「エッセンス」を含む日記 RSS

はてなキーワード: エッセンスとは

2023-09-19

何が好きかで自分を語れよ

私は自分が好きでやまないものを人に言えない。

自分の中で本当に大切に思っているもの相手に刺さらない、ましてや受け入れてもらえなかった時に、自分を裂かれたような気持ちになり、それを克服しきれないまましっかり大人になってしまった。

のちに自分の好きなものは確かに万人受けするものではないが、極限られた人のみの嗜好傾向という訳でもない事を知った。私のプレゼンが下手なだけだったのだ。それが分かったところで、自分の心を開示する恐怖はさほど和らがなかった。

高校生の頃から好きなアーティストがいる。知ったきっかけは忘れたが、HMVサイトで30秒ほどの視聴を擦り切れるほど繰り返し、意を決して地元タワレコに買いに行った事を思い出せる。

さんざん繰り返した視聴の先を聴いた瞬間の感動は忘れない。予想しなかった方向に転調して度肝を抜かれた。

そのアーティストが、引退からまさかの復活をすることを知った。そのCD今日届いた。CDパソコンに取り込むのはいつぶりだろうと思いながら、データの取り込み時間記憶よりも長く感じていた。

ようやく視聴の段取りができ、家事も済ませ、さあ心して聞こうとイヤホンをセットすると、さっきまで遊びに熱中していたはずの子どもがめちゃくちゃ喋りかけてくる。イヤホンシャットアウトしていると子どもが何を言っているかからない。泣く泣くスピーカーに切り替え、「ね〜ママー?ね〜〜ママーー??」のコーラス付きで聴き始めた。

引退から時間は経ったはずなのに聴き馴染みのある変わらない歌声、新しいエッセンスを取り入れたアレンジの曲が響き、比喩でなく痺れて力が入らなくなり椅子にもたれ掛かる。

やっと手に入れたCDを聴いて震えた高校時代の遠い記憶と今とがリンクした感覚があり、言葉にもできない深い感動に浸ってじーんと痺れていた。

すると子どもが「これ わたしも、すき!」と言った。

この瞬間、私の人生の別レイヤーだったものが重なり合った感じがした。高校の頃からずっと好きで心の支えだったヨエコさんが今新しい音源を出している。それを、めちゃかわいくて大好きな私の子どもが、好きだと言っている。

私はこれまでの人生で、自分の好きなものは人には刺さらない、だから言わない、というのが凝り固まりすぎて、無意識に疑いようのない事実となっていた。

好きな人が好きと言ってくれる、受容してくれる感覚を久々に味わったように思って、それからしばらくフワフワとした多幸感に包まれていた。

そうこうしていたら「おどろ!」と言い出した。キレのないもちゃもちゃした動きで、しばらく親子2人で踊っていた。

2023-09-07

ドクダミはタフ。草むしりをしててもそれは感じる。

でも地下茎が地中に5cmでも残ってるだけで復活する、みたいな話にはまたまた……と思ってた。

抜いた草を突っ込んだゴミ袋が蒸れてるんでかき回してた時、真っ白い新鮮な根っこがニョロニョロと生えてるのに気がついた。

まさかな……と思って調べたらドクダミの地下茎で、小さい葉っぱまで生えていた。根っこも結構伸びてた。他の雑草腐葉土と化してんのに。

今年の夏は結構気合い入れて草むしりをした。更地になれば新たに生えてくる雑草も目立つもので、せっかく綺麗になったんだからマメに手入れをしてた。

質量保存の法則というものがあるんだからドクダミの成長だって無限じゃない。葉っぱがなきゃ光合成は出来ないだろうし、光合成が出来なきゃ地下茎だって減る一方に違いない。

根比べじゃいと思って少しでも葉っぱが出たらむしったし、根本の地下茎も毎回結構な所までほじくり返した。

でもゴミ袋の中で逞しく生きる生命力を目の当たりにして、なんかもう面倒臭くなってきて液体タイプと粒剤のネコソギポチった。葉と根で挟み打ちだ。

ビッグモーター御用達除草王が話題になってたけど、除草剤の効き目をこの目で見てみたいという思いも無意識的にあったのかもしれない。

緑一つない庭を見てると気持ちが良くなる。

心なしかヤブ蚊も少なくなった気がする。

土を掘り返して乾かしまくって砂漠化させたらとても気持ち良いんじゃないかって妄想を膨らませる。建物への害がなかったのなら塩を撒くやつも試してたと思う。

ガーデンニングとは真逆を行っている気がするがガーデンニングの楽しみのエッセンスに触れている気もする。理想支配の願望を形にしていく感じというか。

高校現代文里山って不自然だよなみたいな評論を読んで以来、盆栽とか不自然の極みみたいな趣味だよなって思ってる。

2023-09-05

ライトノベル宣言」の謎を追え

はじめに

毎度毎度ネット文字創作界隈をお騒がせすることで有名な、「名興文庫」およびその「相談役」。

(詳しく説明するのは面倒なので、知らない人は「名興文庫」「本格ファンタジー」「ダークスレイヤー」あたりでツイッター検索をかけてもらえば、何となくその立ち位置が分かってもらえると思う)

今回は、日本において「本格ファンタジー」が根付くはずの土壌をラノベ破壊してしまった、という歴史認識を巡って学芸員鞍馬アリス@kurama_fantasy氏と論戦を繰り広げているようだが、その中でこんな発言が出てきた。

ttps://twitter.com/kurama_fantasy/status/1698847925580022266

鞍馬アリス

@kurama_fantasy

最初から土台をなしにされたと言うことを、歴史的史料(当該時期の雑誌新聞評論研究書簡類、出版に関わる統計資料等、あるいは当事者証言であるオーラル・ヒストリーを含んでいます)などを組み合わせて実証的に証明できないのであれば、デマ陰謀論の類と同じ価値しかないと思います

午前8:58 · 2023年9月5日

ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1698849563380236367

堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥

@kadas_blue

ライトノベル宣言が出た頃の話と、先日私が引用していたファンタジーノベル大賞の『ヒロイックファンタジー採用しない』という公言

これによって長く一般小説に一ジャンルとしての本格的なファンタジーの土台がなくなったというただの事実を、わざわざ長い時間をかけて検証するのはあなた自由ですよ。

午前9:04 · 2023年9月5日

さて、「ライトノベル宣言」とは一体なんのことだろうか。

ライトノベル宣言」の謎

一般的に「ライトノベル宣言」として知られるもの、そして「ライトノベル宣言」でググってトップに出てくるのは、「角川武蔵野ミュージアム」内の「マンガラノベ図書館」で掲示されている、メディアワークス創業者にして元角川書店社長角川歴彦氏による文章だ。

マンガラノベ図書館特設ページ|角川武蔵野ミュージアム

ttps://kadcul.com/manga_light_novel_library

ライトノベル宣言

マンガラノベ図書館 開館によせて

作家夏目漱石代表とする近代文学昭和期に入って純文学大衆小説に分かれ多様に発展したが、 気がつけば名著名作として現代国語教科書内の存在になっていた。 しか青春文学を求めるヤングアダルトといわれる若者はいしか自分が選ぶ小説文学の登場を渇望していたのであった。 ライトノベル青春期の少年少女が与えられた本に満足せず、自分意志で手に取る最初の本である

ライトノベル起源イギリスの“円卓の騎士”や『指輪物語から影響を受け、RPGリプレイから生れた『ロードス島戦記』だ。 座を囲んだプレイヤーの数だけ豊かな物語を紡ぐことのできるゲームから水野良小説ロードス島戦記』を誕生させた。

このラノベの起源ロードス説にもついても一部で議論存在するが、今回の件とは関係がないので無視する)

実際鞍馬アリス氏も、「ライトノベル宣言」がマンガラノベ図書館のこの文章である解釈して話を進めている。

ttps://twitter.com/kurama_fantasy/status/1698903493632036891

鞍馬アリス

@kurama_fantasy

前者はマンガラノベ図書館開館によせて作成されたテクストであるかと思いますが、角川歴彦名義で角川書店ライトノベルというものをどのように発表時点で認識し、総括しているかは書いてありますが、本格ファンタジーとの関係性に関してはロードス島の部分以外では書かれていないテクストです。

午後0:38 · 2023年9月5日



これだけで決着が付きそうなところではあるが、相談役氏の過去ツイートおよび、執筆者不詳だが十中八九相談役氏が書いたと思われる名興文庫コラムを見てみると、「ライトノベル宣言」について以下のように語られている。

ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1463850316441415687

堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥

@kadas_blue

くっそー、ファンノベ大賞が出た時の嫌な感じが30年かけて伏線回収されるなんて。

ちなみに当時のリアルな話をすると、ロードス島戦記で『ライトノベル宣言』がなされたころね。

あの頃から和製の『本格』は時が止まっているんだよ。

午後9:41 · 2021年11月25日



ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1482181140610191362

堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥

@kadas_blue

世の中、小説なんてほぼ一生読まない人が大半なのに、そんな人たちも読めるような小説を出してお金にするなら、テーマも難しい表現もとことん取っ払ってディスポーザブルモデルにするしかない。

酒なら毎日高いウイスキーを買う人はそんなにおらず、発泡酒やストゼロの方が数字的には強いからね。

午前11:41 · 2022年1月15日

ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1482182010928250880

堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥

@kadas_blue

しかし、ライトノベルを始めた頃の出版社は、それが世の中だと知らなかった。

そりゃそうだ。小説界隈の人たちは自分たちが造り酒屋ウイスキーブリュワリーだと思ってたんだもの

からちょっと水割りを作って将来的にウイスキー(小説)のファンを増やそう』ってライトノベルを始めたのよね。

午前11:45 · 2022年1月15日

ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1482182689008467969

堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥

@kadas_blue

『初期のラノベがしっかりしてた』ってな言説は、それがウイスキー(小説)のエッセンスがそこそこに含まれていたからだ。

でも、水割りが売れ始めたので、某出版社が『これからウイスキーだけじゃなくて水割りを真面目に売る!』って宣言したのよね。

これがいわゆるライトノベル宣言だ。

午前11:47 · 2022年1月15日



ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1490340592727228417

堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥

@kadas_blue

カドカワロードス島戦記をもって『ライトノベル宣言』をしたことによって、日本ファンタジーある意味呪われてしまいました。

今や本格的なファンタジーレーベルは無く、全てライトノベルです。

自分はこの状況が非常に良くないと思っている、生粋ファンタジーファンです。

午前0:04 · 2022年2月7日



ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1568797511976091648

堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥

@kadas_blue

ロードス島は間違いなくラノベですね。

カドカワの『ライトノベル宣言』の切欠がロードス島戦記ですから

フォーチュン・クエストラノベって名前が出る前から小説ですね。分類としてはラノベに近い気はします。

午後0:04 · 2022年9月11日



ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1581241393715957760

堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥

@kadas_blue

KAZUさんはとても理性的に話せる人なので少し面白い話をすると、某社がライトノベル宣言を出した時に、ファンタジーにある区切りが発生してしまったのですよ。

私としてはライト一般ファンタジーを明確に分けるか、いっそライトって呼称をもう無くして欲しいと思っています構成が大変で。

午後8:11 · 2022年10月15日



ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1599779249946517505

堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥

@kadas_blue

年代的にはあの頃ですね。

まだラノベって言葉が無くて、ゲーム界隈で高まってたファンタジーへの認知ロードス島戦記解放されて、ライトノベル宣言が為されたころまでですね。

午後11:54 · 2022年12月5日



私は本来ファンタジー希望する~本格ファンタジーとは何か~ | 名興文庫

ttps://www.naocoshibunko.com/column004/

少し過去にさかのぼって説明しよう。『ロードス島戦記』の爆発的なヒットでカドカワが『ライトノベル宣言』を出してライトノベル時代が明確になり始めるころ、それ以前は『ファンタジーノベル』と呼ばれていた作品群もライトノベルの前期と分類されるようになったが、この時期に新潮社が『ファンタジーテーマにした文学賞』というコンセプトで『日本ファンタジーノベル大賞』を開始した。


お分かりだろうか。

この二点を前提にする限りは、相談役氏の言う「ライトノベル宣言」が、マンガラノベ図書館の同名文章を指しているとは考えにくい(ラノベ図書館オープン2020年8月

では、相談役氏の言う「ライトノベル宣言」とはいったい何なのだろうか?


