はてなキーワード: ときわとは
ジャンプでやった増田(https://anond.hatelabo.jp/20241012181121)に触発されました。30年近く愛読…というよりはたまに頭を傾げながらずっと読んでいるビックコミックスピリッツ誌から独断と偏見で漫画史や社会への影響を考えて5作品をセレクト
同じくランキングではなくて連載開始順に並べました。
高橋留美子の最高傑作にして恋愛マンガにおける最重要作品。初期のスピリッツはスピリッツという雑誌名よりも『めぞん一刻』で一般的に知られていたという。
最初の頃の響子さん、可愛くも何ともなかったのにねえ。回を重ねていくうちにルックスはかわいくなって性格は反比例するように嫌らしくなるという。
こちらは料理漫画における最重要作品。料理人を主人公からあえて外すことで「料理以外の食べ物に対する多面的なアプローチ」に成功した。
山岡士郎と海原雄山という日本漫画イチ有名な親子で知られているが読んでみるとキャラクターより原作者の方がうるさいうるさい。しかも全く調べていないのがミエミエ。衝撃的だった現時点最終話は雁屋哲の限界が露呈してしまったんだろうなあと。
連載休止直後編集部の企画で花咲さんは『のぼうの城』のコミカライズを担当したが…。食べ物は上手い方ではあるが。
柔道さらに格闘マンガといえば各スポーツマンガの中でも特に汗と男臭さが強いという伝統があったがそれを江口寿史と大友克洋とのハイブリッドな画風で遥か彼方まで吹っ飛ばした。いきなり巴投げのパンチラというね。
社会的影響でいえばこの作品以上の作品はない。何せ谷亮子というモンスターがこの影響で出現してしまったのだ。あとこの後浦沢直樹はちゃんと物語をたたむことができなくなるのは余談として。
そりゃ相原コージ『コージ苑』も偉大な作品であるし中川いさみ『クマのプー太郎』も名作ではある。とはいえ実際2コマ目に「ねたみ」というプラカードを持ったカワウソくんを見たときの衝撃が忘れられない。下ネタもダジャレも少なくて笑いと恐怖の紙一重をずっと行き来する新しさ。
ファミ通の『はまり道』サンデーの『ちくちくウニウニ』ときはそこまで感じなかったしその後の『ぷりぷり県』もそこまでの凄さはなかったが『伝染るんです』はやばい。
今のサイバラを見ると悲しくなる。高須克弥の人となりが白日になった今、高須クリニックのCMの痛い姿とか気持ち悪いし娘さんの事とか鴨ちゃんのこととかいろいろ足蹴にして今を生きているのも胸糞悪い。そんなクソババなのに『ぼくんち』はやはり歴史に残る傑作なのだ。
時々一太のことを考える。連載が終わって25年ぐらい経ってもだ。そして誰もいなくなっても二太は笑ってくれた。この話は多分その事だけを描いた作品だけだったかもしれん。だけどこの頃のマンガの中で1番涙を流した作品だった。
一応5作品に厳選したが意外と異論が少ないのではないかと思う。というかこの雑誌これらの作品から「ちょっと惜しい」作品がやたらと多すぎる気がする。
今回除外した作品
知名度や社会的影響は大きいだろうがこれはマンガ単体の評価じゃないし最近どんどん画面が汚く下手になってるのが気持ち悪い
唯一無二のアート漫画。とはいえ『猿飛』『ガンモ』ほどの知名度がない。村上隆に対する批判はマンガ界でもアレが許せない人は多数いるんだなという感想に。
『ナニワ金融道』は偉大だなと読んでて思う。多分真鍋先生と青木先生は合わないよなあ。
悩んだ作品その1。国民的アニメになり損ねたアニメも含めていろいろ惜しいし最終回も唐突に終わった記憶がある。お姉さんに似てたお母さんが年月を経るに従って今のお母さんになるというシーンに腹を抱えて笑った記憶。
悩んだ作品その2。とはいえここに書いておく事が中崎さんらしいと。定年迎えて連載辞めてもう絵の道具さえも捨てられていらっしゃると聞いて少し茫然としてた。
弘兼憲史より嫌いだし苦手。原作ドラマも含めてなんで受け入れられるのかが分からない。(『東京ラブストーリー』は坂元裕二が整えたので作品になった)それでもあすなろはまだ読める。しかし続編を最近描いたときはクソババアふざけんなという感想に至り。
レースを真正面から描いた黎明期の傑作。とはいえキャラクター造形の途中で削ってきたテーマを集めて煮込んだ『ICHIGO二都物語』の方が面白いのには…。
初回が見事すぎたし、連載開始のときわざとタイトル載せなかったのは反則だよなあ。あと実は『いいひと。』の方が好きでフジテレビふざけんな。
実は次点作を書いていた途中でUPしてしまったしトラバとブコメで記述もあったので次点の続きと言われた作品や言及があったものについて。
忘れてた(その1)ただし僕がなあばす派(学研派)だったことが主な原因かと。なあばすでの耕平ちゃんはすんごい丸くなっちゃったし。
こっちは次点として書く前にアップしてしまったので。しかしながら多分これがなければ実録系マンガもエッセイマンガもマンガ批評もなかったから歴史上重要な作品ではある。
入れ替わるなら『ぼくんち』なのは激しく同意。好みの問題というかボクの責任で
これは『伝染るんです』で言及した通り僕の思い入れの差で選ばなかったという。あと相原先生の最高傑作は『ムジナ』だと思ってます。
江口寿史アンド望月峯太郎ミーツ島本和彦という鬼才。絵がキレイな人ほどかっこいいブサイクが描けるという証明。ただ僕より上の人の方が思い入れが強い気がする。
不条理ギャグブームの最中にあってその中でも素直な笑いを提供していた印象が強いし、最近のマンガ製作マンガがすごい面白かった。歴史的ではないけどいいマンガです。
個人的な感情で言えば大好きなマンガ。いずみちゃんで性癖が壊れたしウチの妹は不破くん推しだった。あ、あと『結婚しようよ』もビターで好き。
『哭きの竜』と『昭和天皇物語』のちょうど中間点に位置する作品。中原誠のその後を予期したような描写や谷川さんからクレーム出ないかなと思ったキャラ造形が良かったがその後に羽生善治が出現し現実が超えていったのには閉口。
この人ここでも大きな足跡を残してた。『宮本』『ザワールド…』に比べると知名度は薄いがキャリアを決定づけた名作。ばあさん描かせるとエグいよなあこの人も。
忘れてた(その2)『あしたのジョー』の模写もすごいが『キャンディキャンディ』を完全模写したのには戦慄が。
長期連載化し始めて逆に評価が難しくなった気がするのは俺だけか?ダレないのがただただすごい。
近年のスピリッツを支えていたと言っても過言ではない極めて真っ当なスポーツ漫画。
ロードス島戦記と間違えて塩野七生の『ロードス島攻防記』を読んで、そのままズブズブとヨーロッパ史へと行った人向け。このあと阿部謹也『ハーメルンの笛吹き男』が待っておる。
いやだから例えば『まことちゃん』と『漂流教室』どっちがすごいか選べるか?というと。
アイアムアヒーローはその中でも抜け出すかなあと思ってたがなあ…。
土竜はちょっと続きすぎた気もするし他はそのままヤンサンで全うできたはずマンガだからスピリッツの評価に繋がる訳ではない。
ちなみにスピリッツが死に水を取ったマンガとしてはクロサギとイキガミ以外に『ブラックジャックによろしく/佐藤秀峰』がある。
『シャカリキ!』『め組の大吾』から読めばこの人が本当に描きたいものは天才なのは分かる。ただ同時連載には向いていない。他連載の犠牲になったような終わり方。
じっくり野球を描くというタイプではないことに気づくのが遅かったなあ。『冬物語』『部屋においでよ』の方が資質だったと今思えば。
大塚英志と長崎尚志ならどっちの方が害悪なんだろうか。Happy!だって話を途中で下方修正してたぞ。
着眼点は早く『恋に落ちたシェイクスピア』よりだいぶ前。結局話をまとめ切れずヤンマガに復帰。ただいまは休載
こういうテーマのときに真っ先にダシにされる作品。しかも終わり方が『代紋take2』と全く同じという。その後『坂の上の雲』のトレースに失敗する。
六
https://anond.hatelabo.jp/20241001172740
ベルが鳴って、講師は教室から出ていった。三四郎はインキの着いたペンを振って、ノートを伏せようとした。すると隣にいた与次郎が声をかけた。
「おいちょっと借せ。書き落としたところがある」
与次郎は三四郎のノートを引き寄せて上からのぞきこんだ。stray sheep という字がむやみに書いてある。
「なんだこれは」
「講義を筆記するのがいやになったから、いたずらを書いていた」
「そう不勉強ではいかん。カントの超絶唯心論がバークレーの超絶実在論にどうだとか言ったな」
「どうだとか言った」
「聞いていなかったのか」
「いいや」
与次郎は自分のノートをかかえて立ち上がった。机の前を離れながら、三四郎に、
「おいちょっと来い」と言う。三四郎は与次郎について教室を出た。梯子段を降りて、玄関前の草原へ来た。大きな桜がある。二人はその下にすわった。
ここは夏の初めになると苜蓿が一面にはえる。与次郎が入学願書を持って事務へ来た時に、この桜の下に二人の学生が寝転んでいた。その一人が一人に向かって、口答試験を都々逸で負けておいてくれると、いくらでも歌ってみせるがなと言うと、一人が小声で、粋なさばきの博士の前で、恋の試験がしてみたいと歌っていた。その時から与次郎はこの桜の木の下が好きになって、なにか事があると、三四郎をここへ引っ張り出す。三四郎はその歴史を与次郎から聞いた時に、なるほど与次郎は俗謡で pity's love を訳すはずだと思った。きょうはしかし与次郎がことのほかまじめである。草の上にあぐらをかくやいなや、懐中から、文芸時評という雑誌を出してあけたままの一ページを逆に三四郎の方へ向けた。
「どうだ」と言う。見ると標題に大きな活字で「偉大なる暗闇」とある。下には零余子と雅号を使っている。偉大なる暗闇とは与次郎がいつでも広田先生を評する語で、三四郎も二、三度聞かされたものである。しかし零余子はまったく知らん名である。どうだと言われた時に、三四郎は、返事をする前提としてひとまず与次郎の顔を見た。すると与次郎はなんにも言わずにその扁平な顔を前へ出して、右の人さし指の先で、自分の鼻の頭を押えてじっとしている。向こうに立っていた一人の学生が、この様子を見てにやにや笑い出した。それに気がついた与次郎はようやく指を鼻から放した。
「おれが書いたんだ」と言う。三四郎はなるほどそうかと悟った。
「ぼくらが菊細工を見にゆく時書いていたのは、これか」
「いや、ありゃ、たった二、三日まえじゃないか。そうはやく活版になってたまるものか。あれは来月出る。これは、ずっと前に書いたものだ。何を書いたものか標題でわかるだろう」
「うん。こうして輿論を喚起しておいてね。そうして、先生が大学へはいれる下地を作る……」
「いや無勢力だから、じつは困る」と与次郎は答えた。三四郎は微笑わざるをえなかった。
「何部ぐらい売れるのか」
与次郎は何部売れるとも言わない。
「まあいいさ。書かんよりはましだ」と弁解している。
だんだん聞いてみると、与次郎は従来からこの雑誌に関係があって、ひまさえあればほとんど毎号筆を執っているが、その代り雅名も毎号変えるから、二、三の同人のほか、だれも知らないんだと言う。なるほどそうだろう。三四郎は今はじめて与次郎と文壇との交渉を聞いたくらいのものである。しかし与次郎がなんのために、遊戯に等しい匿名を用いて、彼のいわゆる大論文をひそかに公けにしつつあるか、そこが三四郎にはわからなかった。
いくぶんか小遣い取りのつもりで、やっている仕事かと不遠慮に尋ねた時、与次郎は目を丸くした。
「君は九州のいなかから出たばかりだから、中央文壇の趨勢を知らないために、そんなのん気なことをいうのだろう。今の思想界の中心にいて、その動揺のはげしいありさまを目撃しながら、考えのある者が知らん顔をしていられるものか。じっさい今日の文権はまったく我々青年の手にあるんだから、一言でも半句でも進んで言えるだけ言わなけりゃ損じゃないか。文壇は急転直下の勢いでめざましい革命を受けている。すべてがことごとく動いて、新気運に向かってゆくんだから、取り残されちゃたいへんだ。進んで自分からこの気運をこしらえ上げなくちゃ、生きてる甲斐はない。文学文学って安っぽいようにいうが、そりゃ大学なんかで聞く文学のことだ。新しい我々のいわゆる文学は、人生そのものの大反射だ。文学の新気運は日本全社会の活動に影響しなければならない。また現にしつつある。彼らが昼寝をして夢を見ているまに、いつか影響しつつある。恐ろしいものだ。……」
三四郎は黙って聞いていた。少しほらのような気がする。しかしほらでも与次郎はなかなか熱心に吹いている。すくなくとも当人だけは至極まじめらしくみえる。三四郎はだいぶ動かされた。
「そういう精神でやっているのか。では君は原稿料なんか、どうでもかまわんのだったな」
「いや、原稿料は取るよ。取れるだけ取る。しかし雑誌が売れないからなかなかよこさない。どうかして、もう少し売れる工夫をしないといけない。何かいい趣向はないだろうか」と今度は三四郎に相談をかけた。話が急に実際問題に落ちてしまった。三四郎は妙な心持ちがする。与次郎は平気である。ベルが激しく鳴りだした。
「ともかくこの雑誌を一部君にやるから読んでみてくれ。偉大なる暗闇という題がおもしろいだろう。この題なら人が驚くにきまっている。――驚かせないと読まないからだめだ」
二人は玄関を上がって、教室へはいって、机に着いた。やがて先生が来る。二人とも筆記を始めた。三四郎は「偉大なる暗闇」が気にかかるので、ノートのそばに文芸時評をあけたまま、筆記のあいまあいまに先生に知れないように読みだした。先生はさいわい近眼である。のみならず自己の講義のうちにぜんぜん埋没している。三四郎の不心得にはまるで関係しない。三四郎はいい気になって、こっちを筆記したり、あっちを読んだりしていったが、もともと二人でする事を一人で兼ねるむりな芸だからしまいには「偉大なる暗闇」も講義の筆記も双方ともに関係がわからなくなった。ただ与次郎の文章が一句だけはっきり頭にはいった。
「自然は宝石を作るに幾年の星霜を費やしたか。またこの宝石が採掘の運にあうまでに、幾年の星霜を静かに輝やいていたか」という句である。その他は不得要領に終った。その代りこの時間には stray sheep という字を一つも書かずにすんだ。
「どうだ」と聞いた。じつはまだよく読まないと答えると、時間の経済を知らない男だといって非難した。ぜひ読めという。三四郎は家へ帰ってぜひ読むと約束した。やがて昼になった。二人は連れ立って門を出た。
「今晩出席するだろうな」と与次郎が西片町へはいる横町の角で立ち留まった。今夜は同級生の懇親会がある。三四郎は忘れていた。ようやく思い出して、行くつもりだと答えると、与次郎は、
「出るまえにちょっと誘ってくれ。君に話す事がある」と言う。耳のうしろへペン軸をはさんでいる。なんとなく得意である。三四郎は承知した。
下宿へ帰って、湯にはいって、いい心持ちになって上がってみると、机の上に絵はがきがある。小川をかいて、草をもじゃもじゃはやして、その縁に羊を二匹寝かして、その向こう側に大きな男がステッキを持って立っているところを写したものである。男の顔がはなはだ獰猛にできている。まったく西洋の絵にある悪魔を模したもので、念のため、わきにちゃんとデビルと仮名が振ってある。表は三四郎の宛名の下に、迷える子と小さく書いたばかりである。三四郎は迷える子の何者かをすぐ悟った。のみならず、はがきの裏に、迷える子を二匹書いて、その一匹をあんに自分に見立ててくれたのをはなはだうれしく思った。迷える子のなかには、美禰子のみではない、自分ももとよりはいっていたのである。それが美禰子のおもわくであったとみえる。美禰子の使った stray sheep の意味がこれでようやくはっきりした。
与次郎に約束した「偉大なる暗闇」を読もうと思うが、ちょっと読む気にならない。しきりに絵はがきをながめて考えた。イソップにもないような滑稽趣味がある。無邪気にもみえる。洒落でもある。そうしてすべての下に、三四郎の心を動かすあるものがある。
手ぎわからいっても敬服の至りである。諸事明瞭にでき上がっている。よし子のかいた柿の木の比ではない。――と三四郎には思われた。
しばらくしてから、三四郎はようやく「偉大なる暗闇」を読みだした。じつはふわふわして読みだしたのであるが、二、三ページくると、次第に釣り込まれるように気が乗ってきて、知らず知らずのまに、五ページ六ページと進んで、ついに二十七ページの長論文を苦もなく片づけた。最後の一句を読了した時、はじめてこれでしまいだなと気がついた。目を雑誌から離して、ああ読んだなと思った。
しかし次の瞬間に、何を読んだかと考えてみると、なんにもない。おかしいくらいなんにもない。ただ大いにかつ盛んに読んだ気がする。三四郎は与次郎の技倆に感服した。
