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はてなキーワード: バブル景気とは

2023-08-28

anond:20230620104704

私は1966年まれ還暦近い老人ですが、この年は「丙午(ひのえうま)」と言われる年で、この年に生まれるとあまりよろしくないという迷信があり、前年の1965年には出生が185万人あったのが、この年は四分の三以下の135万人しかなかったという年でした。当時の人はまだ迷信とか気にしていたんですね。

こんな年に生まれるとどうなるかですが、まず大学受験がだいぶ楽でした。当時はの大学定員は40万人ほどで現在の60万人ほどと比べるとかなり少なく、進学希望率は今ほど高くないとはいえ人口が多いので大学新入生の半分は浪人しており、受験地獄と言われていた時代です。当時私大ブームなる不思議現象が起きていて代ゼミが我が世の春を謳歌していました。

しかし、前年に比べ25%人が少ない1966年まれだけは楽でした。浪人が多い時代だったので受験者数も25%減とはいきませんでしたがそれでも前年や翌年に比べ競争はゆるかったとは思います。このおかげで怠惰な私も大学に入ることができました。

ちなみに当時は医学部がとても簡単で、琉球医学部ボーダー偏差値55位、聖マリアンナ大だと偏差値45位だったと記憶しています。今では考えられないですね。

そして1989年就職となるわけですが、当時は「バブル景気」というやつでとにかく無駄に景気が良いため企業採用意欲が異常に高い時代でした。前年もそうでしたが更に人口の少ない私の年代だとどうなったかというと大学生の奪い合いです。各企業がろくに選考もせずどんどん内定を出し、すると内定者にどんどん蹴られていくので更に内定を出しなんとか内定接待をして囲い込み採用予定人数を確保することが人事の仕事。という時代でしたからさすがに人気業界トップティ企業はそれなりの厳しさはありましたが、日経225クラスで良ければ怠惰学生でも大抵はどこかに入れたような感触でした。

入社後も新人時代飲み会タクシーが捕まらないのでハイヤーで帰ったり、新入社員ビジネスクラス出張したりという狼藉を働いていました。世の中にも会社にも金が余ってたんですよね。とはいえ初任給は今より低かったですが。そしてバブル崩壊します...

こんな感じで甘やかされた学生生活を送ってきた1966組ですが、氷河期の皆さんの話を聞くと申し訳ない気がしています。そして自身幸運迷信を気にせず産んでくれた親にひたすら感謝します。

と同時に、おそらく今の出生年80万人世代受験就職はずいぶん楽になるのではないかという気がします。景気は分かりませんが産んで子供感謝される確率は他の世代よりきっと高いですよ。

2023-08-09

中小企業事務をやっているんだが、給料は上がってないのに税金物価は上がりすぎている件

タイトル通りなんだが、これ何とかなんないの?

私は30代前半なのだ仕事関係過去給与明細や売り上げなどを扱うことがある。

そこで気が付いたのだが20年前と今じゃ、物価は1割上がっているのは間違いないし税金に至っては2割程度上がっているように思える。

さら生活必需品とされる携帯電話電気、ガス等の光熱費も上昇傾向だし、そりゃ子供出産はおろか結婚なんて出来ないよw

ってのは今まで100回以上インターネット等で見てきているし、実際その通りだ。

しかし、50代のバブル景気年功序列制度恩恵享受してきた老害どもは口をそろえて

「今の時代は良いよ、便利になったし色々な情報が手に入る。俺が若いころは~~~」以下自分語り

みたいなことを平気で言う、あり得ない。

俺はお前ら老害の苦労を知らんがお前ら老害は俺らの苦労を知らんだろう。

手取り20万にも満たず、家賃5万円、光熱費1万円、食費3万円、携帯代1万円、交際費2万円、保険料1万円、交通費1万円、車両維持費2万円。

これだけは最低必要金額で、余るのは4万円程度だ。

服飾費や消耗品購入、趣味に少しお金をかけると4万円なんてすぐに吹っ飛んでしまう。

こんなんじゃ生活保護の方がマシまで考える奴が多いのも頷ける。

   

また、支出の内訳を見て、

通信費高杉wまさか三大キャリア?wY!モバイルなら~~~」

「そんなに生活不自由するなら交際費削れよwそこまでして維持する関係なの?w」

「車なんて捨てて公共交通機関使えば節約になるぞ!w」

という意見もあるだろう。

しかし俺は生きるために仕事をしているだけで、仕事をするために生きているのではない。

多少の楽や楽しみが無いと生きていけない。

   

「あれもイヤ、これもイヤ、でも楽はしたい!って赤子の意見か?w」

まったくもってその通りである、その通りであるからこそ諸君らはどこで折り合いをつけているかコメント欄で教えてほしい。

2023-07-04

anond:20230703220445

逆に売上落ちてない業界なんてあるのかと。

少子化趣味嗜好の多様化需要のものが小規模化しているのに、何をドヤ顔で「考察」してるんだか。

流行否定したところで「バブル景気」は帰ってこないよ。

2023-06-22

氷河期はただの不景気産物か?

