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はてなキーワード: 眼差しとは

2022-01-23

anond:20220123131444

中学生ばかりのテニプリや東リベを性的眼差してる女性ファンたちをどう見てるんだろう。気になります

2022-01-02

中古AV買うの楽しぃ

TENGAを買うのは飽きたので中古AVチェンジ

アダルトコーナーで事前にどれを買うか目星を付けておく。

物陰に潜み、レジ若い女店員だけになった瞬間にDVDを手に取りレジダッシュ

パッケージデカパイの分かりやすいやつにした。

向きは見えやすいように店員向きにした。

300円で軽蔑眼差しをもらえるなんて最高だな😜

また明日も行くか!

2021-12-31

問題職員の正しい辞めさせ方 10/10

以上が、K市の特定任期付き職員としてのキャリア棚卸しになる。

退職の背景などを述べて結びとする。

K市を辞めることになった原因は、私をスカウトしてくれた人が市長ではなくなったからだ。政争に負けたのだ。新しく来た市長は、前市長の行っていた改革的内容のうち、いくつかを元に戻す選択をした。

特に、私達がそうだ。『私達』というのは、国や民間企業NPOなどからK市に採用された特定任期付き職員だ。当年度の終わりでの任期満了が言い渡された。

私達はまだいい。転職先を探せるだけの時間があるのだから副市長などは、新市長の就任から1週間でお役御免を宣告され、二か月後には議会で辞職が承認された。政治任用の悲しいところだ。

いまだに納得がいかない。私達は全員、結果を出していたからだ。地域産業活性化担当した人も、福祉事業効率化を担当した人も、庁内インフラ設備刷新(今でいうDX)を担当した人も、そして私も、全員が数字証明できるだけの結果を出していた。

にもかかわらず、「あなた任期は今年度限りです」と三行半を告げられた。それが許せなかった。

私は、以下の成果を確かに達成している。

・手がつけられないレベル問題職員への退職勧奨。主にB子さんの時に登場した人事課長二人三脚で行った。成果として、計13名の問題職員(全く仕事をしない職員犯罪を犯した職員、度を過ぎたハラスメントを行った職員)に始末をつけた。一人頭での人件費職員雇用にかかる全ての費用年収ではない)が最低でも年800万以上はかかっていたので、13名で約1.2億円のキャッシュフローを削減できたことになる。

面接試験構造化及び検証手法確立。これまでは、面接時に予め決まった質問受験者に行ったうえで、面接官と受験者がフリートークを行い、最終的に点数を決めていた。この慣習を原則廃止した(少しは残した)うえで、統計学の知見に基づき、面接評価採用査定を追尾検証できるシステムを構築した。コンサルは入れていない。庁内でプロジェクトチームを立ち上げ、皆で作った成果物だ。

新規採用職員の試用期間内分限免職基準化。当時のK市では、新人職員20名入ってきたとして、1~2名がどうしようもなく向いていない人間だったとしても本採用していた。その結果、問題職員無能職員跋扈放置される原因となっていた。私が2年目の折、試用期間内での分限免職基準明確化した。その職員所属する課に明白な責任が見られず、かつ当職員との面談において度し難いほどの悪い結果が得られた場合分限免職ができる旨を要綱で固めた。以後、数年分の結果として、新規採用職員の約1割が本採用に至らずK市を去っている。これについても、問題職員を40年間も世話するだけの人件費(K市の場合は約3億円/人)を節減できたことになる。

さて、便宜上は『問題職員』と表してきたが、一度として私は、能力が低いことだけを理由当人分限免職を決めたことはない。例えば、臓器に異常があって年に5分の1は休まなければならない新人職員がいたが、退職勧奨は行っていない。

能力の高低は関係ない。人格的に救いようがないほどの諸傾向が見られた場合に限って当人を辞めさせる行動に出る。そういう者は、他の職員特に市民企業のために頑張っている職員に悪い影響を与えるからだ。

恨みつらみを書きはしたが、新しい市長の行いは正しい。頭ではわかっている。特に、私などは前市長スカウト政治任用)により採用されたわけだからトップが交代すれば成果に関わりなく切られる。それが普通だ。

K市で〇年以上も暮らしたのだから、当然哀愁は募る。最初の頃は、都心から外れたところにあるK市を心の底で憐れむような、蔑むような、自分とは関係ない存在だと思い込むような――そんな感情があった。

庁舎の3階から中心市街地を眺めている時、家屋工場の間にポツポツと居並ぶ田園を眺めていて、これまで東京都内コンクリートジャングルにいた頃が懐かしくなった。

つの間にか、この町が好きになっていた。高い品質地元名産品はあるし、創造的な力のある子どもを何人も見ることができた。山の上にあるワンルームマンションから見える大きな河川に囲まれたK市の街並みは、今でも記憶に残っている。

さて、さんざんと人事関係効率化を進めてはきたものの、後悔も当然ある。最後の年には、「私がやってきたのは正しいことなのか?」と考えるようになっていた。

私が採用されたのは、「優れた職員を残し、不要人間は残さない」というミッションを果たすためだった。民間企業においては標準的な考えだ。しかし、官公庁はそれでいいのだろうか。人格に難のある人や、能力が低い人や、病気などで働く事ができなくなった人を追い出していった場合民間企業官公庁の真似をするのではないか? つまり、要らないと判断した人間組織から追い出すようになる。

その『要らない』が、本当に正しいのか分からいから厄介だ。仮に正しかったとしても、日本社会全体で考えた場合に最適である保証はない。とある組織不要人間を切りまくるという行為は、部分最適ではあっても全体最適ではないのでは?

と、ここで副市長言葉を思い出した。

『よくない人間を辞めさせることに利があるのはわかる。しかし、行政世界はそういうものではない。不合理に見えても、ここの大事ルールだ。みんなにダメだと思われている奴でも辞めさせるな。それが本当にダメな奴、組織にとっての癌だと、人間の目でいったいどうしてわかるというんだ?』

副市長がある時に言っていた。「同僚を馬鹿にする奴は市民馬鹿にする」と。成績不良の職員のクビが簡単に切られる世界では、きっと能力の低い人間バカにされているのだろう。すると、市役所最後の助けを求めに来ている、社会的に恵まれていない人間バカにするようになるのではないか? 私はそう考えた。

人材とか、人財とか、人罪などという経済的問題ではなくて、理念なのだ官公庁はすべての国民のためにあるのだから、様々な社会属性を持った人を、ネガティブ特性を持った人まで含めて、多様性意識した雇用を行っていくべきではないか。そう感じるようになっていた。

例えば、上で述べた受験者のポジティブチェック・ネガティブチェックのリストは最たるものだ。採用される職員多様性担保するという観点からは、あれは悪手だ。これから採用しようとする人間は有能か? という視点しか見ていない。一公僕の恣意的判断で、ある特定社会属性を有した人間排除している。

もっと早くに気が付いたとしても、私の力では変えられなかった。市長採用ミッションとは反対の方向に舵を切るのだから――今になって思う。A夫さんの事件の時に副市長が言ったことは正しかったのだ。

私は間違っていた。最後最後で気が付いてしまった。馬鹿だった。愚かだった。今さら気が付いても遅い。

結論公務員業界における身分保障という考えは正しい。法律上免職処分にできる場合であっても、多様性の保持の観点から可能な限り回避すべきである



Gさんを覚えているだろうか。

市民課で働いていた女性だ。K市にいた間、毎週休日出勤をする中でほぼ必ず見かけていた人だ。どうしても、このGさんが気になっていた。彼女残業時間は月にアベレージ70超えだった。ゴルフスコアではない。サービス残業まで含めた残業時間だ。

難しい仕事はGさんに集中していた。ストレスチェックは毎年悪い結果で、そんな状況にあっても市民への思いやりを忘れないでいる。人材会社転職支援をしていた人間からみると、民間でも通用するタイプ公務員だった。私は、Gさんが自らの意思地獄から抜け出すきっかけを与えようと思った。

私が退職する5か月前、隣の市町にある社会福祉団体に声をかけた。ずっと前に、私が当団体職員リクルートしたことがあった。

「K市にこういう経歴の人がいるのですが、本人に希望があれば面接はできますか」

との問いかけに、社会福祉団体事務長は乗り気だった。果たしてGさんは話に乗ってくれるだろうか、と不安になりつつも、ある土曜日の昼だった――うす暗い市民課の机の上でパソコンモニターと向き合っていたGさんに声をかけた。

Gさんとは、あれからいろいろあって仲良くなっていた。Gさんは朗らかな笑顔で、「〇〇くん。おつかれさま。なにかあったの?」と返してくれた。件の話に入る前に、今の状況を簡単に聞き取ってから、私が年度末で辞めることと、社会福祉団体のことを伝えて、採用案内のしおりと事務長の電話番号を手渡した。

「この辛い環境あなたは十分頑張ったよ。お疲れ様でした。転職しようがすまいが、応援しているからね」

それだけ伝えて私は、残りの仕事を片付けるために人事課のある3階に向かった。



「あ~、疲れた!」

今これを書いている私は、都内にあるマンションの一室にいて、革製の書斎椅子背中をもたれている。

当初は2万字くらいかと思ったが、ここまでになるとは思わなかった。だが、これでいい。この内容をベースにして職務経歴書を作ろう。

一応言っておくが、もし貴方が現役もしくは退職済の公務員だった場合職場問題点などをブログ暴露したいという欲求に駆られることがあるかもしれない。

やめておいた方がいい。その欲求は、なにか別の方法で発散するか、貴方の中で雲散霧消するのを待った方がいい。守秘義務違反からだ。行政機関がその気になれば、運がよくて処分、運が悪ければ起訴に至る。

私の場合は、『武器』があるからこういうことができる。もし、この日記をK市の幹部が見て問題視し、「覚悟しろよ」とばかり私を攻撃する手筈を整えても、断念する可能性が極めて高い。

私は、K市の重大な法令違反情報を握っている。それも3件。証拠付きだ。うち2件は管理職の何人かが処分を受ければ済むが、うち1件が明るみに出た場合、今の市長退職せねばならない。前市長や、前々市長をも巻き込むことになる。そんな危険な賭けをすべきではない。だから、こうして日記を書くことができる。

日記の中に答えの一部が出ている。序盤の方だ。個人情報

さて。今はフリーランス個人で請ける仕事面白いのだが収入が少ない。何百万かもらった退職金もそろそろ底をつく。また、会社員に戻ってみたい。この年齢で就職できるかはわからないが、挑戦してみよう。

K市で働いていた日々に想いを募らせていた私は、仕事の疲れを癒そうと思い、デリヘルを呼ぶことにした。

私のスマホは旧型のiphoneだ。通信が遅いので、いつもパソコンを使う。今時はインターネットで嬢を予約できる。便利な世の中だ。

コーヒーを伴にしながらモニター越しに嬢を選んでいる。せっかくの秋晴れの日だ。作品も完成したし、就職への挑戦の第一日目という意味を込めて、まったく知らない子を指名してみよう。

私の瞳は、画面中央にいるアスミちゃんに夢中だった。物憂げな瞳、身長は高すぎず低すぎず、顔の形は綺麗だ。ふっくらとした卵型で、唇の形が美しい。肩から下は見えないが、そこはまあ、チャレンジだ。突撃してみよう――空いている予約枠をクリックした。

アスミは、想像どおりの子だった。

背丈は160に少し届かないくらい。写真どおり物憂げな瞳で、胸は普通くらい。太ももはそれなりにある。

ぼうっと立っている姿は今にも消えてしまいそうだが、私の瞳を釘付けにするだけの強さでもってマンションの一室の前に佇んでいる。

さっそく部屋に招き入れて、プレイを始める。今日は奮発して1時間コースだ。お店のメニュー表にある一通りのことをやってもらうことにする。自分で言うのもなんだが、この年になっても30代並みの持続力を持っているとの自負がある。

さて、肝心のプレイだったが、これがまた最高だった! 私はこのデリ店舗メニューをソラで暗記している。計11種類のプレイを、休むことなく30分以上続けてもらった。私のモノは張り裂けそうになっている。

同時に、アスミに対して敬意を抱くようになっていた。普通であれば、「顎が痛い」と訴えるのだ。それで、大抵の嬢は後ろに下がって、私に敵意を向けながら、無料での延長を要求されない程度に休憩をする。

しかし、アスミは一心不乱に注文に応え続けている。「いや、これ絶対痛いやろ」という角度になっても、ひたむきな眼差しで私の肉体を愛撫してくれる。これでまだ半年未満のキャリアだという。驚きだ。

……心の中でひたすらに、どこかの鬼狩りのように、「うまいうまいうまい!」と唱え続けていた。やがて、私の柱は張り裂けてしまったが、立ち上がるまでに時間はかからなかった。私は、連続さんになっていた。連続さんは負けてない! また何度でも立ち上がるのだ。

私は今、聖なる空間にいる。

いつも夜がくると、この家に戻る。そして、書斎に入る。都会の喧騒やら何やらで汚れた毎日用の服を脱ぎ捨てて、仕事をするための部屋着を身に付ける。

物事に取り組むことに対する礼節をわきまえた格好に身を整えてから、いつもパソコンに向かっている。直近で書いていたのは、この日記だ。

私の心は当然、K市に存在している。私の心は、あの懐かしい人々のいる、あの懐かしい庁舎へと参上している。そこでは、同僚から親切に迎えられ、あの仕事、私だけのための、そのために私は生を受けた、仕事という食物を食すのだ。

そこでの私は、答えが出やすいことも、出にくいことも彼らと話して物事を決める。自分の考えを伝え、彼らの考えの理由を尋ねる。彼らも私を信頼していて、人間らしさをあらわにして応えてくれる。

いま私は、記憶世界に全身全霊で移り棲んでいる。時間というものの退屈さを感じない。すべての苦悩はなくて、失敗も恐れなくなり、筆を進めるだけになる。

記憶世界が終わると、どっと疲れが出る。それを癒すための神聖存在を呼ぶと、私の心は晴れやかになる。今、私の目の前には、一流の才覚をもった天使がいる。

残り時間も少なくなったところで、私は何度か指名したお気に入りの子にするような綻んだ笑顔で問いかける。

「アスミさんはすごいな」

「なにがですか?」

物事に対して本気になる力がすごい。尊敬する」

「そんなことないです」

「そんなことあるって!」

「ないです」

私の物は猛々しくいきり立ち、有頂天に達しつつあった。

初めて指名するのにどうかなという想いを押さえつつ、ここは堂々とお願いしてみる。

「アスミさんは、お店じゃなくて個人メニューはあるの? 意味、わかるかな」

「ないですけど、できます。やってみたいです」

いくら?」

「……」

アスミは俯いた。考えている様子だ。残り時間は、あと10ちょっと

颯爽と、キリのいい数字提案してみる。すると、アスミは「本当にいいんですか?」と、眼を真下にあるベッドシーツに向けて答えた。

そして、私がアスミを知り終えると、残り時間ゼロになった。思う存分にプレイをさせてもらった私は、最後にアスミを抱きしめた後、問いを投げる。

「アスミさんは、この仕事に向いているね」

ありがとうございます。また呼んでください」

「こんなことを聞いて申し訳ないけど、この仕事が嫌になることはない? ひどい触り方をしてくる奴とかいるだろう」

「いますけど、いいんです。その人もなにか辛そうにしてるから。痛いのは痛いですけど、その人が辛くなくなるんだったら、それでいいです」

「えらいね

「えらくないです。だってこんなの」

「立派な仕事だよ。アスミさんは、風俗がどんな仕事かわかってる?」

「わからないです。わたし、どんな仕事をしてると思います?」

福祉だ。風俗仕事はね、社会福祉なんだ」

「そうなんですか!?」

ベッドの上でアスミは、大きく瞳を見開いて身を乗り出した。

ちょっとからかってみようと思った。

「さて。社会福祉活動実践とかけまして、風俗店のサービスと解きます

「……その心は?」

「どちらも、人を立(勃)たせるための道です」

ベッドの縁に座っていたアスミがクスッと笑った。右手の親指を頬に置いている。

しばらく考えたと思われる。口を開いた。

「使命(指名)がたくさんあると大変ですね……でも、心身(ちんちん)ともにしあわせになってほしいです!」

いい子だった。また会ってみたい。


P.S

この日記第一稿ができた後に、元副市長と飲みに行った。以下、情報交換の内容。

・元副市長は、市内の機械部品メーカー取締役に納まったという。人望があると引く手あまただ。

・人事課長は私と同時期に定年退職した。すでに故人である。最終役職管理監(≒部長)だった。思いやりがあって誠実な人間だったのに。惜しい人を亡くした。

・C郎さんは職場復帰した。が、専門職としての任は解かれたらしい。定年までの長い時間は厳しいものになるだろう。組織に逆らうというのはそういうことだ。

・E太さんは県の本庁への出向を打診されたが断ったという。どこまでも彼らしい。こんな働き方ができるのも地方公務員ならではだ。

・私はこの日記推敲中に内定を取った。今度は福祉団体を人事方面からサポートする。

2023/1/2 A夫さんとB美さんを追記

・A夫さんはK市を退職後、ホームセンターで働いていた。当時、人事課の必要物の買い出しに行った際、彼を見かけることがあった。ごく普通接客商品運搬をしている様子だった。A夫さんの見た目や行動は普通だ。一般的な50代社会人のように思える。だが、彼は万引きに手を染めてしまった。何かストレスがあったのか、それとも本来気質なのか。人間は、よく見ないとわからない。

・B子さんは、あれから雌伏の時を経て、ほかの自治体採用されたようだ。ある時、人事課長が部内の回覧物を持って見せてきた。自治体関係新聞かチラシだったと思うが、その中にB子さんが政令指定都市で働いていることがわかる情報があった。人事課長は嬉しそうというか、安堵した表情だったのを覚えている。

問題職員の正しい辞めさせ方 8/10

第三章 地方自治体はどんな職員がほしいのか

最後の章になる。

地方自治体はどんな人を欲しているのか、及びどんな人が職員として通用するのかしないのか、それらを説明して終わりにする。

とはいえ、もう4万字を超えそうだ。ここまで読んだ貴方は忍耐力を持っている。地方公務員に適合した人材である可能性濃厚である

キャリア棚卸しにしては壮大になりすぎた感がある。まずは、先達の書いた日記ひとつ紹介して記述量のショートカットを図る。

地方公務員を目指すはてな民面接突破法を教えたい

https://anond.hatelabo.jp/20200923212241

この日記を書く前に、はてな匿名ダイアリーで見つけた日記ひとつだ。短く簡潔にまとまっている。内容も概ね正しいと感じる。明白な誤りはない。単純に面接突破したい人間はこれを見るといいだろう。惜しむらくは、上の日記を書いた人は公務員試験面接官ではない。

せっかくの機会だ。民間時代を含めると十年以上に渡って面接官を務めた者として、採用可能性が高い人材の傾向を三箇条として述べてみたい。その後、面接評価表にはないポジティブチェック・ネガティブチェックの一部を示そうと思う。



面接評価点が高くなる受験者のパターン三箇条

1.地元出身である

 モデルケースを挙げる。採用試験を受けようとする市町村で生まれ、小中高をそこで過ごし、進学や就職を機に都会に出たけれども、また地元に戻って働こうとする受験者がいたとする。

 はっきり言おう。満点に近い。もうその時点で、「面接評価では4を取ってください! お願いします!!」と面接官に期待の眼差しで見られている。K市ではそうだった。というのも、そこまで地元愛のある若者ほとんどいないからだ。

 覚えておられるだろうか。当時のK市の人事行政問題点ひとつに若手職員離職率があった。3年以内離職率が3割超えという高い数値の原因のひとつが、『他市町出身』の職員数の多さにあった。

 採用試験を受けるまでの人生で、K市と接点のあった受験者があまりに少なかった。原因はシンプルであり、県庁政令市特別区の滑り止めで受ける人間が多かったことによる。みんな現役で地方公務員になりたいので、第一志望に落ちた後もなりふり構わず受けまくるのだ。採用された後も、第一志望の自治体に入るために勉強を続ける。いわば仮面浪人だ。

 「何をもって他市町出身なのか?」を定義するのは困難である。ここでは30才以下の職員について、市外在住率(K市に住んでいない者の割合)が『他市町出身』の代替指標として機能するとしよう。さて、K市の市外在住率はどの程度だったと思う?

 正解は……30才以下の若手職員のうち、8割がK市に住んでいなかった。私が辞める年には7割を切るところまで改善されていた。新人職員居住地をK市に選ぶ割合が増えたことによる。改善のミソは、採用試験評価されやすポイントを変えたからだ。後述。

 これはひどいな、と当時の私は思った。素人考えでもわかる。市外在住率が高すぎる。もし災害が起きたらどうなる? 全員すぐに集合できるのだろうか?