仮説1:「電撃文庫創刊に際して」

ライトノベル宣言」をダブルクォーテーションでかこってググってみても、マンガラノベ図書館関連以外はほとんどヒットしない(冲方丁の「最後ライトノベル宣言」ぐらい)

こうなると、相談役氏の言う「ライトノベル宣言」は、一般的には「ライトノベル宣言」とは呼ばれていないものを指している可能性が高い(そもそも実在しない可能性はとりあえず考えない)

実際、上で引用したツイートの中にも「いわゆるライトノベル宣言」という表現がある。また、そもそも読者発の「ライトノベル」というジャンル名を出版社側がおおっぴらに使い始めたのはだいぶ後になってからのことである、という事実ラノベ史を少しでもかじったことのある人間には常識だ。

実質的な「ライトノベル宣言」に該当しそうな候補としては何があるだろうか。少し考えて真っ先に思いついたのは、「電撃文庫創刊に際して」だ。

ttps://sai-zen-sen.jp/editors/blog/works/4-9.html

大塚英志エッセイから孫引き

電撃文庫創刊に際して

 文庫は、我が国にとどまらず、世界書籍の流れのなかで〝小さな巨人”としての地位を築いてきた。古今東西の名著を、廉価で手に入りやすい形で提供してきたからこそ、人は文庫自分の師として、また青春の想い出として、語りついできたのである

 その源を、文化的にはドイツのレクラム文庫に求めるにせよ、規模の上でイギリスペンギンブックスに求めるにせよ、いま文庫知識人の層の多様化に従って、ますますその意義を大きくしていると言ってよい。

 文庫出版意味するものは、激動の現代のみならず将来にわたって、大きくなることはあっても、小さくなることはないだろう。

電撃文庫」は、そのように多様化した対象に応え、歴史に耐えうる作品を収録するのはもちろん、新しい世紀を迎えるにあたって、既成の枠をこえる新鮮で強烈なアイ・オープナーたりたい。

 その特異さ故に、この存在は、かつて文庫がはじめて出版世界に登場したときと、同じ戸惑いを読書人に与えるかもしれない。

 しかし、〈Changing Time,Changing Publishing〉時代は変わって、出版も変わる。時を重ねるなかで、精神の糧として、心の一隅を占めるものとして、次なる文化担い手若者たちに確かな評価を得られると信じて、ここに「電撃文庫」を出版する。

1993年6月10

角川歴彦



電撃文庫の巻末には必ず掲載されているこの文章現在もあるのかは知らない)。ラノベを読んでいた人間なら、一度は目にしたことがあるだろう。

「レクラム文庫」「ペンギンブックス」「アイ・オープナーたりたい」などを意味も分からぬままマネして遊んでいた人も多いのではないか(その馴染み深さから、昨年、角川歴彦氏が逮捕された際にツイッターで擦られまくったことも記憶に新しい)

この文章執筆者は、ラノベ図書館の「ライトノベル宣言」と同じく、当時メディアワークス社長だった角川歴彦である。というより、「Changing Time, Changing Publishing.」というフレーズ共通しているところを見ても、セルフオマージュというか、令和版「電撃文庫創刊に際して」として「ライトノベル宣言」が書かれたフシすらある。

逆に言うと、電撃文庫創刊に際して」は平成版「ライトノベル宣言である、と言えなくもないのではないか

ライトノベル」という用語自体が文中に存在しないのはもちろん、概念的にも直接ラノベに触れているとは言い難い内容ではあるが、他文庫派生ではない純粋ラノベレーベルの中では恐らく初めての「発刊の辞」という意味でも、「実質的ライトノベル宣言」らしさはある。

この説でネックとなるのは、電撃文庫創刊時のメディアワークスは一応「角川」ではないということと、ラノベ以上に「本格ファンタジー」うんぬんとは全く関係がないという点だろうか。

終わりに:未知なるラ宣を夢に求めて

仮説1と言っておきながら、2以降は思いつかなかった。尻切れトンボ検証申し訳ない。

なんとなく、角川のファンタジーフェアやスニーカーの創刊あたりにも何かそれっぽい文章がありそうな気もするが……情報や仮説をお持ちの方は、トラバブコメなどでこちらにお寄せいただきたい。

そんなの本人に聞けば済むことだろうと素人は思うかもしれないが、経験上、件の人物がこの手の問題についてまともに答えることはまずない。そのため、こちら側で勝手調査して結論を出す方がかえって手っ取り早いのだ。

それから、せっかく見つけたのでついでに言及しておくと、こちらの東浩紀桜坂洋新城カズマ鼎談では、(相談役氏がいうところの)「ライトノベル宣言」とはむしろ真逆歴史認識が示されている。

ttp://www.hajou.org/geetstate/cm70/hb_pp20-23.pdf

東 とはいえライトノベル崩壊するといっても、実はライトノベル外延のものが確定していない。SF だったら、SF 作家クラブがあって、福島正実が創刊した『SF マガジン』の歴史があって、ジャンルとしての基盤がはっきりしている。だからSF崩壊するといってもイメージが湧きやすいんだけど、それに対してライトノベルはどうか。例えば、安田均水野良が集まってライトノベル宣言をしたわけでもないし、機関誌が創刊されたわけでもない。そこで決定的に違うと思うんですよね



最後蛇足ながら、ひとこと苦言を呈させてもらう。

インターネット特別資格なしに誰もが自由発言できる空間である。それは明らかに大きな美点だ。

だが、何の気なしに発した曖昧な内容が、他の人間検証・裏どりの多大な手間をかけさせてしまうこともある。

そこで空費される本来不要だったはずの労力について、全員が一度は考えてみてもらいたい。あなたにとってはどうでもいい話題の一つに過ぎなくても、そうではない人間がいる場合もあるのだ。ましてや、その道に詳しい専門家のような顔で情報発信するならなおさらである

(この増田自身は好きでやっていることなので別にいいが)

追記

https://anond.hatelabo.jp/20230906123632

2023-08-23

anond:20230823124722

増田です。OKです!!!!!!!あれはつんくnoteで曲出る前に米津サイドから使わせてほしいと連絡来た経緯を読んでたのもありますが、米津玄師からしっかり原曲へのエッセンスリスペクトを感じましたし最高でしたね・・・

映画バービーは単なる人間賛歌モノなのでは?

この映画についての物議・炎上はいくつかあって個人的にも嫌な印象しかなかったんだけど、どうせ自分一人が見ても見なくても日本での売上は芳しくはないだろうと思って見に行ってきた。

そうしたら頭の片隅でずっと考えつづける映画になったので、思うところを吐き出しとこうと思う。

以下うろ覚えながらネタバレしまくる。

深夜の書きなぐりだから色々お粗末だろうが勘弁してほしい。

長いぞ!あと普段このサイトをそんなに見ないので空気感も分からない。



端的に言えば、自分には普通にコメディとして楽しめた。

一番面白かったのは、ケンバービーをやっと惚れさせることができた!!と確信して2時間か4時間ギター弾き語りしてたあたり。

理由はざっくり後述するけど、男社会化したバービーランドで自信満々に振る舞っていたケンが、歌詞では『こんなダメな僕でも愛してくれるかい』みたいな弱気なことを言っていたのが毒っ気があってよかった。

それで、語るに外せないこの映画社会的な側面についてだけど、当然かなり強いメッセージが感じられる映画ではある。

興味深いのはやっぱり、この映画フェミニズム映画として評価されているのと同時に、アンチフェミニズム映画としても評価されているところだろう。

実際映画を見てみて自分も納得した。監督女性で、女性についての映画を撮ることが多いそうだが、実はアンチフェミニズム厭世観たっぷりなオジサンが撮ってますと言われてもまあ分かるような映画だと思った。

バービーが住んでるバービーランドは、完全な女社会だ。もっと言えば、現実の(従来の、あるいは誇張された形の)男性社会の反転だ。

総理大臣、一番偉い検事ノーベル賞受賞者マスコミ工事現場で働く人、幸せ自由住民。そのすべてが女性、つまりいろんなタイプバービー人形である

バービーランドには男性もいる。いろんなタイプの、と言ってもバリエーションは限られ、全員若い男だけだが、ケン達も住んでいる。

しかし彼らはバービーのおまけだ。バービーににこやかに挨拶して、バービーにかっこいいところを見せて、バービーがいなくては生きていけないと言うためだけに存在している。

夜になって、メインのバービー(以後マーゴット)に、メインのケン(以後ライアン)がキス待ち顔をしてみたり一緒に過ごさないか提案してみるけど、ライアンはマーゴットに気まずそうに追い払われる。ライアンはもちろん深追いしたりせず笑顔で去る。全く彼を顧みず女子会に赴くマーゴットにいい感情は抱いていないのだろうけど、その国ではそうするしかない。

そう。この映画バービー付属品ケンたるライアンの、口に出せない苦しみからはじまっている。

そしてその直後に描かれるのが、バービーであるマーゴットの、バービー社会での初めての違和感だ。

バービーが『死について考えたことは?』と口にした途端、鳴り響いていたEDMが止まりパーティーが凍りつく。バービーランドでは多分、深く暗く考えることは好かれることではない。ライアンも後々深く考えるマーゴットは好きじゃないなどと言う。

ギャグ文脈でもあるだろうが、ちらほら映っていた重役のバービー達の仕事っぷりもそんなに思慮深そうではなかったし。

そんなマーゴットが抱えた違和感を出発点にして、マーゴットは、勝手についてきたライアンと一緒に、バービーランドを出て現実へ旅立つことになる。現実とはそのまま、人間が暮らす現代社会──もちろんアメリカだ。(この旅の最中も、例えばライアン料理か何かをしている最中にマーゴットはのんびりコーヒーを飲んでいたり、ちょっとした違和感が散りばめられていた。それともこれを違和感と思う自分認識の歪みに気付かされるギミックなのかもしれないが)

