はてなキーワード: 笑って許してとは
関ジャムの若手アーティストが平成の曲を選ぶアンケート企画が話題になっている。
https://guatarro.hatenablog.com/entry/2022/05/08/234252
そういえば昭和から平成に変わった当時でも同じような企画をNHKがやってたなと思い出しちょっと調べてみた。
無作為抽出の2000人に対する電話アンケートで思い出の曲を聞くという当時のNHKらしい力強さを感じるが平成になったばかりなんでこんな曲が何故そこにというのもゴロゴロ。
NHK昭和の歌・心に残るベスト100(1989年10月10日発表)
Best 1位~100位
2位 ◇影を慕いて(1932_昭7)藤山一郎
5位 ◇悲しい酒(1966_昭41)美空ひばり
6位 ◇柔(1964_昭39)美空ひばり
8位 ◇岸壁の母(1954_昭29)菊池章子/二葉百合子(昭和51年カバー)
13位 ◇お富さん(1954_昭29)春日八郎
16位 ◇有楽町で逢いましょう(1957_昭32)フランク永井
19位 ◇矢切りの渡し(1983_昭58)細川たかし 他(競作)
22位 ◇北国の春(1977_昭52)千 昌夫
25位 ◇襟裳岬(1974_昭49)森 進一
30位 ◇アカシアの雨が止む時(1960_昭35)西田佐知子
31位 ◇君恋し(1929_昭4)二村定一/フランク永井(昭和36年カバー)
37位 ◇銀座の恋の物語(1961_昭36)石原裕次郎&牧村旬子
39位 ◇くちなしの花(1973_昭48)渡 哲也
40位 ◇涙の連絡船(1965_昭40)都はるみ
41位 ◇黒い花びら(1959_昭34)水原 弘
42位 ◇この世の花(1955_昭30)島倉千代子
44位 ◇せんせい(1972_昭47)森 昌子
45位 ◇さざんかの宿(1982_昭57)大川栄策
48位 ◇ブルーライトヨコハマ(1968_昭43)いしだあゆみ
49位 ◇娘よ(1984_昭59)芦屋雁之助
50位 ◇月がとっても青いから(1955_昭30)菅原都々子
52位 ◇いつでも夢を(1962_昭37)橋 幸夫&吉永小百合
53位 ◇長崎は今日も雨だった(昭和44年_1969)内山田洋とクールファイブ
57位 ◇与作(1978_昭53)北島三郎
59位 ◇湖畔の宿(1940_昭15)高峰三枝子
60位 ◇夜霧よ今夜も有難う(1967_昭42)石原裕次郎
61位 ◇誰よりも君を愛す(1959_昭34)松尾和子&和田弘とマヒナスターズ
63位 ◇氷雨(1977_昭52)佳山明生/日野美歌(昭和57年カバー)
65位 ◇異国の丘(1948_昭23)竹山逸郎
71位 ◇酒よ(1988_昭63)吉 幾三
72位 ◇三百六十五歩のマーチ(1968_昭43)水前寺清子
75位 ◇二人は若い(1935_昭10)ディック・ミネ&星玲子
76位 ◇夢追い酒(1979_昭54)渥美二郎
79位 ◇おもいで酒(1979_昭54)小林幸子
80位 ◇潮来笠(1960_昭35)橋 幸夫
81位 ◇人生劇場(1938_昭13)楠木繁夫/村田英雄(昭和34年カバー)
82位 ◇見上げてごらん夜の星を(1963_昭38)坂本 九
84位 ◇てんとう虫のサンバ(1973_昭48)チェリッシュ
87位 ◇かえり船(1946_昭21)田端義夫
90位 ◇喜びも悲しみも幾歳月(1957_昭32)若山 彰
93位 ◇ブルーシャトー(1967_昭42)ジャッキー吉川とブルーコメッツ
94位 ◇みちづれ(1979_昭54)牧村三枝子
96位 ◇おふくろさん(1971_昭46)森 進一
97位 ◇もしもピアノが弾けたなら(1981_昭56)西田敏行
98位 ◇骨まで愛して(1966_昭41)城 卓矢
99位 ◇浪花節だよ人生は(1984_昭59)木村友衛/細川たかし
102位 ◇啼くな小鳩よ(1947_昭22)岡 晴夫
106位 ◇別れても好きな人(1979_昭54)ロス・インディオス&シルヴィア
107位 ◇昔の名前で出ています(1975_昭50/昭52年ヒット)小林 旭
109位 ◇東京ナイトクラブ(1959_昭34)フランク永井&松尾和子
111位 ◇星はなんでも知っている(1958_昭33)平尾昌晃
120位 ◇花街の母(1973_昭48/昭52年ヒット)金田たつえ
124位 ◇いとしのエリー(1979_昭54)サザンオールスターズ
130位 ◇祝い酒(1988_昭63)坂本冬美
131位 ◇青春時代(1976_昭51)森田公一とトップギャラン
133位 ◇夜霧のブルース(1947_昭22)ディック・ミネ
134位 ◇東京のバスガール(1957_昭32)コロムビア・ローズ
135位 ◇九段の母(1939_昭14)塩 まさる
142位 ◇時には母のない子のように(1969_昭44)カルメン・マキ
145位 ◇夢は夜ひらく(1966_昭41)園まり
147位 ◇白い花の咲く頃(1950_昭25)岡本敦郎
148位 ◇北上夜曲(1961_昭36)多摩幸子&和田弘とマヒナスターズ
149位 ◇嫁に来ないか(1976_昭51)新沼健治
151位 ◇時の流れに身をまかせ(1986_昭61)テレサ・テン
154位 ◇ジョニイへの伝言(1973_昭48)ペドロ&カプリシャス
155位 ◇ガード下の靴みがき(1955_昭30)宮城まり子
163位 ◇お座敷小唄(1964_昭39)松尾和子&和田弘とマヒナスターズ
166位 ◇おひまなら来てね(1961_昭36)五月みどり
167位 ◇好きになった人(1968_昭43)都はるみ
168位 ◇知りたくないの(1965_昭40)菅原洋一
169位 ◇東京の花売娘(1946_昭21)岡 晴夫
170位 ◇圭子の夢は夜ひらく(1970_昭45)藤 圭子
171位 ◇浪花恋しぐれ(1983_昭58)都はるみ&岡 千秋
175位 ◇黄色いさくらんぼ(1959_昭34)スリー・キャッツ
177位 ◇夜明けのスキャット(1969_昭44)由紀さおり
181位 ◇蘇州夜曲(1940_昭15)霧島 昇&渡辺はま子
182位 ◇ダンシングオールナイト(1980_昭55)もんた&ブラザーズ
187位 ◇高原の駅よさようなら(1951_昭26)小畑 実
190位 ◇僕は泣いちっち(1959_昭34)守屋 浩
191位 ◇島育ち(1966_昭41)田端義夫
194位 ◇港町ブルース(1969_昭44)森 進一
【はじめに】
俺は高卒(偏差値30)で頭が悪いので物覚えも悪いし忍耐力もない。顔もブサイクだし身長も160しかないし、人が言ってることも理解しづらいし、人に言いたいことも上手くまとめられない。たぶん弱者男性の中でも最底辺にいる。再来月で30歳になる。
今はデータ入力の派遣社員をしていて、このプロジェクトが終わったら無職になる。生きることが地獄のように辛くて人生が詰んでいる俺だが、他人を恨まずインセルにも傾倒せずにここまで来れたのは、自分が感じる幸福のハードルを最低限おろすことができたことに由来すると考える。三十路になる前に幸福のハードルを最低限に下ろす秘訣を棚卸ししておく。
【食事は一日一食にする】
朝と昼は食事を取らず水だけで過ごしている。空腹は意外と慣れるもので、会食恐怖を患い始めた高校時代から今に至るまで晩飯一食の生活を送ってきたので、かれこれ15年近く経った。その間体を壊したことはない。同世代の連中が腹が出てくる中、健康診断の数値も良好だ。BMIも18を前後している。空腹は最高の調味料と言うが、俺は夜に白米を口にするだけで多幸感に襲われる。脳から高揚感と幸福物質が分泌されてるのがわかる。毎日3食流し込むのはただの餌だが、1食に絞ることで体が震えるほどの上手さの食事を毎日味わえるのだ。俺たちのような弱者男性は自分の世界の中で自己完結した幸福を見出さなければならない。何故なら他者との交わりは惨めな気持ちになることが経験上あまりにも多すぎたからだ。野菜は一晩で350gとること。
【運動をする】
体を動かしていないと、人間は気持ちが塞ぎこむし意欲も低下してくる。気分が塞ぎこむと、ただでさえ低い一日の行動リソースが縮小し、さらに気分が塞ぎ込むという負のループに陥る。有酸素運動をするの脳細胞のシナプスの結びつきを強めるBDNFが分泌されるので、体動かすにしても何からやればいいのかわからない人はジョギングがおすすめ。俺は運動音痴で階段登るだけで息切れする雑魚だったが30分以内に5KM走りきれるようになった。運動習慣がなかった頃に比べて陰鬱とした気分になることが明らかに減ったので今も続いている。
まず最初に、俺はオナ禁を3年続けた経験があるが、イケメンになったりモテるようにかる巷のオナ禁効果はあれは嘘だ。俺が生き証人だ。そして種の保存として性欲があるのは仕方がない。自分の性欲は素直に受け入れるべきだ。その上でオナ禁とエロ禁をする。理由は何個かあって、オナニーをすると意欲がひどく低下する。朝抜いたらその日は何もしたくなくなる事が多かったので、オナ禁してから一日の行動可能ターン数が増えるようになった。あとはエロ禁することによって、オナ禁の成功率と条件反射で女性の服の上から膨らむ胸の膨らみに視線がいかなくなった。長期オナ禁をすると性欲が減退してくるので、リアル女性を視姦しなくなったのはどれの効果なのかはハッキリとはしていない。胸を見る視線というのは女性は比較的敏感だそうなので、波風建てずに生きたい弱者男性の必須スキルである。
オナ禁には生殖能力が衰えるデメリットがあるが、弱者男性に限って言えばはそもそも自然淘汰されるべき遺伝子なので、デメリットにはならない。予定調和なのだ。
ムラムラとしたらその性エネルギーを運動にぶつけるといい。ナポレオンヒルが提唱している性欲昇華法という昔からある手法だ。
俺たちに必要なのは画面の向こうの手に届かない女の裸体ではなく、手の届く範囲の小さな幸せなのだ。
甘いものは好きか?俺は好きだ。コーヒーも好きだ。しかし、一人で甘いものをバクバク食べれる環境は幸せすぎて、一人の世界で満足してしまう。すると、他人との関わりが辛い俺たちは、一人の世界に充足していると、もっともっと他人との折り合いがつかなくなってくる。そこで、誰かと一緒に飲み食いするときだけ、甘いものとカフェインは取ろう。そうすると、他人といる時に幸せを感じることが出来る脳の回路が形成される上に、他人と関われるきっかけになる。職場の人と自分のためにお菓子を用意して配って他愛もない話をしながら食べよう。その時だけコーヒーを飲んでもいい。俺はこうやって他人と静かに無理なく関わる方法を模索していった。それでも一人でいることが一番の安らぎなのはかわらないが、仕事でやらかした時に笑って許してもらえることが多くなった。そしてカフェインに頼らないで済む体質になると頭痛頻度が少なくなったので、頭痛持ちは一考の価値あり。
【何も欲さず周りの人を許容し感謝しながら生きる】
人に与えない者はいずれ人から何も貰えなくなる。 欲しがるばかりの奴は結局何も持ってないのと同じ。 自分では何も生み出せないから。 独りで死ぬのは惨めだな。
俺たちは一人で死ぬことになる。しかし、死ぬなら欲しがる生き方をして惨めに死ぬより、生み出せる生き方をしながら静かに死のう。
俺たちは低い能力や不遇な容姿により、さんざん嫌な思いをしてきた。これから先も嫌な思いをすることがたくさんある。しかしその中でも、俺達のことを人として別け隔てなく扱ってくれる人がいる。老若男女問わず多からず居るそういう人たちに、心の底から感謝し、一人の人間として敬おう。感謝の心は忘れないようにしよう。そういう感謝や敬いの心が欠けた場合、距離感がバグりつきまといやストーカー化する困ったちゃんに変貌する弱者男性が観測される。俺たちはそうならず、一人で生きる覚悟を決めよう。それが俺たちにとっての最善の道だ。自分に対して良くしてくれる女性がいても、女性の好意に対してのみ感謝するべきで、間違っても女性に対して淡い期待は辞めよう。そういったストイックさが信用に繋がることがあり、社会生活が少しだけ楽になったりする。
【おわりに】
生きてても良い事が全くなかったので、俺はこうやって自分が幸せに感じる方法を生み出していった。お互い辛いことばかりかもしれないけど、誰かに傷つけられてもせめて自分だけは他人を傷つけないようにお互い生きていきましょう。
できれば2人紹介したかったが、1人に留める。
ここまでの6人は問題ない。何かあっても私が責任を取ろう。が、この2人は今でもK市で働いている。うち1人は男性で、当時は入庁3年目だった。
協調性がないとの評判であり、人事評価では直属の上司から「免職を促すことが相当である」とのコメントが入っていた。しかし、実際に本人と面談してみると……といったパターンの子だ。本質が見えていないのは上司の方だった。
残り1人は女性で、当時は入庁1年目。上に挙げたGさんと同じく直向きな職員だった。地元の新聞記事にも「期待の新人職員!」という記事が載るほどに期待されていたのだが、残念なことに、頑張りすぎてうつ病になってしまった。その後のじりじりとしたリハビリと、復活後の活躍には目を見張るものがあった。よって、この子を取り上げようと思っていた。
迷ったが、男性の方を選んだ。理由は私と同性で、気質も似ているところがあったので心の内部を覗きやすいと感じたからだ。男女比の関係もある。仮に、E太とする。
私が特定任期付き職員として採用されて3年目のことだった。E太さんと話したのは。彼は入庁4年目だった。ある意味で先輩にあたる。
当時は20代後半で、福祉の部署で働いていた。といっても、ケースワーカーや自立支援、福祉事業者の審査といった類ではなく、裏方の仕事だった。直接福祉の仕事に携わることはなかったが、それでも部署全体を支えるポジションだったのは間違いない。
梅雨時のある日、彼について人事面談をしてほしいと福祉課長から依頼があった。このE太さんというのは、いわゆる問題職員という扱いだった。私は、彼のいったい何が問題だったのか、その時は理解していなかった。が、K市の問題職員リストにE太さんが名を連ねていたのは事実だ。
福祉課長によると、彼には以下のような問題点があり、人事で指導してほしいという。
・みんなと協調的な行動を取ることができない。自己中心的である。
今回は3点目で引っかかったようだ。
いろいろと調べていったが、やはり机上のデータでは見えてこない。他の福祉課の職員から聞き取った情報も総合すると、先週あった課全体の飲み会でひと悶着あったらしい。
うす暗い飲み屋の片隅に座っていたE太さんが、近くにいた福祉課長やその他先輩がいた席まで呼ばれた。「この間のことで話がある。ちょっとこっちに座れ」と言われたE太さんは、ダイレクトに断った。「行きません」と突っぱねたとのこと。それで先輩職員らと口論になって、そのうち優しめの先輩職員が彼の席に移ってきて、まあ飲みなよとお酒を注ごうとしたところ、これもまた「帰りがバイクなので」(※真偽はわからない。E太さんの嘘かもしれない)と断った。
そんな態度に憤ったほかの上司や先輩が、E太さんに詰め寄り、お酒を吞ませようとした。それでも断固とした態度のE太さんに、先輩は次第に声を荒げ、ついに係長級の職員がE太さんの首根っこを掴んだところで、「やめてください!」と彼が拒否して……市役所職員の宴席から大声が響いたものだから、近くに座っていた別のお客のグループが店員に静かにさせるよう苦情を入れるも、店側も注意ができず……翌日になって、その居酒屋で飲んでいた人が市役所に直接クレームを入れたというのが顛末になる。
福祉課長の言うことは明らかに自分寄りである。ここまでのハラスメント行為があったとは聞いていない。私がほかの係員に聞き取りをしなかったら、あやうくE太さんだけを悪者にするところだった。
彼にしても、飲み会に参加したなら、もっと仲間意識を持つ必要があった。飲み会は、「供食」の場だ。供食は仲間同士でしかしない。古今東西、自分達の敵と一緒に食事を取るなんて文化はない。一緒に食事を取るということが仲間であることの証なのだ。昔の人間というのは、そんな儀式を神聖視せざるを得ないほどには、人間や組織の生き死にが間近にある生活をしていた。
ある日の午前、窓ガラスに雨粒が叩きつける中、面談室に入ってきたE太さんはソファの前で立ち止まった。「座ってください」と私が言うと、彼はゆっくりと腰かけた。
初めに言ってしまうと、私はE太さんがそこまで悪い人間ではないとわかっていた(後述)。それで、リラックスしながら、今日は何を話すんだっけ? とバインダーに挟んだ聞取票を手に取った私は、簡単な挨拶の後、E太さんとのやり取りを始めた。
「朝ご飯は食べた?」
「はい。食べました」
「どんなものを?」
「どんなカップ麺が好き?」
「特に好みはないです」
「そうか。私も毎日そんな感じだ。おにぎりとカップ麺は合うよね」
「そうですね」
「E太さんは、バイクだっけ?」
「私はバイクではありません」
「バイクじゃないの?」
「自転車です」
「そういう意味じゃありません」
※重ねて言うが、これまで私が記してきた会話の記録には不自然さが否めない。方言や言葉の癖など、個人情報に関わる内容を編集していることによる。
指導を目的とした人事面談というと厳しいイメージが漂うだろうが、相手が筋金入りの問題職員でなければ概ねこんなスタートを切ることが多い。信頼関係を築くためだ。
雑談が続いた後、いよいよ問題の核心のフチに触れる問いかけをしてみる。
「それで、福祉課長から聞いた件なんだけど。今回の面談のきっかけ」
「……はい」
「周りの職員のこと、どう思ってる? この人は好きとか、嫌な人とかいる?」
「特にいません」
「E太さんの態度や行動が、同じ課の職員を傷つけることがあるみたいだ。私も調べてみたけど、そう思ってる人も確かにいる。どうしてこの結果になってしまうのか、考えていることを教えてほしい」
「普通に、とは」
「正しいと思うことを言ったりやったりして、でもほかの職員からするとそうでないみたいです。嫌われるのはわかっても、でも自分がやるべきだと思うのでやっています」
思ったより早く本音を出してくれている。チャンスだ。私は、聞取票が挟んであるバインダーを机の端に裏返しに置いた。ここからのやり取りはうろ覚えだ。
「E太さん。せっかくの機会だから、腹を割って話そう。公文書には残さないから、もうこのバインダーはいらない。一対一でE太さんと話したいと思ってる。ところで、私のことは知ってるよね。ここのプロパー職員じゃないって」
「知っています。2年前にK新聞(※地元情報誌)で読みました。〇〇社の出身で、人事領域のプロだと書いてありました」
「知ってるんだね。ありがとう。でも、プロと言えるほど経験は積んでない。社会人を20年以上やっているけど、人事は6年くらいしか経験がない。ほとんど営業だった。大人の事情というやつで、プロにはほど遠くてもプロなんだと――そうアピールしないといけないことがあるんだ(ここで両者の笑い声があった)。で、話を戻すけど、E太さんはどうして今の状態を保ってるのかな。変えてみたいとは思わない?」
「キツイと感じることはありますが、これでいいと思っています」
「どういう理由で、キツくてもいいと思ってる?」
「自分のやりたいことがあります。社会人として、こういう生き方がいいって。それで、その目的から逆算して考えると、今は人間関係よりも実力がほしいんです」
申し訳ないがここまでだ。これ以上は、私の記憶からE太さんの口述を曝け出すことはしない。
簡潔に言うと、彼は仕事が一番ではないタイプだった。E太さんの人生の優先順位の中で、仕事は3番目ということだった。だから、民間から公務員に転職しようと思ったし、だから、どれだけみんなに嫌われようがどこ吹く風でやってこれたのだ。
肝心なことを述べていなかった。E太さんの仕事ぶりだ。毎年、人事課に提出される査定表で、彼は3年連続で5段階中の2を取っていた。もちろん低い数字だ。実務能力は平均3.5だったが、礼儀やマナー、人格、職務遂行姿勢などで大幅に減点を受けていた。
私が再調査したところだと、彼の査定は控えめに見ても3はあったように思える。福祉課で彼と同じくらい「人柄が悪い」と評価を受けている人間も、その多くが3を取っていた。それに彼は、年は若いが福祉課の裏方として3年以上も職場を支えてきた実績がある。
ちなみに調査方法だが、①人事権限で福祉課の共有フォルダに入ってE太さんの成果物を確認する、②E太さんの同僚を面談室に呼んで印象に残った行為や実績を聞き出す、③過去のE太さん関係の始末書を読み解く――という3通りの方法で行った。確認できた事実は以下のとおりだ。
・オフィスソフトの腕前は一流である。パワポもExcelもAccessも使いこなせる。文も読みやすい。
・プレゼンテーションの能力が高い。普段は物静かだが、かつて大都市の商工会議所で行われた各市町合同での新人職員研修会の折、K市の未来について数分間のスピーチを行い、拍手喝采をもらったとのこと。
・事業計画立案。E太さんは広告会社の出身だった。その経験を活かし、福祉課の裏方としてケースワーカーなど福祉職を支えるための各種設備・インフラを整えるための計画書を作り、それがそのまま課の予算要求に使われていた → ということは、彼の上司はその仕事振りだけは認めていたということだ。
・福祉課の職員からの苦情はあるが、市民や取引業者とのトラブルの記録はない。
・年下の職員には人気があるらしい。例えば、彼が選挙のスタッフとして従事した際、開票作業の前に事務吏員の腕章をみんな装着するらしいのだが、「安全ピンが刺さりそうなので、私の腕に腕章をつけてください」という体で、何人かの女子職員がE太さんの前に並んでいたという。尾ひれが付いているとは思うが、そういうこともあったのだろう。
私が退職するまでの数年間で、E太さんと呑みに行くことが何度かあった。まさしく意気投合であり、今回ここまで赤裸々に彼のことを書いてきたのも、彼なら笑って許してくれるだろうという甘えから来ている。
私は、彼が悪い奴ではないとわかっていた。上の面談の1年前のことだ。かなり広めの川べりで行われたK市の音楽イベントに、私と彼がスタッフとして動員されていた。ステージ発表が始まると、スタッフはみな暇そうに周辺警備をしていた。
さて。一級河川にかかる橋の袂だった。カートを押している高齢のおばあさんがE太さんに声を掛けた。私は、高いところから偶然それを眺めていた。
E太さんは、話しかけてきた老婆としばらくにこやかに話をしていた。その老婆は、さっきはE太さんの上司や、ほかの若手職員にも声をかけていた。誰もが皆、迷惑そうに会話を切り上げてどこかに去ったというのに、彼だけは、その老婆の話し相手をしていた――貴重な体験だった。こういうところに人格が滲み出るのだ。
とはいえ、このままではE太さんの株は落ち続ける一方だ。それに、職員を傷つけるような冷たい態度もよくない。社会人には、絶えず相手を不快にさせないよう振る舞う義務がある。会話をしたくなくても、そうした態度をおくびにも出さず、明るく振る舞わねばならないことだってある。わかっているのといないのとでは、社会生活に大きな差が出てしまう。
E太さんに何度も伝えた。「こんなのはもったいない。もっと仕事に打ち込んで、本気をアピールして、みんなの信頼を集めてみたら?」と伝えてみたが、なしのつぶてだった。こちらとしても、今の状態でE太さんを問題職員リストから外すことはできない。どこかの部署で重大な人間関係トラブルを起こす可能性があるからだ。私はE太さんのことが好きだけれども、それとこれとは別問題だ。
結局、私が辞める時まで、E太さんを理解する人は少なかった。孤高で、人とは交わらない。でも仕事ができて、市民や業者からの受けがいい。いろいろと惜しい職員だった。今でも彼を思い出すことがある。今度K市に遊びに行った時は、また彼を呑みに誘うつもりだ。
この章の最後に。なぜ、私は彼を好きになったのか。
『渇き』を感じたからだ。E太さんは人生に飢えている。自分がやりたいこと、どんな人間になりたいのかはっきりしているのに、叶えられずにいる。叶えられる保障もない。
でも、足掻き続けている。まるで昔の私自身を思い出すようであり、懐かしい感じが脳内からビンビンと込み上げてくる――ビールは、渇いているからおいしいのだ。いつかE太さんが大成して、そんな美味を楽しめる未来があることを祈っている。
所詮はマスゴミやテレビ局も、いつでも殺してオーケーなサタンのカスゴミ犬奴隷の餓鬼どもでしかない。
この先、カトリック移民がやってくれば、即用なしで消え去るカス犬
まあその前でも余裕で消し去ろうと思えば消し去れるけどね
こいつらサタンの犬を出来る限り早く殺しつくせ。
マスゴミに従ってる工作員は、犬の犬という最低ランクのどうしようもないゴミ
高市早苗とその協力者と高市早苗に票を入れた者は一人残らず永遠に赦されず殺せ。このことは他の全てに優先し、このことを全力で行わなかった者は全て私を迫害し、永遠に赦されることはない
今後わざと私がヌケないようにポルノを作った者からは全ての赦しを剥奪し、永遠の滅びに定められる
連中のコンテンツの中で、やたら女が予言者的な働きをするのは、こうした女のポチ預言者どもが、権力者が弱者を虐げても笑って許してくれるからだ。
権力者に弱者が踏みにじられるのを見て許すような女を崇める者たちは、みなサタンの徒だ。
ならば私も、連中に対して何をしても赦そう。
そのように権力者を赦すというなら、私に従うものも、連中に対してはどんな理不尽な権力を行使することを赦す。
糞女どもは、マスゴミに尻尾を振り、一部の男たちをキモいブサいキモオタと侮蔑して笑い、恋愛市場から放逐し、そのくせ結婚できないと喚き散らしている。
彼女らには結婚は愚か、どんな慈悲にも値せず、むしろそうした女どもを少しでも助けようとする腐れ偽善者のせいで、何の反省もせず、一部の男たちだけが放逐される。
マスゴミと糞女だけでなく、それらに手を貸す偽善者たちにも、恋愛も結婚も愚か、少しでも性的に充足する資格はなく、連中がオタク男たちに封じてきたのだから、少しでも感じたら姦淫として永遠に赦されることはない。
当然、感じなかったとしても永遠に赦されないが。
河村市長の件で、前の職場の上司のことを思い出していらいらとむかむかが納まらない。
ハラスメントハラスメント言うの好きじゃないけど、あれはパワハラだった。怒鳴ったり仕事を押し付けたりではなくて、まさに河村市長がしたようなことを「親愛の情の表現」として日々だらだらとされた。大きくわけると、
文具などで私が自分で買ったものを「ちょっと借りるね」と勝手に使う。机に置いた携帯も手に取って画面を見ようとする。一番気持ち悪かったのは、マグカップを持っていかれそうになって止めてください!って言ったら、「カップ忘れちゃったんだよ~俺今日コーヒー飲めないよ~〇〇さんは冷たいなあ」。
スカートをはいていると「おっ今日は合コンか!」。お土産をもって行くと「彼氏と行ったの?泊り?」。元カレや好みのタイプの話も聞きたがる。当たり障りなく答えていたけれどどんどん面倒になってきて、そういうことは話したくありませんと言ったら、その後仕事の相談するたびに「〇〇さんは俺の質問に答えてくれないからなあ、どうしようかなあ」。
って感じ。上司はその後に「冗談冗談」って言って、全部終わった許された、と思っていた。最初は新社会人だったのもあって、おじさんってこんなもんなのかなと思っていたけれど、その後上司と同年代の人たちに会う機会が増え、おじさんだからじゃなくてあの上司がおかしい、と確信した。
こういうかたちのパワハラって、「そのくらい」って言われがちだけど、結構仕事のパフォーマンスに影響する。私が日々いらいらして過ごさなければならないし、単純に上司への対策にリソース割かれるのももったいない。文具や私物やバッグとかもデスクの奥に隠したり、上司とオフィスにふたりになりそうなときに逃げるために他部署への書類溜めておいたり、されたくないことをされないために、されている方が色々対策に時間を割いてるの。無駄です。ちょっと前に、いまの会社でパワハラ防止法の研修をしてもらったんだけど、「個の侵害」の例示にめちゃくちゃ当てはまっていて、やっと名前を与えられたんだね、みたいな気持ちになった。
河村市長の件は、金メダルのすばらしさと絵面の汚さで、金メダル噛んだことがクローズアップされているけれど、個人的にはこういう経験があるから、恋愛禁止か?などの発言の方も同じくらい吐き気がする。金メダリストが来てくれて、試合のことやそのスポーツのことを聞けない頭の悪さにも絶望するけど。
ちなみに数年経って、我慢の限界が来て、上司の上や人事にされたことと異動の相談したけど、「まあ上司さんもそろそろ定年だから、ね」みたいな感じでなんの対策もしてもらえなかった。上司の定年まで付き合わされるのかという絶望と、そのころ入ってきた男性新入社員が普通に仕事しているのを見て「あー」ってなって、転職活動して辞めた。なんか変な話だけど、上司がその男性新入社員にも馴れ馴れしくしていたら、前の会社続けていたかもしれない。「私だけかー」ってのに妙にがっくりきた。
辞めるころには結構パワハラとかの意識が社会的にも高まってきていたから、人事がだめなら、社労士?弁護士?とかに思い切って相談してみたらって先輩が心配してくれたりもしたんだけど、今回の件で北村弁護士が「笑って許して」って言ったっていうのを見て相談しなくてよかったと思った。助けてって言った先の外部の人にこんな答えされたらマジで心折れるわ。
その後、転職先決まって、他にやりたいことが見つかりましたみたいな綺麗な感じで辞めたんだけど、お前が私にすることがもう嫌すぎるから辞めんだよばーーーかって言って辞めればよかったな。そしたらこうしてぶり返していらいらすることないのかなと思ったりする。
好きだと気づいたのはクラス替えの後だった。
小学5年生でクラス替えをした時、アヤトくんとクラスが離れ離れになってひどく落ち込んだ。
特にかかわりのないまま夏を迎え、校外学習に行く準備が始まった。もう10年以上も前のことなので記憶が曖昧だが、なぜかご飯の時間に私の班だけがアヤトくんのクラスと合同でグループを組むことになって、たまたまアヤトくんと同じグループになれた。
一緒にカレーを作ってる写真が卒アルに載っているので卒業後もたまに見返したりしてた。
放課後に通っていた書道教室が一緒だったので、たまに書道教室で会うことが密かな楽しみだった。
5年生の時はそれくらいしか思い出はなく、ひっそりと思いを抱えたまま6年生になった。
6年生になると、またアヤトくんと同じクラスになれた。毎日楽しくて、勉強なんか身に入らずアヤトくんだけをみていたし、2日間会えなくなるから金曜日が大嫌いだった。
そもそも、付き合うことの意味も分かっていなかったわたしは、気持ちをどこに向ければいいのかもよく分かっていなかった。
それでもアヤトくんの優しさに触れる度に好きでどうしようもなくなっていた。
私は漢字ドリルや計算ドリルを進めるのが好きだったのでみんなより早く1周して、勝手に2周目を進めていた。そんな時、アヤトくんも同じく2周目に進んでいることが分かって、なんとなく、どっちが先に2周目終わるか勝負ね!なんて言って幼いながらも接点を増やしていった。
ほとんど同じくらいのペースで2周目がおわって、私たちはドリル3周目を迎えた。もはやドリルへの執着ではなくアヤトくんへの執着だった。
3周目がおわるころに、担任が私とアヤトくんの異常なスピードに気づいて、クラスメイトの前で褒めてくれた。どっちが先に3週目終わるかな?と先生が言ってくれて、先に終わったら金ピカのシールをくれると言った。金ピカのシールなんて別に興味がなかったけど私とアヤトくんだけの特別な勝負が公になって嬉し恥ずかしの気分だった。
もうすぐ3周目がおわるころ、アヤトくんはなぜかスピードを落としてしまった。そして私は先に3周目を終えて金ピカのシールをもらった。
何も言ってなかったけどアヤトくんはわざと負けてくれたんだと思う。その優しさでまた心がぎゅっとなった。
アヤトくんはこんなに優しいから、結構人気な男の子だった。クラスメイトの中には他にもアヤトくんのことを好きな子がいた。
その子は、3年生の時に理科でアヤトくんが作ったモーターカーを間違えて踏んで壊してしまったらしい。小学生にとって、自分の作品を壊されたら阿鼻叫喚してもおかしくないが、彼は笑って許してくれたらしい。それで好きになってしまったと話を聞いた時、私もまた好きが大きくなってしまった。
そうこうして卒業の時期を迎えた。中学も同じなので特別寂しさはなかったが、アヤトくんと1番近くで話せたのはこの時期が最後だった。
帰る準備をしてる頃、視界が揺れた。
花瓶も、窓ガラスもわれ、ガタガタと物音が落ちる音とみんなの叫び声が響いてこわくてこわくて仕方なかった。
揺れが落ち着いてグラウンドに避難する時、怖くて立ち上がれなかった私に、アヤトくんは手を差し伸べてくれて一緒に歩いてくれた。
この日がアヤトくんの一番近くに居れた日だった。
サッカー少年だったアヤトくんはなぜか帰宅部になっていた。帰宅部の怖そうな友達とつるむようになったアヤトくんをみてなぜか寂しくなった。
ほんとはアヤトくんめちゃくちゃサッカー上手いのに、なんでってずっと思ってたけど聞く勇気はなかった。
クラスも遠くて接点もなかった。しばらくして放課後にアヤトくんのクラスに用があって行ったら、アヤトくんは髪を伸ばしてチャラくなっていた。そしてリュックにはピンクのよく分からないキャラクターのキーホルダーを着けていた。その隣に全く同じキーホルダーを着けている女の子がいて心臓がばくばくした。
一瞬で彼女だと悟った。
中学から一緒になった、出会ってそんなに時間もたってない子にいとも簡単に取られてしまうことを初めて学んだ。思いの長さは強さじゃないんだと知ってどん底に落ちた。
この彼女は私とアヤトくんがドリル競争を繰り広げてたことなんてなんも知らないのに、もう彼女になれてるんだ、ってよく分からない嫉妬をした。
結局アヤトくんへの気持ちを諦められないまま中2になった。アヤトくんは彼女と別れたらしい。
ずっと好きだと思いながら何も言えず、冬になった。
バレンタインを渡そうとして渡せなくてゴミ箱に捨てたのも確か中2の冬だった気がする。
同じ頃、修学旅行で隣の部屋で恋バナしてるからおいでと言われてるんるんで向かうと、ギャルの女の子がベッドの上で楽しそうに話をしていた。
「それでー、ちゅープリ撮ったの!」
そう言ってギャルは顔を赤くしていた。
キスなんてしたことない私は、ギャルが大人に見えて仕方なかった。その後まもなくしてちゅープリを見せてもらうとアヤトくんが映っていた。
その後の記憶はほぼない。帰りのバスは心が虚無だった。もうあの頃のアヤトくんはいないんだとわかって、それなのに自分はあの頃で止まっているのが悲しかった。
中3になると塾が忙しくなって、次第にアヤトくんのことを考える時間はほぼ無くなっていった。
アヤトくんの志望校すらも知らなかった。
でも、6年生の時にあれだけドリルを一生懸命やってたんだから、勉強は嫌いじゃないだろうしそれなりの高校に行くんだろうなあと思っていた。
卒業間近に、アヤトくんが市内のバカ高に進むと知って、ああそうか、と思った。
もう何もかも変わってしまったんだと思った。
高校に入って、私は別の人を好きになった。
アヤトくんのことはもう頭の片隅にもなかった。
時は経って、
18歳になるころ、アヤトくんはデキ婚した。
アヤトくんがパパか。そう思ったものの羨ましいの感情も特になかった。
私は都内の大学に通い、それなりに自分の生活を楽しんでいた。成人式でアヤトくんに再会すると「俺の事覚えてないよね〜?」と声をかけられた。いや、覚えてるよ!と話して、今私は大学に行ってるよ、と話したら別の世界にいる人を見るような目で「すげ〜な!しっかりしてるんだな」と言われた。
それからまた時が経った。
アヤトくんは離婚したらしい。
ふーんくらいにしか思っていなかったが、意外なところでまた再開する。
出会いがなくマッチングアプリをインストールして適当にスワイプしていると、アヤトくんがいた。
同い年なはずなのにすっかりおじさんになったアヤトくんの姿があった。
自分Twitterにいる厄介の上に腐女子っていうカスみたいな存在なんだが、学生時代に相互になったリア友(以下リア友)がしんどくて仕方ない。いやそいつが嫌いなんじゃないのよ、あくまで私のTwitterスタイルに合わないだけなんだけど。なんでだろうね、元はリア友がいるからTwitter始めたはずなのに
※以下に出てくる作品は全て関係ないです。私が例えに使えると思った作品で実際とは異なります。
まずリア友がいるってだけで発言にかなり気を使う。新キャラに「むほほwwえっちだねえww」とか軽率に言えないし、別の相互とソシャゲに対する愚痴が言えない。なぜなら後でリアルで言及されるから。「鬼滅ってぶっちゃけツッコミどころ多くない?私全然ハマれない」みたいなこと別の相互と喋ったら後にリア友に「ハマれないのはよく知らないからだよ!今度全巻貸すから読んでみて!」と言われる。は??私が本誌派と分かって言ってるのか???みたいなことがザラにある。今までで一番しんどかったのがソシャゲで推しが所属するグループが2年近く干された時に「運営マジで頭大丈夫か?別グループ3連勤だぞ??」みたいなことツイで愚痴ってたら「運営だって頑張ってるんだからしょうがないよ、溜めの期間だと思ってさ」みたいなことリアルで言われてあとでちょっと泣いた
あとリア友とオタクとしての系統が合わない。それをTLに垂れ流しにされるとキッツい。ちなみにリア友は顔カプ総受け厨の夢女子である。リア友じゃなければカツオブシムシにしかいないような脳みそカスカスの読解力のカケラも持たない国語の偏差値2の畜生としてブロックしてたと思う。つまり地雷だ。普段なら「あーはいはいいつものやつね、物好きだなあ」で流せても調子悪いとマジで腹立つから困る。なんだよまぐろ総受けって。まぐろとラグナスのどこに関わりがあるんだよ。どこをどうしたらまぐろとハルトマンが相思相愛になるんだよ。本当に私と同じゲームの話してる?おいおいその状態で夢主と抱き合うのかよ正気か?みたいな。
でも別にリア友が嫌いなわけじゃない。学生時代に浮いてた私に一番良くしてくれたのはリア友だし、いつも失言をしても笑って許してくれるのは本当に助かる。本当は私が嫌いなのかもしれないけどそれを表に出さずに付き合ってくれる。今こんなんだからろくに会えないけどLINEも返してくれるしこの前オンラインで飲み会した。あと本当に性格がいい。なんでも前向きに捉えてずっと努力し続けることができるのは才能だと思うし、辛くてもそれをユーモアを交えて人に伝えられるから愚痴を聞いてても嫌な気分にならない。本人はもっとストレートに言いたいだろうに、そういうところは尊敬しかない。だから私のこんな厄介クソツイートを見せたくない。本人は「Twitterなんてチラ裏みたいなもんだからフォロワーとかに気にする必要なんてないんだよ」とか言うけど、本人の地雷とか考えるとそんなことはないはずだ。なんて人間の出来た友を持ったんだろう。私はそんなリア友には好きなものだけ見ていて欲しい。それでリア友が楽しんでいられたらそれでいいのに、私はリア友に甘えてサブ垢を作れない。申し訳ない。
リア友は最近彼氏ができたらしく、たまに彼の話をするようになった。まだ私の方が付き合いが長いが、これから彼の方がリア友の大切な人になっていくのだろう。その彼とどうなるかは分からないが、リア友の結婚式には呼んでほしい。多分すごく泣く。最後に、この文章をリア友が読んでないことを祈りたい。
緊急事態宣言も明けるし、そろそろ会おうって言ったら、もう会いたくない、別れようだって。
まじで10年ぶりにできた彼女だったんだよ。去年の春にアプリで知り合って、緊急事態宣言明けに付き合った。歳のわりには綺麗だし、仕事もしっかりしてて、性格もサバけてて。一円単位でワリカンしてくれるし、俺の趣味の話も聞いてくれた。一回趣味の自転車の店に行ってパーツに悩んで店の中で40分放置した時も、笑って許してくれるような彼女だった。
もちろん俺だってデートコース組んだり、食べる店は探して予約したし、デート中も話は聞いたし、病院で働く彼女にコロナ怖いよね、無理しないでねっていつも言ってた。それに、これが一番デカイんだけど、彼女は絶対触らせてくれない。でも、俺は我慢してた。
彼女は前の彼氏と何かあったらしく、付き合って早々に俺に触られたくないと宣言してきた。手だって繋がせてくれないレベルだったけど、まあ俺は全然モテないし他に当てもないし、自分にとってはこれ以上の彼女はいなさそうだから、しばらく我慢しようと思ってた。
去年の12月、感染者が増えて彼女がデートを嫌がるようになってた中で、珍しく彼女から誘いがあった。友達の結婚式に出るから、ついでに会おうと言われたので、会えるならいいやと思って俺も出かけた。
オシャレした彼女は綺麗だった。それに、二ヶ月ぶりくらいに会ったからか、なんか彼女も楽しそうだし、俺のことをトロンとした目で見てて、あれ、これイケるな?ってモテない俺でも分かった。話し込んでたら彼女が式に遅刻しそうになっちゃって、慌てて駅まで送った。その時もなんだか距離が近い感じがして、これは行くしかないでしょ!ってなった。
改札に入ろうとする彼女を呼び止めて、俺は「キスしていい?」って聞いた。彼女は、
「え、何で」
と聞いた。俺が
「だって付き合ってるじゃん」
「無理」
と言って改札口を通り過ぎた。
その後は年明けの緊急事態宣言で、彼女は病院勤めなので、また会ってくれなくなった。LINEもそっけない。それでも無理しないでね、何があったら言ってね、話聞くよってメッセージしてた。なのに、今日フラれた。
確かに俺はイケメンじゃないし奨学金払ってたから彼女より金はないし、自慢の彼氏じゃなかったよ。でも、ひどいなって思った。付き合ってたのに、一回手を繋いだだけだよ。なんなんだよ。こんな我慢したのに。
5年付き合ってた彼女にフラれた。理由は自分が悪い。相手のスペックを馬鹿にして内心で見下してどうせ俺から離れないだろって思って好き勝手やったらもう無理って言われた。
彼女は無職だった。でも家は資産家、でももう働くのは無理だろうからってのほほんと家で飯作ってペットの世話して家の会社の社員ってことで給料という名の小遣い貰ってオタ活するニートだった。そして顔は可愛いし巨乳だった。でも性犯罪にあいまくって俺以外の男が基本的に無理だった。飲み会とか男のいる場も嫌いだったし父親と兄と俺以外の男は2次元しか知らないと思う。
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それを見るのがやめられない。オタ活と言っても日常垢みたいなものでアニメ以外にも日常の話もしてる。ちなみに鬼滅に狂ってるようで、最終回で推しカプがほぼ公式だって小躍りしてる。楽しそうでなにより。
そしてなにより彼氏を作ってる。リプやらなんやらで見まくってるとどうやら年上で、父親の得意先の紹介でカジュアルに知り合っただけだから結婚とかはまだ考えてはないようだが、なんでもない日に推しカラーのエルメスのブレスレットを買ってくれて、オタ活に理解があって一緒に無限列車見たらあまりにも彼女が泣いてるからっておろおろしてなんでも買ってあげるって口走ったせいで何故かハイブランドのバッグを買うことになった哀れな男である。
鬼滅のコラボに振り回され、ミシュランに乗るような店でも食事の度にぬいぐるみと写真を撮るのを笑って許してくれて、あまり遠出させられないからってリッツカールトンやマンダリンオリエンタルでグダグダしたり、エクシブのホテルに行きまくったりまぁとにかく色々派手だった。俺の好きだった天真爛漫で少し臆病だけど優しくて、どこまでも可愛いあの性格は健在で愛されているのだなと思った。
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俺はそこそこ収入がいいとはいえまぁ会社員だ。あくまで世代平均よりはいいというだけでエルメスもリッツカールトンもエクシブも無縁である。
元カノの親は愛車はベンツとレクサスとポルシェだったが俺は車を持ってない。情けないけどいつも出かけるのは彼女がパパのお古で街乗りに使ってた古いベンツで行ってた。彼女の車なのにアニメのぬいぐるみを置いたら俺は怒った。きっと今の彼氏は自分の車を出して、その後部座席に鬼滅のぬいぐるみを置いても苦笑いして許すのだろうなと思う。
こんな思いをして、もう二度と自分のところにこの女は戻ってこないとわかってるのにいじらしくツイッターを見て自己嫌悪をするのをやめられない。
なんで彼女はこんな男に女の一番美しい5年間をくれたのかと疑問に思うが、きっと今はいい男に愛されてもっと美しくなっているのだろう。
後悔しかない。振られてから彼女がどれだけ美しくて得がたい性格をしていて、そのせいで世間の汚さに耐えきれなかったのかわかった。そして俺もその彼女を傷つけたうちの1人だと思う。
彼女は俺にエルメスもリッツカールトンもねだったことは無いし、仕事の時は絶対に文句を言わずドタキャンも許してくれたし後に引きずったこともなかった。文句も言わずあのベンツで買い物に行って実家のシステムキッチンとか比べ物にならないうちのワンルームのひとつしか無いコンロで必死で食事を作ってくれてた。それを俺は美味しいと褒めたことがあったのか怪しい。
もっと優しくしていたら今鬼滅のコラボに一緒に行ってるのは俺だったのかもしれない。一緒に炭治郎の活躍に一喜一憂して、煉獄杏寿郎を応援してこの前出た最終巻に泣いてたのかもしれない。
返報性原則にこだわり過ぎなのか、公平な扱いに敏感すぎるのか分からないけど、相手から裏切られたり不公平な扱いを受けたときに、相手に少しでもダメージを与えるためなら自分はどんな代償を払ってもいい、という思考に行きがちな性格に悩んでいる。
友達から不当な扱いを受けたときに、どう考えても許してやったほうがお互いwin-winだし、自分の幸福量も多いはずなのだが、「あいつには必ずこの件について贖わせないと気が済まない」という思考が先行して絶交を選択してしまう。
営業先から、ほんのちょっとした不公平な扱いをされただけでも、「あの担当の面子を潰さねばならぬ。そのためにはこの取引を自分からぶっ潰す。それで自分のノルマが未達になりボーナスゼロになっても構わぬ」という破滅的な道を選んでしまう。どう考えても笑って許してあげた方が短期的にも長期的にも自分のメリットになると頭では分かっているのに。
公平性を無視した相手に10のダメージを与えるためなら自分は100食らっても構わないって思ってしまう。こういう性格ってなんでいうんだろ?何とか治したい。。。