はてなキーワード: 宮下とは
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 47 | 7256 | 154.4 | 63 |
01 | 50 | 4977 | 99.5 | 56.5 |
02 | 29 | 3577 | 123.3 | 46 |
03 | 14 | 851 | 60.8 | 52.5 |
04 | 21 | 3197 | 152.2 | 65 |
05 | 23 | 2292 | 99.7 | 53 |
06 | 32 | 2288 | 71.5 | 40 |
07 | 32 | 2881 | 90.0 | 56 |
08 | 86 | 7114 | 82.7 | 48 |
09 | 78 | 8785 | 112.6 | 55.5 |
10 | 96 | 6746 | 70.3 | 46 |
11 | 117 | 10082 | 86.2 | 40 |
12 | 152 | 9908 | 65.2 | 37.5 |
13 | 81 | 9487 | 117.1 | 45 |
14 | 90 | 5703 | 63.4 | 35 |
15 | 79 | 5744 | 72.7 | 30 |
16 | 83 | 5401 | 65.1 | 31 |
17 | 126 | 10742 | 85.3 | 35.5 |
18 | 170 | 10344 | 60.8 | 35.5 |
19 | 97 | 11194 | 115.4 | 41 |
20 | 81 | 7203 | 88.9 | 36 |
21 | 100 | 37819 | 378.2 | 48 |
22 | 64 | 8896 | 139.0 | 53.5 |
23 | 107 | 15601 | 145.8 | 40 |
1日 | 1855 | 198088 | 106.8 | 41 |
アバン(5), バブルソート(6), APA(4), ピジョン(4), ブギー(4), 学生証(7), STORY(5), nn(13), 整備士(4), 圭(4), 宮下(3), グレタ(28), HDD(10), PR(9), 頭痛(11), 表現の自由戦士(12), ステーキ(8), 挟ん(7), クリスマス(7), 歌い(6), 嘘つき(9), 個人情報(12), ステマ(11), 求人(7), ストーカー(8), 笑わ(8), n(14), らし(6), 眼鏡(6), ハゲ(18), 漫画家(12), ミス(12), ラノベ(10), 少女(10), ジャンプ(10), 機械(10), 読者(10), 奥さん(12)
■学生証を持ち歩けない /20191209093153(11), ■いい歳してゲーセン、恥ずかしくない? /20191208144037(10), ■魚の焼き方がわからなすぎるんだけど /20191209190037(9), ■WEB漫画家にはステマの意識はなかったはず /20191208014834(9), ■実写のアニメ化 /20191208144453(8), ■当方配達業のアラフォーおっさん /20191208163428(8), ■彼氏に大事にされないのが嫌だ(追記しました) /20191208094452(8), ■「その二次創作、この作品でやる必要無くない?」ってのはな /20191209131149(6), ■イワシの刺身の旨さは異常 /20191209134207(6), ■「営業中」の看板を探してます /20191209143021(6), ■煽り耐性の付け方 /20191209144256(6), ■自分を歩行者だと思い込んでいる自転車 /20191209153449(6), ■ /20191209170427(6), ■ゼロからプログラミングを覚えるには /20191209204419(5), ■お酒を飲んだらパリピになれると思ってた /20191209175633(5), ■anond:20191209180602 /20191209180729(5), (タイトル不明) /20191209151251(5), ■ケニア人が入社したから役立ちそうなこと教えて /20191208144252(5), ■ゆる募:陸海空軍兵器+戦争が主テーマではない漫画・アニメ・小説 /20191209170111(5), ■消費税上がったけど、正直言ってほとんど変わって無くない? /20191209065500(5), ■ /20191209082912(5), ■メンタルの鍛え方 /20191209011753(5), ■anond:20191209121420 /20191209123638(5), ■私は奥さんに正社員になって欲しい /20191208234104(5)
(前)
https://anond.hatelabo.jp/20191209210158
絵コンテ:中園真登
演出:Park Myung Hwan
全ての始まりはあのときだった。不治の病を患い、入院していた凪の病室で見つけた薬剤の入ったアンプル。
精神科医の来生真紀子は、実験を繰り返し、この薬剤を投与された者が不死身とも言える驚異的な再生能力を得ることを知る。
まるで人類の進化ともいえる効果に、患者に投与したらどうなるのだろうと逡巡する来生。
原作3話目の「天より他に知る者もなく」に相当。
原作2話の「霧間凪のスタイル」はほぼ丸々カット。もしも再現されていれば「VSイマジネーター」編のヒロインである織機綺が再登場したり、アニメ化されなかった『パンドラ』の代わりに羽原健太郎の顔見せになったり(原作の刊行順は『パンドラ』→『歪曲王』→『夜明け』)していたはず。
残念ではあるが、「スタイル」は『夜明け』の中で唯一「現在」の霧間凪を描いており、エピソードのメインとなる来生真紀子=フィアグールの事件との関連も比較的薄いため、省略するならここだろうとは思う。
また、原作では間に二巻挟んでいるのでそれほど唐突でもないが、アニメの場合、最速放送では「イマジネーター」最終回の翌日に、別人のように明るくなった織機を見せられることになるわけで、余韻を残すという意味でもカットは正解かもしれない。
「殺してやる」を連呼しながら、篠北の病室に向かう来生。原作では昼間だが、深夜のシーンになっている。篠北の「恐怖」を味わう部分は後半に移動。
原作『夜明け』では比較的はっきりとイラスト化されているキャラクターだが、引き継いでいる部分はあまりない。「新米医師」にも見えにくいが、これは年齢設定自体が変更されているかもしれない。
患者のセリフには、原作の他の患者のものと、典型的な被害妄想が追加されている。原作ではモブの一人に過ぎないが、こちらは淡々とした口調が妙に印象に残るキャラクターになっている。
アニメでは分かりにくいし原作を読み返してもはっきりとはしないが、このパートは来生がまだ自分に進化薬を投与していない時点、と思われる。あくまで薬の出所の手がかりを得るための接触。
来生は一応、霧間誠一の読者。
死んだ医学博士の父親から受け継いだ、という説明が無いので、原作未読だとなぜ個人宅にこんな設備がと首をかしげるかもしれない。
原作では再生能力の他に、「行動速が倍加」し「通常のラットの、およそ三倍近い反射神経と判断力」も発揮。ネタかどうかは微妙なラインだが、削って正解だろう。
「マンガの登場人物が「頭の大きさほどにまで大口を開けている」ようにしか見えない死体」になっているだろうか。暗くてはっきりしない。
また被害者が「都内の女子高生」となっており、アニメは原作の地方都市とは異なり、明確に東京が舞台であることが確定した。
このシーンでは後ろ姿や口元のみだった来生の顔が、ここで初めてはっきり映る。表情が自信に満ちたものになっていることが分かり、「蛇の巣を〜」以降は口調も本性を滲ませている。
「弱点」である蛇の話を持ち出してインターンをなぶる場面に、蛇を連想させる料理を重ねている。音もニチャニチャと陰湿さを煽っていて素晴らしい。
「男根」、はマズいのか。
院長の弱みを握って来生が解雇させたというのは原作通りだが、来生が看護師たちからナメられていた、という設定が残っているかは微妙なところ。院内での弱い立場に関する鬱屈はなさそう?
セリフは「足りない足りない……」だが、実質的にアバンの続きとなるシーン。
原作では章冒頭のこのシーンをここに持ってきたのは、時系列を重視というより、来生の変化・異常性が徐々に高まりここで爆発する構成か。
瞳孔が縦長。肉体的にも大きく変化していることの表現?
原作は「ノックもせずにいきなり入った」だが、絶対的な優位に立ちながら敢えてノックする方が逆にいやらしいかもしれない。
看護師を辞めさせた動機を原作の私怨から、篠北を追い詰めるために変更した、ということでいいだろうか。
これを含め「このところ派手にやっちゃって〜」「お薬のおかげ」など興奮と邪悪さが強調されたオリジナル台詞がいくつかあり、声優の熱演もあって、怪人としての来生のキャラが立つシーンになっている。
「狂ってしまったら」はマズいのか。
元々ファッションにそれほど気を使う方ではないだろうし、中学時代ならなおさらではあるのだが、想像の三割増しぐらい野暮ったくて驚いた。
原作で、男にフラれた友人を慰めていた(「安易に彼女だけを可哀想だと言うでもなく〜」)と書かれている部分のオリジナル台詞。なんとなくおもしろいので全文メモしておく。
友人「○○○○○(聞き取れない)分かるけど……でも」
前回と同じく、淡々とした語り口の患者。原作でこの位置にあったシーンを分割して二度のカウンセリングにしたことで、結果的に出番が増えている。印象に残るのはそのせいもあるだろう。
世界の危機を語りながらむしろそれを期待している、あるいは本心からは信じていない凡庸な人間をここに置くことで、その後のブギーポップが語る「本当の世界の危機」を際立たせる、というのが原作の構成なので、患者のキャラ立ちによりその効果が薄くなっているのが問題といえば問題。
原作ではビーチボーイズの「Surf's Up」が流れていることになっているが、さすがに使われてない。
原作ではヒステリックな面ばかり強調されていたので、こう言ってはなんだが思いがけず美人なデザイン。
原作では「クラシックの〝タンホイザー〟」が流れているが、これがそうなのかちょっと分からない。媒体は「カセット」からさすがにデータ(パソコン)に変更。
藤花の「弱点」。『笑わない』で語られていた(アニメではカット)、両親が離婚しかけている状況の反映。
原作での藤花の「弱点」は、「昔自分を怖い顔で叱った、死んだおじさん」(前話で火葬されていた人物?)だが、絵だけでは分かりにくいだろう。
表情と口調に、多少の同情が感じられる。離婚ではないが、自分も母子家庭だからか。
「もう一人の人格」を演じてみようという来生の提案に、本気で困惑する声と顔が生っぽい。
かわいい。
かわいい。
ここからしばらく、藤花・ブギーポップの目が画面から隠され、口元や後ろ姿のみの状態が続く。
まだ完全にブギーポップになりきっておらず、ここから声色が徐々に変化していく。
オリジナル台詞。原作当時には無かった、もしくはあまり知られていなかった概念・用語を適度に投入して、現代の物語にアップデートしようという意図が感じられる。
なんでもないことのような言い切り方が絶妙。
宮下母娘を見送った後に、もう一度マイスタージンガーを再生するシーンを追加。原作ではブギー対面時のものであるセリフを、独り言としてここに回している。
「世界の危機は至る所にあれど〜」という地の文で締められるラノベに対し、アニメはキャラのセリフの方が収まりがいいと判断したのだろう。ブギーとの約束の曲という意味合いはやや薄れるが。
(次)
絵コンテ:久貝典史
作画監督:久貝典史
私立探偵を営む黒田慎平の正体、それは統和機構という巨大な秘密組織によって作られた合成人間・スケアクロウである。
任務はMPLSの探索。MPLSとは人類を超えた能力を持つ存在のことだ。
そんな黒田のもとに、同じく統和機構の合成人間であるピジョンが任務を持って現れる。
その任務は稀代の実業家として名を知られる寺月恭一郎の身辺を調べるというもの。
もう幾度目かになるその任務に、黒田は疑問を持ちつつも、寺月の調査を開始し、寺月がかつて寄付をしたというとある病院に目をつけるのだが……。
原作プロローグ「夜明けの口笛吹き」および一話(話数表記は無し)「ブギーポップの誕生」に相当。
「夜明け」に限らず、今回のアニメでの各話サブタイトルは「○○○○○(エピソード名)X(話数)」のシンプルな形式で統一されている。原作の構成を完全に踏襲しているわけでもなく、「VSイマジネーター」や「歪曲王」のようにもともと番号等で章分けしている巻もあるため仕方ないが、「笑わない」や「夜明け」ではどうにかして原作の章タイトルを活かしてほしかった。
また、予告編が存在せず、各話タイトルがテロップ等で表示されることもないため、アニメ本編を見ているだけではエピソード名すら分からないという問題も。ネットでの情報収集を前提にしたスタイルだろうか。
他のエピソードではアバンタイトルはあったりなかったりだが、「夜明け」編では4話全てにアバンが存在している。
この赤黒い空と廃墟の謎空間を、原作ではブギーポップが「〝壊されたあとの世界〟」と呼んでいる。この空の描き方は、原作イラストでブギーポップのマントの内側によく描かれる赤い星雲のエフェクトと似ている。
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲。
これまで「笑わない」では全カット、「VSイマジネーター」では5話のスプーキーE戦で初めて流れるものの冒頭のごく短い部分のみ(9話でも「マイスタージンガー」自体は使われているが口笛ではない)、と控えめな扱いをされてきた。そのため、このシーンがブギーポップの口笛の本格的な初披露と言ってもいいかもしれない。
原作では「笑わない」のエコーズそのものではなく、「影」「反響」を自称しており、だからこそかつてとは異なり言葉を喋ることができるとされている。こういった、複製や偽物のアイデンティティをめぐる話は原作によく出てくるテーマだが、ここでは煩雑になるのでカットで正解と思う。
「笑わない」1話で面識があるはずの二人が、なぜか初対面のような会話をしている。不自然だがこれは原作通り。そちらも、単なるミスなのか何らかの意図があるのかは不明。
せっかくなので修正しても良かった気はするが、オリジナルのセリフを多数追加して雰囲気を壊すリスクを避けたのだろうか。また、ブギーポップが「君は誰だい?」と訊ねる時にはエコーズがフードで顔を隠しているなど、なんとか筋の通る解釈が可能なように演出を工夫している節もある。
日の出=「夜明け」を背にして、両手を広げて小首を傾げたカカシ(=スケアクロウ)のポーズという、「夜明けのブギーポップ」の始まりにふさわしい画になっている。この時のブギーの顔は左右非対称。
原作の、黒田が満員電車の乗客の顔を見ただけで、その生活態度や健康状態を見抜くくだりはカット。探索型合成人間としての性質を端的に表現しており、次話に登場する入院患者の篠北らしき人物も顔見せしている部分なので残念だが、尺の都合があるので仕方ない。
原作イラストや旧作アニメ「Boogiepop Phantom」では青年に近いイメージだったが、今回はより年配(イケオジ)風の外見にデザインされた。これにより、霧間凪との関係性が更に恋愛色の薄いものになった、気がする。
程度だが、アニメでは黄色とピンクのカラフルな髪色で登場。ピジョン=鳩なのでアオバトの色を参考にしているのでは、といった意見もある。
オリジナル台詞。客を装っているというより、からかっているニュアンスが強い。ニヤニヤ笑うピジョンと、嫌そうな黒田が対照的でいい。
原作では、黒田が事務所に入ると、鍵がかかっていたはずの室内で既にピジョンが待っている、という流れ。合成人間らしさではそちらが上だが、関係性やキャラ立ちの点でこの改変も悪くない。
原作通りなら、大家に無断で改造済み。ここが再現されているのは嬉しい。
統和機構以外に行き場の無い合成人間の境遇を考えると皮肉。あるいは、後の裏切りの暗示だろうか。
急に口調と表情を改めるピジョン。直前の、「あれっ?擁ぉ護ぉ?」という煽りと、反応を確かめるような、ん?という無邪気を装った顔との落差でカッコかわいい。
原作では「いい香りよね」と台詞になっている部分を、動きと音で見せるアニメらしい表現。
原作の、訪れた依頼人を室内に招き入れた時にはピジョンの姿は既に消えている、というくだりはカット。黒田と違って、これで合成人間らしさを発揮する機会がほぼ消えてしまったのは残念。
また、原作の「案山子と鳩が〜」「案山子の相手は〜」というやり取りも、「夜明け4」での回想のみとなっている。
この回のモノローグはおおむね、原作での三人称の地の文を黒田自身の言葉に変換している内容。
黒田の「探すのは、まだこの世に存在していない可能性を秘めた〜」というモノローグからすると、MPLS探索のメタファー?
「週間亞鋤(あすき)」。電撃文庫の発行元(KADOKAWA内ブランド)はアスキー・メディアワークス。実在する現在の「週刊アスキー」はパソコン雑誌だが、かつて同名の一般雑誌が存在したらしい。
原作ではただの「ベンチ」。屋根で影ができて雰囲気が出ている。
原作では「淡々と」となっているが、表情も声もどちらかといえば得意げ。
腕を突き上げる凪。12話を見た後だと、誠一は絶対にやらなそうなジェスチャーに見える。
凪のセリフに合わせてBGMが止まり、緊張を高める。このアニメでは、こういった音の演出がよく使われている。
来生真希子の初登場(声のみ)
原作では、牡丹と女郎花とかすみ草という組み合わせだが、少なくともそれとは違うらしい。検索してみた感じでは、黄色とオレンジの花なのでキバナコスモス?が近い、ように見える。情報求む。
ガンを付けている、という表現がふさわしい警戒のしかた。原作の「ちょっと顔をしかめた。」というレベルではない。第2話以来、8話ぶりの登場でこれ。
原作にはない二度目の花束。この花にも何か意味がありそうだが、特定できなかった。情報求む。
前回の花と今回の花がさされている。花束を差し出したカットの直後に、黒田と直子が作業したらしい。
原作の、
という時間経過を、そのまま表したような画。
裸足のつま先で、黒田に話を振るジェスチャー。年齢相応の子供らしさを強調する表現がやや多い。
満面の笑み。中学生とはいえ、凪にしては少しかわいすぎる気もするが、直後の苦痛に耐えながら黒田に必死で訴えかける表情とセットで、対照的に描いているのだろう。
凪の能力(原作設定では厳密には違う)による火傷。細かい部分だが、原作では焼けたのは手の平。
前述の、花瓶に花をさした時のものらしい。原作では直子が帰る時に交わした会話で、時系列そのままで記述されているが、アニメでは報告書?を作成する黒田のシーンにフラッシュバックで挿入。
銀縁眼鏡とスーツ姿の普通のサラリーマン、という原作の描写に素直なデザイン。細い三白眼にいかにもな暗殺者らしさ(?)がある。
原作では、ハンガリー語での指示という設定。加えて、指令そのものは電話ではなく、指定のファミレスで受け取っている。
余談だが、コミカライズではファミレスのシーンも描かれており、おしぼりで顔を拭く佐々木は一見の価値がある。
直後に佐々木の「何かの薬品でも狙ったのか」というセリフがあるため混同しそうになるが、RS22TTUは凪のいる病院とは別の研究施設。
この時点ではただの怖がりな精神科医なので、声にも表情にも初々しさがある。特に、佐々木と黒田が立てる物音に怯える半泣きの顔は印象的。
公道を人間には不可能な速度で疾走する佐々木。街灯を踏み砕きながら次々に飛び渡る黒田。原作にはないシーンだが、合成人間というものが社会に紛れて存在するならこうであろうというイメージ通り、且つ中二心をくすぐる映像になっている。
個人的には、このエピソードの、というよりこのアニメのベストシーンの一つ。
フラッシュバックで挿入。前述の来生のシーンとほぼ同じ時間を別サイドから。
原作では、「霧間誠一」の名前に動揺して物音を立て、来生に声を上げられたために黒田に逃げられた、という状況が佐々木の回想で語られている程度だが、アクションを追加し大きく膨らませていれる。
独自の戦闘シーンではあるが、黒田の帽子に仕込まれた装甲?で振動波による切断能力を防がれた佐々木が、逆に指を折られナイフを砕かれる、という展開は原作における病院を脱出した後の流れを踏襲している。装甲や能力についての説明が特に無いため原作未読では分かりにくいかもしれないが、同じ合成人間ではあっても基本的な戦闘力には差があり(戦闘型と探索型)、劣っている側が奥の手で一矢報いた、という状況は伝わる映像になっている。
原作では帽子に仕込まれていた装甲でナイフを防いだ結果だが、アニメでは黒田の側から何か積極的に攻撃(電撃?衝撃波?)を仕掛けているようにも見える。後述する外見も含めて、何らかのアレンジがあった可能性はある。
その後の、折れた刃を投げつけて追い撃ちをかける黒田、それを難なく指で挟んで防ぐ佐々木も、人外同士の戦いとして説得力十分。直前の追跡シーン同様、原作には存在しないが原作読者が見たかった光景と言える。
佐々木が既に落ち着いているのは、もはや黒田に十分なダメージを与えたと判断したためか。
原作では駆けつけた警備員になんでもないと誤魔化すくだりがあるのだが、こちらでは黒田の逃走時にガラスが割られているため難しいのでは。
早朝なので不自然ではないが、原作では「青空」となっており、後の展開を考えると、瀕死の黒田の視界を表現している可能性もある。
原作では「あの薬はその体内の可能性に対する〝ワクチン〟として機能するのだ」と説明されているが、「ワクチン」の意味として不適当なため妥当な変更。
やはり単なる「装甲」と言うには複雑な見た目になっており、何らかの機能を持った装置の方が納得できる。帽子ではなく黒田の頭部自体が機械的に改造されていたのでは、という声もあり、原作未読ならその解釈の方が自然な画ではある。
ブギーポップは死に際の黒田を外見上のモデルにしたわけだが、大小の円が並んだ形状は、ブギーポップの帽子の飾りに似ている。
中学生。原作では直前に「宮下家のご葬儀に参列されるかたは〜」という火葬場からのアナウンスがある。服装は「黒い影」としか描写されていないが、このアニメのように喪服代わりの制服という解釈が妥当だろう。
原作口絵では、中学生だとしてもやや幼いブギーポップ(既にコスチュームも身に着けている)が描かれているが、これはイメージか。
原作では、
空に一本の筒が伸びていて、そこから煙が出ている
と、
人というより地面から一本の筒が伸びているようにも見えた
がそれぞれ別々に描写されていたため気付かなかったが、恐らくこれこそが本来のイメージ通りの絵面なのではないか。
自嘲的な表情がいい。
凪の手形の場所を甲にしたことにより、それを見せつつ悔しさを表現。
凪に薬を投与する直前のシーンが挿入。花瓶に、アンプルを握りしめる左手(凪の手形)と、「美しい心」の象徴が詰まった画。
朦朧とする視界の中で藤花(ブギーポップ)と煙突が入り交じり、後のブギーポップのコスチュームを思わせるシルエットが見え隠れする。
ここで画面がクリアに戻る演出の意図がちょっと分からない。質問に答える前に死ぬことを許さないブギーの厳しさ?
左右非対称。
黒田の残したレポート? 中身はやはり原作地の文の設定説明からだが、もとの位置はだいぶ序盤。
事務所の後処理。直後の椅子を映したカットで、既にその場から消えている?
