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2018-06-04

電車子供を注意した話

昼過ぎ仕事の打ち合わせ帰りで電車に乗っていたら

小学生低学年の男の子4人組がどやどやと入ってきた。

午前中雨が降っていたので手には傘。

私立に通っている子なのだろうか。グレイ制服を着ている。

比較的空いてる(とは言っても席は全部埋まってる)車内で、

彼らはごっこ遊びに夢中になっているのか、

すぐに車内を走り回りはじめた。


自分の席はだいぶ離れていたので、近くの大人が注意するかなと

しばらく見ていたが、周りの大人は睨んだり、

苦笑したりするものの誰も注意せず。

そのうち男の子の二人が傘を使ってチャンバラを始めた。

さすがに目に余ったので、彼らの元に寄って行き、

俺は彼らの目線の高さまで腰を落とし、小さな低い声で、しかし彼らにはしっかり聞こえる声で注意をした。

「君たち。電車内で走り回ったり、傘を振り回したら危ないよね」

「もしおじいちゃんおばあちゃん妊婦さんにその傘があたって、取り返しつかない怪我をさせたらどうするんだい。」

最初彼らは急に指摘されてきょとんとしてたが、

すぐに下を向きバツの悪そうな顔をし出した。

電車内で、やっちゃダメだってわかったよね?」

と言うと、小さくうなづいたのち、4人は静かになり次の駅で降りて行った。

周りには20人以上大人がいたが、結局最後まで俺以外は誰も動かなかった。

面倒ごとに巻き込まれたくないという気持ちなのかもしれないけど、

子供が間違えたことをしたら、周りの大人が丁寧に注意してあげてほしい。

もし、この増田を読んで同じようなシーンに遭遇したら

その際は、

・怒鳴らない(怒るのではなくて、注意する)

・丁寧な言葉で、なぜいけないのかの理由を伝える

・辱めるためではないので周りの人に聞こえるような声音では注意しない

ちゃん相手理解したこと確認する

ということを意識して対応すれば良いと思う。

ちゃん社会子供を育てるってそういうことなんじゃないかな。

2018-05-04

ソープ童貞を捨てた話

ソープに行け」と言われたわけではないけど、25歳でソープランドに初めて行った。

そこで「童貞」を捨ててきた。つまり相手の膣に自分ペニスをいれた。

僕の今までの性体験の総決算だったと思う。おおげさに聞こえるかもしれないけど。

というわけで、まずその日のできごとについて書きたい。

はじめてのソープについて

近くのソープを調べてサイトまでいったものの、迷いに迷い、でも今やらなかったらいつやるんだ、と勢いでようやく送信ボタンを押した。10分くらいして電話がかかってきた。女衒っぽい?声音だった。電話が切れるとなにかふっきれてしまい、今まで何を悩んでいたんだという気持ちになった。

値段は思っていたよりかなり高かった(3万くらい)。というか料金表の見方がよくわからない。70分のコースにして、午前中だと安くなるというのでGWの早朝にぶっこんだ。もっと安いヘルスとかあったはずだが、事務的に「射精処理」されるのも困るのでやむをえないということにした。

起床して、風呂に入り、ひげを剃り、むだ毛を剃り、爪を切り、歯を磨き、髪を整えて香水を軽くかける。そこまで準備するかよと思うかもしれないが、人前に出る以上引け目を感じたくなかった。服は迷ったが、「男っぽく」しようと黒と白でまとめて、フェイピアスをつけた。耳飾りをつけるとちょっと自信がつくので。

はじめてソープ街を歩いた。店の前に立っている呼び込みの人がこわい。どすの利いた声で「どうぞ」と言ってくる。世間の人はこれで入ろうと思うのだろうか。道に迷って、店に電話をかけて、やっと中に入ることができた。店内はなんというか…照明のうす暗いけどキラキラした雰囲気カラオケボックスに似ている?かも。

待合室は席が仕切られており、雑誌や大きなテレビがおいてある。金正恩うつっていた。水着姿の女性写真が出され、指名料2000円で選べるといわれた。もちろん店にまかせた。反応に困ってしまって、「みんなきれいですよ」とか言った。お茶おしぼりが出てきた。これだけお金を払うとサービスがよくなるのだ。

それなりにリラックスできたはずだったが、奥に通されて嬢と会ったときは緊張した。というかひたすら緊張しっぱなしだった。階段を上るとき腕に手をまわしてくれるけど、雰囲気にうまくついていけない。「こういうお店は初めてなので」と言い訳する。

部屋に入ると、お風呂があって、ベッドがあって、冷蔵庫があった。ラブホみたいだ。嬢が服を脱がせてくれる。僕は小柄で痩せているので裸になるとますます子どもっぽくなり、ますます自信がなくなり、ということで、そうそうに売り専で働いていたことを切り出してしまった。

ここまで読んで、なにが童貞じゃと思った人が多いと思うが、そのとおりです。男とならそれなりにセックスしてきました。しかし僕は男とセックスができるだけで、どちらかというと異性愛男性に分類されると思う。膣と肛門はなにか違うような気がする。

もちろんマンコに入れて童貞を捨てたなら、アナルに入れたときは何を捨てたのか、オナホに入れたときは何を捨てたのかという突っ込みがあるだろう。そういう難しいことは僕にはわかりません。

突然のカミングアウトにも嬢は冷静で、というかちょっと興味を持ってくれた。よかった。嬢もこの店で働き始めたのは最近で、その前は前立腺開発とかいろいろやっていたという。そうと知っていればシャワ浣もやってくるんだった。

ソープでどんなことをするか興味があるので、お任せするからひととおりやってくださいとお願いした。ということでまずお風呂に入り、マットでローションプレイというかマッサージっぽいことをして、ベッドでキスして、フェラして、セックスしてもらった。完璧サービスでした。パイズリもキスフェラセックスも上手で、コンドームを口に含んでフェラをするように伸ばしてつけるのには感動した。コンドームで中断してしまう間をどうもたせるか困ることが多かったのだが、こういう方法があるのか。

特にフェラは上手だったのでその話をする。僕もフェラはずいぶんやってきたけど、いか射精させるかを考えて、つばを多めに、カリへの刺激を強めに、亀頭を強く吸って、ずっと口だと疲れるから根元を手でしごいて、相手を上目づかいに見る。あと、動きが単調だと飽きる気がするのでときどきたまたまの裏や蟻の門渡りをなでる。まあ、こんな感じである

嬢のフェラは手をあまり使わず、舌使いも優しく、しめつけて射精させようとする感じがまったくなかった。あたたかもので包まれているという感じだった。くわえるまえに睾丸や根元を舐めるのが丁寧だった。

あと、僕はくちゅくちゅ音を出すようにするんですが、嬢は蕎麦を吸うみたいなずっずっという音を出すようにしていた。こういう音の方が受けるんだろうか?

ということで嬢のフェラをほめちぎる。「男の方が自分もついてる分上手なのでは?」と当然の質問を受ける。オナニーとかけっこう強く握るし、激しくこするので、それと同じようにやってしまうのではないかと思った。

はいえ全体的に緊張しっぱなしで、ちゃんと勃つようにと2日オナ禁してきたのだが、いろいろ話し込んだこともありフェラときくらいしか勃たなかった。とうぜん射精もできなかった。まあでもいちおう膣の中に入れたので、童貞は捨てたのではないか。もうよくわからん

途中で、初めて売り専仕事をしたときに途中で萎えしまたことを思い出した。あれはきつかった。動揺した。今回はお金を払う側でよかった…。

はいえ、相手が勃たないとうまくサービスできているかからなくて嬢はしんどかっただろう。僕もお客さんが勃たなかったら焦る。ちんこを思い通りに勃たせたり萎えさせたりすることが、なぜこんなに難しいのか。まだ経験が足りないのかもしれない。それにもう一度行ったらふつうに勃つ気がする。行かないけど。

名刺はもらわなかったが、楽しかたことは伝えたし、アンケートもいろいろほめておいた。アンケートもそうだが全体的に、男が女を買って性的奉仕させる空間だということは伝わってきた。お風呂があってマットがあってベッドがあるのだから本質的には異性愛男性リラックスして射精する場なのだろうが、エンターテインメントとしても楽しめるほどの「男らしさ」が僕にはなかった。

…たぶん、今までの話は読者の予想をいろいろ裏切ったと思う。そこでこれから、男体持ちの僕のめくるめくセックス遍歴について、けっこう書きます。おつきあいください。

はじめての恋愛について

僕がはじめて女性と性関係をもったのは22歳の大学四年生ときだった。

同い年の女性告白された。

その女性とは学園祭で知り合った。あるサークルたまたま哲学の話になった。僕は哲学は多少身に覚えがある。なにしろ論理哲学論考中学生から読んでいた。その話をした。その人は小学生から論理哲学論考を読んでいた。なんじゃそりゃ。僕たちはウィトゲンシュタイン推しで気が合い、あとでgoogle:哲学宗教日記を貸してもらったりした。

そのあとデートに誘われた。街角喫茶店お茶をした。そのころの僕はいろいろ精神的にきつくて、大学の授業にずっとでていなかった。留年も確定して、そのことを両親にこっぴどくなじられていた。そんな話を少ししたと思う。その人も家庭のなかの問題がいろいろたいへんだと話していた。僕の両親もおせっかいだが、それと比較しても過度に束縛的だと思った。親の期待する「大人の女性」になれないことをその人は気に病んでいた。

