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はてなキーワード: コルクとは

2021-09-19

子連れ女性が苦手になった

100円ショップに2歳くらいの子供をベビーカーに乗せて連れてきている女性がいた。

私はその人と同時に来店したので、店内が狭かったこともあり、後ろをついていくような感じになっていた。

突然女性ベビーカーを止めた、と思ったら子供を乗せたベビーカー通路に置き去りにしたまま奥に行ってしまった。人が多かったから通れないと思ったのだろうか、勿論後ろにいた私は困ったが仕方ないとも思った。

運の悪いことに私が探していた商品(コルクボード)は丁度女性ベビーカーを止めた場所にあった。その商品は下の方にあったのでベビーカーがある状態だと取れない。

私は少し迷ったが取り敢えず後ろも詰まっていたので、回り道をして時間を潰すことにした。

20分後、戻ってみたらまだベビーカーは置かれたままだった。どうしよう。このご時世だし、子供が乗ったままのベビーカー勝手に動かして誘拐なんかと間違われたら嫌だ。

私は女性を探すことにした。一階にはいない。まさか子供を置き去りにして帰ったなんてことはないよねなんて思いながら2階を探す。

見つけた。安心したが、あんなに小さい子供を長い時間1人にしておくなんて危なくないのかと思った。

女性に「取りたい商品があるからベビーカーをどけて欲しい」と頼んだら「は?」と言われた。なぜ、自分ベビーカーの持ち主だと知ってるのかとストーカー呼ばわりされた。説明したがヒステリックに叫ばれて話にならない。ここで一つ言っておきたいが、私は女子高校生学校帰りの制服姿だった。自分で言うのもなんだけれど気持ち悪がられる要素は特にない。

見兼ねた店員さんが間に入ってくれた。店員さんも置き去りにされたベビーカーには困っていたらしい。店員さんが宥めてくれてなんとかその場はおさまったが、気まずくて結局私はコルクボードを買わずに帰路についた。

別の日にも嫌な事があった。

私が地域コミュニティバスから降りる時に幼稚園児を連れた女性集団がそのバスに乗るために外で並んでいた。私が降りようとしているのを分かっているはずなのに、誰も通してくれない。

私はとうとう子連れ女性が嫌いになった。

子供は好きな方だが、子連れ女性は無理だ。

これは私の勘違いかもしれないが、高校生になってから制服を着ていると知らない子連れ女性に嫌な態度を取られることが多くなった気がする。

2021-08-17

anond:20210817213032

ワインコルクをはめてたら抜けなくなったので、コルクスクリューをぐりぐりまわしたりしたとかそんな感じ?

2021-07-03

コルクだと思ったら、ただのキャップだったよ

穴あけちゃったよ

2021-05-19

最近ワインばっかり

何が良いってコルクの抜栓が楽しいから

値段は、500円以下のものだけどね。

2021-05-12

取り上げられにくい護身用の防具

取り上げられにくい護身用の防具としては、鉄箸、ステンレス製シャープペンシルワインコルク抜きなどが存在します。だた、ワインがよほどの趣味でない限り銃刀法違反になるので注意が必要です。特に鉄箸は関節、突き、関節を決めてからの投げに応用できるため有効範囲が広い武器です。

銃弾が飛び交う地域旅行する場合、バッグは必ず体に巻き付けるようにし、手の前に持ってきましょう。買い物中に貧しい子どもたちなどがスリ行為を働くためです。また、体の大事な部分、心臓や腹部に少年漫画ほどの暑さの本を入れておけば防弾チョッキ代わりになります。ある程度のナイフ・打撃対策にもなりますので大変有効です。ま、この場合防弾チョッキを買ったほうが早いかもしれませんね(わらい)。

現地で拳銃を購入しても部品バラバラにして溶けない包装を用意し、後に嘔吐して取り出すようにしてください。これで密入国バッチリです。吐き出せない場合開腹手術が必要です。大変ですので注意してくださいね

anond:20210512082646

※最下段は真似しないでください

2021-04-24

anond:20210424185039

5年でおわったとおもわないように、まあ男子なら体力あるから大丈夫かな。

友達マジで中学くらいがメインで高校ラストチャンスからしっかりつくるのをたすけてあげてほしい。

カラオケとか命がけでいかないといけないなんてかわいそうな世代

 

の子供でも試し行動しなければ親の愛が信じられなくなる時期はある

自分場合子供お年玉で買った高い腕時計自分の歯があたってベゼルに浅く傷が入った(自分の歯も半ミリほど欠けた)ときがそういえばそうだった

ベゼル交換修理が3マンだったかな、ださせられたわ

あと物を整理できず捨てられなくてよくその間に大事ものをまぎらして見失う子だったんだけどそれも半狂乱になって深夜に叩き起こされ探させられた

万年筆インク教科書(がわりの問題集)、辞書水泳ゴーグルなど。のべ12回くらいはあったな。

「これだけさがしてないんだから学校に置いてきてるよ」って寝かせて翌日「アレがないと責められる」と渋々を無理に送り出してみれば

「いったとおり学校にあった」(特段感謝なし)とけろりと笑顔でかえってきたのも4回くらいはあった。

親は子供のもの故意に壊したり隠したり捨てたりしないということを信じさせるまでけっこうながくかかった。

増田じゃないほうのパートナーがすぐ「増田が捨てたんだろ」っていうから悪化した)

そのうち友達がくるから部屋の掃除につきあってくれといわれるようになった。(以前は自分一人でやろうとして爆発して放置だった)

友達きれいな部屋に呼んだ後は自分である程度ものの置き場をきめ見当つけて探せるようになった。

そういえば大事もの陳列棚もかってやったな。これも3マンくらいした。ガラス戸じゃないと見えないか所在を忘れてしまうらしい。

それまでは親を嫌って部屋にいれたがらなかったし社会性や常識を得るきっかけになった。

本当にリアル友達というものはありがたい。何度でも遊びに来て会話してやって欲しい。子供のほうは大げさだとかいってるけど。

 

大学(どこも元増田通信制高校に近い状況だ、コロナからなぁ)になってから家飲みしようっていってミニバーの中身みたいなのをいそいそ買いに行ってたな。カシオレだのカクテル祭りしたらしい。おみやげワインコルク栓抜くためだけに呼ばれたwいきなりいわれてもなんでも(バタフライ型のちゃんとしたコルク栓抜き)ある家でホント感謝せいよっていっといたw そんな冗談のやり取りができるようになったのもわりあい最近だとおもう

親なんていずれ子供より先に老い死ぬんだし友達恋人代替物になんかなりやしないよ。

兄弟だっていずれ別の道をいくわけだし。

友達大事

 

追記:実は発達障害と鬱もちの子をそだてているいつもの増田だ。診断うけたことがうちは一つの打開になった(診断を回避できたという他のツリーをみて)。

ブクマコメント男子でも女子でも小学校あいだくらいはライバル視ばかりではないのでは。うちの子ポケモンとかやってて小学校の間は男子の友人も女子と同じくらいいた。交換必須ゲームからね。そこでダマされて珍しいポケモンと並のポケモンを交換させられた友人のために怒ってあげてた。

高校受験すると自分以外全員ライバル視になる子もいるようだ(恋愛しろ成績にしろ)けど

増田のしつこい自称KKOだのブクマカになるようなお子さんはまあそうなんだろうなとしか

2021-03-31

絶望とき

超久しぶりにワイン飲もうと思ったらコルク抜きがなかったとき

平日の朝っぱらから飲んでんじゃねーよということか

2021-03-24

物が溜まりまくっていた話

ひとり暮らしを始めて10年経ったので、久々に部屋のあちこちをチェックしてみたら色々な場所に色々なものが溜まりまくっていてびっくりした。

服はそれなりに断捨離してたけど、引き出しがちょっときついな、と思っていた箇所がやばかった。

手袋靴下下着路上でもらったティッシュ家電とかの説明書郵便書類雑誌紙袋などなど、余計なものがどんどん出てくる。

結局トータルでゴミ10袋分くらい不用品が出てきた。

「いつか使うかも」「まだ使えるかも」みたいな微妙ものは実際のところ絶対使わないということがわかったので、これからもっと容赦なく捨てることにする。

部屋の片付けで買い替えたもの

電気ケトル

卵焼きフライパン

レターケース

レースカーテン

カフェカーテンサイズを間違えたので後日改めて買う)

コルクマット

本の収納ケース

2021-03-22

どうにも

三郎が、都合のよい折を見計らって、遠藤の部屋を訪問したのは、それから四五日たった時分でした。無論その間には、彼はこの計画について、繰返し繰返し考えた上、大丈夫危険がないと見極めをつけることが出来たのです。のみならず、色々と新しい工風くふうを附加えもしました。例えば、毒薬の瓶の始末についての考案もそれです。

 若しうまく遠藤殺害することが出来たならば、彼はその瓶を、節穴から下へ落して置くことに決めました。そうすることによって、彼は二重の利益が得られます。一方では、若し発見されれば、重大な手掛りになる所のその瓶を、隠匿いんとくする世話がなくなること、他方では、死人の側に毒物の容器が落ちていれば、誰しも遠藤自殺したのだと考えるに相違ないこと、そして、その瓶が遠藤自身の品であるということは、いつか三郎と一緒に彼に惚気話を聞かされた男が、うまく証明して呉れるに違いないのです。尚お都合のよいのは、遠藤は毎晩、キチンと締りをして寝ることでした。入口は勿論、窓にも、中から金具で止めをしてあって、外部から絶対に這入れないことでした。

