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はてなキーワード: 一言とは

2021-11-05

日本自動車産業EVについて書こうと思う

こんばんは。増田です。最近元三洋の人が書いたスマホ記事面白かったので、私も書いてみることにしました。

 

ちなみに私は電装系サプライヤー勤務。年齢は元三洋の人とおそらく同じくらいです。かつてはホンダ系列だったのですが、今はそこを離れてとある企業の傘下になってます。あのとき結構衝撃を受けましたけど、確実に働きやすくなりましたね。

 

さて、日本企業EV消極的世界の時流に乗り遅れ、未だに内燃機関固執している、みたいな話。半分本当で、半分ウソです。世界に先駆けてEV積極的に取り組もうとしたのは日本でした。(ここで言うEV純粋バッテリーで動く電気自動車のことで、本当はBEVと書いたほうが正確なんでしょうが、ここではEVとしておきます。)

 

それにはいわゆる京都議定書(1997)の存在があります。これは温暖化防止の為の初めての国際的な取り決めでしたが、この会議日本は2008~2012年に6%の温室効果ガス削減を約束しました。当時はかなり日本に不利と言われたものですが、開催国メンツもあって政府は本気でこれを達成しようとします。その対策の一つとして推進されたのが原子力発電でした。当時日本原発国家をあげて推進しようとします。東芝ウェスチングハウスを買収して(2006)、原発世界に打って出ようとしたのもこの頃です。

 

ただ、原発基本的24時間一定効率で発電させるものです。出力調整はできないことはありませんが、かなり非効率です。昼間の電力需要を満たそうとして稼働させると夜間に電力が余るので、揚水発電などで調整するのですが、その切り札として見られたのがEVでした。つまりEVは夜は基本的に充電器につなげておくものであり、大量のEVを普及させて夜間に充電させれば、原発の電力を効率よく使って、車自体から出る温室効果ガスも減らせるわけです。

 

で、三菱自動車からi-MiEV(2009)、日産自動車からリーフ(2010)がほぼ同時期に発売されます。これはリチウムイオン電池を使った初の量産EVで、三菱GSユアサと、日産NECトーキンと巨大な工場を建てて電池の量産体制を整えます特に日産は実際のところかなり本気の参入で、同時期に全国で充電設備の導入も急ピッチで進められました。

 

そして、どうだったか。まあ、売れなかったわけです。いや、世界初の量産EVとしてはこの2つは望外にできの良いものだったと思います。売れない理由はいくつか挙げられますリーフについてはデザインナマズみたいで全く先進的でなかったこと。エアコンやヒータを使うと走行距離が実質100km程度しかなかった。電池劣化が想定以上に早く進んで中古市場でも値崩れしていた、トヨタハイブリッドの出来が良すぎて先進イメージを求める層はそちらに流れた、など。一言で言えば実用的ではなかったのですが、まあそれでも初めて出てきたEVとしては大したものだったのです。でもこの評価は全くエンジニア目線でしょうねぇ。すみません

 

ただ、最も大きな要因は東日本大震災(2011)でしょう。これで原発を主軸に温室効果ガスを減らすという国家戦略は完全に頓挫しましたし、それをあてにしたEVの普及など望むべくもなかったのです。実際EVガソリン供給が途絶えた被災地でかなり役立ったのですが、その後数年間原発を失った日本は電力供給が逼迫することとなり、主戦場である日本EVは売れなくなりました。日産はその後も地道にリーフの改良を続けますが、もはや主戦場で売れなくなったEVに積極投資はできなくなり、2代目リーフ(2017)は初代から大幅な進化はなし。i-MiEVは一代限りで姿を消します。日産NECトーキン電池事業を受け継いだAESCを中国のエンビジョングループに売却します。

 

ちなみにウェスチングハウスを買収した東芝はその後地獄を見る事となり、今日凋落につながるのはご承知の通り。日立海外原発建設から撤退します。そんな事をしている間に、中国国家を上げて次世代原発開発に取り組んで、技術的には完全に抜かされてしまいました。なんだか泣けてきますね。21世紀日本は完全にツキに見放されたって感じがします。はい

 

さて、じゃあ巨人トヨタはどうだったかトヨタ保守的EVから距離をおいていると思ったあなた、そうでもないんです。実はトヨタはあのテスラ出資(2010)し、トヨタGMが共同で運営していた工場NUMMI)をテスラに売却。テスラ支援していました。実際に共同でSUVEVを出したりしています。実はテスラスタートを支えたのはトヨタであり、テスラの主力工場は元トヨタ工場でした。ところが2014年くらいか提携を解消。トヨタクルマづくりとテスラクルマづくりが決定的に合わないことが原因だったと言われています

 

実際、テスラの車は粗雑極まりないものでした。彼らの作り方は信頼性の高い車載用の電池ではなく、ノートパソコンなどに使われる安価電池を大量に積んで、それを高度なマネジメント制御するというものでしたが、クルマづくりは全くの素人。ADAS(運転支援システム)も信頼性に欠けていて、ただの支援システムなのに自動運転と銘打ったので事故が続出。生産技術もかなり問題があり、量産モデルであるモデル3が出るときは大量の予約が入っていたにもかかわらず、ちっともラインから完成車が出てこない有様。イーロン・マスク自身工場に泊まり込みで生産を指揮したと言われています。このとき生産技術者をあちこちから引き抜いてかき集めますが、その多くが彼のやり方に従えず去っていったとのこと。

 

まあそんなことで、ぶっちゃけこの頃、テスラ世界EVで席巻するなんて、私ら業界人で予想できてた人なんていなかったと思います。やっぱり車なんてそう簡単に作れねぇんだなぁザマアミロ、くらいの感じでした。まあでもその予想が全く裏切られてしまったのはご承知の通り。ただ、テスラいかにすごいと言っても生産台数ではまだトヨタVWの足元にも及びません。年間数百万台の車を生産するにはまだ乗り越えなければならないハードルは数多くありますテスラの株があれほど上がっているのは、彼らはそれが出来ると思われているのでしょう。いやホントかな。どうなんだろ。

 

まあとにかく現状はこんな感じですが、これからEVが本当に普及するかどうか。トヨタも含めて、「世界自動車の大半がEVになることなんてないよ!」と思っているメーカーは無いと断言してもいいと思います。どこもEV時代はかならず来ると思っている。問題はその時期です。トヨタもっとかると思っていて、それは段階的に移行すると思っていました。テスラは一気に最終ゴールに攻め込んできたわけです。それについて考察してみましょう。

 

EV問題点としては航続距離と充電速度。そして電池資源問題があります特にコバルトなどの資源簡単供給を増やすわけには行かず、今のような垂直立ち上げみたいなやり方で一気に電池生産を増やすことはできないと思われていました。なのでトヨタHVFCVで段階的にそれを進めるつもりだったわけです。特に水素自然エネルギーとの親和性が高く、風力発電太陽光発電のように出力が安定しない電源でも、それによって水素を造って貯蔵すれば実質的電池と同じ役割を果たすことができます。充電速度も航続距離水素を使ったほうが優位です。ちなみにいまトヨタ水素エンジンをやけに宣伝していますがあれは効率が悪くて話にならない、ただの宣伝用であり、彼らが水素でやろうとしていることはあくま燃料電池をつかったFCVです。

 

しかしイーロンはそんなまどろっこしいことしなくても、電線電気を運んでバッテリに入れた方がいい、そのための障壁となる電池欠点の改良にリソースを全振りしたほうがいいに決まっていると言うわけです。電池の開発というのは時間がかかり変化も漸進的であり、そんなことは無理だろうというのがわずか5年前までのほとんどの業界人見解でした。しかしいま世界はイーロンの言うとおりに進んでいます資源問題中国メーカーを中心にリン酸鉄系電池解決されつつあり、急速充電の問題、それを可能にする電力インフラ問題自然エネルギーの出力が不安定問題、これらの問題がすべて電池技術解決されようとしています。まったく、なんちゅうことでしょう。

 

今日本はオーストラリアの褐炭を使って水素を取り出して運ぶとかいろいろ考えてやっていますが、おそらくすべて失敗して産業墓場になる未来が見えます。まあでも、長距離トラックくらいはひょっとしたらFCVの入る余地があるかも知れません。しかしそれも充電技術進歩によって電池解決される可能性が高いです。

 

さて、主要な日本企業の将来についてちょっと予想を。

 

トヨタ

電動車についての卓越した技術蓄積を持ち、電池技術電池への投資余力も持つ稀有会社。ここが死んだらもうおしまい。パナと一緒に電池の開発と生産に勤しんでいるが、実はパナはライバルテスラ電池供給する関係でもある。ちなみに傘下の豊田通商電池に不可欠なリチウム資源ガッチリ握っている。実はEV技術開発や投資も怠ることなくやってきたが、誤算はその流れがあまりに早すぎたことだろう。今年スバルと共同でEVを投入予定。

 

ホンダ

GMと組んでEVに取り組む。2040年までに内燃機関を全廃すると宣言したが、彼らが満を持して出した量産EVHonda e」はあまりな出来で全然売れてない。電池韓国LGケムあたりから買う予定らしい。HVには早くから取り組んできたが、トヨタがTHSを地道に改良していくのに大して、ホンダHV技術コロコロ変わり、イマイチものにならないイメージ企業イメージ先進的だが、実は社風はかなり保守的であるevについての意気込みはすごいが、個人的はいま最も心配メーカー

 

日産三菱

言わずと知れたEVにおいて世界で最も先行していたメーカーしかしそのアドバンテージほとんど活かせず、極めて信頼性の高い電池も持っていたが、コスト的に折り合わず中国エンビジョンに売却。リーフは長年世界トップの売り上げを誇るEV車種だったが、今はトップテンからも外れた。まだアライアンスを組むルノーのほうが健闘している。日産アリア挽回できるか。無理だろうな。

 

マツダ

未だに直6エンジンを開発するなど、一見時代遅れに見えるが、実は割とクレバーじゃないかと思われるメーカー。というのは、EVが普及期に入れば、eアクスルといった駆動システムメガサプライヤーから買ったほうがいいし、電池にしてもCATLやLGあたりの最も安くて性能の良いメーカーから調達したほうが有利である。ADASもコンチネンタルモービルアイから買ったほうがいい。要はみんな似たりよったりの車になる。となると、自動車メーカーに求められるのは制御技術デザイン、そしてブランドである。今マツダはそれを必死に磨いている。マツダくらいの規模のメーカーだと案外この戦略が一番いいのかも知れない。

