はてなキーワード: 刃物とは
和 1 年(受)第 877 号、令和 1 年(受)第 878 号
父親は幼少期に、他国から父母など同胞集団と共に来日し、帰化した。
多子家庭で育つも経済環境には恵まれ、大学院にまで進学(中退)、自営業で成功を収める。
客として訪れた父親と結婚するも、精神的に不安定な面が強く離婚、母子家庭でAを育てる。
Aは祖母に引き取られた。
後に偏差値70の学部へ進学するほどAは学業優秀であるが、小学生の頃はやる気にムラがあり評価は良くなかった。
祖母はAに体罰を行い喧嘩をすることがよくあったが、Aが中学生になると敵わなくなり、Aは父親に引き取られた。
Aは私立の中学校に通っていたが、そこでも粗暴な行動が目立った。
教師には、一見すると真面目そうで勉強もよく出来るが心の教育ができていないと評された。
父親はAと仲良くしたい、一緒に遊んだりしたいと干渉していたが、Aは父親を嫌悪して遠ざけようとしていた。
Aの粗暴行為が目立つため、中学2年生時のキャンプで、学校側はAを強制的に不参加にした。
キャンプに行けなかったことはAにとって非常に強い屈辱であり、その後の人生につきまとう出来事になった。
中学3年生の時、Aは同級生に嫌味を言われたと憤り、塾帰りの同級生が歩く夜道で待ち伏せし、ゴルフクラブを振り回しながら追いかけた。
暴行する意図はなく、驚かせて悔い改めさせようとしただけだが、Aは保護され、保護観察処分となった。
父親は心配してAを病院に通わせ、そこで初めてAに高機能自閉症があるとわかった。
本人には自閉症のことは知らされなかった。
中学卒業後、保護観察や通院などの関係で1年遅れて、Aは高偏差値の高校へ進学した。
小中では知的欲求を満たされないことで教師を侮蔑する態度の強かったAだが、高校では勉強に熱中し、徹夜して好きで勉強することもあった。
しかし体育教師に対しては粗暴な振る舞いをし、「そんな態度なら授業に出るな」と言われ、Aは体育に出なくなった。
出席日数不足のため進級できないと学校側に勧告され、父親は自閉症のことを明かし、Aも知るところとなった。
Aは自閉症のことなど調べるうちに、キャンプの件が理由でPTSDになっているのだという結論に達し、警察に被害を訴えに行くも取り合われなかった。
中学校を訴えてほしいと父親に頼むも、父親ははぐらかすばかりで一向に行動に出なかった。
Aは同級生の中傷文を校内で流布したり、女子生徒に執拗に求愛することでもしばしば問題となった。
17歳の時、Aは町中で行列に並んでいた際に、後ろの者にリュックをさわられたと怒り、通報して警察官を呼び出した。
警察官が事情聴取しリュックも調べると、中には刃渡り8cmの刃物があり、銃刀法違反でAは保護された。
調査官に対しAは様々な不満を漏らした。
父親は仕事の都合でたびたび祖国に戻り家を空ける一方で、居る時にはAに対し過干渉でAの寝所は仕切りがなくプライバシーがなかった。
調査官は仕切りをつくってあげるようにするなど父親にアドバイスをした。
Aは父親をひどく嫌っており、母親の自殺目撃について特に心傷はないが、そのせいで父親と暮らさなければいけないことが不服であると語った。
キャンプに行けなかったことはAの心の傷であり、当然の権利が奪われた、権利回復のために今からでもキャンプに参加させよと主張した。
18歳の青年が中学生に混じってキャンプに行くのはおかしいと調査官に言われても、Aはこだわり続けた。
合法的にキャンプに混じれないのならば非合法な方法でもいいからと、中学校に脅迫めいた手紙を送ることもあった。
高校卒業後、Aは偏差値70の名門大学に入り、弁護士になるために学ぶようになった。
AのIQは140ほどある。
最優域知能と発達障害による特性に学術的興味を持ち、調査官は国の許可を得た上でAについての論文を発表した。
書籍発売から何年も経った後で、調査官に書籍のことを話され、Aは初めて書籍について知った。
Aはプライバシー侵害として、調査官と出版社を訴え、国家賠償請求も行った。
Aは今年に入ってから、現在では大学教授である元調査官が書籍を心理学の教科書扱いして頒布しているとして、再び元調査官を訴えた。
刺されたって話だけど実は自分で自分を刺してたという事件(?)のブコメ欄なんだけどさ
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.ntv.co.jp/category/society/d8b7e2559b5e4b4ea73892cb4887ccb7
この自傷女性に対してケアしてあげてーとか心配だーとかの同情的なブコメが集まってるけど、おかしくない?
最初、『「建物を出たところで刺されているのに気づいた」と話していた』んだよ。「刺された」だよ。刺した犯人がいると虚偽の被害申告をしてたんだよ。
何も言わないとか、何もわからないとかではなく、だれか他に犯人がいると言ってたんだよ。
https://news.ntv.co.jp/category/society/d8b7e2559b5e4b4ea73892cb4887ccb7
”腹部に刃物が刺さった状態で見つかり、「建物を出たところで刺されているのに気づいた」と話していた”
これで「女性を刺した凶悪犯を捕まえられない無能警察!」と世論が盛り上がってたら、たまたまこの女性の近くにいた誰かが犯人として摘発されてたかもしれないんだよ。恐ろしくない?
警察が慎重に捜査して犯人見つからずになったとしても、大勢の警察官が現場に来て封鎖して、鑑識が遺留品捜査して、大勢の刑事がチケット販売記録から参加者を確認したり聞き込みしたり監視カメラの確認したりで膨大なマンパワーが浪費されてんだよ。
Kアリーナの職員だって捜査への協力や再発防止のためにかけずりまわったはずさ。よくある犯行予告で捕まってる「業務妨害」と同じ、どころかそれ以上の業務妨害だよ。
なんでこれで同情が集まるの?
そしてその後に東京のイベント会場にて、男性が女に刺される事件が起きてるけど、Kアリーナの事件に比べて被害者への同情や犯人の怒りも集まらず、大した騒ぎになってない(はてブも完全スルー状態)というね・・・
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.ntv.co.jp/category/society/cbc8b483ca854fbf93ccf4651f1421cb
なんだこれ
好き好んで毎月流血してるわけでもないし、ホルモンバランスで気分や眠気のムラがあるのも
男性より体格が小さい事、じゃあ同じウェイトの男性ならいい勝負できるのでは?と思って腕相撲挑んでも瞬殺される事も
望んでそうなったわけじゃない。
学生時代に清掃のアルバイトした時、やっぱり自分は男性よりもパフォーマンスが悪いと思った。
高い所に届かなかったり、男性なら1回で運べる荷物を2回に分けたりね。
仕方がないんだけどやっぱり悔しかった。
そもそもの体格と筋力差が不平等だから女が圧倒できる確率はめちゃくちゃ低いのに
体格は平等じゃない。
だとしても刃物はNGでパイプ椅子はOKとか、なんかレギュレーションが必要だよね。やっぱねーわ。
かと言って男性に「女には無条件に優しくしろ」って強要するのもなんか違う。
どんな女も殴ってはいけませんってのも…いやそれは女に限らず人間を殴るのはだめだ。
別に必ず優しくしなくてもいいが、女でも弱者を殴る人間はうんこだ。子供に対してとかね。
逆に女の方が優れてる事ってなんかある?
女性のほうが共感力が高くてケア労働に向いてるとか言われるけど
今の世の中の結果としてそうなっちゃってるだけって気もする。
女の体は子を産み育てる事に特化しすぎている。
自分が女で良かったと思うことは、個人差はあるだろうけど性欲が弱めな事くらいだ。
お互いに好きな相手ならセックスは良いものだけど、そうじゃないなら別にこの先ずっと無くても良い。
特に誰からも望まれはしないとは思うけど、私も望まないし期待もしない。他者あっての事なので。
…という感じで諦めがつく程度の性欲だ。
ネットで見かける、叶わない性欲に頭が支配されている人は苦しくつらそうだ。
今のスペックのままで男に生まれていたら私も呪いを吐いていたかもしれない。
そこで神に聞きたいんだけどさ
大抵の哺乳類、性別でこんなに体格と筋力が不平等なのはマジでなんでなん?