原作では「死体を処理するための薬品」とだけ書かれているが、やはり溶かすのだろうか。
「こんな顔」は実際には見せない。定番の演出だがうまくハマっている。
(次)
絵コンテ:久貝典史
作画監督:久貝典史
私立探偵を営む黒田慎平の正体、それは統和機構という巨大な秘密組織によって作られた合成人間・スケアクロウである。
任務はMPLSの探索。MPLSとは人類を超えた能力を持つ存在のことだ。
そんな黒田のもとに、同じく統和機構の合成人間であるピジョンが任務を持って現れる。
その任務は稀代の実業家として名を知られる寺月恭一郎の身辺を調べるというもの。
もう幾度目かになるその任務に、黒田は疑問を持ちつつも、寺月の調査を開始し、寺月がかつて寄付をしたというとある病院に目をつけるのだが……。
原作プロローグ「夜明けの口笛吹き」および一話(話数表記は無し)「ブギーポップの誕生」に相当。
「夜明け」に限らず、今回のアニメでの各話サブタイトルは「○○○○○(エピソード名)X(話数)」のシンプルな形式で統一されている。原作の構成を完全に踏襲しているわけでもなく、「VSイマジネーター」や「歪曲王」のようにもともと番号等で章分けしている巻もあるため仕方ないが、「笑わない」や「夜明け」ではどうにかして原作の章タイトルを活かしてほしかった。
また、予告編が存在せず、各話タイトルがテロップ等で表示されることもないため、アニメ本編を見ているだけではエピソード名すら分からないという問題も。ネットでの情報収集を前提にしたスタイルだろうか。
他のエピソードではアバンタイトルはあったりなかったりだが、「夜明け」編では4話全てにアバンが存在している。
この赤黒い空と廃墟の謎空間を、原作ではブギーポップが「〝壊されたあとの世界〟」と呼んでいる。この空の描き方は、原作イラストでブギーポップのマントの内側によく描かれる赤い星雲のエフェクトと似ている。
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲。
これまで「笑わない」では全カット、「VSイマジネーター」では5話のスプーキーE戦で初めて流れるものの冒頭のごく短い部分のみ(9話でも「マイスタージンガー」自体は使われているが口笛ではない)、と控えめな扱いをされてきた。そのため、このシーンがブギーポップの口笛の本格的な初披露と言ってもいいかもしれない。
原作では「笑わない」のエコーズそのものではなく、「影」「反響」を自称しており、だからこそかつてとは異なり言葉を喋ることができるとされている。こういった、複製や偽物のアイデンティティをめぐる話は原作によく出てくるテーマだが、ここでは煩雑になるのでカットで正解と思う。
「笑わない」1話で面識があるはずの二人が、なぜか初対面のような会話をしている。不自然だがこれは原作通り。そちらも、単なるミスなのか何らかの意図があるのかは不明。
せっかくなので修正しても良かった気はするが、オリジナルのセリフを多数追加して雰囲気を壊すリスクを避けたのだろうか。また、ブギーポップが「君は誰だい?」と訊ねる時にはエコーズがフードで顔を隠しているなど、なんとか筋の通る解釈が可能なように演出を工夫している節もある。
日の出=「夜明け」を背にして、両手を広げて小首を傾げたカカシ(=スケアクロウ)のポーズという、「夜明けのブギーポップ」の始まりにふさわしい画になっている。この時のブギーの顔は左右非対称。
原作の、黒田が満員電車の乗客の顔を見ただけで、その生活態度や健康状態を見抜くくだりはカット。探索型合成人間としての性質を端的に表現しており、次話に登場する入院患者の篠北らしき人物も顔見せしている部分なので残念だが、尺の都合があるので仕方ない。
原作イラストや旧作アニメ「Boogiepop Phantom」では青年に近いイメージだったが、今回はより年配(イケオジ)風の外見にデザインされた。これにより、霧間凪との関係性が更に恋愛色の薄いものになった、気がする。
程度だが、アニメでは黄色とピンクのカラフルな髪色で登場。ピジョン=鳩なのでアオバトの色を参考にしているのでは、といった意見もある。
オリジナル台詞。客を装っているというより、からかっているニュアンスが強い。ニヤニヤ笑うピジョンと、嫌そうな黒田が対照的でいい。
原作では、黒田が事務所に入ると、鍵がかかっていたはずの室内で既にピジョンが待っている、という流れ。合成人間らしさではそちらが上だが、関係性やキャラ立ちの点でこの改変も悪くない。
原作通りなら、大家に無断で改造済み。ここが再現されているのは嬉しい。
統和機構以外に行き場の無い合成人間の境遇を考えると皮肉。あるいは、後の裏切りの暗示だろうか。
急に口調と表情を改めるピジョン。直前の、「あれっ?擁ぉ護ぉ?」という煽りと、反応を確かめるような、ん?という無邪気を装った顔との落差でカッコかわいい。
原作では「いい香りよね」と台詞になっている部分を、動きと音で見せるアニメらしい表現。
原作の、訪れた依頼人を室内に招き入れた時にはピジョンの姿は既に消えている、というくだりはカット。黒田と違って、これで合成人間らしさを発揮する機会がほぼ消えてしまったのは残念。
また、原作の「案山子と鳩が〜」「案山子の相手は〜」というやり取りも、「夜明け4」での回想のみとなっている。
この回のモノローグはおおむね、原作での三人称の地の文を黒田自身の言葉に変換している内容。
黒田の「探すのは、まだこの世に存在していない可能性を秘めた〜」というモノローグからすると、MPLS探索のメタファー?
「週間亞鋤(あすき)」。電撃文庫の発行元(KADOKAWA内ブランド)はアスキー・メディアワークス。実在する現在の「週刊アスキー」はパソコン雑誌だが、かつて同名の一般雑誌が存在したらしい。
原作ではただの「ベンチ」。屋根で影ができて雰囲気が出ている。
原作では「淡々と」となっているが、表情も声もどちらかといえば得意げ。
腕を突き上げる凪。12話を見た後だと、誠一は絶対にやらなそうなジェスチャーに見える。
凪のセリフに合わせてBGMが止まり、緊張を高める。このアニメでは、こういった音の演出がよく使われている。
来生真希子の初登場(声のみ)
原作では、牡丹と女郎花とかすみ草という組み合わせだが、少なくともそれとは違うらしい。検索してみた感じでは、黄色とオレンジの花なのでキバナコスモス?が近い、ように見える。情報求む。
ガンを付けている、という表現がふさわしい警戒のしかた。原作の「ちょっと顔をしかめた。」というレベルではない。第2話以来、8話ぶりの登場でこれ。
原作にはない二度目の花束。この花にも何か意味がありそうだが、特定できなかった。情報求む。
前回の花と今回の花がさされている。花束を差し出したカットの直後に、黒田と直子が作業したらしい。
原作の、
という時間経過を、そのまま表したような画。
裸足のつま先で、黒田に話を振るジェスチャー。年齢相応の子供らしさを強調する表現がやや多い。
満面の笑み。中学生とはいえ、凪にしては少しかわいすぎる気もするが、直後の苦痛に耐えながら黒田に必死で訴えかける表情とセットで、対照的に描いているのだろう。
凪の能力(原作設定では厳密には違う)による火傷。細かい部分だが、原作では焼けたのは手の平。
前述の、花瓶に花をさした時のものらしい。原作では直子が帰る時に交わした会話で、時系列そのままで記述されているが、アニメでは報告書?を作成する黒田のシーンにフラッシュバックで挿入。
銀縁眼鏡とスーツ姿の普通のサラリーマン、という原作の描写に素直なデザイン。細い三白眼にいかにもな暗殺者らしさ(?)がある。
原作では、ハンガリー語での指示という設定。加えて、指令そのものは電話ではなく、指定のファミレスで受け取っている。
余談だが、コミカライズではファミレスのシーンも描かれており、おしぼりで顔を拭く佐々木は一見の価値がある。
直後に佐々木の「何かの薬品でも狙ったのか」というセリフがあるため混同しそうになるが、RS22TTUは凪のいる病院とは別の研究施設。
この時点ではただの怖がりな精神科医なので、声にも表情にも初々しさがある。特に、佐々木と黒田が立てる物音に怯える半泣きの顔は印象的。
公道を人間には不可能な速度で疾走する佐々木。街灯を踏み砕きながら次々に飛び渡る黒田。原作にはないシーンだが、合成人間というものが社会に紛れて存在するならこうであろうというイメージ通り、且つ中二心をくすぐる映像になっている。
個人的には、このエピソードの、というよりこのアニメのベストシーンの一つ。
フラッシュバックで挿入。前述の来生のシーンとほぼ同じ時間を別サイドから。
原作では、「霧間誠一」の名前に動揺して物音を立て、来生に声を上げられたために黒田に逃げられた、という状況が佐々木の回想で語られている程度だが、アクションを追加し大きく膨らませていれる。
独自の戦闘シーンではあるが、黒田の帽子に仕込まれた装甲?で振動波による切断能力を防がれた佐々木が、逆に指を折られナイフを砕かれる、という展開は原作における病院を脱出した後の流れを踏襲している。装甲や能力についての説明が特に無いため原作未読では分かりにくいかもしれないが、同じ合成人間ではあっても基本的な戦闘力には差があり(戦闘型と探索型)、劣っている側が奥の手で一矢報いた、という状況は伝わる映像になっている。
原作では帽子に仕込まれていた装甲でナイフを防いだ結果だが、アニメでは黒田の側から何か積極的に攻撃(電撃?衝撃波?)を仕掛けているようにも見える。後述する外見も含めて、何らかのアレンジがあった可能性はある。
その後の、折れた刃を投げつけて追い撃ちをかける黒田、それを難なく指で挟んで防ぐ佐々木も、人外同士の戦いとして説得力十分。直前の追跡シーン同様、原作には存在しないが原作読者が見たかった光景と言える。
佐々木が既に落ち着いているのは、もはや黒田に十分なダメージを与えたと判断したためか。
原作では駆けつけた警備員になんでもないと誤魔化すくだりがあるのだが、こちらでは黒田の逃走時にガラスが割られているため難しいのでは。
早朝なので不自然ではないが、原作では「青空」となっており、後の展開を考えると、瀕死の黒田の視界を表現している可能性もある。
原作では「あの薬はその体内の可能性に対する〝ワクチン〟として機能するのだ」と説明されているが、「ワクチン」の意味として不適当なため妥当な変更。
やはり単なる「装甲」と言うには複雑な見た目になっており、何らかの機能を持った装置の方が納得できる。帽子ではなく黒田の頭部自体が機械的に改造されていたのでは、という声もあり、原作未読ならその解釈の方が自然な画ではある。
ブギーポップは死に際の黒田を外見上のモデルにしたわけだが、大小の円が並んだ形状は、ブギーポップの帽子の飾りに似ている。
中学生。原作では直前に「宮下家のご葬儀に参列されるかたは〜」という火葬場からのアナウンスがある。服装は「黒い影」としか描写されていないが、このアニメのように喪服代わりの制服という解釈が妥当だろう。
原作口絵では、中学生だとしてもやや幼いブギーポップ(既にコスチュームも身に着けている)が描かれているが、これはイメージか。
原作では、
空に一本の筒が伸びていて、そこから煙が出ている
と、
人というより地面から一本の筒が伸びているようにも見えた
がそれぞれ別々に描写されていたため気付かなかったが、恐らくこれこそが本来のイメージ通りの絵面なのではないか。
自嘲的な表情がいい。
凪の手形の場所を甲にしたことにより、それを見せつつ悔しさを表現。
凪に薬を投与する直前のシーンが挿入。花瓶に、アンプルを握りしめる左手(凪の手形)と、「美しい心」の象徴が詰まった画。
朦朧とする視界の中で藤花(ブギーポップ)と煙突が入り交じり、後のブギーポップのコスチュームを思わせるシルエットが見え隠れする。
ここで画面がクリアに戻る演出の意図がちょっと分からない。質問に答える前に死ぬことを許さないブギーの厳しさ?
左右非対称。
黒田の残したレポート? 中身はやはり原作地の文の設定説明からだが、もとの位置はだいぶ序盤。
事務所の後処理。直後の椅子を映したカットで、既にその場から消えている?
原作では「死体を処理するための薬品」とだけ書かれているが、やはり溶かすのだろうか。
知らない人に説明すると宮下草薙っていうのは割と売れかけてるその名の通り宮下と草薙からなる若手のお笑いコンビで、
主に芸人としては珍しい草薙の方の陰気なキャラクターがウケてて『超ネガティブ漫才師』として名を最近馳せている。
多分スタイルとしてはボケのネガティブさを誇張したブラマヨに若干近い感じで、だけどエネルギッシュでヤンキー上がりみたいな雰囲気の吉田と違って草薙からガチっぽい陰気さが滲み出てるからそこが斬新だと思った。
お笑い好きの自分としてはおもしろ荘で初めてネタを見たときからこんな面白い芸人がいたもんだと驚いたもんだ。
ネタは多分テレビで披露したことあるものについては見たことない奴がないくらいは見まくったし、珍しく実際に劇場に足運んだこともある。めちゃくちゃ笑わせてもらった。
自分も割とネガティブで陰気な性格のお笑い好きだから、若干自分と重ねて応援してた部分も少なからずあったと思う。
まあネガティブで陰気な雰囲気をまとってると言っても芸人という職業を志した上で大手事務所に所属して、そこで事務所のイチオシ芸人として上り詰められる時点で俺とは全く違う人種だというのはまあ最初からわかってた。
もとの性格は知らないけど少なくとも今のキャラクターは計算の元ある程度の誇張と創作を加えた上で成り立っているチャラ男や毒舌やハーフタレントや”おバカ”的な芸能人タレントと同種のものだというのはまあお笑い好きなら誰でも理解してると思う。
最近はネタ番組だけでなくトークバラエティですらそのネガティブなキャラクターのまま人気のベテラン芸人に混ざってドッカンドッカン笑いをとってて、少しでも自分と重ねてたことがなんか恥ずかしくなったよ。
ちゃんとしたロジックのもとで作られたセンスのある陰気さっていうのは俺と同じ陰気でもこんなに人を魅了するんだなって思った。
俺もTwitterで辛いとか被害妄想的なことは呟いたりするよ、でもRTもお気に入りも全然されたことねえよ。
こないだ「宇宙よりも遠い場所」いしづかあつこ監督のインタビュー記事内で「ファンにできることはありませんか」という質問に「「このアニメが好き」って、一言発信していただくだけで、すごくうれしくなりますね。」と答えていたのを読んでふと「案外こういう怪文書でも巡り巡って彼らの活動支援になったりするのかなぁ」なんてことを思ったので感想を書くことにした。ちゃんと見てから感想書きたい気もするけれど、以前よりもいの完走レビュー書いたときは1ヶ月費やしたので時間の制約上1〜3話程度の感想になっている。
それっぽく並べてあるけど、作品の優劣は付けてない。容赦して。
~のみ見放題…対象サービスでのみ全話見放題。その他のサービスでは有料配信。
~のみ最新話無料…対象サービスでのみ最新話見放題。その他のサービスでは有料配信。
私はTVでアニメを観ない(BS見れないし、TOKYOMXもAT-Xも受信できないし)ので、配信情報はこれ以外の手段について書いている。
恋のデスノート。やっぱりA-1 Picturesのラブコメは面白い。ラブコメの中では圧倒的にセリフ量の多い会話劇。
テーマとして恋愛頭脳戦を掲げているので、メインの二人が「表情に出さないけど思考をフルスロットルさせ、頭の中がカオスになっている」っていう様子を面白おかしく絵にする難しさがあるんだけど、あの手この手で彼らのジェットコースターみたいな心情変化を演出している。
BGMのアレンジといい「恋愛頭脳戦とかいう新しいことをやってるみたいでその実、思春期真っ只中な高校生男女なんやで」っていうベタな部分を昭和チックなラブストーリー調に演出するとこが非常に良くて、あくまで二人が大マジで恋愛を繰り広げているからこその面白さ(大マジだからこそ面白いっていうのは「月間少女野崎くん」もそうだよね)にちゃんとフォーカスしている。不意にときめいた瞬間を「ラブ・ストーリーが突然に始まりそうな曲」で笑わせてくるところとか最高だった。どういうオーダーしたらあの曲になるんだろう。
そして青山穣によるイケボ解説が最高。最近良かったナレーションだと「ティラミス」の大塚明夫(陰毛役)、「プラネット・ウィズ」の小山力也(おっぱいのくだり)、「ダグ&キリル」の上田燿司(本作のノリはコレに近い)とか。淡々としているようで、ちょくちょく感情を見せてくる生きたナレーションが全体的なテンポ感を規定している感じがあるので、冒頭のあれは毎話必須な気がする。
「かぐや」はともかく「御行」「藤原」っていう独特なネーミングは竹取物語の登場人物が元ネタなのね。そのメイン3人のキャラデザについて。原作者インタビュー記事に「まつげを『女性漫画家の書くまつげ』っぽくしてほしいってお願いした」みたいなこと書いてたけど、確かにかぐやと御行の目元が非常に艶っぽくて、ラブコメらしからぬ奥ゆかしさを印象づけてる。個人的に畠山守監督作品の「静かに視線を伏せる男性キャラ」が好きなんだけど(「昭和元禄落語心中」の菊比古師匠のことなんだけどね)、本作の御行も単に目つきが悪いっていうだけではなく、見栄っ張りでありながら動揺しやすい性格がちゃんと表情に現れててすごく好き。一方のかぐや様も御行ほどではないにしろ目つきが悪い(やや吊目ぎみ)のに表情が豊かで、しかもベクトルが「侮蔑」「焦燥」「優越」「失望」「失意」とか、そっち!?な方向。それでいて、ときめいた瞬間のかぐや様めちゃくちゃ可愛いっていう。
作者天才かよって思うのが「頭脳戦ゆえ落とし所が難しい話の流れをジョーカーこと藤原千花のサーキットブレーカーというかインターセプトが鮮やかにキマって、ちゃんと短い尺の中でオチがつく」という構成。藤原のキャラクターとしての自由度が高いのもあって毎回不意打ちを食らっちゃう。また藤原はメイン二人と比べて柔らかい線で構成されたキャラデザなので、メイン二人のきつい目が交互に映る緊張感からの、柔らかい線で描かれた千花の目が映ることで緊張→緩和の流れが出来てるので、どうあっても笑ってしまう。そういえば御行の急な行動→かぐや様がときめくっていう流れのときも、かぐや様は全体的に柔らかい線になるよね。かわいい。そういう部分も含めて緊張と緩和の流れが完璧なので、何度でも観て笑える。1話もう20回位観たかも。早く3話観たいな。
話題のOPは水野良樹作曲。すっかり「いきものがかりの人」から「アニソンの人」になりつつある。
「濃いアニメを作るスタジオ」ことマッドハウスの新作(監督含む主要なスタッフ的にはワンパンマンとかACCA13区の布陣)。20年くらい前に書かれたライトノベル原作。現代を舞台にしたSF(少し不思議)サスペンス会話劇。
クオリティが高いというのもあるけれど、作りが完全に映画のそれ。各シーンをぶつ切りしていく演出とか、その中で登校シーンみたいなリフレインを入れて時間経過を表現してたり、ブギーポップとの会話で変化する主人公の感情を日常生活の行動を切り取る形で淡々と表現してたり、凄く尖った演出になってる。写実的な背景(背景:アトリエ・ムサ)も気合いが入ってて、屋上のシーンで敢えて遠景のカットが多い。リアリティの強い世界観を持った作品。
あと劇伴が印象的。本作の劇伴は「聲の形」「DEVILMAN」でおなじみ牛尾憲輔。穏やかなのに心がざわざわする美しくて豊かな音楽は聲の形っぽさを感じるんだけど、不穏な空気をシンセの重低音で表現してたり、カットの切り替わりで音楽をぶつ切りして、直後の無音で緊張感を演出する等、映画の劇伴で使う手法を地上波アニメでやってる感じがある。あの音ってスマホで出せるのかな。サントラ欲しい。
その会話も、ブギーポップという非日常の存在に、学校という日常空間(会話する場所は必ず校舎の屋上)の中で会うっていう、ブギーポップの実存性(不確実なはずなのに、確かそこに存在しているっていう感じ)が凄く不思議。そういえばそんな話を二人もしてたっけ(多重人格についてのくだり)。あと同級生との、少し距離感を感じさせる会話なんかすごく小説っぽい。
会話劇として「あの作品っぽいなぁ」みたいな作品をいくつも思い出すけど、(このライトノベルが刊行された時期的に)私がこれまで触れてきた多くのライトノベル作品が「ブギーポップは笑わない」の下流に存在しているわけで、非常に感慨深い。
それにしても、ブギーポップを演じる悠木碧すっげー。中性的な声を持つ声優さんって貴重だけど、その中でも特に、声に含みがありすぎる感じ(本人もよく「私の演技は情報を詰めすぎてしまう傾向がある」と言ってる)がたまらない。あと宮下藤花も悠木碧が演じてるってことに最初気づかなかった。
EDは「やがて君になる」のOP曲でおなじみ安月名莉子xボンジュール鈴木。すき。
水島努x横手美智子の新作。空飛ぶ用心棒の日常アニメ。またバンダイナムコからスマホゲームが配信予定。
水島努監督作品「ガールズ&パンツァー」が「清く正しく美しい戦車の可愛さを描く、女の子が中心の世界」なのに対し、本作は「ならず者のはびこる男社会の空を、プロペラ機で逞しく生きる女の子の話」なので、決してやさしいせかいではない。戦闘シーンが両方共ガチなのは共通。
アニメーション制作をGEMBA(CG)、ワオワールド(作画)が行っており、主要キャラ(コトブキ飛行隊、飛行機)が基本的に3DCG。対してモブは作画キャラなので、3DCGキャラと作画キャラが同じ絵の中にいる不思議なアニメに。3DCGキャラの利点として、細かい作業を行うとき(マジで細かい作業)の手元がちゃんとしているところと、飛行中の機体を引きで見たときの良さが際立ってる(実際、作画のモブキャラは飛行中、引きの絵が無い)。あとトゥーンレンダリング調のキャラに対して飛行機は写実的。なんか3Dゲームに出てくる飛行機みたい。年季の入った感じとか、個性のあるペイントとか。
相変わらずミリタリー関係の演出がヤバイ。まず怒涛の専門用語による会話から始まる戦闘。何言ってるか全然わかんない。艦橋で交わされる、ウィットに飛んだテンポの良い会話はさすが横手美智子って感じ。そしてほぼ完全再現?される出撃前儀式。いやその計器を指差し確認されてもわからんし。燃料とか油圧とか確認してるんだろうけど。機体は既存の飛行機が今後も登場する模様。1話は隼、紫電、零戦。その後敵機とドッグファイトに突入するけど、ガルパンでもあった「回転する砲塔視点」みたいな視点が結構使われてて、機銃視点で天地がくるくる回り、敵機と追いかけっこしながら銃弾が飛び交うシーンが続く。攻撃側の狙う場所が(アニメ的には飛行機の胴体を攻撃するのが絵的にわかりやすいんだろうけど)羽根の付け根部分を射撃→燃料タンクに着弾→燃料が漏れる→引火→爆発っていう描き方がガチ過ぎて笑った。着弾した場所にちゃんと弾痕あるし。他にも、相手の後ろに取り付いて攻撃するっていうパターンが徹底されている上に「後ろに取り付いてきた敵機に対して、急制動による捻り込みで背後を奪う」からの「エース機と思しき敵機に捻り込みを使って背後を取ろうとするも、裏をかかれて被弾」とか。主人公を追い詰めた敵機がとどめを刺そうとしたタイミングでタイムリミットになり引き返すシーンも、一瞬だけ燃料メーターを映して「燃料が帰還分しか残ってないよ」って演出したり。機体をフラフラさせて煽るシーンは笑った。どんだけ描写を練ってるんだ。同じ空戦でも「ガーリー・エアフォース」とかなりベクトルの違う魅せ方なのが素敵。
で、音がブッチギリでヤバイ。空間的な変化を丁寧に反映した音響はさすがとしか言えない。大音量ヘッドフォンか、部屋が震えるくらい大音量のスピーカーで視聴推奨。出撃前後で言うと、出撃前はエンジンのドコドコ音が響いていて、滑走路を走行中エンジン音が徐々に変化してるのに加えてタイヤのガタガタ音が重なり、空中に出た瞬間、空間的な広がりを感じるエンジン音と風切り音に。風切り音も通常飛行と雲の中を進むときとで音違うし。縦に旋回する時、機体がギシギシ軋む音は感動した。機銃の音も、発砲する機体が映ってるとき発砲音は乾いた音(パパパン)が聞こえるが、撃たれる側が映ってるとき、遠くで鳴ってるような残響(ボボボン)になってるとことか。命中した音も、近くだとキキンッっていう軽い音と弾丸の風切り音が混ざってるが、引きだとガガンッっていう重い音に変わってたり。
音楽はガルパンに引き続き浜口史郎。戦闘シーンの音楽がめっちゃかっこいい。ミリタリーとストリングスの相性って抜群だよね。
ちなみに戦闘シーンはガルパン以上に説明的な会話が無いので、ニコニコ動画等ミリタリーに詳しい人たちと一緒に観たほうが良いかも。私も全然わかんない人なのでニコニコ動画のコメント付きで観ようかな(音のクオリティ的に、ニコニコ動画の品質で妥協しづらい…)。「解説つけなくても視聴者は付いてきてくれるはず」という水島努監督の強いメッセージを感じた。ちなみに毎週更新の公式webラジオでレシプロ機の詳しい解説を見ることができたり、できなかったりする。
「メイドインアビス」のキネマシトラスによる不条理文学。2クールかけて主人公が成長する姿を描く。原作はなろう系小説。1話は1時間スペシャル。
最近よくアニメになってる異世界転生(転移?)モノだけど、オバロとか転スラのようなヒロイズムと大きな距離がある。こういう作品の共通した性質としてゲームライクな世界観というものがあって(本作のゲームライクな演出は「デスマーチから始まる異世界狂想曲」に近く、絵としてのGUIも結構練られている)、主人公がただの村人Aではないこと(異端というか特別)の記号になってるんだけど、本作の主人公は俗物的で、上記のようなヒロイズムに対するポストヒロイズムみたいな感じ。勇者D(X人目)。転生によってアドバンテージを得た勇者が転生先で成功するお話に対し、本作は転生によってディスアドバンテージを得た主人公が、転生先でそれに抗う、あるいは異世界人のように逞しく生きながらえるお話。
王前で主人公が慟哭するシーンは、異世界転生モノの持つ「現実の世界において「自分は社会から不当に虐げられている」という漠然とした不満のようなものを持っている人たち」というメッセージを強く表現してる。なんとなく「風と共に去りぬ」を思い出した。風と共に去りぬは南北戦争を描いた小説で、差別や不条理と戦う女性のお話、だっけ。本作における「剥がしたり消したりすることのできない盾」は彼が例の勇者であり、同時に排斥の対象であることを知らしめるレッテルになっていて、彼が戦っているあらゆる不条理がこの「盾」に集約されている。そういう意味では、最初に仲間になったのが奴隷っていうのも大きな意味があるよね。
面白いのは「1ヶ月後にやってくる敵の襲来」というイベント。彼が勇者である以上逃れる術はないので実質的に盾と同じ不条理の象徴ではある(特に2話は、「襲来を乗り切って生き残るんだ」というセリフが何度も登場する)んだけど、同時に彼がただの大罪人ではなく世界一利用価値がある人間であることの担保になっていて、ワンチャンあらゆる不条理を打ち負かす可能性を秘めていること(世界に借りを作ることができる)。タイトルはそういう意味なのかな。
山路という海苔屋のおっさんの仕掛けらしい。詳しくはここにある。
https://core.ac.uk/download/pdf/56643945.pdf
それでは実際の資料からはどうか。恵方巻は、その由来を鋭明するチラシや新聞記事では「江戸時代の末期から明治にかけて」の時期に誕生したと記述される場合が多い。これは、岩崎がまとめた由来からも分かるが、実際のところ、江戸~明治期にこの行事が存在したとする資料は今のところ見つかっていない。
これらの事実から推論を試みるならば、少なくとも大正期、戦前にはすでに存在し、大阪のごく限られた地域で行われていた風習であること、寿司屋がそれを利用して、古くからの伝統であるという触れ込みで販売促進活動を当時から行っていた、ということはいえるだろう。
その後、太平洋戦争の激化に伴い行われなくなったこの行事は、1949年、大阪府鮨商協同組合によって、「土用丑の日のウナギのかば焼」に対抗する販売促進手段として復活している。そして、戦後復興が進む1950年代に入ると、戦中の配給統制によって解散を余儀なくされていた海苔問屋の組合が統制の解除をもって再結成され、その販売促進の手段として、節分の巻きずし行事の宣伝に参加するようになる。宮下牽の『海苔の歴史』には、大阪海苔問屋協同組合が1951年の結成と同時に「巻きずしの丸かぶり」の宣伝を行い、大きな成果をおさめたという記述がある。この「大きな成果」がどれほどのものだったのかは分からないが、海苔業界復興の旗印として、巻きずしは喧伝されていたようだ。
その後海苔問屋協同親告は、すし組合とも連携してこの行事の普及に努める。昭和40年代前半には、協同で飛行機をチャーターしてビラを撒いたりもしたようだ。しかし、この試みは経費がかかりすぎたために1度で終わっている。
海苔組合の取り組みがより積極的になるのは、岩崎の聞き書きによれば1977年(昭和52)になってからだという。そもそも、1974年頃までは海苔の国内生産は需要に追いついておらず、韓国産で不足分を補う状況だった。それが、国内生産が増大によって韓国産への依存が減り、1977年にはついに国内産で需要が賄えるようになったのである。これから先、さらに生産が増加すれば今度は余剰分が発生する。そこで、これ以降海苔組合は毎年大量のビラを印刷して各地に配布し、さらなる普及へと乗り出すようになった。
そしてこの海苔組合の動きと前後して1976年(昭和51)に、「節分チャリティーセール」なるイベントが開始されている。このイベントのメインは、大阪ミナミの道頓堀で巻きずしの早食いを競うという「巻きずしの丸かぶり早食い競争」。一見馬鹿らしいこの競争が、この行事を関西における節分の定番行事へと押し上げるきっかけとなった。
仕掛けたのは「昭和会」という、大阪で商売をしている昭和生まれの海苔販売業者たちで組織された団体だ。その中心人物の一人であった宝海苔(本社・大阪市中央区)創業者の三男、山路昌彦氏によれば、海苔がたくさん取れるようになって何とか消費を増やそうと思って考え付いたアイデアなのだと言う。「食いだおれの街で早食い競争なんて、いかにも大阪らしくて絵になるし、黙々と巻きずしにかぶりつく姿がオモロイやんか」という彼らの発想は見事に当たり、マスコミを引き込んでの一大イベントヘと成長する。海苔組合によるビラでの周知と、マスコミに取り上げられた早食い競争。この相乗効果により、節分の巻きずしは関西の伝統文化として認知されるに到ったのである。
また、山路氏は取材に釆たマスコミに丸かぶりの由来をたずねられると、「ずっと昔からやっていたものだ」と答え続けたのだという。「それこそ風習なんてこうやってできていくもんやないの」と語る彼の見解からは、大阪商人が持ち得た巧みな伝統利用の視点を伺うことが出来る。
ということで、商売人の「オモロイやんか」が伝統ということではたしかに大阪の伝統なのだけれど、そこまで古風なものかというとそうでもなさそうだ。花街に由来することとかその後の伝統としての受け入れられ方とか、原論文はかなり面白いので、増田、ブクマカ諸氏にはぜひ読んでほしいと思う。
(アニメ「ブギーポップは笑わない」1〜3話および原作ライトノベル『ブギーポップは笑わない』の内容に触れています)
TVアニメ「ブギーポップは笑わない」が放送中だ。ほぼ20年前にスタートしたラノベが原作であり、アニメ自体は二作目だが、原作の内容に沿ったアニメ化は今回が初めてとなる。
さて、そんなアニメ版ブギーポップの「ブギーポップは笑わない」(原作シリーズ一作目)編が、最新の第三話で完結となった。平均的なラノベのアニメ化としては、原作1巻を3話で消化というのは、極端に速いペースというわけでもない。それでも、もともとが5話で構成された原作を3話に再構成する上で、大小さまざまな省略・変更が発生することは避けられなかった。
そのうち、特に目についた二つの変更点について、思うところを少し書いてみる。
上で述べたように、原作『ブギーポップは笑わない』は5つのエピソードで構成された物語となっている。一話にそれぞれ主人公(視点人物)が設定されており、一つの事件を複数の人間の目から見ることで立体的な世界が立ち上がってくる、といったような、今となっては(当時でも?)さほど珍しくはない仕掛けだ。
ブギーポップは笑わない/上遠野浩平(電撃文庫) - カクヨム
これがアニメでは、
概ねこういう形に変換されている。話数単位で大雑把に見れば、各パートの分量はともかく原作の流れを大枠では引き継いだ構成と言えるだろう。
ただひとつ、原作第四話がその主人公の存在ごと抜け落ちている点を除いて。
原作第四話は、木村明雄という男子が高校卒業後(事件から二年後)に、当時「失踪」した紙木城直子と過ごした日々のことを回想する、という内容になっている。
木村は、紙木城の交際相手の一人(アニメでははっきりと描かれないが原作の紙木城は木村や田中を含めて複数の男と付き合っている)であり、事件にはあくまで彼女を通して間接的にしか関与していない。紙木城から、保護したエコーズについての話も聞くことになるが、何かのたとえ話だとばかり思っていた。
紙木城の失踪後、色々あったものの普通に高校を卒業し普通の大学生として普通に生活していた彼の元に一通の手紙が届くことで高校時代の記憶が蘇り……という、1話の竹田と同じかそれ以上に青春小説的な色合いが濃く、いわゆる「一般人」の目線から見た章となっている。
アニメ化にあたって、章はともかく仮にも原作主人公の一人を丸ごとカットするのはあまりに乱暴に思えるが、ここには一応それなりに納得できる理由がある。
第一に、事件の真の姿あるいはその存在すら知らないまま全てが終わってしまっていた、という木村明雄の立場は、程度の違いこそあれ竹田啓司(一話)や末真和子(二話)と重複している。一人一人に見える現実には限りがあるというテーマを示すためには、この二話だけで既に必要最低限のノルマは達成していると言えなくもない。
第二に、竹田と末真は以後の巻でも登場している(末真は準レギュラーに近い)が、二人と違って木村明雄は今のところ少なくともブギーポップシリーズ内では再登場しておらず、カットしても今後の展開に特に影響がない。
第三。エコーズの素性に関する情報は、原作では第四話で木村が紙木城から話を聞くという形で最初に明かされる。物語の本筋との関係においては四話の存在価値と言ってもよい部分だが、アニメでは2話後半、紙木城と凪の会話でほぼ同じ内容が補完されている。これは、原作でもそのようなやり取りがあったと事件後に凪の口から語られていたものであり(木村は自分にだけ話してくれたと思い込んでいたが)、オリジナル展開というより変則的な原作再現に近い。木村をカットしてもそういう軽度の改変で済む部分なのだ。
驚くべきことに原作『笑わない』には、凪と紙木城が親友であるという情報こそあるが、二人が直接会話するシーンは存在しない。にもかかわらず、読者にはちゃんと彼女らが親友同士に感じられていたというのは小説のマジックというほかないが、ともあれ、今アニメで凪と紙木城の会話が追加されたこと自体はファンにとって喜ばしくさえある。
これらの理由から、『笑わない』をTVアニメ3話分に収めるために章と主人公をどうしても一つ削らなければならないとすれば、やはり第四話と木村が妥当ということになるだろう。アニメスタッフの判断は間違っていない。
間違ってはいないのだが。
原作において、ブギーポップというキャラクターはいくつかの記号によって構成されている(もちろんその全てが記号に還元され得るというわけではない)
都市伝説の死神、世界の敵の敵、黒い帽子と黒いマントと黒いルージュ、ワイヤー、そして口笛。
ブギーポップは、常にというわけではないが誰かの前に姿を現す時、特に世界の敵と向かい合う瞬間には、なぜか「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕への前奏曲を口笛で吹きながら登場する、ということになっている。
過去のメディア展開でも、多くの場合はこの口笛が再現されてきた。
実写映画はあらすじの時点で「口笛を吹く死神」と紹介されているし、旧アニメ(ファントム)ではブギーポップ登場時の口笛はもちろん、次回予告のBGMとしてオリジナルアレンジのマイスタージンガーが毎回使われ、最終回ではテルミンバージョン(???)すら流れるという充実ぶり。
メインの使用キャラクターではなくサポートキャラとしての出演に過ぎない、格闘ゲーム「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」でさえ、ブギーポップはやはり口笛を吹いて登場している(実際にプレイしているわけではないので又聞きだが、そのせいで攻撃判定の発生が遅いとかなんとか)
このように、「マイスタージンガー」「口笛」はこれまで原作の内外で、ブギーポップというキャラクター・作品を象徴する、代名詞と言ってもいい扱いをされてきた。
原作『笑わない』では、ブギーポップは二度口笛を吹いている。一度目は、一話の竹田と屋上で会話をしている時。
第一話 浪漫の騎士 4 - ブギーポップは笑わない/上遠野浩平(電撃文庫) - カクヨム
ブギーポップが口笛を吹き始めた。明るく、アップテンポな曲で、しかも呼吸に緩急があってすっごく上手だったが、しかし口笛なので、やっぱりそれはどこか寂しげだった。
そして、藤花は口笛が吹けないことを思い出した。
「うまいんだな。なんて曲だい?」
「〝ニュルンベルクのマイスタージンガー〟第一幕への前奏曲さ」
「なんだいそれ」
二度目は五話終盤、早乙女を失って荒れ狂うマンティコアに追われる新刻の前に姿を現す時。
第五話 ハートブレイカー 4 - ブギーポップは笑わない/上遠野浩平(電撃文庫) - カクヨム
幻聴が聞こえだしたのだ。
現実にはあり得ないほど不自然な曲が、目の前の並木の植え込みから聞こえてきたのだ。
それは口笛であった。
しかも、口笛にはまるで似合わない曲、ワーグナーの〝ニュルンベルクのマイスタージンガー〟なのだった。
いずれも、古くからの読者には印象深いシーンだろう。
しかし、今アニメの「笑わない」編ではこれらの口笛演奏は存在しない。ブギーポップは、一度も口笛を吹かなかったのだ。
マイスタージンガーといえば、あの、ふぁーふぁーふぁふぁーという力強いイントロが印象的な曲だ。口笛でいうと、ぴーひょーろろーとなる。最低限この、ぴーひょーろろーさえ吹いてくれれば、少なくとも原作読者には「あの口笛」だと一発で分かるし、初見の視聴者にも、ブギーポップというのは口笛を吹くキャラらしいということだけはなんとなく伝わっていただろう。
前回のアニメや電撃FCで使用された口笛バージョンのマイスタージンガーで、ぴーひょーろろーの部分の所要時間を確認してみると、せいぜい2〜3秒というところだった。2、3秒。もちろん1秒24コマで動くアニメの世界での2、3秒は、日常的な感覚のそれよりも遥かに長い時間ではあるのだろう。だが本当に、今回のアニメ「笑わない」編は、ぴーひょーろろーを挿入するだけの余裕が一切存在しないほどに緊密な内容だったのだろうか。
どうしても時間が足りないなら、いっそセリフを喋りながら同時に口笛を吹かせてもよかったのではないか。ブギーポップというのは、そのぐらいの物理法則を超えた無茶も読者視聴者に笑って許してもらえるような、良くも悪くも異質なキャラだったはずなのだが。口笛のためにそこまで冒険するほどの価値はない、と判断されたのか。
これが、今回のアニメではブギーポップは口笛を吹かない存在として設定されているということなのか、それともあくまで「笑わない」編だけの変更なのかはまだ分からない。次回からの「VSイマジネーター」編ではしれっとぴーひょろ吹き始めたりする可能性もある。しかし仮にそうなるとしても、「笑わない」で口笛を吹かなかったという事実は、もはや取り返しがつかないのだ。
原作未読者の中には、口笛が無いとなにか物語の展開に支障が出るのか?という疑問を持った人もいるかもしれない。たしかに、どうしても口笛が無ければ成立しないという場面は、原作にもほとんどない。もちろん口笛自体に、特殊な振動波か何かで敵の脳に直接揺さぶりをかける、などという実用的な効果が存在するわけもない。はっきり言ってしまえば、口笛は基本的に雰囲気づくりの賑やかしでしかないということになる。
その意味では、削る必要はないが削ったところでどうということはない要素だったのだ、とも言える。
言えるのだが。
ここで唐突に昔の話をする。
ブギーポップがちょうど一度目のアニメ化や実写映画化をしていた頃のこと。とある個人サイトにて、「実写映画になるっていうから読んでみたけど単なる化け物退治の話だった」というような『笑わない』の感想を見かけた。当時の自分はシリーズの純粋なファンだったので、そのあまりにも大雑把なまとめ方に、大雑把にまとめてんじゃねーわよ!と素朴に憤慨したものだ。
しかし、今にして思えばあの感想は示唆的である。複数視点による眩惑を取り払った一本の話として『笑わない』の本筋だけを眺めてみれば、それはたしかに「単なる化け物退治」の話でしかないのだ。
では、自分を含めた多くの読者に『笑わない』を「単なる化け物退治」ではないと感じさせた、「本筋」以外の部分とはなんだったのか。それは、自分の進路について語る竹田とそれを半ば無責任に肯定してくれるブギーポップであり、
第一話 浪漫の騎士 4 - ブギーポップは笑わない/上遠野浩平(電撃文庫) - カクヨム
「うん。親父の知り合いでデザイン事務所をやってる人がいて、ずっとバイトしてたんだけど、その人が〝おまえは見込みがある。センスを感じる〟とか褒めてくれてさ、大学なんか行かずに俺のところに来いって言うんで」
“対決”を望んで走る末真であり、
第二話 炎の魔女、帰る 3 - ブギーポップは笑わない/上遠野浩平(電撃文庫) - カクヨム
「No One Lives Forever」を口ずさむ早乙女であり、
第三話 世に永遠に生くる者なし 5 - ブギーポップは笑わない/上遠野浩平(電撃文庫) - カクヨム
「……誰も、誰も、誰も、誰も、誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も………」
第五話 ハートブレイカー 4 - ブギーポップは笑わない/上遠野浩平(電撃文庫) - カクヨム
「しかし、新刻敬──君の意志の強さは見事だ。君のような人がいるから、世界はかろうじてマシなレベルを保っている。世界に代わって感謝するよ」
そして、木村であり口笛であり、そういった一見取るに足りない枝葉こそが作品の印象を形成していたのではないか。
枝葉とは言うものの、ひたすら枝と葉を切り落として純化していった先にあるのは、ただ一本の幹だけがまっすぐ天を突く寒々しい樹の姿だ。口笛や木村が本筋に不必要だというなら、ブギーポップがあんな格好をしている必要も別にない。『笑わない』のプロトタイプとなる作品には早乙女が存在していなかったともいうし、この巻に限って言えばブギーポップだって無くても成立しそうな内容だ(シリーズ全体で見てもブギーポップは世界設定の中で異物として浮き続けていている)。必要・不要を物差しに物語を測れば究極的には、そもそもアニメ化する“必要”とは……?原作が書かれる“必要”はあったのか……?という不毛なところにまで踏み込みかねない。
ブギーポップというシリーズは、ことに『笑わない』は、この「剪定」の影響を大きく受けやすい作品であるように思う。本筋に関わらない細部が、作品の本質とは思いがけなく深く結びついてるかもしれない、という面倒くささがある。アニメ側にとっては、原作の味を再現するためにどこを切ってどこを残すべきなのか、という判断が非常に難しい題材だったのではないか。
いや、ブギーポップに限らずどんな作品であっても、ファンはアニメ化や映画化などのメディア展開のたびに、アレがないと○○本来の良さが失われてしまう!と感じてはいるのだろうけど。
木村明雄の省略に関しては、大きな変更ではあるし非常に残念ではあるが、三話という尺を考えれば致し方ない(そもそも『笑わない』を三話でというタイト過ぎる構成の是非はともかく)
口笛に関しては、小さい部分かもしれないが逆にそんな小さいところを敢えて削る意味が分からないし、監督でもシリーズ構成でもプロデューサーでもいいので早めに誰かに何らかの説明をしてもらいたい。
ということになる。
原作から変えること自体は、いい。メディアの違いに加えて、予算や時間など様々な制約もある以上、どうしたって変えざるを得ないところは出てくるだろう。だが、その変更に意図というか大げさに言うと「思想」があまり感じられないのはちょっと困る。原作から変えてまで実現したかったこととは何なのか。
前回のアニメ、「ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom」は、初アニメ化にもかかわらず『笑わない』のオリジナル後日談という暴挙とすら言える内容となっており、それだけにとどまらず「霧間凪の一人称が『オレ』じゃない」など、原作からの変更点がいくつか存在した。当然、原作ファンからの評価も当時はあまり良くないものが多かった。
しかし、ファントムというアニメからは、これが作りたい、こうした方が面白いはずだ、という意志は強く感じられた。原作からの変更点自体に納得できるかどうかはともかく、そういう姿勢を打ち出されればこちらも、へぇ……あなた達はこういう画面も話も異常に暗いアニメがカッコイイと思ってるんだ?「オレ」女はリアルじゃないって?へーえええええ……?と正面から受けて立つことができるというものだ(こめかみに血管浮き上がらせつつ)
今のところ、今回のアニメ版ブギーポップは、原作読者の目から見ても決して悪い出来ではない。悪くはないのだが、どうも、どこに芯があるのか分かりにくいアニメ化となっているように見える。
公式が「アクションファンタジー」と銘打っているということは、「笑わない」編では終盤に集中して存在する程度だったアクション部分が徐々に増えていく、これからのエピソードが本番ということなのかもしれない。たしかに、最初に公開されたPVでもアクションの描写はひときわ光っていた。
次の4話からは、原作では上下巻の大がかりなエピソード「VSイマジネーター」編が始まる。そこでは、このアニメと思いきりVSできることを願っている。
”『笑わない』のプロトタイプとなる作品には早乙女が存在していなかったともいうし” へえ それどこ情報? - maturiのコメント / はてなブックマーク
関係あるのか分かりませんが、2018年は原作ラノベ開始20周年です。
2000年のアニメ「ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom」は、原作『笑わない』(正確にはその実写映画版)の、アニメオリジナルの後日談というべき内容でした。今回は原作エピソードにある程度沿ったアニメ化となるため、今のところ特に関係はないものと思われます。
サプライズ的に使われる可能性もありますが、とりあえず現在公表されているOP・EDはMYTH & ROID「shadowgraph」、安月名莉子「Whiteout」となっています。
MUSIC - PRODUCTS|TVアニメ「ブギーポップは笑わない」公式サイト
そのテイザーPVはアニメ化決定発表時に公開されたもので、プロデューサーいわく、作品に対する意気込みを示す「ハッタリ」だそうです。そのため、ブギーポップと霧間凪(及び公開時点では判明していなかったが水乃星透子も)以外のキャラクターは、あくまでPV用に一から作ったオリジナルキャラで本編には登場しません。
TVアニメ『ブギーポップは笑わない』 ティザーPV - YouTube
TVアニメ『ブギーポップは笑わない』 PV 第2弾 - YouTube
最初に笑わないを3話(!)で、次がリターンズになることは確定しています。その後があるかどうかはまだ曖昧。
アニメ「ブギーポップは笑わない」特集 悠木碧(ブギーポップ/宮下藤花役)&大西沙織(霧間凪役)インタビュー - コミックナタリー 特集・インタビュー
アニメではまず第1~3話で「ブギーポップは笑わない」編が放送される。
第4話からは原作の第2~3作目となる「VSイマジネーター」編をオンエア。その後の放送エピソードは、追って発表されていく。
CHARACTER|TVアニメ「ブギーポップは笑わない」公式サイト
ブギーポップの衣装デザイン以外はほぼ新規に描き起こしています。また、時代を現代に合わせたことでスマホなども存在する設定になっているようです。
(「2018.5.28 本プロジェクトに関するお知らせ」を参照)
BOOKS - PRODUCTS|TVアニメ「ブギーポップは笑わない」公式サイト
原作者の別作品に登場する、設定上エコーズと関係の深いキャラにデザインを合わせたのではないか、という推測がされています。もちろん真偽は不明。
先行上映の情報によると居ないそうです。
