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2017-02-04

できる!モラハラ

あれ?

これってもしかしてモラハラ

気付いたときにはもう遅い。ストレスループガッチリ嵌め込まれ、顔色を伺い右往左往

モラハラを受けた身としてやり方を書いてみます。条件としては会社内での事です。

ターゲット

モラルハラスメントを行うにはターゲット吟味重要です。出来るだけ従順、素直、適度に無知な人を狙います

きちんとした社会経験を積んだ人は、すぐに論理性の破綻に気付きます。また、自信がない人であればなお結構

新入社員というポジションは割と良いターゲットだと思います

モラハラに移行する前までの行動

段階は3つ踏みます

①懐柔

②親和

攻撃

①ではターゲットに優しく近付き、褒めたり認めるような言動を繰り返します。俺だけがお前の良さをわかっている、という事を染み込ませましょう。また、目線は下に落としてはいけません。あくまで上からです。

ここでは信用を得ることが目的です。

①が済んでターゲットが心を許してきたら、②の段階です。二人の間柄がよほど親しくなったと錯覚させるため、プライベート情報を握るようにしましょう。介入するのも大変よろしいです。①程褒めたりしなくて結構です。悪いところを指摘し、自分ダメな奴だとターゲットに思い込ませて下さい。褒めると叱るを繰り返して、信用を崇拝に変化させて下さい。自信がない状態となれば、他人からの誉め言葉にも懐疑的となります。俺は認めてるんだけど周りはな……と優しく慰めてあげましょうね。

この状態関係が続けられるのであれば、③攻撃にまで手を出す必要はありません。

①と②の段階ではひたすらに金をつぎ込みます。ここで恩を着せまくる事が攻撃段階で生きてきます。金はターゲット我慢させる薬です。諦めるな。

しかしながらモラハラ醍醐味は③攻撃です。

相手に非を見付けたら粘り強く糾弾します。どんな些細な事でも構いません。大事なのはお前が悪いという一点です。

利用するべきワードをいくつか上げますので、是非利用してみて下さい。

大人になれ」「お前の感覚おかしい」「お前の事を買っていたが裏切られた」「信じていたのに」

周囲には自分は悪くない事をアピールしましょう。自分の非は一切認めてはいけません。しかし周囲にお前の方が悪いのでは?と言われるような事柄であれば、ターゲットへの攻撃は隠れて行いましょう。

②の効果ターゲットは周囲から孤立、もしくは一番仲が良い人は自分というポジションになっています。否応なしに自分が悪いという問題に目を向ける事となります

ターゲット絶対に逃がさないで下さい。誰かに相談させてもいけません。こんな小さな問題で周囲に迷惑をかけるのか?と縛り付けていく必要があります。この縛り付けにはダブルバインド効果的です。あまり心理学には詳しくないのでググってどうぞ。

とりあえずは要求命令に対してどのような反応をしてきても否定する、という事を覚えていて下さい。例えば「覚えてる?」a覚えてる b覚えていていないという反応の場合、aならば「自分に都合よく覚えている!」bならば「ごまかすな!」といった具合です。

疲弊したターゲット自分から離れようとしたら「ではこれとこれはもうしないで」等と周囲に迷惑が掛かる要求を行います。周りを人質に捕られたターゲットは、再びモラハラの中に身を沈めます

被害者になったら

まずは周囲に相談しましょう。全くの孤立無縁状態内戦線味方無しであっても、誰かに相談=モラハラへの抵抗です。

牙を抜かれた子犬ちゃん状態では全くお話になりません。相談することは戦う力をつけることです。大概のところあなたは悪くありません。自分が悪いのループから抜け出しましょう。

モラハラメール文書で行われたものであれば、コレクションしましょう。誰かに見せて笑い飛ばしてもらうのも良いものです。モラハラはポエミィなメールを送ってくれたりするので、酒の肴にするのも一興です。

反抗しないかターゲットにされたのです。反抗出来ないようにターゲットにされたのです。抗う力をゆっくりと養いましょう。

憎しみとストレス一朝一夕で消えるものではありません。被害に合う前に怪しいな?と思ったら距離をとってみましょう。

とりとめのない文章になってしまいましたが、何かの参考になれば幸いです。

2017-01-16

10年経っても20年経っても「一朝一夕には解決できない」って言ってそうだな。

2017-01-14

日本で量産コピペプログラマが生まれるのは仕方ないかもしれない

https://medium.com/@kuranuki/%E9%87%8F%E7%94%A3%E5%9E%8B%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%82%92%E6%92%B2%E6%BB%85%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%84-570302a5c243#.vygpwmlaa

を読んだ。刺激的な内容だが、もやもやしてたのが言語化された感じで「はっ」とした。

と、同時に現状コピペプログラマが生まれるのは仕方ないことだとも思ってしまった。

1つは、根底意識。もう一つは日本という環境が原因だと思っている。

そして、それらは一朝一夕解決しうるものではない。

私は縁あって外国人が多い会社で働いている。そこでWebエンジニアをしている。

一緒に働いている外国人エンジニアが、まぁ優秀なのだ最近大学を出たばかりの人もいるが、優秀になるレールを歩んでいる。

一緒に働いてると日本人(俺)ってヤベーな。と思うことが多々ある。プログラムに関する意識が出発点から違うのだ。

彼らは以下の共通認識があるように思える。

1.ソフトウェアエンジニア地位は高い

2. プログラムは難しいものという意識

3. 英語ができるのは当たり前

1. ソフトウェアエンジニア地位は高い

海外ではソフトウェアエンジニアは、医者に次ぐ人気職であるそうだ。今は帰国したが、一緒に働いてたインド人エンジニアは、大学受験をした際、医者エンジニアで迷った。と言っていた。

