はてなキーワード: 呆然とは
私はテニスが好きだ。
でも、チケットが高すぎて買えなかった。
仕方なく、奈良の大仏を見に行くことにした。
大仏は私の心の支えだ。
大仏は圧巻だった。
その姿はまるで神々しい。
私は大仏に近づいて、手を合わせた。
すると、不思議なことが起こった。
「お前はテニスが好きか」
「はい、好きです」
「ならば、全仏オープンに行け」
「でも、チケットがありません」
「心配するな。私があげよう」
そう言って、大仏は私にチケットを渡した。それは本物の全仏オープンのチケットだった。私は驚いて、感謝した。
「ありがとうございます!でも、どうして私にチケットをくれるんですか?」
「それは嬉しいです!でも、どうしてテニスが好きなんですか?」
そう言って、大仏は再び微笑んだ。そして、突然歌い始めた。
「テニス・テニス・テニス・テニス・テニス・テニス・テニス・テニス
ラケットを振れば 夢が叶う
テニス・テニス・テニス・テニス・テニス・テニス・テニス・テニス
テニス・テニス・テニス・テニス・テニス・テニス・テニス・テニス」
私は呆然とした。大仏が歌っている。しかも、テニスの歌を。これは一体何なのだろうか。
「どうした?歌ってみろよ」
大仏は私に言った。
「え?歌うんですか?」
「そうだよ。歌って楽しもうぜ」
「でも、歌詞がわかりません」
「心配するな。私が教えてやる」
そう言って、大仏は私に歌詞カードを渡した。それは手書きの歌詞カードだった。私は驚いて、見た。
「これが歌詞ですか?」
「そうだよ。さあ、歌おうぜ」
そう言って、大仏はまた歌い始めた。
「テニス・テニス・テニス・テニス・テニス・テニス・テニス・テニス
ラケットを振れば 夢が叶う
...」
主人公達が大人になった姿をみせるオトナプリキュアもいいんだけど、俺がみたい20周年作品を妄想して置いとく。(ちなみにプリキュアはあんまり見たことない。初代とアラモードくらい)
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近所にすむ幼馴染の4人。 5年生3人と4年生が1人。親同士の付き合いもあり、家族みたいな関係だ。
ある日、小学校帰りの4人は犬に食べられそうになっているボロボロで動けなくなっている妖精みたいな謎の生物を助ける。
「なんか死にそうだったから助けたの。うちに置いてあげていい?」
「……。うーん、それじゃーちゃんとお世話するのよ?」
「はーい」
謎の生物に地域の平和を守って欲しいとお願いされ、学区内の平和を守るクラブ活動をはじめる4人。心配性の口煩い親にバレると面倒なのでこの活動は親にも内緒だ。
地域の平和を守る活動は小学生のおままごとみたいなものから、少しずつ奇怪な出来事に巻き込まれるようになる。そして色んな結果の果てにそれぞれプリキュアになる4人。
ある日、数々の謎な事件を解決したり怪物達を倒してきてこの内緒のクラブ活動が楽しくなってきた4人は、気が緩んでちょっとしたミスから絶体絶命のピンチに!
変身も解け意識を失う4人。
「こんなにボロボロになって……」
「……よく頑張ったね」
ふたりは古めかしい時代遅れの携帯電話のようなものを手に持ち、お互いの手を握り合うとあたりが光に包まれる。
そして光がはれると黒と白のバトルドレスを身につけた中学生くらいの少女たちがいた。
「闇の力のしもべ達よ!」
「とっととお家に帰りなさい!」
「気づいたら早く帰ってきてね」
「好物のチョコとクリームのショートケーキつくって待ってるわ」
あの子達には内緒にしてね、と妖精に言い残して帰路につくふたり。
帰りしなに気を失っている4人を優しく見つめてつぶやく
「悔いのないよう頑張れ」
「楽しむ事を忘れずにね」
仲良く喋りながら歩くふたりの大人の姿は、20年前から変わらない。
次の日からも内緒のクラブ活動に勤しむ子供たち。一度失敗したかもしれないけれど、そんなものは成功の下準備でしかない。
挫けず、めげず、そして楽しくクラブ活動を続ける4人の顔は今日も笑顔だった。
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みたいなー。
兄が結婚→姪が生まれるというほぼ同じ状況。私は職場が近いので実家暮らししてて兄家族は遠方に住んでる。
兄の結婚までは事実を耐えれたけど、子供っていうセックス伴う事案とそれを経て「女の子」を可愛がってるという事実が耐えれなかった。
おまえ性犯罪者やんと思って。あとこの手のバカ性犯罪者父親は親になった途端子ども絡みの事件に言及しだす。お前も子どもに対する加害者だったろって思う。
で、数年前のことだけど帰省で兄夫婦&姪がきて「かわいいやろ」みたいなこと言ってきたときに「私をレイプしようとした男の子どもが可愛いわけあるかよ〜😂」ってめちゃ笑いながら言った。
空気が凍るってこのことを言うんやなと思った。
母(父だったかも)が小さい子の前でそんなこと言うなんて…!みたいなこと言った気がする。
「いや事実やん、人の布団に入ってきてアレコレしていったやん」
「◯◯(姪っ子)にもするん?」
「反省してないやろ?してたら子どもの親になるなんてできんよなあ?本気で反省してたら性犯罪者の自助サークル行くなりカウンセリング受けるなりはするよな?」
「性犯罪者やろ?子どもの親になるにあたってどんな反省を試みたん?聞いてみたいわ〜」
みたいなことをバーッと喋って兄嫁呆然、兄は口パクパクさせてみんな沈黙でさすがのわたしも居た堪れなくなり散歩に出た。
気まずい空気はありつつも普通に時間がながれ、翌日兄夫婦たちは帰り、兄嫁からLINEで夫がすいませんでしたみたいなの来たので、あなたが謝ることなんすか?と返したらすいませんしか来ない。兄からは何もこない。
性犯罪者本人もそれ放置した親も平気で性犯罪者の味方をするよ。孫を産まねえ未婚の性被害者なんか捨てて孫という娯楽を用意してくれた性犯罪者にすり寄るのが親ってもんよ。
>リビングの椅子の上で不合格を知った息子は一点を見つめて呆然としていたが、突然エビのようにビタン!と勢いよく跳ね、そのまま床にうずくまって歯軋りを始めた。私が声をかけても反応せず、そのまま奇声を上げて気絶してしまった。
30代の一人息子。真面目でおとなしいのだが、不器用で要領が悪かった。
小学生時代、放課後の公園で何度練習しても逆上がりができず、家でどれだけ練習しても二重跳びはできなかった。中学受験では塾の仲良しグループで唯一全落ちしてしまった。
それでも進んだ区立中では楽しく過ごしていたし、高校受験では所謂名門都立高校に進んだ。しかし、大学受験では再び挫折。浪人したものの国立に落ち早慶に進んだ。国家公務員志望から法曹志望に切り替え、予備校に通い一生懸命やっていたようだが予備試験には受からず、法科大学院修了後も司法試験に受からなかった。
3回目の司法試験の際に初めて短答試験に合格し、私や夫が心配するくらい勉強して論文に挑んだが、残念ながら不合格だった。リビングの椅子の上で不合格を知った息子は一点を見つめて呆然としていたが、突然エビのようにビタン!と勢いよく跳ね、そのまま床にうずくまって歯軋りを始めた。私が声をかけても反応せず、そのまま奇声を上げて気絶してしまった。
それから息子は二日ほど部屋に篭っていた。三日目の朝にリビングに降りてくると「司法試験は諦めて就職する」と言ってきた。
息子は企業の法務部で働き始めた。職場環境は良かったようで本人も楽しそうにしており、私や夫は安心していた。社会人になって以来、息子は帰宅が遅くなり、休日の土日も殆ど家を空けるようになっていたが、忙しいのかと思い気に留めていなかった。
社会人になってから3年ほど経ったある日、息子から自身が主催しているセミナーを手伝うように頼まれた。夫も休日だったため、よくわからないまま二人で会場に赴いた。すると、先に集まっていた人々から「先生のご両親ですか?」と聞かれた。そうだと答えると突然周りが慌ただしくなり、恭しく部屋に控え室に通され、ソファの上でお茶やお菓子を出された。そして、みんなから口々に息子の凄さを聞かされた。「先生のおかげで人生が変わった」、「先生のおかげで世の中の構造が見えるようになった」、「先生のおかげで人生に意味を見出せた」というように。
息子が遅れて控え室に入ると、私たちの周りに集まっていた人々は一斉に息子を囲み、また口々に挨拶と賛辞を繰り返した。息子はそれをあしらい、準備をする様に言うとみんな解散していった。息子から「今日のセミナーの終わりに会場の外で本を売るから、レジをやって購入した人に僕の両親だと言って挨拶や握手をして欲しい」と言われた。