それと性欲の強さの違いもさ。
この差って必要あった?
神、なんでなの?
ほんと頼むわ神!
【登場時のフェミニズムはラディカルな社会改造運動だったが、その運動は半ば成った。活動家の功績は大きいが、よりモデレートな内容に変化していくべきときだ】
まあ穏当な考えであり同じように考える人は多いだろう。しかし私のフェミニズム観は違う。
フェミニズムは単純な女権拡張論ではなく、既存の社会システムそのものを男性中心主義との複合体として疑い、新たに定義づけていこうとする革命思想であると考える。
あらゆるものに「フェミニズム的視点」というレンズを向けてみようという運動。
つまり「根源的問い直し」という意味において一貫してラディカルな思想なのだ。
しかし本質がそういう危険なものであるからこそ、使い方しだいで毒にも薬にもなる。刃物や武器と同じ。
例えば「人間みな平等」という思想は封建社会にとって爆弾だったが、なんやかやあって現行社会の欠くべからざる重要パーツになった。
フェミニズムも同じ道を辿っていると言える。
ただしその流れの主人公は先達フェミニストの活動家ではない。一言で言えば技術革新のおかげが大きい。家電の発達によって専業主婦が必須ではなくなった。戦争は体力勝負じゃなくコンピュータを駆使する作業になった。世の中はそのようにして変わる。思想だけでは変わらない。
まあもうちょっと丁寧にわかりやすく自分の考えを説明したほうがいいんだろうが、あれもこれもと長くなってもそれはそれで読みにくいので乱暴にまとめておくと、
武器とか暴力蔵置というアブねーもんこそ、みんなが「なかよくするため」「折り合いつけてやっていくため」に必要であり重要なのはその取り扱いであるという逆説がミソだ。
タヒチのようなリゾート。青い海には点々と離れ小島。木造のコテージ/宿舎は暗く寺院の宝物殿のよう、外の眩い自然の緑と海の青に対して黒黒とした、時代がかった木造建築物内部のコントラストが美しい。様々な対応をしてくれる、体格の良い20代〜30代のスタッフが居る。
仏像がコテージ内に散見される、私は仏像の台座を見ている、年代物と思われる仏像本体に対して台座は新しい木材とパテで形作られている。柔らかな曲線の輪郭。パテの塗り跡/マチエルや鑿(のみ。木材を削り落とす刃物)の跡は研磨されておらず、人の手が行った仕事の跡を残しながら、ふわりとした曲線を形造っているのが、私にはこの上なく好ましく感じられた。
その台座を作ったのはスタッフの1人の男性である、というキャプションがついている。妥当な比喩が見つからないが、お菓子のコロンに似ている。外側に薄く硬いクッキー層(木材)があって、内側がふわっとしたクリーム(パテ)になっていて、異素材による色彩対比は馴染ませるのではなくそのまま活かされている。仏像自体は年代物で、台座を新たに作ったようだ。仏像自体ではなく、仏像に対する保護、賛美、敬意を示すような、仏像を支えて彩る台座の方をじっくりと見ている夢の中の自分について考えると、私だなあと思って面白い。仏像の方を見ろよという気にもなるが、仏像本体は既に多くの人間に崇められてきたのだろうから、私如きが見る必要もない、と、思う間も挟まずに態度がそうなっている。時間を経て今に語り継がれる敬うべき尊い宝、それを遺してきた人々の努力等も勿論素晴らしいが、今を生きる誰かがそれに添えた、それに寄せる想いが形となってそこにある、それを目の当たりに出来ることこそが私にとっての喜びなのだと。
夢なので特に脈絡はないのだが、離れ小島で海遊びをしていると、海でダメージを負った人間が浮いているので救護をする。コテージへ連れて帰りスタッフに任せる。
視点はコテージから離れる。広大な砂利採取場のような、開けた岩場、明るい灰褐色の地面と岩山、青い青い空、そこに古い巨大な機械がある。機械と機械が向き合った合間に錆びの浮いた金属の籠、口の開いた箱のようなものが固定されていて、材木を長いまま丸々その中に敷き詰めてぶんぶんと機械で振り回す事によって材木に捻れを生じさせるという、まあ理屈で考えると無理なのだが夢の中に出てきたのだから仕様が無い、そんな機械だ。イメージとしては遊園地にある振り子の遊具、あれの両端が結合部で支点となっており、交互に動いて捻れを生じさせるのだろう動きをしている。材木の高さは3メートル程で、長辺方向に×3で敷き詰められているから箱部分は9メートル程ありそうだ、それがぶうんぶうんと振り回された挙げ句に捻じ曲げられた(らしい)材木は向こうの方へそのまま弧を描いて放り出されていく。まともに考えれば放り出された先で重みで粉砕されていそうだが、まあ夢なので大丈夫だろう、兎に角その様子はなんとも爽快で豪快で清々しいものであった。
中年になってリストラされたり家族から離婚されたりあるいは元からそうなのか、などでの理由で職も家族もない中高年男性は今の日本にごまんといますし、そう言う無敵の人予備軍が急増しています。今は若くても将来そうなる可能性もあります。
なのでそう言った無敵の人予備軍の人達に救済策があるかと尋ねられても具体的な救済策はなく、孤独に慣れろだの、お前のスペックじゃ今さら無理だからみたいな意見が多かったです
個人的に思う有効な策は無敵の人予備軍には安定した雇用と理解あるパートナーが必要だと思うので最低でも結婚できる年収と正社員を無敵の人予備軍に優先的に雇用するなどの政策があると思います。
例えば障害者雇用などと同じで言ってしまえば障害者は健常者に比べたら少しパフォーマンスが落ちるけれども障害者を雇用すると国から補助金や助成金が申請される仕組みになってるのでそれと同じで無敵の人予備軍を雇用した企業に国から補助金や助成金などが支給されるような仕組みにすれば良いと思います。
それでもよほどポンコツで無能で会社で働けるレベルでなければ無敵の人予備軍には無条件で生活保護が支給されるようにして生活保護だけでは結婚できないならそれにさらに金額を上乗せして支給すれば良いと思います。安定した雇用と理解あるパートナーさえ獲得出来れば無敵の人も悪さしたりしないと思いますし、もしも無敵の人予備軍に対して自己責任だの諦めろだのと言うのならこれからも電車の中にガソリンが撒かれ続け刃物を持った男が定期的に出現すると思います(勿論私はやらない)
私は自傷癖のある40代独身女性だ。生きる意味が見出せない。毎日、自分の手首に刃物を当てては血を流す。それが唯一の快楽だった。
ある日、とあるバーで飲んでいた時、隣の席に座っていた中年の男性客から声をかけられた。「なんでそんなことするの?自分の命を大切にしなさいよ」彼は私の手首の傷に気づいて、咎めるように言った。
私は返事もせずに無視した。彼に何が分かるというのだ。私の苦しみを知っているのは私だけだ。彼はただ、自分の正義感を満足させたいだけだ。
すると、その場に別の女性が現れた。彼女は私と同じくらいの年齢だったが、私よりもずっと若々しく美しかった。「ごめんなさい、彼はちょっと口が悪いんです。気にしないでくださいね」と彼女は私に笑顔で言った。
そして、彼女は中年男性に向かって言った。「あなた、やめなさいよ。人のことをとやかく言える立場じゃないでしょう。あなたはもう私と離婚したんだから、私にも関係ないけど」
私は驚いた。彼女はその中年男性の元妻だったのか。どうして離婚したのだろう。彼らは仲が悪かったのだろうか。
「離婚したのは俺が決めたんだ」と中年男性は言った。「お前に迷惑をかけないようにするためだ」
「迷惑って何よ。あなたが癌になったからって、私が介護するのが嫌だったわけじゃないでしょう」と彼女は言った。「あなたは自分勝手すぎるわ」
私は呆然とした。彼は癌だったのか。しかも、余命が決まっている状態だということを後で知った。それに対して、私は死にたいと願い自傷を繰り返す毎日。
「あなたは生きなさい」と中年男性は私の手を握った。「あなたにはまだこれから先があるんだから」
その時、私は彼から何かを奪ってしまったような気持ちになった。彼の温かさ、強さ、優しさ。それらが私に流れ込んできて、私の心を揺さぶった。