そこからはかなり端折って説明する。マーゴットが旅に出たのは自分に起こった変化を治すためだったが、マーゴットは事態解決する人間を見つけてバービーランドへ戻る。ところがそこは、現実の『男が尊敬される』男社会に感銘を受け、一足先に舞い戻っていたライアンによってケンダムケン王国)に作り変えられてしまっていたのだ。

バービーたちは軒並み『洗脳』されており、大統領メイド服ビールを運んだり検事ケンマッサージをしてたりなどなど、変わり果てた有様にマーゴットは絶望するが──『変化』が嫌だと泣きわめいて──しかし、連れ戻った人間バービー達をその洗脳から解き放つのだ。

バービー達はケンたちによる憲法改正を食い止め、バービーランド平和が戻る。

これが大筋だ。

この洗脳下りは紛れもなく『woke』の比喩しかも2重に交錯させた比喩のはず。

wokeとはググっていただきたいが、ざっくり説明すれば、直訳で目覚めた人々を意味し、フェミニズムなどの活動家を指している。侮蔑意味合いで使われることもあるようだ。

表層を見れば、ここで描かれるwokeはバービーたちの方だ。

人間は、ケンダムと化したバービーランドの『おかしさ』をバービーたちにぶちまけて洗脳から解き放つのだが、やってることはひたすら説得である人間はひたすら女性の生きづらさ──家事子育て押し付けられながらも綺麗でいなくてはならないとか、そういう愚痴バービー達に語りかける。それで、バービー達は突然ハッと目を見開く。まるで今ようやく目が覚めたかのように。それで洗脳はとけ、社会を変革しようと活動し始める。

でも、作品の中で一番最初に『目覚めていた』のは、きっとライアンだ。

ライアンは男が立派な仕事をし、女性必死にならず、振り回されず、通行人が丁寧に時間を聞いてくる現代社会に感動して、現代社会を作っていると図書館の本に書いてあったらしい、『男社会』の概念バービーランドに持ち帰った。それは日本で言うところの『海外を見て日本の異常さに気づいた女性フェミニスト』の反転ではないだろうか?

バービーランドで無価値だった自分に気付かされた、ライアンもまたwokeだったのだ。

ライアンが短時間に実際どうやって、ケンたちはともかく、バービーまで男社会に染め上げることができたのか映画の中ではハッキリとは描かれていなかった。(とあるバービーが、バービー達は耐性が無かったのでケン洗脳されたとは言っていたが、曖昧だ)

正直なところ、ここの急展開は若干違和感だった。まるでこの映画を、フェミニズム映画に仕立てるために無理やり男社会と女の生きづらさのエッセンスを詰め込んだシーンのようにも見えて、見ている間はずっと、制作陣はこれを皮肉のつもりで撮っているのだろうか?と勘ぐっていた。

それに、その違和感は多分全く見当違いなものでもなかったと思う。

結局ケンダムの夢は崩れさったわけだが、マーゴット(それか人間だったかも)は今までのバービーランドに戻るのではいけないと他のバービーたちを諭す。

その中で初めてバービーたちは、ケンたちがどこに住んでいるのか自分たちは知らないという事実に気づく。まあ多分、バービーシリーズ商品展開について詳しくないけど、ケンの家は存在しないんだろう。

その結果、バービーたちはケンたちの人権を認めると言う。ケンたちは大喜びだ。ある一人のケンバービーに言う。『おれも最高検事になってもいい?』バービーは真顔で即答する。『それはだめ。でも下級検事ならいいよ』ケンはそれに喜び、ナレーションが入る。『ケンたちはまだまだこれからのようです…』

かなりの皮肉だよね?

口では権利を認めながら、実際は希望の職につけるかどうかは既得権益者の許可制なわけだ。明示的なwokeとして描かれた、女性象徴であるバービーたちがその矛盾、つまり性差別やらかしてる様をバッチリ描いている。結局変わらない憲法も、制限された自由に気づかず喜ぶ被支配者たちも、いびつだ。

これは、目覚めた過激フェミニストたちがこのまま突き進んだって女尊男卑が訪れるだけですよ、なんてメッセージなのだろうか?

支障がなければいろんな人にこのシーンを見てほしい。これは、おそらく確実に、どちらとも取れるシーンだ。そしてその違いはきっと、その人が、今世間にあるフェミニズムをどう捉えているのかにかかってくる。

少なくとも2つの捉え方が想像できた。

このシーンは現実の『行き過ぎた』フェミニズム本末転倒差を指摘するものであるとするものと、あくま現実女性の苦しみのメタファーであるとするものだ。

前者は先程書いた通り。こういう見方をする人は、きっと『何でもかんでも男女差別だという今のエセフェミニストどもにほとほと嫌気が差している』という昨今なのではないだろうか。正義棒を片手に暴れ回る人々の脅威を感じているので、このメタファーが真に迫って見える。

後者は、きっと現実にはこんな女性優位の場所存在していない(あるいはひょっとして存在し得ない?)と思っている人だろうか。だからこのメタファーフィクションとして見れる。現実女性男性をただ反転させて描いただけだと読み取れる。性別を反転させて世の歪さを描こうとした作品はそう少なくはないだろうし、その系列だとも十分読み取れると考えられる。

結局変わらないルール。相変わらず性別の偏った管理職の面々。覚えのある話だろう。

並べてみたが、正解──制作の真の意図はどちらだろうか?

はっきり言って、まるで分からない。そして(驕りかもしれないが)分からないのはきっと自分だけではないと思った。現に全く真反対の2つの陣営評価されているのだし。

この分かりづらさこそ、自分がこの駄文を書くに至った発端だ。


映画バービー』は絡み合った皮肉だ。ただのフェミニズム、もしくはアンチフェミニズム映画だったとして、ここまで現実比喩とを交錯させる必要はないんじゃないか制作陣が描きたかったのは果たしてそのどちらかの主張なのか?

多分違うんじゃないかというのが、前置きが随分長くなったが、自分の考えだ。

映画バービーの締めくくりは、なんとマーゴットが人間になるというものだった。

変化の兆しを見せつつあるバービーランドに、マーゴットは上の空だった。あれだけ戻りたがっていた、バービーらしい日常に帰れることへの喜びは見えない。そこへ(詳しくはかかないけど色々あって現実出会っていた)バービー人形の生みの親、ルースが現れ、マーゴットに手を差し出すのだ。

変化するのが嫌だ!と泣いて嫌がっていたマーゴットが──今思えばこの変化を拒む仕草既得権益者側の改革を拒む姿勢メタファーかも──考えが刻々と変わり、喜び、悲しみ、老い、変化していく『生き物』である人間になることを考える。

マーゴットは人間社会に飛び込んだときトレーラーにあるとおり警察に捕まったり、男にセクハラされたり、バービーランドとはまるで違う現実の荒波に揉まれるわけだが、その後、座ったベンチから人間生活のさまを広く見渡して涙を流すシーンがある。

公園遊具で遊ぶ子供たち。親子。親密そうに語り合う若い男性二人。老人も。

どれもバービーランドにはなかったものだ。

マーゴットはそこで初めて、人間というもの理解第一歩を踏み出したのだ。

そしてふと目を開けて、隣に座っていた老女と見つめ合うと、『あなたはきれいだ』と言って涙ながらに笑ったのだった。

このシーンは人生肯定だ。そう感じた。

流し見たインタビュー記事によれば、ここは監督が決して譲らなかったシーンなのだという。少なくとも監督のコンセプトにおいてかなり重要なウェイトを占める場面のはずで、実際演出も印象的だった。

映画ラスト、マーゴットはルースとの対話の末、人間になることを選ぶわけだが、その決断ときにも、人生というものがとても美しく描かれた。

笑顔の子どもたちが映るホームビデオ風の映像がいっぱい流れたのだが、最近こういうの全般に弱くて泣きかけた。

そこで自分は、これは人間賛歌の映画なのだと考えたのだ。

人生に起こるいろいろな問題に苦悩しながらも、人生の素晴らしさについて描く映画一種ジャンルだろう。この映画はきっとそれに位置する。

男女差別についてかかれていたのは、勿論テーマ自体は主役扱いで、不誠実な描かれ方はされていなかったが、他の映画における、例えば叶わない夢の話や、恋、はたまた自然環境仕事社会問題など、『現代社会に生きる人々において共感を得る悩みごと』としてのテーマでもあったのではないか

だってそうじゃないと、マーゴットは、他のバービーたちに背を向けて、バービーランドを抜け出さない。理想郷永遠に住み続けていればよくて、いずれ死を迎える人間になんてならない。この映画が、女性女性理想郷で生きる権利がある、なんて事だけを説く映画なら、そんなエンディングにはしないはずだ。

いま分断社会に生きる我々は日々大いにストレスに晒されている。その中でも、人生が素晴らしいのだと思えるようであってほしいと伝える映画だというのが自分の所見だ。

少し話は戻るが、最後のマーゴットのルースとの対話の中で、細かい流れはうろ覚えだけど、特に印象に残った言葉があった。

人間になりたい気持ちの間で揺れるマーゴットが、バービーとして生まれ自分人間になっていいのか、と産みの親に訪ねる。それに、答えるルース言葉が、

『なりたい自分になるのに許可なんていらない』というものだ。

きっとこれがこの映画パンチラインだろう。

さっきこれは単なるフェミニズム映画というわけではないとか力説したばっかりだが、テストで作者が考えるフェミニズムとは何ですかなどという設問があったら、自分はこれを抜き出して回答する。

男女差別と、人間賛歌という2つのテーマを包括する答えでもあるだろう。

人間はただなりたい自分になりたいだけだ。


フェミニズム女性のためのものか、男性含む人間のためのものなのか。どちらと答えても炎上する今の世の中で、論争を煙に巻いて、たった一つの単純明快フレーズを残したようなコメディ映画だった。

2023-08-19

芋焼酎おいしい

最近さつま小鶴と須木酒造のにはまってる。

小鶴「初心者お断り」は「芋臭い」ってレビューでよく書かれているけど、自分はそうは思わない。

さつま芋の皮の香りがする。うっすら紅茶とかウーロン茶みたいな感じもして甘いジャムとよく合う。

1.8リットル2500円位。こんなにちゃんとしたお酒なのに安い。と思う。

須木酒造の「山猪」もいわゆる芋臭い焼酎。お湯割りにすると焼き芋エッセンスお酒みたいで和む。

2023-08-11

anond:20230810154950

オレからしたら少しでもリベラルエッセンスを入れて欲しいから、それなりに良い条件で連立を組んでほしいんだよな。

でもはてなーからは大反対されそうだけどw

そういう意味ではリベラルかつ自民連携もできそうな国民にがんばってもらいたい。

維新政権に入ったらリベラルの要素がさらに減るから、立憲も我慢して自民と連立することも検討してほしいんだけどなー。

2023-08-05

数学が得意で歴史が苦手だった私は、全ての物事公式的に理解したい欲求がある

歴史が苦手だったのは、こんな昔のイベント用語を覚えて、いったい何になるんだ?と思ったからだった。

そして、個々の知識が細かすぎて、解くべき問題に結びつくまでが遥か遠い、とでも言うべき感覚が嫌だった。

知識をいくつも覚えて、それらを組み合わせてようやくたった一つの答えがわかる。

しかも、それも知ってるか否かだけ。私個人による創意工夫の余地も無い。端的に面白くない。

それらをもどかしく思っていたのだ。

まとめると、歴史は、覚えることのコスパが悪い知識であり、私個人を疎外する教科だと感じていた。

その点で、数学知識、つまり公式一般性を持つの適用範囲が広いし、私の創意工夫も生かせる。

から数学は大好きだった。

公式ひとつ覚えれば、多くの問題適用できるのだ。覚える個数としても、そんなに多くない。

からビジネス書に書かれた格言が多くの応用と工夫の余地を期待されるように、

私も適用範囲が広く、創意工夫できる知識こそが、本当に覚える知識だと思っている。

逆に言えば、歴史のように、ある物事の具体的な事象に含まれる細かい知識

端的に言うと「トリビア」みたいなものをいくつも覚えることに意味が見出だせない。

世の中では、そんなものを細々覚えていって、物事全体の解決の際に役立つとでも思われているのだろうか?

当然、物事理解の前提を読み解く=問題文を読み解くくらいの知識量は必要なんだろうが、それらの知識問題解決に役立つと思えない。

問題解決には知識よりも、発想力や計算力=論を組み立てる能力の方がずっと重要なはずだ。

から知識取得に手間をかけたくない。

よって、細々した知識の代わりに、ある物事に対して全体的に適用できる「公式」だけを知りたいと思うのだ。

何事でも、公式に当たるエッセンスだけをストックし、その物事に関して生じる諸問題を、

数学問題のように公式と発想と計算力で処理したいと、個人的には思っている。

かい知識は発想力を妨げる(視点が固まってしまう)から、むしろ要らない。

数学問題を解き終わったときのように、その達成感とともに素早く忘れていきたいとさえ思うのだ。

2023-07-31

ニンテンドースイッチゲーム50本遊んで感想書いたのでまとめ(1〜22)

50本とキリがいいので、感想をまとめつつ、所謂番付を作ってニヤニヤしようと思います

点数をつけるのはしっくりこなかったので、

好き好き大好き超愛してる」「大好き」「好き」「普通」「好きじゃない」の五段階で評価することにしました。

ただし結果として「好きじゃない」に該当する作品はありませんでしたので、実際は4段階です。

今日この瞬間の感情なので、明日には異なる評価になっているかもです。

リンク先に感想は書いてあるのですが一言コメントも書きつつ紹介します。

好き好き大好き超愛してる

超探偵事件簿 レインコード

雨が降り続ける街カナイ区を舞台真実を暴くことの是非を問う探偵としての生き方に向き合う物語3Dリッチな箱庭でキャラ操作しつつも文章を読むパートも多いアドベンチャーゲーム

主人公見習い探偵ユーマと相棒死に神ちゃん関係値の変化がたまらない。

舞台になるカナイ区の作り込みがすごくて文章主体ゲームながらグラフィックへの力の入れ方も凄まじい。

ロードが長い、テンポが悪いという良くない点を覆い隠すほどにシナリオ世界観キャラクタが魅力的だった。


AI:ソムニウムファイル ニルヴァーナイニシアチブ

AIシリーズの第二弾でマルチサイトな2人の視点から、数年越しに発見されたバラバラ殺人遺体の部位が新鮮という奇妙な謎を追う。

前作がめちゃくちゃ面白かったのでハードルを上げて遊んだにも関わらず最高だった。

マルチサイトものではベタトリックだけれども、ゲーム表現できることの進歩に伴い魅せ方も進化しているのが堪らなかった。

システム面も物語邪魔をしないように遊びやすく改良されていたのも好印象。


EVE ghost enemies

さかき傘EVEの第二弾で、rebirth terrorから続くストーリー、今作からの設定やキャラが増えてきて、さかき傘EVEとしての色も強くなってきているが、burst errorエッセンスも健在でとにかく主人公二人が格好いい。

今回はかなり辛い展開も多く、小次郎まりなならどうにかなるだろうという楽観的な感情を、マルチサイト故の情報齟齬から絶望的に演出してくるのが恐ろしかった。

かなりテーマ性のある展開でありながら、押し付けがましさがないバランス感が大好き。

法条まりながそれでも法条まりなとしてあり続けることを誓い、とある託されたアイテムを渡すシーンは全ての意味を把握しているのが読者だけという非対称性面白く、全てのゲームの中で一番好きなシーンかもしれない。


EVE rebirth terror

偉大な名作burst error物語を完結させる続編であり、ファンへのサービスがいっぱいあるファンディスクでもあり、rebirth terror単体でもそのキャラたちの生き様に沸る、一作で三つの最高が詰まった大好きな作品

特に今作の小次郎サイドのゲストヒロインとなる音無橘花エピソードは今こうして思い出すだけでも色々な感情で胸がいっぱいになる。

僕がテキスト主体アドベンチャーゲームにどハマりしたキッカケの作品なので思い入れがある。

満を持して美ノ神みなとが登場するシーンは全てのゲームの中で一番好きなシーンかもしれない。


EVE burst error

探偵の天城小次郎と、内閣調査室の捜査員法条まりなの二人がそれぞれの担当した仕事をこなしていると徐々に大きな事件に巻き込まれていくマルチサイトストーリー

おちゃらけた軽そうなイメージ主人公が、やるときはやるという類型完璧にやりきるとここまで面白いのかと感服した。

不朽の名作として名高い作品だが、確かにその通りで、さかき傘EVEを遊びたいという一種義務感で遊び出したにも関わらずめちゃくちゃ面白くて新しさすら感じてしまった。

終始楽しいところだらけの最高な作品で、そりゃあこれに囚われ続けてる人が大勢いることも納得だった。


○大好き

一緒に行きましょう逝きましょう生きましょう

愚かな人間の手によって死んだ全ての哺乳類の死を体験する贖罪を神から命じられ旅を続ける少女と、動くことも死ぬこともできない主人公出会いから始まる大河的な大きな流れを書くノベルゲーム

短編ほどのプレイ時間ながら長大世界を楽しめる。

宗教倫理に訴えかけながら、非常に根源的な問い、人は何故生きるのかの答えを求める。

残酷で重たい話だがタイトル意味理解できたとき少し前向きになれ安心できる。


タコリタ・ミーツ・ポテト

海中で暮らす種族と陸で暮らす種族会合食文化を通じた交流を優しい絵柄で表現しているノベルゲーム

好奇心旺盛で海中でスープ中心の食事に飽きたお姫様タコリタ姫とその従者メルが、料理上手のイナとヤンチャな少年ディノと出会う。

子供向けのようにみえるが、恋愛的な表現のシーンも多く、特にタコリタ姫とイナの女性同士のそれは肉体的接触のシーンも多くドキドキさせられた。

遊ぶと絶対フライドポテトが食べたくなる。


イハナシの魔女

沖縄離島舞台にした王道ボーイミーツガールもので、家族がいなくなってしまった主人公の西銘光と、日本人でないのにパスポートも持たず日本の常識も知らないリルゥの恋愛もの

一人ぼっち同士の彼らが少しづ恋人、よりも先に家族になっていくような、共同生活エピソード面白かった。

物語が進むに連れてスケールが大きくなっていき、二人の恋愛の行く末が、世界の行く末と直結していくさまもまた、王道中の王道

二人以外のサブキャラたち、特に立ち絵のないモブキャラの中にもいい人が多く、大きな話でありながらも閉じた世界じゃなく、社会的な開かれたパートが多いのはこの作品独自の魅力があった。


カガミハラ/ジャスティス

公称ジャンルは「サスペンスアクション学園ラブコメミリタリーミステリー」と長ったらしいが、確かにそうね、となる長大すぎる大河的なゲーム

最初は、とある有名進学校に転校してきた主人公が、登校の際に道でぶつかった同級生少女とともに、部活をやりつつ前年度におきた学生運動にまつわる謎を追うお話

しかし、もう全然こんな話じゃなく、話がどんどん広がっていき、様々なキャラ視点人物になる群像劇になっていく。

それでありながら物語の当初に提示される「対話」の尊さが一貫して最後まで書かれるのが、作者の強いメッセージ性と納得感があって好き。


リベリオンズ Secret Game 2nd Stage

キラークイーンの続編で前作とは異なるデスゲームが描かれる。

前作とは密接な関係にあるものの、ヒーローを目指す少女藤堂悠奈が終始物語を牽引するためかなり異なる味になっている。

今作を遊び終わったあとに、前作のグランドEDの曲「散って、咲いて」を聞くと、キラークイーンのことだけじゃなく、藤堂悠奈と彼女の想い人にとっても「お互いがパンドラの箱の中の希望で」という歌詞が刺さる。

いかにもなチンピラ黒河正規の成長エピソードが僕は好きだった。


シークレットゲーム -KILLER QUEEN-

若い男女が突如奇妙な建物拉致され、強制的暴力有り凶器有り法律無しのゲームに巻き込まれる、デスゲームもの

いくつかのルートがあり、攻略するヒロイン次第で敵と味方が入れ替わることもある展開が面白い。

デスゲームものとしての勘所を押さえていて、ルールの隙をついた謀略であるとか、圧倒的暴力の前に知略が無意味であるとか、それでも知恵と勇気は強いとか、これだよこれな展開が目白押し

特に敵役手塚義光のエピソードはどれも面白く、最高に悪いやつで楽しかった。


時計仕掛けのレイライン -黄昏時の境界線-

時計仕掛けのレイライン -残影の夜が明ける時-

時計仕掛けのレイライン -朝霧に散る花-

魔法が込められたアイテム遺物が、度々不可思議現象を巻き起こす奇妙な学校に転校してきた主人公が、その現象解決していきながら、学校のものに潜む大きな謎に挑む恋愛ゲーム

いわゆる特殊設定ミステリでの短編連作めいた作風になっていて、魔法ではあるものヒロインの一人で図書館の主リトが予めどのような魔法関係しているのかを説明してくれるため、それなりにフェアプレイ精神で読める。

用意された素材が全部重要タイプ作品で、とにかくほとんどの登場人物、設定、アイテムなどが無駄ななく学校のものの謎という一点に集約していくのが面白い。

原作18禁美少女ゲームでありながら、攻略対象ではないサブキャラの男キャラの出番も多く、特にワトスン役となる烏丸小太郎は、恋愛できないだけでかなり主人公への熱い感情があり楽しかった。


カテゴリーI -死線上のサバイバー-

爆発事件に巻き込まれ瀕死状態にある十数人の男女が意識だけをコンピュータ世界に移され、手術の順番を人狼ゲームモチーフにしたインフェクッドゲームで決めるというホットスタートゲーム

人狼ゲームを通じてキャラ性格過去を描くのが面白く、主人公ゲーム的に濃厚な関係になる間宮キイチさんとは、男性キャラだけどイチャイチャするスピンオフも遊びたくなった。

女性キャラだと、アイドルオタク白雪サツキさんが気に入ったかな。

思考する類のゲーム戦略的面白さのパートと、謎の爆発事件に関する縦筋とが入り混じるストーリーで、短編ながらかなりボリュームを感じる構成だった。


ファミコン探偵倶楽部後ろに立つ少女(スイッチリメイク版)

ファミコン時代アドベンチャーゲームを現世代機に移植したシリーズ第二作目。

とはいえ同時にリメイクされたので、背景や立ち絵にかけられた熱は同じくな出来。

こちらはこちらで皆口裕子さんの熱演シーンが熱い。

この任天堂ADVリメイクの流れ、他にも色々して欲しいけど、MAGES.が色々とヤバそうなので厳しそう。


探偵撲滅

理想探偵外道探偵などの二つ名を持つ優秀な探偵が巷を騒がせている100人以上を連続殺害している殺人鬼への対策を練るために孤島に集まるが、何故かそこでも殺人事件が起こる。

メフィスト賞系のミステリ作品から受けた影響を一切隠すことなゲームに落とし込んでいて、そういうのが大好きな僕としてはどストライクな大好きな作品

ミステリ的な部分とはあまり関係ない人生観のようなかなり生のままのテーマ性を語る部分など、作家性を感じる箇所があるのも如何にもあの時ぐらいのミステリな風味がある。

ゲーム的にはSLGっぽいパートがあったりするが、難易度はそれなりなのでテキストを読むことの邪魔にはなっておらず、むしろ文章では表現しづらい探偵の超常的な部分を表現できてて良き。


シロナガス島への帰還

探偵池田助手ねね子が奇妙な招待状に招かれ孤島に行くことになり、事件に巻き込まれる。

クローズドサークルものの導入としては100回は見たものだけど、ここからストーリーが二転三転していき、壮大な物語になる。

ジャンル一口にまとまられない多彩な物語だが、その全てがシロナガス島への帰還というタイトルに集約されていく構成面白かった。

僕はお風呂に入らない女子や、無駄毛を処理しない女子が大好きなんだけど全年齢向けゲームなのに、ねね子はこれらの表現豊富にあり、この中でダントツエッチ作品でもあった、大好き。


この世の果てで恋を唄う少女YU-NO

A.D.M.Sと呼ばれる時間軸を飛び越えるシステム武器に、色々な美少女イチャイチャしながら世界の謎を解いていく、SF恋愛ファンタジー、歴史、バトルものと多様なジャンルが展開する言わずと知れた名作で歴史的な意味づけすらされている作品で、僕が遊んだのはリメイク版。

壮大な物語なんだけど、あくま家族ものテーマを一貫しているのが素晴らしい。

年上ヒロインが多いのもマザコン主人公らしさで、特に筆下ろしの相手一条美月さんは可哀想で可愛かった。

システム的な面白さと、物語を楽しみ面白さが密接な関係にあり、ゲームとしてのという枕詞付きなら最高のシナリオだった。


ファミコン探偵倶楽部消えた後継者(スイッチリメイク版)

FC時代ADV最先端リメイクした作品

シンプル物語を魅せるために、背景や立ち絵に凄まじい作り込みをしていて、昭和ゲームを令和にリメイクすることの本気を感じさせられた。

特に背景で動くモブ表現は新しくて、物語への没入度合いを高めてくれた。

声優の熱演、特に主人公緒方恵美さんの独白シーンは残酷な設定の開示と伴って大好きなシーン。


○好き

A YEAR OF SPRINGS

現代日本を生きるマイノリティの人々の日常が描かれているノベルゲーム

三人のキャラが交代で主人公を務める短編集のような作品

フィクションらしい痛快な展開は薄く、ただただ現実的日常淡々と展開する。

その上で物語として彼女たちに幾つかの救いが訪れつつも現実は進んでいくのがどこかもの悲しく寂しさもあった。


最悪なる災厄人間に捧ぐ

自分を含めた人間認識できない主人公の豹馬が、誰から認識されない透明人間少女クロだけは認識でき、世界中に二人っきりの物語がはじまる。

かなり突飛な設定ながら、豹馬とクロ二人の分かち難い関係名前が付いていくという男女の関係性の真っ直ぐな物語

重く苦しい展開が手を変え品を変え続いていくので、かなり救いのない陰鬱とした作品だ。

しかし、クロは豹馬のことを好きであり続けるという点だけは長い物語の中で一貫しており、そこを支えに読み勧めていける、クロがすんごい可愛いゲーム


未然探偵 The Protea Cases

株式会社オレンジロマンティックミステリの第三弾で、女性主人公男性といい雰囲気になりつつ事件解決していくシリーズだ。

今作は事件を予報するAIプロテアを手に入れた主人公事件を未然に防ぐ探偵に成長していく、少し特殊設定ミステリ味もある展開。

主人公の伊月千春が最初AI攻略対象男性キャラに頼りきりだったのに、徐々に頼れる探偵になっていく、応援したくなる主人公なのがよかった。

なお、攻略対象男性キャラ天野夏樹がやたらとフライドチキンを押すシーンが多く、それを食べる様が可愛いため、遊んでいる途中に僕も出前を頼んでしまった。


パラノマサイト FILE 23 本所七不思議

本所不思議にまつわる呪いを巡るマルチサイトストーリー

なんでもありな緊張感あふれる序盤、キャラクタの魅力的な掛け合いで引っ張る中盤、物語パズルが全て無駄なく収まる終盤と、それぞれでかなり雰囲気が異なるのが印象的だった。

魅力的がすぎる黒鈴ミヲちゃんの可愛らしさはアドベンチャーゲーム史に残すべきで、特に自身名前の「ヲ」の部分を「くっつきのヲ」と言う箇所が好き。

世間でもかなり評価されておりシリーズ展開が期待されているので、是非とも黒鈴ミヲちゃんお腹いっぱいお寿司を食べるスピンオフに期待したい。


23作目以降はこちら

2023-07-27

ゴジラウルトラマンにあって仮面ライダーになかったもの

原作の格だなあ。

ゴジラ1955年ウルトラマン1966年作品だという資料価値差し引いても見ていて面白い作品からリメイクするにしてもそのエッセンスだけで映える。

一方の仮面ライダーはといえば1971年のジャリ番丸出しの脚本なのでそのまま使うわけにはいかない。『シン』では石森漫画版踏襲した設定もあるが石森版も現代からしたらそこまで高尚な出来という感があるわけでもなし。

2023-07-25

いま、西川貴教HOT LIMITMVを見ていたのだが

今だったらドローン一発ですごく楽に撮影出来るよなあと思った

(爆破はCGでいいかなあ)

こんな特撮みたいな苦労と金をかけずとも簡単

でもHOT LIMITMVは「すごい撮影風景」も含めた作品なんだろうから

ドローン西川貴教の周りをブンブン飛んでる映像を見せられても「すげー」とはならないよなあ

(あの衣装西川貴教自身がすげーから映像はまあ普通でも良いかとも思う)

技術進歩は「すごい労力」というエッセンスを無くしてしまった

どんな壮大な映像でも人海戦術や緻密な書き割りや物凄い場所でのロケとかせずに表現出来る様になってしまった

それでもトム・クルーズみたいな人も居るからなー(金と労力と時間と命をかけて行う映像制作)

どっちが良いとかは無いけどね。奇想天外映像を見せて貰えればそれで

2023-07-19

anond:20230719182029

オリジナル作品をずっと作ってきた身からすると、逆に二次創作だけで満足している人の意味が分からないな。


すごい作品出会ったら、これを超えるもの自分で一から作ってやるぜというモチベーションは湧いてこないの?すごい作品分析して、分解して、エッセンスを取り出して、再構築して、自分だけの作品を作り上げる、そういうことはやらないの?


自分もたまに二次創作に片足突っ込んだりもするけど、作者の掌の上でキャッキャウフフしてるだけでは満足感が小さい。すごい作品出会えば出会うほど、その仕掛けや仕組みを解明して自分作品に取り入れたいという気持ちになってくる。そうならない人が多いのは不思議

2023-07-16

君たちはどう生きるか」は全シナリオライターに観てほしい

やっぱり、宮崎駿は凄い


この作品は話の筋だけ見ていくとまるで意味が分からないストーリーなのに、それでいて言いたいことがしっかり伝わってきて緩急がついている

セリフのたったひとつふたつだけで世界に深刻な緊張感を与え、それでいて主人公破滅に導かない


単純にエンタメとしてコンテンツを消費してる人にとって「君たちはどう生きるか」がどう映るかは知らないけど、

シナリオ提供に回っている側は絶対にこの作品を見てほしい


戦争はいけない」だとか「この世には差別が溢れている」だとか登場人物に言わせているライターは己の愚かさと間抜けさをこの作品を観て思い知ってほしい

それぐらい衝撃的で、エッセンスが詰まっている作品だと思う


この意味不明さが物語にとって本当に重要ものを教えてくれる

2023-07-15

君たちはどう生きるかメモネタバレ注意)

一番奇妙なジブリ作品過去ジブリ作品オマージュが散りばめられているばかりか、なぜか他のアニメ監督作品ともどこか繋がっているような…。細田守今敏作品が頭をよぎる。(細田守の「星を追う子ども」との共通点無視できないレベルな気が。あとは作画が明らかにジブリを離れている瞬間があるのが大きいかも。)

この映画物語を追うものではない。誰かに感情移入して楽しむようにできていない。最後までその不思議感覚が残る。でも、目の前で鑑賞していた小さい子どもが、終わった瞬間に「おもしろかった…!」と呟いた。もしかすると、真に子ども向けの映画なのでは?

そう考えると、今回の「異界」はある種の「生まれ直し」なのだ。正しく「異世界転生」している。転生先で出会いと別れ、困難と戦い、そして選択を行う。これらは子どもにとって、これから人生で起こることを予期させる。映画を通して「君たちはどう生きるかシミュレータ機能するよう設計されているのではないか?(なお自分は十分に歳を取っているので、このシミュは動作不良を起こす。)

そして勝手想像だが、あの老人は宮崎駿分身である。とすると、宮崎駿は誰にも世界を渡せなかった、世界を手渡すことを失敗した。異世界崩壊は、ジブリイマジネーション世界崩壊意味する。しかし老人はそれを事前に、自ら選んでいる。老人は次世代のために「汚れていない石」を必死で探し当てた。しかしそれは第三者破壊されるのだ。

きっと今度こそ、これが最後作品ということなんだろう。ジブリエッセンス拡散し、勝手に引き継ぐ人間がその破片を受け取る。映画が始まる前の予告編の、やけにジブリライクな作画や、作中の他作品への無意識的な連結はそれを印象付ける。

おもしろかった?」と聞かれたら「奇妙だった!」と答えるし、「もうちょっと詳しく」と聞かれたら「自分子どもだったら最高だったかも!」と答える。そういう映画

2023-07-07

どうやったら抱きたいアラサーになれるか

抱きたい女の方程式公式がわからない。

好きな人はいる。「抱いてみたいな」くらいに思われたらもうこの人生上がりだと思う、実際抱かれなくてもいい。

ただ、その「抱いてみたい」に至る、相手にそう思わせられるすべを知らない。

普段自分は、よく喋る、面白い、みたいな感じのイメージだと思う。わからんけど。

本を読むのも映画を観るのも好きだし、お笑いも好きだ。痛くない程度に日常会話にそれらから得た「おもしろエッセンス」を散りばめている。つもりだ。他者から評価はわからない。

