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はてなキーワード: デリカシーとは

2024-11-20

anond:20241120025330

デリカシーがあると思ってないよ。お前よりはましだけど

anond:20241120025205

それで自分デリカシーがあると思ってるんだ

知恵遅れだな

2024-11-17

幼少期に形成される身内との信頼関係

あんまり覚えてないんだけど、俺は幼年期に同居してる父方の祖母によく外に連れてって貰い、都内のあちこちに連れて行って貰っていたらしい。

年子の弟もいたので、嫁の負担を減らしてあげる心算もあったのだろう。

俺が一つ覚えているのは、祖母電車に乗って出かけ改札を出かけた時の事だ。祖母が一人で先に改札を抜けてスタスタと先に行ってしまった事があった。「おばあちゃん!」と呼びかけても振り向きもせず、切符概念も把握も改札のシステムもわからない俺はどうすればいいかからなかったので、そのまま改札を突っ切り祖母に追いついた。

他にもあちこち連れて行って貰った記憶はあるが、楽しかった記憶というのは正直あまりない。辛かったのか、行きたくなかったのかもよく覚えてない。

俺は愛想だけは良かったので、あちこち祖母について行くお婆ちゃん好きなおばあちゃんっ子だと言われていたので「俺はおばあちゃん好きなおばあちゃん子なのか〜」と当時は刷り込まれていたが、気づいた時には祖母のことはどちらかと言えば好きではなかった。同居家族としての割切りと諦念があった。こういう事を言うのもあれだが、正直に言って尊敬できる所を探すほうが難しかった。俺が歳を重ね、比較対象となる大人が増えていく度に、祖母デリカシーの無さや常識の無さ、相手気持ちに立って考える事が出来ない思慮の無さや軽薄さ、衝動で動く計画性の無さ、被害妄想に由来する攻撃性の高さ、感情の起伏の激しさなどが浮き彫りになって行き、悪い所ばかり目につくようになった。

俺は母方の祖母が寡黙で勤勉で優しくて好きだったし、母方の祖父は村一番の頑固者で難しい人だったが尊敬できる所もちゃんとあった。父方の祖母が好きではなくなったのはいからなんだろう。小さい頃はよく出かけてたよな……とぼんやりと思うことはあったが、正直どうでも良かったのであんまり考えた事も無かった。

そんな祖母ボケだした。実の親なのにノータッチな父(休みの日は酒のんでヤニ食って寝てるだけなので祖母からの呼びかけもガン無視、家のことは何一つやらない)と、ボケは甘えだと思ってる弟(祖母の呼びかけに対しても「なにいってんのかわけわかんねえよ」と足蹴にし、家のことは何一つやらない)は我関せず。母はパートをしながらわけのわからんことを言い続ける祖母の世話をしていて顔色を一つ変えず明るく振る舞っていたが、俺はこのままでは母が潰れると思い、実家に戻って祖母の世話の手伝いをする事にした。祖母は要介護1になっていた。「実母の世話もしない旦那なんて見切りつけてさっさと離婚しても誰も文句言わんよ。カフカの変身みたいにお母さんが居なくなったら残された家族がしっかりしだすかもよ」なんて言いながら、母の溜まりに溜まった愚痴を聞いていた。

そんな中で、母から俺が子供の頃に祖母に外につれてかれていた話を聞かされた。

祖母は俺を人混みに連れて行って、俺を撒いて泣きながら祖母を探す俺を隠れて見る趣味があったらしい。泣きながら「おばあちゃんどこ」と探し回る俺が可愛くてしょうがなかったらしい。母がそれを知った経緯は、父と母と俺の三人で出かけた時に、父が母を連れて俺を撒いて泣いて親を探す光景を母に見せたことがあったそうだ。母は大激怒したらしい。後に祖母も全く同じ事をしていたと知って唖然としたそうだ。

俺はその話を聞いて、改札で俺を置いて先に行く祖母記憶が、今までの曖昧感覚が、全てが繋がった気がした。そうか、俺はどこかのタイミング祖母が嫌いになったんじゃなくて、もともと祖母が好きじゃなかったのか。おばあちゃん子という刷り込みが、小さい頃あちこち出かけていたおぼろげな記憶が、俺の判断を鈍らせていた。なんなら父への不信感や信頼が皆無な事までも繋がった。

心理学用語に「安全基地」という概念がなんか書いてて面倒くさくなってきた。

2024-11-11

アラサー女の気づかい地獄

女のコミュニティというものはどの年代でも気を使うと思うけれど、アラサー女の気づかいはそれはもう大変。交際同棲結婚出産、そういった自分の嬉しいニュースタイミングを間違えて報告すれば、友情はいともたやすく崩れ去る。相手が現状に満足しているか相手の悩みにクリティカルヒットを与えてしまわないか幸せ自慢だと思われないか、いつだって細心の注意を払って報告する必要がある。

例えば不妊治療公言している人に自身の子どもが可愛いと自慢するとか、そういった明らかにデリカシーがない行動をしないなどという当たり前の次元の話ではない。SNSから相手現在メンタルを慮り、相手の望んでいるがまだ手に入れてない幸せではないか可能性をいくつも考えて最善の報告タイミングをさがす。そもそも例えば結婚したいか悩んでいるかも分からない相手に対して、結婚の報告をしたら傷つけるかも?なんて考えているほうが若干相手を下に見てしまっているんではないかとさえ思えてくる。

報告しなければいいじゃん、という仲ではない。こちらとしては親友だと思っているし、深い仲の女友達に対しての話だ。仲が良いグループの中の一人だけには報告しないなんてこともそれはそれで都合が良くない。

学生の頃は良かった。アラサー女の頭にちらつく色々な"タイムリミット"なんてなかった。もし出産まで望む人であれば、いくつまでに産みたいからいつまでにあれしてこれしてと逆算するものだ。その計画から遅れれば焦るし、焦っているところに順調な人間の報告は心が波立つことだってあるだろう。人生は難しい。

