「要請」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 要請とは

2024-01-01

大阪万博邪神ミャクミャク様復活を狙う邪神崇拝者による陰謀なので、

ミスカトニック大学調査要請したい

というか、中止だ中止!

anond:20210406094750

面白い仮説で、途中までメトロノームのように頷いていたが、ここからズレた。

なぜ男の問題自分たち解決しようとしないのか。

だって同じように弱者男性のために自分たちで行動を起こせばいいだろ。女性にばかり救いを求めるな。

コミュニケーション能力の低さも弱者男性の生きづらさの原因だと言うが、それはただの努力不足だと思う。

女性社会から幼い頃から気配りや思いやりを求められ、温良貞淑女性像に適合することを強いられるため、

自然コミュニケーション能力は高くなる。

女性はたくさんの苦労や抑圧を乗り越えて高いコミュニケーション能力を獲得しているのだ。

男はコミュニケーション能力が低いから〜と甘ったれるな。

(強調と省略は引用者)

女性コミュニケーション能力社会から強制されたために身についたもの、としつつ、同様の態度を取らない男性を責めている。だが、フェミニズム的に考えて、そもそも女性強制する家父長的社会こそが問題なんじゃあないのか。結果的ケア能力を高めざるを得ないような気配りや思いやりを求めてくる男性中心社会こそ本来否定すべき対象だろう。抑圧を受け入れてミイラ取りがミイラになってしまうのは、いわゆる内面化だ。女児に男女不平等な優しさを要請するな、と突っぱねるべきだ。

「女は薄っすら好かれる、男は薄っすら嫌われる」というネットミームがある。

私見だが、これは生物本能に由来するものではなく、社会の底にへばりついた頑固な男女不平等が未だに存在するためではないか。私は昨日、「知らんでぇ」というVtuber3人グループショート動画を見た。3人が仲睦まじく声を掛け合う動画だったのだが、「女の子3人で可愛い」のようなコメントが人気になっていた。実際は男性一人が含まれるのにも関わらず。これは要するに、人当たりのいい柔らかい態度を取っているのだから女性のように見える、ということが言いたいのだろうが、サブカルチャーの見えやすい部分にさえ、このような価値観が残っている事が女性への優しさの要請存在する証拠だと思う。

モンスターズファンタジー攻略コツ

ぷらっとば〜すで名前が挙がったので作ってみた

初心者が見るべきサイト

ウィンドウ化して以下のサイトを見るのが鉄板ウィンドウ化は下のMF日記にあるよw)

世界ごとのクリアチャート

第1~第7世界まではこれを繰り返すことになる(第7世界クリア後はW8のスカラーの村に飛ばされるが、第7世界トリビア洞窟クリアしないと村から出れない仕様となっている)

町・ダンジョン大陸備考
メルボンの町第1大陸
大地の洞窟第1大陸
ピラミッド第1大陸推奨、しなくても攻略はできるが後半で時間がかかる
風の塔第1大陸第2大陸へのダンジョン
ハラーレの村第2大陸
ハラーレの訓練所第2大陸ハラーレの村内の北にある、クラスアップ推奨
カナンガの大森第2大陸
北の砂漠第2大陸ボボイベント、大体ここで詰まる
エストの町第3大陸北の砂漠を川で隔てた右側の橋から行ける、生命洞窟には寄らなくてよい
ラビリンス第3大陸
ジャック・ザ・リッパー第1大陸メルボンの町に居るジャック・ザ・リッパーを倒す必要がある
蜃気楼の塔第3大陸
炎のほこら第4大陸蜃気楼の塔から北東にある橋から行ける、フレンズダンジョンは寄らなくてよい
炎の洞窟第4大陸
???第1大陸メルボンの町の北にある墓から魔界へ行ける
魔界の村魔界ワープを取ってないならスルーしても構わないが、RTAでもない限りは通常寄るべき
ラストダンジョン魔界

苦戦する場所

ピラミッド

誰かと一緒に行かないとワープが使えないという時代は終わっている

実はサブキャラを作ってスイッチの上で切り替えれば一人で行けることが判明している

ボボ

出現する場所砂漠であることに間違いはないので、エンカウントするまでひたすら動くしかない

マディスライム生命洞窟で全体攻撃できる奴らを使えば戦闘の労力は減る

また世界が違ってもサボボであればクリアできる(第一世界のサボボを第二世界に持って行っても問題ない)

なぜエンカウント率も上げないのか分からない

蜃気楼ジャック

第4大陸へ行くには、ラビリンス蜃気楼の塔、そしてメルボンの町に居るジャック・ザ・リッパーを倒さなければならない

よくありがちなパターンとして、ラビリンスの後に蜃気楼の塔をクリアして、メルボンの町まで戻ってジャックを倒してからまた行くのは非常に面倒で無駄な往復でしかない

そこで経験値25倍を利用して蜃気楼の塔を攻略する前にジャックを倒せば、蜃気楼の塔へ行った後にすぐ第4大陸まで行けるようになる

役立つ情報

アクセス禁止

IPアドレスレベルで行っている可能性もあるが、実際はキャラクター削除でしかないらしく、新しく作ればプレイすることが可能なことが多い

MACアドレス登録している可能性もあるのだが、もしそうだとしても工夫でどうにでもなる

登録する時の情報

ユーザー登録時の郵便番号や生年月などは、かつてゲーム内のシステムで使っていた名残で残っているだけなので、完全な架空でも問題はない

というより自分自身情報を入れてもリスクしかないので完全架空が推奨される

生命

今は募集するよりもやることを失ったプレイヤーとかがCコースAコースを開けてくれている可能性があるので、便乗してしまうのもあり

また1時間以上居ると追い出される仕様だが、戦闘中に経過しても生命洞窟に居るという扱いになる

自動ログアウトもないのでピラミッドスイッチなどでは必要分のキャラクターとクラウドなんかを使えばずっと押しっぱなしも出来る

戦闘のゲージ

戦闘のゲージは戦闘時に一番敏棲が高いキャラクターが一番速く、値に合わせて進行が遅くなる計算となっている(自爆でもない限り最低戦闘時間が短くなることは永遠にない)

チャットについて

チャットルームが売りだったけど管理人が見ていることで価値無し、現在は別のSNSなどでそのチャットを作っていることが多いので意味がない、吹き出しログに残らない

ましてや通常の利用である協力要請をしても妨害されるし、チャット発言したら無視されたりリア凸される危険しかないため、ゲームチャットは使わないというプレイヤーも多い

隠し職業などの情報非開示

管理人が元々情報を公開したがらないのと、オフラインにもしたくないので隠し職業などの情報については一切非開示している

その流れで村社会どころか、独裁国家以上の情報統制がされているため、界隈の民度は非常に悪い

anond:20240101032921

男性は誤解してると思う。

一方、男性から

恋人がいないのはデメリットしかないのか」って擁護があって内戦状態

社長さんが言ったのは女性経験がないことのメリットであって

恋人がいない」ではないでしょう。

実際、恋人がいないことには、フットワークが軽いという明確なメリットがあります

例えば飲み会にさそってもそう断らないし、異動を要請してもリスクなく応じる可能性が高いでしょうね。

だけど、女性経験がないことには、デメリットしかないと思う。

なりたてのプログラマーしか書けないプログラムがありますか?

研修医に好んでかかりたい患者がいるでしょうか?

・・・経験はいつでもプラスです。マイナスを生まない。

2023-12-29

anond:20231228220826

概要: 都会における競争自由主義経済要請である。都会で水商売に関わる青少年リスクを厭わずに客に営業をかける傾向にある。しかしながら、店員同士の過当競争は、却ってサービスの質や労働者環境劣化させているのではないか。著者はぼったくりに遭遇した。

これでいい?

2023-12-28

anond:20231228212719

人権は生まれ持つ権利のことですよ

これ落としちゃう子ども製造してるの親以外の誰に責任ありますの?

義務教育とは親が子ども社会で自立して生きていけるよう教育を施すことです。学校は親の教育権を補完するものとして存在しているだけ

親は子ども教育を受けさせるだけでなく、その内容や方法についても自分自身責任を持ち、人格形成生涯学習の基礎を培う重要役割を果たすべき

から社会的な要請ですし、それ以前に自分の子でしょ?自分の子どもと過ごすのが楽しくないの?って話なんですよ、どうして子ども作ったの?

日本国憲法第26条第2項:すべて国民は,法律の定めるところにより,その保護する子女普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は,これを無償とする。

 

教育基本法第4条:国民は,その保護する子女に,九年の普通教育を受けさせる義務を負う。国又は地方公共団体の設置する学校における義務教育については,授業料は,これを徴収しない。

 

育基本法第10条:父母その他の保者は,子の教育について第一義的責任を有するものであって,生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに,自立心を育成し,心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。

2023-12-24

悲報女性の『優しい人が好き』、カモとしてだった

https://togetter.com/li/2281201

男性二人から計一億五千万を詐取した頂き女子りりちゃんは、騙されやす男性はと問われこう語った

こちらの気持ちを気遣ってくれる人

一方的に話さない人

相手気持ちを汲み取ろうとしている人

彼女が初めて言語化したが、木嶋佳苗上田美由紀もほぼ同じ特徴の男性を餌食として選んでいた

また、頂き女子ほどではないにせよバブル期にアッシーメッシーとして搾取されていたのも同様の心優しき男たちだった

ここから女性に優しく接するのはリスク」=「女性人格尊重してはいけない」という残酷事実が浮かび上がる

もともとナンパ師界隈では「女は雑にイジり倒せ」が鉄板の定石であり、男女論界隈でも「女性男性の優しさを弱さとしてしか捉えられない」と喝破していた

そこに防犯上の要請も加わる……

この事件日本の「空気」が変わる契機になるのではないかとも思ってしま

anond:20231223223306

男は男性差別にはヤケに敏感なのに、女性差別には鈍感………という問題を追っているフェミの端くれです。もし不快に思ったなら、ネット魑魅魍魎の戯れ言として気にせずスルーしてほしいんですけど、わたし個人の考えでは、この「お宮参りでの男性差別問題も、男差別敏感現象の現れに見えてしまいました。

日本では母親の生きづらさや女子生徒は受験で不利になっている話など、まだまだ深刻な女性差別が残っています。そんな中で、主に男性オタクなどを中心に、公共広告女性キャラ乳房強調や、不自然スカートの陰、警察看板娘役を雇ったりする問題クレームが入っただけで、敏感に反応し、苛烈炎上させたりする事態が起こっていました。あくまで、わたしの、ただの感想ですが(しつこくて申し訳ないのだけど、この点は強調しておきます)、お宮参りで赤ちゃんを抱く子育てパパに、お母さんに抱いてもらうよう神主さんが要請することが、それほどの問題でしょうか。傷付かず赤ちゃんをご相方さんにパスすればいい、ただそれだけで済むのではないでしょうか。

かに間違いなく男性差別の一例だと思います、表面上の形式だけを見れば。これはあなたではなく一般の男の人たち(追記・だけでなく女性など、全員にも!)全員に言いたいのですけど、発見した新しい問題を報告することはとても立派です。お忙しい中で、労力もかかりますからね。だけど、机上のパズルゲームのように頭の中の論理だけで男女平等を捉えるのではなく、現実に発生している否定しようのない涙、悲しみ、身を切られるような苦しさ、…そうした本物の被害にこそ、注目していただきたいのです。

2023-12-20

コロナ陰謀論反証がほしい

インフルエンザ流行っている。今流行ってるやつは、高熱のあと咳が長引く、というものだ。

で、思ってしまった。これってコロナなんじゃね?コロナインフルって名前つけてるだけなんじゃね?

インフルってことにすれば、パニックは起きないし保証対策も(コロナほどには)しなくていい。結局罹ってしまえば家で寝てるしかない、っていうのはコロナインフルも同じ。治療的にもタミフル出すかどうかくらいしか違いはない。

ワクチンで使いまくってしまった保険料税金の穴埋めをするためとか、第何波で自粛要請するのしないのというゴタゴタを起こさないために、なんとかコロナって言う単語を使わずにするための陰謀なんではないか、って思ってしまった。

でもこれってもう陰謀論そのものから、誰かに否定してほしい。陰謀論者なんつーめんどくさいものになりたくはないのだ。だからすまんがだれか今流行りのインフルコロナと明確に違うんだっていう科学的な根拠を見せてもらえないだろうか。反論しないから。

2023-12-18

anond:20231217180815

point of no return」(帰還不能点)って概念があってな。物事には、ここから先どうやっても逆転できない状況ってのがあるんよ。

大阪万博の決定は2018年11月で、その時には既に建設費は高騰の一途を辿っていたか計画破綻は目に見えていて、その穴を埋めるために外国企業特別建設免許制度を作るか予算支配する必要があったから、2021年衆院選後に維新政権入りしなきゃいけなかった。

あるいは政権与党でもないのに万博国家イベントにして、予算を握る自民維新潰しに使えるようにしてしまった時点まで遡るなら、招致への協力要請をした2016年

2023-12-16

anond:20231215103456

女性賃金を減らすよう要請しても人手の足りない民間企業がそれに応じるとは限らない。

三十歳以上の女性社会保障受給権を停止するのがよい。年金受給権、健康保険介護保険生活保護すべての公的金銭補助を停止する。

稼働力が減少する中高年期以降生き残るため女性必死に多くの子供を産まなければならない。

女性子供を産むインセンティブを与えれば自然出生率は上がる。

そして子供の方は養わなければならない母親に早く死んでほしいと願うだろう。

子供を産まなかった女性は早く死にたいと願うだろう。

持続可能社会の出来上がりだ。

2023-12-14

教育委員会最後に取り組んだ課題 <其の三>


(前part)

https://anond.hatelabo.jp/20231213191557

3. 若手職員のB君

直情的なタイプだった。怒りだろうと悲しみだろうと、感情の振れ幅が大きいタイプである

最初の方で説明した場面で、職場コピー機が置いてある台を蹴っていたのが彼になる。傍目から見ても、「どうして採用されたのだろう……」と疑問が湧いてくるほどだった。

ストレスには耐えられないし、自分勝手スタンドプレーは多いし、立場が弱い人間には辛く当たるし、自分は凄いといった主張をしていた(「俺の親、若くして自治会長だから!!」など)。相手意見曲解することが多かった。

私も手痛い思いをしたことがある。私がいた指導課には住民基本台帳ネットワークシステム戸籍課や税務課の職員が使っているものと同じ)があったのだが、B君は特に許諾もなくそれを操作し、職務遂行必要個人情報を入手していた。本来であれば事前申請を要するし、厳しい自治体だと戸籍課以外の職員によるシステム操作を認めない。これが普通である

ただ、ほかの部署から個人情報取得の依頼があった場合でも、身内だからということで、口頭による承認で住基システムを使わせることはあった(課員への一言)。能率を考えてのことだ。が、B君の場合は明らかに一線を超えていた。職務遂行必要であることがわかるが……一度だけ、彼を思い切り叱り飛ばしたことがある。以降は、口頭で課員の承認を得てからシステムを使うよう徹底させた。

ところで、あなた職場にもいるのではないか仕事でも家庭でも趣味でも、何でもいい。ストレス精神的に潰れかけた人間の姿である。B君は、元々コミュニケーション能力に難があった。いわゆる話がわからないタイプだった。

残業も多かった。指導課や学事課の教員出身者と同程度と仮定すると、おそらく月60h~70h程度か。彼の上司は「仕事をたくさん振っていないのに……なぜ?」というスタンスだった。

市職員場合は、予算がある限り時間外勤務手当が支給されるという。私が若い頃だと、時間外勤務をしていないのに、予算消化のために闇残業を認めるという慣習があったほどだ。

教員出身者の場合は、月20hまで支給されていた。学校現場から教育事務職に移った者にとって、長時間労働サービス残業は避けて通れない。この試練があるからこそ、一定基準に達した教育人材を育成することができている。

人は光を求める。そして、その光の見える方向へ動いていく。教職員にとっては、教育に関する哲学、という光を見出すための修行の場こそが教育委員会である。量・質ともに圧倒的なレベルでの修行。厳しい体験を幾度となく積み重ねるから人格能力が磨かれ、玉になっていく。

さて、彼の上司はB君を徹底指導して残業縮減に務めた。だが結果は出ない。残業縮減の効果は僅かだった。ところで、B君の場合学校歴がよかった。地元の名門公立高校卒業して、大学も相応のところを出ていた。地元的には血筋もいい。それが採用に繋がったのだろう。

縁故が悪いか? といえば時と場合による。一概に悪いとは言えない(ex.公共学童クラブ指導員は、その多くがスカウトである特に男性場合はほぼ100%だ)。教職員採用試験においても、学科面接試験の点数以外で、非公式評価すべき点というのは確かにある。

行政一般事務職員のことはよく知らないが、彼らと仕事をしていると、確かに地元において血筋がいいとされる人に仕事のできる人が多かった。※主観的統計である

高等学校入学試験ですらそうだ。学科試験以外で評価される要素がある。内申点などは、その典型である。本人の人柄や人格学習態度や常識力、社会への順応性が点数化される。内申点以外にも、+-の評価がされる要素も一応はある。

プラス評価の例としては……今では絶滅した慣習であるが、昔は公立校でも縁故による入学があった。とある高等学校の名門運動部などが、どうしても○△中学校のあの子がほしいという場合、事前に保護者児童中学校側と話をつけておく。かくして3者が合意に至った場合入試前に合格が決まっていた。内申点中三期を満点にするなどして対応する。

マイナス評価の例としては……生活習慣だろうか。公立高校入学試験の基本は、学科試験内申点の合計で決まる。とはいえ、点数に関わりなく不合格になるケースもある。こちらは犯罪行為であるとか、補導されるのを繰り返したとか、入学試験の際に相当奇抜なことをしない限りは関係ない。

ただ、その子合格基準点に達していた場合でも、入学試験の要綱要領に定めのある範囲不合格になることはありうる。欠席数が極端に多かったり、在学中に異常な行動を繰り返したなどが内申書に書いてある場合だ。学校教育とはいえ高校側も不用リスクを取りたくない。名門とされる公立高校問題児が少ない理由ひとつである

B君の話に戻ろう。その年の夏頃に聞いたところだと、どうやら事件を起こしたらしい。

梅雨が明けた頃に、霞が関新卒キャリア官僚研修にやってきたという。T区の各部署を廻って地方行政の実務を学習するのだ。T区は、その年の中央省庁研修先のひとつに選ばれていた。

キャリア官僚達は、ごく普通にT区の歴史や成り立ちを勉強して、地方行政の実務を視察して、心ばかりの現場仕事をこなして、一週間ほどで霞が関に帰る――はずだった。

最後の日に行われた交流会(飲み会)で、B君はやってしまった。喫煙所よもやま話で聞いたところだと、以下の流れだ。

国土交通省官僚が酒を飲んで調子に乗る

 ex.研修部署部長肩に手を置く、女性職員の体に何度も触る、別省庁のキャリア官僚に「ぶっ殺す」と発言するなど

飲み会最中にB君が頭にきて、国交省キャリア口論になる

国交省キャリアが「お前の区の国庫補助金ゼロにするからな」と言ったところで、B君がキャリア官僚を蹴り飛ばし、馬乗りになる

④ほかのキャリア官僚とB君の部署係長が、彼を羽交い絞めにして止めた

……気持ちはわかる。侮辱されて悔しかったのだろう。だが、いくら何を言われようと、暴力だけは駄目だ。確かに、若手官僚場合調子に乗っている者は一定数いる。子どもの頃から勉強勉強を重ねてきた自負があるとともに、仕事では自分の親ほどの年代から神輿を担がれるような扱いを受けるのだから調子に乗るのも当然である(上に出てきた国交省キャリア東京大学卒だった)。

かくいう私自身も、文部科学省事業査定担当であるとか、会計検査院検査官から相当辛辣なことを言われたことがある。だが、怒りの感情に囚われてはいけない。駄目なのだ

人間はいかなる状況の下においても、自己衝動をそのまま表に出してはならないし、出すべきでもないし、さらに言えば、出したいとも思わない、という主張はまったくの真実であり、妥当見解であると私は考える。衝動制御することができるし、制御しなければならない。それは現実要請というだけでなく、一人の個人としてのまとまり一貫性および価値観要請でもある。突き詰めて考えるならば、人生には実存葛藤解決不能問題さらには、あることのためには別の何かを諦めなければならないというような状況が数多く存在しているのだ。こうした状況こそ、人間が生きる上での本質的条件となっているのである。何らかの葛藤が常につきまとい、ある方向へ進もうとすれば別の道を諦めざるをえない。人間はこうした状況に苦悶しつつ、自己制御しながら生きていかなければならないのだ。 完全なる経営(2001) A.H.マズロー (著), 大川 修二 (翻訳) P.295



私とB君が教委事務局で一緒だったのは一年だった。その年は、社会教育課にとって厳しい年だったらしく、彼は相当追い詰められていた。年度末の三月時点では、まるで50代のごとく自分が思ったことを脊髄反射で口に出すようになっていた。

声をかけようか、とも思った。あまりに辛そうだったからだ。係長課長も、彼を見放しているところがあった。どれだけ残業が積み重なろうと、仲間によるフォローを呼び掛けたりはしなかったし、むしろ失敗に対して反省文を書かせていた。

B君は、口に出すのが憚られるほど救いようがなかった。もし、上司や仲間にとって彼が『かわいい奴』だったら、こんな事態にはなっていない。彼は、実際に不良な人間だった。職場の仲間から非人格的な言動咎められるのはまだいい方で、はっきりいって見捨てられていた。自業自得だった。

しかし、やはり可哀想に感じることがあって、廊下をすれ違う時やトイレなどで「元気?」「今日は温かいね」「辛くないですか」など声をかけることがあった。

それから、彼がどうなったかというと、真相を確かめたわけではないのだが……私が定年になる前に退職したらしい。別の部署に異動しても活躍できず、しかしながら、何の因果だろうか――霞が関への出向を命じられたという。省庁までは不明

本来名誉であるはずだが、その出向期間中退職を申し出たということだ。もしや、生贄型の出向だったのだろうか?

現代社会において、感情が表に出るタイプ人間しんどいのだと思う。彼が今、どうしているかはわからない。ほどほど幸せにやっていることを祈っている。



4. サイコパスのC係長

先ほどの2.3.でいうところの係長にあたる人物だ。この人は、冷血漢と呼ぶにふさわしい人間だった。サイコパスとは書いたが、私は臨床心理学碩学ではない。仕事熱心で、結果を求めるタイプだったのかもしれない。目的のためであれば何でもする人だった。思い出してみる。

例としては、部下の叱責だ。普段は物静かで、部下の相談や報告を聞いている。が、一定レベルの何かに触れると怒号を発する。

係長「お前、こないだできるっていったよな!」

若手部下「すいません」

「なんでできねーんだよ」

「……なんとかします」

「言ったな? じゃあしろよ。今週末までだ」

はい。やってみます……」

※部下ができなかった場合は、定時を過ぎても何十分でも説教していた。そして、できるまで残業をさせる。

後は、イベントだろうか。市区町村においてイベント主催する部署はいくつかあるが、教委事務局もそのひとつである教育○○大会などの厳かな発表会もあれば、○○総合フェアなど若い人や家族連れが多く集まる文化的ものもある。

さて、そのT区にとっての○○総合フェアの時だった。毎年過ごしやすい季節に、とある大公園で実施されるのだが、50以上もの出店が立ち並ぶ大イベントだった。

その年のイベントは、残念ながら雨天だった。初日は少雨で済んだものの、翌日以降の天気は崩れる可能性が高い。社会教育課は、教育総務課・指導課と並んでイベント主管課のひとつだった。

その初日の、夕方~夜にかけてのことだった。教育長を始めとする幹部職員が現地に残って、明日以降の対応を話し合っていた(ほかの教委スタッフは全員帰っていた)。主な論点は次のとおりである

□ 雨天の場合の中止ラインは?

イベント会場は維持できるのか?

□ 中止の際の広報手段は?

上記3点のうち、2点目がなかなか結論に至らなかった。イベント会場には、テント備品も野外展示物も並んでいる。風雨によって損傷する可能性があった。そして、2点目の解決手段提示したのがC係長だった。

彼は、「業務委託している会場警備員がいるでしょう。数十人。彼らにやらせましょう。折り畳み式テント(※鉄パイプではない)の屋根を低くする作業や、野外展示物の収納もです」といったことを述べた。

私は「それは契約内容に入っているのですか?」とC係長に問うた。すると、彼は「緊急事態です。契約内容にあろうがなかろうが、現場の指示に従ってもらわないと」と言っていた。

教育局長は「後で問題にならないか?」と聞いたが、「私の責任で収めます」と彼は返した。教育長に「本当にできるんだな?」と聞かれると、「問題ありません。警備の発注は当課です」と返していた。ここから先はうろ覚えだが、C係長は警備会社現場責任者と交渉を始めた。

夜7時頃だったか。私がトイレに行く途中で、社会教育課長とC係長、警備会社ロビー交渉しているのを見た。当然ながら、相手方は渋い反応だった。

私はそのままトイレに行って、また帰り際にロビーを通りかかったところ、「契約切るぞ。ええんか!?」というC係長の声が聞こえた。この人は、気分が高まると大体こうなる。

以下、会話を手帳メモしているわけではない。思い返してはいるが、やはりうろ覚えである

「切るといっても来年からね。今年はもう契約してるし。来年は、こちらの権限でほかの警備会社契約します。それでいいなら、あなた判断で断ってください。テント作業OKなら、これから私の責任で指示しますが」

「いや、でも。ちょっとの量じゃないでしょ? テントの数は何十個もあります。それをひとつひとつ、高さを下げていくんでしょ? それはもう――」

あなたが決めるしかないでしょ。責任者なんだから。この時間あなた会社上司がいるんなら電話で伺ってください」※このあたりから方言になる

判断ができません」

「毎年、あんたの会社契約しとるんやぞ。しっかも言い値で。本来なら正式競争入札せんといか金額やのに。こういう時のために、うちは権限使っとるんやぞ。官製談合みたいなこと、してやっとるんやぞ。俺らとあんたの会社のためを思って。で、上の人間電話するか、あなた判断で決めるかのどっちかや。あなたが決める場合は、契約切られても全部責任とるんやぞ」

「……」

「俺が責任を持つ。あんたが上司に怒られんようにする。後で言っとく。知り合いだから。頼む!」

「わかりました。指示をお願いします」

係長のこの判断が正しかったのか、誤っていたのか。今でもわからない。

結果だけ見れば正しかった。その夜は雨も風も激しかった。(鉄パイプ式でない)テントを張ったままだと、風雨で確実に潰れていた。テントや野外展示物を片付けるといった作業絶対必要だった。それを怠って、一般スタッフを帰した私たち幹部の落ち度である

手続き的には違法である。正しくない。警備会社ロハで使ってしまっている。C係長のことだから、きっと事後処理はうまくやったのだろう。あの後、彼やその上司処分を受けたという話は聞いていない。

個人的には、C係長の行いは正しかったように思える。実際、あの場面だとああするしかなかった。組織のために泥を被ってくれたとも言える。ただ、それが未来に繋がる行為だったかというと怪しい。

例えば、テント崩壊する未来を選んでいれば――教委事務局が「組織として学習」することができていた。それがいい未来につながった可能性もある。

(次part)

https://anond.hatelabo.jp/20231216182406

2023-12-12

anond:20231211194812

テレビ番組で、当時5歳のタレントさん役の子再現VTRで、「小型上陸用舟艇」で海を渡り日本を目指しているシーンが制作され放送された。

このタイプの船は、港に接舷して乗員乗客上陸させることは物理的に不可能じゃ。

なぜなら港の高さより船が低いからな。

浜辺などに上陸させるため、船の前方が斜めに設計されている船じゃ。

そして我が国の浜辺には入国管理庁はない。

ただ、これはテレビ局制作側が勝手イメージでつくりあげた映像か、タレントさんの証言を忠実に再現した映像かわからない。

しかし、一般視聴者立場からみたら、テレビ局が嘘の描写をしているに違いない、とか、タレントさんが不正確な証言をしたに違いない、とか

疑ってみる義務はなく、普通にテレビ局タレントさんを信用していれば、

上陸用舟艇日本に来たんだ」という事実認識してしまうことにはなんの責任も無いよな。

タレントさんは済州島に生まれて、その後「韓国のどの港」から日本のどの港」へ来たのか、

来日の経緯の具体的説明が現時点ではなく、単純に船を利用したという移動媒体のみが説明されていることじゃ。

船の場合、いまは博多港から出入国できるが、当時は西日本だと下関神戸しか入国経路が法整備されてなく、

また韓国から日本への船舶利用の出国は、釜山からしか整備されていなかった。

済州島からダイレクトにくることは合法化されていない。

こうした事情の中、現時点でタレントさんの「釜山から出国手続きをして乗船した」という証言確認されていないのは事実じゃ。

③ 当時の日本韓国から密入国問題と、韓国政府による犯罪者引き取り拒否問題という、

つの社会問題存在したこと事実であること。

ただ、当時5歳だから仕方ないとか、のちに高校に行っているか問題ないというのは、今回の話に関係ないことじゃな。

今回は、タレントさんが初来日したとき我が国査証を受けていたのか、そうではないのか、というただ一点のみが話題になっておる。

なお、入国合法でなかったとしても、合法滞在している人との関係性や、時効(三年)など様々な事情によって日本在留資格をその後に得られることはある。

④ 実は1970年以後に日本入国した外国人の記録は外務省申請するとすぐ取得できる。昔のパスポートを無くしてしまっても一安心じゃな。

現時点では、タレントさんは「合法来日した」と主張しているが、それを証明する公的書類は容易に入手する手段がある一方で明らかにされていない。

もちろんタレントさんにはそんなことをする義務はないし、こちから要請する権利もない。

よって、いま明らかになっている事実は、

上陸用舟艇タレントさんが初来日したという再現VTRが放映されタレントさんがこれを現時点で否定していないこと

・どの港から出国し、どの港の入国管理庁を利用したのか説明されていないこと

・当時は密入国日本では社会問題になっていたこ

この3点は事実じゃ。

ワシが思うに、悪いのは、公共電波を使い視聴者を誤解させる映像放送した事業者ではないかな。

タレントさんも視聴者側も被害者じゃよ。

なので批判すべきは、タレントさんではなく、またタレントさんの初来日時点での合法に疑いを容れた側でもなく、テレビ局だとワシは思う。

安全渡航ルールのためにも公共電波法律に則るとの理解を広く得られる映像のみを放送すべきだとワシは思う。

写真はワシが釜山旅行したときのものじゃ。現地の人は日本人に優しく、またおばあちゃんたちは日本語が上手で日本のことを褒めてくれたぞ。

みんながルールを守って旅行したり仕事にくるならば、また、ルール違反をしたと思われるような言動表現をしないならば、お互いに不信感もなく、仲良く出来る可能性があるとワシは思う。

そのためには、不平等条約日本側には在日韓国人生活保護について特別規定を定めた条約があるが、在韓日本人生活保護について定めた条約はない)なども解消し、お互いの透明度を高めていきたいな、と思う。

「なにかずるをしていないか?」と思われない関係性を築きたいな!

https://twitter.com/HashimotoKotoe/status/1734317337623536093

2023-12-07

食糧危機の時に政府農家サツマイモへの転作要請するって記事上から目線否定的コメ書いてる連中。

食糧危機の時にイモの配給を受けないで欲しい。

2023-12-06

『あの子トランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブーム悲劇』のレビュー

https://www.psychologytoday.com/intl/blog/checkpoints/202101/review-irreversible-damage-abigail-shrier

翻訳執筆者はステットソン大学心理学教授クリストファー・J・ファーガソン

↓↓↓

2020年に起きた比較マイナーな(トランプ大統領や新型コロナ比較して)炎上ニュースの中に、ジャーナリストアビゲイルシュライアーの『あの子トランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブーム悲劇(Irreversible Damage)』をめぐる論争があった。

本書は、みずからトランス男性として認識するティーンエイジャーの「女子」の急増は、性別違和トランスジェンダリズムが原因ではなく、社会から疎外されたアイデンティティ社会的な影響によって、本来他の精神疾患を持っている少女たちが誤って自分トランスとして認識しているためだと主張している。

この本に自分家族や娘を重ね合わせ、娘たちが直面している現実問題を語っていると考える親もいる。(原注:シュライアー見解を反映し、生物学性別のみを反映することを意図しているため、ここでは「娘(daughters)」という用語使用する。) しかし、多くのトランス活動家たちは、この本をトランスフォビックであり、敵対的であり、より広くトランスの人々にとって有害であるとして非難している。そのため本書への販売反対運動も広まっている。*1

私は最近この本を読んだので、ここに感想を述べておきたい。はじめに言っておくと、これは複雑で微妙問題だと思う。しかし、現代言論は、感情的議論のどちらの側にも、ニュアンスや複雑さを認めることはめったにない。

基本的に以下のふたつの状況は傍から見てほとんど区別がつかないことは、残念ながら確かだ。a)トランスであると自認する青少年を含むほとんどの個人は本当にトランスであり、医学的な移行から恩恵を受けるであろうということ、b)青少年としてトランスであると自認しているが、境界性パーソナリティ障害やその他のパーソナリティ障害自閉症スペクトラム障害など、アイデンティティの混乱を引き起こすような他の精神健康状態にあり、これらの個人医学的な移行からまり恩恵を受けないかもしれない、ということ。

しかし一方で他に2つのことを指摘しておきたい。

第一に、「ジェンダー社会的構築物である」というスローガンシュライアーがその大部分を支持している)に反して、ジェンダーアイデンティティ視床下部存在し、そのようなものとして、ほとんど不変であることが神経生物学証拠から判明している。端的に言えば、トランスジェンダーは、ある性別身体を持ちながら、別の性別の脳を持っているということだ。そのような個人は、尊敬と思いやりに値し、嫌がらせいじめから解放されるべきであり、自分の好む代名詞名前尊重されるべきであり、恋愛結婚子供を持つこと、養子をとることも自由であるべきなのだ

同時に、境界性パーソナリティ障害は、多重人格障害解離性同一性障害)や双極性障害など、他の有名な精神疾患と併発したり、誤診されたりすることが多いという証拠もある。したがって、トランスであると自認する人の一部(すべて、あるいは大多数ではないことは確かだが)が、アイデンティティの混乱というより広範な問題を抱えている懸念もあるにはある。

本書を読んでいて、私はいくらか批判的にならざるを得ない点があった。その主なものは、シュライアー科学への関心が、時として表面的であるという懸念であった。もちろん、これは本書に限ったことではないが、このようなセンセーショナルトピックでは、科学議論のいくつかにもっと精妙な検証要求される。シュライアーは、この分野の学者たちのデータ意見掲載し、リサ・リットマンの「急速発症性別違和」*2と呼ばれる物議を醸した研究過去にはこの研究自体議論対象となったが、研究の是非はともかく、科学的には嘆かわしいものであった)など、重要な(しかし是非の多い)研究をいくつか取り上げている。

ジェンダーアイデンティティ生物学的なものに基づいているという考えを、それを示唆する証拠豊富にあるにもかかわらず、シュライアーが平気で否定するのには呆れた。ある時、シュライアーはこう書いている。「XX染色体刻印された女の子の脳が男の子の体に宿るというのは、生物学的にナンセンスだ」。染色体とは関係なく、子宮内でのアンドロゲン暴露視床下部の発達に影響を与え、性自認に影響を与える可能性はある。そのことを理解していないこの見解に、私は顔面蒼白になった。

もちろん、この見解シュライアー創作とは言い難く、第二波フェミニズムにまでさかのぼる〈ジェンダークリティカル〉なフェミニスト一般的に、この非常に論争的な議論においてトランス活動家対立する側)を反映している。実際、この論争で興味深いことのひとつは、伝統的な右派左派対立というのではなく、左派標榜する2つのグループの間の感情的蔑視がしばしば反映されていることだ。

シュライアーはまた、インターネット時間を費やしすぎることが少女たちにトランスであるという認識を抱かせる原因になっている、という考え方に奇妙なほど執着している。彼女は、ソーシャルメディア精神衛生にどのような影響を与えるかについて、ジャン・マリー・トゥエンジ*3の研究を引き合いに出すが、トゥエンジの主張の多くがかなり徹底的に否定されていることを読者に知らせない。彼女がこの種のモラルパニックにしばしば戻るのは気が散るし、急速に発症する性別違和という概念自体モラルパニックなのではないかと思わせられた。

とはいえ彼女論文を完全に否定する気にはなれない。実際のところ、トランスであると自認する女子割合が本当に増えているのか、あるいは増えていないのかについて、きちんとしたデータ存在しないようだ。私の交友関係でも、伝聞的に、このようなことを耳にする機会が少しずつ増えてきているが、伝聞は証拠ではないし、もっと確かなデータ必要されている。

境界性パーソナリティ障害に加えて、性別違和自閉症スペクトラム思春期女の子に多いという研究がある。この意味で、青少年公言する性自認を、それ以上の診断的評価なしに医学的移行への動きとして受け入れるという肯定的アプローチには、明らかなリスクがある。これが、医学的移行に対するこのアプローチ懐疑的最近英国裁判所判決の背景にある理由のようである

私たちは、どのような青少年医療移行への迅速な移行から最も恩恵を受けるか、またどのような青少年がさまざまな介入からより多くの恩恵を受けるかについて、より良いデータ必要である。いずれも、トランスジェンダー権利福祉、そして彼らに課せられた敬意を損なう必要はない。学者には、急速に発症する性別違和実在するかどうかを研究する余地必要である。私は、査読科学再現性と訂正がこの問題を解明すると確信しているが、ツイッターの怒りに応じる形での科学検閲問題を混乱させるだけだろう。

結論として、ここには検討すべき有効アイデアがいくつかあると思う。しかし、特にアイデンティティポリティクスが激化している時代には、データの複雑さや困難な状況のニュアンス考慮する意欲と、より多くの情報必要であることを認める知的謙虚さを持った、より多くのデータに基づいた研究必要である

私は本書のどのような部分が論議を巻き起こしているか理解するためだけなく。本書に反対する立場から検閲しようと努力する向きにも一読を薦めたい。しかし、科学について慎重かつ忠実な本を期待していたのであれば、この本がそうでないことは確かであり、その点で、本書がトランスコミュニティで集めた否定的な反応はまったく理解できる。将来、質の高い、事前登録された、オープンサイエンスインターネット検閲努力から解放された科学的な取り組みが行われ、この複雑な問題をより明確に理解できるようになることを願うばかりだ。

*1……本書に対する販売反対運動が巻き起こったのは日本だけではない。

Amazonは同書のジェンダーの取り扱いに対するスタンスへの懸念から有料広告キャンペーンを打ち切ったものの、販売自体は行ったため、ヘイトに反対する従業員グループから販売中止の要請を受けた。結局Amazon社は「Amazonコンテンツポリシーには違反していない」として、販売継続し、その態度に失望した一部従業員Amazonを辞めた。

また、大手量販店ターゲットではやはり論争を受けてオンラインでの販売を中止したが、翌日に再開し、三ヶ月後に再度中止した。

ここで興味深いのは、販売反対運動出版社に対してではなく、販売プラットフォームに対してなされたことだ。日本でもヘイト本を扱っている書店に対する苦言などはたまに見られるが、反対活動によって販路を閉ざし実質上の販売中止させようという動きはあまりない。アメリカではAmazon書籍販売について(日本より普及している電子版を含め)かなり独占的な勢力を占めていることなども関係しているように思われる。カナダでは図書館に対しても貸出の中止を求める請願が出されたという。

ちなみに出版であるRegnery Publishingは保守系の老舗で、過去にはインテリジェント・デザイン説を擁護する書籍などを出し、そのたびに批判を受けてきた。『あの子トランスジェンダーになった』で「エモやアニメ無神論共産主義ゲイ」などが批判的な文脈で持ち出されるのもこうした文脈に沿っている。

*2……本書がサポートしている rapid-onset gender dysphoria (ROGD、急速発症性別違和)はリサ・リットマンによって2018年提唱された概念であるが、臨床的・科学的な証拠が不十分であるとして医学的診断としては認められていない。

*3……アメリカ心理学者。2017年に iGen という本で若年世代ナルシシズムインターネット関係を書いた。が、同書は多くの批判を受けた。

2023-12-03

change.orgアワード候補コピペする

部門賞① 本当の働き方改革を求めて

職場で起きたLGBTQへのアウティング被害労災として認めてください! #職場でのアウティング労災 

産休中に突然のメールGoogleでのあなた雇用について」労働局は繰り返さないよう指導してください

・【「クロネコヤマト宅急便」を使ったことがあるみなさんへのお願い】ヤマト運輸の3万人一斉首切りピンチに陥る、ネコポス・DM配達員仕分け作業者障がい者のみなさんを助けて下さい!

児童生徒を守って負傷した教職員への補償最後まで行ってください

部門賞② みんなの声で作るエンターテインメント

・無断で改変された #吉田朗 の作品「#渋谷猫張り子」を救いたい!

ジャニーズ事務所は性暴力被害者の声を無視しないで! 性加害の検証謝罪を求めます

・#NoBarbenheimer 映画バービー』と『オッペンハイマー』の配給会社に行動を求めます

・#NHK松本人志氏と呂布カルマ氏の性番組放送しないでください

部門賞③ 子どもを産み育てられる社会のために

扶養控除の廃止に反対!〜年少扶養控除と高校生特定扶養控除の復活を!!〜

埼玉県虐待禁止条例改正案に関する署名活動

・⼦どものいる未来を持つチャンスをください

・「#給食費無償 」を全国へ!

部門賞④ 身近な環境動物を守るために

化学物質汚染に怯える市民からのお願いです。ダイキン工業は、#PFOA汚染調査対策を行ってください

神宮外苑1000本の樹木を切らないで~再開発計画見直しを!

漁業者との約束を守り、福島県民・国民合意のないALPS処理水の海洋放出は強行しないことを求める緊急要請署名

学校地球にやさしい電力を使いたい

フランスからシャチ家族日本に連れて来ないで! #シャチ輸入反対 #StopOrcasImport

部門賞⑤ 未来を生きる若者子どもたちのために

ジャニーズ性加害問題「#児童虐待防止法改正」を求めます

学校内での髪質や髪型に基づいた差別禁止せよ!Ban discrimination in schools based on style/texture of hair!

子どもを性被害から守れるように。「#日本版DBS」は、子どもと関わるすべての仕事対象にしてください! #STOP子どもの性被害

制服選択性を求める署名

北海道のすべての高等学校教室に、エアコンを設置するなどの適切な暑さ対策を早急におこなってください

部門賞⑥ 大きく響いた小さな

・にいがたしにあたらしいスケートパークをつくってください

鉄道障がい者割引、仕組みを見直してください!!

更迭だけで終わらせない! #岸田政権にLGBTQの人権を守る法整備を求めます

冤罪袴田事件検察庁再審開始を認めた東京高裁決定に対して特別抗告をしないでください。

奨学金減免の条件に「出産」を課す政策に反対します #権利を条件付きにするな

部門賞⑦ みんなの声で作る社会

・《#STOPインボイス》多様な働き方とカルチャーを衰退させるインボイス制度に抗議しま

・#保険証廃止やめて !税金無駄使い資格確認書発行は必要ありません。マイナンバーカード強制差別・不平等押し付けないでください

夢洲で開催する「大阪万博」の中止を求める要請署名 #大阪万博中止でええやん

・#軍拡より生活 !~未来の子どもたちのために平和を!

部門賞⑧ 平和世界の実現のために

・~Meet & Learn~ G7各国首脳が被爆者の方と面会し、平和記念資料館真剣見学することを求めます #RequestToG7

イスラエルパレスチナでの「無差別攻撃の即時停止」と「医療保護」、「人道性の回復」を/国境なき医師団

イスラエルパレスチナでの「市民に対する無差別攻撃の即時中止/人道的支援の増強/恒久的停戦に向けた平和会議の設置」を日本政府として正式提案を! 一般財団法人PEACE DAY

ヒロシマの心『はだしのゲン』を「平和ノートから削除しないで!

>>投票は下記のフォームから

Q1.

早く潰れたら?こんな署名サイトマジで

2023-12-02

1週間で、できるかなできるかな

総務省くん「みんな誹謗中傷投稿を削除してって言っても全然言う事聞いてくれない。もう我慢限界だよ。こうなったら問題あったら一週間で対応しなきゃいけないようにしちゃうんだもんね。」

違法投稿削除、1週間で通知 SNS事業者要請総務省会議

https://www.jiji.com/jc/article?k=2023112100822&g=eco

誹謗(ひぼう)中傷などSNS上の違法投稿について、削除申請を受けた場合原則「1週間程度」で結果を通知するよう運営事業者に求める報告書骨子案を了承した。

年内にまとめる報告書を踏まえ、同省が法制化を目指す。

できるかなできるかな♪はてはてなくん♪

2023-12-01

anond:20231201111559

でもアメリカ要請により自衛隊海外派遣されて戦うことになりますよね?

台湾有事となれば「悪の中国を倒せ」の大合唱派兵された自衛隊応援しますよね?

2023-11-29

出入り禁止基準について思っていること


京都繁華街中京区東山区)で飲食業に携わってきた。もう二十年以上になる。独立してから居酒屋をやっていた。

ワンピースがあるだろう。漫画の方だ。多くのキャラクターが出てきて、麦わらのルフィメンツ(なぜか全員童貞に見える…フランキーは別だ)が色々いて、そのうち誰かとは気が合いそうな気が読者はするわけだ。そんな路線をめざしていた。多様性である

今回は自分の考えを伝えてみたいし、お客さんへの接し方の哲学についてもご教示願いたいことがある。料理の作り方や仕入れ広告宣伝とか、そういうのは自分なりの答えをもってる。が、こればっかりは答えが出ない。「嫌な客は出入り禁止にすべきか」という論題だ。

以下、うちの店でお客さんが取った問題行動+店側の対応という形で説明させてもらう。四人分ある。



一人目:壮年男性のA氏

50代ほどの男性だった。夜7時くらいにお店に来る。いつもスーツだった。小綺麗とまでは言わないけど、まあ整った感じだ。性格はおとなしいのか騒がしいのかわからない面があった。『壁』という小説に出てくるS・カルマ氏なんじゃないかと思える時もあった。

うちの店は、京都個人居酒屋標準的メニューを置いていた。豆腐とか、焼き魚とか、季節の野菜の煮つけとか、湯葉スープとか、柚子胡椒風味の鳥のから揚げなんかの、まあ京都って感じのメニューだ。みんなそれぞれ、お互いの店からメニューを盗み合っているという事情もある。俺も若い頃は祇園で修業してたけど、京都市内の飲食街はすべて巡って勉強した。「うちの店」というのも祇園の端っこにあった。先斗町河原町寄りの。

どの業界でもそうなんじゃないか週刊少年ジャンプだってそうだろう。漫画家同士、お互いに表現方法コピーし合っている。半年以内で打ち切りになる漫画でもそうだし、鬼滅の刃みたいな大傑作でも変わらない(○○の呼吸はジョジョの波紋をリスペクトしてる)。

京都飲食業でもそうだ。同業のお店に一般客として出入りし、美味しそうなのを見つけたら、調理法をこっそり見て、自分の店でも同じようなもの提供する。

うちの店では、とあるサービスがあった。お客が女の子店員飲み物を出すと、暇な時間限定で話相手になってくれるのだ。A氏は、いつも地元高校に通っている女子店員ウーロン茶(400円。お客は2杯目から200円)や、イチゴミルク(500円)をごちそうしていた。それで、15~20分程度のお喋りに興じるのだ。そういうサービスが確かにあって、それを目当てに来るお客さんが何人もいた。40代過ぎのリーマンが多かったかな。

彼らは、女子高生や女子大生に限らず、自分の好みの子がいたら「一杯飲んでいいぞ」と声をかける。お気に入り店員飲み物をやり、わずかな時間の楽しみに興じる。

それで、店としては売上が立ち、女の子は注文金額の50%のバックがもらえて、お客さんも喜ぶというわけだ(損して得取れ)。だがある時だったか、猛者の女の子がいて、なんと誕生日シャンパンを奢ってもらっていた。当店の一番安いシャンパンは二万円だったので、一万円儲けたことになる。いやぁ、あれには参ったね……(以後、一万円超の場合は25%バックに変更した)。

そんなある日だった。A氏が行動に出た。帰り際に、ドリンクを奢った女子高生に連絡先を聞いて、食事約束をしようとしたのだ。女子店員は、「え~」といった表情でケータイを取り出していた。すぐさま俺が止めに入って、「お客さん。困ります」とひと睨みすると、「あんたの方がいけんで。こっちの自由やん」とアレな発言をしていた。

この人には二面性があった。このお店に居る時と、それ以外の社会とで違う顔をしていた。女の子には、「オレね、自分名前がわからなくなることがあるんだ」とか、「世界の果てに行ったみたいなあ。世界の果てってどこかわかる?」とか「このグラスと君のグラスが、この間がね、オレとあなたの心の距離」など意味不明なことを喋っていた。

ある日、同じ会社の仲間数人と一緒にお店に来たことがあるが、まるで別人だった。大人しくって何も喋らない。黙々と飲み食いしている。女子店員が話に行っても変わりなしだ。借りてきた猫みたいだ。

かつて、A氏の「世界の果てはどこだろう?」という質問に対して、地元高校に通ってる女子店員(※上で誘われた子)が、「うちの店も世界の果てのひとつですよ。地球は丸いんですよ」と答えたことがあった。でも、その子に話しかけられても黙っていたかな、確か。

で、A氏を止めに入った俺はイライラしていた。「すいませんけど、もう来ないでくれます? 次来たら、その場であんたの会社に連絡しますよ。警察は勘弁してあげますから」とタンカを切った。すると、A氏はそそくさと会計を済ませて出て行って、それ以来うちの店には来ていない。

その日、店員から感謝された。普段、俺に尊敬の念を一切抱いていないと思われる従業員ですら「マスター見直しました!」と言ってくれた。世界の果ての女子高生は、「やりすぎだったんと違います?」と言っていたが、その子未来のためには正しい行動だった。

俺の考えが変わるきっかけだった。どんなお客さんでも受け入れるのが飲食店の正道だと思っていた。面倒くさい客はいるが、それが多様性の確保に繋がるという考えをもっていた。



二人目:B女史

B女史は大学生だった。同志社女子か華頂短期大のどっちかだった気がする。

の子は、いつも夕方に来て、安い定食だけ頼んでサッと食べて帰る。週に一回ほど来ていた。「高島屋化粧品店でアルバイトしてる」と、B女史と店員が話しているのを聞いた。

ちょっと話は逸れるが、うちのお店には、居酒屋としてのメニュー以外に定食があった。安い値段で昼食を食べたい人に向けて、なんと800円でから揚げ定食弁当)を用意していた。味は当然祇園レベルだ。先斗町木屋町にある標準的な店とは比較にならない。

祇園にも、夜に高い値段で酒肴を出している居酒屋が、昼の時間帯にリーズナブル価格で昼食を提供している例がある。それでも千円超えは基本だった。それを、原価計算を積み重ねた末に800円という価格を実現させた。しかウーロン茶が一杯まで無料だ。二杯目から200円。

お昼時に、店の近くの路上弁当を売りに出すこともあったのだが、売り切れることが多かった。やはり、コスパがいいのがわかるのだろう。少なくとも毎日30食は売れていた。コスパでこの定食弁当)に勝てる可能性があるといえば、近所だと長浜ラーメンやよい軒くらいのものだった。安い店だと、松屋が近くにあったが、こちらの定食の味に比べればゴミクズのどちらかだった。

※ここに書いてる話は、相当昔になる。今だと祇園レベルの味で800円のから揚げ定食など不可能だ。あと、今だと道路売店とかやったらすぐに警察が来る。昔は、無許可ラーメン屋台などがよく営業していた。

経営回転寿司のやり方に倣っていた。くら寿司とかで、いくらウニ100円ほど(※当時の価格)で廻っているだろう。ああいう原価割れメニュー提供できるのは、赤だしとかタマゴとかラーメンとかうどんとかデザートとかで黒字にしているからだ。撒き餌である

祇園寿司屋で出してるようなウニだったら、木箱ひとつで当時5万円(200円/g)はした。回転寿司がどんなウニを使ってるかは知らんが、卸値だと(5~10円未満/g)といったところか。祇園で出てくるウニの握りなどは1貫3,000円以上することもある。それでもサービス価格だ。

他流であっても、いいところは積極的に盗むべきだ。から揚げ定食が800円だと原価割れ寸前なのだが、そのお客さんが夜の時間帯にも来てくれたら投資は回収できる(弁当にチラシ入れてる)。そんな未来に賭けていた。

B女史に戻ろう。上のから揚げ定食は、昼の売れ残りの一部を再利用して夕方以降の営業時間にも提供していた。クオリティが落ちてる分は600円にしていた。そして、彼女はその定食しか注文しなかった。夜に来てくれるわけじゃなし、お酒を頼むわけじゃなし、友達と一緒に来るわけでもない。30分くらい居て、女子店員イケメン大学生店員と軽くお喋りをしてアルバイトに出かけていく。

彼氏同志社)と一緒に来たことは何度かあったが、なんと、二人でひとつから揚げ定食シェアしていた。一緒に食べていたのだ。ひとつ定食を。仲睦まじく。電線に留っているツバメカップルみたいだった。

ここまでは別にいい。から揚げ定食投資なんだから

B女史は、ほかの男性から不評だった。うちの店はコの字のカウンターだが、そんなに広いわけじゃない。常連同士、話をするのが基本だ。

B女史の近くの席になった男性客が話を振ることがあったのだが、B女史はいつも愛想がなかった。せめて演技くらいすればいいのに。ストレートに「気分が悪いです」とか「今話したくないです」とか、人が不快になる言葉を発していた。

このまま社会人になれば通用しないだろう。せめて愛想はよくするべきだ。ジェンダーとか多様性とか言われているけれども、保守寄りの価値観大事にすべきだ。人間本来的な感情に根差しているのだから。B女史は、せめて社会関係を保てる程度の『優しい嘘』はつくべきだった。

それである時、とある男性客のおじさんがB女史を叱ることがあった。「あんた、もう少し考えて行動しいや。いけんで。もっと仲ようせんと。就職しても通用せんで」だったかな。俺もそのとおりだと思い、フテ腐れているB女史をやんわりと宥めた。

すると、「だったら、もっとおいしい店を紹介してもらっていいです?」(※京都だと、いいです?↑とイントネーションが上がる)と、人を舐めくさった態度を取るので、俺も頭にきてしまった。

「前から思ってたけど、このお店は君には合ってないみたいや。もう、今日で来るの終わりにしとき

と言ったら、B女史が席を立って会計をしようとした。すると、近くに座っていた若手社会人の常連さんが、「○○さんだっけ。あなた、まだほとんど食べとらんやん。俺も注文しとらんし、よかったらいい店教えてやろか。どうする、まだ時間ある?」と提案をして、それでB女史も同意して、二人で一緒にお店を出て行って、それから彼女が店に来ることはなかった。



三人目:C氏

さっきの若手社会人だ。当時30代前半だったが、人間ができていた。相応の男前で、体格もあった。すでに遠方に異動しているので言わせてもらうと、日本銀行職員だった。ほかの常連さんには内緒にしていたが。会社名を聞かれると、彼はやんわりと『優しい嘘』をついていた。

ちなみに、後で聞いたところによると……彼がB女史を連れて行ったのは、京都で一番予約が取りにくいとされる伝説居酒屋だった。グーグルマップに載っている。高島屋からも近い。C氏は、お店の扉を開けて、「今日入れますか」と店主に声をかけたところ、予約客がキャンセルしており入ることができたらしい。

だが、B女史の財布には非常に厳しい金額だった。C氏が「千円払ってくれる? 好きなだけ食べていいから」と言うと、B女史は本当に好きなだけ食べたらしく……C氏によると、その時に連絡先を交換して、またおいしい店を紹介する約束を取り付けたらしい。それで、その後はと言うと……これはまた別のお話、機会がある時に話すことにしよう。

ここだけの話、『伝説居酒屋』(食堂 おがわ)はバッファーを作っている。全席が予約されてるわけじゃなく、店主の気分次第では、予約なしで入れてくれることもある。後は、偉い人が来店した時くらいか体感だと、5回に1回くらいは予約なしでも入れる。

とにかく、C氏は人格レベルが高かった。若い店員にも敬語だし、いろいろ注文するし、お店の周年記念にはシャンパンを入れてくれるし、テーブルは綺麗にして帰るし、飲み方も綺麗だ。

なぜC氏をここで挙げるかというと、彼もまたやってくれたのだ。どんな人間にも欠点はある。C氏の欠点は、完璧すぎることだ。完璧すぎて、ほかの仏―の人間からすると予想できない方向でトラブルを起こす。

事例①

女子店員がC氏に近づきすぎる。彼はモテた。見た目はそれなりで、清潔感があって、人当たりがよくて、自信に満ちた振る舞いをしていた。彼からいい扱いを受けたい女子店員人間関係が悪くなった。

事例②

正義感が強く、営業中のトラブルに首を突っ込む。警察を呼びたくないのに彼が呼んでしまって、えらいことになった。特に暴力団半グレ関係。体を張ってくれるのはいいが、清濁を併せ呑んでほしかった。

みかじめ料とか何とか言われても、払わねばならないお金だってある。俺に言わせれば、あれは税金一種だ。あれで飲み屋街の平和が守られている面は確実にある。あの辺りの多くのお店は、おしぼり台や観葉植物リース料として支払っている。たまに半端なやくざ者(半グレに近い)が現金要求してお縄につく。

事例③

4人目に譲る

ある時、C氏にやんわりと警告をした。うちの店の課題に首を突っ込まないでほしいと。うちの店の課題自分解決する、と。行政に頼るのは最後の手段なのだと。

それからスッタモンダあって、彼はお店に来なくなった。後は風の噂で聞く程度だ。残念な結果になったが致し方ない。いいお客さんだったけど、これも運命だ。




四人目:D氏

時系列的には、C氏がまだ来ていた頃だ。

D氏は、障害者だった。軽度の知的障害で、あまりモノを喋ることができず、メシは食えるが手がおぼつかない。テーブルの上は汚い。いつも母親が一緒に来ていた。

来客を断る意思はなかった。当然だ、お客さんなんだから。いつだったか、彼が口からご飯を吐き出す行為マネしていた大学生立命館だったと思う)には厳しく注意をした。「客を馬鹿にするな。お前、今度やったらクビにするで」と明言している。

が、お客さん同士のトラブルになると話は別だ。ある日の午後八時頃だったか、その母親とD氏が米類を食べていたところ、ゲフンゲフンとD氏がせき込んで、口の中から飛んだ米粒が別のお客さんグループビールジョッキに入った。幸い、店員が気が付いてすぐに替えのビールを用意した。ほぼ満席で席移動は難しかった。

その日、同じようなことが何度も起きた。何度も何度も、D氏の口から飛び出したモノが、隣のお客さんのスペースに飛んで行った。ついにキレたお客の一人が、「おいあんた! そこのぎこちない感じの人(※京都人なりの婉曲表現)、家に帰してくれへんか!!」と母親に怒鳴った。

母親は「すいません」と謝っていたが、彼が譲る様子はない。「その人は外に出したらあかんのと違うんか。なにしとん。帰ってくれん?」と捲し立てる。

母親は何度も謝っていた。その間も、何がしか物体がお客さんの方に飛んでいく。彼はさらにカッカして、これはいかんとなったところで、離れたところで呑んでいたC氏がこちらを見た。

俺はもう、余計なことは勘弁願いたかった。母親に向かって「お代はいいんで。今日は帰ってください」と伝えた。すると「すいません。堪忍してください。今日誕生日なんです」と返ってきたが、今度はもっと強く「帰ってほしい」と伝えた。

すると、C氏が怒った様子でこっちに来たのだ。「増田さん。その対応で本当にいいんですか。自分がこの人の隣に行きますよ。五人くらいスライドすればいいでしょ」と。

俺はキレた。「お店のことに口を出さないでって言ったでしょ。俺が責任とりまから」と端的に返すと、C氏は憮然とした様子で自分の席に戻った。

母親と息子には、その場で帰ってもらった。お母さんには「ほかのお客さんのこともあります。お店が空いている時でないと今後のご利用は難しいです」と伝えて、お店の入り口まで案内した。

翌々日だった。京都市役所の福祉部署から架電があった。母子のことで、差別に該当するおそれがあるとの内容だった。C氏か、D氏の母親京都市に連絡したのだろう。俺はこういう卑劣行為が許せない。どうしてこんな惨いことができるのだろうか。「障害理由差別をすることは~」と電話口で喋る京都市の職員に怒号を発した。

「ええか、こっちは商売でやっとんのやぞ。お前らは公務員やんけ。民間商売に口はさむなや。こっちがどんだけの思いで商売やっとんかわからんやろ。障害者も受け入れんといかんのくらいわかっとる」

みたいなことを言った。すると、福祉部署職員は変わらず「差別はだめ」とオウムのように繰り返すだけだった。「公務員は楽でいい。頭の中が非現実で、お花畑で、お金暮らしことなんか考えなくてもやっていけるんだからな。羨ましい」そう感じていた。

「それは行政指導やろ。従うかどうか選べるんやろ。ウチは従いません。ええな、おい、おーーーーい!! わかったな」という具合で、受話器をガチャンと置いた。

これが商売世界だ。勝った負けたの世界では、強く、強く自分意思を強く主張できないと食っていけない。公務員サラリーマンじゃないのだ。



結局、お客に接することの哲学というか、そういうのは何が正解なのだろう。どういう場合に出入り禁止にすべきなのか。未だに答えが出ない。

ところで、『うちの店』は、約二年前に閉店した。コロナウイルスに勝てなかった。飲食組合から休業要請の通知があって、当初は休んでいたが、行政対応が誤っていると気が付いて通常営業に切り替えた。うち以外にも、筋違いなことをしている行政には従わないという店舗がいくつかあった。

が、コロナウイルスは強すぎた。店を閉めざるを得ないほどに経営が追い込まれた。ほかにも、グーグルマップ食べログ口コミにあることないこと書くような卑劣な奴らがいた。自分正義とでも思い込んでいるのだろう。

今でも飲食仕事をしている。いつかまた、お金を貯めて店をやるのが目標だ。あの店は居抜き店舗で残してある。幸い、まだ借主は現れていない。いつかまた、店を開いてみせる。

今回は、そんな決意を新たにするために増田投稿した。どんなお客を断るべきか、受け入れるべきか。何かアドバイスがあればいただけると幸いです。

2023-11-28

anond:20231128205007

そもそも優生思想否定するのは科学的な見地に基づいたポジショントークであるから

社会国家要請による優生思想の導入は防ぐ余地がないし防ぐ必要がない

どういった命を残すかについては議論余地があるが特定人物にだけ重くのしかかるコスト

今の制度では分散できないし分散させる気もないし分散させるなら反対する

優生思想といったところでやってることは救済なのだから文句を言われる理由がどこにあろうか?

これは介護なり医療でも同様

2023-11-27

ギャンブル中毒者で肩代わり頼んでる俺が悪いのはわかってるんだが、

「50万あれば首が回る。こころ入れ替える。ギャンブル中毒治療でもなんでもうやる。だからたのむ出してくれ」

という俺の要望に対して

はらう気はあるけどぉ、(聞いてもない法テラスの話とかなんとか)(聞いてもないダルㇰの話)(払う気もない借金の総額)お前のことを思ってるんだ云々(聞いてもない法テラスの話)(聞いてもないダルクの話)治療費は私達が(聞いてもない借金の)(聞いてもないダルクの話)というわけだからお前がどうにかするしかない」

というグダグダとした話をされ

「払ってくれるのか?出してくれるのか?」

と聞くと

「だからはらう気はあるけどぉ、(聞いてもない法テラスの話とかなんとか)(聞いてもないダルㇰの話)(払う気もない借金の総額)お前のことを思ってるんだ云々(聞いてもない法テラスの話)(聞いてもないダルクの話)治療費は私達が(聞いてもない借金の)(聞いてもないダルクの話)というわけだから、まぁ督促が来たらねぇ」

と言われる。

なお借金がバレたとき、督促が来たら出してやる、と言われ貸金業界に自粛要請自主的強制)に出された結果として借金自転車操業もできず破産するかどうかの瀬戸際にあるなお「ギャンブル中毒者に金だすのはだめらしいから」とどっかで聞きかじった話で拒否られた

まり「○○なら金をだす」とか言う話に対して俺の中ではもう信頼度ゼロである

かと言ってもう親に泣きつくしかない。自己破産する金もない。弁護士相談する金もない。

出してくれると思ってたので今日の支払いもできない。信頼した俺が馬鹿であった。

法テラス相談を、その費用は出すから、とか言われるが法テラス相談して金を出してくれるとも限らないのである

一週間後には言い分が変わることがちょいちょいあるのだ。

子供の頃から生活する中で学習した。

人の話や考えは聞かない。自分の主張は押し付ける。その主張に従った結果俺が失敗すると自己責任

こっちは急いでいる時はダラダラ引き伸ばし、こっちが暇な時は急がせる。

なので基本的信頼度はとっても低い。金銭支援以外特にありがたいと思ったこともない。

本人たちは俺みたいなクズの面倒を見てる俺たち偉いと思ってることだろう。

俺は金を出して飯を食わせてもらってるから不平不満を述べる立場にない、ということを理解した上で山程ある文句要望を押し殺して暮らしてるだけだ。

そこからしてまず話が合うわけないのだ。

考えてみるとこういう親だから親に金の相談とかギャンブル中毒相談せず一人で借金を蓄えたのである

サラ金はすばらしい。無理なら無理。OKならOKとはっきりいってくれる。

グダグダグダグダと聞いてもないこと垂れ流して、金を出すのか出さないのか有耶無耶にしてごまさない。

なんならこっちの事情を聞いて適切なアドバイスをくれる。向こうだって金を貸したいのだ。そりゃそうだろう。

これは非常に素晴らしいとおもう。

まりなんだって言われると特に結論はない。

友達がほしい、、質問イエス・ノーがはっきりしててるけど雑談については人の話ダラダラ聞いてダラダラ返してくれたりダラダラと適当なこと喋るような友達がほしいよ。。。。。。。。

2023-11-21

市役所ヒグマ駆除お願い」ハンター「わかりました」

北海道砂川市ハンター「市に要請されてヒグマを撃ちに来ました」

市職員よろしくお願いします」

警察官「立ち会います

バーン!!

ヒグマ駆除から2ヶ月後・・・

北海道公安委員会「猟銃を安全に扱えない人は銃も免許没収ね」

ハンター「は??????警察官が立ち会ってましたが?」

北海道警察「その警察官が発砲の現場に立ち会ったという事実は無い」

ハンター「お前らめちゃくちゃだな。裁判するわ」




北海道担当部署ハンター悪くないじゃん」

砂川市ハンター悪くないじゃん」

地元検察ハンター悪くないじゃん」

警察「ヤダッ!!!警察判断は正しいのッ!!!!」

北海道ハンター冤罪事件、「論外」完全敗訴した警察控訴

被害者ハンターに対する嫌がらせしかない無意味な2審始まる

ヒグマ駆除妨害する最大の敵は"警察組織"』

https://news-hunter.org/?p=19333



裁判官「ハンター悪くないじゃん」

警察「違うのオオ!!ハンターは民家に向けて発砲したのオオ!!だから処分は正当だったのオオオッ!!控訴!!控訴します!!」

2023-11-20

anond:20231120200028

わかる パワハラ窓口が機能しなかった話とかまじで怖い

そういうの全部ホワイトにしてから我々健全ニート労働力要請してほしい

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん