はてなキーワード: ウォッチとは
最近SNSで独身不倫女のアカウントをウォッチしている。サレ妻(夫に不倫された妻)のアカウントを目にしたのがきっかけだったが、不倫女アカウントのほうが断然面白い。
一口に不倫女とまとめたが、病状によっていくつかパターンがある。
おそらく一番想像がつきやすいグループ。「出会う順番が違っただけなのに」「どうして私を口説いたの」など。多少病んでいたとしても、不倫デートの直後には大抵惚気ている。
比較的歴が短い不倫女が多い。相手の男の「妻には嫌気がさしているから、いつか離婚して君を迎えに行くよ」などの大ボラを信じて健気に待ち、時間を無駄にしている。
(不倫女のなかでは)一番真っ当なグループ。不倫を止めた後に立ち直ろうとしているアカウントも多い。「よその家庭を壊してしまった」「早く不倫なんか止めて自分の人生を生きよう」など。
しかし、「不倫止める止める詐欺」をしない不倫アカウントはほぼ存在せず、大抵が期限を区切っても尚引きずっている。
ちなみに、別れる原因は奥バレ(不倫相手の奥さんにバレる)か、単純にフラれるパターンがほとんど。相手の男もクズなので、クズエピソードをきっかけに正気に戻れるラッキーな女もいる。
自ら別れを切り出した不倫女は勇者扱いされ、祝福のリプライが届いていた。
相手の男からすると一番扱いやすそうなグループ。「一番の愛人になる」「日陰の女でいいからこれからも一緒にいたい」
不倫相手という立場に満足しているアカウントが多い。どれだけ気持ちよく不倫相手を送り出せたかを誇っている。その送り出し先とは、もちろん不倫相手の住む家である。ここまで開き直られると、ウォッチャーとしては逆に心配になってくる。
不倫相手の嫁や子どもを憎み、果ては不倫相手本人も憎んでいる。なぜ別れないのかは不明。「嫁と子ども○ね」「授業参観や運動会に参加するなんてきもい」など、自分より家族を優先することに腹を立てて当たり散らす。ウォッチャーとしての見どころは連休や年末年始で、家庭行事を潰すことに生きがいを見出す者もいる。
不倫男からすると、開き直り系を見習って欲しいところだろう。ただし、これらのアカウントには不倫5年選手などもおり、彼女たちは再婚どうこうではなく「とにかく相手の家庭を破壊したい」という恨みを募らせている。
最近では、相手の男の結婚指輪を盗んで捨てるなどの暴挙に及ぶ者も現れた。「不倫は民事」とは不倫女がよくする言い訳だが、こうなると立派な刑事事件である。
にわかには信じられないが、不倫相手の子を出産する者がいるのだ。しかも1人ではない。隠し子が芸能界や政界だけだと思ったら大間違いである。
もちろん認知などされず、1人で育てていくことになる。将来相続でどれだけ揉めるのか…想像するだけで頭が犬神家モードになってしまう。
「避妊しなかったのか?」その疑問はもっともである。ただ、不倫カップルはチンパンジーだ。避妊を徹底するだけの理性があれば、そもそも不倫しないのかもしれない。
ちなみに、不倫女アカウントの中絶率は非常に高く、そのなかで全てを投げ捨てて産む覚悟をした者だけがこの低みに至れるのだ。
いかがだっただろうか。
SNSでは、独身不倫女たちが今日もポエムと怨嗟を投稿している。彼女たちが幸せを掴むことはとくに願っておらず、不倫相手の妻に平穏な日々が訪れることを祈るばかりだ。
中学ぐらいまでは苛ついたら叫んでたんだよね。
家で叫ぶと怒られるから海とかで叫んでた。
社会人になっていきなりど田舎勤務に飛ばされたときにこの癖が再発した。
上司も左遷されたダメ人間オールスターみたいな状態で本当に辛かったのもあると思う。
田舎で人の居ない場所は選び放題だったから周囲に人がいないのを確認して定期的に叫んでた。
でもある日、山の中で叫んでいるのを「最近あの辺って山犬?鹿?熊?の声が聞こえるよね」って噂になった。
それ多分、私です。
山の上で叫んだら麓に結構届くんだね。
流石にこれで自分が原因だって分かったら現代妖怪としてウォッチされてしまうと思って我慢するようになった。
代わりに枕を殴ることが増えた。