みんなが自分の望む幸せを手に入れられて、みんなで幸せを自慢しあって楽しめればいいのにね。

2024-11-09

anond:20241109023959

当初の話だと性犯罪でありかつその客観的証拠もあるような書き方だったからな

性犯罪を認めたらさすがにテレビに出れないし、性犯罪を認めなければ批判派は納得しないだろう

時間コストはだいぶかかったが、結局のところ客観的証拠はなく、デリカシーのない浮気合コンおじさんというところに落ち着いた

2024-11-04

大阪滅んでほしい

大阪まれだけど地元愛なんて微塵もない。

デリカシーがない、民度が低い、言葉が汚い、マナーが悪い。

育児のためにUターンしてきたけど、久しぶりに帰ってきてここで子どもが育つの嫌だなと思ってしまった。

大阪弁なんてなくなって標準語になってくれねえかな。

たこ焼きが美味しい所ぐらいしか良い所がない。

車のクラクション鳴らされる事が異様に多い。別にお互い様という場面なのになぜかクラクション鳴らしてくる。言葉も汚い。

2024-11-02

本人が嫌がってないイジリ

炎上の件。

[B! 炎上] フジテレビ 新人の上垣アナを巡る動画の炎上を受け声明「ご指摘を真摯に受け止め」 容姿イジりが物議 - ライブドアニュース

コメントを読んでからモヤモヤと思い悩んでる。

本人が嫌がってないイジリ。

いじめに当たるんだろうか。

かに、嫌なことを嫌だと言えない圧力があるから

いじめは辛い。

痛いほど気持ちはわかる。

イジられてる立場になったら、辛くても、表情だけが自動的に、場の空気を読んだ反応をする。

たとえ心は乾いていても。

本心とズレた上辺のリアクションが、イジリの同意と捉えられてしまう。

だけど、本人が嫌がってない イジリ を不当な いじめ に含めてしまうと、私が過去にされたこと & してきたことも、ほとんどが、いじめ と言い表わされてしまいそうで。

タコトで外国人表現した政治家炎上した件もそうだけど、他人を笑うって極論全部蔑視

ある程度寛容にならないと、窮屈。

笑いのない社会なっちゃう。

でも本当は許してもらいたいだけなのかもしれない、とも思う。自分に甘いだけなのかも。

低きに流れる

デリカシーを気負わず、気楽に、心から笑いたい。

傷つくとか傷つけるとかと距離を置いて、仲間たちと一緒に心から笑いたい。

プロレスから、を言い訳にして。

2024-11-01

anond:20241101111319

なぜ結婚しないの?の方がマシな位のデリカシーのなさだな

別姓を選ばないやつはバカって心底信じてるんだな

それ言われたら友人やめるな普通

anond:20241101110323

デリカシー自信ゼロニキのワイ、困惑😰

「なぜあえて同姓?」って聞くくらいもアカンのかい

それくらいもダメなんか・・・

2024-10-14

子供の頃から体が弱かった。でも、親に病院に連れて行かれず検査も標準治療も受けられず自然療法で真逆対処をされどんどん悪化していった。最初にきちんと治療を受けていたら治っていたであろう子供にはよくある不調だけど、長期化したせいで体質や臓器に変化があって治らなくなってしまった。

私が歳の離れた末っ子で、上のきょうだいの時に色々あって親が医療不信に陥っていたのも原因の一つだと思うけど、そもそも親が症状に気付いていなかった、訴えても大したことないとスルーされていた。大人になった今、子供あんな症状出てたらスルーするなんてあり得ないと思う。

当時はちゃん認識してたはずなのに、今当時のことについて親に言うと「知らなかった」「気付かなかった」とびっくりされる。体調のことだけじゃなく、学校でのトラブルとか、きょうだい間のトラブルも、当時ちゃんと私は訴えて、親も認識した上でスルーしてたのに知らなかったと驚かれる。どういう認知の歪みなんだろう。

子供の頃は私のコンプレックスを指摘してくる大人が嫌だった。健診で体を見た看護師複数スタッフを呼んでヒソヒソとなにかを話し合う中ジロジロと観察されたのも嫌だった。でも今思えばあれは、ネグレクト心配してくれてたんだと思う。その時は居た堪れなくなって逃げるように帰った。何人か、助けになろうとしてくれた大人がいたけど、恥ずかしい部分を指摘してくるデリカシーのない人だと遠ざけてきた。

申し訳ないと思うと同時に、私だけではなく、おそらく世間を知らないが故に他人からの指摘に対して「恥ずかしい」「隠したい」と感じて助けを拒んでしま子供は多いんじゃないか想像して辛くなった。自分が誰かを助けたいと思った時に、そういうところまで気を配れるだろうか。

親には病院の代わりに街の漢方薬局に連れて行かれ、月に数万も払って毎日100錠近い漢方の錠剤と液体の薬を飲まされていた時期もある。半年くらい大量の薬を飲んでも全然改善しないストレスODをした。元々薬に対して抵抗がある親なのでそれをきっかけにすんなりとやめられたものの、これだけ薬を飲んでも治らないしストレスODするのだから治療は無理だと判断されて、また治療は遠のいた。

世の中の自然療法に傾倒する人と違い、うちの親は医療病院で処方される薬を警戒するわりに市販薬はどんどん飲ませるし、特にユンケルのような栄養ドリンクは元気が出るからと親に勧められて10代の頃は毎日のように飲んでいた。そして親は私にお金時間をかけたくないわけではないし、過保護過ぎるところもあった。歯列矯正をしたいと言った時は100万近い矯正費用をポンと出してくれたし、免許を取った時は新車を買ってくれて、お菓子ファストフードにも娯楽にも制限はなかった。衣食住で困ったことはない。だからこそなぜ私の症状をスルーしたのか全く理解ができない。矯正や車に関しては見栄を張りたかっただけなのかもしれないけど、見栄を張りたいなら子供学校病院ネグレクトを警戒されるほどの見た目になっていても放置するだろうか。

ちなみになぜか子供予防接種ちゃんとやるべきという意識が強くて、予防接種だけはちゃんコンプリートしてるのでそこだけは助かった。

今は私も大人になって自分治療方針を選べるので、きちんと病院に行き、ちゃんと標準治療を受けている。その過程で、症状が長期化してたから臓器に異変があってもう完治は無理だとわかったり、自覚症状がなかった先天的な異常が見つかったりして、ショックを受けた。

私の病気治療をしなかったことに関して親は「あの頃は精神的にも時間にも余裕がなかった」とか言うけど、今も親は「子供病院で処方されるような強い薬を使うなんて」と言うし、私が薬を飲んでいると親は色々言ってくるから、余裕だけの問題ではないことははっきりとしてる。なぜ余裕がなかった(余裕があったら治療してた)と言うのかがわからない。

そして薬を飲んでることをとやかく言われる度に、親が子供の私を病院に連れて行き標準治療を受けさせていたら、今こんなに大量の薬を飲まなくても済んだんじゃないかと、悔しくて腹が立つ。大人になった今も薬がなければのたうち回るほどの症状なのに、病院へ行く、薬を飲むという選択肢を与えられず症状と真正から闘わなければならなかった子供時代の私が可哀想で仕方ない。

