はてなキーワード: 在日コリアンとは
2年前に「ロシア語の表記揺れはなぜ起きるのか」っていう増田を書いた増田だけど、みんな覚えてるかな?
今回は最近話題のウクライナの固有名詞の日本語表記についての話をするよ!
ロシア語やその他の多くの言語で、иは「イ」の音を表す文字だよ! でもウクライナ語では違うんだ!
手元の教科書を見てみると、「ゥイー 母音字。[イ]より奥に舌を引き,唇を横にして出す」(『ニューエクスプレス ウクライナ語』10頁)って書いてあるよ! そうだね、日本語で表記する上ではロシア語のыみたいになるんだね! ローマ字ではyで表記することになってるよ!
問題は、「ウィ」って表記するとややこしいことだね! 人名のМикола (Mykola)を「ムィコラ」と書くか「ミコラ」と書くかってことだね! きちんと数えたわけじゃないけど、ロシア語のыよりもウクライナ語のиの方が使用頻度高そうな気がするよ! 原語に敬意を払って「ウィ」と書くか、日本語の読みやすさを取って「イ」と書くか、究極の選択ってやつだね!
ちなみに「ムィコラ」はロシア語でいう「ニコライ」のことだよ! ロシア語の「ダニイル」はウクライナ語では「ダヌィロ(Данило)」、「ウラジーミル」は「ヴォロディムィル(Володимир)」になるね! 「ダニロ」や「ヴォロディミル」とどっちがいいと思う?
そういえば、ロシア語のыは日本語では「ウイ」って書くことも多いね! 「チェルノブイリ」も、Чернобыль (Chernobyl’)のыを「ウイ」って書いてるね! それに倣うならВолодимирも「ヴォロディムイル」って書くべきかな? うーん、チェルノブイリを「チェルノブィリ」と書くようにした方が早いかな! ちなみにウクライナ語ではЧорнобиль (Chornobyl’)だから「チョルノブィリ」だね!
ьの説明を覚えてるかな? そうだね、同じ文字がウクライナ語にもあるけど、ロシア語と同じで無視されやすいんだね!
ロシア語の苗字でよく見かける語尾に「~スキー(-ский)」っていうのがあるけど(本来は形容詞の形だね! 個人を識別するために「○○の」っていう形容詞をつけてたのが苗字として定着したのかな?)、ウクライナ語だと-ськийになるよ! そうだね、ьがあるから「ス」じゃなくて「シ」になるんだね!
ということは、ウクライナ語的に表記するなら「~シキー」か「~シクィイ」になるべきだね! иをどう表記するかは上に書いたように色々な考えがあるけど、少なくとも「~スキー」にはならないね! 「~スキー」って書いてる時点でロシア語読みだね! Зеленськийは「ゼレンシキー」か「ゼレンシクィイ」だね!
ウクライナ語はロシア語だとьが入らないところにьが入ることがあるよ! 東部の都市の名前も、ロシア語だと「ドネツク(Донецк; Donetsk)」や「ルガンスク(Луганск; Lugansk)」だけどウクライナ語だと「ドネツィク(Донецьк; Donets’k)」に「ルハンシク(Луганськ; Luhans’k)だもんね!(ウクライナ語とベラルーシ語ではгはガ行じゃなくてハ行になるよ!)
ロシア語だとあんまり見ないけどウクライナ語だとよく見かける綴りがцьだね! ツァ行の子音цにьがついてるから「ツィ」って書くべきなんだろうけど、言いづらいよね! 学術論文とかでは「ツィ」と書くべきだと思うけど、新聞とかの一般向け媒体で「チ」って書かれてても仕方ないかな!
語末に置かれたв (v)はロシア語でもウクライナ語でも無声化するよ! ロシア語ではこれを「フ」って書くことになってるけど、ウクライナ語だと「ウ」の音になるから「ウ」って書いた方がいいね!
だからロシア語で「ハリコフ(Харьков; Khar’kov)」と書かれる地名はウクライナ語だと「ハルキウ(Харкiв; Kharkiv)」になるんだね!
語末とかで無声化したvを「ウ」って書くことになってるスラヴ系言語は、他にスロヴェニア語やスロヴァキア語があるよ! ベラルーシ語はそもそも綴りを変えてў (ŭ)って書いちゃうから逆に迷わないね! ベラルーシ語だとハリコフじゃなくて「ハルカウ(Харкаў)」になるね! なんでそうなるのかについては「なぜアザレンカはアザレンカなのか」も読んでね!
ウクライナ語にはїっていう文字があるよ! この文字はйのうしろにіを続けた発音を表すんだ! йは半母音/j/で、іは母音「イ」だね! つまりїは/ji/の音を表すわけだよ!
半母音/j/ってのは、要するに日本語のヤ行の子音にあたる音だね! ということは、їは日本語でいうとヤ行イ段の音ってことになるね!
……それ「イ」じゃね?
ただ、いちおう「йのうしろにіを続けた発音」なわけだから、「イイ」や「イー」と書くという考え方もありうるんだよね! そう書くと元の綴りがわかりやすくなるよね! іを「イ」で、їを「イー」で書くことにすると元の綴りがわかりやすいかも?
実はウクライナの国名はウクライナ語だとУкраїнаなんだよね! їを「イー」で書くなら「ウクライーナ」にすべきなんだけど、「ウクライナ」が定着しちゃってるから「ウクライーナ」と書くのは違和感があるね!
じゃあ、ここでウクライナの首都の名前を見てみようか! ロシア語ではКиевで、これはそのまんま「キエフ」で問題ないね!
ウクライナ語ではКиївって綴るんだ!
ここまで書いた色んな論点が詰まってることがわかってもらえると思うな! иは「イ」か「ウィ」か? їは「イ」か「イー」か? 語末のвは無声音の「ウ」だけど、発音よりも原綴を重視して「ヴ」と書くべきか?
仮に「иは『ウィ』、їは『イー』、語末のвは『ウ』」で書くなら「クィイーウ」になるね! 「иとїはどっちも『イ』、語末のвは『ウ』」とするなら「キーウ」だね!
仮に「チェルノブイリ」のようにиを「ウイ」と書くなら「クイイウ」とか「クイイーウ」もありかもね! ごめん、やっぱなし! さすがに不自然すぎるね!
個人的には、日本語母語話者の発音のしやすさを考えると「キーウ」が一番いいんじゃないかと思うんだけど、表記法には好みってやつがあるからね! どうしても「クィイーウ」じゃないと、という主義の人もいるかもしれないよね! 日本語表記をめぐる議論は最終的には不毛な争いになっちゃうからね!
実は、ウィキペディアでは十数年前にウクライナをめぐる喧々諤々の論争があったんだよね! ウクライナ関係記事の表記をウクライナ語で表記しよう! という動きが出てきたんだけど、иを「ウィ」で書く派の人が主導してたもんだから、日本語母語話者には発音しづらい項目名ばかりになった頃があったんだ!
たとえば、みんなも世界史の授業で「フメリニツキーの乱」について習ったことがあると思うんだけど、乱を起こしたフメリニツキーはウクライナ語ではХмельницький (Khmel’nyts’kyi)って綴るんだ! そう、иを「ウィ」で書くと「フメリヌィツィクィイ」になるんだよね! 読みづらいね! 一時期ウィキペディアのウクライナ関係記事はこんな感じの表記だらけだったんだ!
さすがにこれは、ということで今は「フメリニツキー」表記になってるけど、これもおかしな話だよね! 記事には「ボフダン・フメリニツキー」って書いてあるけど、それ何語なのかな? Богданを「ボフダン」と読むのはウクライナ語だけど、「フメリニツキー」はロシア語だよね! ちゃんぽんになってるね! せめて「ボフダン・フメリニチキー」か「ボフダン・フメリニツィキー」だよね! ちゃんぽんにするくらいならロシア語で「ボグダン・フメリニツキー」って書いた方が幾分かマシなんじゃないかな?
増田が中二病をこじらせてた頃は「は~? ウクライナ語の『и』は『ウィ』ですが~?」みたいな感じで「フメリヌィツィクィイ」みたいなややこしい表記を推してたんだけど、最近「一般人にとっての可読性も大事だよな……」という気持ちになることも増えてきたよ! だから「クィイーウ」に「フメリヌィツィクィイ」じゃなくて「キーウ」や「フメリニツィキー」でもいいと思うよ! でも「クィイーウ」「フメリヌィツィクィイ」派も間違ってるわけじゃないよ! 音楽性の違いってやつだね!
法的には、ウクライナの国家語はウクライナ語だよ! そこには疑問の余地はないね! だからウクライナに属するものはすべてウクライナ語で書くべきだというのはひとつの見識だよね!
一方で、ウクライナの住民の何割かはロシア語を母語にしているんだ! 彼らも代々のウクライナの住民だよ! っていうか、ゼレンシキー大統領も母語はロシア語だよ! ある意味、ロシア語は「少数言語」という立ち位置なんだよね! 島国じゃなくてだだっ広い平原だから、どういうふうに国境を引いても内側に少数派が残っちゃうんだよね!
ロシア語は侵略者の言語であると同時に、ウクライナの少数派の言語でもあるんだ! 「ウクライナに属するものはすべてウクライナ語で書くべき」というのは、ちょっと意地悪な言い方をすればウクライナ・ナショナリズムの主張なんだよね! たとえば、在日コリアンの李さんや金さんが、自分は「い」や「きむ」だと言っているときに、「ここは日本なのだから日本語読みで『り』『きん』と表記すべきだ」と主張する人がいたとしたら、みんなはどう思うかな?
もちろん、何度も言うけどウクライナ語で貫徹するという方針も間違ってないよ! ロシア語での表記はロシア・ナショナリズムやロシア中心主義じゃないの? と言われたら反論できないしね! ただ、「ロシア語読みを使うべきじゃない」みたいな強い言い方を目にしちゃうと、ん? それってどうなの? とは言いたくなるよね! まあ、増田は色々考えた上でだいぶ前から「キーウ」って書くことにしてるけど、今頃になってロシア語読みはけしからんとか言い出した人たちについては眉毛によだれビチョビチョにして見ちゃうよね!
あ、「キーウ」は現代の話ね! たとえば歴史上のキエフ・ルーシとかについては、「キエフ」でいいと思うんだよね! その頃はまだ東スラヴ系民族は「ルーシ」という比較的同質性が高い集団で、それがロシア・ウクライナ・ベラルーシ・ルシンに分かれていったのは近世~近代以降の話だからね! 本当は教会スラヴ語のКꙑѥвъに準拠した表記にすべきなのかもしれないけど、教会スラヴ語には詳しくないから読み方がわからないや!
ちなみに「ロシア」も「ベラルーシ」も「ルーシ」が語源だよ! 「ルーシ」はこれら諸民族にとって共通の過去なんだよね! 雑な喩えになっちゃうけど、ロシア人にとってのキエフは東日本出身者にとっての奈良みたいなものだと考えるとわかりやすいと思うよ!
ところで、昔はウクライナのことが「小ロシア」と呼ばれてたわけだけど、これはもともとは蔑称じゃないよ! 古典時代のヨーロッパには、近い方を「小」、遠い方を「大」と呼ぶ用法があったんだ! 東アジアの「大小」の感覚で考えてはいけないんだね! アナトリア半島が「小アジア」と呼ばれるのはヨーロッパから見て「近い方のアジア」ってことで、グレートブリテン島の「グレート」はフランスのブルターニュ半島より遠くにあるから、つまり「遠い方のブリタニア」ってことだよ! 現在のポーランドには「マウォポルスカ県」と「ヴェルコポルスカ県」があるけど、それぞれ「小ポーランド」に「大ポーランド」って意味だよ! なのでかつてルーシの中心だったキエフの辺りは「小ロシア」って呼ばれてたんだね! まあ、近代以降は侮蔑的なニュアンスになっちゃってるみたいだから、使わない方がいいけどね!