でもそれは、友達と、知り合いと、だから発せられるし、効果があるものだ。「好きな人に」じゃない。

好きな人の前で、自分の振る舞い方がわからない。

これまでに二人の男と付き合い、セックスまでする関係になった。けど、何かよくわからないままに別れた。どっちも20代前半だった。

その二人と付き合ったとき、二人きりでいるとき、いやらしい雰囲気になったとき、致しているとき自分は「何かで見た、読んだ」行動しか取ってない。

かわいい彼女」っぽい行動は、全部小学校の頃に読んだりぼんやら姉が読んでたマーガレットやらから得た言動コピーだった。

「致すときセクシーな感じ」は、映画とか面白半分で見たAVで見た行動の模倣だった。

結局自分は「何かしら見たこと聞いたこと読んだことあるものからしか「ハマる」会話とか流れとかを学べない。そしてそれしか知らない。

二十代前半ならまだ、まだギリ許されたんだろう、だから恋人ができた。

しかし今、四半世紀以上生きた状態で繰り出す「りぼんとかマーガレット主人公っぽいかわいい行動」は、ただの「痛い女」で、同世代とかそれ以上の人には響かない。年下にも引かれる。AVリアルじゃない。

好きな人10歳年上で、優しくて、おおらかな人だ。私から見たらめちゃくちゃ大人だ。そんな人にりぼんやらマーガレットに載っているガキのテクニック通用しない。

りぼんなかよしちゃおも、付き合ったら終わりだった。マーガレットとか別フレとかも付き合うまでのプロセスと付き合ってからの悩みを描いて終わりだった。たまにセックスしても、そっから主人公が何か精神的に成長して終わりだった。

アラサーの、働く女が好きな人意識してもらって、「抱きたい」に至るまでのプロセスを描く漫画なんてなかった。リサーチ不足かもしれないが。

そもそも「何かしらの媒体から得た知識」を基に恋愛してコミュニケーションして抱き合うに至るのが間違いかもしれない。

誰かの模倣ではなく、「好きな人」その人を知り、話し、聞き、探り、それでやっとその人の「好きなタイプ」になれるんだろう。

三十前後にもなって、「ありのままわたしを愛して」なんて思わない。

こんな人間の嫌なところを抽出して人型に成形したようなクズを愛する変態なんていない。

飾らない自分を愛してなんて思わない。

化粧しなきゃ外に出られない。

けど、じゃあ誰が私を抱いてくれる。

どうやったら私はあの人に抱かれる。抱きたいと思わせられる。

私が得た「人間社会で生きていく席」は話すポジションだった。

可愛い美人セクシーは既に埋まっている。

空いてる席は「男性とも対等に渡り合える(マンスプレイニングに対抗できる)賢くて話が面白い人」ポジションだけだった。

けど、それじゃ私はあの人に抱かれない。あの人を抱けない。

私はあの人を抱きたい。抱かれたい。

いい女と思われたい。

また会いたいと思われたい。

せめてキスだけでもしたいと思わせたい。

あの人に求められたい。

誰か私に抱きたくなる女性モデルを教えてくれ。

2023-07-05

anond:20230630185828

54ページに参考文献が掲載されていた。

京都大学Python入門講座の補助教材として推奨されているようだ。

本講座が難しいと感じる初心者向けの副読本なのだろう。

 

参考文献

Python に関する書籍は近年,数多く出版されていて,どれを買っていいのか迷うかと思います

以下,いくつか挙げておきます

このほかの書籍図書館などで探される際には Python Version 3 を扱っていることを確認してください.

 

[2] Bill Lubanovic 著,鈴木 駿 監訳,長尾 高弘 訳:入門 Python3 第2版, オライリー・ジャパン (2021)

[asin:4873119324] 2021/3/22

データサイエンスウェブ開発、セキュリティなど、さまざまな分野で人気を獲得してきているPython

本書は、ベストセラー『入門 Python 3』の6年ぶりの改訂版で、プログラミング初級者を対象としたPython入門書です。

プログラミングおよびPythonの基礎からウェブデータベースネットワーク、並行処理といった応用まで、実践を見据えたPythonプログラミングをわかりやすく丁寧に説明します。

Python 3.9に対応し、f文字列などの新機能も追加され大幅にボリュームアップしました。

Python機能をひと通り網羅し、リファレンスとしても便利です。

 

この本は、薄い入門書じゃなくて、わりと厚めの詳細な説明が書かれている本。

リファレンス的に使うような本でもあるので、まったくプログラミングをやったことがない本当の初心者だと、この本を読んで理解するのは大変なんじゃないかと思う。

すでに他のプログラミング言語習得しているプログラマーで、Python言語仕様を1冊の本で把握した人には、本書は向いていると思う。

 

1冊目にこれを持ってくるあたり、受験勉強知識の丸暗記に長けたガリ勉ならOKかもしれないが、勉強が得意じゃない人にはちょっといじわるなチョイスではないか?と穿ってしまった。

一応持っておいて普段本棚の飾りにしつつも、必要とき辞典的に使えばいいのではないか?と思う。

自分なら、この本は2冊目以降に推奨するだろう。(1冊目には勧めない)

  

[3] 柴田淳:みんなの Python 第 4 版,SB クリエイティブ (2017)

[asin:479738946X] 2016/12/22

Python入門書デファクトスタンダードが4年ぶりに大改訂

近年、Pythonの利用が、機械学習AIなどの科学技術分野へ大きく広がっている現状を踏まえて、すべてのパートに手を入れいくつかの新章を追加しました。

次の10年を担うPythonプログラマ養成するための一冊。

 

Chapter01 プログラミング言語Python

Chapter02 Pythonプログラミングをはじめよう

Chapter03 Pythonの基礎をマスターする

Chapter04 組み込み型を使いこなす

Chapter05 Python関数型プログラミング

Chapter06 クラスオブジェクト指向開発

Chapter07 クラス継承と高度なオブジェクト指向機能

Chapter08 モジュール

Chapter09 スコープオブジェクト

Chapter10 例外処理

Chapter11 標準ライブラリを使う

Chapter12 Pythonデータサイエンス

Chapter13 Pythan2

 

・AnacondaやJupyter Notebookなど、Pythonの最新開発環境対応

・NumPy、matplotlibなどの科学技術ライブラリ対応

WindowsmacOSLinux対応

 

イラストや図解を多用しているので、一見すると初心者向けのように見えるけど、1冊目としてはどうだろうか?

やはり、この本も2冊目以降に読んだ方が良い本になってしまうだろうか?

悪くはないと思うけど、自分なら読まないかもしれない。

Amazonレビューでも、結構酷評されてるね?

買いたい人は、本屋で内容を確認してから買った方が良いと思う。

 

[4] 大津真:基礎 Pythonインプレス (2016)

[asin:484438015X] 2016/3/4

本書で解説するPython現在もっとも注目を集めているプログラミング言語ひとつです。

プログラミング言語の人気度の目安となるPYPLでは、2016年1月の時点でJavaに続いて2位に位置していることからも、その人気のほどが伺えるでしょう。

その大きな理由として、Pythonがパワフルなオブジェクト指向スクリプト言語でありながら、わかりやすく、すっきりしたプログラム作成可能であることがあげられます

文法シンプルで、これからプログラミングを始める方にとっても最適な言語です。

現在Pythonは、Python 2.x系からPython3.x系への移行時期にあります

Python 3.xでは、さまざま機能強化が行われ、さらに標準の文字コードユニコードベースに変更され、日本語も容易に扱えるようになったこから日本においてもさらなる普及が期待されるでしょう。

 

本書は、プログラミング初心者対象にしたPython 3の入門書です。

変数の取り扱いから、リスト、タプルといったPython固有のデータ操作制御構造関数などについて具体的でかつ短いサンプルを多数提示しながら、初心者でも基礎から学んでいけるように拝領したつもりです。

また、インデントブロック表現する点などなど、他のメジャー言語と比べてユニークな部分も丁寧に説明しています

前半部分で基本を説明した後は、ファーストクラスオブジェクトとしての関数活用方法オリジナルクラス作成などといった多少高度な項目を丁寧に説明していきます

 

Chap1 Pythonプログラミングをはじめるための予備知識

Chap2 Pythonの基礎について学ぼう

Chap3 プログラムの流れを変えたり処理を繰り返したりする

Chap4 組み込み型の活用方を理解しよう

Chap5 オリジナル関数作成する

Chap6 テキストファイルの読み書きを理解しよう

Chap7 オリジナルクラス作成する付録 開発ツールとの連携設定

 

Amazonサンプルページを見たら、お勧めエディターとして「Atom」が紹介されていた。

から7年前ならAtomでも良かったのかもしれないけど、今ならVisual Studio Codeの方が使い勝手が良いのではないだろうか?

7年前の情報という点を考慮して、検討したい。

Python文法説明に関しては悪くないと思うけど、自分なら読まないかもしれない。

 

[5] 松浦健一郎,司ゆき:はじめての Python エンジニア入門編,秀和システム (2019)

[asin:4798058327] 2019/5/25

■きちんと学びたい人のための最短教科書。■

Python開発者に求められる言語ツールライブラリなどの知識を、1冊で素早く学べます。■

 

「はじめて」でも「よくわかる」5つの必達ポイント

(1) Python言語効率よく習得できる文法入門。

(2) 豊富な例題で頭と手を刺激しながら学べる。

(3) 数多くの定番ライブラリや必携ツールを1冊で体験

(4) 人気のAIデータ分析Webフレームワークにも対応

(5) 開発したプログラムPyPIGitHubで公開できる。

 

可もなく不可もなくというかんじで、ありがちな入門書であるように見えた。

同じ著者の本なら、[asin:4815607648] Python[完全]入門 (2021/1/22) の方が良いのではないか

発売年もこっちの方が新しいし、受験参考書っぽい作りで、各項目の要点が頭に入ってきやすい。

Amazonサンプルページを見て、自分の好みの方を選んだら良いと思う。

この本なら1冊目でもお勧めできそうだ。

(ただし、自分場合はすでにオンライン教材を入門を済ませてしまったので、今さら読む必要はないけど)

時間があったら、図書館で借りてレビューしてみたい。(買うとは言ってない)

 

[6] 大澤文孝:いちばんやさしい Python 入門教室ソーテック社 (2017)

[asin:4800711592] 2017/4/8

はじめは誰でも未経験者!

Pythonプログラミングの基礎を身につけよう!

 

本書はプログラミング言語Python」の「いちばんやさしい」入門書です。

 

○「興味はあるけど、難しそう」と尻込みしている人

○「そもそもプログラミングって何?」という未経験

○「一度試したが、挫折してしまった」という初級者

○「スキルアップのためにPythonを学びたい」という経験

 

そんなPythonビギナーに向けて、プログラム根本概念、基礎知識、基本文法をきっちり端折らずに説明します!

さらには、「簡単計算」「ゲーム作成」「GUIアプリ」「モジュール活用」など、

実際に手を動かしながらの演習を通して、学んだことがしっかり身につくように構成しました。

 

豊富カラー図解とイラストで、初心者にも分かりやすい!

本書を一通り終えれば、Pythonのみならず、プログラミングの基本がバッチリ学べます

 

さあ、あたなもこの本をきっかけに、Pythonプログラミング世界に飛び込んでみませんか?