就職氷河期なんて命名するから不景気のせいで就職難の時期があった」というフレームで捉えがちだけど、

あの時代もっと根本的な価値観世界観の変化に直面してたような気がする。


まず、70年代末までに明治以来ずっとやってきた西洋キャッチアップ型の近代化工業化完了して、

最後の人ボーナスの波である団塊ジュニア世代が成人するまでに労働集約型の工業社会卒業して)

これから前人未踏領域で、あたらしい生き方模索しなきゃならなかった…んだけど、

バブル景気がやってきて、「深刻な話」はふっとび、お祭り騒ぎなっちゃった


でも流石に、激動の昭和も終わり、冷戦も終わって大きな地政学的な変化が起こり、

経済グローバル化が進み、モノづくりニッポンの終わりが予測され、世界工場地位アジア新興国に移っていくようなって、

もう(経済だけでなく生き方全般の)根本的な改革は避けられないかな?と思っていたところで

バブル景気がはじけて、それどころじゃなくなっちゃった

本質的改革どころか、生活を「元に戻す」ので一杯いっぱいの状態


そんな調子で、本来なら80年代初頭から1020年かけてやるべきだった本質的ライフスタイルの変革(経済含む)を

ズルズルと先延ばししていたが、いよいよ誤魔化し切れなくなったのが90年代の後半で、

それが団塊ジュニア就活をする時期と重なってしまった…

(というか、団塊ジュニアが金を払って学校に行く側から「稼ぎ手」なるのが人口ボーナス最後の波で、

その波がおさまっていくのが90年代後半だとすると、重なるのは必然か?)


オウム真理教が終末思想にもとづいてイロイ事件を起こしたり、

エヴァンゲリオン社会現象となるほど大ヒットするのも、偶然じゃないでしょ?

いままで怖くて直視することすらできなかった存在論不安対応せざるを得ない時代の空気を反映してる…


本来なら、働き方改革だの、ジョブ型 vs メンバーシップ型だの、春の新卒一斉採用の是非だの、

標準家庭だの、第3号被保険者だの(働くお父さんを支える専業主婦)といった問題は、

80年代に本気出して考えておくべきだった。

IT化、情報化グローバル化に乗り遅れたのも、明治以来の(自分たち骨身にしみた)工業化社会の延長で

生きていこうとしたせい…。本質的には昭和サラリーマンのまま、マイナーチェンジで乗り切れると思ってたからじゃないの?


そんな大きな変化の(変化の欠如の)シンボルであるような「氷河期」を、単なる「不景気による就職難」みたいに捉えるから

氷河期世代を不幸にした構造がダラダラとつづいて、それが「失われた30年」ってやつなんじゃないかと思う。

anond:20230620104704

私は1966年まれ還暦近い老人ですが、この年は「丙午(ひのえうま)」と言われる年で、この年に生まれるとあまりよろしくないという迷信があり、前年の1965年には出生が185万人あったのが、この年は四分の三以下の135万人しかなかったという年でした。当時の人はまだ迷信とか気にしていたんですね。

こんな年に生まれるとどうなるかですが、まず大学受験がだいぶ楽でした。当時はの大学定員は40万人ほどで現在の60万人ほどと比べるとかなり少なく、進学希望率は今ほど高くないとはいえ人口が多いので大学新入生の半分は浪人しており、受験地獄と言われていた時代です。当時私大ブームなる不思議現象が起きていて代ゼミが我が世の春を謳歌していました。

しかし、前年に比べ25%人が少ない1966年まれだけは楽でした。浪人が多い時代だったので受験者数も25%減とはいきませんでしたがそれでも前年や翌年に比べ競争はゆるかったとは思います。このおかげで怠惰な私も大学に入ることができました。

ちなみに当時は医学部がとても簡単で、琉球医学部ボーダー偏差値55位、聖マリアンナ大だと偏差値45位だったと記憶しています。今では考えられないですね。

そして1989年就職となるわけですが、当時は「バブル景気」というやつでとにかく無駄に景気が良いため企業採用意欲が異常に高い時代でした。前年もそうでしたが更に人口の少ない私の年代だとどうなったかというと大学生の奪い合いです。各企業がろくに選考もせずどんどん内定を出し、すると内定者にどんどん蹴られていくので更に内定を出しなんとか内定接待をして囲い込み採用予定人数を確保することが人事の仕事。という時代でしたからさすがに人気業界トップティ企業はそれなりの厳しさはありましたが、日経225クラスで良ければ怠惰学生でも大抵はどこかに入れたような感触でした。

入社後も新人時代飲み会タクシーが捕まらないのでハイヤーで帰ったり、新入社員ビジネスクラス出張したりという狼藉を働いていました。世の中にも会社にも金が余ってたんですよね。とはいえ初任給は今より低かったですが。そしてバブル崩壊します...