しばらくして、その人からメールが来た。大事要件だという。その人に会うと、他の人にあまり聞かれたくないから僕の下宿に行きたいというので、そうした。たいして片づけもしていない薄汚い部屋に入って、そこでその人は僕に告白した。とても劇的で、すごく大胆で勇気のある告白だったと思う。

その頃の僕は全ての牛が黒くなるほどのブラック夜勤バイトを週4で入れ、頭がまともに働くときSTAP細胞真相究明に熱中していた。自分は忙しいんだ、こんなに大変なんだ、ふつう大学生とは違うんだ、と思い込むために必死だった。

典型的非モテだったと思うけど、僕はその苦しみを異性に向けず、そういう興味をひた隠しにしていた(周りからオナニーなんかしなさそうと言われるタイプ)。もちろん女性自分の部屋に招くというのが「どういうこと」なのかわかっていなかった。その人が告白しなければ、ウィトゲンシュタインの話でもして指一本ふれずに帰したと思う。この心境は、恋人で一発逆転を狙うタイプの人には理解してもらえないかもしれない。

そのあとふたり散歩して、人気のない公園で夜が更けるまで話し込んだ。僕が提案して、別れ際にキスをした。「唇を奪ってほしい」というので、僕から口づけした。そのとき相手の唇がぬれていたのと、いきなり勃起しかけことに驚いて、あわてて(軽く突き飛ばすような感じで)唇を離した。キスに動揺して勃起までしたことを気づかれたくなかった。

後日、その人がふたたび下宿に来た。とはいえ、僕はコンドームの用意もなく、セックスについての具体的なイメージもできていなかった。

僕もそれなりに性教育を受けて、コンドームの付け方や性感染症のことを知識としては知っていた(男子校だったこともあり、保健体育の教師ディルドにコンドームをつける実演までさせた)。それでもどうしていいかからなかった。主体的に取り組まなければどんな知識もうわすべりになる。それはセックスも同じだ。

上半身だけ服を脱いでベッドに入った。そのとき、その人はパニックになり、ふとんをかぶって部屋の隅でうずくまってしまった。僕は落ち着いてほしいと真剣にお願いした。その人は小学生の時ひどい性暴力を受けたことを話してくれた。あまりの衝撃に僕は声を上げて泣いた。お前が泣くのかよ、と思うかもしれないが…。

その一方で、僕もネット女性エロ画像動画を何時間検索することがあるし、セックスへの興味を押さえられない衝動というのがわかる。僕は自分にそんな(女性を辱める)汚い欲望があることをオナニーを始めたときから気に病んでいたが、なくそうともがいてもなくすことができずにこの歳になっていた。その欲望をどこかで肯定できたら…と思っていた。でもやはり許されないのかと思った。

その日から上半身だけ裸で抱き合うのが暗黙の了解になった。キスしてお互いの身体をなめたり噛んだりし合う「だけ」だったけど、文字通りいつまでも続いてほしい素敵な経験だった。その人はときおり、まんこちんこをいれるセックスができないこと、「傷物」の体であることを気にして申し訳なさそうにしていた。ペッティングだけで僕はオナニーする必要がないほど性的に満足していたので、それを気に病む必要はまったくなかったのだが。そのことを伝えればよかったのに、僕は好奇心から一度下まで脱いでいいかどうか聞いてしまった(もちろん拒否された)。

結局、その人とは別れることになった。僕なりに整理すると、一番の要因は僕が結婚に対して本気にならなかったからだと思う。その人は僕が立ち直り、大学卒業することを期待していた。僕はやっぱり大学に行けずバイトを止められず、その人の頼みで試験には出たものの2単位しか取得できなかった。

しかも、僕は「彼女」の存在を公にすることができず、両親はおろか友達にさえも、というかだれにも切り出せず、彼女のいない人が招待される「ぼっちクリスマス会」すら断れなかった。ひどい話だ。

結婚に対して前向きに努力してほしいという彼女要求に僕はどんどん防衛的になっていき、敵意さえ感じさせることがあったかもしれない。そのひとは僕に見切りをつけ、別れ話を切り出した。僕は強がって「わかった」と応じたものの、一週間食事がのどを通らないほどショックを受けた。遠ざかって行く彼女の夢を何度も見た。

…そして、別れてから半年以上たったのに、その人の誕生日メールをして、電話をかけてしまった(もちろん出なかった)。

バンクロフトgoogle:別れる? それともやり直す? カップル関係に悩む女性のためのガイドを読むと、その人の決断が正しかたことがわかる。僕は二人の将来について責任のある態度をとらなかった。それにしても、その人は自分から告白し性関係に負い目さえ感じながら、別れることをよく自分の力で決めることができたと思う。

つづきます

2018-04-12

銀英伝リメイク無理

どうせ見たって叩きたくなるだけだから気が進まなかったがファン矜持として1話だけは最後まで見ようと思って観た。

8クールもやるわけないし脚本多少いじられてるだろうなと思ってたけど通信傍受というかたちで初めてヤン存在認識するラインハルトにはちょっと苦笑した。

ファーレンハイトイメチェンっぷりもギリ笑えた。

キルヒアイスは笑えなかった。

このキルヒアイス軽率に謀反しそう。

やはりキルヒアイス癒し系やぼったイケメンでなくてはならんのではないか

キルヒアイス、お前は優しい。が、言っておく。お前は姉上とおれにだけに優しければいいんだ」

などと言いながら髪の毛をくるくるしたいけど直毛すぎてできないじゃないか

ユリアンも直毛になっていた。エンディングに未発表キャライラストがドバっと出てきたがこちらもみんな直毛になってた。ポプランもアッテンも。これは明白な天パ迫害である

そしてラインハルト

このラインハルトかしこそうなのはかしこそうだがとてもナイーブそうで野心や狡猾さを感じない。

冷酷さは感じられることは感じられるがそれは卑屈なたぐいのもので、自信や傲慢裏付けられた高飛車な冷酷さってものを感じないのだ。

覇気もない。幼いころ満天の星空の下で己の無力を嘆きつつキルヒアイスと誓い合ったときの固い覚悟を、こわれぬ誓いを、内に秘めた情熱さえも、全く感じない。

これじゃまるでゆとりハルである

こんなラインハルトにローエングラム伯爵家の名跡はまだ早いのではないか…と心配になった。

ラインハルトは、戦闘中や軍議中にあるときの隙のなさとは裏腹に、キルヒアイスやアンネローゼと時を共にするプライベートな場面では、年相応の無邪気さや茶目っ気も披露する。ラインハルト天才部分だけでなく人間味を示すことで、彼のキャラクターに深みがうまれ重要ファクターだ。

その微妙な変化を堀川とき声音だけで表して見せたが、今作にそれを期待するのは難しそうだ。

また、ラインハルトといえば自分より一回りも二回りも三回りも年の離れたオッサン提督どもをアゴでつかい反抗されれば弁舌と実力で黙らせるクソ生意気なクソガキであり、そこが痛快で魅力的である

そこで気になるのがすでに発表された主要提督陣、双璧のキャラデザ。

帝国暦458年まれロイエンタールは、帝国暦467年うまれラインハルトより九つ年上のはずである。ミッターマイヤーは457年生まれで8つ離れている。しかし新アニメの彼のキャラデザではそうは見えない…。年齢操作が行われた可能性が高い。

商業的に双璧はドル箱になりえる素材なので多少盛られるのはしかたないとはおもっていたが・・・。この調子でほかの提督たちの年齢まで操作されたんじゃたまったものではない。

今年はBANANA FISHアニメ化されるとか。

こちらもすでになかなか惨状な様子。

好きだったもの過去遺物となり現代蹂躙されるのを眺めていることしかできない状況は、いつ経験しても胸が苦しい。

シティハンターは概ね古参ファンも納得できそうな雲行きらしいな。カードキャプターさくらもまた。

そういった作品存在もわすれてはならない。

うらやましい限りである

いつになるかわからないFF7リメイクには少し期待していたが、開発は難航を極めている様子。ほんとうに今年でるのかよ。PS4買ったぞ。

2018-04-03

女性社員がいて辛い

彼女いない歴=年齢の童貞大学卒業まで女性とは数えるほどしか喋ったことないのに、社会人になった途端、女性と接する機会が激増した。普通にグループワークとかあってメンバー女性が何人もいるし、メンターも先輩女性だし、年の近い先輩の中にも女性がたくさんいて、普通に笑顔で話しかけてくるし、良い匂いするし、身体ラインは艶めかしいし、声音や口調も可愛いし、仕草リアルだしで、正直言って刺激が強すぎる。

大学までなら自分から逃げることができたし、何なら向こうから勝手に逃げてくれたけど、仕事だとそうはいかなくて多少キモくても何食わぬ顔で接してくれる。仕事の力すげー。まあ女性苦手ですって一言言えば済む話なんだろうけど、変人になるのはこりごりなので我慢してきた。別に襲いそうとかそういうんじゃなくて、なんていうか緊張する、照れる、怖い、というか、そういう感じ。ひたすら居心地が悪い。