 

この著者の本は、他の本なら持っている。

本当に分かりやす説明するのが上手い方だと思う。

簡単な内容しか説明してないけど、他の本なら挫折してしまうようなガチ初心者でも、この本なら理解できるだろう。多分、中学生ぐらいが読んでも理解できると思う。

自分には物足りないような気がするので敢えて読もうとは思わないが、1冊目にお勧めするチョイスとしては間違ってないと思う。

 

[7] コーリー・アルソフ著,清水川貴之訳:独学プログラマー日経 BP (2018)

[asin:4822292274] 2018/2/24

本書は「Pythonだけ」を学ぶ本ではありません。

Pythonを使ってプログラミングを紹介していますが、伝えたい内容はPythonに限らない「プログラミング全般」の知識です。

 

プログラマになるためのスキルを独学できる本です。

Pythonプログラミングの基本を学べるだけでなく、プログラマとして必要スキル(シェル正規表現パッケージ管理バージョン管理データ構造アルゴリズム仕事の始め方・やり方)もひと通り学べるのが特徴です。

プログラミングを始めたい」「できればその道でプロを目指してみたい」――そんな読者にオススメです。

 

本書の著者、コーリー・アルソフ(Cory Althoff)は、「独学プログラマー」です。

本書は、彼が独学で、ゼロからプログラミングを学んだ体験に基づいて書かれました。

プログラミングを独学で身に付けるために、著者がPythonを通して学んだエッセンスが書かれています

彼の独学プログラマーとしての学び方は、多くの人に支持されています

――訳者あとがきより

 

目次については、日経BOOKプラスの本書のページをご覧ください。

そこでは目次ページだけをまとめたPDFファイルや、本書に登場するリンクをまとめたPDFファイル、補足もご連絡いただけます

 

出た~~~!!!

Python入門の「2冊目」としては鉄板の本だと思う。

しか!!!…敢えて、私は読まないだろう!!!

別にひねくれている訳じゃなくて、もっと他に良い本が出てきたから。

ハズレではないので、この本を進めときゃいいでしょ的な安易さは拭えないが、あえてケチをつけるならば、各項目が「広く浅く」で物足りなさが残るから

中途半端な本という印象が拭えない。

プログラミングを全くやったことがない初心者が、Python文法を覚えた後、脱入門で中級へステップアップするときの足掛かりとしては、本書は良い指南書になるだろう。

鉄板の本なので、時間があれば後で図書館で借りて目を通してみたい。(買うとは言ってない)

 

[8] 増井敏克:基礎からプログラミングリテラシー技術評論社 (2019)

[asin:4297105144] 2019/4/17

プログラミングをはじめる前に読む1冊!

 

プログラミングブームエンジニア不足を背景にプログラミング独習をする方が増えています

いざ、Webで人気の講座を受講してみたり、店頭平積みになっているベストセラープログラミング書籍を手にしたものの、どれも理解できずに挫折してしまった、という方も多いのではないでしょうか。

コンピュータプログラミング解説がわからないのは、次のような知識の不足が要因です。

 

1.コンピュータのしくみがわからない

2.プログラミングのしくみがわからない

3.アプリケーションが動くしくみがわからない

4.開発スタイルエンジニア仕事像がわからない

5.業界の標準やツールが知らない

6.プログラミング書籍の選び方がわからない

 

これらは専門書やインターネット検索上位にくるWeb記事では前提知識として省略されることが多く「読み進めるにはほかの資料必要になった」なんてことがよくあります

そこで、本書ではプログラミング独習者がつまずきやす知識を厳選して取り上げ、初心者の分からなかったをサポートします。

図解を多用し、「サーバークライアント」、「コンパイラインタプリタ」のように用語比較しながら学習することで、いままで曖昧になっていた知識が整理され理解が進みます

プログラミング初心者必携の1冊です!

 

自分記憶に間違いがなければ、この本は1回図書館で借りて読んだことがあるような気がする。(表紙を見ておぼろげに思い出した)

この本は、中学生とか高校生レベル知識しかない人が、学校の「情報」の授業の補助教材として使うようなイメージがある。

京都大学先生京大生に勧める本としては、どうなんだろう?

 

プログラミング以前の疑問として、そもそもコンピューター(電子計算機)って何だろう?というような素朴な疑問を持つ人が、ハードウェアなどの仕組みを知りたいなら、情報処理技術者試験の教科書を読んだ方が手っ取り早いと思う。

  1. ITパスポート試験
  2. 基本情報技術者試験
  3. 応用情報技術者試験

大学受験経験して、知識の丸暗記に慣れている人なら、これらの資格試験教科書の方が、要点がコンパクトにまとまっていて、吸収しやすいのではないか

 

cf. 情報処理技術者試験 - Wikipedia

https://w.wiki/3cnP

https://www.ipa.go.jp/shiken/

 

とりあえず、Pythonとは直接関係なさそうなので、今の私なら読まない。

パソコン自作できるし、ハードウェア知識もある程度あるので、本書を読む時間があったら、他の本を読むだろう。

本書を読みたい人は、自己責任で読んで欲しい。

 

 

https://anond.hatelabo.jp/20230705022129 へ続く)

2023-07-04

Python学習の中級編カリキュラム案

Pythonの入門講座で、文法の基本は分かった。

次のステップ検討してみたい。

 

文法の肉付け

 

本を買うなら、どれがいいだろうか?

Amazonレビューなどを参考にして、いくつかピックアップしてみたい。

 

Pythonの本(中級編)

選定条件として、

などが必要だろう。

 

Amazonで探索

[asin:4297111977] 自走プログラマー ~Pythonの先輩が教えるプロジェクト開発のベストプラクティス120

2020/2/27

初心者本はひととおり読んだけれど、次に何をしてよいかからない」

簡単コードは書けるけれど、中規模システムは作れない」

本書は、そんなプログラミング迷子設計からコードまで書けるスキルを身につけるための指南書です。

開発現場で起こった実際の問題とその解決法をもとに、文法以外に必要な「プロジェクトの各段階でプログラマーがやること」「その選択をどう判断するのか」「どうコード実装して実現していくのか」を解説します。

コードにはPython使用していますが、ほかのプログラム言語でも共通する知識が満載。より効率的かつ効果的にプログラムを書ける「自走できるプログラマー」へ導きます

 

目次を見ると、内容は良さげだったけど、DjangoPythonWebフレームワーク)を使ったWeb開発のストーリー展開で学ぶ形式になっているみたいなので、Django知識がないと分かりづらいかも?

順番としては、どこかの段階でDjangoを使ってみて、その後に本書を読む方がいいかも?

一応、この本には目を通しておきたいと思う。

 

[asin:4822292274] 独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで

2018/2/24

本書は「Pythonだけ」を学ぶ本ではありません。Pythonを使ってプログラミングを紹介していますが、伝えたい内容はPythonに限らない「プログラミング全般」の知識です。

 

プログラマになるためのスキルを独学できる本です。Pythonプログラミングの基本を学べるだけでなく、プログラマとして必要スキル(シェル正規表現パッケージ管理バージョン管理データ構造アルゴリズム仕事の始め方・やり方)もひと通り学べるのが特徴です。

プログラミングを始めたい」「できればその道でプロを目指してみたい」――そんな読者にオススメです。

 

本書の著者、コーリー・アルソフ(Cory Althoff)は、「独学プログラマー」です。本書は、彼が独学で、ゼロからプログラミングを学んだ体験に基づいて書かれました。

プログラミングを独学で身に付けるために、著者がPythonを通して学んだエッセンスが書かれています。彼の独学プログラマーとしての学び方は、多くの人に支持されています

 

目次については、日経BOOKプラスの本書のページをご覧ください。そこでは目次ページだけをまとめたPDFファイルや、本書に登場するリンクをまとめたPDFファイル、補足もご連絡いただけます

 

https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/18/C92270/

 

この本は、プログラマー仕事必要になる知識を広く薄く紹介しているかんじだった。

目次を見ると、第23章にテストのやり方が少しだけ言及されていた。

文法を学んだ次に読む本として、ちょうどいいかもしれない?

各項目は触り程度で、内容が薄いけど、この本で紹介されている内容を土台として、各テーマを深掘りしていけば良いと思う。

 

しかしながら、レビューで★1個とか★2個あたりを見ると、辛口批判がある。

中途半端なかんじが好まれないようだ。

かにテストのやり方とか、設計方法は、他の本の方が詳しい知識が得られそうだった。

もしも、読むとしたら、買わず図書館で借りてみて、1回読んだら終わりの本かもしれない。(何度も読み返す本、辞書のように使える本、ではないような気もする?)

入門直後に、中級編の学習マップを作るためなら、読んでもいいかもしれない。(まあでも、目次を見れば得られる知識はだいたいの予想がつくけどね)

 

[asin:4048930842] エキスパートPythonプログラミング 改訂3版

2021/7/30

卓越したPythonプログラマになるための必読書

 

Pythonプログラマ必読と言われるベストセラーが、最新のPython環境に合わせて改訂されました。

本書は、Pythonを使って仕事をしている開発者普段どのようなツールテクニックを用いて仕事をしているのか、また開発者が実際に現場で用いているベストプラクティスについて解説した書籍です。

本書を読むことで、先進的なPythonプログラマ日常的に使用している開発ノウハウを学ぶことができます

今回の改訂によって、新たにメタプログラミングイベント駆動プログラミング、型ヒントについての解説が追加されました。

 

この本は、内容が充実していて良さげだったけど、入門の直後に読むのは厳しいかも?

この本の読者対象は、多分プログラマー

すでに他の言語プログラミングができる人が、Pythonを使わなければならなくなって、Pythonを学ぶ場合は最適だと思う。

京都大学オンライン教材(無料)をやった後なら、読めるかも?(架け橋となる知識が抜けている段階では、既存知識接ぎ木するのが難しい。)

 

[asin:4046057548] シリコンバレー一流プログラマーが教える Pythonプロフェッショナル大全

2022/8/16

現役シリコンバレーエンジニアが教える「最強のプログラミング講義!

10万人が選んだ人気No.1オンライン講座が超わかりやすパワーアップして書籍化!

海外企業でも通用する一流のプログラミング技術が学べます!

 

★基礎から応用、一流コードスタイルまで1冊で学べる★

【応用編】ではニーズの高い実践テクニックを中心に、

【入門編】では基礎から1歩ずつ、わかりやす解説

シリコンバレートップIT企業活躍する著者が世界標準Pythonスキルを一気に伝えます

 

海外でも通用する一流のプログラミング技術が身につく★

知っていましたか?