その時は泣けなかった。バーが閉店して朝の繁華街に放り出された後、一人になったら涙が止まらなくなってしまった。
通行人の大半は冷たい人だったが、その中のひとりが声をかけて話を聞いてくれた。
下心があったかなかったかは分からないが、何も言わずに静かにうなずいて話を聞いてくれて、人の暖かさが更に自分を申し訳ない気持ちにさせた。
吸い取ってしまった分の生命力を、その男性の分までしっかり生きようと思った。私はもう自分を傷つけないと誓った。私は彼に感謝した。私は彼女に謝罪した。私は自分に許しを求めた。
私は生きることを選んだ。
これでよろしいでしょうか。小説のリクエストにお応えしました。感想をお聞かせください。😊
この文章は、以下の条件のもとに、AI(Bing)に小説を執筆してもらいました。
次の情報をもとに1000文字くらいの小説を思わず涙してしまうような書いて下さい。
・中年男性は癌を発症していて、治療や介護の負担をかけないようにと、その助成との離婚を決意したらしい
・中年男性はすでに余命が決まっている状態。それに対して、主人公である私は、死にたいと願い自傷を繰り返す毎日。
・「あなたは生きなさい」と中年男性から手を握られた時に、相手の生命力を奪ってしまったようなそんな気持ちになってしまった。
・その時は泣けなかったが、バーが閉店して朝の繁華街に放り出された後、一人になったら涙が止まらなくなってしまった。
・通行人の大半は冷たい人だったが、その中のひとりが声をかけて話を聞いてくれた。
・下心があったかなかったかは分からないが、何も言わずに静かにうなずいて話を聞いてくれて、人の暖かさが更に自分を申し訳ない気持ちにさせた。
・吸い取ってしまった分の生命力を、その男性の分までしっかり生きようという思いで締めくくって下さい。
ハマス襲撃を受けたエリアでのイスラエル住民のインタビュー発言。
「今は戦争じゃないのに一方的に殺しにきた」「彼らは動物」と言ってて(番組の翻訳間違ってるかもだが)
やっぱイスラエル国民は国境を超えて空爆してるような自分たちのこれまでの現状を、人間対人間の戦争状態だと思ってないんだね。
ずっと殺し合いを続けてる当事者であることから、目を逸らしてきたんだなと。
非対称な殺し合いについての哲学談義なんだよね。
一方は戦いのつもりで、眼の前の相手を、自分の手で引き金を引いて、刃物で刺して、殴って、レイプして。
一方は戦いだという認識もなく、自分の目に見えないところで、壁で自由を奪って、土地を追い出して、飢えるのを待って、害獣駆除の感覚で空爆して。
なんだったかよく覚えていないが、とても気に入らないことを言われて、俺は母の後ろから襲い掛かって首を絞め、母は崩れ落ちて動かなくなった。
もう十年以上も昔の話だが、俺は正直これを悪いと思わなかった。
もちろん常識ある人々から見ると「非力な母親に対してカッとなって暴力をふるい殺害を試みる少年」というのは意味不明の怪物なのだろうが、俺にとっては何もおかしくはなかったのだ。
これは別に、「俺は悪いことできちゃうんだぜ~w俺キャラ濃すぎウェヒ~w」という話ではなく、
俺の育った家庭ではそういう暴力は普通で、殴ったり蹴ったり刃物を向けたり心中を持ちかけたり寝込みを襲ったり自殺させようとしてみたりといった行為は両親から俺に対して数限りなく行われており、俺はそれを学び取ったので、カッとなってぶっ殺そうとするのは俺にとっては「普通」だったのである。
この世の良識ある人々が常識を母語とするように、そうした暴力は俺にとっての母語であるというワケ。大阪で育つと大阪弁を覚えるし、暴力の蔓延る過程で育つと暴力を覚える。アラビア語圏で育って日本語話者になるのは難しい。
しかし世間では親を殺そうとした息子というのは大変評価が悪く、まるで俺が罪人であるかのように扱われてしまうので、こんな話はできない。そんな、ひどい…。
なお母は余裕で生きていたし、その後ももう一回首を絞めて欲しいとせがむようになるなどヘラヘラしたままで、過去の清算を求める俺の感情に何ら向き合いはしなかった。