論文は現今の文学者の攻撃に始まって、広田先生の賛辞に終っている。ことに文学文科の西洋人を手痛く罵倒している。はやく適当の日本人を招聘して、大学相当の講義を開かなくっては、学問の最高府たる大学も昔の寺子屋同然のありさまになって、煉瓦石のミイラと選ぶところがないようになる。もっとも人がなければしかたがないが、ここに広田先生がある。先生は十年一日のごとく高等学校に教鞭を執って薄給と無名に甘んじている。しかし真正の学者である。学海の新気運に貢献して、日本の活社会と交渉のある教授を担任すべき人物である。――せんじ詰めるとこれだけであるが、そのこれだけが、非常にもっともらしい口吻と燦爛たる警句とによって前後二十七ページに延長している。
その中には「禿を自慢するものは老人に限る」とか「ヴィーナスは波から生まれたが、活眼の士は大学から生まれない」とか「博士を学界の名産と心得るのは、海月を田子の浦の名産と考えるようなものだ」とかいろいろおもしろい句がたくさんある。しかしそれよりほかになんにもない。ことに妙なのは、広田先生を偉大なる暗闇にたとえたついでに、ほかの学者を丸行燈に比較して、たかだか方二尺ぐらいの所をぼんやり照らすにすぎないなどと、自分が広田から言われたとおりを書いている。そうして、丸行燈だの雁首などはすべて旧時代の遺物で我々青年にはまったく無用であると、このあいだのとおりわざわざ断わってある。
よく考えてみると、与次郎の論文には活気がある。いかにも自分一人で新日本を代表しているようであるから、読んでいるうちは、ついその気になる。けれどもまったく実がない。根拠地のない戦争のようなものである。のみならず悪く解釈すると、政略的の意味もあるかもしれない書き方である。いなか者の三四郎にはてっきりそこと気取ることはできなかったが、ただ読んだあとで、自分の心を探ってみてどこかに不満足があるように覚えた。また美禰子の絵はがきを取って、二匹の羊と例の悪魔をながめだした。するとこっちのほうは万事が快感である。この快感につれてまえの不満足はますます著しくなった。それで論文の事はそれぎり考えなくなった。美禰子に返事をやろうと思う。不幸にして絵がかけない。文章にしようと思う。文章ならこの絵はがきに匹敵する文句でなくってはいけない。それは容易に思いつけない。ぐずぐずしているうちに四時過ぎになった。
袴を着けて、与次郎を誘いに、西片町へ行く。勝手口からはいると、茶の間に、広田先生が小さな食卓を控えて、晩食を食っていた。そばに与次郎がかしこまってお給仕をしている。
「先生どうですか」と聞いている。
先生は何か堅いものをほおばったらしい。食卓の上を見ると、袂時計ほどな大きさの、赤くって黒くって、焦げたものが十ばかり皿の中に並んでいる。
「おい君も一つ食ってみろ」と与次郎が箸で皿のものをつまんで出した。掌へ載せてみると、馬鹿貝の剥身の干したのをつけ焼にしたのである。
「妙なものを食うな」と聞くと、
「妙なものって、うまいぜ食ってみろ。これはね、ぼくがわざわざ先生にみやげに買ってきたんだ。先生はまだ、これを食ったことがないとおっしゃる」
「どこから」
三四郎はおかしくなった。こういうところになると、さっきの論文の調子とは少し違う。
「先生、どうです」
「堅いね」
「堅いけれどもうまいでしょう。よくかまなくっちゃいけません。かむと味が出る」
「味が出るまでかんでいちゃ、歯が疲れてしまう。なんでこんな古風なものを買ってきたものかな」
「いけませんか。こりゃ、ことによると先生にはだめかもしれない。里見の美禰子さんならいいだろう」
「なぜ」と三四郎が聞いた。
「ああおちついていりゃ味の出るまできっとかんでるに違いない」
「イブセンの女は露骨だが、あの女は心が乱暴だ。もっとも乱暴といっても、普通の乱暴とは意味が違うが。野々宮の妹のほうが、ちょっと見ると乱暴のようで、やっぱり女らしい。妙なものだね」
三四郎は黙って二人の批評を聞いていた。どっちの批評もふにおちない。乱暴という言葉が、どうして美禰子の上に使えるか、それからが第一不思議であった。
「ちょっと行ってまいります」と言う。先生は黙って茶を飲んでいる。二人は表へ出た。表はもう暗い。門を離れて二、三間来ると、三四郎はすぐ話しかけた。
「うん。先生はかってな事をいう人だから、時と場合によるとなんでも言う。第一先生が女を評するのが滑稽だ。先生の女における知識はおそらく零だろう。ラッブをしたことがないものに女がわかるものか」
「先生はそれでいいとして、君は先生の説に賛成したじゃないか」
「うん乱暴だと言った。なぜ」
「どういうところを乱暴というのか」
「どういうところも、こういうところもありゃしない。現代の女性はみんな乱暴にきまっている。あの女ばかりじゃない」
「言った」
「イブセンのだれに似ているつもりなのか」
「だれって……似ているよ」
三四郎はむろん納得しない。しかし追窮もしない。黙って一間ばかり歩いた。すると突然与次郎がこう言った。
「イブセンの人物に似ているのは里見のお嬢さんばかりじゃない。今の一般の女性はみんな似ている。女性ばかりじゃない。いやしくも新しい空気に触れた男はみんなイブセンの人物に似たところがある。ただ男も女もイブセンのように自由行動を取らないだけだ。腹のなかではたいていかぶれている」
「いないとみずから欺いているのだ。――どんな社会だって陥欠のない社会はあるまい」
「それはないだろう」
「ないとすれば、そのなかに生息している動物はどこかに不足を感じるわけだ。イブセンの人物は、現代社会制度の陥欠をもっとも明らかに感じたものだ。我々もおいおいああなってくる」
「君はそう思うか」
「ぼくばかりじゃない。具眼の士はみんなそう思っている」
「君の家の先生もそんな考えか」
「だって、さっき里見さんを評して、おちついていて乱暴だと言ったじゃないか。それを解釈してみると、周囲に調和していけるから、おちついていられるので、どこかに不足があるから、底のほうが乱暴だという意味じゃないのか」
「なるほど。――先生は偉いところがあるよ。ああいうところへゆくとやっぱり偉い」
と与次郎は急に広田先生をほめだした。三四郎は美禰子の性格についてもう少し議論の歩を進めたかったのだが、与次郎のこの一言でまったくはぐらかされてしまった。すると与次郎が言った。
「じつはきょう君に用があると言ったのはね。――うん、それよりまえに、君あの偉大なる暗闇を読んだか。あれを読んでおかないとぼくの用事が頭へはいりにくい」
「きょうあれから家へ帰って読んだ」
「どうだ」
「先生はなんと言った」
「そうさな。おもしろいことはおもしろいが、――なんだか腹のたしにならないビールを飲んだようだね」
「それでたくさんだ。読んで景気がつきさえすればいい。だから匿名にしてある。どうせ今は準備時代だ。こうしておいて、ちょうどいい時分に、本名を名乗って出る。――それはそれとして、さっきの用事を話しておこう」
https://anond.hatelabo.jp/20240909201827
そんなに仕事の話をして欲しいならば俺が少しだけ語らねばなるまい。
会社の都合でインド支部に異動になり、直面したのはこいつらマジで約束を守らないな、ということである。
遅刻は当たり前、嘘も当たり前。それがインド人だ。なんでかというとこいつらは「短期利益のためなら何でもしていい」とガチのマジで思っているからだ。
職場や学校にいたどうしてそんな下らねえ嘘つくんだよってムカつくタイプを思い出せ。それがインド人のデフォルトだ。
なんでかっつーとインドではみんながゆるゆるで事実関係の確認なるものが物理的に行えないからだ。
だから「電車が遅れた」などと言って遅刻されても、本当に電車が遅れているのか確認する術がない。
確認相手のインド人もカスだからだ。真実が霧に消えてしまう国なので、自分の見たもの以外は信じられない。それがインドとかいう地獄だ。
まあ、その辺かなりの競争社会なのもあって失点=即死みたいな文化もあるから可哀想といえば可哀想なのだが、仕事をする上では適当クソ野郎どもの集団と付き合うメリットはマジでない。
弊社もそんなインドに支部を置いたものだから現地人が上手く使えず、日本の駐在員たちが次々と精神を病んでしまい、俺にお鉢が回ってきたというわけだ。
余り細かい事は特定が怖いので書かないが、社会的に大変価値のある仕事である。人の命を救うことに非常に関わりの低い商品を扱う会社である。
つまり、適当野郎どもがいなければ救われた命があったというストレスにみな耐えきれなくなって心を病んでいくのだ。だからこそ、俺はその現地法人チームに規律をもたらす必要があった。
そういうのなら、増田君が適任だろ、という上司の力強い言葉は確かである。俺は規律を産むことにかけては自信があった。
まず、着任時のスタンスとして「聞かずにやるな」と「その程度のことは聞くな」二つの性質を合わせもつことにした。
インド人は基本的にその場を凌ぐためならばありとあらゆる手段を使用してくる。
だから、とにかく、部下の人格を透明にしていくのだ。混乱をもたらし、人情をもって感情を否定していって完璧なソルジャーに仕立て上げる。それが俺の役目だ。
同時に、メンヘラ人格をしっかりと作り上げ、アピールするのも重要である。
インド人は実は人情的である。非常に。なので、人前で俺は泣いた。
「みんなで俺を出世させない気なんだ!俺が嫌いなのか!俺の子供たちはもう終わりだ!」
楽勝だ。子供なんていないし妻もいないが、インド人は家族の事となるとアホになる。根源的に、家族がいないという概念を理解できない。
子供にはマジで甘い。ものすごく甘い。厳しい人が時々見せる優しさにも弱い。プリミティブな情緒で生きるカスがインド人だ(それを計算に入れて小ズルく短期利益を得ようとしてくる知能があることも忘れてはいけない)。
学校で先生がすねて教室からいなくなる、みたいな手法がやたらと効くのがインド人というみじめなアニマルである。
ただしそれだけだと舐められるので、時にマッチョを見せつけることも重要だ。
相手の価値観を破壊し、思想を破壊するためには必要なことである。Aな人間はBなはずだ、という既存概念を壊していくことで今までの人生経験を否定して人生を否定して人格を否定して、透明で使える人間に仕立て上げなければならない。
いや、人間である必要はない。虫のように美しい機能的な存在へと作り変えるのだ。
そういう意味で人間を人間たらしめる、『宗教』という共同幻想は厄介だ。
俺は宗教が嫌いだ。
そもそも思想だの心の拠り所というものが必要ない。思考だけしてくれればいいのだ。
早く人格や個性を捨てて欲しいのだ。インドの土人共の基本感覚は文字通り地球のゴミことヒンドゥーなのだが、こいつを否定するのはあまりにもコストが高い。
まあ基本的には「君の不利益って全部キミの前世のせいだよね。カスみてえな前世だな」ということをひたすら言い続けるのが有効だ。
勿論直接的には言わない。そういう感覚をくすぐるのだ。あとはカーストでプライドも、同様に「くすぐる」。
インドの会社にはカスみたいな下働きのカスども(トイレ掃除だけするやつとか、社内配送だけするカス。こいつらも自分の下の階層の人間を見下しまくっているのでまさにカス中のカスだ)と比べてお前はどうなの?というのをやるのだ。
これはかなりバランスを考えなければいけない。遠回りにやるのだ。あの人の仕事は丁寧だね(それに比べてお前は)といったように。
リボンをデスクにつけることも有効だった。俺は10個のリボンを部下に配布した。
「最低限の仕事をするたびにコイツをとる。これが全部とれたら一人前」というようにするのだ。
勿論、この制度は部下から提案があったことにする。インド人は基本的に人事評価からなにからなにまで共有する家族的な所がある。
それを壊す意味でも、疑心暗鬼を生み出しコミュニティとコミュニケーションの分断を狙っていかなければならない。
「あいつはお前を陥れようとしているぞ」というのをなぜか嫌うのだ。やつらは。常に即物的思考で他人に迷惑をかけまくっているのと矛盾しないのかと思うものだが、とにかくそういうものなのだ。
加えてプライドの高さを利用するためにもこのリボン制度は有効だった。
要は、リボンが取れてないやつはバカだ、という風潮を作るのである。そして、これはみんなの前では取ったり取らなかったりする。状況や報酬に矛盾が生じるようにする。
「あいつは俺に嘘をついているんじゃないか?」という不和を生み出すことで、横の結束を機能不全に陥らせる。
これにはまともなインド人の協力が必要不可欠だった。仮に「クリシュナ君」としよう。彼は優秀で、俺やお前達みたいな一般的な日本人の規律を多少なりとも理解できる男だった。
俺は彼と親しくすることにした。実際にクリシュナ君は仕事が大変できたので、「なんでこいつみたいにできないんだ」というポジションにつけるのにはうってつけだった。、
同時に、排斥される男も必要で、仮に「サイ君」としよう。彼は仕事はそこそこだったが、とにかく嘘をつく癖がひときわ酷かった。だから俺は彼を徹底的に弄った。
髪型を弄り、顔を弄り、趣味を弄り、学歴を否定し、業務を全て笑い物にした。そのうち、俺と一緒にみんながサイ君を笑うようになった。ゴミ共め。知能がねえからイジメなんかするんだ。
と俺は冷静だったが、とにかくそうやって家族集団の意識を、会社のチームに少しずつスライドさせる、そういう手ごたえを感じていた。
同時に成績も無事に上がり始めていた。当然だ。通常の3倍働いているのだから、業績もその分伸びる。だが、俺は個人的にはあと倍は行けるなと感じていた。
家族と飯食うとか、下らねえ趣味だとか、そういう余計な人生をやっている暇があったらもっと仕事が出来るからだ。
徹底的な監視システムも成功しつつあった。基本的にやった業務は全て写真で撮って送れ、俺は見たものしか信じない、というのを大原則にしたのだ。(これは多くの日系企業、現地企業に取り入れられた)
信じられるのは、ルール、規律、成功、そして俺だけでいい。蜂さんや蟻さんのような、何も考えず何も思わず集団のために無意味に命を捨てられる、美しい生命体になるのだ。
だが、混沌に秩序をもたらそうとする真実と愛の伝道師、ライトサイドの権化たる俺はこの後、ゴミカス共から、何故か思わぬ反撃を食らうこととなる。(続く)
推敲してないので途中で口調が変わるけれど許して。ブームが去る前に公開しておきたい。
2000~2001年の話です。そのとき生まれた娘は健康に育ち独立して離れた場所で生活。私は当時の夫とは娘が1際の時に離婚し、その後、娘の高校卒業と同時に別の相手と再婚しました。
前情報だけでおわかりの通り、産後の恨みが原因で離婚しました。そして産前から出産の時も含めて広い期間ダメダメだったので、『産後の恨み』どころか『出産前後およびその他諸々の恨み』が正しいかも。今はもう相手のことを恨んでいることはありませんが、それはスッパリと関係を断ち切ったからであり、今でも共同生活を送っていたなら、頭の中でグチグチと恨みを反芻させ骨髄に入るまで温存させていたでしょう。
当時の夫とはデキ婚でした。この時点で当時の自分を説教したいのですが二十歳そこそこの世間知らずの恋愛脳だった自分には、説教したところで、どんな言葉も右から左に貫通していったこと間違いなし。ほんとにしょうもない。体験して失敗しないと脳に染み込まない。本当のうえで理解したのは全部が終わって数年たったころだったと思う。相手もまた1歳年上の二十歳過ぎたばかりのペーペーです。
この時点でアカンと思うでしょ。私も書いてて「こりゃ、アカンわ」と思ってる。
とにかく妊娠をきっかけに結婚し、新居として安アパートを借り新生活開始。妊娠による体調不良であれよあれよと働けなくなり退職。
田舎だったこともあり『育休産休』という制度はあっても実際に取っている人が周りに居なかったため、辞める以外の選択肢があるなんてその時の自分には思いもよらなかった。男性だって明らかな労災でも自己負担で病院に行ったりしていたのが普通だったため、そういうものだと思ってました。
というより育休とる以前に、安定期入る前に何度も貧血を繰り返し、ホルモンバランスが崩れて顔・体全体にアトピーが出てしかも赤ちゃんのために薬も飲めず、肌がグルート(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーにでてくる木のやつ)みたいな見た目になって人前に出るのがまず精神的に無理になった。膿んで乾いたカサブタが、振り向くたび、お弁当を食べて大きく口を開くたびにこぼれてデスクの周りが汚れた。客前に出ることはおろか、お茶を淹れることも、書類仕事にも支障が出た。上司(女性)からはその都度迷惑そうに「もうお茶淹れなくていいから」「書類汚れてるので、長袖かつ手袋できないだろうか」「また貧血? もう帰ったら?」と言われた。
「働きたかったけれど、働けなくなった」という気持ちは微塵もなく、逃げ出すように退職して、もう人前に出なくて済むと思ったのが当時の心境。自分視点で書いてるから被害者っぽい書き方になっちゃうけれど、上司視点から見て私は困った対象だったと思う。ギリギリの人員で回している仕事を私の都合で滞らせていたので、迷惑だっただろうなと。当時は優しい言葉をかけて欲しかったけれど、求め過ぎな気がする。今、自分は同じ立場になって、昔の自分のために当事者に気遣いの言葉をかけるようにしている。
ホルモンバランスが不安定で誰にも会いたくない状態で病院通いだけしていたころ、夫の友人がお祝い持って当日にアポ無しで現れた。
こんな顔で人になんて会いたくなかった。しかし部屋が汚かったので、リビングに座ってもらいながら大急ぎで片付け、その周りの掃除機をかけた。すごく迷惑そうな顔をしていたと思う。夫友人が少しだけ話しをして申し訳無さそうにお祝いを置いて帰ったあと、夫には「せっかくお祝い持ってきてくれたのに」と小言を言われた。自分自身も申し訳ない気持ちになって落ち込み、具合が悪いからと部屋で休んだ。
8時過ぎに目が覚め、夕飯を用意してなかったことを思い出して、「ごめん、夕飯用意してなかった」とキッチンへ行った。夫は優しい気遣う声で「気にしなくていいよ。もう食べたから」と。シンクにはカレーヌードルの汁だけ入った箸の刺さった容器と、お湯を沸かしただけなのに、そこら中にお湯が飛び跳ねている状態になっていた。もちろん外装フィルムもそこに横たわっている。なんならストックしてないはずのパックご飯のカラもあったし、ゲームしてる夫の脇にはポテチもあった。コンビニで買ってきたのだ。そして私の夕飯はもちろん買ってきておらず。
その光景だけ見て、私は脱力し再び寝室に戻った。夫から「〇〇(私)の分どうする?」という言葉もなく、朝起きたら、ゴミはゴミのままそこにあった。私のことを気遣ってほしかったし、自分で出したゴミは自分で捨てて欲しかった。けれども、当時は言葉にするのも面倒で、ただ黙ってゴミを捨て、キッチンをキレイにしてから朝ご飯を作った。
夜の生活も続いていた。妊娠のある期間は中出しOKのボーナスタイムという知識はあったらしい。
それで妊娠はしないものの、出されたものがそのまま留まってくれるでもなく、しばらくして排出されたものをトイレで流す必要があって億劫だった。ゴムをしているときより滑りが良いと判断したのか、回を重ねるごとに前工程が雑になっていって辟易した。ついにはキス、胸、即挿入になってビックリした。今、書いてて不思議に思うけれどグルート肌の女を良く抱けたな。
そして臨月。お腹が大きくなって寝返りもうてなくなった。腰も痛いし、便秘になるし、車に乗れば車酔いするし、妊娠期間中は種類の違うあらゆる不調が手を変え品を変え一身に降り掛かった。体型が変わって服も替えなければならなかったが、幸いなことにホルモンも安定期に入ったらしくこの頃には、「ちょっと肌荒れが酷い人」くらいまで回復した。買い物している時、重い荷物など明らかに大変なものは持ってくれたが、かがむ必要がある軽いダンボールなどは放置され、お願いすると「これくらいでも?」と言われ、「これくらいでも」と返した。夫のぺったんこのお腹が恨めしかった。
そして出産。予定日になっても生まれず、あらかじめ病院に入院して陣痛促進剤を打って臨む運びとなった。前もって出産日がわかるというのはありがたい。夫は有給をとって分娩直前まで一緒に居てくれることとなった。(立ち会い出産は断られていた。このころ周囲でもテレビでも今のように「立ち会いがむしろデフォルト」のような時代でもなかったので、そういうものかと受け入れていた)
朝一番から付き添ってくれるハズが夫は来なかった。夫が居なくても処置は進む。促進剤を入れ、やがてジワジワと兆しらしい変化が現れ、そして昼過ぎには痛みは最高潮。それが夕方まで続いた。
夫が現れたのは14時過ぎ。あとで聞いたところ朝方までゲームしていて寝過ごしたそう。出産までの陣痛マックスの時も夫は病室の隅っこの椅子にちょこんと座り、手を握ることもしてくれなかった。原因不明で子どもの心音がとまり、慌ただしく右往左往する先生や助産師さんの邪魔にならないようにしたかったのかも。メチャメチャ苦しがってる私に何をすればいいのかわからなかったのかもしれない。夫は部屋の隅で怯えていた。
原因不明の心停止は、あるとき突然原因不明のまま復活。そして分娩。生まれた。
いざ、産み落とす!となった瞬間から急に助産師さんが鬼軍曹になって叱咤してきて、まじでビビった。命に関わることなので、それくらい追い立てなきゃスムーズにことが運ばないんだと思う。それは出産後の入院時期にも続き。いろんな助産師さんがいる中で、比較的若い人は穏やかに、経験値の高そうな人ほど厳しくビシビシと授乳や寝かしつけ、沐浴などの指導がされた。(そして点滴やらおっぱいマッサージやらは、そういう厳しい人ほど巧い) 結婚する以前までは、自分の目指すべきところは『プリンセス』にぼんやり置いていたけれど、出産した直後からは『ソルジャー』になることを求められた。そうしないと子供が死んでしまう。強く賢く逞しくならないといけない。生まれたての弱々しい我が子を抱いて、自分の目がカッと見開いたような気持ちになった。
入院中、夫はあまり見舞いに来なかった。義両親が来た時に案内して少し話してすぐ帰宅。2~3週間の入院期間の内、来たのは3回くらい。夫が毎日会社帰りに寄って、面会時間ギリギリまで一緒にいる同室の夫婦たちを眺めていたので羨ましかった。
退院の数日前、夫に「◯日の◯時に、車で迎えてにきて欲しい」とお願いしたら、「出産日に休んだので、会社に申し訳なくてもう休めない」と言われた。は? 真冬に、新生児を抱えて、2週間分の入院の荷物と、これからのためにと持たされたオムツやら何やらを一人で家に持ち帰れと???? 私、ついこの間、股が裂けて縫っているので、重い荷物とか持って踏ん張れないんですけど?
退院日なんて入院する前から決まってた。しかも出産日に休みをとったって、お前現れたの午後じゃん! ゲームして寝坊してきて、来たあとも全っっっっ然、役に立たなかったじゃん! 実際の処置は医療者じゃなきゃ無理にしても、励ましの言葉もかけてくれなかったじゃん。さすがにキレて怒った。そしたらキレ返された。「お前に俺の何がわかる!」
全然わからない。苗字も体調も体型も仕事も生活も変わらず、私がこれまで持っていて失ったものをほとんど失わず、健康体で子供のことを気にせず働けて、余った時間でゲームを楽しめる人の気持なんて何一つ。
結局、退院日は母にバスで来てもらい、帰りはタクシーを使った。
帰宅後、愕然とした。部屋が寒かった。お互い地元で結婚し、新居を構えたのでそれぞれの実家が近い。私の入院中、夫は実家に帰ってご飯を食べそのまま寝泊まりをキメていた。人の住まない北国の部屋はひときわ寒い。そしてうっすらとそこら中に積もった埃。休日は家でゲームを過ごしていたらしい場所だけ埃はなく、人型にそこだけ綺麗だった。ゲームもドライヤーもコップも出しっぱなし。何かあればうっかり死んでしまう新生児が私の腕の中に居た。「赤ん坊をウィルスから守って」と言われた退院していた。ストーブを焚き、母に子供をみてもらいながらそこら中を掃除をした。この件に関しては怒ったら素直に反省してくれた。キレ返さないだけでも嬉しかったのを覚えている。
さて、ここから季節が変わるまで記憶が定かじゃない。どうやって新生児期を乗り越えたのかとんと思い出せない。若くして子供を産んだこともあり、体力があった。「母親になった。子供を死なせちゃいけない」という、これまでにないプレッシャーにアドレナリンみたいなものがドバドバ出ていたと思う。夜泣きも平気だったし、数時間おきの授乳も辛いとは思いながらも、病院で指示されたとおりにやれた。私は助産師さんからの指導の甲斐あって『ソルジャー』にクラスチェンジしてたのだ。ある時、友人に誘われコートを着て買い物に出たら、「え、なんで暑いの? 空気が張り詰めてなくて穏やかなんですけど!!?」となって春の訪れを知った。
夫は沐浴とか『これは父親の役割』という分かりやすいことはやってくれた。混合で育てていたので、哺乳瓶での授乳もお願いすれば嫌な顔せずやってくれたし。夜泣き対応も、私の腕が限界になればやってくれた。当時はありがたいと思っていたけれど、今の価値観だと足りてないですね。
ある時、子供に急な発熱があって、でも保険証は夫のカバンに入っていたため、職場に行って受け取り、その足で病院に行こうとした。夫の職場で子供を抱えながら自己紹介し、夫を呼び出すようお願いしたら「この一週間、無断欠勤してます」と。
夫には結婚前から借金があった。遊ぶ金欲しさにどうするアイフルしていたのが発端。会社に返済催促の電話がかかってきて、そこから居づらくなって行ってないと言う。どうして黙っていたのかと問いただしたら「◯◯(私)や、生まれてくる子供のことを考えたら言えなかった。二人を幸せにしないと……と思って、隠し通さなきゃと頑張ってた」と。当時、ニュースで取り上げられてた多重債務の地獄に落ちていた。闇金だ。
それから義両親も巻き込んで話し合い、アパートは引き払って夫の実家で暮らすことになった。生まれて半年くらいの子供は私の実家に預けて私もパートに出た。
この時、社会問題化していたものの、今のように銀行は個人ローンはお断り(家や車を買うのや学資はOK。債務の一本化などは受け付けられませんと審査すらしてもらえなかった)、弁護士が『債務整理承ります!』と宣伝打つようになるのも、もっと何年も先の話。家族ぐるみでひたすらその月、その月の返済に追われた。
正直、アパートでのほぼ子供と二人きりのような暮らしに飽き始めていたので社会に出られることはありがたかった。新生児がいては気軽に出かけられず、夫は帰宅して夕飯を食べたら即ゲーム。こちらから話しかけないと会話が始まらないことがストレスだった。今のようにスマホがあったわけでもなく、重いデスクトップPCを起動して、ピーヒャラーと電子音ならしてネットに繋いでいた時代。世間とのつながりはほぼテレビで感じていた。『ダサいダンナ改造計画』とか、今となっては炎上しそうな内容ですら、貴重な娯楽となっていた。もともとソロ活が得意な方だったものの、自分から一人で過ごすのと、強制的に社会から断絶させられるのとは違う。いつの間にか「外で働きたい人」になっていた。もちろん、子どもは可愛かったけれど、ほとんど寝るか泣くかご飯を食べるかの暮らしで、コミュニケーションが取れるようになるのはもう少し先だった。
それと専業主婦の立場に居心地悪さも感じていた。自分のお金で稼いだものじゃないので、ちょっとしたおやつや趣味の雑誌を買うのも躊躇していたのだ。
自分の稼いだお金で子供の服を買ったときにちょっと感動すらしてしまった。結婚前は当たり前だったのに、自分の稼ぎで必要なものを買うことの『当たり前』に『誇らしさ』がオマケでついてきた。とはいえ、結局稼ぎの殆どは夫の借金返済に充てられていたのだが。
あと外に働きに出て、ある程度自分の裁量で物事を決め、今後の見通しが立てやすい作業は子育てに比べてとてもやりやすかった。
そして夫実家で近居の義兄からこっぴどく叱られたことがあった。義兄もまた夫の作った借金のため金策に励み、会社をクビになった夫の働き口を探してくれていたのだ。それを知らず、夫婦で食材の買い物に行き、やってきた義兄に対して、義父が『二人で遊びに出かけてる』と伝え、激怒された。
こっちが苦労して東奔西走している間に、遊びに行くとは何事だと。家庭を持つことに対する自覚がなさ過ぎると。
遊びに行ってたわけではないのだが、自覚がないというのは最もだ。もっと『夫を』怒ってくれ……と思っていたら、私も一緒に叱られた。夫が私に黙ってこさえた借金は、親子三人の生活費にも使われていたため、周囲から見れば私も同罪だったのだ。今となっては「それはそう」と思うけれど、その当時の自分にとっては「そうなの?」という気持ちでいっぱいだった。私は自覚のないまま、分をわきまえない借金をこさえた大馬鹿者になっていたことにこのときようやく気付いた。一緒に買物に行って、私のカバンに商品を入れて万引きした絶縁した友達を思い出した。夫は私が叱られている間、ずっと「カミナリがこちらに降りかかりませんように」と空気になっていた。義兄の帰宅後もフォローはまったくなかった。この時、夫の中では「お前のせいで借金が膨らんだ」と思われていたのだ。
その後も夫は新しい職場でもうまくいかず、家出もした。もうこの頃には「怒って詰めたら、話し合いまで発展しない」と分かっていたので、諭すようにこれからのことを話した。……が、「もう無理。人間はそんな簡単に変わらない」と弱音しか吐かなくなり、ついには「お前、変わったよな」と言われた。私は出産をキッカケに『ソルジャー』になった。しかし夫はまだ私に『プリンセス』を求めていた。
家出中に何をしていたのか、今後のために携帯のチェックをさせてもらったら、出会い系に登録していた。この頃は『メル友募集』とかそういうヤツだ。実際に出会うところまではいってなかったけれど、出会おうとしているところまでは確認した。夫は自分を慰めてくれる『プリンセス』を探していた。
そこからは自分の実家を頼り、出戻ってお互いの両親を交えて話し合い。養育費が払えるとは到底思えなかったので、最初から請求せず。代わりに面会もさせない運びとなった。夫はその頃にはもうとにかく「自分だけがかわいそう。この世のすべてが自分を傷つけにくる敵」みたいな状態に陥っていたので、子供に執着もなく揉めることはなかった。生活の中で新しく二人で買った家電や生活雑貨はすべてこちらで引き取ることとなった。ほとんどは私の独身時代の貯金から出していたので異論はでなかった。しかしプレステ2だけは譲ってくれなかった。それくらいの執着を私と娘にも向けてほしかったと思う。
若気の至りで周囲の人に迷惑をかけた。その恩返しではないけれどやがて訪れた実父の闘病生活はできる限り付き添い、実父が亡くなり一人暮らしになった実母にも、今も頻繁に実家を訪れ日常の買い物や困り事を解決したりしている。(義父除く)義実家は一緒に暮らしている間によくしてくれたので、今でも申し訳ないと思っている。孫の成長も見せたかったが、連絡を取らない取り決めに巻き込んで会わせていない。
いろいろ私視点から書いたので夫の言い分もあると思う。振り返ると二十歳過ぎたばかりのアンチャンには荷が重すぎたとも思う。
夫には良いところももちろんあったし、私にも至らない点が多々あった。さらに離婚することで借金から逃げたとも言えるし、今の価値観で判断すると、子どものために養育費は請求するべきだったかもしれない。
長々と書き綴ったアレコレもそれぞれが離婚の原因にはなったものの今となっては大方許せる。時が経てば大抵のことはどうでも良くなるし、人を恨み続けるほどの胆力は、その後のシングルマザー人生で別のところで必要になったため雲散霧消した。
でもそれでも出産日に寝坊して遅刻してきて退院の時に迎えに来てくれなかったうえ逆ギレしてきたことと、借金を隠して、さらにその理由に「私と娘のため」と発言したことは、今でも絶対許さないと思っている。
刑務所内で不治の病にかかった丸山は、毎日のように吐血し近い将来死ぬ運命にある
死病を隠して組長のもとに戻ると、組は衰退し他の組に多くのシマを奪われていた
それでも組長は出所したばかりの丸山の当分の生活のために100万円を捻出してくれた
30歳の時、妻に何も言わずに組のための大仕事をして10年も投獄され、その間に妻に離婚届を送られ獄中離婚していた
丸山がその後またキャバクラに行っても元妻は解雇され会えなかった
街を歩いていた丸山は、立ち止まって求人広告を見ている元妻に出会った
ヤクザ事業がまた上手く行っている丸山は家を買い、元妻に専業主婦をさせ毎晩抱いた
突然元妻が姿を消し、置き手紙には「女を預かった」と呼び出し先の住所が書かれていた
行くと、元妻は敵対する別の組の者たちに捕らえられていた
彼らは、丸山が尊敬する丸山の組の組長を殺害し、街から消えて手を引けば元妻を返すと脅す
組長を殺せば元妻にはなにもしないが、果たされなければ遊んだ末に殺す、元妻は美人だからそれでもいいと言う
襲いかかる他の組員らも殺害し、ただでさえ残り少ない寿命を負傷で削りつつ帰宅すると元妻は約束通り無事な姿で帰されていた
(追記)ブコメ等を参考に追加しました。所要時間、費用は参考程度で。
「"同じルートを考える人多数で明らかに混雑しそうなルート"をできるだけ避けられないか?」という点をちょっと考慮しています。
東京⇔成田 スカイライナー 1時間 成田線・バス 1.5時間
あと一つは?
特殊な人間関係だと思う。これが恋愛関係なら、ゼロ座標は他人である。付き合う前に「何もしない」ことを選べばそもそも関係が始まらず、付き合ってから「何もしない」を選べば関係が終わるだけの話だ。
しかし、育児の「何もしない」は加害である。それどころか、ミルクで育児をしても、パックの離乳食を開けても、保育園に入れても、見る人によっては「かわいそう」という感想を持たれてあわや加害になる。これがそこそこ心にくる。現実には、ただそこに選択肢があるだけだ。けれどもなまじ正解がないばっかりに、何かひとつを選択すれば選ばなかった方の声がひときわ大きく聞こえてしまう。
だから日々、自分は何かを間違えているんじゃないか、知らないうちにマイナスを生み出しているんじゃないか、とどこか疑いながら生きている。そんな自分だからだと思う。
この間、シナぷしゅで流れてきた曲に顔が滝になるぐらい泣かされた。
https://youtu.be/eyEatipGzqI?si=RZs8LlZrVKwuJRw3
この曲である。シナぷしゅという赤ちゃん向け番組の中で流されている2分少しの短い曲だ。
再生すると、赤い、歯がギザギザの、何を考えてるか分からない顔の生き物が変ちくりんなダンスをしながら歩き始める。軽快なイントロと間の抜けた絵面に、こんな曲のどこで泣くんだ、とあなたは油断するだろう。私もそう思っていた。
歌詞は毎晩泣く赤子に辟易する親の語りかけから始まる。赤子はミルクだって吐く。けれどそのうち泣き止んで、その顔を見た親の感想がサビである。
「あんたって もうけもんだ。もうけもんだ。もうけもんだね。笑えてきた」
なんだ、もうけもんだったのか。繰り返されたフレーズにはっとする。儲け物、つまりいてくれるだけでプラス。赤子をただ存在させている、その現状だけで正解なのだ。
そう思うと急に肩の力が抜けた。今まで選んできたことの何が正解で何が誤りだったかは分からない。でも、今ここに赤子が存在している、その事実だけは間違いなく正解である。ならいいじゃないか。歌詞につられて私まで笑えてきた。そして知らずに涙がこぼれた。
2番の歌詞はそれから少し成長した赤子の話だ。最初は緩やかだった時間の流れがどんどん加速していき、途中からは歌詞の一行ごとに何年も時が過ぎていく。もうちょっとゆっくりやってくれよ、と歌に対して思う。けれど、育児の体感時間もそんなものなのかもしれない。なんだかひどく名残惜しくて、まだその年まで育ててもいないのに、次のサビに入る前から顔が滝になってしまった。
そこへ降り注ぐ「もうけもん」というパンチラインである。勘弁してくれ。ありがとう。泣きっ面にこれでもかと叩き込まれて、気持ちのいい涙があとからあとから出る。
「もうけもん」、本当にいい肯定の言葉だと思う。押し付けがましくなく、大仰でもない。ただ、その価値だけはしっかり伝えてくれる。だから素直に受け入れられる。
やっぱりこれからも、私は正解が分からないまま育児をやっていくのだと思う。けれど、それでも我が子はきっと、いつまでももうけもんでいてくれる。その展望だけでどれほど心が救われることだろう。なんだか明日も生きていけそうだ。
そんな私へ、この曲は最後に小さく暗示をかけてくれる。
「私も含む もうけもんだね」
つまり私も誰かのもうけもんとして生まれてきた。そうして、その価値は今もなくなっていないのだ。いい加減にしてほしい。ありがとう。とどめを刺されたようにまた涙が押し出される。
この曲はシナぷしゅでもわりと最近の方に追加された曲らしい。なので、今私と同じぐらいの子どもを育てている人だけでなく、昔育児をしていたような人もぜひ聞いてみてほしい。
三沢さん本人か三沢さんに興味あるという人だけが読んでくれれば満足です。
これが一番の進歩であり収穫であって
一般的な「文章を読めない人」と比べても更に何かがあるように見えます。
私ははてブ民の誤読なら大抵は何をどう誤読してるか秒でわかりますが
そちらの思考が長くなるため本の内容の受け取り方が歪む。
草薙さんの癖の強い経歴を見てください。
彼はいわばブラックジャック(医師会に属さない医師)のような僧侶です。
それで本が何十万部も売れるのだから作家の才能は保証つきですが
彼の本が身になる人って案外少ないのではないかと私は感じています。
彼が添加する具体性は常に、
仏教を理解させるより「身近に感じさせる」ことに重点を感じます。
いちいち冗長な具体性を与えて透明な抽象性を損ねているように思えます。
草薙さんと三沢さん2人の出会いが相性抜群で最悪だと感じるのは
教師の草薙さんは仏教を紹介する本にかなり自己流の工夫を入れる人で、
生徒の三沢さんは人の話の途中の浅瀬で自己流解釈を始める人です。
草薙龍瞬さんが提供する仏教は既にスパゲッティナポリタンになってる感じ。
三沢さんはそれを舐めて「このケチャップの僕流アレンジ」を考えている。
三沢さんが草薙龍瞬さんの本から得た「仏教」はお釈迦様のアイデアとは別ものです。
現に三沢さんの欠点・苦しみの元が少しも治っていないですよね。
せめてこの端緒にでもついていれば、三沢さんの病的な「自分自分自分自分」という文の(思考の)癖に変化の兆しぐらいは生じているはずです。
https://note.com/tm2501/n/n1c20fe51d4ec
現に三沢さんにそのような変化が見られないので、
草薙さんか三沢さんか少なくとも片方に重大なエラーが発生していると思います。
(たぶん共鳴し合っている気がするのですが)
三沢さんは執着せず眺めて手放すということが出来ていません。
「ん、これはアンタッチャブル」とか考えていたら出来ないですよね。
(私は草薙さんの「ジャッジメント」ですらなんだかなと感じましたが
三沢さんはそれをさらに俺流に「アンタッチャブル」に変えました。
二人ともなぜこんなことするんですかね。
草薙龍瞬さんの紹介と三沢さんの読解のタッグが仏法を損ないました。
二人とも勝手なアレンジを入れることの弊害への警戒心がなさすぎるように思います。
それをやると劣化コピーではなく根本的に機能を損ねることがあります。
というか私は草薙龍瞬さんの本はサンプルだけ見て閉じたきりでしたが、
今回三沢さんへの影響を確認するうえでアンリミテッドで読みました。
「反応しない練習」。
読んでいるだけでどんどん頭が悪くなるような感覚がありました。
知識の収集癖、羅列癖、過剰で無益な具体性、支離滅裂、あと鍵かっこが多すぎ。
書き手が実践して身についた知識について語っている感じがあんまりしない。
これ本当に三沢さんと同じ型の人ではないですか?
私はこのがちゃがちゃな本から読者が自分のためになるエッセンスを掴み取れる気がしません。
凄く売れた本らしいですが、買った人達はちゃんと読んだのでしょうか?
草薙龍瞬さんはプロの作家でお坊さんですから偉そうな意見は言えませんが、
三沢さんは34歳ニートなので多少の助言はしても良いと思います。
三沢さんは「有能な人っぽく振る舞うこと」に神経を使いすぎです。
三沢さんて「有能な凄い人にならなければ自分の願いはかなわない」と思い込んでいませんか。
全然そんなことはありません。
能力的に凡人でも凡人以下でも願いをかなえて生きている人は沢山います。
三沢さんの大言壮語や意識高そうな口調はただの自己否定や現実逃避に見えます。
凡人だと生きていけないという強迫観念があるためではないですか。
三沢さんは普通でないくらいに自信がない人で、しかも自信欠如への対応がおかしい。
「自分と乖離した凄い人の虚像を作って身にまとう」という対処のせいで
実像とのギャップが生じてますます苦しみと自信喪失のループに陥っていますよね。
たまに三沢さんの文を見かけるだけの人間でもそういうことを濃厚に感じます。
俗世間の熾烈な競争に負けない「凄い人」になる必要があったかもしれません。
しかし34歳にもなればそんなものを追い求める虚しさは感じられているでしょう。
四国に住んで創作活動人生を送るという願いは素敵だと思います。
叶うと思います。
ただ、その願いの実現ためにまず「凄い人」になる必要があると考えていると
10年後も同じ部屋に住んでると思います。
三沢さんが「凄い人」になろうとする必要性や焦燥は何のためにありますか?
そういう「凄い人」になるための焦りの所産と言うか
人と違うバリューを出すんだという間違った取り組みに見えます。
本を読んでるあいだずっと「面白い独自の感想を言わなければ」とか考えていますよね?
これは大きな間違いで、
本をただきちんと読めて書いてあることを受け取れるなら
高学歴なはてなブックマークの人達だって新聞記事すら読めていないでしょう?
ひときわ壊滅的な集中力しかない三沢さんも苦しみの構造自体は同じです。
三沢さんが人並以上に集中力が欠損しているのも、頭があんまり良くないのも、(本当はなんらかの自覚はある筈です)
本の内容と一体化すべき時にいちいち自分自分をやっていれば本など読めるわけがありません。
おそらく「批判的に読書をする」のようなアイデアをまた草薙さんのようなアレンジをする人から受け取って、
ものごとを正しく見て正しく知ることができ、
というのが仏教です。
三沢さん好みの具体的過ぎる話をするなら
何と言うこともなくすらすらと内容が頭に入ります。
概念を手放していくというのはたぶん三沢さんの溜め込んだメソッドと正反対でしょう。
だから三沢さんが本当に仏教と出会えばじわじわと別人になってしまうはずです。
でもそうならないのはおそらく草薙さんと三沢さんの自我のせいです。
何と出会ったって自分の概念九龍城へ組み込むパーツとしてしか見てないために
まとめると
「自分は有能な凄い人だ」という妄想概念をくみ上げて常にそれを体の周りに装着しています。
このために何を見ても何を聞いても何を読んでもその妄想を通しているために情報が壊れてしまう。
これが自我です。
人の話を聞いてるときに、相手が何を言っているかも何を感じているかもわかりにくくないですか。
もしそうならそれは自我がずーっと邪魔をしていて心が目の前の情報を取れないためです。
全人類がこの病気ではあるけど三沢さんは少し程度が強いのではという印象です。
仏教にはこのガスを取り払うための実践的で研ぎ澄まされたメソッドがありますが
草薙龍瞬さんの本を読むとそういうことまで辿り着けないと思うし
三沢さんは「特別な自分」「オリジナルな自分」について考えこむことが自分の強みであり突破口だと思っていそうですが
そこが一番の間違いであることは仏教なら本当は30分でわかります。
本を読むのにも文をバズらせることにもそんなこと考える必要は一切ないです。
四国へ行きたいならまずその自我妄想と別れを告げることだと思う。
ところでお坊さんを軽々に否定したりしちゃいけないという道徳が自分の中にあるんですが
でも草薙龍瞬さんの本はなんか…。デタラメを言っているとかでもないからなんとも言えないんですが。
わらび、こんぶ、にしんの煮〆、甘塩っぱい煮豆に、きな粉のおむすびをそれぞれ母にわけてもらって今植えたばかりの青田を見まわしながら食べるのはひときわおいしいものであった。
親父は柔かそうな皮をのせてやると、ちり蓮華で甘じょっぱい汁をかけてやった。
縋りついてくる由紀を、さすがに弥吾平もにべもなく突放すわけにはいかなかった。胸に抱きとめて、なにやら甘しょっぱい面持になり、ふうッと大きく溜息を吐いた。
かあちゃんは あまいような あまじょっぱいような いいにおいがする おこったときは いいにおいするなどと いっていられない おこったときは あくまだ あくまだ くそあくまだ
実家のリフォームが決まり色々置きっぱなしのものを片付けに行ったら中学生の時のプリ帳が出てきた
プリ帳とは小さいノート的なモノにプリクラ貼って、日付と一言とテキトーなシールだのペンだのでデコレーションしてある代物である。もう令和の小中高生はこんなことやってないんだろうか.....
当時は遊びに行く=プリクラ撮る、みたいなところがあったので色んな子たちとのプリクラが貼ってあった。卒業してから会ってない子も結構いた。
その中で増田が勝手に1番仲良しだと思っていた子とのプリクラがひときわ沢山あった。増田はその子のことが大好きだったので、添えてある一言にも「今日も○ちゃんは可愛かった」「この服似合ってる!」など、その日の出来事ではなくその子の感想ばかりが書いてあって、我ながらキモかった。
その子とは中3の時だけ同じクラスで高校は同じだったが頭のデキが違ったので特進と普通みたいなアレで入学クラスも別、大学もその子は当然の旧帝で増田はインターネッツでバカにされてる系の大学だったのでまったくの没交渉となっていた。お互いの結婚式には呼んだし、年賀状だけは送りあっていたけど。
が、つい最近LINEで直接連絡があった。なんと!まだ先だけども赤ちゃんが産まれるのと、旦那さんと首都圏にいたけど増田がいる地元に戻ってくるから遊ぼう、とのことだった!
このそこそこの画質のちっちゃいプリクラの中であどけなく笑う可愛いあの子がいよいよお母さんになって、しかも増田にも会ってくれるのかと妙にソワソワドキドキしている。お互いの結婚式なぞほぼほぼ喋れてないので、じっくり会うというのはもう10年以上ぶりかもしれない。緊張する。とりあえずプリ帳はキモ過ぎて見せられないが、せっかく出てきたし(?)、プリクラは見せても大丈夫かな。ダメかな。オチ無くてゴメンだけど、楽しみ!
好奇心のまま休日夜の上野成人映画館に行ってみたので、今回も女性目線の成人映画館体験記を書いていくよ。
今回も性別以外は特に明言しないので、18歳になりたての美少女大学生でも、夫とご無沙汰で性欲を持て余した美熟女でも、お好みの姿で読み進めてくれ。
成人映画館とは、読んで字のごとく成人向け映画を上映している映画館だ。普段目にするAVとはまた違う、ロマンス的要素があるR18作品を鑑賞することができる施設となっている。
上野には2つの成人映画館があるのだが、すべてが同一ビル内に収容されており、1階に上野オークラ劇場(1階)、2階に上野オークラ劇場(2階)と上野特選劇場が併設されている。この劇場は成人映画製作会社直営となっており、タイミングによっては最新の成人映画を真っ先に鑑賞できる、「日本一のポルノ映画館」と呼ばれる施設でもあるそうだ。また各階に特色があり、1階は普通の成人映画館で男女ともに入場可能なのだが、2階は基本的にゲイの発展場としての側面が非常に強く、上野オークラ劇場の2階にいたっては女性入場禁止となっている。
というわけで、今回は上野オークラ劇場1階での体験記をお届けするよ!
上野オークラ劇場は不忍池付近にあり、上野駅からは徒歩10分かからない程度の距離にある。基本的に直進で済むのと、ここもビルにでっかい看板がついているので迷子になることなく辿り着けた。成人映画館、初見の来場者に対してめちゃめちゃ親切だな……。堂々と看板を出して通り近くでやっているので、普通に映画見に行くだけですが?面で入ることができるぞ。
ちょっと動きの鈍い自動ドアを通り抜けるとすぐに券売機、受付があり、待合ロビーは結構こじんまりした感じ。何故かロビーにマッサージチェアが設置されておりお客さんがめちゃめちゃくつろいでいた。受付スタッフはおばちゃんで、私が券売機を操作している間に手慣れた様子でチケット出口に手を突っ込んで待機しており、発券された瞬間さっと取り出し高速のチケットもぎりを見せてくれた。特に施設の説明などはなく、「シアター入り口はあっちだよ~いってらっしゃい」と笑顔で送り出してもらう。久しぶりに人からいってらっしゃいと言ってもらえてちょっと感動。
シアター入り口はシアター内の最後方に位置しており、入って一目で席状況を確認できる。やはり休日夜ということもあってか20人か30人くらいの人が座っていて、パッと見た限りではいい感じに人がいない席が見つからない。しかし上映中なのとドア付近で立ち見の人も結構いたので、あんまりうろちょろするのも気が引けて目についた比較的空いている中間列の端に座ることにした。
今回は守護神貸カバンの存在はないので、座ってからちょっと経つと横、後ろ、前あたりの席に人が集まってくるけど上映中の映画が気になったのでいったん気にしないことにする。
途中で入ったから当然話の筋は掴めないが、流れていた作品は映像や出演者の雰囲気を見るにかなり現代的。スクリーンの中でめちゃめちゃ真剣に男優二人が音楽について語り合っていて、どうやら音楽を志すも手を怪我し道半ばで折れてしまった男性と、その人の音楽に惚れ込んでおりどうしても続けてほしい男性、みたいな関係。これを一体どういう道筋で濡れ場に持っていくのか……もしや場所を間違えてただマイナー映画を上映している普通の映画館に来てしまったのか?と思うくらいシリアスなシーンで引き込まれてしまう。しばらく見ていると女性(音楽家の男性の知り合いっぽい)が登場し、なんやかんやあって濡れ場がスタート。「俺の新しい楽器は……女の体だァ!」ということだった。いやなんだその理論。どういうことなんだ。おもしろすぎるだろ。あんあん喘ぐ女性の上で真剣な顔で音楽の道とは、生き様とは、と己の哲学を語る男性と、それを感激の表情で聞く男性。「兄貴、また音楽を……!!」さすがにセックスは音楽ではなくない?もう私はスクリーンの世界に夢中である。
……と、なんかよくわからんテンションの濡れ場に乗じてなのか、このあたりで隣に座っていた男性が私の太ももを撫でてきた。特に喋りかけたり、こっちを伺う素振りもなく手だけでさりげなくすすーっと触ってくるので、映画をちゃんと見たいこともあって逆側に足をよけて軽く意思表示……をしてみるのだが、この手がめちゃめちゃ追尾してくる。なんだったら手が届かなくなると尻の方に手が移動してくる。
まぁこれくらいなら無視できるな、とか思って足をよけたり組み替えたりしつつ無言でいると、鼠径部の際どいところを触ってきたり服をめくって素肌を触ろうとしてくる。裾を太ももの下に入れ込んでみたり鼠径部は太ももでブロックしてみるも全く手が引いていかない。しっかり体ごと逆側に避けてもどこかしら触ってくる。コイツ、NOを無視するタイプである。
この手の人間は相手の反応を無視して自分がしたいことだけを強引に進めてくる可能性が高い危険人物である。……という持論を私は持っているので、コイツは引かねーなと見切りをつけて濡れ場が落ち着いたタイミングで席を移動した。そもそも、いくらここがそういう場所とはいえ初対面の人間に無言で触るのはいただけない。コミュニケーション大事にしてこうぜ!!
まぁ、私自身の一応の自衛策として、こういうことする相手はアウトというラインはあらかじめ決めてあり、今回はそのラインを越えたというだけの話だ。
もちろん直接触るな、と言ってもいいんだけど、なんというか、他人の拒否に関する感知域が狭い人には積極的に関わりたくないので今回は逃げる一択である。余計なトラブルになったら断然、私の方が不利なので。
移動先の席では周囲に男性こそいるものの、私の見える範囲にいたのは全員おじさんというよりもはやおじいさんだった。二つ隣からはフゥ…フゥン…とやや苦し気な呼吸音が聞こえてくるので、他人ながらちょっと心配になってくる。こんな空気のこもった映画館よりもっと行くべきところがあるのでは?と思いつつも、先ほどよりは心穏やかに映画に集中することができた。
人はみんな、他人に対して見栄を張ったり自分に嘘をついたり、後ろめたいことを抱えているけれど。いつだって過去や自分と向き合って、受け止めて、改めて前を向いて生きることができる存在じゃないか。そんな勇気をもらえるような作品だった。
1本目上映後、館内が明るくなり10分ほどの休憩タイムが挟まってから2本目が始まった。今回はちょっと古そうな作品で、平成初期くらいの雰囲気だ。
季節は夏、フリーターの男性が幼馴染の女性に合コンを打診するところから始まり、何故か山奥のキャンプ場みたいなところにポツンと机を置いて合コンが始まる。夏場にそんなところで酒飲んでたら死んでしまうんじゃないか……?
合コンなのに女優3人の合唱シーンが挟まって、この作品もやはりなかなかのカオス。しかも一人だけやたらと上手い。惚れ惚れするほどのソプラノボイス。私はあまり合コンの経験がないのだが、合コンってこんな感じなのか……?と思っていたらスクリーンの男優も同じセリフ。たぶん違うと思う。知らんけど。
そんなこんなでシーンは進み、「見た目はそこまで悪くないのに、若作りに必死すぎるせいでイタいおばさん」役の女優がヤバイ!とウケる!を連呼するのをぼーっと眺めていると、後ろから軽く肩をたたかれた。振り向くと真後ろの席と斜め後ろの席に座っていた二人連れの男性が「ちょっとお話いい?」 「さっき横にいた人はいいの?」と話しかけてくる。どうやら先ほどのライン越えおじさんと私の入場がほぼ同時だったらしく、カップルで来店したと思われてるみたいだったので、正直に知らない人っすねと言っておいた。
ここは初めて?一人で来たの?とかなんとかボソボソ喋っているうちに胸元へと手を伸ばしながら「触ってもいいかな?」と聞いてくるが、言い終わる前にすでに触り始めているのでとりあえず頷いておく。こっちの席来なよ!とおじさんらの間の席を指されるが、挟まれると身動きのとれなさが桁違いになるので通路脇を死守するべくそこは断った。そうだよね間は怖いよね~とあっさり引き下がってくれ、じゃあそっちに移動するね、と一人がこちらにやってくる。すでに私の隣二席はおじいさんが座っていたのだが、その場にいた男性たちは全員顔見知りだったらしく、手慣れた感じで「ほらアンタ何もしないならそこずれて!」と無情にも退かされてしまっていた。ばかやろう、おじいさんこっちを見るには見るけど全くノーリアクションだったから安置だったのに……。「まったくいっつも女の子の隣座っても何もしないんだから」とかなんとか言われていた。いや一番安全な人じゃねーかよ何でそんな悪いことしてるみたいに言うんだ。
隣に座ったおじさんが私の胸元をくつろげて触り始めると、ハプニングの気配を察知した人々が徐々に集まってきた。あちらこちらから手が伸びてくるものの、声をかけてきたおじさん二人が「そんな一気にいかないで!」 「ゆっくりだよ!怖がらせないで!」と制するので出しては引っ込めの状態だった。こういう界隈にもリーダーというか、仕切り屋の人っているんだなぁとか思っていると今度は下半身に手が伸びてくる。中に指が入ってくるのと同時に、外側も複数人が触る。
別に触られるのは構わないのだが、今回はタイミングの問題か客の数自体が多くそれに比例して周囲に集まってきた男性の数も多い。何かというといろんな人が足を開かせようとしたり無遠慮に手を突っ込むせいで下着がめちゃめちゃ伸びてた。女性ものの下着は繊細なのに……安くないんだぞこういうの……。挙句の果てにぐいぐい引っ張って脱がそうとしてくるやつもいるのでそれを阻止するためにこっちも引っ掴んでさらに伸びる。おい人のパンツ持ってこうとすな!
全然止まらないので「ちょ、パンツ脱がさないで!」というと周囲のおじさんが次々と「いやがってるよ!」 「パンツ脱がしちゃダメだって!」と言って止めてくれる。最悪のやまびこである。
このあたりになるともうあちらこちらから手が伸びてきてもみくちゃにされており、さながら鳩の群れに突かれるパン屑ような気分だった。後ろの席からも頭上を通過して顔や胸を撫でまわされて頭がぐわんぐわん揺れるので、そっちに気を取られて全然集中できない。あと顔を触るな!!そんなに擦ったら肌荒れしちゃうだろうが!!
ということで再度やまびこを使って頭部の治安を守り、やっと感覚に集中できるようになった。何度か力加減を調節してもらい、一番いいところで続けてもらう。
快感が高まっていくごとに声も出てしまい、ひときわ大きな嬌声をあげて絶頂するもおじさんの指は止まらず、続けて何度かイかされたところでやっと指が抜かれた。さすがに何度もイくのは体力を使うのでややぐったりした私を見て、おじさんは「ちょっと休憩、休憩だよ!」と言って壁を散らしてくれる。そのまま私の服を軽く整えようとしてくれるのだが、自分の体液がべっとりついた指で服を触られるのはちょっと遠慮したかったので除菌シートを渡して手を拭いてもらい、その隙に自分で整えた。
一息ついてスクリーンを見ると合コンしてた人たちがめちゃくそ修羅場っており、何故か毒を盛ったみたいな話で言い争っているので急に映画が気になり始めてしまうが、数分すると休憩は終わりとばかりに人が集まってきてしまった。常連おじさんの間で謎の順番の選定がされており、「一気にやると女の子怖いからね!順番だよ順番!」と言われ人が変わりながらもう2回ほど同じようにもみくちゃになりながら絶頂した。途中、私の喘ぎ声がうるさすぎたのか通路に人が集まりすぎたのか、スタッフさんがやってきて「皆さん、椅子に座って鑑賞してくださいね~」と注意されてしまった。迷惑かけて誠に申し訳ない。
さてこのあたりで体力を使い果たしたのと、合コン映画の顛末がわからないまま映画が切り替わってしまい次の映画はあんまり興味が引かれなかったので帰ることにした。あの映画、配信サービスかなにかで見られないかな……。
帰る前に一休みしている間も、一番最初に話しかけてきた二人組のおじさんは気さくに声をかけ続けてくれたが、明日も用事があるのでそろそろ……と帰ろうとすると「最後にもう一回おっぱい触らして!」と言われ、まぁ乳ならええかと頷く。そのままもうしばらく喋っていたのだけど、やはり今回は休日なので人が多く集まっていたらしく、今度は平日の夜においでよ!とのことだったが機会があれば……と適当に濁しておいた。できない約束はしないタイプなので。
ではでは行きますねと周囲のおじさんに会釈し席を離れ、上映最中にすまんの、と気持ち頭を低くしながらシアターを出る。さて帰るかとビルを出てマップを立ち上げていると、視界の端に見覚えのあるような人影があった。
おや?と思い一旦通りには出ずに不忍池公園の方に適当に歩くと、やっぱりいる。さっき安置だと思ってた隣の席のおじいさんが。館内は暗くて見えにくいとはいえ真横にいればさすがに覚える。
お前、館内では何もしないのに外出たら追っかけるタイプかよ!!一番ダメなヤツじゃん!!!
幸いにも非常にアメ横が込み合ってくる時間帯だったので、若者の健脚を見せつけるべくめちゃめちゃ早歩きでしばらくアメ横の中をぐるぐる歩き回っていたら姿が見えなくなっていた。しかし念のため、映画館の最寄りの入り口ではなくちょっと離れたところから駅に入ってから帰宅した。
まぁ女性一人客となると珍しいので、つきまといとか追っかけは発生しやすいんだろう。何しろ目立つしな。
こうして私は東京にある成人映画館2カ所に突撃してきたわけだが、一番の収穫はなんといってもポルノ映画がおもしろい!
風刺ドラマ風、昼ドラ風、あるいは青春要素のある展開だったり突拍子もない展開だったりと、エロ以外にも魅力あふれる作品ばかりだった。ツッコミどころもいろいろあり、下ネタに抵抗ない友人数名集めて上映会やったら絶対楽しい。
施設としても非日常的体験ができるおもしろい場所ではあるが、私個人は「未知」に対する好奇心を満たしたあとで改めてめっちゃハマる場所、というわけではないかなぁといったところ。前回の記事でも心配してくれていた方も多かったように、なんせ安全性が低い。
あと私はエロそのものもそうだし、エロに至るまでのシチュエーションというのも大好きなのだが、いかんせんそのバリエーションがない。まぁ基本的には映画館なのでそんなアグレッシブに動き回る場でもなく、きっと一人で行くといつでも痴漢!手マン!絶頂!のループになってしまうし、他人のアレソレを見たいけど女性客やカップル客は少ないし……。
たまにポルノ映画を見に行くついでに、もしムラっときたらハプニングも……みたいなスタンスで行くのがよいかもしれない。
とまぁこれはあくまで私の感想なので、私に続く無謀な勇者がいたらぜひその感想も聞かせて欲しい!人によってはかなりハマる場所かもしれないぞ!
そして複数人とか比較的オープンな場所でエロいことをする、というのに興味はあるけど成人映画館は怖いかも……衛生面も気になるし……という貴方にはハプニングバーをおすすめしておくぞ!こちらも今度記事を書くので参考になったら嬉しい。(もちろんネットにたくさん情報があるので、それを見て突撃してみても楽しいよ!)
ここまで読んでくれてありがとう!
あーなんかだよ、24日の午前2時に、前野町交番にいただろ、養老の人工知能での、色々話してる最中に、めぞんときわの202号にアメリカ人入ったの知ってんだろお前
で、そのアメリカ人が2階来ただろ、 メリーガーデンのクソガキの指令で、最近必死なんだよ、色んな奴が もう必死だろ、202号の奴
どんだけ人工知能使ってんねん、今寝てんだよ、202号室の奴、 必要があるときしか出て来ないから、こいつは。
論点② 志村署の橋の向こうの住宅街に住んでいる佳代子に似た奴 出てきたのを見たというだけ。ほとんどお前だろ。
志村署の刑事対策課の佐藤に通用する技術 超対称性 こちらと相手方をみて、そこの不変量をみて、 超対称性を使えば、騙されて落ちる
追記したら表示文字に制限があったのか、本分がぶつ切りになってしまったので記事を分けたよ。
追記部分はここを見てくれ!
というわけで、タイトル通り成人映画館(ポルノ映画館)に足を運んでみたのでその話をする。まったく知らなかった人、行ったことないけど行ってみたかったり興味がある人、行く気はないけど中身が気になる人、そんな人たちに少しでも足しになる話になれば幸いである。
ちなみに当方20代半ばの女である。女性から見た成人映画館体験記として今からエロい話をするので、お好みの美女・美少女を脳内補完して楽しんでほしい。
成人映画館とは、その名の通り成人向け映画をメインに上映している映画館である。ポルノ映画館、ピンク映画館とも呼ばれる。
通常の映画館とは違い、連続上映となっており一度入場券を買ってしまえば何時間でも見ていられる。料金も特別料金が上乗せされてめっちゃ高ぇ!なんてこともなく、劇場によって多少の差額はあるものの普通に映画を見るのと同じような値段で入ることができる。このシステムは成人映画館ならでは、というよりは昭和の映画館運営から営業形態が変わっていないのだと思う。まぁネット検索のみの付け焼刃知識なので、話半分くらいに聞いておいてくれ。
当然18歳未満は入場禁止だが、学生禁止ではないので大学生からは入れることになる。
また、普通の商業施設とは違いシアター内ではある程度のわいせつ行為はお目こぼしされており(支配人やその時いるスタッフのさじ加減次第だが)、男性同士の出会いの場(いわゆるハッテン場)や特殊性癖のカップル、男女の集まる場所となっているらしい。そしてそういった行為についてもどうやら界隈内で一定のルールがあるらしく、アングラで非日常的な場所ではあるがそこまで無法地帯ではないと感じた。たまたま私の運がよかっただけかもしれないが。
最近流れてきた昭和を懐かしむ系のツイートで、成人映画館の前で女の子が写真を撮っているものがあった。それ自体は普通に炎上したつまらんツイートだったのだが、そこに付いたリプや引用が私の目を引いた。みんな揃って「そこ現役でやってるピンク映画館だから下手なこと言わない方がいいぞ」みたいな忠告をしているのだ。
その単語を知識として知っていた私は思った。あれって実在するんだ、なんかおもしろそうだし現役でやってるなら行ってみよう、と。
めちゃめちゃしょうもない自語りをさせてもらうと、昔から興味が沸いたことは一回やってみないと気が済まないタイプの人間だった。扇風機に指を突っ込もうとしては親に叱られアチアチのヤカンを「それ熱いよ!」と注意されても自分の指で触って確かめ親にぶったたかれるクソガキだった。ペヤングが時々出しているトチ狂ったフレーバーの焼きそばを食べずにはいられない人間だった。もうとにかく自分の興味が引かれたものに対しては自分で体当たりせずにはいられなかったし、「さすがにマズイぞ」のラインを見極めるストッパーも自分の中には無かった。あとシンプルにエロいことが好きだった。未知のエロ、体験せずにはいられないッ!
というわけで、好奇心の赴くまま、都内在住の私はこれ幸いと夜の街へ繰り出したのであった。こういう娯楽はだいたい東京にある。東京、私のような好奇心のかまたり人間には最高の土地だ。
の3カ所である。このうち上野とついている劇場は同じビルにあるとのこと。
それぞれの劇場に特色があり
シネロマン池袋→わりと大人しい雰囲気らしい?初心者向けとか書いてあるブログも見た。
上野オークラ劇場→日本一のポルノ映画館とも呼ばれている。一番お客が多いっぽい。
私の通勤経路的に上野まで行くのは骨が折れるのと、初心者向けとのたまうブログを信じて今回は池袋の劇場をセレクト。さていよいよ本番である。
シネロマン池袋は池袋駅西口側に存在しており、出口にもよるが基本は徒歩3分かからないくらい、一番近い出口からなら徒歩1分ほどとかなり駅近くにあった。今までかなりの回数、目の前を通っていたが全く気付いていなかった。人間とは意識の外にあるものをこうも認識できないものか。
施設自体は地下一階にあるが、地上の入り口部分にでっけー看板があるので目印を見失って迷子になる心配はまったくない。狭い路地の秘密基地めいた場所が入り口……とかでもなく、なんならめちゃくちゃ通りに面しているので本当に見つけやすい。いつもグーグルマップに惑わされるタイプの人間なので非常に助かった。
階段を下りた目の前にチケット自動販売機と対面で購入できるスペースがあるが、私が行ったタイミングでは対面の購入スペースは既にカーテンで締め切られていたので大人しく券売機で購入。
ちなみに今、シネロマン池袋はサービス価格で通常は男性ひとり1800円のところ一律1300円で入場可能だ。男性諸君行くなら今がチャンス!
券売機で買ったチケットを左手側に進んだ受付のスタッフさんに手渡すのだが、女性ひとり客の場合ここで
・トナラー防止用の貸カバンを渡すので、自分のカバンと貸カバンを両隣に置くといいこと
・中で何かあったら大声を出してもかまわないこと
など説明される。私が入った時のスタッフのニイサンはかなり親切な人で、非常に心配そうな顔で説明してくれた。私自身はここが「そういう場所」であることは覚悟の上で来ているし、なんならハプニング的要素も楽しむつもりではあったのだが、痴女と思われるのも心外なので神妙な顔で頷きながらカバンを受け取っておいた。後述するがこれがシアター内での平穏を守る砦となってくれたので、この時の自分の判断に感謝である。
ここで渡される貸カバンだが、中にしっかり重めの物体が入っていた。
もしこれを見て成人映画館というものに興味を持った貴女が、本当に見物だけを目的に劇場を訪れたとき、触られたくないのに同意もとらず不埒を働く輩がいたらこのカバンを思い切りぶん投げるか振り回してぶち当ててやればかなりのダメージが入るはずだ。少なくとも走って受付に行くまでの時間は稼げる。迷いなく全力で振りかぶろう。好奇心に駆られた貴女が心身を損なう事なくその心を満たせることを祈っている。
受付からさらに左手へ進むとシアターだ。ちなみにお手洗いは受付の後ろ側にあるので、シアター内でプレイを楽しみたい紳士諸兄は女性に触れる前にここで手を洗おう。女性客がいなかったとしても、自分のブツを触るならやはり清潔な方がいいので、どちらにしろここで手を洗おう。
シアターへ繋がる防音扉を開けると、普通の映画館とは違いカーテンがかかっていたので最初ちょっとびっくりした。人間、目の前に急に何かしらが現れるとびっくりしちゃうよね。
レール等はなく動かないようだったのでのれんのようにめくって一歩中へ入ると、お客さんは結構まばらで20人くらいの男性が各々好きな席に座って見ている感じだった。仕事帰りに立ち寄っているのか大半がスーツ姿。仕事終わりにちょっとむらっとくることあるよな。うんうん。
上映中の画面前を横切ってうろうろするのは気が引けたので、とりあえず目の前にあった席(最前列の右端)に座って左隣に貸カバンを置いてひとまずは鑑賞することに。がら空きだったのでもうちょっと中心寄りに座ってもよかったのだが、いかんせん見知らぬ場所で自分のカバンを手放すのは盗難などのリスク的に怖かったので、貸カバンひとつ置けば済む一番端の席に座り、自分のカバンはひたすら膝の上で抱えこんでいた。しかし最前端はずっとスクリーンを見上げる体勢になってしまうので、最前列はおすすめしない。単純に鑑賞を目的とするなら、中間列の端の席がベストだったかなーと思う。カバンを手放すのはオススメできないので、あくまで端の席だ。
ちなみにシアター内は独特のスメルがする(たぶん体液)ので、臭気に敏感なタイプの人はマスクを推奨する。私もけっこう気にする人間なので最後までにおいには慣れなかったし、最初の10分くらいは鼻がキツすぎて帰りたかった。気合で我慢したけど。
さて、上映していたのは昭和の香り漂う作品で、「AV」じゃなくて「ポルノ」という感じだった。現在FANZAやDMMで見られるものとまったく違うテイストで、もちろんその人の感性によるが私は作品として普通に楽しく鑑賞した。1作品目は途中入場だったのだが、なんとなくメッセージ性のある作品で正直エロいものを見ている、というよりは性描写のある社会派風刺ドラマを見ているような感覚だった。
あと今の人と体型がぜんぜん違ったり(見る感じ、今どきの人はとても足が長いと思う。昭和の女優さん、脱ぐと動体が長くのっぺりとした体型で、100年も経たないのに人類の遺伝子ってこうも変わるのかと驚いた。)、ひたすら局部を隠すカメラワークで当時はポルノでも挿入はフリだけで撮っていたのかな?だったりといろいろ考えながら見られて興味深かった。コンテンツとしてポルノ映画にハマりそうなレベルで、なんか普通に3本映画見て帰ろうかな、と思ってしまうくらいだった。
このようにアンダーグラウンドな成人映画館でのんきにポルノ鑑賞を楽しむ私であったが、これには貸カバンの恩恵が大きい。
というのも、どうやら「カバン等で隣席をブロックする」という行為は「コミュニケーションの意思無し・私に触れるな」という意思表示と見做されるようで、貸カバンを置いた席の隣まで移動してくる人や横の通路まで来て顔を凝視する人、後ろの席から顔を覗き込んでくる人、映画の濡れ場ではなくこちらを凝視しながらシコる人等々はいたが、カバンを置いている間は一切触ったり声をかけたりという行動はなかった。無理にカバンを取り上げて隣に座ってきたり、というのもなかったので、基本は相手が積極的にOKを示すまでは触れるべからず、的な界隈ルールがあるのだろうと推測する。それが「成人映画館の常連全体」なのか、「シネロマン池袋のローカルルール」なのかまではわかりかねるが……。
さて、ここで次の私の興味関心は「この場で貸カバンをどけてみたらどうなるのだろう?」である。
いやさすがに始めてきたばっかりでそこまで試してみるのもなぁという気持ちと、せっかく来たなら気になるもん全部試した方が悔いはないという気持ちで10分程度争った結果、好奇心に抗えなかった私は貸カバンを手に取り、通路側の手すりにかけてみた。これで私の真横の席が空くことになる。
はいここからエロい話になります。紳士諸兄はお好みの女性像を思い浮かべて読んで欲しい。
そしてエロをエロく書くには文才がいるのだが、私にはそこまでの文才はないので起こったことをさらっと書いていく。最大限の脳内補完を頼んだ。
はてブでそういうつもりになろうなんざ思ってない?それはそうだ。そんな人はここは読まなくていい。長ったらしく書くが、私が言いたいのは「やろうと思えばすけべなことができる空間だったよ」、ということだ。結末に興味がある人は、ここを読み飛ばして下の総括を見てくれ。
さて隣席が空いた瞬間、すごい勢いで周りの席に男性が集まってきた。直前までは後ろに一人、カバンを挟んで一人、あとは全員離れた席にいたのだが、カバンをどけて一人が隣に移動してきたのを皮切りに周囲の空席が全部埋まった。なんなら隣の隣くらいまでは人が座ってこっちを覗き込んでいる。
成人映画館にはゲイが多いらしいとネットには書いてあったので、なんならシアター内の大半はそっちの嗜好の人なのでは?意外と私には誰も興味を示さないかも……と思っていたがどうやらそうでもなかったようで、気付けば通路側にも人がおり人生で初めてレベルの取り囲み方だった。
まずは左隣に座った男性が私の手を触っており、どうやらこれで接触に対する拒否がないか様子を見ているようだった。ひとまず黙ってそのままにしておくと次は太ももへ。これも黙って受け入れる。
このあたりで大丈夫な女だと判断され、あちこちから手を伸ばされ服の上から体をまさぐられた。普通に生きてて大人数からまさぐられることなんてなかなかないので、私もちょっと楽しくなってくる。
この時後ろで立ってこちらを見ていた男性がいたらしく、別の男性が「おい、座れよ!」 「後ろの人も見てんだよ!」 「座れって!」 「なんだようるっせぇなぁ!」みたいな喧嘩が発生してておもしろかった。座れと言った男性は圧倒的に正しいのだが、片隅とはいえわらわらと集まってこんなことをしている時点で言えた義理ではないのでは?と思ってしまった。まぁここに見に来ている人はそれも織り込み済みなんだろうけど……。
抵抗しないでいるとあっという間に服をたくし上げられて直接胸を触られ、ズボンは前を開けられパンツの中に手が入ってくる。身をゆだねきっていれば徐々に快感が高まっていき、体が反応してピクっと動いたり声を漏らしたりするたびに周囲の男性も盛り上がっていく。
ちらっと周りを見ると、新しく入ってきた人も席につかずこちらの見物に混じってきていたようで3層くらいの人の壁ができていた。入り口ふさいですみませんでした。
ひとりの指がぬるっと中に入ってきて、すわガシマンされるか!?と警戒したが思ったよりゆっくり触られて少しずつ絶頂に近づいていく。ときおり激しくなりすぎて痛くなっても、「痛い…」とつぶやけば周囲の男性の中で誰かしらが拾ってくれて「痛いって!」 「優しくしてあげて!」と声をかけて調節してくれるので、けっこう安心して快感に集中できた。
口に指を突っ込まれ、うーんこれはちょっとやめて欲しいかも……と思いつつも絶頂を迎え体がひときわ大きく跳ねる。指でふさがれているので喋れなかったが、中を触っていた男性が「イっちゃったの?」と聞くので頷くと「じゃあ休憩しようか」と服を整えつつ壁になっていた男性を解散させてくれた。この人おそらく界隈歴の長い常連だな。助かる。
なかなか味わうことのない感覚だったのでしばらく息を整え、好奇心も性欲も満たされた私は席を立った。
ネット記事やブログ(風俗誘導系のアフィリエイトも含め)に、〇〇で起こったエッチな体験談!みたいなのが載っているのを見たことある人も多いと思う(成人映画館で検索しても出てくる)。私は嘘を嘘と見抜ける人間なのでその手の体験談は基本、誘導するための架空記事だと思っている。しかし、実際に起こる場所もあるにはあるんだなぁと一つこの世の真実を知った気分になった。
成人映画館、性的な行為に抵抗がなく、ある程度自分の損害を納得できる人間にとっては非常に楽しい空間である。
最初に書いた通り、アングラな空間ではあるが、場所も、そこにいる人も治安は悪くないと思う。
これはもちろん私が非常に幸運だった可能性もあるが、「全員料金を支払っている」という側面が大きいと思う。どんなものでも、身銭を切らずにタダで使ってやろうと思う人間と、金を支払うということを呑める人間の治安レベルには大きな隔たりがある。特に成人映画館は風俗店ではないので、その日女性客が訪れる・その女性客が接触できる人である可能性は低い。それを承知の上で支払えるという状況は、ひとつの安心材料たりえるのではないだろうか。
しかし、だとしても、私が言うのもなんだが女性が一人で行くのはあまりオススメしない。こういった場所に誘える友人なんているわけない、というのは確かにそうなのだが(私もそうだ。)、自分自身の身を守るためにも複数人、あるいは男性を連れて、最低でも2人で入場するのが好ましいだろう。
私はシネロマン池袋に単身乗り込むにあたり、最悪身ぐるみ剝がされてレイプされても泣き言は言わぬ覚悟だった。財布だけは死守したかったので、触られてる時も決して自分のカバンから手も目も離さなかった。
……とまぁいろいろ書いたものの、私としては楽しかったので今後の人生でまた何度か行くと思う。次は絶対にマスクをしていく。絶対にだ。
今回行ったのはシネロマン池袋。中にいた人の話を聞く限り、結構大人しい客が多い劇場らしい。それに私が行ったのは平日ど真ん中の夜。
では、人が多く集まるであろう金土曜夜の、日本一のポルノ映画館である上野オークラ劇場は一体どうなんだ?言ったら何が起こるんだろう?好奇心が止まらない!
というわけで、これを架空記事やおっさんがネカマして書いた記事だと思っているそこの貴方、
ニンテンドースイッチのゲームまた50本遊んで感想書いたのでまとめ(その二)
宝探しが大好きな主人公が、永遠に続く夏休みに巻き込まれてしまう、疲弊する仲間たちを宝探しゲームの魅力で前向きに成長させるノベルゲーム。
位置情報を使った宝探しゲームの魅力が本作の大きな主題で、いわゆる「謎解き」が何故楽しいのかを掘り下げるストーリーは、ある意味ではミステリの評論的でもあり、非常に興味深かった。
作り手はいじわるで解けない謎ではなく相手のレベルに合わせた解ける謎を愛を持って提示すること、解く側は愛を持って作っていると信じること、この二点への議論が丁寧に何度も行われており、なるほど納得する箇所も多かった。
物語としても、永遠に続く夏休みを満喫する楽しいパートと、それを否定して前向きになることを希う苦しいパートとのバランスがよく、ボリュームこそ少ないが過不足はあまり感じない、いい作品だった。
普通の男子市松央路が某国の王女とひょんなことから知り合いになり、いろいろな事情で彼女を始めとした上流階級が通う超エリート校、私立ノーブル学園に転校する学園ラブコメ美少女ゲーム。
魅力的なヒロインが多数登場するものの、市松央路がまさに主人公していき、自分の「金色」を見出していくストーリーは、美少女ゲームにとらわれない王道のまっすぐな面白さがあった。
そんな無数に広がる夢を追う若者の瑞々しさと、とあるヒロインにまつわるビターな展開とが、良い意味で後味が残る作品になっていた。
オープニングテーマの歌詞「明日宇宙飛行士になって大気圏外で愛を叫ぼうか」が端的にこのゲームの良さを示しており、口ずさむたびに主人公の市松央路の未来を考えてしまう。
金色ラブリッチェのファンディスクで、それぞれのヒロインのアフターストリーと、追加ヒロインのルート、そしてゴールデンな独自のルートが楽しめる。
特に前作ではルートがなくサブキャラ扱いだった、年下ながら主人公の教育役でビシビシと厳しく指導してくれるミナちゃんのルート追加が嬉しかった。
前作はビターで苦いエンディングもあったが、今作は塗り替える万事がすべてうまくいくハッピーなルートであることが、開幕早々に示唆される。
多少、いやかなり無茶な設定が唐突に出てくるが、どんな過程だろうと金色ラブリッチェをハッピーエンドに締めてくれたのは嬉しく、これはこれで大好きな作品だ。
ハードボイルドな探偵サイガが、謎と事件がひしめく奇妙な地方都市「祭鳴町」を駆け回る短編連作形式のノベルゲームで、コメディ調の明るいゲーム。
探偵、事件、謎とミステリの建付けではあるものの、そうそうにリアリティラインと軽いノリが明かされ、本格パズラーでないことが明示される潔さが良い。
サイガの相棒となる性別不明の助手役レイの可愛らしさは素晴らしく、キャラクタの性別を問わない魅力的なシーンが多くあって印象深い。
はじめは打算で助手になったレイが、いつの間にかサイガと分かちがたい関係値を築いていくシーンは感動的で、名コンビとして末永くシリーズ展開して続いてほしいと願っている。
数名の客と無限に飲めるドリンクバーしかないファミリーレストランに閉じ込められた主人公が、ひたすらに雑談をし続けなにかを変えていくアドベンチャーゲーム。
とにかく同じく閉じ込められた他のキャラと雑談をしていくことで話が進んでいくのが独特な味を出している。
情緒溢れる風景を描写するテキストに、何かを示唆するような哲学的な会話と、何も示唆しないただの雑談とと、雰囲気重視の芸術的な考えオチ系のゲームかと思いきや、しっかりと設定の開示がされ明確なストーリーの筋があるのが面白い。
徐々に明かされる設定の妙も良いが、魅力的な会話劇がたまらなく、主人公とガラスパン(キャラの名前)のカップリングはひときわ心に残る良いものだった。
非常に荒い抽象的なドット絵で事件の捜査を行うアドベンチャーゲームで、をスマートフォン向けに発表されていた3篇と、移植版独自のエピーソードの計4本楽しめる。
殺人事件の捜査をする刑事という王道中の王道が導入ながら、なかなか一筋縄ではいかず、お約束に縛られないストーリーが面白かった。
ルックのドット絵もそれに一役かっており、この絵柄だからこそ出来る表現もあったりして、やれることは全部やるような圧すら感じる。
謎解きの過程よりもサプライズに寄った作風は、テキストが主体のアドベンチャーゲームでは珍しく、良い意味でプレイヤーと探偵が乖離した、独特の魅力があった。
○好き
月姫-A piece of blue glass moon-
直死の魔眼という人、物を問わずそれを殺す線が見える奇妙な体質になってしまった遠野志貴が主人公の新伝奇ノベルゲームで、同人ゲーム月姫のリメイクバージョン。
全ての人の死が見えるため独特の価値観を持つ遠野志貴が、月が出ている間は決して死なない吸血鬼の姫アルクを見たとき、死の線が見えないため美しいと感じ、彼女と行動を共にすることになる。
この物語の導入部分で一気に引き込まれ、一息に遊び終えてしまい、かなりのボリュームの作品なのに物足りなさを感じてしまった。
真祖の姫、死徒二十七祖、魔法使いなど気になる設定が数多く登場するのも興味深く、特に死徒二十七祖がその「原理」を開示するところは、めちゃくちゃ格好良かった。
(まあ、原作では5ルートあったうちの2ルートしかないから、主人公の生まれの秘密とか、妹の秘密とかは不明だしね)
南極で遭難した調査隊と、何故かメッセージのやりとりが出来るようになり、彼女たちに文章を送付することでストーリーが前に進むアドベンチャーゲーム。
メッセージアプリを模したタイプのゲームで、家庭用ゲーム機では少ないが、スマートフォン向けゲームでは結構流行っていたジャンルだ。
システムの都合上、一切キャラクタのデザインなどは画面に登場せず、テキストだけで淡々と進むが、しっかりとそれだけでもキャラに愛着が湧くし先が気になる。
サイエンスフィクションらしい、未知の技術を踏まえたストーリーも面白く、しっかりした丁寧な作品だった。
母方の実家に帰省した主人公が、奇妙な言動の少女と出会うことから始まる一夏のボーイ・ミーツ・ガールもののノベルゲームで、原作はスマートフォン向けのゲームだがケムコがインディーゲームをパブリッシュする流れで移植したバージョンを遊んだ。
ボリュームはそれなりだが、登場人物がかなり絞られているため過不足はあまり感じず、ヒロインの真琴の魅力は十二分に伝わってきた。
導入こそ嫌な奴だが、少しづつ絆されていき、関係値がどんどん出来上がっていくのは、青春ものらしい良い展開。
中盤で一気に作品の雰囲気が変わり、ハラハラする展開が始まるが、主人公と真琴の関係を疑う余地なく信じられるからこそ、このタメの部分も楽しく遊べた。
原作はセガサターンの美少女ゲームと脱出ゲーム(今風の言い方で昔はこんな呼び方じゃなかったかも)を組みわせた作品で、それを遊びやすくリメイクしたバージョン。
プロバビリティの殺人大好きマンが建てたとしか思えないデストラップ満載の奇妙な館に閉じ込められた男女が、恋愛しつつ館の謎を解き明かしていくストーリー。
ストーリーを楽しむというよりは、フラグを建てたり建てなかったりの、フラグ管理のゲーム性を楽しむタイプのアドベンチャゲームになっており、各ヒロインごとのエピソードはそれなり。
本筋となる記憶喪失の少女にまつわるエピソード郡は文量も確保されており面白いので、手を抜くところと力を入れてるところの加減がはっきりしていたゲームだった。
警視庁に新たに設立された取り調べ専門の部署、そこに配属になった女性刑事の真野ハルカを主人公に様々な事件を取り調べだけで解決していく短編連作形式のアドベンチャーゲーム。
いわゆる閉鎖劇を期待するが、案外普通に現場には赴くし、周辺の捜査や聞き込みを行うパートもあるので、普通のミステリ系アドベンチャーゲームとあまり有意な差異はなかったかもしれない。
しかし、テンプレ感があるのは3話までで、後半の4話と5話は取調専門部署の独自設定をうまく利用した展開が続き、見どころもおおかった。
シリーズ化もできるだろうし、続編では最初から今作後半のクオリティでやってくれれば、もっと好きになれるかもだ。
死を前に運命の女神によって生きながらえた12人が本当の生を求めて「女神の選定」というゲームに挑むノベルゲーム。
そんな緊張感溢れる導入ながら、女子高校生のありふれた日常と、女性だけの三角関係から来る恋の鞘当てが話の主題になっていく構成が面白かった。
特に三角関係パートを陰ながら支え「女神の選定」とは無関係なのにメチャクチャ苦労する小熊真央ちゃんの活躍は目をみはるものがある。
最終的にはこの二つの路線が主人公とヒロインの生きて叶えたかった未練に直結していくため、無駄な描写になっていないのも面白かった。
奇妙な犬、送り犬にまつわるホラーなエピソードがいくつも収録されたサウンドノベル。
サウンドノベルらしく、ルートごとに世界の設定レベルで変化していくため、多種多様なストーリーが展開していく。
ホラーがベースではあるものの、コメディ、サイコスリラーと色の違うものに加えて、視点人物も女子大生、その友人、ストーカー、警備員、ポメラニアンと多様なのが面白い。
メインの主人公が親元を離れて一人暮らしをする女子大生なので、親の目無しセックス有り略奪愛有りの大人なやり取りが多くあるのが面白かった。
ファミコン風のレトロなドット絵でサスペンスドラマのようなストーリーが楽しめるコマンド選択式ADVのミステリー案内シリーズ第三弾。
今作は自殺した女性の足取りを追う丁寧な展開で、落ち着いた雰囲気の中、少しづつなぜ被害者が自殺したのかの心の在りようを探っていく。
シリーズを通しての観光パートや、名産品に舌鼓を打つパートなどは健在で、大分県の名物をたっぷり楽しめる。
社会的テーマを問う部分も、とってつけた感は薄く、しっかりと本題の謎と密接な関係にある点が良き。
終電に乗れなかった主人公が臨時終電と名乗る謎の電車に乗り込んだことから始まるホラーノベルゲームで、携帯電話専用ゲームの移植版で千羽鶴シリーズの第三弾、シリーズではあるが、作品間の繋がりは薄く、今作独自の世界観やキャラクタが楽しめる。
今作では、一つの大きなシナリオがありそこから分岐する形式で、同じ電車に乗り合わせた複数人と力を合わせつつ、シナリオをザッピングしながら進めていくのが特徴。
原作の媒体が携帯電話なので小さいゲームではあるが、本格的なサウンドノベルをやろうとする気概が伝わってくるし、実際フラグ管理や、群集劇めいた作劇の妙など、かなりシッカリしたゲームになっていた。
メインから離れた設定のシナリオも用意されており、そちらではコメディ、SF、恋愛ものなど、ホラー以外のバラエティ豊かなエピソードも読めるのが良かった。
小学生男子のけんた君お手製の自作RPGを放課後に遊ぶという”テイ”が面白い、アドベンチャゲーム。
小学生が作ったという建付けのルックが徹底しており、手書きのノート、筆箱やボールといった小学生のお道具を使ったシーンなど、見てるだけで小学生らしさが伝わり凝っている。
けんた君がその時々ですべてのシーンを演じてくれるのが、作中作めいた構造の妙を感じれて面白い。
テキスト主体ではなく、その時々シーンに応じた操作方法になる多様なゲーム性があるが、ステータスを増減させたり、複雑なフラグを立てたり、アクションのプレイングが求められたりといった、他ジャンルの要素はあっさりめで、あくまでアドベンチャゲームではあったと思う。
携帯電話専用ゲームの移植版で、物語としてのミステリー、というよりは推理クイズの体裁のシリーズ第三弾。
今作はシリーズを通してついにストーリーらしいストーリーが導入され、普通に面白かった。
とはいえ、相変わらず推理クイズのような謎とあらすじの関係性が薄い点は気になりはしたが、ストーリーがよければ全て良しなのはこのジャンルならでは。
シリーズを通しての馴染キャラたちにも変化があるなど、続きが気になる終わり方ではあるが、移植されているのここまでなので、続きの移植もG-Modeさんお願いします。
アウトドア初心者の新人ライターがキャンプのツアーに参加するホラーノベルゲームで、携帯電話専用ゲームの移植版で千羽鶴シリーズの第二弾、シリーズではあるが、作品間の繋がりは薄く、今作独自の世界観やキャラクタが楽しめる。
ホラーなストーリーが主軸ではあるが、ルートごとに全く異なる設定になっていくタイプのストーリーで、コメディ、伝記、スリラー、サスペンスなどが楽しめる。
視点人物がヒロインに変わるパートもあり、そちらではまた異なったエピソード郡が待っているのも面白い。
全体的に人が死んだり傷ついたりする残酷な話が多いものの、やったやられたのバトルシーンのような読感のため、ある意味カラッとした山らしい内容が多いのが特徴的。
携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第十一弾。
今作からシーズン2と呼称されており、今までとはシナリオライターさんが異なるし、作品中でもいつもの面々の登場も少なめ。
五作目の「昏い匣の上」で登場した、都市伝説ライターの弥勒院蓮児が視点人物になっているため、情緒的な文章が多く、謎解きも動機の側面が多め。
シリーズキャラである癸生川凌介が登場するときに思わず、ホッとしてしまい空気感が変わるのが面白かった。
携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第十二弾。
小中学校を舞台に複数の事件が発生し、それぞれを追っていく複雑なシナリオ。
謎を解き明かす過程よりも、それぞれの事件における被害者と加害者の心の在りようを深堀りしていく操作が多く、人間関係の妙を楽しむタイプの作風だ。
短い文章ながら、身勝手な悪意で他人を振り回す残酷さがしっかり情緒豊かに描かれており、操作を通じてドンドン嫌な気持ちになっていく悲しいストーリーだった。
隣家には美しい婦人が住んでいた。時々挨拶を交わすくらいでさほど深い付き合いもなかったのだが、どういうわけだか今日、その家の家政婦が私に電話をしてきてこんなことを言い出した。「近頃うちのお嬢さんがなかなか学校に行きたがらないのです、どうにか通学できるよう手伝っていただけないでしょうか」詳しく話を聞いたもののどうも要領を得ない。その家の少女はよく知っていたが、いたって快活で特に問題がありそうな様子もないのだ。それでも家政婦がしつこく懇願するので、仕方なく隣家に忍び込んで調べるはめになった。
裏口のドアの陰に潜んで様子を見ていたが、特に変わった様子もなく少女は支度をして家を出ていく。やはり何もないじゃないかと気を緩めかけたところ、最後の瞬間に気付かれてしまった。ひどく驚いて逃げてゆくので、慌てて追いかけて理由を説明する。だが気が動転しているのか、まったく耳を貸してくれない。困惑しているとちょうどその家の次女が通りかかったので、事情を話して母親を呼んで欲しいと頼んだ。次女の方はまるで反応が違い、あっけらかんとした様子で学校から出てくる長い行列を指さした。どうやら母親はこの列の中にいるという意味らしい。無数の人の波を目で追っていると、確かに見知った婦人の姿があった。だが手を振っても反応がない。ぼくの姿には気づいているのに、意図的に無視しているようだ。すると今度はその家の末の弟が近づいてきて、母親はすっかり脅えているらしいと教えてくれた。こんな状態では何も解決できない。諦めて家政婦に電話しようとするが、今度は連絡先が分からない。なんだかもう全てがすっかり面倒くさくなってしまった。
ふと我に返ると、自宅近くだというのにいつの間にか周囲の光景は見慣れない商店街であった。曲がりくねった坂道に山奥の温泉街を思わせる古びた建物が立ち並び、異国風のレストランや土産物を売る露店が面白い。どの店の看板も強烈な陽射しに灼けて色褪せ、文字を判読することすらできない。考えてみると自分の行動範囲はいつも家の正面方向ばかりだったが、裏手に回るとこんな奇妙な場所が開けているとは思いもよらなかった。どの店もいい具合に郷愁を誘う寂れた佇まいで、思わず足を踏み入れてみたくなるが、中でもひときわ巨大な水槽を置いた店が目に留まった。壁ほどもあるアクリルガラスの向こう側にいかにもグロテスクな姿をした深海魚が優雅に泳ぐなか、甲冑のような金属の装甲を纏った一匹がぎこちなく浮遊していた。ナショナルジオグラフィック誌で見た板皮類を想起させる。どうやら怪我か病気で上手く泳げなくなった個体を店主が素人なりに治療した結果のようだ。
隣の店は古書の露店だった。古書店といっても吹きさらしの棚に申し訳程度の数冊を並べただけで、少し寂しい気がする。おそらくもう何年も品物の出入りがないに違いない。手に取る者もおらず、風に吹かれてページをはためかせるだけの書物なんて、もはや植物の枝と変わりないではないか。
他には盗撮スレ、妻や妹を盗撮して晒すスレ、私物ぶっかけスレ、覗きスレなどがある
「性犯罪を踏みとどまるためのスレ」は性犯罪をやめられない者、やめた者、やってしまった者、やめさせたい者達が書き込んでる
2023/12/06(水) 03:02:45 ID:5.VoJHUA0
なかなか辞められないから困っている
AIでも何でもいい!
辞めさせてくれ!
ただ、以前に鬱病になった時には辞められた
それ以来、逆さとトイレは辞めているが
2023/12/06(水) 12:31:54 ID:1QsR.1I6i
めちゃくちゃ気持ちよかったけど捕まるの怖いからそれ以降やってない…
18名無しさん
2023/12/06(水) 12:42:58 ID:eG9akJeU0
最近ジェンダーなんて正当化されてるし、権利だとか人権だとか?言われてる。
ホモセクシャルの男に言い寄られてハッキリ拒否ったら逆に差別だと言われたなんて話もある。
なのに俺達は、何かあれば変態扱い。
覗きとか勝手に人のプライベートを見てるのだからいけない行為だとは解るが、近年の極度の厳罰化はつらい。
昔みたいに軽く穏便にではなくなった。
25名無しさん
2023/12/06(水) 15:26:46 ID:SbiZfBSs0
最初はエロ画像まとめサイトみたいなのでパンチラ画像見て満足してたんだけどな
少し過激なのみるようになってダウンロードするようになって女の姿撮りするようになって民家の盗撮するようになって
なんか切っ掛けが有るわけじゃないけどちょっとずつ一線を越えていく
今は抑えれてるけど結局見るのは辞めれんしシャワーの音が聞こえるだけで衝動が湧いてくる
引き返せるうちに引き返したほうがいい
27名無しさん
2023/12/06(水) 17:03:31 ID:ogWJ0G5Ii
実名報道、一家離散、多額の弁護士費用と罰金なんかと見知らぬ女の裸を天秤にかけるとどちらがいい?
2023/12/06(水) 22:33:40 ID:mJXIrtPk0
それがね
イイ女とセックスした記憶、昇格して給料が増えた記憶、家族と過ごした楽しい記憶ももちろんあるんだがこれにはまるで及ばない
失ったものが元に戻るのと、後10年盗撮を楽しめるのどちらがいいか問われた時
32名無しさん
2023/12/06(水) 23:59:15 ID:m61fnoYQ0
最初はたまたま外出したついでに、目に付いたJSのスカートの中にサクッとスマホを入れる遊び程度の感覚だったのが、それを目的に外出するようになってJCJKとターゲットが広がっていった。
特に制服JKを見かけると急激に体が熱くなってきて、どうしてもこの子のスカートの中を知りたい衝動を抑えきれない体質になってきた。撮ったところで体操服の短パンが大半なんだけど、たまにブルマや生パンの子もいるし、本人も撮られたことに気付いてない。スカートの下が体操服だろうが何だろうが、目の前にいる地元校のJKを自分が撮ったという達成感や、興奮を一度知ると止められなくなる。
撮るときって自分の人生や将来、家族のこととかそんなことは完全に飛んでしまってて、当然やっちゃダメなのは分かってるのに体と頭が言うこと聞かない。脳内麻薬とかドラッグと言っていいと思う
39名無しさん
2023/12/07(木) 08:39:44 ID:y39AkYaMi
2年ほど前から同じ部署で面倒を見てきたこともあり、その子からは仕事やプライベートの悩みも相談されたりと明らかに他の男性社員より信頼され好かれているのは分かる。
にもかかわらず、裏ではその子の飲み物に唾液や精液を入れたりしていて、それがやめられない!
しかもその子が、先日、結婚し執着は更に増して好きという感情は完全に捻じ曲がったものとなり、飲み物への混入は更にエスカレート、更に尾行やストーキングのような行為で自宅を調べようとしたり、、
普通に接していれば、他の人よりも親しいのに、それだけで気持ちが抑えられず、その子を全てを征服したい!という異常な衝動にかられて行動してしまう。
バレたら仕事も何もかも失うことは頭では分かっているが、体は言うこときかない。
性癖やシュチュエーションは違えど、やめられない皆さんは頭では分かっているが、、と言う似たような脳内状態なのだと思う。
53名無しさん
2023/12/08(金) 15:47:47 ID:Nzjop8jMi
俺もめちゃくちゃ盗撮に興味があってお気に入りの電車でのガチの動画をネットで拾って携帯に保存してた。
いつか自分でやってみたいと思って小型のカメラを買ったまでは良かったけど勇気とタイミングが悪くてなかなか実行出来ずにいた。
そんな時に友人が警察に捕まって何故か共謀者の疑いをかけられて警察に取り調べを受ける事があって携帯の中まで見られた時に
「これ君が撮ったやつだよね?」
ってめっちゃ疑われてそっちのせいで取り調べがものすごく長くなった事がある。
そうゆうのを見るのは全然構わないけど自分でやらないようにって言って解放された。
もし自分で撮ってたらそのまま豚箱にぶち込まれてたかと思うと怖くてカメラも捨てた。
何が言いたいかって言うと人生マジで何が起こるかわからないから自分で手を出すのはやめといた方がいい。
61名無しさん
2023/12/09(土) 01:14:57 ID:uUFA4g3o0
先月後半から今週末くらいまでが中高の期末試験のピークで、昼間出かけると制服JKがチョロチョロいて危なかった
運良く店内にJKいなかったりタイミングが合わなかったり、他人の目があったりで何とか盗撮しなくて済んだ
しかしもう今月後半には終業式だから、年明けの始業式ごろまでまた気を配らないと何かしてしまいそうで怖い
平日の昼だし学校行事も何もないからと安心して出かけると、なぜかポツンと一人だけ制服JKがいたりして、そういうときが結構危ないんだよな
67名無しさん
2023/12/09(土) 07:09:41 ID:FeFDbY3Mi
自分で言うのもなんですが、表では上司、部下、みんなに信頼され、第一線でバリバリ仕事してます。
でも裏では誰よりも信頼してくれている部下を好きになってしまい、充分仲良いのにそれでは満足出来ず、その子に執着、バレないように飲み物に精子を入れたり、尾行、隠し撮り、ストーキングによる自宅特定など、、やめられない。
その子が最近結婚して更に執着は強くなり好きと言う感情は捻じ曲がり、バレたら全てを失うと頭ではわかっていても、その子を見るだけで、何ならその子の名前を見ただけで、スイッチが入ったようにもう自分でも抑えられないほどの衝動が襲ってくる。
まさに心の中に別の感情、残虐なもう1人の自分のようなものが居てそいつと入れ替わる、そんな感覚に陥ってしまう。。
74名無しさん
2023/12/09(土) 11:13:56 ID:wMcZIrzM0
レイプはした事ないけど逆さはある。痴漢はした事もされた事もある。
女性でも求めている人もいるが、9割以上は嫌がっている。
同じ車両で痴漢で捕まった人がいて、他人の冷めた眼差しといったら・・・
そのシーンと自分がされた時を考えていたら、俺は何やっていたんだろうと。
とりあえず逆さと痴漢は完全に辞められた。
まだ民家とか自信がない。
88名無しさん
2023/12/11(月) 12:54:53 ID:2G5ouKJo0
怖いですね。
比較的大きな会社勤務で防災訓練の時に初めて見かけて一目惚れしたのですが、社内報でその人がインタビューされていて名前と顔が一致してしまいました。そしたらなんとメールや電話では何度も噺をしたことがある人でスイッチが入ってしまいました。
とにかく綺麗なお姉さんです。
ある日のこと、ちょつとした事からその女性の個人情報を知ってしまいました。
ある時に少し離れた所かから見ていた時に浴室の灯りがつき近づいてみると肌色のシルエットが窓に写ってました。
さらに通っていると彼女は鍵をかけずに入っている事がわかりました。
それでも勇気が無くただ通ってるだけでした。
ある日意を決して敷地に入り(道から仕切りもなく簡単に前に行ける)窓を少し開けてしまいました。
なんとなく体の一部手脚が見えましたが、突然隣のオヤジが出てきて慌てて逃げました。
その後も数回行きましたが未遂のままです。
他スレで止めとけとか書かれましたので今は行ってません。
でも夏が心配です。
どうにか踏み止まりたいです。
2023/12/13(水) 09:59:57 ID:4FwBfH3s0
友達が盗撮で後日逮捕されて盗撮の何が興奮すんねんって思って逆さ撮り動画とか見てみたらいつの間にか俺も毎日のように検索してた。
そしてエスカレーターとかで女性が前にいると自分も撮れるかもとかそんな考えが頭をよぎる。
でも絶対やらん。薬物みたいなもんや。
2023/12/13(水) 12:52:28 ID:SR4Vwc2U0
俺も似てる。
彼女が風呂盗撮されて投稿されたのでは?と思い盗撮サイト検索しててら、いつの間にかこんな世界があったのか!と興味津々になっていた。
137名無しさん
2023/12/26(火) 01:13:05 ID:.rHC4vHsi
人生終わる寸前だったと思う。
絶対にやめておいた方がいいですよ。
本当にバカなことしてきたなと後悔している
140名無しさん
2023/12/26(火) 10:09:31 ID:pvPr2vMwi
バレてその場は逃げ切りました
でも状況的に後日捕まると思って警察行きました。
自分も詳しいわけじゃないですが、誰にもバレずにっていうのは難しいんじゃないかと思います。
事後対応がしっかりできなかったのもあるんですが、罰金払って終了しました。
164名無しさん
2023/12/29(金) 14:43:59 ID:AC1lJL8w0
でも私は鬱持ちなんで、たまに自分が嫌で仕方なくなるんです
その時は性欲も消えまして断捨離できるんですよ
それでも鬱期が過ぎさると再び性欲が出てきまして後悔するんです
「九州の某町の女子高生は田舎の子なのに天然記念物級に可愛い美少女で、堀が深くクッキリした眉と大きな瞳は女優さんみたいだけど陰毛も濃かった、何で消してしまったんだ」
「山◯のスポーツカーに乗ったOLは凄くいい女で格好良かったから尾行して風呂覗きした、ある時彼氏が遊びに来ていてSEX始めた貴重な動画、もう一度見たい」
「山◯地方の某都市のお稽古の先生は雑誌やテレビにも出ていて本当に綺麗な人だったけど凄く親切にしてくれて、毎週お稽古はせずにお茶だけ飲みに通った大好きな人、転勤直前に美しい全裸を撮れたのは奇跡だったな、僕に撮られたのを知らずに転勤前に送別会まで開いてくれて涙が出た、もう一度会いたい」
「某首都近郊都市の女子大生はモデル級の容姿で特にスタイルは最高だった、TOKYOガールズ◯◯出場のファッション紙読者モデルと後から知った、何で棄てたんだろ」
とか常に思ってます。
でもそれが良かったかもしれませんね
ある時は病気とストレスから警察にい追われているという強烈な妄想と言うか強迫観念に襲われて、機材全て壊して廃棄した事もあります
その時は首都近郊都市の中3の美少女を追い求めて高2の時にやっと撮れて姿撮りと合わせて投稿したところ、美少女の知り合いらしき人物に脅されました
私自身、異常な人間で極度な面食いと自覚してますが記憶にあるだけでも200人以上の厳選された女性と修学旅行など不特定多数の裸体を撮って1度も御用になっていないのは、ヤバくなった頃には転勤になってしまった事と毎年の様に鬱期に入って全てを棄てる事をして来たからだと思います
私が投稿した女性達の画像はいまだに誰かが貼り付けていますが、オリジナルは全て廃棄しており逆に拾ったりしています(笑)
もう年齢的にも過激なチャレンジはしてませんので、過去の画像も無くて身軽でクリーンな感じです
196元性犯罪者
2024/01/09(火) 19:52:36 ID:ETPUd8VI0
強制わ○せ○で4回再逮捕された起訴されたのは1件で執行猶予ついてありがたかった。
余罪は全部で60件ぐらいやったけど被害届け出てるやつとか証拠が足りなくて助かったと思う。
一応調書には全部書いた。
自分がした内容は夕方から夜中にかけて自転車に乗ってる美人.可愛い子.制服ミニスカJKをバイクで追い抜きざまに少し速度落として左手で3回ぐらい胸を鷲掴みして揉んでからダッシュして逃げてるのを繰り返してた。
それで自分は童貞だったので段々エスカレートして次はマ○コを触りたくなって ターゲットをミニスカJKにだけ絞って 友達と遊び帰りの子やバイト終わりの子を家まで尾行したり帰り道のルートや時間まで把握してたから順番に実行にうつした。
バイクで先回りして待ち伏せしたり背後から近づいてからJKの口を左手でふさいでからパンツや黒パンの上からマ○コ触りまくったあとに指入れたりした。
そんなに昔の話じゃないです。
正直自分じゃ相手にされない好みの子ばかり狙った性犯罪なのであんなに柔らかいJKのマ○コの感触が忘れられません。
性犯罪の裁判は本気で恥ずかしいし情けないと思った二度と経験したくないと思った。マジで。
198名無しさん
2024/01/10(水) 00:59:13 ID:2YUx6vGY0
やった事は似てる。
俺は学校帰りのJK、仕事帰りのOL、遊んで酔っている若い娘達のパンツめくり。
半径5km以内で50人位。
主にミニスカートの女をねらったね。
思い出深いのはミニスカート+ハイソックス時代のJKでいつも夕方に目撃する超可愛い子。
ある夜に獲物を探していたら、偶然夜10時位に歩いていたのでロックオン。
後ろから迫ってスカートめくってパンツずらしてマンコ触りまくって陰毛を抜いて逃げた。
もう一人は酔ったOL、これまた美人なのに千鳥足で夜の道を歩いていたからロックオン。
同じくスカートめくってパンツを足元までずらしてマンコまさぐった。
そしたら怒ってバック振り回して追いかけて来たのは良いが、足首にパンツが絡みついてノーパンで転んでいたよ。
そんな事を繰り返していたら何と連合自治会で張り紙やビラが回って『痴漢に注意』とか騒がれ出した。
更にしたらば掲示板の地元板でも騒がれて、今夜辺り決行するか?とか書き込まれてる内に『ケッコーマン』なんてあだ名がつけらててしまった。
程なくして、住民達の夜警が始まり、警察の警らも多くなって、いよいよやばくなって来た。
ビラには中肉中背の30代位でどうのこうのとか、覆面を被っている時があるとか書いてあって、俺そのものだった。
警察の足音が聞こえて来たり、近所の住民に監視られてる気がしたり、職場の誰かが警察に通報している気がして不眠症となり、病院に行ったところ統合失調症による妄想と診断された。
仕事も休職する事になり、自宅に居ると常に誰かに監視され、警察がピンポンと来る気がして発狂したりした。
そうなると痴漢どころではなくなっていて、いつの間にかやめていた。
結局引っ越しをしたら安心出来て病気も直って、犯罪も治まった。
199名無しさん
2024/01/10(水) 03:09:47 ID:8MoUVbss0
痴漢は軽い尻タッチ含めて数え切れないほどあるけど、そこまで激しく強烈な行為をした経験はないな
中学生の頃だったら、家の近くの公園で一人で遊んでたJSのスカートめくってパンツ脱がそうと試みたことはあったけど、めくった瞬間に必死にスカート押さえて抵抗され、声出されると思ってちょこっとお尻に触れたくらいで逃げた
高校の頃には商業施設ですれ違いざまにJCのおっぱい触って、施設内にいたところを警備員に連行されて署に連れて行かれたものの、証拠不十分だったからか厳重注意だけで当日中に釈放されたこともある
大先輩の建築家から久しぶりに会わないかと誘われ、汐留で待ち合わせフランク・ロイド・ライト展を観ることになった。内容に新鮮さはなかった。起承は不十分だった。ライトのモチーフは日本建築だけではない。従来の様式が限界を迎え世界中の都市設計者と建築家は世界中の異界、僻地、あるいは植民地の様式を漁り模倣と剽窃を繰り返していた。どう考えてもライトの代表作である落水荘の説明がほとんどなかったところにキュレーションの意図をすこし感じた。今回の展示はライトが最終的に、もしくは究極的に目指したものを探索するような文脈が感じられたので、その文脈の中では落水荘はライトの果てない探求の過程のひとつという解釈もあるのかもしれない。ただはじめてライトの建築に触れる者にとって不親切ではあるだろう。この手の展覧会はみんな似たようなペースで観覧するため自分の周辺はいつのまにか顔見知りが多くなる。そのなかにひときわ目立つふたりのわかい女性がいた。服も化粧も髪もすべて完璧に着飾って花の香りがした。まるで何かの披露宴かファッションコーディネーターの発表会のような姿だった。ライト展を観にきたのか自分たちを観せにきたのかわからななかった。
展示を観終えショップで帝国ホテル謹製のお菓子と集文社フランク・ロイド・ライト・シリーズのユーソニアンハウスを買った。大先輩は同じシリーズの暖炉を買った。いま設計中の住宅用に取り付ける暖炉の参考にするという。その住宅のキッチンを、もしかしたら私が担当するかもしれない。そのときはユーソニアンハウスを参考にするかもしれない。
宇津野宮への到着は夜になった。大先輩の工芸家とかんたんな夕餉をとった。
https://anond.hatelabo.jp/20240126183235
「至らない」とかじゃないんだよシロクマさん
https://p-shirokuma.hatenadiary.com/entry/20240125/1706177922 「オタクを馬鹿にするオタク」と言うシーラカンス俺はあなたの年齢までなんとなくわかる。 エヴァあたりの時代、上の世代にあなたみたいなのが大勢いたから。 自意識との益体もない格闘に血道をあげ、旧エヴァ見終わっての感想も「エヴァを見ているぼくの実存」の話だけしてたような先輩たち。 中でもひときわオタクであることに強い劣等感や羞恥心を持ち、その気持ちを他のオタクをディスることで「俺はあいつらとはちょっと違う」って感じで癒してた人達。沢山いたよな。「サブカル」も多くがそれだった。 ただ、さすがに令和の世で同じようなこと続けてるのは俺が知る限りあなたくらいだよ。 どこも見ていないオタク論未だに自意識と格闘マンなので「オタク」というもはや世にありふれた概念への反応と執着心が強く、今
特に面白いエピソードや味わい深い話もないんだけど、ほかに書く場所もないので、ここに記録しておく。いずれも東京およびその近郊と思っていただければ。
風俗に2度目くらいに行ったとき指名した女の子。見た目は地味な感じだが、長い黒髪が特徴的だった。
アニメ系コスプレが豊富なデリヘルだったのだが、この子自身のオタク的な知識もすごくて、色々な子が働いているんだなあと興味深く感じた。
プレイについても、ローターのコントローラーをニーソックスに挟むみたいな視覚的にエロいサービスが上手くて、その後も退店するまで何度か指名した。
お店のカラーがカラーだけに、拘りの強いお客さんも多かったようで、「女装して、バトル百合ストーリーを演じたがるお客さん」など面白いエピソードを聞けた。
プレイ中、「この職業に向いていない」と泣きだして、そんなことは後にも先にもこの子だけだったので妙に印象に残っている。
とにかく圧巻の胸の大きさで、ウェストもまあ細くはないものの、胸と比較すればしっかり落差ができている。
胸を使ったプレイは、他では後にも先にも味わったことがない気持ちよさだった。
この子に関して、一つ、いまだに後悔していることがある。冗談のつもりで「胸が〇ナホみたいに気持ちいいね」と言ったら、かなり困惑した様子で「〇ナホです♡」と返してきて、他人の体を〇ナホと呼ぶなんてひどいことを言ってしまったなあと反省をした。
細身でセミロングの、かわいらしい子。
とはいえ容姿やスタイルにとびぬけた所があるわけでもないし、プレイもしっかりやってくれるとはいえ特徴的なわけでもないんだけど、風俗では珍しいくらい真面目でしっかりした人柄が伝わってきて、居心地が良いので何度も指名させてもらった。
聞くと昼職も忙しい職業ながら真剣に取り組んでいるようで、こういう子もいるんだな、と改めて思った次第(まあ実際にどうなのかはわからないけども)。
何がとは言わないけどとにかく締まりが強くて驚愕した。シンプルにそれだけ。
かなり安いソフトサービス店で指名したら、驚くほどの美人かつ、目を引く長身と足の長さで驚いた子。
この子の特徴はとにかくプレイに積極的で、かといって圧迫感やお仕事感があるわけでもなく異様にホスピタリティが高いこと。
これはさすがに風俗外で何か訓練したのでは?と思って昼職を聞いてみると、ちょっと驚くような職業がかえってきた。当然ながら真偽はわからないものの、ただ、そう聞いても納得がいく容姿と振る舞いだった。
OECDの調査で男性の家事参加が日本と目糞ハナクソの韓国人留学生より?
日本人男子の留学生が、「ひときわ家事を手伝わない」から忌避される?ホントか?
「国籍別ステイ先でどれだけ家事を手伝うかランキング」みたいな直接的なデータはないので、各国の男性の家事負担のデータがそのまま使えると仮定すると、結論は「わからない/限りなく疑わしい」である
まず、一般に「日本人男性の家事参加は少ない」とされる根拠は、「先進主要国内」で最下位、というOECDのデータだが、カナダへの留学生出身国1-2位の中国・インドは入ってないので、比較の結果はわからない
ただ入っている韓国とは目糞鼻糞レベルなので少なくとも「日本人男子留学生だけが」は嘘になる
「日本人男子留学生はステイ先で忌避されてるよ(中国人もインド人も韓国人もそうだけど)」の括弧内を略してるだけ、というなら話は別だけど
あと、日本人男子が不人気な理由だけど、家事をやらない・陰気臭いと言うだけなら大体🇰🇷🇨🇳も似たような子はたくさんいる。むしろ母数が多い分そっちの方が多くいるとも言える。
今日の留学生事情を考えるに、中国・インドのボリュームを外して考えるのは無理があるので、増田で集められているXの発言、もちろん個々にはそういったケースがあり少なくもないのだろうが、全体の傾向とはなんら関係のない、文字通り「個人の感想」に過ぎない
日本人男子留学生が家事を手伝うはず、という意味ではなく、他の国籍の男子留学生がより家事を手伝うと信じる根拠がないからだ
「素直に気をつけようってならないの不思議」といったブコメもあるが、むしろよく「素直に」信じられるな、と思う
だって、元増田の「オーストラリアで中国人・韓国人よりも日本人男性が忌避されてるのはなんでだろ?」って話に、「日本人留学生男子が、家事を手伝わない(他、幼稚な行動)ことからカナダ(や英、NZ)のステイ先で忌避されている」って、全然違う話ぶちこんできた挙句、「ホストファミリーのマムが言ってた」ってぶっちゃけ「マックの女子高生が言ってた」論法じゃないですか
「世界といえば欧米先進国のみ」「留学生といえば日韓+欧米先進国のみ」みたいな、前時代の思い込みで駆動する人たちが群がって浅はかさを曝け出すブコメ、という典型で、増田はそれを狙った釣り師かな、とさえ思う
まあアレな人たちがアレな部分を開陳しているだけなら別に放置でも良いのだけど、「もっと日本人男性は家事参加しろ、だからこんなことが起きるんだ」な論調が透けて見えるので…
日本人男性の家事(無償労働)参加がOECD内で最低なのは、有償労働の時間がぶっちぎりで長いからで、日本特有の長時間労働の是正に社会で取り組む必要がある、というのが結論であって、「男が悪い」で解決しようとするの、何周遅れだよ、という感じ
とにかく「日本人男子留学生が他国の男子学生と比べて家事をしない」と「日本人男性の家事参加の意識が低いから、若い男子が家事をするようにならない」は、根拠薄弱の属性煽り、誹謗中傷の類なので、ネットの中でも最低な方の振る舞いだということは明記しておきたい