彼ほどではないが、同世代の中でも優秀な若者が、明確なエンジニア希望をもって専門の過程を経てエンジニアとなる。

Linuxネットワークなどの底レイヤーから自分の興味ある分野(バックエンドフロントアプリ開発)まで、ある程度できる人がインターンを経て入社する。

私の経歴はというと、かなりお粗末なものだ。お世辞にも良いと言えない大学文系卒で、大きいプロジェクト動かすマネジメントカッケーって思ってSIer就職口の一つとして選んで入った。大学卒業時にはJavaJavaScript区別がつかなかった。

そんな私でも独学と、勘と、経験によりある程度のことはできるようになったとは思っている(思いたい)のだが、優秀な彼らを見ると、コンピュータサイエンスを学ばずしてエンジニアを名乗ってる自分が恥ずかしくなる時が周期的に訪れる。

まり、0ではないと思うが、文系卒、更には未経験就職プログラマを選ぶという選択肢日本に比べると圧倒的に少ない。

そのため、外れプログラマは少なく、腐ったリンゴが少ない彼らは腐る確立が低いのだと思う。

2. プログラムは難しいものという意識

コピペプログラマは悪」

私自身もその口だったし、今も抜け出したとは言えない。

しかし、彼らは違うように思える。その根底にあるのは、コンピュータサイエンスを学んできたが故、プログラムは難しいという意識と、造詣の深さだと思う。

もちろん、彼らとてExampleなく出発することはできないが、コピペで済ますことは極力しない。

ちゃんと手を動かして、表面だけでなく、どうやって動いてるかを理解しようとしている。1つの機能実装する時は、3つほどルートを探したり、必要パラメータオプション以外もちゃんと調べてコーディングしている。

そのため、簡単にできます。とはあまり言わない。例えば、form一つ作る時も背景を理解して実装を行う。様々なセキュリティリスク考慮して、フレームワーク選択している。

自分なんて、必要な部分しか見なかったし、そもそも調べる意識がなかった。ある時、私は仕事が早くなったと息巻いてたが、今思うとなんてことはない。単にググるのが上手くなっただけだったのだ。

3. 英語ができるのは当たり前

少し変わった環境で、いろんな国籍の人が働いている。スペインイタリア、聞いたことのない国の人もいる。しかしながら、彼らは一貫として英語がしゃべれるし、書ける。「え、公用語でしょ?」と言わんばかりだ。

からなのか情報キャッチアップが早い。わからないところはissueを漁るし、質問する。まず当たるのは公式だ。英語英語のまま取り入れる。

総意の認識であると思うが、プログラムの1次ソース英語だ。私たちの目に触れる多くは優秀な日本人エンジニア翻訳した情報である。そもそも張っているアンテナが違う。

あと、上手くは言語化できないのだが、そもそも降りてくる情報自体が綺麗に整ったもの、絞られたものが多いのだ。そのため、泥水をすすることが少ないと思う。だからなのか、過程をすっ飛ばして答えを求めるサイトが多いような気がする。

では、この意識の違いはどこから来るかというと、日本という環境が大きいのかもしれない。

まず日本は、他国に比べて内需で食っていけるような環境である

企業の発展にはエンジニア必要不可欠。そのため専門知識を学んでなくとも、大量募集 - 大量採用が行われたのだと思う。

猫も杓子もコピペエンジニア誕生である

その後、海外の優秀なエンジニアが入ってテコ入れするかと言うとそうではない、日本語という既得権で守られているからだ。

これらによりプログラム世界では日本鎖国状態だと思う。

なので私たち気づきにくい。世界トレンドとか、プログラムの書き方とか、考え方とか。そのためコピペエンジニア自分コピペエンジニアと知らないまま成長し、なまじ仕事ができて自信を覚え、次のコピペエンジニアを育てる仕組みが出来上がっていると推測する。

ここ数年でエンジニア主体とする会社が増え、そのような意識が変わってきていると思うが、浸透するにはまだまだかかるはずだ。

根本的な解決となると、日本のあり方、教育を変えていく必要が出てくる。一例あげると、新卒一括で学部関係なくなんでもなれることはそもそも間違いなのだ。(自分はその経緯でエンジニアにならせてもらったことは棚にあげる)

しかし、それらは海外の優秀な人たちと同じステージに立つことを意味する。私たちは様々なジレンマを抱えている。

2017-01-09

http://anond.hatelabo.jp/20170109184617

デレステは確かにキャラの出番に対して偏りがあるというか格差ありすぎだろうというか無神経さが垣間見える時があるなあとは自分も思うが、

200人近いキャラ何だかんだで出番の数自体については平等に見えるように回している今のモバマス本家ちょっとおかしいのであって(それも一朝一夕に出来るようになったわけではないし)

出番が集中する時は集中するもんだぐらいに受け止めておいたほうが精神衛生上楽なんじゃないかなーと。

生身のアイドルでないキャラクターである以上どうしても運営の采配に依ってしまう部分は大きいし、そこはどうにもならんよ。

2017-01-01

anond:20170101194020

母親友達と遊びに行くとかで父親と二人っきりの正月を過ごしたのだけど

家事ってのは普段からやってないといきなり一朝一夕にできるようにはないのね

母親のありがたみを感じたというか自分の不甲斐なさを思い知らされた正月だった

2016-11-18

強いAIというパワーワード

そういえば院生の時に強いAIのいちジャンル研究してたんだけど

意外と世の中にそこらへんやる研究者少ないんだよね

 

何でか考えたんだけど、単純に難しいからだと思う

研究領域も難しすぎると、論文として発表できない、商売あがったりなんだよね

(難しいというか、AI完全問題

 

代わりに学部生とか院生はそこそこチャレンジしてる

未だに単なるロマン対象になってる印象

 

俺にとってもロマンだったんだけど、吐くほど難しかった

現在研究の延長線上に、おそらく答えがないんだ

から現在研究をある程度否定しなければならないが、そんなの一朝一夕でできるわけない

 

人生に余裕でもできたらまたやりたいな、趣味

2016-10-18

http://anond.hatelabo.jp/20161016215206

昨日、自身経験から残業禁止にしてもブラック企業は生まれるよという話を書いた。

予想以上に反響があり、また想像以上に私の意見が伝わりらない部分があったように思えたので、ブコメで出ていた意見突っ込みに対して回答を書きたい。

これでもまだかつて私が在籍していた会社他人事として笑っていられるだろうか?


Q1. 単に残業禁止にするだけなら弊害出るのわかってるでしょ?馬鹿なの?

A1. 今回の残業禁止令は外部から来た役員の発案でしたが、外部から来た役員というのは往々にして社内に基盤がない。

部外者が社内に居場所を作るには何かの実績を上げる必要がある。

そんな新役員の野心と、人件費削減という汚れ仕事よそ者押し付けたいという元から経営層の思惑という利害の一致が

今回の短絡的な残業禁止令につながったとわたしは思っている。

ちなみに新役員イメージとしてはマクドナルドベネッセ社長歴任した原田氏を想像していただくと話が早い。


Q2. 業務効率化を優先的にしなかったのが悪いのでは?不要会議をなくしたりしなかったの?

A2. かつて在籍していた会社情報を書かなかったので、いろいろ想像をする余地ができてしまったのかもしれない。

ひょっとしたら『Excel方眼紙Faxが現役です!』みたいなロートル企業想像されたのかもしれないが、そうではなかったと明言しておく。

PC一つとっても、技術系の社員フルHDデュアルディスプレイが標準装備だったし、

会議だって外せないコアメンバー以外はSkypeで自席からの参加でよく、必要な部分だけ入ればよかった。

上司の決裁がいるときも、ハンコをもらって回るなんてことはなく、直属の上司関係者CCに入れたメールを送れば終わりだった。

Wikiベースの社内グループウェアも導入していたし、生産性については割と理解のある会社だったように思う。

不要業務といえば、社員旅行花見といった昭和文化は遠く昔に廃止され、学会発表業界紙への寄稿といった業務関係あることも数年前に廃止済み。

これ以上どこに無駄が残っているというのだろうか?


Q3. 人増やせよ。教育削るなよ。

A3. 人を増やすのって一朝一夕でできることではない。特に技術系の仕事は一人前の戦力になるまで時間がかかる。

かつての弊社の場合社員総数800人程度で、毎年平均して30人程度の新人採用していたが、もし人員増を計画したとしても一気に100人採るなどということは不可能だっただろう。

採用コストもあるし、オフィスの空きスペースがないというのもある。一番大きいのは『教育リソース』の問題だ。

新人指導するのは30代~40代の中堅、ベテラン仕事だったが、日常業務の主力である彼らの時間を『OJT』という名の教育でとられるのは短期的にみると戦力ダウンに直結するからだ。

ちなみに残業禁止後、新人教育が削られたのも、業務の主力たる彼らが事業に専念しないと仕事が回らないため。

で、そういう面から考慮した結果が採用人数30人という数字なわけで、これではどう頑張っても年4,50人に採用を増やすのが限界だろう。

現実的に考えると人員適正化には5~10年くらいはかかるんじゃないだろうか。

また、人員に余裕を持つということは、不況時にリストラされる可能性が上がることも意味しているわけだが

これの件については皆さんどのようにお考えなのだろうか。私はリストラを食らうくらいなら平時残業労働力不足をカバーする方がましだと思うのだが。


最後に反ブラック企業の皆さんへ。

私もブラック企業文化には反対の立場だが、私の文章の表面的な部分を拾って一斉に弾劾する皆さんのコメントからは、ブラック企業の『匂い』を連想せずにはいられなかった。

正義御旗のもとに盲目的に悪を弾劾するのもありだとは思うが、こういう世間空気による同調圧力こそがブラック企業長時間労働正当化した原因だということを思い出していただけないだろうか?

それから、私がやっているメーカー仕事だが、国内同業者との競争だけでなくてアジア新興国との競争も激化しているというのは周知のとおり。

彼らのハングリー精神はすさまじいものがあり、昭和の日本を思わせるモーレツぶりを発揮している。

そんな状況において、国内一社が働き方を変えただけではどうにもならないと思うのだが、そういう場合でも一律に社会悪だというのだろうか?

どうも最近議論は近視眼的すぎるように思う。狼男を撃つ銀の弾丸存在しないのだ。理想論を語るのもいいがもう少し現実を踏まえて議論してはいかがだろうか。

2016-09-30

長谷川豊植松某は「社会保障削減」にとって無能な味方である

医療費社会保障費を削減し、国の財政を立て直すことは今後の日本において避けられない課題である日本が再び経済成長に転じる可能性は極めて低いからだ。

多くの日本人経済的に豊かだった一億総中流時代感覚のまま、現代を生きている。老人や障害者の切り捨てにつながる意見には反感を覚えるのが普通だ。こうした助け合い精神は、先進諸国にはみられない日本美徳といえよう。

だが、現在高齢化社会助け合いでどうにかなるレベルを超えている。「弱者切り捨ては是か非か」ではなく、「どの弱者をどの程度切り捨てるか」という議論誘導していくことが望ましい。

その国民合意形成していく過程において、長谷川豊植松某のように急進的な存在は助けになるどころか、むしろ大変な邪魔である。有能な敵より無能な味方のほうが恐ろしいとはこのことだ。

なにが問題か。現代社会において己の不摂生に心当たりのない者はいない。長谷川が取り上げた「透析患者」は、言うなれば身近すぎる存在なのだ理想的モデルケースは「生活保護パチンコ通い」や「貧困を装う浪費家女子高生」のように、誰もが決定的な反感を覚えるものでなければならない。

一方的炎上するのは、読者との信頼関係を築けていない証拠でもある。過激な主張を行き渡らせるための「場」は、一朝一夕にできるものではない。まずは初心に立ち返り、「そんじゃーね」や「mixi落ち」が果たしていた役割を考え直してみるのがよいだろう。