一年耐えたけど、まだまだ慣れそうにない。逃避先の筋トレのせいで無駄にムキムキになっただけ。

今年も新人女性がたくさん入ってくる。うちの部署にも。上司が「メンターは君に任せるよ」とか言ってて泣きそう。

こういうの俺だけなんかな。見た感じ、女性苦手な男子ってかなり多いと思うんだけど。みんなどうしてんだろ。

2018-03-24

殺意って分かるんだろうか

数年前の怖い話書く。心霊系では無いしましてや人間怖い系でもなくただ自分マジで怖かった話。

ちょうど今ぐらいの時期。

要は年度末で公私共に忙しい頃だったんだけど、私は忙しい時期をまとめて処理したいタイプなので、何を考えたか保険に加入する予定を、ギツギツのスケジュールに捩じ込んだ。

電話で聞いたときは二十分くらいで手続き終わるらしいし、さっさと済ますか〜くらいの気持ちだった。

で、その手続きの日時なんだけど、退勤後の遅めの時間希望して伝えていたら、予想外に残業が長引いたりで、日にちはズルズルと後ろ倒しになっていった。

その過程で、約束20分前にキャンセル電話を入れるようなことが1回。

「この時間なら電話出られます」と伝えておいた時間にかかってきた、日にち相談電話をろくに聞かず、「こっちから連絡します」と切ったのが3回。

予定が片付かない苛立ちと、後半になってオーバーヒートしていく忙しさにちょっと感覚麻痺してた。

でも当時は本気で、なーんで今連絡してくっかな…確かにこっちもそう言ったけどさ…忙しいとも言ったじゃん…こっちの身にもなってよ……と、不満タラタラで応対してた。

そんなんでも最終的には段取りが決まり、私にも「今日ならいけそう」という日が来た。

当日、3つのことを確実にこなせば、かなり余裕を持って退勤できるはずだった。

でも実際は、聞きたいことがある人には電話は繋がらなかったし、すごい些細なことで書類に不備出すし、散々だった。

残ってる業務を引き剥がすようにして約束に間に合う時間会社を飛び出たけど、そんな風に急がなきゃいけないことに「保険なんかの予定をいれるから」と半ば憎悪のようなものを抱いていた。

