夫の、自分の子どもが欲しいという夢を叶えてあげたいと思った。
夫の願いに対して、私は子どもを育てることに強い不安感があった。
私の育った家は、酩酊状態で理不尽に怒鳴りつける父親が中心だった。母は夫への恐怖で洗脳状態になり、子を庇うこともなく嵐が過ぎるのを待っていた。
きょうだいたちは、父から受けるストレスを発散するためにお互いに嫌がらせをしていた。
家族全員が歪んでいた。いちばん上のきょうだいは、社会人になって家を出た瞬間に心優しい性格になった。
私も家を出た途端にストレスから解放されて、惨めな思いをしなくなった。
そんな家庭で育ったので、そもそも結婚にもネガティブイメージ強めだし、ましてや子どもなんて考えたくなかったけど、夫が大好きだったので子どもを作ることにした。
子作りは、夫の「愛情が湧かなくても構わない。私が育てるし。産んでみてから決めてくれたらいい」という一言も大きかった。
不安と同時に、もしかしたら私も世間と同じように、我が子を愛せるのかもしれない。という期待もあったから。
私も世間と同じように、子どもが泣き声をあげた瞬間に涙が出てきた。
大声でなく声も、眠る姿も、夢中でおっぱいを飲む姿も、ぜんぶが愛しい。
怖がる必要なんてなかったらしい。
おめでとう。そんなあなただからいい母親になれると思います。大変なこともあると思うけど子育て楽しんでください。
おめでとう🎉
良かったね。お幸せに。 ほっこりしました。🎀