こんな感じで甘やかされた学生生活を送ってきた1966組ですが、氷河期の皆さんの話を聞くと申し訳ない気がしています。そして自身幸運迷信を気にせず産んでくれた親にひたすら感謝します。

と同時に、おそらく今の出生年80万人世代受験就職はずいぶん楽になるのではないかという気がします。景気は分かりませんが産んで子供感謝される確率は他の世代よりきっと高いですよ。

2023-06-12

老人たちのいう「昭和はよかった」がよくわからない

家では父親が敬われて夫婦は互いを助け合い、町のコミュニティー機能していたから、平成や令和に比べてよい時代だったという老人がいた。

そんなに良い時代だったの?

功罪の功だけみれば焼け野原から高度経済成長に導いて、バブル景気に至るまでは日本の復活みたいなものもあるだろうけど

会社では上司の言うことは絶対長時間労働残業週休一日が普通そもそもパワハラなんて概念もなかった時代

家では父親が威張り散らしてて他所の家でも平気で父親母親ぶん殴ってた記憶しかないんだけど、そんなに昭和って良い時代だったの?

2023-06-01

anond:20230529212159

高度成長期はともかくバブル景気関係なく通りすぎてしまった人もけっこういるでなぁ。

それに、賃金が上がっても生活特に子育てにかかる金と手間が増えれば子供の数は増えないって。

若い頃は給料が凄く安かったって、当時若者だった人達は口を揃えて言うし。

おそらく若いうちに一人か二人しか子供を生む余裕がなくて、その子達が中学に上がる頃に経済的余裕ができたので受験競争にじゃぶじゃぶ金を使った(そして教育費を暴騰させた)のだろう。

2023-05-31

anond:20230530181713

1991年1月中旬だったかな、ニュースバブルはじけたって騒いでた気がする。

株券が紙切れになったとか言われても意味が解らなかったな。

どうでもいいような土地価値が有るように見せかけて担保にして、

融資した銀行破綻する事になったんだよな。

それから20年、30年、日本経済低迷...

バブル崩壊とは、1991年から1993年頃にかけて起きた株価地価土地の値段)の急落のことです。歴史(近現代)の教科書にも載るほどの大きな現象で、長い不況入り口になりました。バブル崩壊は、投資家不動産オーナーだけでなく、企業経営者から会社員にまで広く影響を与えました。バブル崩壊に至るまでの歴史を振り返ります


1980年代バブル景気が起きる

バブル崩壊の「バブル」とは泡のこと。泡のような急速な好景気と一瞬ではじけ飛ぶ様子を「バブル景気」と呼びます日本バブル景気に入るのは、1980年代後半のことです。


1985年9月アメリカ貿易赤字改正するために、先進国5カ国での「プラザ合意」がされました。合意内容は、アメリカ製造業を守る円高ドル安の路線。これを受けて市場は急激な円高になり、それまで順調だった日本経済は、不況に陥りました。


そこで、日本政府公共事業拡大と低金利政策を実行することになり、結果としては企業個人お金が余る状況を作り出します。余ったお金株式投資不動産投資に回され、株価は急激に上昇し、土地価格も高騰しました。いわゆるバブル景気の状態と言えます


なぜバブル崩壊が起きたのか?


バブル景気は長く続くことはなく崩壊しました。直接的な原因は、1989年金融政策転換と1990年の総量規制実施です。

株価を引き下げる要因になったのは、金融政策の転換です。1989年5月以降、公定歩合が段階的に引き上げられた結果、1989年末に3万8,915円だった日経平均株価は、わずか1年後の1990年末には、2万3,848円にまで下落してしまいました。


不動産価格を下落させたのは、地価の高騰を抑えるために政府が行った総量規制です。銀行不動産融資実質的制限する政策でした。総量規制実施されると、まもなく地価は下がりそれとともに、バブル景気は終焉を迎えました。


総量規制が出されていたのは、1990年から1991年までの1年3カ月間のみです。しかし、この政策は、政府大蔵省が予想していた以上の結果を招きました。それが「土地神話」の崩壊90年代後半以降のデフレ経済です。まさに「失われた20年」の原因となった政策でした。

https://www.rakuten-card.co.jp/minna-money/feature/article_2008_00002/#:~:text=%E7%9B%B4%E6%8E%A5%E7%9A%84%E3%81%AA%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%AF,%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

2023-04-24

問一 第一勧業銀行が答えとなるような、問題文を5問作りなさい

採点基準 

 最大20

 成立している問題文1問につき1点

 次のキーワード群のことばを使っていれば1つにつき2点加点(渋沢栄一みずほ銀行第一銀行日本勧業銀行山一証券バブル景気平成)

 次のキーワード群のことばを使っていれば1つにつき3点加点(政府系金融機関、四大証会社、8311、横田郁)