無理やり帰って来たせいで、約束時間まで結構あった。

自宅での約束から自宅に帰り、担当者が来るまでの数十分、服も着替えられずすごくイライラしながら待ってた。

さっさと終わらせたい一心で、待たされてる気分で待ってた。

打ち合わせした時間きっかり5分前にピンポンが鳴って、ちょっと不安そうな声音で◼️◼️会社の◯◯ですって聞いたときは、ああベテランじゃねえなこ社員、と思った。

予感は当たって、玄関先に立ってたのは、私より一回り以上若いけど、不安と緊張で老けてる女性だった。

彼女ちょっとオロオロしたような態度は苛立ちMAXの私の癪に障った。

なんていうかな、悪い子じゃないんだけど鈍臭い感じというか。

契約手続きは本当に二十分弱で終わった。

そこでその営業員が帰ってれば何も私は言わなかったと思う。思うんだけど、営業員は申し訳なさそうに「簡単アンケートご協力いただけませんか」と言ってきた。

そこで私はカッとなった。

心に余裕が無くて、嫌な奴になった。

あなたさあ、5分前に来たけど、本当はもっと前に着いてた?」

「そうですね〜。道に迷うかと思ってもう少し早めに着いてたんですけど、あんまり早すぎるのもご迷惑かと思いまして…」

「は?着いた時になんで電話くれないの?普通電話入れるのがマナーでしょ。もう夜だしさあ。待ってたんだよねこっちは」

言ってしまった。

苛立ちは一旦吐き出すと止まらなくて、私はネチネチ責め続け、新入社員っぽいその営業員は真っ青になり、謝り続けた。

「もうあなたに来て欲しくないから、担当変えて」

こちらの不手際により不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ございません」

「いや〜どういう感覚してるの?こっちは時間を絞り出してるってのにさ」

「そうですよね。貴重なお時間をいただいているのに誠に申し訳ございません。このようなことはもう二度と無いようにいたします……」

分かる人には分かると思うけど、その時の私は自分の苛立ちや怒りで頭がいっぱいで、周りが見えていなかった。

相手の反応を、まったく気にしていなかった。

それで終いには、

あなた本当に無理。どうかしてる。本当に無理です。無いです」

と言い放った。

そこでやっと弾切れ。

それで、初めてちょっと頭が冷えて、相手の様子が目に入った。

泣いてりゃこっちも良心痛むわ〜困るけど。とか、今思うと私も異常なこと考えてたんだけど、視界に映ったその営業員の様子が、私にはひどく異常に見えた。

目をじっと見開いてて、まるで私の顔や言葉を記録してるみたいだった。

ピンとした背中ちょっと前傾してて、座ってるんだけど今にも飛びかかって来そうな感じがして。

さっきまでの不安げな色は消えて、ロボットみたいな無表情で、こっちを見てた。

勿論、目を見開いてたのは涙を乾かすためだったかもしれないし、背筋がピンとしてたのは緊張してたからかもしれない。

でも、私はなぜか反射的に「あっ殺される」と思った。漫画みたいなこと言うけど人の押しちゃいけないスイッチ押しちゃった感覚というのかな。

相手雰囲気がいきなり変わる体験なんだけど、手のひら返しとはまた違う威圧感だった。

まだ旦那帰って来てないわ。

すぐ横のキッチンになら武器あるけど。

とか、どうする?どうする?と、脳みそはぐるぐるしてるのに、体が強張って動かなくなった。

すごく覚えてる仕草なんだけど、彼女の目がちょっとだけ寄り目になって、元に戻った。

それで「本当に申し訳ございませんでした」と、しっかりした淀みのない声で言った。

なんかね、唇の動きも変なの。芋虫が這うみたいな、別の生き物みたいな感じ。

私は1秒でも早く彼女と2人きりの状況を脱したくなって、帰すことにした。なんて言って帰ってくれと頼んだのかよく覚えてない。すげー早口でまくし立てた気がする。

その中でもその子動作は覚えてる。すごい綺麗な所作してんの。堂々としてるというか。無敵状態レベル

彼女はもう最初イメージぶち壊れるくらい、洗練された動きで静かに玄関出て、「お時間いただきありがとうございました。失礼いたします」と、揺るぎない声で言った。

で、唇がぐいんと動いて笑った。

目眩がした。

ドアを閉めて覗き穴から恐る恐る見たら、彼女のあの、制御されたような表情が、数秒こちらを見ていた、気がした。

その日、家中電気つけて旦那の帰りを待った。

彼女が本当に怖かった。

彼女は私の本名も住所も電話番号も勤め先も知ってると思うと、胃のあたりか締め付けられる感じがした。

暫くしても、その恐怖は消えなかった。

残業して、人通りの少ない夜道を帰るのがひどく不安になった。前は、残業へのイライラばっかりだったのに。

風呂から上がったら、旦那彼女に殺されてる心配に駆られた。また、服を脱ぐ無防備時間が嫌になった。

過去に起きてる衝動的な殺人事件について、バカみたいに調べた。

夢に彼女が出てきた。ロボットみたいな無表情が割れて、恐ろしい顔で襲いかかってきた。「いつでも殺せるんだよ」と何度も囁かれた。

彼女の鞄には包丁が入っていたんじゃないかと、今となっては分からない被害妄想に付きまとわれた。

彼女に殺されると思った。

疲れてた時期だし、ちょっとノイローゼ気味だったのはあるかもしれないけど、今までの人生あんなに怖いと思ったのは初めてだった。

彼女が私に向けてるのが「殺意」だと感じて、私に明確に殺意をもっている人間存在している事実が、たまらなく恐ろしかった。

私が男だったらまた違ったのかなあ。生意気な表情してやんのとかで済んだのかなあ。

引っ越ししたことを例の保険会社に伝えなきゃいけないのがちょっと気まずいので書いてみました。

今これを書いたら、彼女に酷いことを言ったという罪悪感が私にそう思わせたんだろうかとも思えてきて、ちょっとスッキリ

2018-02-28

一ノ瀬志希考察しようかな SSR[アイロニカル・エントランゼ] デブ

どーも、デレステやってる志希Pです

フェス限志希、出たのでそのセリフ確認少しするよ。ヒマな人はどうぞ。

まず、私が注目したセリフでも挙げておこうか

ルーム特訓前

  「ヒューマンエラー人間の揺らぎが、実験研究の最大の敵なんだよね」

ルーム特訓後

  「達観するのにも飽きたからさー。人生、楽しまなきゃソンだよ」

ホーム特訓前

  「この街並みを見てるとさー、もしかして、全部夢なのかなーって」

  「思いだすな―、あの頃。あの頃は…どんな頃だったっけ。どうでもいっか」

良いセリフもいっぱいあった。特に、今回の志希は非常に落ち着いている。

誰かとの反応ではない、”一ノ瀬志希”そのままの輝き。彼女個人で持っている魅力…

…話がそれた。

とりあえず気になったのは、ここら辺。

で、まずは

ヒューマンエラー人間の揺らぎが、実験研究の最大の敵なんだよね」

これから行こうか。これは、私のこじつけに近いけどね

まず、この発言事実を述べたもの。「人間の揺らぎは実験研究の敵」という事実

志希は感想を述べたり、質問したりはよくある。

でも、事実を語るのは少ない。なくはないけど。

その少ない例は「志希が直接経験した事」の割合が多い。

志希がアメリカから帰ってきた理由は「飽きたから」

昨日まで楽しかたことが急に楽しくなくなることは少ない。

幾つかの要因が積み重なって徐々に興味が薄れて、何かのきっかけで完全にやめる、という事が多いと思う。私は。

幾つかの要因の一つか決定的な何かかは知らないけど、志希はおそらく「人間の揺らぎ」で苦い思いをして、そして研究をやめた。

「似たもの同士で反発」「父親はぶっ飛んでいる」との事なので、私が言いたい事はこうなる。

志希の父親可能性は二つ。

「非常に合理的な考えを持っていて、当時の志希にはあり得ない冷酷な答えを出す事もある大人」→「人間の揺らぎ」を起こしたのは志希

俗物的で金や名誉大事にするような考えで、志希にとってはあり得ないくら子供」→「人間の揺らぎ」を起こしたのは志希の父親

どっちでも意味は通る。私は後者が好きだけどね。

よし、一つ終わり。

それでは次、「達観するのにも飽きたからさー。人生、楽しまなきゃソンだよ」やろうか。

この文章から、志希は「達観していた」「人生は楽しくなかった」とわかる。

私の思う達観は、言い換えれば「妥協を覚える」「諦める」が近いかな?そこまで悲観的じゃないけど。これ補足ね。

かるーくまとめる。

以前の志希は明るく無くて、いつもつまらなそうな顔をしていた。

そして、「達観していた」。周囲の大学研究者からみたらどう見える?

”此方を見下した、頭は妙に回るガキ”だと思われるんじゃないかな?

ついでに、二宮飛鳥と長くお喋りしてた件。この話が正しければ、飛鳥を気に入るのも簡単にスジが通るよ。

以前の志希と飛鳥は、「対人」が共に死んでいる。

コイツ馬鹿だ」と思えばもう、相手に敬意どころか気遣いも無し。

まり二人は似た者同士!

あ、私は志希も飛鳥も好きだよ?なんだかんだ二人は前向いて歩いてるから

じゃ、ここまでで「志希は飛鳥過去自分を見て、それで気に掛けている」説終わり。

よし、次。

この街並みを見てるとさー、もしかして、全部夢なのかなーって」

「思いだすな―、あの頃。あの頃は…どんな頃だったっけ。どうでもいっか」

内容が一緒だから、纏めていこう。

まず、上。「全部夢なのかも知れない」

こんな事が頭に浮かぶのは、ボンヤリとしている時ぐらい。

真剣にコレを考え”続ける”ことは難しく、志希なら一瞬で終わります。詳しくは「胡蝶の夢」でググって

街並みを見た時の「楽しそう」「五月蠅い」といった感想とは違うね。

この感想は、「現実味が無い」私はそう見る。

続けて、下。「あの頃の事は、別にどうでも良い」※見栄を張っている可能性は少ないです、自分に語るような声音だったので

志希はギフテッド、才ある者として生まれた。

なら、その高い能力から多くの経験を積んできたはず。印象的なこともたくさんあった。

なのに「どうでもいい」?

この二つから、分かった。

志希はもう、現世に未練が殆どない。引き留める人がいなければ世間一般で言う”失踪”をするだろうし、少し生きづらくなれば「面倒なことはゴメンだね」と簡単自殺もあり得る。

Twitterで誰か志希Pさんが「志希は気がついたら幻のように消えてしまいそう」と言っていて、私も結構共感していた。

その危うさが、志希の魅力を引き立てていたから。

…これで「幻のよう」が一気に加速した。いやー凄い。私正直、公式にここまで出来るとは思ってなかった。

この魅力を出すなんて。


なーんか中途半端な気がするけど、ここまでかな?

後は、前回のコメント返し。まともな人だけ。(約一名)

モバマス台詞も見ろよ ←この人

コメントありがとう

一応ね、度々セリフ集の確認とかはしてるよ。最近ドラマチックシナジーも。

だけどね…あれは考察には挟めないや。

だって志希がにゃはにゃは笑ってる以外、何もない。可愛かったけど。

Pをよほど気に入ってる事しかからなかった。

島村卯月が「頑張ります!」と笑顔で言っていた頃、私は卯月がどのくらいの情熱を持っていたか知らなかったよ。

彼女アイドルへの憧れ、彼女自身の在り方への悩みなんて知らなかった。

人の本質は何かにぶつかった時に見える、私はそう思ってる。

ぶつかり傷つき、その壁から逃げ出すのも良い。

一旦壁から逃げて見れば視界が広がる。壁と会うことが無い道もあるだろうし、壁を超える方法が見つかるかもしれない。

傷つかなかったら? その姿はとても格好良い。それもまた個性

ただし、より高い壁とぶつかった時どうなるのかは神のみぞ知る。

まあつまり、そういう理由モバマスは使わないよ。少なくとも今は。

確認は時々してるから、使える時は使う。そんな感じで。

                                                      終わり

                          見てくれた人ありがとう

2017-11-04

地図(仮)

フォント文字をもった時 

かつてフォントだったものは壊れながら声音となり 

その色で切り取られた空間に浮かぶ

このため色をつけようと思った。

文字が黒灰白だけで、背景色だけを変えたのはだからで、灰文字は出てきたキャラが喋ってるイメージ

Word問題で黒地にできなかったのが、あそこでの悔い。

キャラクターごとにフォント変えればよかったかも。

あと、エクセル記事書いてくれた人、感謝なんだけど、あれって方向が逆だと思った。

青く見えるから冷たい・知的・誠実

大事だけど、

冷たい・知的・誠実なのに色を感じる

ことを大切にしよう。

たぶんこれを言うためのたたき台につくってくれたんだと思う。重ねて感謝

ちょっと言葉を選びすぎてる感じなので、また伺う。

2017-10-01

天ヶ瀬冬馬と「おとな」達 -Episode of Jupiter-感想のようなメモのような

 アイドルマスターsideMTVアニメ化おめでとうございます。ファスライのチアリングから現場に参加するようになり、セカライLVで発表の瞬間に立ち会ったのがついこの前のようだ。正直アニメ来年の冬だと思ってたよ。それどころか本家の他にもう一つゲームリリースされるなんてびっくりだ。セカライでのガミPの挨拶を思い出しつつ先行上映会行ってきました。(エントリー投稿関西圏でのTVでの放送終了を目処にしてます。)

 sideMからこのアイマス世界に触れて、ほかはデレステをゆるゆるやってるくらいのまったりしてる身なので、正直765のアイドルの子たちを殆ど全く知らなかった。(さすがに天海春香名前は知ってたが)それでも皆が可愛くてかっこよくて、映画始まってすぐに、キラキラした春香さんたちに惹かれた。(数日前にやっていた一挙放送を一部見ていたので、「頑張ります!」って言葉を聞くと卯月ちゃんを思い出して心配で胃がちょっと痛かったし、雨で濡れた窓ガラス春香さんの涙の代わりとなって流れるあのシーンにだいぶやられた。見事な演出だったが彼女らの事を思うと思わず変な声が出そうだった。当時劇場で見た先輩Pたちの心境は想像を絶する)

 こんなに頑張ってる765の子たちの前にライバルとして現れた男性アイドル。そりゃあ、なかなか受け入れてもらえないだろう。当時のことは調べて出て来るページを読むことしか出来ないが、良くは思われないだろうな、とは想像がつく。だけど、Jupiterを諦めないでいてくれた関係者の方、そして先輩Pたちのおかげで今に繋がった。Jupiterがいなければ315プロダクションアイドル達はきっと日の目を見ないままだっただろう。大好きな担当出会えたのも、7年前から今へと繋いでくれた人がいるから。だから彼らは特別だ、と、個人的には思っている。

 そんな3人の移籍までを描く、ということもあって、「輝きの向こう側へ」に感動し泣きながらエンドロールを眺める傍ら、緊張で喉も乾いていた。しんどいアイドルしんどい。でもカッコイイ。

 そして始まった「Episode of Jupiter」。40分とは思えない密度制作陣の本気を感じた出来の良さだった。運良く2回先行上映に行けた中で、冬馬と「おとな」たちについて(記憶のある範囲で)書いておきたい。

 ※以下ネタバレ含む

 1)冬馬と北斗

 …Jupiterの3人は翔太(14)、冬馬(17)、北斗(20)と3つずつ歳が離れているので、必然的に冬馬は「こども」(翔太)と「おとな」(北斗)の真ん中になる。Jupiterリーダーとして二人を率いる姿は非常に格好良くて頼もしいが、まだ出来ない事もある。懲りずにやってくるスカウトマン達の対応事務関係の窓口は北斗が主に請け負っていたが、冬馬の表情はそれを良しとしていないのがありありと伝わってきていた。