 すべての年代になると、市外在住率は約5割になる。K市の近くにある政令市などが魅力的なのもあるが、市町村合併でK市に編入された先の市町村職員が、「もう義理を果たす必要はない」とばかり、こぞって自分が住みたい町に移住していく事情もある。全国的に見ても人が多い地方であるため、魅力的な市区町村が多いのだ。

 では、上の『後述』の内容について。私が総務部長に提案したのは、「K市を愛することのできる人間採用する」というものだ。試験を受ける時点ではK市が好きじゃなくていい。K市出身でなくてもいい。入庁した後にK市を好きになることができる、そういう素地のある人に高い評価をつけるようにした。

 申し訳ないが、具体的な内容は部外秘とさせてもらう。公開すると、ネット検索によってK市がわかってしま可能性があるからだ。ご了承願いたい。

2.人格的な態度(特に協調性

 社会人として一番大事なことは何かと問われれば、30代前半までの私であれば、『実力』又は『正しい過程で正しい成果を出し続けること』と答えるだろう。

 今の私であれば、『尊敬によって他者との繋がりを保ち続けること』と答える。これが社会人使用者労働者も)にとって一番大事事柄であり、能力でもある。これは、Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である(Amazonのページに飛びます)といった名著においても明らかにされている。

 このように自分のために何かをしてくれた人に対し、きちんと感謝言葉をかけられる人が果たしてどのくらいいるだろうか。

 あなた人生にもキャディのような役をしてくれる人はいるのではないかあなたが存分に仕事ができるよう、目に見えないところで条件を整えてくれている人、成功のための下地を作ってくれる人、ゴルフバッグのような重荷物を代わりに持ってくれる人、困った時に助けになってくれる人。そんな人たちがいるのではないか

 たとえば会社の中では、誰もがそういう「裏方」の役回りをすることがある。あなた会社は、そんな人たちの貢献に注目し、正しく評価する体制になっているだろうか。あなた自分を日頃から笑顔にしてくれる人に、感謝気持ちを伝えているだろうか。

Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である(2019/6/28) P.309


 単に協調性というと、「みんな揃って前ならえ」のイメージがある。今の日本社会では、善悪両方の社会的資質と見なされることが多い。

 私が持っている神の辞書によると、協調性とは概ねこんな意味合いになる。

・異なる立場環境利害関係にある者が互いに力を出し合って問題解決すること

 本来はこうである。みんな揃って前ならえ、ではないのだ。仕事は1人ではできない。一般事務職として採用される公務員は、民間企業でいうところの総合職だ。常に誰かに依存し、依存されることで仕事を前に進める。

 だが、自分ひとりで成果を出していると勘違いする者が後を絶たない。空しいことだ。こういった人の残念なところは、その知性の程度にあるのではない。俺だけが、私だけがスゴイ。もっと自分に注目してほしい、といった自己本位的な動機仕事をしていることだ。

 どんな仕事も、社会に生きる人間一人ひとりを幸せにするために存在している。彼らはそのことに気が付かないか、気が付いても自分気持ちばかりを優先する。

 百歩譲って、20代までは良しとする。だが、30代になっても学校勉強部活動で高い成績を上げ、周りに注目されて喜んでいる中高生と同じレベルでは困る。

 あなたは、見知らぬ人に対して敬意をもった行動ができるだろうか。自分と考えの異なる人間尊重できるだろうか。嫌いな人や敵に対しても、悪い感情に心を乗っ取られずに意思の疎通ができるだろうか?

 面接においては、この人格的態度を最も高く評価する。私が市職員になる前からそうだったし、K市の面接官として責任を受け持つようになってからも変わらない。

 話は逸れるが、あなた面接官の経験がある人だったとすると、「この人、面接の時とぜんぜん違う!(もちろん悪い意味で)」みたいなことがあったはずだ。面接で猫をかぶるのが上手い人だ。そういう人を見分けるコツがある。

 印象がいい――これに尽きる。あなたにとって印象がいいし、他の面接官にとっても印象がいい。特に、ハキハキとした明るい話し方。面接官全員にとって好印象だったのなら、その人は危険だ。本当に使える人が面接に来た場合面接官が3人だったとすると、大抵1人は、「うーん……」と頭をかしげることになる。採用判断が下しにくいということだ。

 それが普通だ。みんなにとってイイと感じる人格をもった人間はまずいない。いたとしたら、それは猫をかぶっているか、はたまた聖人のどちらかだ。

 技術職や、職人芸を要する分野で人を雇う場合特に気を付けよう。それに適合した人との面接では、極度に緊張した様子が伝わってくる。身体は縮こまっていて、声はたどたどしく、自己アピールも乏しく、挙動不審――そういった人が最高の素質(タレント)を持っていることがある。

 一流の面接官であれば、誰が試験に来ようと、その人のいいところを最大限に引き出せるよう心がける。履歴書を読み込んで、実際のシミュレーションをし、面接ではよい雰囲気を作るよう心がける。その人が職場に適合している証拠質疑応答によって全力で探すのだ。受験者が喋るのに苦労しているようであれば、なんとかして悪い雰囲気を壊そうとし、その人の考え方や過去の行動を引き出そうとする。

 飲食店などアルバイト採用では、あなた1人で面接担当することもあるだろうが、それでも上記のことに気を付ければハズレを引くことは少ない。印象がいいな、と感じた人に気を付けよう。初対面で印象のいい他人はまずいない。たとえ面接官に嫌われようと、素の自分ちゃんと出す人間採用した方がいい。

 猫をかぶる受験者への具体策としては、面接が始まる前と終わった後の行動をこっそり監視するといい。椅子ちゃんと戻しているか、出入口で人とすれ違う時の仕草や、駐輪場他人自転車ぞんざいに扱ったとか、車の運転危険があるなど、それなりの確率でボロが出る。

3.知的能力

 公務員に限らず、組織で働く人間にとっての血であり肉である。ここでいう知的能力には、知能であるか、知性であるとか、創造性とか言われるものを含む。

 すなわち、数値計算スケジュール段取り、ある規則に従っての並び替えといった正解がある分析的分野から新規事業企画プレゼンテーション、利害を巡っての交渉や調整といった正解(不正解)がいくつもある総合的分野に至るまで、脳を働かせて答えを導き出すありとあらゆる分野を含んでいる。

 官公庁に特徴的な仕事の傾向として、業務の幅の広さ(薄く広く)が挙げられる。特に地方自治体だと、ひとつ役場多種多様仕事を行っている(この機会に、あなたが住んでいる市町村組織図をみてみよう)。民間で例えると、とんでもなく多角化が進んでいることになる。

 数年おきに全く新しい仕事を覚えることになるのだが――その意味の幅の広さだけではない。役場を訪れる人間多種多様だ。男性も、女性も、一般市民も、民間企業も、若者も、中年も、高齢者も、子どもも、障がい者も、何らかの病気にかかった人も、とにかくいろんな人が来る。

 それらすべてに対応問題解決)しようと思うと、まずはその職員が賢くないと無理だ。これは、市役所現場で働いたことのない私でも確信できる事実だ。傍から見ていてわかる。

 礼節や態度は大事だ。植物であれば、花弁果実など目に見える部分がこれにあたる。それらを支える意味必要なのが枝であり、幹であり、根であるもっと細かく見ると、細胞質や葉緑体や核ということになる。職業人でいえば、脳というOSがこれに当たる。

 このOSが大したことのない物だと、いかに素晴らしい性格気質を具えていても結果を出し続けることは難しい。正しい答えや行動を相手に示すことができないからだ。市職員が、受付窓口で手早く計算をしたり、各種申請書の書き方の指導ができないと、市民企業が何度も窓口に来たり、無駄申請費用を払う羽目になる。

 スポーツだと、柔道における心技体がわかりやすい。ある一流の選手がいたとして、その人の精神がどれだけ優れていても、技術が優れていても――風邪で高熱がある、骨や靭帯に損傷がある、五感の一部が機能しないといった事情が生じると、たちまち三流以下の実力になる。

 多くの人は錯覚している。例えば、どんなスポーツでも面白い試合というのは――両者ともに拮抗している。心技体のうち、技と体が同じくらいのプロ選手がいたとする。となると、勝負を分けるのは必然的に『心』となる。

 実力伯仲の者同士、わずかな差で勝負が決まれば当然盛り上がる。それが、スポーツで一番大事ものが心→技→体の順番と皆に思われる最大の理由だ。

 官公庁筆記試験を必ず行う理由がここにある。現在公務員業界では、筆記試験性格適性検査を含む)の作成リクルートなど民間会社委託する方向で進んでいるが、今後何年が経過しようと、筆記試験自体廃止されることはないだろう。組織人として働く上での血肉であるところの、知的能力客観的に測定できる唯一の機会だからだ。

https://anond.hatelabo.jp/20211231220523

2021-12-17

(一部の)男性向けホラー映画ラストナイト・イン・ソーホー

映画ラストナイト・イン・ソーホー』を見た。

めちゃくちゃ怖い映画だったが感想を漁ってみても自分と同じ恐怖感を得た人が全然いないようなのでちょっと悲しくなっちゃった

匿名じゃないと書きにくい感想なのではてな匿名ダイアリーに書いてみる。

酔っ払いながら書いているので文章は乱雑になっている。

なおメモ書きみたいなものなのであらすじとかは省く。

ラストナイト・イン・ソーホー』は明らかに男性に恐怖感を与える事を目的に作られたホラー映画である

序盤のタクシー運転手主人公に向ける視線は、女性にとっては「性的欲望を含んだ視線を向けられる恐怖」のみだが、

男性にとっては同時に「性的欲望を含んだ視線を投げかけていることがバレている恐怖」でもある。

見ず知らずの女性性的欲望を含んだ視線を向ける時、第三者からタクシー運転手と同じ視線に見えており、そのことが映画を通じて大衆に広く公開されている。

恐怖以外の何物でもない。

ただタクシー運転手(それに加えてナンパ男(マウント取ってくるルームメイトのジョカスタもここに入るかも))はこの映画の中では断罪されていない。救いは描かれていないが、どこかで救われている可能性がなくはない。