 次のキーワード群のことばを使っていれば1つにつき5点減点(ノーパンしゃぶしゃぶノーパンしゃぶしゃぶ大蔵省総会屋

2023-04-20

anond:20230420071912

進化しない証明してくれてありがとう

anond:20230420071504

中国経済バブル景気も落ち着いて停滞フェーズに入ったからもうその考えは通用しない

進化するかしないかなんてのは結局経済活動の波形次第なわけよ

2023-03-18

氷河期世代勝ち組から見た「氷河期負け組

努力不足

他責思考

無気力

市場価値

無駄な上昇志向

だいたいこの辺が揃っていますね。

バブル世代、Z世代の使えない奴らも同じような傾向があります

たとえばパソコンがずっと使えない奴はこういう特徴が強いですね。

地道にコツコツ勉強していって少しだけ昨日よりもマシな自分になろうって気持ちがない。

突然神様からチートスキルを貰っていきなり世界最強になれたらいいなの世界観で暮らしている。

もちろんんそんなことは起きないという現実に対して「じゃあ自助努力しかいね」となれる人は氷河期世代でも勝ち組になれています

まあそれは単に若い頃に苦境に立たされても折れなかったどうかという形で篩にかけられているだけで、氷河期に立ち向かったから強くなれたというのとは違うのですが。

氷河期負け組が他の世代負け組よりも恵まれていなかったのは事実でしょう。

基本世の中の多数の人は負け組になるしかないような生き方をしています

たとえば小学校高校3年間までの間の「現代日本人として最低限身についていないければおかしいはずの教養」を完璧に身につければ現代大学受験レベルなら早慶レベル、少なくともMARCHならアッサリ入れますし、それを受験生時代特別努力ではなくて人として当然の努力としていた人は卒業までストレートで辿り着くでしょう。

ですが多くの人は出来ません。

世間ではMARCH卒業している人は勉強が得意な上位5%のエリート様となってしまます

高校数学理解し、まともに日本語の読み書きが出来て、外人に道を教えるぐらいは可能性、世界歴史新聞理解できる程度には知っていて、ニセ科学に騙されない程度の科学知識があるだけでいいはずなのに……。

そんな努力不足な大多数の無能人間たちであっても、その結果として本当に負け組になるかは時代ごとの余力で決まります

時代に余力があれば高校中退のボンクラであっても十二分な暮らしをして、ゆくゆくは出世の道が拓けることもあります

というかね、今の時代って昔より技術的にはかなり発展してるから「それなりの暮らし負け組でもする」っていうのは全然出来てるはずなんですよ。

ただその状態に対して自分の状況を冷静に分析するための知能を全く磨いてこなかった連中は「同じ小学校に通ってた奴が年収2000万円貰って高級マンションに住んでるなら同世代として俺にもその権利があっても良いんじゃないかな?それでどこまで生活が向上するのかは知らんけど」レベルのフワフワとした現状への不安を抱えてしまうんですね。

他人自分比較するのではなく、もっと貧しい自分もっと豊かな自分想像して、それに対してどれぐらいコストを払って生活を向上させる、もしくは努力を惜しんで生活レベルを下げるか、そういった損得勘定を働かせる発想さえないんですよ。

おもちゃ屋さんで子供が指を咥えて他の子供が買ってもらったものを羨ましそうに眺めているのと変わらないんですよ。

そんなんでどうやって勝ち組になろうっていうんでしょうね?

正直言ってどの世代においても多くの負け組負け組になって当然の生き方をしている。

それは「氷河期負け組」であっても変わらず、氷河期であってもちゃん自分人生に対して責任感を持って努力をした人は中間層ぐらいにはたどり着いてますよ。

それは氷河期が過ぎ去ってある程度転職市場も温まって来たあとになってからの繰り上がりかも知れませんが、そうやって繰り上がるための努力を続けている人は負け組脱出している。

それをせずに「俺は氷河期から」でずっとイジケている人達が口にする「氷河期だった俺たちを救うための特別な援助」というのはちょっとムシが良すぎませんか?

人生には様々な困難が怒るわけですから自己責任論で弱者を切り捨てているようでは皆で金と労力を出し合って国家というコミュニティを作り上げ維持してきた旨味がないというのは分かります

でも、勝手に「もう無理無理コールドゲームみたいなもんでしょ」と勝手試合を切り上げてしまった人達が「なんか一発逆転のボーナスチャンスとかないの?」とワガママ言うのは聞く必要はないかなと。

自分なりにやれることをやっている人間に失礼だと思います

氷河期負け組」が学習性無力感に打ちひしがれているのは分かるんですが、いつまでも氷河期から無気力になるのは仕方がない」で甘え続けるのは自分人生対して無責任すぎるんじゃないでしょうか?