でもこれやると2ヶ月ぐらいで枕が壊れるんだよね。
ボコボコに粉砕した枕を社宅のゴミ捨て場に2ヶ月おきに捨ててたら、それが噂になった。
どうせ捨てるんだしと最後ビリビリに破いてたんだけど、それが「ナイフで滅多刺しにしてる。多分誰かの子供がストレスで不良になったんだ」って話になってた。
これは不味いな。
団地のフォークロアとして独身のままBランク怪人人妻みたいな扱いになっちゃうな。
でもね、出てくる時に職場の人に合っちゃったの。
田舎のカラオケ屋だから壁が薄いし、アニソン歌ってたの聞かれてんなって。
自分の趣味を職場に知られたくなかったのでもう二度と行かないことにした。
せっかく言ったのに流行りのJ-POPで縛るとか辛いだけだし。
ムカつく連中の悪事を書いた閻魔帳を用意するというのは結構楽しかった。
でも纏めてくとしょーもない奴らしかいないなって気づいた。
何百万もふんだくれるようなハラスメントをしてるのも見たことないし。
たとえばこれをライバルの会社に送っても相手にされないだろうな。
そんなこんなでたどり着いたのがシャドーボクシング。
相手を椅子に縛り付けている状態をイメージして顔面をひたすら殴る。
デブは柔らかそうな腹を殴る。
ただただ殴る殴る殴るたまに蹴る。
人間って人間を殴るのに向いてないんじゃねっていざ殴りまくって初めてわかった。
スポーツショップで自由に殴れるサンドバッグを数発ベシベシしたことはあったけど、何十発もワンツーしたわけじゃないから知らなかった。
あいつら体力スゲーなって今わかった。
ダンス真似してみてアイドルの体力おかしいだろって気づいた時以上にヤバさを感じる。
虚空殴りは本当にいいね。
枕殴りのときは流石に床に響かないぐらいを意識するけど、虚空殴りは足運びに気を遣えば床もきしまない。
カーテンちゃんと閉めてるの確認したらあとはひたすら全力で拳を振り回す。
非力な拳だろうけど流石に50発も打ち込めば歯の一本ぐらいはへし折れんだろとひたすらに叩き込む。
ほとんど開かなくなった目の奥から許しを請うような光が覗き込んでいるのを思うと、人間なんざ最後は暴力でボコれば終わる程度の奴らだってよく分かるね。
よく言う「筋肉を鍛えまくれば、いざとなったら殴れば良いと自信がつく」って話はこういうことなんだろう。
しびれ薬でも盛った想定でただただ殴り続けてやればいいだけなんだ。
凄い疲労感。
これが正解だったんだなあ。
でも実家にいた頃に虚空をボコボコ殴ってるの親に見つかったらキマづさがヤバかっただろうな。
一人暮らしサイキョー
最近、chatGPTとかStableDiffusionとかAI技術が話題だけど、こういったIT技術が社会に与える影響ってどのくらいなんだろう?
個人的にははてなやネットで騒がれてるほどインパクトはなくて、世の中がちょっと便利になるくらい。
これまでを振り返ると、
Napster、WinMX、WinnyなどのP2P技術が登場し、ブロードバンド環境が整ってきて、音楽や映画は(当然違法だけど)オンラインで簡単に手に入るようになった。
TVニュースで「宇多田ヒカルが新曲を発表」と聞き、Winnyで検索したらものの5分でダウンロードできた時には、これは時代が変わるって興奮したことを覚えてる(怖くなって後からCD購入した)。
1~2年もすればCD/DVDなんかなくなるし、レンタルCD/DVDなんて消え去るだろうって思った。
その後、サブスクサービスは発展したけど、20年以上経った今でも残ってるし、いつCDとかの物理メディアはなくなるんだ?
iPhoneが発売され、スマホやタブレットが急速に普及した。
ガラケーと違ってめちゃくちゃかっこよかったし、これはからは個人が高機能デバイスを持ち歩く時代だ、
そのうちメガネ型どころかコンタクト型とかのウェアラブル端末が登場して、常に情報を取り込みながら生活していくんだって思ってた。
実際はiPhoneはカメラが増えたぐらい、Appleウォッチもまぁ健康管理ができて便利なんじゃねぐらいの印象。
いつになったら俺の目を盗むやつが現れるんだよ?
Bitcoinが話題になり、ブロックチェーン技術による仮想通貨がいろいろ登場してきた。
信用の原理を聞いたときは、これは金本位制から続く国や中央銀行の貨幣による支配構造が一変するぞってドキドキした。
でもその後は、普及というか投機対象になってFXとか好きな人が上がり下がりを騒いでるだけになってしまった。
chatGPTが登場し、AIブームが起きた(逆か、AIブームが起きてchatGPTが登場したのか)。
ふーん、AIブームとか何回目だよ、人工無能と何が違うんだよと思って使ってみたらびっくり、日本語でもめちゃくちゃ自然に話す。
しかも、チューリングテストをクリアするどころか、3.5の時点で自分より頭よさそう(フォークト=カンプフ検査なら見分けられるだろうか)。
ただ、この自然言語処理技術に代表される今回のAI技術ってどこまで社会を変えるんだろう?
パーソナライズされたAIをみんなが使うようになって、ビジネスや教育現場での超優秀な部下・パートナー、教師になる、
寂しい独り者やボケてきたジジババたちの話し相手にはなるんじゃないかと思う(肩にインコを乗せるようになる)。
でも、弁護士、裁判官とかの士業、医者や救急隊員とか命に係わる仕事、果ては政治家を置き換えるようにはならないんだろうか?
MAGIシステムよろしく国会でAIに法案の良否を判断させたり、身体性を獲得したAIが選挙カーで選挙活動して当選、国会や議会に登庁する日は来るんだろうか?
適当に書く。脚色したり故意に現実と変えたりした部分はいくつかある。けど、おおむね本当の話。だけど、フィクションなんだと思ってください。
元々はよくいる男のオタクだった、と言って良いと思う。といっても、オタ活で人生が充実していたというタイプではなくて、抱き枕カバーとかタペストリーとか買ってSNSで見せびらかすということもなくて。そこでアイデンティティを主張してた訳ではなかった、という意味では今風のオタクではないのかもしれない。
ツイッターで数千人くらい、絵師とか同人作家とかエロ漫画家とかフォローしてた。VTuberは見ない。基本的には絵を描く人のフォロワー。
たまにはすごい気に入る絵師というのは現れる訳で、『推し活』をやるかどうか、迷ったことが何度かある。けど、そういう文化は自分には合わなかった。リプ欄見てるとなんか歯ぎしりしたくなる。
同人誌の委託とか、電子書籍販売とかで、粛々と買う。あとFANBOX入ったりする。多いときで月に数万円使ってた。
この数万円という金額は、俺はコアなオタクであると主張するにはたぶん少ない金額だし、かといって俺の所得の内訳の中で、無視できるほど少ない金額でもない。
サブカルの世界でそれ以上なんか何者かになろうとは思わなかった・・・というと、違うのかもしれない。ワナビめいた憧れが絶無だったとも思えなくて、ただ、幸か不幸か、本気になって取り組んで挑戦する気にはなれなかった。
俺がなんかやるとしたら、音楽はぜんぜんレベル高くなかったけど少しやってたことがあって、もしかしたら作りたかったのかもしれない。そういうことは今でも思う。
というのが前提。書いてて自分でもつまらないと思う。俺みたいなのはよくいるタイプだとも。
あと、書いてみると、無意識にルサンチマンが煮えてたんだろうな、ということがなんとなくわかる。イラストは好きなんだけど、イラストが好きな人たちの界隈の空気にはぜんぜん入っていける感じがしなくて、ただの消費者に押し込められる感じがしてた、というかさ。イラストAIに手を出したのは、そういうのの影響が絶無だったとも思わない。あ、これは一応は予防線のつもり。
で、ここから本筋。
AIイラストが出始めたときは、まあホットな話題だった訳で、絵師数千人もフォローしてるのでツイッターに流れてくるたくさんの情報はそこそこ追えてた。「ふーん」くらいに思って眺めていた。初期のNovelAIとかは、「上手いイラストが描ける」というのとはぜんぜん違う代物だった訳で、面白いけどそれなんの意味があるのよ? というのが最初の頃の感想。
どうやら意味のある絵が描けるらしいな、ということがわかったのは今年に入ってから。だいたいイラストらしいものが描けるAnything-v3.0というモデルが出てきて、これもやはり「ふーん」とは思ったけど、多少は感心した。このペースで進化するんだ、という感じ。とはいえ、『イラストらしさ』が出てくるだけならpixiv、っていうか俺の場合は普通にツイッターのタイムライン、を適当に見た方が楽しい訳で、この頃でもまだ存在意義がわからなかった。
