運に恵まれていた第二戦では判断ミスが響いて八位と沈んだ一方、ひたすら物資不足と安地ズレの不運に見舞われた第三戦では秀逸な判断と行動力で二位へ食い込んだからだ。


また、大会ではチーム成績とは別に個人成績の賞も設けられていた。

最多キル賞は叶と共に白雪レイドが獲得した。

長生存賞としては一位を白雪レイド、二位をベルモンド・バンデラス三位を皆守ひいろがそれぞれ獲得し、四位には天羽よつはがランクインした。チーム鍋によるトップ4の独占だ。

惜しくも総合一位こそ逃したとはいえ、チーム鍋は最協決定戦において輝かしい成績を残した。



チーム鍋は結成当初、強いメンバーが集まったスターチームではなかった。

そのままではとても優勝を目指せるチームではなかった。


それでも全員が優勝を信じて努力し、恐ろしいとまで感じるスピード最適化を進め、本戦でも優勝できると信じて最善を尽くした末に、素晴らしい結果を掴み取った。



多くの努力は報われない。

でも報われる努力は確かにあるらしい。

2019-03-31

東京証券取引所の人って普段何してんの?

監視社会になったディストピア世界オペレーションセンター

はたまた宇宙基地司令塔みたいな東証内部の映像ニュースでよく見る。

株価数字流れるあの円形の電光掲示板の下でX字の通路に挟まれスタイリッシュパーテーション貴方も見たことがあるだろう。

恥ずかしながら僕は未だにそこにいる職員が具体的に何をしているのかよくわかっていない。

まるでIT見本市のような雑然とした空間大勢の人が立ったまませかせかと取引を交わしているニューヨーク証券取引所などとは対照的東証職員はとても優雅だ。

東証のあの空間ならこっそりマインスイーパやっててもバレないだろうなと思う。

2019-01-02

VTuber議事録(.live編)

アイドル

ヤベー奴ら12人衆。シロちゃんの一部を切り出してその部分を特化させたようなすごすご集団。もちろん全員キャラ濃い。出来れば動画頻度増やして欲しいが、既存ファンのみなさんが配信を求めている臭いので悲しい。

夜桜たま

麻雀狂いのヤバイ奴。とにかく暇があったら麻雀しているイメージ。四面打ちは企画として凄いが、狂気を感じる時もある。

アイドル部の事を常に考えていて企画もいろいろ出しているっぽいのでアイドル部全体を引っ張っていく司令塔ポジション

エゴサも凄く、正直本人に向けて言ったつもりのないことまでいいねしてくるの怖いことがある。本人宛はハッシュタグつけるのでそちらに反応するならして欲しい。

北上双葉

ホワホワボイスと口悪の組み合わせが強烈。音声のお陰で中和されているがかなり辛辣なこと言ってることが多い。ただし、実はアイドル部の中ではかなり常識人枠で苦労人ポジ

地味に部内コラボが多いのでコンプ目指して欲しい。

花京院ちえり

個人勢でアイドル部に入部。ファンの統率力が凄すぎてちょっと教祖感を感じる時すら感じる。語録が豊富オリジナルゲームやってるとき面白いが、ゲームやってるときは実はそんなに好きでないので、結構アーカイブ落ちが多い。

金剛いろは

B級映画オタ、基本あまり面白くない映画押してくる。高速ばぁばを紹介して来たことは未だに忘れない。が、時々とんでもない名作紹介してくることもあり侮れない存在アイドル部内のムードメーカー空気を明るくしてくれるのに、唐突にとんでもない闇ぶっこんできて、ちゃんご飯食べれるぐらい給料もらえるようになるといいなーと保護者目線になってしまうこともある。落差のギャップが大きく気がついたらものすごく気になる。ゴンゴンもっと甘やかしたい。

もこ田めめめ

個人からアイドル部に入ったやりおるマトン。とにかくいろんなことができるのに、気がついたらこいつかわいいなって小動物を愛でてる気分になるギャップが堪らない。ゲーム配信が多い上に時間が早いことが多いのでアーカイブ落ちが多いが、とにかく愛でたいって気分にさせてくれる。地味にアイドルエース愛玩動物タイプエースっていう箱として珍しいのもアイドル部の特徴。