ましてやそこで「俺たちは氷河期無気力になってしまった。俺たちの無気力責任はその時代にあるのだから、俺たちはその分何らかの優遇をされるべきだ。それはそれとして俺たちはもうやる気がないのでやる気は出さないぞ」と言ってしまうのは……。



ちょっとだけ追記

なんで今になってこんな事言ってるかって言うと、「氷河期世代負け組」と「非氷河期世代(勝ち負け問わず)」が氷河期世代負け組無気力に寄ってダラダラすることによって発生した負債を「氷河期世代勝ち組に払わせられないか計算している動きがあるから

これはマジで勘弁して欲しい。

それに対して「氷河期負け組問題氷河期負け組問題であって、それは氷河期勝ち組が蹴落としてきたというのとは違うんですよ」ということを皆に分かってもらい戦った。

「同じ世代椅子を奪い合ったんだから、お前たちがそれで負かした奴らの人生も面倒見てやるべきだろ」と言われても困ってしまう。

だってそうやって椅子取りゲームしてたのはずっとずっと前だし、それで今でも駄目な人達はその後の自助努力不足は明らかなんだから

新卒シーズン椅子が埋まっていたと言っても、その10年後の比較的温暖な時期に転職活動で新たな椅子を手にすることは出来たはずだ。

私の周囲にも「一度は負け組に転がり落ちたが必死努力で腕を磨き、実力によって結果を出して続けて、最初椅子取りゲームエネルギーを使い切ったような連中なんてとっくに抜き去り気にも留めていない」という理想的な「氷河期の元負け組」がいる。

彼らのような「腐らずに努力を続けた人達」に対して「氷河期から……」でいつまでもイジイジしている達の面倒を見ろというのはやはり不公平なんじゃないかと思うわけだ。

結局、私が言いたいのは「氷河期から負け組なんじゃなく、いつの時代でも負け組になっていた可能性が高い人達の面倒まで氷河期押し付けるのはおかしくないですか?」ということに収束する。

氷河期負け組が「氷河期から負けただけだし……」と言ってるのは単なる当事者供述に過ぎず、実際に他の世代に生まれていたら「バブル景気で浮かれてるし余裕だと思って……」「氷河期よりはマシっていうけどまだまだ……」と言い訳していたんじゃないかと思うわけだ。

こんな連中の負債まで氷河期からで負わされるのは溜まったものじゃないので、日本全体で面倒を見るべき「普通負け組」として数えてくれないだろうか?

という話だ。

2023-03-10

anond:20230309190731

トンガ離婚(とんが‐りこん)結婚したての男女が新婚旅行先の海外リゾート地でのトラブルが原因で離婚すること。

  

1990年代の一時期使われた語。現在でいう「スピード離婚」の1つで、当時日本若者カップル新婚旅行先として人気第一位だったトンガの名をとってそう呼ばれる。

バブル景気当時は未婚女性海外旅行を楽しむ機会が多くなった一方で男性には海外渡航経験が少ない傾向があり、日本では立派に見えた夫が慣れない海外トラブルの際などに適切な行動ができなかったことなどが原因で口論となった結果、離婚に至ったというケースが多いとも説明された。

2022-07-20

anond:20220720081401

尾上自身女将を務める料亭の客らに対して、占いと神のお告げによって株式相場の上昇や競馬勝ち馬などを見事に言い当てるとして評判となり、そのために料亭は繁盛した(占いは「大黒や」でしていた。占いにはガマガエルの石像を使い、ガマのお告げと称していた[5])。バブル景気前夜の頃までには、それらの予想も神懸かり的なものとなった(特定銘柄を挙げて株価の見通しを尋ねると、神がかり状態尾上が「上がるぞよー」とか「まだ早いぞよー」とか答えたという[2])。多くの証券マン銀行マンらが尾上に群がるようになり[1]、彼らは「縫の会」と呼ばれた。

尾上縫 - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%BE%E4%B8%8A%E7%B8%AB

2022-06-06

アラフォーから見た日本の景気は

70年代オイルショックで抜け出し、80年代貯金90年代を走り抜けて00年代中頃まで来たが、

08年のリーマンショックガツンと落ちて、2011年原発事故でとどめ刺された感がある。

  

東日本大震災も、あとを引く原発事故さえ無ければ、国民意識的には違ってたと思う。

言うても、阪神中越沖、東日本(09年もだっけ?)、熊本、と、震災には慣れてる国民性だし。

バブル景気小学生で過ごし、リーマンショック社会人デビューした世代だが色々と辛い。

 

正社員なんで給与は微増しているものの、2011年以降の荒廃感が半端ない

生きているうちに90年前後を再体験したい。

 

 

 

同日に同じ趣旨記事見つけたかメモ

https://anond.hatelabo.jp/20220607014124

2022-04-07

うちの社長は景気判断が楽観的すぎるように思う

いや前々から思ってたけど、特にコロナが始まった2020年以降

打ち合わせの度に「なんだか最近騒いでるがこんなものはすぐ終わる。その後は好景気が来るから今は辛抱の時」

「まぁワクチンができればコロナは終わるだろう。その後は好景気が来る」と繰り返して早2年以上

コロナ以外でも何か起きる度に「この地震を乗り越えた後は略」

「この戦争が終われば略」

みたいな感じで、ニュース全く見てないん?って思ってしまうけど毎朝ガッツリテレビ見てる

社長は78歳なんだけど、やっぱ営業マン現役時代バブル景気恩恵受けまくったせいか

なんか発言の端々からあのバブルの頃がいつかまた来ると思ってる感じがある

自分は生まれてこの方不況しか知らないしあん理解できんわ

良くなる気が全くしない

2022-01-30

anond:20220130121549

そのとき繁栄している国のやり方が最も正しいやり方のように錯覚するというのはある。

信じられないかもしれないが日本バブル景気で湧いていた頃には日本教育のやり方を取り入れようとする欧米(確か英国)の動きとかもあったんだぞ。

2022-01-06

団塊世代より地獄なのは二次ベビーブーム世代

団塊の世代1945年終戦直後の1947〜1950年に生まれ世代。この頃は日本国憲法施行サンフランシスコ講和条約主権回復した頃だ。

2022年現在70代くらいであ20年〜25年で居なくなるだろう。

本当の地獄は第二次ベビーブームに生まれ1965年1970年代に生まれ世代である

団塊の世代の子として生まれたこ世代20歳代でバブル景気突入

楽に就職を決め、結婚もしやす年代だったと推察する。(これは田舎地域不況の影響受けなかった職種か?)

バブル崩壊リーマンなどで職を失った人も定数いる。

昭和の考えを団塊の親から植え付けられ、それを今の若者に植えつけようとしている世代。また体罰残業が当たり前で団塊世代と同じようなところがある。

しかし今の若者所謂Z世代)は転職は当たり前、お金より休日自由など考えが真反対である

リゲインCMのような言葉はもはや死語であり、通用しない。

この若者団塊ジュニア世代軋轢は凄まじく、今でも「毒親」と言われている始末。

衝突は団塊世代以上と予想する。

Z世代に幸あれ。

2021-11-28

絵本「ちいさいおうち」あらすじω(I)

おうちは小さかったが、

高度経済成長によって周囲が都会になり、

バブル景気地価が最高潮になった頃に売却

郊外に大きなおうちを購入し、

広々としたおへやに贅沢にガンプラコレクションディスプレイ

書棚だけしかない図書室も設けた

図書室には海外の専門書や学会誌を揃え、

まんだらけのようなショップ高値が付くアイテムも所蔵

庭には複数の🐶を放し飼いにし、贅沢な犬小屋DIYして、

今日からここがおまえのおおきいおうちだ!」

と言うと、犬は犬小屋で寝はじめた

なるほどケンネル

しかし、猫アレルギーの私は猫は飼わなかった

というか、猫○ね

そして、田舎は人目につかないので、近所の麻を栽培している麻生さんからマリファナを購入し、

危険ドラッグ覚醒剤へとレベルアップし、

黒いアルフォードで都会から郊外の自宅へ女たちを輸送しては、

乱交パーティーをするようになる

私はMetallicaバージョンの"Whiskey in the jar"が大好きだし、

あのMVみたいなパーティーを毎週開催するに至った

しかし、やがて歳をとり、老人と呼ばれる世代になり、

しかしながら、郊外田舎ではクルマのない生活は成り立たない

自転車で行ける距離に食料が買える店はないのである

やがて老人は黒いアルフォードで逆走のような危険運転行為を繰り返すようになり、

ある日、ぼんやり考え事をしながら運転していたら、

見通しの良い直線道路にあるバス停歩道に突っ込んでしまい、

バスを待っている人達轢死させ、大勢の負傷者を出してしま

なんてことだ…、ちいさいおうちを売るべきではなかった…

後悔先に勃たずである

しかし、郊外のおおきいおうちの所有者は上級国民だったため、

事件のその日の夜に釈放、おおきいおうちにかえされる

テレビ新聞メディア上級国民であることを知ると実名報道を避けるようになる

釈放された彼はおおきいおうちに戻ると、東南アジアへの逃亡の準備をする

これまで一度でいいから、東南アジア児童買春をしたかった

スワイパー村のような場所に行くのが夢だった

老人はそう思いながら、おおきいおうちを見捨て、

成田空港から海外逃亡へ旅立ったのだった

2021-11-21

最近コンテンツ25周年とか30周年とかを見てると、

諸々がバブル景気前後比較的余裕のある時で、

コンテンツ文化)ってのは経済的余裕が無きゃ生まれんよなぁ、と思った。

昨今登場したコンテンツで、今から30年後に残っていそうなものがどれだけあるか…。

2021-11-15

anond:20211115210110

今は価値観が移り変わっている時代。少し前に書かれた作品でも、その時点の視点で鑑賞してはいけないと思う

よく話題に上がるのが、現代舞台にした作品テクノロジー進化速度だけど、価値観も同じくらい、もしくはそれ以上のスピードで変わっていっている

1000年前の作品では、当たり前のように一夫多妻。100年前の作品では、当たり前のように軍国主義。40年前の作品では、当たり前のようにバブル景気。15年くらい前の作品では、当たり前のようにガラケーが使われている。それと同じ