正直めちゃめちゃ憤ってるよ! 今回のプーチンの行いには欠片の理もないよ! 侵略どころか、ウクライナ人という民族の存在を否定しようとするなんて、ウクライナ人を民族として認めたソ連よりも退行してるよ! 70近くになって怪しい歴史認識に目覚めるとか、実家の親なら笑い話になるかもしれないけど核保有国の独裁者だとちっとも笑えないよ!
ロシアから見てNATOの東方拡大は脅威なんだ、だからロシアのウクライナ侵攻は仕方ない、と言ってる人たちもいるけど、どう考えてもおかしいよね! 仮にそれを是とするなら、日本にとって中国の軍拡は脅威なんだから韓国に親中政権ができたら日本は韓国に攻め込んでもいい、みたいな話になっちゃうよね! 狂ってるよね!
でも、その憤りをロシア人やロシア文化に向けるのは絶対に間違ってるよ! 拉致問題への憤りをコリアンやコリア文化に向けてる人たちと一緒だよ! 普通に人種差別だよ! そういう人たちはプーチンの行いを非難するのもいいけどまず自分の差別意識と闘うべきじゃないかな?
ロシア文化もウクライナ文化も、どっちも尊重されるべき文化だよ。ウクライナ文化の擁護はロシア文化の否定じゃないよ。ウクライナ人やウクライナ文化の存在を否定しようとする侵略者は否定されるべきだけど、それがロシア人やロシア文化への否定に繋がってはいけないよ。
増田はどちらの文化も好きだよ。だから本当にこんな事態になってしまって悲しいし、ロシアの若者を非道な侵略戦争に送り込んだ連中には相応の報いがあることを祈っているよ。
yiみたいな発音、ロシア語についてもЕは正確にはyeなんだけど、日本語的に普通なエとなるЭよりも頻度高いのをいちいち日本語で言いづらいイェと表記するのクッソしんどいみたいな話に帰するよね…
国際的な転写法でも、Еは普通にeで、Эに特別な記号を当ててることが多いもんね! иは頻出するから扱いが難しく、一律で「イ」にしちゃうというのも可読性の面からは合理的なんだよね!
BBC,CNNとか見てるとキエフをキーウって言うようになったのはいいけどウクライナをユークラインって言ってて、これだから英語話者は…、ってなる。
英語話者がウクライナをユークレインって呼ぶのは日本をジャパンと呼ぶようなもんだから、そこは気にならないかな! そんなこと言ったら、日本人も「スペイン」「ポーランド」「クロアチア」「ギリシャ」「オランダ」「アルメニア」「メキシコ」って言えなくなっちゃうしね!
日本人があーだこーだ言ってても始まらん。駐日大使とかに、決めてもらったら良いんじゃないか? 国名とかは基本的に、相手からの申し出があって初めて変更って手続きだし。
これは「日本語母語話者がウクライナ語の音を表記する上で、どういう仮名遣いが適切か」って話だから、ウクライナ人じゃなくて日本人の問題だよ! もちろんウクライナ人には口を出す権利があるけど、基本的には日本人が主体になって決めるべきことだよ!
ちなみに駐日ウクライナ大使館はウクライナ語表記の指針を出してるけど、これまで日本のウクライナ研究者たちが使ってきた慣用とは明らかに異質で、可読性も微妙だから、ぶっちゃけ専門家のあいだでは黙殺されてるよ! 慣用表記はトップダウンで決まるものではなくて色々な議論を経て徐々に決まっていくもので、「明らかな間違い」は排除されるべきだけど「間違いではない表記」は何種類も存在するんだよね!
っていうか、国名の変更は、あくまでも「政府が在外公館の名称として定める国名」を法文上どう書くかという話であって、民間の慣用表記とは無関係だよ! たとえば、日本の外務省は長らく「ヴィエトナム」って表記を使ってきたんだけど、日本の慣用表記は一貫して「ベトナム」だったよね! つまり、外務省の呼称とその社会における慣用表記はまったく別なんだね!
(国名表記の移り変わりについてはいくつもの研究があるけど、たとえば、「ロシア」などの主要な国名表記がどんなふうに成立してきたかを論じた『外国地名受容史の国語学的研究』っていう本が面白かったよ!)
『ベニスの商人』が『ヴェネツィアの商人』になったという話は聞かないから、芸術分野での慣用表記はまた別なんじゃないかな!
あっ詳しい人が居たから教えてエロい人!お菓子屋のMorozoffはどうしてMorozovじゃないの?あとgoncharoffも。
昔は綴りを無視して発音に忠実なfって書いてたってことだと思うよ! 「転写」と「翻字」の違いだね! 詳しくはググってね!
言語に忠実に表記しようとする努力や議論があるだけで偉いよ。英語はめちゃ乱暴やし。ウクライナはユークレイン、ハルキウはカルキヴ、クリミアはクライミア、英語アルファベットで読むだけ。
クリミアはクライミアでもいいんじゃないかな! ロシア語だとクルィム(Крым)、ウクライナ語だとクルィムかクリム(Крим)、クリミア・タタール語だとクルム(Qırım)だから、「クリミア」って時点でもう西欧の呼び方なんだよね!
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20220204/1010021489.html
在日コリアンであることを理由に不当な懲戒請求を受けたとして2人の弁護士が請求を行った9人に対し損害賠償を求めた裁判で、長野地方裁判所は9人全員にあわせておよそ600万円の賠償を命じる判決を言い渡しました。
この裁判は東京弁護士会に所属する金竜介弁護士と金哲敏弁護士の2人が、長野県などに住む9人に対して起こしたものです。
訴状によりますと2人の弁護士は9人から在日コリアンであることを理由に不当に弁護士の懲戒請求を受けたということです。
長野地方裁判所では4日、判決が言い渡され、真辺朋子裁判長は「被告らが行った懲戒請求はいずれも具体的な事由がなく、請求の対象になる理由がない」としたうえで、「原告らは民族的少数者として不当に差別されたと受け止め、精神的苦痛を被ったとものと認めることができる」などと弁護士側の主張を認め、9人にあわせておよそ600万円の賠償を命じました。
判決を受けて金竜介弁護士はNHKの取材に対し、「裁判所の判断は被告らの行為が人種差別にあたると認めているもので意義がある。民族的属性によるひぼうや中傷のない世の中になってほしい」と話しています。
メシがうめぇw
正義は勝つ!
今夜は赤飯や!
同和地区に生まれ育ち、多分『それなり以上の同和教育を受けた最後の世代』だと思っている私。
私は昭和の終わりかけに、関西の大都市に生まれた。自営業の父と専業主婦の母のあいだに生まれ、1歳児の頃から公立保育所に通った。
現在は幼児をもつ親でもあり、『保活』『保育園落ちた』などのワードをネットで見るにつけ、自分の育った地域や時代か現代のどちらがおかしいのかわからなくなるのだ。
まず、私の母は専業主婦だ。母方の祖父と同居だったが、その祖父が要介護だったとか、母自身が病気だとか何もなかった。1ミリも『家庭での保育に欠け』てなどいない私が、普通に公立保育所に通った。
母は私を幼稚園に入れたいと思ったそうだ。しかし、親族を含む周りの多くの人たちが、いつ保育所に預けるのか、保育所の申し込みをまだしてないのかとものすごくうるさかったらしい。『保育所が当たり前だった。同じ小学校に行く子は町内のどこかの保育所出身で、幼稚園に行く子なんていない』と言われたらしい。
母は心配しながらも私を保育所に入所させた。まず、町内に公立保育所がいくつもあった。1学年1クラス、私が通った保育所はその中でも人数が少ないところだったので、年長クラスで一緒に卒園したのは12人だった。最近の『保育所が足りない』どころか、どう考ても当時の子供の数を考えれば保育所が多すぎるくらいだった。
運動会や宿泊保育、遠足、卒園式などは合同で行われた。保育士さんはどうだったか忘れたが、市の公務員である給食調理員さんたちは、その町内の保育所のどれかにしか転勤しない。(当時給食調理員だった知人が近所にいたため、知っている)
今、雨の日でもお昼寝布団セットを自転車で運んでいる保育園パパママさんを見かけるが、私が通った保育所ではお昼寝布団の他、給食で使うスプーンや箸など、肌に触れるものや口に入るものも持参する必要はなかった。かばんに入れて持って行ったものは連絡帳以外思い出せない。
私は二人の子供を私立幼稚園に通わせた。ひとりは卒園し、ひとりは在園中。まあ、これでもかというほど指定用品を買わされ、毎日スライド式のカトラリーセットを始めあれこれ通園鞄いっぱいに持って行く。最初は自分の子供時代とのあまりの違いに驚いたが、『あ、こっちのほうが普通なんだ』と最近では思うようになった。
保育所時代はほぼ同和教育はなかったが、小学校に入ると一変した。
まず、入学時に必要なもののほぼ全てが無料支給だった。ランドセルまでタダだった。母と一緒に入学用品を近所の『会館』に取りに行ったことを覚えている。鉛筆や消しゴムまであった。筆箱は自分のものを使えたかな。それが最初の一回だけではなく、『とくしゅうひ』というものがあって、冊子が配られて必要な学用品に丸をつけて提出すると支給された。これはいつの間にかなくなった。高学年になる頃にはもうなかったかと思う。
私の実家は貧乏ではなかった。後に書くが、学用品を無料支給してもらわないと就学できないほど生活に困窮している同級生などいなかった。
ランドセルはデザインも何もかも皆同じ。ほとんどの学用品が全員同じだった。出どころが一緒だからそうなるんだろうけど、他の学校のことを知らないのでそれが普通だと思っていた。給食で使うお箸、食後に使う歯ブラシまで皆同じ。歯ブラシの色選びでじゃんけんをしたことも覚えている。
それから『子供会』というものがあった。放課後に行くところで、別に親が働いているからとか何もなく、ほとんどの同級生が在籍していた。行くか行かないかは自由だったが、小学校の下校時に集団になって歩いて行ったことを覚えている。おやつが出たり、遊んだり、土曜日は昼食も出た。学童保育のような感じだったが、違いは『(ほぼ)全額無料』で『まあまあゴリゴリの同和教育機関でもあった』こと。そこで働く人たちのことは、先生やさん付けではなく、『指導員』と呼んでいた。(例 田中指導員)
主に教えられたのは狭山事件のことで、歌まであった。私はその歌をなぜか今でも覚えている。小学校1年生のときから教えられる。それから、何の日だったかは忘れてしまったが、5月23日と10月31日が近づくと、狭山事件のことをいつもより色々聞かされた。
大人は集会もやっていた。たまに祖父について行ったことがあったが、集会の最後はシュプレヒコールがお決まりだった。後になって祖父はその集会になぜ参加していたのか母に聞くと、『お父ちゃん、その年確か町内会の役しとったからちゃうかな』そんな理由だった。
小学校の名札のところに『差別裁判をゆるさない』とかワッペンをつけて登校する期間があったりもした。『ワッペン登校』と呼ばれていたが、今考えるとすごい。小学生の制服に、別にその子の意思でもなくそういうワッペンをつけさせていたのだ。
学校の道徳の授業は、同和問題を始め、とにかく何かと差別を絡めた内容だった。在日コリアンの問題とか。私の子供が入学して教科書に名前を書いていたとき、道徳の教科書を何気なく見ると、『金の斧 銀の斧』の話が載っていたりして、自分のときとの違いにまた地味に驚いた。
小学校1年生に狭山事件のことを話してこれは差別だ!とか言われても正直よくわからなかったし、狭山がどこかもあまりよく知らなかった。『かなり昔、遠い関東で無実の人が逮捕されて、裁判が何か差別らしくて………』といった感じで記憶している。
他にも後で特殊だと気づいたことがある。天皇制の否定、国歌を教えない、卒業式の定番『仰げば尊し』はなぜそこがダメなのか忘れたが『我が師の恩』のところに文句がついていたっけ。
ある日の子供会の集会のとき、『天皇制はおかしい』という話を聞いたのをおぼろげながら覚えている。『天皇誕生日が祝日なのはおかしい』と力説されたが、子供心に『学校が休みになるんだし祝日にまで差別とか言うのか』と思った。
洗脳レベルの教育だったが、低学年頃にはなくなっていった(後述)こともあり、『差別に負けない大人になってほしい!!』だとか『(何にか忘れたが)誇りをもってほしい!!』と言われても全くピンとこなかった。
ワッペンをつけたり、子供向けの集会があったりというゴリゴリの同和教育は私が高学年になるより前くらいから一気になくなった。そのため、冒頭に『最後の世代』だと書いたのだ。
理由は、狭山事件の容疑者とされた人が仮出獄となったからだと思う。学用品がタダとかそういうのも、その頃からだんだんなくなっていった。
一世代上、私の母世代は、狭山事件が起こった頃に小学生くらいなので、大人になり、子育てをする頃までずっと続いたということになる。
母は私立高校を卒業しているが、『タダだった』らしい。無料だから私立高校を選んだわけではなく、公立高校に行く学力がなかったかららしい。高校の無償化なんてつい最近一部の地域で始まったことだが、これも『同和特権』のひとつだろうか。それよりも驚いたのが、自動車教習所の授業料も『タダだった』と言うのだ。私も運転免許をもっているが、確か教習所に入るときは30万円くらい払ったと思う。それもタダ?
それから、これは自分の家族にはいないが、市の公務員になれるルートみたいなものもあったそうだ。失礼な話だが、『この人、どうやって公務員になったんだろう?』と思うような人が、市の職員だったりした。
母も私と同じで、そういう環境で周りもそれが普通だったし、他のところのことを知らないので、疑問をもったことがなかったらしい。大人になってから、『あれは普通じゃなかったんだ』と思ったという。
江戸時代の身分制度の名残で同和問題や差別があるわけではないと、成長するにつれわかった。私が背負ったランドセルも、入学試験で特待生だったわけでもない母がタダで通った高校も、税金から…と考えたら、嫌われるようなこともしてるよなあ、知らなかったとはいえ…といつからか思うようになっていった。
その後、高校、大学と進むうち、部落差別っぽいものは時々あった。というより、特に悪気のない、同和地区に対するイメージを誰かが話しているのを聞くことがあったというくらい。
まず、『あのへんは治安が悪くて行くもんじゃない。どんなやつがいて何をされるかわからない。最寄駅で降りないほうがいい』と言っていたバイト先のおじさんとか。
確かにイメージとして、ガラ悪いとか治安が悪いとか思われがちだが、これが意外とそうでもない。麻痺してるのか慣れきってるのかとも思ったが、夜になると人通りはほぼなく、ガラの悪い人や治安を乱しそうな人もいない。夜の町は、『ここ?本当に関西の大都市?』と思うほど人通りもほぼなく静か。逆にそれが不思議だとか怖いだとかで動画サイトに載っていたりするが。
確かに治安がよくて人が住みたいイメージではないよなと長年思っていたが、最近では転入者も増えて、昔はボロボロの団地ばかりだったところに一戸建ての家が建ち並ぶようになった。相変わらず市営住宅が多く、整備されているものの見た目がほぼ同じ。スマホのマップが普及するより前は、宅配ピザの配達員さんが迷って電話をかけてくることもあるくらいだった。
そういう街はここだけではない。似たようなところをたまたま電車などから見ると、『あ、ここ…同和地区かも』とわかるようになった。
人生で、『あ、これが部落差別?』と思ったのは一度だけある。結婚のときだった。目の前でやりとりしたわけではなかったが、夫の両親は同和地区の嫁が来るのは嫌だと言っていた。私に直接言ったことはなかったが、義母から夫へのメールを見たら結構すごかった。
結局結婚したのだが、10年経っても『ほら、同和地区の人となんか結婚するから』みたいになったことはない。結婚を反対されたことを知った両親も、『まあ、そりゃ、どうぞどうぞ大歓迎ですってことはないよな』というような反応だった。従姉妹たちも同和地区出身でない人と結婚している。親である伯父と伯母は、娘の結婚相手の両親に出自を話したらしいが、それを理由に反対や差別はされなかったという。
私が昔受けた同和教育の題材にもよく結婚差別が出てきたり、同和の子は貧乏でいじめられて排除されて…みたいな内容が多かったが、思い出してみれば小学校の同級生には食べるのにも困るような生活をしている子は誰一人いなかった。それでも色々支給されたり…あれは何だったんだろう?と思う。
これもまた同和地区特有の話だと知ったのだが、とにかく近所の人達の情報を何でも知っている。私達世代はそうでもないが。今時隣の家の人のこともあまり知らないのが普通みたいな世の中だが、母より上くらいになると、『全くの他人のことを何でそこまで知ってるの?』と驚くほどだ。
私は聞いているだけのことが多いが、たまたま何となく会話にAさんという人が出てきたとする。たとえば私が『Aちゃんのお母さんが入院したんやって、Aちゃん大変そうで心配やなぁ』とか言ったとする。
すると母と伯母が、
『A?ああ、あの子な!うちの一学年下の子で旧姓増田やろ?増田のおっちゃんとこは立ち退きなる前は◯◯に住んでて、今団地入ってるやろ?おばちゃんは滋賀から来た人やったわ。Aは高校出て化粧品屋に勤めとって、学会の男の人連れてきて結婚して西宮のほう行ったけど、結局別れて娘二人連れて帰ってきてたなぁ。増田のおっちゃん怒ってたわ。あの子入院したんや、それは心配やな』
『増田のおっちゃん覚えてるわぁ、Aちゃんて姉ちゃんの一個下やったら、うちの二個先輩やろ?その子の弟がうちと同級生やねんけどな、中学の同級生のCと結婚して、夫婦で市に勤めとったから、お金持ってんで。団地出て関空とかあの辺りに家買うたらしいわ。増田のおばちゃん不倫しとったん覚えてる?近所同士でようやるわぁとかみんな言うとったなぁ』
こんな感じ。一体何の話だったかこちらが忘れそうになるが、私の友人の母親の実家事情を、同学年で仲が良かったわけでもない二人が知り尽くしている。
これは、同和地区出身者同士の結婚が多かったこともあるからかなと個人的に思っている。大人になってからは、では近所に住む誰かの会話に『私』が出てきたとすると、ここまで知られているのかとゾッとして、母に聞いたこともある。
『まあ、このへんやったらそうやろうな。でも、若い子らはそこまででもないと思うけど。うちの娘ていうことはみんな知ってるやろうし、行ってた学校ぐらいは知ってるやろな』
と、当たり前のことのように言われた。
同和地区も、私のように町並みでわかる人でなければあまり他の町と変わらないようになってきた。それに、顔を見たら同和地区出身者とわかるわけでも、戸籍を見たらわかるわけでもない。有名な同和地区が現住所や本籍であった場合はわかるかもしれないが。
解放会館も人権センターとか名前を変えた後、いつの間にかなくなった。『部落差別をなくそう!』『差別落書きを見つけたら云々』という文言が書かれた町内会のポスター掲示板もなくなった。私が少し通ったあの子供会もなくなった。
今でも、『住まないほうがいい町』とかググると私の地元が出てきて、理由に同和地区がどうのこうのと書かれているが、外から人はたくさん来ている。市営団地の入居者は全員知り合いだとか、市会議員や解放同盟のコネで団地に簡単に入れるという話も聞かなくなった。
実際、24年ほど住んだが、事件らしい事件のひとつも見たことがない。通り魔やひったくりに遭った人が近所にいようものなら3分で噂になるはずだが、これも聞いたことすらない。いや、別に『B地区とか犯罪がとかヤクザがどうの、治安悪いとか言われてるけど、全然怖くないですよ、町も綺麗で平和で、他のとことそんな変わりないですよ』とここで主張したいわけはない。
イメージしかない同和地区と、そこに生まれ育った私とでは、全く違うだろうなと思って書いたに過ぎない。
改めて、自分の生まれ育った場所を考えてみたとき、そこがたまたま特殊なところで、確かに差別されたり嫌われたりしても仕方のない面をもっていて、でも何だか『普通の生活の中で出さないほうがいい話題』のひとつであって…
何かそんなことを思って書いてみた駄文だ。
yas-mal
「クレームが来たから、事なかれ主義で屈しました」ってことだよね。
「表現の自由」の観点で一番ダメなのはどう考えたって圧力掛けて委縮させた側だと思うんですが!
「はてサ」って言ったけどここまでくるともう絶対この人サヨクでもなんでもないよね。
なんか別の思惑か党派性で突き動かされてる人だと思う。
とか言って三点リーダーや句点多用してなんかポエムっぽく言ってるのも本当に気持ち悪い。
nandenandechan
警察が動画を何も言わずに削除した事がVTuberと議連の対立を助長した。
「不適切ではない」という判断なら突っぱねれば良かった。議連に反対が多かったから解決ではない。訂正:千葉県警は返答済。削除理由は明言無し。
そんな責任転嫁ある?w
議連もあんた方もvtuberの立場なんか一ミリも考慮せずにぶっ叩いてたじゃん。
何を警察のせいにしてんだよ。
あの動画自体を問題視して「性的偏見」や「性犯罪」を助長誘発するものだとしてる。
警察の判断がどうあろうとフェミ議連はあの動画やvtuberを社会にあってはならんものとして攻撃してるよ。
まあそのとんでもない動画は無事NHKの報道でモザイクもなく全国に流されたが。
権力者に圧力掛けられて削除したあと「動画の内容には問題ない」と声明出してたら
削除理由についても答えてるようなもんだろ。わからないふりしてんじゃねーよ。
なんでこの件ではどこまでも権力者に甘く、公務員や民間人に責任を擦り付けようと必死なんですか?
あと「議連に反対が多かったから解決ではない。」は議連が民主主義に支えられる市民の代表であることを無視すればその通りだが、議連が自分達の主張を放り出して逃走一辺倒な時点で終わりでしょさすがに。ちゃんと議論に応じて性犯罪誘発の根拠とか出してほしかったけど、一切踏み止まらずに逃げたじゃん。おかえげで何の益もない騒動でした。こうなると全ての責任はフェミ議連と手下の表現規制チンピラ団にしかないよね。
って言い方も糞だわ。
フェミ議連(やお前ら表現規制派やオタクヘイター)が一方的に絶滅作戦仕掛けただけじゃん。
抵抗されたり劣勢になったりしたからって「対立」とか言って相対化しようとしてんじゃねーよ。
いじめを糊塗しようとして「喧嘩」っていうゴミ教師と同じぐらい卑怯じゃない?
圧倒的に強い子が一方的に殴りつけて楽しんでたのを「喧嘩」っていう?
こいつさりげなーく在日コリアンを前に持ってきてなんとなくやる側っぽくしてるのも非常に繊細で姑息な操作だよね。
もうほんとこういうの見てるとサヨクでもなんでもないよね。ただの党派性亡者。
大体今回のことはフェミニスト議連が自分達の主張を支えることすらせずパニックになって逃げた時点で掃討戦だと思うけど
そこでターゲットをすり替えたくて「警察が悪い!」「警察を叩かないと変わらないぞオタクども!」って喚いてるんだよね?
あなた達が「NHKですら気にしない動画に謎の基準で吠えまくってたウルトラノイジーかつ独特の価値観をお持ちな特定集団」なのは
もうネットにもお茶の前の世間の皆さんに広く伝わってると思うんだけど。
今やってるそれダメコンにすらなってないよね。
になってるじゃん。
ここで「警察が悪い!」「警察を叩け!」って吠えるの頭悪すぎない?人狼めっちゃ弱そう。
ていうかさ、自分がなんか中立的立場のように見えてると思ってる感じだよね?
もう誰が見ても「見苦しい表現規制派」「めっちゃ卑怯なフェミ議連のめっちゃ頭悪いファンネル」丸出しになってるんだけど。
オタクヘイター丸出しなのに「オタクは警察を叩かないと!」とか言ってターゲットコントロールしようとしてるの(誰も言うこと聞いてないけど)も
そうだったらあまりに異常者だけどそう考えないと説明つかない振る舞いが多い。
いまや表現規制側のトップコメントがこういう見苦しい「ボク中立派だけどみんなで警察叩くのがいいと思う!」的断末魔なの
つまり規制したい欲の人達は最終的にこんな遠吠えしか思いつけなくなっちゃったってことだよね。
なら提案なんだけどさ、もう一生黙ってたらどうだろう。この人らの言論てなんの役にも立ってないよね。
誰のことも啓発してないし「表現規制派って恥知らずなバカだなー」ってなって党派的にもマイナス点稼いでばっかだし
一日何時間も掛けてこんなお粗末な着地点しか取れないなら自分の人生の無駄遣いだと思う。
どうかなあ。
はてサの人は今回の自分のログとか消費時間とか戦果とか振り返ってどう思う?
人権のために戦ってるとかならまだしも
・アニメ調の絵が社会に増えたことに適応できないおじさんおばさんのアレルギー
・若い頃のオタク差別の味が忘れられないおじさんおばさんの既得権死守闘争
じゃんいまあんた方がやってるの。
アニメ絵の女の子の表現を狩ったって(狩るのにすら大失敗してるけど)
頑張るのそこじゃないんじゃないの。
まず、機内で色々と書類を渡されました。日本入国後2週間は隔離すると誓う宣誓書と、チェックシートみたいなもの。後で判明しますが、このチェックシートでスタンプラリーをやるので絶対に無くしてはいけないようです。
飛行機から降りる際、まずは国際線乗り継ぎ便の人が優先的に降機しました。勝手がわからないので、ひょっとしたら全身防護服の検疫官たちが搭乗してくるのではと、ヒヤヒヤしましたが、そんなことはなく、順々に日本入国組も飛行機を降りました。
動く歩道が真ん中にある、空港おなじみの長い連絡路を歩いて移動するのですが、最初に出迎えてくれるのは、椅子です。通路の両脇をソーシャルディスタンシングを絶妙に守って配置された椅子たちは、背もたれの裏に番号札が設置されていて、どうやらここに座って次の指示を待つということは想像できます。それにしてもすごい数の椅子で、そんなに待つのと不安になりましたが、さいわい私の場合は飛行機を降りたのが早く、5番の番号札を振られた椅子に着席しました。
しばらくすると、航空会社のグランドスタッフと思われる方々が、書類チェックに回ってきます。宣誓書のサインのチェック。着陸72時間以内のPCR検査結果が記載された厚労省指定の証明書。チェックシートの必要項目記入などなど。ここで宣誓書の2ページ目の署名を忘れていたことを指摘されました。さすがジャパニーズ品質の目検…
ここで目の前で今まで流暢に日本語を話していた女性の濃緑のパスポートが目に入り、在日コリアンの方と知り、いろいろな人がいろいろな事情で日本に戻ってきているのだなと…
「お姉さん、僕もこのアプリたちをダウンロードする必要があるの?」
耳慣れたアメリカ人の英語が私の後ろの椅子から聞こえてきました。白と水色の横縞のポロシャツの裾をくたびれたジーパンに突っ込み、靴はもちろんスニーカーという、ザ・アメリカンな格好をした黒人男性。どうやらアプリ追跡が嫌なようです。そりゃ私たちだって嫌ですよ。でもルールだから守りましょうね…と思っていたところ、通路を挟んだ反対側の椅子に座っていたもう1人のアメリカ人がこう言いました。
「いや、僕ら大使館のスタッフは、このアプリのダウンロードはしなくて良いはずだ。確認してくれますか?」
こちらの男性はえんじ色のワイシャツに黒いスラックスとピッカピカの黒靴。おまけに黒いフェドラ帽ときてます。お前本当に大使館のスタッフかよ、大道芸人じゃないのと思いましたが、マニュアルに明記されてないであろう質問を訊かれた航空会社スタッフの女性は、慌てて謝り、上司に確認すべく、ついたての奥に消えました。
別の航空会社スタッフの方が、私の前に座っていた女性のもとに、袋を持ってきました。どうやら機内での忘れ物のようです。「本当にすみません、ありがとうございます…」そりゃこれだけイレギュラーな入国プロセスだもん。忘れ物のひとつくらいしますよね…
するとさっきのスタッフの方が戻ってきて、大使館関係者のアメリカ人ふたりに、アプリのダウンロードをしなくて良い旨を伝えました。え?ええええ???いわゆる外交官特権ってやつ?もちろんアメリカ人ふたりは大喜びです。
外交官特権のない我々は、再度書類検査を受けるべく、居心地の悪い簡易椅子から立ち上がり、検疫官たちが待つブースに向かいます。ここでPCR検査の陰性証明書などをチェックされ、先程のチェックシートに「証明書あり」の赤いスタンプが押されました。なんか前進した気分です。次のスタンプラリー地点に向かう途中、別の経路を指したサインが目に入ります。
え、待ってください。米国外交官と軍関係者はなんとなくわかります。でも何オリンピック関係者って。これ多分、今から始まる面倒な隔離とかアプリによる位置確認とかしないでいいやつですよね。オリンピックの関係者もしなくていいの?オリンピックまだ始まってすらいないじゃないですか。どういうこと…
頭をよぎる疑問の数々を一旦置いておいて、自分が確実に入国できるために、唾液採取に向かいます。梅干とレモンの絵を見ながら、全力で唾液を絞り出し、ろうとから試験管に流し込みます。自分の唾ながら、まじでキモい…この汚物を検疫官に渡します。ここで「30分以内に飲食をした方は申し出てください」というサインが目に入り、これ申告すると待たされるのかな、だったらたとえ飲み食いした直後でも誰も申告しないだろうな、などと思いながら、経路を辿ります。見慣れたはずの成田空港のターミナル内が、数ある仕切りとパーティションポールのせいで、迷路状態…
今度はアプリのダウンロード状態の確認です。検疫官の前で、iPhoneにOverseas Entrants Locator(悪名高き追跡アプリ)とMySOS(ビデオ電話アプリ)が入っていることを確認されます。MySOSに関しては、次のステップで登録を確認するから、まだ登録しないでくれと念を押されます。ここで位置情報の共有などのiPhoneの設定もチェックされた気がしますが、よく覚えてません。
そして20メートルくらい歩いたところで、またチェック。今度はMySOSの登録画面で、正しいパスポート番号を記入したかを確認し、検疫官の前で登録ボタンを押します。これでちゃんと隔離しているか、電話で確認できる、というわけです。
もうさすがにチェックはないかな、PCR検査の結果を待つだけかなと思いましたが、もう一度別の検疫官の前で座らさられ、最後の書類チェックがあります。ここで確認されたのは、私のメアドでした。検閲官が、手元のiPadからテストメールを送信するのですが、検疫官も初老の方で、目が悪いのか、最初メアドを読み間違い、パニックに。結局、"i"の小文字を一つ多く空目していたとのことで、無事確認メールがきました。確認メールの送信元がGmailであるあたりに、本プロセスの付け焼き刃感が滲み出ていました。ここで「済」の赤いスタンプがチェックシートに押されます。何が済んだのか、いまだによくわかっていません。
この初老の検疫官は男性だったのですが、ここに来て、私の対応をしてくださった他のスタッフ全てが女性であることに気づきました。そしておそらく3割ほどは、外国人女性。おっさんはテレビに出て「水際対策を頑張っている、だからオリンピックは大丈夫だ!」とのたまってらっしゃいますが、実際その水際対策も、オリンピック関係者は素通りっぽいし、必死に回しているのは殆ど女性というわけです。それもおそらく非正規雇用の。
話が逸れました。最後にQRコードの確認があります。このQRコードは、厚労省が作ったウェブサイトに個人情報を記入するともらえるのですが、私の場合、搭乗前に終えており、スクショをとってあったので、比較的スムーズでした。断っておきますが、ここでの確認は、QRコードを持っている、ということだけです。適当なQRコードを見せても通りそうなザルチェックでした。
そして43-44番ゲートに行きます。ここで、先程のQRコードをスキャンするわけです。搭乗券の確認もここでやる必要があるので、無くさないようにしてください。ここで先ほど前の席に座っていた在日コリアンの女性と再会します。私の場合、関東圏、しかも自宅待機予定なので、割とあっさり終わりましたが、彼女は途中東海地方を経由して、西の方に行く予定らしく、途中泊まるホテルの詳細など、いろいろと確認されてました。オリンピックの関係者は隔離しなくて良いのにね。
諸々の確認を終え、自分の座席番号をもらい、PCR検査の結果を待ちます。待っている入国(予定)者の席はしっかりと2m離れているのですが、43-44番ゲートカウンターの裏の検疫官はそうはいきません。プラスチックの遮断パネルの裏で、常に15人くらいの検疫官がひしめいてました。他人の「密」は不幸の味…というやつでしょうか。いやいや、検疫官の方には本当に頭が下がります。
番号をもらった後、PCR検査の結果を指定の座席で待つのですが、私の席から、先ほどのふたりのアメリカ人が目に入りました。どうやらPCR検査を受けなくてはいけないのは、彼らも同じようです。まあ当たり前…ですよね。そしてぼーっと待っている間に、例のチェックシートでSkype IDとWhatsAppに使っている電話番号の記入を求められたにも関わらず、それらに関して何も確認されなかったことを気づきました。あれはなんだったのでしょうか。
30分ほど待った後、自分の番号が呼ばれ、38番ゲートに向かいます。検査結果は無事陰性。ワクチンも受けていて、72時間前に検査もしていて、ここで陽性だったら再検査を求めたいレベルです。渡された葉書サイズのピンク色の紙には陰性である旨が書いてあります。これを入国審査直前にしれっと立っている最後の検疫官に見せる必要があるとのこと。もうこれで終わりかと思いきや、最後に宣誓書(覚えてますか?)の提出をする必要があったのでした。これをやったのち、晴れてコロナ検疫は終了です。
ここまでざっと2時間くらいでした。おそらく相当速い方だと思います。
私自身、水際対策を強化することは反対ではないです。でもどうせやるのであるなら、システムを自動化して、チェックに必要な人員を減らした方がリスクが減ると感じましたし、なぜか米国政府・軍関係者と、オリンピック関係者が特別扱いされるところに、今の日本のコロナ対策の最悪の特徴である「一貫性の欠如」が表れていると感じました。
隔離生活が暇すぎて、長々と書いてしまいました。これからは、全ての入国者に3日間以上の強制隔離をするとのことなので、今回こそ一貫性を持って、全員ホテルに72時間ぶちこんでもらえると信じています。
結論から言うと、note筆者の「88cmと8kg」氏は、小さい頃から学校や街中など、あらゆる場面で女性に「キモい」と言われ続けたそうです。
フェミニストのみなさん、「キモい」は本当に本当に強烈な抑圧の言葉なんです|88cmと8kg|note
弱者男性だけどもうフェミニストをやめたい|88cmと8kg|note
仕方なく街を歩けば「キモい」「あいつはナシ」だの定期的に言われた。みんなこれが妄想に聞こえるそうだけど事実だ。男性だってそういうことを言われる。言ってきたのはすべて女性で、男性からは一言もない。今でも。
そして中学を出る頃には、こういう一部の男性は、「キモい」という言葉に強烈な苦手意識を持ちます。自分の名前が呼ばれる10倍以上「キモい」という言葉が飛んでくるような環境では、自分の名前よりもすぐに反応する言葉になります。
ゼミでも、学部でも少し喋れば「異様な雰囲気の怖いキモ男」だった。基本、女性にモテたい男性は、キモ男を、一緒にいると「格が落ちる」から無視するか、マウンティングの道具として利用しはじめる。結局俺はここでは男性からも孤立した。ホモソーシャルは最悪だ。でも知ってる。ああいうことをするのはモテるためで、一部の女性はそういう人を喜んで持ち上げてきた。ドラマやゲームで人気の男性キャラの特徴を思い出してみればわかる。
ここからは個人的な話になりますが、自分は今でも道を歩いていると女性に「キモい」と笑われることがあります。2か月に1度くらいの頻度です
「キモい」は、身近な人間から直接、何千回も投げかけられる言葉です。もう一度言いますが、多くの場合は自分の名前よりも多く投げかけられます
こういう経緯から、88cmと8kg氏は「キモい」という言葉に対して、極度の恐怖心と抑圧を感じています。
なので例えば、駅のホームで待っている時、女子高生たちが「キモい」という言葉を使って笑っている時は動悸がしますし、レストランで女性の友人と話している時相手が「キモい」という言葉で同級生を笑うとき、それが延々と続く場合は笑顔を作って席を外して心を落ち着けます
そして、一部男性に対する抑圧を象徴する端的な表現として「キモい」という言葉がある、という認識に到っています。
今の社会では女性は抑圧され、社会のあらゆるところに抑圧を象徴するものが転がっていますが、一部の男性にも似たような構造があります。そして数あるそれの中で、最も一般的で、最も象徴的な言葉が「キモい」なんです。
ここまではOKでしょうか。88cmと8kg氏は、主に女性に「キモい」と言われ続けてきて、そのことを強い抑圧と感じて苦しんできました。ここまでの話では、フェミニズム/フェミニストは出てきません。88cmと8kg氏の主張がフェミニズムとつながるのは、以下の文脈です。
フェミニストのみなさん、「キモい」は本当に本当に強烈な抑圧の言葉なんです|88cmと8kg|note
「女子高校生に「きもい」言われ立腹 傷害容疑で県立中央病院職員を逮捕|事件・事故|徳島ニュース|徳島新聞」
記事タイトルではまるで女子高生が見ず知らずの人にキモいと言って殴られたのように見えますが実際は全然違います。この記事によれば、
・突然あらわれた男が「家に来ないか」と声をかけ、
・「キモい」と言われ逆上し、逃げたところをしつこく追跡してきて、
という本当に酷い事件です。女性であるというだけで声をかけられ、断ると逆上され暴行されるという、ヘイトクライムそのものの事件です。 そして、こういった事件は現代では見逃されないし、勇気ある人たちは沈黙しません。「夜未成年がうろついてたから悪い」だとか、「キモいと言ったから暴力されても仕方ない」だとかいうセカンドレイプそのものの意見も、現代では正当化されず批判されます。自分はこの空気が救いです。強盗が起きて、強盗された側が悪いなんてことは決して絶対にありません。しかし、たくさんリツイートされたフェミニストのみなさんの意見の中にこういうものもあります。
として、以下の「フェミニストのみなさん」のツイートが挙げられます。
これに対して、88cmと8kg氏は、こう言います。
私はフェミニストでありたいと思っている男性です。弱者男性といったほうが多分すぐわかると思います。なので言いたいです。
今回の件は100%加害者の男性が悪いと言い切れます。しかし、「キモい」という言葉の致命的な力を絶対に忘れないでください。本当に強烈な抑圧の言葉なんです。汚い言葉を引用しますが、「ブス」とか「クソマンコ」や、「ニガー」などよりも強いかもしれません。なぜなら、一部の男性は、小学生くらいの幼少期から、女性の集団に1日何十回もその言葉をかけられ続けて尊厳を奪われているからです。それは一般的なことなんです。しかも、誰も真剣にそれをとらえません。こういったいじめが記事になったことが何度ありましたか?男性から女性はシャレになりませんが、逆は男性が「みっともない」からなんです。もしくは、自分が「キモい」から悪いんです。告発しても女性は無罪放免、怒った自分が先生に怒られるなんてことはよくあることです。席替えで「キモい」生徒の横に来た女子生徒が泣く行為が怒られた現場を見たことがありますか?
つまり、このnoteで88cmと8kg氏がフェミニストのみなさんに対して批判的なのは、
からです。だから、88cmと8kg氏はそうした「フェミニストのみなさん」に対して「「キモい」は、身近な人間から直接、何千回も投げかけられる言葉です。もう一度言いますが、多くの場合は自分の名前よりも多く投げかけられます。そして、多くのフェミニストはそれを正当化してしまうんです」「お願いなので、「キモい」という言葉を過度に正当化することはやめてください」と訴えています。「過度に正当化する」というところに含みがありますが、つまり、この言葉を何か/誰かを批判するときに普通に使うこと自体が、「キモい」という言葉とそれがもたらす差別を正当化しているんだ、という主張だと思います。
そして、このことが敷衍されて、弱者男性差別は存在するから知ってください、フェミニストはこれ以上差別しないでください|88cmと8kg|noteでの主張につながっていきます。
例えば「女は黙って朝飯作って帰りは正座で待ってくれてないと」のような差別的な言葉と「無職の男とか絶対無理キモい」のような差別的な言葉は同じくらい重い、そう言えます。特に後者の言葉は実際に人を殺せるヘイトスピーチなんです。
実際問題、自分はフェミニストのみなさんが入っているTLを見ると、自分に「有害な男性らしさ」が激しく発生していることに気づきます。それは「彼女も作れない人間はセクシストで、そのような人間の悲鳴はすべてミソジニー」というような意見をフェミニストが多くするのが原因です。男らしくならなければジェンダー平等を訴える人たちの間でさえ人間扱いされないどころか、セクシスト扱いされるのです。自分はミソジニストになるのを避けるために定期的に表アカウントからは離れています。だからインセルのようなろくでもない連中が、フェミニストが増えた後増える理由も正直わかります。いかれた差別主義者がわめくのは無視できますが、社会的正義の名のもとに差別を正当化される苦しみは無視できないのです。
嘘だと思うのなら、最も弱者男性が差別的なことを言っていて、かんたんに論破できるような「女をあてがえ理論」に対するフェミニストたちの反応を見てください。「弱者男性とかキモい無理。女性の人権を侵害している。」、「その考えが差別的。特権意識から降りろ。」、その他諸々。なぜ、「女性が誰と結婚するかは個人の自由なので社会や国家が介入するな。」とだけ言えないんですか??なぜ、弱者男性をトランス女性とかアジア人のゲイとか入れ替えた時に、極めてグロテスクな差別発言になってしまうことぐらい差別を訴える人ならわかってくださいよ!「トランス女性とかキモい無理。男性の人権を侵害している。」「アジア人のゲイが他の人種と同程度に愛されたいと思うのは差別的」。そういう言葉なんですよ??「非処女とか汚い無理」とか森元総理でも言いませんよ?障害や貧困や差別で苦しんでいる中で、誰か一人にでも愛されたくても無理で絶望して今も首をを吊っていってる人たちに、無理とかキモいとかお前の孤独感さえ差別の証だだとか、それはもう加害欲求が暴走している、差別が楽しくてやめられない、としか言えないじゃないですか。おそらくは相手を人の言葉の通じないゴブリンか何かだと思っているのでしょう。ミソジニスト、ネトウヨ、白人至上主義者、その横に並ぶのが上の発言をした人たちです。最近も一緒になって車椅子の人の人権を訴えた人たちだったのに!!差別主義者の気持ちがわかった良い授業だったと思いますよ?
そもそも、ゲイも、トランスジェンダーも、在日コリアンも、ハーフも、黒人も、障害者も、相手を「キモい」と言って正義の名のもとに糾弾する光景をあまり見ないですが、フェミニストだけは例外です。先程もその光景を見ました。「キモい」なんて感情にしかよらない侮蔑語は、マジョリティの規範に依存する言葉です。上記の属性の人々を攻撃する最悪の矛として常用されているし、だからこそ理性による人権という盾で身を守ってきたのです。実際キモいからしょうがない、口をふさぐなと言うかもしれません。しかし、上記の人達は人権を訴える場所でその言葉は使いません。マジョリティにその言葉を使われる苦しみを知っているからです。性犯罪について裁判などで男性が同情されやすい特権があるのように、女性には差別しても批判されにくい特権があると言わざるを得ません。そして悲しいことに、差別と戦う人たちでさえそれを濫用してしまっているのです。
88cmと8kg氏にとっての弱者男性論の根幹は、長年にわたって女性から自分に投げかけられ、自分を傷つけてきた「キモい」という言葉への被抑圧感情と問題意識と、彼の観測するフェミニストのみなさん達が、女子高生暴行事件の犯人を批判するときや、その他の文脈(これについては直接の引用がないので、「弱者男性とかキモい無理。女性の人権を侵害している」という発言が実際にあったかどうかはわかりませんが)で、「キモい」という言葉を普通に使っている、という認識にあります。その文脈で読めば、88cmと8kg氏の訴えがなぜ「女性とフェミニスト」に向かっているのか、より具体的に理解できると思います。
弱者男性差別は存在するから知ってください、フェミニストはこれ以上差別しないでください
https://note.com/mefimefiapple/n/n6b712e954db8
上記のnoteについて「何故女性やフェミニストに言うのか」「強者男性に言うべきでは」との意見がある様なので、何故なのか、読解してみようと思います。
予め断っておくとこれは女性やフェミニストへの攻撃の意図はありません、また件のnoteについても敵意は(受け止められている程には)大きくはないと判断しますが、それについても最後に触れます。
ではどのように読解すればいいでしょうか?いい方法があります。
以下の様に、国語のテストだと思って読解してみてはどうでしょうか?
このように国語のテストだと思えば、noteを読み込んで該当箇所を抽出するのも楽になる人も居る筈です。難しい問題や複雑な問題もゲームやテストだと思えば簡単に解けてしまう人はいるものです。
(これを「ゲーミフィケーション」という言葉に倣って「国語の期末テスティフィケーション」と呼ぶ(「国語の中間テスティフィケーション」でも可))
以下、幾つかのパートに分けて女性やフェミニストに向けられている理由と解釈できる箇所を抜き出します。
上記箇所の様に、このnoteでは女性も抑圧者・加害者になり得る事を繰り返し強調しています。
これがこのnoteの目的だとすると、明らかに女性に向けた方が効率的です。強者男性に向けて「実は女性も抑圧者になり得るんだ」と言っても「お、おう」と成るだけですし、むしろ告げ口に似てしまいます。だから女性本人に言う必要があると言えます。
また、男性が強者側に位置付けられたり、「抑圧者=男性」という図式が前提とされがちな現代では、そうでない側を殊更に強調する必要があり、そこに女性を対象にする必然性もあると言えます
(ただしその様な前提はテキストの外部から読み取る事なので、テキスト内で論理的に完結する必要のある国語のテストとしては回答に出せない部分になります)
上記箇所の様に、noteでは差別そのものに負けず劣らず、差別を否認し、正当化する事への非難に紙幅が割かれます。
例えば、
未婚男性の寿命の短さは無視される上男性の女性虐待の証拠になり、男性のメンタルの悪化と低すぎる幸福度は無意識化された特権意識のせいにされ、ホームレスと引きこもりさえも女性に厳しい差別的構造の例だとされます。
の様に、男性の差別的な境遇を問題化しようとしたときに、それが女性差別の問題へとすり替えられる様子が描かれます。
弱者男性差別そのものは強者男性・女性・フェミニスト共に加害者に成り得ますが、「弱者男性差別→女性差別」の様な差別の主題のスライドは、女性差別を取り沙汰したいフェミニストにしか動機がありません。
従ってこのような差別のスライドを問題にする限りでは、フェミニストの方々に向ける理由があるという事に成ります。
こうなるとフェミニストはもはや、「女性差別は気にするけど男性差別は気にしない」だけではなく、「女性差別は気にするけど男性差別は積極的に口を塞いで透明化する」というセクシストに見えます。
という箇所も同様でしょう。差別のスライドによって「男性差別は積極的に口を塞いで透明化する」という積極的な加害行動が問題化されます。
関連して、
フェミニストの方に考えてほしいのは、「男性差別はない」「あったとしても大きな声で言うのは女性の口をつぐむことだからいけない」という考えはこの時点でかなり人権軽視であったり、性差別的な言葉ということです
という箇所もありました。
ここについてもやはり、「男性差別はない」「あったとしても大きな声で言うのは女性の口をつぐむことだからいけない」といった発言をする動機が大きいのは女性やフェミニストです。対して強者男性にその様な発言をする動機は大してありません。
(例外としてフェミニストかつ強者男性の場合、女性フェミニストと同じ動機を持ち得ますが、当然その場合「フェミニスト」に重なっています)
似た箇所として、以下の部分も上げられます。
なぜ弱者男性が、ジェンダー平等を望む仲間のはずのフェミニストを攻撃してしまうのか、それは一部のフェミニストがジョージ・ワシントンだからということもあるでしょう。
ここでジョージ・ワシントンは「世界で最初の人権を宣言した憲法を書き上げながら、ネイティブ・アメリカンへの虐殺を差別だと認識できなかった」人物として言及されます。
この文意は「一部のフェミニスト」がジョージ・ワシントンと同様の構造(つまり、女性の人権を保護しながら、弱者男性への差別を認識できなかった)を持っている、だと解釈できます。その上で、
自分たちも白人も平等に殺す無法者より、人権を高らかに謳い上げるがお前たちは人間じゃないから殺されてOKと言う、ジョージ・ワシントンの方が憎く見えたでしょう。
という様に加害そのものより、差別の正当化や、「人権を謳い上げる」正義側に無視される事の苦痛が強調されます。
この点に着目した時、フェミニストは(時に露悪的な)強者男性よりも正義を僭称する機会が多く、正義側としての側面が濃い為、強者男性よりも対象にする動機が大きいと言えます。
この箇所では明確に、差別的な度合いが強者男性より女性全般のほうが大きい可能性を検討しています。
女性はこの差別の抑圧者として大きな存在です。上記の差別では明確に女性の影があります。私自身、街を歩いていて嫌悪や指をさして笑う行為、吐き気をするようなジェスチャー、そういったことを度々経験していましたが、すべて女性でした。
以上の様に、女性による直接的な差別や加害もnoteでは幾つか言及されます。
「彼女も作れない人間はセクシストで、そのような人間の悲鳴はすべてミソジニー」というような意見をフェミニストが多くするのが原因です。男らしくならなければジェンダー平等を訴える人たちの間でさえ人間扱いされないどころか、セクシスト扱いされるのです。
これに対して、女性は異性の「点数が低い人達(先程の結果からみると本来は平均的な人たち)」を排除したり、嫌がったり嘲ったりする形で攻撃します。
例えば「女は黙って朝飯作って帰りは正座で待ってくれてないと」のような差別的な言葉と「無職の男とか絶対無理キモい」のような差別的な言葉は同じくらい重い、そう言えます。
こうした直接的な加害は恐らく女性やフェミニストの方々の中でも一部の方がしている事で、女性やフェミニスト全体がしている事ではありません。
従って女性やフェミニスト全体へ向けてこれらの事を直接の告発として言うのは(丁度一部の男性が行った加害を男性全体に向けて非難するという、弱者男性問題の主要な問題の一つと同様)間違っていますが、
「ぶつかりおじさん」の様に、女性側からは見えにくい一部の女性の加害を知って貰う、という可視化としては意味を持ち得ます。
そしてこれらが女性側からは見えにくいのであれば、特に女性に向けて周知する意味があると言えます。
特にその中でも、
最も弱者男性が差別的なことを言っていて、かんたんに論破できるような「女をあてがえ理論」に対するフェミニストたちの反応を見てください。「弱者男性とかキモい無理。女性の人権を侵害している。」、「その考えが差別的。特権意識から降りろ。」、その他諸々。なぜ、「女性が誰と結婚するかは個人の自由なので社会や国家が介入するな。」とだけ言えないんですか??
フェミニストが差別を糾弾する際、「キモい」「特権意識から降りろ」等の余計であったり部分的に適合しない侮蔑を含めてしまうケースが上げられています。
この箇所を「差別を糾弾する際に、別の差別意識が表面化し易い」という意味だと解釈すると、差別を糾弾する機会の多いフェミニストの方々に特に向ける意味があると言えます。
この貧しい家庭に生まれていじめで苦しむことも多い一生弱者男性(これは実際に統計的に全部正しいんです)は、下駄を脱げと言われても脱げる下駄がありません。むしろ、脱出できる可能性、助けてくれるまわりや、ケアしてくれる行政や団体の偏りを考えると、この層においては女性が下駄を履いていると言っても嘘になりません。この層に「下駄を脱げ」というのは、レイシストが「在日コリアンは特権を捨てろ、社会を牛耳ってる支配者のくせに弱者のフリをするな。孫正義を見てみろ。」というような最悪な言葉と大差ないのです。
この箇所はフェミニズムの文脈で男性に向けられがちな「下駄を脱げ」といった言説が、弱者男性の場合には適合せず(脱げる下駄が無い)、「在日特権」の様な存在しない特権の糾弾という、深刻な差別に成ってしまうケースが扱われています。
このようなフェミニズム言説への応答の箇所は、当然フェミニストへ向ける意味を持ちます。
また、
障害や貧困や差別で苦しんでいる中で、誰か一人にでも愛されたくても無理で絶望して今も首をを吊っていってる人たちに、無理とかキモいとかお前の孤独感さえ差別の証だだとか、それはもう加害欲求が暴走している、差別が楽しくてやめられない、としか言えないじゃないですか。
ゲイも、トランスジェンダーも、在日コリアンも、ハーフも、黒人も、障害者も、相手を「キモい」と言って正義の名のもとに糾弾する光景をあまり見ないですが、フェミニストだけは例外です。
の箇所の様に、フェミニズム的な批判に伴って加害欲求が暴走する可能性についても警告しています。ここもやはり強者男性に向ける意味はあまりなく、フェミニストへ向けて初めて意味がある箇所になります。
件のnoteを読み返しながら、国語のテストのつもりで関連しそうな箇所を抜き出してみましたが、結構あるものですね。
ただこれで全部ではないと思います。もしできれば、これを読んでいるあなたも国語のテストのつもりで挑んでみてはいかがでしょうか?
最後に、これまで追ってきたようにあのnoteは女性やフェミニストへ向けて書かれたものですが、「向ける」ということが「攻撃」や「批判」とイコールではない事は強調しておいた方が良さそうです。
現に彼自身、
だから、一部のフェミニストの方がしてしまったことも、不幸なすれ違いだと思うんです。「ただそんな人達がいると知らなかった」だけだと思うんです。なので、ジェンダーで苦しんでいる人間たちは一緒に戦っていける、そう思っています。理想主義的ですが、理想がないと進歩もありませんから。
と書いています。
この増田に付いても女性やフェミニストへの攻撃や批判の意図ではなく、あくまで彼の文章が女性やフェミニストへ「向け」られていた理由を読解する為に書いたものです。
もし彼のnoteやこの増田を読んで自分を責めている女性やフェミニストの方が居たら、自分を責め過ぎないようにしてください、責める事が目的なのではなく、知って貰う事が目的ですから。
彼のnoteは女性やフェミニストへ向けられていますが、それに応答するために女性やフェミニストの方がするべき事は、実はそれほど大きくはない、というのが私の解釈です。まずは「知る」「存在を認める」「積極的な加害はしない」ただそれだけの事で達成できる、ささやかなものなのです。(当然ですが、同様の事を私は女性差別に対しても行います)
そして私が言うまでも無く、彼のnoteへの反応の中で既にそれをしている女性が何人か居た事は知って居ます。そのような方々に尊敬と感謝を申し上げると共に、そうした方々が今後増える事を祈ります。
今回の主題からはズレますが、何故「弱者男性」を取り上げるのか?と疑問を抱いている方も居たので、ごく簡単にですが、ここにも読解を加えておきます。
私は「男性」という属性は、「ヘテロセクシャル」「健常者」といった単純に「強者」とみなしてもあまり問題が発生しないものではなく、特定の属性とつながるととても悪い影響をもたらす属性だと思っています。
「男性」に「障害者」、「貧困者」、「外見が悪い」などが付くと、「女性」にそれをつけた時より状態が悪化するということがあります。これが「弱者男性差別」です。
この箇所で言及されている通り、「障害者」、「貧困者」、「外見が悪い」等の弱者属性と「男性」が組み合わさった場合に特に悪化・深刻化するとすれば、
それは「弱者」単独でも「男性」単独でもなく、「弱者」+「男性」という組み合わせをわざわざ取り上げる強い動機を生む事になります。何故ならそのような悪化・深刻化は組み合わせないと発現せず、見えないからです。
https://twitter.com/SayakaChatani/status/1379968066319097856
また日本右派とアメリカの白人至上主義との交錯も見逃せない。二〇二〇年の論文でラムザイヤーは、「アメリカの民族問題を題材にすると激しい対立が起こってしまい自由に議論できない」ので、「渋々ながらアメリカの問題は取り上げず」「あまり知られていない題材を使えば自由に議論できるだろう」と書いている。つまり、被差別部落、沖縄、在日コリアンを通して主張した「差別は自己責任であり、マイノリティの統率者がむしろメンバーを搾取している」というロジックは、本来はアメリカに適用したいのだが、そうすると政治問題になるので、人があまり知らない日本史を使って発表する、とあけすけに述べているのだ。
うん、日本にもアメリカにも (そして他国にも) 同じような問題があるんだね。日本で「マイノリティの統率者がむしろメンバーを搾取している」構造をもとに、自国、他国のことも論じないといけないね、という話でしかないように思いますが。日本にも問題が存在するのであれば、それを論じても何も問題がないのではないでしょうか。まさか、日本の問題は日本人 (?) だけが議論すべきだ! とかいう排外主義に基づいた主張なのでしょうか。
・物心ついた頃には、耳掃除で右耳左耳で聞こえる音が違うことに気がついていたが、右が先天性か1才未満で完全に失聴していると分かったのが20才。就学時健診は「多分ルールがわかっていないんだと思う」学校のは不運にも病欠してた。
・保育園に鼻水垂らして廊下をふらふら歩いてる子がいるとか、足が変な方向に曲がってる子がいるなあと思っていたが、それを障害(者・児)と呼ぶと知ったのが小1。
・本来読まないような読み方の、変わった名前の同級生がいるなあと思ってたけど、小4の時ソウルオリンピックがあるまでその子が韓国人なことがわからなかった。
・中1の入学式で小学校の同級生がいない理由を人に聞くまで、小中学校にも私立があるのを知らなかった。
・とある高校に行きたいと小学生の頃から思っていたので、自分が住む市内も含めて、他の高校の名前と場所を一切知らないまま志望校に入ったので今も知らない。
・同和問題は小学生の時学校で教わったが、自分の市にあるのは知らなかった。どうもみんなは知ってるらしいと気付くのは成人してから。
数日前からフェミニズムと表現規制の人達がチラホラ騒いでる話題です。
@rtoiuyuiotyuijj 3月15日
フェミニストに「何にエロを感じるのは人それぞれだし、どこからエロくてどこからエロくないか線引きなど出来ない」と噛み付いていた人々がす
「ウマ娘のエロ絵は禁止」の一声で「何がエロだと受け取られ、馬主を不愉快にするか」をきちんと自分達で考え始めたの笑う
「何がエロか」考えられるんですね
https://twitter.com/rtoiuyuiotyuijj/status/1371593400936374301
「ウマ娘公式のふわっとしたお願いには細部を問い詰めたりせずふわっと従うんだな!(フェミニスト・規制派の声には細かく噛み付き返すのに!)」
とプリプリ怒りながら笑ってはる。
いや、そりゃそうでしょ。
なんか皮肉のつもりっぽい口調だけど何がどう皮肉になってるのかすらわからん。
お願いというのはする側される側間の好意の多寡、信頼の多寡で成果が決まるもんです。
また公式とユーザーはコンテンツを挟んでwin-winの関係にあります。
スジで言ったら公式はもっと細部まで詰めてルールを出すべきなんです。
ちゃんとラインを引いて細部まで詰めたら、「あんたにそこまで要求する権利あんのか?」とかチェックされますし、
合意後は「じゃあこのラインの外について後出しでなんか言うなよ?」と当然に言われますから、
ウマ娘公式のふわっとぼかしたこのお願いが効力を発揮しているのは
ひとえにウマ娘と言うアプリがとても面白くてアニメや漫画も見直されてて、ウマ娘が大人気だからです。
人気者ゆえ多少スジの通ってない横着なお願いも聞いてもらえる。
「我々がオタクに命令したときは要求の細部や権利を問い詰めてきて困らされたというのに!」
「なぜ我々の細部を明示しないぼわっとした圧力に唯々諾々と従わないのだ!」
いやそれはお前等が好感度も信頼度も稼いでないだけっていう、ほんとそれだけですよ。
キモオタ達への憎悪と蔑視と敵意と嗜虐心で対決姿勢を隠さずにやってきた集団が
キモオタ達から愛されているコンテンツやメーカーと同等のお願い権・甘え権を与えられないっていう
それは当たり前なのでは…?
なんでこんなことですごい不当な仕打ちを受けたかの如く笑ったり怒ったりできるのかわからない。
毎度のことながらフェミニスト・表現規制派の思考の意味不明さはすごい。
こんなもん見せつけられてる側のほうが笑っちゃうんですよね。
別にフェミニストや表現規制派が受けてる塩対応が不当な意地悪なわけではなくて、むしろその対応が本来の対応、0ベースの対応です。
細かいチェックや詰めなんかなしでお願いを聞いてもらえるのは、普段から人の役に立ってる人、人から好かれ、周りに得をさせてるような人です。
つまり自由になる時間をネットでキモオタのポンチ絵への攻撃に使い、その八つ当たりを自分の人生のチンケさの痛み止めにしてるような人間の正反対の人物。
「ふわっとしたお気持ち表明でみんなが忖度して動いてくれる」という特権を周囲から受け取るのは
.@rtoiuyuiotyuijj3月16日
で?どうして今回は急に「検閲じゃない」と思っちゃったんですか?
どうして「ニーハイソックスのキャラをただ描いただけでも、勝手に性的だと受け取る人もいますよね?」と、いつものようにツバ撒き散らして言わないんですか?
https://twitter.com/rtoiuyuiotyuijj/status/1371593400936374301
既に書いてきたことに加えて自由の侵害度合いの違いということがありますよね。
「何故検閲じゃないと思ったのか」?
そりゃ検閲じゃないでしょ。
この状況下、別にウマ娘を同人誌でエロく描こうがグロく描こうが殺そうが馬刺しにして食おうがなんでもありでしょ?
「お願いは承った、でも聞けねえ」でもいいし、
「私の中ではこれは競走馬のイメージを著しく損なう表現ではないんだけど」でもいいし。
それも検閲にあたるぞよと表現問題に詳しいフェミニスト諸姉オタクヘイト諸兄が言うんならそれでもいいんですけど
少なくともフェミニストや表現規制派が欲望する検閲とは全然違うよね。
そもそもウマ娘公式がお願いしてるのはウマ娘という1コンテンツの中のことでしかない。
他のコンテンツに同様のレギュレーションが拡散していくわけではないし
単に「うちはこう」ということ。
ウマ娘と同じように二次創作にも「お願い」で睨みを利かせるコンテンツもあるだろうし、
公式は行儀がいいけど二次創作は自由だよと言うコンテンツもあるだろうし、
公式からエロかったりグロかったりするコンテンツもあるだろう。
そこには発表する側の自由があるし、受け手も自由に選べばいい。
フェミニストや表現規制派が狙っているのはそういうことではないですよね?
表現自体を取り締まり、自由を制限しよう無くしていこう、というのがあなた達のやってることじゃねーですか。
そりゃ対応が変わるの当たり前じゃない?
「なんでこんなに対応が違うんだ!笑える!」とか言ってることの方が意味不明すぎて笑えるんですが…。
Q「我々フェミニストの命令には必ず盾突くキモオタどもが、何故ウマ娘公式のお願いには従うのか!」
A「ウマ娘公式はいま好感度と信頼度が高いから」「お前等は人気ゼロ~マイナスだから」
Q「我々フェミニストの命令にウザく反問してくるキモオタどもが、何故ウマ娘公式のお願いにはふんわり忖度するのか!」
A「好意と信頼があれば細かいterms and conditionsは省略できるから」「お前等はその正反対だから」
Q「我々フェミニストの命令は検閲だと騒ぐキモオタが、何故ウマ娘公式のお願いを検閲と思わないのか!」
A「好意ベースで言うことを聞いてるだけで、聞かない自由もあるから」「お前等の狙いは自由の剥奪だから」
Q「我々フェミニストの命令は危険な規制だと騒ぐキモオタが、何故ウマ娘公式のお願いを警戒しないのか!」
A「お願い範囲も『ウマ娘内』という限定的なものだから」「お前等の嫌がらせ欲と被害妄想には際限も節度もないから」
こんなことこうやっていちいち整理して説明されないとわからないもんかね?
agricola 「イメージを損なう表現はお控えください」みたいな抽象的が極まった「お願い」に対して、
平素の「明確で客観的な基準を示せ」というウザ絡みを一切見てないのってサイコーに表現の自由界隈ですよね。
2021/03/17
現在大人気、ユーザーに楽しみを与えている、win-win関係を継続するための要請、受け手に任せる「お願い」。
・キモオタに必死にストーカーしてるフェミニスト・表現規制派のみなさん
人気マイナス100点、敵意丸出しの嫌がらせしかしてない、一方的な自由の制限のための因縁付け、「(コロコロ変わる理屈による)命令」。
これで「同じ待遇を受けてない!オタクの矛盾見たり!」って怒り狂うのサイコーに、…なんだろう。
本当に脳をお大事にって思うんですよね。
このアグリナントカ さんにしても拙い思考力と国語力で10年以上こういうミジメな活動をはてなブックマークで頑張ってて、
やっぱりそういう暗い楽しみしか与えられず苦しんでる脳味噌は機能がどんどん悪くなってる可能性はあると思う。
あなたがストーカーしてるキモオタの大半はキモい絵を楽しみながらあなたよりずっと明るい人生過ごしてると思うよ。
大半の在日コリアンはネットで長時間在日ストーカーしてるネトウヨより明るい人生過ごしてるのと同じように。
zyzy ほんまこれ。規約もガイドラインも「明確にここからがエロだ」とは書いてないし、
書かれないと分からないんだっつってたんだから、いつものように叫ばないとウソツキだよねぇ。
2021/03/17
③町の嫌われもんのトラブルメーカーに「貸せ」と怒鳴り込まれました
①なら駐車場の範囲とか更改条件とかキチキチしないし、下手すりゃ支払いだっていつでもいいよってなりますよね。契約書自体作らないかもしれない。
それを見た③のトラブルメーカーが「俺にも同じ条件で貸せよ!」って言ってきても、そうはしないでしょ?
ギチギチに細かい、ズルや踏み倒しや言い逃れしようがない契約書作って、もしそれで不満ならあなたとは取引しませんってなるでしょ。
普通にフェアにやるつもりがあるなら厳密な契約書にサインできるはずですしね。
①がユーザーとウマ娘の関係で(好意で土地を貸す側がユーザー)、
grdgs 「俺のお気持ちで決める」以外書かれてなかった
2021/03/18
あなたが今日の晩飯を何にするのかと同じぐらい各人の気持ちで決めていいことです。
一方あなたがたがしばしば「お気持ち」などとバカにされるのは、そういう他人の自由をなんとか制限しようと頑張るため、そのわりにそこにまともな理屈や論陣も立てられないためです。
駐車場の例えに戻れば、信頼できると思った相手に土地をゆるふわ契約で貸すのは持ち主の自由です。
一方あなたの言ってるのは「私も親族待遇で土地を借りたい気持ちがあるのに貸してもらえなかった!」「私の気持ちだけが踏みにじられた!アンフェア!」みたいなことです。
ああこいつやベーな、さすがご町内のトラブルメーカーだな、ってなるでしょ?
「自由の範囲内で気持ちのままに振る舞うこと」と「気持ちのままに人の自由を制限しようとすること」は相対化できないですよね?
差別する権利!とか喚くネトウヨと同じバグりかたしてますよねあなたの肩の上の突起物。
muchonov 一生懸命正当化してるけど、勇壮な表現の自由戦士たちがコンテンツホルダーの意向には簡単にゴロニャンする構図は変わらない。好意の多寡じゃなく、自分たちからオモチャを取り上げる権利を持つ相手に屈服してるだけ
2021/03/18
「好きな相手には話し合いもせず譲歩するのか!」
「おかしいだろ!」
「私に対する態度と整合性がない!」
自分は女性嫌悪バリバリで無礼と嫌がらせとモラハラセクハラ繰り返してすっかり嫌われておいて
「これだからメスは卑しい!」「結局金とチン○目当てなんだ」ってさらに怒るみたいな。
そして全然誉められるこっちゃないけどコンテンツホルダーに対して叛逆するキモオタはいくらでもいる。
嫌いなコンテンツホルダーに対する通りいっぺんの批判を越えた粘着質な付きまといはやめさせる方法知りたいくらいですよ。
あと「強権を持つ相手には屈服するんだな!」っていうなら、キモオタに対して一番強権的抑圧的に振る舞うのはだんとつでフェミニストと表現規制派だけど、毎度きっちり反抗されて殴り返されてんじゃん。
彼等に抵抗の意気地があるかないかはしばしば彼等の反撃で恥かかされてるあんたらが一番よく知ってるはず。
やっぱり「なんで我々にだけ」っていう泣き言でしかないよね。そしてその理由は「あんたらが自分の行いによって警戒され嫌われてるから」です。
efus だいたいそれで言ったら編集部から「えげつないBLやめてくれ」ってコメントがあったらしいのに結局あんまり守られなかったキャプテン翼が浮かばれませんよね。どんだけ好感度低かったんでしょうか彼らは。
嫌ってはいなくてもやむにやまれぬパッションとの鬩ぎ合いの結果「こそこそやる」になったのが腐女子パイセンがたの自由行使の歴史です。
そこに問題あると思うならそれはそれで叩いて規制を図ったらどうですか。どうもあなたたちのキモオタに対する攻撃欲には対象の性別により異なる基準があるように見えますが。
ついでにいえば当時のBLなんてえぐくもなんともなくて、当時のジャンプ編集部の要請は現代の価値観でジャッジするなら単なるゲイフォビアです。
あなたたちの表面の大義名分はこういうときどっちに味方するんでしたっけ?
nunune 「著作権者だから」の7文字で終わることだと思うのですが。
2021/03/18
そうシンプルにまとめられればまとまるのでだらだら長いの書いてしまった立つ瀬がないですが
シンプルで理解できない人たちにはクドクド書いたら理解するかなって(30パーセントくらいの望み)。
「権利者でもありメリットの受贈者でもありwin-winを築ける相手に忖度や譲歩をする」
なにからなにまで違う話だと思うんですが悪意さんたちは納得しない。
「ウマ娘公式に優しい対応が出来るなら我々の靴も舐められるはずだ」
「あいつらにだけ優しくするなんて筋が通らない!嘘つき!卑しい!」
やっぱりなんか、非モテの一部にいるミソジニーさんの主張によく似ている気がする。
嫌いながら甘える、嫌がらせしながら最恵国待遇を求めていく感じ。
好意とか信頼とかではなく単に公式に要請されたからでは。法的根拠が微妙であってすら公式に「やめてクレメンス」と言われれば従うよね?もめてコンテンツ引っ込められたらこっちが困るんだし。
その「やめてクレメンス」「りょ」がここで私の言ってる好意と信頼です。
権利や自由の地平で言えば「公式はああいってるけど表現の自由の観点から私はエログロ同人を大っぴらに出しまーす!」はありですよね。
キモオタたちがそういうチャレンジすらしないこと(表現規制派の人達がいま「ずるいぞ!」と怒っているウマ娘優遇)、
これはウマ娘公式とwin-win関係だから自由を行使してないわけです。
もちろん反対にウマ娘公式や馬主も穏当な二次創作に対して厳密な権利行使をせず目こぼししてる。
フェミニスト·表現規制派とキモオタの間には殺すか守りきるかのサツバツ世界しかないのでいきなり権利や自由の地平のやりとりになっているわけです。
キモオタは最強の盾になりそうな「表現の自由」の幟も躊躇なく発動します。表現規制派はそれがずるいと言う。「ウマ娘にはやらないのに我々には最強の盾でシールドバッシュしてくるのは何故なんだ」と。
何故なのかは何度も書いて書き飽きましたけど。
merico2404
2021/03/18
好感持てぬ公式に対しキモオタ達が果敢な表現の自由の行使をしていった例は多々あり、けもフレの1と2での二次創作の劇変とか見てみたらいいと思います。
いまふんわり忖度と配慮の応酬で治まっているのだって恒久のことではありません。
kobito19
よく言われる騒音おばさんや伊丹十三の件も結局真偽の程はよくわからないし、彼らは巷で噂されている程恐ろしい宗教団体なん?(統一教会は何かここ最近改名したらしいけど、長たらしい名前で書くの面倒なので便宜上旧称で書く)
彼らの集会や行事、例えば集団合同挙式とか葬儀の様子(集団でお経を唱えるやつとか、また数年前に起きた火山の噴火の犠牲となった少女が統一教会員の娘だったようで、その時の派手な葬儀の様子が巷で話題になった。)こいういうの不気味で気持ち悪いという人達もいるみたいだけど、これらだって彼らの中だけでやる分には別に外部に迷惑をかけてないのでは?不気味で気持ち悪いと思うのならわざわざ顔近づけて覗かなきゃいいのでは?
霊感商法みたいなことやってるって話も、まあ統一の方は昔ガチでそういうのやってたっぽいけど(今もやってるのかどうかは知らん)、創価の方はどうなの?信濃町の売店の写真とか調べてみたけど見た感じそこで売られているグッズの殆どは(まあ「大勝利飴」とか少々アレなネーミングセンスのものもあるけど)そこまで露骨に値の張るものでもないし、また信濃町の中を歩いて撮ってみたという動画も幾つかネットに上がっているけど、それ見た感じじゃ売店の周りで悪質な客引きとかキャッチセールスとかやってる感じでも、撮影者に何か絡んでくる感じでもなかった。
入信・入会を拒んだものや脱会しようとした者に集団で嫌がらせとかストーカーしてくるみたいな話とかもさ… 統一の方はちょっとよくわからないけど、創価については例えばマキシマムザホルモンのダイスケはんは創価大学出身で、彼もまた実は在学中に創価学会とはちょっと一悶着あったみたいだけど、最終的に彼は学会から「大学名をプロフィールに載せないで欲しい」「創価大学ではライブをしないで欲しい」「金輪際大学へ出入りしないで欲しい」等と言われて追放された様で、この様に学会と何か揉め事を起こした者は寧ろ学会の方から拒絶・破門するみたいだぞ。また、このことで未だにダイスケはんが学会から嫌がらせを受けているなんて話は(明るみになっている限りでは)聞かないし。
あと菊とか鶴とかのタブーの話も、確かに言われてみればテレビで創価について特集しているの殆ど見たこと無い(前に池上彰が少し特集しているのを見たことがあるくらい)ので事実マスメディアでは彼らに関する報道は半ばタブー視されているのかもしれないが、ネット上の噂によるとそれは実は創価学会は在日コリアン系の集団で、彼らがメディアを支配しているからだ、そして日本のメディアが左寄りなのもまた彼らのせいなのだっていうけど本当にそうなの?(統一は確かに創始者が韓国人の文鮮明で本部も韓国にあるという事は教会の方からはっきりと明言しているが、)池田大作は本当にソンテチャクなのか?確かに日本のテレビ報道が左寄りなのもまた否定はしないけど、それって創価に関連する報道がほぼタブー視されていること関係あるの?その噂のソースとされるこちらのサイト(http://peachy.xii.jp/korea/)ってデマとかが指摘されまくってるやつだし。ていうかそもそも創価学会が支持している公明党って自民党と連立関係にあるわけだし、むしろ彼らは左界隈とは対立している側では…?
あとこういうこと書くと「これ書いてるのってひょっとして学会員・教会員なんじゃないか…?」みたいに思う人もいるかもしれないが、まあ正直この文章も彼らを擁護するものでは全くないと言えば嘘になるかもしれないけど、仮にこれを書いているのが学会や教会の関係者だとしてそれで文章の正当性の内容が薄らぐのか?あとこれは筆者の偏見かもしれないがオタク層の中にアンチ創価・統一が多いような気がするのだが、ちょっとそのオタクとアンチ創価・統一を兼任している方々に問いたいのだが、例えばネット上の学会・教会に関するあやふやな噂を全て真に受けて学会・教会の関係者を皆一括りに「嫌がらせやストーカーをしてくるような恐ろしい人たち」と決めつけるのは、それはマスコミのオタクに対する悪意ある偏向報道を真に受けてオタクを皆一括りにして社会不適合者・犯罪者予備軍扱いすることと何が違うのか?また前述通り彼らの集会や挙式や葬儀の様子を不気味で気持ち悪いと思うのはまだ個々人の主観だろうが、参加を強要されたというのならともかくわざわざ覗き込んできて「不気味で気持ち悪い」というのは、それはオタ趣味文化にまったく興味も理解も無いやつがわざわざオタクイベントの様子を覗いてきて「うわっ、キモッ!」等というのと何が違うのか?またもし仮に自分の周りに学会員・教会員と判明した者や若しくはその疑いのある者がいた時に、それだけでその者を「あいつ学会員・教会員らしいぞ」「うわ怖っ、もうあいつと関わるのよそう」等と陰口をたたいたり村八分にしたりするのは、それは嘗てオタクバッシング最盛期の頃にオタバレした者やオタク疑惑をかけられた者が受けたいじめと何が違うのか?またそういう集団での嫌がらせや陰口や村八分にしたりすることこそ、(仮に本当に行われているとして)悪質な信者がやっているとされる嫌がらせやストーカー行為等と五十歩百歩ではないのか?ていうかぶっちゃけ彼らはオタクの敵なのか?現状どこぞのフェ〇パ〇ク連中の様にサブカルやアニメとのコラボイベントとかにクレームつけて火付けしてる感じでもないし、また先ほども言ったが公明党はその〇ェミパヨ〇連中と対立している自民党と連立関係にあるわけだし、寧ろアニメに火付けしている連中とは対立している側ではないのか?(ただまあ、逆に彼らが直接オタクの味方をしているという話も聞かないし、またそれだけでオタクは寧ろ公明党を支持しようみたいな話になるものそれもまた安直な考えではあるだろうけど。)
と、書き綴ってきたが正直筆者個人も彼らのことを真っ白な集団だと信じ切っているわけでは無いし、もし本当に何か良くないことをしているのであればそれはきっちりと批判・糾弾されるべきだと思う。ただ、ネット上で彼らに関する噂を真に受けて彼らを叩いたり怖がったりしている人達を、その風潮を見ていて、その辺りモヤモヤしていたことを事を思わず書き綴りたくなった。少なくとももし自分の周り学会・教会の関係者、又はその可能性がある者がいたとしても、周囲にしつこく入会を勧めてくるとかじゃないのなら本人の信じる宗教くらい本人の好きにさせてやればいいのではないだろうか?その宗教団体に入った結果どうなろうとそれは本人の自己責任ではないのか、と筆者は考える。