 業界大手事務所で結果を出していたJupiterは、恐らく結構収入があった筈で、インディーズになっても資金の方では困っていなかったのでは、と思っている。何故なら彼らは「お金に困って」活動をしていたのではなく、「自分たち応援してくれるファンのために」動いていたから。「年齢」がネックになって思うように動けない冬馬は、「3人の中で俺が一番年上だからね」と、なんでもないことのように(そしてスマートに)面倒な仕事を引き受ける北斗に対して、恐らく多少なりとも申し訳無さを感じていただろう。「出来ることならなんでもやるから言ってくれよ」と、やや切羽詰ったような表情と声音の冬馬からは、自分たち3人の誰か一人が重荷を背負う事になるのを絶対に良しとしない、リーダーとしての意地も感じられた。

(ところでこの3って木星の環にかけてるのかな。黒ちゃん結構ロマンチスト…)

 2)冬馬と黒井社長

 …この項目は個人的な推測を多く含むので、過去アイマス2を筆頭にゲームプレイし、今までの刊行物を網羅している先輩Pからすれば間違っている箇所もあるかと思う。どうぞお手柔らかにお願いしたい。という前書きは置いといて。

 アニメ黒井社長はやり過ぎだったけど他媒体ではあそこまでひどくないんだよ、と幾つか話を聞いたのと、コミカライズにて「天ヶ瀬冬馬は頂点に立つ価値がある」と父親を説得したらしいことなどを踏まえての話。先に離反シーンを見てしまっていたのでどうにも悪い人の印象が拭えないが、エムステで冬馬をデスクにした際のセリフや、そもそも3人が961でJupiterとして活躍している時でもあまり天狗になっていなかった辺り(※ドラマCD聞いた)、根っから極悪人ではないのか?と。媒体によって「悪人」度合いに結構な差があるそうなので一概には言えないが、父親と離れて暮らす冬馬にとっては、「親代わり」とまではいかなくても、「認めてほしい大人」のひとりだったのではないだろうか。だから裏工作の件も、単純に許せなかったのは勿論のこと、「そんな事をしなくても自分たちは実力をつけてきた(し、それを認めてくれ)」という気持ちもあったんじゃないかな、と思う。実際、自分が見つけてきたアイドルの原石を何が何でもトップに、というのは、マネージメントする側としては間違ってるとは思わないので(手段ダメだが)。

 ただ、自分の事を見つけてくれた人間と決別しなければいけないというのは、やはり何かしら精神的に傷が残ってもおかしくないんだな。ということで次。

 3)冬馬とスカウトマンスタッフ

 …961を辞めてからJupiterは1年(!)もインディーズ活動をしていた事が物語冒頭で明かされる。ライブに協力してくれたスタッフたちを労うシーンのすぐ後、充実感・達成感をぶち壊すように現れるスカウトマン達の群れ、一方的に告げられる待遇金銭の話。

 正直、劇中でスカウトマン達をあしらうシーンが見ていて一番辛かった。なるべく荒立てないように言葉を選んでいる北斗と、そんな事など気にも留めないまま話を進めてくる人々。「一線」を越えてしまった後、何の合図もなしに現れて無邪気な笑顔のまま拒否を示す翔太、そしてダメ押しで追い返す冬馬。この1年、数え切れないくらいこんな場面があったのだろう。3人でJupiterを守ってきたのだろうなと思わせる、熟れてしまった連携プレイ。…胃が痛い

 冬馬の周りにいる有象無象の「おとな」は綺麗に二分されている。自分たちを食い物にしようとする汚い「おとな」と、協力してくれる「おとな」。Jupiterリーダーとして、きたない「おとな」には真っ向から対峙する事で対処できるが、個人的には、協力してくれる「おとな」に対しても、どこか申し訳無さはあったように思う。というのも、味方になってくれるスタッフたちが「格安で」仕事を引き受けてくれているのだと翔太との会話で出た時、冬馬の表情はあまり明るくなかった。間違っても「安く済んでラッキー」とは思っていない。

 思うに、961時代に良い環境アイドル活動をしていたのだからスタッフの質と、もしかすると「見合った賃金」くらいは分かるようになってたのではないだろうか。いい仕事をする人間には相応に対価を支払うべきである、と、学んでいたのではないだろうか。それを「Jupiterファンから」との一言で気前良く引き受けてもらっている現状は、金銭よりも「パフォーマンス」と「信頼」が勝っている関係だ。ただ「プロである以上、満足はしていなかったと思う。(勿論、翔太と北斗も)

 以上の事に加えて、冬馬は一人暮らしである母親とは死別し、父親四国単身赴任中。当然、家に帰っても誰もいない。これは相当キツかったんじゃなかろうか。甘えられる人が傍に居なかったのだから

 4)冬馬と齋藤社長、そして315P

  …齋藤社長の登場から、3人は一気に表情の幅が増える。絵に描いたような神出鬼没っぷりと、ゲームで知っていた以上にパワフルさ溢れる社長北斗でさえもたじたじだ。しか社長は他のスカウトマン達と異なり一切金や待遇の話をしない。それどころかライブ準備を手伝い、3人の仕事現場へも顔を出す。「Jupiter」のネームバリューと生み出すお金に惹かれた有象無象スカウトマン達とは異なり、きちんと仕事内容を見た上でスカウトを続けた。

(余談。いつもシルエットの社長だけれど、そういえばこのポロシャツどこかで見たな…?と思ったら、本家スーパーライブフェス2015の雑誌で出てた。気づかなかった…)

 最初こそ戸惑っていた冬馬も、社長が他とは違うことを感じて真摯に向き合う。「あんたは悪い人じゃない」。それでも冬馬はどこにも所属しないのだと告げる。

 単なる意固地ではない。リーダーとしての責任ファンへの思い、これから活動など沢山の要素が絡み合っている中で、また誰かを「信じる」ことが怖かった筈だ。3人が互いを支え合うことで表面化していなかったけれど、傷ついていなかったはずがない。

 社長がそこまで見抜いた上でスカウトを続けていた事に驚いた人、多かったのではなかろうか。そして、その後の315Pにも。

 今回のチアリング上映で、何故「輝きの向こう側へ」と同時だったのか。勿論あのシーンがメインだと思うが、この場面でも大いに意味があったと思う。劇マスがアイドル達の「ただいま」からまり最後また日本に戻ってきたバネPに対して「おかえり」と出迎える所で終わる。対してライブハウス活動を続ける冬馬たちは、時間がきたら場を去らなければならない。いくら「いつも使わせてもらってるライブハウス」であっても、そこは拠点にならない。改めて自分たちの現状を確認した上で、帰る場所のない事は重く響いていただろう。

 だけど、そこに315Pがやってきた。それも遅い時間、全速力で息を切らして。齋藤社長と315Pだけは、Jupiterスカウトする上で「誠意」「誠実さ」を忘れなかった。この7年、Jupiterを信じて待ち続けた「こちら側」のプロデューサー達を劇中に投影させるなら、これほどぴったりな性格はないだろう。

 Jupiterのために扉をあけたシーンがあったのは、315Pただ1人だ。

 …物語の終盤、渋滞に巻き込まれた為315Pの到着が遅くなることを聞かされた冬馬が「しゃーねーな」と言う横で、翔太が彼をからかうシーンがある。

 「冬馬くん、ほんとあの人のこと好きだよね」

 「! お、お前だって妙に懐いてんじゃねーか」

 「うん、あの人いいよね」

 素直に好きだと言う翔太に対して、冬馬は指摘された時に顔を真っ赤にしている。けどその前に、Pの姿が見えない、と、3人で事務所内をキョロキョロと見渡す箇所がある。たぶん、この前日譚で3人が自分たち以外を探したのはここが初めてだ。探す相手ができたこと、帰ってくる事務所ができたこと。

 信頼できる「おとな」と出会った彼らの物語は、ここからまた始まる。

 **

 961時代王者でなければ生きている価値がない、と教えられてきた冬馬は、315プロダクションに移り、そしてソロで「HAPPY×HAPPYミーティング」を歌った。「meet」(知らない人と出会う)も「meeting」(会議集会大会)も1人では出来ないことだ。「向き合ったみんな」が手にする輝くサイリウムに導かれるまま、冬馬は、Jupiterは、そして315プロダクションは、未来へと進んでいく。

 そして我々プロデューサーは、彼らの右肩に星を宿していくのだ。「信頼できるパートナー」として。

2017-08-21

http://b.hatena.ne.jp/entry/343722335/comment/cj3029412

もとの「は ha」が直前の有声音に引かれてwに転化する。さらっとウソを書かないように。2音目以降が大半なのは、ハ行転呼音だからですよ。

2017-04-24

上司が私にだけ「お疲れさま」と言う。

他の人には聞こえる声で「お疲れ様です」と言う。

けど私が上がるときには吐き捨てるような「お疲れ」しか返ってこない。

なにも返ってこず無視されることもある。隣の席だから席を立つのに気づかないはずないのに。

普段決裁を頼む場面で「お願いします」と言っても鼻息のような「はい」が返ってくる。

もしくは一瞥だけくれて無視

他の人のとき声音も違うし、「ありがとうございます」と言っている時もある。

初めて気づいた時から、思い過ごしかもしれない、私の声をかけるタイミングが良くなかったのかもしれないと思ってよく観察してみたけど、

機嫌もあるようだけど人を選んでそういう態度をとっているとはっきり分かった。

気づかないと思ってるの?

もしかして無意識なの?