先行上映の情報によると、少なくとも笑わないでは吹かないそうです。
それは緒方剛志によるコミカライズの新装版です。原作の新装版(単行本)の刊行スケジュールは、
となっています。
また、現在連載中の「リターンズ」「夜明け」のコミカライズ単行本1巻も、12月28日に「笑わない」コミカライズ新装版と同時発売となります。
BOOKS - PRODUCTS|TVアニメ「ブギーポップは笑わない」公式サイト
残念ながら、ぼくにはそんなものはない……でもな、夢を守ることはできる!変身!(広がる宇宙の中Can you feel〜♪)
もし素人物AVが無かったら僕の人生はずいぶん味気ないものになっていただろう。
素人物AVには複数の女優が登場する。当たりもあれば外れもある。そこがいい。素人物AVは人生に似ている。
いや、むしろ人生そのものが壮大な素人物AVなのかもしれない。僕は本気でそんな風に考えてる。
たまに叫びだしたくなる。
その日は6時から漁り始め、すでに7時間が経過していた。僕は少し空腹を感じ始めていた。そういえばまだ何も食べていないことに気付いた。
とりあえず一本ダウンロード購入することにした。 食事は作品を鑑賞してからにしよう。
見終わった。
恋。
僕は恋に落ちてしまった。
完全に一目惚れだった。
この作品には5人の女優が出演している。そのうちのひとり、某エクササイズスクール講師(20歳)に僕の心は激しく揺さぶられた。こんな気持ち、初めてだ。
大抵の人は知ってると思うけど、素人物AVというのはほぼヤラセだ。本当の素人が出演していることなんてまずないといっていい。
僕はその点については何の不満もない。むしろその方が良いとさえ思う。求めているのはリアルではなく、あくまでリアリティなんだ。
大抵の素人物AVの出演者は、数多くの作品に出演している。中には単体作品にも出て人気を博している女優もいたりする。
好みの女優を見つけたら、当然他の作品も見たくなる。そうなった時は女優を特定する作業に入る。ここまでが僕ら素人物AV愛好家のルーティンワークなんだ。
安心して欲しい。女優を特定するのはそう難しいことじゃない。今はそのためのデータベースサイトがいくつもあるんだ。
僕らはほんの些細な情報の断片からでも女優を特定することができる。その能力はCIAと比較されることも多い。
僕はすぐに特定作業に入った。ちなみにこの「人間観察ドキュメント」シリーズは系列レーベルの「人間観察ドキュメントQ&A」シリーズと混同しやすいから注意が必要だ。
調査の結果が出た。出演者は5人。僕は女優名の欄を順番に確認していった。
「宮下真衣」
「華野梓」
3.某ウォーキングスクール講師
「前田由美」
「堤まほ」
ここまでは順調だ。そしてついに5人目。僕が恋に落ちた彼女。
「 」
ええええええええええええええええ??!
こんなこと初めてだ。ひとりだけ空欄なんて。
それから色々と手を尽くした。ネット検索はキーボードが粉々に砕けるまでやった。
レーベルにも問い合わせた。同系列の作品を片端から見まくって彼女の消息を探った。全国のDVDショップを探し回った。飛行機にも乗った。台湾や韓国にも飛んだ。
でも彼女は見つからなかった。僕はどしゃ降りの雨の中で獣のように泣いた。
僕は「某エクササイズスクール講師」としての彼女しか知らない。時間にして約40分。それ以外の彼女を永遠に見ることが出来ない。永遠に。
http://news.livedoor.com/article/detail/12056580/
国立病院機構長崎川棚医療センター(長崎県川棚町)は23日、20代の看護師が誤って、糖尿病の80代女性に本来投与すべき量の10倍のインスリンを投与し、女性が死亡する医療事故があったと発表した。
同センターによると、女性は感染症や糖尿病のため8月8日に入院。31日午前0時半に大量のインスリンが投与され、同日午前9時ごろ心肺停止状態で発見され、死亡が確認された。
看護師は専用の注射器を使用せず、投与前の複数人での確認も怠った上、女性の血糖値を測らずに架空の数値を2回にわたりカルテに記載していた。看護師は「初めてやると知られたくなかった。1人でもできると思った」と話しているという。
文系がやってるIT企業ならまだしも医療の世界でもこれとかもうどうしようもねーわ。
失敗や無能は居てはならない存在していたら組織から追い出せじゃいつまで経っても社会全体が上手く回らねーんだよ。
自分たちで人を育てられる土壌ぐらい作っとけよ。
それとも何だ全部塾に丸投げか?
http://anond.hatelabo.jp/20160210170428
す、すまん。。。。そんな深遠な考え方があるとは気づかんかったwww
そういうことなら教えさせてくれええええ。
っていうわけで
宮下村井さんだけだと過半数にならないのであと数人巻き込めば取締役会決議通せるよ。
要はappbankのクソみたいな広告手法に対して「それおかしくね?」と散々言ってきた経緯があるわけだ
これをむらいが
「彼が今回、あのような記事を書いたのは、正義のためではありません。
それが彼のビジネスであり、彼のAppBankへの恨みを晴らすための手段です。」と言ってるわけ
以下は大まかな流れ
これらのリワード広告活用によるダウンロード数の水増しは無料ランキングの操作にあたるため、利用規約違反であることはAppleやGoogleにもはっきり書いてあります。にもかかわらず、この手のリワード広告を展開し、ランキングを操作したりダウンロード数を水増しする行為は問題であることは言うまでもありません。たとえプラットフォーム側から警告されなくとも、ルールを守って社会的倫理に背かない活動をする必要が企業には求められています。
いわずもがなですが、Google PlayはApple/AppStoreよりももっとガイドラインは厳格にリワード広告の実施を禁じています。mixiは、公式見解として「モンスト攻略アプリは当社の公認アプリであり、リワード広告を実施している点も認識しております。リワード広告自体がランキングの不正操作にあたるという認識はございません」と回答してきているのですが、明確にガイドラインで禁じられていることに自社主力ゲームのアイテムが堂々と流用されていたことを知らなかったというのは驚くべきことであります。
この「モンスト攻略」を運営するAppBankを率いているのはYouTuberとして宣伝にも出ていた「マックスむらい」こと村井智建さんです。見ようによってはこの極めて悪質なリワード広告を何も知らない中学生高校生相手に村井さんらが展開して利益を得ている形になります。AppStoreが明確に利用規約でリワード広告を禁止しているにもかかわらず、です。儲かりさえすれば何をしてもいいと考えているのか確認したく、AppBank関係者に事前に事実関係と質問内容を添えたメールを送り昨日(12日)面談する予定だったのですが、お会いする1時間前に急用ができたとかでドタキャンされてしまいました。何か気に障ったんでしょうか。
グノシー他、AppBank「モンスト攻略」ブーストでアプリダウンロード数を水増し(山本一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース
例えば、今期はガンホーからパズドラ関連の費用だけで15年4月度は594万円、15年5月度は648万円(税込)が支払われていますが、AppBankの記事や広告、タイアップの攻略サイトにおいて「広告」「PR」という表記が為されているものは見事にありません。これもアプリやサイトへの広告バナーで使われたのだとすれば、さすがに高額すぎます。
いままでのこともあり、信頼関係があるのでしょうが、単純にズブズブで脇が甘いのと、独立した事業同士でしかるべきコンプライアンスを完備してビジネスとしてちゃんとやるのとでは見え方が大きく異なります。やはり、売上としてお金の授受がある以上、その対象となっているコンテンツについては広告表記を行ったり、提供ロゴを入れるなどし、パズドラで「課金は一切行っていない」とかいわず、ゲンスルーどころかガリガリに広告費もらってAppBank運営してますぐらいの話はしたらいいんじゃないでしょうか。
AppBank、GREE『消滅都市』とガンホー『パズドラ』で常習的にステルスマーケティング実施か(山本一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース
つまり,今回のモンストのBANは普通にガイドライン違反であり,過去から複数回指摘され,それ以外のデベロッパとしての活動にも問題があるため,その売り上げ規模にも関わらずBANに踏み切られた,という話です。
また本件に限らずデジタルコンテンツの適正取引については,日本の消費者庁や警察庁とアメリカFTCとの話し合いは定期的に行われており,プラットフォーム事業者がアプリの内容や広告の実施方法についての情報交換を重ねていて,問題点は,日米において相応の共通認識があります。
「『モンスト攻略』アプリ内におけるリワード広告枠の販売に関連する企業に対して、今後はApple社の意向を尊重し、iOSプラットフォーム上ではリワード広告を展開しない考えであることを通達いたしました」(AppBank・宮下泰明社長)
流れとしては、まず6月11日にストアから「モンスト攻略」アプリが削除された際、Appleからは「モンスト攻略記事が他のアプリを紹介しているためリジェクトした」という連絡があったとのこと。この時点でAppBankは「不具合によるもの」として記事で発表しましたが、その後Appleからあらためて「別のアプリのアイテムを受け渡してユーザーに他アプリのダウンロードを助けている」と、リワード広告について指摘があったそう。リワード広告についてAppleから警告を受けたのは「今回が初めて」(宮下氏)だったそうです。
天華の救済の前身団体、法の華三法行(法の華)についての体験談
帰り、男女5~8くらいの集団でこーえんにいると円陣、正面に最高ですか裏には似たよーな文句の書かれた布を上着代わりに…。
そしてみーちんぐが終わり散らばると道行く人に「さいこーですか!」と繰り返すだけ。
17だったあたくの所にも訪れます、公園で話したり休憩してる人間に対しては、いい印象を受けると立ち止まります、輪に入ろうとします、勧誘ですね。
あたくしはうざいから、軽くキレて終わらすくらいでした。
この方々「さいこーですか!」は質問してる訳ではなく言ってるだけ押し付けにも聞こえますが何よりあのにこにこした奥の目付きは怪奇。
深夜12時から翌昼の15時まで、そこから歩いてましたがあたくし車だったから寝不足とまだ酒残ってんじゃね?て事で連れが車はだめと言い、しばらく昼下がりの公園でぽーしてましたら数年振りに団体を見ました。
渋谷の交差点とかに単品はよく居ましたが学校卒業してから宮下公園にこんなに滞在したの初だったので久々だなーと…。
連れ「あいつらってさうろうろなんなんだろか?」
あた「ほーの華…」あたくしはこの頃は彼等の正体把握済みでした。
ただ、気になったのは昔に比べ随分減ったって事、この公園に一度集まり散らばるスタイルだった筈だから今あそこに居るのが今日の渋谷チームの数なんだろーな、あの頃の半分くらいだなと勝手に心配。
偶々かもだし活動場所を変えたかもだし大して気にしませんでした。
連れ「あー、福永なんたらね…どエライ訴訟数で大変になりそうなとこ。」
どうやら端くれはそーゆー話題がめちゃくちゃ拡がる前にノータッチなジャンルでも知ってる模様。
あたくし「そうなんだ、だから随分減ったのか?」
あたくしが此処で昔遊んでた話しやこいつらを昔見た話しは済んでいます。
連れ「もうやばいんじゃなかったかな。なんか万単位の人間から何百億をお布施って事で……みたいな。」
ピークと言われた頃に、しょしょしょしょしょしょしょーこー♪が逮捕、戦後最大のカルト教団として連日報道されていた際にエライとばっちりを受けて叩かれた複数の新興宗教の中にこの法ノはながあったのを思い出しました。
そこから付随し信者離れや訴訟の流れになったのかなぁと円陣から散らばったそいつらを眺めながら考えていた………てゆーか散らばったよ…。
あたくしは寝不足クソだりーから離れようと考えましたが有料駐車場がこの公園の真下……もうちょっとも動きたくないって何となくこの体調なら理解できますよね?
信者(きびきびしてる動きや口調から推定45歳だがどう見ても身なりの汚さと肌自体は普通だかシワの多さ深さが60歳。明らかに苦労やストレスに依る顔面は口角も下がり痛々しい)がにこにこで来ます。
信者「さいこーですか!」「さいてーです」←この返しは数年前にあたくしがした最低な返し、初遭遇ならまぁありだが。常連は無い。
あたくし「さいこーですな…そちらは?」
連れ「うるせーばか、ばか!ばか、ばか」
信者何故かフルシカトしたあたくしに(冷たくされたりキレられたりしたら普通に接してくれたとこに戻る傾向がある)「さいこーですか!」これにはちょっとあたくしかちんときまして…。
長いからつづく
続き
あたくし目をジッと見詰め
「………では、逆に聞こう…」
信者「え?」
恐らくこの展開は彼女には初でしょう。
あたくし「空遥、相当の苦難を乗り越えたとお見受けする…時代錯誤なその風貌から想像もつかない未来に何かを期待した表情……最たる高みを諭してくれるのか?話してみなさい。」
あたくしの言葉…とても浅いがそなたとかおみうけとか言っておくといいのさ精神。
連れ「ぉぃ…………ぉい(笑いを堪えている)」
あたくし(椅子くらいの高さの柵に座ってたが立ち上がり近寄り目を見詰め)「さあ、答えなさい、空遥にとって刀とは何か?」??????となりましょ…信者、連れ、やや後方待機様子伺い信者全員ぽかんです。
後方待機は格上らしい、引っ張れそうな話を聞いてくれてるのがいるとタイミング良く現れ畳み掛ける、どこぞの商人とか二人組で家にやって来ますが一人は後方待機もそれ。
信者「………ぇっと…えー…うーん」
連れ小声「かんがえるのかよ……」
あたくし「空遥はその最高ですかと問うのを哲学の刀と?真理の刀と?…物理的武装を纏わない最高の武器とするのかな?それは違う、我がくるじんしんの会(咄嗟の会名だが役立つ)での刀、つまり刀の様な扱いの武装無き武器は最高ですかではなく…。」言葉を止めるあたくし。
え?真っ直ぐあたくしを見詰めています…改宗チャンス?いや、しなくていいさせなくていい来なくていい……狂人神の会なんてないのだから…ちょっと前にやっぱ頭おかしいなー話ししてた流れだから…。
しかし、後には引けない。
俯き、何かが入ってきたかの如く顔を上げ彼女を見詰めて…真っ直ぐ澄んだ瞳(推測)で言った。
「狂ってよかたいねー!!」…………暫くの沈黙→笑う連れを制止、終われないまだ広がるぞ的に睨むあたくし。
連れ「すいません、突然その言葉をシューキガイチが仰るから嬉しくなり…。」今度はあたくしが笑いそうになり俯きます。誰だよ…しゅーきがいちって……。
何故かエセ博多系だし…。
かなり支離滅裂を何故記憶してるかと言うと連れが「さいこーですか!」の生録をしたいから回してたのよテレコ。
呑みで会う前に誰かのインタビューしてたらしい、誰か忘れた。
「どれ、空遥の信仰する教えがどのくらいの我がガイキの知(キチガ○からあたくしのネームを付けてくれた事で浮かんだ)の思想と交差しているか見せてくれ。」と言いながら小冊子とアンケートを受け取ります。
「これは…更なる高みなのか?」と連れに見せたのは何て事無いなんたら集会報告のページだったかな。
連れ「確かに…だが、しかし…。」
あた「そうだな、やはりこの剣では…。立ち去れ…これは我が思想と掛け離れた剣。」刀と言ってたのを忘れてます。
信者「なにがどう違うのですか……。」
あたくし「話しにならない…この教典に列挙されし内容は既にガイキの知では刀ステージで完結、刀ステージとは入信一年未満が脳に刀パルス赤浄化を流されて行う修行だ。」
信者「そうなのですか…がちきのきって団体は存じ上げませんが…あなたはどのくらいの…」
………なんだよ「がちきのぎ」って笑いそうになります。しかし、この時点で何て言ったかちょっと微妙になりツッコミません。
連れ「彼は刀称号156のAクラス、つまり剣ヤンバーのトップって事、あんたすげー人に教えを説いてもらってるんだよ。順位で表すと………」
思い付かねーかよ!と言いたいあたくしは「弾きエモスリアの刀だよ。」ここちょっと聞き取れないのですがこんな感じ。
連れ「ぷっ…」と吹き出したのを「ぷっ……うーん」と無理矢理伸びをしてた。
信者「かなりの御方なのですね。道理で…」と言いながら格上に目配せをします。
やばいだろ…話しが長くなりキレる終わりしか見えなくなる、撤収だろ。
あたくしは話しを終わらせたくアンケートに目をやり「今後の空遥の自慰の系譜に役立てなさい、書いておこう。」と今日一意味不明を呟き、ぺらぺらのアンケートのトップを見た瞬間…………「素晴らしい……これは?帰るぞマグソギラ(思い付きネーミング)空遥の未来に私達の教えは要らぬ。」と去りました。
「てゆーか、何か書いてあったの?」
あたくし、アンケートを見た瞬間に限界に到達、後、数秒で爆笑しぶち壊す
とこでした。
A、知っていた
B、今、知った
……………おぅ……B…かな。
A、知っていた
B、今、知った
うわー
日頃左系のデモについて感じてた疑問点不満点が
参加者によって全部裏付けられたと言う感じがする。
左系の、っていうかカルチャーとして惰性でデモやってるある程度以上年齢のデモマニア連中だね。
その世代は左ばっかだったから結果的に「左系の」ってことになっちゃうけど。
「これこれの主旨です」って説明して人集めたら
それと違う内容を混ぜたりすり替えたりしてはいけない。
こんなの基本中の基本だろうに、厳密にされてない印象がある。
デモに慣れてるくせに一度もちゃんと考えてこなかったのか、
デモやりすぎて緊張感無くなった結果だらしなさや参加者の私物化が横行してるのか、まではわからん。
あの手のデモ行進は道路使用許可をもらって警察の先導で動くんだけど、列の先頭や端々で警察を挑発するやつが出てきた。お前ら、人に世話になっておいて、それはないだろ。
醜悪だよね。
仮に日頃から警察制度に何か不満があるとしても(ちゃんと自分の頭で考えた不満なのか、甚だ怪しいが…)
その場でお世話になっている、そうじゃなくてもただの現場の警察官に対して無礼や挑発に及ぶ。
1km歩いて宮下公園に戻ったところで、スピーカー持った、恐らくは主催者関係のやつが「今日は楽しかったと思いますー」。楽しんでどうする。
それそれ!まさに!
あの人達って、デモで唱えてる主張を、本気でどうにかするつもりが、ないよね!
人にわかってもらい、味方を増やし、自分達を律し、目的を達成するまでクレバーに努力する、なんてつもりはさらさらない。
警察への馬鹿馬鹿しい挑発と同じく、自分や自分達の興奮や高揚のためにやってる。
別に日常がつまらないのや何らかの慰めを求める心理を見下したりはしない。
普通に生活してる人のほとんどはそんなもんだ。
が、それに大仰な大義名分をつけて人に迷惑かけながらキャアキャアやるのが醜悪すぎる。
普通に地元の祭りに参加するのでは満たされない、歪み膨張したプライドや選民自意識があるのだろう。
というより上で述べたようなダメなデモするダメサヨクは在特会が大好きで
完全に同レベルの同類だから。匂いでわかるんだろう、同じカルチャーの担い手だってことが。
近頃デモ整理する警察官ぐらいしか相手してくれなくてつい挑発しちゃうさびしんぼうにとって
久々に現れた実感ある闘争(笑)を楽しめる、いいお友達。
あいつらはいい年した珍走団、珍走の癖して自分達の醜悪運動会を高尚なものだと言い張るカスなのだから
中核メンバーは中高年だから勝手に消えゆくカルチャーではあると思うが。
上記はあくまで中高年醜悪運動会の類を問題にする物で、
Togetter - 「常岡浩介氏のアンチイスラエル不買運動に関する見解」 http://togetter.com/li/55872
を読んで思い出した事を。
数年前、反戦デモとやらに参加した事がある。いま話題の宮下公園で行われたサウンドデモってやつ。確か、ネタはイラク派遣反対とかだったか(もしかすると違うかもしれないけど、それくらい中身に興味を持ってなかった)。ECDとかが演奏をしてて、その傍ら反戦の集会をするという感じのスタイル。ライブが無料で見れるので、興味半分で行ってみた。
最初はライブを聴いて帰ろうと思ったけど、その後練り歩くという事で、カジュアルに参加してみた。なんとなく当初はそれなりに声を上げていたけど、途中でやめた。つまらなかったから。いくつかあげると
とまあ、突っ込みどころ満載で、あきれてしまった。特に最後のやつ。アホかと。宮下公園にたどり着いたときには、夜に近く、誰かが用意した大きな照明が輝いていて、人ごみと警察で溢れかえっていたのだけど、それはまるでテレビのシーンみたいで、おそらく彼らはそこに酔っているんだろう。
大体、日本の繁華街を1kmくらい歩き回ったって、戦争なんかとまりゃせんよ。こんなことやるくらいなら、官僚を目指したり、外国とのコネクションを作った方が遥かに平和に貢献出来る。学生紛争時期ならいざ知らず、ここ20年くらい、デモ行進で何か変化が起きた事あるのかね。
上のリンク先でも言われているけど、やっていることに意味があるかどうかを検証するということを彼らは忘れているのだよ。彼らは、単に反対している事自体に満足しているだけ。平和ボケとは正にこのこと。
というわけで、政治思想の如何に関わらず、デモ行進には参加しない事をお勧めする。何の意味もない。国会を取り囲んで行政機能を麻痺させるくらいじゃないと、デモ行進なんて影響を与えられない。「出来る事から」なんていうけど、成果を検証出来ないものは、やっても意味がないどころか、ロスになるだけ。やらない方がまし。