さて、この頃から同人コンテンツの電子販売サイトにはAI生成のNSFWな奴がずらずら並び始めて、俺は冷やかし半分に買ったりしていた。
実用性は、最初の頃は「うーん」だった。というか今でも、ああいうところで売ってるのは「うーん」なのが相当多い。人がイラスト描いて作ったのに比べると同じボリュームでもぜんぜん安いので、ギリ存在が正当化されないこともないかな、くらい。
とはいえ、たまには当たることもある訳で、頑張って漫画を作り始めた人たちのとかは、粗が多いとか漫画として出来が悪いとかを割り切れば、『今晩のおかず』に使えたりした。あと、すごく安く買えるCG集で、普通にNovelAIのつまらないAI絵なんだけど、ボリュームあるから多少は良い絵が混ざってるとか、シチュの力で抜けるとか、そういうこともあった。
そんな感じで、気づいたら販売サイトのAI生成の新作はけっこう真面目にチェックしてて、悪くなさそうなのを(相変わらず冷やかし半分という気持ちはあったけど)ぽちるようになっていた。し、この頃からAI絵師(この頃は術師という言い方はまだそこまで流行ってなかったように思う)のアカウントをフォローしてウォッチしたりもしてた。
そういう感じだった期間が、一ヶ月くらい。
俺にとって革命だったのは、AbyssOrangeMix2というイラストAIモデルで生成された絵が、そういうところまで流れてき始めたこと、だったと思う。
最初に見たのが、ツイッターだったのか、販売サイトだったのか、どっかのブログのまとめ記事だったのかは思い出せない。とにかくウォッチしてたAI絵師界隈で、やたらクオリティが 高く見える(傍点) 絵が流れてくるようになった。
「こういうの出るんだ、これは人には描けないので、AIの存在意義あるだろう」
ちょっと話が逸れるけど、自分でイラストAIを触り始めてからというもの、そういうのが成り立つ仕組みは、なんとなくは把握するようになった。
AbyssOrangeMix2というモデルは、リアル系マージモデルというジャンルの、古典的な代表格みたいな代物である。つまり、イラストを描かせるAIに、実写美女風画像を生成するAIを適当に混ぜ込んである。そうすると、服のディテールとか身体の表現とかがすごくなってエロい。
まあ上手く配合比率とか設定できれば、という話ではある。AbyssOrangeMix2はやたら完成度が高くて、未だにこれメインで使う人もいるようなモデルである。
Stability AIの中で働いててAI研究してるような人からしたらクソどうでも良い技術なのだと思われるけど、AIイラストの界隈では革命だった。
上に書いたことを繰り返すけど、イラストAIを使って『イラストらしさ』が出てくるだけなら、『人が描いた絵』を見れば良い。けど、『AIイラストらしさ』が出てきてそれが『人が描いた絵』とは違うベクトルで美しいなら、イラストAIの存在意義を認めるしかない。
そういうものである。逆に誰でも簡単にすごい神絵師みたいな絵が出力できますというイラストAIには(まあそういうのがあるとして、というかあるんだけど名前は出さないでおくとして)俺は率直に言って存在意義を感じられない。
だいぶ話が脱線したので本筋に戻すとして、そういう訳で俺がイラストAIに価値を見出だせるようになったきっかけは明確で、AbyssOrangeMix2である。その頃の俺は、初めてAI絵師のFANBOXに登録してみたりする、というムーブをしたりした。
とはいえこれ自分でできるわ、とも思ったのは、事実ではあって。
自分でやると、自分の性癖にフィットするので、そういうところを狙いたかった。
やや埃を被っていたデスクトップPCの数世代前のGPUを5万円くらいの新しめの奴に買い替えて、AIイラスト始めてみたりした。
最初の一週間くらいは、なにもかも思い通りにいかなかくて大変だったけど、ググってノウハウ調べて色々試行錯誤しながらやってたら、なんかちゃんと自分の性癖に刺さるものが出るようになった。少なくとも俺は抜ける。
あ、俺はIT系で、そういうの慣れてる。windowsでやるの面倒くさいだろうと思ってlinuxで動かしてる感じ。そういう人がなんとなく使えるようになるのに一週間なので、慣れてない人はもっと努力しないとできないであろう。