2021-11-04

なぜ団塊刹那的に生きるのか

母が脳腫瘍に倒れた。父は警備のアルバイトを辞めて、母の看病というか、介護に尽くすつもりらしい。がん保険にも入っておらず、両親とも大した貯蓄もない。

彼らを眺めていて気になるのは、この世代の備えるチカラの無さだ。車椅子のことすら想像していない階段だらけの家、ローンははおろか、車検代、消耗品代、ひいては燃料代さえ払えるか疑問なハイオク車。

自分の家庭だけかと思っていたが、両親が怪しくなってから注意するようになってみると、何処の家庭にもある。これらは高度経済成長からバブル景気の頃に社会人経験した世代負の遺産だ。

とうぜん彼らが健康を損ねれば、それを支えるのはその子ども達だ。

彼らは、自分未来永劫健康で、最期の瞬間まで矍鑠(かくしゃく)と生活できるものと信じている。

から、車のローンを子供が肩代わりするだとか、通院の毎に子供仕事を休んで階段上り下りを補助するだとか言った将来をまったく想像していない。

彼らのような世代を生んだのは、高度経済成長、そして退職前に味わったバブル経済雰囲気にほかならない。

当時は高卒ですら入社して一年から賃金支給され、驚くことに賞与まで支給される者もいたらしい。

その後も常に右肩上がり経済経験、かれらの両親は常に健康で、ある日突然に亡くなり、退職金だけで住宅ローンの相当量の返済が終わっていたのだ。

あなた方のような世代、つまり借金まみれで大学院を修了して、ようやく職に就き、そこから耐えること2年目頃にやっと賃金支給が始まり博士号がなければ賞与はなし、博士号があれば今度は職がなし、退職金など夢のまた夢の人々からすれば、団塊世代は正に黄金世代であった。

当然、このような時代を過ごした団塊世代に、将来に備えるという習慣などない。更に運の悪いことに、彼らの過ごした時代女性社会進出もどきが進み、企業女性をどう扱っていいかからないまま雇入れ、もてあそんだ時期に当たる。

企業若い女性にどのように働かせてよいか解らず、簡素仕事を割り当てて男性比肩する賃金を払い続けた。しかし、女性は重責を負う立場まで昇進することなく家庭に入る。

すると彼女らは、世間男性自分たちと同じように、お茶くみや領収書検算、社内郵便係をして一日過ごしていると勘違いし始める。このなまじ中途半端に働いていた団塊世代女性は、たちが悪い。

家庭に入った元・社会人もどき女性たちは、自分世間並みの苦労をしてきたと勘違いしたまま、家計を握る。暴君誕生だ。

彼女らは、夫が健康に稼ぎ続け、夫は大した苦労もなく稼いでると思い込み、65歳を超えても同じ待遇再就職すると信じ込んで、夫の僅かな稼ぎを使い込む。

挙げ句海外旅行、高額な(自称)無農薬有機野菜通販階段だらけのうさぎ小屋、年をとったら使いこなせない分不相応な高級乗用車……次々と浪費をし続ける。

そう、団塊の浪費はこの主婦らによって行われ、右肩上がりの将来を妄想する団塊会社員どもが放置したものなのだ

2021-09-23

最近読んだブロマンス?とすごいBL

 ブロマンス? の方はもうずいぶん前に出版されたものなのでネタバレするけど、すごいBLの方は22日に出版されたばかりなので、極力ネタバレしないようにがんばる。では、ブロマンス? の方から

復活祭』(馳星周

 同作者による小説生誕祭』の続編。本作も『生誕祭』と同じく彰洋と麻美ダブル主人公。この二人が憧れの人・美千隆に振り回されつつ、お金儲けのためにそれぞれ奔走する。

あらすじ

 『生誕祭』の終盤、美千隆に裏切られて復讐しようと思ったものの、けちょんけちょんに打ちのめされてしまった彰洋。だが、逃亡先の北海道まで、美千隆が探しに来てくれたことにより、懲りずに美千隆に着いていってしまった。

 それから十年。彰洋は自身と美千隆しか従業員のいない小さな会社に勤めて、退屈だがそれなり楽しい雌伏ときを過ごしていた。

 そんなある日、美千隆が復活を宣言する。時代ITバブル最盛期。バブル景気なんて長続きする訳がない。こんどは土地の代わりに株を転がし、大金をせしめて一抜けし、今度こそ二人で夢の王国を作るぞ! マンハッタンにでっかいビルを建ててやるのだ!

