はてなキーワード: ずっと好きだったとは
人生で一番好きで、何回も読み直したし、金もそれなりにかけてたつもりではいるし、胸を張って好きって人に言っておすすめもしてたと思う
どんどん人気になっていく作品、増える二次創作、たくさんの考察を見る生活が楽しかった
けど実生活で周りの人がその作品を好きになって考察言ったり、好きなキャラを貶されたり、終わりかけになったら私もずっと好きだった面されたり、界隈が燃えてるの見るの辛くて、こんなつもりで進めてたわけじゃないんだけどなとか自分の心が狭い、同担拒否じゃないけどな、なんで前から好きじゃないのにそんなこと言えるのとか毎日考えたりするのが本当に辛くて自分の本当に好きなものって他人に伝えない方がいいんだなって学んだ
タイトル通りで、それだけの話。
十年近くずっと好きだった人がいた。
一生気持ちを伝えるつもりはなかったのだが、つい最近、ひょんなきっかけから言う羽目になり(それでも結局選択したのは自分自身の意思だ)、なんと付き合えることになった。
自分の人生にこんな奇跡が起こるなんてと大喜びではしゃぎ回っていた。
美容院に行くにも彼の好みを考えて、買うのを悩んでいたコスメも買って、自分にはまだ不釣り合いだろうかと悩んでいたブランドのものにも手を出したりして、夏用の服を真剣に考えて、デートで行ってみたい場所をピックアップしてみたりして。
心当たりは無かった。
連絡不精な人だから、連絡は極々控えめにしていたし、突然そんなことされるようなトラブルも思い当たらなかった。
付き合いは長かったし家に遊びに行ったこともあるので、住所は知っていた。
新幹線を使う距離で、上記のはしゃぎっぷりもあり現在結構な金欠でもあったがそれでも行った。
どうしても理由が知りたくて。わけもなくそんなことをするような人でも、されるような関係を築き上げてきたとも信じたくなくて。
自分の行ったことはほとんどストーカー行為だし、傍目からは完全に不審者なのもわかっていた。
通報されませんようにということはかなり祈っていた。
結果として彼が知らない女を部屋に連れ込むところを目撃した。
あまりのことに呆然としてしまい、何時間も掛けて向かって何時間も待っていたのに、その瞬間声を掛けることが出来なかった。
三十分ほど経ってから、せめて交通費を回収できる程度のことはしようと思い直し、いろんな勇気を振り絞って部屋のチャイムを鳴らした。
誰も出なかった。
耐えられなくなり、帰ることにした。
駅へ向かうバスはもう終わっており、行きの何倍もの時間を掛けて歩いた。自分が世界で一番惨めな生き物に思えた。
腹いせに何か適当な名物でも食べて帰ろうかと思ったが、一日飲み物以外口にしていなかったわりに食欲はなかった。適当なお土産を買った。
適当な浮気なら私に黙っていればバレないだろうに、わざわざLINEをブロックしたということは、私のほうがほんの気紛れだったということなんだろう。
彼女に向けるその卑怯な誠意の一欠片でも私に分けて欲しかった。
彼は私に説明をして最低な男に成り下がる覚悟もなければ、私に対して誠実であろうとも向き合おうともしてくれず、ただただ卑怯だった。きっとこのことをあの彼女は一生知らないのだろう。皮肉でなく心底から羨ましい。
そんな男だと早めにわかって良かったと言ってしまえばその一言だが、あまりに懸想していた時間が長すぎた。
端的に事実を書き連ねれば私に対してそれなりに最低な男だったことは間違いないと判断できるのだが、どうしても気持ちが消え切ってくれない。
なんでこんなことになったんだろう。
ずっと悪い夢を見ている気分だ。
この週末とにかく世間に迷惑掛けない範囲でODして死ぬほど寝て陰鬱で重苦しかったり破滅的な描写が多数あるコンテンツ摂取しまくってたらなんとなく吹っ切れてきた。バーカバーカバーカボケナス!!!!
もう二度とあんな土地行かないし今度はもっと素敵な人を好きになってもっと良い恋愛をする。次だ次!!!!!!!
そのぽっと出の女がどんだけいんだか知らねーけどお前にとって私以上の女なんてもう現れないのにこの私を弄んだこと地獄で後悔しろボケ!!!!!!!!禿げて捨てられろ!!!!!!!!!!!
私は自分に自信がなくて、ちょっとしたことですぐに不安になる。そしてそれを、相手にぶつける。
昔はこんな感じではなくて、きっちり相手にぶつけてはいけないことを理解してぐっと堪えているような子だったと思うのだけれど、いつからかそこがぐるりと変わってしまった。
理由は漠然としかわかっていないけれど、たぶん、人生で最初に付き合った人の影響かもしれない。
その人は最初はとてもいい人だったのに、付き合って半年も経つと本性があらわになったのか(この言い方が正しいのかは、今でも正直わからない。それくらい豹変の仕方がすごかったから)、立派なDV男に変わってしまっていた。
私はそのとき、まだ15歳。恋愛経験なんてない二次元オタクだったし、こんなものなのかなあと、私はすっかり馬鹿なので信じきってしまっていたのもある。
ちょっとした違和感から気付けば日常的な殴るけるの暴力にまで発展していって、私は処女もその人にレイプで奪われた。大好きなアニメの大好きなキャラクターのステッカーを携帯に貼っていたら、すべて目の前で捨てろと言われて泣きながらはがして捨てたこともある。
私はそれから、何かを犠牲にすること、してもらうことが、愛情表現なんだと思ってしまった。
何をされてもずっと好きだった。2年ほど付き合って、私から別れたけれど。
それからというもの私は誰を好きになってもうまくいかなくって、ありがたいことに好きになった人とは絶対に付き合えたし、出会う男性は大体私に好意を抱いてくれたけれど(すごい自慢みたい)誰一人として続かなかった。
1か月で別れたり、1年近く付き合っても不満もなければ好きの気持ちもない、みたいな感じで別れてしまったり。
今思うと全員、本当に本当にやさしくて私のことを大好きでいてくれたのに、当時の私はなぜかそれがまったくわかっていなくて、心の中で時々思い出しては謝ったりする。私は好きでいてくれるということがどんなことか、本当にわかっていなかった。今もだけれど、今よりももっと。
そんな私は今お付き合いしている彼がいて、もう本当にその人が好きで好きで仕方なくて、人生で一番好きになった人だと言い切れるくらい大好きなのだけれど、私はその人をずっとずっと傷付けている。
私の過去や面倒な性格を全部知ったうえで好きになってくれて、私に寂しい思いをさせないように、不安にさせないように、おくるみに包まれた赤ん坊を抱くみたいに私を大切にしてくれている。
わかっているのに、足りない。自分でも意味が分からない、理解不能なくらい、なぜか足りない。
私のために尽くしてくれていることより、私は私のために何かを犠牲にしてくれているということでしか、愛を実感できない。ずっとそうやってきたから。
言われたものは捨てたり、見ないようにしたり、好きなものを犠牲にしたら「ありがとう」と言ってもらえた。「それくらい好きでいてくれてうれしい」って、一番最初に付き合ったあの人に。
だから私も同じようにその人の大切なものをたくさん捨てさせた。そもそも無趣味な人だったから、捨てさせるものもそんなになかったけれど。
それが染みついてしまって、何か好きなものを大切にしながら、人を愛すということが、私には理解ができない。本当にできない。
すべての欲が、興味が、どんな意味での好意であっても、何もかもが私に向いていないとそれは愛だと思えない。大切な人の好きなものが心底嫌いで、憎悪の対象になってしまう。
普段からずっとそう思っているわけではないのだけれど、なんというかスイッチみたいなものがぴんと入ってしまった瞬間、私は別人になってしまう。自分でも怖いと思うくらい、自分で自分が制御できない。
相手を傷付けるような、追い詰めるような、自尊心を失わせるような最低な言葉がすらすらと出てきて、まるでそのときの私は悪魔みたいだと思う。相手からしたら、心底私のことが怖いのではないだろうか。
そういうときの私は相手からどんな言葉が返ってきてもダメで、解決策は、相手が私のために何かを犠牲にしてくれることだけ。そうならない限りもう怒りも、悲しみも、何もおさまりがつかない。