アメリカエンジニア年収日本の5~10倍です。

本書は「いつか海外活躍したい」、

そんな夢の実現も強力にバックアップしてくれる

海外進出の道しるべ」ともなる一冊です。

 

10万人が選んだ人気No.1講座の書籍化★

本書のもととなったのは、オンライン講座Udemyで人気No.1を獲得したPython講座。

本格的な内容をわかりやすく伝える著者の講座は人気が高く、延べ20万人以上が受講しています(全講座計)。

本書はさらに内容を充実させてパワーアップ! 自分のペースでしっかり学べます

独学の強い味方、「サンプルコード」の無料ダウンロードサービス付き。

 

エンジニア成功戦略も教えます

コラムでは、エンジニアキャリア戦略の立て方、成功するポイント、独学のコツなども紹介。

文系出身、TOEIC300点代からスタートした著者が渾身のエールを送ります

 

用語集、Pointなども充実★

コードを書くときの注意点、知っておきたい豆知識

開発の現場必要ことなどは「Point」としてたっぷり掲載

巻末には「用語集」も収録し、徹底して実践的な内容となっています

 

この本は一見良さげだったけど、目次を見てテスト説明がなかったので今回はパス

実用的なプログラムを書くのに、テストなしはあり得ないから。

自分けが使うプログラムならテストなしでサクッと作っても良い。(ドッグフーディングなら、バグがあっても自分がその場ですぐ直せばいいだけなので)

しかし、他人が使う売り物ならテストなしはあり得ない。従って、テストに触れていない本も教科書としてはあり得ない、ということ。

まあ、この本を読むなら、テスト知識は他の本で仕入れしかないだろう。

Pythonの教え方(インストラクショナル・デザイン)を調べてみるためなら、この本を読んでみる価値はありそうだ。(他人プログラミングを教える立場になったら読んでみてもOK?)

 

[asin:4798177458] テスト駆動Python 第2版

2022/8/30

【本書の内容】

Pythonを使った開発時に、テストの検出・実行・結果報告を自動で行うpytestの、導入から活用方法の詳細を、実務に沿うスタイルでを解説した『テスト駆動Python』(2018年)の第2版です。

扱う範囲は前版よりも広くなり、軽く触れるに留めていた箇所もより深い解説を加えており、Pythonを使った開発に欠かせない内容に仕上がっています

とくにCIプラグイン開発など、テスト自動エンジニア向けのトピックも増えつつ、パラメータ化やモックデバッグ手法など、プログラマなら知っておくべき知識てんこ盛りです。

アプリケーションPythonで構築する際に、テスト駆動開発をストレスなく行いたいプログラマエンジニア、およびテスト設計テストアーキテクチャを知りたい方にはうってつけの1冊です。

 

目次を見ただけだけど、Pythonテストについては、この1冊を読めば、ある程度押さえられそうな気がした。

この本は買いだな!

 

とりあえず、ちょっとAmazonを眺めただけだけど、他に良さげな本があったら検討してみたい。

本を調査している間に、ついでに京都大学Python教材をやってみよう。

水星SNS時代象徴する消費するコンテンツだね

水星面白かったしSNSでも盛り上がって

考察やら色々楽しかったけど最終回見終わったらもういいかなって感じ。

タイトルガンダムと入ってるし過去ガンダム作品オマージュやら

エッセンス踏襲してるのも分かるんだけど

逆に後半になるほどオマージュ踏襲が手抜きに見えて、

これやっときゃ喜ぶでしょっていうのが鼻について、見てて辛かった。

逆に水星らしさってなんだっただろう?

いつか将来、別のガンダム作品水星オマージュすることあがって

いかにも水星らしいって感じるシーンはあっただろうか?

2023-07-01

男の日焼け止めって何がおすすめ

俺はビオレUVアクアリッチ ウォータリーエッセンスqを使ってるけど

本当はニベアメンの UVプロテクターとかメンズ用がいいんだろうか

2023-06-25

FF16、進撃の巨人とかヴィンランドサガとかまどマギとか過去面白い作品エッセンス貪欲に取り込んでるのに「ご都合主義でいきなり種明かしする」というストーリーテリングのまずさですべてを台無しにしてるの、

ブサイク陰キャ必死イケメンの真似をしても結局モテないのに似た悲しさがあるな

逆に言えばおもしろエッセンスもこうまでデタラメに並べると作品面白くなるための要素として大して機能しないといういい例かもしれない

2023-06-10

クックパッド卒業することになりました。

クックパッド卒業することになりました。個人的にはやっぱり多くの人に公開し、より多くの人と共感しあえるレシピは素晴らしい(と思う)と思うけどね。だから、これが「別にお前らの真似するなよ。」と言ってしまうのは本当に気が進まない。実際にやっている人もいるだろうし、これからも続けると思うからとはいえちょっとでも自分が伝えたいことのエッセンスは残していきたいと思っているし、「また挑戦したい。」と思っているレシピは多い。みんなで行きましょうよ。1人だけ頑張

Anond AI作成

女の敵は女」を女が体現しないで欲しかった

畑は違えどイベント仕事をやっていた事があるだけに、埼玉県グラビア撮影会騒動はあまり他人事に思えなかった。

そこそこの規模のイベントが、土壇場で中止。

これが会場側の一方的な都合であれば損害賠償可能であろうが、あくまでも「会場側の都合だが先に問題を起こしたイベント開催側に原因がある」

というスタンス(に見える)ので、会場側も全力で責任転嫁するだろうし仮に損害賠償請求しても全額は認められないだろう。

こういう場合、大抵は泣き寝入りである相手が一民間ではなく公営(に近い)というのも大きい。

主催する側もそうだし、イベントに関わるスタッフ飲食店の損害は計り知れない。

舞台に立つ出演者の裏には、何十倍もの名も無き関係者がいるのだ。

会社員ならまだしも、大半はフリーランス(自営業)。損害は全て自分ら持ちで泣き寝入り

主催側も損害を被ってるので気持ちはともかく無いものは出せないのでどうしようも無い。

例の共産党関係者と支持者以外、本当に誰も得していない事件だと思った。



自分別にグラビアアイドルなる連中に対し好感を抱いている訳では無い。寧ろ忌避感情がある。

人間ステータスがあるとすれば、彼女らは外見にかなりの割合を振っている人達である

無能美人」が一般企業職場に潜り込んで来た時の事を想像して欲しい。

ポンコツぶりに頭を抱え、注意しても、注意した方が「美人嫉妬してるw」などと男達には小馬鹿にされ

ポンコツ美人の方が庇われ、こちらが悪者にされる。女同士でも似たような事が起こる。

「外見が良い」というのは男だけでなく女からの好感にも繋がるからだ。

どんなに迷惑をかけられ相手に非があったとしても、「美人嫉妬する非美人」の構図に見られがち問題

外見だけの無能美人は、是非とも外見が物を言う世界に居続けて欲しいのが本音だ。

性を売り物に「出来る」様な人達が、一般社会に来られる方が困るのだ。

グラビアだのアイドルだの、興味も無いし触れたく無い界隈だが、そういう界隈が無いと困る人間一定数いるのだ。

それが所謂グラビアアイドルであったり、「美人嫉妬する非美人」にさせられる一般人なのろう。



さて、撮影会の中止に関わったという共産党女性議員達。

どう見ても中年の、若い頃も決して美人サイドにはいなかったであろう人達

人達いくら否定しようが、どう見たって構図は「若く綺麗な美人達に嫉妬して仕事を潰した中年ババア共」である

共産ガールズ(中年)達は、本気で、嘘偽り無く、嫉妬気持ちは無かったのかもしれない(寧ろその可能性は普通に高い)。

政治思想に基づき、撮影会女性性を商売にする悪徳行為だと、未成年も参加するかもしれない事を本気で危惧し、

嘆いて、イベントの中止に熱意を捧げたのかもしれない。


だとしても、構図としては「美人達の仕事を潰した中年ババア共」である事に変わりは無い。

嫉妬して」という一文が抜けた所で、事実と結果は変わらないかである

仮に通行人を鉄パイプで殴った人間がいたとして、何となく気が向いたから殴ったのか、

マスクをしている馬鹿さ加減を分からせてやろうと思い仕方なく鉄パイプで殴打したのか、

動機は違えど「人間を鉄パイプで襲撃した」という事実に変わりは無いので、情状酌量余地が多少あるのか無いのか、という違いしか無い。

そして今回の場合は、既に被害アイドル連中以外の多数に渡って発生している為、情状酌量などしている余裕は皆無である



イベント仕事経験があるから思うのかもしれないが、ビジュアルイメージというのは本人・第三者が思っているより重要である

例えば某Kutoo運動が失敗に終わったのは、「前を向いて腕を組み勇ましく睨みつける女性ハイヒールを履かされ後ろ向きで俯いている」

という、男性との協調では無く対立姿勢を強調してしまったせいで、いつものフェミニズム運動の域を超える事が出来なかった、というのも原因の一つだろう。

逆に某暇空の運動がある程度成功しているのは、「美少女探偵とそれに振り回される美少女助手」という二次元美少女エッセンスを表看板にした事により、

やっている事の過激さ・エグさをある程度緩和しつつライトオタク層を取り込む事にある程度成功たかであると私は考えている。


ビジュアルイメージという観点からすれば、「美人グラビアアイドル仕事台無しにした中年女性笑顔ファイティングポーズをキメている」という、

人達意図とは全く関係無く「美人を叩きのめして勝ち誇る中年女性達」というネガティブスティグマを植え付ける事に見事成功している。

恐らく共産ガールズ(中年)達はそういう意図として受け止められるとは思ってもいなかっただろうし、心外だろう。

けれども完全にビジュアルイメージの展開に失敗してしまった以上、誤解されるのは仕方ない。素直に反省すべきだ。



「ブスが美人美少女アニメに嫉妬して潰す」「ブスは美人を妬んでいる」なんてのは、男共の差別的偏見である

実際には美人だろうが何だろうが「嫌い」「気に食わない」「ムカつく」から叩いているケースが殆どだ。そこに嫉妬は無い。

しか嫉妬している「様に見える」構図というのも確かにある。今回の共産ガールズ達などはまさにそのものだった。

何故もっとまともな人達を表に出さなかったのか。共産ギャルズ(20代後半~30代)は…正直厳しい。

少しは顔のマシな共産マン達が前に出て「性の商品化に反対します!」とでもやっていれば、まだ多少はマシだったと思う。

けれど事実として、「美人嫉妬妨害する不美人達」「女の敵は女」という構図が出来てしまったのだ。


女の敵は女」などという、男達にとって非常に都合の良い言説を、何故体現してしまったのか。

何故女自身が男達の偏見助長する様な愚図を自ら描いてしまったのか。

それが非常に解せないし、許し難い。

2023-06-07

anond:20230606115009

原作と違う』っていうのは

原作エッセンス特に重要な核心の部分が変えられてるって事だよ

そこが維持されてさえいれば多少の変化は気に止めないし、結末を変えたって認められる

ディズニーリトル・マーメイドに関しては、アリエルの真っ赤な髪がそれだったって事。

2023-06-05

外国人店員

今日タイ料理屋で昼飯を食べた

チキンライスが美味しかったしボリュームすごいのにやすかった

帰り際にお金払って(新店舗なのでクレカ対応がまだ)お釣りもらおうとしたら100円と間違えて50円がきた

釣りが違うよ〜と言ったら笑って戻してくれた

そういう温和でノンビリとしたタイ人みてたらなんだか暖かくなったよ

俺もそれを見習うよ

注文してる時に仕事の連絡きて急いでいかないといけない案件ふつうに悠長にチキンライス食べてから仕事に行ったから少しはタイ人エッセンスを貰ったか

これからエスニック巡りにハマるかも

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん