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2018-08-17

「あの夏」の終わり方

“あの夏”、から一年唐突ですが、どういう思いを抱いて彼らを応援しているのか、を自分語りとして綴ることにします。(お友達は一部既出ですが・・自分なりに整理をしました)いろんな巡り合わせだったり偶然を運命を呼ぶことにしたわたしは、森田美勇人Love-tuneTravis Japan)出の美勇人なのだな、と思います

2016年出会いの春、それはLove-tuneが結成された季節です。少クラガムシャラ、そして兄ガチャに嵐バック。2014年からあらちかを筆頭に、まがいなりにもTravis Japan意識していた人間としては、みゅうとくんが公式グループ兼任することも、顕嵐くんがいつのまにかそこでマイクを持っていたことも、待って待って…と思うばかりだった。

だけど顕嵐くんが、輝くべき場所で輝けるのならそれは素敵だよとなぜか腑に落ちていて。目線を合わせずに背中を委ねる宮近くんとはもう長い付き合いだったこと、骨折しながら青山劇場に通ってTravis Japanで居てくれたこと、「やっとA・RA・SHIを歌えました」と言ってくれたこと、グループの顔として存在しようとしてくれたこと。だいすきな顕嵐くんがいくつもあるけれど、アイドル阿部顕嵐”としての最善の道を邁進しようとする生き様が、彼らしいなんてふうに思った。“あらちか”が隣同士でなくなってしまうのにはどこかズキッとして、終わりを迎える日を「宮近ももってけドロボー!」なんてまだまだ傷心を誤魔化すように、それっぽく野次をとばしてみたりした。2016年を振り返る際に、意思を持ってトラジャへ合いの手を入れる顕嵐くんが瞬間咎められる姿に、心のめそめそは止まらなかったけれど、それぞれのファンとの関係大事にする彼らの優しさだったんだろうなあ、と思う。(銀河劇場でコンテを狂舞する顕嵐くんを、博品館Shall we dance?する宮近くんを、同時に観れちゃうんだ あらちかはず〜っとドリームだよ!)

そんな事実が対比として、8人になったTravis Japanを引っ張ろうとさらに踊りだしたみんなのみゅうとくんに、どうしてもTravis Japanでいてほしくて、青山劇場さよならをして終わりかにみえTravis Japanが、兄組・弟組別から改めてグループとして動きだしたTravis Japanに、そのままのグループでいてほしくて、そんな勝手な願掛けでブーメラン呪いをかけはじめた。

両方の登場場面で現れた出ずっぱりな少クラ美勇人くん、嵐についたら翌日はえびバック、ドリボに出たら幕間で稽古、次はえび座で…、DIGITAL BOYSセンターで笑って、アイランドゲストガチャも最もバック選抜される名実休みのなかった美勇人くん。木星から金星へ、その場でジャケット羽織ってTravis JapanからLove-tuneへ変幻する美勇人くんにハートは奪われたし、仮面ライダーって実在するんだ、と思った。精神的な切迫を考え出すとキリがなかったのに、呼ばれるうちが華、なんてやっとのお休みダンス留学なんてしちゃう。誰よりアイドルをして、歌って奏でて踊りまくる美勇人くんがいて、もう充分すぎるほど君を見つめていたし、たくさんの衣装を着まわす姿を思わず数え「今はどっち?」と離れて行きそうな彼への、典型的な重い女な執着心を抱き“リア恋枠”を称したのは、心の奥底でこうなる「いつか」を恐れて、1mm責任や傷を負わないよう距離を図っていたのだろう。「いつか」来る「いつか」を知ってしまったとき自分を最大限傷つけないよう「担当」と呼ばない逃げ道に立って、大好きなのにすべてを100%応援できない、身勝手自分肯定していた。それでも、2つの顔を邁進する美勇人くんのやさしさや強さが憎いくらい眩しくって憎むことなんて滅相もなくて、ほんとうはずっと、「いってきます」を言うと「いってらっしゃい」を「ただいま」に「おかえり」を返してくれる、Love-tuneというTravis Japanという君だけの特等席はあたたかすぎるほど輝きに満ちていたのに。

2017年ジャニーズJr.祭り、会いにいったTravis Japanは7人になっていた。アイランドで氷のような張り詰めた美麗さを纏った宮近くんはだからだったと合点してしまうことが切なくて、“兄組”という4人の青春尊大だったし、僅か数ヶ月前「やる気スイッチTravis Japan」だとメンバーの顔を振り返っては破顔するキングオブTravis Japanな最年長が、今「なんで?」とついつい息巻いた。それでも彼は過去否定することなく夢を夢のままにせず歩みだしたし、親友たちは今でも存在をたくさん生かしてくれるのに、今も昔も変わらず己を武器にするところ本当に拡輝でヒロキだね〜。舞台の上で、今も踊る姿を演じる姿を大きな笑顔をみつけられること、希望しかないよ。

ユニットと肩を並べたこステージで、魅せようと一体に燃え盛るTravis Japanは7人でも最高に情熱的だった。唯一オリ曲を持っていないのが切なくて虚しくてたまらなかったけれど、「本物のアーティスト」になるべく温存された玉虫衣装を纏ってソークレ・スパノバを踊る彼らのため心臓は動いたし、『山の手外回り』を選曲して、大阪では2番の「御堂筋線」を歌う姿はなんの誇張もなく天才的で愛くるしかった。

Love-tuneでありTravis Japanである森田美勇人は、キレッキレのNaFで世界観に引き込んだと思ったら、マスピではセンターをぶっちぎって腰を回すし、パリマニで花道闊歩してCha-Cha-Chaで低音ラップする人一倍な出演に膝から崩れ落ちてしまう。そんなふうにTravis Japanへの信奉と美勇人くんへの好きが目の前に打ち寄せる。ついつい神経質になる私を宥めるかのように、トラジャのジャケットのうえにらぶのジャケット羽織ったり、らぶのジャケットのうえにトラジャのそれを羽織ったり、同じくらいの交互にする美勇人くんはとてもやさしくて。横アリラスト開演前、早売りとして流れてきた「どちらも100%」「最後の一人になってもTravis Japan」の言葉と、そう言ってくれた事実、今となっては真偽は分からないけれど、心のやらかいところお陰で君に染まっていて、ただ単純に嬉しくて愛しくて天日干ししたお布団みたいにあったかかった。

ジャニーズJr.なのに」と卑下せず、「ジャニーズJr.から努力を選んだ。ベースラップダンスも、誰よりカッコいい美勇人くん。両グループのまんなかを歩いては、どちらでも0番になれた美勇人くん。ほんとうに最後まで、どちらも100%だった、美勇人くん。衣装を変える度、曲が変わる度、変身する美勇人くんは、ほんとうのみんなのスーパーヒーローで、仮面ライダーだった。ジャニーズ銀座では、森田美勇人Love-tune)と森田美勇人Travis Japan)のフォトセットが別々に発売されたこと。グレちゃってたくせに、「もりたさんきょうだいでまわしてる」なんてひらがなで言うこと。出演公演数を知っても、昔の方が、なんて何食わない顔をすること。トラジャを引っ張って、らぶを底上げして、全部を抱きながらアイドルで居てくれて、本当にほんとうに凄い美勇人くん。トラジャが冬の帝劇に呼ばれたこと、ついにオリジナル衣装オリジナルの曲をもらったこと。多分、あと寸前のところで、影に覆われてしまわなかったのは、舞台班だったはずが、毎週の少クラコンサートに、やっとおんなじ土俵に立てたのは、美勇人くんが、Love-tuneTravis Japanでいてくれたおかげなのかな、と。そういう、守り抜き方をしてくれたんだ、と思いたくて。美化しすぎだと怒られてしまいそうだけど、もう大丈夫なところまで、守ってくれたんだ、と思えて。

あの夏、つまりはキントレトラジャ単独公演。美勇人くんのために悪戯っ子みたいに踊った弟組、美勇人くんのために揺れる最後の“白”、涙を包み隠すような如恵留くんの『時を刻もう』。雨が降り続けた六本木で、“今さら「なんで?」ってなんて言わないよ”なんて、まさになしめちゃんの『雨』。「最後はこれしかないだろー!」なSupernova。“明日になれば全てが嘘だとしても i wanna rock your world” 。泣いちゃった宮近くんと、「そのままでいてくれーー!」なうちゃんあんなに泣きじゃくったのは最初最後の夜だったし、すべてのエネルギーが注がれた救世主は、それでも逞しく踊り続けるから、強くて儚くてそして美しかった。「お仕事がんばって!」と笑っていうアイドルないつも通りすぎる美勇人くんは6人へ拍手をしたし、体力の限界まで踊りきるTravis Japanはただ格好よくて前しか向いていない、宇宙で一番熱いグループだった。6人の『夢のハリウッド』をお披露目したのに「オリジナル曲」と言わず、命の限り7人だったジャニーズJr.アイドル森田美勇人くんとTravis Japanと“あの夏”、がずるすぎるくらいに愛しくて愛しくて大大だーいすきなんだ!『夢のハリウッド』は間違いなく、7人のTravis Japanが掴み取った曲だったし、今も7人のための曲だね。

翌日からの、Love-tuneTravis Japan合同公演に当たり前のように森田美勇人Love-tune/Travis Japan)でいたことが当たり前だけどカッコよすぎて、やり抜いたオーラスCan do! Can go!でEXシアターを一周する姿は、やっぱりファンのためにしか生きていなかった。帰路にて不意に、「あっちの立場じゃなくてよかった」と聞こえてしまたことが悲しくて、そしてひどく羨ましかった。嫌いになれればどんなに楽か、なんて思ってしまうけれど、みゅうとくんは最後最後まで一途に筋を通し続けちゃうから、誰よりファンのためのそんな生き方から、嫌いになれるわけなんてないよ〜〜。

立ち会うことになった『Love-tune Live 2017』、後ろのカッコの中身が減ってしまってもキラキラに輝いて「好きなんだよ」「泣かないで」と恋させてくれる罪なアイドル森田美勇人くんが、たしかに泣けるくらい好きだった。デザインしたネイビーとホワイトTシャツを、半分ずつに繋いで着こなすみゅうとくんは、誰のことも置いていかない100%アイドルでさー!