八重なとり

アイドル部の縁の下の力持ちキャプテン。部内の接着剤なのでとりあえずなとなとに話降っとけばなんとかなるっている安心感が凄い。ただし風紀は守れない。

なとなとはアイドル部の要で、いないと空中分解しかねない超重要ポジションだけど、それゆえに初見では魅力が分かりにくく、ゲーム実況もそんなに面白くなく、なとないともちょっと初見向けじゃないため、延びにくいが個別ファンからアイドル部のファンに変えるためにものすごくいいい仕事をしている

基本的に調整能力に長けているので、一人より大勢のほうが個性を発揮できると思うので、外出して活動させてあげたほうがいいと思う。

カルロピノ

最年少なのにその生き物関係豊富知識と年相応のくそガキ感のギャップをあわせ持つ才女。まさにしっかりものの末妹。

本人の個性的な絵から開講されるピノラボは本当の意味で為になり勉強になり、NHK教育番組でやっていてもおかしくないレベルなので是非もっと人気コンテンツになって欲しい。最初虫食べるヤベー奴から才女への変遷の過程を知っていると感動する。ピノ様は偉大です。気がついたらつい敬意を持って話してしまう。カルロ家でピノ様の為に働かせていただきたい。

ヤマトイオ

ふわふわのお姉さんかと思ったら話が二転三転するため、ながら作業だと本当に何の話しているかからない。自作絵描き歌はお題そのものおかしいことが多くてイオリンもしかして電子妖精さんなんじゃないだろうかとよくある。悪い人に騙されないようにみんなで保護してあげて欲しい。

神楽すず

音楽を愛する真性清楚かと思ったらトラック暴走するし、ガンダムたことないのに強化しすぎた強化人間みたいな発言繰り返すという属性の振れ幅にくらくらするギャップ

が凄すぎて気がついたら夢中になる逸材。音楽トークしている時は本当に教養に溢れる名家お嬢様しか見えないし、ゲームやってる時は近所のクソガキにしか見えないので本当に存在のものバーチャルっぽい。

めめめトラック動画がなかったらアイドル部にたどり着かなかった可能性もあるので僕的にはアイドル入り口

乃木もち

演技と歌がすごすご。とにかくいろんな声が出せて歌も凄い。そして本当に若者文化精通しているのでいろいろとおっさんからすると勉強になることが多い。ただホラーゲーム面白いよりかわいそうになることが多いので出来れば数減らして欲しい。後、なんとなくだけど完璧主義者っぽいのでもうちょっと適当でも大丈夫なんだよって言いたい。

牛巻りこ

強く生きろよ、牛巻。自分配信必要システムを作って配信していてシステムが産み出すアクシデントが魅力。

ただし、本業が急がしすぎて明らかに過労死しそうで心配になる。哺乳瓶のエピソード面白いではなくて素直に怖い。無理せず倒れないように頑張って欲しい。

できればもうちょっと過労死しないレベル会社転職して欲しい。今のままだとある日急にいなくなりそうで怖い。

木曽あずき

部内で唯一の動画勢。自分世界観ものすごく持っていて動画もこっている、頻度も高くないから追いやすい。が、既存Vtuber支持層はいまいち受ける感じではないので結構苦労しているイメージシロちゃん恩恵を一番受けれなさそうなので支持層開拓できる所にアップランドは出してあげないといけないと思う。

チャンネル登録あえてしてないけど、応援している。個人的には有識者会議で他のえらいさんとの対談が見たい。

電脳少女シロ

Vtuber沼に落ちた現況。キズナアイさんが声優デビューするってニュースを見て、声優することで話題になるタレントぐらい知名度があるのかってビックリして見に行ってキズナアイ新規性はあるけど、つまんねーなーとか思っていた所でおすすめででて来たのを何気に見て変な声で鳴いていてヤベー奴なのに所々で知性を感じるってなって気がついたら動画全部見ていたっていう個性の固まり猛獣使いにも猛獣にもなれる逸材。とにかく属性を盛りすぎていて動画ごとに地味にキャラが違う。ほかと会話すると相手個性を生かしながら自分の固有結界に引っ張りこむので、コラボ適正も高い。それでいて演技もうまいので寸劇やっても映えるという一般層には受ける気がしないがオタク寄りになればなるほどどこかしらで引っ掛かる。本当にこのレベルが泣かずとばずだったなんてやばすぎると改めて感じる。取り合えずオタクである限りは追いかけ続けたいと思う最強コンテンツの一つ。