一方で、幽霊たちは救いを求めるが主人公によって拒絶される。この拒絶のシーンは観客にカタルシスを与えるものとして設計されていて、実際私も心の中で拍手した。

幽霊たちはサンディ精神的に殺害し続けていた存在であり、サンディ過去追体験した主人公および映画の観客が幽霊たちを拒絶するのは当然と言える。

重要なのはなぜ幽霊たちは救いを求めたか、という点にある。

彼らは散々サンディを「殺害」していたから当然じゃないか、という反応をする人も(男女問わず)多いかもしれない。

観客は映画を通してサンディ立場追体験しており、幽霊たちに対していわば被害者位置にあるのでこれは当然の反応である

ただし加害側である幽霊たちの認識は異なっていたのだろう。

幽霊たちはサンディに行った行為に対して「娼婦を一人買っただけ」と認識していると思われる。

ダンスホールでの買春シーンを考えるとおそらく客である幽霊たちは女衒ジャック金銭を支払い対価としてサンディを「買って」いた。

買春場所ダンスホールであるという点と「買う」対象ダンサーであるという点を除けば現代日本でもよく見られる(そして私自身何度も体験している)買春風景しかない。

幽霊たちの行為がごく一般的であることは、彼らが街中で、一般人に溶け込むように存在していることからもわかる。誰でも幽霊になりうるのである

単に女を一人「買った」だけで殺されるのはおかしい、幽霊たちはそう言っている。

何度も繰り返すが、サンディ立場追体験した主人公と観客は当然幽霊たちを受け入れることはない。

幽霊たちの行為サンディに対する「殺害行為であるからだ。

幽霊の一人がジョカスタにダブっていたが、これはいじめも別の形の「殺害行為からだろう。

自分のような本番行為を伴う性風俗に何度も行き、そこで「買う」経験を繰り返してきた人間にとっては、

性的欲望を含んだ眼差しで見られ、「買われる」経験追体験すること、「買う」側が断罪され、自分もその断罪拍手すること、どちらもかなり怖い体験だった。

とりあえずしばらく風俗行くの無理になった。

サンディのことが脳裏にちらつくので。

2021-12-07

anond:20211207230629

いや、優秀なプログラマはかなり重宝されてるぞ。

たぶん、上位10%くらいなら引く手数多

2021-11-12

操作ミスデーター消してしまった増田酢魔他っ増し手時化ーターデデ済み差ウソ回文

おはようございます

ポジティヴシンキングすぎてポジティヴ大会優勝!というかそう言う大会に出場するよりも大会自体を開催してしまう、

自分ではポジティヴな方だと思うんだけど、

あのさー

やらかしちゃって、

出荷したデータを削除してしまったのよ。

さすがに温かい晩ご飯食べて寝て起きてうんこして朝ご飯食べたら元気になるかなって思ってたけど、

我ながらそんな私が犯した凡ミス自己凹みしてるわけなのよ。

この凹みが沁みるわーって

よく一世風靡したセピアじゃない方のものの言い方で

「なになにみ」ってのがあるじゃない。

昭和み」とか「分かりみ」だとか「さしみ」の「うまみ」だとかそう言ったまるまるみって言葉なぐらい

この凹みが凄かったわ。

朝起きてもなんかそのクレーム解決部隊を投入しなくてはいけないという

そのクレーム解決部隊は私一人の部隊なので、

今朝はもうさグリーンベレー帽を被っていざ挑んで、

結果はもう解決してから良かったから肩の荷が12トンぐらいおりたからよかったわ。

何をやらかしたかって言うと

送り状番号のよくみんなも荷物がどこに届いてるかって調べるとき入力する1万桁ぐらいの数字があるじゃない。

それを私控え忘れて消してしまったのよ。

お荷物自体は正しい住所が記載されて無事に配達はされるんだけど、

物理的には荷物はあっても

ウエブ上では荷物は無いことになってるのよ。

から困ったなーって

自戒としては端末操作は十分に気を付けること。

私はグリーンベレー帽を被りながら緑のたぬきを食べていたことが一番の原因であり片手で余裕でお箸で麺をすすっていたのが一番の原因でもあり敗因でもあり

そう言うことだったのよ。

まあよく何を行ってるか分からないと思うけど、

凄い自信だったわけ。

でもちゃんと無事解決してよかったわと撫でる肩を降ろすところよ。

情報管理社会お荷物1つ探すのは超簡単だと思ってたけど、

そもそもベースデーター消してしまうと

お荷物はその出荷伝票の正しい住所だけが頼りになるから

ウエブ上では追跡できずに

本当に世界の果てまで行ったっきりになっちゃうのよね。

一応はちゃんと到着することを温かく親やぎが産まれた子ヤギが立ち上がるのを優しく見守るような眼差しで見届けることが出来たけど、

もうこんなことは金輪際五臓六腑に沁みわたりたくないほど

この凹み具合がもうとんでもない感じで

万死でバンジージャンプセクシーに決めるところだったわ。

もうレジ袋どうのこうのっていうあんな小さいことに3円とか5円とか出した方が、

お気に入りエコバッグ

生肉ジュースがこぼれてエコバッグの中がジューシーな日にちが経ったらなんとも言えないスメルになるぐらい困るから

セクシー大臣提唱するエコバッグより

実際にはもうレジ袋買った方がいいのよね。

それだと遠慮無く生肉ジュースがこぼれても気にしなくて、

うそれはゴミ箱かぶせるゴミかに変身させることが出来るじゃない。

そのぐらいにセクシーな変貌はないわ!ってぐらい

昨日の私の凹み具合は刺身の旨味に匹敵する

なになにみ、って言葉の発端だったわけで、

あー今日はツイていない1日だなーって今日は終わっちゃうのかと思ったけど、

案外早急に投入した緑のたぬきをすすりながら事件現場突入するグリーンベレー帽の隊員を派遣してよかったわ。

久しくそういうのを食べてないと

結構麺食感のアップグレードさ加減が半端なくて

わ!これ意外とイケるじゃん!って

日清焼そばUFO乾燥キャベツを追いキャベツ出来るような

あの乾燥キャベツと単品で買って追いキャベツしたいぐらいに、

麺が日々美味しくなってるのよね。

改めてそう思ったわ。

もう自戒としては端末操作するときには緑のたぬきを食べながらしないってことを強く決めて守らなければ!って思った矢先で

藤井風さん風に言うと、

そんなこともうどうでもえーえーよって言いたいぐらいだったわ。

とりあえず

解決してよかったわ。


今日朝ご飯

ハムタマサンドです。

と言っても違うお店のモノなのでなんか塩気が多いくて塩っぱいかな?って思うけど

一緒にミルクヒーコーをあわせて飲むと

美味しいわね。

もうホッツヒーコーの時代にやっと世間が追いついたようで

私も気兼ねなくおのののか出産祝いに便乗するかのようにあたたたかボタンを押すことが出来るのよね。

デトックスウォーター

今日はルイボスディーホッツウォーラーにしてみました。

まだルイボスティーのパックが残っていたので

ホッツルイボスティーウォーラーにしたってわけ。

凹んでいるときはあたたたかものおのののかなのよ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2021-11-11

anond:20211111105644

女性という表象がどう描かれるかの権利を我々は持っていて、我々に性的眼差しを向けることは権利侵害である、って考えてるから

……なんの権利侵害してるのか、ほんとわかんねーけど

2021-11-06

最近読んだBL

今回は短編小説1冊、単行本1冊、雑誌1冊。

夜の眼(ジョシュラニヨン)

あらすじ

 事件記者パーカーは、連続殺人犯リッキー正義感から助けたが、恩を仇で返され殺されかけた。

 再び収監されたリッキーだったが、ある日刑務所を脱走して行方不明となる。リッキーから報復を恐れ、警察に付き添われつつ逃避行したパーカーだったが、護衛に着いてくれたスッタッグ警部補に好感を持ちはじめ……。

増田感想

 すごく面白い訳じゃないけど、つまらなくもない。終盤、もしリッキー復讐に訪れたら、その時パーカーはスタッグ警部補に何をしてもらいたいと願っていたのか、その胸の内を白状するところが、人間臭くてよかった。

秋山くん』第4巻 (のばらあいこ

あらすじ

 柴からプロポーズを受けて、結婚するのもいいかなと思った、秋山くん。だが、自分と柴がふわっふわしていて地に足が着いていない有り様を仲間達に指摘され、自分がしっかりしないと、と決意したのだった。

増田感想

 進路選択を機に我に返って現実を見る、というのはあるあるだけれども、世間に歩調を合わせて妥協するのではなく、「結婚する」という目標はブレないまま、それぞれ成長していくところがよかった。

 柴と秋山くんだけでなく、柴の友人のじおんくんやちえちゃん秋山くんの悪友達も彼らなりに考えて成長し、互いに影響を与え合っている様もいい。

 そして、地方ヤンキー底辺高校生達の人生を回すスピード感リアル。彼らは都会の大卒アラサーで悩むような事に、高校在学中に悩み決断するんだよなぁ。

 BL漫画を描くような人が、こんな感じの市井の人々にスポットを当て、「ヤンキー」という形だけでなく彼らの暮らしぶりのリアル肯定的に描くのは意外な感じがした。

 第1巻の、かなり酷すぎる性的虐めからまさかの展開の時点では想像もつかなかった、大団円。よかったわねぇ、皆……と近所のおばちゃんの気分でほろりとしてしまった。

ボーイズラブアンソロジーCanna vol.80』

 記念すべき第80号。飛ぶ鳥落とす勢いの人気小説家、凪良ゆう先生作品コミカライズ! というスペシャルな感じがあるんだけど、寄稿者の人数が今月も少なく、大丈夫なの……? と一読者の私は若干心配になるのだった。朝田ねむい先生の『スリピングデッド』が2話分一挙公開! さもなければ雑誌もっと薄くなってしまったよね。私は電子派だからリアルに本の厚みに一喜一憂は出来ないのだけれども。

 ちなみに、『Canna』のテイストエロ大人しめで、青年漫画に近い感じかな。変わった作風のものが多いと思う。じっくりストーリーを楽しみたい人向け。

 ではでは作品ごとに感想を書いていくぞ。順番は掲載順。文章量があからさまに思い入れに比例してて御免。

『積み木の恋』第1話漫画 黒沢要/原作 凪良ゆう)

 昨今はあまりにも小説が売れないが、ストーリーを作れるのはやっぱり小説家、ということで、小説コミカライズがお盛ん。しか小説コミカライズを読む度に、大体原作の方が面白いなって思う。やっぱ、漫画には漫画の、小説には小説のやり方があるんじゃないかな。

 という訳で、この作品もやっぱり原作読んだ方がいいんじゃないかなという感想私自身は凪良ゆう先生作風が好きだけど、『積み木の恋』は未読。原作の方が好きになれそうと思った。

 凪良先生の良いところは感情表現ユーモアで、ユーモアの方は台詞に出がちなのでいいとして、感情表現地の文に出がち。しか行間を読ませるというよりは分析的な文章なので、漫画の余白とか空気感表現しづらいんじゃないかなと思う。

 コミカライズ担当者がまずいという訳ではない。漫画化との相性がいい原作を選んだの? と疑問に思うだけ。

 現在、他誌でも凪良ゆう先生作品漫画化されているんだけど、そちらは近々ドラマ化される『美しい彼』で、コミカル台詞回しが多く、少女漫画セオリーを綺麗に踏襲しつつたまに強烈な逸脱を見せる作風で、より漫画向きな感じがする。



『MADK』第17話(硯遼)

 すごく評判のいい作品なのだが、私はつい最近(4、5号前かな)から読み出したせいで、話がさっぱりわけわかめ最近までは悪魔Jの過去話で、現在主人公マコトちゃんがなんか生首持ってJの家に来たところ。

 まあ、よくわかんないけど、マコトとJのどろどろの愛を楽しむ漫画なの? 今回はやばやばエロ回。Canna漫画っておかし性癖エロはあまりない感じなんだけど、本作の今回は若干アブノーマルかなぁ。最中台詞を読んで、それ奴隷商人痴皇(@『幽遊白書』)が言ってた台詞のやつじゃん、とツッコミを入れたりなど。

 読後の感想としては、今回もよく分からなかったなと。


逃避行じゃあるまいし』前編(タクアン)

 ストーカー?×恋愛の美味しい所だけ味わいたいグラスハート のおっさんずラブみたいな感じ。画風がサラリーマン向け雑誌みたいだが、エロはがっつり腐女子好み。エロシーン多め。「×」というよりは「VS」が似合う関係性のようにも思ったが、受けの人は粘着されて嬉しそう。まじかよ。


『青い人の主治医』第2話(hagi)

 第1話掲載した後数回休むってすごいな! と、これまで読んできた漫画雑誌といえば有名少年漫画少女漫画雑誌くらいの私は思うのだが、Cannaにはよくあることなのかもしれない。

 別にBLでなくてもよくないか? と思った。まあ、こういうBL好きな人もいるさ。


ベルガモットサニーデイ』第5話(キタハラリイ)

 相変わらずタイトルの響きが最高だなあ、ベルガモットアンドサニーデイ! 声に出して読みたいタイトル

 働く大人女子向け漫画っぽいもだもだした恋愛もの別にBLでなくてもよくないかという気がしないでもない。


『嘘つきな愛を買う――オメガバース――』第4話(ポケラふじ子)

 オメガバースって、二次創作においては行きつく所まで行ったニッチ性癖感あるけど、オリジナルBLにおいてはネタ範疇妊娠出産も一応入る為に社会派の側面もあるよねー。ということで、これもうっすら社会派っぽい雰囲気のある作品

 とはいえ、大概のオメガバースはαとΩのやり過ぎエロとかΩの業の深さを楽しむものだとも思う。本作も社会派っぽい面はあくまでおまけかな。


スリピングデッド』第6話&第7話(朝田ねむい)

 イエーイ今回一番楽しみにしていましたイエーイ!! 2話ぶん一挙掲載にしても凄い分量がある。全部で80ページ越えだもんな。

 ネタバレをしながら書くので、ネタバレ無しで読みたい人は読み飛ばしてください。


 今年の8月末日に刊行された第一巻の続き。殺人事件に巻き込まれ理不尽な死を遂げた佐田が、マッドサイエンティスト間宮に拾われ理不尽にもゾンビにされ、これまた理不尽にも食人をして生きることになったのが、第一巻までのストーリー

 巻末辺りで、間宮が実は顔見知りだったことを佐田は思い出す、という謎めいた展開に。

 今回は、佐田記憶結構ぼこぼこに抜けがあるのが判明しつつ、視点佐田から間宮に移る。

 これまでもっぱら佐田視点物語が進み、佐田の人となりを読者は佐田自己認識という形で知ってきた。ところが! 間宮記憶に残っている佐田人物像がとても意外。いや、表向きは佐田は昔から非の打ち所のない、ほどほど善良な人物だった。それを間宮スクカー最底辺のひがみ根性から偽善者」と決めつけていたのだけれど、あることがきっかけで、佐田邪悪な一面を垣間見たのだ。

 一巻までは、クレイジー科学者間宮翻弄されるごく普通の善良なスパダリ佐田、という構図だった。けれども一皮剥けば、間宮科学的探求心に突き動かされていない時には案外まともな感性を持っているのに対し、佐田無意識ながら自身暴力性を発揮する隙を窺っているようにも見える。

 理由も無しに暴力を振るわない間宮と、理由さえあれば嬉々として暴力を振る佐田。彼らは似ているようで根の部分は真逆

 佐田仮面を剥がすと現れるのは、過去間宮を虐めた奴らと同じような気性で、間宮佐田に惹かれるのはストックホルム症候群のようなものに思える。お、これって同作者の『マイリトルインフェルノ』じゃん? 『マイリトルインフェルノ』のあとがきに、最初はいじめられっ子が悪魔の力を借りていじめっ子復讐する話だったが暗くなりそうだからやめた、と書いてあったと記憶しているが、今回はそのテーマに再挑戦するということなのだろうか?

 間宮佐田過去編にはBLなのに若干百合みを感じる。陰湿×陰湿からかな。

 感情を表情や言葉で表すのが大の苦手な間宮の、一巻までの言動伏線は全部一巻内で回収(あーこいつ実は佐田のことかなり好きだな、と。)されたものだと思っていたが、そのなかでの特に重要台詞や表情の一つ一つが、実は二人の過去しか佐田には綺麗さっぱり忘れられている)に掛かっていた、というのにはやられた。なんてすごい構成力なの……。

 ここまで見てくると、間宮佐田に対する一方的な想いが実にエモーショナルに感じられ、間宮佐田に対する言動の一つ一つが愛らしく思えてくる。間宮佐田の死顔を見、「……あまり変わってないな、キミは」と呟き佐田の頬を撫でるシーンにはちょっと涙が出てしまうな。一巻収録ぶんを未読な人には、変な人の変な行動にしか見えないかもしれないけど。いまだ紆余曲折の真っ最中にあり見た目にまで苦労の滲み出ている間宮が、昔のまま歪みなく順風満帆大人になり夢も叶えた佐田に対し、羨望と嫉妬以上の眼差しを向ける、名シーンだ。

 ところで、佐田が肝心の所をまるで覚えていなかったのは、何かの影響による障害にも読めるし、加害者被害者記憶ギャップにも読める。佐田間宮を虐めた人ではないけれど、佐田の心根にはいじめっ子的な所があるというか。間宮佐田のことで強烈に記憶している部分というのが、佐田にとっては他人に対する悪意を解放した部分である佐田本人はスカッといい気分)であるから、そりゃ覚えている訳はないか

 間宮佐田過去と二人の関係性、そして間宮佐田に対する想いは明らかとなった。だが、ゾンビ化が佐田に与えた影響という伏線はいまだ回収去れていない。これが今後どのようにストーリー関係していくのか。ゾンビものの定石として佐田人格を喪い人食いモンスター化し暴れ出すとかいう展開も予想出来る流れだし。

 次回が待ち遠し過ぎる。


BLACK BLOOD』第5話(琥狗ハヤテ

 えっ、この漫画もう第5話なの? あらまあ! 時の経つのは早いなあぁ。そういえば、私が初めてCannaを買ったとき、ちょうどこの漫画が新連載として載っていたような記憶がある。

 ハードっぽい作風と画風で、日本漫画という由りは海外の、フランスとかの漫画っぽい雰囲気なのだが、やっぱりBLBL。急速に恋が始まり、油液が飛んだ。(←何かの隠喩ではない。)ここまで一応事件はあったものの凄い急展開が起こった感はないのだけど、もう5話。一巻以降も続く感じかな。次号とかで終わったら、何だったのかよく分からない漫画になってしまうし。


『ジャルディニエの愛した毒花』第12話(椛嶋リラコ)

 娼館ものでかつ猫耳獣人ものという欲張りセット。連載が長く続いているのもあり、私にはさっぱりストーリーわけわかめ

 この間まではなんか過去の話をしていなかったか? 攻めの人がどっか遠い所に行っちゃうような話では? と、前回までの話を把握していないまま今回を読んでも理解出来るはずもなく……。絵が綺麗。しかし、何故レディコミではなくBLなのだろう? という疑問もなくはなく。まあ、こういうBL好きな人もいるさ。


シャングリラの鳥』第14話(座裏屋蘭丸

 イエーイ、これもすごく楽しみにしていましたイエーイ!! だが、ストーリーはそんなに進まなかったので、ネタバレのしようがない。

 前回までの色々が解決も進展も後退もせず。フィーは子供時代に犯した過ちがシャングリラに及ぶことを恐れて怯え続けれており、一方アポロといえば、輝く白さのホワイト労働のはずがまさか自身性質によって馴染むことが出来ずに進退を考える局面差し掛かっていた。

 アポロが試情夫として正規雇用されて依頼、なかなか接点を持てないふたりは、それぞれの悩みを一人で抱え込んだまま、ひたすら悶々とし続ける。

 精神的に詰みそうになったタイミングで、運良く二人きりになれたとこまでで次回を待て!

 なんとも言いようがない。ただ、座裏屋蘭丸先生の描く、男子達がより集まってあーだこーだ言い合うシーンは最高だなあ、ということくらい。

 絵柄がすごく綺麗なのに、背景を真っ裸で歩くフィーの超遠目に映ったおちんが白抜き修正されてしまうのが、地味に悲しい。全身クローズアップ絵では脚とかで隠し切っているのになぁ。


『つむぐ婚』第4話(黒岩チハヤ)

 別にBLでなくてもいい気がするのだが、BLじゃなかったらこのモフモフが観れなかったので、BLでよかった。

 つむぎの狐Ver.の口元のふにゃふにゃさと狐らしいお手々の感じが癒し。だが今回は人間姿でこってりエロ回。モフモフしっぽガードがよかった。


ひだまりが聴こえる――春夏秋冬――』第5話(文乃ゆき

 この作品はかなり人気があるようで、Canna代表作といえばこれ、みたいな扱いをされているけど、私はあんまりきじゃないんだよなぁ。BLなんだけど、少女漫画特有のねっちりさがあるところが、あまり好みではない。そういうのが良ければ少女漫画を読むよ。しか世間ではこれが王道綺麗めBLなのかもしれない。知らんけど。



***

 個人的に、「BLなのに百合みがある」は正直な感想でありつつ褒め言葉でもある(と言いながら、私はあまり百合は好き好んでは読まないのだが)のだけど、「BLでなくてもよくないか?」は明確にdisりとして使っている。

 せっかくの増田。何もしがらみのない場所なので、そりゃ忌憚のない感想をかくさ。

 では今日はこの辺で。

2021-10-29

DIARY KEYというアルバムBase Ball Bear進化

Base Ball Bearといえば、青春時代代表するバンドとして挙げる人も多いはずだ。

そんな、『C』とか『十七才』とか聞いていた頃のユーザーが時を超えて突然、新譜『DIARY KEY』を聞いたら、きっと「ベボベ丸くなったな(苦笑)」と言うんじゃないだろうか。