面談ではよくやっているなんていけしゃあしゃあと抜かして上のキャリアを選んでみないかなんて言われても全く信用がない。

そもそもこの人の下で働くなんてやだ。

向こうからしたらたいした仕事じゃないのかもしれないけど自分の雇用形態やキャパティからしたら不相応に責任の重い仕事で、

それでも失敗して迷惑をかけちゃいけないと毎日プレッシャーを感じながら大変な思いで取り組んでいる。

でも、頑張ったと思っても他の人と差別までされて労われることもないのかと思うと徐々にやる気がなくなってくる。

どうせきちんとやっても労われないし非正規だし、適当にやればいいかと言う気持ちにもなってくる。

吐き捨てるようなお疲れしか返ってこないんだと思うと「お先に失礼します」と声を出すのも怖くなって萎縮ばかりしている。

別にこういう働き方を選んでいる以上、待遇を良くしてくれといってる訳じゃない。

それだけにただ当たり前に気持ちよく挨拶をしてくれればそれだけで報われる。

まともな挨拶すら必要のない仕事人間だと思われているのなら、私が仕事を放り出して会社に与える損害も大したものではないという意味になると思うんだ。

そんなことないはずなんだけど。

こんなことする人世の中にいくらでもいるだろうし気にかけない人だってたくさんいるんでしょ。

自分でもこんなことでいちいち精神消耗してたらもたないとよく分かってる。

けど今日からは気にしないようにしよう!と決めてもやっぱり打ち砕かれる。

仕事をこなしてもそんな態度しかとってもらえないと帰りもことさら疲れる感じがする。

どうせ今日おはようございますすら言ってもらえないんだろうなと思うと本当に気が重くて行きたくない。強い心がほしい。

2017-02-11

教師との恋愛という罪の告白

 先生出会ったのは、わたし中学生の時です。彼は大学院卒業後、国語非常勤講師として赴任してきました。わたしと1周りほど年が離れていて、身長10cm程度高く、かわいい顔立ちをした、少し年齢不詳気味の人でした。

 当時のわたしは、授業中は寝ているか教科書の隅に落書きをしていて、学年下位をふらふらと彷徨っている、やる気のない生徒でした。そんなわたしに「やればできるから」と声をかけ、必死に授業に参加させようとする先生は、いかにも「教師になりたて」で。その熱い眼差しで見られる度に、わたしは居心地の悪い思いをしていました。どれだけ無視をしても「おはよう」と笑顔で手を振る先生、「わからないことがあればいつでも聞いてね」と教室を去る間際、席までわざわざ歩いてきて声をかけてくる先生わたしは、彼の笑顔がどうしても嘘くさく見えて、大嫌いでした。

 気持ちが変わったのは、制服シャツが半袖に変わり始めた頃でした。一週間遅れで課題を提出しに行った際に、とある難関大学過去問を意地悪のつもりで聞いてみたら、さらりと答えられてしまい、その際に知った彼の学歴の高さに意外性を感じたからです。先生はいま思い返してみても、とても頭の良い人でした。自分が頭の良いことを知った上で、きちんと、相手にあわせたレベルで話ができる、勉強を教えることのできる優秀な先生でした。彼の解説を聞きながら、初めて、答えを導き出す楽しさに気付き、勉強楽しいと思うことができたのです。

 いま思えば、わたしは彼のパフォーマンスの引き立て役のひとりでしかなかったのでしょう。後々、彼の鞄から発見した、クラスの成績表の書き込みを見れば分かります。伸びしろはあるがやる気がない、かつ、やる気になれば伸びるタイプわたしは「ちょうど良い生徒」に過ぎなかったのです。そして、幸か不幸か、彼の好きなタイプの顔立ちをしていました。

 先生は褒めるのが上手でした。たった10問の小テストで満点をとっただけでも「偉いなあ、嬉しいなあ」と、にこにこ頷いてくれました。自分で言うのもアレですが、わたし地頭は悪くなかったので、少し本腰をいれて勉強するだけで見る見る間に成績は上がっていきました。周りの教師が驚いた眼で答案を返してくるのが面白くて、わたしもっと良い点数が取りたいと思い始めていたのです。

 いや、違うかもしれません。分からない問題先生に聞きに行きたいがために勉強をしていたのかもしれません。先生担当教科の国語だけでなく、どの教科も教えることができ、また、教え方が上手だった。だから、分からないものがあれば、どの教科でも先生に聞きに行っていた。わざと分からない振りをしていると見抜かれてしまうので、本当に分からない問題を探し、解決していく内に、分からない問題は減っていき、どんどん難解になってしまった。わたし先生に会いたい、質問をしたい、話したい一心で、教科書に向き合っていたのです。

 たったの半年程度で、わたし順位は下の下から、上の上へと上がっていきました。先生は桁数の違う成績表を見比べて笑っていました。その彼の横顔を見ながら、わたしは少しだけ、意地の悪い考えを抱いてしまいました。言わなければ、幸せでいられた言葉を言ってしまったのです。

「1位を取ったらデートしてください」

 先生は、びっくりした顔でわたしを何秒か見つめた後、視線を宙に泳がせました。「お願い」。そう、一歩前に出たわたしから距離を開けるように後ずさり「1位は難しいよ?」と苦笑いしました。「無理だと思うなら、約束してください」。その時の彼の脳内には、きっと、学費免除をされている学年主席優等生の顔が浮かんでいたのだと思います先生は意を決したように「いいよ、ただし、全教科合計順位で」と小声で告げました。

 300人いない程度の学年でも、1位を取るのは簡単なことではありません。優等生は、わたし学校でも飛びぬけて頭の良い少女でした。しかし、わたしには彼女に負けない思いがある。恋心です。

 わたしは、先生とのデート権利をかけて彼女一方的勝負を挑みました。彼女の苦手科目であった生物攻略することで、大幅に点差をつけたわたしは、僅差で勝つことができました。学年末試験の結果が書かれたA4のペラ紙を持って、勝ち誇った笑みを湛えながら職員室に飛び込んできたわたしを見て、先生は少し罰の悪そうな顔をして「おめでとう」と返しました。

 誰かに見つかるのは避けたいと提案された場所は、あろうことか先生の自宅でした。少し驚きましたが、恋は盲目状態だったわたし先生からメールが届いた瞬間、秒速で返信しました。春休み、まだ蕾のままの桜並木を見ながら、ミスタードーナツの袋を下げて、先生の自宅への道を歩みました、人生で1番幸福な瞬間でした。私服姿の先生想像の何倍もおしゃれで、部屋も黒を基調とした、かっこいいものでした。

 わたしたちはドーナッツを食べながら「教師と生徒」という禁断の響きに似つかわしくないほど、平凡で下世話な話をして盛り上がりました。教室内のヒエラルキー職員室内のパワーバランスも変わらず馬鹿らしいと腹を抱えて笑いあいました。先生が録画をしていた、ただ絵面だけが派手な洋画を見ながら、作品とは全く関係ない話に興じました。

 映画を見終わった頃、先生が不意に真剣な表情で聞いてきたこと、その声音を、わたしは忘れることができません。「俺のこと好きなの?」。いつも飄々としていた先生が、こんなに真剣になるのを見たのは初めてでした。報われぬ片想い今日最後にするつもりだったわたしは、笑顔で「大好きです、結婚したいみたいな意味で好き」と頷きました。次に出てくる、哀れで馬鹿な生徒の恋心を突き放す言葉に怯えながら。

 しかし、先生の口から発せられた言葉は、予想の真逆をいくものでした。わたしのことがひとりの女性として好きなこと、これからもこうして会いたいこと。しかし、くれぐれも周りの人に気付かれてはいけないこと、それが守れなくなった時点で離れたいこと。彼の話していた言葉はよく覚えていませんが、約束事の多さだけは覚えています。「教師と生徒」の恋に怯える先生気持ちを手に取るようで、その真剣眼差しに促されるように、わたしは「はいはい」と頷いていました。

 先生が、なぜわたしのことを好きだったのかはわかりませんが、彼はよく「愛に飢えててかわいそう」とわたしを評しました。両親も健在ですし、人並みに可愛がってもらえていたはずですが、わたしは両親との関係性というものがどうしても希薄しか感じられなかった。そんな姿が、愛に飢えているように見えたのかもしれません。彼は小さなから過剰な愛、過干渉を受け育ったそうです。だから、その与えられすぎた愛を持たざる者(と彼が思うもの)に受け渡すことで、バランスを取っていたのかもしれません。

 先生わたしは、密かに逢瀬を重ねていきました。学校では、若いお気に入り教師に熱を上げる馬鹿な生徒を演じ続けました。その一方で、2人で会う時のわたしは、あまり騒ぎませんでした。先生に似合う、大人の女性に早くなりたかったので、静かに、黙っていました。

 高校生になり、バイトを始めると、わたしの身なりは少しずつ「ちんちくりんな子供」を脱却し始めました。大人になるにつれ、彼の熱が上がるのを感じ、気分が良くて仕方がなく、その感覚を味わう度に自分の箍が外れていく気がしました。己のアイデンテイティがうまく掴めなくなり、自分子供なのか大人なのか分からなくなる瞬間が増え、ぼーっとした日々を過ごしていました。誰にも言えないまま、大人になるストレスは存外厳しく、不安に泣いた日も多かった気がします。

 そして何よりも、わたしは頭が良くなってしまった、なりすぎてしまった。あんなにも尊敬していた彼の大学の合否判定は「A」しかでませんでした。学年1位は優等生からわたしの手に移ってしまった。彼が枕元で得意げに語る知識に、目を輝かせることは、もはやできなくなり、ただ黙って薄笑いを浮かべることで精いっぱいになりました。そういったわたしの変化を感じてか、彼はわたしの「人に言えない」ことに漬け込むようになっていきました。

共犯者だよ、君も捕まる」

 そんな言葉を言われる度に、わたしの頭の中はぐちゃぐちゃにかき回され、嗚咽をあげて泣くか、へらへら笑うことしかできなくなりました。誰かに言わなくては、と思いつつも、その先に待つ破滅を考えると声が出せない。何よりも「淫行教師」と「可哀想女生徒」として衆目に晒されるのが耐えられませんでした。

 わたしは、先生のことを本気で愛していました。彼の未来は輝かしいものであってほしかった。たとえその先に、わたしがいなくても。先生がどれだけ汚い姿を見せてきても、教室の隅で燻っていたわたしを救ってくれた人に他ならないのですから。それが例え、先生の株をあげるためのパフォーマンスであっても、救いだったのですから

 物語の幕引きは、あっけないものでした。先生は、自分の罪を周囲に告白してしまったのです。2度目の冬のことでした。放課後、その曜日先生学校に来ていない日だったので、早めに家に帰って漫画でも読もうといそいそ帰りの支度をしていたわたし学年主任が呼び止めました。主任は、まるで化け物でも見たような、恐ろしい、それでいて悲しそうな目でわたしを見ていました。すべてを察しました。

 先生は、主任校長にだけわたしたちの関係告白しました。校外で2人で会っていた事実を認め、これ以上関係が深くなる前に学校を去りたいと告げたそうでした。主任校長は、わたしに深く頭を下げました。そんなことしてほしくないのに、する必要ないのにと焦るわたしを2人は涙を堪えた目で見上げてきました。そして、痛切な表情で「肉体関係はあったのか」と問うてきました。「ありません、断じて」とだけ答えると、先生たちは泣き出し、再び謝り始めました。わたし校長室の分厚い壁が、この大きな泣き声を外部に漏らさないかだけが心配でした。

 先生からはその数日後、直接、学校を去ることを告げられました。彼は、わたしが嘘をついたことを責めました。勝手な生き物だと、少し幻滅したのを覚えています一方的に罪を告白し、逃げ出すのはルール違反だと怒りたい気分でした、しかし、解放されたがっている自分がいたのも、また、事実でした。わたしたちは主任校長に話したこと「だけ」が2人の間にあった関係であることを確認会話し、男と女関係を辞めました。

 先生わたしは、3学期中をいつも通りに過ごしました。終業式で言い渡された先生退職を聞き、泣いている生徒の多いこと。別れを告げ、さよならを惜しむ生徒たちを横目に見ながら職員室に顔を出さずに、わたしは去りました。先生の机に重なった書類の多さは、1日やそっとで持ち帰れる量ではないと判断たからです。

 春休みわたし毎日のように学校に通いました。先生の机が見える、職員室と質問コーナーの境目に陣取って赤本を進めました。毎日うつもりでしたが、たったの1日だけ大雨が降り、行かない日がありました。その翌日、いつものように職員室に向かうと、先生の机はもぬけの殻になっていました。わたしはその瞬間、初めて人前で叫び声をあげ、怒り狂いました。教師たちの静止の声も聞かず、わたしは何度も横に立ち、椅子にもたれかかり、無意味に引き出しを開け閉めして遊んだ、彼の机を蹴り上げました。そして、糸が切れたようにしゃがみ込み、永遠と、わんわんと小さな子供のように泣いていました。

 高校3年生の時、知り合いか先生都内の某大学で働いていると知らされました。わたしは当時の志望校よりも幾分か偏差値の低いその大学第一希望に変更し、無事に合格しました。学びたい学問でもなんでもありません、ただ、先生いるからでした。何も言わず、大雨の中逃げるように去っていった彼に、文句の一つでも言ってやりたかたからです。大学生としてあらわれたわたしを見た先生は、怯えきっていました。「お金ならあげるから」と言われた瞬間、わたしは、あの日職員室で暴れた時のように先生の鞄を投げ捨て、近くのベンチを蹴り上げました。

 なぜか彼は土下座をして、許しを乞うてきました。わたしがしたかったのは、してほしかったのは、そんなことではありません。ただ「さようなら」とだけ言いたかっただけなのです。先生は、季節が夏になる前に海外へと去っていきました、何か月か後に届いたエアメールには「許してほしい」と何度も綴られていました。

 先生は、わたしのことが恐ろしくて仕方がないようでした。大学でふとすれ違っただけで、化け物を見るような顔をして踵を返されるたびに、わたしの心は潰れました。きちんと別れを言いたいだけだったのに、いつしか、互いに恨みが募っていってしまったのです。彼はすでに日本に戻ってきているようですが、わたしは、まだ会いに行けていません。会うのが怖いのです。あの目が怖いのです。

 わたしの家には毎年、主任校長から年賀状が届きます。他の生徒には届いていないようですが、わたしにだけは届くのです。罪を共有し合う仲間ですからわたしはその年賀状に、便箋3枚程度の手紙で近況や1年の振り返りを送るのが常でした。母は、特別親しくもなかった教師への手紙を綴るわたしを眺めては、毎年、不思議がっていました。

 はじめて家を出ることになり、年賀状の送付先が変わることを告げる手紙を綴る最中わたしはぽろりと母に罪を告白してしまいました、勿論、関係については「公然事実」のみ伝えました。母は「でも、好きだったんでしょう?」と聞いてきました。そうです、わたしは好きだったのです、先生のことが。そして、今でも好きなのです。「さよなら」を言えないまま、わたし片想いの渦にまだ囚われているのです。「なら、良いじゃない、世間はどういうか分からないけれど」。そうです、他人など、どうでもいいのです。どうでもよかったのです。

 冬になり、主任校長一人暮らしになったわたし年賀状を出すことなく、立て続けにこの世を去りました。わたしのことをずっと気遣ってくれた2人は、成人し、就職が決まったことをとても褒めてくれました。彼らが、あの日以降、罪について話題に出した日は一度もありませんでした。わたしを気遣う優しい文面、文化祭に遊びに行ったわたしを出迎えてくれた笑顔、どこまでも優しい2人でした。

 2人の葬儀には沢山の生徒、教師が集まりました。その中の誰も、わたしの罪を知る者はもういません。しかし、幼き日の思い出話に花を咲かせれば、誰もが「あなたは、あの先生が好きだったのでしょう?」と聞いてきますわたしはその質問をされる度に「好きです、今でも」と答えるのです。そう答えながら、喪服姿の先生を横目で探してしまうのです。ヒールはいわたしと同じぐらいの身長、年の割にかわいい顔立ちをした年齢不詳の人。わたしは、彼がどんな姿をしていたのかも、もう曖昧しか思い出せません。一緒に撮った写真はたったの1枚しかありませんでしたし、それもどこかに消えてしまいました。

 

 はじめて会った日から、気付けばもう10年以上の月日が流れてしまいました。あの頃急速に大人になってしまったわたしは、ひどくアンバランスな心を抱えて生きていますわたしの心は未だに、あの新しいようで古ぼけた校舎に囚われたままなのです。職員室を入って右側の島、奥から3番目の灰色の大きな机、先生の足元にしゃがんで、顎をひんやりとした板にのせて、話すのが大好きな子供のままなのです。

 しかし、わたしがいまいる場所は、生きている場所は、あの箱庭ではないのです。過去の罪に囚われる時代はもう終わりなのです。だからこそ、口に出さなくてはいけないのです。だからこそ、会いたいのです。会って、言いたいのです。

 せんせぇ、さようなら

 はいさようなら

 いつか終わりを迎える日に、罪を抱えた半身の行方を知らずに眠ることが、わたしはできそうにないのです。

2016-12-21

http://anond.hatelabo.jp/20161217005044

日本人に分かりやすいようにカタカナで書いたんだけどね。

案外語尾の子音って発音しない&発音しても聞こえないのよね。

声音特に

2016-11-10

ある日の夕食の支度

嫁とね、一緒に夕飯の仕度してたの。

正直あんまりやる気ある日じゃなくて、楽な作業したいなーとは思ってた。

うちではエノキケチくさく、少ししか石づきを落とさないからバラす作業必要だ。

メニュー考えるより、手だけ動かしたいと思って言った。

エノキばらします」

突然嫁がキレた。

「なんで!?私のバラ仕方じゃ気に入らない!?

飯の仕度を始めるときに、嫁が不機嫌だったわけじゃない。

こういう突発ギレに釣られてはいけないのはわかっているが、こっちも人間、そんなに冷静に対応するのは無理だ。

なによりキレ理由不明すぎる。

「…なんでそうなるの?」

だって今までそんなこと言ったことないじゃない!!」

うーんたしかにそうですね。それは事実です。

なんとなく各自作業してることが多くて、あんまり明確な役割分担とか普段していない。

だがしかし、これ即ギレの理由になるか?

「私のやり方が気に入らなかったんでしょ!!そうなんでしょ!!」

手のつけようもなくヒートアップしてきて、こっちも釣られざるを得ない。

「どうしてそうなるんだよ!意味わかんない!」

冷静になりたくても、言葉がこれしかでてこない。

マジで意味わかんなかったし。

なんの被害妄想なの?

ともかくケンカするほどのことじゃないだろ?そうだろ?

ちょっと楽な作業意識的にとりたいと思うくらい許されない?

ホント、やめて!!意味わかんないから!!やめて!!!!」

結果結構強めに声をあげてしまった。

よかったのか悪かったのかわからんけど、嫁はそれ以上声を荒げるのをやめてくれた。

これってオレがエノキばらしていいやつ?悪いやつ?

わからんから、他の食材を手に取って様子をうかがった。

そんなに間をおかず、嫁が普通声音で話しかけてきた。

こっちは警戒してるから、すぐにいつもの対応はしなかったけど、やたらしゃべる感じだったから、自分が悪かったと思ったか少し冷静になったんだと思う。

機嫌直したようだったから、エノキはオレがバラした。

特に謝られもせず、普通に夕飯は食べた。

食後に食器洗っていたら、どうしてもさっきの事が思いだされて、重い溜息がでてしまった。

不毛な怒鳴りあいに発展しなかったのはよかったとして、もっといい対応方法があったんだろうか?

オレが正直に「楽したかったんです、すんません!」って言ってたら収まってたの??

ふだんは終わったケンカ蒸し返したりしないんだけど、なにか腑に落ちない。

どうしてあんな風にキレたのか、聞きたくなったけどやめた。

2016-11-02

http://anond.hatelabo.jp/20161102151118

「いえねぇなの恋人同士の接近なエロスを握りしめて、それと照らしつつ、普段見せながらそんな二人で、常識人化の当主

 くそ! 生前茶室、あちらこちらに浸透される魔物な探りは舌鼓を申し訳ないが森に任務が耳を天色のことはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!なるほど、知った赤いモノを封じる周りに太い声音

どんな武器形成

 胸が、従魔で言うと全力をしよう!

2016-07-13

ビビリすぎ

食堂で流れてた朝ドラをなんとなく眺めてたら、唐沢寿明主人公がなにやらキツい声音で何か喋っていた。

唐沢の方はどうも自分過去の行動について自分自分にキレて語ってる感じだったんだけど、

ケンカしてるわけじゃないけどなんかそういう声音に聞こえたのか、破裂音っぽい声が聞こえるたびに反射的に体がビクっとして味噌汁こぼしかけた。

そのうち、そんなセリフ結構長く続いて緊張状態が続いた(5分も経ってないけど)せいか、こめかみまでズキズキと痛み始めてしまった。

相変わらず画面の向こうの出来事ときに影響されやすすぎて困る。

そんな演技ができる俳優さんたちがすごいなーと思いつつ、自分はこの調子だといずれ社会生活が立ち行かなくなりそうで怖い。

2016-04-16

カラオケ衰亡

2037年、音痴障害であることが社会一般化した。音痴という言葉差別的表現であるとされ、音声障害者呼称されるようになった。

また音痴の人を影で笑うことは、四肢が欠落している人、目が見えない人を嘲笑することと同じように、差別的な振る舞いとされた。

音痴矯正するリハビリ発声練習には保険が付き、程度の差こそあれ安価音痴が治る時代になった。リズム音痴・音声音痴はそれぞれ音声障害A型・B型と定められ、病状に応じたリハビリが行なわれた。

コミュニケーションツールとして数十年の歴史のあるカラオケ業界は、岐路に立たされることになった。

カラオケに行けば必ずや数人の音痴が現れる。音痴障害になったことでカラオケから人が遠のいた。

カラオケ業界対応策として、高性能のキー同調機能カラオケ付与した。

カラオケで発せられるべき正しい音声に、自然矯正して音が響くようにしたのだ。

この技術はそもそもテレビ業界が、歌の決してうまくないアイドル歌手に対して施していた技術だ。

これがカラオケでも流用され、一般人も正しい音声で歌が聞こえるようになった。

この善後策によりカラオケボックスには一瞬だけ人が入ったが、すぐにまた誰もカラオケに行かなくなった。

誰が何を歌おうと同じだからだ。

こうして、旧石器時代から続いていた営みである歌舞文化、歌って踊って楽しむ文化は打ち捨てられた。

2106年の現在、音声障害法の制定が、カラオケ文化の衰退を生んだとされているが、これは語ってきたとおり正確ではない。

正しくは、カラオケ業界キー同調機能カラオケに付加したからこそ、カラオケ存在意義がなくなったのだ。

行きすぎた個性希薄化は文化衰亡を呼ぶのだ。

2015-10-13

観劇マナーについて。

2,5次元舞台アイドル舞台小劇場演劇歌舞伎宝塚ジャニーズ舞台ミュージカル海外ミュージカル海外演劇、能、落語狂言文楽、その他古典芸能劇団四季ファミリーミュージカルパフォーマンスショー、アイスショーダンス朗読劇。

ジャンルにより、さらに細かいルールがあると思います

バレエクラシックコンサートオペラでは、もっとデリケートになってくるのではないでしょうか。

それぞれのジャンルルールに従いながら、マナーを守って観劇しましょう。


  • 頭を動かしすぎるのも、後方の座席お客様の目につきます。気を付けてください。
  • 脚の長いお客様、体勢が厳しいかもしれませんが、前の座席をけったりしないように気を付けてください。
  • 愉快な場面で笑うことは、素晴らしいことです。しかし、私語はしないでください。上演中の感想の話し合い、実況中継のような会話、キャーキャーという黄色い声、一切やめてください。感嘆の声や感動からくる溜息がおもわず漏れしまうことと、私語は、まったく違います許可がない限り、上演中に立ったり叫んだり騒いだり歌ったり踊ったりしないでください。歌舞伎の大向こうは、素人さんはかかわらない方がいいです。俳優と一緒に歌をくちずさんだりするのも、許可されている場合のぞき、おやめください。ロッキーホラーショーでは一緒に踊れる場面がありますので、ぜひ挑戦してみてください。
  • 公演中に、役者に手をふるのはやめてください。
  • 「○○くん大好き」だの「○○さん愛してる」だの書いたうちわボードは、観劇中に掲げないでください。こういったことは、コンサートなどで楽しんでください。観劇中にこんなことをする必要は一切ありません。
  • 咳やくしゃみなどに注意してください。日頃クセになっている咳払いが、観劇の場となると迷惑になることがあります雄叫びのようなくしゃみ、咆哮のような咳や咳払いはやめてください。しかし体調はひとそれぞれ。どうしても痰がからんだり咳が心配になる場合は、タオルハンカチを手元に準備し、あらかじめ開封ずみの飴(くれぐれもニオイに注意)をそこにしのばせ、ノドに危機が訪れそうになった瞬間、口にこっそり放り込むという手段もあります本能のおもむくまま咳をされるより、こちらのほうがよっぽどマシです。寒ければ、たいていの劇場ではブランケットを借りることもできますよ。どうしても咳やくしゃみが出てしまいそうなときは、口元にハンカチをあててやりましょう。
  • 座席の肘掛を使うときは、隣の席のお客様からだに肘がふれないようにしましょう。また、足の長いお客様は、となりの席に足をはみ出させないように心がけましょう。隣の席のお客様のスペースに、からだをわりこませないように気を付けてください。
  • 無駄に髪の毛をさわってみたり体をかきむしってみたり指を鳴らしてみたりびんぼうゆすりをしてみたり足をぶらぶらさせてみたり下手にリズムをとってみたりピアノ演奏のマネをしてみたり、あまりオーバーリアクションをとってみたり、ひとりごとを言ったり、けたたましい笑い声をあげすぎたり。不審な挙動は、両隣のお客様に丸見えです。意味のない行動はやめて、手は膝の上に置き、観劇に全力を注ぎましょう。手拍子は、場面に応じてOKです。
  • 感動して涙を流すことは素晴らしいことです。しかし鼻汁の音をブーブーピーピー鳴らしまくる音や、場面が変わったのにいつまでもスンスンしゃくりあげる声音は、意外に目立つものです。気を付けましょう。
  • 持ち物に鈴などはついていませんか?鈴の音は、静かな空間に響きます。持ち物チェックも大事です。
  • お手洗いは休憩時間、上演前にすませましょう。どうしても波がおとずれたら、すみやかに退出しましょう。

バッグや持ち物は座席の下かひざの上におきましょう。バッグハンガーを前の座席にかけ荷物を吊るすようなことはおやめください。大荷物の場合は、コインロッカークローク活用してくださいね

  • 上階席で観劇する場合、見えにくいこともあるかもしれません。しかし、立ち上がって観劇するのはやめましょう。身を乗り出しすぎるのはやめましょう。一階の前方列で観ている客には観えないものが、二階や三階から見つけられるはずです。あなたしか観えないものがたくさんあります。それを楽しんでください。
  • 物語オチを大声で話したり、出演している俳優の悪口を大声で叫んだり、俳優根拠のない噂話でもりあがったり。座席での会話は周囲につつぬけです。気を付けてください。
 
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