Love-tuneは、完璧すぎるからずるい。熱を呼応させる高い求心力も、まんなかで指揮する最小最年長を含め、もはや二次元バランス個性も、魂から魂へ奏でる音色も。なのに努力できる才能、幸せを作る力と信念と、思わず恋する運命共同体な笑顔バンドだけじゃないダンスだけじゃない、7人じゃなきゃLove-tuneじゃないLove-tuneに、ときめかないわけがないし、勝ち負けではないと言いながら私自身が完敗だった。出会う順番やこんな欠点のなさにも理由をつけて、「私なんか応援しなくたって完成されているじゃん」と卑屈になったり、当たり前ながら当たり前に「ファン」する方に引け目を感じて縮こまったり、羨んでしま自分がどうしても存在してしまったけど、そんなどうしようもない気持ちも、好きを表す賞賛ひとつにしていいのかな、なんて。

そんな頂点で、アクセントになればとなにより踊って奏でる素晴らしいみゅうとくんは、お茶目に熱い愛を沸かすし、使命を果たしてくれたみゅうとくんによって、どこかで「言ってはいけないこと」と決め込んでいた無意識解放され、言っていい言葉になった。「Love-tuneが好き」を、わたしも言うことができる!Travis Japanで魅せる美しい美勇人くんも、Love-tuneで魂をぶつける勇ましい美勇人くんも、ほんとうのほんとうは、ちゃんと大好きだった。それ以上にも歴史のある人だけど、語らずにも区切りをつけて、今をありったけ生きてくれている今の美勇人くんを、「好き」だと言っていたい。

Love-tune Liveから約一週間後の『ABCジャニーズ伝説2017』。日生劇場客席には、みゅうとくんが見学にいた。ステージにいるTravis Japanは5人になっていた。アグレッシブダンスとお顔を一目見れば、“気になる存在”になってしまう最年少。笑いをとりにいく姿勢も、軽快にMCを回すキーマンだったのも、突然いなくなったのも、こっちが「オマエのそーいうとこ嫌い」だもう!!!大嘘)夢ハリの増えたパート自分のものにする宮近くんやうみちゃんTravis Japanのまっすぐな瞳を見ては、涙が溢れてしまうばかりだったけど、“5人でも大丈夫”なことを高らかに宣言するように、透明な空気を纏いピカピカと輝きを魅せるそこはまさにハリウッドだった。見せ場のアドリブ、ここぞとばかりなのえしめを呼んでひっちゃかめっちゃかするうみちゃんはよくぞやってくれただし、ショータイム完璧美勇人くんへ指差しウィンク・指の隙間から時を超え5starsする宮近くんは客席一番後ろへ目配せをして、楽しそうに嬉しそうにこれでもかと“Dance for you”するTravis Japanがたまらなく愛おしかった。

命が減っても不死鳥のように生き続け、魂を磨き上げるTravis Japanは、真っ先に火を灯したい至高のエンターティナーだ。悔しい悲しい切ないでドロドロになってしまうのに、一瞬でその汗と笑顔に魅了されてしまうから、嬉しくて楽しくて最高の「生きる」をもらってしまう。わんぱくどろんこはちゃめちゃなのに、パフォーマンスとなるとキリッとお澄ましをして曲の世界へ誘う青年たち。どうしようもなく愛おしくなるし、彼らのパフォーマンスになにより心が揺れ動いて、ドクドクと血は巡り、体温が何度だって上がる。誰もわるくなくってどうしようもできなくって、それでもちゃんと、彼らは幸せを描いていた。

「報われてほしい」と言われることも少なくないけれど、過去もずっと今もずっと、“誰も歩いたことない道を歩く”Travis Japanは、出会った私はしあわせだったんだよ〜。Love-tune美勇人くんを、100%好きだと言い切れない自分が負い目のままだったけど、美勇人くんを好きなTravis Japanを、Travis Japanを好きな美勇人くんを、まだずっと、好きでいいんだ、と幸せの渦に巻き込まれているようで。

そうして美勇人くんの誕生日更新されたジャニーズWebボイスは、数ヶ月前に私もリクエストした、ちゃんTravis Japanだった証をプレゼントしてくれたみたいなあの一言だった。

それからというもの、季節はすぐにめぐり巡ってしまうけれど、思えばしあわせなことしかなかった。何かが幕を開ける始まりの度、いつかまた、戻ってくれるんじゃないか…また誰かを失ってしまうんじゃないか…と淡い期待や不安を抱いてしまうはずが、Travis Japanは、一生一緒の最強シンメを迎えて7人になった。大事記憶や脆さに蓋をしながら、ファン確認をしながら、颯爽と次のステージにいるらしい。もう彼の戻れる場所はなくて、探すのはやめようと誓った晩秋自分場所自分でつかみ取れ、帝国劇場Travis Payneの構成振付を高らかに踊りつづけた新春。Endless SHOCKカンパニーの一員、豹変したように踊るこの2人がメンバーだなんて恐ろしい程だとまるで裏切られた立春横アリドリームステージ、「オレたちの第2幕」。7人の新生Travis Japanの汗と笑顔しあわせの鐘に涙・始まりまりの春。初めての7人でのツアー双眼鏡の中でISNを踊る宮近くんがやっぱり宝石みたい、電光石火3年前を思い出した初夏。

今までのわたしは結局自分のしあわせしか考えていなかったけれど、ジャニーズJr.祭り2018を通して、ちょっとみゅうとくんのしあわせを考えられる大人になったんじゃないかなぁ。みゅうとくんを抱きしめ迎えてくれるLove-tuneがいることが嬉しくて嬉しくて、マジパネェ太郎さんがとなりにいるなんてめちゃくちゃ心強くて。見学席へみゅーと!みゅーと!とピーチクパーチクするトラジャは変わらずでなんだか懐かしくなって、YouTubeに連載にセルフィーに…。彼らにとっても私にとっても“初めて”を大事に育むれっきとしたグループトラジャがもうとびきりな非日常を運んでくれているし、代わり映えしない毎日から救ってくれるのはLove-tuneなんだよ。長い長い春休みだけど、わたしTravis Japanを好きなこと、Love-tuneを好きでいられること、みゅうとくんがアイドルを生きた最高の証で、大事ギフトだって思います

こうも好きだと、1週間後には誰かトラジャの担当となる可能性が大いにあってしまうけれど・・(笑)今度は私が信じる番、天下無敵な最強スーパーアイドル美勇人くんがステージで輝ける日、心の底から願って信じて待ってます!!!ダンスバンド中途半端でいたくないという美勇人くん、どうかたくさんの努力と才能、大輪笑顔を咲かすことができますように。平成最後のこの夏、Travis Japan世界で一番熱く平和に夢へと駆け抜けられますように。諸君最高で最強なドキドキわくわくを今年、これでもかと両手に抱えられたらなあと思うよ。

Travis Japanだった9人も、8人も、7人も、6人も、5人も。そして、Travis Japanが、森田美勇人くんが、大大大好きだ!世界中の愛を届けられるように、踊りつづけるDancerでね。上書きするわけではないけれど、長かった“あの夏”をついに終えれる気がしている。今年は、どんな夏がどんな君たちが待っているんだろう。絶対絶対、楽しもう!ね〜〜!(賛成〜〜!)

2018-08-02

【 リクナビマイナビのような就活サイト禁止にすべし! 】

 少子化好景気で売り手市場のなか、就職戦線を煽っている原因は「マイナビ」や「リクナビ」のような就活サイトである

少ない学生に対して複数エントリーシートを書かせて数を水増しし、複数就活フェアを勧める。

企業側には「弊社は多くの登録数を持っています!」と言って、「求人掲載料」「インターンシップ掲載料」「フェア参加費」とキャバクラのようなめくるめくオプション料金を設定し、大卒を年間数名程度しか取らない中小企業にまで数百万円をむしりとるえげつないビジネスモデル

生徒側は余計な労力が掛り、企業側は採用ゼロでも千人でも同じ数百万円を支払わなければならない。(就活サイト大学生が来ない企業と思いながらも話を勧める感がある・・・

悪戯就職戦線煽り、生徒の労力と企業から現金を吸い取る就活サイト一人勝ちスタイル禁止にして貰いたい!

2018-07-25

難読語なのにみんなが読める言葉

国語教科書にも載っていないのによく読めるね

2018-07-13

女装して散歩したらナンパされまくった話

女装趣味エスカレートし、ついに外出することになった

 

最初は深夜

巨乳の偽乳を仕込み、ハイウエストの超ミニニーソであざとさ前回の服で歩き回る。

その日は特に何もなかったが1人のおじさんが後を付けてきた。

ある分かれ道で追い越され、私の進みたい方ではない道を行ったおじさんは

一度だけ振り返った。じーっとこちらを見つめるので意味もわからお辞儀をして別れた。

思えば誘われてたんだと思う。家に帰ったあとで少しだけ後悔した。

 

何度か外出をして、転機が訪れた。

「君、女装でしょ?」

チャラそうな男が声をかけてきた。

この人はAという人で、その後長い間お世話になることになる。

 

実はこの時点で個室のトイレに二人で入っているという異常な状況だった

初めてナンパされて嬉しくなった私はAに肩を掴まれるという大失態を犯し、

抵抗虚しくトイレまで誘導されてしまったのだった

 

「凄いね、肩掴んでも全然気づかなかった」

Aは本当に、ものすごく嬉しそうに私の身体をなでた。

「で、何できる?エッチできる?」

無理、とは言えなかった。怖かったのだ。

咥えることはできる、と一度も咥えたことのない勃起したそれを口に含み必死に頭を振る

「あー、やばい。すっげぇー気持ちいい……。馴れてるね、チンポ咥えるの好きでしょ?」

というAの言葉は、今でも忘れない。

 

得も言えぬ興奮が込上がり、脳を溶かすかと思った。

Aは私のアタマを掴み、乱暴に腰を振った末に果てた。私はそれを飲み込んだ。

 

Aとはそれっきりだった。

しばらくして再開し、数度再開した辺りでやっと連絡先を交換することになった。

 

 

何度も出掛けてわかったが茶髪ウィッグ時がもっとナンパされやすい。

そして、服装巨乳・プリーツのミニスカが良い。

生足だとナンパ比率は跳ね上がる(生足の日でナンパされなかった日はなかった)がニーソが好きなので基本はニーソだった。

 

 

ナンパしてくる人は、チャラい人よりもサラリーマンが多い。

よく、終電帰りのサラリーマンがこっそりと後を付けてくるので手頃な電柱の下でスマホをイジるふりをして歩を止めると

 2割ほどがそのまま素通りし、

 3割ほどがチラチラと振り返りながら通り過ぎる。

 

そして、

 残りの5割がナンパをしてくるのだ。

 

深夜、オレンジ色の街頭に照らされた「いかにも」なミニスカ巨乳の女を見れば

多少不自然な体格でも終電帰りでくたびれてるサラリーマンには見分けがつかないらしい。

 

意外と言葉を発さなくても疑わない人は多い。

寧ろ、無言で精一杯女の子らしい動きを意識すると男の鼻の下が伸びるのがよくわかった

足はまっすぐ腰を少し曲げて、小首をかしげる。

 

すると、男もだいたい小首をかしげる。

「どういう意味?」という感じではなく、こちらのジェスチャーを真似ることで接触を図ろうとするのだ

スケベ顔で小首をかしげて、警戒心をなくした男たちは不自然なくらい近づいてきて「何してるの?」と問う。

 

そこでもう一度小首をかしげる。

身体を左右に揺らして、指で唇に触れ、ちょっと考えてから首をかしげる。という動作は、たまらないらしい。

スケベ顔に磨きがかかり「教えてよー」ともっと身体を寄せてくる。

 

ここでい悪戯心を出して男の身体に触れようとすると、だいたい皆数歩下がる

「いやいやいやw」と、スケベ顔であからさまな期待をしつつ数歩下がる。

仕方がないので胸を強調する仕草をすると、男たちはゆっくりと手を伸ばして胸に触れる。

 

 

……ここまでが、テンプレートといっても差し支えない。

あとは状況を見つつだが、結果は2種類。

 

意外とばれないことも多く、この後俺の家で続きをしよう。と誘われることもよくあった。

 

そして、バレる場合

流石にスキンシップを過剰にすればバレることもある。

しかし、そうした時行為を辞める人は驚くほど少ない。

私の腰に腕を回し、小柄なお尻を鷲掴みにしてギンギンに勃起したそれを擦り付ける。

 

息を切らしながら、咥えるように促すその様子がひどく可愛い

 

私は無言より、感想を言ってくれる人のほうが断然好き。

やばい」とか「気持ちいい」「そこ、すごく良い……」や

余裕たっぷりに「変態じゃん」「何本咥えたの?」とこちらを女性と思ってなじる男も大好きだ。

 

 

ファーストキス外国人男性だった

男性は果てた後、私を抱き寄せ酒とタバコ臭いのする舌で強引に私の初めてを奪った。

ファーストキスは、酒と煙草と口内に残った精子の味だった。

骨が軋むと錯覚するくらい強い抱擁に、しつこくマーキングするみたいな濃厚なキス

コレは私が初めて男性に逝かされた瞬間だった。

 

行為を共用されるかと思いきや、男性はあっさり去っていった。

 

 

程なくして私の活動は昼に移る。

平日の昼間、娯楽施設に人の姿は少なく。ナンパも多い。

特にゲームセンターは最高だった。

店員の見回りはほぼ無く、少しだけ薄暗いので誤魔化しもきく。

お尻の肉が見えるくらいのミニスカで店内を歩き、

足を曲げずに腰だけ曲げて機体の説明書きを読む。

 

集まる視線、後ろから声をかけられて見知らぬ男と一日デート、ということもザラにあった。

ここで驚くのはオタク系のナンパが多いこと。

私の服のチョイスがオタク受けするからかもしれないが、行動力は立派だと思う。

そしてオタク女装を見抜く能力があまりない。練習した不自然な女声でも全然ばれない。

ミニスカでボウリングに興じるのが好きなのだが、

奥手で鈍感でむっつりスケベオタク相手でないとコレは出来ない。

 

オタク特有の不慣れなボディータッチ面白い

ボウリング中にハイタッチをするが、すごく不自然ハグ要求する。

映画を見たときなど2時間ずっと太ももに手を置かれた。

そしてオタクエスカレートするから面白い

外を歩く時、羞恥プレイと言わんばかりに左手で胸をつかみ、

右手スカートをめくってお尻を鷲掴みにされた。

「こういうの好きなんだ……?」と馴れない感じに言葉責めされる、最高だ。

そしてやはり、面白いくらいバレなかった。

 

というか、

日中外に出ても女装がバレたのは若い女性にだけだった。

男は本当に気づかない。

おばちゃんも気づかない。

奥様は気づいているのかもしれないし、スルーしてるかもしれない。謎だ。

 

ともかく、楽しかった。

でも今年で大学四年生

7月になり就職活動も本格化。

かく言う私も4月以降はあんまり女装が出来ていなかった。

 

私は今後も女装を続ける。

そのために永久脱毛チャレンジしたい

2018-07-03

街を囲む山々のてっぺん雪化粧ですっかり白くなっている。師走も半ばを過ぎ、世間では年末にむけて慌ただしさを増していたが、私の勤める会社のは例年になく穏やかなもので、みなのんびりと業務をこなし、そこには一年が終わりに近づくしんみりとした空気と、その前に控えたクリスマスに対する浮かれた空気が混在している。

 その日も、五時を回るころには私の業務はあらかた終わってしまい、六時の終業までの時間自分の席でもてあましていた。することがなくなるなんて、普段なら考えもよらない。たとえ休日を家で過ごすとしたってなんだかんだで忙しい。いつだって体や頭を動かしているのが当たり前で、不意に何もしていない時間が訪れると、なんだか悪いことをしているような後ろめたい気持ちを感じてしまうのだ。

 何かすることはないかな、と思い、作成した書類ファイルをもう一度点検したけれど、仕事は出てこない。

八坂さん」

 居心地悪く椅子の上に佇んでいると、同期の、そして高校時代からの知り合いでもある月島君が話しかけてきた。

コーヒーでもどう?」

 彼が差し出してくれたコーヒーを受け取る。

年末なのに暇だね。この会社潰れるのかな」

 そう言って、彼は笑った。特別整った顔立ちというわけではないけれど、逞しい体と、爽やかで人の良さそうな笑顔は、会社女の子に好感を持たれている。高校時代野球部キャプテンで、当時もそれなりに人気があった。

「そのかわり、年明けからは大変そうだけれどね」

 そう答えてから、私はコーヒーを口に含みかけ、普段とは違う香りに気が付いた。

ちょっと、これ、課長私物の、あの高いコーヒーじゃない?」

「あ、間違っちゃったかな」

 月島君はおどけてみせたが、ボタンを押すだけで出てくるコーヒーメーカーのコーヒーと、間違えようがない。

「ま、課長もたまにはこれくらい部下たちにサービスしてもいいと思うよ」

 彼は微笑しながらそう言った。

「たち?」

 辺りを見回すと、課長は丁度席を外していて、シマのみんなは一様に淹れたてのコーヒーを啜っている。部屋にはいつのまにか、コーヒーの良い香りがたちこめている。

「知らないわよ」

大丈夫だよ。課長は通ぶってるけど、違いなんかわかりゃしないんだ。こないだ、コーヒーまれインスタント持って行ったけど気が付かなかったし。ちゃん確認済み」

「用意周到なのね」

 私は遂に苦笑してしまった。

「お、いいね

「え?」

「いま笑った。やっぱり笑うとかわいいな」

気持ち悪いこと言わないでよ。びっくりするわ」

気持ち悪いっていうなよ。最近全然笑わないから、心配してたんだ」

 言葉通り、微笑を消して私をのぞき込むような目で彼は言う。

「そうなの?」

「そうさ。いつも根を詰めがちだし、ため息ばっかりついてるし。疲れてるな」

「うーん……」

「まあ、俺は笑わなくてもかわいいとは思うけど」

「もう、だからそういうのやめてって」

「なに、ただ同僚として思ったことを指摘してるだけさ」

 月島君は笑う。私は困って黙り込んでしまう。

月島さーん、仕事中に八坂さんを口説かないでください」

 向かいの席の山下さんが言うと、月島君は照れくさそうに頭をかいて、自分の席に戻って行った。

 椅子の上で、いつのまにか強ばっていた背中をほぐした。私的な会話を持ちかけられると、なんだか変に緊張してしまう。

 一人になってから課長秘蔵のブルーマウンテンを飲むと、柔らかで苦みのない味わいがコーヒー特別好きではない私にも美味しくて、ほっとため息が出た。


 仕事が終わり、買い物を済ませると、私は学校あろえを迎えにゆく。あろえと私は二人で暮らしている。何をしでかすかわからないこの妹を一人にさせるわけにもいかいから、学校が終わって、私が迎えに行くまでの時間ボランティア学生が面倒を見てくれている。

 いつも通りの時間学校に行けば、大抵あろえはすでに帰る準備をしていて、私が来るのを待っている。彼女時間にうるさくて、早すぎても遅すぎても不機嫌になる。かといって、定刻に迎えに行っても特別嬉しそうな顔をしてくれるわけでもなく、無表情に近寄って来てそっと私の手を握るだけだ。

 その日も、いつも面倒を見て貰っているその学生さんから簡単にその日の彼女についての報告を受ける。普段どおりの問題はあったけれど、特別出来事はなかったそうだ。それからいまの彼女学習状況。彼女が主に取り組んでいるのは、会話の訓練だった。

「このところ、すごい成長ですよ」

 と、その深沢という名の学生は嬉しそうに言った。

「前は、何かして欲しいものとか場所に連れて行って、触らせたりしながら単語連呼するしかなかったんですが、最近ではまず言葉だけで伝えようと試していますね。もともと彼女の中には、話したいっていう欲求自体はあるんですよ。だけれど、うまく話せないのがストレスになってたんだ。普段パニックも減ってきたんじゃないかな。なんだか全体的に大人しくなったような気がしませんか?」

 彼は去年からボランティアをしていて、私たちとの付き合いもも一年半になる。

 確かにあろえはこのところ成長していると思う。その功績の大部分は彼によるところだと、私も先生も認めざるをえない。彼はいろいろと勉強してくれているようで、新しいアイデアをたくさん出してくれる。失敗することも多いが、それ以上の成果は上げている。

 会話の進歩があまり芳しくなかったあろえに、コミュニケーションブックを導入しようと提案したのも彼だった。当初は色々と不安もあったけれど、結果としては大正解だったと思う。

「ただわからないのは、言葉自体は、結構複雑なものでも理解出来ているようなんですが、簡単なことが出来なかったりします。自分名前に反応しなかったり。いや、自分をさしてるとはわかるらしいんですが、あなた、とか、お前、みたいな言葉と同じものだと思ってるみたいで、自分から人に呼びかけるときにもたまに使ってしまます。何度教えても直らないんですよ。間違って覚えてるのかな。気をつけて呼びかければ反応してもらえるから、今のままでも実生活特別な不便はないとは思うんですけれど」

「ああ、それは……」

 気づいたのか、と思いながら、私は言葉を続けた。

「むかし、家でアロエ栽培していて、母がよく話しかけていたから、それと自分名前区別がつかないんじゃないのかしら」

「うーん、そう言うのって、あるのかな。」

「ほら、犬なんかも、そうやって名前の覚え違いするじゃないですか」

「そうですねえ……」

「でも、思い付きですから全然違う理由かもしれないですが」

 彼が考え込んでしまったので、私はそう誤魔化した。

「とにかく、調べておきます自分名前をはっきりそうと知らないなんて寂しいですからね」

「すごいぜたふびーむ、つよいぜたふびーむ、じゅうまんばりきだたふびーむ」

 歩きながら、あろえテレビコマーシャルの歌を口ずさむ。鼻歌が出るのは機嫌が良い証拠で、私も安心する。

 とても歌には聞こえないその歌に、行き交う人は露骨視線を向けてくる。私も、すっかりこんなかたちで人に注目されることに慣れてしまった。それが良いことなのか、悪いことなのか知らないけれど。

 彼女手をつなぎながら、家までの道を歩いている。あろえの足取りは、バレリーナのような独特の歩き癖が出てしまっている。つま先立ちで、ひょこひょこと頼りない。ちょっと目立ってしまうけど、別に実害はないし、私の目からするとコミカル可愛いく見える。

 歩きながら私は、深沢君に指摘されたことについて考えていた。

 あろえ自分名前を覚えていないのには、深沢君に誤魔化したのとは別の理由があると思う。

 二年前まで一緒に住んでいた母はあろえを嫌っていて、医者自閉症と診断されても何一つ学ぼうともせず、適切な教育を受けさせようともしなかった。おかしな薬を吐くほど大量に飲ませたり、狐のせいだと祈祷に連れていって棒で叩かせて、活発なあろえが二、三日大人しくなったと喜んでいたが、それはただ動けないほど弱っていただけだった。当時はそんなものかと思っていたけれど、今思うと恐ろしさにぞっとする。足を捻挫しても平気に笑っているほど痛みに鈍感なあろえが動けなくなるなんて、どれだけ殴ったのだろう。

 もちろんそれでもあろえの状況は変わらず、変わるはずもなく、すると母は絶望してしまった。自分はとんでもない不幸を背負い込んでしまったと、周囲に愚痴をこぼし自分悲劇理解させることばかりに懸命になった。

 そして暇さえあれば本人に面と向かって罵っていた。周りが咎めても、どうせ本人は馬鹿言葉なんかわかりはしないのだから、何を言ったってかまわないんだ、自分はそれくらいつらい目にあわされている、と権利を主張していた。

 そして実際、当時の彼女は今よりもずっと言葉理解していないようで、何も言ってもまるで聞こえていないように見えた。それが、母の苛立ちをいや増ししていたらしい。私が高校に通っていたころ、学校から帰ってくると、母がこんなふうに語りかけているのを聞いてしまった。

「まったく、あろえって本当に迷惑子供ね。どうしてこんな出来損ないに生まれたのかしら。お母さんは本当に、あろえのおかげでいつも恥ずかしい思いばかりするわ」

 母がにこやかな表情で口にしたその言葉意味を、あろえ理解しているようには見えなかった。彼女普段どおりの茫漠とした顔つきで、言葉を聞き流し、母がくすぐると、嬉しそうに笑い声をたてる。「ほんとに頭が悪いのね」と母を苦笑させていた。

 父親が滅多に帰らない家で、昼のほとんどをあろえと二人っきりで過ごしていた母は、こんな言葉をどれだけ語りかけたのか。とにかく、この悪意に満ちた悪戯のなか「あろえ」と言う言葉はそこにいない誰かみたいに使われて、あろえ名前自分と結びつけることが出来ないまま成長してしまったんだと思う。

 もし、その記憶がまだあろえの頭に残っているのなら、自分名前など、この先ずっと知らないでいた方が良い。調べてくれると言っていた深沢君には気の毒だし、知ったところであろえが傷つくことはないだろうけれど。

「おかえりなさい」

「ただいまでしょ」

はい

 あろえは返事をしながら自分の靴をいつもの決まった場所に慎重に置いた。それから私の脱いだブーツの場所も気に入らなかったのか、2センチほど位置を整える。

 今日晩ご飯和食きんぴらごぼうポイントだ。あろえは歯ごたえのある食べ物が好きではない。これをどうやって食べさせるか、が私の挑戦である

 テーブルに向かい合って、自分食事をしながら、彼女の食べるのを観察している。きんぴらごぼうあろえお気に入りカラフルガラス小鉢にいれてある。あろえは二度、三度、視線を投げかけるが、手にしたフォークはなかなか小鉢に伸びない。

 私は彼女小鉢からゴボウつまみ上げ、自分で食べてみせる。自分領域を侵されたあろえは、じっと私を見る。

ゴボウが美味しいよ」

 私が笑うと、あろえ小鉢視線を落とす。

「食べてみてください」

「だめです」

「あ」

 彼女はいま、ブックを開かずに自分言葉で返事が出来た。簡単言葉だけれど、私は、嬉しくなってしまって、

「よく言えました」

 思わず褒めかけて、思いとどまった。返事自体きんぴらごぼうを食べたくないというわがままな内容だったじゃない。ここで褒めてはいけない。私はしばしばあろえを甘やかしすぎると指摘されていたのを思い出した。気を引き締めて問い返す。

「なんで駄目ですか?」

「なんでだめですか」

きんぴらごぼう嫌いですか?」

ごぼうきらいですか」

 褒めた傍から反響言語が出てきてしまう。しかも、どうあってもきんぴらごぼうなど食べたくないらしい。私はがっかりして、ため息をつく。

 結局、私の試行錯誤は虚しくにんじんを半分かじっただけで彼女きんぴらには手を付けずに食事を終えてしまった。

 食後には、空になった食器を私のも含めて流しに持ってゆくのがあろえ役割だ。家のことを毎日素直に手伝うのは、同じくらいの普通の子と比べても良くできた習慣だ。難点を言えば、ときに私がまだ食べ終わって無くとも持って行ってしまうくらいだろうか。

 テーブルの上に食器がなくなると、あろえ椅子に座ってテーブルに両手の平を貼り付ける。私が食後のコーヒーを出すのを待っているのだ。どうしてだか知らないけれど、この子お菓子ジュースよりも、コーヒーブラックで飲むのが好きなのだ

 私がマグカップを並べるのが遅いと、眉間にしわをよせてブックから言葉を拾い出し、コーヒーが出てくるまでその言葉を繰り返す。

コーヒーください」

コーヒーください」

 与えると、二杯目がないことはわかっているから、時間をかけて一杯を飲み干す。

コーヒー好きなのに、ニキビとか全然出来ないね

 あろえのなめらかな肌を見ながら言ってみたが、当然のごとく反応はない。マグカップを両手で包み込むようにして、まるで試験会場の受験生のような真剣な表情でコーヒーを飲んでいる。

 寝付きが悪くなることもあるし、出来れば夜にコーヒーを与えるのは避けたいのだけれど、彼女の集中した様子を見ると、生活にそれくらいの喜びがあってもいいのかなと思ってしまう。

 こうして黙って大人しくしていると、あろえは、うらやましくなるくらい整った顔つきをしていることに気が付く。そして実際、人にもよくうらやましがられる。ただ保護者立場としては、この子にとってそれは余計な危険をまねく大きな要素になってしまっているから、手放しでは喜べない。

 これでもし健常だったら、さぞモテたろう。普通学級に通って、同級生男の子と付き合ったり別れたりしていたのかしら。そしたら私たちはどんな姉妹になれただろうか。一緒にデパートに行って流行の服をああでもないこうでもないと話しながら選んでいたかもしれない。悩み事を相談しあったり出来たかもしれない。

 他人より少し風通しの悪い世界のなかで、この子は何を考えているのだろう。いくらか話すようになったとはいえ、その内容は何が欲しいとか何がイヤだとか、そういったシンプルで具体的な事柄に限られていて、心の立ち入った部分について語られたことはない。何を考えているとか、抽象的な事柄は一度も言葉したことがない。誰も彼女の本当の気持ちはわからないし、彼女の方からからせようともしてくれない。あろえ孤独を感じないのだろうか。

 食事が終わると、入浴。あろえが湯気のたつ体をパジャマに包むのを見届けたら、次は私の番だ。お湯に肩までつかり、入浴剤の爽やかな香りを鼻腔の奥まで含み、それをため息と共にはき出すと、あろえの声が聞こえる。また、歌っているらしい。きっとテレビを見ているのだろう。

 お風呂に入っている時間が、一番癒される。この町には温泉があるのだけれど、他人が入る外風呂より、一人でリラックス出来る家のお風呂のほうが安心する。私は風邪をひきそうなくらいぬるくうめるので、外のお風呂では熱いのに我慢しなければならないのだ。

 体温に近いお湯のなかを体の力を抜いてたゆたっていると、皮膚から溶けてゆきそうだ。本当に溶けてしまったらどれだけ気持ちよいものだろうかと想像する。私であり続けることには、めんどくささが多すぎる。

 会社で、笑顔がないと言われてしまったのは少なからずショックだった。外に出ているときはそれなりに愛想良くしているつもりだったけれど、私はそんなあからさまに余裕をなくしていたのか。

 もしそうだとしたら、きっとそれは先日の母から電話が原因だと思う。

「まだ、お前はあろえの面倒を見ているの?」

 母と会話になればいつもなされる質問だ。

 父と離婚したあと、この家にはもう住みたくないと母は隣町にある実家に帰ってしまった。そして、あろえをもう育てたくないと、家を売ってそのお金でどこか施設に預けようとさえしていた。そこで、丁度大学を出て仕事をはじめていた私がここに残って引き受けることで納得させたのだ。

「当たり前じゃない。お母さんとは違うわ」

 私の返事は、つい、喧嘩を売るような口調になってしまう。

「あの子病気なのよ。あんな獣じみた子が、人間と一緒に暮らせるわけないわ」

 母は私の敵意を無視して殊更に心配感情を込めて言葉を続ける。その親らしく装った態度が一層私を苛立たせる。

病気じゃないわ、障碍よ。それに、もう暴れて血が出るほど噛みついたりすることはなくなったのよ。お母さんがいたころより、随分と良くなったんだから

「じゃあ、治るの?」

「だからあろえのは、治らないとか、るとかいものじゃないんだって……」

「やっぱり一生治らないんでしょう? お医者さんも言ってたものね。頑張るだけ無駄よ」

 そんなことない、と思うが、咄嗟に断言できないのが忌々しい。私が黙ってしまうと、母は我が意を得たりと喋り出した。

「お前は充分やったわよ。もう自分のことをやりなさい。お前はまだ若いのよ? このまま回復の目処がたたないあろえの世話をしながら、お婆ちゃんなっちゃってもいいの? 良くないでしょう? あんなのに関わって、人生台無しにすることないわよ。お前もまだ一人前になりきってないのに、良くやったわ。恥ずかしがることなんかないわよ。悪いのは私だからあなた責任を感じなくてもいいのよ。あの子はお前に感謝なんかしない。お前が死んでも泣いてはくれない。どうせ何もわからないのよ」

「そんなのは関係ない」

 私の声から張りが落ちてしまっているのが、忌々しい。 「ねえ、お母さんが悪かったわ。それはわかってるの。だから、お願いだから、お前は自分人生を……」

 母が言いかけた途中で、私は電話を切った。黙り込んだ携帯電話を見ていたら、不意に涙がこぼれて、喉からは嗚咽がもれて、止まらなかった。泣きながら、自分は何で泣いてるのだろうと思った。衝動的で自分本位な母を私は嫌いだ。その言葉に泣かされるなんて、あっていいことじゃない。

 私には、どこにも行き場なんかないし、行ってはならない。ここが私の場所なのだ。そして、それは自分で選んだことなのだ。同じ環境に生まれたのに、妹より恵まれて育ってしまった私には、妹の出来ないことをかわりにしてあげる義務がある。彼女のために私の何か割いて与えるは当たり前なんだ。そうに決まっている。私のしていることはきっと間違っていない。間違っていないはずなのに。

 自分に言い聞かせていると、くらくらと目眩がしたので、バスルームを出た。体を拭き、服を身につけ、それでもまだ不安が心を支配していて、なんだか心細く、怖い。

あろえ

 テレビを見つめるあろえの横顔に、呼びかけた。聞こえているはずなのに、反応を見せてくれない。

あろえ

 二度、三度、感情を込めて呼びかけても、やはり彼女は振り返らない。

あろえ、こっちを向いて」

 私の妹は振り返らず、上半身をゆるやかに揺らしている。

 泣きそうになった。

https://www.saibunkan.co.jp/lechocolat/soft/ka_swan/images/preswan.htm

2018-06-11

anond:20180611151650

そんな数十年先の僅かな可能性にかけるより

商品悪戯され壊されるリスク回避する方が優先なのは当たり前だろ

オーナーならともかくただの店員なら数十年後にそこに勤めてる可能性はほぼないだろうし

2018-06-05

anond:20180605104830

身長の高いおっさんというか、

おっさんという時点で威圧感はんぱないと思うんだが。

それで合意することだって多々あるだろ。

いきなり性行為ってんじゃなくて

そりゃデートとか色々すんだよなぁ?

あとお前、「あとから気づいたけど近所のお兄さんに性的悪戯されてた」っていう文章読んだこと無いのか?

性的いたずら 幼少期」で検索しろ

から気づくっていう事例が多すぎるんだよ。本人は「合意した」と思ってるかもしれい

何もかも分からないままにあれよあれよと進んじゃうことだってあるだろ。

「分からないけど、うんって言った」って幼少期にはあったろ?それだ。

2018-06-04

anond:20180604111654

艦娘」の応募が最多になるかは分からないけど、そういう悪戯投稿はあるだろうね。

仮に「「艦娘」はすでに株式会社DMM.comラボ商標登録しているので投稿はご遠慮ください」って言っても、投稿する人は投稿するだろうね。

ライブドアフェニックスの時だって仙台ジェンキンスとか馬鹿げたくっそつまらない投稿があったらしいし。

こういう本人は面白いと思い込んでいる連中は厄介だよ。

2018-05-30

悪戯はする、お菓子ももらう

「両方」やらなくっちゃあならないってのが「幹部」のつらいところだな。

ピーターラビットとアナフィラキシーショック

ふつうに抗議受けたよ公開直後、海外ニュースにもなったし監督だか誰だかが確かコメントもしてたはずだよ

ただ、「マクレガーさんはウサギを死なせてもいいと思っている」対「ピーターマクレガーさんを死なせてもいいと思っている」の映画だということが分かってからはある程度擁護も沸いた模様


「僕ラズベリーは駄目なんだ」

→ 「あっあいラズベリー駄目なんだ食わせてやろうぜ!…えっアレルギー?いやあいつはそういう大変なのじゃないだろ口に向けてラズベリー発射ー」

→ 一粒で倒れ、昏倒寸前に自分エピペン注射意識なくす

→ 「あっ動かなくなった、クルマで運ばれて帰ってこないんだ安らかに眠れ」(左前足で木の実ぶちゅー)

ウサギたちがいなくなった数時間後に意識が戻る


という「苦手な食べ物程度だという甘い認識悪戯した結果エピペンがなければたぶん死んでた」というとこまで描いてるので、それなりに周知教育効果もあるとみなされたりもした

(なお、この映画登場人物大英帝国ジョーク判定中であれば後頭部から地面に倒れようがダイナマイトが至近距離で爆発しようが石壁の角に背中から激突しようが怪我しません

あれ見て子供相手いじめに使えると考える子供が出たとしたらそれはむしろの子の受けた教育責任かと

2018-05-25

anond:20180525083646

そもそも他者から何もアプローチされないって

どんだけ行動おこさない奴だったんだ?

ガキの頃は誰だって悪戯したり、色々するだろ?

そういうのを全て押さえ込んで何もせず、

怒られることも何もしてこなかったか他者評価されないんじゃないか

2018-04-03

兄の話

私が中学生の頃くらいまで兄に寝てる間によく性的悪戯をされてた。

幼い頃は何をされてるのかわからなかったけど、成長するにつれそれを理解してしまった。

父子家庭母親が居ないので父親相談するのはなんだか恥ずかしいし気が引けた。

未だに誰にも相談できないで抱え込んできた。

怖くてベッドで寝れず他の家族にバレないよう押し入れや物置小屋に逃げて寝てた。

もちろん兄が嫌いになって仲が悪くなった。というか話さなくなった。

兄と呼ぶのも嫌であの人と呼んでは父に怒られた。

塞ぎ込んでどんどん人と距離が出来た。

胸は揉むと大きくなると友人に茶化されて以来自分の胸が兄のせいで大きいような気がして吐き気がした。

異性に性的な目で見られるのが不快でたまらない。

高校あたりから自分お金で部屋のドアに鍵をつけたりして防いだ。

少しずつ家の外では明るく振る舞えるようになれた。

家の中で怯えながら過ごす生活もこの就職が決まって一人暮らしを始めたらもう終わると思ってた。

ただ理由を知らない父に反対されていて、一人暮らしが出来るかがわからない。

連帯保証人不要な家は見つかるだろうか。

こっそり出てくにしても荷物の運搬はどうすればいいんだろう。

今までずっと耐えてきた理由を今更口にするのが嫌だ。

あんな事をされてただなんて親にバレたくない。

働くのや部屋を借りるのはやっぱり親の同意とかそういった物がないとダメなんだろうか。

はやく家を出て行きたい。

友達が家が落ち着くとか家族と仲がいいとか言ってるのが怖い。ずるい。ねたましい。

嫌な夢を見たせいで吐きそう。

また寝るのが怖くて眠れない日がやってきた。

2018-03-17

anond:20180316125608

ザビアツタ の 韓国つくばエクスプレス ぜんぶ 慕ーと

女神天子VOCALOIDオルゴールアレンジメドレー ぜんぶ かんだ

高縄山 の VOCALEAMO ぜんぶ はじき出しと

オウガバトル64工藤愛子 ぜんぶ はろうた

ヴィレッタ の 日産・ティアナ ぜんぶ 隈取っと

FE音楽妖怪寺へようこそ ぜんぶ 言い漏らしと

Oliver の 神崎左門 ぜんぶ 喜び勇んど

昼ブロ の 全日教連 ぜんぶ 万両した

植物顔 の イクテンが俺のオアシス ぜんぶ ちごうた

看護学部ファン兼任監督 ぜんぶ 喫ぉと

HEROワリオランドシェイク ぜんぶ 係わりおぉと

ナルティメットストームジェネレーション の アイツはもう消した! ぜんぶ すれおうた

浅井樹ギデオン・ジュラ ぜんぶ 凝っと

○○テクニック の 神永大輔 ぜんぶ いたわり合っと

プリンセスナインジャンパイア ぜんぶ 張りなおしと

えんじ色 の 岩永哲哉 ぜんぶ うち払うた

ユメスケ の クリスたん ぜんぶ 欺いと

安心と信頼のスターターパック の ゴモラ ぜんぶ たくった

From the Depths の ギガンティーガー ぜんぶ 書き違った

森崎くるみ の ボーフィーp ぜんぶ 押しまちごぅと

ゆうのすP の シルシルの“タグロック精神コンテスト ぜんぶ すれ合っと

ピックル の るみゃ ぜんぶ つれおうた

だってそーする おれもそーする の EverQuest ぜんぶ てもうた

10誕生!仮面ライダー全員集合!! の 東方ミク ぜんぶ あしろうた

本格ミステリ大賞 の ぽぷりぽっと3 ぜんぶ 渡り合おた

最高のsatisfaction貴方に の 悪戯白兎 ぜんぶ 寝損なっと

ルトスワフスキファフナーモビルスーツモデル ぜんぶ かち合ぅと

ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪吉川友 ぜんぶ かみ合ぅた

新人潰しに定評のあるミクさん の IMAGICAイメージワークス ぜんぶ 分かり合ーと

ユニオリズムカルテット の 太尉 ぜんぶ 立ちおうと

アリスは大変な歌詞うろ覚えでした の Shazam ぜんぶ 絡まっと

dijon racing の みんなご乱心 ぜんぶ 怪しがった

形状記憶スカート残響record ぜんぶ 触れ合おと

ビット・モン・ジャ の バナナ動画 ぜんぶ 汗ばんだ

伊織コミュ時雨沢恵一 ぜんぶ 吹き払ぅた

太鼓鐘貞宗(刀剣乱舞) の くりあ ぜんぶ 賜ーと

究極超人あ~るジェネリック医薬品 ぜんぶ 思いやっと

>arl の 鷺沼駅 ぜんぶ かばった

舞い歌う五花 の あるよ ぜんぶ なれ合ぉと

One Minutes Kitchen Battle! の 栗花落 ぜんぶ 馴れおうと

恋のマイアヒささやかエール ぜんぶ 計ろぅた

ガンヴォルト の 韓国系アメリカ人 ぜんぶ なじった

菊名駅下田恒幸 ぜんぶ 御しと

慢 の ポケットモンスターハートゴールド ぜんぶ あざなっと

エクシリア2 の 千早駅 ぜんぶ 宿った

輝美 の アーマードこぁ ぜんぶ だまし込んど

ドン・ベー の remotekontrol ぜんぶ 明け放っと

SOUL SACRIFICE DELTA の ウルトラコープ ぜんぶ そうゆぉと

タイトルが変わる動画北条加蓮 ぜんぶ つっかえしと

もこやか の アルテマウェポン ぜんぶ 謹んだ

もう助からないゾ♡ の しゃんぐりらすまーと ぜんぶ 苅っと

MMD杯18予-π の 秋月律子誕生生放送2010 ぜんぶ 取り揃おと

colors!ブラストモン ぜんぶ 思いまどぅた

鈴木亜久里淫獣棟方 ぜんぶ 請ぉと

朝倉さや の スクータル ぜんぶ 書きまちごーた

NAS の モンHunters ぜんぶ 爪立っと

葛原金之助 の 区急 ぜんぶ 割り込んだ

うーうークッション の SOIL&"PIMP"SESSIONS ぜんぶ ちらかしと

キルミンずぅカビキラー ぜんぶ 伏した

パリコレクション提供職人 ぜんぶ 食っと

月刊ファンタジー の ラジャ(カレー) ぜんぶ 相集ぉと

熊沢チヨ の アデル ぜんぶ 吹き終わった

オニオオハシ の HYENA ぜんぶ よそおと

Dream_Fighter(Perfume) の NINTENDO64 マウス ぜんぶ 沁んだ

終末な(略) の 黒羽柚咲 ぜんぶ 作った

MMD杯18予-青春 の 画質不安定 ぜんぶ 入れ直した

有心論水島総 ぜんぶ 行き会っと

明神川アリス の 七森星羅 ぜんぶ 飲んどいた

拳藤一佳 の 人を怒らせる方法 ぜんぶ 患ぉと

ヨメ春香ハロ松くん ぜんぶ 合うと

へそチラ の バドミントン ぜんぶ 奉公しと

challenged の Funta ぜんぶ 賑わしと

東方日常販促は基本 ぜんぶ 縫い直しと

猿の妖精 の EXEC_CUTYPUMP/ ぜんぶ すくい取った

Tda式Appendミク の 弱音ハク ぜんぶ 逐ぅと

mudy on the 昨晩ココロガシズマルハーブティーヨー>(°Д°;〻 ぜんぶ へいだ

病院がヘェーラロロォールノォーノナーァオオォー の 武家伝奏 ぜんぶ 休ろぅた

香燐 の パラヴレルワールド ぜんぶ 立てかかっと

名鉄名古屋 の ぴっかりP ぜんぶ 溜まっと

ホークアイ の 愛深きゆえに愛を捨てた男シバター ぜんぶ ぬかずいた

フロンティア唐揚げビンタ観音 ぜんぶ つごおと

AZTinダヨーP の ネクストキング 恋の千年王国 ぜんぶ たてついと

シモン・アマン の 今久留主 ぜんぶ 叩き合うと

大宇・カロス の 大阪都構想 ぜんぶ 洗ーた

PKG杯 の ニコニコ超会議2017出来事MAP_総合学園ヒューマンアカデミー ぜんぶ 隣りおぅと

アンクー湾 の 女王陛下万歳 ぜんぶ ぶつかり合ぅと

We've Gotta Do Itクーポンコレクター問題 ぜんぶ 暴れくるうた

ミライ(けものフレンズ) の 俺より強いパノンに逢いに行く ぜんぶ 叫んど

神咲ケイゴユーザーチャンネル ぜんぶ とりかかっと

D.D.クロウ の クーラン ぜんぶ 生えそろーと

AQUA の 腕毛 ぜんぶ 行きおおと

Symbols の メモリーズブユー ぜんぶ 貪り食ぅた

本妻の余裕 の みんな大好きひとばしら ぜんぶ かけおぅた

トライアルプロダクションパチェシフトキーイング ぜんぶ やっちもぅと

ターキー の ダグリ音 ぜんぶ 競い合うた

マイムマイム新栄電機産業 ぜんぶ 拾ぅた

ピン芸人 の ゆかち ぜんぶ 祓ーと

春香の無免許轢き逃げ逃避行リン文字 ぜんぶ 隠し通した

病院の薬が効きすぎた結果 の 女子プロ野球 ぜんぶ 吹きはろーた

MAX 300 (Super-Max-Me Mix) の ハニーリリー ぜんぶ 惜しがった

 

 

ソース 
ニコニコ大百科IME辞書

http://tkido.com/blog/1019.html

6万語以上。スクリプトで生成。品詞は全て固有一般

関西クン

http://www.vector.co.jp/soft/data/writing/se094573.html

4万を超える関西弁の言葉

参考

http://www.mwsoft.jp/programming/munou/ime_dictionary_link.html

2018-03-16

これを機会に「悪戯をした奴が少年院に行く漫画」を連載すべき

国の重要文化財落書きをするクソガキ

イジメヤンチャと言い張り続け最後には社会人になってからも同僚を自殺に追い込む正真正銘クズ

万引きという言葉窃盗を片付けるモラルハザード

日本中の子どもたちの中で法令遵守意識は下がる所まで下がってきている

今回のチンチン事件はこれを正すいい機会だ

悪戯と言い張って犯罪行為をしたら法的に罰せられるという事を一度子供に教えるべきなのだ

少年誌はただ面白ければいい読み物ではなく、遊びを通して子供を育てる役目を負っているはずだ

ましてや発刊部数において上位に立つ雑誌であるならその地位と比例したノブリス・オブリージュを背負わなければならない

いまその役目を全うせずしていつやるのだ

さあ、早速連載開始だ

これは単なる思いつきなのだ

ここは一つモンゴル人への謝罪を込めて犯罪者モデル現代日本人物を使ったらどうたろうが

たとえば第一話で捕まる記念すべき最初キャラクター名前をアベシ・サンゾウとかにするのはいかがだろうか

ここまでやれば流石にモンゴル人も納得して今回のことを許してくれるはずである

英霊偶像崇拝禁止ってやっぱ大事だわ

だってそうしないと未来世界で顔にチンチン書かれてても子供悪戯で済まされるもの

2018-03-14

anond:20180314012646

多少つっこまれ始めてるけど「女は『みんな』痴漢経験がある」というのは

「少なくとも私はある」を語るだけでは強い証拠にならないよね。

ネットで語る人は遭遇経験ある人だけで、ない人は語らないのだから実際の割合なんて分かるはずもない。

はいえ、私も友人と話していておおむね「みんな」経験ありそうだし

痴漢関連の話題で、一部女性が大げさに騒いでるだけと言われるのはイライラするわ。

いちどでいいから、大規模に調査してほしいと思う。

被害多寡なんてみんな主観で語ってていつも収集つかない。

とりあえず支援がてら私と周辺の経験談置いてく。

中学時代

・薄幸そうな顔の友人が、駅前でよくおっさん声かけられては「いくらだ」とか「奴隷にならないか」とか言われてたそうだ。

高校時代

自転車通学中に後ろから自転車で追い抜かれざまにお尻をなでられた。何が起きたかからないままとっさに払いのけるとすごい勢いで自転車漕いで逃げて行った。

女子高だったせいで周辺に露出狂が出没していて、遭遇したことのある友人は多かった。

・同じく、女子高だったせいで文化祭不審人物が入ってきていた。出し物の控室(着替え部屋)がある建物に入ろうとしたので阻止したとか。あとクラス出し物で昭和風の街並みを再現したんだけど、銭湯イラスト描いておいたらそれの股間あたりのとこを指でグリグリされたり、キャバ風のコーナーで「触っていいですか(デュフフ)」って言われたので遮ったりとか。(これは当時の配慮が足りなかったなと思ってる。高校生の考えなんで幼稚だった。あと一応、お色気じゃなくて駄菓子屋とか射的とかがメインのつもりだった。)ちなすべて別人物

大学時代

・やはり薄幸そうな顔つきの後輩が、よく駅前ですれ違いざま声をかけられていたらしい。いくらで売るかとか、あるいはもっと直接的に卑猥言葉。もともとメンタル弱い子だったのでなおさら打ちのめされてた。

社会人

・混雑した電車内でおっさんが股間部分を押し付けてきた、よくあるタイプ痴漢。社内を移動して逃げても追ってきた。イライラして次こそ声を上げようと思ってるうちに途中駅で降りて行ってしまった。電車内で必要以上に体を押し付けられる案件はほかにも数件。

帰宅中の電車で、吊り革のとこで酔っぱらった風の男性がとにかく女性だけめがけてもたれかかっていた。でも絶対男性には寄りかからない。中性的な格好してる大学生風の男性に寄りかかってた時は、顔見えた瞬間にフ…と移動していってたので意識もあるし狙ってたと思われる。

・到着した電車に乗り込もうとしたら、降りてきた男性にいきなり目隠しをされた(正確に言うと、手のひらを目の前に翳されて視界を遮られた)。一瞬すぎる&接触がないため理解できずに固まってしまい、後から「あぁ、悪戯されたんだ」と理解したらむしょうに悔しくてこれが一番泣けた。

・これは最近。朝の通勤電車で、眠たそうにドアに寄りかかっているおじいさんがどんどん目の前の女性の首元に寄っていく。女性と逆方向にスペースが空いていた(というか空けてやった)が女性の方にしか傾かない。女性がガードしても髪や腕に触れている。見かねておじいさんの肩掴んで「ちょっとすみません」て声かけたら、きょとんとした顔されたけどその後は女性距離取って寝てた(できるんかい)。

私の母たぶん40代くらいのとき

・下の弟と散歩しているときに、ぶつぶつ呟きながら追い回された。近寄った時に「おっぱいおっぱい…」と呟いてるのが聞こえたそうだ。

自分高校時代自転車通学だったので、この時に都内電車通学とかしてたらもっと遭ってたのかなーとか思う。

やっぱり社会人になって数年して、服装メイクが多少垢ぬけてきてから(そして多少歳くってきてから)あまり遭わなくなってきたので

弱そうに見える人ばかり狙ってるのは間違いないんだろう。声かけられがちな友人たちは、顔が薄くて眉が垂れてて要は見た目が気弱そうだった。

あとやっぱ、ふだん生活してて誰かに怒鳴ったり、知らない人に注意したりした経験ゼロに近いので、

いざというとき毅然対応しよう!と思ってもなかなか実際に声が出せない。

あと少し続いたら注意しよう、もうちょっとしたら…と思っているうちに逃げられてばかり。

この辺のボーダーラインはほんとに人それぞれだと思うけど、

私の場合は少なくとも睨み返すまでは出来たので被害が深刻にならなかったのかなぁとか。

なので上記案件で実際に突き出したり、捕まったりなんてのは1件もないです。

2018-03-12

「EVO 2018」へ無差別銃撃予告、大会側はFBITwitchとの連携を表明ー海外報道

アメリカラスベガスで現地時間2018年8月3日から行われる格闘ゲーム世界大会「EVO 2018」。

同大会について、ネット上で大会中の無差別な銃乱射が予告されていたことが海外メディアから伝えられています

これに対し、大会関係者から対処意思を示すツイート投稿されています

「EVO 2018」が開催されるマンダレイホテルは、2017年10月銃乱射事件が発生した場所

毎年10万人前後の来場者数が記録される上に、アメリカビデオゲーム規制派が銃乱射を受けて様々な議論を行っていることもあり、

例え今回の予告が悪戯だったとしても今回のような対応をせざるを得ないことも予想されます

2018-02-24

anond:20180224000320

増田みたいな人が増えたからか、

犯人が近所に住んでたってだけでワイドショーインタビュー受けることになった人が

あんなことするようには見えませんでしたけど・・・」と答える様に、

毒にも薬にもならないぼんやりした意見しか言わない人が増えてしまったと思う。

裸の王様じゃないけど、悪戯背中貼り紙貼られているのに誰も指摘しない様なむず痒さを感じるんだよね。

「指摘したら相手が傷つくから黙っとこう。」っつうのは優しさじゃない。

だいいち本人も薄々わかってるけど確証が持てなかったり同意してくれる人がいなかったりで表に出してこないケースも多い。

言葉にしなきゃ相手に伝わらない。

元増田グミにしたって「不味い」と投稿するのは氷山の一角だ。

世の中の大多数の人間が不味い菓子に遭遇してとる行動は「次にその商品を見ても買わない(無視する)」ってことだ。

そうやって商品改善されることもなく誰にも相手にされなくなって採算が取れなくなり生産停止。こんなことが幾多と起こってきたんだ。

今はエゴサーチ出来るからそういう物も参考にして商品開発は行われている。

他の事例は違うかもしれないけど、グミ悪口を書くことに至っては有意義なことだと言えるはずだろ。

悪いと思うことを事なかれ主義で受け流すことをあたかも善人の振る舞いかの様にいわないでほしい。

それはただ卑怯なだけだ。なくて七癖というから卑怯なことも人間味として必要なのかもしれないけど決してそれは優しさではない。

anond:20180224113533

スカートめくりとか、通学路でまちぶせとか、持ってるもの隠してくるは好意かもしれないけれど

ものを奪って追いかけさせるとか(接触系の悪戯。とにかく絡んでくる)

背中に雪、はあん好意に思えないんだけど

……増田さんの泣いている顔が見たいとか?異常な趣味男子に思えます

とにかくいじめっ子は、性格いいと思えない(我がまま)ので、いじめっ子を好きになるというシチュ

よほどどこかで「許し」があればって気はします。

2018-02-22

からかい上手の高木さん」という作品を見た。

面白いアニメだったし、漫画の方も楽しめたけれども、どうしても気になることがあった。

この作品は、西方という主人公中学生男子が、ちょっと「気になる」高木という同級生女子好意を持ってからかわれるという内容なのだけど、もしも「気になってない」女子からだったら、どうなったのだろう、という事だ。

これは自分体験が基にある。

自分小学生の4年か5年頃の時に、隣の席の女子から悪戯されたことがあったのだ。

当時の自分は本当に性的な目覚が遅い子どもで(精通もまだだった)、恋愛だとか言うのは精々テレビの中の話だと思っていた。

誰が好き、どの子がいい、という話すらしなかったし、興味どころか、思い付きもしなかった。

そんな折、ずっと仲のいいと思っていた女子から悪戯されたのだ。

最初消しゴム飛ばしだったと思う。顔にぶつけたり、そんな程度のことだった。

だんだんエスカレートして、ことある毎につねられたり、後ろから押されたり、定規で半ズボンの太ももを叩かれたりした。

自分はずっと仲のいいと思っていた子からいきなりそんな事をされたので、なんでそんな事になったのか分からず、混乱していた。

基本的にはおとなしい子どもだったので、やり返したりするという発想はなかったんだと思う。ただただ、ずっと耐えていた。

ある時、耐えきれなくなって、授業中に泣き出してしまった。

ももには下敷きで付けられた白い後が幾筋も残っていた。

その後のことはよく覚えていない。

先生が何かしたのか、とか、そういうことすら覚えていない。とても悲しくて、泣き出したことだけは覚えている。

でも多分、対応はされたのだろう。

隣のその子は別の席に移らされた。

自分も別の席になって、離された。

ちょくちょくいっていた家にもまったく行かなくなった。

遊びに誘う電話も来なくなった。

の子と仲が良かったという記憶もだいぶ曖昧になっていた。

そうして時間が経って、小学卒業の時、当時流行だった個人メッセージ集に、女子たちから「○○ちゃん幸せに!」と書かれていた。

なんのことか分からず捲っているとその子からメッセージが目に入った。

「ごめんね」という言葉が書かれていた。

子どもの話だから、懐かしい話でもあるし、どうしようもない話でもある。

自分自身は既に思い出になっており、特に何か不快な思いがあるわけでもない。

小学校先生をしている友人にちょっと聞いてみたら、この手の話は意外と多いそうだ。

男子女子よりも性的成長が遅いので、そういった実際の感情に差があり、またアプローチの仕方は子どもっぽい割には身体も大きくなり始めなので、ダメージが大きくなることがあるのだと。

でも、これが中学だったり、高校だったりしたら、どうだったんだろう、とは思ったりする。

男女が逆だったりしたら、男子女子よりも身体が小さかったら、性的成長が違っていたら?

ちょうど先週デートレイプの話を集会で聞かされた事もあり、なんか気になった。

その時の講師の方は女性被害の話だけだったから。

男女間のよくある話だけれども、このアニメのように、ある種こういうのはこうなる形だから、というのはあると思う。

案外それで悲しい思いをした過去をしている人は多いんではないかなぁ。

でも、それをなんとなく処理して、今このような作品も楽しめているのだろうなぁ。

2018-01-06

anond:20180106181722

妻子のいない男性には悪戯をしても問題ないってこと?