 

スバル

卓越した四輪駆動技術を持つ。売り上げの大半が北米。多分、トヨタにひっついてその一ブランドとして生き残るつもりでしょう。

 

ダイハツスズキ

コンパクトカーを安く作る卓越した技術を持っていて、100万円以内でアルトミライースを作れる生産技術はたいしたもの。この点において強力な強みを持ち、ダイハツ東南アジアスズキインドで高いシェアを持つ。しかしこの強力な強みを速攻で無効にするのがEVであったりする。ダイハツスズキ海外市場中国EVメーカーに席巻されてシェアを失う未来が見える。国内で軽EVを地道に作るかも知れないが、それすらも中国メーカーの台頭で怪しい。将来は暗いだろう。

 

パナソニック

車載電池トップを突っ走っていたが、CATLとLGケムに抜かれて現在3位。テスラの株を売却して多額の利益を得たが、なぜかをそれをブルーヨンダー買収に使い、電池の新技術設備への投資は先をゆく二社に比べると消極的トヨタパナソニックを見限り始めていると聞く。

 

日本電産

EVモーターやeアクスルで覇権企業を狙う。しかし永守が死んだらどうなるんだろう。

 

他にもいろいろ書きたいことがあるけど、疲れたのでやめる。ところで、元三洋の人の書き込みをみて、ずっと今までiPhoneを使っていたのを、GooglePixelに買い替えました。なんでかって言うとね、それについたユーザー体験がうんちゃらという大量のブコメを見て、iPhoneを使い続けることが、結局新しいもの積極的スイッチできない日本人の保守から来てるんじゃないかと思ったから。それで思い切ってAndroidにしようと思った。中華スマホちょっと怖いのでPixelです。そんだけ。以上。

ワクチン信者バカはこれについて一言

Covid-19: Researcher blows the whistle on data integrity issues in Pfizer’s vaccine trial https://www.bmj.com/content/375/bmj.n2635

 

anond:20211105031842

2chコピペ保管庫的なサイト10年前くらいに読んだ話。

もう一回読みたいんだけど記憶あいまい過ぎて思い出せない。

その話が投稿されてたのは00年代だった気がする。

 

実体験風な回想調の物語運び

登場人物は幼少期の主人公少年と友人の少年少女

舞台はたしかヨーロッパのどこかで数十年前の話という設定

(場所は全く違うアフリカとかかもしれないし、時間全然違うかも)

田舎のどか風景草原、小さい家

主人公少年は一人の少女主人公は淡い恋心を抱いている

・ほのぼのとした牧歌的物語が徐々に暗いトーンとなる

内戦紛争か侵攻か、大きな暴力が絡んでくる

・直接的な描写はないが大人たちによって子供たちが抗うことの出来ない暴力に晒される

・途中で暴力から逃れるために家の床下かなにかに隠れる描写があった気がする

少年少女たちはそれにより離れ離れになってしま

少年は命の危機に晒されるが間一髪で救われ、そのまま帰国する

物語完結後、完全な創作であることがネタバラしされる

・作者の啓蒙的な一言二言で締められる

草原緑色、草や土の匂いみたいなイメージが印象に残っているのに、読後感はあまり良くない

 

正直に言うと、そこまで素晴らしい読み物ではなかった気がするけど、何故かたまに思い出して、その都度調べるけどたどり着けない。

名作コピペ?みたいな扱いをされてた記憶があるので有名なものかと思うのだけど…

2ch名作コピペ」で調べるとまとめブログばかりヒットするけど当時見たのは昔ながらの投稿型のWebページだった気がする。もしくは昔ながらの軽量なwebサイト

一時期よく読んでた萌え体験談コピペサイトが近い印象で、調べたらサイトがまだあったので検索かけてみたが当たらなかった。

「白い家」みたいなタイトルだったと思うけど、全然違うかもしれない。

最後啓蒙で、具体的な史実固有名詞を出してた気がするけど、それも含めて具体的な固有名詞をなにひとつ覚えてなくて、、もしかして夢の話の記憶?と最近なりつつある。

誰かこの話知りませんか?

同人日記

多数を無言フォローしてた。大ジャンル転出者含め200人くらいフォロー(雑食なので)。うちCPまで合ってる小ジャンルの同志さんはリストに入れて重点チェックしてた。あと転出ジャンルが好みじゃない場合ワードミュートで足りてた。みんな毎日元気にツイートしててよろしいなぁ~。

急に絵師しかも大ジャンル古参だったらしきAさん(たまにまだアンソロ寄稿してるけど自発的にはもうこのジャンルは描かないらしい)にフォローバックされた。

けどまあお互い無言フォローだしエアリプでありがとっていう程度でいいか、2万くらいフォロワーのいる絵師にいちいちかまちょする文書きってウザイよな。とほぼ無視

私のほうはオープン垢なのでリストにいれられてる気配はもっといっぱいあるけどフォローバックしてくれる人なんて50人もいないやで。奇特絵師さんもいたものだ。

急にAさんが「前にいた「小ジ●ンル」は態度がクソな人がいたのでジャンルから転出してよかった」とツイートしてるのみちゃった。典型的な後ろ足で砂かけですね。

私は重点チェックじゃないリストにいれてフォロー解除しました。ブロ解まではしなかった。あと精神的に負担なのでそういう愚痴をいうひとはフォロー解除と一言かいといた。

えっクソって私のことですか???まだなにもしてませんが?

プフーw うちほんと弱小だからw 新刊アンケート1桁だからw 大絵師さま気にすんなよ~。

でもちょっと家族に関するツイートとか見るに)もともとキツい人ではあったんだろうなぁ。もう見ないけど。

うーむそれにしても新刊がうまくすすまねえな。そっちのほうが悩ましい。小ジャンルに一冊でも新刊増やしてぇなあ~。

うろおぼえ捜索法 虎の巻

うろおぼえを捜索する手法のようなもの備忘録的に投げておこうと思う。

予め言っておくが、専門的知識もなく文章能力もないので、読み難さは勘弁して頂きたい。


また、私は特に何の能力も持ってないので専門人には劣る。な~んも分からん

それでも良いよ!という、仏の手の平よりも広い心を持った方のみ読んで下さい。

基本的にうろおぼえのものは、印象に残っているものなので、

必然的自分以外の人も探していたり、Twitterで呟いていたりする。

...つまり集合知に頼った方が早い。

かに聞くのが早いのだが場所と人に因るので、自ら検索を行う方法を記しておく。


うろおぼえ捜索は、情報強度(勝手にこう呼んでいる)が高い部分を抽出し、検索にかけるのが早い。

基本的使用するのは、


  1. Google検索
  2. Google画像検索
  3. Twitter


の3つ。3つ目はTwitter上の作品及び、対象作品感想を呟いている人を探すために使う。

読まなくてもいい補足事項 : anond:20211105041538

とりあえず、実例を見てもらえれば分かるでしょう。

早速本編スタート

はてな匿名ダイアリーリンク制限上、いくつかのリンクは省略させて頂きます


その1

昔、模試現代文で読んだ小説を探しています

・お母さんを亡くした幼い女の子主人公

お地蔵さんがたくさんある場所(恐らく愛宕念仏寺)に行き、お母さんそっくりお地蔵さんを見つける

・「お母さんはここにいたんだ」的なことを考え、少し元気になる

こんな話だったと思います

2016年2017年(多分2017年)の模試で、進研模試河合模試だったと思われます

模試問題結構ネットで聞かれるうろおぼえ中のうろおぼえ。

「ザ・うろおぼえ」と言っても過言ではない...と勝手に思っている。

それこそYahoo知恵袋に似たうろおぼえが挙がっている、と思う。


模試 地蔵 小説 でGoogle検索

前述のとおりYahoo知恵袋がヒット。ほぼ同じ内容のうろおぼえに対しての回答を発見


重松 清 - また次の春へ収録

五百羅漢


その2

漫画で、不老不死になる治療?受けた男が宇宙へ行くが探索の際に事故で切り離されてしま

取り残されて宇宙空間を漂っていて通りがかった宇宙船に助けを求めようとするけれども

死体勘違いされて宇宙ごみと一緒に永遠に漂うと言う内容です。

最後死にたいという一言宇宙空間に残された男のコマで終わっていました。


多分14、5年前にダイソー販売されていたコミックシリーズ立ち読みをした気がするのですが

タイトル等の情報あれば...

まずダイソー マンガ検索ダイソーコミックの一覧Wikipediaページがヒット。

立ち読みで読んだという内容だけど、話が完結しているのでオムニバスかな?

30冊程度なので、一応全作品Google検索にかけてあらすじに目を通す。


オムニバス怪奇ホラー系を取り扱った作品を2本に絞る。

「まちこの千夜一夜」「惨劇館」

コレで聞いてみたら、「まちこの千夜一夜」2巻だったとのこと。


母数が少ない時は全部に目を通した方が逆に早かったりする。


その3

3年ほど前に見たTwitterでの動画を探しています

小石や砂利が川のように地面を流れている動画で、ツリーにその現象解説が行われていたような気がします。

小石 min_retweets:30 現象 でTwiter検索し、ヒット。

ここのmin_retweets:とはTwitter検索オプション。最小RT数が30以上のもの対象にできる。


なぜ30を基準に設けたかというと、自然現象bot的な存在Twitterにあったとして、

最悪小バズりしていてRT分散する、という状況にも対応できるように少なめに設定した。

他のTwitter検索の際にもほど良く探しやすいので、以後30RTボーダーにしている。

解説系のマンガを探すときは少し多めの想定で100RT...など判断各自で。


その4

この動画の「おかしい気がする」の部分の曲名を教えてください。

34秒からのものです

https://twitter.com/fuckdesune/status/1226707778175029248

ツイートのリプ欄を確認。該当曲はナシ。引用RT確認するもなし。

おかしい気がする 歌詞 でGoogle検索もヒットせず。


これは集合知(他のみんな)に任せるか...?と思いつつもう一度。

"おかしい気がする" 歌詞 で再検索、ヒット!

社交 - KOHH

https://youtu.be/uheHldt1fts


全一検索になるので、前者より精度が上がりヒットした。


その5

ドラマ映画です

盗賊になる練習で、目隠しして地図に1本線引いて、

その線を障害物超えながら進め!っていう特訓やってたの何かわかる方います

確か線上に東京タワーがあってうぉ…ってなってました

10年近く前の気がしま

今回は印象的なシーンなのでTwitter使用

盗賊 地図 映画 ヒットせず。

映画盗賊使用される例はあまりないので、怪盗?忍者?なんにせよ検索がブレそう。うーん...

東京タワー 地図 線ヒットせず。創作なんちゃって陰謀論ばかり。

地図 線 障害物 でTwitter検索

K-20というタイトルを呟いている方がいたのでタイトル検索。ヒット!


K-20 怪人二十面相・伝

https://eiga.com/movie/53311/


その6

マダミスがどんなゲームかすごく分かりやす

体験レポの漫画? があったと思うんですけど、なんだっけ……

Twitter上での解説マンガと推測。

マーダーミスリー min_retweets:100 でTwitter検索

RT数の多いレポマンガツイートを共有。的中。


その7

昔(と言っても3年も経ってないと思いますが)見たドラマを探しています


特番連続ドラマではなかった

・一瞬しか見てないので内容や結末は分からない

警察ドラマ主人公の妻が弁護士だった気がする

主人公の部下らしい人が「尊敬する日本人宮崎駿宮本茂です」と言った後に、

具体的な例を上げろと問われた後に結構コアな回答をしてたのを覚えています

最後の一文のパワーがすごい。

このドラマテレビで流れたら確実にTwitterで共有されるな...と思ったので、

宮崎駿 宮本茂 でTwitter検索

画像ハッシュタグ付きのツイートがヒット。タイトルが判明。


ドラマSP スイッチ

https://www.telasa.jp/videos/164757?related=episodes


その8

ガラケースライド式、クルクル回る所があるタイプ)のゲームを探しています

パンダ釣りをする

・着せ替え的なものパンダの色が変えられる(緑とかピンク

・目つき悪め

思い当たる方いらっしゃったら…

これは確実な特定のためにワンクッションおいた。

ガラケー 回転で検索。回転するタイプ携帯FOMAが多いとの情報を入手。

FOMA パンダ ゲーム でGoogle検索、ヒット。


珍さんの釣り物語


PART2に続く。

PART2 : anond:20211106011219

PART3 : anond:20211108012801

補足 : anond:20211105041538

2021-11-04

日中誰とも喋らない仕事

一言もは言い過ぎだけどほとんど喋らない

辛すぎる

向いてないこの仕事

anond:20211104134014

こんな気持ち悪い文章なかなかない

おじさん構文と同類だな

変なこと言ってごめんね

この一言で済むだろw

右派権力左派権力の違いをバカでもわかるように簡潔に説明

右派権力とは「ボス猿」型の権力。元・大統領トランプや、日本では麻生がこの典型

左派権力とは「教師医者知識人弁護士」型の権力。現大統領バイデンもこの典型

この人たちの最大の特徴は以下の一言に尽きる。

『私はあなた(達)のことを、あなたより深く正しく理解している。だから私(達)に従え』

マッチングアプリ 会う気になれなかった男たちの特徴

自分を棚にあげた個人的記録

いいね!ありがとうを返す気力の湧かない男

顔写真がなく外見に関する情報プロフィール文に一切ない

写真は仲良くなってから見せます」と言われても女側は山のように来るいいねを(言い方悪いけど)工場ライン作業のように仕分けて、さらにそこからたくさんの人とメッセージのやりとりをしてるのでわざわざよく分からない相手に期待する余地はない

プロフィール文が短すぎるorほぼテンプレ文のまま

プロフィール画像が寝起きみたいな汚い自撮りプリクラみたいな自撮り

ボルダリングフットサル、飲み、漫画温泉、肉、音楽という単語の数々の並ぶ金太郎飴みたいな人柄の見えないプロフィール

コメント付きいいねで「シンプルに顔が好きです!」とか「好みの顔なのでマッチングしたいです!」とか言ってくる奴多すぎて大丈夫か?となる

そういうのはダイレクトには言わないのがマナーじゃないのか

・やたら肩書き自慢の多い就活生みたいな人

・「友達に勧められて始めました!」

・「基本的足跡しかつけないのでいいねください」

・「○日で退会します」

プロフィール一言メッセージ業者への憤りや業者お断り文章で埋め尽くされてるお察しニキ

マッチしたけど会う気の失せた男

こんにちわ、とか耳障りのいいとかい日本語使う奴(耳障りは障って漢字入ってんだからさすがに気づけよと思う)

・自慢が永遠に続く

・やたら馴れ馴れしい

LINEアイコンが男友達との自撮りツーショット

・返事が遅いとき追いメッセージしてくる

・おじさん構文

・体調悪いって言ってるのに電話デート約束をやたら急いてくる

・いきなり当日夜にお誘い

2021-11-03

anond:20211103075222

この一言に「あっ、そうか」と思ったジョブズiPhoneを作ることとなる

2021-11-02

OUT OF FRAME 炎上事件について思うこと

星街すいせいと戌亥とこの新曲OUT OF FRAME」が炎上している事件について、変な方向に炎上してしまったせいで何故炎上したのか、何が悪いのか、本質が隠されてしまっていて残念に思ったので、個人的に改めて事実を整理して考察してみる。

1. 筆者について

あらぬ誤解を受けないように(Vアンチ工作だとか言われないように)、予め筆者の属性を示しておく。

上記の通り、どちらかと言えばあんスタ擁護側の立場と言える。あんスタ自体にそこまで特別思い入れは無いが、今回の炎上を見ていてあまりにもいたたまれなくなったので、第三者を気取ってまとめてみようと思った次第である

今回記事を書く上でなるべく公平に見ようと心がけてはいるが、基本的にはVを批判的に見てしまっているとは思う。

この事を念頭にしながら記事を読んで、本当に誰が・何が悪かったのかは読み手自身で考えて欲しいと思う。

2. 炎上に関する事実について
2.1. 炎上の発端

あと「Breakthrough the frame」と『世界線が違うお話』はこの中の歌詞意味の枠からも超えてる意味もありまして…別の世界線の大きく精神的な部分を繋げようかと…今回の作家陣やジャケットの絵から察してる人もいるかもですが…めためたメタですが…

2.2. 補足情報
2.3. 炎上後の各関係者対応

11/02現時点での各関係者対応についてまとめる。

3. 考察
3.1. 何故あんスタファンがキレたのか

3.1.1. そもそもV(及びVのファン)が嫌い

3.1.2. 自分推し勝手に近づかれたかのように感じた妬み

3.1.3. 規約違反権利侵害なのでは?という声について

3.2. 今回の件は権利侵害規約違反に当たるのか

筆者は法律専門家ではないが、今回の事であんスタ運営側が規約違反権利侵害として訴えることは難しいように思える。

3.2.1 著作権侵害に当たるのか

今回の件はいわゆる「パクリ」というよりは「パロディオマージュ」の類だと思われる。

ジャケットイラストあんスタキャラデザインを直接トレースなどした訳ではなく、あくまモチーフレベル模倣を行ったに過ぎない。「絵柄が似ている」という指摘については、そもそも絵柄や作風には著作権存在しないとされているらしいので、この主張も通らないことになる。

パロディオマージュの類を著作権侵害として扱うかどうかは難しく、専門家でも意見が分かれるらしいので、少なくとも簡単権利侵害していると言える物では無さそうである

3.2.2 あんスタの規約違反に当たるのか

今回の件について、公式コンテンツ利用ガイドラインの以下の部分に違反しているのではないかと指摘している人が居る。

HappyElements コンテンツ利用ガイドライン https://www.happyelements.co.jp/contents-guideline/ より引用

二次創作について

~中略~

ただし、以下の場合においては利用を禁止させていただきます

~中略~

・当社もしくは当社ゲーム公式公認詐称しての活動、またはそのように誤認するおそれのある表示、外観、状況を利用しているもの

しかし、「公式と誤認する恐れがある」という主張はかなり無理があるように思える。

そもそも今回の件で本当に公式と誤認している人はほとんど居ないと思うし、ましてやあんスタ公式を騙っている訳でもない。VTuber側や作曲陣もあくまあんスタとの関連を匂わせているだけで、一言あんスタと直接関係があるといったような旨の発言は行っていない。分別のある人間であれば、これが公式公認のものでないことは目に見えて明らかだろう。

そもそも上記ガイドラインあくま二次創作に対してのものだが、今回の件が二次創作と言えるのかどうかも議論余地がある。当該の楽曲についてはあんスタのキャラクターや世界観のものが利用されている訳ではなく、あくまあんスタの中の一部分のモチーフレベルの相似に留まっている。

二次創作定義自体曖昧ではあるが、これが一般的二次創作と呼ばれるような範疇のものでは無いことは確かである。このような作品についても上記ガイドライン適用することができるのか自体不明である

4. 筆者の見解
4.1. 誰が悪かったのか

4.1.1. 作曲陣について

今回の炎上の直接のきっかけとなったのは、作詞家による匂わせツイートである。恐らく、件のツイートが無ければここまで炎上はしなかったと思われる。直接炎上の原因になったという点では、作詞家が最も悪かったと言えるだろう。

しかし、本件以外にも炎上火種はいくつかあったこから、仮にツイートが無かったとしても遅かれ早かれ何らかのきっかけで炎上していたことは考えられる。

そもそも、他社のコンテンツ制作においてあんスタ公式の断り無くあんスタと関連させるような事を行うのは、かなりプロ意識が欠如しているように感じる。

それが作曲から出たアイデアなのか、VTuberからのオーダーだったのかは不確かだが、何れにせよ公式確認を取らず独断でそのような事を行ってしまうのは問題があるように感じる。

しかし、事の是非や制作過程がどうだったかはともかくとして、作曲陣はあくまクライアントVTuber)側からの依頼を受けて楽曲制作している立場である

作曲陣をいくら批判した所で、「今回の楽曲について問題がありました」と作曲陣側がクライアントに無断で勝手謝罪することは難しいと思われる。

4.1.2. VTuber側について

今回の騒動の元となった楽曲だが、そもそもあんスタと関連付ける必要性はあったのか?という疑問がある。3.1.でも論じたとおり、当該VTuberファン層とあんスタのファン層は恐らくほとんどと言っていいほど被っていない。

VTuberファンからあんスタのファンだということは認識されているが、あんスタのファンから特別あんスタのファンだというように認められてはいなかったと思われる。また、VTuberファンは恐らくあんスタ自体には興味は無いだろう。

そうした状況であんスタをオマージュした曲を勝手に作ってしまうのは、あんスタのファンから自己満足」だという風に見られてしまっても仕方がないだろう。

例えば、当該VTuberが地道なあんスタのファン活動を行っていて、あんスタのファンの多くからも認められるような人物だったら話も多少変わっていただろうが、残念ながらそういった声はほとんど見られない。

自身あんスタのファンでありながら、女性向けコンテンツ界隈、とりわけあんスタ界隈におけるファンの繊細な事情を顧みず、自身立場認識を誤った結果今回の炎上に繋がったという点で、VTuber側には一定の非があると考える。

また、COVER、ANYCOLORの対応についても疑問が挙げられる。

前述の通り、両社は本件についての問い合わせでは「当該の楽曲特定作品を想起させる事を意図したものではないが、不安を感じさせてしま申し訳ない」という旨の返答が行われているとの事だが、作詞家ツイートを考えると「特定作品を想起させる事を意図していない」という言い分はかなり苦しい物だと思われる。

また、ツイート内容だけではVTuber側が関知していたかは定かではないが、仮に関知していなかったとしても発注側には一定責任はあるだろうと思う。

そしてなにより、意図たかどうかはともかくとして、現実問題としてあんスタのファンや、ひいてはあんスタ運営であるHappyElementsという企業に対して明確に損害を与えている(具体的に言うと、炎上によるコンテンツイメージダウンや、問い合わせが殺到することによる対応コストの増大などが考えられる)という事実がある。

まともな企業であれば、こういった事態になれば普通何らかの声明謝罪を行うのではないだろうか?

問い合わせの返答の通り、「特定作品を想起させる事を意図した事実は無い」というのであればそれを公に発表すれば良いと思うのだが、それをしないということは、発表することで自社が炎上することを避けているという事に他ならないのではないだろうか。

前述の通り、あんスタのファンVTuberファンほとんど被っていないので、今回の件でVTuber側があんスタのファンを切り捨てるような対応を行ったとしても、VTuber側には恐らく大した損害は無いのだろう。しかし、このような横暴が許されて良いのだろうか?

星街すいせい及び戌亥とこは、今後も何事も無かったかのように、ただあんスタに関する言及活動だけは避けて活動を続けるつもりなのだろうか?

4.1.3. あんスタ運営対応について

今回の件について、あんスタ運営対応批判する声もあるが、3.2.で論じたとおり、今回の件であんスタ運営側が何らかの措置を行うことは難しいと思われる。公式Twitterクレームを行った人物ブロックしたというのは状況的には悪手だったと思うが、とはいえこれについては規約に定められている通りの対応を行ったに過ぎないため、批判するほどの事では無いだろう。

4.1.4. 一部の過激あんスタファンについて

3.1.3.でも論じたが、今回の件について、一部の過激あんスタファンVTuberをどうしても悪者にしたいが為に、規約違反などをこじつけるような動きが見られた。

3.2.で論じたとおり、今回の件について明確に規約違反などに問う事は難しく、無理にこじつける事で論理破綻が起きている状態だった。また、怒り心頭のあまり文章も乱雑になっており、却って騒動をよく知らない人達に対してあんスタ界隈への悪印象を植え付けてしま事態となっていた。

また、VTuber配信チャット欄にまで突撃していたという話もある。そこまで行くと言うまでもなくただの荒らしと化してしまっており、許される事ではない。

こういった行動によって「一部のファン意味の分からないこじつけをして騒いでいるだけ」というように思われ、今回の騒動本質が隠れてしまい、炎上がよく分からない方向へ向かっていってしまった原因になったと思われる。この人達結果的あんスタ運営側に被害を与えてしまっている存在だと言える。

5. おわりに

随分と長くなってしまったが、今回筆者が思ったことは以上である

改めて簡潔に結論をまとめる。

今回の炎上の一番の教訓としては、「男オタク界隈と女オタク界隈、混ぜるな危険」と言った所では無いだろうか。価値観の異なる者同士、最初から関わり合わないのが本来一番幸せなはずである。そこを不用意に繋げてしまった事が今回の炎上反省点ではないだろうか。

おらが村の大物政治家に誰が投票してるのか問題

大物政治家落選

東京23区に住んでいる。私が住んでいる街はもともと左派が強い街だ。商店街駅前では、自民党の支持者が多いが、駅から離れるにつれ、住環境は悪くなっていき、低所得な独居高齢者ボロボロアパートに住むというような地域がポツポツ現れる。そういう街では、公明党共産党れいわなどのポスター左派諸派ポスターが増える。環七の向こうは別の街だ。普段、駅周りで生活していると気が付かないが、違う小学校区に足を運ぶと、この街本来左派の街なのだな、と思う。

ただ、その左派の一つ一つがかなりの存在感を放っていることもあり、逆にひとつになるということは難しかった。というより、そもそも保守派マイノリティ地域であるから二元的対立に持ち込まれると基礎票で完全に負けるのだ。いままでは左派分散していたため、基礎票割れていた。その結果、現職の大物議員開票、即当選での勝利を繰り返していたのだ。それが今回小選挙区ではじめての敗北を味わった。

では今回、大物議員が票を減らしているかといえばそんなことはない。前回より多くの得票をしている。陣営もしっかりと基礎票の積み重ねは行ってきた。勝って傲慢になるのではなく、しっかりと対策はしてきていたのだ。しかし、地元では「明確なメッセージを持たない」と思われているその政治家は、ある一定以上のリテラシーを持つ層、街に永住すると決めていない層には刺さらない。彼は政策型の政治家ではなく、陳情窓口型の政治家だと地元では思われている。おらたちの村を発展させてくれる政治家、つまり区議都議大将という位置付けなのである大学で学ぶ政治学政策ほとんど関係ない。それより公園をつくったり、スケートボード禁止するほうが大事なのだ

基礎票の積み重ねで勝てたのだろうか

今回、彼が勝つためには、左派の自滅、浮動票の獲得しかなかった。基礎票は年単位で構築するものであるから選挙が始まってからここを増大させるのは難しい。今までは左派の自滅で勝てていたのだが、今回は左派一枚岩になっていた。そうなると、浮動票の獲得しかなかったが、自民党という追い風は、自らのコロナ優先入院騒動相殺された。小選挙区は、個人投票するものであるから党派に賛成していても、その個人への不信感があれば追い風は無風になる。選挙が始まってしまえば、打てる手は実は、ほぼない。選挙前に仕込みをし、あとは選挙前に加速度をつけて、最高速度更新続けるのが選挙だ。選挙期間の前に、選挙ほとんど終わっている。今回は、左派作戦勝ちだった。

左派基礎票は、そのイデオロギー性にある。社会的正義や不平等不公平感などから生ずる怒りがイデオロギーとなり基礎票形成する。では、右派、とくに彼の場合基礎票の正体とはなんであろうか。一体誰が投票しているのであろうか。これは地元にいないとなかなか見えてこない。彼に投票しているのは、利害関係のある業界団体宗教法人地域のおじいちゃん、おばあちゃんコミュニティーである。おじいちゃん、おばあちゃんについて、もう少し詳しく話すと、区議後援会の面々である。この区議後援会の面々をうまく組織しているのが、彼の事務所であった。

例えば都議選のときなどは、区議都議候補のところへボランティアにいく、事務所を貸す。国会議員である彼も応援演説にいく。彼のコネで大物政治家を投入する。逆に区議選では都議国会議員サポートに回る。そのような互助会が、後援会の正体だ。国会議員後援会は、都議後援会であり、都議後援会区議後援会でもあるのだ。区議対処できない陳情都議に持っていき、都議解決できない陳情国会議員に投げる。逆に選挙ときは、手伝ってもらう。なぜなら、その後援会の中で一番結束が固いのが、地元の名士をトップとした地域コミュニティーである区議であるからだ。区議後援会は最強である。そこには政策はいらなく、区議の人望があればいい。その家の看板があればいい。それを旗印に、みんなで戦うというレジャー人生スパイスが、おじいちゃん、おばあちゃんたちにとっての選挙なのだ。そして勝てば、みんなでお祭り騒ぎをする、それが楽しいのだ。普通の人がテレビでみるイベントに参加できるという老後の楽しみ選挙という面もあるのだ。シルバー民主主義とかあんまり考えていない。多くの人は楽しいから政治活動に参加している。

後援会には党派性やイデオロギーはいらない

私も街頭演説を見てびっくりしたが、彼は抜群に演説うまい。それは政策を語る、というものではなく、人心掌握という点である。彼の陣営は、おじいちゃん、おばあちゃんのそういう気持ちを熟知していて、街頭演説などでは、後援会会長の奥様などを見つけて声をかける。国会議員本人が演説中に演説を中断し、「あ!◯◯さん、お久しぶりですね!お元気でしたか?」と高いところから声をかけたりするので、声をかけられた本人はもちろんうれしい。だから、友人たちをたくさん動員し、演説では人一倍拍手をし、がんばって、と声援をかける。そんな友人たちの前で声をかけられれば、「いつも誘ってくる人」から有名人の知り合い」にランクアップである。そんな区議後援会のお礼に、彼やその秘書たちは担当を決めて、その地区お祭りや、野球チームや、寄り合いなどに普段着で遊びにいくのだ。そして、後援会の人にみつかり、なにか一言、というような展開によくなっている。打算的といわれようが、なんだろうが、そこまでするのか、と私はびっくりした。また、私の母も、彼の主催するバスツアーに呼ばれて、旅行に行っていた。高くもなく、安くもなく、普通バスツアーだったが、帰ってきた母は嬉しそうに話してくれた。

ご飯とき、本人が横に座ってくれ「困ってることないですか」と聞かれた、だけど、政治のことはわからないので、「近くの側溝から蚊がわいて困ってる」というどうでもいい話をしてしまった、はずかしいと帰ってきた母は嬉しそうに話していた。そして、後日、後援会(というか、なかよし会)のみんなで写った集合写真が届き、そして側溝掃除された。後援会ごとに写真を取っているんだと思う。それを経験した母はあんなすごい人が私の話を聞いてくれた、となり、そのままファンになっていった。総理大臣を目指すといえば、ときめくのは実はおばあちゃんなのである。おらが村の政治家総理大臣にするべ!となる。政治家は、バスツアー街頭演説選挙後援会活動などの老後のたのしみとやりがい提供してくれるエンターテイナーなのである

難しい話も出来る政治家になってほしい。

新聞ではブランド崩壊など書かれているが、住んでいる人間しかも、生まれ育った人間からすると実態を捉えていない。地場の人たちは、とても近くに彼を感じている。政策を語らせるとちょっと頼りないけど、困ってるとき相談するとなんとかしてくれる大将であり、自分の老後人生にハリを与えてくれる人なのだ。彼は自分身の回りの話しの解説生活密着といった地上戦の話には強いが、空中戦、つまり憲法経済ジェンダーなどの話で深く語ることができない。次回の挑戦までに、秘書たちはもう一度地盤を固め、彼自身は今回取りこぼした浮動票にささる空中戦を体系的に学ぶ必要があると思う。後援会は、高齢化が進んでいる。おじいちゃんおばあちゃん達のアイドルもいまや、還暦を過ぎていて、ここからファンクラブを拡大するのは難しい。そして経年減少を迎えている。だから選挙に勝つためには、浮動票を取るしかない。リテラシーのある層を取りに行くしかない。それが出来ないと、構造的に負け続ける構造になってしまう。空中戦も戦える候補にならないと、次がない。マーケティングを施したキャッチフレーズは刺さらない。

軍団解散した。今度はあなた軍団大将だ。赤いポロシャツ軍団を率い、今度は高いところから理念を語る姿を見たいと思っている。

anond:20211101232942

一言で言うと「騙されてる」

やってたことが「保健所の削減→検査能力パンク」「病院廃止で稼働資源を減らす→看護師確保に苦労する」「雨ガッパ」「イソジン」。

彼らの苦労は全部彼らの政策帰結だろ。「野戦病院だって結局その後どうなったか報道では聞こえてこないけど?

そして相変わらず公立病院削減も止めず保健所増設もせず、でしょ?

彼らの努力は全て「科学合理的な拡大防止施策」にはほぼほぼ向かず、「やってる感の演出」に全力を割いてたわけ。テレビへの熱心な出演もその表れ。

でも問題本業首長としての公務だよね。彼らがどれだけそれを熱心にやっていたか、ということで維新首長の日程を確認してご覧。「公務なし」、どれだけあるか知っとるの?

まあ騙されたんですよ維新に入れた人らは。認知的不協和で認めたくないのはわかるけど、まあそれが現実

b:id:yas-malさんさあ…。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4710543925521973634/comment/yas-mal

ジェンダーが「余裕のある人の趣味」とは…。

多分これを書いている増田と、比例代表では同じ政党名を書いたんじゃないかな、と思うから言うけれど(少なくとも自民維新には入れていないでしょう?)、

米山氏は、平河氏の

選挙協力は維持しつつ

ジェンダー気候変動などの左派政策共産党が担い

選挙協力する野党第一党は、より改革志向政策提案する、という方向性になるのでは

というtweetを受けて

ジェンダー平等気候変動も出し続けていいと思う(平川氏の元tweetだけで見ると、選挙協力する野党第一党は、ジェンダー平等気候変動対策を切り離す、というふうに読めなくもないから、その穴埋め)

・出す順番としては、1経済、2福祉、3ジェンダー平等気候変動の順だと思う

ジェンダー平等気候変動を1番に打ち出すと、「余裕のある人の趣味」に見られてしま

と言っているわけだ。

で、一番最後に突っかかっているんだけど、いや、米山氏は

ジェンダー平等気候変動を"1番に"打ち出すと、「余裕のある人の趣味」に見られてしま

と言っているの。

くれぐれも間違えてはいけないんだけど、

ジェンダー平等気候変動を打ち出すと、「余裕のある人の趣味」に見られてしま

ではないの。

分かりやすいたとえをしようか。

NHK改革は、まあ政策論点としてはあっていいけれど、

それを"1番に"打ち出したら、「それはそれとして、経済対策はどうなんだ」「福祉は」となるし、

仮に経済対策福祉への政策がしっかりしていても、

1番に打ち出しているのがNHK改革なら、「余裕のある人の趣味」に見られてしまうよね。

また、確かにあの立花かいう奴の党がこれで前回1議席を取ってしまったんだけど、

言い換えると、NHK改革を"1番に"打ち出しても、せいぜい取れて2~3議席だろうね。

あと、もう一つ勘違いしてはいけないのは、

(外向けに)打ち出すのが、経済福祉ジェンダー平等気候変動という順だというだけで、

別にジェンダー平等気候変動に取り組まないなんて、一言も言っていないということ。

しろ最初に挙げたように、平河氏のtweetジェンダー平等気候変動を切り離すような書き方にも取れるから

そうではない、とフォローしているよね。

その意味では、

https://b.hatena.ne.jp/entry/4710543925521973634/comment/font-da

私が米山さんを信頼しない理由の一つだね。後回しにされてたまるか。それがどんなに戦略的有効だろうと私は寛恕しない。

b:id:font-daさんの、この意味も分からないんだよね。

外向きに主張する順序は、先回し・後回しとは必ずしも関係ないよね。

早く実現できることは早く実現し、ゆっくり実現するものは、ゆっくり実現するというだけであって。

そりゃあ政策から外されたのなら明確に後回しだけど、そうじゃないのだから

一歩譲って、主張する順序が先回し・後回しと直結するのだとしても。

「それがどんなに戦略的有効だろうと私は寛恕しない」って、何様なんだろう。

政党として、党勢を伸ばして実現したい政策を実現していくには、それなりの戦略(と戦術)が必要だと思うけれど、それを捨てろと言っているんだものね。

まりfont-daさんが望んでいることって、

ジェンダー平等気候変動対策を主張すること」でしかなくて、

ジェンダー平等気候変動対策を実現すること」じゃないんだね。面白い

なお、増田個人的に、米山氏を信頼していない。

その理由は、室井氏と話が合うらしいこと(だから結婚したのだろう)。

室井氏の価値観増田の考えは全く相容れないのだけれど、室井氏と結婚できるという点で、米山氏とも、根っこは相容れないところがあるのだろうな、と思っている。

が、それと今回のこととは別の話。

子ども苦手だったけど出産した。赤ちゃんかわいい

子どもが苦手だったけど妊娠した。夫の長年の夢だったから。

夫の、自分の子どもが欲しいという夢を叶えてあげたいと思った。

夫の願いに対して、私は子どもを育てることに強い不安感があった。

私の育った家は、酩酊状態理不尽に怒鳴りつける父親が中心だった。母は夫への恐怖で洗脳状態になり、子を庇うこともなく嵐が過ぎるのを待っていた。

きょうだいたちは、父から受けるストレスを発散するためにお互いに嫌がらせをしていた。

家族全員が歪んでいた。いちばん上のきょうだいは、社会人になって家を出た瞬間に心優しい性格になった。

私も家を出た途端にストレスから解放されて、惨めな思いをしなくなった。

そんな家庭で育ったので、そもそも結婚にもネガティブイメージ強めだし、ましてや子どもなんて考えたくなかったけど、夫が大好きだったので子どもを作ることにした。

子作りは、夫の「愛情が湧かなくても構わない。私が育てるし。産んでみてから決めてくれたらいい」という一言も大きかった。

不安と同時に、もしかしたら私も世間と同じように、我が子を愛せるのかもしれない。という期待もあったから。

そうして先日、子どもが生まれた。

私も世間と同じように、子どもが泣き声をあげた瞬間に涙が出てきた。

大声でなく声も、眠る姿も、夢中でおっぱいを飲む姿も、ぜんぶが愛しい。

怖がる必要なんてなかったらしい。

過去が嫌だったなら、自分で良いものを作ればいいという話だ。自分過去を思い出しながら育てていくつもり。

2021-11-01

なぜ維新大阪(と関西)で勝つのか?

当方兵庫県民(大学大阪で過ごした)。

今回の選挙では維新には入れていない。

今回、公明党に譲った選挙区以外、維新大阪で全て勝った。

まり大阪で全勝したと言っていい。

新自由主義160キロストレートを投げ続ける維新がなぜこんなに強いのか、ネットの言説で自分の肌感覚と合うものがなかったので言語化してみたい。

①今回なぜ維新が強かったか? →答え:吉村知事(「吉村はようやっとる」)

②その背景としての大阪気質 答え:「お上」が嫌い

維新の今後は?

この順に書いてみる。

①今回なぜ維新が強かったか

これはもう、吉村洋文大阪知事が人気だったから、に尽きる。

大阪では、演説をすれば満員の聴衆。兵庫県ですら、三宮にくれば鈴なりの人だかりで老若男女スマホを片手に見物をした。そして吉村知事が去ると、大方みんな解散。これは選挙特番でも取り上げられた事象だ。

なぜこんなに人気かというと、答えは簡単テレビにたくさん出ていたからだ。

コロナ禍において、とにかく関西では彼を目にする機会が多かった。中でも10チャンネルの「かんさい情報ネットten」という夕方ニュース番組の影響は大きいという肌感覚がある。中谷しのぶさんという女性キャスターがメインで、関西では人気がある。中谷さん自身は非常に聡明で、物腰柔らかくスマート番組をまわすので、見ていて安心感がある。各コーナーも吉本芸人などが関西情報を取り上げていて名物化しているものも多く、関西では夕方はとりあえずこれという家庭も多いはずだ。

この番組吉村知事はたびたび登場した。そうでなくても、吉村知事記者会見毎日取り上げられた。関西番組なのでこれは当然である番組に登場したときも、吉村知事マスクや手洗い、外出自粛など、ごくごく常識的な内容を一生懸命発信していた。そう、彼は発信力が高いのである

他の地域の方からすると、全国最悪の事態を招いたのは、他ならぬ維新ではないかと思われるに違いない。実際、維新新自由主義的切り捨てによって弱体化した医療体制等々により事態悪化したり、吉村松井両氏による無計画な雨合羽集めで現場疲弊したり、あの有名な吉村イソジン発言など、どう考えても頭がイッたとしか思えない場面が多々あった。

しかし、多くの大阪府民関西圏の吉村知事に対するイメージは、上記とは少し異なる。吉村知事は、ずっと前線必死情報発信し、今できることをやり続け、分からない中でとにかく行動をし続けた、そういうイメージのほうが強いだろうと思う。

それは、東日本大震災とき枝野官房長官に似ている。あの時の枝野氏は、明らかに寝不足状態の目で脂汗を浮かべながら必死情報発信し、わからない中で誰よりも必死にやっている様子が伝わってきた。一時「#吉村寝ろ」がネットで話題になったように、そのへんの府民関西人を捕まえて話を聞けば、吉村知事は何かよくわからないがとにかく頑張っていた、それはもう菅首相西村さんやあんなのよりずっと必死に動いて頑張っていた、という感じのイメージを語る人がマジョリティだろう。

いや、その事態悪化はかなりの部分、維新が招いたものだろう、とあなたは言うかもしれない。しかし、東日本大震災とき政府菅首相対応にまずさがあっても、誰よりも必死にやっている枝野官房長官の誠については多くの人が信じたように、吉村知事の誠についても多くの府民共感を覚えたのだ。実際、イソジン発言など明らかに頭がイッた、さすがの多くの関西人も「ワオゥ…」と思う場面はあったにせよ、確かに吉村知事が本気で府民に訴え、情報発信し、駆け回っていたことは間違いない。その多くは少なくとも菅首相の死んだようなメッセージよりは多くの人に届いていた。むしろ政府との対比で吉村知事が頑張っているように見えた。忽那賢志が阪大教授にやってきてからは、ブレーンとなった部分もあったのか、かなり適切に発言していたし、無理を承知でもとにかくやれることをということで野戦病院みたいなことをやると表明したり、アレな部分はあっても実際頑張っていた部分も大きい。

これが多くの人の肌感覚なのである

それを一言でいうと「吉村はようやっとる」なのだ

維新が勝ったというより、吉村さん=維新のほうがずっと政府自民より頑張ってくれてるやん、という感覚の人が多かったのだと思う。

その昔横山ノックが勝ってしまったように、橋下徹が圧倒的に強かったように、タレント知名度、人気があれば、一気に波に乗る。これは別に大阪以外でもそうだとは思うが、今回の吉村さんにはそうした強さがあった。それがもう、今回の圧勝の最大にして唯一の理由だ。

②その背景としての大阪気質

この背景には、お上が嫌いという大阪気質もあるように思う。まずはやはり、東京は好かんという、わしらはわしらで大阪やという意識は、陰に陽にいろんなことに作用しているように思う。しかしそれに留まらず、何もせんと偉そうにだけしているお上は気に食わんというのは、多くの一般府民もつ感覚で、それは大阪府や大阪市の役所にも長く向けられてきていたものだった。大してなんもしてないくせに、金ばっかり無駄遣いして、偉そうにして、なんもわしらのこと考えてくれへんやんか、あの役人どもは、というわけだ。そして実際、確かにその通りである部分は多かったのだ。

そこへ維新橋下徹がやってきた。大阪府、大阪市の役人無駄遣いばっかりして何もしてくれへん、徹底的にそれを叩き直そう、無駄をなくそう、偉そうにしてるだけの時代はもう終わりや、そういうメッセージを発した。これは強かった。確かにそれは新自由主義になる。しかし、そのへんの大阪府民をつかまえて、新自由主義について説いたところで理解されるだろうか? 橋下さんはやりすぎなとこもあるけどな、ほんまによう頑張って戦ってくれよるで、今まで役人は偉そうにしすぎたんや、そういう答えが返ってくるのが関の山ではないか維新はようやっとる。

そこへ、数日前に維新ツイッターであげたような画像がくると、それは府民ウケる。確かに10年前の大阪城公園なんか、閑散としていた。今はカフェなどもたくさんでて、とても賑わって楽しい場所になった。こういう目に見える、ウケる政策を打っている。それは確かにポピュリズムだ。しかし、古い政治自民はそういう草の根レベルで、確かに自分達のために動いてくれている、と多くの一般人が感じることをしてこなかった。維新になってようなった。

松井代表吉村知事維新にはみんな、上記のようなイメージが重なっている。それが今回の圧勝の背景にある。

では最後に、③維新の今後について、つらつらとできるだけ短く書いてみたい。

ここまで維新の人気ぶりを書いてきたが、しかし、だからといって大阪府民が諸手を挙げて全肯定しているかというと、そうではない。ここは大事ポイントだ。大阪都構想は、二度までも住民投票で否決されているのだ。

あれは、「ようわからんけど、大阪全部かえてまうのは、いくらなんでもやりすぎやで。そんなん、意味あんかいな。やりすぎちゃうのん、知らんけど」と多くの人が感じたからで、維新のやることを何でもかんでも大阪府民肯定しているわけではない。

自民以外に入れたくない保守層が、維新に流れた面もかなりあるだろう。自民にお灸を据えたいと思ったときに、維新外交政策などがわりとしっかり保守なので安心して入れられるのである

あるいは無党派層の中のリベラル寄りの人たち。立憲民主共産と組んでてどうんだろう、しかれいわとかは行き過ぎやしなぁ、とぼんやりと思っていっる層も、上記の①のような印象があると、まあ維新頑張ってるし自民に入れるのはありえないし、今回はいっぺん維新伸ばしとくか、となるパターンもわりとあるように思う。

では、自民や立憲民主などが、維新をおさえようと思ったらどうすればいいのだろうか。

あるいは、大阪の外でも維新は今後も勢力を伸ばすのだろうか?

その一つのヒントは、先日の兵庫県知事選にある。

兵庫県知事は、長らく井戸敏三というお爺さんが20年に渡り務めていた。この人は、ずっと与野党相乗りで、知事選なんてあってないようなもので、兵庫県からすると選択余地がなかった。まあ特に大きな失政や反感もなかったので、長らくまあいいやという感じだった。

しかしそれがコロナで一変した。

端的にいうと、この井戸さん、菅首相政府と同じだったのである。何も対応しない。何もせず偉そうにして、やることといえば吉村知事悪口ばかりだ。多くの関西からはそういうふうに見えた。実際、行動は遅かった。挙句任期終了が迫っているのに公用車センチュリーの購入を決めたりして、お前が最後にええクルマに乗りたいだけちゃうんか、という多くの反感を買った。

そして知事選。

井戸さんの後継者自民公認となった。しか地元自民市議会議員県議会議員や後援者たちは、井戸さんの後継者では勝てないと肌感覚で実感していた。だから別の候補者をおそうとした。しか自民本部に潰されて、遺恨が残った。ちなみにその遺恨から、今回兵庫1区ではその地元自民の人たちが無所属候補をたてて、地元支持団体などがそちらに流れた結果、毎回接戦だった自民・盛山さんが大きく負けて、盛山さんと勝ったり負けたりりだった立憲民主・いさかさんが余裕勝ちしている(これには立憲・共産選挙協力もあるが)。

とにかく、兵庫県知事選では、もう井戸さんの後継者自民)に入れようという県民は多くなかった。井戸後継者なんかが出るくらいなら、維新斎藤さんのほうがマシや、ということである若いから色々腐った部分もやる気をもって正してくれそうやし、どうせ井戸後継者にしてもコロナ対策ぼんやりして動きも遅いままやろう、維新には若干の不安もあるがこの際仕方ない、やっぱ20年もやったら驕りもでるし一般人の感覚も忘れるし腐敗もするんやな、ここは変えなしゃあないな、ということである

そして維新斎藤さんが勝った。

これをみて、兵庫県知事選でまで維新がかった。兵庫県民、お前らもかよ。アホちゃうか。関西はみんなアホなんちゃうか。愚民なんじゃないか

と言われても、そうとばかり単純に言って終わりにはできない背景があるのである

下あたりをみて触発されてかいた。

https://anond.hatelabo.jp/20211101150842

https://anond.hatelabo.jp/20211031182102

立憲民主党一言

「真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である」~ナポレオン

2021-10-31

anond:20211031072734

結局この制度のヤバさってこの一言で終わっちゃうんだよな。まあ誰も得しないことは間違いない。

2021-10-30

いろんなナマモノ

色々通ってきた思い出の振り返りに書いた。時代もそれぞれ違っているので、現状にそぐわないものもあると思う。(書いた順番とは関係ない)

こういうの書くと怒られるかもしれないが、存在自体公然の秘密なので問題ないと思ってまとめている。

固有名詞可能な限り避けた。

チキンなのであんまり叩かれたら消します。

指標

清潔感:顔の良さ+扱いのきれいさ。

女:結婚熱愛報道などで影響を受けやすいか。衝撃を受けにくいほど高評価

供給公式から萌える情報供給がどれくらいあるか。量と安定性合わせて評価

仲間:どれだけ同CP者が見つかりやすいか交流できるか。

アイドル

清潔感:★★★★★

さすがにアイドルなので、平均値が高い。最近そうでもないが、変顔とか汚いことも基本あまりしないので、安心してハマれる。

女:★

アイドルなので隠す。ゆえに見つかった際の衝撃度も高い。また、男性アイドルであるため女性に誠実であるという印象を付けてくることが多く、逆に腐女子メンタルにはキやすい。結婚して何年も経っていると分かってやっている人が増えてあまり気にしなくなる。

供給:★★★★★

基本的に同グループであればアイドル雑誌コンサートグループ冠番組などで一定供給がある。また、向こうも需要を分かって距離の近い絡みをしてくれることも多い。

仲間:★★★★★

グループ内なら絶対に同志は見つかる。越境でもまあ基本見つかるので、一人でしんどいということはない。また、ライトな感じで「○○くんと○○くん仲良い~!」というなら現実でもまあまあ認められる。

年齢層も幅広く、作風も広いが、人が多いのでいやな感じの人もいる。

増田がハマっていたのがJだけなので、実は他男性アイドルのことはよくわからない。地下ドルだと結構変わってきそう。

グループ活動する分その中でエピソード豊富であり、雑誌などでもライトに絡んだりインタビューでお互いの好きなところを語っていたりと、追っていれば供給は多め。

女絡みのあれこれと、脱退が厳しいか

芸人

清潔感:★★★

かっこいい人はかっこいいが、バラエティに出ればそれなりに汚れ役になる。人前に出る仕事えのきれいさはある。

女:★★★

普通に熱愛報道は出るが、芸人は遊んでなんぼというイメージが全体的にあり、あまりショックはない。(普通にいかけていれば女関係情報は出てくるし、本人も話す)結婚まで行くとちょっと厳しい場合もある。

供給:★★★★

コンビCPであれば基本の活動コンビ単位なので、萌え平均値は低くても供給は安定する。冠ラジオがあるとかなり手厚い。越境場合はしっかり絡みがないと萌えにつながらないのか、同じ番組レギュラーとか、何かと仲良しアピールしているとかが多い。

仲間:★★★★★

人気があればかなり人がいる。本当に一組の芸人しか知らないという人はあまりおらず、書かなくても芸人全般で知っている人が多いため、活動すれば反応は得られる印象。

よくブサイク芸人として扱われている人も、案外よく登場する。たぶんアイドルと同じくらい人口が多い界隈。

腐女子需要を分かってトークしたりネタをやったりする芸人もいるが、基本的には素で出てくる信頼感や、友情エピソードを楽しんでいる腐女子が多い。

作風リアル寄りの方が多く、具体的なエピソードを下敷きにしていたりする。

若手俳優

清潔感:★★★★★

いわゆる若手俳優という枠だとアイドル売りをしていることが多いので、アイドルあんまり変わらない。バラエティとか出ない分、大手アイドルより仕事クリーンかも。

女:★★

全体的にチャラついた人が多く女絡みのゴシップはよくあるため点数は低めだが、オタクもあまり期待していないのかひどくショックを受ける人は少ない印象。新規がついても無理な人は一瞬で離れるというか。

遊び人キャラならそれはそれでよいという節はある。

供給:★★

ブログSNSや各種配信サイトでの配信雑誌がメインか。若手俳優ユニットとして活動している場合や、プライベートで遊んでいることが多い訳ではない限り、特定コンビの安定性は余りない気がする。共演するとドカっと供給が増えたりする。

仲間:★★

マイナーCP場合は同志を見つけるのはかなり難しいと思う。特定CPだけ人がいるというパターンが多い。

軽く通っただけなので適当ではないかも。安定して萌える供給が多い界隈ではないイメージがある。

2.5なら元の作品腐女子が掛け持ちで書いているとか、そういう印象。

リアル寄りの作風の人が多めかな。

YouTuber

清潔感:★★★

かっこいい一般人くらいの人が多いが、売れてくると垢抜けてくる。動画で体張るかはグループ次第。

女:★★

熱愛も結婚もあるが、あまりおおっぴらには話さない印象がある。オタクもわかってやってる人が多い印象。

供給:★★★★

グループYouTuberなら毎日投稿のところが多いので、週一くらいは萌えどころが出る印象。Twitterなどでのプライベート遊んだ情報も充実している。

仲間:★★★

有名どころならまあまあいる。マイナーなところにはまってしまったらどうしようもない。掛け持ちしていても2,3グループくらいで、YouTuber全般というほど見ている人はほぼいない。

最近よく見る。動画投稿で定期的に供給があり、まだ腐女子ウケ狙いの文化が浸透していないので、素直な絡みを楽しんでいる人が多い界隈。

作風リアル寄りが多いグループパロディが多いグループとある。(おそらくオタクの層の問題

実況者、歌い手ニコニコ系)

清潔感:★★★★

そもそも顔出しなし、プライベートの公開なしのことが多いので、ただ単に謎。

女:★★★

普通にあるし普通に流出する。が、ちょっと有名な一般人くらいなので、オタクも分かって推している人が多い。とはいええげつないスキャンダルもたまに出る。

供給:★★★

グループ実況者だったら動画投稿するたびに多かれ少なかれ絡みはあるのでやや多めかつ安定もしている。歌い手は後から見れない配信の中身がよかったというパターンが多いと思う。

仲間:★★★★

実況者の人気規模に拠るが、まあまあいる。

人気の実況者、歌い手なら絶対にいるが、全体的に年齢層が低い。本人イメージイラストを描くのが普通文化圏なので、ナマモノというより二次創作に近い雰囲気がある。

作風も広いというか、プライベートが分からないせいかパロディの幅がやたら広いイメージがある。オリジナルと言われても分からいくらのものも。


政治家

清潔感:★★★

年齢のベースラインが高く、いわゆる悪人顔の人も結構いる。人前に出る仕事なので、皆身綺麗にしてはいる。

女:★★★★★

表に出てきている時点でほぼ妻帯者なので、ハマるような腐女子はもともと気にしていない。女絡みの気持ち悪いスキャンダルが出る可能性はなくもない。

供給:★★

誰を推すかにもよるが、基本は控えめ。wikipediaに載るようなエピソードでハマり、後は新着情報がないかウォッチし続ける感じになる。笑顔ツーショットが出てしばらく萌えられるくらいの燃費の良さでないと楽しめない。

仲間:★

よっぽど王道で無ければ基本的にいない。最近は同志の探し方も分からなくなった。国外政治家なら国外コミュニティでは活動が盛んな場合もある。ネタ的に言う人も多いが、ネタにして面白いCP萌えるCPは全くもって別。

戦場だった2chが廃れ、自分が離れてしまったのもあるが最近は下火だと思っている。各代議士キャラ立ちや報道の傾向など含め、2010年頃がなんだかんだ一番楽しかった。

10年前と政界の中心にいるメンバーがそう変化してないというのが盛り上がらない一因なのかも。

身の回りにいる人

清潔感:★★

そこら辺にいる人レベルの顔と清潔感

女:★★

当然彼女ができる結婚するなどはありうる。下手すると自分アプローチしてくることもある。

供給:★★★

ハマるくらいなので、定期的にイチャイチャしているように見える。最悪だが、自分からしかけることもできる。

仲間:★

リア友OKな人がいれば…という感じ。ネタ的に話すと案外さらっと受け止められることもある。

ネタ的におしゃべりするくらいならやったことがある人も結構いると思うが、マジになってきて成果物が出ると一気に黒歴史化しやすい。

増田は友人複数名が書いた教員ネタにした小説データを持っているが、昔書いたメンツの集まり一言でも話題にすると場が凍る。

xxxxx

清潔感:★★

期待できないが、イケメンオタクがついて界隈になるので平均するとそこまで悪くもないかも。

女:★★★★

たまに結婚してざわつかせる人もいるが、基本不可視なので無視されている。

供給:★★

書籍新聞週刊誌が中心になるか。ネット自称関係者情報にもいいものは紛れ込んでいるが、一定期間が過ぎるとほぼ増えないので、基本的には自分ガンガン補完していくしかない。

仲間:★★

意外といる。とはいえ絶対数が控えめなので非腐女子オタク腐女子オタクもあまり関係なく交流している感じ。メンヘラが多い。

いろいろ問題があるので察せないように書いている。

人がいないようで結構いて、なぜか全く接点なしCP存在している不思議な界隈。





他にもいろんな界隈が存在しているのは知っているが、よく知らないのでパス

金曜日 真っ暗な部屋で窓を開けてこれを書いている私と その周りの

はじめに、これは母親と娘(私)の話です。ブログを書くことが本当に久しぶりなので、元々文才の無い自分が書くとさらに読みづらいと思いますすみません

母親との関係に悩みが尽きないと感じるようになったのは、ここ最近のような気がしていた。

だけど今日、また"それ"が起きたとき、私は思い出した。

ずっと、"それ"は繰り返されていた。

諦めのような、虚無感を含んだったこ感情は、幼い時から繰り返し感じていた。

私は"それ"を知っていた。

幼稚園に通う頃、私には気になる男の子がいた。

いつも走っていて、時々転んでは汚れた服のまま、また駆け出しているような子だった。

まり記憶が鮮明ではないが、おそらく仲の良い友人に彼が気になると話していたのだろう。

母は、私が彼を好きなことをいつの間にか知っているようだった。

ある日、お迎えに来た母に「〇〇くんはどの子?」と聞かれたのだ。

私は無邪気に指をさして母に教えた。

その時、左斜め下から見た母の顔を覚えている。

眉をしかめて、口を少し開けたまま、「そう。」とだけ呟いた母は、明らかに嫌悪を私に示していた。

悟った。ああ、母の機嫌を損ねてしまったと。

母の機嫌を損ねることは私にとって何よりの恐怖だった。

おそろしいことに、それは今でも。

小学生の頃、着て行く服は母が全部選んでいた。

天気、気温、行事学校帰りの習い事。あらゆる条件をクリアする服装毎日ぴったりと揃えて準備してくれる。

私は母の選ぶ服が好きだったし、母曰く「上品で程よくキュート」な洋服を友人に「似合っているね」と優しく声をかけられた日はとても嬉しかった。

きっと忙しい日もあったのに、毎日毎日準備をしてくれたことに感謝している。

ただ、一度私が着たいと思った服を「似合わない」と言われた時に、私はとても怖くなった。

可愛いな、と思って店内で無邪気に手にしたそのワンピースを「変よ」と一言、それだけで怖くなった。

いいね」と言って、母もこちらに寄ってきて一緒にその服を手にしてくれると思っていた。

でも違った。

文章にしてみると、ただそれだけのことなのに、私は自分感覚すべてが間違っている、と強く思った。

私は洋服を選ぶセンスが全くない。欠陥している。

中学高校制服があったので母が毎日服を選んでくれる習慣は無くなったが、例えば友人と出かける時に服を選ぶと必ず私は母に「どうかな、この組み合わせ」とつとめて明るく聞いた。

