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2018-07-03

anond:20180630150652

30代女医です。

私の同期(外科)は後期研修医子どもを産んだ。夫(外科)が育休を取った。出産は女にしかできない、産んでダメージ受けた身体を休めるのも自分しかできない、けど育児というか育休を女が取らなきゃいけないっていうのはただの呪いだよ。仕事を優先したい、誰かに迷惑を掛けたくない、とかそういう気持ちはもちろん否定されるべきではないと思うけど、自分人生何がやりたいかを考えた方がいいよ。仕事をメインで回していきたいなら他を犠牲にするしかないのがわれわれ医師だけど、いいじゃん、9時5時患者のこと全力で考えてあとは自分人生を生きるのは間違ってない。高校同級生の2倍給料貰ってたって、それは勤務時間に対して払われてるにすぎない。そんなふうに自分を責めないでほしい。マイナーだって絶対必要な科なわけで(うちの大学病理残業めっちゃある)、タン免許にしとくより助かる人は増えるんだし。手の届く範囲より広く誰かを助けようとするのは傲慢だし、そもそもそれは行政仕事です。子どものいる男性医師は、妻の人生から仕事を遠ざけているんだよ。

あと女が下方婚しないとかい発言無視していいです。同じレベルの人と出会うと男の方が給料がいい社会からです。

医師キャリアパスは、女性ライフステージに合ってないんじゃなく、人間ライフステージに合っていない。あなたは悪くないし、あなた医療崩壊の引き金になるというならそれは制度が間違ってるんだよ。

他にも同じようなこと言ってる人いるけど、女「が」仕事犠牲人生やらなきゃいけないっていうのは誰かの呪いしかないよ。ガチ仕事やりたければやったらいい。サポートしてくれる人と婚姻したらいい。今交際してる彼ともよく話し合いなよ。みんなで呪いをといてこうよ。私はこれから妊活だけど、育休は夫が取るよ。そうやって後続の女の子呪いをといていきたいって、私と夫は思っているよ。

育休とろうがいつでもまた働けるのはこの免許の強みです。せっかく誰かを助ける力を得て、使いたいと思えるなら、自分の好きなように使ったらいいよ。それはここまで勉強して資格を取ったあなた権利であって、そんなことで誰かに後ろ指さされるならそんな指は折ってしまえ。

2018-07-02

医者仕事もっと明るみに出れますように

研修医2年目の醸成がが医療崩壊トリガーになる未来 https://anond.hatelabo.jp/20180701133232#tb を読んで胸が痛くなった。

余りにも過酷凄る環境

この女性の行動は少し考えたら納得せざる終えない。

きっと組織としての経営問題があるのだろうが。

解決策として、人件費投資をして人を集めてホワイト医局を作るのはどうだろうか。

看護師はできるのに医者は三交代制出来ないのは何故だ?

もっともっと医者エントリが増えることで、大学病院などの厳しい労働環境で働く医者労働環境が世の問題として認識され、

良い方向へ少しずつ変わるといいな。

そのための増田だろう。

2018-07-01

今年外科には誰も入局者がいなかった

嘘のような本当の話だ。

俺は呼吸器外科を専門にしていて今年で医者19年目になる。

昨日の人気エントリーに入っていた研修医2年目の子の話https://anond.hatelabo.jp/20180630150652を読んで俺も書こうと思った。これは俺個人意見から外科先生みんながそう思っているわけじゃない。だから批判するなら俺だけにしてほしい。

俺のころはまず初期臨床研修制度ってものがなかった。2年間いろんな科をローテーションするってやつがなかった。だから当時俺たちは卒後すぐに診療科を決めなくちゃいけなかった。俺は家が病院ってわけでもなかったから、何科に行くのも自由だった。だからこそ悩んだよ。だってまだ俺その時25才だぜ?25才で一生やってく仕事なんてそんな簡単に決められねーよ。学生時代に2週間ぽっち診療科グルグル見たってさ、たった2週間だぞ、そんなんで決められねーよ。

でさ、悩んだ挙句俺は呼吸器外科に入ったよ。入った理由はさ、バスケ部の先輩にグイグイ引っ張られてっていうただそれだけ。2個上の可愛がってくれた先輩が「外科はおもしれーぞ。俺んとこ来いよ」って飲み会の席で肩に手を回してきて「外科はいいぞ、毎日楽しい」って言うもんだから酒の力もあって俺は入局宣言した。でも別にこれは今でいうパワハラなんかじゃなかった。嫌ですって断ったらきっとすぐ解放してくれたろうし、何よりその外科を語る先輩がすごく楽しげだったんだよ。

入局してからはさ、毎日しかったよ。でも楽しかった。最初のころは丁稚奉公みたいな感じで上の先生アシスタントとしてちょこちょこ術野を動き回ってた。外科系は体育会系の熱いやつらが多くていっぱい叱られたよ。でも仕事が終わった後医局でたまに開かれる飲み会はいつもベロンベロンになっていた。みんな外科が好きで、いつもこの前ああ切った、あの時もっとああすればってのを酔っぱらいながら話すんだ。うちのとこは教授ガンガン術野に入った。雲の上の存在だと思ってた教授だったけど術野で隣にいると不思議距離が近いように感じたよ。教授大事にしている日本酒をこっそり講師先生が出してきて飲んだのもいい思い出だ。

外科のいいところは昨日出来なかったことが努力次第でできるようになるところだ。最初は教えられた外科結びを先輩に遅せぇなぁとからかわれながらやっていた。でもやればやるだけ少しずつ速くなる。今ではすっかり俺も教える側でからかう側だ。

術式もどんどん新しくなっていく。より侵襲が少なく、より速くに進化していくんだ。今は開胸よりも今は胸腔鏡手術が主要になってきた。胸腔鏡手術…VATSっていうのは胸に2,3cmくらいの穴あけてそこから細長い鉗子やカメラを突っ込んで、画面見ながら手術するんだよ。すげぇよな、胸開かなくていいんだぜ?俺も初めてやった時、すげぇな、本当に面白れぇなって思った。群馬大の腹腔鏡手術の件は医局でも結構話題になった。やっぱり腹腔鏡とか胸腔鏡ってのはすごく難しい。一朝一夕でどうにかなるもんじゃない。俺のいる大学病院は週3回、大体一日2件手術があるけど、自分が入る手術はその半分くらいだ。それだけの手術じゃ上手くなりようがないか時間外にトレーニングルームに籠って練習する。でも努力した分今日やったことが明日もっと速く、正確に、できるようになる。だから俺は結構好きだし他のやつらも結構好きなんじゃないかと思う。

たださ、若いやつらはどうなんだろうな。外科系は肉体的にキツいってのは本当だからさ。俺の所属する呼吸器外科はまだ手術時間は短い方だと思う。大体3~4時間だ。胸膜癒着とかあれば6時間かになることもあるけれどそんなのはしたことじゃないさ。心臓血管外科脳神経外科なんて1日術野に籠りっぱなしだ。中には椅子がなくて座らずにサポートする先生もいる。昼食休憩や交代はあるところはある、ないところはない。だから外科先生基本的に痩せているよ、食う暇がないから。

実習生研修医はそれを見て外科に入りたいって思うのか、心配だった。俺のころとは随分違って彼ら彼女らは吟味する時間が十分に与えられている。外科を選ばなくていい理由なんか山ほどあるんだ。眼科耳鼻科皮膚科泌尿器科のようなマイナー科の誘い文句は「内科系の管理外科系の手術もうちの科は出来ますよ」だ。内科業務の合間にちょっとした手術もなんてまさにいいとこどりで魅力的な話だと俺も思う。眼科白内障の手術なんて30分ごとに患者交代で1日10件もやれる。

次に俺たちは思っている以上に開業が難しいってことだ。体力が落ちてきたら町医者開業って未来がない。いくらVATSが出来るようになっても医局や大病院を出てしまえばそんな手術できない、器具設備もオペ看もないからな。その点内科マイナー科は忙しい業務が辛くなれば辞めて開業して悠然と働けるじゃないか。賢いというか自分の将来を見据えている学生研修医ほど外科を選ばない時代がきているのだと思う。

俺の奥さんは専業主婦で家のことは全部やってくれている。俺はひたすら手術に打ち込んでて家事育児をそこまで手伝ってあげられなかった。それでもうちの奥さんは優しくて毎日アイロンの効いたシャツを渡してくれるし、息子は息子で部活のことをそこそこ話してくれる。家族に恵まれたと思う。本当に感謝しているよ。だから、もし俺がもう少し忙しくなかったら家族もっとしてあげられることがあったんじゃないか、と考えることがないわけじゃない。

成績順で上から決まってくアメリカと違って日本医師自分希望する診療科に就くことが出来る。だから一回「辛い、キツイ」って印象がついた科は敬遠される。敬遠された科は残された人の業務が増えますます「辛い、キツイ」の印象が強くなる。このまま外科に入局する研修医がいなかったら、外科世界はどんどん高齢化していく。農業伝統工業のように継承していく若者がいなかったらきっと衰退していく。内科が行う内視鏡カテーテルで診断はつきました、ただ切って治す人はいませんの時代が来るのかもしれないな。

「これ、いくらだと思う?」

術野に入る学生にはこうしてVATSの自動縫合器を見せるようにしている。一緒に入るオペ看や助手にはまたその話かって目で見られるけれど、この機械カートリッジだけでなく本体すら使い捨てで数万円~数十万だと言うと彼らは驚いた顔をする。その顔を見るのが好きだ。そうだ。俺たちはここで、最新式の機械で最新式の術式で最高の医療を届けているんだよ。こんな些細な会話が彼らの胸のどこかに刺さって、外科に興味を持ってくれたらいいと思う。俺も教授や先輩から教えられた技術経験もお前に教える、何よりさ

外科はおもしれーぞ。俺んとこ来いよ

[] 人類平和進化必要教育改革

OK

私がインターネット活用して、教育改革します。

 

私だけではありません。

EdTechに可能性を見出した「ハッカー」は、みんなで教育改革チャレンジしましょう。

 

女性がいなければ、男性は生まれない。女性男性オマケではない。男性女性が助け合えば社会は良くなる。

anond:20180630150652 私が医療崩壊のトリガーになる未来

真のスタートラインが29才になったのが新専門医制度。18才で医学部に入って真のスタートが29才って。

妊孕性が年々低下していくことなんて世間でも認知されていて、国家試験でDown症は高齢出産ほど起きやすいなんて選択肢まで出すのに私たちはい妊娠すればいいの?

高齢化が進みますます高齢者病院にやってくる、医学部は増員したのに「何故か」増えない医師疲弊する数少ない医者

私も男に生まれたら、人を治したいという気持ちで突っ走れたのかな。

研修医が終わったら、私は今お付き合いしている人と結婚してマイナー科に入局します。きっと私は後ろ指を指される要領のいい女医になるのでしょう。

ごめんなさい。どうか、男性医師の皆さん許して下さい。

 

優しさの源泉は高い知性

(p.184)

ピア・トゥ・ピア教育

 

Q よりよい明日をつくるためには、私たち人間心理状態リハビリにも心を砕くべきではないでしょうか?

 

A 現在学校制度で教えている学問領域瀕死状態です。まったく機能していません。

ネット世代は、精神活動という点から見れば、教室のなかと外でその生き方がまったく違うものになっています

インターネット重要なのは自分の才能とスキルシェアすることです。オープンソースにして、知的財産権など主張せず、世界中の知のクラウドソーシングを一緒になって実現することです。それは、皆さんが学校でやっていることとはまったく違います

われわれがフランス北部工業地帯で行なっていることをご存知でしょうか? 地域の七つの大学すべてと200の高校が、リールカトリック大学リードのもとで一つにまとまっています

知識シェアするのはよいことであり、不正行為ではありません。知識権力でもなければ、他者犠牲にして所有するものでもないことを、学生は学びます知識とは、社会的な存在であるあなた経験としてシェアされるものなのです。

 

人が何かを学ぶとき費用ゼロに近付け、期間も短くして、誰でもいつでも教育機会を得られるように変えるべきでしょう。

現代の「K-12教育」は、プロイセン時代にヨハン・ゴットリープ・フィヒテが作った古いモデルです。

スティーブ・ジョブズ教育改革を目指していましたが、道半ばで他界しました。(彼の遺志は妻のローレン・パウエルジョブズが引き継ぎ、XQ Super School Projectなどをやってます。)

日本IT活用した新しい教育モデルシステムを開発しなければならないでしょう。(資源のない日本は、教育が富の源泉になるのですから。)

anond:20180630150652

大学病院サイトを作ったとき産婦人科の後期研修医募集ページつくるために医局ヒアリングした。その時、実際の研修医の声みたいなコンテンツ作りましょうって提案したら

「正直、男の研修医が欲しいんだ。女性希望者も多いし、産婦人科からか想いは女性の方が強いけど、正直、男にしかまらないよ。大事な期間で産休取っちゃうし体力的にもきつい。産婦人科なのに子供産ませない雰囲気にする訳にはいかない。今の研修医女性が多いから、あんまり女性活躍してる感じを出したくない。だから研修医の声は載せない」

と言われた。

増田の嘆きを見て、その言葉フラッシュバックした。

女医さんがやってきた

https://anond.hatelabo.jp/20180630150652

タイムリー投稿があったので、女医さんと一緒に働くことになった男性医師側の意見を書いておく。

ちょうど、元増田言及していたマイナー科の一人として。


結論から書くが、「次は元気な若い男を回してくれ」だ。


さて、俺のいる科はこの数年、5人で仕事をやってきた。この業界、5人というのは数字だけみると恵まれているほうだ。

1.ジジイ名目上のトップ現場仕事ほとんどしない。たまに外来をやるくらい。出張多い。

2.上司:実務上のトップベテランにさしかかってきた年で、体力がないと言いつつなんでもバリバリやる。

3.俺:10年目で、専門医になってしばらくたつ。

4.若手:5年目。ルーチンワークは一通り覚えている。

5.新人A:研修医上がりで、この科を選んだばかりの卒後3年目。


以上の体制が、新年度から以下のようになった。なお全員が某医大医局人事に従っている。

1.ジジイ

2.上司

3.俺

4.女医:育休明けたばかり。いちおう専門医で、俺より1つ2つ上だが修練歴は短い。

5.新人B:上の新人とは別のやつ。新人は毎年交代になる。


異動にあたって医局ジジイが話をつけてきたのだが、「若手を減らすかわりに、非常勤だが専門医を一人増やす」とのことだった。

ふたを開けてみれば、

女医さんは週3.5日来るはずが、週3日・時短勤務に→人数に余裕のない曜日時間帯が増える

・夜間の呼び出しに対応できない→ジジイ新人は無理なので、上司と俺で時間外の電話を全部受ける

・当然、内科医師に割り当てられる当直の仕事もこなせない

対応できない時間があるため、単独主治医を任せられない

・今まで下っ端二人に病棟の細々した仕事をお願いしていたのが、年の順で俺にも回ってくるようになる

女医さんは久しぶりで仕事を忘れている部分もあるので、俺がそのつど教えることに

など明らかにきつくなっている。帰宅時間は平均して1-1.5時間遅くなった。

元々呼び出しはかなり少ない科ではあるが、2日に一回の拘束が生じ、心理的にきつくなった。


少し俺の話をしよう。俺自身が今の診療科を選んだのは「楽だから」だ。

うちは3代続く外科系の家で、長兄も外科だ。俺自身は家に帰らない親父の仕事ぶりを見て「あれは無理だな」と思っていた。


10年以上も前になるが、2chでQOML(quality of my life, quality of medical staff's life)という考えが流行たことがあった。

仕事もいいが医者自身私生活大事にしようぜ、というものだ。(雪月花ブログ、と言えば一部の人に伝わるだろうか?懐かしい。)

俺は大いに感銘を受け、医学生時代2chのQOMLスレに入り浸った。フリーター・ドロッポ(ドロップアウト)のスレなどもあった。

どこの科が楽だ、研修病院はこう選べ。地方医師不足や診療科の偏在?構うものか。医療崩壊ハードランディング上等じゃないか

いやなら辞めろ、代わりはいくらでもいる。逃散だ。そう言って盛り上がった。

今の若い人たちもQOMLの影響は受けているようだ。今は単にQOLと称することが多いらしい。

研修医やる気なしクラブスレッドなど、その思想は受け継がれている。


とにかく患者が少ないか、急変しないかそもそも患者を持たない。それが進路選びの大前提だった。実際それに従って進む科を選んだ。

10年経って、意外に医療崩壊の進みは遅く、ゆっくりシュリンクしていく様相を見せている。

産科小児科外科の減少のために人が殺到するかに思われた当科も、思いのほか人手不足のままである


今年、女医の影響というか、女医にまつわる産休や育休の影響をはじめて受ける立場になった。

女性の同僚はいたが、フルタイムだったためこれまで特に気にすることもなかった。

しろ自身女医の働き方に理解があるつもりだった。半分が女子学生大学だってある時代だ。

そして実際に影響を受けて思った。これはきつい、と。


女医さん、時間あたりで外来件数比較すると、俺の1/3くらいしか働いてない。

それでいて時給換算すると俺より高い額をもらっている(なんで知ってるかというと雇用通知書を机の上に置いてたからだ)。

朝のカンファレンスが終わった頃やってきて、多少の仕事をして、早く帰っていく。俺たちは溜まった仕事もそこそこに、夕方カンファレンスに臨む。

彼女ときおり電話1本で「子どもが熱出たんで休みます」と言い、俺たちは一つ減ったブース外来をこなす


そんでこの前、彼女さら時短を望んでいるとかの話を小耳にはさむ。

ジジイ上司は、家庭は大事からねーと言う。認める方向のようだ。

いやいやお前それ、俺らの家庭が間接的に犠牲になってるのはいいのか。聖人か。

短いなら短いでせめて同じ密度仕事できませんかって聞きたいが、当の女医さんはいい人そうなので、ってか多分普通にいい人なので聞けない。


やる気はない、医者はただの生きる手段病院業界に対する忠誠心はまるでない、と俺は自分で思っていた。

それでもQOMLを達成するためには馬力と要領が必要で、全力投球して9時5時を目指すもんだと考えていた。

そこへ余りにもマイペースな(ように見える)同僚が現れて困惑している。じつはQOML派じゃなかったのか俺。


業界みんなで支えなきゃ。

お前は誰の股からまれたんだ。

パート女医でもゼロよりはいいじゃん。

お前も無理って言えばいいじゃん。お前も真似してみれば?

女医のせいっていうより実質上の減員だから医局に増員を頼め。

マネジメント問題だ。人を別に雇え。できなければ診療規模を縮小しろ

業務効率化をしよう。

非常勤のほうが雇用の調整弁なんだから待遇がよくて当然。

男も時短勤務を選べる時代にしよう。

主治医制を廃止だ。


そんな正論はいくらでも思いつくが、理想論の上に即効性もなく、さえずるなという感じ。

給料上げてもらえば?とかね。俸給表で決まってるんですがね。ま、残業や呼び出しで10万ほど増えましたがね。


「やっぱさー、一緒に働くなら元気のいい男の子がいいよ」

昔、他の病院に勤める先輩と一緒に飲んだときに言われた。

この人がそんなこと言うんだ、まだこの業界後進だなって思った。

でも今度から俺も言おうと思うわ。「次は活きのいい若い男を頼む」


あ、増田はできるだけ人の多いところに行って好きにすればいいと思う。とにかく人が多いところだ。お互いの幸せのために。

2018-06-30

anond:20180630212150

https://mainichi.jp/articles/20170601/k00/00m/040/187000c

新潟労基署方針 遺族「残業最多で月251時間

 2016年1月、新潟市民病院(新潟市中央区)の女性研修医(当時37歳)が自殺したのは過労が原因だったとして、新潟労働基準監督署は31日、労災認定する方針を決めた。遺族に対しても、方針を通知している。

電通でもワタミでも死んだの一人であれだけ大騒ぎとなったのに、医者場合はまあ、、、、、、。

私が医療崩壊トリガーになる未来

研修医2年目の女です。当直明けのぼんやりした頭で書いています

このエントリーは決して女性社会進出批判するわけでもなく、ミソジニーでもなく、ただ生殖機能構造をもとに考えた場合この問題はどうにもならないと思って、私が吐き出したかった内容です。不快に思う女性がいたらごめんなさい。

私は今研修2年目で2週間から1ヶ月ペースで診療科をローテーションしています研修中「うちに入局しない?」と声をかけていただくことがあります

「うちの科は女性が多いし、女医さんに優しい環境だよ。○○先生も××先生もお子さんがいても働いているし医局としても女医さんを応援しているからね。」

研修中に大体そうした内容でお誘いをかけてくれるのはマイナー科です。言わずと知れた皮膚科眼科耳鼻科に加えて直接患者を持たない「病麻放」、内科系ならアレルギーリウマチ糖尿病。大体そんな感じ。

医者仕事量が半端ではありません。わんさと来る外来患者検査治療で入ってきた入院患者を診なくちゃいけない。問診取って診察してCT撮って内視鏡入れて薬をオーダーして生検してオペしてetc…どの科もやらなくちゃいけないことがひっきりなしにやってくる。特に大学病院地域基幹病院毎日毎日忙しくて、現場は随分疲弊しています

急変がある科なら尚更です。オンコールで呼び出されることもあれば月10日以上病院に寝泊まりする先生もいらっしゃいます小児科産科のような昼夜区別なく患者が来院する科や循環器や脳外など命に直結するような、しかも手術にあたって精緻な手技が要求される科はそうした傾向が強いです。

しかしそんな内情を医師が公に嘆くことは許されません。「命を扱う仕事から当然だ」「高給取なんだから当たり前だ」と社会の風当たりは強く、まるで私たちスーパーマンであるかのように、あるいは給料泥棒のように糾弾されるのです。働き方改革法案が可決されましたが、医師専門職(高度プロフェッショナル職業)だから適応されることはなさそうだよと言った同僚の声の冷たさは忘れられません。多くの乗客を乗せて飛ばすパイロット私たちと同じように「命を扱う仕事」ですが、福利厚生パイロットの方がずっとしっかりしています

私は誰かを治したいとか苦しんでいる誰かの痛みを和らげたいとかそうした優しい気持ち医学の門を叩きました。

しかし年齢を重ねていくにつれて、私は気づいてしまったのです。この医療という現場私たち手を差し伸べる側をいつか圧殺するであろうことに。

アドヒアランスが悪い患者さんがいる、患者から叱責される、運悪く死亡してしまった時訴訟問題になるケースがある、昼夜区別なく呼び出される、患者のことだけを考えなければ。

いつから医者ライフステージ真剣に考えるようになりました。

高校卒業後現役入学してストレート卒業できて24才です。研修医が2年ありますから、その段階で26才。研修医終えたら希望診療科に入局です。ここでやっと自分の専門を決められるわけです。そこで何年か修行して専門医取って一人前というのが医者の大まかな流れです。あとは大学に残るも自由、基幹病院行くのも自由開業するのも自由です。最近は皆さん医学卒業後に研修医を2年やることは割とご存知かなと思います専門医って何?って人が多いかと思います。まぁ箔付けみたいなものでみんな持ってるから持たなきゃねみたいなものです。しかしこの専門医を取るのが厄介なんです。加えて専門医制度は今年大きく刷新され、中でも内科専門医の変更については議論を呼びました。

この専門医取得については各診療科ごとに決められた常勤年数があります

今までは1年の研修内科認定医を取得、その後4年で各サブスペシャリティ(循環器・呼吸器・消化器etc)の専門医資格を得られました。しかし、新制度では初期研修終了後3年の研修内科専門医を取得し、さら研修を積んでサブスペシャリティ専門医取得となります。今までは1年でよかった内科認定医を取るためのローテーション研修が2年伸びました。

これがどういうことか分かりますか?今までは26で研修医終わって27で内科認定医、これでいよいよ循環器内科で頑張るぞ!だったのが、29で循環器内科だ頑張るぞ!になったんですよ。このサブスぺシャリティという真のスタートラインが29才になったのが新専門医制度。18才で医学部に入って真のスタートが29才って。

妊孕性が年々低下していくことなんて世間でも認知されていて、国家試験でDown症は高齢出産ほど起きやすいなんて選択肢まで出すのに私たちはい妊娠すればいいの?29で真のスタートラインに立った、けれど子供産んでから復帰するのであと3年は待ってくださいになるのでしょうか、それとも研修医終わりました、26で子供産んで落ちついてからから内科認定医取ります、みたいな流れなんですか。

「命を扱う仕事から当然だ」「子供産みたいなら医者になんかなるな」

世間様はそう言う声が多数派なのかな。しかし私だって結婚したいし子供が欲しいし人間的な生活を送りたい。

あぁ、私みたいなのが医者になったのが間違いだった。知らない誰かを最優先できる人、自分の、女の、幸せ全て投げうてるような人が「女医」として許される人間なんだと自責する日もあります。でももう私も26だから。辞めて今更人生やり直せないの。ごめんなさい。

小児科の○○先生さ、終業と同時に走って帰っていくの。そうしないと保育園にいる子供のお迎えに間に合わないから。旦那さんも産婦人科からさお迎えは○○先生なんだって。…ああはなりたくないよね」

同期はこんなことを言っていた。小児科の○○先生みたいになりたいって女性学生はいるのかな、私の周りにはほどほど働いて後は子育てしたいって人が多かったです。

じゃあ何科に進もう。

そうです、マイナー科です。言わずと知れた皮膚科眼科耳鼻科に加えて直接患者を持たない「病麻放」。

「うちの科は女性が多いし、女医さんに優しい環境だよ。○○先生も××先生もお子さんがいても働いているし医局としても女医さんを応援しているからね。」

こうした声をかけてくれるマイナー科に行こうと思いました。マイナー科は大体5年で専門医取れるし、急変も少ない。患者も少ない。もしくはない。

最高の仕事場だと思いました。ここに骨をうずめようと。

しか女医の復帰を支えるマイナー科同期男性医師気持ちになって考えるとこれまた嫌な話なのです。女医産休に入った分、自分業務は増え所詮の子のために尻ぬぐいをしなくてはなりませんから子供を産もうとする女医は結局どこまで行っても腫物なのです。最近女医復職支援も行っていますといった講演や広告も見ますが、「命を扱う仕事なのに途中で離職したり産後フルタイムで働けないならそもそも中途の女医じゃなくて最初から男医採っとけばいいじゃん」という反論にはぐうの音も出ません。

昨年度の私の卒業した大学入試面接では「最近女医が増えてきていますがそのことについてあなたはどう思いますか?」という質問があったそうです。

…なんて答えればいいのか私には分かりません。

ここまでつらつら書いてきて結局何が言いたいのかというと「医者という仕事が壊滅的に女性ライフステージに合っていない。」これに尽きます

H24年度の調査医師全体に占める女医比率が19.7%、医学入学者に占める女性割合33%を超えていて今後も増加が見込まれています相対的医学部の男子学生減り、将来的に男性医師も減っていくでしょう。しか女性医師の多くは妊娠出産で途中で離職します。加えて女性医師出産育児を考えた場合、以上のようなマイナー科を積極的に専門に選んでいくでしょう。内科外科・産婦小児・救急に長く従事する医師は結果として少なくなり、マイナー科はマイナー科でブランクがある女医を少ないベテラン男性医師が支えていく構図が目に浮かびます

同じ女性の私が、もう医師になってしまった私が、こうしたことを言ってもブーメランしかならないことくらい分かっています

しかしただでさえ肉体的にも精神的にもキツイこの仕事を、肉体的に男性に勝っているとは言えない女性が、子供を産める性である女性が、この職業に就くことは誰にとっても不幸なのではないか。そんなやりきれない思いを吐き出したく利用しました。

医療崩壊」、それは一体何を指すのか。

医療崩壊(いりょううかい)とは、「医療安全に対する過度な社会要求医療抑制政策などを背景とした、医師士気の低下、病院経営悪化などにより、安定的継続的医療提供体制が成り立たなくなる」という論法で展開される俗語wikipedia)…だそうです。

高齢化が進みますます高齢者病院にやってくる、医学部は増員したのに「何故か」増えない医師疲弊する数少ない医者

医療崩壊はすぐそこまで来ているのだと思います。この危機を救えるのは、働き方改革より何より「医学部の男子学生増員」だと思っています

私も男に生まれたら、人を治したいという気持ちで突っ走れたのかな。

研修医が終わったら、私は今お付き合いしている人と結婚してマイナー科に入局します。きっと私は後ろ指を指される要領のいい女医になるのでしょう。

ごめんなさい。どうか、男性医師の皆さん許して下さい。

2018-06-23

職場に女がいるとやる気出るはダメwww

女は職場イケメンがいないとやる気でないって公言してるし

なんなら金持ちがいる職場を選んで就職する喜び組までいる

看護師なんてすべからくモテてこなかってであろう研修医にがっついてなんとか種付けさせて既成事実を作ろうと必死

こんなのが常態化してるなかでよく女がいたらやる気出る程度で叩けるな

差別主義者が差別だと声を荒げる姿にはもううんざり

いい加減にしてくれ

2018-05-22

anond:20180522141117

女医さんが結婚できない理由を書いてるブログあったかコピペっとくね

1.結婚適齢期に超忙しい

結婚した友達をみると、4人とも学生時代から彼氏結婚しました。医学部卒業すると、研修医になりますが、研修中は恋愛どころではありません。(といっても、毎日彼氏のうちに泊まりにいってる友人もいますが)。

研修が終わると、たいていが大学医局に入るのですが、どこの関連病院に飛ばされるかは運次第。そうすると、恋愛の一番大事な時期にあちこち飛ばされて不眠不休で忙しいので、婚期を逃してしまます

女医と比べて男性医師は、看護師の中から選びたい放題なので、さっさとかわいい子を見つけて結婚します。

2.普通サラリーマンと予定が全然合わない

医師はかなり不規則ハード患者が急変したら深夜まで帰宅できないし、当直日は丸々病院に泊まり込みだし、土日も呼び出されるし、普通会社員恋愛しようと思ったら全く予定が合いません。

それなら男性医師恋愛すればいいじゃないか、ということになるんですが、医師同士は更に忙しく、すれ違いが多くなるので長続きしにくい傾向にあります

3.唯一の恋愛対象である男性医師看護師の激戦区

女医は外に婚活しにいく暇がないので、必然的恋愛対象は男性医師になりますしかし、看護師たちの医師への猛烈アタックが凄まじく、嫉妬憎悪が面倒くさいので、女医はさっさと戦線離脱します。

たまにまぐれ当たりで、製薬会社MRと付き合ったり、放射線技師結婚したりしますが、これは運がいい方です。患者との恋愛ほとんどありません。

バージョン男性看護師と恋に落ちる女医もいます

4.そもそも男性医師に対する評価が厳しい

男は「医師」というだけで女にちやほやされる傾向にあります。それにくらべて「女医」となると男が引きます

どんなにブサイクでも、性格が悪くても、「医師」というだけでモテていい気になって、手当たり次第に女遊びをしている男性医師に対して、女医

医師免許がなかったらたいした男でもない平均以下のくせに、いい気になってマジ目障り」

と思ってしまうので、徐々に恋愛対象ではなくなります。実際、医師免許がなかったら全く魅力のない男は多いですよ。女は医師免許に騙されてますが。

5.女医は年々気が強くなる

看護師もたいてい「きつい性格」の人が多いのですが、女医も負けず劣らず激務のため年々たくましくなります非常識患者説教することも多いし、「先生先生」と呼ばれて男よりも気が強くなるため、そこらへんの男では扱いにくくなります。たとえ弁護士でも大してすごいとも思わないので、従順になることはありません。

口喧嘩ではたいてい負けないので、喧嘩別れになることも多数。

6.男に頼らず生きていける

女医が1000万稼ぐかというと皆が皆そういうわけではないのですが、自分ひとりが食べていく分は稼げてしまます。そうなると、経済的に男に頼る必要がなく、結婚必要性も意義も、あまり感じなくなってしまます

7.男より年収が多い

女医の方はたいして気にしないのですが、自分より稼ぐ女に劣等感を抱くチンケな男は意外と数多くいます

性格も外見も好きだし、付き合いたいんだけど自分より年収が多い女はちょっと・・」

と言われると、「いやいや、好きで稼いでんじゃねーよばかやろー小さい男だな」って言いたくなります

8.女医は激務なのに女が家事子育てをしなければならない腐った風潮

女は男にくらべて、キャリア形成で大きなハンデを負っています

まず第一家事。男は仕事を終えれば家に帰ってテレビみて寝ればいいでしょうが、女は夕飯、掃除洗濯ゴミ出し、風呂洗い、、、やることが山ほどあります。相当な激務を終えてへとへとになって帰ってくるのに、さら仕事があるなんてやってやれない。てられな!

これに育児が加わったらもう修羅場です。旦那家事を8割以上負担してくれる「主夫イクメン」でなければ、結婚は「やめたー」となりがちです。

9.医師仕事理解を示す男が少ない

医師は激務です。人の命を預かる仕事です。その過酷さゆえに、スポーツ選手医師は短命だと言われています結婚しても夜11時以降に帰宅するし、土日も家にいません。

そんな仕事理解してくれる、心の広い男性は、日本にはすっくないです。

10.医師仕事は十分やりがいがあるので結婚しなくても楽しい

女医結婚しなかった友人2人は「医師仕事楽しい」といって毎日充実しています。女の幸せの形はひとそれぞれ。結婚して子供を産んだところで子供はいつか旅立つし、この時代に産んだって子供幸せとは限らない。

仕事やりがいがあって毎日楽しいのなら、わざわざ縛られる結婚選択しなくてもいいんです。

まとめ

から10までざっと書いてみましたが、他にも要因はいろいろあるはず。思いついたらまたUPしていきます

自分女医結婚しましたが、そんな女医からひとこと。

結婚したら、結婚してない人がうらやましくなるし、結婚しなかったら結婚している人がよく見えるだけ」

結局人はないものねだりなのですね。

2018-05-06

研修医

つらい

きつい

休みたい

イスに座りたい

布団で寝たい

人権がほしい




トイレで泣きながらこれ書いてる

医者になんてなるんじゃなかった

2018-03-21

一年目の研修医なのですが

病院で一番下っ端だというのは分かっていますしかし、この時間明日の朝に伝えてくれればいい用件で電話してくる看護師さんはどういう思考回路をしているのでしょうか…

患者さんの急変とかならいくらでも対応しますが、明日処方すればいい薬のことを夜間に電話で伝える必要は流石にないと思います

2018-02-28

医療界のセクハラ』は実際のところどうなのか

内科医師です。男性です。だいたい20年目ですので中堅どころ。先日、BuzzFeed医療界のセクハラについて記事が出た。

医師たちの #MeToo  医療世界にも蔓延するセクハラ

https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/doctors-metoo?utm_term=.ohvYenxevY#.joXYnzVn8Y

岩永直子さんは読売新聞医療関係部門編集長をしていたこともあり、信頼できる論者の一人だと私は考えている。その後、男性医師にも取材して第二弾の記事が準備されたそうだが「様々な事情があり公開を断念」したそうだ。

闇が深い…男性医師取材した「医療界のセクハラ」についての記事が"様々な事情"により公開されなくなった話

https://togetter.com/li/1203645

いろいろな意見が飛び交っているので、私の意見体験を述べる。あくまでも一個人意見体験である

医療世界」といっても幅が広いので「様々な事情があり公開を断念」するようなセクハラがあってもおかしくはないと考える。一方で医療界全体にセクハラ蔓延しているわけでもないのも事実である大学部活動医局によるのではなかろうか。

医学部1年生のとき体育会系部活動の親睦会に参加して芸を披露した。参加者医学生と総顧問的な立場教授。圧倒的に男性が多かったが女性も若干混じっていた。1年生だから「芸は嫌です」と拒否することはできない。何かどうでもよいような芸をやったように記憶している。受けなかった。BuzzFeed記事にあるように「裸になるのは男性の先輩やOBに確実にウケる鉄板芸だった」というのは事実である部活によっては「えぐい芸」をやるところもあった。たまたま私はその辺りがゆるい部活に属していたので「えぐい芸」をやらずに済んだだけだ。それに女性参加者にとってはセクハラである

医師国家試験合格すると、当時は医局に入局して研修するのが一般的であった。なりたての研修医実践では何の役にも立たない。医局の先輩から指導をうけて学んでいくしかない。そのため、強い権力勾配と帰属意識が生じる。また労働条件過酷だった。いまでこそ大病院労働基準監督署から注意されたりしているが、20年前は働かせ放題だ。というか、働かされているという意識はなかった。医学を学ぶため、患者さんを救うためであるから、早朝に出勤し、夜遅くまで働き、患者さんの状態が悪いときには病院に泊まり込むのが当たり前。それが良い医師であるとされた。

私は、たまたまかもしれないが、医局においても先輩に恵まれた。たまに女性医師に対して「結婚はまだしないのか」「子供はまだ産まないのか」と尋ねるようなセクハラはあったが、全体的には、公的な場でそのようなことを尋ねるのは不適切であるという雰囲気はあった。統計を取って数えたわけではないのであくま個人的な印象だが、内科系の、それも臨床よりも研究色の強い医局であったことが関係しているのではないか女性医局員の少ない外科系の医局先生方(とくにご高齢の方)はセクハラ発言が多いように思える。

男女限らず、激務で疲弊した研修医に付け込むのは指導医にとって容易であったと思う。それにセクハラを受けた研修医が声高に被害を訴えるのは困難な環境であった。今は医局に頼らなくても仕事を探す手段はあるが、当時は医局がまだまだ人事権を握っていた。また、ある医局ともめると、同じ大学の他の医局にも入りづらいだろう。私自身は見聞きしたことはないが、レイプのような性犯罪泣き寝入りになった例があったとしても驚かない。

2018-02-14

第112回医師国家試験を受けてみた【教材レビュー勉強法まとめ】

こんにちは。しめさば(@nukaduke_saba)と申します。

この記事読んで「いいね!」と思ってくださったらTwitterで私のことをフォローしていただけるとうれしいです。

Twitter内で『しめさば112回医師国試』と検索するとスムーズです。

それかid: @nukaduke_saba を打ちこむと出てきます。

Word 18枚分の長い記事なのでブックマークして頂いて読みたいとこだけちょこちょこ読んでいただいてもけっこうです。

ブラウザブックマークでも構いませんが、

はてなユーザーの方がいらっしゃいましたらはてなブックマークの方で登録していただけると嬉しいです。

私のTwitterの固定ツイートをしばらくこれにしておくので、ブックマークしなくても私のTwitterフォローしてくださればすべて解決します。

しめさば112回医師国試(@nukaduke_saba) です。

表題の通り先日、第112回医師国家試験を受けてきたので以下の内容について書いていきます。

・第112回医師国家試験総評

予備校各社レビュー(教材、予想的中など)

勉強会のススメ

・部活厨でも合格できる!おすすめ勉強スケジュール

勉強法Tips

長いので内容をざっくりまとめるとこんな感じになります

・Dr.孝志郎は今年も神だった

・medu4『あたらしい公衆衛生』も神

・QBは一周目問題だけ解こう!

・なによりバランス大事

記事の信頼性を担保するために書きますが、自己採点(みんコレ)の結果はパンリン86% 必修94%でした。

目標である上位10%内に入る、には届かなさそうですがそこそこ上位の方だと自負しております。

再試常連の部活の先輩に「国試ってどう勉強すればいいんですか!」って聞くよりかはこの記事読んだ方が参考になるかと思います。

あとTwitterの国試界隈で自分の点数をつぶやくと点数マウント警察がシュバってくるので注意しましょう。


「いまはまだ勉強なんてやってらんねーよ!部活だ部活!」という方もブックマークをしていただいて、

一年後くらいにでも読み返していただければと思います。

また、適当に読み飛ばして興味あるところだけ読んでいただいても結構です。

下級生へのおすすめは『勉強スケジュール』と『勉強法Tips』です。


もちろん一字も読まずにブラウザアプリごとタスクキルしてもらってもいいんですけど、その場合もTwitterだけはフォローしてもらえるとうれしいです。

『@nukaduke_saba』です。


それではやっていきましょう。



・第112回医師国家試験総評



まずは112回の国試について受験生の目線から総括してみたいと思います。

ガチなのが読みたかったらmedu4が公開しているガチの総評も合わせて読むといいです。(https://medu4.com/general/112)


今年の国試は『いい点数を取るだけなら簡単な試験』だったと思います。

確かに問題ひとつひとつの作りやシナリオはよく練られていて

解きながら思わず「なるほど!」とうなってしまうような問題も見受けられたのですが、

それらの背景がよくわかってなくても「なんとなく」で解けてしまうような出題の仕方や選択肢の並べ方をされていたと思います。


今年から形式がガラッと変わったので厚労省の忖度でしょうか。

実際に私も消去法やなんとなく選んだ解答が正答であることが多かったです。

2/13時点での『みんコレ』の下位10%ボーダーが73.3%と非常に高めなのは一般・臨床合算になったからだけではなく

前述の傾向が影響しているものと考えられます。

(これから下がってくるんですかね。もう4000人くらい登録してるんで固まってきたかなって思うんですけど)


問題の難易度を模試と比較すると個人的には冬メックと同じくらいでした。

テコ4よりは難しいですがテコ3よりは簡単でした。

これ結構気になる人多いと思うので参考までに。


厄介なのは、点数が取りやすい=合格しやすい という等式が成り立たないことです。

なぜなら一般・臨床問題の合格基準は相対評価により厚労省が勝手に決めるからです。

試験が簡単だろうが難しかろうが落ちる人数はだいたい同じ、ということですね。


もちろん必修(こちらは80%以上の得点が合格要件、すなわち絶対評価)が易化したのは

個々人の合格・不合格の観点から言えば非常にありがたいです

が、必修で落ちる人が少ないとその分、一般・臨床のボーダーが高くなる(不合格者の人数調整のため)と言われています。

そのため今回のような『得点しやすい』テスト

『良い・悪い』や『簡単・難しい』という視点からは語れないことがお分かりいただけると思います。


あと輸液の問題とかオペ室でのお約束的なのとかいろいろ多くて新傾向でした。

ポリクリがんばってねってことなんでしょうけど、

輸液はたぶん来年以降の予備校各社が教えてくれるようになるでしょうし

外科領域の問題に関してはポリクリですべて学ぼうとすると

変なローカルルール学んじゃったりしてまあ微妙かなって感じなので

そこも予備校頼りでいい気がします。

だって剃毛とか病院によっては普通にするし、未だに手洗いでブラシ使ってる先生とか普通にいるでしょ?


予備校各社レビュー

予備校各社について上から目線でいろいろ言う前に、まずは医師国試予備校界隈のテクニカル・タームについて整理しておきます。


○ 前期講座

5年生くらいから取り始める臓器別の講座。MECでは『MEC臓器別講座』、TECOMでは『SELECT』、medu4では『あたらしい~』シリーズがそれに該当する。


○ 後期講座

6年生の秋くらいから配信を開始する演習用(+予想問題)の講座。MECでは『サマライズ』、TECOMでは『TARGET』、medu4では『テストゼミ』が該当。


○ 直前講座

直前も直前である2月に入ってから開講される。今年のトピックやこれまでの傾向を踏まえて予想問題を中心に構成されている。

MECは『ラストメッセージ』、TECOMは『ラストV』、medu 4は予想ではなく既出事項中心にまとめた『国試究極MAP』(1月配信)



公衆衛生

国試で一番出題されるのがこの公衆衛生。暗記事項が多く苦手とする人も多い。6年生秋くらいから配信が始まる。講師が臓器別とはちがうことが多いので別の枠組みで説明。


講座や講師の特性をあらかじめ理解しておくと教材選びがぐっと捗ります。

無駄な講座を取らなくなるとお金も浮きますし、何より時間を無駄にせずに済みます。

国試の勉強量というのは膨大ですので、時間が非常に重要なリソースとなります。


学習効果の低い講座をガマンして40コマ見る、みたいなのはもったいないので避けたいところです。

それではやっていきます。


○TECOM

講師:三苫先生、井出先生(模試おじさん) 他


前期講座『SELECT』 おすすめ度 ★★★☆☆

三苫先生が担当する臓器別講座。書きなぐりノートが廃止になってよかったですね。

臓器別講座についてはどこもそんなに変わらないので書くことないです。


後期講座『SHIKETAI』『TARGET』おすすめ度 ★★★☆☆

三苫先生が担当する演習講座。

SHIKETAIは問題を臓器別ではなくジャンルごとにわけて解説していくというなかなか面白いスタイル

臨床問題の解説が非常にレベルが高く、長文問題から読み取れる病態をまさに「クリアカット」に整理。

個人的に今年度におけるTECOMのハイライト。この講座を受けてから臨床問題の学習効果が凄く高まりました。

ただ網羅性には欠けるのでTARGETやサマライズとの併用が望ましいです。


TARGETは問題演習を中心にもう一度、全科目(除:公衆衛生)の総復習を行います。

三苫先生がよく言う「まだら痴呆」を防ぐための講座。

80回台(30年前!)の問題も普通に掲載されておりちょっとアレな感じも否めないですが、

解いてみると意外と良問があり驚きます。

ただ、時代に合わせて選択肢の改訂を行うくらいの気遣いは見せてほしかったですね。

『当時は正解だったが現在では行われていない』みたいな解説はさすがにちょっと

ただ良質な講座・教材であることに変わりはなくテキストを合計3周くらいはしました。

予想にはあまり比重がおかれてないので、ターゲットをとるにしてもサマライズ(後述)の内容は学ばなくきゃいけない気がします。

三苫先生の予想が聞きたくば、『SELECT 111』という回数別の解説講座を取るのが吉か?


公衆衛生 ★★☆☆☆

数コマで切ってmedu4に移行しました。

指導者の立場からすると暗記事項が多い公衆衛生の講義をするのは非常に難しいと思うのですが、

まあなんというかよくなかったです。

すいませんすぐ切ったので内容あんまり覚えてないです。

ただ、テコムの公衆衛生を真面目に取り組んだ人と話してると「なんか覚えるポイントずれてるなー」と思うことが多々あったので

(もちろん講座によって教える内容は微妙に違うのでしょうが)。

みんなこの講座を見たあとにQB公衆衛生をやっていました。

後述のmedu4『あたらしい公衆衛生』ではQBの併用がいらないので、金銭的な面からも公衆衛生に関してはmedu4推しです。


直前講座『ラストV』おすすめ度 ★☆☆☆☆

国試前日の12時から5時間くらいかけて配信される講座。

問題は掲載されておらず講師が予想事項をひたすら読み上げる。

受験生試験前日の既にパンクしそうな脳内に5時間かけて『新しい・細かい知識』パルスをかけるわけです。

おまけに三苫先生は一切出てこない。日程設定といい講義内容といい正気の沙汰とは思えない。

Aブロックの最初の2問でリピドーシスが的中しましたが、

「リピドーシス出るかもよ!」くらいのノリで10秒くらい話しただけの内容を『大当たり!』と称して来年以降の宣伝に使うとしたら

ちょっとどうなんって感じです。


模試

テコ1からテコ4の全4回。テコ1は受けてなくテコ2は記憶がなくテコ3はむずくテコ4は過去問ゲーだった。

模試そのものの内容に関しては特に言うことなし。

解説書がひどいのでストレスマッハになること必至。


模試解説講座 おすすめ度 ★★☆☆☆

模試を受けた人が視聴できる解説講座は模試おじさんこと井出先生が担当。

非常にクセが強い講師で

「この問題はおわ(終わりの意)ですね」
「ここでダメ押し、おわのダメ押しでダメおわですね」
「どんどん進んでいきましょう。どんすすおじさんといわれる所以です」など強烈ワードが多いです。


セリフコンテンツ力が内包されていると感じた私は勉強会Twitterで流行らせようとしたがまったく流行らず。

肝心の講義内容については基礎事項が中心なので「そもそもこの病気よくわからん!」って時におすすめ

逆に選択肢吟味や細かい所見については話してくれないので

「そんな簡単なことはわかってるからその奥が詳しく聞きたいんだ!!」みたいな状況に陥るが「おわ」で先に進まれてしまう。

頭出しは出来るが倍速視聴が出来ないので時間の無駄感が強く、私のような模試おじさんのコアなファン以外には積極的にはおすすめできないかもです。



○MEC

講師:Dr.孝志郎、Dr.渡 他


前期講座『MEC臓器別講座』 おすすめ度 ★★★☆☆

MECの臓器別はDr.渡が担当。

Dr.孝志郎に合いたくば5年の間は我慢するしかないです。

テキストに書き込む形式である、という点がTECOMとの違いでしたがTECOMも同様の形式になったため、

現時点でこれといって大きな差異はないです。

サンプルなどをみて合うと思ったほうを取りましょう。

あるいは後述するmedu4の「あたらしい~」シリーズを取ろう。


後期講座『サマライズ』『必修直前講座』おすすめ度 ★★★★★

毎年秋冬にかけて全国を行脚しM6 JDを両腕に抱き寄せ写真を撮ることが趣味の偉大なる預言者、圧倒的カリスマのDr.孝志郎が

ここで満を持して登場。

前期がTECOMでもmedu4でも後期は断然こっち。

もしTARGET間違って取っちゃっててお金がなかったら、勉強会メンバーにサマライザーをなんとしても組み込もう。

111回に引き続き今回の112回でもランブル鞭毛虫をはじめとしてホームランを連発しました。

私はSELECT買った時点でTARGETも取るプランにしてしまってたので、サマライザーを勉強会に召喚。

要点だけ教えてもらいました。

当時の私は予想問題などはっきりいって眉唾で

トリッキーな予想で印象を強くしているだけで、実際そんなに当たらないのでは?出ても一問くらいでしょ!」

と愚かにも思ってましたが、本番でブロックを解き進めるにつれて自らの過ちに気づく運びとなりました。

とにかくDr.孝志郎の予想は不自然なくらい当たるので最後は彼に頼るべし。


公衆衛生 おすすめ度 ???

見てないのでわからないです。

ただし、取った人の話を聞く限り(n=5くらい)ではそこそこよかったようで。

「TECOMと両方取ったけどTECOMよりいいよ!」の声もありました(n=2)。「そうなんだ。medu4の方がよかったよ」と言っておきました。


直前講座『ラストメッセージおすすめ度 ★★★★★

Dr.孝志郎が担当。

国試本番4日前くらいに配信。

必修問題を中心としたDr.孝志郎の予想問題が80問ほど並ぶ。

TECOMの『ラストV』と違ってこちらは視聴後、1~2周くらいは復習する時間がある親切設計。

今年はPrada-Williなどが的中。経口セフェムを背景とする出題も見事的中。


模試

春メク、夏メク、冬メクの全三回。

春メクは時期的に受ける必要なし。夏メクは記憶になし。

冬メクは過去問類題&サマライズの内容がずらりと並ぶのでMEC勢とTECOM勢で点数が結構変わったりもします。

推しの予想問題(今年はCBD。出ませんでしたが)を夏メク一般問題 → 冬メク臨床問題 の流れで出してくれる上に

きちんと解説講座で取り上げるあたりは一貫性を感じて好印象。

解説書も詳しい上に答えあわせがしやす構成になっている。


模試解説講座 おすすめ度 ★★★★☆

講師はDr.渡。小児科のみ違う人(失念)が担当。

Dr.渡の講義は初めて受けたのですがすっきりまとまっていて板書も綺麗でとても良かったです。

YouTubeで配信してるので速度もいろんな感じに変えられるしタブレットとの親和性が良いので良いです。

頭出しできないのだけがちょっと不便。

特に夏メック解説講座の『神経根の損傷と対応するリハビリ器具』と『Compromised Hostの肺炎の鑑別』がとてもわかりやすかったです。

もちろん模試の内容は毎年違いますが『かゆいところに手が届く』『わかりやすい板書』の講義は来年も期待できることでしょう。


Dr.孝志郎の直前予想メール おすすめ度 ★★★★★(必須)

国試前日と1日目終了後に送られてくるメール

50個くらいの出題ポイントが簡潔に説明されているのですが、

マスクの酸素流量とFiO2の関係』が大大ホームラン

その他もちょいちょい出たりしてました。

Dr.孝志郎はサマライズ、必修予想講座、ラストメッセージ、直前予想メールと彼の担当するほぼすべての講座で予想を的中させてくるので

これらは全部受講し、神あるいは未来人のお告げだと思ってしっかり勉強しておきましょう。


○medu4

講師:穂澄先生 他


前期講座 『あたらしい~』シリーズ おすすめ度 ★★★★☆

穂澄先生が担当。

実際に講座は取っておらず、人のテキストをチラ見したくらいなんですけど良いと思います。

medu4は『新世代型』の医療教育を提供すると銘打っているだけあって、講義の内容はさることながら学習・復習効率を非常に重視しています。

印刷して手書き』or『PDFのままタブレット勉』を選べるテキスト、重要事項はみんな大好き赤シート勉が出来る仕様、

講座に出てくる問題をランダムで解きなおすことができる『過去問DB セット演習機能』・・・・・・

あげればキリがないですが、穂澄先生のわかりやすさに定評のあるまとめ方にこれらの特徴が組み合わさって、まさに鬼に金棒。


講座とってないくせにべた褒めするのも信用ゼロであれなんですけど

数年後にはmedu4がTECOMを食ってもおかしくはない、くらいの勢いとポテンシャルは秘めています。

Twitter上ではリアル比率(しめさば大学調べ)に比べてmedu4比率が高かった気がします。

ついでに言っておくとTwitterの人たちは模試で上位の人が多かったです。



後期講座『テストゼミ』おすすめ度 ???

講師 穂澄先生

テストゼミ①~③からなる。③が予想問題編。

これも取ってないのだが、過去問DBのフォーラムにあがっているテストゼミ関連の質問をみて勝手に内容を類推する限りでは

なかなか面白そうな講座であった。時間があったら買ったのだが直前期にやることが多すぎたためあえなく断念。

受講を検討している人はYouTubeにあがってるサンプル動画を見るといいだろう。


公衆衛生『あたらしい公衆衛生』 おすすめ度 ★★★★★(最推し)

講師 穂澄先生

前述したとおりTECOMの公衆衛生から私が乗り換えたのがmedu4のこの講座である

公衆衛生という科目はとにかく数値が多く煩雑な暗記事項が多く

大切な場所とどうでもいい場所の判断がつきづらくかといって出題数Topであるため捨てるわけにもいかず

とんでもなく迷惑なやつ、なのだが、この講座を取って全12コマを2週間くらいで見終えて、

あとは毎日1チャプター 20~30分くらいで復習すれば自分の勉強会の誰よりも公衆衛生が得意になれる。

私はなれた。


穂澄先生の講座を受けたのはMEC時代のCBT講座以来なのだが、

『国試において大切な部分とそうでない部分の明確な線引き』『学習しやすいまとめ方』というのが彼の持ち味である

実はこれは公衆衛生の講座において最も求められる講師特性であるため、medu4の公衆衛生講座というのはまさに穂澄先生の真骨頂である

知識ゼロの自分がみるみるうちに公衆衛生が得意になっていくのは本当に気持ちがよく楽しかったので、

113回以降の受験生にはぜひ本講座をおすすめしたい。


直前講座『究極MAP』

講師 穂澄先生

どんな講座かはYouTubeで公開されているサンプル動画を見るのが早い。

1科目につき一枚のでっかい紙(A3くらい?)にぶわーっと書いてくらしい。

基礎事項に不安がある人、まだら痴呆が怖くて網羅的にやりたい人におすすめなのだが、

配信が遅くスケジュールを上手く立てられないのが難点であるとの声もある。

私自身は取ってないのでよくわからない。


メディックメディア

講師:清澤先生、盛永先生


友達と話していて『メディックメディア』という単語を出すと「なにそれ?」といわれることが往々にしてあるのには結構驚いた。

メディックメディアとは『病気がみえる』『イヤーノート』『クエスチョンバンク(QB)』などを刊行している会社である

予備校とは少し毛色が違うのだがいろんな教材について書きたいので同様にやっていきます。


クエスチョンバンク Vol.1~Vol.5 おすすめ度 ★★★★★(必須)

臓器別のQB。メジャー科目、小児産婦、マイナーがある。(公衆衛生と必修はVol.6、Vol.7として秋以降に発売)

これは私の国試勉強初期~中期における『最大のミス』を踏まえたアドバイスなのだ

『『『Q B は 一 周 目 問 題 だ け 解 く こ と!!!』』』


というのを肝に銘じていただきたい。

私はすべての問題を律儀に解き、キャパの少ない脳みそメモリに無駄な知識を詰め込み、周回スピードも遅くなり、ひとえに苦難でした。


国家試験における過去問の重要度は直近になればなるほど高くなります。

しかしそれは比例的に高くなるのではないです。ここが私の勘違いでした。

国試というのは想像以上に出題内容が過去数年の傾向に左右されるため、

過去問は直近になればなるほど『指数関数的に』重要度が高くなっていきます。

すなわち同等に細かい事項でも昨年出題されたものと20年前に出題された事項では重要度が雲泥の差なのであり、

昔に問われて今は問われてない知識は本当にやるだけ無駄なので覚える時間とメモリの無駄です。

QBは疾患知識の網羅性を重視するという方針のため、

どうしても古い知識を取り入れた古い問題も掲載せざるを得なくなります。

ただ我々受験生は必要な知識(それだけでも膨大だ)をスマートに学んでいかなければいけません。

80回台、70回台の問題に用はないのです。

その前にまずはここ10年で問われている事項を抑えておく必要があります。

そのための一周目問題です。

必要な知識だけを得る & 周回スピードをあげるためにもQBは一周目問題だけ解きましょう。


クエスチョンバンク Vol.6 おすすめ度 ★★★☆☆

公衆衛生のクエバン。Vol.1~5に遅れて秋口に発売。

ガイドラインにのっとった30問ほどの予想問題つき。

TECOMあるいはMECの映像講座を見た後にこっちを周回するのが私の周りでの王道パターン

しかし、この記事を読んでくれてるみなさんにはそんなコスパの悪いことはしないでいただきたいです。

medu4の公衆衛生(学習効果の高い良問を400問掲載)をやっていれば買う必要なし。

心配な人は新ガイドラインの予想問題だけ図書館で解くか友達に頼んで見せてもらいましょう。


クエスチョンバンク Vol.7 おすすめ度★★★☆☆

こちらは必修のクエバン。秋に発売。

三冊あり全部で1300ページくらい。

こちらもはっきり言ってコスパは悪いのですが必修は心配なのでやるしかなかったです。

一周して△・×問題だけもう一回直前に解きました。

主要症候のところはしっかり勉強するとまだら痴呆を防げる上、鑑別疾患を挙げる際に症候からスムーズに考えることができるので

ちょっとレベルアップできました。

しかしこれをやったからと言って必修の得点が上がるかといわれたら

別にそんなことはないし、1300ページするのは疲れるし、なんだかなーといった感じです。

レビューブック必修で身体診察や手技、検体の扱いなどを適宜確認して

あとは模試や過去5年分の必修をしっかりやるほうがいい気がします。

それでも必修落ち怖いからやっちゃうんですけど。


Q-Assist おすすめ度 ★★★☆☆

講師:清澤先生、盛永先生

メディックメディアの映像講座。

QB OnlineのシリアルコードをVol.1~Vol.5まで入力すると見れるようになります。

2020年までは無料配信らしい。

ところどころ抜けている講座もあるが全体的にわかやすくまとまっていて良かったです。

メインにするにはまだ流石に勇気がいりますが、

苦手な疾患をさくっと15分くらいで勉強したいときには非常に頼りになります。

なお直前講座で盛永先生がなんか的中させたらしいです。

見たはずなのにわからない。


以上、予備校各社の評価でした。教材選びの際に参考にしてください。

次、勉強会についてやっていきます。






勉強会のススメ

映像講義の発達により、一昔前よりは勉強会の重要性は薄れてきています。

しかし、友達に教えてもらった知識、みんなで議論して正解を導き出した知識というのは忘れにくいもの。

また勉強会は重要な情報交換の場でもあります。週1くらいのペースで行えるといいでしょう。


メンバー編成に際して、仲の良い悪いなどなど人間関係が絡んでくるので難しいかもしれませんが

できるだけ色んな人をいれるといいでしょう。

具体的には『MEC勢とTECOM勢を両方いれる』『成績が良い人と悪い人の両方をいれる』といった感じです。

前者についてはサマライズの項で説明したとおり。

後者については『教える人』『教えられる人』の構図がはっきりしてた方が場や議論の向かう方向が明確になり

脱線しにくいように感じました。

みんな同じくらいの知識レベルだと細かい知識合戦による張り合いが始まりがちでちょっとアレな時もありました。

『成績良い人』があんまメリット感じないかもなのでそこはラーメン奢るなり飲み奢るなりで買収しましょう。

ラーニングピラミッドを持ち出して、「教えることはすごく学習効果があるんだよ!」と説得するのもありです。

それと、男女混合のほうが緊張感?みたいなのが生まれていいと思います。

同性だけってなんかだらけません?「ちょっと男子ー。ちゃんと掃除しなよー」みたいなノリが必要です。

面倒なことになるのでラブは生まれないようにしましょう。


ちなみに私の勉強会ではこんなことをしました。

公衆衛生クイズ大会

過去問3年分 復習マラソン


です。公衆衛生日本史とか世界史みたいなものなのでクイズ大会との相性◎です。おすすめ

過去問3年分も対策しました。

『みんなが一周は解いた後』かつ『予備校各社の解説講座視聴済み』だと議論に深みがでるのでとても学習効率が高かったです。

全員が去年の国試をまだ解いてない状態で『みんなで一問目から順番にやっていこう!』みたいなのはやめたほうがいいです。


以上、勉強会のススメでした。

次は理想勉強スケジュールについてやっていきます。


・部活厨でも合格できる!おすすめ勉強スケジュール

上から目線で長々と書き連ねてきたことをまとめた私なりの理想勉強スケジュールを書きます。

ちなみに私はこの通りにはぜんぜん出来ませんでした。

QB Vol.1~5の項で書いたように『一周目問題以外の問題』も律儀に解いてたからです。

臓器別一周が終わったのが6年夏くらいなのでこの理想スケジュールに乗れたのは10月くらいからです。

そのころからここに書いてあることを意識しながら勉強したら成績が飛躍的に伸びた(偏差値10くらい)のでそのへんは信用してください。

国試を受け終わった今、思うのは、『国試はとにかくやることが膨大!』ということ。

やり切れずに悔しい思いをした講座や教材もいくつかあります。

この記事を読んでくださってるみなさんにお願いしたいのは『学習効率を常に意識すること』です。

一番最後にも書きますが、『忘却曲線』や『ラーニングピラミッド』など有名な勉強法を取り入れながら

常に軌道修正を試みてやっていってほしいです。


○4年生

CBTを適度にがんばる。

4年からポリクリが始まる場合はそれに合わせて映像講座なども見始めよう。

MECかTECOMかmedu4の選択は本記事などを参考にして前期講座を選ぼう。

MEC勢以外は間違っても後期講座まで一括のプランを取らないこと。

6年生になって、そのときの時流に合わせて決める必要がある。

MEC勢はサマライズまで一括でとっていいよ。

ちなみに私がもう一回、国試を受けるなら前期講座はmedu4の『あたらしい』シリーズを取ります。




○5年生 (ポリクリ期)

ポリクリをしながら、前期講座とQBをベースに臓器別の知識(いわゆる『縦割り』)の勉強を進めていきましょう。

おすすめしたいのはポリクリで実習が始まる前にその科の映像講義とQB一周目問題は終わらせておくこと。

「実習しながら映像もみてQBも解いて超学ぶぜ☆」みたいなことをやってる人がよくいますが、

先にベースとなる知識を叩き込んでから実習した方がいいに決まってます。

ベースがある上でわからないこと・忘れてしまったことを先生に聞いたり適宜復習するのが賢いやり方。

どうしても覚えられ

2018-02-11

医学科3年より看護科3年の方が賢い件

看護科は実習が早くから始まるから病院という実地でどんどん学んでいけるんだけど、医学科は基礎分野や座学ばっかり多いからなかなか実践にたどり着けないのよ。(一応解剖はあるけど)

そのくせに同期の医学科どもが偉そうにしてるのが気にくわない。今のお前らより私たちの方が絶対医療に詳しいからな。講義サボって遊んでばかりのくせに。患者そばに寄り添ったこともない奴が、何科はヌルゲーだの看護はブスばっかりだの、どうしてそんなにでかい口叩けるんだ?

将来研修医になって病院ナースにこき使われてイジメられるがよい。胸糞。

2018-02-05

anond:20180205123603

今他の科で医者してて、転科希望って可能性もあるな。

18歳で現役合格して6年ストレート卒業研修医を2年終えたら26歳。今27歳ってことはそこからたった1年で転科希望若造の甘い繰り言が通るわけないんだよなあ。

もちっと5年くらいその場所勉強積んでから上に交渉してみな。

2018-01-31

研修医が都会に集まることの実態

研修制度がどうたら言ってるけどさー

ほんとはね、単に田舎にいたくないだけだよ

みんな言ってるよ

医学生より

2018-01-19

anond:20180119133144

うわ、トラバ来ると思わなかった。良さそうな人って、こくぽさん(のサブ垢)と研修医さんとか、じゃないかな...。

anond:20180119111747

卒業するころには50近くだよね。

その歳で(体力知力的に)卒業して国試受かって研修医出来るんだろうか。

自分より遥か年下の先輩医師に顎で使われる屈辱に耐えられるんだろうか。

あとその間の生活費はどうするんだろうか。まさか親に養って貰える歳じゃないだろうし。

今までの貯金OKってくらい今まで稼いでるなら、普通にそのまま塾続けた方が収入多そう。

2018-01-15

医者結婚したいと思う女はバカ

昔、ちょっと病院関係仕事をしたことがあったので、「日赤 月200時間残業協定」と新聞報道されているのを見て、「ま、そんなもんだろうな」と思った。医者は儲かる仕事代名詞のように言われているけど、勤務医なんて時給にしたら相当安く使われていると思う。特に医者が少なくて激務の診療科は当直してからそのまま翌日の日勤に入るみたいな働き方をしているのがしょっちゅうだった。よくもまぁ倒れないなぁとか、ろくに眠ってない状態診療して医療ミスを起こさないのかと心配になる医者がいっぱいいた。

そういう医療現場の状況を知らない友達で、医者結婚すればセレブになって優雅生活ができると思って憧れているのがいて、正直バカにしていた。まぁ給料はそれなりにもらえるとしても、デートしてても急に職場から呼び出しが来たりして不自由なことこのうえないと思うんだけど。結婚しても何だかんだいって家庭よりも仕事を優先せざるを得ないだろうから家事育児をはじめとする家庭の雑事はすべて自分が背負う覚悟をしないといけないと思うし。

だいたい医者の周りには看護師とか薬剤師とか診療検査技師とか医療系の専門職がいっぱいいて、そっちの方が一般事務とかやってる女より話が合うに決まっているのだ。仮に自分一般事務仕事をしていて、理系エンジニアとかで思考回路全然違う話の合わない人とお見合いとかしたらどうなるか想像すればいいと思うんだけど、医療系と非医療系では思考回路全然違うぞ。そもそも理系文系の違いによるところが大きいかも知れないけど。

私の見ている限りでは、やっぱり医者看護師とか医療関係の人とくっつくことが多かった。5月に病院に来たかと思えば12月には同じ病棟看護師妊娠させて結婚した研修医もいた。私より病院関係仕事が長い事務系の先輩は、「医者はさんざん看護師と遊んで、結局いい家に生まれお嬢様結婚するんだ」と言っていたけど、私が見る限りでは医者結婚するのは医療系の専門職ばかりで、事務系の女と結婚する医者ほとんどいなかった。(一口事務といっても診療報酬のこととか健康保険制度のことをよく分かっているいわゆる医療事務をやっている人は除く。)

医者結婚したい人って何を期待してるんだろう?単にお金持ちと結婚していっぱいお金が出てくるATMがほしいのか、それともちやほやされてお姫様みたいな生活をしたいのか。ATMとしてなら優秀かも知れないけど、ただ収入ばっかりをあてにされて自分仕事の苦労をさっぱり分かってくれない女と結婚するような人ってあまりいないんじゃないかと思う。そして妻をお姫様のようにちやほやしていい気分にさせるようなヒマはないと思う。どっちかということ「家のことは全部やるからあなた安心して仕事してね。」って言えないと無理じゃないかな。…以上、病院関係仕事をしたときに思ったことをつらつらと書いてみた。

2018-01-07

anond:20180105224147

遅ればせながらあけましておめでとうございます

 

振り返れば成績が良いため医者になったようなアラフォー世代勤務医です。

特に親が医療関係者というわけでなく、医学部に入らされたというわけではありません。

もともと他大学理学部にいましたが、人生挫折して医学部に入り直しました。

学生時代バイト三昧でろくに勉強していないので偉そうなことは言えませんが、働いてからスタッフ患者さんからの評判はそこそこよいように思います。お世辞を真に受けているだけかもしれませんが。

 

医学は決して一本道なわけではありません。

イメージしているよりも働いてから世界は広いと思います

外科に向いてないと思えば内科もあるし、その逆の場合もあります

自分マイナー科(内科外科以外の科)ですが、この中でも向き不向きは様々です。例えば、精神科眼科とでは求められるスキルは全く違いますよね。

人とのコミュニケーションが苦手であれば、病理や基礎研究という道もあります

また、大部分はそのまま医師になりますが、同期の中には出版社製薬会社に入ったり、官僚議員になったものもいます

 

指導をしていると、性格コミュニケーション能力的にちょっと厳しいかな…という研修医も時々お会いします。

でも数年後に出会ってみると意外と適応していたり、自分にあっている道を見つけていたりするんですよね。

成績がよいだけで医師に向いていないと思われている同級生も、働いてみると意外に向いている面もあるかもしれません。

学生とき勉強重要かもしれませんが、むしろ働いてからの方が大事だと考えています自分学生時代勉強をサボっていたためかもしれません)。

日々新しい薬や治療法が開発されており、知識アップデートしていない医師は、患者さんにとってはむしろ害となることもあります

勉強努力が苦にならない人であればこのあたりは有利なのではないでしょうか。

同級生にも色んな人がいると思いますが、未来のことはもう少し気楽に考えて良いんじゃないかなとおじさんは思います

 

医学楽しいですよ。

自分知識患者さんに還元できて喜ばれるのはとてもやりがいがあります

私はもし生まれ変わったら、ビットコインを買っておきたい。

https://anond.hatelabo.jp/20180105224147

受験勉強という枠だけにしてもある程度、成績が良くないと医師仕事は務まらないよ。

診療記録を書かせても、文章がうまくかけない馬鹿が書くと何を伝えたいのか意味不明診療記録になる。

一見不真面目のように見えるが、学生時代に要領よく課題をこなす能力を身に着けていたほうが、医師になってからもたくさんの業務をこなす能力になる。

医学生時代、クソ真面目だった(と思われる)研修医ほど、日々の業務がこなせないように見える。

外野が良く言う激務?それは慣れの問題だし、そんなに言うほど大変ではない。

2018-01-06

医者になってからずっと、このまま医者を続けていっていいのだろうか

30代男性内科医師、卒後10年程度、妻子あり。

医者になってからずっと、このまま医者を続けていっていいのだろうかと考えている。

はじめに断っておくが、医者仕事がキツいとか、仕事についていけないからやめたいとか言っているわけではない。

自分で言うのも何だが、私はそれなりに優秀な部類に入る方の医者だと思う。

同僚や患者さんからの受けも悪くない(はず)。

仕事がキツいと思ったことがないとは言わないが、それが原因でやめたいと思ったことはない。

何が問題かと言うと、医者という仕事にどうしても楽しさが見いだせないことだ。

自分治療によって患者さんが良くなるのはうれしいし、医者という仕事感謝されることが多くてやりがいはある。

これは間違いないのだが、果たしてそれを糧にしてこれから人生でずっと医者を続けていっていいのだろうか。というか続けていけるのだろうか。

医者になってはじめの数年は、このまま経験を積んでいけばそのうち医者という仕事に楽しさを見いだせるようになるに違いないと思っていた。

しかし、初期研修医が終わり、後期研修医が終わってもあまり状況は変わらない。

卒後10年くらいでこんなことを言われると怒られるかもしれないが、医者という仕事はある程度のキャリアを積めば、どういった環境で働くかにもよるが、その後はルーチンワークがどんどん増えていく。

この世に一人として同じ人間がいないように、同じ疾患の患者さんで同じ経過をたどる人はいないわけだが、それでもほとんどの場合何かしらの類型化は可能である。「あっ、これ前に見た患者さんと同じ感じだ」というのが増えていく。

そして、現在の流れとしてEBM(Evidence based medicine:臨床試験などの結果を踏まえた根拠に基づいた医療)を元にした各種ガイドライン化が進み、誰がやってもある程度同じ結果が得られるような体制ができつつある。

自分が優秀だとして、その自分の優秀さのおかげで患者さんの予後が変わるシチュエーションなんて、そうそう巡り合わない。まぁ、そんなシチュエーションに頻繁に巡り合うとストレス寿命が縮むのでやめていただきたいが。

現実医者世界ほとんどは、医療ドラマにあるような派手な世界とは真逆の地味な世界だ。

誰がやってもほぼ同じなんて楽しいけがない。まぁ、医者の楽しみのために患者さんがいるわけじゃないので、誰がやってもほぼ同じということはもちろんいいことなんだけど。

そして、きっとそう遠くない未来には、医者AIの助言に基づいて最終的な判断を下すだけの存在に成り下がるに違いない。お先真っ暗である

外科系や循環器内科などの手に職系の内科は違うかもしれないが、きっとそれもそのうちロボット駆逐されるだろうと思っている。

それはさておき、そんな自分の現状を変えようと思って、臨床にいったん区切りをつけて、大学院に戻って今度は研究をしてみたが、これまたあんまり楽しくない。

それなりに優秀なので教授にも気に入られてそれなりに結果を出してはいるが、現在医学研究は物量がものをいう世界になっていて、アイデアはもちろんだが、カネとヒトがないとトップジャーナルに載るような研究はほぼ不可能である

これまた個人問題でなんとかなることではない。

もう数年は頑張って、なんとか博士号だけは取りたいとは思ってはいるが、将来的に主任研究者としてこの世界でやり合っていけるほど自分研究に向いているとは到底思えない。

そんなこんなで、医者になってからずっと自分探しの旅が続いている。

から脳天気人間に見えるらしく、悩みもなく順風満帆エリートコースを歩いているように見えるらしいのだが、内実は大荒れの海を彷徨っているかのごとしである

よく、「好きなことを仕事に」とか言われるけど、好きなことってなんだ?

増田にこんなことを書いていることからわかるように、パソコンインターネットが好きで、株を少しばかり嗜むこともあって、岡三RSSを駆使して自作した株の自動売買システムをいじくっている時が最近の一番楽しい時間だが、プロ投資家としてやっていけるような才覚はおそらくない。

医者パソコンインターネット好きということを活かすという意味では、医療ITベンチャースタートアップなんかも楽しそうではあるが、この年になって妻子を抱えた身としてそんなところに身を投じる勇気は残念ながらない。

AIとかディープラーニングとか、医療世界もっと活用できそうなことが転がっていて、すごく心躍る世界ではあるのだけど。

なにより、医者という身分はいろんな意味で居心地がいいので、なかなか捨てづらいものがある。

医者仕事に楽しさが見いだせない」とか言いながら、実際に臨床を離れると患者さんを見る機会が減ってかなりさみしかった。

今はバイトベース外来救急をしているが、患者さんを診ると充足感があるのは確かだ。

給料はいわずもがな。大学院生をしながら週1〜2回の外来・当直で妻子を養っていける。こんな職業は他にはたぶんない。

なんとなく不満をぶつぶつ言いながら、このまま荒波に順調に流されて行ってしまいそうな気がする。

から見えるとおり、一応まだエリートコースには乗っているので、それでも悪くないんだろうけど。

やっぱり「楽しく仕事をする」っていうのは幻想なんだろうか。

2018-01-05

成績いいからって医学科来るな

地方国公立大学医学部医学科に在学中の者です。

長いですが、たくさんの人、特に医学科を目指す受験生に読んでほしくて書きました。

医学科以外の医学部(看護科や健康総合学科など)ももちろんありますし、それらを無視・軽視するわけではありませんが、一応医学部医学科を対象として書いています

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医学生の中には、親が医者って人も多いらしい(純血って呼ばれたりしてる)。

医学生医者って、本当に将来自分の子供も医学科に入れたいと思うのだろうか?

自分医学生とか研修医の時に散々させられた苦労、覚えてないのか?

それを子供に味わわせてでも医者になってほしいのか?

自分家業を継いでほしいから?

立派な職業だと改めて実感したから?

そのあたりから医学科を受験するというのはどういうことなのか、少し語らせてほしい。

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ほんとうに医学を学びたくて医学科を志すのはとても立派だし、そのために必死勉強したり何浪もしたり、という姿勢には頭が上がらない。

今、そういう渦中にいる人も多いだろう。

でも、「成績が良い」「進学校予備校で、周りがみんなとりあえず医学部志望するから」「教員もここの医学部ならいけるって言ってる」「親とか周りの期待がある」「センターの点が高かった」「入試問題がよく解ける」

・・・そういう いわば偏差値的な理由だけで医学科を目指していないか

それは絶対に間違っている。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

医学科は大変だし難しいし、すごいね、偉いねと周りが尊敬しもてはやしてくれるかもしれない。

俗な話をすれば、「医学科だからモテモテ」「医者になればお金持ち」なんてことを考えるかもしれない。

だがまさか医学科の面接で志望理由を聞かれて、こういったことを答える人はいないだろう。

誰もが医学という学問分野、医療という仕事重要性、それに向けた自身目標や志などを述べるに違いない。

しかし、その中に本当に、純粋に、心の底から医学への熱意を持って面接に臨む受験生はどれくらいいるだろう?

口先だけとまでは言わないが、医学入試面接には「受かるための回答」を用意していくし、事実面接官に喜ばれる答え」作戦を立てた受験生合格やすいというのも否定できない(専用の参考書だってある)。

受験生最初はそういうピュア理由医学科を志していたかもしれない。

しか医学部に入るために受験戦争を戦い抜いていくうち、いつしか医学科に入ることそれ自体けが目標になっていないだろうか。

その先に待っているのは、入るのも大変、入ってからも大変、出るのも大変、出てからも大変な世界だ。

そして将来は、就活こそ比較的苦労しないとはいえ(『医学科だから就活が無い』はウソだ。高年次になると研修先の病院を決めるために病院見学に行ってアピールしたり、採用されるために別の試験を受けたりする必要がある)、就く場所によっては最高にブラックだったり、高収入かもしれないが、あまりに忙しすぎてそのお金を使う暇なんて片時も無いようなことだって十分あり得る。

参考として次の記事引用する。医学部医学科とは極論を言えばこういうところだ。

医師を目指す君にまず問う。高校時代にどの教科が好きだったか物理学に魅せられたかもしれない。しか医学が大好きだったことはあり得ない。日本国中で医学を教える高校はないからだ。 高校時代物理学または英語が大好きだったら、なぜ理学部物理学科や文学部英文学科に進学しなかったのか?

(略)授業が面白くないと言って、授業をサボることは許されない。医学が君にとって面白いか否か全く分からないのに、別の理由(動機)で医学を選んだのは君自身責任である

次に君に問う。人前で堂々と医学を選んだ理由を言えるか?万一「将来、経済的社会的に恵まれそう」以外の本音理由が想起できないなら、(略)早々に転学すべきである

(略)医師知識不足は許されない。知識不足のまま医師になると、罪のない患者を死なす。知らない病名の診断は不可能だ。知らない治療を出来るはずがない。そして自責の念がないままに「あらゆる手を尽くしましたが、残念でした」と言って恥じない。 こんな医師になりたくないなら、「よく学び、よく遊び」は許されない。医学生は「よく学び、よく学び」しかないと覚悟せねばならない。

(略) 医師国家試験に1,2割が落ちるのは、医師という職業の重い責任認識の欠落による。君自身や君の最愛の人が重病に陥った時に、勉強不足の医師にその命を任せられるか?医師には知らざるは許されない。医師になることは、身震いするほど怖いことだ。

引用元:2002年4月16日 朝日新聞 オピニオン欄 『私の視点』 前金沢大学医学部付属病院長 河崎一夫

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

誰もかれもが自分の好きなことだけ学んで暮らすほどの余裕があるわけではない。

私立医科大学に比べて学費が安いから、という理由で国公立大の医学科を目指して一層勉強するだとか、生活の安定、高収入医師免許という最強の国家資格、そういう現実的必要なことで医学科を目指す人まで完全否定することはもちろんできない。

義務教育中学までなのに、高校を出て、さら大学にまで行って学べるのは幸せだ。贅沢なことだ。お金だって余計にかかる。大学に行って勉強したくてもできない人も山ほどいる。そんな贅沢をどうせするのなら、本当に自分の興味があること、やりたいことを学んだほうが何倍も幸せに違いないとは思わないか?これを読んでいるあなた、本当は小説家エッセイストになりたかったんじゃないかゲームクリエイターになってみたかったのでは? 科学者は?宇宙飛行士は?画家は?ミュージシャンは?

それでも医学科に来ることを選ぶなら、医学科の辛苦をあらかじめ覚悟しておいてほしい。医学科に「勉強ができるから」と入るような人なら、その頭脳能力ポテンシャルを、他の学部でも十分生かせるかもしれない。

誰かが言っていたが、悠々自適大学生活をエンジョイしているのは、高校生活を壮絶な受験勉強で潰して晴れて国公立医学科に合格した人ではなく、のんびり勉強してそこそこの大学に受かった人なのかもしれない。マスメディアに刷り込まれた「大学大学生らしく遊びつくすところだ」を叶えるために高校でいっぱい勉強するのもよい、 それはそれで立派なモチベーションだろう。

だがその矛先を医学科に求めても、返ってくるのは大学受験以上の辛く苦しい勉強量だ。大学を本当に最高学府として勉学に励むための場所だと思って志望しているか高校のような環境から解放されて少しくらい遊びたくはないか大学こそ人生モラトリアム森見登美彦作品のような大学生活?

医学科はその対極にある(これは何も医学科に限った話ではなく、だいたいの学部別にモラトリアムとは言えないくらい大変な思いをしているから論が偏るかもしれない。大学はどの学部だってつらい思いを抱えている)。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

医療というのは人の命を預かるものから、生半可な知識中途半端技術では他人生命を預かることはとてもではないが許されない。そのために医学科の試験は難しくしてあり、いわゆる「頭の良い人」しか入れなくしてあるのだろう。「医学部は頭が良い」と言われるのはそういう理由かもしれない。

しかし決して、「頭が良いから、医学部に行く」というふうに論理の矢印の向きを勘違いしてはならない。

いわゆる 「進学校」と言われる中学高校、塾、予備校、そのあたりの指導者、そして何より親たちにはこういう考えの人があまりにもあまりにも多すぎる。本当にその受験生医学を学びたいという気持ちを持っているかどうかを見極め、尊重した上で医学部を志望させているか?単に学校で上位の成績を叩き出しているから、という理由だけで医学部受験に送り出していないか受験生本人も、本当は医学を学びたいかどうかよく分からないのに、それに気付かぬまま盲目的に「医学部に行きたいんだ!」という考えで医学部受験しようとしていないか

何も医学限定しなくても、優秀な人材を欲しがっている分野は無限にある。

もちろん、医学を学びたい、人の命を救いたいという素晴らしい理由医学部を目指している人に対して偉そうに言うことは絶対にできない。さらに、最初ボンヤリとした気持ちで入ったとしても、いざ学びはじめるとメキメキと興味をそそられ、医学科に来てよかった!なんていう人だってざらにいるから、一旦入ってしまえばそこからなんとでもなる、かもしれない。確かに医学という1ジャンルだけを見ても臨床、研究、その幅はかなり広い。

しかし、将来何がしたいか何もわからないけどなんとなく、行けそうだし、偏差値高いし、と医学科に行くのは道をあまり限定しすぎている。

一見最も偏差値が高いことから医学科に行けるレベル頭脳を持てばそこからは何にでもなれる、自由だ、と思うかもしれない。しかしそれは「医学科も選択肢に入れられる」というだけの話であり、実際に医学科に入ってしまうと、その人生ルートに、そこから何でも好きなように将来像を描けるか?は効かない。医学科に入ってしまえばほぼ100%本業医療の道に限定される(副業でいろいろなことをしている医療従事者はたくさんいる。しかしそれはあくま副業の域を出ない)。

幼いころ、「いっぱい勉強しておきなさい、そしたら自分のやりたいことの道がいっぱい広がるよ」と両親に教わり、純粋にたくさん勉強に励んできた君は、その甲斐あって医学科に行くことができた!

しかしそのときふと先を見ると、好きなように選べたはずの道が、険しい1本しか残っていないのだ。

あんなに勉強してきたはずなのに・・・

本当に医学を学びたくて医学科を志望しているか

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

まり医学科では、途中でやっぱり医学は向いてない、医学は好きじゃない、他のことをやりたいと思ってももう遅い。

いちど医学科に入った以上、「医学」の道以外を志すのは、良くも悪くも難しい(思い切って転学してしまえば不可能ではないし、学年に1人くらいはいる)。

周りの雰囲気受験界隈の暗黙の了解みたいな理由から医学科を志望しておいて、いざ医学科に来て専攻が始まってから、こんなはずじゃなかった、こういうことがしたかったのか、これでよかったのか?果たして医者になるのか?と自問してもちょっと手遅れだ。いちど医学を学ぶ意味を見いだせなくなってしまうと、医学部に来るべきだったのか、他に道は無かったのか、と自問自答の沼の中でさまよい歩くことになる。しかし同時に、さまよい歩く暇すら与えてもらえないのが医学科だ。目の前のタスク必死必死に片付けているうちに大学生活は終わってしまう。絶え間ない座学と実習、莫大な量の暗記を強いられる試験、科目をひとつでも落とすとあっという間に留年してしまうという重圧の中、医学であることの意義に立ち返っている余裕などまずない。

そうなる前に、本当に医学部を志望して大丈夫か、もう1度考え直すくらいの時間は、出願・受験前にこそあるし、それが最後のチャンスかもしれない。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

医療者を育成する学部というのがとても大切であることは論ずるまでもないし、

しかしだからこそ、医学科というのは目指すにあたって深慮を必要とするところだと思います

どうか、医学を学びたい、医療従事したい以外の理由で、ただ勉強ができるからと言って、盲目的に医学科に行くのはやめてほしい。

医学部医学科は受験のための学部じゃない。

医学科に行かされる」のは実に不幸なことです。

大げさで偉そうだけど、未来医学受験生に伝えたいことはこれに尽きます

医学部の内情を探れば、例えばいわゆる「○○大学医学部○○部」の話であったり、OB会参考書代とか、医師会専門医制度もっともっといろいろなことがあるのでしょうけど、キリがないので「医学受験」ということだけにスポットを当てました。浅学な身でありながら否定的意見ばかりで申し訳ありません。

医学部医学科及び医学部受験者、そして医療従事者・関係者の方々を否定するわけでは決してありませんし、あくま個人の一意見として受け取ってください。

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ここまで読んでもまだ医学の道を志せるなら、とっても立派です。頑張ってください。心から応援しています

ぜひ素晴らしい医者になってください。きっとなれます

俺はもし生まれ変われたら、デザイン仕事がしてみたい。

2017-12-22

5ちゃんねるとか、ロムすると、自動車工場とかでは、指を事故で失った班長描写などが出てくるし、

OA機器販売会社エアガンで、部下を撃つ上司の話とか色々と出てくるし、

研修医休みないとか、ブラックな話にことかかないけれど。

世の中、色々とあるんだな。

大学受験では、高級な問題を解かせて選抜しているようで。

なんか、日本発展途上国だということが、明らかになりつつあるのだろうか。

社会制度を変えるには、集団の力が必要なのだろうが。。

  

個人で、わめいてる方が、面倒が少なくていいのかな。

  

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