自分子供を持つなら標準治療を受けさせたいし、体調不良を起こしてないか気を配りたい。普通のことだと思う。でもそうすると、その普通のことをしてもらえなかった子供時代自分と向き合わなければいけないので、子供を持つことはできないと確信してる。

[] 『スクールバック』におけるevilとは何か

18話の豊先生の扱いは少し気の毒だったな。決定的にギルティと断じれるほどのことはやってないし、むしろ見方によっては善良な言動しかしていないようにも思えるけれども、作中での評価は「だるい」、「うざい」、「キショい」などと散々だった。挙句に「近寄らんで~きしょ~」と生徒に面と向かって言われる始末である

人情機微を繊細に描く本作において、豊先生に対する生徒たちの態度は多少ゾンザイにみえる。過剰な言葉を投げかける生徒が諫められることもなく朗らかに去っていく構成は、爽やかな描写に反して後味の悪さを感じた。“豊先生はそんな扱われ方するのも仕方ない”という“含意”がなければ成立しないほど雑な扱われ方だ。その“含意”が何かを考察するなら、これは豊先生が“本作におけるevil”に抵触たからだと思う。

まず、本作における“good”とは何かから考える(※ここでいう“good”というのは、界隈が使うevil対義語として私が便宜上使っているだけの胡乱な表現

本作における“good”の象徴伏見さんであることは明らかだろう。けれども作中での伏見さんの活躍実質的には微妙ものが多い。各エピソードの主役たちは何らかの課題や悩みを抱えているけれども、伏見さんは何か直接的にそれらを解決してくれるわけではない。いや、間接的に貢献しているかすら微妙ときもある。

しかし、それでも伏見さんが“good”の象徴たりえるのは、本作の作品紹介を読めば輪郭が見えてくる。

伏見(ふしみ)さんは、とある高校の用務員。背は高め。仕事熱心。缶コーヒーが好き。そして、丁度いい距離感私たちと話をしてくれる。 今、“自分大人だ”と思い込んでいる人に苦しめられている。今、自分がどんな大人になったらいいのか迷っている。 ちょっとでもそう思っていたら、ぜひ伏見さんに会いに来てください。ホッとしたり、気づきがあるかもしれませんよ。

引用の「丁度いい距離感」という所がミソだろう。つまり本作における“good”とは「丁度いい距離感」のこと。逆に言えば「丁度いい距離感ではない」こと、それに類する言動をする者がevilというわけだ。

近すぎるとevilだが、遠すぎるとgoodというわけではない。

以上を踏まえると、本作の1話なんて典型的に思える。本エピソードの生徒は中盤、痴漢被害に遭う。これは犯罪という時点で勿論evilではあるのだけれども、「丁度いい距離感ではない」という点においても本作のevil抵触している。そして被害にあった子に対して、両親たちはデリカシーに欠けた言葉を投げかける。身内関係であるからこその近さ、そこからくる両親なりの慰めの言葉ではあっても、それは当人が求める「丁度いい距離感からくるものではなかった。

そして遠すぎる場合evilとまでいわないがgoodともいえないよね、ということも提示する。被害に遭った生徒は自ら犯人を捕まえたため、その勇気を褒めたたえる人もいた。しかし、それは表面上の言動と態度から逆算したもので、行為のものに対する上澄みの評価だ。痴漢被害者への丁寧な気遣いをする者もいたが、これも紋切型であり寄り添ったものとはいえない。

じゃあ、何て言えばいいの?と思うのだが、当人自身よく分かっていない。当人が本当に悩んでいる核たる部分は、是非善悪とは別のレイヤーにある。しかも極めてプライベートミクロであるため、明確で普遍的な回答がない。だからこそ苦悩の袋小路に入る。

そんな苦悩に対して本作(伏見さん)は「何とも言えない」という選択をした。「何とも言えないこと」に対しての答えが「何とも言えない」というのは逃げというか、そもそも答えになっていない。けれども、その時の生徒にとっては“個”と向き合い「丁度いい距離感」で接してくれた結果、と受け取られた。

先生がキショい(evil)な理由

先生は常にニコニコとしながら、誰にでも分け隔てなく好意的対応をする善良な教師のようにみえる。けれども、これは誰にでも“いい顔”をしつつ、“個”と向き合わない不誠実な人物……という解釈もできる。つまり「丁度いい距離感」に対して無頓着であるため、“本作におけるevil”に抵触しているわけだ。

作中でのやりとりを挙げるならば、豊先生好意を持っている生徒が「(背が高い人が豊先生の好みだったら)牛乳を大量に飲まないとなあ」などといった軽口に対して、豊先生は「今のサイズ感が可愛いから、今のままでいいと思うよ」と返す。「(牛乳を飲みすぎて)お腹こわさないようにね」という気遣いも忘れない。その生徒が自身好意を持っていることを踏まえたうえで軽口に軽口で返した形だ。こんな調子で、豊先生八方美人の節がある。婚約者がいる立場でありながら、自身好意を持っている女生徒への対応は軽薄にみえる。知り合いの異性にも当然のようにプレゼントを贈ったりする。

けれども客観的にみて、それらをギルティとするのは決定打にかける。他人好意に対して毅然とした態度をとらないというのも実際には一長一短で、豊先生個人でどうにかできない範囲も含まれている。豊先生の振る舞いは節々に粘度を感じるよう描写こそされているものの、それでもって悪徳と断じるべきかは疑問が残る。けれども、何度もいうように“本作におけるevil”とは「丁度いい距離感ではない」こと。その点において豊先生無頓着であることは否定できない。なので生徒に「近寄らんで~きしょ~」と言われ、続けて「大人なんやから ちゃんとしいや~」などといわれる。

面と向かって「きしょ~」とか言ってくる若輩に大人としての在り方を説かれる筋合いはないとは思う。ただ、一応これも先ほど引用した作品紹介文から読解できる。

伏見(ふしみ)さんは、とある高校の用務員。背は高め。仕事熱心。缶コーヒーが好き。そして、丁度いい距離感私たちと話をしてくれる。今、自分大人だ”と思い込んでいる人に苦しめられている。今、自分がどんな大人になったらいいのか迷っている。 ちょっとでもそう思っていたら、ぜひ伏見さんに会いに来てください。ホッとしたり、気づきがあるかもしれませんよ。

「“自分大人だ”と思い込んでいる人」とは、つまり理想的ではない大人」と言い換えられる。

本作における「理想的大人」の象徴伏見さんとするならば、その逆のような存在が「理想的ではない大人」といえるだろう。つまり「丁度いい距離感」で私たちと話をしてくれないのはevilから先生はキショいし、「“自分大人だ”と思い込んでいる人」 だからちゃんとしいや~」ってわけである

最終的に「彼女がいるのに生徒や伏見さんに色目使ってた男」と評された豊先生は「エエ~……」と困惑するしかなかったが、仕方ない。豊先生の扱いは、本作の通底するテーマ価値観からみれば筋は一応通っている。それにしたってどうなんだと思わなくもないけれども、それは私の咀嚼と消化の問題でもあるから片隅に置いとく。

余談:伏見さんが理想大人(のように振舞える)構造

伏見さんが“good”の象徴理想大人メンター存在でいることができる理由ってなんだろうか。メタ的な推測になるが、まず「学校の用務員」という立場がある。

学生たちにとって、自身の抱える課題や悩みを打ち明けられる大人は少ない。主に両親や教師になってくるが、両親は身内であり近しい存在からこそ、かえって言えないことや言いにくいこともある。教師あくま仕事の一環として生徒と接するというフィルターがあるし、それも一人や二人ではなく数多ある生徒に対応しなければならない。他にもやらなければいけない仕事だっていから常に全力で応えてくれるかは難しい。

いや、そもそも本作において学生の抱える葛藤は、是非善悪だけでは語りきれないものが多い。そんなことで白黒ハッキリついて解決するのなら悩んでいない。そんな悩みに対して親身になってくれないのは嫌だが、がっぷり四つでも困るのだ。そんな悩みを抱える学生たちにとって丁度いい距離感で接してくれる大人がいたとすれば、それは酷く理想的うつることだろう。そのために学校の用務員という設定にしたのが絶妙だ。学校にいながら、親や教師が取りこぼしがちな生徒の機微個別に拾うことができる。心のケアをする必要のない立場からこそ、それをわざわざやる伏見さんの善性が際立つ。

本作の描き方からくるデメリットとしては「一概にいえない事柄なのに、メンター言動ベストになってしまいがち問題」はある。まあ、これは学園もの教師もの共通デメリットではあるけれども(典型的なのだと『GTO』の主人公とかは解決方法ほとんど破天荒だったり非合法だったりするが、少なくともその作品世界においてはベストとなってしまいがち)。あと伏見さんを理想大人として描写しようとするあまり、それ以外の大人犠牲になってるというか、簡便に描写されている感はある。豊先生もその一人だなって印象。

anond:20241013111538

疑うならスルーすればいいだけ。

fishma 分からない。この文章釣りだと少しも疑わずマジレスしている人たちの存在が俺には全く分からない

僕には本人による再投稿フェイクを入れた可能性を無視して、「釣りだ」「ウソだ」などとネグレクト当人に突き付けに寄ってくるブクマカ・返信の方が理解できない。

hyphenkorosi 釣りにしたってもうちょっと丁寧にやれよ!!!! 雑すぎるぞ!!!

ここは日記サイトなので、はてなブックマーカーにとって丁寧に見えるように書かなければいけない義理はない。

デリカシー放棄してワザワザ攻撃しにくる方々が筆者に甘えてる不平等直視して。

n2sz すごく釣りっぽいな。158cmで48kgは痩せてる方では。

前半のハラスメントのおかげで、後半のエンパワメント台無しですよ。

dada_love "彼氏はこれまで5人ほど付き合ったことがあるけど" おいおい若年性健忘症か~?

おいおい野生の医者気取りか〜?

僕は、仮想女性が「真偽が疑わしい」という理由を盾に攻撃されてる現状に、ため息をつく。

トラックバックのような直接的な魑魅魍魎どもだけじゃなく、理由を見つけて女性攻撃にしにくる男性たちが多すぎるように思う。

マジレスアドバイスをして後で嘘だと分かったら「なんだ女性はいなかったのか…」で終わりでいいでしょ。

出来ないならスルーすればいいだけ。

2024-10-11

anond:20241011055724

我々世代兄弟に一人くらいこっちルートに進みそうなやつがいものなのかもしれないと自分の周囲を見渡してみて思った。

その傾向がある子はそれなりに母親にかわいがられてうまくやってるなーという感じはするんだけれど、外に出る機会をどこかで得たことでそっちルートではなくなった感じがする。

元の話を見ると、姉の行きたかった学校にしれっと入っちゃうようなデリカシーのなさが姉の引きこもりを加速させたのかもなって思った。

あとは家から全く出ないことか。

なんだかんだ理由をつけて家から出る習慣ができた人は、そのまま社会に戻れているような気がする。

2024-09-27

多分友達

習い事で仲良くなったあの子は、同い年なのにずっと賢くて大人っぽかった。かっけーなーってぼんやり思ってた。大人になってもこれからも、ずーっとぐだぐだしながら定期的にお互いの近況報告とかするんだと思ってた頃、来なくなった。もともと学校も違うし、今年受験だし、忙しいんだろうと思ってた。そしたら共通の友人からあいつ死んだよ」「そういえばお葬式に来てなかったね」と言われて、目の前が真っ暗になった。まだ17じゃん。なんで?ていうか、なんで私は呼ばれなかったんだ。

自殺だったらしい。らしい、というのは彼女も死因までは教えてもらえなかったが、病気だったら絶対にしないような死に顔だったそうだ。本人が書いた手紙と、お葬式に呼ぶ人間リストも作られていたそうだ。私はそれから外されていた。

私はあの子にとって友達でもなんでもなかったんだろう。私はバカデリカシーがなかったから、きっと迷惑をかけたんだろう。嫌いだったんだろう。

お互いの住所も電話番号もわからない。当然お墓もわからない。でも、もしかしたら、死んだなんてのは嘘なんじゃないかな、と思っている。私のことが鬱陶しくて、一芝居打ったんじゃないかと、本当はどこかで幸せ暮らしているんじゃないかと。

2024-09-15

anond:20240915183022

会社みたいな人目に触れてしま場所での弁当はさ

まわりは見たくなくても見えちゃうからね?