相手から電話を切られて、そのあとは、普通に生活した。終わらせないといけない仕事も終えたし、ご飯も食べて、家族と談笑もした。
あんなに大切な人を傷付けたのに。考えると涙が出るのに。
一緒にいても傷付けるだけだから、離れた方がいいと本当に思った。私のこんなダメな部分を直す努力をするのは当然の話だから開き直りとかそんなものではなくて、ただただ心から、いつこうなってしまうかわからない自分が自分でも怖くて、もう疲れてしまった。
なんで満足できないんだろう。こんなに私のことを考えて大切にしてくれているのに。わかってるし全部伝わってるのに。なんでなのかわからない。つらい。
彼が今日あんなに苦しんだのだって、私から責められたことももちろんだけど、何度も何度も「こんな思い挿せる自分がだめなんだ」って泣いてたから、そういう理由なのに。満足できない私が悪いのに。
そうやって離れた方がいいと思ってそれを伝えたら、またそれが彼を傷付けた。一緒にいるために頑張ってくれないんだって、違うんだよ。また遠ざけられて離れていくんだって、そういうことを言わせたいわけじゃないんだよ。
もう何年も前のこと、前の人を引き摺っているのかこんな自分になってしまって、今の彼に向き合えていないのは私の問題でしかない。
そもそもこんな私だって、一番最初に付き合ったあの人のせいでそうなったのかな。違うかもしれない。もともと私はこういう頭のおかしいやつで、それがあの人と付き合ったことでわかるようになっただけなのかも、と思う。
自分に自信がないから不安になるとか言っておいて、それだけ何かを犠牲にしてもらえる価値があるからきっと相手にそれを求めるんだ。
大切な人の好きなものを否定したり、奪ったりしたくない。私も私の好きなものを大切にして、全部ひっくるめて一緒にいたい。こんな不安定な、何かを捨てたりしなきゃいけないような恋愛なんて長続きしないことは私が一番わかっていて、だからこそ今回は穏やかにただ大切にするだけの恋をしたかった。
冷静なときの私はそういうの全部わかってるのに、私がふたりいるみたいで、自分が怖い。気持ち悪い。
私は優しい彼が私を大切にしてくれるたび、あなたはこんなに人を大切にできる素敵な人だよって思ってほしかった。彼は私なんかよりよっぽどやさしくていい人なのに、自分に自信のない人だから。
だめだって落ち込まないで生きていってほしい。もっと自信をもって、笑って、楽しく生きてほしい。つらいこと、苦しいことがひとつでも少ない人生を送ってほしくて、そのために大切にするねって約束したのに、破ってるのは私。
大切にしたい気持ちも、自信をもって明るく生きてほしい気持ちも本当なのに、私が一番そうさせないようにしてる。
今日でまた私は彼に、自分は人を傷付けるようなダメな人間だって思わせてしまった。違うのに。私がおかしいだけなのに。
どうやったら直るの?考えないようにしたってそれまで楽しく過ごしていたって一瞬で壊れる。私が壊してしまう。
一番怖いのは、彼が怒っているとき、私は安心してた。嬉しかったこと。こんなに怒るほど私が好きで、振り回されてくれるんだって思った。
違うってわかってる。そんなことが好きって証明になるなんて違うのに、もうずっとそれが愛だって思ってきた自分がいなくならない。
傷付いた私を救えだとか、罪悪感を抱けとか、なんでそんなことが思えるんだろう。私って何者?気持ち悪い。
私がひどいことを言って嫌われるのは仕方ないからそんなことはどうでもよくて、今はただ、彼の口から彼を否定する言葉を吐かせるようなことをした自分が許せなくて、もう死ねばいいのにと思う。
比喩でもなんでもなくて、私は人を壊してしまうのかもしれない。そんな人間が誰かと一緒にいていいわけがなかった。
一緒にいたいのに、自分がどれだけ頑張ってももう無理なんじゃないかって自信がなくて、それが本当に怖い。怖いよ、どうしたらいいかわからない。
彼がいない人生がもう考えられなくて、これからも一緒にいるんだろうなって漠然と思えたのは初めてだったから、今回こそ穏やかに過ごしていけるって信じてた。
もっと頑張りたい。変わりたい。本気でそう思っているなら変われるはずなのに、なんで?
旦那とは元彼のツテで知り合って、交際期間2年ぐらいででき婚、ドレス着れなくなる前に挙げろ(義両親)とのことで結婚式も披露宴もした
でも旦那浮気癖があって、まあ私も浮気の1人だったのかもね、当たっちゃったのが私だっただけなのかもね
浮気って病気らしいね、でも病気だからって同情も何もないんだけどね
私1人の稼ぎじゃ息子養ってくの難しい
すごく嫌だけど離婚はな…
世の中の離婚したシンママさん、すごく勇気と度胸と強いハートがあるなあ
苦しくてもやらなきゃいけないんだよね
大変なこといっぱいあるし、辛いし、悲しいし、私はそんな経験談を見るたびに、私じゃ…って思う
父親のこと嫌いになる前に離婚してくれて良かったってかつての子供の意見も見て、そうだよねーって思ったり
親の離婚に子供が巻き込まれてることを自覚してほしいってかつての子供の意見を見て、それもそうだなーって思ったり
でも私、女の人が好きなんです
性自認は女です
でもなんで男と付き合ってるかって聞かれたら、性自認が女で、自分の女としての体は男の人じゃないとダメなんだって思ってるからなんですよ
だって女同士じゃ相手の子供を身籠るってことはできないわけじゃんどうしても、精子ないし
まあそこはよくて
可愛くて、でもかっこよくて、真面目で、傷つきやすくて
私たちはよくぶつかり合ったけど、気づいたら元に戻ってた
その空気感が心地よかった、素でいられるというより
その人のこと好きな私でいられた、というか
息子が産まれた
めちゃくちゃ喜んでくれて
いいよって言ったけど、お金かかるから、友達なら受け取ってって言われてありがたく受け取った
お金はめちゃくちゃかかった、ありがとうあの時支援してくれた友人達
みんな、子供1人産み育てるというのは驚くほど金がかかるぞ、支援してやれ
息子が1歳になるかならないかの頃
そしたらでかけようってその子に誘われて海に行った
息子は人懐こくて、にこにこしてた
初めての海、入らなかったけど、楽しかった
いつも抱っこだと疲れるでしょってずっとその子が抱っこしてくれてた
高い高いしてくれて、息子も声あげて喜んで笑ってた
(高い高いと言ってもそんなに上に激しくじゃないです)
ヤドカリも取ってくれて息子も興味深そうに見てた
晩御飯は海の近くにあった個人経営のレストランみたいなところに行った
その子が入ってすぐ店員さんに、私の先でこの人(私)の少し後にってできますか?って聞いてた
なんで?って聞いたら私が先に食べて、あなた(私)が食べてる間に息子の面倒見るよ、そしたらゆっくりあたたかいの食べられるでしょって
ねーーーーーーーーーーーーなんでええええええええええ
ってなった
もちろん顔に出さずに
私すごく久しぶりにゆっくり食べた
さっさと食べてスマホいじり
私は息子にかまいっきり
いつだって呼びたいし会いたいよほんとにもおおおおおおおおおおおお
ってなった
顔には出さずに
てか、息子のこと高い高いしてくれたのもこの子だけだし
旦那抱っことかはするけど、そうやって遊んであげたの一度もない
その子は昔カブトムシ飼ってたからカブトムシも触れるんだぜーーーーーー
夜泣きうるさいとか、外で騒がしいとか
泣き止ませろとか、なんで泣いてんだとか
そんなの私も知りたいんですけどね???
はあーーーーーーーーーなあんで私、この子と結婚できないのーーーーーーーーーーーーー
いやーーーーすごく大変だった
その話したら親も友達達も助けてくれて
その子も助けてくれた
まあね、あれだけ揃ってたらどうにもならず離婚
その子とはもちろん今も会ってる
いやもう会わないとかないから
そしたら私に息子これ行きたいらしいから行こうかーって
はあーーーーーーーーーーーーーー
こういう時いつもさーーーーーー
会場のトイレとか事前に調べてくれてんのーーーーー
息子も私もトイレ近くてさーーーーーー
美味しいご飯どころも調べてくれてんのーーー
いいの私の気持ちが報われなくてもいいの
今も恋愛で好きだけど言えない、でもいいの
海で息子抱っこしてる姿とか
息子と遊ぶ姿とか
息子が寝た後にお酒飲みに来てくれることとか
そういうのがあればもういいの
私はこういう形があってもいいと思います
いいよね????