時間になり会場に人が集まってきた。私と夫は後ろから立ち見していたが、来場数は100人ほどで若いカップル、小さな子供を連れた若い女性、私たちと同じ中年の男性、80過ぎの女性など年齢層はバラバラだった。息子が登壇すると、ある人は勢いよく拍手し、ある人は「先生!」と勢いよく叫び、ある人は立ち上がってお辞儀した。息子が話し始めると場が静まり返った。話してる内容は陰謀論だった。息子曰く、世界を支配しているのはビルダーバーグ会議で、日本はビルダーバーグ会議の意向を受けた日米合同委員会が支配している。みんなから事前に集めた悩みを発表し、その悩みの根本原因にはビルダーバーグ会議と日米合同委員会があり、自分は愛と真実によってこれらから世界を解放するのだという。
正直聞いていて呆れてしまった。息子はオカルト話と陰謀論を混ぜこぜにしたような話を披露し、来場者はそれを真面目な顔して聞く。
息子が一通り話し終えると控え室にいた女性が登壇し、「これまでの先生の指導集がいよいよ完成しました。ご希望の方は会場の外の物販コーナーにてお求めください」と言いお開きとなった。来場者はすぐに外には出ず、息子の元へ行列を作って何かを質問したり相談していた。
私と夫は控え室にいた別の男性に案内され物販コーナーに立った。先程女性が紹介した息子の指導集が並んでいたが、なんと文庫本サイズで発言と日時がまとめられただけのものが一冊25000円である。会場から出てきた人々は今度は物販コーナーに列を作り、老若男女迷うことなく購入していった。そして私と夫に握手を求め、息子を讃美した。ある年配の女性からは涙を流してお礼をされた。全てを売り尽くし、私と夫はよくわからないまま帰宅した。
息子が知らない間に教祖になっていた。
むかしむかし、あるところに大きなダンジョンがあったそうな。
じゃがあまりに大きすぎて最下層の大ボスドラゴンにたどり着いたもんはひとりもおらんかった。
ドラゴン「あーあー、暇じゃのう。」
そんなある日、ドラゴンはふと思い立って自分でダンジョンを探検することにした。
「せっかくこんな広いダンジョンがあるんじゃから、もっと楽しまなくてはならんのう。」
途中で出会ったモンスターやトラップは、ドラゴンの炎で一瞬にして灰になった。
そこには入口の扉があり、その前には勇者パーティがいるではありませんか。
ドラゴンは「おやおや、こんなところで何をしておるのじゃ?」と声をかけた。
勇者「な、なんだ!? お前は最下層のドラゴンではないか!?」
ドラゴンは「いやいや、そんな大それたことではないのう。ただの散歩じゃよ。」と答えた。
ドラゴンは「それよりも、お前らはどうしたのじゃ? このダンジョンを攻略するつもりではなかったのか?」と尋ねた。
勇者「ええ、そうですけど……」
魔法使い「でも、このダンジョンはあまりにも広くて深くて……」
ドラゴンは「ほうほう」と聞いて「それは、困ったことじゃのう。」と笑った。
ドラゴンは「まあまあ、そんなに暗くならんでもよろしい。せっかくだから、一緒にダンジョンを探検しようではないか。」と提案した。
ドラゴンは「わしはこのダンジョンのすべてを知っておる。道に迷わせることもないし、食料や水も用意できる。そして、最下層の宝物も見せてやろう。どうじゃ?」
2016年5月8日の昼ごろ、我が家の裏手にスズメのヒナが2羽落ちてきた。隣の家の軒下にでも営巣してたんだろう。
うち1羽は成熟しており「巣立ち」の最中なのか余裕があって、しばらくすると自力で飛び立っていったが、もう1羽はまだ羽も生えそろっておらず、飛行もジャンプもできない様子。ういのキッチン横の室外機の下に自主的に避難し、縮こまって親を呼んでいた。ネットで軽く調べてみると、スズメのヒナは巣から落ちるのが普通で、落ちたら落ちたで、その落ちた先で親は育児を続けるらしい。まわりを探してみると、両親と思われるスズメがとなりの家の屋根の上から見下ろしており、ヒナとさかんに鳴き交わしていたので、そこに退避したことには気づいているらしい。きっとその場で育児を続けるだろうと思い放置。ちなみに巣立ちヒナのほうは気づいたらいなくなっていた。飛べるので、もう親離れしたのか、あるいは両親が別の場所で世話し始めたのか。
夕方が過ぎ、そして夜になるが、両親はヒナから離れていってしまった。人間を警戒して、室外機の下に入り込めなかったのだろうか。小さな箱に布を詰めて、その中にヒナを移動させ、上から視える位置に移動させるが、結局ダメ。落下してから8時間くらいが経ち、エサも貰えず、気温の低下で体温も下がり、ヒナはどんどん弱っていった。
母は助けてやりたいと言うが、私はこれが野生の摂理だから仕方ないよ、と首を振った。夕食後、ひとりでヒナを見に行ったが、死んでたら埋めてやろうくらいにしか思っていなかった。
ヒナは箱のなかで横倒しになり、目を閉じ、脚をぴくぴくと痙攣させていた。もうだめだ、あと数分で死ぬな、と思ったそのとき、ヒナが私の気配を察して口を開けた。なにか食わせてくれ、という風だった。私はショックを受けた。「助けて」と懇願された気がした。
今考えたら「じゃあ気取ってないで最初から助けろ」と思うのだが、その瞬間、私の心に「守ってやらなきゃ」という炎が燃え上がった。ほぼ衝動的に、ヒナを抱えて家の中に入り、玄関に避難。まず40度ほどのぬるいお湯を注射器で与えてみた。誰かが自分を助けようとしていることに気づいたのか、声が出ないほど衰弱しきっているのに「ピイ」と鳴いてくちばしを開く姿に涙が出た。ぬるいお湯を与えたあと、足温器をタンスから引っ張り出してきて電源をつけ、その中にヒナを突っ込んだ。たまに水を舐めさせ、足温器で暖めながらじっと見守っていると、30分ほどして突然目を開き、大音量で鳴き始めた。体温が上がったこと、水を飲んだことで体力が戻ったらしい。その後、私は夜通しヒナに寄り添い、砂糖水を飲ませたり、きな粉を混ぜた卵の黄身(なんかググったら出てきた)などを与えて、なんとか夜を越させた。相手が人間だと分かっているようだが、平気でエサをねだってくるし、注射器相手にもくちばしを開いてくれた。
9日、日の出とともに親鳥と思われる2羽がウチのまわりを飛んでいた。目の細かい籠に足温器ごとヒナを入れ、昨日ヒナが落ちていたあたりに置いてみると、2羽はヒナの声を頼りに右往左往し始め、やがてヒナの位置を確認したのか、虫らしきものを咥えて飛んで来るようになった。給餌をしてくれているらしい。昼ごろ、何かあった時のために、スズメ用のエサの市販品と、鳥類に給餌するための道具を買ってきた。やっと一安心といったところだが、午後から雨が降り始めた。ヒナや足温器が濡れるといけないのでダンボールで覆う。ところが、雨のせいか、あるいはダンボールのせいか、親鳥は給餌をやめ、立ち去ってしまい、結局夕方以降、ヒナはエサを貰えなかったようだった。
足温器に入っているとはいえ、外は寒いので、中に入れてやることにした。結局この日の夜も、私は夜通しヒナを見守ることになった。ただ、ヒナは本能的に夜は眠るので、特に何もしないで寝かせてやればいいらしいのだが、ネットの情報に惑わされて、ヒナを叩き起こしてエサ(買ってきた擂餌)を無理やり食わせたりしていた。このとき、ヒナは既に人間への警戒心を思い出しており、私たちからエサを差し出されても、お腹は減っているだろうにあまり食べてくれなかった。差し出される注射器から後ずさって逃げて、イヤイヤと首をふるのがとてもカワイイ。
当時、私は就職活動中で、この日の夕方に今働いている会社から内定をもらったのだが、スズメのことで頭がいっぱいで全然喜ぶどころじゃなかった。
10日、天気はくもり。夜明け前にヒナが腹減ったと主張し始めたので、擂餌と砂糖水をちょっとだけやり、そのあと外に出した。日の出と同時に親鳥が飛んできたが、ヒナはさっきので腹が膨れたのか、あるいは寝ぼけてるのか、親の呼びかけに返事をしない。少し焦ったが、しばらくするとちゃんとエサをねだり始め、両親の給餌が始まった。片親が屋根の上で周囲を見張り、もう片方がエサを取ってきて与える、という役割分担が美しい。
朝10時頃にハプニングがあった。近所の野良ネコがヒナを見つけたのだ。母が気づいて、外に出て追い払った。その野良ネコはよく見かける子で、すごく人懐っこく、近所の夫婦に世話を焼かれているので野鳥なんぞ食わんだろうが、ちょっと怖い。ヒナに対して敵意はなく、単に箱を覗き込んでいただけだったようだが(追い払ってごめんね)、とにかく地上にヒナを置くのは、野良猫から守れず危ないという結論になった。