会社までに顔面作れば

電車内は他人からすっぴんから塗り絵するの見られても気にしない女とかも

見たくないもの(すっぴんじゃなくトイレ更衣室でするような内容のこと)を

見せつけられるまわりの気持ち無視してるわけよ

汚い絵面の弁当も同じや

会社デスクや休憩室でジップロックに入れた生ゴミに見えるもんを

むしゃむしゃされたら

まわりは食欲失せるわなあ

おじさんに生ゴミ言われたてことは

見えてるから指摘されたんだし

アメリカみたいに各自高い仕切りつきブースがあるデスクならいいけどな

言ってくれるだけまだマシつうか

普通はヒソヒソ陰で言われて

デリカシーがないがさつな人、とレッテル貼られて 色々損する

メイクばりばり綺麗な人ほど

食べ方汚い人わりにいる

色んな職場で見てきた

たまに女もいるね

ジップロックご飯おかずぐちゃっと入れて持参、箸突っ込んで食べてベタベタ袋を会社に捨ててく人

効率いい、合理的、あたまいい、て

それを思う人とは私は友達にはなれんわ

仕事でもやらかすんだよ

一事が万事から

雑なの。そこは手間だが省かないほうがいい、を省く。

安いしダイエットしてるから、て

袋のカット生野菜ドレッシング瓶で会社冷蔵庫におき、割り箸突っ込んでかきまぜて食べる人が休憩室の向かいにいて

ほんとイヤだった

公園とか行ってひとりで離れて食べるならどーぞだが

透明袋に食べ物ぐちゃぐちゃ、箸まぜまぜは

かいの人なかなか地獄から

気にもとめたことなかった、やってるわな人は

見たくなくても見せられてる側の気持ちにも多少配慮しろ

2024-09-10

anond:20240910123423

デリカシーがないって本当の事言われたくらいで怒るなよ

anond:20240910122049

弱者男性だが、今までやってきてない事または昔はやってたけど辞めたことを今になって再開してるけど

別にいいだろデリカシーとかそんなもんどうでも

ここ増田だぞ?マウントとって罵倒してリアルではまず聞けないような口汚く他者を罵るリベラルフェミニストが跳梁跋扈してるんだぞ

この環境で「今からでも前向きにやってみようぜ?」というポジティブ言葉に傷付きましたなんてヤワな奴いねえよ

anond:20240910012217

これ「なぜこの歳までそれをしようとも思わずできなかったか」の背後の可能性まで考えられる人間は軽々しくこれからやればいいなんて言えないはずなんだわ。言った奴、デリカシーが無い自覚を持った方がいい。

男が受けたセクハラ図鑑

男の自分社会人になった後、数社で受けたハラスメント一覧をまとめる。

「男なんだから二次会も出ろよ?」

タイプセクハラアルハラ

男は終電よりも呑みニケーション優先しろ、とのこと。

いや、彼女との時間とかですね…。

「君の方が△△君より仕事出来るけど、結婚もしてないんじゃ昇進させられないな~」

タイプセクハラパワハラ

社内で出来婚報告してた同期の△△君が先に昇進した際に言われたこと。

計画に出来婚するような男が、果たしてマネジメント勤まると思っていたのだろうか?

「この会社の安月給じゃ家族養えねぇよ。独身はいいよな~」

タイプセクハラ

↑の同期△△君から言われたセリフ

じゃあ、何で避妊なり転職活動なりしないの…。

仕事での失敗に対して)「お前そんなんだから彼女も居ねぇんだよ!!」

タイプセクハラパワハラ

なお、反論した場合「そんな言い訳ばかりだと永遠に彼女できないよ?」というカウンターアタックを食らう模様。

社会人なら淡々問題点を洗い出した方が建設的じゃない?

「君の事、男として面談するから今日開けといて」

タイプセクハラアルハラパワハラ

言われたときは「?」となったが、いざ終業まで待ってたら役職者の吞みに連行され、役職者(と飲み屋のねーちゃん)の前で一発芸をさせられたという。

大丈夫、君はモテるよ」と訳の分からない励ましを受け、終電までおっさん達の酒(と粗相)に付き合わされる。

(腹痛でトイレに籠ってた自分に対して)「なげーよ!女かよ!?

タイプセクハラモラハラ

お前が連日無理やり飲み会連れまわすからだろ…。

何がヤバいって↑のセリフ女性社員もいる前で役職者が普通に言ってたという。

(飲みの席にて小声で)「男なんだからさぁ…、女性の分はお前が出してあげろ…」

タイプセクハラ

どうやら俺と他の女性社員をくっ付けようと上司なりに画策したようである。(上司に言ってないけど俺は彼女持ち)

余計なお世話じゃ。

(提出したプレゼン資料レビューに対して)「君モテないでしょ?」

タイプセクハラパワハラ

何が言いてぇんだこのオヤジは…?要は分りづらいと言いたかったらしい。

社会人なら淡々問題点を洗い出した方が(ry

「男なんだからしょうがないじゃん。器ちっさ」

タイプセクハラモラハラ

会社でのセクハラ相談した友人(と思っていた相手から言われたセリフ

関係あるか?なんでもかんでも男らしさに結び付けるのやめろやカス。その後絶縁。

まとめ

おそらく、女性が受けるセクハラとは異なり、男のセクハラは直接的な性欲を向けられる類のものではない。(勿論そういうものもあるだろうが)

