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はてなキーワード: 基礎科学とは

2021-06-20

anond:20210620104615

しろバブル崩壊後に30年も不景気続けるなら、当局がきちんと経済制御するという方が成長するというのを見せつけられたじゃない。

崩壊一時的景気変動は、外貨借金が少ないなら政府財政出動すればいい。しか産業が衰退すれば外貨借金が増えて財政出動もできないし、ハイパーインフレや輸入の困難になる。日本は一歩一歩その状態に近づいてるじゃない。

更にすでに基礎研究にも多額の金を入れている。基礎科学は千に3つしか莫大な成果をえられないが、千に3つは莫大な成果をえられ、次の産業を作る。日本選択と集中やらで基礎研究破壊し、産業の種も生まれない。

産業を強くしている限り崩壊はありえないし、むしろ日本のほうが産業衰退どんどん進んでるじゃない。

独裁ケインズ主義と、民主主義新自由主義では独裁ケインズ主義のほうが優れてるというのが中国日本比較の結果。

2021-05-04

anond:20210504113610

基礎科学価値があるのはそれを解明するのにリソース必要で、再現性担保されていることによって他人が再発明のためにリソースを浪費することが回避されるからなので

anond:20210504113206

基礎科学自体事実提示であり、それそのものは何の役にも立たなかったりします。

しかし、それに基づいた応用科学工学)が「どうすべきか、どう活用できるか」を取り扱う分野なので、

D-1 科学に基づいて覚悟してxyzしよう(応用科学1派)

D-2 科学に基づいて覚悟してabcしよう(応用科学2派)

みたいに分化していくでしょう。

2021-02-23

安倍・菅・ゆとりを失った国民絶望的な基礎的学問と悲観的未来

 菅首相の息子、東北新社社員の菅正剛氏が総務省幹部官僚を高額接待したとして国会で集中論議されている。追及する野党議員はかつての大蔵省官僚接待汚職事(いわゆるノーパンしゃぶしゃぶ)件以来だと糾弾する。週間文春記事には秋本芳徳・情報流通行政局長が菅正剛とみられる男性から賄賂を受け取り頭を下げられ見送られている姿の写真掲載され、あろうことか録音された会話内容が公開された。これにより、秋本局長は虚偽答弁の疑いが強まりNHKにおいても全国ニュースで再三これが取り上げられている。また内閣広報官山田貴子氏も高額接待がなされた。山田貴子氏といえば、NHKニュース番組にて菅首相日本学術会議の任命拒否問題について明確な説明を求めた件について、電話にて圧力をかけた疑いが報道されている。

 私はある基礎科学分野に従事するいわゆる任期付き研究者である。基礎的な学問社会にとって役に立たないとされ、安倍菅政権下では徹底的に蔑ろにされてきた。大学では裁量にゆとりのある国交金を急速に減額させられており、競争力のない大学は弱体化の一途をたどり、就職支援学校となり下がった。大学経営竹中平蔵のような政権与党のお友達も浸み入ってきた。菅首相国会にて大学研究者による"国会"ともよべる日本学術会議既得権益糾弾した。このように書くと、アンチ自民のように思われるが、私は世代的にはちょうど民主党政権下で行われた事業仕分けによって、危うく大幅予算削減にあいかけた日本学術振興会にて特別研究員として従事していたこともあり、その流れをくむ立憲民主国民民主は支持できない。維新ファーストは論外。いわゆる任期付き研究者の救済指針を明確にし、また露頭に迷う高学歴ワーキングプアを大量輩出した大学院重点化を失策として反省する旨を述べている日本共産党を支持する。党員ではない。国会中継はいつも見ている。支持政党宣言できるのは現実インターネット含めておそらくはてなアノニマスダイアリーだけであり、感謝申し上げたい。

以下は個人的分析に基づくものである。ほぼ無根拠に等しく随筆に過ぎない点を詫びたい。また全くまとめるつもりもなくとりとめもなく書いている。

 安倍・菅を支持せざるを得ない人とはどのような人たちか。(1) 政府予算にてほぼ直接首をつながれ自民党を支持せざるを得ない人々、(2) アベノミクスによって益を得た大企業・あるいは傘下企業就職した人々・あるいはその親族配偶者、(3) カルト的に安倍・菅なるものを狂信する信者である

 (1) には学校役所など税金によって経営されている機関に勤める非正規雇用職員が多数含まれる。たとえば学校であれば常勤非常勤講師役所であれば派遣委託金も税金から。そして私のような大学に勤める任期付き教員、ここでは他にも触れられない多数の人たちもいる。

 (2) 大学はもはや多数学生にとっては就職予備校に過ぎず、3年生になればインターンに参加するのはもはや常識と化している。学生卒論修論にかける時間など研究室に配属された全体の時間からすればほんの一部に過ぎない。実験フィールドワーク重要な分野にとっては学生研究活動・成果は重要資源であり、全く無視することなどできない。リーマンショックにて極端に就職率が下がった時代大学院に一時避難しその後企業の状況が良好となり一般就職した優秀な学生も多くいた。彼らが研究室・分野に残したレガシーは未だ活用されているし、彼らの中には今戻ってきても通用するであろう人もいまだ多数いると思っている。あれ以降、そのような時代は訪れていない。もしかしたら、新型コロナ不況になってしまった今、再び大学院は一時避難先となるかもしれないが。

 (3) 私からはてな民には説明不要だろう。

 アカデミックに身を置く私から見れば、安倍・菅はどうやら学問というか大学に対してコンプレックスというか憎しみに近いような感情を抱いている点はもはや間違いないだろうということが推察される(安倍氏はかつての家庭教師大学時代の恩師からダメ出しされている。)。非常に優秀な人たちが何だかよくわからないこと(基礎的な学問)にエネルギーを費やすことが無駄しか見えないのかもしれない。こうした感情は多くの国民シンパシーを感じているという点は見逃せない。日本学術会議の任命拒否問題はこれまで国会が定めてきた法の解釈に反するという一点が本質であるにも関わらず、問題は菅によってすり替えられた。つまり学術会議の在り方に問題があると指摘し(既得権益だそうだ)、これになんと国民の半数以上がそうだと思っているとの世論調査が出た。(問題すり替えという点が実にアンチアカデミックらしい思考だという皮肉も込めたい。)(ところで、全く非論理的あるいは違法ともいえる手段安倍菅政権で何度も取られてきた。安倍氏が自身公職選挙法政治資金規正法違反による逮捕を恐れ、当時の鑑定の守護神でもあった東京地検検事長黒川氏を違法に定年延長させようとしたのもそうだ。)

 国民には学問が何か役に立つものだとは信じている人はそれほど多くないのが実情である。そんな20年も30年も時間をかけなければ芽が出るかもわからないことに税金を費やすくらいなら苦しい自分たちを救ってほしいのである。これが実情。だからアベノミクスのおかげで就職できたお子さんを持つ親御さんや祖父母さんは安倍を支持せざるを得ないだろう。個人的には東日本大震災のような日本に深刻なダメージを与えた地震津波といったことを研究しているような地質学地震学・あるいは地球流体といった分野や、ここ毎年のように繰り返される豪雨台風による被害を予見するための気象学といった分野に、ごく少数の研究者しかかかわっておらず、むしろから次へと研究室が畳まれている深刻な事態に誰も何も言わない(言えない)ということに、絶望以外の感情が持てないというのが率直なところである。あるNHK特番東北を襲った過去津波から教訓を得ようとする名誉教授先生が自らフィールドワーク沿岸を歩いて地層を見ていると聞いたときは膝から崩れるような思いになった。(当然だが津波地震研究者がいないわけではないと思っている。)これらの分野は地学の1分野とされ、役に立たない理学の一分野とされている。国民の大多数がこんな見方だろう。これ程に基礎学問蔑ろにする政権イノベーションだの科学技術立国などのたまうのだから滑稽極まりない(ちなみに私はもっと無駄であろう分野の研究者である)。いずれにせよ、大学博士課程で教育を受け学位をディフェンド(審査から自分の主張を守るのだそうだ)することが一流企業就職する最低ラインと正しく認識されているアメリカ合衆国ヨーロッパ中国台湾には追いつくことは二度とないだろう。一生彼らが最先端で開発するスマートフォンなどの端末やウェブ技術を使い続ければよいと思う。自動車けが最後の砦になるのだろう。それもいつ世界最先端から取りこぼされるのか。