本当はいもどきどきしていた。

「似合わない」「違うと思う」と言われたらどうしよう。

「いいと思う」と言われる日もあったし、「スカートの丈がおかしい(母は膝が見えるスカートのことをおかしいと言う)」とそっぽを向かれる日もあった。

たいていの場合バツをつけられたアイテムはすぐに他のものに変更していたが、どうしてもそれを着たかった時、別の組み合わせでプレゼンする。

すると母は「あんたがいいと思うならいいんじゃない」と言う。

初めて言われた時、殴られた方がマシだと思った。

言い返せないトーン、こちらを向いていない顔。

10代の私にとって、大きな壁を作られたような、それはそれはとても恐ろしい体験だった。

すぐにすがった。「やっぱそうだよね。どこかで見た感じをまねしたかったんだけど、違うよね」「やっぱり私センスいから、これやめるね」と。

ただ、ここで母の機嫌は元に戻らない。

もう、こちらの声は聞こえていないのだ。

ツーン、と。こちらの顔を全く見ない母の"それ"は大人になればなる程長くなる。

大人になると「もうその服は年齢的にきついと思う」とよく言われる。

断捨離だと言い、私の服はよくゴミ袋に入っている。

気に入った服、お金を貯めてえいっと気合を入れて買った服、家族には話せていない思い出がつまった服。

みんな色がなくなったみたいにして、ゴミ袋に入っている。

きっかはいつも本当に些細だ。

私が些細と思っているだけで、母には大きな出来事かもしれないが、私にとってそれは静電気くらい、突発的にパチッと起きる。

金曜日、帰りにこれを買ってきてほしいと頼まれて、無事購入し帰宅してみると頼まれもの冷蔵庫に入っていた。

「これ買ってきたよ?」と購入品を見せると、「たまたま出かけることになったから私が買っておいたの」と言う。

ここで、「そうなんだ。ごめん、私も買っちゃったか冷蔵庫いっぱいになっちゃうね」と謝るべきだった。

だけどその日ひどく疲れていた。

「連絡してくれたら買ってこなかったのに」と言ってしまった。

アウトだった。

この会話で、私は週末ずっと脅えながら過ごすことが決定した。

普段テーブルランチョンマットかお盆を置いて食べる夕飯時、私がそれらを準備する前に母はドン、と音を立てて食器を置く。

ご飯汁物、おかず、副菜ドンドンドンドン

高校生の頃突然のことに驚いて何も言えず、立ち尽くす私に目もくれず、母は不機嫌をアピールするように食べ始めた。

時々、はあと大きなため息や、小さな舌打ちが聞こえる夕飯は心臓が苦しいだけだ。

いただきます」と合掌しなさいと叱っていた子どもの前で、何も言わずに食べ始めた母は5分も立たずに完食し、「ごちそうさま」も無く、大きな音を立てて席を立ち、自分の使った食器を洗い始める。

私は一人静かに、なるべく音をたてないようにして夕飯を食べる。

今日あったこと、悲しかたこと、話を聞きたかたこと。

それらのすべての計画ガラガラと音を立てて崩れる。

こんな夕飯が、私が高校生くらいの時から異様に増えた。

こういう流れになったとき自分食事をつくると悪化するので、静かに皿の真ん中をみつめて、吐き気におそわれながら食べ進める。

リモコンを触ってチャンネルを変えると負けなのか、誰も見ていない番組が延々と流れる

父の仕事関係で、夕飯はいつも母と二人だったので夕飯時は好きなドラマ映画を見ることも多かったのに、あまり馴染みのない番組BGMに冷たい時間流れる

そして、食後に甘いものを食べたり、一緒に片づけをする時間はもちろん無く、

食後に片づけを終えた後、私はすぐに歯を磨き、眠る準備を整え、頭を深く下げて「おやすみなさい」と伝えてから自室へ向かう。

この時「ごめんなさい」と謝罪したことももちろんある。

しかし、いつもこう言われるのだ。

「何が?」と。

喧嘩ができない。

投げても返ってこない。

ただ、ただ、この時間が過ぎることを待つのだ。

この冷戦期間、母がいるかもしれないリビングにはなかなか行くことができないので、薬が必要な時に飲めるように常備薬は自分の部屋に常に置いている。

自室へ行く前にコップかマイボトルに水を入れていくことも忘れないようにしている。

慣れてしまった気もしている。

気持ちが落ち着く香りがするものや好きな飴を自室にこっそり置いて、少しでもこの小さな部屋で快適に暮らせるように試行錯誤してきた。

でも、何度経験しても突然こちらを向いてくれない、口をへの字にした母の表情には慣れない。

おそろしいことに、アラサーになった今でもこわくてこわくて仕方がない。

こわがっていることが情けない。

でも、こわいのだ。

ずっとこわいなら、すぐに家を出ていたかもしれない。

でも気づいたら、大学就職県内で、はじめからそれ以外の選択肢は無かった。

母に「A大学へ行け」と言われたわけでも、「B社に就職しろ」と言われたわけではない。

はじめから県内で」と思っていた。自然に。

それは多分、ずっとこわいわけではないからだと思う。

母はほんとうに優しい。

優しく、ときどきユーモアがあって、音楽が好きで、海外映画が好きだ。

ごはんもとても美味しい。

私が作るごはんもすごく褒めてくれる。

働き始めて家にお金を入れる度に「自分の好きなものを買っていいのよ」と言った後、ありがとうと優しく受け取ってくれる。

優しい母が好きだ。

愛してもらった自覚がある。

あらゆるものから守ろうと、常に私のことを気にかけてくれたことに感謝している。

から、ここから出ていけないのだ。

話は変わるが、通帳をしばらく紛失したことがあった。

知らないかと尋ねるが、家族は誰も知らなかった。

仕事が忙しく、それどころではなかった時期なので、「家の中でなくしたのだからいつか出てくるだろう」としばらく放っておいた。

ある日、通帳がどうしても必要になり、家中を探した。どこにも無かった。

そんなはずはないと連日通帳を探す私を家族心配そうに見ていた。

仕事に関して抱えている不安と、見つからないものへの不安がごちゃまぜになって、まるで狂ったかのように家中を探していた。

仕方ない、半休を取って通帳の再発行に行こうと思い、心配してくれた母にも報告した。

銀行に行き、「〇週間ほど、通帳を探したが見つからないので再発行したい」と伝えた。

対応して下さった行員の方の言葉に、私は鈍器で頭を殴られたかと思った。

おととい、つうちょうをつかっておかねをひきだされていますよ。

頭が真っ白になった。

何行かにわたって記された数字を見る。残高はほとんど無かった。

まり覚えていないが、「勘違いかもしれない、すみません」と怪しまれる前にとにかく銀行を早く出たかった私は多分適当言葉を並べて足早に去った。

私はまっさきに思った。

話してくれたら、いくらでも使っていいのに。

当時、あることでお金必要だということはうっすら雰囲気で感じていた。

でも「私出すよ」と娘である私が言うと偉そうなのかもしれないと思っていたし、両親がそういうタイプ人間だと知っていたので、必要ではあるけど足りないという話はしていなかったこともあり、能天気に流してしまっていた。

いくらでも、あげる。

違う、家族から、あげるのではない。

今までたくさんもらってきた。

私も参加させてほしい。

銀行の近くの本屋でなるべく人の少ない階の隅の椅子でこっそり泣いた。

立っていられなくなった。

あと少しで仕事に行かなければならないことと、家に帰ってどんな顔をすればいいのかわからないことで頭がぐちゃぐちゃだった。

話したらお金を出してくれない娘だと思われていたのか。

から隠し続けたのか。

必死に探している時、不安でいっぱいな私をどういう気持ちで見ていたのか。

からない、もしかするとこれから先ずっと、一生わからない。

学生の時、同級生とのあるやりとりについて注意されてから携帯メール通話履歴は見られるものだと思って使っていた。

あることがあってから大人になって彼氏ができても話せない。

話せないまま、外出が急に増えたことを不自然だと問い詰められる前に別れてしまう。

気になる人ができても、母に紹介する時のことをイメージしては〇か×を考えてしまう。

もう、こわい。

母ではない。

こわがっている自分がこわい。

今日も、"それ"は起きました。

来週、とても緊張することがあるから今週はとてもおだやかにすごすつもりでした。

そうしないと乗り越えられない気がしていたからです。

そのことを思うと怖くて眠れない毎日だったから、なんとか心のバランスをとって生きた今月でした。

でもだめでした。

私は家に帰り「言ってくれたらよかったのに」と言ってしまいました。

でも疲れていたのです。

言い訳かもしれませんが、ほんとうに心も体もふらふらだったのです。

ゴミ袋に入った気に入った自分の服を見て涙があふれてきたので、取り繕うこともできませんでした。

帰宅する旨の連絡をした時に返信で教えてくれたら助かりました。

もしくは「ごめんごめん」と笑って流してくれたら、もっと助かりました。

流れず、返されず、そっぽを向いて投げられたボールをずっと追いかけて走っています

走る私の背中監視するような目でずっと見ていますね、わかります、感じています

だんだんと体が冷えてきました。

窓の外は本当に真っ暗で、でも部屋も真っ暗なので、まるで境がありません。

どちらが暗いのか、もうわかりません。

2021-10-29

アイドル好きな人ともう付き合いたくない

元彼との話。

付き合いだしてから彼がアイドルにハマった。

しかもあれ。コンセプト的に身近さを売りにしてる方。勿論実際に見たら可愛いんだろうけど、正直もっと可愛い芸能人ゴロゴロいると思う。

彼の推しは彼と同い年だった。あんまりアイドルっぽい派手な顔立ちじゃなくて、どっちかっていうと素朴な可愛さだった。

嫌な気持ちがした。アイドルじゃなくて、女の子として推してるように見えた。

彼は友達との会話で、「もし同じ学校だったら絶対好きになってた」「叶わない恋をする羽目にならなくて良かった」と何度か言っていた。

クリスマスは一緒に過ごしたいと言ってくれたので嬉しかったけど、デート前になってから「夜にライブ配信があるから早めに解散していいか」と言われた。どうして日付をずらしたいと言ってくれなかったんだろう。

バレンタイン特別ものだとやっぱり嬉しい、と言われたから、彼の分だけ手作りにした。別に特別お菓子作りが上手いわけじゃないけど、何回も練習して、一番上手くできたやつをあげた。

ホワイトデー。彼は手紙をくれた。すごく嬉しかったけど、あとで、アイドルCDやらグッズやらにお金をかけすぎてお返しをするお金がなかったんだと知った。

私の誕生日。「もうすぐ誕生日だっけ?」と連絡が来たのは2日前だった。私のせいでアイドルにかけるお金が足りなかった、と思われるのが怖くて、プレゼントはいらないと咄嗟に言ってしまった。当日はライン一言おめでとうと言われただけで、夜に声が聞きたくて電話をしたけど、話すことがないから、と彼は10分無言を貫き通した。泣く前に電話をやめなければいけなかった。

彼は推し誕生日の1週間前から、もうすぐ推し誕生日だ、と楽しそうにツイートしていた。

アイドル好きな人がみんな悪いわけじゃないけど、それでもアイドルを好きなら、恋人以外に素敵だと思う異性がいるなら、恋人に最低限の安心を与えてからにするべきだと思う。

彼が好きなアイドルを見かけるたびに眉をしかめてしまうし、彼女達の曲も流れてくるとイライラするようになった。涙が出てくることもある。

あと元彼には死ぬか、推しに最悪な熱愛報道でも出て全部めちゃくちゃになってほしいと思っている。

anond:20211029134103

そもそも世界進出を目指す」ことを大々的にやってるのはK-POPくらいだから

他は海外進出といってもフランス語圏とかスペイン語圏とかの同一文化一言語内の話だから

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