だが、このアルバムは、「丸くなった」と表すには惜しいくらいの熱量のこもったアルバムだ。

どういうことか、俺が解説する。

このアルバムタイトルになっている「DIARY KEYから始まる11曲について述べるには、ベボベ過去に少し遡る必要がある。

ベボベにはたくさんの変遷があって、ここに辿り着いているから。

2017年に発売された『光源』、昨年の『C3』。

これらのアルバムは、どこかカッコつけていて、“強く在らねば”と前を睨んで立っている…そんな印象だった。

湯浅失踪して、3人になって、外部要因によって突如として続けるか辞めるかの岐路に立たされた彼ら。

湯浅がいないままツアーが終わって、その後3人体制で続けることを決意した彼ら。

メンバー発言から、『C2』の頃には既に、湯浅はまともに曲を作ってこなかったらしい。

そうして完成した『C2』をベボベはどう捉えているのかは分からない。

しかし、“3人でやる”ことを宣言するように『光源』をリリースしたあと、3年かかって『C3』を出した。

ここには、どこかリベンジのような、前に進み出すような意志を感じずにはいられない。

3人でもクオリティの高い仕事ができることを知らしめるように、ライブを行い、CDを出し続ける新生Base Ball Bearからは、“3人でも大丈夫だ”というメッセージをひしひしと感じた。

そこには、少なから思春期のような、虚勢のようなものがあったように思う。

ここで新譜『DIARY KEY』に話を戻す。

『DIARY KEYからは、虚勢はもう感じられなかった。そこにあったのは、確かな「強さ」だった。

思春期だった親戚の子どもが、いつのまにか大きくなって結婚の報告をしてきたような衝撃。

世界を憎むような、殺意があるような、尖った歌詞だったあの頃から想像もつかないほど、

それはそれは優しくて、大きくて、包み込まれるような世界が広がっている。

強くなければ優しくはなれない。

C3』を聞いた時、ここまで優しくなれるのか、と目を見張ったものだが、『DIARY KEY』はそんな驚きを超越してきた。

湯浅の脱退は、『光源』・『C3』は、『DIARY KEY』に到達するために必要だったといえる、とさえ。

Cross Wordsを聞いた時 こういうのがずっと続いていけばいい、と願ったのが、今叶った。

それは決して空想の中の優しさではなくて、生活の中にある、すごく具体的なものだ。

11からは、柔らかな眼差しで見られる世界があって、彼らはいつまでも変わらず音楽を作り続ける、そんなメッセージがあるように感じてならない。

Base Ball Bearというバンドは、ここまで強くなったのだ。

はっきり言って、4人だったときよりも ずっと進化して良くなった。

“到達点”感が凄まじくて、解散するんじゃないか不安がよぎるくらいに。

『DIARY KEY』素晴らしいアルバムだ。

1曲ずつ良さを書こうと思ったが、オナニーを人に見せるより恥ずかしい気がしてきたので、ここら辺で書くのをやめようと思う。

俺が良いと思うんだ、ここで書かなくても読者諸君は聞けば分かるはずだ。

CD販売、各種配信サイトにて聞けるので、未視聴の方がいればぜひ聞いて欲しい。

ダウンロード

https://form.run/@bbb-diarykey-DL

ストリーミング

https://form.run/@bbb-diarykey-PRE

配信

https://baseballbear.lnk.to/diarykey

どんなことが起きても、生活は続いていく。

たとえバンドメンバー失踪しても。

結婚しても、赤ちゃんが生まれても。

ベランダパーラメント吸いながら、明日も何とかやっていくか、と。

ベボベもそうやって、続いていって欲しいと願ってやまない。

2021-10-19

社会は性欲をいかに扱うべきか

元はこっちのブクマについたレスへの反応

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/m_nsc/status/1449950761505361920

greenT 人類に元から備わっている欲望勝手に悪に分類するのがおかしい。しか存在せず社会的に構築されたものとして扱うなどもってのほか

z1h4784 id:greenT 殺人いじめオタク差別も性暴力人類に元々備わっている欲望「だから制限しないといけないんですよ

 

俺(greenT)のブコメへの反応として正しいのか?ってのが疑問なのと

複数論点を1つのコメントに盛っていて100文字では対応できなさそうなので

メタブではなくこちらで1つ1つ解き解すことにした

人類に元から備わっているもの社会的に構築されたもの

かに差別も性欲も元から備わっているんだが、id:z1h4784 が列挙したもの社会がうまく構築できれば存在しなくていいものが混じってる

この中で暴力殺人は人が追いつめられる前に介在できるリソースがあればある程度は防げそうだし

オタク差別なるものそもそもオタクに何の予備知識情報を入れていなければ発生しないな?

 

性欲はそういう性質のものではなく、何も知識を入れなくても個人個人に備わっている欲求

自由に生きたいとか衛生的に暮らしたいとかそういう欲求と同列のもの

そういうのをあたかも「社会のあり方によっては存在しなくてよいもの」と取り扱うのは尊厳を損う行為

「教えさえしなければ自由なぞ与えなくてもよい」と言ってるのと同じだと思ってもらえばいい

 

まず、ここを区別することで先の議論に進めたい

 

欲求を悪だと断罪すること

上段で「人類に元から備わっている欲望」を分類したが、俺はこれらを「勝手に悪に分類するな」と言い、id:z1h4784 は「備わっているか制限するべき」と言っている

悪に分類するのと制限するのとでは大きな差があるんでいまいち会話が噛み合ってないが、最善の層を組み取って理解してみよう

 

人類に元から備わっている性質、以下のように列挙したがそれぞれ「制限すべき状況」があるのは理解できる

だが、「制限すべき」もの「悪」ではない。上記の中で明確に悪なのはいじめくらいだろう。基本は「欲望自体尊重されるものだが、社会リソースに限りがあるのでみんなで制限も受け入れましょうね」というスタンスを取るべき

 

差別の項目は意見が分かれると思うが、こういう場合俺がよく出すエッジケースは入墨差別

入墨を入れたからと言ってそれ自体が何か悪さするわけではないが入墨を入れた人間に悪い人間が多いので一律付き合いが制限されるし、入浴も拒否される。これは個人を見ていない明確な差別

しか入墨人間に恐怖を感じる感情自体はそこは尊重すべきものだと俺は思っている

しか制限が本当に容認できない場合、例えば手術も何もできなくても容認すべきとまでは思わない。そういうスタンス

 

制限を受け入れるとして今の性欲の扱いは正当なもの

場合によっては制限必要と言っても、今現在受けている性欲の扱いはそれを発露する描写だけで忌避される非常に制限のきついものだ。正直ここまで制限を受けるべきものではない

上段でいじめを明確に悪だと分類したが、性欲はそれとは違って人間関係の維持に良好な影響をもたらすものから

そこが端的に現れるのが夫婦関係だと思うが、「夫にいじめられないと/暴力を受けないと夫婦関係が維持できない」という悩みを持つ夫婦はほぼ見たことないが

「夫に性欲を向けられないと夫婦関係が維持できない」という悩みは古今東西枚挙がないくらい見る

 

まり、性欲の問題は「適切な対象には向けられたいが不適切対象には向けられたくない」という性質から発生するもの

男女の差はそこの対象の適切性が広かったり狭かったりするから発生するものなのだろう

んで、「どの対象が適切なのか」は人によるに決まってるので、他人の適不適に口を出すのが不当なのはここからわかるはず

先程の夫婦生活から言うと隣の旦那に性欲を向けられるのはたまったもんじゃないと思うが隣の旦那が隣の家の妻に性欲を向けたって問題ない

 

ここまで説明して、やっとブコメの元記事となるツイート話題に戻るわけだが

日本社会で性暴力性搾取は許されないっていう合意なんてもう既にあって、むしろ搾取暴力を伴わない性欲や性行動まで一緒に悪いもの存在しないものにしようとする理想像押し付けこそ性虐待だし、性暴力を受けた子供男性女性が口を噤むことに繋がっているんじゃないか

という結論が導き出せるはず

 

そこからid:z1h4784ブコメへの回答としては

  • 権利制限を受けることは誰も否定していない。ただ人間に備わっている物が特に制限を受けるわけでもない
  • 制限のあり方には濃淡があり、今の性欲の扱われ方は過剰に制限があると思っている

→ここが元ツイートの更に大元話題共産党表現規制の話に繋がっている

 

[おまけ]

 

 

ブコメを受けて追記

思ったより多く反応があったので人気コメントに反応。別に人気コメ以外見てないわけではないのでご容赦ください

 

saiusaruzzz ド直球で言うと「男は女を犯すことが可能だが、逆はかなり難しい」けど、男はこの前提を認めて話すことが難しく、女性はこの肌感覚ありきで話すので、最初から話がまったく噛み合っていないんじゃないかなと最近思う

 

非対称性事実あるし知識は持っているが、肌感覚は持ちようがないので制限のある中で喋ってる意識はある

ただ女の肌感覚論理的に落としこまれている訳ではないなとは感じていて、

犯し犯される肉体の非対称性範疇外にも性嫌悪を表出している例がある。ここはきちんと論理的でないことを認識してから議論したい

→好例としては女湯に入る男児視線を気にする話。当然精通していない年齢だし力で十分勝てる年齢の眼差しにも嫌悪感を抱く発言が多い

 俺も女児ちんこガン見されて失礼だなとは思うけどそこは年齢が低いかしかたないと受け入れている

 これが受け入れられない女性との非対称性の原因は何か。

 肉体の差だけではない、社会的に構築された性への嫌悪が含まれているように感じる

 

mahal 性欲自体問題より、ポルノ規制が「予防戦争」的なものという性質問題が重い気はするのよね。予防戦争勝利というゴールは無いから、それにフリーハンドを与えると永久機関で動くゴールポストが出来てしま

 

この問題意識差別問題と深く関連していると思っている

ぶっちゃけ、本文に出した入墨差別についても予防的な防衛意識から出ているもの

ポルノを好む人間の性逸脱を警戒するのも、もっと踏みこむと加害の意識証明できもしないのに女性トイレ風呂から男性排除するのも、

定義上は個人を見ずに属性で人の扱いを変える、差別なんだろう

差別は許容されうる範囲もあるというのが俺の見解だが、昨今の性欲の扱われ方は容認範囲を越えている

 

t-oblate 性暴力や性虐待暴力虐待が悪いのであって性が悪いわけじゃない、つか暴力虐待は性がつかなくても悪い、ということを理解してもらうのは結構大変。

 

そう、大変なんですよね

暴力虐待は性がつかないもの包括的社会問題とすべきなんだけど

どうも性にかかわるもの個人の中で嫌悪感が強いのか、分離して議論されやす

 

aquatofana 性欲を全て制限すべきとは思わないが、刑法で「一方的に性行為強要した際、された側が全力で逆らわなければ無罪なのはしろ社会管理が弱い証拠では。性欲が安易暴力と結びつくのをなんとか止める必要がある

 

上のブコメと関連性の深いコメントかな?

パワハラとかも逆らう意思が弱いと容認されがちだし

性欲とは切り離して権力社会構造問題として議論したい

ブラック校則とかブラック部活の話に繋がっていると思う

性犯罪支配から来るという話には繋がっていない。ここは後のコメントにも記載

 

frothmouth 性欲=性暴力みたいな認識の人たちがいるのな。まずそこからか/性暴力抑制するためには国家警察力を高める方向でいくしかなくて、性欲を抑制する方向性は正直無理だと思う。また、教育だけで性犯罪は消えない

 

はてな内では総論では性欲≠性暴力だっていう合意は取れてても、各論に入るとぐちゃぐちゃになるんだよな

今回の話は共産党表現の自由規制から発したと認識してるんだけど、創作物であるポルノに対して

これらのものまで加害・暴力に含める人間が多いんだよ

それらは加害ではないということを主張したい

 

NOV1975 ここで殺人本来欲求ではないって扱うのって、人間社会におけるバグ的な存在仮定からすっ飛ばす話で、それで済むなら性犯罪も大抵バグ一定の度を越すのが)で済みそうではある

 

ちょっとここブコメ論調齟齬が多いと感じてて、

実際に殺人とはどんな動機で行なわれているか見てみようと思う

平成22年犯罪白書データはやや古いが殺人とその動機の分類のデータが↓9ページに見える

https://www.moj.go.jp/content/000112398.pdf

 

これを見ると動機の半分弱(100/238)が憤懣・激情で、

他4種類の「報復怨恨暴力団の勢力争い等、痴情・異性関係トラブル介護・養育疲れ」を含めたTop5で8割を占めている

憤懣や怨恨介護疲れなどの動機を見て、本来欲求によって起こったことと思えるだろうか

これらは様々な悪条件が重ならなければ生じなかったものだと思うし、

今の性欲の議論のようにメディアの悪影響などがなければ発生しなかったとも思えない

そういうわけで、今回の俺の議論では社会構築されたものと扱っている

 

getcha “いじめを明確に悪だと分類したが、性欲はそれとは違って人間関係の維持に良好な影響をもたらす” / 自民支持者のTweetの「あなたの姓になって嬉しいわ。と女性が喜ぶので論理的夫婦別姓は反対」を思い出した。

 

類似の事例が思いつくのは議論を進める一歩としていいと思う

そこでもう一歩進みたいのだけど、選択夫婦別姓は同姓を選ぶ権利も、別姓を選ぶ権利平等に選ぶ自由があるというのが建前だったはず

同姓を選ぶ人間メディアに出るのは抑圧だという論調は踏みこみすぎだ。ドラえもん映画しずかちゃんが同姓を選んでる描写に反発があったけど、あれは自由から逸脱していてよくない例だと思う

 

今、性欲の扱いは性欲を発露したいという欲求と発露を見たくない欲求平等自由に選べる状況とは思えない

はてなの中には性欲の発露はクローゼットの中のみ許容されて公的な場では出していけないとまで主張する者もいる

これを、発露を好む側にも平等の機会がある状態にしたい

 

greenbuddha138 性暴力の大半は性欲より支配欲が根源じゃないかな ʕ•̫͡•ʕ*̫͡*ʕ•͓͡•ʔ-̫͡-ʕ•̫͡•ʔ*̫͡*ʔ-̫͡-ʔ

 

よくはてなで聞く論理だけどあまり賛同できない

性犯罪加害者の性指向が色濃く反映されすぎてて、支派欲ベースで考えるには分離が困難なように思う

端的に言うと、「とにかく弱い者が困るところを見たい」というのなら、痴漢ひったくり同様もっと老人の被害者が増えてもいい

 

rirukarinka 純粋な性欲=内心の自由問題なくて、合意がある場合を除いて、性欲を表明することは推奨されなくていい。/夫の性欲が〜のくだり、男女で非対称がすごい例えだなぁ。その辺りから物理暴力匂いしてる

 

内心の自由を狭く捉えすぎ。心では思っていても他者に表出した瞬間に断罪されるのであれば、それは自由とは言えないと考えてる

 

「夫の性欲が〜のくだり、男女で非対称がすごい例えだなぁ」

男女の非対称性はあるとは思っている。ここは非対称性は必ずあるものなので、これがない例えを出すのが難しい

 

「その辺りから物理暴力匂いしてる」

どこら辺に暴力性が?乱暴議論はしたくないので、威圧的な口調などが伝わって言いたいことが言えない状況だったら指摘してほしい

無意識にやっている部分は人間から多少は持っていると思う

 

h5dhn9k

h5dhn9k もっとシンプルに。食欲(性欲)を持っている事は自然だ。盗み食い,食い逃げ犯罪の様に、相手合意が得られない性行動は基本的に全て抑えられるべき。で良いと思うが

 

このブコメも含め、性欲を食欲・睡眠欲と混ぜて3大欲求などとくくっている例があるが、俺このくくり方は雑であまり議論資するところ少ないと思う

ぶっちゃけ睡眠欲って欲望か?運動しまくって疲れて休みたい状態を「休息欲がある」なんて言わないはず

レイヤーが違うものをくくっているのでこれで議論は進めづらいが、あえてブコメに乗っかるとすると

 

相手合意が得られない行為犯罪なのは性欲も食欲も同じ

ただし食欲を見たす欲求公的な場で表出しても何も問題ないはず

金銭を支払って食欲を見たす行為社会の風紀を乱すとも言われてない

 

ので、性欲は過剰に制限されていることはわかるはず

→ただし性欲は人間関係と密接にかかわっているので、食欲並に何でもありにはできないとは思っている

 これはレイヤーの違う3大欲求を似たようなものとしてくくっているためにバグが生じている

 

 

===== おまけ =====

z1h4784 こんなに深く考えてくれて嬉しい。あとで返信を書きます。とりあえずオタク差別を入れたのは、はてブ絶対悪として扱われているテーマからです。単に差別とすると否定的でない人もいるので

ブコメでは若干喧嘩腰に書いたのに誠実に回答してくれてありがとうございます

返信については必ず目を通しま

2021-10-17

anond:20211017014357

あなたお仕事ですか

お仕事だとバレると何かまずいんですか

ふつう一般人じゃなくて

電通とかの下請け

私と会話してることを意識されたら困るんですか

横浜市営地下鉄ブルーラインカップル

バイト先に難しい包装を軽蔑した眼差しをして頼んでくるカップル

全員お仕事でやってるんですか

いや、もしかしたらカップルでさえないかもしれない

全員役者かもしれない

2021-09-27

anond:20210927000606

ちゃんと読み直した方がいいぞ

砂ぼうず無駄飯食いを養うことはしたくないのでバディとして信頼できる程度に小砂を育て上げているし

結果、第二部で小砂は二代目砂ぼうず立ち位置活躍していることからもそれは明白

小砂は何でも屋の師匠として砂ぼうず敬愛している(だから写真と女癖の悪さを突いて弟子入りした)

第二部でもそれは変わらず立場上、畏敬の念に代わったものの再会時は先生は変わらず先生のままだと直感さらにその飽くなき強欲さに羨望の眼差しを向けている

砂ぼうずも小砂を再び利用しようとする程度に実力を認めている

ほかの人にネタバレしない程度の雑なまとめだけど紛れもなく砂ぼうずと小砂はバディだよ

 

作者が重病でなければ関西砂漠編をきちんと読みたかったな

2021-09-25

anond:20210925061319

女性表象批判することが問題」だと思われているのではなく、「その表象は、ある意味では、"女性"表象ではない(部分がある)、ということを理解していないのが問題」なんですよ。これは「フィクションから現実じゃない」というだけの話ではないんです。その表現自体現実ではないけれども、表現者現実存在しているんですよ。そして、表現というものは、表現者自身投影でもあるんですよ。

大衆娯楽というものが、単に「商品として製造され、消費者が購入する」というだけのシステムであれば、批判余地がある部分を試験的かつ一方的批判すればそれで済んだかもしれません。しかし実際にはそうではなく、そこには作者や観客のアイデンティティ投影されていたり、作者と観客のコミュニケーションが成立しているということが、次第に発見されてきたわけです。コミケのような場が受け入れられたり、インターネットの普及によって、素人が誰で創作に携われるようになり、「作者と観客」の集まりはもはや独自コミュニティとなりつつありますVtuberという文化もまた、そうした文脈の延長にあると言っていいでしょう。求められているのは、「あなた達」とは異なる価値観、異なる文化圏に対する、敬意ではないのでしょうか。

「この程度のどこがエロいんですか?」というのは、「1でエロいと思う人もいれば、10エロいと思わない人もいる」という話ではないんです。「程度の問題」ではないんです。「Aをエロいと思い、Bをエロいと思わない人もいる。Aをエロいと思わず、Bをエロいと思う人もいる」という、価値観の相違の問題なんです。

フィクション表現場合対象が「現実ではない」ことから、それ自体が時に女性解放に繋がる場面もあります。これは「巨乳キャラ批判するのは巨乳女性に対する差別」とか、そういう話ではないのです。一般的には「エロい」とされるような様子を描写していたとしても、そこに「フィクション(人為的な作り物)」のフィルターを通すことにより、「いやらしさ」が漂白されます。だからこそ批判対象にしたい人々というのもいるのかもしれませんが、私たち文化圏ではむしろ、だからこそそれが「性の抑圧」から解放に一役買っていると評価されています。誰も被害者がいないから、安心して消費できるし、肉体的繋がりを持たないから、安心して交流できる。生きた人間と対面して、手探りで交流して行くよりも、遥かに安全で誰も傷つけません。

フィクトセクシュアル(アセクシュアル)の私からすれば、対人異性愛のものの方が、よっぽど女性を抑圧しているし、差別性犯罪助長していると思います。対人異性愛欲望の実現が、社会に対してどのような悪影響を与えるのか?「個人自由」で済むのか?本当に被害者はいないのか?という問いを、是非とも心の内に常に留めておいてもらいたいと思いますしかし、対人異性愛がそのような議論に巻き込まれることはありません。「痴情のもつれ」でどれだけ人命が失われようとも、それが「対人異性愛にはやはり悪影響があるのでは?」という問いに繋がることはありません。問題提起そのものが行われないのです。ただ文化マジョリティであると言うだけの理由で。

批判するな」とは言いません。しかし、まずはマイノリティに対する敬意を持つことから始めませんか?そして、そのような批判眼差しは、まずは自分たち自身へと向けてみてはどうですか?そういうことが問われているのではないでしょうか。

2021-09-23

自分恋愛遍歴を語る

自分20代前半、生まれながらにして陰キャ

その割にしっかり昔から恋愛には興味があった。



だけどキモいので小学生の頃は告白しても

「ラブ度は〇〇が50%、▲▲が30%、増田20%くらい(おそらくこれでも多少盛ってくれた)」と言われ失恋

恋愛相談していた友達に「いけるって!増田なら大丈夫だって!」と応援されまくっていたが

実際はその友達好きな人が裏で付き合っていたというオチだった。

人間不信になった。

中学時代は初めて人と付き合う(もちろん相手オタク)も、初デートで「手…つながない?」と言われた瞬間

自分に向けられる恋愛特有眼差し」と「恋愛している自分」に気持ち悪くなり、腹痛を起こして早退。

その後1ヶ月で自然消滅

2人目は片思い中に相手気持ちがバレた上に周囲にまでバレ、クラス中でことあるごとに

「おい!○○が増田プリント渡してるぞ!」みたいにネタにされ苦痛を味わったのち

ケリをつけようを告白し無事に玉砕

クラス中で死ぬほどからかわれ、自己肯定感は爆下がりした。

3人目は中学3年の秋から中高一貫高校3年間、そして大学2年までずっと好きだった人。

相手は寡黙だったけどもちろんオタクで一緒にコミケに行ったりもした。

オタク士気が合うと思い込んでいた。

だけど、大学時代人達と一緒に旅行した時、雑魚寝をしていた深夜に襲われてキスされた。

さすがに皆が起きると思いすぐはねのけたが、正直当時は嬉しかった。

その後「あの時なんであんなことした?」と聞いたのが始まりで付き合うことになった。

お互い別の大学で、自分地元関東を離れ関西相手関東大学に在学していた。

遠距離になるけど、5年以上片思いしていたから(ようやく叶った)としか頭になかった。

関西関東中間地点で初デートして、「セックスしよっか」と言われたのでセックスした。

そしてセックスしたら相手蒸発した。

もともと自分身体コンプレックスがあり、セックスする時は期待はずれだと思われないか、嫌われないかかなり心配だった。

しかしたら期待はずれで満足いかなかったのかもしれない。

対する向こうは「大学2年にもなってセックス経験がない」ことをコンプレックスだと言っている時があった。

おそらく関西という遠い大学にいる自分を使ってセックス経験を積んだのだと思った。

初デート関東に帰ろうか?」と聞いた時、頑なに拒まれたことも思い出した。

知り合いに会うのが嫌だったんだろうなと察した。

まり、それだけ自分キモいということだと改めて実感した。

高校卒業後、垢抜けるためにかなり友達に手伝ってもらったり、バーテンダーバイトをして人と関わってみたりと

色々頑張ったがやはりダメだったらしい。

そんなこんなで蒸発された時はかなり泣いた。

せめて「そんなに好きじゃなかった」とか一言くらいは欲しかった。

自分が前を向くために「別れる」とハッキリさせたくて数ヶ月後に連絡したが、「今でもすごくイイ人だなって思ってる」と言われた。

自分なんかとはさっさと縁を切って、新しい恋をして幸せになってほしい」とまで言われた。

思い出は綺麗なまま、重要な話し合いになると悪者になりたくなくて避ける、土壇場で逃げるような人だったとは知らなかった。

寡黙なところが好きだったけど、だからこそコミュニケーションがとても足りなくて、

この5年半一体何て人に費やしてたんだと自分に呆れた。

人間不信が強化され、自己肯定感が底まで落ちた。

あれからもう3年半が経つ。

社会人になったが、恋愛ができなくなっている。

個人事業主になったので常に在宅ワークだし周囲に相手がいないのもそうだけど、

誰かをいいなと思ってももう一人の自分防衛体制に入り、「これ以上はダメだ」とストップをかけてしまう。

(こんなやつ好きになる人なんていない)(どうせまた利用されて終わる)という思考最初にくる。

仕事にも集中したくて、実際恋人がいたら連絡がわずらわしく感じる可能性もあった。

一般的会社員とは休みも合わないし、自分毎日仕事休み不定期で半休といった感じだ。

今ではもう諦めて仕事人間と化している。

2021-09-21

anond:20210921094836

現象としては起こりうることだけれども、そのような眼差しは、カウンターデモやBLMに向けられたものと同質のものですよね。強者弱者対立を「どっちもどっち」で済ませることは、結局は強者側にとって都合のいい構造を追認することになる。

現象として起こりうる」という分析必要性とは別に、そのような眼差し理性的否定する必要もありますね。

強者側」じゃなくて「現状の一般社会」は不適切だと判断してるわけ。

BLMやカウンターデモみたいに世間でも意見割れてるとかじゃないわけ。

お前にとって都合の良い構造押し付けたいがために、BLMやカウンターデモと同質であるかのように言うのはちょっとずれすぎだと思うぞ。

anond:20210921094001

現象としては起こりうることだけれども、そのような眼差しは、カウンターデモやBLMに向けられたものと同質のものですよね。強者弱者対立を「どっちもどっち」で済ませることは、結局は強者側にとって都合のいい構造を追認することになる。

現象として起こりうる」という分析必要性とは別に、そのような眼差し理性的否定する必要もありますね。

2021-09-20

anond:20210920112854

どっかのnoteでもあったがこういう性的眼差し問題でよくミラーリングを用いようとする人が多いが、

そもそもミラーリングが成立していない場合が多いんだよな

2021-09-17

オス同士が女性性的眼差し話題で盛り上がるの不快しかないな

胸のサイズだのヤリたい女だのマジで死に絶えてくれ

オスはオス同士でしゃぶりたいちんぽのサイズとか雄っぱいのサイズとかの話題勝手に盛り上がってくれ

二次元含め女性性的に消費するのは一切やめてくれ

セクハラ痴漢レイプも全部オス同士でやってくれ

オスの加害性のある性欲に女性を巻き込まないでくれ

2021-09-14

3回目、どうしますか?

私は、もうやめようと思う。

一番の理由は、WHOの言うように、まず1回も打ててない国の人にワクチンをまわすべきと思うから

まりは反ワクチンを叫んで3回目を辞退するわけではない。

でも結局は、3回目うった人からは反ワクチン扱いされてしまうのだろうか。

今2回うった人が、1回もうってない人に向ける眼差しを、

今度は3回終了の人から、2回の自分に向けられるのだろうか。

さらには将来、4回の人は3回の人を冷ややかな目で見る。

どうすればいいんだろう。

2021-09-13

anond:20210913135422

若い女性という属性が大きく金額に影響してるお仕事だと思うので、いつか年をとることを考えるとむしろ配信者をいつか止めたいという気持ちを持つこと自体はそれほど悪いことではないよ。

相対的20代女性の稼ぎが多いのも、関心を持つ参入者の割合そもそも若い女性に偏ってる、って場合もありうる。若い女性がどうかではなく、キャラクターの良さで惹きつけてる場合も大いにありうる。あなたアドバイス善意に基づいてるものだとは思うけど、性を売っているのだ、という社会から勝手な歪んだ眼差しストレスの要因ではあるだろうよ。

2021-08-10

逆に雑なナンパでホイホイお股開いちゃうボーダー類人猿女子とヤって何が勲章になるのかよくわからんのだが

そんな性病精神病デパートちんこ突っ込んで得られる自尊心とは何ぞや

男って脳みそちんこ支配されとんのか?

道端のアリンコを素手で潰して自信付いたとかいってボクシング挑むようなもんだろ

まともな人間女性相手されるわけないんだが

なぜかオタクくんもナンパ師を羨望の眼差しで見てるのがウケるんだよな

オタクくんは野生の雌猿とヤった回数誇りたいんか?

おたくが憧れている道はそういうことやぞ

2021-07-18

悲報暴力温泉芸者中原昌也さん、中学時代に「本当に友達いじめられてるところ」を撮影した映画を撮っていた

2009年ジム・オルークとの対談記事より。

中原:僕も80年代中学生時代から高校生ぐらいまで8mmを回して映画をつくったりしていました。適当に物を投げたりして。全部フィルムは捨てちゃいましたけど。見せたかったなぁ、面白いのがあったんですけどね。最初中学生の時作ったのは、本当に友達いじめられてるところを撮って、あとはフィクションで、逃げ出して車にはねられて死ぬだけの映画

http://www.webdice.jp/dice/detail/1620/



以下は今回の件での小山田圭吾についての言及

中原昌也

@masayanakahara

友人としてガッカリ…人として嫌いとか、そういうことではないけれど…もう友達はやめよう。ってオレの友達やってるより、オリンピックなんぞに関わったほうが金儲かるのは確かなんだろうけどさ…などと落ち込むのは、このくらいで。この先に目を向けなきゃね(溜息)

https://twitter.com/masayanakahara/status/1415448048008712193

いじめ肯定する気なんてないけど、いじめに参加しないと自分いじめられていた。いまならいじめるヤツらを虐殺するだろうけど、子供ときはそんな考えに至らない。ダメ人間を見つけて徹底してこき下ろすのがこの国の学校教育ってもの関係なく偉そうに過去断罪できる連中は幸せなもんだね!

https://twitter.com/masayanakahara/status/1416181911429521418

誰の擁護もしていないし(しているといえば自分)、そもそも自分いじめる側いじられる側の体験想像力もなし。ギャーギャー言ってるだけの輩はほんっと、お気楽ものね。

https://twitter.com/masayanakahara/status/1416222948369731584

いじめ肯定してないと、最初に言った通りで、自分は「いじめられる」側でも「いじめてる」側でもあったし、とはいえ当時の自分当事者自分相手に謝る以外意味はないし、今現在自分が誰に謝ったってあんまり意味があると思えない…それよりもオリンピックの開催を中止に!

https://twitter.com/masayanakahara/status/1416232933245939715

幼い思考のうちに「いじめる」側か「いじめられる」側かの岐路に立ったことない人間に、倫理問題だけで善悪だけで偉そうに言われてもね!そりぁ「いじめる」が悪いに決まってる。それよりもいまはオリンピック阻止が重要

https://twitter.com/masayanakahara/status/1416469869772431360

このほかにも「小山田圭吾過去発言にこびりついてた人たち。そのしつこさや厳しい眼差しを、どうかあなたの国の政治家たちに向けてください。」や「おれは偏見が甚だしいので、体育会系のヤツらなんかもっと酷いことさんざやってきてんだろー、オリンピックなんてアイツらの祭典だろーぐらいは思ってる。」や「「いじめた」側を糾弾し、絶対に許されるべきでない、という話を見るたびに、心を掠めるのは、「果たして自分がそちら側になったことは、一切なかったのだろうか」という恐ろしい疑問。」といった、今回議題になっている暴行希釈化、無効化をはかるような意図をもったようにも読めるツイート複数リツイートしている。

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