 トランプ政権の4年で良心を失ったことを顧み、バイデンを選んだアメリカが心底羨ましい。強いネガティブを避けるためにバイデンが選ばれた、という向きも否定できないが。やはり自分たちリベラル自由平等)を勝ち取るという気概は失われていないと感じた。そしてアメリカリベラルには非常に豊富経験がある。この点が日本とは大きく異なる。日本自民党を拒むときは、いつも不況だった。バブル崩壊後・リーマンショック。そして新型コロナでも非常に怪しいわけだが。このような積極的でない背景による政権交代しかなく、自分ドライブする準備が出来ていない野党が突然与党になってもなかなかしんどいである民主党政権はうまくいったとは言えない。国民自分たちリベラル的なものを獲得してやろう、という気概は持てないのである。何より、経済的精神にゆとりが持てず、いつ派遣から切られるかもしれない恐怖と不安、巨大な大企業庇護されているという虚栄ともいえる安心感が強く、社会全体を根幹から支えようとか社会的弱者や虐げられてきた人たちに目を向けようとか、つまり社会福祉や学問教育社会として注力して、たとえ遠回りであっても国全体の再生を目指そう、という気にはなれないのである自分には介護対象の親や祖父母いるから、とか女性であるとか、小さな子どもがいるとか、それらと家庭の経済状況を計りにかけている人もいなくはないだろうが。なにせ、かくゆう私も任期付きでいつ首を切られるかわからない立場である。そんな者が来年予算の財源を握る政権与党を支持しないで大丈夫なのか、と思われそうだが、全くの事実。実は私も政権与党に首根っこをつかまれている人間の一人に過ぎない。だが、ここは増田。私がどこの誰かなど特定することもできない。だから、これから数十年先の日本絶望的状況でしかないと言っているのだ。目を覚ませ、国民よ。

2021-02-18

[]2021年2月17日水曜日増田

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2021-02-17

anond:20210217082216

国がそういう動きしてるとしか思えないのがここ25年なんだからしゃーない

からピノチェト政権」なんだよ

あるいは東ドイツの末期と言っていいかもな

致命的な産業の遅れを取り戻すために基礎科学研究では間に合わないか

諜報機関業務の9割を産業スパイに回して総合生産ギャップを埋めようとした

そうじゃないと基礎科学研究さえ守れないか

その結果はどうか?別の部署たる警察予算獲得のいい口実だとばかりに

国を救うために必死で潜入して技術パクってきてる産業スパイたちを追跡して妨害して捕まえまくったのよ

トーネードGRっていうイギリス戦闘機の開発チームに潜り込んで電子技術パクってた東ドイツスパイが捕まって理由がそれだから

東ドイツ警察が捕まえたいからとチクった

もしそんなガイジムーブしなければ、ドイツ自国戦闘機単独で作れるノウハウが今頃あったと言われる

まり今の日本内ゲバが酷すぎて統一的な行動が取れてない

結果長期的な投資も難しいし短期的に無駄リスク抱えながらでも利益を出すしかない

こんなふざけた状態に陥ったら結局稼いだ金貯蓄と維持に回すわな

anond:20210217081739

そうは言っても基礎科学研究に金つぎ込んだ時代が産んだ負の遺産オウムサリン事件から

、、、、、、は?馬鹿じゃない?

あと、研究に金をつぎ込むことと教育に金をつぎ込むことと混同してね?

サリン程度の物質、この物質有害だってわかってれば、大学有機化学やってる人間は合成できるわ。有機化学教育なんざするなってことか?

オウムがあそこまで肥大する前に拉致の段階できちんと調査して潰しておけばよかっただけじゃないの。

anond:20210217081035

そうは言っても基礎科学研究に金つぎ込んだ時代が産んだ負の遺産オウムサリン事件から

政府としてはやりたがらないんじゃないか

オウム洗脳した総合商社マンが培った実力でロシアからライフル買い付けてチャネルを開くことは法律禁止して捕まえられるが

ネットなんか黎明期だった時代において、昔の科学雑誌論文に載った一個の化学式から逆算して当時軍事機密だったサリンVXガスを生成できたのは

基礎科学力がアホほど高かった時代教育を受けた高度人材だったからね

国としてはケチ麻薬売人や女衒程度で一般国民は終わって欲しいんだろ

anond:20210217080123

新しい科学模索とそのために金と時間を与えること

基礎科学研究のために学術予算をつけると、クソ文系社会学者(笑)予算をかすめ取っていってしま

2021-01-29

「2位じゃダメなんですか」の真実

「2位じゃダメなんですか」という蓮舫氏の言葉は、その謎の語感の良さとインパクトの強さから、その言葉が発された12年を経てもまだよく使われる。

さて、そのたびに「2位じゃダメなんですかという発言はそんなに悪くなった!実は裏には〜!」というようなことを言う人が最近よく湧くようになった。これは本当なのだろうか、その時代背景を踏まえて考察していきたい。

当時、政権交代を成し遂げて民主党政権が発足したことはもやは歴史になりつつあるが、その代表的スローガンは「政治主導」だった。

その流れにおいて、鳩山政権国民意見や実際の現場の声を聞きながら予算を削減するための行政刷新会議を設置したのである

具体的な削減目標が設定されて、3兆円の削減が可能であると設定され、仕分け人蓮舫氏に決まった。

問題の「2位じゃダメなんですか」発言が生まれたのは事業仕分けが始まってから3日目。2009年11月13日である

その内容は理化学研究所研究員と、蓮舫氏、そして進行役からなる。

まずは会議の途中、研究員発言からこの物語は始まる。

研究員「私は研究者ですので、研究者としての立場発言します。

先ほどから費用対効果の話が出ておりますけれども、サイエンスには費用対効果に馴染まないものもございます

例えば基礎科学の分野でいきますと、宇宙ビッグバンはどうやって始まったのかとか、鉄以上の元素はどうやってできたのかとか、あるいは星の誕生はどういうものか。

これができるのは、実はシミュレーションだけなんです。

こうした大型スパコンを使ったシミュ レーションだけです。例えば地震シミュレーションにしても。」

これはまともな意見に見える。

そして次は進行役の発言

進行役「その一般論は皆さん共通認識ですので。

これだけのお金をかけてこれを来年度やる必要性について、具体的にお答えください。」

トゲトゲしく聞こえるが、この進行役は終始この感じである

研究員「こうした国民夢を与える、あるいは世界一を取ることによって夢を与えることが、実は非常に大きなこのプロジェクトの1つの目的でもあります

これは具体的意味について答えていないように思えるが、「サイエンスには費用対効果に馴染まないものもある」と言う発言が「”一般論はいいかもっと具体的に言え」却下された末の苦しい言葉だと言える。

頑張ったな研究員…。

そしてここで満を辞して蓮舫氏が登場する。

蓮舫氏「思いはすごくよくわかるし、国民夢を与えるものを、私たち全員が否定しているものでは全然ありません。

ただ、ちょっとからないのは、今回あと700億円を投じて、今回のスパコンができること。

この段階で既に 100億円を超える予算超過をして、今後 700億円を投じて国民に夢を与えたい。

それは本当にこの額が必要なのかどうかというところを、もうちょっと教えていただきたいんですけれども。

国家必要最先端IT技術の獲得が目標にあるんです、そして比較参考値で、今日いただいた中には、中国が1ペタを開発していて、アメリカが間もなくで、もう日本アメリカの後にいるんだと。

世界一になる理由は何があるんでしょうか。2位じゃだめなんでしょうか。

あるいはアメリカがつくった後に、そこになってある意味ソフトあるいはどこかで共同開発、つまり日本アメリカが一緒にできるような、何かそういう夢の共有というのは、できないんでしょうか。

なぜ1位なんでしょうか。

で、出たあああああ!!!!「2位じゃダメなんでしょうか発言である

この発言の流れはこうなる。

予算をかけてスパコンを作る意味はわかる。

ももう100億円予算を超過してるよね?

たとえできたとしてもアメリカにすぐ抜かれるよね?

2位じゃダメなの?

アメリカ共同開発とかすればいいじゃん

……と言うことである評価各自に任せるが……。

ちなみに当時の世論としてはこの「予算削減」は実に目新しいものうつり、現在での悪名とは違って9割の国民事業仕分け好意的だった。

「いけすかない科学野郎を懲らしめる、正義政治」というイメージだったのである

2021-01-02

anond:20210102011432

から、それも1980年代に上昇して低下ってグラフになってるだろうが。

基礎科学投資、萌芽研究投資設備投資研究投資なしに生産性向上なんてありえません。

だけど、新自由主義は基礎研究投資、萌芽研究投資をしない。バブル崩壊企業が保身に入って設備投資研究投資をしなくなっても何もしない。不景気になって金利が0になったら何もしない。

これらなしの生産性向上って一体どうやってなすの

anond:20210102011301

政府が金を出すきがなかったらない。基礎科学の段階で金を出せるのは政府だけ。金持ち科学ことなんかわからん研究者でも自分の近い分野ぐらいしかわからんのに。

エンジェル投資みたいに詐欺師徘徊するような状態で終わり。まさに錬金術時代の再来。

2020-12-16

【全文翻訳】イベルクチンはCovid-19を治療するための奇跡の薬?

【全文翻訳ピエールコリー博士上院証言:イベルクチンはCovid-19を治療するための奇跡の薬?

なぜ私たち以外の誰もが気にしないのか... WTF

The Auto Channel

原文URLhttps://www.theautochannel.com/news/2020/12/10/922677-senate-testimony-dr-pierre-kory-ivermectin-miracle-drug-to-treat.html

編集者の嘆願。それは研究する価値があるのではありませんか?

COVID-19の予防と治療におけるイベルクチン有効性を実証する新興のエビデンスレビュー研究(PDF)

証言 聖路加オーロラ医療センター准教授 ピエールコーリ医師

国土安全保障委員会会議の前に COVID-19の早期治療に注目

2020年12月8日

COVID-19に対する効果的な早期治療重要性と必要性に注目していただくために、ジョンソン上院議員と委員会の皆様に感謝の意を表すことから始めたいと思います。私は個人医師としてだけでなく、私の非営利団体である「Front-Line COVID-19 Critical Care Alliance」を代表して、本日お話しさせていただきます

私たちは、多くの人と同様に、効果的なワクチンの開発に成功したことに非常に励まされていますが、ワクチン以外の効果的な早期治療、在宅治療、予防治療選択肢についての指針や研究がほぼ完全に欠如していることに愕然としています私たち病院10万人以上のCOVID-19の患者入院して溢れており、毎日のように記録的な死亡者が報告されていますワクチン一般に配布されるまでには数ヶ月、この危機に十分な影響を与えるにはさら時間がかかると思われますので、効果的な早期治療必要性を強調したいと思います。私の所属する重症治療専門家組織は、このウイルス病気プロセスについての洞察を得て、効果的な治療プロトコルを開発するために、約9ヶ月間、科学的文献を精力的に検討してきました。その間、私たちはCOVID患者でいっぱいの集中治療室で長時間働いていました。私は、5月委員会の前でMATH+病院治療プロトコールについて証言できたことを誇りに思っています。この治療プロトコールは、その組み合わせ療法のほぼすべての構成要素が臨床研究検証されており、治療プロトコールの影響に関する詳細と報告書は、数日以内にJournal of Critical Care Medicineに掲載される予定です。

ポール・E・マリ教授率いる私たちグループが、COVID-19の予防と早期治療のための非常に効果的なプロトコルを開発したことを、私はここに報告することができ、大きな誇りと同時に大きな楽観主義を持っています。ここ3-4ヶ月の間に、新たに発表された論文は、抗寄生虫剤、抗ウイルス剤、抗炎症剤と呼ばれるイベルクチンの深遠な有効性についての決定的なデータ提供しています私たちプロトコールは、これらのデータ確認した後、最近になって作成されました。ほぼすべての研究で、イベルクチン治療効果安全性が、この薬を服用しているほぼすべての人の感染病気の進行を防ぐことが実証されています

先に進む前に、そもそもこのヒアリング必要とされてきたわが国の治療対応には2つの重大な欠陥があることに注意を喚起したい。ヒドロキシクロロキンに対する初期の関心と研究のほかに、すでに存在する安全で低コスト治療薬の使用研究するための重要な取り組みを見つけることができません。私たちが全国規模で観察した唯一の研究治療の焦点は、レムデシビルモノクローナル抗体トシリズマブなどのような新規または高コストの薬剤設計製品であり、そのような治療法はすべて数千ドル費用がかかります。これは、Covid-19について議会相談したある医師が「低コスト治療法の価値をどうやって証明するかという問題議会蔓延している」と結論づけたときに出された結論と一致しています。もう一つの障壁は、私たちのページが繰り返しブロックされているフェイスブックや他のソーシャルメディア上で重要科学情報を発信しようとする私たちの試みのすべての検閲でした。最後に、既存タスクフォースに臨床の専門家がいないことが、効果的な治療法の特定の進展をさらに妨げていると考えています私たちの専門的な臨床医グループスキルセット、臨床知識ベース患者ケア経験類似しているメンバーほとんどいません。既存メンバーはすべて、大規模な医療機関の医師リーダーであるか、研究バックグラウンドを持っているようである。多くの人はキャリアの中で患者ケアのベッドサイドでの経験があるはずですが、今回のパンデミックの間にCOVID-19の患者のベッドサイドに相当の方法で立ったことがある人はほとんどいないようです。私たちのような専門の臨床医パネルには大量の貴重な見識と知恵があり、COVID-19におけるイベルクチンの絶大な効力を最近発見したことを共有できることを大変嬉しく思っています

ベルクチン安全性が高く、広く入手可能で、低コストである。その発見ノーベル医学賞を受賞し、すでにWHOの "世界必須医薬品リスト "にも掲載されています現在20以上のよく設計された臨床試験データがあり、そのうち10試験無作為比較試験で、どの試験でも感染率の低下、回復期間の短縮、入院の減少、死亡者数の大幅な減少など、大きな規模と統計学的有意効果が一貫して報告されています。この臨床データは、複数基礎科学、体外および動物実験によっても裏付けられています。1週間前に完成した我々の原稿は、ほぼ毎日のように新しいイベルクチンの陽性研究が出現しているため、すでに古いものとなっています。この原稿は、医療プレプリントサーバーOSF(Open Science Foundation)に掲載されており、こちら(https://osf.io/wx3zn/)、または当組織ウェブサイトwww.flccc.netからダウンロードできます博士号を取得した研究者や科学者のグループ執筆した、より更新されたメタアナリシスレビューは、2020年12月4日時点でのすべてのイベルクチン研究を含み、c19study.comのウェブサイト掲載されていますhttps://ivmmeta.com/

これらのデータは、イベルクチンがCOVID-19に対する効果的な「奇跡の薬」であることを示している。その効果の大きさは、世界中の多くの地域寄生虫疾患に対してノーベル賞を受賞した歴史的な影響に似ています。イベルクチン発見に貢献した製薬会社であるメルクは、この薬が最初に発売された時からWHO寄生虫撲滅プログラム支援するために、何億回もの投与量を無料寄付していることに注目すべきでしょう。私たちは、COVID-19の惨劇から地球を根絶するためには、同様のイニシアチブ必要であると信じています私たちグループは、この金曜日12月4日ヒューストンユナイテッドメモリアルメディカルセンター記者会見を開き、"Call to Action "を発表しました。私たちは、イベルクチンに関する科学的根拠の高まりを迅速に評価し、それに応じて治療ガイドライン更新するために、私たち国内および世界医療機関と指導者たちに正式要求を行いました。私たちは、イベルクチンに関する最後治療勧告8月27日のものであり、NIHウェブサイトでは、イベルクチン臨床試験でのみ使用することを推奨しており、当時は臨床研究が不足していたため、「専門家意見」としてその勧告に基づいていることに注目しました。今ではイベルクチン有効性を報告している研究豊富にあります記者会見私たちは、治療法の推奨がなされ、それによって何千人もの命が早く救われることを期待して、このエビデンスの迅速かつ最新のレビューを行うよう呼びかけました。記者会見は、世界中のほぼすべての国にAP通信ユニビジョンを介して放送されました。ウガンダ政府の保健省は現在私たち治療プロトコルを国の治療ガイドラインに組み込むことを意図して、私たち原稿レビューしています。それが48時間後の現在、広く共有されているにもかかわらず、私たちには何の連絡もありません。

2020-11-19

anond:20201119224530

政府が何もしないのが理想的という思想新自由主義。曰く政府裁量市場経済を歪めるからなんですと。民間の力だけでこなすのが正しいのですと。

だけど、科学はどうなるかわからないものが基本なので、売上が遠い科学なんてのは政府しか金を出せないが、まさに政府裁量政府が金を出さなければ基礎科学崩壊する。

ついでに、一度大規模経済危機を迎えると、企業は金を貯め込んで設備研究投資をしなくなるんだが、金利誘導以外何もしないのが正しいのですと。バブル崩壊で一気に金利が下がってできることはなくなり、そうして、日本企業技術も地に落ちたと。

今の科学低迷の原因は新自由主義だよ。

あとさ、レッテル貼りとか言うけどさ、もともとは新自由主義こそが正しいと言われてたんだよ。だけども、新自由主義30年で、完全に日本の衰退が明らかになったから劣称になったの。

2020-10-08

anond:20201008003130

仮にイージスアショアの予算吸う千億円削っても失業対策予算とか医療費より基礎科学研究予算の方が重要と言えなきゃダメじゃん

2020-09-14

素人インテリぶって人文学基礎科学を聖域化するのはやめろ

たとえば、民主党事業仕分けで「2位じゃ駄目なんですか?」で騒がれたスパコンなんて、当時、関係者全員にとって無駄以外の何物でもなかった。

しかし、民主党憎しのネット右翼と、基礎科学擁護しておけば教養ぶれる勘違いしたインテリ気取りが、外野から猛烈な批判を加えたことで、スパコン分野が「聖域」と化し、巨額の税金が投与され続ける羽目になってしまった。

何も分からない奴が知識人ぶるために学問擁護するのはやめろ。

2020-06-22

anond:20200621130353

叶わない化け物からは逃げるのが第一だろ?