そして、ヒナの引っ越しを決行。親鳥が見守る中、箱ごと持ち上げて2階のベランダへ。ベランダの壁際の室外機の上に乗せた。ここならヒサシがあって雨も防げて、ネコも来れないし完璧じゃん!と思ったが、引っ越しが済んだ昼から夕方まで、親鳥は遠くからヒナを見つめるだけだった。さすがに窓際は人間が怖く、近寄れなかったようだ。日の入り前、片親がギーギーと大声で威嚇音を鳴らして人間を牽制し、もう片方の親がエサを持ってヒナに近寄ろうとにじりよっていたが、やっぱり無理、怖い!という感じで諦めてしまう。そういうわけで、室外機の上よりもっとベランダの外側にアウトドア用の机を置き、その上にヒナを移動させたが、両親はそれを見届けたかどうか分からないうちに姿を消してしまった。とても残念だった。暗くなったのでヒナを私の部屋の中へ移動させ、一晩静かに寝かせた。
置き場は本当にベランダでもいいのか?親鳥は明日ヒナを見つけてくれるか?明日の天気はけっこう酷いけど大丈夫だろうか……など色々と心配事が重なってとても辛かった。私と同じ部屋で眠るヒナは、不安になるほど静かに眠っていた。
11日、天気は一日中雨という予報だったが運良く外れ、朝のみの降雨となった。しかし低気圧のアレで風が強く、人間でも怯えるような突風が朝から晩まで吹き続けた。こんな天気だとヒナは外に出しづらいし、親鳥も来てくれないんじゃないかと心配したが、親鳥は変わらず日の出と共にやってきた。風に煽られ、雨に濡れてもお構いなし。
さてヒナだが、足温器ごと外に出すと突風で吹っ飛ばされそうで、傘とかダンボールとか、いろいろ策を考えたが、レインコートをキツめに足温器に巻いて、ガムテープを駆使して机に固定してみた。親鳥がレインコートに怯えて近寄ってこないのでは……と心配だったが、あっという間に親鳥は欄干まで近寄ってきた。しかし「ヒナの声は聞こえるが、ヒナがどこにいるか分からない」というふうに右往左往するので、少し場所をズラしてわかりやすい位置に。私の部屋の窓からよく見える位置だが………? 少し経つと、どちらかともなくヒナを見つけ、暴風雨の中の餌付けが始まった。一体どこにいるのか、虫をしっかり見つけてきて与えている。天気こそ酷いが、足温器の中は暖かく風もなく快適で、ヒナは健康そのもの、親鳥も献身的で、ネコの心配もない。この日、今までで初めて「誰も家にいない時間」が3時間ほど発生したが、なんのハプニングもなく、親子ともども普通そうだった。雨もやみ、あとは強めの風だけが難点だった。
帰宅後、ベッドで寝っ転がって、親鳥の給餌をぼんやりバードウォッチングしていると、ヒナと片親が、かなり大きな声で鳴き交わし始めた。それはまるで餅つきのように、ピイ、チュン、ピイ、チュンと交互にテンポが良い。ネットで調べると、互いの位置と安否を確認するためのコミュニケーションだと書いてあった。心配になった母が見に来るが、私はそのネットの情報を伝えて、会話してるだけだと思うよ、となだめる。
しかし、母が立ち去った十数分後、突然スズメたちが叫び声を上げ、私が見ている中、ベランダの床にカラスが1羽降り立った!いじっていたスマホを放り投げ、窓にとびつき、開いて、怒鳴り声を上げてカラスを追い払う。カラスはふわふわと飛んで、すぐ近くの電線の上にとまった。逃げたというより距離をとったという感じで、ベランダからは2メートルも離れていないが、人間では手出しできない位置だ。なんて狡猾な…!と、歯噛みした次の瞬間、親鳥2羽がファンネルのように屋根から飛んできてカラスに襲いかかった。カラスが飛び立つ。するとどこからともなく別のスズメやツバメ(近所で育児をしてる別の夫婦たちのようだ)も飛んできて、空中戦がはじまった。カラスは遠くへ逃げ、スズメたちはそれを執拗に追いかけて、追い払おうとしている。私はヒナの無事を確認したあと、ベランダで放心していた。あの鳴き交わしは、遠くにいたカラスを警戒するための点呼のようなものだったのだ。そして、私が見ていなかったら、カラスはヒナにどこまで近寄っていただろうかと考えると恐ろしかった。カラスもこの時期は子育て中で、スズメのヒナは「ごちそう」なんだそうだ。
母が駆けつけたので、事情を説明すると、カラス除けが必要ではないか、と言う。人間が見張っていれば追い払えるが、ずっと見ていられるわけじゃないし、なにより今週日曜日は家はずっと無人になる。賛成だった。母は手芸が得意なので、雨除けのために用意していたダンボールをひとつ持ってきて細工を施し、「巣箱」のようなデザインに仕上げた。中に足温器カゴを入れ、コンセントはそのために開けた穴から外へ通す。もう雨は降ってないのでレインコートはひっぺがした。そして出入り口は上側に。幅5センチくらいの細長い広さにとどめ、スズメは通れるがカラスは通れないようにした。かなりゴツい見た目になってしまったが、両親は受け入れてくれるだろうか、と心配で、2時間ほど窓辺に座って観察。カラス撃退戦から帰ってきた両親がダンボールを見てギョっとしたが、片親はすんなりと入り口の存在に気づき、中のヒナの安否を確認した。受け入れてくれたらしい。もう片方は入り口に気づかず、何度か箱のまわりをうろついていたが、しばらくすると気づいてくれた。本当に良かった。これで安心である。
日の入り前、それまで見張りと餌探しで手分けしていた両親が、両方とも餌探しを始めた。ヒナが寝る前の食いだめのためだろう。父が庭に撒いた米粒を拾い、ベランダといったりきたり上下運動しながら次々とヒナに与えていく。ヒナは生米は消化できないとネットに書いてあったが、そんなことないのか……? 日が沈むと両親は帰って行き、私はヒナを机ごと部屋の中へ。その晩はチョッカイを出さずに、ずっと眠らせていた。
12日、私が寝坊して夜明けに微妙に間に合わなかったが、慌てて机ごとヒナをベランダに出すと、早速両親が給餌を始めた。部屋から観察してみると、両親とも巣箱に慣れ、給餌以外の用事でも箱のなかに入り、ヒナの世話を焼くほどになっていた。何度かカラスが近所に現れたが、そういうときは両親とも餌探しをやめ、巣箱に背を向けて欄干に並んで立つのがかっこよかった。
この日は天気がとってもよく初夏並に暑かったので、日中は足温器をOFFにしていた。まったく問題が無さそうだったので、私は巣箱ガン無視で普通に勉強していたのだが、1時頃、突然様子がおかしくなり、窓の外を覗き込む。欄干に3羽のスズメが止まっていた。は?と呆然。しかも穏やかじゃない雰囲気。ベランダに飛び出すと、2羽は右隣の家の屋根に、1羽は電線に飛び退った。2羽のほうが両親だろうが、あの1羽はなんなの?
1雇われベビーシッター 2親戚 3両親が世話してる他の子供 4この界隈で子育てしてる友人 5赤の他人(縄張り争いに来た) とかそこらへん? 昼ごろからゲーゲー鳴いてたし、縄張り争いかもしれない、と思った。巣箱を覗き込むと、ヒナと目が合い、ヒナが怯えて後ずさったが、元気そうだ。とりあえず部屋の中へ戻り、心配で巣箱を眺めていると、両親が来なくなった。たまに飛来しても、穏やかじゃない雰囲気。道路に出てみて、家を遠巻きに眺めても誰もいない。育児放棄? 縄張り争いで追い出された? とか色々考えるが答えは出ない。それから2時間ほど窓辺で観察していたが、
・青虫を咥えた親鳥がやってきて、箱のなかのヒナが鳴くが、なぜか親鳥は餌付けせず、咥えたまま箱から出てきて困り顔で飛び立つ(2回)
・エサを咥えていないスズメがやってきて、欄干を歩きまわって立ち去る
・スズメが欄干にとまってカチカチと警戒音を鳴らし、アウトドアテーブルの中を歩きまわって隅々までチェック
・巣箱の上に立ってダンボールをつつき、ぐるぐると歩きまわる。そこにもう1羽のスズメがやってきて、威嚇音とともに飛び立つ
など、不可解な行動が続いてますます混乱。登場人物が親鳥だけなのか、それとも他のスズメが混じっているのか、さっぱり分からない(見分けがつかない)。
ヒナの安否を確認しに行くと、足温器の端っこの端っこで布にくるまって縮こまっていた。怖いらしい。心配だし謎だらけだったが、大学へ行く時間になってしまったので、今起こっている状況を母に説明して外出。そして授業中に、ハッと思い至った。もしかして、ヒナが足温器の隅っこから動かないから、親鳥が箱のなかに入ってもヒナが見つけられず、ヒナがどっか行ったと思って混乱していたのではないか? そう考えると、あの謎の3羽目以外のすべての現象に説明がつく。巣箱からヒナのおねだり声は聞こえるのに、中にはいっても、どこにも見当たらない。それで両親は巣立ったのか?とか食われた?とか考えてあちこち探しまわっていたのだろう。そのことを母にメールすると、大正解だった。母の実験と観察の結果、ヒナは給餌にきた親鳥のために姿を見せることをせず、いつまでも隅っこでヌクヌクしていたというのだ。母は足温器の隅っこを折りたたんでめりこめないようにし、両親に突き出した。やがて両親がヒナの存在に気づき、給餌を再開するが、もう夕方。2羽総動員でエサをかき集めて与えていたそう。その間にも、また布の隙間に隠れてしまったヒナを見失って両親が右往左往し、母がアシストするという出来事が繰り返されたとか。私が帰宅したときには日没後だったので、ヒナは家の中で寝ていた。まったく人騒がせな奴。
13日、快晴。足温器のはじを折りたたむことでヒナの隠れ場所を無くしたつもりだったが、もうありとあらゆるスキマにめりこんでしまい、何度も親から姿を消してしまう。しょうがないので巣箱を外し、足温器+カゴの状態で外に出すと、数時間見失いっぱなしだった親鳥がやっとヒナと再会し、今まで聞いたこともないくらい優しく「ピヨピヨ」と鳴いて、エサを取りに飛び立った。ヒナは足温器から出てきてカゴの端に止まり、親の帰りを文字通り首を長くして待っていた…が、次の瞬間バサバサと飛んで落ちた!上へ上昇する力は無いらしく、ベランダの隅に落下。ああ、こうやって巣から落ちるのか、と感心しつつ、私はバッタを捕まえるようにヒナを手で捕まえて、カゴに戻す。しばらくして両親が2羽でやってきてヒナの安否を確認し、飛び立つと、またヒナがカゴの端に立ってしまう。落っこちそうだ。そろそろ巣立ちかな、と思うが、朝からカラスがうちのヒナをずっと見ていることには気づいていた。親鳥が屋根から見守る中、戻って戻って、と叫びながらベランダでヒナににじり寄ると、ヒナは足温器の中に戻っていった。それと同時に、カラスがものすごい近くを飛行して通り過ぎていった。やっぱり狙っていたか。
こうなってしまうと、親鳥が餌付け&発見しやすいようにカゴを外に出すよりも、カラスから身を守らせたほうがいいな、と思ってまたダンボール巣箱の中に戻した。すると、驚くことに、箱のなかでヒナが羽をばたつかせ、自力でよじのぼって外に出てきた。もう彼の巣立ちを止めることは誰にもできないようだ、と静観を決めるが、またベランダの隅に落ちてピーピー文句を言うので、もう一度捕まえに行った。捕まえる時、母親が屋根の上からアブラゼミのようなすさまじい声で威嚇してきて殺されるかと思った。箱の上にヒナを戻して早々に立ち去る。その後、箱の上で「どうやったら飛べるの?」といった感じでモジモジするヒナの元へ両親がやってきて、となりに並んで早口でさえずり、まるで飛ぶコツを教えているような様子が見れた。ヒナが「ピ!」と元気よく返事をしているのも可愛くて、思わず録画した。しかしその後また飛ぼうとして落下。調べたところによると、スズメの巣立ちというのは他の鳥と違って、このように「飛ぶ力はないが羽ばたけるっちゃ羽ばたける」状態になった頃にするのが正しいのだとか。そうして巣から落ちて、地面で暮らし始めるらしい。というわけで、もう箱に戻すのはやめた。それから夜まで、ヒナはベランダの床で過ごすことになった。ピョンピョンと跳ねて歩くのは完璧にできるようになったが、飛ぶ力がなさすぎる。羽ばたいても10cmがせいぜい。親鳥の後を追って、ベランダの手すりに飛び乗ろうと試みるのだが、まったくできない。ただ、その壁を飛び越えるくらいのスキルがないと、カラスや野良猫や自動車の渦巻く外界では生きていけないわけでして。親鳥はヒナが四苦八苦しているのを上から眺めるだけ。やがてヒナは疲れ果て、尻もちをついて座り込んでしまった。脚を前に投げ出してショボンと肩を落とした姿が可愛すぎてまた写真を撮った。すると親鳥がエサを与えに来て、励まし、また飛び去っていく。少し元気が出たヒナが親鳥のあとを追おうとして失敗。こんな調子で夕方になってしまった。日が暮れるとヒナは室外機の下に引きこもり、親鳥が夕飯をたくさん与えて、この日は解散。野生の巣立ち雛は、ひとりで茂みなどに隠れてこうして夜を越すそうだが、さすがに寒いしかわいそうということで、室外機の下に腕を突っ込んでヒナをむんずと掴まえ、足温器の中に入れておいた。過保護過干渉かもしれないが、ここまでやったんだ、こんなところで凍死してほしくない。結局そのあと机ごと部屋の中にいれて夜を越させた。
14日、15日はヒナがダンボールの上やホットカーペットの箱の淵に立って風を浴び、たまに親からエサをもらう日々が続いた。天気はずっと良かった。ヒナがたまに飛ぼうとして落ちて、ダンボールのところまで戻れない~と悲しそうにしてるので、15日には机の上のダンボールまで自力で戻れるように、DIYで余った板や、プラスチックの箱を組み合わせて、スロープみたいなものを設けた。アスレチック場みたいになった。15日は家族全員が日中ずっとでかけてたので、そのスロープが役に立ったかは分からなかったが、帰ってきたらヒナは無事に足温器の箱にいたので良かった。夜は寒いので家の中へ入れてやる。
16日。風が強く、カラスもよく目立つ日だった。近くにカラスがいるとき、ヒナはダンボールと欄干のスキマに隠れ、親が並んで欄干に立ってヒナを背中に守ってたのがかっこよかった。
そして昼ごろ、親鳥1羽とヒナの2羽が段ボール箱の上にいて、私がそれをなんとなく横目に見た瞬間、目の前で2羽が飛び立った。えええ!飛んでった!と1階にいる母に向かって叫び、ベランダに出た。2羽は隣家の庭におちていた。直後、隣の家の奥さんが出てきて、どうするかなと思ったら、2羽ともちゃんと飛んで逃げた。しかもヒナは電線まで飛び上がっていた!地上から電線まで飛べる力をいつの間にかつけていたとは。その後、姿見えなくなったが、数分後うちの庭に家族3人できた。母親?のうしろをテコテコついていくヒナがかわいすぎる。
このあと、ヒナがうちに現れることは二度となかった。ネットの情報によると、飛べるようになったヒナは親のテリトリーから出て行き、同じような年齢の若いヒナとグループを組んで暮らすらしい。17日・18日あたりは、親鳥らしき2羽がウチにきてベランダを覗き込み、うちの子来てます?って感じにピヨピヨ鳴いていたが、また見失ったのだろうか。母によると、スズメに米粒をあげると、たまに飲み込まずに咥えて飛んで行くやつがいるから、もしかしたら餌付けしてるかもしれない、と言っていたがどうだろう。ヒナと親で飛んできて、親が米を拾ってヒナにあげるシーンが見たかったけど残念。
野鳥の保護って条例だかなんかで罰則の対象な気がしてて、ネット上で言いふらしていいことじゃないと思ってたから。今もそう思っているが、9年前だし時効だろ
たとえば親戚のおじちゃんが「実はな……円盤では湯気が消えるんじゃ……」と言って湯気が消えているシーンを集めた動画を作ってくれたとして、それを譲られてもリアクションに困ると思うんだよな。
それも自分が中高年になってから今更になって譲られても「そもそも画質が古すぎるぜ……」って呆然とするぐらいしか出来ないと思う。
そう考えるとニュー・シネマ・パラダイスの奥に眠っていたフィルムってのはなかなか持ちの良い骨董品だ。
ふと大学のサークル仲間に「あのゲームだけどさ、バイナリをこういじるとモザイクが消えるんだぜ?」と教わった記憶が蘇ってきた。
今の時代でも海外経由でモザイク無し版を引っ張ってくるとかがあるが、昔は国内のソフトでもソフトウェア上で重ねてあるモザイクを割りと簡単に剥がすことができることがあった。
なんつうかカウンターカルチャーの意地ってのを感じる話だよな。
だってそもそもモザイクがついてる絵を納品すればいいのに、モザイクがついてない絵を納品してから上からモザを被せてるんだから。
知識のあるやつには剥がす権利があるって話じゃね―かよそれはもう。
昔のインターネットにあった「知識がある奴はあらゆる無法の権利を手にする」っていうサイバーパンクを拗らせた世界観の欠片ってのを感じるぜ。
んでまあ実際にモザを剥がしてみたが、あったほうがエロかったな。
未知こそが人を惹きつけるんだよ。
ニュパのラストシーンでキスキスキッスキッスッスしてるだけの映像が別にエロくはねえけど何故か泣けるのも、その何故か泣けること自体が泣けるのかも知れねえな。
画面上に自動で広がる全自動的なモザイク装置にはロマンを増幅する力がある。
ニュパはエロゲだったんだよ。
謎が解けたようだね。
<緒戦>
・都市に夕暮れが落ちる、風もなく穏やかで、待ちゆく人々は皆一様に笑顔で街を歩いている。人々の顔や体にところどころ羽虫が這いまわっているが誰も気にしていない。同じ街の商店街を一人の男が血相を変えて走っていく。クモオーグが後ろ手を組みながら歩いて追いかけている。異様な光景だが人々は気にもかけず談笑を続けている。まるで視界に入っていないような素振りだ。「あなたは選ばれた個体なのですよ」とクモオーグが呼びかけるが男は聞こうとしない、そのうちに壁際に追い詰められ、クモオーグはゆっくりと男に近寄ると首を追って殺す。「Be Happy」とクモオーグは呟く。
「ブウン」という機械の電源が切れたような音がした後、夕暮れの町並みは徐々に暗転する。周囲の街並みがモザイク状に散らばり、やがてその裏から廃墟のような建物が露出する。注意深く見ると小さな昆虫型の機械が廃墟に張り付くことで街並みを再現していたようだ。クモオーグが呟く。「サーバーが落ちたのか…?まさか…?」、すると遠くの暗がりにバイクが停車し、乗っていた男が下り、ヘルメットをかぶったままゆっくりと近づいてくる。ぼおっとピンク色の複眼が浮かび上がる。「お前は・・・!」クモオーグが憤る。「バッターオーグ!・・・完成していたのか!」「違う」男が言う。
「仮面ライダー」「今からそう名乗らせてもらう」男は両手を左斜め上に掲げポーズをする(ここでタイトルが出る)
「またやってる・・・」双眼鏡でポーズを決める仮面ライダーの姿を覗くルリ子、ため息をついてPCを開き索敵を開始する。
「裏切者に死を。殺せ!」クモオーグが叫ぶと、Shockerのマスクが張り付いた市民がぞろぞろと集まり、クモオーグの横に一列をなす。次のカットでは全員がマシンガンや拳銃を所持した、黒スーツの戦闘員の姿に変わり、仮面ライダーに銃口を向ける。「この世界から武器の存在は抹消したはずでは?」ルリ子が遠くのビル屋上から双眼鏡越しに呟くと、クモオーグがその声を聞き取り、双眼鏡のスコープを見据えながら言い返す「緑川ルリ子…あなたが黒幕ですね。我々は用意周到なのですよ。バッタオーグの次に殺すのは貴様だ」
武器を構える戦闘員を前にした仮面ライダー。戦闘員を前に威嚇するように大きく両腕を広げた後、真下に一気に手を下ろす。すると強烈な突風が戦闘員の頭上から足下にかけて吹きおろし、携帯していた重火器が全て地面に叩き落とされる。「その力は!?」とクモオーグが叫ぶと、仮面ライダーは右ひじをぐっと引き「ライダー・・・・!」「パンチ!」と叫ぶ。右ストレートと共に強烈な突風が吹き、戦闘員たちは吹き飛び、壁にぶつかって血しぶきを上げ全員が死滅。クモオーグは自ら足に吐いた糸により風圧に耐えている。クモオーグは感嘆の声を上げる「プラーナの風力への転用…?その逆か?」「オーグメンテーション技術の新たな進化ではないか?私にもその力を!」クモオーグが糸を吐きかけると、一旦しゃがみこんだ仮面ライダーはそのまま垂直に跳躍して糸を躱し15mの高さに飛び上がる。
「ライダーキック!」その掛け声で空中に飛んだ仮面ライダーの背面から爆風が起き、クモオーグ目掛けて蹴りこむ態勢のままミサイルのように空を切る。慌てて糸を吐いて飛び上がったクモオーグであったが、仮面ライダーの足は彼の体を捉え、そのまま地面に着弾して血しぶきが上がり、クモオーグは絶命する。直後、クモオーグの死骸を見下ろし、本郷猛はマスク外してその死骸を見つめる。
「ひどいわね」近づいてきたルリ子がクモオーグの死骸を一瞥して言う。「死んでも泡にならない」と本郷が問うと、ルリ子はあきれたような顔で言う「このエリアの町の擬態が解けたのよ。死体は死体のまま、いずれ野犬に食われバクテリアに溶かされる、これが生命本来の姿なの」本郷は呆然としながら言う「人を殺した…だけど…全く躊躇いを感じなかった」「ところであれ何なの?」「何が」「あのへんなポーズ」「あれは、体が自然と動いて…なんだか気合いが入るんだ」「プラーナをより有効に使うためのプラシーボ効果のようなものかしらね」ゆっくり近づいて本郷の首に赤いスカーフを巻く。「ヒーローの証。似合っているじゃない」「僕はどうすればいい」「気にすることないわ。あんなのただの害虫よ」立ちすくむ本郷。
「次はハチオーグよ」
人類は地球温暖化による異常気象で、文明を維持することが出来ず絶滅の一途にあったのだが、外星人の力により、過酷な環境に耐えうる昆虫の力を全ての人類に組み込むことで、人類の判断能力を低下させ、昆虫型ホログラムで擬態した架空の都市に人々をつなぎ止め、外星人の用意した管理システム(Shocker)を核に人類社会を再形成するに至っていた。尚、統制された人類は共同体に属しているという強烈な多幸感を感じている。(※尚、外星人は超常の存在として存在しているため、あえて人類を救済した意図は描かない)
ほとんどの人類がそのシステムに飲み込まれたが、まれにプラーナの保有量が多く洗脳を受け付けない個体が発生するため、そうした個体はオーグメンテーション手術により強化された個体として生まれ変わり、Shockerのシステムエラーを防ぐ警備兵として存在することになる。
尚、人類の首脳がその権限を外星人に託す際、人類最後のテクノロジーによって生まれた、外世界観測用ロボット「K」を仮初めの人類社会の行く末を見守る存在としてShockerに預けている。
ルリ子の衝撃の告白。絶望に打ちひしがれ言葉を無くす一文字。自分が無く、何故戦うのかもわからず、どうしてもいいかわからない本郷は泣き笑いのような顔を浮かべ、顔を見られたくないのでマスクを被る。
<最終決戦>
飼われた人類に永遠の幸福を与えることを決意した緑川イチローと本郷・一文字の最終決戦。一文字は人類の洗脳を説くことが本当に幸福なのかまだ迷っている。
「いったい何を…」「奴を引き付けておいてくれ」と言うや否や、本郷はサイクロン号に飛び乗り、イチローの有する巨大なスキャナー装置の光線を受ける。「本郷!」一文字が叫ぶ。本郷が一文字をまっすぐ見据えてかすかに笑う。途端に本郷の全身が泡となって消えてしまう。
直後、仮初めの人類社会に異変が起こる。ショッカー戦闘員が「イー!」と叫んで平和な町を破壊し、人々は個々の生存を守るため、希望を求めて逃げまどう。仮初めの世界の人類に感情が戻ったかのようだ。「馬鹿な!本郷、いや仮面ライダーの存在をShockerのプログラムに書き込んだのか!?」狼狽するイチロー、遠くで傍観する「K」に向かって叫ぶ「この事態は人類の行く道ではない!想定外だ、プログラムをひとつ前に戻せ、K!」Kが言う。「私はShockerを抜けたルリ子と本郷の姿を興味深いと思った。人は孤独で、自分の感情がわからないほど矛盾していても幸せだと知った」「馬鹿な、ついに人類の究極の幸福を見出したというのに!」「この寂しい世界を受け入れようイチロー」
Shockerのサーバーが異常値に耐え切れずヒートダウンする。最終決戦の空間もこれまでの戦闘に耐え切れず瓦解し全てが暗転する。
<ラストシーン>
「聞こえるか本郷」
「ああ」
「生きていたんだな」
一文字は新型のサイクロン号に乗り、廃墟と化した現実の地球を疾駆する。
一方、再起動したShockerプログラムの中、仮初めの人類社会の中に怪人が現れ、仮面ライダー1号がサイクロン号に乗ってやってくる
「ああ、いい風だ、共に力を合わせてShockerを倒そう!」
ジャーン!!
どうやらここは弱者男性が蔓延るファンタジー世界らしく、ゲームのように敵や自分の能力値を調べることができるようだ。
弱者男性を倒してレベルアップ、〖称号〗を掻き集めて上級弱者男性に進化!
そして俺はこの世界で成り上がってやるぜ!!…………って思ってたのによおおおぉぉっ!!!
「なんで俺がこんな目に遭わなきゃならねーんだよ!!」
「ギャアァッ!?」
目の前には巨大なドラゴン。その口は今にも閉じられそうだ。
「くそったれえぇ――――っ!」
必死になって腕を伸ばすも、俺の腕力じゃあ到底間に合わないだろう。
ああもうダメだ! 喰われる! そう思った瞬間――ドラゴンの首から上が無くなっていた。
「へ?」
間抜けな声を出した直後、ドサッと音を立てて胴体だけが地面に倒れる。
何が起きたのか理解できないまま呆然としていると、背後から足音が聞こえてきた。
振り返るとそこには一匹の弱者男性がいた。
鶏の体に首から上は皺だらけの老翁という恐ろしい姿の化け物だ。
Lv99(MAX)
HP4400/4400 MP8800/8800 攻撃力3200 防御力2900 素早さ3000 魔力16000 耐性 火・水・氷・雷・毒・麻痺・眠り・呪い・即死・状態異常
石化眼:相手を見つめることで相手を石化する。また相手のレベルが高いほど石化しにくくなる。
固有スキル
うげええぇぇぇっ! こいつ強すぎんだろ!? しかもなんか見たことないスキル持ってんぞ!? つーか弱肉強食の世界だから強い奴に従うしかないんだけどさぁ……でもこいつはちょっと強すぎるんじゃねえかな? だってほら、強そうなドラゴンを一撃で倒しちまったし。
「ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン」
やべえ、外見はキモいし話は通じそうにないしで完全に詰んでるじゃん。
逃げようにもこの強さだし無理だよな……。…………よし決めた! こうなったらコイツを利用して成り上がるしかねぇ!!
コカトリスが叫ぶ。すると彼の前に半透明の画面が現れ俺のステータスが表示された。
Lv5
HP100/100 MP50/50 攻撃力20 防御力10 素早さ15 魔力0 耐性 なし
固有スキル
なし
よし、これでいいはずだ。あとはコイツと交渉してなんとか仲間に引き込むだけだ。
「おいお前、よく聞け。俺は弱い男だがこの世界の誰よりも強くなりたいと思っている。そこでだ、俺と一緒に強くなってみないか?」
「ギャウゥ……」
おっ、興味ありって感じの反応だ。もう一押しすればいけるかもしんねーな。
「それにこの世界では弱者男性を倒して経験値を得ることによってレベルアップすることができるらしいぜ。つまり強くなるためには戦うことが一番ってわけだ。どうだい? 一緒に戦おうじゃないか」
「ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン」
「ちょっ、おまっ、まさか俺のこと殺す気じゃ――」
「グオオォンッ!!」
次の瞬間、コカトリスの大きな嘴が俺の首筋へと突き刺された。
本拠地で迎えたドジャース戦 先発大谷が7回1失点、トラウトは3打数2安打1HR。2-7の惨敗だった
どこからか聞こえる
帰り始める選手達の中、昨年のシルバースラッガー、トラウトは独り呆然としていた
プレーオフで手にしたい栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるリリーフ…
それを今のエンゼルスで得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ…」
どれくらい経ったろうか、トラウトははっと目覚めた
どうやら眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
立ち上がって伸びをした時、トラウトはふと気付いた
「あれ…?お客さんがいる…?」
ベンチから飛び出したトラウトが目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった
声の方に振り返ったトラウトは目を疑った。
「ア…アレナド?」
「なんだマイク、居眠りでもしてたのか?キャプテンなんだからしっかりしてくれよ?」
「なんだよマイク、今はTEAM U.S.Aだろ?」
1番:ベッツ
2番:トラウト
4番:アレナド
5番:タッカー
6番:アンダーソン
7番:シュワーバー
9番:ターナー
唖然としていたトラウトだったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる…勝てるんだ!」
ターナーが満員のレフトスタンドに逆転グランドスラムを打ち込み、ベンチからグラウンドへ飛び出すトラウト、
その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった…
はてブでAIが書いてるとあったのでAIに書かせてみた。妻の言動がちょっと変だったので少し手直しした。
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ある朝、俺は気がついたら見知らぬ部屋にいた。何がどうなっているのか、俺にはさっぱりわからなかった。
頭がぼんやりしていて、どこにいるのか、どうしてここにいるのか、一切の記憶が欠片もなかった。部屋を見回すと、写真やカレンダー、書類が机の上に散らかっていた。
写真を見ると、どこかで見たことがある人たちが微笑んでいる。カレンダーを見ると、2023年3月23日だということがわかった。
慌てて部屋を出て、廊下を歩いていくと、誰かが話しかけてきた。
「おはよう」
「おはよう。ここは一体どこだ?」
と俺は尋ねた。彼女は驚いた表情で、
「え?ここは家だよ。どうしたの?」
と答えた。俺はただ呆然として、
と言った。俺はしぶしぶ彼女の提案に従って、病院へ向かうことにした。
彼女は俺の隣に座り、道中、世間話をしながら軽い雰囲気を作ってくれた。しかし、俺は頭の中で謎が解けることを願っていた。
病院に到着すると、受付で状況を説明した。看護師は驚きながらも、すぐに診察室に案内してくれた。医者が入ってきて、俺の状態を詳しく聞いた。
「突然の記憶喪失は一過性健忘症である可能性があります。これは一時的なもので、大抵は数時間から一日程度で改善されます。ただし、原因はストレスや脳の問題、内分泌の乱れなど様々です。今後の経過を見ながら、必要に応じて検査を行いましょう」
と説明された。
彼女は俺の心配をしてくれて、一日中そばにいてくれた。夕方になって、突然、記憶が戻ってきた瞬間があった。
と言ってくれた。
結局、その後の検査でも特に問題は見つからず、一過性健忘症と診断された。医者によると、ストレスが原因だったのかもしれないと言われた。
それ以来、俺はストレスをためないように、日々の生活に気をつけるようになった。そして、彼女との絆も深まり、俺の人生にとって大切な存在となった。
よく行くスーパーの惣菜コーナーは、休日の夕方~夜の時間帯はかなり混雑する。
そんな中、くすんだ幼稚園バッグを斜め掛けした女の子が一人でおにぎりコーナーを見てた。年齢は年長~小学校1年くらい。お母さんは離れたところにいるのかな?くらいに思ってた。
そしたらその子は目の前のおにぎりを掴んでバッグに入れ、そのまま走り去ってしまった。まさか目の前で子どもが万引きするとは思わなかったので何もできず、呆然としてしまった。
こういう時子供を捕まえるべきなの?というか親はどうしてるんだろう、子供に「万引きしてこい」とか言ってるの?だとしたら万引きで捕まったことが親にバレたらもっと酷い目に遭う?そんな家庭がごく身近に存在してることが怖い。
2~3年に1回ぐらいで中古型落ち白ROMスマートフォンに買い替えるという貧乏くさい生き方をしている。
初めて持ったスマートフォンである初代Xperiaを使いつぶして最初にスマートフォンを買い替えたとき、ドコモショップではなく秋葉原の店舗で白ROMを購入した。
以来、10年以上○ゃん○らにはお世話になってると思う。
なんでもまず中古で買おうとする性格の自分は、初代Xperiaの限界が来た時にヤフオクで中古スマートフォンを探した。
ところがそのうち面倒くさくなっていろんな通販サイトを見る中で○ゃん○らを見つけた。あたりを付けていた機種の在庫ありが秋葉原店で、秋葉原に用事もあったため店舗に立ち寄ることにした。
駅からGoogleマップで店舗に行って商品ページを見せると、周辺の別の店舗だという。確か在庫があったのが秋葉原本店で、自分が迷い込んだのが○号店だったかな?
カウンターの店員さんはご丁寧に地図の印刷されたビラを出してくれて、行き方を教えてくれた。当時秋葉原に不慣れだった自分にはとてもありがたかった。念のためにGoogleマップと照らし合わせながら本店へ向かった。
そのまま何度か店舗で同シリーズの機種を、型落ち年数を短くしつつ買い替えることが続いた。
歳を重ねるごとにスマートフォンに出せる金銭的余裕も増えてきた。いくつかの店舗の場所と名前が一致するようになった。
引っ越しで秋葉原への便が悪くなってからは通販を利用し始めた。
浜松や神戸の店舗から購入したこともあるが、問い合わせをした際にはどの担当者も丁寧で、届くスマートフォンも問題はなかった。
必要十分なスペックとコンディションのものが、なかなか安く買えるのは自分にとってとても価値のあることだった。
焼き付きや擦れ、傷は基本的に気にしない性格だし、自分の引きが良いのかバッテリー消耗も相応で、ハズレを引いた経験がない。
自分のスマートフォンがまだ防水でなかったころ、湯舟に落としてしまい完全に故障してしまった。
取り急ぎ連絡手段がないと困る。そのころ、何度か落として画面が液漏れしてから買い替えることが多く、手元に使い物になる代替機がなかった。家からすぐ近くの新宿店でそれまでと全く同機種のものを何も考えずに購入した。
新婚旅行から帰った直後だったので、妻とのLINEアルバムに共有してない自分の趣味パートの戦艦ミズーリや射撃の写真・動画が消えてしまって呆然としたことを覚えている。
いつかやろうと思いつつ放置し、すべてのライブラリをバックアップしている状態ではなかった。また、そのときなぜかSDカードではなく本体を保存先にしていた……。
とはいえ、おおむね同じ環境を即座に復元でき、仕事や生活に影響がなかったことが救いであった。ブラック企業で私用のスマートフォンを使って業務をしていたので。
都内であちこち展開してくれて、欲しいと思ったものがすぐに手に入る商品在庫の充実具合に感謝。
なんとなく自分にとって担当の美容師さんと同じで、とりあえずここなら失敗して不幸になることはないと思えるし、今のところなった経験もない。
在庫の仮押さえから本購入までのオペレーションやサイトの使い勝手もきちんとしてる。もうちょっとサイトのここがこうだったらな、とたまに考えもするが、まあ使えてるからいいかとすぐどうでもよくなる。
こういう仕事をする人たち、好き。
そろそろスマートフォンの買い替えどきなのだが、前回買い替えたときは発売半年の中古品だった。
とあるアプリゲームに嵌っている。更新日が毎回楽しみだし、新しい情報が公式からお出しされる度に歓喜し、感想をツイッターで呟いたりしている。
けれどプレイし始めてすぐ、更新後数分しか経っていないのにストーリーの内容についてのネタバレを伏せ字なしで呟いたり、ネタバレスクショを載せる人がいたり、それをRTする人がかなり多いことに気がついた。
私はこれまでにも色んなアプリゲーをやってきていたが、どのアプリのユーザーも更新後しばらくはネタバレの内容はふせったーを使って感想を言う、という人が多いように感じていたので驚いた。スクショも、ほとんどガチャ結果やバグ画像くらいしか見たことがない。
もちろん、これまでとユーザー数も桁違いのようだったので、比例してそういう人が私の目に入りやすくなったのだろうとも思うが。
だが、この場でネタバレの是非を議論する気はない。ネタバレに対する考え方は人それぞれで、配慮の仕方も、いつまで配慮するかも個々人に委ねられる。感想や考察が飛び交うことは公式としても嬉しいことだろうから、嫌ならツイッターを見るな、という意見も正しいと思う。
実際私は、配信分のストーリーを読み終えるまではツイッターを開かないようにしている。
それに、私がネタバレを過剰に避けるのは、自分がリアルタイムで公式の更新を追っている時だけだ。更新から日数が経っていて、ほとんどのユーザーが更新内容を把握しているという状態であれば、いつどこでネタバレを踏んでも仕方がないと思っている。
さすがに、「今からこの話読む!」と言った私に「○○な展開があるよ」「このキャラが○○なことがわかるよ」とか具体的なネタバレを言ってくる人がいたらキレるかもしれないが。
じゃあ何でこの記事を書こうと思ったかというと、こんな奴がいるんだな、めんどくさいオタクだなぁ、と知ってくれたら良いと思ったからである。
そして、同じような考えの人がいたら、是非とも握手したい。
ちなみに、何のアプリゲーかは記事を読んでいくと察せられる人がいると思うが、一応作品名は伏せて書くことにする。
そもそも、私がネタバレを嫌がる理由は、公式からお出しされる情報を得て直に感情を揺さぶられたいから、ということに尽きる。
あるキャラの過去とか家族構成とか、世界観に関する情報とかの設定だったり、新しく配信されたストーリーの時間軸や展開だったりを、既にプレイした誰かの話からではなく、“自分で”そのアプリをプレイして知りたいのだ。その新たな情報を得て、喜んだり悲しんだり、驚いたり笑ったりしたいのだ。
以前このアプリで、初めて、とあるキャラクターの故郷に遊びに行くというイベントが配信された。私は狂気乱舞した。
故郷がどういう所か知れるというのはもちろん、そのキャラがどういう環境で育って、どういう人間関係を築いてきたか、幼少時の具体的なエピソードと共に語られるのが苦しくもあり嬉しくもあり、情報過多なイベントとなっていた。
そして、ストーリーの更新を待っている間に、期待した。そのキャラの家族が出てくるのではないかと。
いつも話にちらっと出てくるだけで、家族はどういう人なのか、名前も年齢も、話し口調も、具体的には分からない。
おそらく、ユーザー全員が期待していただろう。家族が登場しないかな、と。それに、今ここで家族が出てきたら今後も故郷イベントが配信された時に他のキャラの家族も出てきてくれる可能性が高くなる、と。
きっと出てくる。皆そう思っていたに違いない。私もそう思っていた。
そして迎えた更新日。私はドキドキワクワクソワソワとしながら仕事をしていた。
このアプリはいつも夕方に更新される。私が仕事をしている最中だ。すぐには見られない。しかも私は、ストーリーは家でゆっくりと読みたい派だ。非常に、非常に気にはなるが、家に帰ってご飯を食べて、お風呂に入ってからゆっくりと堪能するつもりで仕事に勤しんだ。
そして待ちに待った、終業時間。
友人からのラインが来ていた。何だろう、と思ってメッセージを開くと、そこにはこう書かれていた。
「○○の妹が出てきた!」
スマホぶん投げそうになった(できなかった)。
なんで、なんでそれ言うの!?私まだ読んでないんだけど!?めちゃくちゃ叫びそうになったけれど、「ネタバレ!!」とだけ返すだけに留めた。
私がネタバレを嫌がることを、友人は知らなかったのだ。当然だった。以前その友人にとあるアニメを勧められた時に「○○な展開があるんだけど〜あ、ごめんネタバレだね」「ううん大丈夫」とかいう会話をしたことがあるからだ。あの時とは状況が違うのだが、友人からしてみれば、知らんがな、となるのも無理はない。
せっかくツイッター見ないようにしていたのに。まさかラインでネタバレ喰らうとは。いやでも、友人だって同じアプリプレイしてたのは知ってたんだから、ラインも自衛するべきだっただろう。
私はネタバレされたショックを必死に誤魔化しながら帰路についた。
友人からのネタバレはそのメッセージだけだった。登場した妹の名前も、容姿も、キャラとの会話の雰囲気も、何も分からない。
私はアプリをプレイして初めてそれらの情報を知って噛み締めたし、キャラが妹と話している様子を堪能した。
だが、やはり気分は完全には晴れなかった。
妹が出てくるだろうと、勝手な期待だったけれど確かに予想はしていた。こんな子だったら良いなぁと思っていた予想をそのまま体現していた部分もあるし、それを超えてきて驚いた部分もある。妹が登場したことでキャラの解像度も上がって、すごく楽しいイベントだと思っているのに。
“本当に”妹が登場することを知らない状態でプレイできていたら、もっとこのイベントを楽しめたのではないかと思ってしまうのだ。
“妹が登場する”と知ってプレイするのと、“妹が登場しないかなぁ”と期待してプレイするのでは、私にとっては天と地ほどの差があった。
本当に残念だった。何も知らずにプレイしていたら、妹が登場した瞬間、私は絶対心の中で叫んでたと思う。めちゃくちゃテンション上がってスクショ撮って、次に進めず、出てきた妹をしばらく眺めて感動していたと思う。
実際、妹が出てきて感動はしていた。でもそれは、プレイする前に出てくると教えられた上で、“どういう子か知れるという感動”だ。“妹が出てきた感動”ではない。それを味わえなかったことで、私はこのイベントを最大限に楽しめなかったと感じてしまった。
アプリをプレイすることで得られる情報を一つ一つ拾い集めて整理し、色んな感情に振り回されながら堪能することが、私の最大限の楽しみ方だ。
ネタバレを踏むことは、その楽しみを多少なりとも奪われることになる。
時々、直に情報を浴びるのが怖くて先にどんな感じなのかネタバレを見てからアプリをプレイしている、という人を見かける。
私にはその感覚が分からなかったし、きっと向こうもそうなのだろうと思う。
楽しみ方は人それぞれだ。ネタバレツイートをワンクッションなしであげる人達の中には衝撃のままにツイートしている人もいるのだろうし、それに共感した人の手でRTされているのだろうと思う。
ネタバレにはならないレベル、と言ってスクショを貼る人も見かけるが、私にしてみれば初めて見る情報が映っていれば立派なネタバレとなる。その辺りの感覚も、人それぞれなのだろう。
だから私は、今後もツイッターに浮上するのは配信分を読み終えた後にするべきなのだと強く思う。
浮上した頃にはほとんどのフォロワーがあらかた感想を吐き出して、余韻を噛み締めたり受け止めきれずに呆然としていたり、それはそれとしてと別の話題のツイートをしていたりして、温度差を若干感じたとしても、ネタバレを踏んでモヤモヤした気分でストーリーを追うことになるよりは、ずっとマシなのだから。
高校生のころ部活で世話になりその後も親交が深いと思っていた人が結婚式を終えたらしいと聞いた
大学の時かわいがってもらっていた先輩とあの後輩が結婚したらしいと風の噂で聞いた
メンバーの一人のために文化祭実行委員会みんなで結婚式の余興をしたと聞いた
新卒入社で席が隣で昼飯も旅行も一緒に行った友人が結婚したらしいと聞いた
東京のバーで隣の席に座って何度も朝まで過ごした友人は2度目の結婚をしたらしいと聞いた
どうしてみんな私を結婚式に呼んでくれなかったのだろうか。
身内だけでひっそりと?80人呼んだとFacebookには記載されていた。
あの子に至っては結婚式内容の相談にまで乗っていたのに、私の席はないといわれた。
私が悪いのだろうか、私が常識がなく公の場に出すには醜く恥ずかしいのだろうか。
申し訳ないとさえ思った、私は今年30になるのに誰の結婚式にも参列したことがない。
私が結婚式をするなら彼らは必ず呼びたいと思っていたのに、彼らの中では私はそうではなかった事実に押しつぶされそうになる。
一方通行。
明るくなぜと聞いても曖昧に笑われることが多い、こっちにも事情があってねの一言。
そうか、事情があるのだなあと私には計り知れないものがあるのだなと思っている。
誰の結婚式にも呼ばれない女、誰の親友でもないし、誰の友人でもない。
私に結婚式があるとして誰を呼べばいいのだろうか、彼らを招待するのは不躾ではなかろうか。
眠れない夜にあなたのことを思い出していたのは私だけだったのだなあ。
めちゃくちゃ楽しくて、延々と遊んでた。ボス戦で変に操作するとバグると知ってからは、倒した瞬間コントローラーからバッて手を離したりしてた。
初クリアのときはエンディングで呆然として、最後のシーンの後があると信じて1時間くらいリセットせず待ち続けた。
武器レベル上げるため延々とラストダンジョン潜り続けてたんだけど、友だちに貸してあげたらセーブデータ消されてた。
ものすごく待ち侘びて、遂に出たとめちゃくちゃはしゃいでプレーしたは良いものの、2と違ってあまりのめり込めなかった。「だけどあの聖剣伝説の続編だし」と無理に楽しもうと頑張ったけど、最後までクリアできなかった。2が好き過ぎたせいだと思う。3は3で悪いゲームではなかった。
高校の教員だった頃、クラスに一人、とても内気であまりクラスに馴染めていない線の細い子(A君)がいた。
A君には友人らしいのは一人いたが、その子は所謂ヤンキーな子で、A君は半分いじめられてるというかパシリに使われてる感じだった。
だから、たまたま道で会ったりしたら声をかけて話したりと、ちょこちょこ気にかけてた。
ある日珍しくA君が
「家の事(彼は父子家庭だった)で相談があるから家に来て欲しい」
って言って来たので彼の家にいったら、そこには彼の友人のヤンキーがいた。
そしてそのヤンキーに強引にベッドに押し倒された。
後で警察の人に聞いた所、ヤンキーがA君を強引にそそのかして、私を連れ込んで無理矢理襲う計画だったらしい……。
初めは抵抗したんだけど、ヤンキーの力が強くて敵いそうになかったから、
とりあえず早く済ませて終わらせてしまおうと思って大人しくしてされるがままにされていたら、
いきなりA君がヤンキーに襲いかかって棒か何かで殴ってヤンキーを気絶させてしまった。
助けてくれたのかと思ったら、A君は私に「出て行け!」って言って強引に追い出した。
何やら訳が分からず呆然とした後、我に返って警察に通報した後でこっそり彼の部屋に様子を伺いに戻ったら、
何とA君は訳の分からない事を呟きながらヤンキーをレイプしていた……
その後二人とも警察に補導されて私も色々事情を聞かれたんだけど、A君はずっと意味不明な供述を繰り返して、話にならなかったらしい。
結局A君は精神の病院に入院する事になり、その後の行方は今でも分からない。
もしかしたらもう既にこの世の人では無いのかもしれない。
日本語で書いてると特定されそうですが、鮮明に覚えている内に書いてしまいます
夜8:30辺りに大学側から警告の通知があり、そこから4時間程教室に籠もりました
また、大学側から部屋を暗くするように、ドアなどがある場合は靴紐やベルトで縛る様に指示がありました
居合わせた方の提案でなるべくドアから離れた位置で座ったり寝転がったりして待機していました
銃撃犯は2人以上、4人以上など様々な情報が飛び交いましたが、結局は1人だったらしいです
とにかく怖かったですね
あ、ここで人生終わるんだ、幸せだったかな、弾丸は熱いらしいなとか考えていました
突然目の前に死の可能性を突きつけられました
当然、生存率は100%を切るわけで、管轄外のギャンブルに自分の命が賭けられている気分でした
パニックにはなりませんでしたが、混沌に放り込まれて呆然としていました
動いてる人見てこんな時に動ける人間が偉いんだなと感心してました
唯一良かった点は沈黙を大体貫けた点ですかね
米の銃撃事件は他人事の様に感じており、まさか、自分が危機に晒されるとは思ってもいませんでした
後は持ち物ですね
飛行機の避難説明と同じなのですが、基本的には逃走する際には持ち物を持たない方が良いとされています
でもやっぱり後々回収したり、紛失するリスクを考えるとこんな時でもなかなか出来ませんでした
リスク無しで都合良く逃げられたらそれが最善なんですが、やはり持ち物が無い方が生存率が高まるわけでその決断にかなり時間がかかりました
靴紐ももしドアを破られたら裸足同然で逃げる訳でかなりリスクが大きいです
サイレンやヘリの音は幾度と聞こえましたが、銃声は幸運にも一回も聞かずに済みました
一度、ドアが叩かれた時は終わったと思いましたが、どうやら生徒さんの様で冷や汗をかきました
一応両対応ドアと内側からしか開かないドアの2種類があったので最終手段としては外に逃げるという選択肢がありました
最初の1時間程は集中して音やドアの隙間の光の変化に気をつけていたのですが、集中力はそう長く持たず、寝っ転がってスマホを弄ったりもしていました
正直周りが暗いのでやるべきではありませんが、情報を得ないと募る不安と恐怖が紛れませんでした、眠いですし
でも大概誤情報だったので、アテになるのは警察の方の公式Twitterだけでしたね
途中で2日間大学関係のやつは中止ねと言われましたが今欲しい情報はそれじゃないよ
スマホの充電もギリギリだったんですが… もしもの時にある充電器は非常に役に立つと実感しました
「銃撃事件に巻き込まれたら」などと調べていましたが、逃げる隠れる程度しか書いておらず、なかなか打開案は無いのだなと落胆したりもしました
安全が確保されたと言われてもなかなか動く気にならず、やはり車や近くの建物までも暗い夜道を短時間ではありますが、歩く必要がありました
隠れている最中に警察の方に二回程連絡を入れましたが、当然ながら待機、優先は犯人の発見及び確保であると言われました (意訳)
幸い自分は無事に何事も無く乗り越えられ、恐ろしい経験を積めました
取り敢えず、生きてます
朝の通勤時間、ロータリーでバス待ちしてたら隣のバス停前に乗用車が止まった。
送迎かな?くらいに思ってたら、上下トレーナーで茶髪ボサボサの若いカップルが運転席と助手席から降りてきた。
通勤通学でもなさそうだし何をしてるんだろうと見るともなしに見ていると、そのまま駅前のスターバックスに吸い込まれてく。
しばらく様子を見ていたもののバスは仕方なくロータリーを塞ぐような形で駐車して客が乗り降りを始める。
出発前にもう一度大きくクラクションを鳴らしてバスはロータリーを出ていった。
ふたりとも手にはコーヒーが入っていると思われるマイタンブラーを持っている。
そういうとここだわるのに駐車していい場所さえわかんないのかよ。
皆が呆然と見つめる中、何事もなかったかのように車に乗り込み走り去っていった。
嘘だと思うだろ?これ、都内の話なんだぜ。
【追記】
こんな駄文にとても多い反応があって凄くびっくりした。
励まし・慰めの言葉をくれた人、後輩を悼む言葉をくれた人、本当にありがとうございます。正直、時間が経った今でもあの日のことは夢だったんじゃないかって思うことがあって、でも現実を突きつけられて。の繰り返しだった。けど、これを書いたことで、少し気持ちが楽になった。今まで誰にも相談できなくて鬱屈としてたんだけど、誰かに聴いてほしかったんだな。
書いてると感情が凄く乗ってしまって、嫌に創作臭くなってしまった。
事故に関する記事については「高速道路名 事故 後輩の名字」で調べないともう出てこなくなってしまっていて、これはさすがに晒せないから事実ということを証明するのは少し難しいんだ。
けど、それじゃ「嘘松だ」っていう人を納得させるのは難しいし、自分としても後輩の死を嘘松って言われながら消費されるのは絶対に嫌なので、事故にあった後の車の写真を置いときます。これを見て事実かどうか判断してもらえたらと思う。
ちなみに、今までにインターネット上に公開したことは無いから、画像検索しても出てくることは無いと思う。
また、この画像を見て交通事故の恐ろしさを改めて認識していただけると救われます。
https://gyazo.com/0b58ed31e1a84df6198a377d71c0b94f
https://gyazo.com/5390deb73e4458ef787743ac240fe85f
【追記終わり】
大学の部活で仲が良かった男4人組で日帰り旅行に出かけた帰り道での出来事だった。
片道250kmくらいの道のりで、あと50kmくらいで無事に家に帰れるはずだった。高速が事故で渋滞していて、渋滞の最後尾に追いついたんだ。
トラックの後ろに停車してハザードを焚いてバックミラーを覗いた。それから数分間の記憶はない。
目を覚ますと、運転席の中だった。目の前に巨大な鉄の塊があって、本来それと自分たちを隔てる、あるべきものがなかった。
状況が理解できなかった。けど目に飛び込んでくる夥しい量の情報がその事実を残酷に突きつけていた。
助手席の友人に大丈夫か聞くと返事が帰ってきた。彼に一旦外に出ることを伝えて、ドアを開けて外に出ると前のトラックの運転手が携帯電話でどこかに電話していた。
「そうだ、自分も通報しないと」携帯を取り出して110番に通報した。
電話を終えて後ろのトラックをチラッと見てみると、運転席に運転手が座っていた。60〜70くらいの男性だろうか。呆然とした様子で、誰かに電話をかけるような様子もなければ、降りてきて救護する様子もなかった。
でも、自分には彼にかまっている暇はなかった。後部座席に座っていた後輩2人の無事を確認しなければいけなかった。
後部座席を運転席側から覗くと、とても現実とは認めがたい光景が眼前にひろがっていた。
運転席側に座っていた後輩は口から血の塊を吹いていて、目を見開いていた。気付くと血の塊を手で拭っていた。血の塊はゼリーのように半固形状になっていて、事故が起きてから経った時間を物語っていた。
大丈夫か問いかけても反応がなかったけれど、なんとか息はしているようだった。奥を見やると、助手席側に座っていた後輩の首から上が、後ろのトラックに圧迫されているのが確認できた。
一気に自分の心拍数が上がるのを感じた。次の瞬間、思わず叫んでいたことだけ覚えている。窓から手を伸ばして、背中を叩きながら、ただ一命をとりとめてくれることを叫んで祈るしかなかった。
急いでドアを開けようとしても開かない。ビクともしなかった。追突の衝撃で歪んだせいだろう。どれだけ力を加えても開けることができず、それがより不安を加速させた。
ビクともしないドアが、生と死の境のように感じられた。それからずっと、救急車が来るまでただひたすらに、叫ぶことしかできなかった。もし少しでも止めてしまったら、2人がもう二度と帰ってこない気がしたんだ。
気付くと、救急隊の人が到着していて、引き剥がされながら、いつの間にか脱出していた助手席の友人と救急車で近くの病院に搬送されることになった。
結局、自分は左足骨折と頭を数針縫う怪我を負い、助手席の友人が頭を数十針縫う怪我、運転席側の後輩が顎の骨が砕けて、全治半年以上の怪我を負った。助手席側の後輩は帰らぬ人になった。
今でもあの日のことを思い出す。あの日、あのとき、直前のSAでもう少しだけでも休憩していれば。JCTで別の高速道路に抜けていれば。停車したときにもっと車間を空けていれば。別車線にいれば。そもそも誘わなければ。
事故を防げたかもしれないあらゆる可能性を思い浮かべては、そうできなかった自分を責めている。
数日後に控えていた後輩たちの旅行も台無しにして、亡くなった後輩のご両親からもただ一人の息子を奪ってしまって本当に申し訳がない。生きている価値がない。
あれからずっと、生きている実感が無い。
ここまで読んでくれた人たちにお願いがある。交通事故は本当に、誰一人も幸せにならないから、本当に気をつけて運転してほしい。
やる夫家康が好きだったから今年の大河の「どうする家康」を見てるんだけど、視聴者層の広さに驚愕してる。
嫌味半分だけどもう半分はわりと本気の驚き。
たとえば、「通説では家康は狡猾な狸だし、瀬名は悪女。こんな優柔不断な家康や柔和な瀬名はありえない」という批判が正論であるかのように繰り広げられている。
物語の中で一貫しているかどうかが重要であって通説がどうかは参考でしかないというのが普通というのが常識だと思っていたので本当に驚いた。歴史を題材にした漫画でこんな感想言ったら間違いなくバカにされるよ。
ほかにも、
という描写に「今川を裏切る決断が描かれていない」と批判がつくのは自分の理解を超えていた。家のために個を捨てる決断を迫られて裏切ったというのに十分な描写だろうと思う。
不良漫画のような織田信長や仙人みたいな武田信玄のようにデフォルメが強いところが受け入れられないのはわかるんだけど、描かれているものを読み取れない視聴者が本当に多くいるなと感じさせられた。
現在、生活保護を受けていて、障害年金を申請しようか迷ってる。
一応、生活保護は建前上、全ての使える制度を使った上で、最後の手段で利用すべきと言う大前提は知っているので、迷う余地なく申請しろってのが模範解答なのは分かってる。
ただ、躁うつで躁状態の時、金遣いのコントロールができないと言う割と致命的な問題がある。
これで失敗したことは数え切れないし、病識がない時は躁状態の時に大きい買い物をして、うつ状態の時に物に囲まれて呆然とすると言ったこともあったし、それで200万くらい借金を作って自己破産した。
障害年金は3ヶ月に一回の支払いと聞く。手元に3ヶ月分の生活費があって、もし月初で躁状態になった時、金遣いのコントロールができないと破滅する可能性がある。
だから月々最低限の金だけ受け取れる生活保護の方が、使いたくても使う金が無いことによってコントロールがしやすい。
それでも制度上の隙間をついてる訳だし、何より全額生活保護と言うのは、体面上もよくない。
幸い、ちょっとした仕事もできており、月5万~10万くらいは稼ぎがある。
障害年金を受ければ、家賃分以外は仕事の稼ぎと障害年金で賄える。少しは体面も保てる。
それに生活保護は基本使い道は生活費のみ、最低限以上の貯金もできないし、自己投資も禁止されている。
生活保護に頼り切りではいつまで経っても生活保護から抜け出せない。使い道の自由な障害年金で自己投資してもう少し稼ぎを増やせれば生活保護を脱出できるかもしれない。
しかし、そのもしかしてと言う希望の為に、破滅する危険性を取るべきか、どうか悩んでる。毎月の支払いにしてくれるならすぐにでも申請したいのが本音なのだが、3ヶ月分まとめて支払いと言うところでどうしても躊躇している。