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はてなキーワード: 失踪とは

2018-08-16

公務員浪人コピペが近くにいた話

公務員浪人の友人が失踪した。

1ヶ月ほど連絡がなくある程度察してはいたのだが、まさか失踪である

友人の年齢は27歳。まだ公務員に挑戦できる年齢のはずだ。

もともと彼は、任期制自衛官を経て地元運送屋で働いていた。

会社の将来性」だとか「職場環境」といった、極一般的な不満を抱いていつのまにか運送屋を辞め、公務員浪人突入現在に至る。

浪人中は3ヶ月に1度程度の頻度でご飯旅行にも行っていたが、時間が経つにつれ元気が無くなっていったことは、友人として感じ取っていた。

「親しい友人と言えども、あくま他人人生選択だしなぁ」などと考え、仕事の話には全く口を出さずに友達付き合いをした。

そんな中での失踪

共通の友人に話を聴いたところ、彼は失踪直前にあることをしきりに言っていた。

「君たち(私たち仲良し何人か)が僕を遊びに誘うから試験に落ちたんだ」

まり、友人である私や仲の良い数人のグループ責任があると言っているのである

これに対して私は、「友人として普通に付き合ってきただけなのに、なんて言い草だ」などといったことは思わない。

「あ、この言葉ネット掲示板コピペで見た奴だ!(進研ゼミ風)」

まさにこれである

かつて私は同級生の十何人かは東大生になる進学校にいた。

進研ゼミ受験期の高校生であれば誰彼構わず勧誘DMを送付していることは有名で、私も例に漏れず「あ、この問題進研ゼミでやったやつだ!」のマンガを受けとっていた。そして、同級生たちとそのマンガ登場人物たちのレベルの低さを嘲笑っていたのである

公務員浪人の友人が、どこかでみた真実とも創作ともわからないコピペと同じ状況に陥っているのを、私は高校生時代気持ちで見下している。

そして、とても暗い興味を持ちながら、続報を待っている。

2018-08-15

発達障害ニートだけど性転換手術を2割くらい真面目に考えてる

発達障害女友達専業主婦として地域コミュニティもなにもないような都心マンション労働を免れた生活を送ってるから真面目に悩んでる(その人は子なし前提で結婚した)。

この女友達はつい最近まで半引きこもりのニート歴5年だった。

新卒で入った会社挙動からから何までヤバい人扱いされて失踪、という俺と完全に同じルート

俺の場合挨拶しただけで抑揚とか声色がズレまくってて相手生理的嫌悪に顔を歪めていたけど、この女友達もそんくらいズレズレだったろう。

長い友達付き合いでわかる。

それでも彼女主婦の座を勝ち取った。旦那さんは電力会社勤務の高給取りだ。

彼女はもう一生働くなくていい。

昼間によく電話がかかってくる。家事以外の義務がないので暇なんだと言っていた。

美人でもなんでもないのに…心底嫉妬した。

女ってだけでここまでイージーなのかよ。

そういうわけでいつか性転換に賭けてみたい。

この女友達より格段に顔は良い。初体験は小6のときに姉貴の友達から逆レイプだったし、顔だけはよく褒められた。本田翼に似てるとアホほど言われる。

から性転換手術で女になっても結婚できる自信はある。

できれば俺も非被差別的で生活保護的な待遇を実現させてくれる旦那を捕まえたい。

もしも婚活会場で本田翼似で、過去を語りたがらない、女性と思えないほど雑談が下手で無愛想な奴と遭遇したらせいぜい警戒したまえ。

こっちは世間的に許されるニート待遇さえ叶えてくれるなら爺さんでもクソデブでも辞さない構えだ。

おっさん失踪してホームレスになっても弱者ではないことになってるので報道もされないわけですね

anond:20180815095024

関係なくはないだろう。

失踪する人達だって色々な理由があるはず。

他人のくせに子ども行方不明ニュース心配する差別主義

ニュースみて心配していた~」とか言ってるお前、1日3人以上失踪してるけどもちろん全員分心配するんだよな。

まさか高齢者障害者の命の価値は低いか心配する必要はないとか思ってる差別主義者じゃねえよな?

2018-08-11

毒親持ちが凍えることの出来る映画を見つけたぞ

題名の通り、毒親持ちには、凄まじいパンチのある作品です。

見た日は真夏日(30度越え)でしたが、見終えたあと凍えそうに寒くなることが出来ました。

人って気持ち次第で寒くなったり出来るもんなんだなぁと驚いたことを覚えてます

エアコン要らずで体感温度20度下げてくれるエコ映画タイトルは、

アンドレイ・ズビャギンツェフ監督作『ラブレス』(ロシア語: Нелюбовь)です。

結論から書くと、毒親持ちが、今この瞬間、自分が生きているということは、どれだけ多くの幸運に恵まれてきたのかを噛みしめることのできる映画です。

そう書くと、痛々しい児童虐待映画?と構えそうですが暴力とかは言葉を含めて無いです。

しろ、どれほど酷い毒親が出てくるのか?と思いながら見にいくと拍子抜けするくらいです。

「あっ、うちの親の方が全然ヤベーわ」みたいな。

衣食住に不自由してなくて、母親不貞腐れながらも朝食作る/子が食べるまでは待機しているとか、

あれ・・・全然まともじゃん?みたいな。

どちらが子を引き取るかで子に配慮もなく言い争い、子が泣きながら食していることをスルー・・・
親としてどうこう以前に、社会動物として許してはいけない行為・・・
・・・・・ですが、匿名からこそ言える本音で言えば、
「あ、はい」ってな感じの平常運転です。毒親持ち的には。

しろ、母ちゃん朝メシ用意してるし、泣いても騒がねぇし、今日はまともな日だわ〜です。

じゃあなにが凄かったのか?

圧倒的に寒々しく緊張感溢れる映像描写です。

ストーリー文字に起こすと(以下、結末ネタバレです)、

自分のことしか考えていない、身勝手離婚協議中の両親の元から12歳のアレクセイ失踪
そして、ロシアの凍える冬の足音が近づく中、とうとう見つかりませんでした』

たったこれだけなのですが、

まるでわたし自身アレクセイになって雪の中を彷徨っているよう感じられました。
ポエムってるのではなくガチ体感の話をしています

毒親持ちのみなさんは、
勝手でどうしようもない親の気を引こうした経験や、身勝手な親から逃げ出そうとした経験が、幼少期にありませんでしたか
わたしは何度もありました。

親を思い知らせてやろう(心配させてやろう、世間体を傷付けて恥ずかしい思いをさせてやろう)、
どうせ誰も家にいないのだし、
帰ってきては癇癪を起こす親のいない所で一人で暮らしていこう、
そう思って真夜中に何度も家から出ましたが、
幸運にもアレクセイのように消えてしまわずに済んでいます

それは、アレクセイのように勇敢な子どもではなく、暗闇や物音が怖くて、秘密基地で夜を明すことが出来ずに、結局は家に帰ったからです。
あるいは、アレクセイのような不運には見舞われず、犯罪者に捕まる事がなかったからです。

これは幼少期に家出家出もどきをした事のある人ならば、とても他人ごとには思えないんじゃないかと思います
アレクセイではなく、わたし家出(またはもどき)をした あなた が 雪の中へ消えてもおかしくはなかったのです。

これは映画海外だけの話ではなく、現実日本でも起こりえることです。

毎年8万人が行方不明になり、幸いにも98%は『見つかる』 (ただし自殺事故死も4500人程度含む)、『自主帰宅する』そうですが、
1000人前後は見つからないままだそうです。

世の中には、親の世間体や機嫌を損ねたら、比喩ではなく、物理的に頭をかち割られる、
そんな子どもたちもいるので一概には言えませんが、
親の気を引こう/世間体を傷付けてやろうと思える程度には、家庭内安全担保されている場合には、親へのあてつけなんかのために、危ない行為はしないで欲しいなと心底思いました。

なのでダラダラと匿名日記感想文を書いてみました。

わたしも何度も家出もどきをしたので気持ちはよくわかりますが、
無事成人出来たのは、単に運が良かっただけです。

怒り、悲しみ、両親への攻撃心と僅かな期待で 気持ちが昂ぶっていて、死んだら死んだで良いもん!!状態になったとしても、
たぶん、この映画を見ると、凍えて冷静になれると思います

あなた を辛い目に合わせた両親は、子を喪った悲劇に酔うだけ酔ったら、やがて何事も無かったように日々を送ります

しろ、(結果的に)障害物が消えてラッキーくらいなもんです。

なので、何事もなかったように望んだ日常に戻りつつも、

『子が見つからない』、
『子はおそらくもうこの世にいない』、
しかし死んだという証拠ひとつもない』、
『それ故にピリオドを打てずに心に永久モヤモヤ残り続ける』、

これが映画ラストになっていたのは最高に良かったです。

でもアレクセイにとってもこのラストは本当に良かったのでしょうか?

勝手な両親の 真っ白なライフキャンバスに、小さな黒いシミを付けて、少しモヤモヤさせ続ける、
たったそれだけのために自分人生を投げ打つ価値って本当にありそうですか?

電気ガス水道日常的に止まる機能不全家庭で成人し、今現在思うことは、
全てごちゃごちゃでもなんかまぁ人生は悪くはないです。

この映画を見て冷静になった後のアンサーになるような映画は思い当たらなかったので、

Mary Lambert(メアリー ランバート)の 「Secrets」を推しときます

My family is dysfunctional
But we have a good time killing each other

おわり

【Secrets】
https://youtu.be/cqqqV50zaAc


=====

蛇足

もちろん、

1. イケメン美女スポーツマン天才健康に生まれて無病息災
2. 経済的/家庭的制約を受けずにやりたい事にチャレンジが出来る(出来た)
3. 実家家族は仲良し
4. 友達もみんないいヤツで近くにいる
5. 嫁旦那彼女彼氏もいいヤツ
6. 子どもが良い子で健康
7. 社会的に意義のある仕事(人の為になる、価値を与える仕事)をやっている
8. 金持ち

1-8 を全てを満たせるなら、満たせた方が良いに決まってます
全部は無理でも、どれかひとつくらいはあった方が良い。
でもそのどれも無くとも意外とそんなに悪くはないです。(あるにこしたことはないけどね)

これは卑屈になっているわけではなくて本心ですよ。

金持ちじゃないけど生活に困らない給与を貰って
通勤地獄に苦しまずに会社員を出来ているのも、
まぁまぁかなって思える理由ひとつです。

ただ、悪くはない・・・と思えたとしても、
多くの人が当たり前に受けている家族の助けや、経済的制約のなさ自由さに対して、
ぐぎぎ・・・妬ましい!!と思う気持ちが綺麗サッパリ消え去ったりは特にはしないです。
社会動物霊長類に限らず非常に不公平に敏感です。

イヌ不公平に扱われると嫉妬する、ウィーン大学実験
http://www.afpbb.com/articles/-/2547265?cx_amp=all&act=all

モヤっと感を消しさるために、なんか漠然と金持ちになりたいです。

金持ちになって内心ドヤドヤしながら「大したこと無いっすよ」風を気取りたい。

ちなみに金持ちになれそうなアクションは何一つとしてしていません。
アクションどころか妄想レベル計画イメージすらありません。
でもなんか漠然と金持ちになりたい。
匿名だと、凄まじく頭の悪い本音を飾らずに書けて本当に良いですね。

あとなんか助けになるような事がしたい。

IT屋なのでIT系のボランティアしたいです。
ラブレス』の人探しのボランティア方々はとても立派でしたよね。
無償全然問題ないので、「なんか良い事した!!!」感や、「ものごとを改善した!!より良くした!!」感のあるボランティア漠然としたいと思いました(小並感)

おわり

ーーーーー

[追記]
毒親に直した

■ぐぎぎ・・・!!!
anond:20180811215416

2018-08-09

無職としての学問

 特に文系において、大学研究を取り巻く環境が厳しいので、少し愚痴を書かせていただきたくお邪魔します。

* * *

 研究生活が実生活、ことに家庭生活に対し極度の不安定性を与えることは、今日に始まったことではない。

 例えばかの有名なマックス・ウェーバーによる1919年の講演の中では、「大学に職を奉ずるもの生活はすべて僥倖支配下にある」と語られており、「精神的に打撃を受けることなくこうした境遇に堪ええたためしは極めて少ない」とまで言われている。

 このような状況は、100年の時と洋の東西とを超えた今日日本においても、同様である。むしろ人口減少と学問に対する軽蔑——それはおそらく、ウェーバーが講演の中で強調した、学問がなんの「救い」も「啓示」ももたらさないということを、多くの人々が正しく認識たからに他ならないが——に直面している極東島国の方が、研究生活を取り巻く環境過酷であるといえるだろう。

 博士号を取ったとしても多くの人々には就職先がなく、あっても有期雇用で、しか低賃金であり、長期的な研究生活の途を描くことは全く不可能である

 日本より恵まれ研究環境を有する国、例えば博士課程から給与が出るアメリカや、高等教育がほぼ無償であるフランスの例を持ち出すことは簡単であるしかし、研究生活はその研究者が根ざしている言語文化、あるいは人的ネットワークにある程度は依存せざるをえない。また、他国研究環境は、一部だけを切り出せば外面的には羨望の的になりえるが、実際は、給与と引き換えに研究テーマ選択制限されたり、あるいは無償で得られる研究環境には限りがあったりするのである

 当然のことながら、研究者における研究成果はそれぞれのおかれた研究生活の諸条件に左右されるのであり、それは資本的な制約を大きく受ける理工学系のみならず、人文系についてもそうなのである

 ハンナ・アーレントのように、生地での生活を根こそぎ奪われ、新天地で大きな研究成果を挙げる例もないわけではない。大学官職への道を閉ざされてから活躍したカール・マルクスそもそも学歴のなかったピエールプルードンなども、偉大な思想家としてのちに崇められる存在であるしかしながら、すべての人が偉大な人、指導者のような人、あるいは預言者になることを目指して研究に励んでいるわけではない。実態はむしろ逆であり、陽が当たらない部屋で日がな一日、誰も読まないような古雑誌の1ページをどう解釈するかについて考え、その謎を解けた時に無常の喜びを感じる、そういう人が研究生活に入るのである。そのような、全くつまらないことこそ重要研究成果なのであり、むしろ大きな社会的反響を呼び起こす御宣託が科学的な研究成果とは全く呼べないようなものであることは、ウェーバーの指摘するところであり、歴史が度々証明してくれたところでもある。いずれにせよ、研究生活とは社会的名声や富と全く関係がないどころか、資本主義社会ではしばしばそれらは相反するものとなるのである

 尤も研究者も所詮人間であるからして、研究のものの「客観性」や科学位置付けとは無関係に、それぞれの求める研究生活上のあり方というのは存在する。名声や富を求めて研究に取り組む人もいるのかもしれない。しかしそれは明らかに悪手だ。羽生名人でも挽回できないぐらいの悪手だと思う。

* * *

 さて、反面、家庭生活はまさに「経済」の必要に駆られるところのものであり、十分な収入、定住可能な住居、そして可能な限り多くの家事労働自動化が進んだとはいえなお労働集約的だ)が投入されて、初めて成り立つものである

 収入がないなどもっての外であり、亡命収監失踪放浪なども、家庭生活とは相容れないものである

 歴史を顧みれば、自死発狂、子捨て、虐殺に至るまで研究に身を置いた人々の末路は様々であるが、なんとかしてそのような事態は避けたいと誰しもが願うところであろう。

 できれば平穏無事に、昭和時代理想とされたライフスタイル、すなわち夫婦円満子供と共にマイホームに住み、安定した立場で働き定年後は年金生活という人生を歩みたいところである(これは皮肉である)。

 しか今日の若き研究者は、子供はおろか結婚もままならず、マイホームマイカーも持たず、年金制度破綻を前に怯えながら年老いるのである

 もしあなた結婚したとすれば、それはパートナーの全く寛大な心によるものか、パートナー無知蒙昧で完全に誤った選択をしたかのいずれかであろう。

 さら子供がいるとすれば、当然あなた研究生活放棄するか、あるいはなんらかの安定した不労所得に拠って研究生活と家庭生活の両立を試みねばなるまい。(あるいは、あなたが非常に体制時代に順応的な研究をなしていたとすれば、すでに十分な収入に恵まれいるかもしれない。これこそウェーバーの言った「僥倖である。そういう人には心から祝福を送ろう。願わくば同じような僥倖が数多の迷える研究者たちにあらんことを。)

 多くの研究者たちにとって、結婚出産研究生活首にかけられた縄である

 女性研究者の研究生活性別役割分業的発想や家庭生活に対する支援パートナーから十分に得られないなどの理由によりすぐに縛り首になってしまうが、男性研究者の研究生活も同様に性別役割分業的発想や金銭支援パートナーから十分に得られないことですぐにギロチンにかけられてしまう。

 いずれにしろ他者にとって金にならず有用性のわからない行為としての研究は、家庭生活に直面すると挫折する公算が大きいのである

 だからといって、家庭生活を全く否定してしまうことも困難である穂積陳重来日本の身分法学者は、日本国民の位置付けを次の三つの身分のいずれかあるいは複数に属するもの定義した。すなわち、夫婦、親子、親族である

 しかし、親が死に、結婚もせず、親族との紐帯も弱いとなれば、その人は社会的にも法律的にも、全く孤立した存在となってしまう。

 その人は十分な社会保障の対象にならないことはもちろん、社会生活上の様々な面で制約や不利益を受けることとなる。

 実際上の問題として、社会的要請として家庭生活に入ることを我々は求められており、多くの人はその生活が全く不幸であり耐え難く絶望的なものだと感じていたとしてもなお、家庭生活に甘んじているのである

 当然、研究をしていなければ家庭生活が楽になるとは全く言うことができない。しかし、少なくとも研究生活が家庭生活と激しく対立することであることは自明であることのように思われる。

 あるいは「家庭」という理想像の崩壊高齢者二人世帯や単身世帯シングルマザーの増加、生涯独身者の増加などによって、家庭生活という名付け自体空虚ものになっているという批判があるかもしれない。

 しかし反面で、なお結婚出産経験する人は半数を占めており、「家庭」に代わるほど普遍化された結婚出産を前提とした私的領域生活モデルはいまだに存在しないわけだから、やはり家庭生活という呼称を用い、特に若い研究者たちにとってはそれを重視せざるを得ない現状もあるのだ。

* * *

 収入、定住、家事労働を求める家庭生活は、無収入、度々の転職と転居をもたらし、にもかかわらず時間の余裕を求める研究生活とは、完全かつ深刻に対立する。

 では、この間の解決はどのようにしてもたらされるのか。非研究であるパートナーの忍耐によってであろうか。あるいは研究生活の適度な抑制によってであろうか。

 前者はこれまでの男性研究者がしばしば採用した方法であり、女性人権がない時代であればよかったが、21世紀にもなってこの方法採用しようと思っている人がいるなら、その人は妻を見つけることができないであろう。

 後者方法は、実際には採用し得ないものであり、つまりそれは相撲レスラー炭水化物摂取を控えるとか、プログラマーが1日3時間しかモニターを見ないようにするとかいう話であって、研究生活を「適度に抑制する」などということは単に研究生活否定しかない。

 研究者はその人をして全的に研究に没頭せしめなければ、素晴らしい「霊感」を得られないものである。そうでなければ、特に人文学研究においては、それは単なるジャーナリズムに陥るであろう。

 そして、これもウェーバーと同じく声を大にして言いたいところであるが、そのような素晴らしい「霊感」、今日言葉であれば「イノベーション」などというものは、研究のみならず仕事や様々な形の労働の中でも、それに没頭し専心していなければつかむことの能わざるものであり、行政府が旗をふって労働時間の長短や職業訓練の有無をいくら弁じ扇動しようとも、生まれてこないものなのである

 家事労働ワークライフバランス長時間労働問題は、まさにこの没頭の可能性にあるのであり、特に家事労働時間を細切れにしてしまうために人をして何かに没頭させることを妨げること大であるワークライフバランスも、結局その目的とすることが明らかでないか低賃金かつやることのない中途半端余暇をもたらすだけである長時間労働改善しても、人々が自ら欲するところのものに取り組めるような労働時間の設定でなければ、それが長かろうが短かろうが、人々の不満は変わらない。いくら労働時間が短いとしても過労死は起こりうるし、長く労働していても過労死しない場合があるのは、この理由によるのである

 とにかく、家庭生活の求めるもの根本的に否定しなければ、研究生活は成り立たないのである

* * *

 では、解決方法は何か。家庭生活問題点は、それが夫婦という二者で成立するように想定されていることである。それゆえ、収入と定住を男性が支え、家事労働女性が支えるという構図が出来上がった。

 しかしこの想定は噴飯ものであり、シングルマザーは全て一人でやらざるを得ず、あるいは逆に親族から支援収入不安が軽減されたり、実家を譲り受ければ定住も可能というように、家庭生活の諸条件の実現は夫婦という関係性の外部で決まっていることが多い。

 もし家庭生活に関与してから研究生活継続するためには、家庭生活を成立するためのリソースを外部から調達することが最も望ましい。(逆にいえば、外部からリソース調達できなければ、ついにここで研究生活のお墓を立てるしかない。自分研究というアイデンティティよ、さようなら、と。)

 ただ、ここには二つの問題がある。一つは、リソース調達である大川周明のように徳川家から調達したり、大杉栄のように政治家からぶんどってくることができれば最高だし、あるいは明治時代のように女中を置いたりできれば最高だが、なかなかそういうわけにはいかない。もう一つは、その調達個人能力に帰せられることで、研究能力とは別にそれに取り組む環境規定されてしまうということである

 この二つの問題解決するためには、若い研究者同士で研究生活を支えるための生活ネットワークを構築するしかない。あるところには金がある人もいるだろう、あるところには手が余っている人もいるに違いない。

 どうせ研究生活に勤しんでいる人以外に若い研究者に対して同情を寄せてくれる人はいないのである

 アカデメイアリュケイオンがどうだったかはわからないが、古今東西大学に併設されている寮や大学街(カレッジ)では生活上でも学術上でも研究者のコミュニティ形成されていたはずだ。修道院のようなものである

 いま、若い研究者は官僚主義的な大学制度によって互いに分断され、地方に散住し、有能なもの国外へ出て行ってしまっている。もう最後タイミングである

 いま我々若い研究者が団結して助け合わなければ、この国の研究はすぐになくなる。もし研究のなくなり方が緩やかであれば、日本語で達成された学術的成果を、多少なりとも国際的に、人類のために遺す時間猶予が生まれるかもしれない。あるいは、国外から救いの手が差し伸べられるやもしれぬ。「タコツボ」を脱しなければならない。近くで助け合って生活し、なんなら雑誌なども出して(いまであればブログでいいのかもしれないが)、特に文系では消え掛かっている研究の灯火を、なんとか引き継いでいかねばならぬ。ならぬと思う。

いや、それとももう、研究生活を諦めるべきなのか。

2018-08-08

anond:20180808230804

女が不遇だったはずの家父長制が強い時代に、夫は失踪しまくってたからな。

今の時代失踪するのは当たり前だよ。失踪しよう。

家族がクソむかつく

地方IT屋につとめる40台のおっさんだが、つくづく家族にクソむかついた。今日やっと言葉にしていいんだとわかった。俺は嫁も娘もだいっきらいだ。むこうも俺を嫌いだろうから問題ない。いままで家族から嫌われないようにじっとしてきたつもりだが、なにもかもがいやになった。

すぐ怒る嫁。

不登校娘。

こいつらに俺の給料が消尽される。どれほど働いても、俺の手元には月2万も入ってこない。奴隷だ。俺は家族奴隷だ。しね。ほんと、しね。返せ。俺の金を返せ。

今日今日まで我慢してきたが、今朝、それが解けた。言葉にしていいんだと自分を許した。

俺は家族がだいっきらいだ。こんな不幸なことはない。俺は不幸だ。だいっきらいな家族に囲まれた。

ますぐきえてほしい。

もしくは俺が失踪したい。

どいつもこいつも、俺にならなにをしてもいいと思ってやがる。実際消え去ったら、俺がなにを感じるかは想像がつく。後悔するだろう。こんなクソみたいな家族でも、消え去ったら、とりあえずまず後悔するだろう。

そして、そのあと、安心する。やっと、安心できる。

すぐ怒る嫁はもう居ない。

反抗期で、バカで、金ばっかり使って、不登校の娘はもう居ない。

それでも悲しいだろう。後悔するだろう。

でも、そのあと、無限に広がる安心が俺を満たすだろう。もう誰も俺を嫌わない。俺から奪わない。俺も嫌いにならなくていい。奪われなくていい。俺を怒らせない。俺は家族を怒らせないだろうかとおびえなくていい。それは、なんて安心感だろうか!

もう、十分に俺は搾取され、嫌われ、雑に扱われ続けてきた。もう十分だろう。これでもまだ足りないというか。

それが家族だというのだろうか。そんなもの家族ではない。

せめて。

2018-07-18

宮内庁打つ手

小室圭さん事故

小室圭さんにハニトラ

小室圭さん失踪(別人として生きる)

どれ?

2018-06-26

私的制裁禁止

何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。

— 日本国憲法31


Hagex事件から数年たった。はてな村界隈はひどく窮屈になった。

言うまでもなく、日本法律に「煽ったら死刑」などという文言はない。事件の当日も、今もない。

しかし、事件で示された「煽ったら殺されるかもしれない」という可能性は、村人の心を蝕んでいた。

ある人は外出にボディガードを雇うようになった。自撮りに必ずスミス夫妻が見切れている。

ある人はブログを止めた。引退宣言なんてものもない失踪だ。京都パンティー作っていると聞いたが嘘松

ある人は外出を止めて引きこもった。ブログ更新頻度が跳ね上がり、だんだんウザくなってきた。他にやることが思いつかないらしい。

人と会うという宣言は、「帰ってこなかったら死んでると思ってくれ」という隠語になった。

こんな村になっても人と会うことを諦めないやつはいる。だいぶん少数派になってしまったが。

会社に行くとき、買い物に行くとき風呂上がりでフルチンとき、俺らはこんなにビクビクしていただろうか?

ファミチキ買うのにスタンガン必要生活だっただろうか?

殺人をしない」という単純な約束はてな村の基礎を作っていたなんて、こうならなければ気が付かなかっただろう。

はてな村暮らしていている者は「煽っても殺さない、殺されない」という合意を持って村に来ていた。

「外に出ても殺されない」という約束を破棄し、社会コストを増大させた、この殺人擁護することは出来ない。Hagex氏の自業自得があろうが無かろうが関係ない。

法を犯すと言うこと、社会を騒がせるということはこういうことなのか。

今日は久しぶりに外出の予定がある。

……なにが悪かったのだろうか。それともこれは時代必要とした犠牲なのだろうか。

初めて低能先生の顔を見に行こうと思う。

ペンより剣を強くしたやつ。

やつは今なにを思っているのだろうか。

2018-05-25

アスペうつ病だけどプチ家出したい

当方都内地下鉄駅で自殺未遂を起こして現在休職中のゆとり世代ダメ人間うつ病ASDのデスコンボを喰らった。

現在南九州にある実家で療養している。

自分食事の用意と洗濯物の取入れ以外の家事もしなくていいので基本的に気が楽である

しか実家はド田舎であるバス停コンビニに行くのに片道徒歩1時間かかる場所である

その上相互監視の目は光っており、平日の昼間に散歩していただけでも陰口をたたかれるどころか、最悪不審者認定される地域である

ネカフェのような気晴らしできる場所もない。図書館すら遥か遠くにある地域である

そもそも運転免許も持っていない。家に自転車すらない。病院の日を除いて、事実上実家軟禁されているような状況だ。

父親は優しいが抑圧的な側面を持ち、母親もそれに同調する感じである家族一緒にいると一抹の息苦しさを感じる時もある。

そもそもいい大人が年老いた両親に病気名目パラサイトしている時点で罪悪感を感じてしまう。

 

からといって東京の自宅に帰ればどうなるか。確かに平日の昼間に歩いていてもスルーされるだろう。

気晴らしの場所だってたくさんある。両親が抑圧してくることもない。そういう意味では気が楽だ。

しか一人暮らしのためすべての家事を一人でこなさなければならない。肉体的にも精神的にも相当な負担がかかる。

自分には友人がいないため、東京に戻れば孤独の身になってしまう。

その昔、武田鉄矢が「うるさい親ほどあったかい」ってCMをやっていた。息苦しくても傍に家族がいないのは寂しい。

それらの負担により症状がぶり返す可能だってある(というかぶり返して実家に戻る羽目になった)。

 

単なる甘えだが、実家のように気が楽で、東京のように気が楽な場所はないものか。

くそういう楽な場所に行きたい。

症状が重篤だった時は「楽な場所あの世」だったが、今は「楽な場所首都圏以外の大都市圏ホテル」になっている。

具体的には南九州東京中間にある京阪神地区である。そこいらのビジネスホテル孤独感を感じない程度(3日~1週間)に休みたい。

それを家族カミングアウトすれば心配という名の説教が待っている。何も言わずこっそりと出て行きたい。

 

自殺志願から家出志願になっただけでも症状は改善されたのだろうか。

とにもかくにも京阪神地区に逃げて楽になりたい。

単なる逃げ癖・失踪癖の一種だし甘えでしかないのだろうけども。

自身の身勝手さにほとほとあきれ果てるばかりである

畢竟自分卑劣下劣人間未満のクズである

2018-05-21

観光施設での仕事介護を両立できず自殺未遂した話。

前置きしておくと、この文は後ろ暗い心持ちからまれた文です。なので、読んでスッキリ、なんて読後感をお求めの方は別のページへと向かう方が良いでしょう。

この文の目的は、復讐…とまでは行かないけれど、私の知らないところでいいから、あの人に報いがあればいいな、という小さな期待。それと、結局、一体誰が正しかったのか?という答え合わせをしたいという願望です。

から、もしお読み頂けるようでしたら、叱咤でもなんでもお言葉を頂けると幸いです。

まとめると、全てのタイミングが悪かった、という話です。

部署異動のタイミングで、家族介護をせざるを得なくなり、やむなく退職を願ったが上司に引き止められ、一ヶ月後、無理がたたって自殺未遂をして辞めることになった、と。

私の昔の職場は、日本でも有名な観光地です。都心としては少し外れたところにあり、昔はそこまで発展はしていなかった場所のようです。ですが施設が出来てからは、大きく様変わりし多くの人で賑わうスポットになった…そんなとある観光施設です。今では交通の便も悪くありませんしね。

観光施設、というと明るく朗らかなイメージがあるかもしれません。実態日本有数の観光地、という看板を背負えども、小さないざこざが絶えない職場でした。

それと、世の中どこもそうですがここも慢性的人手不足。なので、応募があると即雇う。なので少し問題がある人でも雇うため、さら人間関係がこじれるこじれる。

そういう悪循環に陥っている職場でした。

そんな職場に昨年まで私はいました。

接客の案内部門にいた私は、前々職の経験を生かせるかも、と軽く話していた別部署に急に異動することになり、急遽販売部門に異動になったのです。

まあ、前職の経験もあるし、きっとやっていけるだろう。

そう思ってたんですが、ここで2つ問題がやってきました。

ひとつ職場環境。

異動先があまりにもギスギスしていて、私はそこに溶け込めなかったんですね。

教わっていない事を聞くとなぜ知らないのか詰問されたり…なんというか、新人を受け入れるだけの余裕も無く仕事が忙しい、という部署でした。

それと私自身、ミスも何回かしたりして…本当に申し訳ない日々でした。ただ、そこから虚偽の失敗の報告を入れられたりするようになり、職場でどんどん孤立していきました。

噂では、職場圧力が強くて退職していく人が多い、とは聞いていましたが、それを実感するとは、思ってもみませんでした。

そしてもう1つが、そう、介護です。

父方の祖父が急にボケ始め、体も衰え寝たきりに。共に住むのは叔母ですが、私も流石に手伝いに行かねばならなくなりました。

介護って聞くよりも本当に大変でした。

血の繋がる祖父ですら、幾度となく殺意が沸くほどに。

なので、ここでは詳しくは書きませんが、介護士というのは本当に慈悲深い方にしか出来ない仕事だと実感しました。

それと、父が祖父の姿を受け入れられなかったのか荒れるようになり。前から粗暴な人でしたが介護強制するために暴力を振るうようになったのも困った点でした。

そんなわけで急に介護をせねばならなくなったのですが、仕事の都合があまりにも悪すぎる。

ざっくり早番と遅番の2パターンシフトで出勤せねばならないのですが、

早番だと始発で家を出て、夕方に帰る。

遅番だと昼頃に家を出て、終電で帰る。

というなんとも時間の振り幅の大きいシフト制でして。

しか契約社員からバイトのように選択権がない。なので、どうしても休みたい日3日以外は選ぶ余地もなく、上司の采配次第、という状態でした。

もーこれはあかんそもそも仕事だけでも体内時計狂いまくりなのにそこに介護なんて無理だ。こんな職場もう辞めたいし、もう無理。

そんなわけで上司相談をしたところ、その上司の方からのお答えはこうでした。

だって子育てして仕事して、二足の草鞋を履いてるの。他の人だってそう。でもみんな普通に生活してる。介護ぐらいのこと、どうしてできないの?このくらいのことを普通に出来ないの、本当に心配だよ?

これからここでもっと仕事していけるように頑張ろう?

それは心配の皮を被った、もっとおぞましい何かだと思いました。

私は普通に満たせていない。その言葉がどうしても怖くて、私は辞められませんでした。

心配なのは、私のことではなくて、人手不足職場の方なんだろうな、とはわかっていても、普通に生活が出来ていない、という言葉がどうしても怖かったのです。

そういって退職は取り下げたものの、結局は、その一ヶ月後に退職をすることになります

睡眠不足朦朧とした頭で、祖父の崩れていく姿と、介護強制するために受けた父の暴力と、職場の陰口の数々と、そして、普通に生活すらできないのだという烙印

全部が入り混じれば、なんだか、簡単だったのです。

腕に、切れ込みをスルリと入れるくらいは。

リスカをして、翌日には退職の話がまとまりました。

あんなにまとまらなかった退職が、腕の傷一つでこんなにスルスルまとまるなんて。

ホッとする反面、ああ、これでついに私は普通人間にはもうなれないんだ、という諦めがやってきました。

あんなに、この職場が好きだったのに。

この職場で働くことを夢見てたのに。

なんで、こんなことになっちゃったんだろう。

自殺未遂、だと人に知られると辛いよね?だからあくまで君から依願退職って体にしておいてあげるね。

その上司の優しさもなんだか申し訳なくて、何もかも裏切ってしまったようでいたたまれなくて。

そんな失意の中、私は前職を後にしました。

そうして一年がもうすぐで経ちます

あんなに辛かった職場から離れ、今は穏やかな社員に囲まれた、緩やかな仕事生計を立てています

家族関係も、大きく一変しました。

私がその後、父の暴力に耐えかねて、家を出たことで介護人員がいなくなり、仕方なく父も祖父施設に入れることに了承。叔母の負担も減り、祖父もきちんとした処置を受けることができるようになり、丸く収まりました。

金銭負担がかかるため、父は私を探しているようですが、警察役所保護されているため、私の戸籍住民票を、父は見れません。私は父からすればほぼ失踪したことになっているのです。

あんなに辛かった仕事とも、家族とも縁を切り、今、ようやく穏やかな生活を手にしました。

何も過不足ない日々。けど、ようやくそこへたどり着けたからこそ、今になって昔の日々への怒りや疑念が募ってしまって仕方がないのです。

どうして、私は職場あんなに冷遇されなくてはいけなかったんだろう。

どうして、私は介護強要されなくてはいけなかったんだろう。

どうして、普通ではないとまで言われなくてはいけなかったんだろう。

あの日々は、自分ばかりを責めてたけど今になって周りも十分におかしかったんじゃないかと思えてきて、腹立たしくて仕方がないんです。

冷静に考えると依願退職にされたのも私のためじゃなくて職場問題だと思うし。

接客運営業務委託されてる身だからクライアント自殺未遂した社員がいることを知られたくなかっただけじゃねーか、と今になって気づいてそれも腹立たしい。

から、この場を借りて、皆さんに聞いてみたかったんです。

何もかも捨てた私は、やっぱり、ダメなやつなんでしょうか。

それとも、周りもどこか、おかしかったんでしょうか。

私サイドの話しかしてないから、中立的に見ることは困難だとしても、何かしら他の人の話を聞いてみたいんです。

昔はずっと私が悪いんだと自分を責めていただけだったし、今になっておかしかったのでは?と疑念を持ったので、何が正しくて何がおかしいのか、自分でもわからないんです。

それに、今でも前の職場がやっぱり好きだったから、辞めざるを得ないほどに弱かった自分を今でも時々責めてしまうのが辛いんです。

本当は、もっとあの場所から景色を見たかった。

もっと、たくさんのお客様を迎えたかった。

もっと日本有数の観光地という稀有場所経験を積みたかった。

そう思ってしまうのです。

毎年十数人ほどスタッフが心を病んで退職していく、とは聞いていたけどまさか自分がそれに当てはまるとは思ってもなかった。

時折、東京の街を歩いていると、前職の建物が目に入ることがあります

その度に、期待を裏切ったこと、職場の悪意、介護への負担自分への落胆、あの辛い日々の全てをないまぜにした得体の知れない感情が心の中に生まれるのももう嫌なんです。

私、どうやったら楽になれるんでしょう。

私、どうやったら元に、普通に戻れるんでしょう?

2018-05-18

名探偵コナン』のストーリーをざくっと書いてみる2

1「宮野明美 編」anond:20180518001537


ベルモット

蘭の学校ジョディという英語教師がやってくる。怪しい彼女ターゲットを見つけたらしい。

新一宛てに「人魚の棲む島」から依頼がくる。服部コナンたちと島に向かうことに。そこでは不老不死祭りがおこなわれていた。

コナンはそこで数年前の祭り参加者名簿に「宮野明美」の文字を見つけるとこになる。またジンウォッカ名前確認できる。

(和葉が崖から落ちそうになる有名回)

黄昏の館に探偵たちが集められる。コナンも小五郎と参加。そこは昔「烏丸蓮耶」という大富豪の所有物だった。享年99歳…だったはずだが100歳超えてたらしい。過去烏丸の母が残した財宝を探させようと多くの学者烏丸に呼び出され、見つからず、結局殺害されていた。

その財宝の噂を聞きつけたやつが、同じようなことをしてしま事件だった。(キッドも出てくるよ)

バスに乗っていたコナンたち。勿論事件が起き、バスジャックされる。そこにはジョディと、同じく高校で働く校医の新出先生と、赤井秀一という男が乗車していた。灰原は黒ずくめセンサー(近づくと居るって五感で分かるらしい)発動し、この3人の中に組織関係者が居ることが分かった。

実は蘭は、その赤井ニューヨークで面識があった。昔アメリカに新一と一緒に、新一の母で女優有希子に会いに行ったとき女優シャロン・ヴィンヤードを紹介された。彼女は波乱万丈の人生で娘のクリスとも音信不通らしい。

なんでもシャロン有希子と同じく、まだ新一が子供の頃、キッドの父「黒羽盗一」に変装弟子入りをしていたらしく、仲がいいのだ。

そのNYで偶然蘭は赤井FBIと一緒に居たのを見ていた。赤井秀一FBI

赤井が追っていたのは通り魔。その時、階段から落ちそうになった通り魔を助けたのは蘭、そして新一だった。

その後シャロン有希子に電話で「私にも天使エンジェル)がいた」と話していた。本作の一年前、シャロンは死亡している。

毛利事務所失踪している有名エンジニア板倉卓」を探してほしいという3人がくる。囲碁チェス将棋ソフト開発を同時に依頼していたらしい。

案の定組織板倉に目をつけていた。

しかコナンが駆けつけると既に板倉は死んでいた。

が、日記発見組織板倉ソフトを買おうとしていたのだ。しか板倉は「人間のためにもソフトは完成できない」と決め、未完成品を渡そうとしていた。

コナン取引に来た黒の組織を追跡しようとするも、失敗に終わる。さらに灰原と帰宅途中、赤井に追跡されてしまう。

ジョディが灰原に目をつける。

ジョディ学校を辞めると言う。蘭たちはお別れパーティジョディの家ですることに。その時、蘭がジョディの隠していた写真資料を見てしまう。

灰原は風邪をこじらせていた。博士は新出先生を呼ぶ。しかし迎えに来たのはジョディ先生だった。灰原はジョディに連れられ車で。新出先生はその車を追う。港で止まった二組。ジョディは新出にマスクをとるように促す。新出の正体はシャロンの娘で女優クリス・ヴィンヤードだった。

ジョディ過去組織ベルモットに両親を殺され、FBI証人保護プログラムを受け、自身FBI所属組織を追いかけていた。ジョディが幼いころに会ったベルモットの顔が変わらない。ジョディクリスベルモットとは見抜いたが、女優クリス女優シャロンではないのか?と問う。

ベルモットは灰原をシェリーだと見抜いていたので、殺しに来ていた。

しかジョディが連れて来ていた灰原は、実はコナン変装だった。有希子がコナンを灰原に変装させたのだ。

コナンは灰原を危ない目に合わせないように出し抜いたつもりだったのだが、灰原はコナンを追ってきてしまう。

灰原は自分死ねば終わると考えベルモットの前に出ていく。

その時、ジョディの車のトランクから蘭が出てくる。ジョディ不審に思ってついてきたのだ。銃発に気付いた蘭は、事態は分からないまま銃口が向けられている灰原を庇った。

ベルモットは「どいてエンジェル」と叫ぶ。そう、NYで追いかけられていた通り魔おっさんベルモット変装で、蘭が助けたのはベルモットだったのだ。

仕方なくコナンだけを連れ去ったベルモット自身を殺すとボスメールアドレスを仲間にばらすぞとコナン脅迫されたため、催眠ガスを放つ。ベルモットコナンの正体にも気づいていたが、ジンには報告しなかった。

ベルモットはどうやらコナンになにかしらの希望を見つけたらしい。

3へanond:20180518004006

4へanond:20180518010010

2018-05-17

anond:20180515092745

汚っさんからNTRされて失踪

その後身体中に落書きされて使用済みコンドーム乳首ピアスにぶら下げながら

ピースピースで雌ブタビッチ淫乱人妻として犯されてる動画が送られて来たら

まぁ通報だよね

2018-05-07

嫌いな親族葬儀にこそ絶対出よう

 生前の行いがどうであれ、葬儀の日取りがどうであれ、親類中で嫌われ者で、きちんとした葬儀が行われないにしろ、最悪火葬だけはやるわけだから絶対に立ち会ったほうがいい。「たった一人の親じゃないか」とか「親類が亡くなったのに冷たい事するなよ」なんてきれいごとを言うわけじゃない。

葬式というのは、死者と決別し、日常生活に戻るまでの手続きの側面があります

 今までに出たいくつかの葬儀で、お坊さんは大体こう言った内容のことを話した。宗教的な話はさっぱりわからんから、掘り下げてツッコミを入れられても困るので概要だけにとどめるんだけど、大事な人が亡くなったからといって、悲しみの感情いつまでもすがっていてはいけない、死んでしまったものは元通りには絶対にならないのだから、生きている人たちはいずれ日常生活に戻らなくてはならないというような論旨だったとおもう。

 なら、本当にクソみてえな、ゴミ同然の人間が死んだときは?

 死にました、という電話を、警察なり病院なりから受けたときに、まず最初に浮かぶ感情は人それぞれだろう、自分は「失踪してたと思ったけど、死んだんだ」くらいの感情だった。とはいえおれの個人的な例を掘り下げてもそれも仕方ない。

 結論からいうと、おれたちは葬儀拒否した。ロクデナシは無縁仏同然の扱いをされ、名も知らぬ遺体は簡易的な葬儀と共にどこかに消えていった。だがこれが失敗だった。

 生前さんざっぱら他人人生と金を食いつぶして生きてきたような人間だ。知らぬ間に多額の借金すら背負わされていたこともあった(払わず解決したが)。逃げる先々をなぜか調べ当てて荒らしにくるような人間だった。あいつはドブネズミよりもずる賢くゴキブリよりもしぶとい。死体を見なかったのは本当にうかつだった。

 死してなお狡猾なあいつは、死に顔を見ていないおれたちに、戸籍に書かれた「死亡」すら偽りではないかという疑念を抱かせる。死んだはずの奴が金をせびりにくる夢を見る。遠い地に引っ越したおれたちの住居を探し当ててまるでフィクション世界のように蹂躙していく夢を見る。おれたちの想像力の限りを使ってあいつは生き延びて、そしておれたちを永久に苦しめ続ける。

 大事な人の死を受け止め、いつか流れる涙も止まったときに、次の一歩を踏み出すことは何よりも大切だと思う。しかしそれ以上に、殺しても死なないような人間が死んだという話を聞いたときには、絶対にその死を確認しなくてはならない。それが親族であれば、向こうから死をお知らせしてくれるのだから脳みその中に巣食うあいつを合法的に殺すことが出来る唯一の機会を失ってはならない。

2018-05-04

1+1+1は2だと思う

Vtuberの登場で、やっぱり顔はいいに越したことはない、って証明されたよね」

 わたしたちコメダ珈琲新宿御苑前店で一服していた。いとうは爪で髪を掻きつつ続けた。

ドゥルーズは『千のプラトー』で顔は記号だけど同時に身体でもあるから政治的ものだ、って言ったわけじゃない? で、顔の美醜を問うのはポリティカルインコレクトだってことになった。けどこれは、まさに悪しき民主主義だよね。アリストテレスは『二コマコス倫理学』で、少なくとも顔の醜くないことを幸福の条件に挙げてるけど、古代ギリシャから現代までに民主主義記号化してるんだよね」

 他人がきけば白眼視するようなことを言う。そうした話ができるだけの知性を見積もられていることは心地いいが、いつもわたしがきき役だ。

 いとうは神経質そうな険のある顔をしているが、ひとによっては美人とみるだろう。わたし彼女の顔をみるたび、坂口安吾の『白痴』に書かれている、狂人の「風采堂々たる好男子で……常に万巻の読書疲れたような憂わしげな顔をしている」という描写を思い出す。

「ひとの顔をじっとみないでよ。たいぼくちゃん、繊細そうにみえて、そういうところ図太いよね」

 いとうは愁眉を寄せた。

「――お待たせ」

 倫理わたしたちに声をかける。黒のカットソーで、シースルーレースが首周りから両腕を覆う洒落た服だ。それを着こなすだけの顔立ちをしていた。アップにした髪型が、服と調和している。彼女ほど顔立ちが整っていると、髪はまとめた方が素の魅力を出せていいのだろう。

 倫理をみると、ときどき冷たくて薄い靄のような感情かられる。

「遅い」

「ごめん。バルトで『ラブレス』みてた」

セックスするとネコミミのとれるマンガ? 女子ゼロいいよね」

 わたしがいうと、倫理は苦笑した。

アンドレイ・ズビャギンツェフ監督の新作。失踪した息子を探す離婚協定中の両親のはなし。郊外舞台なんだけど、途中から延々と廃墟の場面になって、それがいいんだ」

証券って忙しい?」

 いとうが尋ねる。遅刻への当てこすりではなく、ただ気になっただけだろう。

営業そうかもしれないけど、ディーリングは定休が決まってるからそうでもないよ。うちは外資リテール部門がないしね」

 待っているあいだ、何をはなしていたか尋ねられる。いとうが説明すると、倫理は笑った。

「たしかにダナ・ハラウェイのサイボーグフェミニズムはそういう論旨だね。ただそこまでいくと、むしろチャンの『顔の美醜について』みたいに、みる側の感情操作する方が自然な気もするな。『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の〈情調オルガン〉みたいにね」

 倫理はいとうのはなしをすぐ理解して、気の利いた返しをした。そのことに体内が熱くなるような感覚をおぼえた。

 店を出て、新宿御苑沿いに新宿駅に向けて歩く。二人が話しているため、わたしはその後ろをついていく形になった。他意はないとわかっていても疎外感をおぼえる。

「でも、Vtuberアンドロイドでもただのキャラクターでもないでしょ。だからナマモノと同じようにあつかわなきゃいけないわけだし」

 そう口を挟む。いとうは歩きつつふり向いた。

カントは『純粋理性批判』で対象物自体として存在していて、人間はそれを超越論的主観性において認識するのみだといった。で、ハイデガーは『存在と時間』で、そうした直観主観性にすぎないと批判して、現象学でもって実存存在者を存在させると定義しなおした。存在論的にいえば、ヴァーチャルYouTuberという架空人格存在する、あるいは存在しないというどちらの立場も幼稚すぎる。他人人格ですら、無条件に存在するとはいえないんだから。まあ、未成熟なひとは自分理想像を押しつけることで、他人人格所与のものとしてあつかうけどね。そういうひとが勝手に本人を代弁して、ナマモノダメだとか言いだすわけ」

常識範疇なら、そういう代弁もいいと思うけどね。二次エロとか。ただ本人がナマモノを解禁してるのに頑なにナマモノ禁止するひととかは、そういう主観論に陥ってるんだろうね」

「だからVtuberについていえば、Vtuberとしてした百合営業に〈中の人〉が触発されて、それがまたVtuberとしての百合営業につながるというような、循環的な重層性があるわけじゃない。実在非実在二元論じゃないでしょ。ウンベルト・エーコの『ヌメロ・ゼロ』もそういうことを主題にしてるわけでしょ? 『存在と時間』では記号をただ指示するものでなく、それ自体がもろもろの記号構造を暗示するものとしているけどね。でも、常識範疇ってなに?」

 いとうは苛立たしげに髪を掻いた。

Vtuber自然人としてあつかうとして、どうして身体属人性を与える方向にいくかなぁ……、それなら自然人の身体人格とは別個のものとする方向にいくべきでしょ。天与のものである身体人格と同一視して自然権を認めるのは、明らかに不合理じゃん。だからグレゴリーマンキューも皮肉で〈身長税〉を提唱したりするわけでしょ。……、え? マンキューくらい専門外でも知っておきなよ」

 議論めいてきて、倫理の口調も熱をおびてきた。自然わたしは無言になる。

そもそもVtuber著作物と見なした方が簡単じゃない? 〈中の人〉はVtuber演者としての著作隣接権もつわけ。二次エロには著作隣接権著作人格権に準用して対応すればいい」

「ちがうね。マッピングで体をリアルタイムに同期させてるVtuberはVRよりARの方が近い。もちろんARみたいに空間認知人格投射するわけじゃないけど、運動感覚でも同じことがいえるでしょ」

身体人格から分離するのが進歩的なのはわかったけど、テクノオプティミズムすぎるよ。こんなことをいうと、イーガンSFに出てくる保守主義者みたいかな。けど一般論として、エロが一部のひとに不快感を与えるのは事実でしょ? 前から思ってたけど、自分に関わることだとすぐ感情的になるくせに、他人には正論を押しつけるよね」

自分に関わることな感情的になるのは当りまえじゃない? 正論を曲げる理由はないよ。倫理こそ、他人配慮してるようだけど、等しく他人を見下してるだけでしょ? あと、テクノオプティミストでけっこう。わたし原発推進派だし」

 感情露出して落ちついたのか、いとうは息を吐いた。

倫理のいうこともわかるよ。でも、制作者の意見もないのに他人規制しようとするのはただの自治厨だと思うな。そういうファンは決まって創作をしない側だよね。創作ができないから、その代わりに自分ルールを考えて、それをコミュニティ強制しようとすることで存在を主張しようとするんだ。まあ、そういうファンはどこのコミュニティにもいるから、無視する以上のことはできないんだけどね」

 いいながら、いとうは自分言葉でふたたびイライラしてきたようだった。いとうは神経過敏だ。紙やすりのようだと思う。

 いとうが自家中毒めいて、自分言葉で気分を荒立てているのを察したらしく、倫理は優しくいった。

自分他人のあつかいに差があるのは当然だけど、いとうの場合、それが甚だしいってことをいったつもりだったんだけどな。あんたみたいなディスコミュニケーション女にもわかるようにいってあげると、誰もがあんたみたいにコテハン擬人化されて喜ぶ人間ばかりじゃないってことだよ」

「なるほど…」

「あ。いまのでわかるんだ」

「いとうの見方個人主義的すぎるよ。後期ヴィトゲンシュタイン言語ゲームも、そういう分析哲学に対する批判としてあるわけでしょ?」

 それから、しばらく誰も話さなかった。黙々と歩く。倫理雰囲気を変えるようにいった。

「そういえば、たいぼくってウケるんだよ。前に泊まりにいったとき料理をつくったんだけどね。カレーにするつもりで牛筋を煮込んでおいておいたら、朝にたいぼくがコンソメスープだと思って飲んでたんだよ」

 いとうは爆笑した。

「たいぼくって本当に生活力ないよねー」

 倫理に囃す。「それにしても、あんマメだよね。よっ、家父長制」

 倫理は本気で不快そうな顔をしたが、いとうは気づかなかった。

都庁って変なデザインだよね。すくなくとも都の庁舎じゃないでしょ」

 遠景に都庁みえて、なんとなくいう。

「いや、あれは自生する秩序の象徴から都市役所としてふさわしい建築だよ。エッフェル塔と同じ」

 わたしが疑問に思っていると、倫理解説した。

ロラン・バルトの『エッフェル塔』だよ。『あらゆる時代、あらゆる映像、あらゆる意味に通じる純粋表徴であり、拘束のない隠喩』ってね。具体的にどういうことかは、ルイ・マルの『地下鉄のザジ』をみればいいよ。『地下鉄のザジ』ではエッフェル塔の内外から鉄塔の無機質な幾何学模様が無限に顔をもつところが撮影されているから。『地下鉄のザジ』の原作者が『文体練習』のレーモン・クノーっていえば、わかりやすいかな」

 なんとなくおもしろくなく黙っていると、いとうがいった。

「でも、そういう意味をもたないことを意図した無機質なデザインなのに、結果として都市ランドマークになってるのは皮肉だよね。そうそう、ケヴィン・リンチは『都市イメージ』で都市認知地図における主体を〈パス〉、〈エッジ〉、〈ディストリクト〉、〈ノード〉、〈ランドマーク〉の五つに分類したけど、これはプロファイリングのGCT犯罪地理探索モデル)に利用されているんだよ。〈犯人の標的捜索行動は居住地から離れるにつれて犯行に及ぶ確率が単調減少する〉、〈居住地の近隣に犯行の行われない地域存在する〉、という二つの仮説のもとで距離独立変数とする距離減衰関数を導出するんだ。もちろん、それだとただ犯行地点の二次元的な分布の平均を求めるだけだから、ここに認知地図を当てはめるわけ。たとえばエッジに近づくと距離が縮小するとかね。平山夢明の『独白するユニバーサル横メルカトル』は、これを種本にしているんだよ」

 往来でプロファイリング平山夢明について語るいとうは完全に異常者だった。

「そういう自生する秩序の象徴をもそのうちに組みこむのが、自生する秩序なんじゃないの?」

 倫理皮肉げにいった。

そもそも新宿のもの意味をもたない記号都市なんだよ。大政奉還前は飯盛女のいる宿場戦前遊郭戦後闇市復興期は赤線地帯。七一年京王プラザ建設を皮切りに七〇年代高層ビル建設されて、九一年都庁移転するまで、ここは周縁だったんだよ。都庁にふさわしい場所でしょ? ちなみに、いわゆる〈新宿二丁目〉は二丁目の北側だけで、二丁目と三丁目は御苑大通りで隔てられてて、歩行者天国地下道もそこで途切れている。で、ご存じのとおり二丁目は都市から外れて住宅街モザイクになってる。つまり、二丁目は周縁の周縁ってわけ」

 そこまでいって、倫理は表情に翳を落とした。

「まあ、これは殊能将之が『キマイラの新しい城』で六本木についていったことを、新宿転用しただけなんだけどね。〈キマイラの新しい城〉っていうのは復元された古城と同時に、六本木ヒルズのことも指してるんだ」

「いいじゃん。ロラン・バルトによれば日本のものが『記号帝国』らしいし」

殊能将之って『波よ聞いてくれ』に引用されてたよね」

 倫理は頷いた。

「『黒い仏』だね。柔むげさんがさ、いつか『殊能将之読書日記』に感動してたじゃん。わたしはそれがわかるんだよね」

 歩きながら、倫理Kindleの端末を開いた。

「『殊能将之読書日記』ではフリッツ・ライバー長編への見方が顕著かな。殊能将之は〈ほとんどエロゲーの世界〉とか腐しながら読んでいるんだけどね……。その皮肉さがわかりやすいのが『A Spectre Is Haunting Texas』だよ。殊能将之は『幽霊テキサスに取り憑く』と訳しているけどね。月周回軌道ステーションまれ主人公が、第三次世界大戦後のアメリカにきたら〈テキサス国〉になってたってはなし。日本でいうと〈「第3次世界戦後大阪日本支配するようになった時代大阪人は全員きんきらきんの漫才師ルックで、『なんでやねん』『そんなアホな』などとしゃべっている」みたいな設定〉ってこと。テキサス国の首都テキサステキサスダラスで、街にはケネディ暗殺を記念した黄金モニュメントが建ってるの。教科書倉庫の窓から突きだす銃身とオープンカーのシャーシのやつ。で、テキサス国の政権交代大統領暗殺でおこなうのが慣例なの。爆笑じゃない? で、まあギャグ小説なんだけど〈A nation nurtured on cowboy tales and the illusion of eternal righteousness perpetual victory. カウボーイ神話永遠に正しくつねに勝利しつづけるという幻想に養われた国。〉とか書いてあって、痛烈にアメリカ批判しているわけ。だからアメリカでは出版できなくて、タイトルだけイギリス英語の〈spectre〉の綴りになってるんだけどね。ちなみに日記には追記があって、このタイトルは『共産党宣言』の〈ヨーロッパ共産主義という亡霊が徘徊している〉のパロディだと教えられたからってタイトルの仮訳を訂正してるんだけどね。教えたのは中村融なんだけど」

 倫理はひと息ついた。

世界にこういう視座をもっているひとは生きるのが辛いよね。そういうひとを理解してしまうひともね。ナボコフの『ロリータ』もそういうはなしだよね。嫌味で文学趣味スイス人が、延々とアメリカ呪いながら一人の少女を愛するはなし。柔むげさんは、そういうところに感じたんじゃないかな。で、わたしもそういうひとたちに片足を踏みこんでいるからそれがわかるんだよね。だからわたしは『程』では灯が好き」

「あ。そこにつながるんだ」

 まったく予期しない展開だったためにおどろいた。が、いとうは思うところがあったらしく、無言で前を見つめていた。

 新宿駅みえてくる。

「そういえばたいぼくちゃんお酒買った?」

キリンをまとめ買いしておいたけど。あ、あとポテチカップラーメンも買っておいた」

 そういうと、いとうは爆笑した。

大学生じゃん」

 倫理も苦笑しながら言う。

「ここの成城石井ワインチーズを買っていこう。あ、でも、それならクラッカースモークサーモンハムを買っていって、ムースをつくった方がいいな。素材の味が出るから、いいものじゃないとおいしくないんだよね」

 買物をしてからJRのコンコース階に移動する。倫理カードで決済して、わたしお金を使うことはなかった。

「ごめんね。一応、ホストなのに」

 いとうは笑って「出世払いにしなよ」といった。

 倫理は微笑していった。

「それにたいぼくちゃんからモラトリアムの気配をもらってるところがあるからね。わたしも……、わたしたちもこうして社会人鋳型にはまってるけど、それが仮初めのものだってことを思い出させてくれる」

 コンコースでは大勢のひとが行き来していた。天井からは各路線を案内する表示板が大量に下がっている。これらの記号が指示するものなかにわたしたちのいく先もあるのだな、と思った。

2018-05-03

小学生の頃やってたフラッシュゲーム

昨夜ベッドに入ってさて寝ようかというとき小学生の頃にフラッシュゲームで遊んでいたことをふと思い出した。

覚えているタイトルもあれば、シーンを途切れ途切れにしか思い出せないものもある。

元ネタも分からずにナナカクラッシュやってたな。

サマァフラワァの人の続編、結局完結したのかな。

マテリアルスナイパー好きだったな。

ギコ猫逆転裁判きっかけで、今では逆転裁判ファンなんだよな。

中でもシミュレーションゲームが好きだったので「さつき荘の疑惑」を無性にやりたくなりプレイしていた。

小学生の頃は親のPCで遊んでいたゲームを、大学生になったいま自分スマホプレイしている。

あの頃のゲームは途中でうざったい広告が出ない。

だがその代わり、作者が失踪してしま放置されたままのゲームもある。

なんだか不思議時代だった。

私はあの時代の空気感がたまらなく好きだ。

「私は人形になるの」

(ちょいと長めです)

人夫婦の話。どこにも吐き出すところがなくて、ここに。


家族ぐるみでお付き合いがあった友人夫婦がいる。

いや、いた、といった方が正確だ。



元々は我々夫婦も一緒に同じ職場で働いてた縁もあって、

我が家子どもができてからも、向こうに子どもができてからも数ヶ月に一回はお互いの家に泊まったりするくらいの仲の良さだった。

僕ら夫婦も友人が多いタイプではないので、ほぼ唯一と言える付き合いをしている友人だった。

旦那Aはそんなにテキパキ仕事ができるタイプではなかったが、顔立ちもよく、スポーツ万能で、場を和ませるチカラには長けているようなタイプだった。

奥さんのBは、とにかく可愛らしく、職場でも人気がある人だった。繊細で涙もろく、でも、真っ直ぐで芯がしっかりしていて、びっくりするほど字が綺麗だった。

いつでも、どんなときでもキレイ言葉を使う人で、男女問わず好かれていた。

感受性が豊かで、一度、みんなで夜の海を見に行った時に「夜の海が怖い。吸い込まれそうになるから・・・」と結構、本気で話していた事をよく覚えている。

Bもパート仕事をしているにも関わらず、Aは家事を一切しないタイプだった。

基本的にBが家事の一切を引き受けているという平成しからぬ家事分担には我々夫婦も若干眉をひそめていたが、そんなAには特技があった。

Aはとにかく子どもと遊ぶ天才みえた。Bはそれをいつも微笑ましく、ニコニコとしながらみていた。

僕は子どもと遊ぶにしても、「あとの片付けが大変だよな…」とかいろいろなことを考えるとリミッターが外せない。

でも、Aは違ってた。

たとえば、家の階段(3階建て)に布団を敷きつめて滑り台を作ったり、みんなで泊まったホテルの部屋のベッドを横に立てて、その上を子どもたちを歩かせるような即席アスレチックをつくったり…例を挙げようとしてもキリがないが、それ以外にも、とにかく子どもと遊ぶことに全力を尽くしていて、Aも子どもたちと遊ぶ時はとても楽しそうにみえた。

ビデオゲームが大好きな我が家インドアな息子も、彼のファンだった。

6歳の頃から我が家の息子は「○○は、俺の親友だ」と憚りなくいっていた。

僕たち夫婦はAと会うと、リミッターが外れた遊び方には多少は疲れるけど、その一方で本当にありがたくも感じていた。

そんなAは、娘さん(言い忘れたが、彼には娘が二人いる)の幼稚園でもある種のヒーローのような存在だったようだ。


しかし、同時に僕は、彼からどこか危うさみたいなものを感じていた。

Aはとにかく、気持ち言葉にして話さないのだ。

少し夫婦で込み入った話をすると、黙り込んだり、その場から立ち去ったりする。

一度、自室に戻って壁を殴って、穴を空けるというようなこともあったようだ。

(そのときのBは、「私の言い方が悪かったのかな…」と自責的で大変な落ち込みようだった)






そんなAB夫婦と、我々夫婦距離があくキッカケになったのは、Aの浮気だ。

繊細なBがAのスマホに、浮気相手との動画をみつけてしまったのだ。

それもかなり強烈なヤツ。一個や二個じゃなくてかなりあったらしい。

まあ、細かい状況は省くが、それがあって、Aは失踪さながらに連絡を経ち、家を空けた。

「もう、Bの顔をみれない」「消えてなくなりたい」というような内容のLINEを残して。

もちろん、その後は連絡がとれなくなった。

私達夫婦はその話を聞き、「どうせすぐに出てくるよ」と、本当に呆れていたが、繊細なBは浮気のショックと失踪さながらの状況に半狂乱になっていた。

Bが電話をかけてきた時の様子は今でもよく憶えている。

「あの人、死んじゃうんじゃないか

動画が目に焼き付いてしまった。目を閉じると浮かんでくる」

パニックになりそう!」

ああ、人間パニックになるとこういう風になるんだ、と思った。

(僕はどうせ漫画喫茶にでもいるだろうからiPhoneを探す」で場所を割り出して、乗り込もうと思ったけど、さすがにGPSを切ったようでみつからなかった)

(みつけたところで、乗り込むのは刺激が強いだろうから避けるように言われただろうけど)


結局、数日で、Aはおめおめと出てきたのだが、

「Bにあまり構ってもらえなかったので寂しかった」

レスだったらしい)

(実際は、Bに家事を任せすぎていたせいだとも思いますが)

「Bにはなんとお詫びしたらいいかからないけど、これからは全力で家族を守る」

とか、なんとかと話したらしい。





と、まあ、そこまでくらいは、あるいはよくある話のひとつなのかもしれないけど、これには続きがある。




AB夫婦とは連絡が取りづらいような感じが続いていたのだが、1年以上が経って、ようやくウチの妻がBと先日会った。

から聞いたBからの話は、下記のような内容だった。

最初は、Aが帰ってきてくれてよかったと思ってた。」

だって死んじゃって、帰って来ないかもしれないと思ったから。」

「Aからレスが原因だって聞いて、私のせいだったと思った」

「あとね、言ってなかったけど、Aの浮気と同時期に私の父親脳梗塞とその後遺症に関連したウツ病悪化して自殺したんだ」

「実は、その前に母親から「お父さんの様子がおかしいの」「ちょっと見に来てくれない?」と言われていた。私は、フラッシュバックもあって、激やせして…いけなかった」

「Aは外では、本当にいい父親をしているから、浮気の話は誰にも言えなかった。亡くなったお父さんの遺言も『家族4人で仲良くしてね』だった。Aの浮気の話は、母親にもいえない。本当に誰にもいってない」

「そしたら、お父さんは死んでしまった」

「この1年、ずっと、私のせいだと思ってた。私がお父さんのところに行けなかったからお父さんは死んだんだ、って。」


「…でも、違った。殺したのはA。私が行けなかったのは、アイツのせい…だから、アイツが殺したと思った。お父さんを殺したのは、アイツ。」

「そしたら、途端に憎くなった。心の底から。こんなに人を憎いと思ったのは初めて。」

「そんな彼を子どもたちは心の底から慕っている。家族も、親類も、友達も、みんな『Aと結婚してよかったね!』『理想のパパだよね!』っていう。憎い。本当に憎い。早く死んでほしい。」

「だから、私は誓ったの。私は人形になるって。何も感じない人形になる。彼の妻を完璧に全てをこなす。仕事も家庭も。」

絶対素振りもみせない。完璧に。」

「もちろん、セックスもしてるよ。ピルを飲んで週2回。ヤッてる最中も、ずっと、死ねって思ってるけどね」

浮気相手を訴えようと思ったけど、音信不通なっちゃって…探偵を雇う余裕はないから、今は放っておいてる」

「こないだAがこういったの。『あんなことがあって、それでもよかったね。こうして、Bとのキズナも取り戻せたし』って。」

「はあ?何を言ってるの?ホント気持ち悪い。死ね。」

心療内科先生にも、『あなた、強すぎる。そんなことをやっているといつか壊れると思う』と言われた。でも、こうしていないと立っていられない」

「なにかい復讐方法はないかな?」


僕は、怖いような、哀しいような、苦しいような、暗闇に突き落とされたような気持ちになった。

きっと、Bは、こんな色の世界の、それも、もっと深い穴の中にいるんだ。


Bが決めたことだから、僕にはなにもできない。


僕は、居てもたってもいられず、とにかく、なんだかAの存在を消したくて、手元にある3DSからAのMiiを消した。


Miiはいえ、もう、彼の顔をみたくなかった。

任天堂 3DSデッドヒートブレイカーズにはMiiが出てくるんだ。なかなか、小気味よくて、前作より遊びやすいし、ジローはカッコイイ)

あーあ、友達って、簡単になくなるんですね。






<追記>

もちろん、Aの浮気は本当。

失踪風味のイベント」の際にはAの両親も来ていた。

その場にいって、状況を確認した友人もいる。

BはAと心を殺しながら、今も生活している。

セックスが終わったときが一番ホッとする。『これで3日しなくていい』と思う」

「同じ空気を吸っているだけで吐き気がする」とも話していた様。

でも、Aは、きっと、本当に許されていると思っているんだと思う。

自身は、彼らの課題は、彼らに乗り越えてもらう他ないと思っている。

まあ、できることは実際なにもない。

しかし、聞いているだけでも、僕にはあまりに苦しい話だったので、こうして書かせてもらった次第。

2018-04-27

anond:20180427214251

威張る威張らないは男のせいなんですか?社会要請ではなくて?

女は実家に帰るという選択肢があった一方で、男は失踪するか自殺するしかなかったわけです。

家父長制のころは今よりそれが色濃かったわけ。わかりますか。

2018-04-25

anond:20180424120521

うちの父もそうだった。共通点は多い。

通院するも行かなくなる、長期断酒はたまにしてた、一見アル中とわからない、酒を隠れて飲む、酔って大けが救急車病院に行かない理由をいろいろ言うので本人の意思に任せる、・・・などなど。

病院に行かせようとするとケンカになるので、あまり言わなくなる。

「おれはいつでも断酒できる」と言い、実際にそうなので、ずるずると病院に行かないのを肯定してしまう。

うちは、母が最後には折れるから増田の父のように、精神的に追い込まれ失踪したり、近所も巻き込むほどの大問題にならなかったのだろう。


通院は本人の意思に任せられる。行かなくなって病院相談するといろいろアドバイスはくれる。しかし、「まずは本人といっしょに来て」と言われる。

問題を先送りしてる人(家族)は、けっこういるんじゃないかと思う。

うちの場合肝臓ガンになって、がん治療を始めたら依存症専門の病院には行かずにやめれたが、時すでに遅しだ。

かつての同僚にもアル中がいた。2回長期入院をしたが、退院すると結局飲んでしまった。

今は抗酒薬(飲酒をすると身体が強烈に不快になるので、その恐怖を利用して心理的飲酒を断念する薬)を毎日飲むことにより、酒を断っている。

彼の奥さんが薬を管理して飲ませているが、彼一人だったらその薬を途中で止めて、飲酒を再開しているだろう。

アル中自分意志で治すのは、ほぼ無理なのではないかと思う。

家族は大変だろうけど、少しでも早く病院に連れて行くようにしたほうがよい。

増田のように家族だけでなく警察や近所まで巻き込んだり、うちの父のようにがんになってしまう。

増田のお父さんが、無事に退院して以前のような生活できるのを陰ながら応援しています

2018-04-24

精神病の姉が失踪した※見つかりました※

正直めんどくさい。自分高校生の時もあったなーとうっすら思い出す。あの時は映画館で暴れてたところを警察に捕まって強制入院になったな…今回もそうならないかと心の端で思ってる自分がいる。

今回もいつもの流れで躁状態になって、人の話聞かずに自分妄想内だけで生きる様になって「素晴らしい自分意見聞かない皆は敵!」ってなって失踪したんだと思う。

いつもの流れっていうのが「何か2次元にハマる→それ最高!→その原作書いたのは私!→最高な原作書いた私最高!」っていう自分理解出来ない流れなんだけど、精神病ってそんなもんだよね。

毎度思うけど誰から理解されないってのは不幸でいて幸福だよね。姉の中で姉自身は最高の人間なんだから

こんな時間になったし雨降ってるし、捜索届けだな…

親はすごく心配してるけど、自分は冷めきってる。相変わらず馬鹿だなーとしか思ってない。

これまで迷惑かけられてきたけど、これから迷惑かけられ続けるんだろうな…身内に変な人がいるだけで人生めちゃくちゃにされるこの世は不公平だ。姉も望んで精神病になったわけじゃないのは頭ではわかってるけど、自分精神病の姉なんて望んでない。



追記

自分で帰ってきました。愚痴を聞いてくださり、ありがとうございました。なんだかんだ見つかったら安心した自分にびっくり笑

アルコール依存の親父を強制入院させた

先日親父を力づくでアルコール依存病院入院させた。

国立大学卒業している親父は知的で落ち着いた性格だ。

商売は得意ではなかったが学問愛する人だった。

家はそれほど裕福ではなかったが喧嘩はまったくない平和家族だった。

僕が結婚して、子どもが生まれ中古の一軒家を購入。

当時、賃貸暮らし商売がうまくいかなくなっていた親父とおふくろを呼んで同居することに

このときは親父がアルコール依存症なんて知らなかったし

アルコール依存がどんな病気かも全く知らなかった。

一緒に住みはじめて1年で親父は救急車で運ばれた

原因は栄養失調

しか栄養失調の原因は酒で食べ物を受け付けない状態になったことだ。

この時はじめてアルコール依存であると分かり

病院に通うことになる。

当時の親父はまだ理性的だったし

僕も仕事が忙しく子どもが生まれたばかりでアルコール依存について勉強することもなく

お袋にまかせていた。

今考えれば

この時にもっと真剣に向かい合うべきだったと思う。

親父は1年間、断酒した。

今なら分かるがこれはとても凄いことである

外来のみで断酒するのは非常に難易度の高い

しかし、知り合いの葬式で親父は飲酒をしてしまう。

それから病院に行かなくなる。

病院は頭がおかしいやつのあつまり

薬を飲むと精神おかしくなる」と批判が始まる

僕らも説得できず親父の意志にまかせることにした。

そこから

断酒→隠れて飲酒救急車

を繰り返した。

最初は信じていた家族

次第に疑うようになった

親父は自分アルコール依存ではなく

躁鬱病

鬱病を治すとアルコールコントロールできるといい始めた

徐々に上手く行かない全ての原因を自分ではなく

回りや環境転嫁しはじめた

アルコールの話をすると感情的になり

病院に行こうと諭すお袋に暴言を吐き

それを止めようとする僕に殴りかかってきた。

その時の記憶基本的には無くなるから

反省ができない

アルコール依存は最悪の病気だ。

徐々に親父が壊れていく

子どもが大きくなってきて

おかしな状況を感じはじめる。

僕は家族で腹を割って話し合う必要があると思った。

しかし、話合いは待ってくれと

色んな理由をつけて時期を伸ばされた。

ある日、トイレにワンカップが隠してあるのを見つけた

親父は今は断酒してるから信じろ!と怒っていたので

僕は腹が立ってその酒を捨てた。

次の日

親父がいなくなった。

おふくろに聞いたら

外で暮らす。といって出ていったそうだ。

近くの公園転々としながら

1日に2~3回お袋に会いに来た。

このままどうなるんだろう?

家族は疲れ切っており

いっそのこと失踪してくれたらいいのに

など僕は考えていた。

ある夜、事件が起きた

深夜1時ごろ

玄関のドアが開いて

浮浪者のようになった親父が入ってきた

そしてお袋の部屋に入っていった

その後、暴れだし暴言を吐き

椅子をひっくり返した

家の回りを発狂しながら

荒らし始めた

家族はみな気が動転して

命の危険を感じた。

僕はカギを締めて警察を呼ぼうとした。

それよりも先に近所の人が呼んだ。

しかし、警察が来たときには親父はいなくなっていた。

この日から親父は完全におかしくなった。

いきなり家に来て

警察を呼んだのはだれだ!ぶっころしてやる!」

と言ったと思ったら

孫に向かって

「かわい〜ね〜」

と言ったり。

凶器を持っている可能性が高かったので

僕は家のカギを締め切って入ってこれないようにした。

夜中にいきなりドアを開けようとする音や親父の怒鳴り声が聴こえる。

みんな寝れないし常に緊張状態にあった。

その時僕はもう

強制入院警察保護してもらうしかないと考えていた。

兄貴と親戚のおじさん(大阪から駆けつけた最強のアウトロー

を呼んで事情説明したら

おじさんが

「俺が話す、病院に連れていく準備しとけ」

と言って親父を探しに行った。

近くの公園に親父はい

それはもう僕の知ってる知的学問を愛する親父じゃなかった。

ただただ虚しかった。

家に連れて行くのは危険なので

車の中で親父を説得することになった。

おじちゃんがどんなに説得しても

親父は病院に行く事に納得しなかった。

話し合いの途中で何度も暴れて

逃げ出そうとした

兄貴とおじちゃんが話し合ってる間に

強制入院可能病院を探した

兄貴から電話があって

「もう限界かもしれない、病院に連れて行こう」

強制入院可能病院が見つかる。

暴れて危険場合警察を呼んで一緒にきてください。

と言われた。

説得してる駐車場に向かった。

親父を発狂して暴れているのを兄貴が車に押し込んでいた。

僕は警察電話した。

しかし、車に乗った親父は動けなくなっていた。

兄貴は180cm80kg以上でずっと格闘技をしてたゴリラのような男だ。

おじちゃん柔道二段で今はムエタイをしている。

親父は完全に固定されていた。

おじちゃん

「いいから出発しろ

と言ったので

警察事情説明病院に行くことになった。

病院までの30分は

僕が今までの人生経験した一番最悪の時間だった。

親父は僕達を罵倒し続けた。

僕は今まで親父に怒られたことがほとんどなかった。

自分仕事成功しはじめて

家族全員が幸せになる方法を考えて

家を買って

みんなで住んで

呪い言葉のような罵倒を聞きながら

病院まで運転する中、ずっと思い出してた。

そして親父はアルコール依存病棟入院した。

アルコール依存

本人だけじゃないくて

家族病気だ。

お袋は親父をかばって嘘をつくようになった

僕は気付けば親父とお袋を常に疑い、監視するようになった。

仲が良かった家族がどんどん崩れていった。

入院期間の三ヶ月

どうなっていくか分からない。

その間、みんなでアルコール依存について学び

親父と戦うのではなく

親父と共にアルコール依存と戦うための準備をしなければいけない。






【追記】

今回はじめて投稿してのですが、こんなに沢山ブックマークが付くとは思ってませんでした。

沢山のご意見ありがとうございます

入院させてしまったあと、言いようのない気持ちを一気に吐き出してしまったため

いろいろな部分を端折ってしまったり説明不足な部分があったり、

今後同じような状況になってしまった人が少しでも参考になるようなことを追記したいと思います



・嫁さんついて

嫁さんは僕には勿体無いくらい良い人です。元々両親とも仲が良く、同居の際もきちんと話し合って決定しました。

僕にとって彼女は全てを話せる妻であり、気の合う友人であり、優秀な仕事仲間であり、頼りになる母でもあります

同居はじめてアルコール依存問題以外にも色々な問題が起きましたが全て隠さずしっかり話し合って解決してきました。

逆に嫁さんに何かトラブルが起きたときは僕は全力で問題解決します。


・こどもについて

親父のアルコール依存最初、非常に分かりにくいものでした。

飲酒量が少なく、呑んでも顔にも出ず、性格も変わらないので

相当近くにいかないと酒を呑んでいることが分からない状態でした。

ただ、躁鬱があり、落ち込むときはひどかったのですが

孫達と遊ぶことで元気になりました。

孫のおかげで躁鬱はかなり良くなったと思います

親父がおかしくなってきたのはこの1年くらいでしたが

孫達には最後までその姿を見せることな病院に行きました。

もし良くなって帰ってきた時のために

僕らも子どもたちと親父の距離感説明については細心の注意を払ってました。





家族関係について

同居する理由ひとつとして

実家賃貸で、部屋のひとつを使って家業を行っていたのですが

両親は貯金年金もない状態で、雨漏りするようなボロボロ事務所だったので家業の売上もどんどん下がって

お金が貯まらないので広告テコ入れもできない、毎月仕送りをしないと家計が回らない状態でした。

そこで、解決策として

家を購入して家業事務所の内外装をリニューアル

きちんと広告計画を立てて売上を伸ばすことを考えました。

一緒に住めば仕送り必要なくなりみんなのお金も貯まります

実際3年間で家業の売上は1.5倍くらいまで回復しました。

親父は躁鬱を治すために何がいいかなと考え

僕のPCをあげました。

そして操作方法ネットの楽しさや

SNS登録したりしました。

晩年父は全く人との交流がなくなってしまったのですが

SNSで昔の友人と繋がったり

僕の友人と仲良くなったりで

とても充実した毎日になりつつありました。

アルコール依存がなければ

親父は本当に幸せ人生を送れたと思います

親父は僕が小学生の頃くらいか仕事が非常に忙しく

家に帰っても不機嫌で中学生になるまでほとんど会話らしい会話をしてない状況でした。

なので僕は小さいこ母親毎日遊んでいました。

悩みも母親相談することが多く

同居してから毎日何かしら話してます

アルコール依存についても最初は任せていましたが

状況は常に聞いていました。

お袋は親父のことをアルコール依存だと思ってませんでした。

親父がアルコール依存じゃないと理論的に説明するので

説得されていました。

おそらく共依存になっていたんだと思います

僕も当初アルコール依存知識がなかったので

お袋の話を信じて、通院せずに自分の力で治すことに納得してました。








アルコール依存という病気について

この1年間、沢山の本を読み、話を聞き、病院先生の話を聞きました。

アルコール依存絶対に治らない病気です。

最終的には死に至る進行形病気です。

最初は変化が見えにくく

進行が進むと嘘をつくようになり

約束をやぶり

攻撃的になります

親父のSNS投稿

最初は孫との幸せ生活で溢れています

後半は世の中や政治批判ばかりになりました。

家族の絆はどんどん壊れていきます

信じたいけど、本当かどうかわからない。

アルコール依存で一番やっかいな症状が

否認

です。

否認についてとても分かりやす記事

https://www.dansyu.jp/アスクヒューマンケア/

親父はこの否認がかなり強く出る傾向にありました。

頭が良い人なので、飲酒理由環境を作るための理論武装が上手でした。

家族は、この「否認」を見抜くのがとても難しい。

それは信頼関係が構築されていればいるほど見抜けません。

仮に見抜いて指摘をしても

アルコール依存の人は認めないし逆上し

敵対します。

抑圧すればするほど攻撃的になります

家族関係が悪くなる前が勝負です。

その時ならアルコール依存認識やす

通院する可能性が高いと思います

家族に対して不信感を抱く段階にくると

どんなに説得しても病院に行くことを拒みます

そうなると強制入院か底付きで死にかける(もしくは死ぬ)結末が待ってます

これは家族ダメージ半端ないので出来るだけ避けて欲しい。

力づくで病院につれていけない状況の人もいると思います

そういうとき警察に連絡して一緒に病院まで連れてきてもらってもいいと病院で言われました。

アルコール依存の後期は非常に危険状態です。

運転している最中に暴れて事故をおこす可能性も高いと思います。(運転している人も気が動転してますし)

このアルコール依存という地獄のような病気苦痛が少しでも和らぐ人たちが増えることを願います

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