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2023-08-28

文鮮明統一教会麻薬犯罪

文鮮明統一教会麻薬犯罪について、調査報道ジャーナリストロバートパリー氏による下の記事がある。

 

統一教会麻薬犯罪について、犯罪組織としての統一教会について、日本ではほとんど報道されていないが、記事の内容から統一教会犯罪組織性を汲み取った場合、「家庭庁が呑気に質問権を行使しているしている場合ではない」と解釈することも可能だと考えるが、どうだろう?

著者は、90年代後半から2000年代にかけて統一教会問題を精力的追及した調査報道ジャーナリストロバートパリー氏。AP通信ニューズウィーク誌に勤務し、George Polk AwardやI.F. Stone Medalを受賞。

 

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題名文鮮明ダークサイド(続き): 麻薬の盟友

著者:ロバートパリー

https://www.consortiumnews.com/archive/moon6.html

(1997年掲載

(略)

 

しかし、この連載が始まって以来、文氏の国際的政治的つながりについて、さらに厄介な事実が明らかになってきた。文氏の浪費癖を考えると、最も気がかりなのはアジア組織犯罪ラテンアメリカ麻薬取引につながる極右主義者との長年にわたるつながりである。このような関係、そして南米で深化する文氏の事業活動は、米政府が文氏がどのようにして米政治帝国資金供給しているのかを正確に確認する必要性を強調している。

文氏の代理人は、遠く離れた場所でどのように事業を維持しているのか、その詳細を公にすることを拒否している。しかし、武器麻薬違法密売利益を得ているという度重なる疑惑には、怒り心頭反論している。

アルゼンチン紙『クラリン』による銃乱射の質問に対する典型的な回答として、統一教会リカルド・デセナ代表はこう答えた。私たち運動は、民族国家宗教調和に応え、家族が愛の学校であることを宣言しています」。[クラリン1996年7月7日

しかし、文氏と麻薬汚染されたギャング堕落した右翼政治家との関係は、アジアにおける統一教会の初期にまでさかのぼる。文氏の韓国拠点とする教会統一教会)は、かつてイタリア独裁者ベニート・ムッソリーニを "完璧ファシスト "と称賛した日本ヤクザ犯罪組織リーダーである笹川良一の支持を得た後、1960年代初頭に日本最初重要進出を果たした。日本韓国では、影のヤクザ麻薬密輸ギャンブル売春利益を上げていた。

笹川日本与党である自民党の裏指導者であったため、笹川とのつながりは文に改宗者と影響力の両方をもたらした。国際的な場面では、笹川アジア人民反共同盟設立に協力し、ヘロイン汚染された国民党中国指導部と韓国日本、その他アジア右派を結束させた。[詳細については、デイヴィッド・E・カプランとアレック・デュブロの『ヤクザ』を参照されたい。]

1966年アジア連盟は、より伝統的な保守派とともに、ヨーロッパの元ナチスアメリカのあからさまな人種差別主義者ラテンアメリカの「決死隊」工作員らを加えた世界反共連盟へと発展した。文鮮明の信奉者たちは両組織重要役割を果たし、CIAとも密接な関係を保っていた。

 

(略)

   

文鮮明クーデター

 

政権を祝福するためにラパスに到着した最初好意的な人々の中に、文鮮明の最高副官ボー・ハイ・パックがいた。文の組織統一教会)は、ガルシア・メザ将軍会談するパクの写真掲載した。山深い首都訪問した後、パクは「私は世界一高い都市文鮮明玉座を建てた」と宣言した。

後のボリビア政府新聞報道によると、文鮮明代理人クーデターの準備に約400万ドル投資したという。ボリビアのWACL代表重要役割を果たし、文の反共組織の一つであるCAUSAは、ボリビアの主要なクーデター実行者のほとんど全員をメンバーとしてリストアップしていた。[CAIB、1986年冬号]

クーデター後、アルセ=ゴメスは、トラフカンテのキューバアメリカ密輸業者を含む大物麻薬密売組織と手を組んだ。クラウスバービーと彼のネオファシストは、ボリビアの主要なコカイン王を保護し、国境まで麻薬を運ぶという新しい任務を得た。[コカインポリティクス

準軍事組織--バービーは新しいタイプ親衛隊として構想した--はコカイン男爵自分たちを売り込んだ」とヘルマン結論づけた。「ラテンアメリカにおける民族社会主義革命という考えよりも、コカイン取引で手っ取り早く稼げるという魅力の方が強かったのだ」。

レビンによれば、アルセ=ゴメスはある一流の密売人にこう自慢したという。クーデター勢力もそれを支持した。

ボリビアはすぐに、当時まだ駆け出しだったコロンビアカルテルへのコカインベースの主要な供給国になり、彼ら自身アメリカへのコカインの主要な供給国になった。「そしてそれは、DEAの暗黙の協力とCIA積極的かつ秘密裏の協力なしには成し得なかった。

1980年12月16日キューバアメリカ人の諜報員リカルドモラレスフロリダ検察官に、ボリビアの新しい軍事支配からコカインを輸入する陰謀フランクカストロと他のピッグス湾の退役軍人が関与しているとするマイアミ拠点とする捜査ティック・トーク作戦」の情報提供者になったと語った。[コカインポリティクス

数年後、メデジン・カルテル資金洗浄者ラモン・ミリアン・ロドリゲスは、ジョン・ケリー上院議員マサチューセッツ州選出)が議長を務める上院公聴会証言した。ミリアンロドリゲスは、カルテルの初期には、"ボリビアは他の国よりもはるか重要だった "と述べた。[1988年4月6日]。

麻薬王がボリビア権力を強化するにつれて、文鮮明組織もその存在感を拡大した。ヘルマンの報告によると、1981年の初めには、戦犯バービー文鮮明指導者トーマス・ウォードが一緒に祈る姿がしばしば目撃されていた。アルゼンチンの諜報部員ミンゴラは、ウォードをCIA給与管理者であり、月給1,500ドルはウォードの代表のCAUSA事務所から支払われていると述べた。[CAIB、1986年冬号]

1981年5月31日文鮮明ラパスシェラトンホテルホール・オブ・フリーダムでCAUSAのレセプションを主催した。ボー・ハイ・パックとガルシア・メザは、暗殺未遂事件からレーガン大統領回復のために祈りを捧げた。ボー・ハイ・パックはスピーチの中で、"神は共産主義征服する者として、南米の中心に位置するボリビアの人々を選ばれた "と宣言した。後のボリビア諜報機関の報告によると、月の組織ボリビア人の「武装教会」をリクルートしようとし、約7000人のボリビア人が準軍事訓練を受けたという。

 

コカインストレス

 

しか1981年後半になると、明らかにコカイン汚染されていたことが、アメリカボリビア関係を緊張させていた。「文鮮明の一派は、到着したときと同じように一夜にしてボリビアからかに姿を消した」とハーマンは報告した。ボリビア情報機関民政移管を進める中、ウォードと他の2、3人だけがボリビアに残った。

ヘルマン証言によると、ミンゴラは1982年3月ラパスホテルプラザカフェテリア「フォンタナ」でウォードに会った。ウォードはボリビア作戦に落胆していた。「アルトマンバービー)とのこと、ファシズムナチズムのこと、あれは行き止まりだった」とウォードは愚痴をこぼした。「文鮮明とCAUSAがここにいるのは愚かなことだった。[CAIB』1986年冬号)この記事に関するウォードのコメントは得られなかった。

コカインクーデター指導者たちは、すぐに逃亡することになった。アルセ=ゴメス内相は結局マイアミ送還され、麻薬密売で30年の刑に服している。ロベルトスアレスは15年の実刑判決ガルシア・メザ元大統領は、権力乱用、汚職殺人の罪でボリビアで30年の刑に処せられ、逃亡中であるバービー戦争犯罪終身刑を受けるためフランスに戻された。彼は1992年に死亡した。

しかし、文鮮明組織コカインクーデターの代償をほとんど支払わなかった。米国保守政治会議資金提供し、1982年には超保守的な『ワシントン・タイムズ』を創刊し、レーガン大統領をはじめとする共和党の有力者に取り入った。文はまた、南米政治経済的基盤を築き続けた。

1984年ニューヨーク・タイムズ紙は文鮮明統一教会ウルグアイにおける「最大級外国人投資家」と呼び、その前の3年間に約7000万ドル投資した。投資先には、ウルグアイで3番目に大きな銀行であるバンコ・デ・クレディト、モンテビデオホテルビクトリアプラザ新聞ウルティマス・ノティシアスなどがあった。文鮮明ベンチャー事業は、ウルグアイ軍事政権による寛大な税制優遇措置に助けられた。「教会関係者によれば、ウルグアイ海外での利益本国送還を容易にする自由法律があるため、特に魅力的であったという。[NYT、2-16-84]

ニカラグアコントラ反乱軍支援する文鮮明組織は、ニカラグア国境沿いにコントラベースキャンプを提供した強力なホンジュラス軍とも密接な関係を築いた。ここでもまた、文鮮明代理人は、米国へのコカイン輸送支援している疑いのある将校接触していた。マイアミ麻薬ネットワークにつながる反カストロキューバ人も、アルゼンチン軍の情報将校と同様に、反共大義を推進するために登場した。

 

ホンジュラスとのつながり

 

ケリー上院報告書は、ホンジュラスが北へ向かうコカイン輸送重要な中継地点になったと結論づけた。「ホンジュラス軍の一部は1980年から麻薬密売人の保護に関与していた。「ホンジュラス軍の一部は1980年以降、麻薬密売人の保護に関与していた。米国麻薬取締局のホンジュラス駐在を強化し、米国ホンジュラス人に提供していた対外援助をテコに麻薬密売の撲滅に断固とした態度で臨む代わりに、テグシガルパ麻薬取締局事務所を閉鎖し、この問題無視したようである」。[麻薬、法執行外交政策--ケリーレポート--1988年12月]。

1980年代半ば、ジャーナリスト議会調査官が麻薬密売証拠を探り始めたとき、彼らは文鮮明ワシントン・タイムズから厳しい攻撃を受けた。私がブライアンバーガーと共同執筆したAP通信記事は、タイムズ紙の一面で「政治的策略」と非難された。[1986年4月11日

タイムズ紙は、まずケリー調査官を金の無駄遣い[1986年8月13日]、次に司法妨害1987年1月21日]で攻撃した。今、南米麻薬汚染された役人たちとの文の歴史的なつながりがより鮮明になり、これらの調査に対する嫌がらせは、自己防衛可能性という別の様相を呈している。[詳しくは「文鮮明ダークサイドシリーズを参照されたい。]

さら最近、文師はウルグアイの豪邸に活動拠点を移し、南米保有する資産を拡大し続けている。彼はアルゼンチンコリエンテス州に多額の投資をしている。コリエンテス州パラグアイに近い国境地帯で、主要な密輸センターとして知られている。

パラグアイ》旧統一教会敷地内の麻薬輸送滑走路を爆破=国際犯罪組織が利用、教会関与の疑い(ブラジル日報

https://news.yahoo.co.jp/articles/64477ef04951e7916bd1426874a3e9a6064a903c

1996年1月2日文鮮明信者たちに対する説教の中で、南米の遠隔地に小さな滑走路を建設し、沿岸警備隊パトロールから逃れるための潜水艦基地建設する計画を発表した。飛行場計画観光のためのもので、「近い将来、世界中に多くの小さな空港ができるだろう」と付け加えた。潜水艦必要なのは、"世界には国境による制約がたくさんあるからだ "と彼は言った。

その経歴と知名度から文鮮明とその組織アメリカ政府監視の目にさらされるのは当然のことのように思える。しかし、文鮮明は多くの有力政治家を買収することで、立ち入った調査に対する保険をかけているのかもしれない。~

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2023-08-12

日本人階級意識資本主義

 「人はパンのみで生くるのではない」と言ったのはイエスであるが、とはいえ生きるためにパン必要不可欠であるマルクスキリスト教布教以来、永らく西洋支配してきたこの上部構造優位主義をひっくり返し、人類史ヘーゲル的な精神の発展史ではなく、労働あるいは階級闘争歴史として解釈した。しかし、階級闘争必然的帰結としての共産主義社会の実現という展望には、判明な階級とその意識的担い手存在していることが前提となっている。

 本邦において、小泉政権以来、階級意識は様々な仕方で言い換えられて来た。勝ち組/負け組上級国民/下級国民、そして強者男性/弱者男性…などである。これらの区分共通するのは、強烈な階級意識内包しながらも、それらが政治経済的な問題を慎重に避けているという点である

 たしかに、上級国民/下級国民などは比較的強い政治経済的なニュアンスを帯びている区分のように思われるが、そこで意識されているのは政治経済という下部構造問題ではなく、単に「どの家庭に生まれたか」という、不可逆的な問題しかない。階級は、政治経済によって規定されたものではなく、単に生まれ問題しかないのである。このような階級意識は、「親ガチャ」という言葉で端的に言い表さられることになる。他の区分についてもやはり同様である。そこにおいてはもはや変更すべき政治経済に対する抵抗は行われず、変更不可能ガチャの結果に対する諦念のみが存在する。現代日本人の階級意識をこのように捉えたときガチャをやり直す「転生モノ」や、出世それ自体否定する反出生主義などの思想流行するのはある意味必然と言える。

 他方で、積極的闘争が行われている政治的領域存在している。人種ジェンダーなどに関わる、いわゆるアイデンティティポリティクス領域である。本邦では主にジェンダーの分野で闘争が繰り広げられているが、近年ではそこから派生して表現の自由問題なども盛り上がりを見せている。しかし、これらの領域闘争も、根本的には資本制そのものを揺るがすものではない。というのも、これらの闘争が目指しているのは資本主義やそれが生み出す抑圧的構造否定ではなく、むしろその内で自己アイデンティティ確立すること、資本主義による自己承認しかいからだ。

 どうしようもない諦念と強烈な承認欲求。この二つが現代日本階級意識帰結である。それらから生じる運動思想は、きわめて政治経済的な性格内包しながらも、実のところ政治経済問題に対する根本的な抵抗を巧妙に回避することによって、資本主義をより堅固で絶対的ものとして確立することに資している。

2023-05-18

津田大介

@tsuda

ツイッター見てるとそれっぽく書かれてる世に倦む日日の悪意あふれる記事を丸ごと鵜呑みにしてる人が(著名な言論人の方でも)多いようで、ネットリテラシーについて考え込んでしまう。危ないっすよマジで

高知カフェの件(マンガ)は、わかりやすいが故にかなり一方的記述が気になったのは確かで、相手方名誉毀損で訴えてきたら微妙だなとは思ったけど、すべてが利権捏造構成されていたとも思えない。土佐市NPO側と、カフェ側それぞれに主張や文脈があって、その中間グラデーションの中にしか「真実」はないんだと思いますね。

https://twitter.com/tsuda/status/1659006099255877632

津田大介

@tsuda

まあでも「ひろゆき嫌い」がある種のポリティクス磁場になっているのだな、と確認できた感じ。単純な左右ではもちろんなく、woke / 反wokeという軸だけでもない、ネット上の言論空間の歪さがよく現れてますね。そういう中で妄想陰謀がまた力を得ていて、ある種ポスト真実2.0になった感もある。

https://twitter.com/tsuda/status/1659040052201271297

2023-04-26

anond:20230426030113

集団を変えるにはコミュニケーション必要でそれはつまりコミュマイと矛盾してる

少なくともコミュマイ当事者当事者性で以てアイデンティティポリティクスを展開するシナリオは明らかに難しそう

あるとすればある種のシティズンシップポリティクス的な代表者性によるものなのだろうけどコミュマイが文字通り市民権を得るというハードルそもそも越えられるのか?という疑問は残る

まあ何が言いたいかっていうと、他人を変えるより自分変える方がカロリー少なくて済むよってこと

2023-04-24

anond:20230424115236

そんなん子持ちに限った話でもないじゃん

アメリカ見てみ?

黒人奴隷歴史全然関係ないような実家ごんぶと移民ハーフ黒人代表面してんだから

そこを問題にするならもう社会正義とかアイデンティティーポリティクスとか何もかもが空しくなる

2023-03-12

就職氷河期サバイバーとしてのひろゆき

ひろゆき論(https://websekai.iwanami.co.jp/posts/7067)を読んで、ひろゆき根底にあるものがなんとなく分かった気がする。そして、リベラル派に対する冷笑的な態度の理由も。

就職氷河期世代は、1990年代後半から2000年代前半にかけてのバブル崩壊後に就職した世代を指す。日本社会において若年層が深刻な雇用不安に直面した世代だ。このような世代が生まれた背景には、バブル崩壊による経済の停滞や、企業正社員採用を減らし、非正規雇用を拡大したことが影響している。いわば日本的システムを維持するために若年層が切り捨てられた世代だ。

就職氷河期世代にとってリベラル派は何の役にも立たなかった。氷河期世代は長期にわたって雇用不安低賃金非正規雇用などの問題に苦しんでいた。しかし、リベラル派の寄り添う「福祉国家論の立場」も「アイデンティティポリティクス立場」も自分たちを救うものではなかった。彼らにとって、必要だったのは、より実用的な解決策だった。

日本社会によって切り捨てられた世代にとって「プログラミング思考」は処世術だった。「オワコン」の日本をどうやってハックし、ショートカットできるのか。インターネットを中心としたIT業界は、既得権益層のいない能力次第で成功できる業界であり、就職氷河期世代にとって救いとなっていた。

ひろゆき世代体験は、同時に「失われた30年」を現在進行形体験している彼の支持者にとっての処世術にもなっている。「オワコン日本自分たちを救ってくれる存在ではない「情報強者」となって、「集団としての権利よりも個人としての利益を得るために立ち上がるほうが、やる気も出るし、現実的だ」。

著者の結びにある「プログラミング思考を追い求めていけば、いわゆるシステム思考に行き着くはず」という主張については良く分からないものの、ひろゆき支持者が「自己社会の複雑さに目が向けら」れていないという主張については首肯できる。

しかし、この現代社会では、自己社会の複雑さに目を背け冷笑することしかできないというのも、事実なのだろう。

2023-01-05

anond:20230105053846

こういう「当事者目線こそが絶対正義」っていうクソバ思想社会を蝕む病気だと思うよ。

共感性の高い人は福祉に向いてない」って言われたことない?

弱者を真に救えるのはプロだけだよ。

アイデンティティポリティクス暴走というのが2000年代民主主義の失敗の原因として総括できそう。

2022-12-19

豊島晋作のまとめ動画はよくできている。

YouTube配信されている「豊島晋作のテレ東ワールドポリティクス」はよくできた動画だと思う。膨大な資料を短時間で処理し、わかりやすく伝える能力がすごい。

2022-12-05

anond:20221205005656

突如として仁藤夢乃温泉むすめ叩きをしたのは、室井佑月とのビーフがやや劣勢な膠着状態になってたから、その目眩ましだろ

なんで仁藤が室井佑月対立することになったかっていうと、彼女の夫の米山隆一政界復帰し、本多平直パージをはじめとした昨今の立憲民主党アイデンティティポリティクスへの傾倒を批判してたからだろ

なんで室井佑月米山隆一出会たかっていうと、朝も晩も右や左の旦那様とレスバしてワチャワチャしてた界隈の仲間だったからだろ

なんで新潟県知事であったはずの米山隆一ツイッター政治レス魔人にならざるをえなくなったのかっていうと、女子大生パパ活して涙ながらに辞職したからだろ。そしてこれは若い女性への性的搾取に反対する仁藤が米山を嫌うきっかけでもあった

米やんスペック通りにモテたらこれらすべて何も起きず平和だったんだよ

2022-08-29

anond:20220829073852

これ難しくて、アイデンティティポリティクスでは”負”と見なされてきたアイデンティティに本当のポジティブ価値を見つける。

からこそ、自分たちアイデンティティ価値を強調する運動が進めば進むほど、アイデンティティを捨て去ろうとする同胞は酷い裏切り者として運動家の目に映るようになる。

欧米では、性転換手術を受けて後悔している人の研究トランス活動家圧力で潰そうとしたニュースがあった。

肌の色が変わったマイケル・ジャクソンへの黒人コミュニティイメージも当時微妙だった。

重い知的障害がありながら、猛勉強や親による圧力運動普通校への入学が決定した障害児のことを、支援校に通う子の保護者は複雑な思いで見つめるという。

プラスサイズ運動家も、誇るべきサイズを減らそうとする芸能人のことが許せない。

2022-08-24

anond:20220824120149

カネや実家の太さより弱者属性の有無こそが「配慮するべき強者」と「配慮されるべき弱者」を分けるものである、っていうのがあのアイデンティティポリティクスじゃん

上流階級のお家でも女性黒人ゲイなら無条件で弱者

当たり前のことじゃん

それがおかしいならそもそもあの左翼おかしかったんじゃないの?

2022-08-06

山内雁林論文読んでアイデンティティポリティクス問題を考えちゃう評論家

2022-08-05

清水晶子(東京大学)「学問の自由キャンセルカルチャー」Part1 〜学問の自由とその濫用

前置き

2022.7.24 一般公開シンポジウムフェミ科研と学問の自由

https://www.youtube.com/watch?v=FP8rL7KfisI

より、清水晶子氏発言部の文字起こしである

長いため講演部Part1~Part5+質疑応答の6部に分割する。

分割の境界スライドにある番号に従うが、副題は増田判断である

スライドはすべて図表のない文字ベースのものであったため、引用記法を用いて本文に組み込んだ。

講演部については、「女性スペースを守る会」が公開している文字起こしベースに、

増田が誤字の修正や、句読点の変更、改行の追加などの編集を行った。

質疑応答部、スライド部の文字起こしはすべて増田が行った。


批判記事の紹介

まず、江口先生による、8/9のブログ記事は必読だと考える。

加えて、講演に対する批判として書かれたものではないが、一般論として「キャンセルカルチャー批判」的な立場で書かれたベンジャミン・クリッツァー先生記事

なども参考になる。これら2記事は、江口先生も講演に欠いている「ミルタイプ言論の自由擁護」として紹介されている。

また、あまり整理がされていないが、この講演に対するTwitter上の批判的な反応を一覧できるものとして、

他、法学専門家による分析という点で他になく注目に値するものとして、

(あと、この書き起こしを編集している私自身も手前味噌ながら批判記事を書いている。「清水晶子先生の講演を読んで見る (1) 「学問の自由」の定義ってなんだろう」anond:20220809001101 )

目次

anond:20220805225632 Part1 〜学問の自由とその濫用

anond:20220805225835 Part2 〜ポリティカル・コレクトネスという言説戦略

anond:20220805230017 Part3 〜Academic Bill of RightsとProfessor Watch List〜

anond:20220805230307 Part4 〜キャンセルカルチャー批判

anond:20220805230534 Part5 〜Ahmedが見立てキャンセルカルチャー批判メカニズム

anond:20220805230705 Part6 〜質疑応答

学問の自由キャンセルカルチャー」Part1 〜学問の自由とその濫用

https://www.youtube.com/watch?v=FP8rL7KfisI&t=2457s

40:57~48:23

2022/7/24

学問の自由キャンセルカルチャー

清水晶子(東京大学

菅野優香

はい、お二人目は清水晶子さんです。

清水さんは東京大学大学院総合文化研究科で教鞭を執られています

フェミニズム・クィア理論をご専門とされ、

研究関心としては非規範的な身体と性の政治、とりわけ身体他者性、自己表象生存戦略可視性を巡る問題などがあります

最近英語圏フェミニズムおよびクィア理論史を改めて辿ることにも興味があるとのことです。

主な著作に、

Lying Bodies: Survival and Subversion in the Field of Vision英語の本です、2008年

「埋没した棘――現れないかもしれない複数性のクィアポリティクスのために」、2019年

フェミニズムの思想と「女」をめぐる政治」、2020年

フェミニズムってなんですか?』、2020年、などがあります

清水さん、どうぞよろしくお願いいたします。



清水晶子:

はい、ご紹介ありがとうございます清水晶子です。もうそのまま入っていきますが、

本日は「学問の自由キャンセルカルチャー」というタイトルで報告をしたいと思います

少し方向性が違うかもしれないんですが、よろしくお願いします。

学問の自由とは

学問の自由という原則は、学術コミュニティ構成員、すなわち、研究者、教員学生が、倫理的規則国際的水準に関して学術コミュニティが定めた枠組みの中で、そして外部から圧力を受けることなく、学術活動を追求する自由定義できる」

1998年 国際大学協会声明学問の自由大学自治社会的責任

学問の自由というところからいきたいんですが、学問の自由とは何を指すのか。

一般的には、大学だったり研究機関とかっていうものが、

政府なり場合によっては非常に強力な宗教だったり経済的権力だったりというところから圧力を受けることなく、

さらに言えば個々の研究者が、大学当局だったりとか大学経営陣あるいは多数派社会的通念・経済的要請などから

不当な干渉や抑圧を受けることなく、学問良心手続きとに従って真理を探究する自由、というふうに考えることができる。

例えば、1998年国際大学協会声明学問の自由大学自治社会的責任」という文書があるんですが、これによると

学問の自由という原則は、学術コミュニティ構成員、すなわち、研究者・教員学生が、

倫理的規則国際的水準に関して学術コミュニティが定めた枠組みの中で、

そして外部から圧力を受けることなく、学術活動を追求する自由定義できる」というふうにされています

学問の自由というものの基本がここにあるというふうに考えると、フェミ科研裁判文脈における学問の自由の主張というのは、

ある意味まさにここに相当するもの王道の部分というふうに言うことができるというふうに思います

2000年代前半:ジェンダーバックラッシュ

過激性教育ジェンダーフリー教育調査プロジェクトチーム

2014年広島大学でのいわゆる「従軍慰安婦」に関する講義

産経新聞による吊し上げ↑ 日本科学者会議広島支部幹事会による抗議

2020年日本学術会議会員任命拒否

日本学術会議会員任命拒否違法状態是正を求める意見書」提出(日弁連

残念ながら、日本フェミニズムとかマイノリティ政治に関わる研究者にとって、

今言ったような意味での学問の自由というのは、必ずしも安定して保障されてきたものではない。

からこそ、その必要性というのはしばしば痛感もされてきましたし、主張もされてきました。

今世紀に入ってから過去20年に限定しても、

2000年代前半のフェミニズム女性運動へのいわゆる「バックラッシュ」いうのがありまして、

ここでは与党自民党プロジェクトチームにおいて、ジェンダーという語それ自体使用疑義提示されたりしている。

2014年には、いわゆる「従軍慰安婦」問題を取り上げた広島大学研究者の授業というのが、

先ほども産経新聞出てきましたけど、ここでも産経新聞ですが、産経新聞によって吊し上げにあって、

批判や抗議が大学殺到し、日本科学者会議広島支部幹事会が学問の自由侵害であるというふうにして、

産経新聞に抗議をする、声明を出すという事態になったりもする。

もちろんさら記憶に新しいのは、2020年日本学術会議の会員任命拒否ですね。つまり当時の菅内閣総理大臣が、

日本学術会議が会員候補者として推薦した内の6名の任命を拒否した、というかしなかった件ですよね。

この任命拒否については、憲法23条保障する学問の自由を脅かすものであるというふうにして、

2011年11月に、日弁連が「日本学術会議会員任命拒否違法状態是正を求める意見書」というもの総理大臣に提出をしていると。

これらの事例での学問の自由というのは、この重要性、

この意味での学問の自由重要性というのは、本日シンポジウムのいわば前提になっているものだというふうに考えます

学問の自由」の濫用

差別的・抑圧的な言説に対して政治的・経済的に力のない側、社会的少数派の側からなされる批判や異議申し立てを「学問の自由侵害」とする言説

その前提をご確認いただいた上で、私の報告は少し角度を変えて、学問の自由という主張や枠組みがどう利用されているのか、

もう少し強く言うと、どう濫用されているのかでもいいかもしれないんですが、それを考えたいと思います

今申し上げたように、従来はそして一般的には、学問の自由というのは、

国家とか、強力な宗教団体、経済団体多数派社会通念や経済的要請、などなどの圧力を受けることなく、

研究者の社会的通念と研究手続きに則って真理を探究する自由を指す、というふうに理解されています

その意味では学問の自由という枠組みは、

力のある人たちとか多数派にとって都合が悪い、あるいはそこにとって利益にならないというだけの理由で、

研究教育を抑圧したり不当に妨げたりすることを困難にするはずのものです。

ところがこの学問の自由の主張が、全く逆のベクトルで利用されることがある。

すなわち差別的・抑圧的な考察や言説に対して、政治的・経済的に力のない側、社会的少数派の側からなされる批判や異議申し立てを、

これは「学問の自由侵害であるというふうにする言説、というのが見られるようになっている。

これは日本国憲法で保障される学問の自由からはかなりかけ離れたもので、何を言ってるんだというふうに思われるかもしれません。

けれども法的な解釈とは別のところで、こういう言説上の戦略というのが一定の効果を持ってきているのも事実です。

二面での闘い

国家による学問の自由の明白な侵害

②現状を追認し被抑圧側の異議申し立てを封じるための口実としての学問の自由の動員

結果として、フェミニストとして学問の自由を考えるにあたって、

私たちは一方では、フェミ科研裁判のように国家による学問の自由の明白な侵害というものと闘わなくてはいけない。

けれども同時にもう一方で、学問の自由というのが、差別的あるいは抑圧的な現状を追認し、

抑圧されてきた側からの異議申し立てを封じる目的で動員されるということに対して警戒をしなくてはならない。

学問の自由を巡っては、フェミニストには現在ういういわば両面での闘いというもの要請されている。

この現状は忘れるべきではないと思います

実は今日、私からお伝えすべき論点はそこに尽いているので、ここで報告終わってもあんまり問題ないっていう感じなんですが、

ちょっとさすがにそれでは簡便過ぎるので、この後の時間を使って、

こういうタイプの、マイノリティ権利主張を抑圧する目的で動員される「学問の自由侵害」という枠組み、

この言説というのが具体的にどう現れてきたのか、

これが非常に大きな論点になってきた英語圏の動きというのを中心に、簡単にまとめてご説明したいと思います

anond:20220805225835 Part2 〜ポリティカル・コレクトネスという言説戦略

2022-08-03

anond:20220803102725

弱者属性を持った奴が暴れた時、そいついかにして止めるか

これが今後のアイデンティティポリティクスの大きな課題と言える

2022-07-12

anond:20220712151739

LGBTなんかと違って、左翼に対する恩義なんか全くと言っていいほどないわけだから

しろ現在進行形で憎しみしか買ってない

アイデンティティポリティクスの枠には入れないんだから、頭数と経済効果でどうにかするしかない

それがなくなればまた元に戻るだけ

2022-07-09

安倍晋三が死んだのワロタ

Twitterかには書けないので、ここに書く。

私は、安倍晋三のことが嫌いではない。アナクロ姿勢はどうかと思うところもあるが、全体的に見れば、まあ好きだ。

選挙自民党投票してきたし、今のアイディンティティポリティクスに塗れたリベラル派は大っ嫌いだ。

しかし、今回、安倍晋三暗殺されて「正直ワロタ」って感じだった。

ハッシュタグ「#ちんぽを見せろ安倍晋三」と同じようなおかしみというか、面白さというか、そういう感じ。

皆、上っ面だけで悲しんで見せてると思ったら、意外とそうでもなさそうで、何か、こんな気持ちになるのは俺だけなのかと悩むところだが、増田ブクマカのみんなはどうなのか?

2022-06-21

anond:20220621121959

社会的大成した大金持ちのゲイ

そういうの持ち上げるのがあのアイデンティティポリティクスってやつでしょ

だいたいオバマにしてもハリスにしても出自としては単なる移民

黒人奴隷がどうとかみたいな過去歴史的経緯なんかほぼ無関係しかないのに、なぜか代表面してるわけで

2022-06-01

anond:20220601201012

別に所得制限に反対したけりゃすりゃあい

でも都合のいい時だけ再配分がどうとか言って、さも貧乏人の味方みたいなツラしないでほしい

女子供のためならナンボでも甘い顔しますよ」ってはっきり言え

いっそ「アイデンティティポリティクス党」にでも名前変えろ

わかりやすいか

そう言いたい

2022-05-22

anond:20220522202926

あっちがそもそも例のアイデンティティポリティクス全盛で

黒人奴隷全然関係ない移民の子供だけど黒人から俺は弱者代表です」とか

学者センセーと医者の子供だけどアジア系黒人女性からとにかくわたち弱者なんです!!」とか

そういうのばっかりまかり通ってて

もうどこの誰にもノーブレス・オブリージュなんて求められる気がしない

金があろうが社会資本があろうが、ひたすら弱者属性を前面に押し出し弱者面するのが最善手になったこ時代

強者としての責任」なんて、いったいどこの誰が背負ってくれるというのか

もう終わりだよあの概念

2022-04-12

anond:20220411135216

Twitterで<レイフォース>@rayforcegameって人がよくつぶやいてるので引用しよう。

十三機兵防衛圏」についてはこのツイート。つまりどういうことかというと、原作日本語では「女装している男」だったキャラが、英語版では「自分は男でも女でもない」と考えるキャラに改変されているということ。

https://twitter.com/rayforcegame/status/1309518272266600449

どうもアトラスの『十三機兵防衛圏』の一場面らしいんですが、この画像が本当に正しければ不正確な翻訳ですね。「都合がいいんだ」が「binaries work for me」になっているようですが、この場合2進法ではなく、性別意味合いをこめていますよね?そういう意味原作にあるんでしょうか?

https://twitter.com/rayforcegame/status/1309520824294989825

この記事に載っている場面が正しいとすると、これもポリコレ案件日本語版では明確に”男の僕”と述べています

一方で英語版では性別を明確にしていない。他の場面でbinariesとわざわざ変えていることを考えると、”女装している男”という存在ゲームから消そうとしている?



すばらしきこのせかい」についてはこんなかんじ。

https://twitter.com/rayforcegame/status/1412019431912345600

うーん、この翻訳は確かに可笑しいと思う。「すばらしきこのせかい」の翻訳だそうですが

1、「資本主義を美化しない」なる、元の日本語にない部分を追加

2,「競争社会」を何故か「資本主義」と訳している

これは思想翻訳を曲げた例臭いなぁ。ごく稀にですが、この手のケース見かけるんですよね。

https://twitter.com/rayforcegame/status/1423946836428029955

すばらしきこのせかい」の英語版、どうも翻訳者の思想性がねじまれてる形跡が度々指摘されますね。今回は

1,「カレーは本物か?」を「文化盗用」とポリコレな意訳にする

2,「中学生高校生」という単語を消して”年上・年下”で言い換え

3,「3回男にナンパされた」を「3回Missと呼ばれた」など。



他にも、「小林さんちのメイドラゴン」、「無職転生」(これはアニメじゃなくて小説のほう)、「SK∞ エスケーエイト」でも翻訳が改変されてるそうだ。

https://twitter.com/rayforcegame/status/1358375571479097346

エロ規制特にロリ規制)・アイデンティティーポリティクスがらみ(LGBTを入れねばならぬ、みたいなやつ)と並んで翻訳炎上やすネタです。悪名高いのをいくつか紹介。メイドラゴンで、原作に無い家父長制批判メッセージを入れ込んだケース。

https://twitter.com/rayforcegame/status/1362125050514534403

しか翻訳時の原作改変って、ラノベでも横行しているのね。たとえば無職転生で「胸をまさぐる」「パンツ脱がす」シーンを、風邪を引かないようにシャツを引っ張る、に変えたり、過去レイプへの言及をぼかしたり・・。アニメ原作に忠実なために気がつかれた模様。他タイトルでも多数あるそうです。

https://twitter.com/rayforcegame/status/1381731065857859584

これはアニメ、「SK∞ エスケーエイト」の吹替で、原作に無い性別で呼びかけているケースですね。

原作スケートを愛する、愚か者達よ!

吹替:''hey bitches and bros, and non binary hoes''

  (ビッチ兄弟、そしてノンバイナリーのヤリマン

ノンバイナリーは男でも女でも無い性自認のはず。

2021-12-10

anond:20211210142136

アイデンティポリティクスって基本的に「金を貧乏人にやりたくない」って意識根底にあるのだと思う。「弱者に金を回す」ではなく「可哀相な弱者だけに金を回す」ということ。その過程スプツニ子!みたいなエプスタイン上級国民が「女性から」と美味しい思いをしたりもする

2021-11-25

フランスでもWoke世代批判する本が出てるんだな

こんな本があった。日本でも同じような本がいずれ出るのだろうか。

書店サイトに載っている情報簡単に訳してみる。

【内容紹介】

書名:ミレニアル世代よ、わかったよ!

帯:ピューリタニズム、被害者化、アイデンティティ政治検閲……「ベビーブーマー世代による、Woke世代神話についての調査

説明

文化大革命が進行中だ。今度は中国発ではなく、アメリカなのだが、中国文化大革命と同様に大きな被害をもたらすものである。新たな紅衛兵は「社会正義戦士」だ。ロレアル社は「白(blanc)」「美白(blanchissement)」という言葉カタログから削除し、エヴィアン社はラマダン期間にプロモーションを行ったことについて謝罪した。レゴ社はBlack Lives Matterとの連帯を示すために、警察が登場する広告を削除した。Wokeが北米大学に残存する民間伝承にすぎないと言っていられるだろうか?

文化大革命が進行中だ。アメリカ名誉ある大学女性研究黒人研究クィア研究からこの革命は始まった。この革命が、民主党有害左傾化へとおいやる「アイデンティティポリティクス」を生み出し、衰退しつつあるプロテスタント的土壌を置き換えた。民族間の分裂に沿って社会を分極化させ、アメリカ内戦危機さらしている。黒人白人女性男性同性愛者と異性愛者を対立させるこのやり口を、われわれの世俗的な共和国フランスに輸入したいだろうか?

普遍主義理想1960年代解放思想擁護するベビーブーマーである著者ブリスクチュリエが、ミレニアル世代に呼びかける。あなた方の過剰な繊細さ、被害意識を伴うナルシシズムは、あなたたち自身に対して検閲禁止を課すことになるのではないですか、と。私たちベビーブーマー世代は、可能性の領域を広げたい。あなた方は逆に可能性の領域を狭めている。それはわれわれ全員の不利益になる……

感想

ちなみに、著者の属するベビーブーマーとは1946年から1964年ごろに生まれ世代と言われている。

Wikipediaによれば、著者は若い頃に毛沢東主義社会主義に傾倒していたらしい。

60年代観点からミレニアル世代批判するというのが、日本とは文脈の違いがあるのかもしれない。

https://livre.fnac.com/a15552213/Brice-Couturier-Ok-Millennials

2021-11-21

アイデンティティ政治に持ち込むことを「アイデンティティポリティクス」と呼ぶけど、逆に政治立場(右翼とか左翼とか)を自身アイデンティティとしている人々が分断を煽っているような気がするんだよなぁ。

これを「ポリティクスアイデンティティ」と呼ぼう。

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