2018-12-17

anond:20181217103957

そう。

から、大体のプロチームには司令塔みたいなのがいるか、会話をこまめに取ってる。

チーム連携ゲームにおいて、ボイチャをしているチームが強いのはボイチャしている人数分だけ情報を共有しているのだから強いに決まっている。

たまーに「おしゃべりしながらゲームすると楽しいから」という人がいる。

それ自体否定しないし、そういう楽しみは必要。だが、そういう人は基本的に「下手」である割合が高く、勝つための努力自己完結である

本来であれば状況報告をこまめにすればいいのに、なぜか明後日の方向へいってAIM練習といってbot撃ちを始める。)

2018-11-21

[]【13】2018 晩秋広島博多別府

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anond:20181121125645




湯気と入れ墨と楕円球


日豊本線を引き返し、別府に向かう。


目指すは鉄輪温泉別府からさらバスで30分程だ。

著名な温泉町なので、賑わっていると思った別府だが、19時台はもうすっかり落ち着いている。

乗車6人ほどで夜の山道を登るバス

自分以外は地元の人だ。

窓の外を見ても時折湯気が上がっている以外は何の変哲も無い地方山村といった風情で、昨日までの賑やかさを考えると全く別世界に来た感じがする。

欧米アジアもここはあまり関係なさそうだ。


そう言えば、大分駅前で、来年ラグビーW杯のサイネージ広告を見た。

44日に及んで熱戦が繰り広げられるW杯は、北海道から九州まで、日本各地で開催される。

大分で行われる初戦は絶対王者ニュージーランドが登場する豪華なカードで、多くの外国人が観戦ついでにここ別府温泉を訪れる事になろうが、温泉タトゥー対策はどうなるのだろうか。


辿り着いた鉄輪温泉は人通りも殆どなく、入湯施設飲み屋以外は閉まっていた。

やはり大分は全体的に夜が早いらしい。

ただ、バスを降りてすぐに無料足湯発見

台湾人と思しき数組が笑顔で足を突っ込んでいる。

大分で初めて見た外国人だ。

自分も少しだけ温まって、ネットおすすめひょうたん温泉に向かった。


ひょうたん温泉はさすがに賑わっており、日本語の他にも中国語韓国語も聞こえてくる。

逞しい胸板に豊かな胸毛を蓄えた欧米人もいた。

脱衣所で着替えてミシュランでも紹介された湯に向かう。

関東スーパー銭湯の様なオシャレさと無縁の無骨な作りだが、蒸し風呂、檜風呂、岩風呂、歩行風呂、高さ3mから浴びる打たせ湯、この施設名前の由来にもなっているひょうたん風呂など、風呂の種類は多岐にわたり、豪華な野趣という様な趣が感じられた。


と、洗い場を見ると、隣のお兄さんの右肩に鮮やかな和彫が。

しばらくすると、ウェットスーツの様に全身を覆う和彫の兄さんもいる。

自分心配など余計なお世話だった。

この状況ならやってくるのが欧米人のデザインタトゥーだろうが、マオリパシフィックアイランダートライバルタトゥーだろうがどうって事はない。

要は柄の種類が増えるだけの話だ。


11月の夜の空気はひんやりしているが、さすがは音に聞こえし別府温泉山道を下ってホテルに帰る間も、さっぱり感と温かさが持続している様に感じられる。

明日は昼前に再び訪れよう、その為にも早く寝るかなどと思い、部屋に帰って何気なくテレビをつけると、ラグビー日本代表が、母国イングランド代表聖地トゥイッケナムスタジアム対峙していた。

旅行中は観られないと諦めていたカードだったので、嬉しい偶然だ。


液晶モニターの中でキックオフを告げる楕円球が高く舞う。

歴史も実績も歴然とした差があるイングランドだが、日本代表は3年かけて磨き抜いたテンポの速いラグビー奮戦

日本の仕掛ける高速ラグビーについていけずミスを連発するイングランドディフェンスライン突破してトライを重ね、日本は前半を15-10リードで折り返した。


後半、日本さらゲームスピードを上げることを目論み、早い配給でもって鳴らす若手スクラムハーフ流大を投入する。

対するサイドからは、眉に異様に近い目から鋭い眼光を送る、亜麻色の髪の角刈りが姿を現した。

前回のW杯、予選プール敗退の悔しさを乗り越え、今や欧州最高選手との呼び声も高い司令塔オーウェン・ファレルだ。


ファレルが入ったイングランドはまるで別のチームだった。

前半に日本スピードについて行こうとしてボールも人も前後左右に動かしたプレーと一転、一度手にしたボールに巨躯の男達が殺到し、力づくで押し込んでくる。

その動きは重鈍で、一気に振り切られるようなスピードはない。

しかし、重機のような圧力を前に日本代表はジリジリと後退させられる。

イングランド代表が一体になって前進するその姿は「これこそが我々だ」という確信を掴み取ろうとしているように見えた。

ついには快速自慢のバックスまでもが一塊りになってインゴール雪崩れ込み、日本代表はトライを献上。

結局、自らを見つけ直したイングランド相手にして流れが再び戻る事はなく、日本代表は15-35で屈した。


やはり己を知り、信じる者は強く、世界の頂はまだ遠い。

来年W杯大分では予選プールだけでなく、決勝トーナメント 準々決勝 プールCとDの1・2位突破チームのカードが組まれる。

死の組と噂されるプールCに組み込まれイングランドだが、その実力を持ってすれば2大会ぶりの決勝トーナメント進出可能性は濃厚だ。

後半に登場して日本代表を締め上げた鋭い目つきのファレル選手も、別府温泉にやってくるかもしれない。


【14】2018 晩秋、広島・博多・別府 7日目|7日目 地獄の老婆と台湾ギャル へ >>

2018-10-31

[] ヤーボ

ヤーボイ(YERVOY)」(一般名:イピリムマブ[ipilimumab])は、ブリストル・マイヤーズ株式会社製造販売する

ヒト型抗ヒトCTLA-4モノクローナル抗体

  

ヤーボイは、近年がん治療において大きな注目を集めているがん免疫療法と呼ばれる免疫チェックポイント阻害薬として

世界で初めて承認された薬剤。

  

免疫機能は、がん細胞を「異常な細胞」と認識し、T細胞という免疫細胞司令塔となって攻撃します。

攻撃を開始したT細胞には、自ら攻撃を終了する機能もあり、その役割を担うのがT細胞上に発現するCTLA-4と呼ばれる分子です。

これが「免疫機能へのブレーキ」となりますヤーボイは、「免疫機能へのブレーキ」を解除して、免疫機能活性化を持続します。

また、T細胞はいくつかの種類があり、その一つに免疫機能による攻撃が過剰にならないように調整する役割を持つ制御性T細胞

(Treg)がありますヤーボイはTregの機能を低下させたり、がん組織中のTregの数を減らすことで、さらに、がんに対する攻撃力を

高めると考えられています

https://www.bms.com/jp/media/press-release-listing/press-release-listing-2015/20150831.html

2018-08-23

福西現役復帰で思い出した中田英寿引退

福西崇史の現役復帰のニュースを見て、福西がもう41歳という事に驚く。

ということは、同学年の中田英寿も41歳だ。2006年ドイツワールドカップに出場したヒデは、大会終了後に引退した。当時29歳だった。一般的には全盛期と言ってもいい年齢だ。

ジーコジャパン海外組と言えばまずヒデ名前が上がるが、対して国内組の主力であったのが福西であった。海外組を多く揃える代表の中盤で、レギュラーを張っていた実力者だ。

その福西も、2008年引退している。まだやれた。現役最後シーズンも主力として活躍している。条件面で折り合わず移籍先が見つからなかったようだ。

早くして引退余儀なくされる選手もいるが、ヒデ能力があれば衰えてもまだ5年は第一線で活躍できただろう。

引退してからも、ヒデはいつか現役復帰するんじゃないかと、願望のような期待を抱いていた。

しかしここまで来るともう、それが難しい年齢になったのだ。

福西の現役復帰もアマチュアチームだ。例えヒデでも、プロ復帰は困難だ。

第二の人生でも力を発揮している様子を見るのは嬉しいが、やはりピッチ司令塔として奮闘するヒデをもう少し見たかった。

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