言わないけどね、重たいし
これを書いた張本人なんだけど、大学卒業間近になった今この子と付き合うことができました
この頃の私に伝えてあげたいなーと思ってここに書く
この頃は好きを伝えるなんて夢のまた夢で、一生しまっておくしかないと思ってた
でも大学も違うし違うコミュニティに属している今なら言えると思った ずっと会ってなかったのも逆に言いやすかった
彼氏には、好きな女の子ができた 高校の頃ずっと好きだった子だと伝えて別れた 悪いことをしたのはわかってるけどその子と再会する前に蹴りをつけておきたかった
ただ好きって伝えるだけでよくて、付き合えるなんて微塵も思ってなかった
ラインで好きって伝えて、好意的に(?)受け止めてもらえた状態のまま何度か会った それで付き合おうって言って貰った
この前、私が好きなのを隠したまま会ってたら気づいてた?って聞いたら、私が好きになってたと思うって言われて嬉しすぎたしあんまり理解ができなかった 片思い期間長すぎて、その子が私を好きって状態が未だによくわからない
でもすごく真摯に向き合ってくれて優しくてすっごくきれいでいつもいつも見惚れちゃうような本当に魅力的な子 そんな子と付き合うことができて、毎日毎日いろんなやり取りを反芻しては喜びを噛み締めてる
前のダイアリー?に、絶対ディズニーに行くんだって宣言してたけど行けたよ シーではないけどね でもシーにも行くよ ほんとに楽しかった
もうすぐ旅行にも行くよ 嘘みたいだよね
高校時代の友達に付き合ってることを言ったら、全員祝福してくれるし、好きそうだったもんねって言われる みんなにバレてたみたいでした
まだ嘘みたいで、幸せなのに失うことが怖いと思ってしまう だけどもっと幸せになりたいから貪欲にいきます 大好きです生きててよかったと思えた
聖夜だし無料で読めるエロ小説の紹介だ。去年のGWに anond:20200423221127 を投稿してから結構時間が経ってしまったけど、今度はエロ重視のものをおすすめしたいと思う。前回はライト目で文章が読みやすいものを中心に紹介したが、実用性が低いとの指摘を受けたので、今回はストーリーや設定は二の次でエロ重視なものも紹介したいと思う。
言うまでも無いがノクターンノベルズとは男性向け18禁版小説家になろうである。ちょっと前に広告が話題になった「ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない」のオリジナルが連載されていたところでもある(コミカライズ効果か何年も更新がないのにランキングに何週もランクインしてた)。あと「異世界NTR ~仲間にバレずにハーレムを~」も。
紹介する作品ジャンルは非エロ小説2、イチャイチャ3、催眠2、無理やり4、NTR8、おまけ1。またURLはhttps抜きで記載してる。面倒だけどコピペして下さい。
字面だけで内容を要約するとサイキョー主人公が不幸系ヒロインを拾うというなろうイズムな作品なのだけど、実態はツンデレ少年スコンブがサバイバーズギルト少女の淫ピを不器用な優しさで救う短編である。ちなみに淫ピとは淫乱ピンクの略。スコンブは育ての親からピンクは淫乱でえぬてぃーあーると聞かされた育ったので、ピンク髪を見るとこう反応してしまうのだ。エロが行方不明だけど爽やかな物語を読みたい人におすすめ。なお続編はミッドナイトの方。
リクオは冴えない幼なじみのイチカがずっと好きだった。その気持ちはずっと隠していた。彼女は高校に入って好きな人を見つけた。そして彼女は自動車事故で亡くなり、ダンジョンになった。72時間の制限時間以内にダンジョンに潜り過去を変えられればイチカを助けることができる。しかしダンジョンで再会した彼女はリクオの行為を咎め、何度繰り返しても歴史は事故に収束してしまう。過去の中で陵辱や殺人まで手を染め、自暴自棄になるリクオだったが…
作者のXPJboxさんは昔はてぶでも話題になった「JKハルは異世界で娼婦となった」の人。完全に余談だけど、増田は本作のミツキ、「絶頂都市エデン」のサラや「僕たちの教室にイジメはない」の玲奈のようにXPJboxさんの描く当たりが強いギャル系の美人だけど一途で純情なヒロインがめっちゃ好き。
ちょろいエルフが人間の幼馴染の百戦錬磨おちんちんに負けちゃうお話。エルフの村が領主オズマノクの兵により焼かれた。長の子セラフィナは突然の暴挙に対してオズマノクを誹るが、なにやら風向きが「あれエルフサイドが原因じゃね」となり、事態を決着させるためあれよという間に二人が結婚することになるが…。序盤の交渉パートが長いけど読み応えがあって面白いので読んで。エロの見所は、セルフィナにとって年下のかわいい幼馴染の男の子であったはずのオズのオズが成長によりアレになっててそのギャップでメダパニくらって負けちゃうところ(ショタものじゃないよ!)。しかしすっかり淫紋が一般的になりましたなあ。
童貞がおとなりのシングルギャルママの梨花さんと仲良くなる話。正直、今すぐこの三人には家族になって欲しい。子供のお守りをしてあげることでだんだんと仲を深めていき、主人公の誕生日を子供とママと三人でお祝いする描写がいいのです。エロ的な部分としては、梨花さんに誕生日のお祝いとしてコンドームをもらった上に、本当はMなのに童貞の主人公のためにS役を演じてくれる梨花さんにこってり搾り取られるのがとてもよい。
巨乳むっつりエルフにあてられてダンジョンなのにがっつりまぐわうお話。ソロ冒険者であるカイトは毒が満ちる洞窟を攻略するためエルフの魔法使いラウネを仲間に加えるが、とある理由によりラウネは戦力外であることが判明してしまう。しかし本来の目的である解毒だけは粘膜同士を接触させる!ことで出来たので、カイトが毒を受ける度に二人はキスをすることに。いつしかキスをするために毒を浴びるようになったカイト、それに気がついたラウネは誤魔化すカイトに嘘をつかなければキスよりももっと気持ちいい解毒をしてあげると告げ、それを聞いたカイトは…。 雰囲気が実にエロい。
貴族の令嬢に高貴な振る舞いを教えると称して催眠で嘘っぱちを刷り込むお話。「高貴ではない」振る舞いを知るために「獣」と「平民」のセックスを教え込まれイキまくるお嬢様がスケベ。本人が教育だと信じて至極真面目に対応しようとするところも常識改変モノとしてグッド。
擬音が特徴的な作者の短編。握手することで【友達】(セックスフレンド)になることができる能力を持つ主人公が、かるーいノリで小柄な女番長となかよくするお話。エロい。
タイトル通り、少年が男子トイレの個室で自慰で絶頂して気をやっている少女を見つけてしまう話。ネタバレ最終的には合意になる。同作者の「 露出狂の女の子の話 」は、ハプニングでスラックス越しに挿入しそのまま果てるという、ニッチ極まりない作品なのだけど刺さる人はチェックしてくれ。
タイトル通りテンプレ的な常識改変世界ものなのだけど、個人的に本作品が他の作品と一線を画しているのは行為に及んでいる二人以外のクラスメイトの反応。クラスのアイドル的女子が自分たちの目の前で犯されている。彼女の痴態に興奮して自分で扱く者、悔しさで泣く者、それぞれが彼女への思いを発露する。そんな大勢のモブを尻目に悠々とヒロインを自分のものとする主人公。この優越感と惨めさのバランスが大変素晴らしい。
ガチレイプ。中学生女子が顔見知りのお兄さんに自慰しているところを撮られ脅迫されるお話。救いはない。
とりあえずこのジャンルはこれを出しておけば良いという有名作。好きなところを読みましょう。個人的なおすすめは6章。脅迫され無理やりされた後、実はいまのは初めてではないとこれまでの録画を見せられて堕ちるシーン。最後の方は和姦もあるよ。
BSS/NTR には感情を励起させるポイントが二つある。一つは恋人の不貞を知ってしまう衝撃(ショック)で、もう一つは好きな人の心と体が自分のものでなくなっていくマゾヒズムだ。まずはこのポイントが分かりやすい五つの中短編を紹介する。
ショック系。内容としてはテンプレだけど要点をうまく抑えているのでおすすめ。最愛の彼女の友紀は貞操概念が固くキスまでしか許してくれない。でも最近体を押し付けてきたり胸の谷間を見せつけてきたり蠱惑的でドキドキしてしまう。そんないつものように彼女の部屋で一緒に勉強した帰り道、ふとノートを忘れたことに気がつき彼女の家へと戻るが何か違和感がある。そう玄関にはなぜか彼女の靴だけではなく親友である恭弥の靴もあったのだ。
取られるところから堕ちるところまで。テンプレ的なのだがそれはつまり王道ということである。
ショック+絶望。主人公のタクミはちょっと早熟な小学4年生。今日も幼なじみのナナとゲンの3人で夏休みの宿題を片付けていたが、突然ゲンが「ねぇ……“せっくす”って知ってる?」と爆弾発言をした。性行為について知識があったタクミがショックを受けている間に、せっくすを知らなかったナナとゲンは試してみようという流れになり…。タクミにとって地獄の夏休みが始まった。
幼いがゆえに行為にハマっていく二人と、早熟だったゆえに自分の気持ちを言い出せず無感情になっていくタクミの対比が残酷。
基本的にはタイトル通り。Mな僕があこがれの彼女の主宰する第8回M男射精会に参加してなんだかんだ気に入られて恋人になる話。ただその過程として第二話でSな彼女がデカチン運動部先輩に逆転セックスされるという心が痛い展開がある。結局最終話でラブラブになり、二人だけのM男射精会を開いちゃう(ハート)、なのだけど…イフの第四話で、第二話の先輩と彼女がもう一回セックスをするという展開があるのだ。そして溜めて、溜めて、溜めてのこの第四話がNTRとしての破壊力がすさまじいのである。Sな少女が逆転されMにされる展開が好きな人は必読。
体は堕ちるが心は堕ちていない(はず)。結婚資金を貯めたいが一向に貯蓄できない毅と明希二人の前に高校時代の同級生であるロボ山が現れ、女性の肉体を使ったコンドームの治験アルバイトを提案する。はじめは毅の目の前でバイトをしていたロボ山と明希の二人だが、次はビデオ越し、電話越しと距離が離れ、明らかに自分としているより感じている明希の声は離れていく。好きなシーンは第三話のシュレディンガーの生挿入(映像が途絶えた後、「どこで出した」「明希ちゃんがお願いしてきた場所で。ふぅ……知りたい?」)。
ここからはNTR長編を紹介する。このジャンルはヒロインへの感情移入が強いほど受けるネガ感情も強くなり、また堕ちるまでの過程が丁寧なほど良質な体験が得られるため、どうしてもおすすめは長編に偏ってしまう。ただ、長編作品は読み進めるのが大変であるため気が向いたら読んでみて欲しい。
「僕は死んでもいいって、そう思ったんだ」、「呪いのせいだから仕方ないよね」に続く田中フランチェスカ氏のNTR・寝取らせメイン?の長編。傍若無人な主人公が復讐?のためヒロインを巻き込んで、あっちこっちでエロいことしたりエロいことさせたりするロードムービー。作風がライトでとっつきやすい。基本的に主人公は可愛い女の子がエロい表情をしているところが見るのが大好きなので、エロい顔させるのが自分でも他人でもオーケーというスタンス。イリナちゃん編が辛い。
このノリが好きな人は前作「呪いのせいだから仕方ないよね」も似た作風なのでオススメ。しかし「僕は死んでもいいって、そう思ったんだ」( novel18.syosetu.com/n3557de/ )はライトではなくガチなので注意。こっちは相手が命より大切と言い切れるほど想い合っているアキオとアルシャを、愛の精霊マプゥがあの手この手(ドン引きする行為)で引き裂こうとする話。どこまでも健気に相手のことを想うがゆえに自らの体を犠牲にしあう二人。どれだけ陵辱されてもその心は決して折れないところがあまりにも辛い。
特に屋敷編が死ぬほどキツイ展開なのでNTRとして凄まじく良質。奴隷の身となったアキオの命を助けるために屋敷の主人の使用人兼性処理係となったアルシャ。その情報を知らされてひどく苦しむアキオに主人のアルベルトから命令が下る「倉庫から小箱を持って来い」。大量に積まれたそれは全てコンドームの箱だった。吐きそうになりながら一つの箱をアルベルトとアイシャの待つ部屋へ届けたアキオだったが、再びアルベルトから通信が入る「君の持ってきた箱は空箱だったよ」と。辛い。
書籍化もされている有名な作品。亡国の姫と幼馴染の騎士が祖国復興国のため旅をするのだが、行く先々でNTR展開を受けてしまうお話。お姫様は清純だし幼馴染に一途なのだけど淫紋のせいで肉欲に逆らえなくなってしまう。辛い。早く旅が終わって二人で慎しくも幸せに暮らしてほしい。
基本的にハーレム物なのだけど、ヒロインたちは容赦無く主人公以外の人間(非人間も)に催眠されたり陵辱される。割と倫理観が緩めの作品。ちなみに作者は、表のなろうで連載していたちょいエロだけど健全な作品の裏側(実はあのシーンはNTRされていた)を裏のノクターンで書くようなグレイトフルな作者であると指摘しておく。
実は自分の性癖が、父親(もしくは兄、弟)と姉・妹がしているところを目撃することだと最近気がついてしまった。多分BSSの亜種。この作品はお酒で酔っ払って出来上がったビール腹の親父が姉にセクハラして、姉がなし崩しにしょうがないなあと受け入れるところを思春期弟目線で描く作品。なにがいいかって、意外にガードが緩い姉がほろ酔いの思考力でずるずる流されてめちゃくちゃにされてしまうところを、障子越しの覗きという弟目線で描写されているところ。弟も姉の豊かな肢体にドキドキしているというところも良いスパイス
連載中の作品で、姉と初めて同士でエッチしたけど、伏線をよく考えると実は姉は父と一足先に初体験していた(NTRされていた)のではないか、というものがあったのだけど、どうも更新が止まったみたいで残念至極。この路線の作品でおすすめがあったら教えて欲しい。
二十年間ずっと好きだった人が結婚する。おめでたい。おめでたいがモヤモヤする。
好きな人とはクソみたいな田舎の、保育園から中学校まで一緒。高校からは学力の差で別のところになったけれど、高校は毎朝電車で会っていたし、それ以外にも月に二、三一回は遊んでいたし、高校の卒業旅行だって好きな人と一緒に行った。
社会人になったら県内に居残ったわたしと神奈川に行った好きな人とで距離は離れたけれど、わたしは二週に一回は東京に行っていたので少なくとも一か月に一回は遊んでいた。好きな人が地元に戻ってからも一か月に一回は会っていた。
その人が結婚する。
相手は婚活アプリで出会った人らしい。まだ付き合う前の、何回かデートをした後だというときに「このひとなんだけど」と写真を見せてもらった。見た目は普通の人。わたしは「いいじゃん!」と言った。実際に「いいじゃん!」と思った。それから三年たって結婚。年数的にも年齢的にもまあよくある話だ。
この前会った好きな人の指には結婚指輪があった。似合っていた。幸せそうで、こちらも嬉しくなった。
嬉しいけど、こちらは保育園のときから好きな人のことを知ってるんだぞ、という気持ちになった。好きな人の保育園のアルバムの「いちばんのともだちはだれ?」の部分、わたしの名前が書いてあるんだぞ。好きな人が描いた絵やらわたしにあてた手紙やら、小学生からずっと持ってるんだぞ。好きな人の好きだった人も知ってるんだぞ。好きな人のクラスも、友だちも、好きだった人も、学校も、制服姿も、過去に会ったいろんな出来事も、わたしは知ってる。写真だってある。好きな人の結婚相手が知らない、数十年の好きな人のことをわたしは知ってる。なんなら好きな人のことを好きな時間はわたしのほうが何倍も長い。結婚相手はたかが三年だろ。こっちは二十年だぞ。
でも好きな人が、好きな人の結婚相手の前でとる態度は知らない。
どんな服を着て、どんなことを話して、どんなことで笑って、どんなところに行くのか知らない。これから先、どうやって生きていこうとしているのかも知らない。わたしが知っている好きな人のことは全部過去だ。好きな人の結婚相手は、これからの好きな人のことを知っていくことができる。それも好きな人の一番近くで知ることができる。
そんなのずるいじゃん~~と思うけど、最初から好きな人に告白するつもりなんてなかったので、これは全部負けたほうの言い訳だ。
せめて相手がとんでもねえクズならよかった。そしたら「やめな~」って言える。それかすんごい顔の良い社長とか。それなら「いやもう敵わねえわ」ってすっぱり忘れられる。でも結婚相手は普通の人。見た目も身長も普通の研究員。
普通じゃん。そんなんわたしでもよかったじゃん。わたしも好きな人も女だからダメなんか? 実際のところはそうなんだろうな。
数か月前までシェアハウスに住んでいた。男女混合約10人で生活していた。恋愛体質ではない私も閉鎖空間で気が狂ったのか、同じ家に暮らす一つ下の男性を好きになった。
彼とは意図せずとも顔を合わせることが多かった。同じ部屋で一緒に時間を過ごしたり、ほんの少し言葉を交わしたりしているうちに、単純接触効果か何かで惹かれたのだろう。いや、出会って数日で好きになっていたから本当は一目惚れの類いだったのかもしれない。
それはともかく、彼はゲイかもしれなかった。
詳細は割愛するが、セクシャリティ的に恋愛対象にならないかもしれないと知ったときのショックは大きかった。気持ちが報われる可能性はほぼゼロに等しいにもかかわらず、私はどんどん彼を好きになっていった。
もういろいろ考えるしかなかった。恋愛に奥手な私は、彼がノンケだったとしても自分から気持ちを伝えることはない。だったら彼が誰を好きになろうと結果は同じだ。というか「奥手」なんて言葉は誤魔化しにしかすぎず、本当は傷付くのを恐れて自分の気持ちに責任を持てないだけだ。
私と彼との間には言葉の壁もあって、伝えたいことを伝えることもままならなかった。いや、私は自分の内気な性格のせいにして、何かを伝えようとする努力すらしていなかった。これではもし彼の恋愛対象に入ってたとしても、私が選ばれることはなかっただろう。
同時に、彼が今までどんな恋愛をしてきたのか気になった。それこそ今の私みたいな、「好きになった相手の恋愛対象になれない」みたいな経験をたくさんしてきたのかもしれないと思って胸が苦しくなった。
しかし、何をどう考えても、この気持ちにどう向き合うべきかわからなかった。彼に触れたい気持ちと、この気持ちを言葉にしたら全てが壊れてしまいそうな恐怖が常に隣り合わせで何もできなかった。この恐怖心を彼のセクシャリティのせいにしていたが、こんなのはどの恋愛でも起こりうることで、本当はただただ自分が傷付くのを恐れていただけなのかもしれない。
ただ、彼は彼で自分を保つのに必死だった。ときどきどこかへいなくなってしまってものすごく心配した。自分が受け入れてもらえる場所を探しているような、常にそんな空気感で、私は彼を見て不安になることも多かった。
彼はいつも周りを見て、言葉を丁寧に紡いで、相手に安心感を与えるような人だった。でも彼自身はどこか不安げだった。私だけではなく皆、彼をどう助けていいのかわからなかった。だからこそ好きだと伝えられれば、全てを受け入れる覚悟ができている人間が側にいると伝えられればよかった。
結局、私は彼のことが好きなままシェアハウスを出た。お別れのバグをして、「出会えてよかった」とありきたりな言葉を交わした。またどこかで会えるかもと期待してしまうが、そんな偶然がないこともわかっている。会えなくなって約一か月、今もなんとなく彼のことが気になってしまって、まだ好きなんだろうなあと思う。
そういえば数年前にも一度、人を好きになったことがあった。会っていない期間が2年以上あったにもかかわらず、「偶然」を期待して3年も好きだった。偶然会えるわけでもなければ、自分からはアプローチしないと心の中で決めておきながら、それなのにずっと好きだったなんて自分でも到底理解できない。
前回も今回も、私は好きな人がいることを誰にも話していない。私が人を好きになるなんて、そんなことがあっていいのか、気持ち悪がられるんじゃないかとか笑われるんじゃないかとか、とにかく自分の気持ちが蔑ろにされる気がして誰にも言えなかった。
どうしてここまで傷付くのが怖いのか、なぜこうやって自分の気持ちばかりを守ろうとしてしまうのか、どうやったら一歩踏み出せるのか、そろそろ20代半ばに差し掛かるというのにそんなこともわからずに生きている。彼への気持ちをいつ成仏させられるのかはわからないが、おそらく今後また人を好きになったとしても、平然を装って日々を過ごしつつ、心の中で葛藤し続けるんだと思う。変わろうとしない自分が嫌いで、だからといって何をするわけでもない。こうやって甘えながら人生を終えるのかと思うとため息が出る。
彼の透き通った瞳が好きだった。結った髪が少し崩れているのを見てはドキドキした。脆くて複雑で儚くて、今にも目の前から消えてしまいそうな彼に触れたい気持ちでいっぱいだった。人種も国籍も関係なく、いつも私を私として見てくれている気がして嬉しかった。
まだ好きだと言いつつ、私は私の新しい日常を過ごすのに必死で、彼への気持ちを毎日毎日思い出しているわけではない。ぼんやりとした気持ちに実感がなく、「もしかしたら本当にシェアハウスで気がおかしくなっていただけかもしれないな」なんて思うときもある。でもなんとなく踏ん切りがつかなくて、やっぱり好きだなあと思いながらどうすることもできない。
はあ、好きだと一言伝えられたらよかったなあ。
仕事(学校)でもプライベートでも常に誰にでも分け隔てなく接するように学生の頃から心掛けてて、実際それを社会人になってから色んな人が私の長所だと言ってくれていたから良い事なんだと本気で信じてました
だけど、ずっと好きだった男友達にやっと告白したけれど振られて、その理由が
「俺も実はお前のこと好きだった時期あったけど、誰にでも優しいから俺からしたらそれを見る度に嫉妬したり不安になって、常にこっちが疲れる事に気付いて冷めた」
「誰にでも優しくされたら男は自信無くす」
「普段皆にどんだけ塩対応でもいいから自分にだけ優しい女子の方が男は特別感があって嬉しいし、好かれている自信が持てるから安心できる」
「友達としてなら皆に公平だったり平等な態度なのは凄い良い奴だと思うし感心するけど付き合いたくはない、ストレスになる」
でした
少し前、とある知らせを友達から聞く。そこからずっと気持ちがモヤモヤし続けていたが、人に話せるものでもないしと発散できずにいた。とはいえそろそろ限界なので、ここに書いて自分自身に決着を付けようと思う。自分のために書くし、気持ちもゴチャゴチャしたままなので読みにくいかもしれないが、もしよかったら付き合ってほしい(一応ややフィクションは混ぜていることをご承知おきください)。あと、性的な話だったり性被害的な話も少し含むので、苦手な人はご注意を。
私は子どもの頃からいわゆる「大人しい女の子」でキャッキャしてる人達からは程遠い人間だった。それでも普通の人生は送ってきたように思うけど。大学に入って、漫画研究会に入った。漫画を書くことも好きだったのはあるが、コミュニケーションの練習になるかもしれないという下心もあった。今はすっかりなくなったけど、まだ陽キャに少し憧れがあったんだと思う。そこの人達は自分と同じ雰囲気を持った人が多く、入ってすぐに色々な人と打ち解けることができた。ただ、一個上の先輩(Aさんとする)だけがいわゆるオラオラ系の異質な存在で、私に対してもガンガン話しかけてくるようになった。正直苦手なタイプだったが、これもコミュニケーションの練習じゃい!と頑張って話すようにしていた。
しかしあるサークル飲み会終わりで2人になった時、Aさんが私を家に来いと(かなり強引に)誘ってきた。強く拒否したのだが、拒否する度に口調と態度が暴力的になっていくのに怖くなってしまい、最後は折れてAさんの家へ。案の定SEX。終わった後、Aさんからずっと好きだったから付き合ってほしいと言われる。私自身、正直Aさんは苦手でしょうがなかったが、お互い裸の中で拒否すると何されるかわからない怖さ、そして一夜を共にしてしまったこともあり、OKせざるを得なかった。
とまぁ、ここまではただ「陽キャにお持ち帰りされた人」の話であり、そこまで珍しくもないと思う(偏見かもしれないが、だいたいその後すぐ別れるのが定番だろう)。しかし問題はここからだった。このA、とんでもない変態だったのだ。具体的には「異常なほど強い性欲持ち」であり、かつ「女が嫌がっているにもかかわらず何かの被害を受け続ける」ことに異常な興奮を覚える奴であった(おそらくA自身は自覚してないと思うけど)。そして、Aの彼女になったということは、その女に私が選ばれたということである。
何が始まったかというと、数日に一回私を家に呼び出し、SEXの前戯(と呼んでいいかわからんが)として変態シチュエーションプレイをするようになった。最初は「お前も経験がある方がやりやすいだろう」という謎論理で痴漢ごっこをやらされた。そこでのルールは「本気で電車内だと思え、嫌がれ」という一点。最初はAが立っている私の尻を触るくらいで満足していたが、回を重ねるたびに下着に手を入れたり胸を揉んだり股間を押し付けられたり触らされたり服を脱がせようとしたりと、どんどん酷くなっていった。そこで変なこと(シチュにそぐわない行為)をすると全力でどなられ(たまに手も出る)、SEX本番時にお仕置きと称して首を絞められたりするため(どんだけヤバいやつだよ)、とにかく実際に痴漢に会っていると本気で信じ込んで従うしかなかった。
その内Aから「お前はどんな痴漢に会ったんだ」と聞かれるようになった。高校時代の一時期、痴漢に困りすぎて学校に行けなくなりそうになってたようなこともあったんで、悲しいかなエピソードだけは豊富に持っている。しかしこのことは当時、誰にも相談できなかった。それを言えというのかお前は。最初は「あまりなかったかな」とかすっとぼけて答えてたが、おそらく嘘だとバレバレだったようで、Aにいつものように恫喝され、結果として思い出せるエピソードをその場で全て泣きながら話すことになった。そして次回からどこで手に入れたのか制服のコスプレも用意され、それを着せられそのシチュでのプレイが始まることになる。これが本当にきつかった。どうしても当時の思い出がフラッシュバックして涙が止まらないこともあったが、それでもやるしかなかった。
徐々にAは痴漢に飽きたのか、バイトや職場でのセクハラというシチュに移行していった。どこで知ったのか知らないが、ありとあらゆるセクハラをプレイで経験することになった。上司から異様に触られる・性的な質問をされる・抱きしめられキスされるとか言う定番(?)から、無理やり膝枕させられる、胸に顔を埋めてくるみたいなものまで。ここでもやはり「本気で嫌がれ」「でも抵抗するな」という掟は絶対厳守だった。
結局この関係は1年ほど続いた。本当に頻繁にこういうことをしていたのもありAも飽きたのか、それとも他に女を見つけたのか、ある日急に謝られ「もう来なくていい」と言ってきた。その時のことは実はあまり覚えていないのだが、たぶんAの顔をぶん殴ったような気がする。
そしてそれから数年、2人ともサークルには既に行かなくなっていたこと、学部が違うこともあり会うことすらなく、私は大学を卒業した。そして先日、友達から「Aが痴漢で捕まった」という知らせを聞いた。その友達は「そういうことするような人じゃなかった気がするよね」とか言ってた。ははは、そうかい。
長文失礼。すっきりしたよ。読んでくれてありがとう。
「ラブ度は〇〇が50%、▲▲が30%、増田は20%くらい(おそらくこれでも多少盛ってくれた)」と言われ失恋。
恋愛相談していた友達に「いけるって!増田なら大丈夫だって!」と応援されまくっていたが
実際はその友達と好きな人が裏で付き合っていたというオチだった。
人間不信になった。
中学時代は初めて人と付き合う(もちろん相手はオタク)も、初デートで「手…つながない?」と言われた瞬間
「自分に向けられる恋愛特有の眼差し」と「恋愛している自分」に気持ち悪くなり、腹痛を起こして早退。
その後1ヶ月で自然消滅。
2人目は片思い中に相手に気持ちがバレた上に周囲にまでバレ、クラス中でことあるごとに
「おい!○○が増田にプリント渡してるぞ!」みたいにネタにされ苦痛を味わったのち
3人目は中学3年の秋から中高一貫で高校3年間、そして大学2年までずっと好きだった人。
相手は寡黙だったけどもちろんオタクで一緒にコミケに行ったりもした。
だけど、大学時代友人達と一緒に旅行した時、雑魚寝をしていた深夜に襲われてキスされた。
さすがに皆が起きると思いすぐはねのけたが、正直当時は嬉しかった。
その後「あの時なんであんなことした?」と聞いたのが始まりで付き合うことになった。
お互い別の大学で、自分は地元の関東を離れ関西、相手は関東の大学に在学していた。
遠距離になるけど、5年以上片思いしていたから(ようやく叶った)としか頭になかった。
関西と関東の中間地点で初デートして、「セックスしよっか」と言われたのでセックスした。
もともと自分の身体にコンプレックスがあり、セックスする時は期待はずれだと思われないか、嫌われないかかなり心配だった。
対する向こうは「大学2年にもなってセックスの経験がない」ことをコンプレックスだと言っている時があった。
おそらく関西という遠い大学にいる自分を使ってセックスの経験を積んだのだと思った。
「初デートは関東に帰ろうか?」と聞いた時、頑なに拒まれたことも思い出した。
知り合いに会うのが嫌だったんだろうなと察した。
高校卒業後、垢抜けるためにかなり友達に手伝ってもらったり、バーテンダーのバイトをして人と関わってみたりと
色々頑張ったがやはりダメだったらしい。
そんなこんなで蒸発された時はかなり泣いた。
せめて「そんなに好きじゃなかった」とか一言くらいは欲しかった。
自分が前を向くために「別れる」とハッキリさせたくて数ヶ月後に連絡したが、「今でもすごくイイ人だなって思ってる」と言われた。
「自分なんかとはさっさと縁を切って、新しい恋をして幸せになってほしい」とまで言われた。
思い出は綺麗なまま、重要な話し合いになると悪者になりたくなくて避ける、土壇場で逃げるような人だったとは知らなかった。
寡黙なところが好きだったけど、だからこそコミュニケーションがとても足りなくて、
この5年半一体何て人に費やしてたんだと自分に呆れた。
あれからもう3年半が経つ。
個人事業主になったので常に在宅ワークだし周囲に相手がいないのもそうだけど、
誰かをいいなと思ってももう一人の自分が防衛体制に入り、「これ以上はダメだ」とストップをかけてしまう。
(こんなやつ好きになる人なんていない)(どうせまた利用されて終わる)という思考が最初にくる。
仕事にも集中したくて、実際恋人がいたら連絡がわずらわしく感じる可能性もあった。
一般的な会社員とは休みも合わないし、自分は毎日仕事、休みも不定期で半休といった感じだ。
今ではもう諦めて仕事人間と化している。
今では6桁もいるTwitterのフォロワーが4桁だった頃から推していたし、現実の人間でこんな長期間好きだった人も初めてだった。
5年の間に掛け持ちで別の人を推していたことも何度かあったが結局は降りてしまいずっと好きだったのはこの人だけだった。
イベントにも足を運び、接触も積極的に参加した。今月は厳しいから接触行かないぞ!と意気込んだはずが昂ったテンションで安くはない接触を購入したこともしばしばある。
手紙も毎回書きたいことが有り余って何通も出した。プレゼントを贈った回数も他の元推し達とは比べ物にならない。誕生日にそこそこデカくて高い家電を贈った同担にイラついたりもした。
流行りなど気にしない自分をしっかり持ったファッションへのこだわりがある所が好きだったし、実際この人の好みも自分の好みだった。
だけどこの人の好みは一般的な自分の感性を遥かに超越していた。
ずっとやりたかったことらしい。好きにしたらいいよ。本人の自由だもの。タトゥーやピアス、スプリットタンなどの人体改造くらいなら全然受け止められた。
こんなとこに書いても無駄かもだけど。
メンタルを安定させたい。
今年初めて彼氏ができて、ずっと好きだった人だからすごく嬉しいし、ご飯に行ったり遊んだり、すごく楽しい。ラインでおはようってくるだけで嬉しい。
でも彼氏は資格の試験を受けたいらしくて、最近勉強で忙しくてなかなか会うことができない。お願いしたら電話してくれるけど、二週間顔が見られなくて寂しい。
寂しすぎて逆に別れたいってなったけど、やっぱりすごく好きだし、別れたらめちゃくちゃ悲しいと思う。
実際付き合ってって言ったときに、事前に勉強が忙しいから彼氏っぽいことは出来ないかもとは言われていたけど、それでもいいよって言ったのになー。
人間の欲にキリがないみたいで、どんどん会いたくなってしまうし、会えないと悲しい。
『クイック・ジャパン』『ロッキンオン・ジャパン』以外で、小山田がいじめ自慢していたとされる『月刊カドカワ9月号』の掲載記事について、
メディアが偏向的な切り取りで掲載して拡散され続けているのがずっと気になっていたんだけど、
案の定これを利用して、拡散の元凶となった件のブログが『 小山田圭吾がいじめを語る理由 - 孤立無援のブログ 』という記事で外山恒一氏のnote記事に反論している。
また変な扇動をしかねないので、記事の冒頭から関連する箇所(幼少期から高校時代)までをまるっと書き起こした。
なお、カドカワの記事はフリッパーズ・ギター3rdアルバム「ヘッド博士の世界塔」の発売直後に刊行されたもので、
アルバム発売を受けて、音楽への姿勢を掘り下げるために幼少期から振り返させた全19頁のインタビュー記事のようだ。
月刊カドカワ9月号(1991年9月1日発行)P348〜P352
きっと、ぼくの生い立ちなんて面白くないですよ。やっぱりこういう話が載るんだったら、波乱万丈の人生を歩みたかったですよ。
幼稚園のときに、巨人の土井選手の娘がいてね。土井ヨウコちゃんていう子だったんだけど、餅つき大会があって、土井選手が餅ついててかっこいいって思ったのが最初の記憶ですかね(笑)。土井ヨウコちゃんの顔は覚えてないんだけど、土井選手の顔は覚えてる。今でもテレビで土井選手の顔を見るたびに、餅ついてたなということを思い出しますね。
すみれ三組だった。それは年長組で、その前は忘れちゃった。ぼくはお絵かきを習ってた。シンちゃんていうちょっと知恵遅れの子がいて、クレヨンを投げまくって先生にひっぱたかれていたのを思い出すな。
普通の子だった、おとなしくもないけど。すみれ三組の隣のクラスに「ひらけポンキッキ!」に出たヤツがいて、そういうヤツの悪口を陰で言ってた。出たからって威張るんです、そいつら。ぼくらはイジケたグループで、五人ぐらいいた。女の子もいたな。まだ人間できてませんからね。学芸会も普通にこなしてたな。インディアンの歌を歌うその他大勢の役をやった。
小学校は遠かったんです。同じ世田谷区だったんだけど、私立だったから。それからぼくは高校まで同じ学校に通うわけなんだけど、もうシンちゃんはいなかったんだけど、二年のときにKという知恵遅れの子が転校してくるんです。ぼくらの学校は身体障害者の人が多いんだけど、特別にクラスは作らないで普通に入ってくる。Kは高三まで同じクラスだった。ぼくだけじゃなく、みんなにインパクトを与えたと思う。Kとは小学校のときはわりと距離を置いて付き合ってたんだけど、高校に入ってから意外に密接な関係が出てくる。
小学校のときは成績は良かった。運動会のリーダーとか、班長とか。それから、物が流行るじゃない、スーパーカー消しゴムとか怪獣の消しゴムも流行ったしね。そういう物のコレクトに関してはいつでも一位にならないと気が済まない男でね。それで人気を博してたからね。相撲の消しゴムも流行った。貴ノ花とか高見山とか。ガチャガチャでも、十円入れてガチャガチャでカプセルを出すと効率悪いのね。
ちょっと遠いところに駄菓子屋があって、その店では中身がドンと箱に出してあって、自分でスーパーカー消しゴムを選べる。友達とその店を発見して、他の友達には言わないで、自分らだけでコレクトして・・・ジャーン!!(笑)
小学校のときって、足の早い人とか人気があるじゃない。そういうタイプじゃなかったから、物で誤魔化したり、人気のあるヤツの足ひっぱったりとか。陰で悪口言ったり、変な噂流したり。こすいヤツだったな(笑)。だからすごく嫌われたりすることもあったな。いちばんショックだったのが、小学校五年くらいのときに文集を作ったんだけど、みんな普通のことを書いてるのに、「小山田くんの嫌なこと」とかいうタイトルで作文書かれてね(笑)。別に人気者じゃないヤツに書かれたからね、よけいにムッときて。親にその文集はみせられなかった。ぼくがそいつをいかにして迫害したかっていうようなことが切々と書いてあってね。でも、事実なんです(笑)。まさか文集にそんなタイトルで書かれると思っていない。ちゃんと印刷されてるもので、先生が見るだけじゃないの。みんなに配られちゃうの。けっこう挫折だった。だからそいつには、小学校人生全部かけて復習した(笑)。
運動会のリーダーも五年のときかな。仕事はそんなにしなくて、自分の好きなようにやってた。学校に遅くまで残れたり、プリント刷ったりするのがすごく好きで、そういうことができたからやってた。運動が得意だったていうわけじゃなくて。
音楽は幼稚園から。アニメとかのコレクトがすごかった。幼稚園の頃はコレクトって意識じゃなかったけど。水木一郎って知ってるでしょ。あの人が近所に住んでたの。それで家族でどっかに旅行に行ったら仮面ライダー・ショーをやってて、司会が水木一郎で、うちのお母さんが仲良くなって、家に来たことがあった。そのとき『イナズマン』のLPにサインしてもらった。やっぱり子門より水木だよ、とか言って。ウルトラマンからマイナーのものまでLP集めてた。「鉄人タイガーセブン」とか。よく一緒に歌ってた。その頃から歌手になる資質があったんですね、ねえよ、そんなもん(笑)
超テレビっ子。家に帰ったら、ずっと。アニメの再放送とかゴールデンタイムも。でも三年生ぐらいから「ザ・ベストテン」が始まった。大好きだった。チャートを全部メモるの、点数まで。二十位から十一位まで久米さんが早口で言うんだけど「『いい日旅立ち』山口百恵、九千何百何十点」とかいうのを、早くて書けないから「いい日、山」とか書いて後で清書する。それで学校で「昨日、何位だったよな」って言ってメモ見せて威張るというのが流行った。あとになって小沢もそれをやってたって話をきいて。他にもいろんなチャート番組きいて、どのチャートが信憑性があるとかって。オリコンもずっと読んでる、細かいチャートまで。地方別チャートだとフリッパーズ・ギターは四国が全然ダメなの。だからこれから四国を強化したいなと。
あと、「カリキュラマシーン」が好きだった。鉛筆のジョーとか宍戸錠とか吉田日出子とか藤村俊二とか。変な歌があった。「ねじれてねじれてシャシュショミャミュミョ」とか、そういうねじれる言葉があるでしょう。そういう言葉を覚えさせるためにその曲がある。一緒に歌ってた。それから、「三は嫌いだよ、いつもいつも、二人仲良くなると、ひとり仲間外れ〜」とか言い終わると、二人が真ん中のひとりをギターでボコボコにしておしまいっていうような(笑)。強烈なの。コント55号はもう欽ちゃんがソロでやってたけど、ぼくはダメだった。ドリフの志村のほうが好きだったけど、それより「カリキュラマシーン」のほうがずっと好きだった。よくギャグを覚えてる。ギャグともとれないようなギャグだったけど。きっと当時は笑ってはいなかったと思う。『天才バカボン』の第二巻もすごかった。
中学になると、人当たりが悪くなって。クラスに友達があまりいなくて、すぐにイジケるタイプに変わったんだよね。あまりしゃべらなくなった。休み時間は仲のいい友達とクラス出て、他のクラスの仲のいい友達と遊ぶみたいな感じ。中学になると音楽がすごく好きになって、そういう話もできる人としか話さなくなった。
Kはね、体がでかくて、小学校のときは突然牛乳ビンで人を殴ったりしてたんだけど、中学になるとそういうことはしなくなった。大人になったみたいで。
同じクラスにひとり仲のいい子がいた。その子のお兄さんがパンク系が好きで、ぼくもその人の影響でそういう音楽が好きになっていった。その子にテープ録ってもらったり、貸しレコード屋に行ったり。その頃、ウォークマン・ブームで、そういうのはいち早く察知して、お金なかったけど小六のときにウォークマンⅡを買った。ボディが青くてヘッドホンがオレンジ。すごく大事にしてたんだけど中一のとき電車に置き忘れちゃった。ショックだった。で、二台目はアカイやつ。電車の行き帰りで聴いてた。最初に行ったコンサートは、中二のときのクイーンかな。
その頃、初めてエルヴィス・コステロ『インペリアル・ベッドルーム』を借りて、すごく好きで、そのちょっと後に『パンチ・ザ・クロック』ってアルバムが出た。音楽雑誌のグラビア見るのも好きで、"イアン・マッカロクのお部屋"とかいって、奥さんと一緒に写ってる写真の中にレコードがダーッと並んでて、いちばん前にアズテック・カメラの『ハイランド』が置いてあった。それで貸しレコード屋に行ってアズテックの「思い出のサニービート」の12インチ・シングルを借りて、その友達と二人で「いいね」って聴いてた。それからそっちの方面の音楽にどっぷりいった。
そういうふうにして中学生のときに洋楽を聴いてると、みんな馬鹿で自分は頭いいって思いがちでしょう。案の定、そういうふうになっていた。
ギターは中一から。いとこが弾いてて、クイーンとかディープ・パープルを教わった。教則本とか見て普通に弾けるようになったんだけど、アズテック・カメラは弾けない、コーが難しくて。いろんなコードを知らないから、コピーして一生懸命した。だから我流で、コードの名前なんて知らなくて、指の形で覚えた。
高校になると、すごく仲良かったヤツが違うクラスになっちゃった。そうしたらKが隣の席なの。アイウエオ順で、小山田の次がK(笑)。クラスにいるときは、Kとしか話さなかった。Kって特技がひとつだけあって、学校の全員の名簿を暗記してるの。バスの中で一緒になったとき、「あいつの住所は?」ってきくと、ペラペラペラって出てくるの。見たこともない下級生や上級生の電話番号とか兄弟もわかってる。で、高校になるとみんな色気づいて下敷きの中にアイドルの写真とか入れてくるじゃん。Kも突然入れてきた。何かなと思って見たら、石川さゆりだった。「好きなの」って言ったら、「うん」。それから、Kは鼻炎だから、いつも鼻かんでるんだけど、ポケットティッシュだとすぐなくなっちゃう。だから購買部で箱のティッシュ買ってきて紐つけてあげた。それでKはいつも首から箱をぶら下げてた。難しい漢字にもすごく詳しかった。暗記には異常に強かった。俺はいつもビクビクしてたの。ある日、突然キリッとした顔して真面目なこと言い出したら怖いなって。「本当は俺は・・・」って。だって下敷きに石川さゆりを入れてるのも、ギャグなのか本気なのかわからないじゃない。ギャグだとしたらすごいじゃない。で、ずっと観察してたんだけど、そういうことはなかった。だけど風の噂だと、Kがどこかで森鴎外の小説を読みながら歩いていたという話をきいた。
ぼくは浮きまくりっていうか、クラスのみんなが和気あいあいでやってるんだけど、クラスの集合写真にいなかったり。文化祭の打ち上げとか、集まるときに呼ばれなかったり。でも別に平気。人に相談とかしないし。高校になると他の学校の友達とかいたから。
変な高校でさ。普通、レベッカとかBOØWYのコピーバンドとかが主流としてあるんだけど、先輩が変わってて、メテオーズのコピーバンドとかよくわかんないバンドが多くて、レベッカとかやってると迫害されて潰しにかかられる。学園祭で体育館でやるコンサートにはオフコースとかニューミュージック系のコピーしか出られなくて、パンク、ニューウェイヴ系は音楽室。そこにアズテックとかスミスのコピーやって出てた。授業中はウォークマンのヘッドホンのコードを袖に通して手のひらに隠してきいてたりね。
小沢は中学だけ同じ学校だったんだけど、別に仲良くなくて。高一くらいのときにたまたま友達の家で一緒になって、ぼくの持ってた編集テープ聴いてからそういう音楽を好きになったみたいで電話かかってきた。それから学校の帰りに待ち合わせて、お茶の水のジャニスって貸しレコード屋に行ったり。そこはイギリスのインディーズとかヨーロッパものが置いてあって、泊まって、学校行かないでレコードを全部テープに取って、返しに行って・・・そういう生活してたな。その頃の経験てでかいかもしれないな。エスカレーター式だから大学の試験はそんなに難しくないんだけど、遅刻とか欠席が多かったから一年生の時点でダメだとわかってた。だけど小沢は学校に行くの。ぼくは小沢の家で寝てたり(笑)。
※このあと、音楽の話からフリッパーズ・ギター結成までのエピソード、アルバムに対する思いなどが語られるが、問題となっているいじめに関係する箇所は上記だけなので以降は省略。
読んでわかると思うのだけど、ここでも小山田は外山恒一氏の読みどおり、過去を振り返るときは一貫して”自分自身を自虐的で自嘲的なニュアンス”で語っているんだよね。
そして問題の記事から遡ること3年前にもかかわらず沢田君の話が出てくることから、彼に対しての思い入れが深いのもわかるし、
自分自身を嫌なやつと言ながら、”イジメしていたことは認めたくないけど認めざるを得ない葛藤があったのではないか”とする外山氏の下記視点は、なるほどなと腹落ちする。
まず第一に、これは小山田氏が、自分がいかに情けない人間か、いや、〝情けない〟を通りこして、もはや〝卑劣〟で〝ろくでもない〟と云ってよいぐらいの人間であるか、自虐的に語り続けている過程でこういう話になっているのだ、という点を見逃してはいけません。活字に起こすと単に「(笑)」となってしまいますが、少なくとも小山田氏のセリフに付け加えられている「(笑)」は、ニュアンスとしては完全に自嘲的な「(笑)」です。イジメをやっていた当時の気持ちに戻ってしまって、「楽しかったなあ」と笑っているわけではありません。
ーーー(省略)
それにしても驚かされるのは、小山田氏がイジメの始まりとエスカレートの過程を、事細かによく記憶していることです。さんざん云われるように、イジメた側はそんなことはやがてすっかり忘れてしまって、これほどまでに、「ああ、そういう展開はいかにもありそうなことだ」と情景がまざまざと思い浮かぶような語り方をしうるほど詳細に覚えているというのは、イジメた側としては極めて例外的なことなのではないかと思うのです。このことはむしろ、世間で云われているのとは逆に、小山田氏が自身のイジメ加害経験と真摯に向き合ってきたことを示しているのではないでしょうか? それも極めて稀なレベルで、です。小山田氏の云うとおり、そもそもの最初は〝ちょっとフザケていただけ〟、〝ちょっとからかっていただけ〟なのでしょう。それがいつのまにかエスカレートして、ヒドいことになっていく。小山田氏は「決してイジメているつもりはなかった」という線を頑なに守ろうとしていますが、内心ではおそらく当時リアルタイムで、「これはもうイジメと云われても仕方がないレベルなのではないか?」と不安になってもいたように感じられます。高校生になってイジメっ子を卒業してからか、あるいはイジメっ子時代の末期からのことなのかもしれませんが、「どういう経緯でこんなことになってしまったのか?」ということに強くこだわって、よくよくそれを思い返し、もちろん少なくとも『ロッキンオン・ジャパン』や『クイック・ジャパン』でそれを語ることになる20代半ばの時期まで、何度となく反芻してみたのでなければ、なかなかここまで詳細に記憶していられるものではないように思うわけです。
また、件のブログの反論としては、”自分の判断で「障害者を虐待できる俺ってかっこいい」というブランディングを行っていたのである”ということだけど、
フリッパーズ・ギター解散前にそんなリスクの高いブランディングを行う必要はないでしょ、と。
下手したら、「障害者虐待をアピールするから小沢に捨てられた」というような負の印象を残しちゃうわけで、ダメージの方が大きいことは想像できるし、いくらなんでも無理筋すぎる。
雑誌のインタビュー全文についてはググっても見当たらないので、下記のブログ記事に引用されている原文抜粋からの解釈になる。
いじめられていたとされる村田さんにバックドロップしたエピソードが出てくる。
その中で、突然現れた先輩が村田さんを洗濯紐でグルグルに縛ってオナニーさせたので、小山田はその先輩の行動を見てヤバイと思ったと語っている。
なんかそこまで行っちゃうと僕とか引いちゃうっていうか。だけど、そこでもまだ行けちゃってるような奴なんかもいたりして。そうすると、僕なんか奇妙な立場になっちゃうというか。おもしろがれる線までっていうのは、おもしろがれるんだけど。「ここはヤバイよな」っていうラインとかっていうのが、人それぞれだと思うんだけど、その人の場合だとかなりハードコアまで行ってて。
世間ではあたかも小山田が「全裸にして紐でグルグルに巻いてオナニーさせた」かのように拡散されているのだが、やったのは先輩。
そして小山田は先輩と一緒になってやったわけではない。逆にその先輩の行為を見て引いていた。
そしてこの村田さんについては、後に定時制の高校へ通いパチンコ屋で働いていたとは書いてあるが、
村田さんが障害者とはどこにも書いてないし、原文抜粋だけではわからない。
「ウンコ食わせた」については、確かに冒頭で小山田が発言している。
うん。もう人の道に反してること。だってもうほんとに全裸にしてグルグルに紐を巻いてオナニーさしてさ。ウンコを食わしたりさ。ウンコ食わした上にバックドロップしたりさ
ただ、上記以外で小山田自身が障害者にうんこを食わせたという描写は見当たらず、
悪ノリで誇張して話していた可能性も否めない。(もしくは編集サイドが盛っている)
実際あったのであれば、それこそいじめのえぐさをアピールするために詳細を語るはず。
痛いニュース(ノ∀`) : 【悲報】小山田圭吾さん、障害者の息子と母親が一生懸命書いた年賀状を雑誌に晒して笑い物にしてしまう - ライブドアブログ
この年賀状の送り主である沢田さんについては、実際に雑誌インタビュアーが沢田さんへ会いに行くエピソードが綴られている。
「卒業してから、ひどくなったんですよ。家の中で知ってる人にばかり囲まれているから。小山田君とは、仲良くやってたと思ってましたけど」と答え、
沢田さん自身は「小山田さんとは、仲良かったですか?」と訪ねられると、「ウン」と回答している。
もし、実際に小山田と沢田さんがいじめっ子いじめられっ子の関係であれば、このような受け答え方をするだろうか?
仮に小山田が我が息子をいじめていたと考えているのであれば、怒りのあまり息子をこの場に同席させるようなことはしないだろう。
つまり、沢田さんとお母さんは小山田にいじめられていたという認識は無かったと考えるのが自然。
そして、この年賀状には「手紙ありがとう」と書かれていることから、小山田は以前に沢田さんへ手紙を送っていたと思われる。
さらに雑誌掲載当時の小山田は26歳だと考えられるが、鬼畜であるはずの彼がその年齢まで年賀状を大切に保管するだろうか。
小山田自身も沢田さんをいじめていたという自覚がなかったと考える方が自然ではないだろうか?
そして最後に、このブログ記事にはコメント機能がついており、過去に下記のような投稿も残っている。
さえ
いじめ話がロッキンオンに掲載された時は、編集アホかと思った。小山田氏をずっと好きだったのでショックだったけど、ただ私が昔行っていたコーネリアスのライブには毎回車椅子の重度の障害の方が見にきていて、必ず小山田氏はその人の前でギターを弾いていた。長いこと。まるでその人のためだけにというように。羨ましかったのを覚えています。ほんとの彼は根っこは優しくていい人だと思う。ひねくれていたのが魅力だったのもあり、彼はちょっとおもしろおかしく過激な表現をしたがるきらいがありますから。とにかく、活字にして載せたロッキンオンが馬鹿
「小山田」が「障害者」を「全裸にしてウンコ食わせてバックドロップした」というのはミスリードである。
インタビュー記事について、本人は悪ふざけの延長でやってしまい、おそらく雑誌記者の誇張もあるだろう。
もちろん嬉々として語る様は悪趣味であり、それについて擁護するつもりはない。
本人も認めているようにいじめていた事実や障害者を軽視した発言は避難されて当然だ。
だが、原文も確認せずメディアのミスリードに煽られるがままに激昂し、あまりにも冷静さを欠いた集団リンチも見ていて気分が悪い。
それどころか、被害者の年賀状を晒すような痛いニュースの記事を咎めるものもいなければ、
何故いじめが起きてしまうのか、今後どうしたらいじめが無くなるのかについて建設的な方向で議論しようとする人もいない。
https://comic-days.com/episode/3269754496332558422
これ読んで、実際かなり好きだったし、よかったなあ……って気持ちになったんだが、ちょっと遅れて若干モヤモヤしてきたぞ
これ、「クィアの人が頑張って恋をしているのを見守り、自分の気持ちを表に出さない異性愛者」って構造だから成立してるけど、逆だったらたぶん普通に悲しめの読後感になるよな…?
同性愛者が、ずっと好きだった高校の同級生と再会し、友達になるが、その元同級生から好きな人(異性)を教えられ、涙を呑んで恋を応援する
何もいい話ではねえよな
美しい友情はあるけども、シンプルにかわいそう感のほうが勝ってしまう
性的指向に貴賎はない以上、今回のこの読み切りだって、かわいそうって気持ちが勝って然るべきなんだ
そうじゃないですか?
これが「感動的」「いい話」に見えてちゃあダメなんだよなあ!!