寧ろ「男性的魅力の欠如」を叩き棒とした人格否定が主なやり口なのではないかと思う。

まりモテいから○○が出来ない」のような根拠のない否定

あるいは、「○○が出来ないかモテない」のような、現状否定男性的魅力の否定のサイクルによって人格否定し続ける。

憐れ被害者はその否定のサイクルによって永遠に追い詰められ、自信を喪失していく。

それが男が受けるセクハラなのではないかと思う。

付録タイプセクハラ名鑑

イケメンも居ればブ男も女性も居た。

ただ、何となくヤバいな、と初対面で直感的に感じる相手結構いた。で、結構割合で実際にセクハラをしてきた。

言語化は難しいが、経験則的に以下のようなタイプは近寄らない方がいい気がする。

下積みの苦労経験をやたら自慢する男、特にイケメン

このタイプは苦労と努力によって現在を勝ち取ってきたという自負があるため、ナチュラルマウントを取りたがる。

また、顔によってか努力してか、女を手に入れたという実績もある場合男性的魅力によるマウントを取る可能性がある。

なんの不思議結婚できてしまったチー牛男

チー牛であるにも関わらず結婚できてしまったという故の選民意識肥大させているパターンをよく見る。

このタイプ非モテ層に対しての造詣も深いのと、そもそもチー牛故デリカシーが欠如しているため執拗マウントを取る可能性がある。

昭和のノリを引き摺るおっさん

言わずもがな。このタイプは「男性的魅力」を絶対的ものとして信仰しているパターンが多く、セクハラアドバイスの違いを理解できない場合が多い。

一刻も早く距離を取るべきである

恋愛論的なことを語る女

この手のタイプは相当厄介である不都合な指摘を受けても「そんなんだからモテないんだよ」の一言を言えば済むと考えているため、建設的な議論不可能と考えた方がよい。

黙って距離を取るべきである。恋仲などはもってのほかである

総じて言えることは、「恋愛経験の有無」をしつこく聞いてくる連中にはロクな奴がいないということだ。

2024-08-31

野球部合宿フェラチオ当番のときとかさスキな先輩相手とかだと、ついガチゲイフェラ気持ちよさ教えてやるって張り切って頑張りすぎて逆に引かれるちゃうってあるあるから気をつけろ!ってもこんなところ10の子とか見るわけ無いかと思いつつ書いちゃうんだけど、あれさついやり過ぎて引かれちゃうんだよねえフェラチオ当番。ああいうのって基本、シゴキ(シゴクの俺なんだけど爆)イジメの類のものでさ、もう後輩が嫌で嫌でたまらないのわかってることをやらせるのが醍醐味なわけじゃん?なのにさ俺みたいに張り切って先輩ちゃんガチゲイの良さを思い知らせてセックスフレンになっちゅうのよさ!!とか思ってめちゃくちゃ頑張ったら引かれるだけなんだよね。ただずるいのは先輩ちゃんもやられてるときはしゃぶられてるときはひたすら気持ちいい喘ぎ声とか(「な、、、なにおまえこれなにしてんの?ああアカアカンすぐ出るぞあああ、きもちいいーーああああああ」とかね)あげてるのに終わった途端に大賢者アリストテレスかよ!?ってくらいに冷めちゃうのがサーモグラフィー覗いてるくらいにもー真っ青に冷え切ってるのが見えるのがどうなんよ!??爆って思うわけ。良かれと思って精液ゴックンしたのにそれ見てゲロゲロゲロ、っとかいうのもデリカシー無さすぎるぞ!爆。フェラしてる間、喘ぎ声とか聞いてる間は本当に気持ちよさそうにしててさ、これ?ひょっとしたらお尻愛になれるかも?って期待しながらガチフェラしてるわけじゃんそれなのに終わったら奇妙な生き物が部屋にいるかのようにシッシッお前帰れってやられるのつらすぎた。

2024-08-29

anond:20240829192322

追記

奥さんけが問題あるというよりお互いの噛み合わなさって気もする

 

よく「女が男に尽くしてせっせと(ただの恋人なのに)家事をしてあげたのに、男の方は感謝もしない、

女がブチギレたら『好きでやってたんじゃないの?』と抜かす」、

「女が男のデリカシーの無さに必死で耐えて良かれと思ってきつくは言わないでいたのを後になって『なんでその時言ってくれなかったんだよ?!』と言い出す男」

みたいな話あるじゃん

 

それの男版というか

自分感情を適切に吐露する方法を知らず、ただただ溜め込んでストレスになっててそれを相手だけのせいだと思ってる

(一方奥さんはわりと自分感情小出しにできる、良く表現すればそういうタイプでもある→だから増田我慢我慢を重ねるタイプだとわかっていない、言わないならその気持ちはないとみなすタイプ

・「相手に言わなければ自分気持ちは伝わらない」ということをわかっていない

(これは増田にはきっつい言い方だと思うが…増田は重荷でも笑顔で「わかった、やっておくよ」と言って引き受けたりしてそう、そうなると相手特に負担はないんだなと受け止めがちなので齟齬が生じる)

(「自分はこれだけ尽くしている」と思うのは本人は本人の負担がわかっているからだが、他人はわからない。子ども時代母親がどれだけ家事に労力を割いてくれていたか一人暮らしになって初めてわかったって人多いだろう?あれだ)

 

増田もっと手を抜いたり、会話して”ワガママ”になる術を覚えてもいいかもな

もしかして長子かな

自分さえ我慢すればいいっていろいろしょい込みがちだからな、そのうえ良かれと思って自分負担を増やしたりする

でもそれで「自分けがこれほど尽くしている」と思うようになりそれがつらいのるなら、

背中荷物ちょっと減らすか、伴侶に打ち明けて実は今まで無理をしていたと打ち明けるべき時期に来てるのかもしらんぞ

呪術廻戦オタでありフジファブリックファンが抱いた巻頭カラー感想

Twitter(X)でもいいけど、TLの雰囲気を悪くしたくないからとりあえずここに吐き出しておく。お披露から二晩三晩経っても、脳内から感情が消えなくて生活に支障が出だしたので供養の意味も込めてる。割と感情のままに書き殴ったから乱筆乱文。

先に本旨を要約すると、私はポジティブ感情からネガティブ感情に変化し、今は少しずつ前向きになってきている。

雑な言い方をすると、呪術オタが雑考察してフジを腫れ物扱いして燃やしてんのがキツすぎ。作者よりも呪術オタの挙動フジファンの傷を抉ってる。でもだんだん立ち直ってはきてるしついでにお願いがあるよ。ということ。

【↓↓↓↓↓以下約5,500字↓↓↓↓↓】

8/25の夜、配信でじゅじゅフェスを観ていて、最後巻頭カラー絵のお披露目があった。人生の半分をフジファブリックにどっぷり浸かって生きた私は、ひと目でアルバム『CHRONICLE』を模していると気付いた。

結論から言うと、好きなバンドと好きな作品が思わぬ形でコラボしたことに驚きと歓喜が止まらなかった。

そのとき感情Twitter本垢(フジファブリックはじめ音楽日常メインにつぶやく)に突発的に書きなぐって投稿した。ひと目見て気付いたこと、そして作者も私の好きなバンドファンであることが伝わってきたことなど。

そして、呪術廻戦にハマってから作った、漫画アニメだけをつぶやいたり、ファンアートにいいねしたりするアカウントで、ファンたちの感想(じゅじゅフェス)を拾っていった。

そこで私はショックを受けた。呪術廻戦ファンの間でイラストに対して「正気を疑う」「倫理観ない」「不謹慎」「バンドファンや遺族に失礼」などの言葉が並んでいたからだった。