で、しばらくはネットに晒さないでこそこそやってたんだけど、こういうのは他人に見せて、という要素がないと行き詰まるわ、ということも感じるようになった。それで、某所と某所と・・・に上げるようにした。上げててもフォロワー二桁なんだけど、それは積極的に宣伝してないし始めて日も浅いのでその・・・という感じ。
ちなみに、渋とかには投げないようにしてる。サイトに投げるとしてもAIイラスト専用サイトである。あとツイッター。一次創作しかやらず絵柄LoRAとか既存絵からのi2iとかは当然やらず第三者が検証できるようにプロンプトとか設定とか基本的に公開してる。それ使うのどうすか問題を棚に上げれば(AIイラストそれ自体の是非と、あとNAIリークの問題がある)、わりかしクリーンなもんである。そして、それで金を取ろうとは思わない。
自分で言うのもなんだけど、さすがにヘタクソなの投稿してるとは思ってなくて、それなりにこだわって質が良いのを投げてるつもりてはある。まあまあ気に入って継続的に見てくれてそうな人も数人はいる雰囲気で、俺はそれくらいで良い。あと、それで繋がりが出来たというとさすがにそれは嘘だろ、なんだけど、それ繋がりでたまにネットでお話する人とかはなんかいて、現状は割と居心地が良い感じである。
『俺はいかにしてAI術師になりしか』ってことなら、経緯としてはこれくらい。読んできた皆様は、文章くどい割に中身がないことに薄々感づかれているであろう。AIイラストやる人間のクリエイティビティは大したことないので、大目に見て欲しい。
で、以下は余談的な話。
こないだツイッターで燃えてた?話で、AIイラスト作ってる人も努力してるんだよ、いやしてねえだろ、みたいなのあって、面白がって眺めてたんだけど。
俺たちは費やしてる時間ということなら、たぶんけっこうそれなりの量を突っ込んでるのは事実である。もちろんAIイラストが始まって数ヶ月しか経ってないので、これまでの蓄積の総量ではイラスト描く人たちには負けるけど、それなら数年後には追いつく訳で。
それを努力と呼びたい人がそう呼ぶのは構わないと思う。ゲーム遊んでるのとなにが違うんだ、とも思うけどね。
イラストレーターになるような人っていうのは、それこそ十代の頃から人生賭けてやってるんだろうなあ、というのはツイッターで見ていると伝わってくる。それと、不特定多数に対して自分の実力の承認を求めないと生きていけない、というのはかなり辛いことだろうな、ということも。それで病んで潰れちゃった人ってよく見るしね。職業イラストレーターで食って行こうというのは、大変なことであろうな、というのは、見てるだけの人も察することはできる。
で、俺たちはそういうことはなくて、なんとなく人生歩んでて、創作(仕事とかなんとか言い換えても良いかもしれない)って人生とか実存とか賭けてやるようなことじゃないとか思ったから、ここにいる。
イラストになにを求めてるかって、端的に嗜好品だと思ってて、ささやかな癒やしを買い求めたいに過ぎない。
イラストレーターさんたちがそういうところで商売してくれるかっていうと必ずしもそうではなくて、SNSとかでは必ずしも嗜好品として実用的なものが伸びる訳ではないっぽいので、イラストのトレンドと俺たちが欲しいものって、けっきょくどんどんずれていく。その中でどうにか自分の性癖に近い絵師をがんばって探してその人から買って人によっては『推し活』していついなくなるかわからない絵師を支えて、という日々だった訳である。そういうのが楽しい人は良いんだろうけど、全員がそうでもない、というかオタクというかサブカル消費者やるような人間の中では楽しんでやってる奴は少数派じゃないの?と思う。
でもイラストAIさんはそういうの端折らせてくれるので、確実に俺たちのニーズには応えている。好みの絵柄が出るようになるまで設定をチューニングして(モデル選び、生成の設定、プロンプト、LoRA適用など、ここには意外と努力と技術が要るのだが)、あとは欲しいだけ出せば良いんだから・・・
・・・というのは大嘘で、どんなにプロンプトで頑張っても欲しいポーズとか服とかが出てこない(学習がちゃんとできてなくて描けない)からControlNetでなんとかとかLoRAで云々とか、あと細かい粗とかは常にたくさんあるのでそういうの修正したいとかやりだすとここでもやっぱり努力しないといけないとか、そういう問題はある。
でもそれは努力でなんとかなる問題で、覚悟は問われない。ゲームをやり込むのと同じ。
俺は、覚悟のない人が余暇にやって、自分の欲しいものと多少の繋がりを得られる、っていうのは趣味というか道楽としては素晴らしいことだと思う。
そう、イラストAIとは、道楽である。たぶん、俺たちは、それをそれ以上のものとは思っていない。
ネットで見かけるAI術師たちを見てると、「AIを使っていることは不問とするならば、ちゃんとモラルを持ってやってるんだろう」という感じがする術師って、俺みたいなタイプが多そうなんだよね。ちなみに、すごくたくさんいる。たぶん一番多い。フォロワーせいぜい3桁なので目立たないけど。次に多いのはお金儲けとか一山当てるとか承認欲求とかやりたい人って感じはし、それより更に少ないほとんど例外的な人種として「なんか邪悪なことをしたい人」がたまにツイッターに湧いてるかな、という感じ。
雰囲気は昔の2ちゃんねるっぽい。大多数の利用者はなんとなく楽しみたくてやってる名無しさん。気の利いたことをやって認められよう、みたいな奴もいてIDで呼ばれたりコテがついたりしている。荒らしは数は少ないけど暴れるので目立つ、みたいな。
それでなー。以下は本当に余談というか、まあ世間の論点にいっちょ噛みくらいはしておきましょう、というお話。
俺たちは別に金取ってなんかしようとかそういうつもりはない。繰り返すけど、自分のためにささやかな癒やしが欲しいだけである。そういう意味で、イラストレーターさんの仕事を奪おうとかはまったく思わない(ある人・・・というか、そうさせたい人にはどう対処するの問題はある。それはそっちでイラストレーターさんたちはどうにか頑張って対抗してください、としか言えない)。
ま、実際問題として、AIイラスト垢って今のところ、同族のAIイラスト垢にフォローされて伸びる以外ではぜんぜん伸びない感じもするし。
ただし、俺のサブカル向け出費は順調に減少している。5万円するグラボを買っちゃったけど、節約効果で来月くらいにはペイしそうなのも、また事実である。
俺がサブカルに何万円も使ってたのって一種の中毒だった訳で、AIイラスト道楽中毒になれば相対的に安い訳で、差し引きプラスになる。『今晩のおかず』を自給自足する割と実用的な手段であるという効果も相まって。
これはつまりは縮小再生産に加担しているということであって、その点に関してだけはやや胸が痛む。
とはいえ、「オタク向けの商品をバンバン買え!消費しろ!」というのに踊らされ続けるのも、しんどい訳でさ。降りさせてくださいな。去るものを追わないでくれ。
今のAIイラストっていうのは、これまで書いてきた俺の事例みたいに、努力はできるが覚悟はできなくて満足が得られると嬉しい、というニーズに一番合ってると思う。おかずを地産地消し、その過程でも享楽が得られる、という道楽である。他人の出したAIイラストっていうのは、まあそんなに低くない頻度で刺さるのはあるけど、基本的にはそれを楽しむくらいなら自分で出した方が、ってところがある。逆に、AIイラストやる他の人に刺せると、してやったり感があって嬉しいというところもあるけど。
で、俺らみたいなのって、けっこうそういう意味の努力が要求されるのは事実。
そういうところが面倒くさいので、ものすごくでかいムーブメントにはならないはずである。ゲームを本格的にやり込む『廃人』みたいな人が数の上では少ないのと一緒。
『nijijourney V5』というサービスがある。『神絵師らしさ』を存分に発揮した画像がツイッターとかでよく流れてくるので、ご存じの方も多いと思う。これは無料枠でもそこそこの枚数、月額数千円課金するともっとたくさん、イラストが生成できて、しかもそこまで面倒くさい設定とか要らない。Discordで割とシンプルな呪文を投げれば向こうが勝手にやってる最適な設定で動く、ようなサービスになっている。
現状、これがいまいちなのは間違いないと思う。『神絵師らしさ』は出るんだけど、それはどっか上の方に書いた理由で存在意義がない、と俺は主張する。あと、それより根本的な問題としてはNSFW出せない縛りがあってそれがきついとか、あと本当に「誰がやっても同じ」になってしまうので自分の性癖に刺さるものにチューンできないとか、色々問題点はある。
けど、そういうのをなんとかした後発サービスはどこかの会社が頑張って作ってる最中だろうという気もして、それがサービスのクオリティというか気の利いてる度合いみたいなところで「俺たちが使える水準」になれば、でかいムーブメントになるのかもしれない。
なったら、あとは俺たちの縮小再生産が勝つ。
「AIに仕事を奪われる」立場の人たちってすごい大変だと思うけど、その反対側では「そもそも仕事にならなくなる」という形で需要が溶けていく部分もあると思うんだな。そういう需要で食ってきた人はどうするんだろう、みたいな。「イラストAIの方が低コストで需要に応えられる」ならこれまでイラスト描いてきた人たちが覚えて使えばそれで良いという話もあるけど、それ以前に需要のいくらか(ぜんぶではないにしても)は消滅する方向性である。現に俺は節約できてしまったのだし。
そういうのはあんまり正規雇用の職業としては成り立ってなかったという意味では「イラストレーターの仕事を奪わない」かもしれないけど、じわじわ来るだろう、みたいな。
そういう意味でイラスト文化というかイラスト産業の未来は明るくない気がするのだけど、とはいえそれがものすごく明るいものに見えてたのが異常だった、ということかもしれない気もしていて、ちょっとよくわからない。
俺は節約したとはいえ、サブカルに落とすお金がゼロになった訳ではないし、まだ消費者を名乗れるのだけどさ。
ささやかな癒やしを買いたい人に、ささやかな癒やしを売れてなかったという意味では、そのシステムはずっと前に壊れていて。AIって、つまるところそれを露呈させただけだと思うよ。
廃盤で今後プレミア価格になるだろうからと、実際に嗅いだこともない香水を買うのはいかんよな、うん絶対ダメ
けど嗅いだこともないものが好きか・今後使うかなんて分からない
ネットのレビューでは癖がなく使いやすいという評価が多かったけど
でもダメ
だいたい廃盤を惜しんで買うなら、新作はノーチェックで全部ボトル購入するのか?っていう
新作は量り売りで少量ずつ試して、そこから気に入ったらボトル買いだ、それだってかなり吟味というか逡巡というか迷いに迷って買う
フリマサイトの廃盤予定の個人管理の新古品ボトルをノーチェックで正規の定価同様の価格で買うとか、そんなのおかしい
これはプレミアになる品を手に置いておきたいという欲からくる購買意欲だ、決して使いたい目的ではないのだ
正規品の6割程度の額で出品されていて、出品者の取引を見ても問題なさげで、
これを購入したいと思うのも、高級ラインの品を安く手に入れて試してみたい手元におきたい、そんな感じの欲求で
メインにしていた汎用オタク向けSNSでウォッチパーティーが流行し始めたが参加者とそれ以外で温度差が出るようになってギスギスするようになった
映画好きはウォッチパーティーはみんながたのしい!文句付ける方がおかしいって態度で他に誘導されても移動せずずっと映画の話を続けている
映画以外の話題はしにくくなったしウォチパウォチパと騒いでて嫌気が差した元居たユーザーはやめていってるしウォチパ参加しない人が肩身狭くなってる状態
映画好きはみんなが映画好きでしょ?移動しなくてもいいでしょ?って態度で居座ってるが映画オタク以外ユーザー減ってる要因になってると気付いてないしなんなら自分が布教して盛り上げてやってると思ってる
前提として私のワンピースの知識はにわかレベルで、本誌の購読歴は10年以上だがそれより前のワンピースはアニメと単行本をとびとびで見たかなレベルの知識。そのためキャラを割と知らなかったりする。
映画前情報としてよく知らない奴が娘、幼馴染として主要キャラの過去にくい込んできていると思ってあまりいい感情は抱かなかった。なんというか設定が夢小説と呼ばれる原作世界にわたしのかんがえたさいこうのヒロインを突っ込んだようにしか見えなかったからだ。
だけどもFAKE TYPE.が楽曲提供してたこともあり、映画にこそ行かなかったもののウタの曲発表直後に聞いてみたりしていた。
流行りには疎いのでAdoさんのことはうっせぇわ歌ってたハスキーボイスの方くらいしか知らなかったけども曲を聴くとやはり歌唱力が高いななんて圧倒された。特に楽しみにしていたウタカタララバイはFAKE TYPE.らしい曲調と言葉遊びでなかなか歌うには難易度の高いというのにかっこよく歌い上げていて凄いななんて思ったりもした。
私の周りの一部の方は面白いと何度も映画館にいってはいたが何となく映画館に行く気にも慣れず今の今まで映画を見ないままアマプラでの配信が始まった。
何度も行っている友人に勧められウォッチパーティで見ようと言われて言われるがまま見た。
1度しか、それも話しながら見ていたため記憶が怪しいところもあるが感想をここから書いていく。