儲ける最後まで自分が確実に権利を持てる状況じゃなしに頑張ったって本当に「無駄

それどころか借金こっちに残して奪われる懸念もある。

という前提があるので、起業系の銭を基にはハイテクスタートアップは生まれませんし、当てにしてはならないと思うね。

まあするもんじゃないわ。一億歩ぐらい譲ってアカデミックで「研究成果」が成果になる状況で研究成果を積み重ね、商売展開可能性を探る。

そのうえで研究者側が協力者を選り好みできる強い立場になったら起業として歩みだすということになると思う。

基礎研究に金を出さんというがさ、企業当てにするのは間違ってるよ。企業自分企業のために金を出すのであって、第三者は正直どうだってもいい。

しか第三者がすでに研究公費などで深めていて、組む企業を選り好みできる状況であるなら、他に組まれるのが嫌だから待遇をよくする。

逆接的に日本全体でもしテック起業とやらを増やすとするとするならば、公費として萌芽・基礎科学に金を出す、人を増やすということになると思う。

ま、現状では起業はするもんじゃないと思うね。アカデミック自体も超レッドオーシャンから

成長欲だとか情だとか色恋感情だとか自体他人他人をはめ込む道具だと思う。一度嵌め込まれしまったら報われない苦しみの地獄しか残っていない。

一億歩譲って確実にもうかるか?じゃないとならん。でないと本当に地獄見るだけだ。やらずにサラリーマンしてたほうが一億倍幸せ

2020-01-02

anond:20200102165920

萌芽的科学基礎科学はそんなものだってことよ。

素人には魔法詐欺と違いが見えないだろうね。

それでも、すべての革新的技術はその段階を経由している。

パワポ数枚でやるだけならできるだろうね。だけども、似たようなことを詐欺師がやったとして、素人区別ができるかといえば素人区別ができないだろうなとも思うよ。

更に、大言壮語を発して、結果的に仮説の誤りで出来なかったとして、周りの人間詐欺師と自分とを区別してくれるかといえばそれも否だろうね。

2018-11-17

ベンチャーキャピタルアクセラレーションプログラムも実はイノベーションを欲していない。

理由は、リスクを見極められないから。かつ、リスクが許容できないから。そして、ほしいのは商売人としての利益から

このあたりは金融屋として、市場がどれくらいで、いくら投資したら、いくら利益がでて、全体でいくら儲けられるか?という見込みを元に行う。

だけど、不確実性が高まれ高まるほど見込みを立てられない。つまり、儲けの算段ができず、投資不的確だと判断される。

および、「まだできていない物」だからできないリスクもある。「できてないものを出来ているように言うような」詐欺師の温床にもなる。

詐欺師の側も、これなら投資が取れるネタというのを日々研鑽しているもの

詐欺師ベンチャーを名乗る件が非常に多い時点で不確実性がさら高まる

ベンチャーキャピタル、ベンチャーとの共同研究を設定するのは基本的に大組織。つまり、内部で数人がかりでこれはいけるだろうというのが断定できないとならない。

好むのは基礎要素が全て整っていて、もう少しは売り始められているようなもの、あるいは、よそがヒットしているようなもの

から、何もないところから突然ヒットした、というのが生まれると、こぞって突然ヒットしたものがらみについて投資バンバンしだす。

新しいもの開拓されたのだから、その周辺で新しいビジネスが生まれ可能性もある。かつ、その先行企業の真似事でうまくいくこともある。けど、とれるリスクはその程度。

大企業側も自分事業領域に近いところならリスクが取れる。また、自分自身が利益を出しているが、その利益が食いつぶされる程度であれば耐えられる。

大企業が信頼の出来る大学に共同研究を持ちかけるほうが詐欺にあってダメになるリスクも低い。

無論、大企業から見ても詐欺リスクはある。それから、やっぱり結果論として、投資したものが頑張ってもうまくいかなかったもの詐欺と等しい。

から、どこぞの馬の骨ともわからないふけば飛ぶような起業になんて、金は出せない。大企業社長思い入れがあるとか言っても、それなら自社内でやるだろってことで。

アカデミックならまだ経理と報告がしっかりしているから出せるかというところで。

となると、それよりリスクが高いものとなるとアカデミック側がリスクをとって研究するとなる。

ただし、競争資金もある程度研究の基礎部分があって少し背伸びしたぐらいのものでないと通らない。つまり、これも基礎もきちんと整えられない物は作れない。

だが、成果として儲けることは条件にいれなくて良い、その代わり、論文報告書として表に出さないとならない。

最も、最近の透明化とやらでその報告書申請書やらの書類周りのウェイトが非常に高くなって研究時間の圧迫につながっている。

そのような書類がなくても研究できる余地必要だ。

番外として金持ち投資するというものもある。これは金持ち一人が判断したら出せるもの

金持ちは何らかの自分商売に専念して金持ちになったので、離れた分野の知見なんてまあ、まず無いと言って過言じゃないあろう。

ほとんどの金持ち中小企業を構えているぐらいのものなので、組織的に詐欺対処できない。

リスクは取れるが、いかんせん詐欺リスクにかかるリスクのほうが高いので、よっぽど自分商売に近い部分のリスクしか取れない。

企業宛の国、政府助成金詐欺懸念があるため、極短期間か、1/2や1/3程度の自己負担が求められる。ついでに書類も多い。

ということは、もうそれだけの間に事業がうまくいく算段がついてないと応募したところで首を絞められる。

まとめると、とれるリスク順に次のようになる。

1.銀行融資

2.国、地方自治体助成金

3.大企業ベンチャーとの共同研究

4.ベンチャーキャピタル

5.金持ち他人への個人投資

6.大企業アカデミックとの共同研究

7.アカデミックポスト競争資金

8.アカデミックポスト運営交付金

9.金持ち自分自身の開発に対する資金

逆にこの下側から、まだ影も姿もない革新的イノベーションが生まれ可能性もあるということだ。だって影も姿もないのだからその上側のリスクがある金は取れないわけだから

8なぞ、研究しているときは「何に役に立つのかわからない基礎研究」としてやっていたのだろうがね。

革新的イノベーションというのは今まで思いもつかなかったこから巨大なビジネスが生まれたことと言っても過言じゃないだろう。

そうなるには、基礎技術部分を全部抑えていて、大きな市場をつかめ必要がある。

しかし、そんな基礎技術を抑えきれるような開発は非常にハイリスクだ。長期の開発にはまず開発当事者生活費をどうするかから考えないとならない。

政策としては、上記フェーズを「それぞれ」充実させる必要がある。

特に7,8は国しかリスクを取れない

ただし、新自由主義化でアカデミックポスト使い捨て化、運営交付金削減、競争資金化が進んだところ、論文執筆数の時点で減少している。

役所政治家仕事として、別に「夢を見せてやったふりをする」こともあるだろう。

まあ、叫ぶだけ叫んで、子供のお遊び起業を増やすのも一応仕事をした事にはなるだろう。最もそいつらは失敗するわけで、周りも起業はしてはならないと学ぶだけに終わると思う。

から大学学生ベンチャーサークルが生まれては数年しては消え、そしてまた数年後に生まれる。どこの大学でもあるようなサイクルが生まれる。

結局のところ、イノベーションの面から見ても基礎科学の充実と、各フェーズ資金のものを増やすこと以外に解はない。

2018-10-15

女性理系進学を自分で諦めている

科学や数学の分野において男女に成績の差があるのか、160万人の高校生のデータから判明したこととは? - GIGAZINE

この記事ブコメを見ても、どうしても女性理系に進まないのは阻害されているからだと考えたがる人がいるのが分かるけれど、別の資料を見れば、女子工学部物理数学系に進まないのは物理が苦手と感じる子が男子に比べて圧倒的に多い事が理由であることは分かる。

https://berd.benesse.jp/berd/center/open/report/shinrosentaku/2005/pdf/shinrosentaku05.pdf

p307 図4-2-4を見れば一目瞭然なのだが、女子理系に進んでも物理を履修しないし好きにはなってない。女子理系選択割合男子と比べて大きな差が存在しない一方で、女子の85%は物理が苦手か履修しない。更に、物理が好きだという女子ですらも過半数理工学部への進学を選択しない

理系選択理系学部を進学先に選んでも良い家庭環境を選んだ女子であっても、これほど有意に差が出る事の理由を、どこに求めるべきかというのは難しい話だろう。しかし、高校物理が苦手であれば、物理学科や数学科、工学部を進学先に選ぶことは考えにくい為に、結果として基礎科学部門における成果に男女格差はついてしまうし、エンジニアリング仕事選択する女性が少ない理由にはなる。高校物理が苦手であることは、幾何学微分積分直感的に捉える事が難しい事を示しているので、大学以降の数学絶望だろうし、女性基礎科学研究高収入エンジニアIT機械系を含む)に少ないのは必然に思える。そうした選択肢を取るには高い数学力が必要になる。(ただしWeb界隈だと、数学特に必要もないとか聞くしCSを専攻する事が高収入の近道でもないのかもしれない)


得手不得手の意識生来の適正だけでなく、環境要因もあり得るという見方は出来る。

「女子は文系、男子は理系」の意識はいつごろ生まれる? |ベネッセ教育情報サイト

図をみて貰えば分かるが、小学生時代には女子にも理系は向いてないという意識は強くないが、前述の資料p298 に記述がある様に、小中学生時代機械やモノづくりに対する関心に差は有意存在する。理系に進学した女子ですらも、男子に対して30%以上も少ない。この差が物理への関心の差に繋がっているという見方は出来るかもしれないが、小中学生時代のモノづくりの経験や関心の差は物理が苦手と感じる学生の男女差よりも大きい。同時に、幼少期の単純な関心が、物理が分からない理由になるのか?という疑問は強く残る。進路決定の理由と、物理理解できないというのは別の理由のはずだ。



結論的には、理工学部への進学率の低さは阻害されている事が要因ではなく、物理への苦手意識理由であるって事になるだろう。その苦手意識を、幼少期の原体験によるものと断言する事も難しいだろうが、物理を好きになる事を阻害されているとまで言うってのはもはや暴論だ。女性理工学へ進まない理由は、事実としては、物理が嫌いな人間は、物理工学を選ぶはずがないというシンプルものしかありませんね。少なくとも、差別・阻害されているか理系に進学できないのではなく自ら折れてるだけなのは言えただろう。

理系に興味があり理系進学を選択した女子ですらも大部分は物理が苦手であるという事実は、環境要因だけでなく、先天的な要因でそもそも無理なのではないか?と想像するには十分なものがあるが、それはまた別の話。