 さて其日、三郎は非常な忍耐力を以て、顔を見てさえ虫唾の走る遠藤と、長い間雑談を交えました。話の間に、屡々それとなく、殺意をほのめかして、相手を怖がらせてやりたいという、危険極る慾望が起って来るのを、彼はやっとのことで喰止めました。「近い内に、ちっとも証拠の残らない様な方法で、お前を殺してやるのだぞ、お前がそうして、女の様にベチャクチャ喋れるのも、もう長いことではないのだ。今の内、せいぜい喋り溜めて置くがいいよ」三郎は、相手の止めどもなく動く、大ぶりな脣を眺めながら、心の内でそんなことを繰返していました。この男が、間もなく、青ぶくれの死骸になって了うのかと思うと、彼はもう愉快で耐らないのです。

 そうして話し込んでいる内に、案の定遠藤便所に立って行きました。それはもう、夜の十時頃でもあったでしょうか、三郎は抜目なくあたりに気を配って、硝子窓の外なども十分検べた上、音のしない様に、しかし手早く押入れを開けて、行李の中から、例の薬瓶を探し出しました。いつか入れ場所をよく見て置いたので、探すのに骨は折れません。でも、流石に、胸がドキドキして、脇の下からは冷汗が流れました。実をいうと、彼の今度の計画の中うち、一番危険なのはこの毒薬を盗み出す仕事でした。どうしたこと遠藤が不意に帰って来るかも知れませんし、又誰かが隙見をして居ないとも限らぬのです。が、それについては、彼はこんな風に考えていました。若し見つかったら、或は見つからなくても、遠藤が薬瓶のなくなったことを発見したら――それはよく注意していればじき分ることです。殊に彼には天井の隙見という武器があるのですから――殺害を思い止まりさえすればいいのです。ただ毒薬を盗んだという丈では、大した罪にもなりませんからね。

 それは兎とも角かく、結局彼は、先ず誰にも見つからずに、うまうまと薬瓶を手に入れることが出来たのです。そこで、遠藤便所から帰って来ると間もなく、それとなく話を切上げて、彼は自分の部屋へ帰りました。そして、窓には隙間なくカーテンを引き、入口の戸には締りをして置いて机の前に坐ると、胸を躍らせながら、懐中から可愛らしい茶色の瓶を取り出して、さてつくづくと眺めるのでした。

MORPHINUM HYDROCHLORICUM(o.g.)

 多分遠藤が書いたのでしょう。小さいレッテルにはこんな文字が記してあります。彼は以前に薬物学の書物を読んで、莫児比※(「さんずい+(日/工)」、第4水準2-78-60)のことは多少知っていましたけれど、実物にお目にかかるのは今が始めてでした。多分それは鹽酸えんさん莫児比※(「さんずい+(日/工)」、第4水準2-78-60)というものなのでしょう。瓶を電燈の前に持って行ってすかして見ますと、小匙こさじに半分もあるかなしの、極く僅かの白い粉が、綺麗にキラリキラリと光っています。一体こんなもの人間死ぬのか知ら、と不思議に思われる程です。

 三郎は、無論、それをはかる様な精密な秤はかりを持っていないので、分量の点は遠藤言葉を信用して置く外はありませんでしたが、あの時の遠藤の態度口調は、酒に酔っていたとは云え決して出鱈目でたらめとは思われません。それにレッテル数字も、三郎の知っている致死量の、丁度二倍程なのですから、よもや間違いはありますまい。

 そこで、彼は瓶を机の上に置いて、側に、用意の砂糖清水せいすいを並べ、薬剤師の様な綿密さで、熱心に調合を始めるのでした。止宿人達はもう皆寝て了ったと見えて、あたりは森閑しんかんと静まり返っています。その中で、マッチの棒に浸した清水を、用意深く、一滴一滴と、瓶の中へ垂らしていますと、自分自身の呼吸が、悪魔のため息の様に、変に物凄く響くのです。それがまあ、どんなに三郎の変態的な嗜好を満足させたことでしょう。ともすれば、彼の目の前に浮んで来るのは、暗闇の洞窟の中で、沸々ふつふつと泡立ち煮える毒薬の鍋を見つめて、ニタリニタリと笑っている、あの古いにしえの物語の、恐ろしい妖婆の姿でした。

 併しながら、一方に於おいては、其頃から、これまで少しも予期しなかった、ある恐怖に似た感情が、彼の心の片隅に湧き出していました。そして時間のたつに随って、少しずつ少しずつ、それが拡がって来るのです。

MURDER CANNOT BE HID LONG, A MAN'S SON MAY, BUT AT THE LENGTH TRUTH WILL OUT.

 誰かの引用で覚えていた、あのシェークスピアの不気味な文句が、目もくらめく様な光を放って、彼の脳髄に焼きつくのです。この計画には、絶対破綻はたんがないと、かくまで信じながらも、刻々に増大して来る不安を、彼はどうすることも出来ないのでした。

 何の恨みもない一人の人間を、ただ殺人面白さに殺して了うとは、それが正気の沙汰か。お前は悪魔に魅入みいられたのか、お前は気が違ったのか。一体お前は、自分自身の心を空恐しくは思わないのか。

 長い間、夜の更けるのも知らないで、調合して了った毒薬の瓶を前にして、彼は物思いに耽っていました。一層この計画を思止おもいとどまることにしよう。幾度いくたびそう決心しかたか知れません。でも、結局は彼はどうしても、あの人殺しの魅力を断念する気にはなれないのでした。

 ところが、そうしてとつおいつ考えている内に、ハッと、ある致命的な事実が、彼の頭に閃ひらめきました。

「ウフフフ…………」

 突然三郎は、おかしくて堪たまらない様に、併し寝静ったあたりに気を兼ねながら、笑いだしたのです。

馬鹿野郎。お前は何とよく出来た道化役者だ! 大真面目でこんな計画を目論もくろむなんて。もうお前の麻痺まひした頭には、偶然と必然区別さえつかなくなったのか。あの遠藤の大きく開いた口が、一度例の節穴の真下にあったからといって、その次にも同じ様にそこにあるということが、どうして分るのだ。いや寧ろ、そんなことは先ずあり得ないではないか

 それは実に滑稽極る錯誤でした。彼のこの計画は、已にその出発点に於て、一大迷妄に陥っていたのです。併し、それにしても、彼はどうしてこんな分り切ったことを今迄いままで気附かずにいたのでしょう。実に不思議と云わねばなりません。恐らくこれは、さも利口りこうぶっている彼の頭脳に、非常な欠陥があった証拠ではありますいか。それは兎も角、彼はこの発見によって、一方では甚はなはだしく失望しましたけれど、同時に他の一方では、不思議な気安さを感じるのでした。

「お蔭で俺おれはもう、恐しい殺人罪を犯さなくても済むのだ。ヤレヤレ助かった」

 そうはいものの、その翌日からも、「屋根裏散歩」をするたびに、彼は未練らしく例の節穴を開けて、遠藤の動静を探ることを怠おこたりませんでした。それは一つは、毒薬を盗み出したこと遠藤が勘づきはしないかという心配からでもありましたけれど、併し又、どうかして此間このあいだの様に、彼の口が節穴の真下へ来ないかと、その偶然を待ちこがれていなかったとは云えません。現に彼は、いつの散歩」の場合にも、シャツポケットから彼かの毒薬を離したことはないのでした。

 ある夜のこと――それは三郎が「屋根裏散歩」を始めてからもう十日程もたっていました。十日の間も、少しも気附かれる事なしに、毎日何回となく、屋根裏を這い廻っていた彼の苦心は、一通ひととおりではありません。綿密なる注意、そんなありふれた言葉では、迚とても云い現せない様なものでした。――三郎は又しても遠藤の部屋の天井裏をうろついていました。そして、何かおみくじでも引く様な心持で、吉か凶か、今日こそは、ひょっとしたら吉ではないかな。どうか吉が出て呉れます様にと、神に念じさえしながら、例の節穴を開けて見るのでした。

 すると、ああ、彼の目がどうかしていたのではないでしょうか。いつか見た時と寸分違わない恰好で、そこに鼾をかいている遠藤の口が、丁度節穴の真下へ来ていたではありませんか。三郎は、何度も目を擦って見直し、又猿股さるまたの紐を抜いて、目測さえして見ましたが、もう間違いはありません。紐と穴と口とが、正まさしく一直線上にあるのです。彼は思わず叫声を上げそうになったのをやっと堪こらえました。遂にその時が来た喜びと、一方では云い知れぬ恐怖と、その二つが交錯した、一種異様の興奮の為に、彼は暗闇の中で、真青になって了いました。

 彼はポケットから毒薬の瓶を取り出すと、独ひとりでに震い出す手先を、じっとためながら、その栓を抜き、紐で見当をつけて置いて――おお、その時の何とも形容の出来ぬ心持!――ポトリポトリポトリ、と数滴。それがやっとでした。彼はすぐ様さま目を閉じて了ったのです。

「気がついたか、きっと気がついた。きっと気がついた。そして、今にも、おお、今にも、どんな大声で叫び出すことだろう」

 彼は若し両手があいていたら、耳をも塞ふさぎ度い程に思いました。

 ところが、彼のそれ程の気遣いにも拘かかわらず、下の遠藤はウンともスーとも云わないのです。毒薬が口の中へ落ちた所は確に見たのですから、それに間違いはありません。でも、この静けさはどうしたというのでしょう。三郎は恐る恐る目を開いて節穴を覗いて見ました。すると、遠藤は、口をムニャムニャさせ、両手で脣を擦る様な恰好をして、丁度それが終った所なのでしょう。又もやグーグーと寝入って了うのでした。案あんずるよりは産うむが易やすいとはよく云ったものです。寝惚ねぼけた遠藤は、恐ろしい毒薬を飲み込んだことを少しも気附かないのでした。

 三郎は、可哀相な被害者の顔を、身動きもしないで、食い入る様に見つめていました。それがどれ程長く感じられたか事実は二十分とたっていないのに、彼には二三時間もそうしていた様に思われたことです。するとその時、遠藤はフッと目を開きました。そして、半身を起して、さも不思議相に部屋の中を見廻しています。目まいでもするのか、首を振って見たり、目を擦って見たり、譫言うわごとの様な意味のないことをブツブツと呟いて見たり、色々狂気めいた仕草をして、それでも、やっと又枕につきましたが、今度は盛んに寝返りを打うつのです。

 やがて、寝返りの力が段々弱くなって行き、もう身動きをしなくなったかと思うと、その代りに、雷の様な鼾声かんせいが響き始めました。見ると、顔の色がまるで、酒にでも酔った様に、真赤になって、鼻の頭さきや額には、玉の汗が沸々とふき出しています。熟睡している彼の身内で、今、世にも恐ろしい生死の争闘が行われているのかも知れません。それを思うと身の毛がよだつ様です。

 さて暫くすると、さしも赤かった顔色が、徐々にさめて、紙の様に白くなったかと思うと、見る見る青藍色せいらんしょくに変って行きます。そして、いつの間にか鼾がやんで、どうやら、吸う息、吐く息の度数が減って来ました。……ふと胸の所が動かなくなったので、愈々最期かと思っていますと、暫くして、思い出した様に、又脣がビクビクして、鈍い呼吸が帰って来たりします。そんなことが二三度繰り返されて、それでおしまいでした。……もう彼は動かないのです。グッタリと枕をはずした顔に、我々の世界のとはまるで別な、一種のほほえみが浮んでいます。彼は遂に、所請いわゆる「仏」になって了ったのでしょう。

 息をつめ、手に汗を握って、その様子を見つめていた三郎は、始めてホッとため息をつきました。とうとう彼は殺人者になって了ったのです。それにしても、何という楽々とした死に方だったでしょう。彼の犠牲者は、叫声一つ立てるでなく、苦悶の表情さえ浮べないで、鼾をかきながら死んで行ったのです。

「ナアンダ。人殺しなんてこんなあっけないものか」

 三郎は何だかガッカリして了いました。想像世界では、もうこの上もない魅力であった殺人という事が、やって見れば、外ほかの日常茶飯事と、何の変りもないのでした。この鹽梅なら、まだ何人だって殺せるぞ。そんなことを考える一方では、併し、気抜けのした彼の心を、何ともえたいの知れぬ恐ろしさが、ジワジワと襲い始めていました。

 暗闇の屋根裏、縦横に交錯した怪物の様な棟木や梁、その下で、守宮やもりか何ぞの様に、天井裏に吸いついて、人間の死骸を見つめている自分の姿が、三郎は俄に気味悪くなって来ました。妙に首筋の所がゾクゾクして、ふと耳をすますと、どこかで、ゆっくりゆっくり自分の名を呼び続けている様な気さえします。思わず節穴から目を離して、暗闇の中を見廻しても、久しく明い所を覗いていたせいでしょう。目の前には、大きいのや小さいのや、黄色い環の様なものが、次々に現れては消えて行きます。じっと見ていますと、その環の背後から遠藤の異様に大きな脣が、ヒョイと出て来そうにも思われるのです。

 でも彼は、最初計画した事丈けは、先ず間違いなく実行しました。節穴から薬瓶――その中にはまだ数滴の毒液が残っていたのです――を抛り落すこと、その跡の穴を塞ぐこと、万一天井裏に何かの痕跡が残っていないか、懐中電燈を点じて調べること、そして、もうこれで手落ちがないと分ると、彼は大急ぎで棟木を伝い、自分の部屋へ引返しました。

「愈々これで済んだ」

 頭も身体からだも、妙に痺しびれて、何かしら物忘れでもしている様な、不安な気持を、強しいて引立てる様にして、彼は押入れの中で着物を着始めました。が、その時ふと気がついたのは、例の目測に使用した猿股の紐を、どうしたかという事です。ひょっとしたら、あすこへ忘れて来たのではあるまいか。そう思うと、彼は惶あわただしく腰の辺を探って見ました。どうも無いようです。彼は益々慌てて、身体中を調べました。すると、どうしてこんなことを忘れていたのでしょう。それはちゃんシャツポケットに入れてあったではありませんか。ヤレヤレよかったと、一安心して、ポケットの中から、その紐と、懐中電燈とを取出そうとしますと、ハッと驚いたことには、その中にまだ外の品物が這入っていたのです。……毒薬の瓶の小さなコルクの栓が這入っていたのです。

 彼は、さっき毒薬を垂らす時、あとで見失っては大変だと思って、その栓を態々わざわざポケットしまって置いたのですが、それを胴忘どうわすれして了って瓶丈け下へ落して来たものと見えます。小さなものですけれど、このままにして置いては、犯罪発覚のもとです。彼は恐れる心を励して、再び現場げんじょうへ取って返し、それを節穴から落して来ねばなりませんでした。

 その夜三郎が床についたのは――もうその頃は、用心の為に押入れで寝ることはやめていましたが――午前三時頃でした。それでも、興奮し切った彼は、なかなか寝つかれないのです。あんな、栓を落すのを忘れて来る程では、外にも何か手抜てぬかりがあったかも知れない。そう思うと、彼はもう気が気ではないのです。そこで、乱れた頭を強いて落ちつける様にして、其晩の行動を、順序を追って一つ一つ思出して行き、どっかに手抜りがなかったかと調べて見ました。が、少くとも彼の頭では、何事をも発見出来ないのです。彼の犯罪には、どう考えて見ても、寸分の手落ちもないのです。

 彼はそうして、とうとう夜の明けるまで考え続けていましたが、やがて、早起きの止宿人達が、洗面所へ通う為に廊下を歩く跫音が聞え出すと、つと立上って、いきなり外出の用意を始めるのでした。彼は遠藤の死骸が発見される時を恐れていたのです。その時、どんな態度をとったらいいのでしょう。ひょっとしたら、後になって疑われる様な、妙な挙動があっては大変です。そこで彼は、その間あいだ外出しているのが一番安全だと考えたのですが、併し、朝飯もたべないで外出するのは、一層変ではないでしょうか。「アア、そうだっけ、何をうっかりしているのだ」そこへ気がつくと、彼は又もや寝床の中へもぐり込むのでした。

 それから朝飯までの二時間ばかりを、三郎はどんなにビクビクして過したことでしょうか、幸にも、彼が大急ぎで食事をすませて、下宿屋を逃げ出すまでは、何事も起らないで済みました。そうして下宿を出ると、彼はどこという当てもなく、ただ時間を過す為に、町から町へとさ迷い歩くのでした。

注目エントリこち

九、ジョバンニの切符きっぷ

「もうここらは白鳥区のおしまいです。ごらんなさい。あれが名高いアルビレオ観測所です。」

 窓の外の、まるで花火でいっぱいのような、あまの川のまん中に、黒い大きな建物が四棟むねばかり立って、その一つの屋根の上に、眼めもさめるような、青宝玉サファイア黄玉パースの大きな二つのすきとおった球が、輪になってしずかにくるくるとまわっていました。黄いろのがだんだん向うへまわって行って、青い小さいのがこっちへ進んで来、間もなく二つのはじは、重なり合って、きれいな緑いろの両面凸とつレンズのかたちをつくり、それもだんだん、まん中がふくらみ出して、とうとう青いのは、すっかりトパースの正面に来ましたので、緑の中心と黄いろな明るい環わとができました。それがまただんだん横へ外それて、前のレンズの形を逆に繰くり返し、とうとうすっとはなれて、サファイアは向うへめぐり、黄いろのはこっちへ進み、また丁度さっきのような風になりました。銀河の、かたちもなく音もない水にかこまれて、ほんとうにその黒い測候所が、睡ねむっているように、しずかによこたわったのです。

「あれは、水の速さをはかる器械です。水も……。」鳥捕とりとりが云いかけたとき

切符を拝見いたします。」三人の席の横に、赤い帽子ぼうしをかぶったせいの高い車掌しゃしょうが、いつかまっすぐに立っていて云いました。鳥捕りは、だまってかくしから、小さな紙きれを出しました。車掌ちょっと見て、すぐ眼をそらして、(あなた方のは?)というように、指をうごかしながら、手をジョバンニたちの方へ出しました。

「さあ、」ジョバンニは困って、もじもじしていましたら、カムパネルラは、わけもないという風で、小さなねずみいろの切符を出しました。ジョバンニは、すっかりあわててしまって、もしか上着ポケットにでも、入っていたかとおもいながら、手を入れて見ましたら、何か大きな畳たたんだ紙きれにあたりました。こんなもの入っていたろうかと思って、急いで出してみましたら、それは四つに折ったはがきぐらいの大きさの緑いろの紙でした。車掌が手を出しているもんですから何でも構わない、やっちまえと思って渡しましたら、車掌はまっすぐに立ち直って叮寧ていねいにそれを開いて見ていました。そして読みながら上着のぼたんやなんかしきりに直したりしていましたし燈台看守も下からそれを熱心にのぞいていましたから、ジョバンニはたしかにあれは証明書か何かだったと考えて少し胸が熱くなるような気がしました。

「これは三次空間の方からお持ちになったのですか。」車掌がたずねました。

何だかわかりません。」もう大丈夫だいじょうぶだと安心しながらジョバンニはそっちを見あげてくつくつ笑いました。

「よろしゅうございます南十字サウザンクロスへ着きますのは、次の第三時ころになります。」車掌は紙をジョバンニに渡して向うへ行きました。

 カムパネルラは、その紙切れが何だったか待ち兼ねたというように急いでのぞきこみました。ジョバンニも全く早く見たかったのです。ところがそれはいちめん黒い唐草からくさのような模様の中に、おかしな十ばかりの字を印刷したものでだまって見ていると何だかその中へ吸い込こまれしまうような気がするのでした。すると鳥捕りが横からちらっとそれを見てあわてたように云いました。

「おや、こいつは大したもんですぜ。こいつはもう、ほんとうの天上へさえ行ける切符だ。天上どこじゃない、どこでも勝手にあるける通行券です。こいつをお持ちになれぁ、なるほど、こんな不完全な幻想げんそう第四次の銀河鉄道なんか、どこまででも行ける筈はずでさあ、あなた方大したもんですね。」

何だかわかりません。」ジョバンニが赤くなって答えながらそれを又また畳んでかくしに入れました。そしてきまりが悪いのでカムパネルラと二人、また窓の外をながめていましたが、その鳥捕りの時々大したもんだというようにちらちらこっちを見ているのがぼんやりわかりました。

「もうじき鷲わしの停車場だよ。」カムパネルラが向う岸の、三つならんだ小さな青じろい三角標と地図とを見較みくらべて云いました。

 ジョバンニはなんだかわけもわからずににわかにとなりの鳥捕りが気の毒でたまらなくなりました。鷺さぎをつかまえてせいせいしたとよろこんだり、白いきれでそれをくるくる包んだり、ひとの切符をびっくりしたように横目で見てあわててほめだしたり、そんなことを一一考えていると、もうその見ず知らずの鳥捕りのために、ジョバンニの持っているものでも食べるものでもなんでもやってしまいたい、もうこの人のほんとうの幸さいわいになるなら自分があの光る天の川河原かわらに立って百年つづけて立って鳥をとってやってもいいというような気がして、どうしてももう黙だまっていられなくなりました。ほんとうにあなたほしいものは一体何ですか、と訊きこうとして、それではあんまり出し抜ぬけだから、どうしようかと考えて振ふり返って見ましたら、そこにはもうあの鳥捕りが居ませんでした。網棚あみだなの上には白い荷物も見えなかったのです。また窓の外で足をふんばってそらを見上げて鷺を捕る支度したくをしているのかと思って、急いでそっちを見ましたが、外はいちめんのうつくしい砂子と白いすすきの波ばかり、あの鳥捕りの広いせなかも尖とがった帽子も見えませんでした。

「あの人どこへ行ったろう。」カムパネルラぼんやりそう云っていました。

「どこへ行ったろう。一体どこでまたあうのだろう。僕ぼくはどうしても少しあの人に物を言わなかったろう。」

「ああ、僕もそう思っているよ。」

「僕はあの人が邪魔じゃまなような気がしたんだ。だから僕は大へんつらい。」ジョバンニはこんな変てこな気もちは、ほんとうにはじめてだし、こんなこと今まで云ったこともないと思いました。

何だか苹果りんごの匂においがする。僕いま苹果のこと考えたためだろうか。」カムパネルラ不思議そうにあたりを見まわしました。

「ほんとうに苹果の匂だよ。それから野茨のいばらの匂もする。」ジョバンニもそこらを見ましたがやっぱりそれは窓からでも入って来るらしいのでした。いま秋だから野茨の花の匂のする筈はないとジョバンニは思いました。

 そしたら俄にわかにそこに、つやつやした黒い髪かみの六つばかりの男の子が赤いジャケツのぼたんもかけずひどくびっくりしたような顔をしてがたがたふるえてはだしで立っていました。隣となりには黒い洋服をきちんと着たせいの高い青年が一ぱいに風に吹ふかれているけやきの木のような姿勢で、男の子の手をしっかりひいて立っていました。

「あら、ここどこでしょう。まあ、きれいだわ。」青年のうしろにもひとり十二ばかりの眼の茶いろな可愛かあいらしい女の子が黒い外套がいとうを着て青年の腕うでにすがって不思議そうに窓の外を見ているのでした。

「ああ、ここはランカシャイヤだ。いや、コンネクテカット州だ。いや、ああ、ぼくたちはそらへ来たのだ。わたしたちは天へ行くのです。ごらんなさい。あのしるしは天上のしるしです。もうなんにもこわいことありません。わたくしたちは神さまに召めされているのです。」黒服青年はよろこびにかがやいてその女の子に云いいました。けれどもなぜかまた額に深く皺しわを刻んで、それに大へんつかれているらしく、無理に笑いながら男の子をジョバンニのとなりに座すわらせました。

 それから女の子にやさしくカムパネルラのとなりの席を指さしました。女の子はすなおにそこへ座って、きちんと両手を組み合せました。

「ぼくおおねえさんのとこへ行くんだよう。」腰掛こしかけたばかりの男の子は顔を変にして燈台看守の向うの席に座ったばかりの青年に云いました。青年は何とも云えず悲しそうな顔をして、じっとその子の、ちぢれてぬれた頭を見ました。女の子は、いきなり両手を顔にあててしくしく泣いてしまいました。

「お父さんやきくよねえさんはまだいろいろお仕事があるのです。けれどももうすぐあとからいらっしゃいます。それよりも、おっかさんはどんなに永く待っていらっしゃったでしょう。わたし大事なタダシはいまどんな歌をうたっているだろう、雪の降る朝にみんなと手をつないでぐるぐるにわとこのやぶをまわってあそんでいるだろうかと考えたりほんとうに待って心配していらっしゃるんですから、早く行っておっかさんにお目にかかりましょうね。」

「うん、だけど僕、船に乗らなけぁよかったなあ。」

「ええ、けれど、ごらんなさい、そら、どうです、あの立派な川、ね、あすこはあの夏中、ツインクル、ツインクル、リトル、スター をうたってやすとき、いつも窓からぼんやり白く見えていたでしょう。あすこですよ。ね、きれいでしょう、あんなに光っています。」

 泣いていた姉もハンケチで眼をふいて外を見ました。青年は教えるようにそっと姉弟にまた云いました。

わたしたちはもうなんにもかなしいことないのです。わたしたちはこんないいとこを旅して、じき神さまのとこへ行きます。そこならもうほんとうに明るくて匂がよくて立派な人たちでいっぱいです。そしてわたしたちの代りにボートへ乗れた人たちは、きっとみんな助けられて、心配して待っているめいめいのお父さんやお母さんや自分のお家へやら行くのです。さあ、もうじきですから元気を出しておもしろくうたって行きましょう。」青年男の子ぬれたような黒い髪をなで、みんなを慰なぐさめながら、自分だんだん顔いろがかがやいて来ました。

あなた方はどちらからいらっしゃったのですか。どうなすったのですか。」さっきの燈台看守がやっと少しわかったように青年にたずねました。青年はかすかにわらいました。

「いえ、氷山にぶっつかって船が沈しずみましてね、わたしたちこちらのお父さんが急な用で二ヶ月前一足さきに本国へお帰りになったのであとから発たったのです。私は大学はいっていて、家庭教師にやとわれていたのです。ところがちょうど十二日目、今日か昨日きのうのあたりです、船が氷山にぶっつかって一ぺんに傾かたむきもう沈みかけました。月のあかりはどこかぼんやりありましたが、霧きりが非常に深かったのです。ところがボートは左舷さげんの方半分はもうだめになっていましたから、とてもみんなは乗り切らないのです。もうそのうちにも船は沈みますし、私は必死となって、どうか小さな人たちを乗せて下さいと叫さけびました。近くの人たちはすぐみちを開いてそして子供たちのために祈いのって呉くれました。けれどもそこからボートまでのところにはまだまだ小さな子どもたちや親たちやなんか居て、とても押おしのける勇気がなかったのです。それでもわたくしはどうしてもこの方たちをお助けするのが私の義務だと思いましたから前にいる子供らを押しのけようとしました。けれどもまたそんなにして助けてあげるよりはこのまま神のお前にみんなで行く方がほんとうにこの方たちの幸福だとも思いました。それからまたその神にそむく罪はわたくしひとりでしょってぜひとも助けてあげようと思いました。けれどもどうして見ているとそれができないのでした。子どもらばかりボートの中へはなしてやってお母さんが狂気きょうきのようにキスを送りお父さんがかなしいのをじっとこらえてまっすぐに立っているなどとてももう腸はらわたもちぎれるようでした。そのうち船はもうずんずん沈みますから、私はもうすっかり覚悟かくごしてこの人たち二人を抱だいて、浮うかべるだけは浮ぼうとかたまって船の沈むのを待っていました。誰たれが投げたかライフブイが一つ飛んで来ましたけれども滑すべってずうっと向うへ行ってしまいました。私は一生けん命で甲板かんぱんの格子こうしになったとこをはなして、三人それにしっかりとりつきました。どこからともなく〔約二字分空白〕番の声があがりました。たちまちみんなはいろいろな国語で一ぺんにそれをうたいました。そのときにわかに大きな音がして私たちは水に落ちもう渦うずに入ったと思いながらしっかりこの人たちをだいてそれからぼうっとしたと思ったらもうここへ来ていたのです。この方たちのお母さんは一昨年没なくなられました。ええボートはきっと助かったにちがいありません、何せよほど熟練な水夫たちが漕こいですばやく船からはなれていましたから。」

 そこらからさないのりの声が聞えジョバンニもカムパネルラもいままで忘れていたいろいろのことをぼんやり思い出して眼めが熱くなりました。

(ああ、その大きな海はパシフィックというのではなかったろうか。その氷山の流れる北のはての海で、小さな船に乗って、風や凍こおりつく潮水や、烈はげしい寒さとたたかって、たれかが一生けんめいはたらいている。ぼくはそのひとにほんとうに気の毒でそしてすまないような気がする。ぼくはそのひとのさいわいのためにいったいどうしたらいいのだろう。)ジョバンニは首を垂れて、すっかりふさぎ込こんでしまいました。

「なにがしあわせかわからないです。ほんとうにどんなつらいことでもそれがただしいみちを進む中でのできごとなら峠とうげの上り下りもみんなほんとうの幸福に近づく一あしずつですから。」

 燈台守がなぐさめていました。

「ああそうです。ただいちばんのさいわいに至るためにいろいろのかなしみもみんなおぼしめしです。」

 青年が祈るようにそう答えました。

 そしてあの姉弟きょうだいはもうつかれてめいめいぐったり席によりかかって睡ねむっていました。さっきのあのはだしだった足にはいつか白い柔やわらかな靴くつをはいていたのです。

 ごとごとごとごと汽車きらびやか燐光りんこうの川の岸を進みました。向うの方の窓を見ると、野原はまるで幻燈げんとうのようでした。百も千もの大小さまざまの三角標、その大きなものの上には赤い点点をうった測量旗も見え、野原のはてはそれらがいちめん、たくさんたくさん集ってぼおっと青白い霧のよう、そこからかまたはもっとうからときどきさまざまの形のぼんやりした狼煙のろしのようなものが、かわるがわるきれいな桔梗ききょういろのそらにうちあげられるのでした。じつにそのすきとおった奇麗きれいな風は、ばらの匂においでいっぱいでした。

いかがですか。こういう苹果りんごはおはじめてでしょう。」向うの席の燈台看守がいつか黄金きんと紅でうつくしくいろどられた大きな苹果を落さないように両手で膝ひざの上にかかえていました。

「おや、どっから来たのですか。立派ですねえ。ここらではこんな苹果ができるのですか。」青年はほんとうにびっくりしたらしく燈台看守の両手にかかえられた一もりの苹果を眼を細くしたり首をまげたりしながらわれを忘れてながめていました。

「いや、まあおとり下さい。どうか、まあおとり下さい。」

 青年は一つとってジョバンニたちの方をちょっと見ました。

「さあ、向うの坊ぼっちゃんがた。いかがですか。おとり下さい。」

 ジョバンニは坊ちゃんといわれたのですこししゃくにさわってだまっていましたがカムパネルラ

ありがとう、」と云いました。すると青年自分でとって一つずつ二人に送ってよこしましたのでジョバンニも立ってありがとうと云いました。

 燈台看守はやっと両腕りょううでがあいたのでこんどは自分で一つずつ睡っている姉弟の膝にそっと置きました。

「どうもありがとう。どこでできるのですか。こんな立派な苹果は。」

 青年はつくづく見ながら云いました。

「この辺ではもちろん農業はいしますけれども大ていひとりでにいいものができるような約束くそくになって居おります農業だってそんなに骨は折れはしません。たいてい自分の望む種子たねさえ播まけばひとりでにどんどんできます。米だってパシフィック辺のように殻からもないし十倍も大きくて匂もいいのです。けれどもあなたがたのいらっしゃる方なら農業はもうありません。苹果だってお菓子だってかすが少しもありませんからみんなそのひとそのひとによってちがったわずかのいいかおりになって毛あなからちらけてしまうのです。」

 にわか男の子がぱっちり眼をあいて云いました。

「ああぼくいまお母さんの夢ゆめをみていたよ。お母さんがね立派な戸棚とだなや本のあるとこに居てね、ぼくの方を見て手をだしてにこにこにこにこわらったよ。ぼくおっかさん。りんごをひろってきてあげましょうか云ったら眼がさめちゃった。ああここさっきの汽車のなかだねえ。」

「その苹果りんごがそこにあります。このおじさんにいただいたのですよ。」青年が云いました。

ありがとうおじさん。おや、かおるねえさんまだねてるねえ、ぼくおこしてやろう。ねえさん。ごらん、りんごをもらったよ。おきてごらん。」

 姉はわらって眼をさましまぶしそうに両手を眼にあててそれから苹果を見ました。男の子はまるでパイを喰たべるようにもうそれを喰べていました、また折角せっかく剥むいたそのきれいな皮も、くるくるコルク抜ぬきのような形になって床ゆかへ落ちるまでの間にはすうっと、灰いろに光って蒸発してしまうのでした。

 二人はりんごを大切にポケットしまいました。

 川下の向う岸に青く茂しげった大きな林が見え、その枝えだには熟してまっ赤に光る円い実がいっぱい、その林のまん中に高い高い三角標が立って、森の中からオーケストラベルやジロフォンにまじって何とも云えずきれいな音いろが、とけるように浸しみるように風につれて流れて来るのでした。

 青年はぞくっとしてからだをふるうようにしました。

 だまってその譜ふを聞いていると、そこらにいちめん黄いろやうすい緑の明るい野原か敷物かがひろがり、またまっ白な蝋ろうのような露つゆが太陽の面を擦かすめて行くように思われました。

「まあ、あの烏からす。」カムパネルラのとなりのかおると呼ばれた女の子叫びました。

からすでない。みんなかささぎだ。」カムパネルラがまた何気なくしかるように叫びましたので、ジョバンニはまた思わず笑い、女の子はきまり悪そうにしました。まったく河原かわらの青じろいあかりの上に、黒い鳥がたくさんたくさんいっぱいに列になってとまってじっと川の微光びこうを受けているのでした。

「かささぎですねえ、頭のうしろのとこに毛がぴんと延びてますから。」青年はとりなすように云いました。

 向うの青い森の中の三角標はすっかり汽車の正面に来ました。そのとき汽車のずうっとうしろの方からあの聞きなれた〔約二字分空白〕番の讃美歌さんびかのふしが聞えてきました。よほどの人数で合唱しているらしいのでした。青年はさっと顔いろが青ざめ、たって一ぺんそっちへ行きそうにしましたが思いかえしてまた座すわりました。かおる子はハンケチを顔にあててしまいました。ジョバンニまで何だか鼻が変になりました。けれどもいつともなく誰たれともなくその歌は歌い出されだんだんはっきり強くなりました。思わずジョバンニもカムパネルラも一緒いっしょにうたい出したのです。

 そして青い橄欖かんらんの森が見えない天の川の向うにさめざめと光りながらだんだんしろの方へ行ってしまいそこから流れて来るあやしい楽器の音もも汽車のひびきや風の音にすり耗へらされてずうっとかすかになりました。

「あ孔雀くじゃくが居るよ。」

「ええたくさん居たわ。」女の子がこたえました。

 ジョバンニはその小さく小さくなっていまはもう一つの緑いろの貝ぼたんのように見える森の上にさっさっと青じろく時々光ってその孔雀がはねをひろげたりとじたりする光の反射を見ました。

「そうだ、孔雀の声だってさっき聞えた。」カムパネルラがかおる子に云いいました。

「ええ、三十疋ぴきぐらいはたしかに居たわ。ハープのように聞えたのはみんな孔雀よ。」女の子が答えました。ジョバンニは俄にわかに何とも云えずかなしい気がして思わず

カムパネルラ、ここからはねおりて遊んで行こうよ。」とこわい顔をして云おうとしたくらいでした。

 川は二つにわかれました。そのまっくらな島のまん中に高い高いやぐらが一つ組まれてその上に一人の寛ゆるい服を着て赤い帽子ぼうしをかぶった男が立っていました。そして両手に赤と青の旗をもってそらを見上げて信号しているのでした。ジョバンニが見ている間その人はしきりに赤い旗をふっていましたが俄かに赤旗おろしてうしろにかくすようにし青い旗を高く高くあげてまるでオーケストラ指揮者のように烈はげしく振ふりました。すると空中にざあっと雨のような音がして何かまっくらなものがいくかたまりもいくかたまり鉄砲丸てっぽうだまのように川の向うの方へ飛んで行くのでした。ジョバンニは思わずからからだを半分出してそっちを見あげました。美しい美しい桔梗ききょういろのがらんとした空の下を実に何万という小さな鳥どもが幾組いくくみも幾組もめいめいせわしくせわしく鳴いて通って行くのでした。

「鳥が飛んで行くな。」ジョバンニが窓の外で云いました。

「どら、」カムパネルラもそらを見ました。そのときあのやぐらの上のゆるい服の男は俄かに赤い旗をあげて狂気きょうきのようにふりうごかしました。するとぴたっと鳥の群は通らなくなりそれと同時にぴしゃぁんという潰つぶれたような音が川下の方で起ってそれからしばらくしいんとしました。と思ったらあの赤帽信号手がまた青い旗をふって叫さけんでいたのです。

「いまこそわたれわたり鳥、いまこそわたれわたり鳥。」その声もはっきり聞えました。それといっしょにまた幾万という鳥の群がそらをまっすぐにかけたのです。二人の顔を出しているまん中の窓からあの女の子が顔を出して美しい頬ほほをかがやかせながらそらを仰あおぎました。

「まあ、この鳥、たくさんですわねえ、あらまあそらのきれいなこと。」女の子はジョバンニにはなしかけましたけれどもジョバンニは生意気ないやだいと思いながらだまって口をむすんでそらを見あげていました。女の子は小さくほっと息をしてだまって席へ戻もどりました。カムパネルラが気の毒そうに窓から顔を引っ込こめて地図を見ていました。

「あの人鳥へ教えてるんでしょうか。」女の子がそっとカムパネルラにたずねました。

わたり鳥へ信号してるんです。きっとどこからのろしがあがるためでしょう。」カムパネルラが少しおぼつかなそうに答えました。そして車の中はしぃんとなりました。ジョバンニはもう頭を引っ込めたかったのですけれども明るいとこへ顔を出すのがつらかったのでだまってこらえてそのまま立って口笛くちぶえを吹ふいていました。

(どうして僕ぼくはこんなにかなしいのだろう。僕はもっとこころもちをきれいに大きくもたなければいけない。あすこの岸のずうっと向うにまるでけむりのような小さな青い火が見える。あれはほんとうにしずかでつめたい。僕はあれをよく見てこころもちをしずめるんだ。)ジョバンニは熱ほてって痛いあたまを両手で押おさえるようにしてそっちの方を見ました。(あ Permalink | 記事への反応(0) | 22:20

2021-02-28

節約するオタクでごめんなさい

突然だが、私は貯金が大好きだ。

だが稼ぎは悪い。

なおかつオタクである

じゃあお金なんて貯まんないんじゃない?と思われがちだが、以外とそんなこともないと私は思っている。

オタク=浪費家みたいなイメージが強いが、

しろ楽しみ方次第でかなり心が豊かになりお金の貯まる趣味だと思う。

匿名ではないとなかなか言えないので、私がオタ活においてどうやって節約しているかを書いてみようと思う。

(もっとも、これよりも良いやり方はいくらでもあると思うが。)

なお、ソーシャルゲームにおいて無課金害悪だとか、中古の本は作家に悪いとか、公式お金を落としてこそオタクだろ。死ね

といった批判が来ることは100も承知だ。

だが、私のような低所得オタクでも、こんなやり方でオタ活してるよってのをなんとなく書いてみたくなった。

アニメクールが始まる前に何を見るか選定し、週に2~3本。多い時で5本程度視聴。

主に録画をして、出勤前に視聴している。

アニメは起床のモチベになる上、テンションが上がる。

通勤中はTwitter感想を読んだり考察を書いたり。これがかなり楽しい

ゲーム】メインでやっているアプリゲームが2つ。学生時代はそれにプラスして据え置きの乙女ゲームBLゲームを計10本ほど。

アプリゲーム基本的無課金ストーリーだけ追っている。

推しはいるのだがガチャに興味が持てないのでほとんど引かない。電子絵を集めることにどうしても意味を見いだせないのだ。

据え置きゲームに関しては、特典コンプのためには出費を惜しまない富豪の友人がいるため、BL系統作品に関しては殆ど彼女の余ったディスクをご厚意で頂いている。

乙女ゲームに関しては、駿○屋とまん○らけで古い作品を3000円~5000円位でちまちま買い、vita中古で買った。

据え置きは買いきりな分コスパが良い気がする。

創作もわりとするが基本的にはメインストリーから情報のみを下地にして書く。(カード育成にあまり興味がないため)

漫画

家が狭いため購入を制限

基本的BOO○・OFFで読む。

最近は近所にTSU○AYAがあるため、休日は一泊で借りて近所のカフェで読み、帰りに返す。

どうしても欲しい作品はもっ○いな○本舗とまん○らけを利用。

※好きな作品は発売日を見ない。

(見ると定価で欲しくなるから。)

電子では買わない。

(古本より値段が高い&あのシーンだけ読み返したいという時に面倒だから。)

読んだ漫画感想はなるべく残しておく。

小説

こちらも家が狭いため購入を制限

置く冊数を決めている。

本はお気に入り順に並べており、決めた冊数を越えないように定期的に見直しをかけ、自分ランキング下位のものは入れ換え時に売りに出している。

購入は基本的にまん○らけともっ○いな○本舗を利用。

読んだ本の感想はなるべく残しておく。

イベント

まず、CDDVDは積まない。

当たるか当たらないかからないものに金を使いたくないのだ。

ビューイングで十分満足できるので、基本的に全てビューイングを利用している。

好きなジャンルは全てのビューイングに行っている。

グッツ

ブラインドは買うが、迷子一定数交換または売りに出すまでは次のブラインドは買わないとルール付けしている。

そして、どんなに高レートでも定価以上のお金は出さないと決めている。

(一応この方法でも高レートキャラの痛バは作れたので、地道にコツコツやれば不可能ではない。)

だが、そもそも基本的グッツは集めない。

熱が覚めたとき正直大変だからだ。

どうしても集めたくなったジャンルは、最初コルクボードなり買ってきてスペースを制限し、このスペースにきれいに飾れるまでの量。と決める。

同人誌

年に最高2回だけ行く。

行く時は事前に地図を作り買うものを決め

(これは皆やってると思う)

現金だけを財布にいれて買い物に行く。

(ATMで追加の軍資金を下ろさないため)

漫画の買い方】

本屋に行くのは趣味なので、行ったとき新刊をチェック→気になるものメモ→3ヶ月くらい後に中古で探す。

それでもどうしても我慢できない、定価で集めると決めたタイトルリスト化する。

まあ、ごくたまに衝動買いちゃうけどね……

映画

1100円の時に月2回ほど入る。

同じものを何度も見ることはない。

色々書いたが、オタク予算を月々で決めていることが一番大きいかなと思う。

なんかめちゃくちゃ批判されそうで怖いけどまあいいや投稿しよ。

かつや渋谷道玄坂店の座席に関するレビュー(1件)

増田増田がもう5年前ぐらいにメモしておいて後で図を追加してブログ投稿しよーっとと思っていた記事です。

結局めんどくさくなって図を書かないまま寝かしていたんですが、さっき見たらなんか世に出して供養してあげたくなったので増田に。

内容ですが"コショカー"と勝手定義した1人での外食(個食)を好む人向けのガイドというコンセプトの文章です。いきなり"コショカー"が出てくるので驚かないでください。

まるで、図があるかのような口ぶりですが、書くのはやはりめんどくさいのでぼやっとしたイメージを浮かべていただけると助かります

それでは、かつや渋谷道玄坂店の座席に関するレビューをご覧ください。

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この店では2階に回されるとコショカーは辛い。

2階には2種の席があり1つはコの字型のカウンター

1辺に3席ずつ計9席の構成となっているがほぼ全席がDead Chairなのである

まず2つの角に位置する4席。角席to角席が近い、すっごく近い。

隣りに座るのが橋本環奈ちゃんならまだいいだけど十中十十一(じっちゅうじゅうじゅういち)は知らないおじさんが座る訳ですからもう角席だけは避けたい!

というか橋本環奈ちゃんでもこんなに近くに居られたらなんか辛くなるのでやめて欲しいレベル

そしてその上に定食なんか頼んだ日にはお盆お盆ごっつんこでもうどうしていいかからない。

から出た方は体の正面からお盆がズレざるを得ないので体のバランスが崩れる!体幹が狂う!

やだ!あたしピラティス先生に怒られちゃう




そして次にコの字の上辺、下辺に位置する4席。特に端の2席は辛い。

なぜかというと単純に道が狭い。手前の座席に人がいるとぶつからざるを得ないレベルの狭さなので、

まずはここしか席が空いていない場合には座るまでに1度きまずい思いをしなければいけない。

そして食べ終わって出るときになると決まって隣の席が一般的なサイジングよりアップサイジングされた

スーパーサイジンガー人の方に変わっているものからもう出れない。

ただサイジンガー人のかたは10倍界王食が使えるので出入りが早い。

食べ終わって出るのを待って一緒に出ようとするのだが、あまりにすぐ出るのもあからさまに

てめぇがボトルネックで出れませんでした、むしろボトルネックというよりギッチギチのコルク

出る隙間がございませんでした、と言わんばかりの行動になってしまうので、ちょっとだけ時間を空けてから席を立とうと思っていると、

すぐに橋本真也ちゃんが隣に座ってくるのでもう私はかつやに住むしかないのではと思ってしまう。さすがに出るけど。




残るは各辺の真ん中の3席、上辺下辺の2席は前述の通り、隅の方の出入りのボトルネックになってしまうので、

隅や角よりはまだ良いが食事中に後ろの出入りを気にしなくてはいけないのがちょっと悲しい。

となるとalive chairはど真ん中1席だけとなる訳であるしかしこのど真ん中であっても辛さを味わう可能性がある。

それが次のファクター(フィクサーと同じイントネーションで)だ。




このカウンター席のアイテム、何より配置が悪い、悪すぎる。最悪を追求したのではと思うほどの悪さ。

メニューと箸、がこの配置である

これらのアイテムから遠い席に座ったら最後食事している人の前に手を伸ばしてメニューや箸を取らなくてはいけないのである

そしてお茶セルフなのは構わない。構わないんだけどポット2個って!2個ポットって!(倒置法)

こんな状態になってたらもう物理的に取れない!ダルシムがブロッケン

もしくは原子力発電パンチでおなじみの原子力(はらこつとむ)なら取れるかもしれないけど常人にはムリ!

でも、でも基本的にはみんな気を遣いあってお茶を入れたら比較的みんなが取りやすいところに置くんですよ、

2個なので片辺ずつこのあたりに。




そう、おわかりだろうか。これが唯一のalive chairの弱点。弁慶の泣き所。安室奈美恵ポンキッキーズである

ポットが2個故、みんなが取りやす位置にポットを置こうとすると真ん中の席からは非常に取りにくくなるのである

しかし、しかし恐らくこれが最適解。どう配置しても取りにくい人間は出てくるのでそれならば、

席的な不利が無い真ん中の席にこれぐらいの不利は負って欲しいのである。もしくはポットを3つ置いて欲しいナリ。



そしてもう一種の席がテーブルである基本的にコの字カウンターが空いていると通されるのだが、

有無を言わさずコショカーはコショカーと相席にされてしまうのである地獄確定である

そりゃもちろん聞かれる「相席になりますがよろしいでしょうか?」と。でも断れるか!!

2階まで上がってきたんだよ!安価にカツが食いたくて上り詰めたんだよ、このかつや渋谷道玄坂店の頂点にな!

今更、どの面下げて相席嫌です。帰ります。なんて言えるんだよ。相席で食べるよ!

でもさ、私は知らない男と面と向かってカツが食べたい訳じゃないんだよ。面と向かなくたってさ、下向いてたってさ、

相手のカツとご飯が減っていく様子は視界に入るんですよ。そして相手の視界にも私のカツとご飯は入っているんですよ。


君の瞳に私の瞳ではなくて私のカツが映るだなんて、さっきまでは思ってみなかったのに。

( 君のカツに恋してる / Dreams come true('85) )




と散々書きましたが。揚げたてのカツがサッと食べられるかつやは最高!

店員さんもテキパキ動いてて気持ちが良い。お昼時の2階を1人で回してるとかほんとにすごいです。

その様子を見ているからこそ、見ているからこそお茶ポットが空でもお茶くださいとは言えない!

もうポットの位置取りとか関係なくお茶飲めないけど仕方が無い!

それも含めてのかつや、おいしいですが2階に通されるとコショカーにとっては思わぬ痛手を負うかもしれません。

2021-02-20

anond:20210220235123

漫画エージェンシーだとコルクかやしろあずきの居所あるけど多分両者ともにはカラーが合わなかった思うし、エージェンシーそんなには人数抱えない

2021-01-25

なんで腕って2本しか無いの?

「なぜ女だけが妊娠出産犠牲になるのか」っていうエントリを読んで俺は思ったんだけど、

腕いっぱいあったほうが絶対便利だと思うのに、なんで腕2本で安定したんだろ?目も後ろとかにもう2,3個ついてた方が絶対いいと思うんだよな。

それに指が十徳ナイフみたいになってた方が糞便利でいいし、葉っぱみたいに光合成出来るようになってれば食糧問題とかももうちょいなんとかなる気がする。

十徳ナイフは生まれときから十徳ナイフからめっちゃ糞便利でいいのに、人間は指が十徳ナイフじゃないかマジで糞損だし、

指を十徳ナイフみたいにするのが当たり前の世界じゃないのっておかしくない?医学の怠慢だと俺は思ってるよ。

十徳ナイフはその気になればワインコルクなんてただ7本目の指で開けるだけでいいのに、人間十徳ナイフワインオープナーを買ってこなきゃいけない。こんなの絶対おかしいと俺は糞思ってるよ。

そりゃ十徳ナイフサイドは「持てるもの」だから現状に不満はないけど、本来十徳ナイフサイドが働きかけなきゃいけないんじゃないの?こういうことってさ。

2020-07-28

コルクボードっぽい材質の珪藻土コースターないんかなあ

珪藻土オンリーだと硬すぎてコップおくときちょっとこわいのでぃす

2020-07-09

anond:20200709143218

綾瀬弓道場の良いのがあるんだよ。

通いなれるとね、弓道少女とお知り合いになれる。弓道少女はいいぞ。ワンショットワンキルっていう世界真実通暁している。現代では珍しい殺せる武道だ。

だいたいのところ、綾瀬にはなんもないなんて言ってるやつは素人ですよ。

そういうやつは北綾瀬を知らない。

北綾瀬を知っていれば綾瀬はまだマシなのだという事実を当たり前に実感できるからです。北綾瀬を知っている人間は、半コルクかぶらない。当たり前だね。現代では珍しい殺される街だからね。

2020-06-20

anond:20200620015154

昔はコルク栓を使用して蓋をしていたが、これではうまく密封できなかったため、ハイラム・コッド氏がガラス玉を用いた密封方法を考案した。これが、ラムネのビー玉の始まりとされる。つまりラムネにビー玉が入っている理由は、炭酸飲料を密閉するためなのである

2020-06-16

暴走族カルチャーについて

「なんでコルクなの?」 逮捕少年が語る上納金3千円:朝日新聞デジタル

https://www.asahi.com/articles/ASN6H7DL2N6HULOB00V.html

  

暴走族カルチャーの絞りハンドルはすり抜けの為って思うんだけど

旗はよく分からないよな

プレスバイク社旗を格好いいとは思わないだろうし

跳ね上げたロケットカウルとか全く起源がわからない

三段シートは普通にタンデムが快適な装備なのに暴走族文化に括られてる感じだし

美麗族車5選|ニッポンの改造文化遺産にマジメに迫ってみる|カミナリ族|ロケットカウル|三段シート|

https://www.redbull.com/jp-ja/zokusya-top-five-column

バイク クルマ 車 アート サブカル カルチャー

2020-03-16

聞いて!嬉しかたこ

ホワイトデーワインワイングラスもらたよーーーー!

嬉しい嬉しいうれしいーーーー!

自分では買わないようなちょっと良いワインと、おしゃれなワイングラス。

ちゃんと味わえるかしら?

割らずに死ぬまで使えるかしら。

あーー綺麗にコルクを開けられない気がするから練習しよう!

でもスーパーで売ってるのって大体キャップよね、いつもありがたいけど今回だけはちょっと不便ね。

こんな飛び上がっちゃうくらい嬉しいこと、アラサーになってもあるんだウケる

ありがとう恋人よ。

ありがとう世界よ。

早く飲みたいけど、飲みたくないなーー!

2020-02-19

革靴の沼にハマりつつあるハードウェアエンジニア備忘録

最近増田で革靴が盛り上がっててとっても嬉しい!

https://anond.hatelabo.jp/20200203232919

https://anond.hatelabo.jp/20200218234717

お金の掛かる趣味なので、友人には公言できないからね。値段を言うと確実に引かれてしまうよ。いい機会なので、一介のエンジニアエドワードグリーン(EDWARD GREEN)のMTO(Make to Order:個別受注生産)に手を出し始めるまでの革靴遍歴についてまとめてみようと思う。ちなみにグリーンのMTOは、日本でオーダーすると25万円くらいの高級品。これを連発することになるだなんて誰が予想できただろう?

本格靴のデビュー

初めて買った本格靴はトリッカーズ(Trickerʼs)のBOURTON(バートン)だった。ちなみに “本格靴” って言葉バズワードなので定義はないんだ。自分は “グッドイヤーウェルト製法で作られた靴” という意味で使ってる。

社会人1年目のボーナスで買ったから8年前かな。当時は日本直営店が無かったから、渋谷にある革靴のセレクトショップ “トレーディングポスト” で購入した。本格的な夏を迎えた蒸し暑ーい日に、現金7万円を財布に入れて電車に揺られてた。靴に7万円だなんで自分はどうかしてると思って、心臓バクバク脈打ってたのを覚えてる。高級靴店に汗だくはマズいよなーと思って、お店近くのファミマで涼んでた。汗が引いたら、ついにトリッカーズとご対面。第一印象は「かっこいい!!」だった。これまでの雑念はついぞ忘れて、迷わずに買った。スーツは着ないしTシャツOK職場だけど、雨の日以外は必ず履いてた。新社会人自分を大きくみせてくれる相棒だった。

のちに、革靴は一度履いたら2日間は寝かせた方が良いことを知った。革靴は水分をよく吸収するからね(だから、もちろん木製のシューリーを入れるんだ)。そして相棒が寝ている間、僕のテンションを上げてくれる2足目の靴を探すことになった。この頃から革靴の沼に片足を突っ込んでいたのかもしれない。

イギリス靴を眺めはじめる

初めての本格靴にトリッカーズを選んだ理由は、 “ロイヤルワラント” に認定されているためだった。これは英国王からメーカーに送られる認定制度で、 “所定の評価基準を満たす品質がありますよ” という指標になる。ただ当時の自分品質なんて気にしていなくて、「ロイヤルワラント!?かっこいい!!」とだけ思ってた。007ボンドとか、シャーロックホームズが纏ってるような英国紳士の装いが大好きなんだ。そんな彼らが愛用するチャーチ(Church's)やクロケットジョーンズ(Crockett&Jones)に手を出すのは自然な流れだった。

この頃から伊勢丹新宿のB1F、丸の内ブリティッシュメイド表参道チャーチ路面店にヴァルカナイズロンドンなど、イギリス靴が置いてあるお店に月一くらいで顔を出すようになった。モデルを眺めてると「これ、最高級靴読本で見たやつだ!!」となることもあって、顔のニヤニヤが抑えられなかった。イギリスはもともと家具とか鞄とかを親子世代に引き継いでいく文化があるらしい。靴になると “子に引き継ぐ” のは難しいけど、それでも一生モノとして使えるように、靴底を張替えられるように手間をかけて作られてる。“一生モノ” っていうのが靴業界セールストークなのか今はまだ分からないけど、自分にはとっても魅力的に映ってるんだ。

イギリス靴を集めはじめる

2足目に選んだのはチャーチのDiplomat(ディプロマット)だった。トリッカーズのBOURTON(バートン)がアメフト選手だとすると、Diplomatはその名の通り外交官のような落ち着いた雰囲気。高い買い物になるので悩んでたけど、チャーチ過去に扱ってた伝説ラスト“73” の限定復刻モデルということで、頭の中では両親に「こんな自分でごめんね……」なんて謝りながら、勇気を振り絞って買ったのを覚えてる。トリッカーズのような質実剛健さはないのですっごく丁寧に扱ってた。ゲリラ豪雨に遭った日なんて、靴をその場でぬいで抱えてたから今思い出しても恥ずかしくなる。後述するようにもうお別れしてしまったけど、今この瞬間でも同じ行動をとったと思う。それくらい大事だった。

これの経験トラウマになって3足目にはクロケットジョーンズのPembroke(ペンブローク)を選んだ。グレインレザーになっているモデルだったので、多少の雨でもへっちゃら!これで雨の日も晴れ日も、(病めるときも健やかなるときも笑)革靴と一緒だー!なんて思って一人でテンション上がってた。

うそう、イギリス靴ってモデル(型番)が人物名や地名になってるんだよね。英数字の羅列よりも愛着が湧くし、ある界隈では擬人化されてるとかされてないとか……も納得だね笑

ラスト(木型)

チャーチのくだりでも書いた “ラスト” って何だ?って思うよね。ラストというのは靴製造で使う木型のこと。職人さんはこのラストに革を被せて靴型を作ってるんだ。ラストの形状がそのまま足を入れる空間の形状になっている。だからラストの種類は革靴を選ぶ上ですっごく重要パラメータなんだ。ただ、例えばチャーチだったらDiplomat(ディプロマット)はラスト173、Burwood(バーウッド)はラスト81、って具合に各モデルと紐付いてることが多い。なので、自分の足型には81ラストが合うのに、モデルとしてはDiplomatが欲しいよーっていうときは、困る!笑 (こんな悩みも、のちにエドワードグリーン解決してくれるなんてびっくりだよね。)

サイズに悩み始める

本格靴のサイズ表記には、一般的サイズに加えて “幅(ウィズ)” と “ラスト” が併記されている。サイズウィズよりも大事なのがラストで(ラストはもう大丈夫だよね?)、自分の足型に合ってないと僅かな空間ができたり、小指の先が少し押されたりする。つまり既製品で満足するためには、この3つの組み合わせが足型にピタリと一致しないといけない。加えて本格靴は中物がコルクでできているので、しばらく履くと形状が変化する。つまり自分に合ったサイズを見つけるという行為は、トンデモい組合わせ最適化問題を解くようなものなのだ

一度「このサイズ、足型に合ってるのかなあ?」と思い初めたが最後、喉に刺さった小骨のようなもので、一日中違和感を感じるようになった。伊勢丹阪急で仲良くなった店員さんに相談したところ、自分は甲高幅広の日本人系でおまけに左右の足幅が数ミリ違うので、完全に合うサイズを見つけるのは至難の業と診断された。それならチャーチクロケットジョーンズ、チーニーから主要ラストモデルを集めるぞ!とおかしな発想をしてしまい、最終的にチャーチの81ラストが一番合う!と結論するまで本格靴を10足も買うことになってしまった。

出会い

話はここでは終わらないんだ。ある出会いきっかけに、思い入れのあるトリッカーズのBOURTON(バートン)を残して、集めたイギリス靴を全て処分してしまった。それは革靴界の老舗名門エドワードグリーン(EDWARD GREEN)との出会いだった。価格20万近いので、文字通りこれまでの本格靴とは価格が1桁違う。もともと手が届かないと思ってたんだけど、妻とフラフラ散歩してたとき、気になって直営店に入ってみたんだ(高いから買うつもりはなかったけど、革靴ってこんなに素敵なんだよーって言いたくて、少し背伸びしたのは内緒ね笑)。そのとき僕が履いてた靴はクロケットジョーンズのISLAYアイラ)だった。007スカイフォールボンドが履いてたことで有名で、とっても鼻高々だった。エドワードグリーンの靴にも引けを取らないかっこよさだと確信していた。ただ、CADOGAN(カドガン)のラスト202を試着させてもらったとき、かっこよさより大事なことに気付いたんだ。CADOGANに足を入れ進めると、行き場を無くした空気圧縮されて、ぷしゅっと踵から抜ける音が鳴った。そして、右足の土踏まずから甲を回って右小指まで滑らかにまれ感覚があった。極めつけにヒールカップは僕の小振りな踵をしっかりと掴んでくれた!すぐに「これだ!!」と思った。妻の手前、さすがに即購入はできなかった。「なーに言ってんの!買わないでしょ笑」と言われるのがオチだった。そして1週間後、またお店の前に立っていたのはみんなの想像通りだ。

疑念確信

エドワードグリーンラスト202との出会いは、サイズに悩んでいたこれまでの自分肯定してくれるようだった。これまで集めたDiplomat(ディプロマット)やPembroke(ペンブローク)といった本格靴は、僕の足には合わなかったけどとっても魅力的な靴だった。もっと履いてくれる人の元で大事にされて欲しいと思って売ることにした。処分した後は胸にポッカリと穴が空いたようだったけど、あの子達を想うと不思議と寂しくはなかった。少しずつあの子達のいない生活に慣れ始めた頃、胸の中には黒くモヤモヤした霧がかかっていた。それは、ジョンロブ(JOHN LOBB)やガジアーノ&ガーリング(GAZIANO GIRLING)は果たしてどういったフィッティングなんだろうというものだった。この頃の自分は、大事な靴をまた手放すことになるんじゃないかって、まともにエドワードグリーン直視できなかったように思う。

すぐに銀座三越ジョンロブのCITY2(シティ2)とWILLIAMウィリアム)を試着しにいった。エドワードグリーンと同じ衝撃だったなら、その場で買う決意をしていた。値段をどうこう言っている精神状況ではなかった。結果、どうサイズ調整しても踵が緩かった。次に表参道のトレーディングポストでガジアーノ&ガーリングST.JAMESセントジェームズ)を試着させてもらったけど、幅広な自分の足にはとっても窮屈だった。

全てが報われた気がした。僕の足にはどんな高級靴よりも、エドワードグリーン202ラストが合うって確信した。今まで積み上げてきた経験無駄じゃなかったんだよって、別れた靴達が言ってくれた気がした。ST.JAMESを履きながら、泣き笑い顔をしてたか店員さん驚いてたんじゃないかな。

そしてMTO

エドワードグリーンの良いところは、モデル複数ラストが割当てられているところなんだ。だから、「モデルはCHELSEA(チェルシー)にして、ラスト202にしよー。」なんてことができるんだ。例外はあるけどね。そうこうしてるうちに、エドワードグリーンが4足になっちゃった。もちろん全部ラスト202だし、雨用に “ユタカーフ” っていうオイルドレザーを使ったモデルも揃えちゃった。雨の日でもグリーンを履きたいっ!!

ただモデル毎に推奨ラストっていうのがあって、それを満足しない組み合わせだとMTO(セミオーダー)になる。僕はとってもGalway(ガルウェイ)っていうモデルが欲しかったんだけど、なかなかラスト202で販売されないのでオーダーしてみることにした(もちろん、雨の日でも履けるようにユタカーフで頼んだ笑)。日本価格を聞いたらsurcharge込みで25万円!うちは子どももいなくて共働き、おまけに妻は革靴を理解してくれてるから払うことはできるんだけど、少し尻込みした。8年前のように、靴に25万円だなんで自分はどうかしてると思って、心臓バクバク脈打ってた笑 念のため、モデルについて過去に問い合わせていたロンドン本国のsales担当メールしてみたら、関税込みでもずっと安い!ということでロンドン本国にオーダーしてみることにした。彼とはすごい気が合って、2モデルもオーダーしちゃった!ここまで来て、増田に “革靴” の文字があったかビックリしてこれを書いてるよ。

これから

エドワードグリーン出会ってからとっても散歩が増えた笑 一緒に歩く時間が本当に幸せなんだ。けど最近、革靴の個体差が気になってる。本格靴には手作業工程があるから職人さんの “くせ” からくる数ミリオーダーの僅かな偏りがある。気にしたくないんだけど、ちょっとだけ気になる。この先にあるのはフルオーダーのBespoke(ビスポーク)なのも分かってる。去年の年末時点で、これ以上ないくら最高峰ジョンロブとガジアーノ&ガーリングのBespoke価格は6500ポンドと5000ポンド今日時点のレートだと933533円と718102円。革靴は怖い。時計とかと違って、最高級品も手が出せちゃうんだ。。。

さいごに

ハードウェアエンジニア全く関係なくてごめんね!!時間を忘れて書いちゃった。革靴ありがとう!これからよろしくね!

2020-01-26

育児衝撃画像

ここ数日、「育児衝撃画像」というタグツイッターで盛り上がってる。

最初にこのタグがついたツイートを見たときウッとなったのに、見るのをやめられない。

私の親は自分の子供の写真を平気で他人に渡してしま人間だった。

近所の人や知り合い程度の人でも、「子供さんかわいいねえ」なんて言われたら喜んで写真をあげてしまう。悪気無く。

から全然知らない人が私の写真を持っていることがたまにあった。話したこともないような人から、大きくなったね、なんて突然声を掛けられ写真を見せられる。正月しか会わない親戚のおじさんの財布から私の写真が出てきたりする。

そのころから嫌悪感を覚え始めた。

地元飲食店コルクボードに張ってある写真が、全裸水遊びをしている私と弟だと気づいたときは血の気が引いた。

両親がよく飲みに行く店で、店主のおじさんとおばさんとも話したことがあったが、その日から嫌いになった。

中学生の時にこっそりその写真を外して持ち帰ったが何も言われなかった。コルクボードには他にもたくさん知らない人間写真があったから気づかなかったのかもしれない。

でも私と弟の裸が今まで他の客に晒されていたのかと思うと吐き気がする。

その写真は燃やしたけど、他にも私が気づかないところで私の写真が知らない誰かの視線に晒されてなんやかんや言われているんだろうか、とずっと考えていた。

写真をあげるのやめてほしい、と親に言い続け、カメラにも徹底的に視線を背けるようにして、ようやくやめてくれるようになった。

写真が恥ずかしい年頃になったんだね」なんて脳天気なことを言われて、この人たちは本当に分からないんだ、とびっくりした。親は私を愛しているかもしれないけど理解することはできないんだと知った。

親元を離れた今でも、この写真は他の人間に見せられても大丈夫だ、と思う写真しか親に送れない。

ツイッターに流れている写真の子供たちが大きくなって、自我もなく防ぎようがない写真インターネットなんて開かれた場所に晒されていたことを知ったらどうなってしまうんだろう。

特に子供の裸の写真を公開垢で修正もなく堂々と載せている親なんか、衝動的にリプしそうになる。削除してくれ、と勝手にその子未来を騙ってしまいたくなる。

子供の人権が全て親に握られていることがわかってしまって辛い。

このタグがついた一連のツイートを見ながら、あの頃カメラ無防備笑顔を向けていた幼い自分を哀れに思った。

でも自傷な気がするので、これを書いておしまいにする。

大人になってよかったなあ。

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