最初からライブのスタート。新時代が丸々流れるシーンはライブとしての演出はなかなか面白く、また直前に10年ほど前のワンピースの3Dの奴を見ていたためCGの進歩が凄いななんて感心してしまった。新時代はよく流れることもあり知っている曲が流れるという安心感もある。
ライブが多すぎるという意見もあるようだがキンプリことキングオブプリズムの映画に通いつめていた過去もある私としては全く気にならなかった。
あと声優と歌声の声が合ってないみたいな意見も見たがそれもそんなに気にならなかった。
だけどもキャラクターとしてのウタが好きになれなかった。
ルフィの幼馴染で海賊に憧れていたのを知っていた上で笑顔で海賊やめなよというシーン。私の言うこと聞いてくれるよね?と言った感じにしか見えなかった。何でこんなぽっと出のキャラがそんなルフィの根幹となる海賊というものさも当然のように奪い、思い通りにしようとするのか。この二人には幼馴染といえどそれほどの関係性はないはずだろう、傲慢すぎやしないか?しかし海賊を嫌うのは理由があるのだろうしとモヤモヤとしたものを抱えながらのスタート。
そして観客に向けての一方的なおしつけのような救済。途中からのメンヘラめいた行動されてしまえばよっぽどの事情でもあったのだろうかなんて思いながら見進めていく。
しかし、海賊が嫌いなのはシャンクスに置いていかれたから。一方的に救済へと走ったのはずっとウタの歌を聴いていたいという感想からといった感じだった。
海賊が嫌いになるのはまぁなんと言うか分かる。序盤に簒奪するタイプの海賊にやられた人々らの悲惨な声を描いていたためだ。それに序盤の段階ではシャンクス達が島を壊してウタを置いていったという状況であれば多少なりとも恨みたくもなるよなと。
しかしそこから何故救済に走るのかが分からなかった。現実で悲しいものを見すぎたためウタワールドに逃げ込みたかったのか。ひとりでにげ込めばいいのに周りを巻き込む意味がわからない。なまじ能力があっただけにそれこそ神にでも成り上がったつもりだったのだろうか。
またメンヘラめいた行動についてはネズキノコを食べて錯乱していたという説明があるが、その時の言葉が本当に上から目線で、ウタワールドではみんな平等と謳いながらも結局は自分の思い通りになる世界で一人は嫌だったから巻き込んだのを救済だとか綺麗事で覆ったようにしか見えないしそれをストーリーの展開でまわりが認めて持ち上げてるようでなんというか気持ち悪い。そもそもゲリラ的に人を集めて強制的にウタワールドに閉じ込めるとかテロでしかない。
そして途中で島を壊したのは自分のせいだったと知っていたというのがわかり、海賊嫌いなのは逆恨みでしかないじゃないかと驚いた。
そこからのトットムジカを歌っての展開。本当になんでウタワールドに閉じ込めたのも、夢の中にいる人らの体を動かして怪我をおわせたのも、魔王が蘇りかけてやばいのもウタのせいなのにこんなことになると思わなかったなんて少なくとも最後のはヤベェって分かってただろうになんで……。世間知らずなとこはある描写はあったけど世間知らずってレベルではないだろ。
解毒薬断ったあたりもよく分からなかった。命で償う、生きて償うそれぞれ賛否あるだろうが今回のは自分のせいでウタワールドに閉じ込めた人を助けるには自分が死んだらだめなのにさ。そこで歌って戻ってこれたから美談みたいな感じで終わったけれども。死んで償うのはいいけど先に助けてくれとしか。
その辺のシャンクスも解釈違いで、ただただウタを甘やかしてるようにしか見えず、親だというのならしっかり叱ってやれよ!!!と思ってしまった。そもそもウタを置いていったあたりも海賊よりも歌姫として活躍して欲しいという親心もあったかもしれないが個人の意志を確認しといて無視するというムーブは褒められたもんじゃない。魔王復活させる鍵抱えて冒険したくないから置いていったんではと邪推したくなるレベルだ。シャンクスがそんなやつだとは思いたくない。
あとは個人的には1番意味がわからなかったのはサニー号のマスコット化。かわいい以外の役割がない。出てきたからには何かしら絡むのかなと期待してたら特になんもなく終わった。ベポやブルーノみたいにウタに危害を加えないように変えられたとかでもないから、本当になんで出てきたのかよくわからない。かわいいだけ。
総評としては頭空っぽにしてウタのライブをメインにシャンクスとの共闘とか楽しめると映画を見れば楽しいがストーリーをちゃんと考えたりキャラの深堀りをしようと考え出すと意味がわからなくて好きになれない作品だなといったところだ。