そう言えば、俺が大学行ってた時の物理学科は 1/42 で数学科は 0/40 だったな。生物化学は2:1程度の比率だったので、この差は何だと思ったもんだけど、物理嫌いが理由根底にあるならばしゃあないね

追記

「女は物理数学機械いじりに向いていない」という社会規範があって10代くらいだとそれを自己内面化やすいのが問題という話なのだけど、そこから説明しないとだめなのか……。

こうした意見を言う人が自分データを見てくれることはまずないと思うので、追加しておきます

環境要因がありながらも、高校時の男子理系選択割合は50.3% であるのにたいして、女子は41.2% であり、性差はさほどない事が伺えます女性科学に興味を持たない事はない。理系選択したうちで、物理を履修する学生は、男子では63.1%女子は41.9% となっています。この大きな差を環境的な要因であると言ったとしても、問題なのは、その先にあります理系に進み自らの意志物理を履修した学生のうち、物理が得意だと自認した学生男子割合が 54.6%と過半数を超えるのに比して、33.6% にすぎないのです。

自分理系に向いていると自覚し、積極的物理選択した女子の過半は物理挫折しています。本文中で言ったように物理が苦手であれば、その先を工学系で過ごすのはなかなか大変ですから進路として選ばれにくいのは当然です。これを環境要因とするのは無理があるでしょう。逆に考えると、理系選択する以前に、幾何が苦手で空間認識力が弱い、事を自覚している子が物理や、理系選択する事を避けている可能性すらあります環境要因を絶対視するのは無理があることが分かりますね。

2018-10-11

学問価値を求めること

キズナアイ話題フェミニズム議論から文系学問議論へと移ってきてるの面白いけど、

理系価値がはっきりわかりやすいけど、文系価値基準がはっきりしないか大学必要ないんじゃね、趣味の延長だろとかい人達がまだまだいて頭痛い所。

そもそも彼らの言う「価値」とは誰のための価値を指しているのか?少なくとも自分から見えない価値じゃ存在する価値なんてねーだろといっているようにしか受け取れない。

理系でも基礎科学というすぐに応用につながるわけではないけど、研究知識の積み重ねが凡人ではわからない/見えない範囲でいずれ社会に役立っていく分野がある。

同じように文系概念知識にたどり着くのに長い積み重ねがあり、その過程学問として体系的に学ぶことで得られる知見があるから学ぶ人間もいるわけなのだが。

そもそも理系文系わず、何かを学ぶことに対して、私的価値が見出せないから役立たずと一蹴する姿勢はどうなのか。

すぐに役立つもの価値がはっきりと解るもの学問に求め続ける利己的な姿勢を改めなかった結果、日本大学教育研究が今衰退しているのではないのか。

情報工学 CG分野の業績事情修正在り】

http://dlit.hatenablog.com/entry/2018/10/10/080521

https://anond.hatelabo.jp/20181010122823

私もこの流れに賛同したので続きます。私は博士課程の学生なので、多少間違いがあるかもしれませんが、大筋は合ってると期待します。身バレしない程度にざっくりとした纏めにとどめますが、誤りがあった場合修正については諸氏にお願いしたい。他の研究者の諸事情を聞くのは面白いですね。

はじめに

CG分野の研究は、大雑把に分けると

というようなモノになると思います。各分野を横断する様な複合的な研究も多いのですが、大雑把にというところでお許しください。最も著名な研究者現在ドワンゴリサーチ主幹しておられる西田先生でしょう。

論文事情

国内ですと画像電子学会VCシンポジウムといった会議雑誌投稿しますが、国内への投稿はあまり重要視されていないという現状があります。では、どこへ投稿するのか?といいますと、Siggraph (Asia) 、 Eurograph、Pacific Graphics などの主要な総合会議になります。主要会議については、インパクトを重視する面もあるのですが、各ジャンルで、例えばレンダリングではEGSRなど、主要な国際会議と同等レベル難易度とみなされる会議があり、これらの専門ジャンル分派会議総合会議よりは多分に理論的な研究が発表される傾向があります。最も評価が高いのは主要三会議ですが、それらでの採択が無理なら、再実験修正したのちに、ランクを落として投稿し、より注目度の高い会議での採択を目指します。

CG論文は、ACMデジタルライブラリーに公開されるほかは、殆ど場合は著者の一人がプレプリントを公開する慣習がありますACMのみですと会員登録をしていない実業界の人の目に触れにくいという事情が影響しているのかなと。SiggraphとEurograph及び主要な分会を除いては、基本的には国際会議で発表された論文は、Proceedingになります基本的にはというのは、その中の優れたもの何報かはジャーナルに採択されることもあるからです。またジャーナルに直接応募する事も出来ますが、ジャーナルへの投稿会議への投稿よりも時間を要する事情もあって国際会議投稿する人が多い様です。当然ですが、これらは全て査読されます。何度もリジェクトされます・・・

https://www.eg.org/wp/eurographics-publications/cgf/

https://www.siggraph.org/tags/tog

一般的論文のページ数は1ページ両面印刷 2段構成10P程度です。とても短いですが、短い分だけ綺麗に纏める能力が問われる事になりますし、一言一句と言えども無駄にできない厳しい調整を繰り返して執筆します。

主要会議は下記のリンクに纏められていますリンクから論文も見れますので、ご興味があればどうぞ。

http://kesen.realtimerendering.com/

論文雑誌とIF

CG業界における最高峰雑誌は、ACM Transactions on Graphics で、IFは 4,218となっています

次いで重要なのが、

IEEE Transactions on Visualization and Computer Graphics でIFは 3.078。

Computer Graphics Forum でIFは 2.046。

ieee computer graphics and applications で、IFは 1.64と続きます

残念な事ではありますが、CGではIFが1.0を超えるジャーナルは少ないので、研究者の多さに比較して掲載枠は少なく競争は非常に激しくなっています。これもジャーナルよりは、それと同等に評価されるトップカンファレンスの proceedingにする理由かもしれません。

業績事情など

学位の取得難易度は、理工学系では高くない方だと思います博士を取る過程要求されるのは、雑誌ないし高レベル会議のproceeding 2報というのが観測範囲での相場です。国内会議への投稿や、査読なし投稿、講演資料などを含めると5本程度はある感じになるのではないかと思います博士を獲得するまでにかかる時間は3年となっています。それより長くかかる人も、短く終える人もいますアカデミックポストは常に足りない状況にあり、非常に優秀な研究者結構苦労してるように見受けられますが、産業界就職する場合は非常に簡単です。

CGをやる上で必要になる数学物理は、基礎科学分野では学部時代にやる様な初歩的な数学物理です。最適化問題を解くことが多くなる関係最適化数学についてはよくやっておいた方が良いようです。この辺りはジャンル関係なく一通り勉強しておく必要があります数学物理勉強量は、基礎科学分野よりも多くはない分、情報系のアルゴリズムに関する基本的理論プログラミングによる実装能力問題になります研究の為には比較対象となる研究を数本程度自分実装したりする必要がある上に、バグを出せば致命傷になるという点が実装力の高さを要求する理由です。優秀な学生は、そこらの社会人よりも優秀という事は珍しくなく。プロコンレッドコーダー日本20人程度らしい)を持っているという様な人もいます

一本の研究を終えるのに読みこむ論文は、20~50、自分実装する研究が 1~3、という量になると思います斜め読みするものまで入れると、その倍くらいでしょうか。物理学と比べると明らかに楽ですね。

レンダリストはスタープレイヤー

CGでは、どのジャンルを選ぶかで博士の取り易さに差はないように思えますが、レンダリング分野は先鋭化しすぎていて、既存研究キャッチアップして実装し、自分研究を行うまでの間に膨大な努力必要とする上に、光学的にみて正しいのか?(追記: 実際に物体に光を当てた場合に得られる画像ないしデータは、計算によって得られた結果と等しい物になっているのか? )という様な厳しい評価を受ける傾向があり、(CG系の)他分野に比べて業績を出すのが大変だと思います研究者の中には10年以上に渡って育てて来たレンダリングエンジンベース研究を行う為に新参との差が大きいのです。そういう意味で優れた研究者師事する事が非常に重要と言われています師匠エンジンを持ってますので)。最近深層学習との組み合わせも増えてきているので、勉強量は非常に多いジャンルだと思います。その分、ゲーム映像分野で花形であり就職の際には引く手あまたになります

流体は希少研究

近年、流体シミュレーションや弾性体シミュレーションは、新規性を出すことが難しいジャンルの一つと言われていて、トップカンファレンスでは採択本数が多くはありません。テーマ選びが難しい分野だと思いますリアルタイムシミュレーションが難しい分野なので、ゲームなどでの応用を狙ったリアルタイム化の研究などが学生には人気がある様です。リアルタイム化すると理論的には正しくない、という様な齟齬が生まれる事が難しく、その折り合いの付け方に肝があるようです。レンダリング同様に就職に強い技術でしょう。流体力学や有限要素法などの知識特に必要しますが、定型化されている部分があるのでキャッチアップはレンダリングよりは容易と思います

モーション研究実用性が高い

モーションとはどんなものか?というと、ゲーム映画などで使われるキャラクタ動作アニメーションの事です。行われる研究はすぐにでも実用化できそうな研究が多く、実際に企業ディズニーなど)での研究成果が発表されることも珍しくはありません。髪の動作研究なども、モーション研究テーマの一つです。これも就職するなら強い分野です。特定数学物理依存せず、基本的数学知識全般必要します。例えば衝突を考慮するならば力学を使うというような感じです。

形状解析および形状処理は需要が弱い

かつてはCADなどで流行りのジャンルだったのですが、CAD研究が下火になったこともあり、現在は傍流の研究です。ただ形状解析の研究は、テクスチャ展開などCG必要技術を支えるものではあるので、現在も一部の研究者によって行われていますゲーム映画で使うLODを作成する技術も、この分野の成果の一つです。他にはMR赤外線センサーから取得した点群を形状に変換するといった場面で研究が役に立ちます就職という観点から見ると、企業から需要は少ないかもしれません。微分幾何と一部は位相幾何特に必要となる知識です。

画像処理は奥深い伝統ジャンル

画像処理画像認識系の会議へ行く事も多いのですが、近年、注目を浴びているのは、深層学習と組み合わせることで、ラフな線画をプロが書いた様な鮮明な線画に自動的に置き換えたり、また無彩色の画像に彩色する様な研究です。特に必要とするものはなく広く知識必要します。部分的には、色空間多様体と考える様な研究もあったりするので、位相幾何学をしっていないとというような事もあります伝統のある研究ジャンルだけに、問われる知識も広範です。画像認識系の研究にも精通している必要がある為、論文を読む量は多いでしょう。

追記 論文評価査読

基礎科学系では疑問視されることはないと思いますが、学科としての歴史が浅くかつ実業に寄った分野なので、論文評価はどうなってんの?という疑問があるかと思い追記します。

査読の際に問われるのは、手法妥当性です。先行研究との比べて何が改善されているか理論的にそれは正しい計算なのか?といった事を主に問われます情報工学のCG分野も科学ですので、先行研究との比較データを集め、解析的に、何がどの程度良くなっているか?を記述します。また、各研究基本的知識として使っている基礎科学系の知識にそって、理論的に研究手法が正しいものであるかも厳しく見られます査読によって疑問を示された場合一定反論期間を与えられます

研究者査読を通過するために、動画プログラムコードなど、再現性を示す資料を合わせて提出することで、査読者を納得させる工夫を行います。時には論文のものよりも追加提出資料のボリュームが大きくなるという事もあります。というか、それが常でしょうか。

自身研究も含めて既存研究は、後発の研究者によって実装され検証されます。上手くいかなければ質問を受けるし、疑問を提示され、後発の論文批判を受けることもあります。そうならぬように、実装したものを公開している研究者もいます。親切な研究者であれば、比較に使うと言えばコード実験に用いたデータをくれることもあります

以上のような仕組みによってCG系の論文研究としての質を保っています。地道で厳しい基礎研究ではなく、実業に近い応用的な研究なので、すぐに企業で使われる事も多く、それも研究妥当性を証明する一つの手段となっています

さら追記 間違いの修正

sisopt 結構りあると思う。SIGGRAPH(Asia)論文はTOGに自動的に載るし、TOGに載った論文SIGGRAPH(Asia)での発表権が与えられるからそれらは同等

これはその通りです。誤った情報を書いてしまい、失礼しました。業績要件については私の知ってる方を含めての狭い観測範囲ですが、なるべく高いレベルで 2報という方が多いようです。全大学ではないことはご了承ください。ご指摘いただきありがとうございました。

2018-09-09

反「中世学者コスプレ」論

 東洋経済記事世界レベルで「大学崩壊している」根本原因』(https://toyokeizai.net/articles/-/235823)を読んで、大学先生方のあまり時代錯誤ぶりに唖然とした。東洋経済サイトにもコメント投稿したのだが、この討論参加者の一人である藤本夕衣氏の『反「大学改革」論』をもじって、反「中世学者コスプレ」論と銘打ってさらに詳しく批判をしてみたい。この討論の結論部と同様に筆者も基礎科学人文学にも税金を投入すべきだと思うが、一方でこれらは実用性の期待が低いことを考慮して、あるべき規模を考えるべきだとも思う。

大学危機の構図

 件の討論では、まず、日本に限らず欧米でも新自由主義によって大学特に人文学)が危機さらされていることを概観し、その原因を中世から大学史に求める。端的に言うと、大学に残る中世的要素(真理探究称揚世俗価値との隔絶)と近代合理主義的な社会的要請(実利や実用性の要求)とが齟齬をきたしているのが、危機の真因であるという。大略、以下のように要約できる(1-5ページ目)。

 大学中世ヨーロッパの神学に端を発したため、世俗価値(例えば、国家の発展や実用性)とは隔絶していた。大学理念ベース神学から近代啓蒙思想に変化した後も、しばらくは神学的な気質を引き継いで「大学人間の理性に基づく真理の探究の場である」という、世俗価値から隔絶した立場を維持した。

 ところが時代が下ると、大学での基礎科学研究経済力や国力に直結することが意識され始めた。加えて、大学理念から「神への奉仕」が消えたことにより、大学自治根拠が「国家の介入を拒否し、自由研究活動を展開したほうが、国や社会に大きなメリットをもたらせる」というものに変質した。このような考え方は世俗価値自体評価していることを意味し、大学それから隔絶するのを弱めた。

 近年の大学改革も同じ構図である。今なお大学が維持する神学気質の「真理探究」という理念近代合理主義から派生した新自由主義によって攻撃され、世俗的な価値である実利(産業競争力向上に資する研究グローバル人材の育成)を大学に求める力が強くなってきている。

中世学者コスプレ

 ここまでは中々興味深い議論だと感じた。しかし、最後の6ページ目で驚くべき主張が展開されている。中野氏は「大学とは天才を飼っておく場所」だと言う。他の三氏もこの意見同意している。少し長いが引用しよう。

中野:僕は研究機関としての大学は、効率性を求めるべき場ではないと思っているんです。(中略)そういう人たち(引用者注:本当に学問が好きで学問に優れた人間)は権威主義も何も一切関係なくて、「とにかく研究させてくれ。研究費だけ出して、あとは放っておいてくれ」と、それだけ思っている。たぶんそういう人たちが世の中には必要なんです。好き放題にやれと言われて、100年後に認められるような成果を出す人間というのが、この世に0.003%ぐらいはいて、われわれ凡人は「そういう人間必要なんだ」と寛容に認めなくてはいけない。」

 本当に学問が好きで学問に優れた人間は、権威主義には関心がないが、なぜか研究費は出して欲しいらしい。しかし、「研究費もいらないから放っておいてくれ。自ら集めた寄付や自費で自由研究させてくれ」という経済的覚悟研究するのが、ここで議論されている天才ではないのか。

 産業振興等とは独立した真理探究という、世俗から超越した価値を解きながら、研究費を求めるという世俗要請を行うことに、中野氏や賛同した御三方矛盾を感じないのだろうか。真理探究の重みに比べれば一国の産業振興など軽いと考えているのであれば、一人の研究者の経済状況など取るに足らないものだろう。ご本人達が「本当に学問が好きで学問に優れた人間」ならば、世俗的な国家から隔絶して税金に頼らず自費で研究をすればよい。あるいは、ご本人たちは運悪くそのような天才ではないが、「われわれ凡人は「そういう人間必要なんだ」と寛容に認めなくてはいけない」と言うならば、そのような天才のために寄付をし、富裕層パトロン探しに奔走してはどうか。中世学者の大部分は税金に頼らずに研究をしていたのだ。

 それを実践すれば大学危機など問題にもならないだろう。何せ今、問題視されているのでは高等教育研究における税金の使い方であって、税金に頼らない学術研究は誰も問題にしていないかである

 しかし、おそらく彼らはそのような中世的な学者になりきることはないだろう。それにも関わらず中世学者称揚するようなことを言う彼らを、私は中世学者コスプレと呼ぶことにしたい。

反「中世学者コスプレ」論

 一方で、基礎科学人文学研究にも税金が投入されるべきだと私は考えている。ただ、その根拠中世学者コスプレに求めるのではなく、実用性という世俗価値に求めるべきだと思う。冒頭の「大学危機の構図」で触れたように、時代が下るにつれて大学側が世俗価値に寄せてきているのだから、これをさらに進めるのは自然なことだろう。

 私は以下の考えに基づいて、あらゆる学問への税金投入を正当化したい。

 まず、あらゆる学問には実用性の可能性を見出せることに注目しよう。例えば、法学医学工学はもちろん、歴史学文学哲学にも実用性の可能性が見いだせる。歴史学は、歴史小説創作において舞台装置を与え、歴史ドラマ制作時に時代考証の基盤を提供する。同様に文学哲学も、小説ドラマ創作においてインスピレーション作家提供するだろう。マイナー外国語も、遠い将来に日本がその地域貿易を行う必要性が生じるときに、実用性を発揮することを期待できる。

 したがって、あらゆる学問研究には税金投入が正当化できる。実用性が期待できるもの税金を投入するのは合理的なことだからだ。

 しかし、ある学問知識実用に転換する難易度(以下、実用転換難易度と呼ぶ)は、それぞれの学問によって大きく異なる。例えば医学であれば、医師はその教科書知識を直接的に利用することで患者を救うことができるだろう。医学知識治療という実用に転換する難易度は極めて低い。他方、歴史学場合医師よりもはるかに少ない歴史小説家や大河ドラマ制作者でなければその知識実用に供する場面が存在せず、しかもその知識の利用方法医学場合ほどには一定しない。したがって、歴史学知識創作という実用に転換する難易度は極めて高いといえる。

 したがって、実用転換難易度に応じてその学問への税金投入額が決まるべきである。その難易度が低い学問医学工学)ほど税金投入を多くし、その難易度が高い学問歴史学文学)への税金投入は少なくすべきである基礎科学は両者の真ん中ぐらい)。

 これはもう少し具体的に言うと、実用転換難易度が高い大部分の人文系学問旧帝国大学などのトップエリート校に限定して税金を投入すべきである、ということに帰結する。少数のトップエリート校の教授学生には税金を投入して手厚く保護しつつ、残念ながらそこに至らない方々は完全に私費大学運営するなり、大学の外で別の仕事をしながら研究を進めてもらうなりする他ない。中野氏も、本当に学問が好きで学問に優れた人間はごく少数だという趣旨のことを述べているのだからトップエリート校のみを保護すれば問題ないだろう。

 大学理念存在意義に実用性を真正から据えれば、以上のような結論になる。

 もちろんこれは単なる思いつきであるしかし、中世学者コスプレオタ芸よりは説得力があると考えるのだが、いかがだろうか。

2018-08-25

なぜ自国基礎科学研究をしないといけないのか

他国基礎科学研究の成果を、論文という形で格安で入手できる以上、

論文を読んで理解し、応用できる力があれば、基礎科学研究自国では行わなくてもいいじゃん。


しかし、地球のどこかでは基礎科学研究を行わないと、全く科学力が進展せず、何の新製品も新技術も生まれなくなってしまうため、地球のどこかでは基礎科学研究を行う必要がある。

国際社会の一員として、自国享受している量の基礎研究を行うのが、道義なのだ」という主張なら、納得できるし、俺はそう思おうと思ってる。

(もちろん、この説だと、基礎科学研究をどれだけできたところで、経済的繁栄にはつながらない(応用研究はモロにつながるけど)ので、

日本基礎科学研究ナンバーワンになった! これは(経済繁栄的に)とても良いことだ!」などとは言えない)



あるいは、「日本には、基礎研究をしたい若者がいて、その人たちが本来住みたい日本で基礎研究できると、その人達自身QOL高まるのだ」という主張でも、筋は通ってると思う。

(でも、基礎研究しかしない以上、地球経済へは貢献してるとは言えるけど、自国にも他国にも同量の貢献なので、その人がどこの国で基礎研究しても、その人から得られる経済的利益の量は同じだと思う)

2018-08-17

anond:20180817112655

どう使うべきかというのはあるけど、少なくとも使わないよりは道路でもなんでもバンバン作った方がよっぽどマシ

イタリアで橋が崩落してたけど、あれは緊縮によるインフラ事業の縮小で

メンテナンス点検おざなりになってたのが要因のひとつだよ

このまま行くと日本でもああい事故起きるから

ツケというなら緊縮してる方がよっぽどツケを回してる

教育関連の予算もどんどん削られるから学校クーラーつかないか熱中症で最悪死ぬし、

大学もどんどん就職予備校化して、基礎科学とか目先の金にならん分野は縮小する

その結果、日本科学技術力って圧倒的スピード事実劣化していってる

優秀な学者研究環境悪化海外に行くから、後進の育成もできなくなっていく

企業採用を絞るから若者非正規雇用がどんどん増えて、仕事上のスキル獲得機会も減っていくし、

生涯賃金も減る一方だから消費も減るし、税収だって減る

他にも挙げていけばキリがないぐらい緊縮による悪影響がある

支出を抑えろ、プライマリーバランスを正せって結局そういうことよ

緊縮財政派はなんで自分たち未来にツケを回してないと思ってるのかさっぱりわからん

端的に言って、未来の国力を搾取してるだけだよ

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