 一方、やはり十年前に美千隆に切り捨てられて落ちぶれ名古屋に逃亡した麻美は、東京に舞い戻り、バーの雇われママに身をやつしていた。ところがあるときバーオーナー麻美儲け話を持ち込んで来る。それはIT企業の若手起業家を騙して一攫千金を狙うというもので、しかターゲットとなったIT企業をあの美千隆が狙っているというではないか麻美は一生遊んで暮らせる金をせしめるため、美千隆に復讐するために、彰洋の元恋人である早紀を巻き込み、立ち上がるのだった。

増田感想

 『生誕祭』ではブロマンスというよりはポチとその飼い主みたいな関係性だった彰洋と美千隆だったけれど、今回は彰洋が成長し美千隆が少し老いたのもあって同じ夢を追う同志、ブロマンス感があった。

 美千隆が過去に彰洋に言った「マンハッタン自社ビルを建てるのが夢」「弟が欲しかった」という言葉が、彰洋をだまくらかす方便かと思いきや案外本心だったのかもしれない? と、胸が熱くなる一方で、王国キング美千隆についに焼きが回った感じもあり……もはや自身には生き目はなく、夢は弟分の彰洋に託すのだろうか?……と、ちょっと切なくなる感じ。

 最高に滾るシーンは美千隆が渾身の演技で麻美を騙す場面。麻美が金と美千隆に執着する理由は安定と愛情が欲しいからではなく、美千隆の隣で同じ夢を追いたいからだと看破してみせるところ。

 結局のところ美千隆の相棒になぜ彰洋はなれて麻美にはなれないのか、それは才能の問題ではなく性別問題しかない。麻美にはどんなに努力しても越えられない壁を彰洋なら軽く飛び越えられる。最初から分かり切っていたが見ないふりをしてきたことを、当の憧れの人、美千隆に見破られて涙を流す麻美。実にエモい。引き立つブロマンス!! そう、私ら女にはどんなに願っても届かない夢ですな!

 でも最終勝者は少年の心をいつまでも喪わないおっさんズではなく、現実的堅実的に復讐計画を練り実行に移した早紀だったというのが痛快だった。愛よりも友情よりも堅実。金に溺れた詐欺師どもより研ぎ澄まされたハンターが最強だなんて、かっこよすぎる……。

 国外逃亡する羽目になった彰洋と美千隆がこてんぱんに打ちのめされてだめだめなコンビに成り下がるというオチまで着いて、憧れのブロマンスに泥を塗りたくる黒い快感に目覚めてしまった。

コヨーテ Ⅳ』(座裏屋蘭丸

 数多のBLの中でもかなり人気のあるタイトルエロエロだけどストーリーに骨があって絵もすごく綺麗。少女漫画のようなキャラストーリーが人気な商業BLのなかでは、異色かなぁ。

あらすじ

 バーピアノを弾いて暮らしているマレーネと、マレーネピアノを聴きに通うリリーは両片想い。だがいくらマレーネアプローチしてもリリーは応じてはくれない。それは二人が男同士だからというより、リリーの正体が人狼からなのだった。

 リリーが突然発情期に入ったところにマレーネ居合わせたのが縁で、二人は結ばれることになった。ところがマレーネは、実は人狼迫害するマフィアガーランド一家の跡取り息子ヨシュ・ガーランドだった。

 マレーネリリーと急接近したころ、ガーランド一家当主人狼殲滅に狂い、唯一の血縁である孫のヨシュを呼び戻す。かくしてマレーネガーランド人狼の抗争に不本意ながら巻き込まれることになった。

 一方、人狼の側では、ガーランドとの抗争が70年前に起きた人狼虐殺事件のような惨事の引き金になることが危惧されていた。抗争の激化から、ついに群れのリーダーであるキーファーは、ガーランド解体作戦を決行すると宣言する。そして、ガーランド幹部暗殺部隊メンバーとして、リリーことコヨーテ指名された。コヨーテに割り当てられたターゲットは、ガーランド一家の跡取りヨシュ・ガーランドだった。

増田感想

 す、すごいものを読んでしまった……! というのが、4巻を読んで最初に思ったこと。正直、3巻までは普通に面白い映画みたいな話だなぁと思ったくらいだったけど、BLでここまで描くの!? 描かせてもらえるの!? と驚いた。まあ、これほどの画力漫画構成力をもった作家からこれが許されるんだろうなとは思う。

 BLなのでラブとエロは盛りだくさんだけれど、隙あらば骨太物語描写をしてしまうのがすごい。逆にいえば、BLってストーリー台無しにしてでもラブ描けエロをかけっていうジャンルなんだろうな……。

 人狼ガーランドの抗争の歴史と背景がちゃんと描かれている。そのことに驚きというか、一般ジャンル漫画ではむしろそれが普通なのかもだが、よく描いたよなぁ。

 今回はメインカプのマレーネリリーだけでなく、アレンキーファーなど脇役キャラ活躍人物描写豊富で良かった。ドミニクがいいキャラしていてかなり好き。

 BLにはあまり出てこないし、これまでの座裏屋先生漫画にはほぼ出て来なかった女性キャラがけっこうなインパクトを持って登場するのがいい。ミミちゃん! 私の推しのミミちゃん!!

 猛烈に続きが気になるところで終わってしまったが、たぶん、5巻が出るのは1年後くらいだ。それまで頑張って生きねば……。

 座裏屋先生の『シャングリラの鳥』もなかなか気になる展開なので、続きが待ち遠しい。すげえ連載を2本同時進行している座裏屋先生すごすぎる。

 

 

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