2017-12-27

ポモで埋まった異世界生活

https://twitter.com/shinkai35/status/945771033696509952 へのリプライです。書くところが無いので、ここに書きます。この話は全てフィクションで、実在人物組織には一切関係ありません。

1.ブラウン管に広がる世界

その日、文筆家しんかいはPCから出るピピピ・・・と言う異音で目を覚ました。翌日が休日である事に安心しきって、ついついツイッターリツイートされてきたポストモダニスト著作いかおかしい話であるかを語っていたはずなのだが、顔にキーボードの模様をつける結果となっている。実感は沸かないが寄る年瀬には勝てない。相対主義が何を主張しようが、ヒトにはその限界がある。そんな事を思いながら、テレビスイッチを入れようとしたとき、しんかい異変に気づいた。

部屋に置いてあるそれは、平面的で画面が大きな液晶テレビではなく、画面は小さいが奥行きのある立方体、昔懐かしいブラウン管のもので、ダイアル式のスイッチチャンネル選択するそれだ。電源のオン/オフ金属トグルスイッチがついており、もしかしたら産まれから実際に目にしたテレビの中でもっとも古いものかも知れない。背面から出て壁につながっているテレビ線のコード同軸ケーブルではなく、平たいプラスチックの両端に二本の細い線があるものだ。もう平成も終わろうとしているのに昭和過ぎる。が、昭和であってもテレビの裏の埃は変わらない。くしゃみが出てきた。

パチンと電源を入れる。ヴォンと音を立てた後、数秒の間を置いて粗い絵が映し出された。4Kや8Kのテレビ宣伝をみるたびに、もう走査線の本数を向上させてもと思うが、いやおう無しにでもその重要性を認識せざるを得ない絵だ。北朝鮮テレビよりひどい。2017年12月27日、朝7時のニュースが始まった。アナウンサーの「おはようございます」は、普段通りの番組だが、他は普段通りとは言い難いものであった。見慣れたコンピュータグラフィックス今日見出しが、アナウンサーの横の黒板に置き換えられている。ボードですらない。何より、国家放送第一と言っている。

しんかいチャンネルを回してみた。チャンネルはかくんと90度づつ回転し、四つしかチャンネルが無いことがわかる。ぐるっと一回転させる。四つあるチャンネルのうち、一つは白黒の画素が激しく入れ替わるノイズが流れていたが、三つは使われていた。国家放送第二、国家放送第三、ノイズ最初国家放送第一。どうやら、国家放送しかないようだ。第二はこの時間帯なのに正しい文学について解説し、第三は老人が正しい体操実践している。しんかいは、この時点でテレビ登場人物全員が、カーキ色の上着を着ており、一列に並んだ大きめのボタンをきっちり留めていることに気づいた。

チャンネル国家放送第一に戻す。国民服のようなものを着たアナウンサーが読み上げるのは交通事故気象情報と言うところは、公共放送ニュース番組と同じだ。しかし、一つ一つについて解説を丁寧に与えていく。しばらく唖然としながら番組を見つめ、思わず「何だ?」とツイートした。ニュース解説があるだけであったら、驚かなかったかも知れない。しかし、先々月の災害被災者感情を、微分可能多様体と言う単語を持ち出して説明しようとしている。そう、ポストモダンだ。ポストモダンについては日本有数の知識を有すると自認しているが、寒気についてのポストモダン解釈は初めて聞く。

はっきり認識はできているが、全く理解ができない状況。自らの視覚聴覚を信じることができない。思わず、「テレビポストモダンになっている」となっているとツイッターに書き込む。「え、愛知だけでは?」「柄谷行人が死んだりでもした?」「ポストモダンに“なる”はおかしいだろう」とリプライが返って来る。誰もこのポモな国家放送を観てはいないようだ。ブラウザーポータルサイトニュースを見ても、特段、テレビ放送に関するものはない。ツイッターフェイスブック検索でも、しんかいと同じものを見ている人はいないようだ。

このブラウン管テレビけが、ポモな国家放送を流しているのであろうか。アンテナ線は壁につながっているが、これはモックなのであろうか。手の込んだ悪戯しか考えられない状況ではあるのだが、手の込みすぎたところが気になった。目の疲れを感じる。気づくと一時間国家放送を観ているのだが、同じ内容が繰り返し放送されているわけではない。チャンネルは三つ。ブラウン管テレビ昭和風ではあるが、チャンネルスイッチは特製だ。粗雑な出来とは言え、かなりの労力だ。現実とも夢とも断言できない。

しんかいは電器店にいって、他のテレビを観ることに決めた。冷静に考えればテレビを摩り替えられたとしか思えないわけで、窃盗警察に届出を行なうべきだが、この国家放送が持つリアリティがそれを躊躇わせた。無理な体勢で寝てしまったので二度寝の誘惑もあるが、“ブラウン”管からの一つの連想が心をざわめかしていた。ブラウン管発明者はフェルディナントだが、ポストモダン思想批判者にも有名なブラウンジェームズロバートブラウンがいる。

著作「なぜ科学を語ってすれ違うのか」でブラウンは、国家などの社会的構築物が必然ではなく、人々の考えの偶発的な結果によるものと考えると、社会が人々の考えを統制しだしてファシスト国家に陥る危険性を指摘していた。また、ポストモダン科学方法への懐疑は、科学の進展を阻害し、技術進歩を阻害する事になる。つまりブラウン管に映し出される世界徹頭徹尾ポストモダン支配された世界と言える。

ポモの危険性を指摘してきたしんかいにとっては悪夢しか言いようが無いのだが、しんかいは心踊っている自分自覚していた。日常からにじみ出る不穏な世界兆候アニメでは親しんだ別世界がそこにある。「けものフレンズ」は好物だ。このときしんかいは、柄谷行人の『日本近代文学の起源』の結核の話をすっかり忘却していた。ポストモダン思想支配された世界であれば、繁華街の電器店がいか危険場所であるかは、最もしんかい理解しているはずであるのにである

2.服装以外は昭和40年

テレビに見入っていたので気づかなかったが、家を出る前に、アパートの部屋が狭くなっている事に気づいた。振り返れば玄関が見える狭さなので迷子にはならないが、間取りも見覚えが無い。六畳一間と台所、バストイレ付きではあるが、便器和式である。昨夜、帰宅する家を間違えたのであろうか。しんかい映画パトレイバー the Movie」の帆場のアパートしか、似たような物件を見たことが無い。

机の上のPCの下には、書きかけの原稿用紙が散らばっていた。題は「科学のためのポストモダン思想からの脱却」とある。見覚えのある字ではあるが、自分のものを含めて久しく手書き文字を読んでいないので、誰のものかは思い出せない。大判封筒も置いてある。宛名は、自分であった。送り主は「鈴木幸子」とある。中はゲラ刷りで、赤が入っていた。出先で原稿を読もうと封筒を手に取る。

ポストが大きい金属製の重い扉をあけると、アパートの外側の廊下に出た。二階だ。表札は確かに自分名前が書かれている。鍵がないので施錠できないがやむを得ない。ところでここは一体どこなのか。スマートホンを出して地図アプリ位置検索をかける。すぐに「こんな所でスマホが使えるわけが・・・」と思うが、現在位置はあっさり示された。GPSの電波は届いている。インターネットも使えた。自分場所が異世界なのか、そうでないのか、明らかになってきた状況を元にしても判断が出来ない。

かなりの資力が必要になるが、古いアパートの部屋に自分を押し込む事は可能だ。しかし、衛星測位システム電波までは防ぐ事ができなかったのであろう。聖戦士ダンバイン以来、主人公が異世界に飛ばされる娯楽作品に親しんできたしんかいは、密かに期待した状況が否定されて落胆する。まだ十分な確信が持てないが、これは壮大な仕掛けの悪戯だ。街の中心部に向かえばはっきりするであろう。しんかいは、金属の音を響かせながら階段を降りていった。

5分後、しんかい自分が異世界にいる事を確信した。悪戯とすれば、神の仕業であろう。スマホ地図アプリ位置情報は機能していたが、道路の舗装が汚く、空気が汚れていて、高いビルが無いので空が見上げやすい。そして、旅行先でしかたことが無い路面電車が走っていた。しんかいの知る名古屋市には市電が無い。しかし、ベージュと赤と緑のカラーリング路面電車が走っている。地図アプリ位置情報は、間違いなく名古屋だ。

道を歩く人々の服装は、男性国家放送局アナウンサーが着ていた国民服女性もんぺ姿である。しんかいは人々が自分凝視するのが気になって仕方が無かった。しんかいの格好はPコートチノパンである。この世界では明らかに浮いている。この恥ずかしさをツイートして紛らわせたい衝動に駆られたが、文章だけでは何を書いても気がおかしくなったと思われるであろう。国民服もんぺ女性市電が映った写真を撮って、「ここはどこ?」とつけてアップロードをした。「戦時中名古屋市」とリプライがつく。

戦時中なのであろうか。朝のニュースではそのような事は一切言っていなかったし、テレビ戦後で、カラー化は高度成長期最中だ。昭和40年代ぐらいが相場に思える。状況を把握するために、一日中テレビを観ていた方が良かったかも知れない。古くて小さな家電店が目に付く。中に入ると、期待通りテレビが置いてあり、放送を見ることが出来た。店主は商売っ気の無い老人で、都合が良いことに客に関心がないようであった。テレビ出演者は全員、国民服もんぺであり、ドラマですらそうであった。アパートの部屋のテレビけがおかしいと言うのは否定された。

しばらくテレビに見入っていたが、空腹を感じてきた。何かを食べたいと思うが、この世界食事をとる方法が思いつかない。飲食店はあるようだが、市電で使われている硬貨は見かけないものだった。この世界で使える金を持ち合わせていない。このままでは行き倒れ、帰宅をしても孤独死になってしまう。途方に暮れたところで、家電店に若い痩せた男が入ってきた。肌が白い。「単一電池・・・」と言ったところで、ゴホゴホと口を押さえて倒れこむ。指の隙間から見える、鮮血。小説の中でしか知らないが、即座に結核と言う単語が思いつく。店主は男の様子を気にせず、「ろうがいかい。向かいの店のホメオパシーが効くよ」と電池を出してくる。これは、不味い。

しんかいは、危機を感じて慌てて電器店の外に出た。ドンと人とぶつかる。「ごらぁ、前を見て歩け!」と旭日章のついた帽子かぶってサーベルをつけたおっさん、明らかに警官に怒鳴られる。反射的に「すいません」と謝るが、警官はしんかいを上から下まで舐めるように見ると、「おまいさん、なんちゅー格好をしている。ちょっと署まで来い。三日はぶち込んでやる」と言い出した。その瞬間、中で物が落ちて割れる音がした。「お客さん、ちょっと、しっかり」と言う店主の声がする。警官はそちらが気になったのか、店の中に入った。

しんかいは、その隙を見逃さず走り出した。一瞬「逮捕されれば食事は出るかも知れない」とも思ったが、この体制国家的な異世界では逮捕されれば拷問を受ける可能性もある。どこにも行く宛てが無いと言うわけでもない。持って来た封筒の裏側には、住所が書いてあった。何者かは分からないが、「鈴木幸子」を頼る事にしよう。少なくとも、この世界のしかいを知っている人物である事は確かだ。

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