さらにはひと目見て「犬がいる!かわいい!」と好意的に受け取っていたアカウント主すらも「オマージュ元を知って地獄に落とされた」という主旨の投稿をしていた。

このショックを言語化するのに時間がかかって、友達の力も借りながら受け止めて今に至る。

正直に言うと、これらの呪術廻戦ファンの声を受けて、私は ①悲しみ ②怒り を感じている。

そして今は、これらを踏まえて ③祈り に近い感情も浮かんでいる。

①悲しみ に関して

私の人生をかけて愛したバンドアルバムの名を用いて作者にヘイトを向けている投稿散見されること。

フジファブリックという文字志村正彦人生結集といえるアルバム『CHRONICLE』の文字と、「吐きそう」「気持ち悪い」「正気を疑う」「地獄に落とされた」「倫理観おかしい」という強い批判、もとい軽蔑言葉が並んでいること自体が悲しくて悲しくてたまらない。

彼らにはもっと前向きで明るい言葉が似合うのに。「変態的かつ普遍的な美しさ」「クセになるサウンド」「新境地」「世代を越えて愛される」など、フジファブリックを応援してきたファンメディアは素敵な言葉を紡いできた。

作者に批判言葉を向けさえすれ、誰かを不快にさせる行為言動行為者の一面に過ぎず、行為者そのもの価値観人間性否定するものではないと私は思う。

そして私は同時に五条悟オタでもあり、作中で亡くなったことに悲しんだ経験もある。

ちょうどその話が掲載されてから1年弱経とうとしていることも思い出し、その当時は私の落ち込んでいる様子を見かねた友達や同僚が励ましてくれた。一方で、デリカシーなく「死んじゃったねw」と心のヒビを直接割る言葉をかけてきた人にも遭遇した。

このようなことを、五条悟を愛する人なら、少なから経験したのではないだろうか。

同じように、五条悟を愛するがあまりフジファブリックファンの心に残る微かな傷を、その強い言葉でほじくり返しているかもしれないことは考えられないだろうか。

作者はこういうことも勘定に入れて、「諸々の意味を込めて」とあえて濁したコメントしたのではなかろうかと私は思う。

6年半も続く大作を描き上げるにあたって、これだけ出版業界不況の中、掲載誌の売上を落とさぬよう、耐え難いプレッシャー責任を感じながら物語を続けていく自身を、軸となるフロントマンを喪って再始動した経歴をもち、過酷プレッシャーの中それでいて15年も走り続けたバンドと重ねたのかもしれない。

②怒り に関して

こっちのほうがショックの中に占める割合が大きい。

前述した強い軽蔑言葉フジファブリックを並べてほしくないという怒りは先立つ。

次に、メンバーのパーソナルな情報が、漫画ファンによる考察(という体裁下衆の勘繰りと言いたいくらい)の道具として利用されたことに怒りを感じている。

ご存知の通り、志村正彦2009年12月24日に29歳という若さで突然この世を去った。これは揺るぎない事実である

しか本来、生年月日と同じように命日も非常にデリケート個人情報である。彼がミュージシャンとして世に出ることがなければ、近親者は知れども、世界中の誰もが知り得なかっただろう。

対して創作物登場人物はどうだろうか。物語において読者は、登場人物の動きを第三者的に、いわば神視点で見守ることができる。キャラクター同士の内緒だって筒抜けだ。そうした舞台上の人物たちと観客とはいわゆる“恋愛テクニック”のように「秘密の共有」ができる。この恋愛にも似た興奮を私たち読者は楽しんでいる節があると思っている。

フジファブリックはバンドという周縁はコンテンツだとしても、メンバー実在人物であるがために、当然プライバシー尊重されるべきである。実際、ファンインタビュアーメンバー私生活に関して踏み入ったり聞き出そうとしたりしない。

命日や享年というデリケート情報を持ち出して、その事実安易に繋げたうえに、尾鰭をつけてありもしないストーリー勝手に繋げていく行為が、私には他人の家に土足で上がりこむ行為に見えてならない。

曲がりなりにもオタクなら、プライバシー情報コンテンツたらしめるものを分けて考えてほしい。

例えば、2つの事実にA、B、C、Dの4つの共通点があるとして、AとBとを繋げば万人が心地よく終われるものを、いくら線で結べるからといって、CとDを繋いで、恣意的ストーリーを生み出されては、どちらの側も良い気持ちはしないだろう。

から、「この位置五条悟が配置されているから…」「バンドは存続しているか五条悟は死から復活する」など、死去の事実からの逃避や不確かな根拠を並べ立てられるのは、両者のファンとして理解に苦しむ。

Twitter(X)では常日頃からしょーもない話題炎上しているが、よくある例として「これでは〇〇が可哀想」という構造をしているものがある。

こんな親に育てられて可哀想、こんな飼い主に育てられて可哀想、こんな環境に放り込まれるなんて可哀想…など枚挙に暇がない。

それと同列で、当人感情勝手想像してバンドファン家族に対して「嫌がっている」「失礼だ」とレッテルを貼る行為はそれ自体が失礼に値するように思える。

私自身、人生の半分といえど他と比べるとまだまだファン歴は浅いものだと自覚しているが、

曲がりなりにも十数年応援してきた身としては、苦しみや悲しみを押してまで志村正彦の全てを提供してくださっている志村家と地元有志の皆様には感謝してもしきれない。どんなに苦しもうとも、それ以上に彼の生きた証を残したいという使命のもとご尽力くださっている姿を見れば、どんな形であれ、一人でも多くの人に彼の存在が知られることは彼らへの報いではなかろうかと私は考えている。

からこそ、彼を取り巻く話題は明るいものであってほしいし、そうなるよう関係者ファン努力している。

それを、「ファンではないけど」「バンドは存じ上げなかったけど」と枕詞を載せて外野から関係者ヅラして物申していることが腹立たしくて仕方ない。許可取り云々の話ではない。無知蒙昧を晒し、それがフジファブリック関係者に届くことこそ最大の無礼ではないのか。

あとイチャモンついでに、現体制の3人のメンバーを「残りのメンバー」って言ってるのは何なんだ。3人は残りものなんかじゃない。言葉尻を捉えるようだが、夫を亡くした妻を未亡人と呼ぶような気味悪さが残る。甚だ不快だ。

個人的言い得て妙だと思ったのが、志村時代リアルタイムで知っている先輩ファンの「ファンでもない奴らが騒いでいる」「不謹慎厨じゃねーか!」という発言だった。正直この発言のお陰で少し溜飲が下がった。

フジファブリックはメンバー関係者ファンも優しい人ばかりだから、強い言葉に対して萎縮する(私もその内の一人)のではと思っていたが、ファンコミュニティで軽蔑ではない言葉で真っ当に怒りを表出できる人の存在に救われた。持つべものは信頼の置ける先輩ファン

もちろん、一連の話題モヤモヤが抑えきれず、私が呆れた呪術廻戦オタクのように作者や作品への痛烈な批判を長文で述べた先輩ファンもいた。

奇しくもこれの執筆最中更新され、何周も読んだが、確かに納得できる内容で、その視点も勿論いちファンとして持ち合わせている自分認識できた。

あらゆる表現物すべてにおいて、意味意図が付随する。それら全てを拾ったとして、特に何を取捨選択するか、とりわけ「何を言わないでおくか」も巷で話題の“教養”とやらに含まれるのではないだろうか(一つ留意しておきたいのが、表現意図として無意識に語られるもの特に特定属性への偏見差別に関しては無視してはならない)。

少し脱線するが、ネットで語られるような“教養”と“雑学”はしばしば混同されているように感じる。いたずらに知識量を増やし自己のための娯楽として完結するものではなく、悲劇の再来の抑止や自分自身や後進の未来社会を豊かにするために、蓄えた知識の中から取捨選択し、それらを原動力として行動することを教養と私は呼びたい。

祈り に関して

簡潔に言えば、こんな言いがかりイチャモンをつけている暇があったら、問答無用フジファブリックを聴いてください!ということ。

件の『CHRONICLE』でいえば、志村くんの犬(モジャっていいます)だけが正面を向いていて、それ以外の総くんダイちゃんかとをさんの犬は横を向いています

対して、巻頭カラー絵は、五条悟と虎杖悠仁の犬が正面を向いています

この背景には、『CHRONICLE』まで(厳密には志村Vo.時代最後アルバムMUSIC』まで)のフジファブリックは、明確に「リーダー志村正彦」という線引きがあって、いわばフジファブリックという物語主人公をずっと務めてきた事実があります

そしてリーダー亡き後、3人がパワーバランスを強化しながら調和させ、いわば三位一体の形でそれぞれが主人公になって物語を作っていきました。

これを踏まえて考えてみるとどうでしょう

映画化も決定した懐玉・玉折編で主人公だった五条悟、そして本編で主人公の虎杖悠仁、両者は同格に物語主人公であることが示唆されるでしょう。

さらに、アルバムスウェーデンメンバーが寝食を共にして制作されたこともあり、寮生活を送る4人とレコーディングに勤しむ4人の仲睦まじさを重ねることができます(詳しくはアルバム同梱のDVDドキュメンタリー映像が収録されています)。

また、10thシングル及び3rdアルバム収録の「若者のすべて」が現在進行形で大ヒットしたこともあり、そこだけを世間一般に切り取られがちという煮え切らなさをファンは常々抱えています。「五条悟?イケメンから人気なんでしょ?」にも通ずる消化不良です。

フジファンなら同意してくれるかもしれませんが、志村正彦変態で捻くれていて一途でお茶目で繊細で孤独な男なんです。

暇つぶし花屋女性店員デートする妄想をしたり(花屋の娘)、酒の力を借りないと甘えられなかったり(ロマネ)、海辺で泣いている女性お嬢さんと呼ぶ気障ったらしさがあったり(NAGISAにて)、自分を獣に喩えて思いっきり飛び出す大胆さがあったり(モノノケハカランダ)、

それなのに、否定される事が怖かったり(バウムクーヘン)、大切な人を亡くして何年経っても忘れないと覚悟を決められるのに(黒服の人)、相手自分のことをすぐに忘れてしまうと悩んだり(クロニクル)、そんな卑屈な考えをを誰かに否定してもらいたがったかと思えば(エイプリル)、君がいなくても元気でいられると強がるふりして泣いちゃったり(Bye Bye)、非常に魅力的な人物です。

そんな男の姿も、たった一人の大切な人に素直になれなくて、だけども本当はすごく寂しかった不器用な男の姿も、どこか似ている気がするんです。

ちなみに私の見解としては、志村正彦は相当なハジケリストです。

北欧の熊と太極拳使いの髭面の男性を戦わせたり(熊の惑星)、踊ろうぜと誘っておきながら黙れと言ったり(TAIFU)、走る足音ドラえもんタラちゃんの比ではない異音だったり(銀河)、かなり尖ってます

このハジケリズムは3人にも受け継がれ、サルバドール・ダリが発起人となってタコスパーティーをうやむやに開催したり(アンダルシア)、言い間違いから曲を生み出したり(東京)しています

最後に、現体制の3人のメンバー言わずもがな、たくさんの名曲を生み出し、私たちを慈しみ寄り添ってくれています

ツアーラストや周年のホールでも、招待されたフェスアリーナでも、地方の観客がすし詰めになるような小さいライブハウスでも、必ず「僕たちは誰かの居場所になりたい」「今フジファブリックでい続けられるのは皆さんのお陰」と伝えてくださってます

Twitterにも書いたのですが、私の本心は、「どんな形であれメンバーが生み出した楽曲を愛してもらいたいし、バンドと共に豊かな人生を送ってほしい。生きていようが亡くなっていようが、その人が存在した事実バンドの曲が生まれ事実楽曲が様々な人の人生に関わった事実は消えないので、悲しみも抱えつつ前を向いて生きていく糧になってほしい」ということです。

フジファブリックのお陰で人生が豊かになって、呪術廻戦に生き様を教わったオタク感想でした。

P.S.それっぽいキーワード検索したら筆者を特定やすいように書いたつもりです。もしそれっぽいな〜というアカウントを見つけたら、私事ですが現在就活中ですので、オススメホワイト企業を教えてください✌️

2024-08-20

7kgの重りを付けて軽いじゃんw腹筋できるよwと言えるノンデリカシー男でも結婚できるし

そういう男と添い遂げることを選んだのは女なんだよね

2024-08-13

清潔感かい下品ワード使うのマジでやめて欲しい

あの女は抱けるわ

あの女はさすがに無理w

おれは行けるよw

こんなレベルの会話が「清潔感」とかいワードに隠されて堂々と繰り広げられてる

本当に気持ち悪い

公共の場で口に出してほしくないのに女ってマジでデリカシーなさすぎで嫌になるわ

2024-08-12

anond:20240806022152

自衛隊の御用芸人じゃん

非常時のユニフォームたる迷彩服お笑いステージに立とうなんてデリカシー足りないんじゃない?と前からcmで見るたびに思ってた

あと元日震災の後ボランティアに行くなって上から目線で発信してたけどアレはなんなん?自衛隊政府広報のつもり?

人を止めておいて、自分が後からボラに行った形跡はないよね 元自衛隊員なのに他人をとめることはするのに自分は何も動かないの?それこそ迷彩服は飾りだね

以上 誹謗中傷ではないつもりです

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