2016-09-19

自己表現力への考察

自分のことを、自分言葉で話せる人間が好きだ。

これができるためには、自分のことを熟知していなければだめだ。

長所短所、好きなものや嫌いなものはもちろん、

自分対話して、自分感受性に耳を澄ませて、自分のそれが生み出すものを救い上げていかなければいけない。

一朝一夕でできることではない。自分自分が思うほどかっこよくはない。自分が見たくない自分も含めて、観察を続ける努力の上に、

自己表現力は成立する。

立派な言葉知識をふんだんに使い話す人間がいるが、そこにその人個人感受性からまれた何かが入っていなければ、それは借り物の張りぼてのことばで、

その人自身を語ってはいない。

そのような人と話すとき、まるで味気ない文書でも読んでいる気分になって、内心興ざめしてしまう。

そんなものは本を読めば知ることができるからあなた言葉を聞かせてほしい。

私が知りたいのはあなたの心の中身であって、頭の中身ではないのです。

(追記)

読み直すと自分はてな文章投稿している身だし、この文章だけだと上から目線だなと思ったので。

自分自身が上記で挙げたことが完璧にできているわけではない。ただ、言語表現するうえで自分の指針、理想は持っていたいと思う。

また、ただ味気ない人の知識のひけらかしに興ざめするのではない。知識を得られることは私も楽しい

でも、その人との会話において、知識「だけ」の会話になってしまうことが悲しい。

私はその人がどんなものに反応する人で、どんな人生を生きてきたかに興味があってコミュニケーションしたいのに、その人のパフォーマンスを見せられるだけになるのがむなしい。

2016-09-10

熟語を作る問題

息子の宿題で「次の漢字を使った熟語を書きましょう」ってのがあるんだ。

例えば、問題が「朝」だったら、「朝日」「毎朝」「朝食」「一朝一夕」なんかを書けばいいの。

それでさ「米」に対して「米田」ってダメじゃね?あと「米国」も。

人名は(姓の成り立ちとかまで遡れば関係あるんだろうけど)コメっていう意味関係ないじゃない。熟語を挙げる勉強の解答としておかしいでしょ?

米国にいたっては、アメリカに音で無理やり当てはめた亜米利加の一部じゃん。


という話をしたら、家でも職場でも俺がこだわりすぎだって言われた。


その中の一つの意見で、

「越」に対して「呉越同舟」(国名)、「管」に対して「管鮑之交」(人名)はどうなのか?もう四字熟語として成立している。

ってのに納得しそうになっちゃったけど、今考えたら、やっぱダメだろ。

2016-08-16

TO BE

チカチカして読めないブクマカちゃん達へ

http://sealdspost.com/tobe/


2016年8月15日戦後71年の節目をもって、SEALDs解散します。


私たちは、日本自由民主主義伝統を守るために、
立憲主義生活保障安全保障3分野で、明確な立場を表明し、
デモや街宣などの行動を起こしてきました。
とくに昨年の安保法制強行採決に反対する国会前でのデモや、
今年7月10日に行われた参議院選挙に向けた野党共闘の実現、
市民参加型の選挙に向けた行動などを行ってきました。


結果として、ほとんど不可能だと言われていたにもかかわらず、
野党共闘のもと、参議院選挙では32の1人区全てで野党統一候補が決まりました。
また、選挙風景にも変化が起こりました。
昨年の夏、自発的デモ勉強会などを自主的に行った市民たちを含め、
選対には多くの人々が積極的ボランティアとして参加しました。
これまで選挙に関わることの無かった人々が自ら応援演説に立ち、電話がけをし、
ポスターフライヤーデザインしてポスティングしたのです。
候補者自身も、市民との関わりの中で、
よりいっそう候補者としての自覚責任を持つようになっていきました。


しかし、当然ながら、私たち選挙結果を含め、
これで十分だったとは思っていません。
改善すべき問題点は山のようにあります
市民が立ち上げる政治は、ようやく始まったばかりです。
個人として路上に立つのと同じように、
わたし」の声で、日常目線から政治を語ること。
隣近所・家族・友人・恋人政治について語り合うこと。
自分選挙区候補者に会いに行き、自ら選挙景色を変えること。
こうした営みは日々行われるもので、一朝一夕政治を変えるものではありません。
この動きを末永く、ねばりづよく続けていく必要があります
その積み重ねは、長い時間をかけて社会に根をおろし
じっくりと育ち、いずれは日本自由民主主義を守る盾となるはずです。


あの戦争が終わってから、71年が経ちます
私たちは、立憲主義尊重する政治を求めます
私たちは、持続可能健全な成長と公正な分配によって、
人々の生活保障を実現する政治を求めます
私たちは、対話協調に基づく平和的な外交安全保障政策を求めます
そして私たちは、戦後71年でつくりあげられてきた、
この国の自由民主主義伝統尊重します。


SEALDs解散します。
しかし終わったというのなら、また始めましょう。
始めるのは私であり、あなたです。
何度でも反復しましょう。
人類の多年にわたる自由獲得の努力から学びながら。
孤独思考し、判断し、共に行動し、
そして戦後100年を迎え、
祝いの鐘を鳴らしましょう。
This Emergency Action is over.
But the Unfinished Project Must Go On.
2016年8月15日>

SEALDs
(Students
Emergency
Action
for
Liberal
Democracy-s )


自由民主主義のための学生緊急行動
SEALDs

2016-08-15

勧善懲悪エンタメと化した報道を誰が正すのか?

http://anond.hatelabo.jp/20160814193625

 

日本人には下世話で人格主義的な気持ち悪さがこびりついてる。

そう感じることは昔からよくあるけど、最近特に思う。

ベッキー?だかの不倫騒動週刊誌が持ち上げられるような風潮が

今年頭にあったけれど、あれも同じような気持ち悪さがあった。

あいマインド芸能ネタだけにとどまらない。

企業不正に関する報道ですらそうだ。

個人に善悪帰着させて、人間性に目をつけて叩いて。

勧善懲悪」欲求を刺激するような報道ばかり。

作る側も見る側も、頭が腐った低俗人間しかいないのかと思える。

普段は短文クソリプばかりの増田民例外ではないし、

なんせ国会ですらそんな感じがあるからね。

まあここで、そうやって「日本人は云々」と罵倒して終わりだと、

俺も頭が腐った人間とやってることは同じになる。

そっち側に堕ちてしまわないために、システム思考をしなきゃいけない。

平たくいえば「なぜそういう現象(問題)が起きるのか」を

環境(システム)の視点で解きほぐし、定量化し、マネジメントしていく思考だ。

ただしく「環境のせいにする」。

日本人がそういう思考が苦手なのは、それと真逆である

徳治主義的な価値観が根強く残ってきた、歴史的文化的要因が大きい。

から「悪い」事が起きると「人間」に原因があると考え、

「悪い奴」が湧けば潰し、湧けば潰しを繰り返していく。

でもこれだけ情報化が進んだ時代で、そんな前時代的なやり方を続け、

それが国民性だ、なんていつまでも言っていられないはずだ。

そういう意識はおそらく、誰もが持っていると思う。

なのにああい姿勢メディアがのさばってしまうのは、

やはり安易勧善懲悪ストーリーを消費したい欲求が人々の心に隠れているからだ。

当事者意識をもって真剣に考えてやる義理を感じないから、そんなエンタメ消費ができる。

実際、真剣に考えることを職業とするジャーナリストコラムニストなんかは

もうちょっとマトモに考えられる人もわけだし。

さあ、このへんまで印象論で外堀を埋めたところで。

日本報道レベルデータで示して、レベルを引き上げるプランを誰か示してくれ。

俺も結局、当事者意識や参画意識の欠落した一介のニートにすぎなかった。

から増田で滔々と駄文を垂れ流すくらいしか、抗議の仕方を知らないわけだ。

まあ、もう少しメタに捉えると、こういう卑屈さをみんな持っているんだろうね。

自分ときが世の中を変えられるワケがない」。

そう考えるから、発起してわざわざ「波風を立てる」ような行動を起こさない。

「和を以て貴しとなす」精神の負の側面だね。

これが腐敗の呼び水となり、結局は「異物」の排除に執着する心理につながっていく。

そういう空気を打ち破る離れ業は、一人のスーパーヒーローなんかじゃ成し得ないと思う。

日本人はよくヒーローカリスマリーダーを待望するけど、

それが生まれない原因がすでに自分たちの中にある。

そういう自己矛盾を打ち破るには、やっぱり個人の力ではなく、集団の力がないと。

シン・ゴジラもそういう事を言ってたんじゃないのかな?(金がないから見てないけどね)

ともかく若い世代パラダイムシフトと言えるくらいの思想的転換が訪れないといけない。

その兆候は、けっこうあると思っているけど。

そうやって「慣習」「常識」を批判的に見る若者たちが、

すんなり責任ある立場に立たせてもらえればいいんだけどね。

現実には、高い意識もつ若者ほど精神を病んで引きこもってしまいがちで、

しかも追い打ちをかけられがちなのは、一体どうしたもんだろう?

いずれにしろ一朝一夕に変わるものではないんだろうな。

ああ鬱々とする。

2016-07-10

コミュ障に捧ぐホウレンソウ方法

はじめに

コミュ障ですがコミュ障なりに齟齬のなく・円滑かつ迅速に、報告・連絡・相談をするためにはどうしたらいいか

という努力をしてきたので、その結果をレポートにしてみました。

同じようにコミュ障で悩んでいる人がいれば役に立てばいいなあと思って書いています

よりにもよって選挙の日に思い立って書いてみたので、流れてしまうかもしれないですね。

目的

これは職場で楽しくおしゃべりするだとかそういった事はぶん投げて、とりあえず

円滑に報告・連絡・相談をする事を目的としています

報告が長ったらしくなって上司にキレられたり、伝えたいことの3分の1も伝えられなかったりして

後々大変な事になってしまうのを防ぐものです。

報告・連絡・相談大事です。人と話すこと自体苦痛ですが、コツさえ抑えておけば短時間で済ませることができる……こともあります

お互い頑張りましょう。

まずタイトル意識する

自分から相手に話を降る時は、今から自分が「何について」話したいのか、タイトルを考えてみるといいと思います

ミーティング時間について」とか「来週の会議の内容について」とか、

あるいは「先週のお客様について」とか「懇親会について」とか。まぁなんでもいいんですけど、

何についての相談なのか、一番最初に言うと相手もそれは急ぎなのか、後回しにしてもいいのか判断することができ、

タイミングが悪いとかキレられる事をある程度回避できます

5W1H

大抵のビジネス本とか研修資料に書いてあるものですが、5W1H意識することは大変重要です。

ググれば死ぬほど出てくると思いますが、

5W1Hとは>> 「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」

という6つの要素をまとめた、情報伝達のポイントのこと。 << (コトバンクより)

ここをはっきりさせることを意識しましょう。

どうしたいのかを伝える

顧客要望であれば、「顧客は何がしたいのか?」「最終的にどうなりたいのか?」を意識すると、他の人にも伝えやすくなります

今、どういう状態にあり、最終的にどうなりたいのかをはっきりさせておくと報告もしやすくなります

これは仕事の内容にもよってしまますが、今どういう状態か?をはっきりさせないと後々トラブルに繋がる事がよくあります

自分要望を誰かに伝える時も同様です。

「どうしたいのか」「最終的にどうなりたいのか」を伝えるようにしましょう。

例えば、「ハサミを貸してくれませんか」と言うよりも、「紙を丸く切りたいので、ハサミはありますか」と言うと、

ハサミを使うよりも効率的方法相手提案してくれるかもしれません。


報告、回答はなるべく簡潔に

質問に対して回答する時は、文章をとにかく短くすることを意識します。

1番伝えたい事は何なのか、重要な事は何か、それを常に考えるようにしましょう。

最初はやっぱりよくわからないと思いますが、意識してトレーニングすると、だんだんと要領がわかってくると思います

質問に対しての回答は、英語問題の要領で考えてみるとわかりやすいです。

Q.好きなスポーツはなんですか?

→「野球です。毎週日曜日はトムとキャッチボールします。」

こういう例文よくありますよね。

この質問で1番聞きたいことは好きなスポーツは何か?なので、

スポーツ名前」が答えです。

その後に補足として、毎週日曜日トムとキャッチボールをしている話を付け足します。

これが、

「トムと毎週日曜日キャッチボールをしています野球が好きです。」という回答になると、

間違ってはいませんが、1番に何を言いたいのかよくわからなくなりますね。

この要領で、何を答えればいいのかを考えます

質問には、オープン質問クローズ質問という種類があります

オープン質問自由回答のものクローズ質問イエスかノーかで答えられるものです。

例えば、

オープン質問家族構成を教えて下さい

→A.父・母・兄・私の4人です。

クローズ質問あなたには妹はいますか?

→A.いいえ、妹はいません。

こんな感じでしょうか。

自分は今何を聞かれているのか?イエスかノーかで答えられるか?を考えてみましょう。

会議には参加が必要ですか?

はいかいいえで答えられますね。

会議は何時からですか?

→「時間」を問われているので「◯◯時です」という回答になりますね。

こんな簡単な例文なので明確ですが、質問も長くなると何を問われているのかわからなくなりがちです。

相手が何を知りたいのか?時間か?金額か?内容か?など、それを特定するのに努めましょう。

相手質問が長かったりして、いまいち何が言いたいのかわからない時は正直に何がわからないのか相手に聞きましょう。

質問特定するときには、「何が知りたいのですか」だと相手によくない印象を持たれてしまう事があるので、

時間についてでいいですか?」とか「◯◯の話ですか?」とか、上記のタイトルの要領で聞いてみると

相手意図特定やすいと思います

限定的イエスかノーの場合や条件がある場合は、

はい。ただし~(条件)」というように、最初に可否を伝え、その後に条件を伝えるといいと思います

とにかく!文章を!短く!

人の頭に残る情報は本当に少ないです。何を伝えたいのか、重要なところを最初に伝え、

補足は後から伝えましょう。


最後

こんな感じでしょうか。わりかし当たり前のことしか書いてないので、物足りないかもしれないですね。

一朝一夕にはなかなか難しいとは思いますが、ポイント意識して試行錯誤してくと、

だんだんとできるようになってくることもあると思いますので、ちょっとだけ意識してやってみるといいと思います

いきなり頑張ると疲れちゃうので、ちょっとずつでも。

お役に立てれば幸いです。

2016-06-23

http://anond.hatelabo.jp/20160622195838

それで声オタやったことあるの?

声オタが声優に惹かれる理由は大雑把にいうと「親しみやすさ」で

それを構成する一番大きな要素は「トーク力(アドリブ力)」ないし「芸人力」

ラジオニコ生番組が声オタの基本だからそうなるわけよ

人気のアイドル声優はみんな強烈なキャラを持っていて、ウケてるのよ

若くてカワイイ顔の声優もどんどん増えてるけど、

そういう熟練したキャラ立ち一朝一夕に築けない

からカワイイ若手がまだ登ってきてないだけで、

アニメオタクがちょいブサを積極的に好んでる訳ではない

容姿がどうの、男がどうのと言って、三次アイドルみたいに

擬似恋愛して声優性的消費する人ももちろんいるけど

そういう人こそ少数派になっていくと思うね

そういう幼稚な精神性の人ほどストーカーとか問題行動起こすから

デジタルネイティブ世代が増えてくるほど叩かれて肩身が狭くなる

2016-06-19

俺が応募してきた新卒の9割以上を落としたワケと通るコツ

一般に会話における人間口語というのは文章に起こすには堪えない程ひどい。

だが、応募してくる新卒たちの面接での発言はそれに輪をかけて酷い

俺「学生時代に取り組んだ事を教えてください」

学生「私は大学時代演劇部所属していて、それで友達と一緒に頑張って部のみんなをまとめようといっぱい頑張ってえっと大学学祭イベントがあったのでそれに合わせて部で目標を作って力を合わせて頑張っていこうってみんなの前で立って話した時に私はこうやってみんなと力を合わせるのが好きだなと思ってそれでいつも思っているんですがこの業界で私が頑張れると思うのが…(後略)」

この文章文字に起こされるとあまりバカっぽく見えるがほとんどの学生がこれぐらいのレベルの受け答えをしてくる。長い。長すぎる。

返答が長いというだけならまだしも、頭の出来の悪い学生かつ喋れる学生というのは大体例外なく文章に稀にしか「。」が入らない。

そして最終的に主語動詞目的語が何だったのか聞いている側の頭からこぼれ落ちるような文章が生成される。

その理由をしばらく考察していたが、以下のパターンだと思う。

1. 発言を止めるとそこでアピールタイムが終わってしまうと思い込んでいる。

頼むから黙って欲しい。

人間同士で話しているのだから間をもたせるぐらいの会話はこちらだってするし、間が持たないぐらいで学生を落とすなんてもったいない事はしない。

面接時間はずっとその学生アピールタイムなのだから一文を長くすることに大した意味はない。むしろ長文過ぎると耳からこぼれ落ちて思い出せない。

2. 発言している間にもっと良いアピールが頭に浮かんでしまってそちらに話を持って行こうとする

学生の顔を見ているとこのパターンが一番多い気がしている。確かに、口を動かしている間により良い主張を閃く事は俺にもある。

だがそうやって自分普段できるアピールの120%の素晴らしいアピールをすれば受かる、と思い込んでいるのなら甘いと言わざるを得ない。

面接官は学生の人となりを見ているのであって、剣道部主将だろうが下っ端だろうが帰宅部だろうが大した違いはない。

聞いている側が疲れるような長文をマシンガンのように吐き出しきれば好感触だと思っているのであれば、そんなのは「女なんてデカチンで高速ピストンすればみんなメロメロさ」等と思い込んでる童貞と同レベルである

こういう挙動は端的に言うと、頭の悪さが前面に露呈してしまう。事実頭が悪いというパターンもあるだろう。

一緒に働く事を考えた場合、例えば会議や打ち合わせでそういう頭の悪い長文を垂れ流されるとそれは周りの人間全員の損失になる。

確実に周りの足を引っ張る存在となるので最優先で落としている。

余談だが面接でこの学生ダメだなと思って書類確認するとやはり所謂無名私立大だという割合が高い。

高学歴学生は、やはり地頭が良いためか受け答えもしっかりしている事が多い。もちろんどちらにもいくらでも例外は居るのだが。

対策

上に書いたダメ学生姿勢は癖として染み付いているところもあるので一朝一夕では治らないと思う。

ダメ自覚のある学生は次から面接では以下の事に気をつけて欲しい。

1. 口を開く前にこれから話す内容の「。」の位置をどこに付けるか頭に描く。

下手な長文を口語で流し込まれるよりは、口を開く前に3秒待たされる方がマシだし知性を感じる。

ついでに言うと考えている間に「あー…」とか「えーっと」とか言わない方が良い。

2. 面接官との会話の往復数を増やすにはどうすべきか、を評価軸として自分の受け答えを見直す。

温泉卓球では隙を見つけて最強のスマッシュを打ち込む事よりも、ワイワイとラリーを続ける事の方が優先される。

面接はそれに近い。話される内容の凄さより、訊いたことに過不足無く答える能力がある事を証明して欲しい。

多分、これらをちゃんと意識してれば俺が面接した学生の半分以上は落とすことは無かった。

2016-04-22

前略、はてな様。(後編)

http://anond.hatelabo.jp/20160422184218

↑これの続き。

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こういうことを書き捨てていくと老害がいなくなっただけだって思われるかもしれないんですけど、このセグメント問題ってのはサービス運営の側に立って考えるととても難しいものじゃないかって考えているんですよ。

これについてはきっと中の人葛藤があるだろうなーってのは思います。なんだかんだ生え抜き技術者がいるだろうし、自分の知っているユーザー層とは違うサービスになりつつあるという思いがある人はいるんじゃないかな、と想像します。でも、ビジネスとして、商売として考えるならば、敷居を下げて、大衆的な(むしろ衆愚的な)話題コミュニティであっても、ライトユーザーに拡大できて、キチンと定額課金広告料を取っていかなければならない。短期的に見れば、これはむしろ重要課題です。

散々書きましたが、個人の思いを割りきって仕事人間立場として考えるならば、はてなブログPROの月1,000円(2年契約でも600円)っていうモデルはよく踏み切ったなーって思ってるんです。ネットベンチャーのご多分に漏れず、マネタイズで苦労してたはずですからね。

自分でいじれる人にとっては、システム機能だけ見ればこの有料サービスはほぼ魅力がないです。安いホスティングのレン鯖やクラウドWordpressを入れたほうが安いし、写真なんてGoogle PhotoだってFlickrだって使えるのに。実際のところは、「好きなアフィリエイトが設定できる」「あれやこれやを堂々とやれる『市民権』を得られる」というメリットが大きいですよね。はてなユーザコミュニティ活用できて、ブクマスターが近くて、初心者でも扱える。つまり、あの界隈って、ネットサービスビジネスモデルとしては私のような厄介なユーザーよりずっと適切なターゲットユーザーなんですよね。

でもね。でも。あくまでも「短期的」は「短期的」でしかないんですよ。

運営している人も絶対わかってると思うんですけど、サービスにはコアが必要なんですよ。ストーリーがあって、そこからまれたコアユーザーがいて、インフルエンサーになって規模を大きくしていく。特にはてなみたいなコミュニティは、ユーザーによって育てられてきたサービスでしょう。

古い考えかもしれませんが、ブランドっていうのは一朝一夕ではないんですよ。「ブランドは作れる」なんていう広告代理店言葉もありますけど、勘違いしちゃいけないのは、その作るってのは買ってすぐできるっていうことではないっていうことですよね。理念があって、コアユーザーがいて、クチコミで広がっていくものでしょ?だから、仮にイメージの転換が急務だったとしても、ユーザー層がガラッと入れ替わっちゃうと、後が続かないんじゃないかなって思うんです。

お小遣い稼ぎ目的ブロガーについて。

私自身も仕事広告出稿したりすることもありますECをやってるんで、検索流入や、導線や、コンバージョンも気になります

からアフィリエイトを貼ってくれるようなブロガーさんとはお仕事的にはパートナーだったり、お客さんだったりとありがたい存在でもあります。誤解のないようにはっきりさせておきますと、私はアフィリエイト広告自体は(PV稼ぎのモラル問題とかは別として)全然否定していないです。PVが増えて嬉しい気持ちだってわかりますよ。自分だって嬉しいから

でも、ネットコミュニティを扱ってきた人間の端くれとしてつくづく実感しているのは、人は思いのこもった言葉で動く、コピペじゃ人は動かない、ってことだったりもします。

本当に好きなものを好きだからブログを書きたい人は、ポイントがつこうがつくまいが、アフィが貼れようが貼れまいが、とても面白い記事を書いてたくさんの人を連れてきます。上手い下手はありますが、全てではないです。逆に……って、書かなくてもこれは言わずもがな

アフィで炎上芸をやって、PVガー流入ガーって言う人を見るとちょっと寂しくなります。それが社会現実からしゃーない、っていうのもわかるんですけど、世の中には本気で知ってもらいたいと思う情報を見てもらうためにタイトルを一文字変えるとかバナーをA/Bテストするとか、本気でサイトを便利にしたいと思ってボタンを1ピクセルずらすとか何ミリレスポンスを早く返すとかやってる人がたくさんいるわけじゃないですか。どうせなら、そこに乗っかるコンテンツも良いものであって欲しいじゃないですか。

そんな業者オタクの言うこと知るか、って言ってきた人もいるんだけど、でも、本気で自分が作ったサービスや、あるいは自分が書いた記事で便利に使ってもらいたい、喜んでもらいたいと思っている人間としても、あるいはユーザーとして本当に面白いコンテンツめぐりあいたい、って思っている人間としても、皆にとってそれぞれ満足できる「界隈」があるといいな、って思うのです。データマイニングを駆使した個人別最適化によってコンテンツが出しわけられているのでも良いのですが、はてなのような個性のあるWebサービスは、できればユーザー体験を共有できる「オープンはてな村」であってほしいものです。

最近はじめてブログを書こうと思った学生だってITにそれほど強くなくて、お友達ブログを書きたい、ついでにお小遣いももらえたらラッキー、っていう純粋気持ちでやっている主婦だって古参から最近の奴らは……」なんて言われて恐縮する必要なんてないと思うし、共存できると思うんですよ。

ただ、アフィリエイトけが目的確信的にやってる層は同じ「素敵ですね!ありがとうございます!」でも、なんとなくわかっちゃうんですよね。そういう記事ばかりが眼に入るようになると、正直ちょっとうんざりします。


また脱線しましたけど何を言いたいかっていうと、要するに、「長期的に見た場合」としては、コアユーザーとサービスの特色がキチンと育っていて、他のユーザーの共益を阻害しない、っていう状態じゃなきゃいけないんじゃないか、っていうことですね。

この特色付けにしても、はてなブログはもうちょっとうまくやれたんじゃないかなあ、って余計なお世話なことを思ったりするところはありますもっとも、まったく小洒落ていて気が利いた広告戦略マーケティングとかできるようなキラキラ会社じゃなくて、それとは真逆非モテ野郎どもだった(勝手想像)、っていうところがはてなの好きなイメージだったわけではあるのですが。

※ほら、何年か前に、2chで「Webサービス擬人化したったwww」っていうネタ流行ったじゃないですか。hagexさんがまとめてたと思いますが。あれのね、はてな擬人化イラスト皮肉じゃなくてわりと悪くないんじゃね?って思ってたわけです。ミサワドヤ顔してるやつ。少なくとも、mixiモバゲーがウェーイしてるのとかよりかずっといいですよ。

同じ大衆化の道を辿るにしても変なミニマリスト界隈とか、アフィ軍団とかに捕まるくらいなら、もっと有益カルチャー形成できる仕掛けってなんとかならなかったものかなあって。いや、外野が1秒で思いつくこんなことはいくらでも考えつく人がいるだろうし、プラットフォームコンテンツの話は別だろとも思うし、既にブログMediaで提供されているみんなのごはんとか気に入って見てるんですけど、ジャンルはともかくとして、そういう書き手を集める営業はやっぱキラキラ系のところのほうが上手いんですかねぇ。

お前誰だよ、なんでそんな熱く語ってんだよ、と誰しもに思われると思うんですが、実際のところ私は自分用にブクマを使っていただけのユーザーですし、ブログサイトを作っていじる側が中心だった人間なもんで、自分自身が上げたコンテンツはそれほど無いです。すみません

最近ちょっとだけはてなブログを個人用日記に使っていたんですけど、今改めてMTでもWPでもないブログポータルを使ってみたらどんな感じでどんなことを思うんだろう、ってことに興味を持ったためです。この文章は、その結果として書いています

はてなブログ自体は便利で書きやすくてとっても気に入ってますβテストの時はカテゴリすらなく本当にシンプル大丈夫か?って思いましたが、特にGoogleフォトやTwitterなどの外部サービスからの貼り付けが気に入っています。確実にダイアリーより使いやすいです。今後もますますの発展をお祈り申し上げますです。

なんだかんだ書きましたけど、要するにですね、私は単なる無名ユーザーですけど、こういう熱心なファンもいるんですよってことなんです。今までたくさんの発見と感動をもらったことに本気で感謝してます。興味深い!参考になる!感謝!とかそういうのではなくて。

距離を置く、と書きましたが、自分情報クリップの習慣として、はてブEvernote連携の流れが便利で染み付きまくっているので、引き続き淡々ブクマは利用させていただきたいと思います。今まったくお金を落としていないことに罪悪感すら感じていますので、お礼の気持ちを込めてちょっとスターでも買って、ホソボソやっていきたいなと思います


互助会問題がなんとかなったら、またひっそり戻ってきます

古参物書きも、ギークも、ステキ主婦も、手斧軍団も、お小遣い稼ぎの人も、みんながワイワイ楽しくヒャッハーできるやさしい世界ができるといいですね。

応援していますので。

草々んじゃーね。

2016-03-27

転載プロジェクトマネジメントなう\(^O^)/

はじめに

すごく良いこと書いてあったのですが参考にしようとしたらサイトが消えいたので、魚拓から転載。

監督とは、 他人が打ったホームランで金を稼ぐことだ。

by ケーシー・ステンゲル(MLB監督

ポリシー
  1. やるからには圧倒的な当事者意識と絶対に成功させるという気迫を持つ。
  2. 全てのメンバー目的段取りのわからない仕事をしない/させない。
  3. プロジェクトの成功には、短期的な成功と中長期的な成功がある。両方を意識する。
  4. プロジェクトの短期的な成功は、お客さんを満足させることと利益をあげること。
  5. プロジェクトの中長期的な成功は、リーダーメンバーが成長し、また一緒に仕事をしたいなと思い合うこと。
  6. リーダーメンバーフラットオープンな関係を築けなかったプロジェクトは中長期的には失敗する。
  7. メンバーの強みを見つけて伸ばすことに注力する。その強みを持ち寄ってチームで仕事をするイメージ
  8. 一つとして同じプロジェクトはない。どれだけ成功体験を積み重ねて実績のある方法論を確立しても、常に考えて工夫して改善し続けよう。常識という思考停止をしてはいけない。
  9. 人は一人一人別人であり仕事に対するスタンスは様々だが、ほとんどの人にとって仕事はあくまで生活の手段であり、生活のイベントより大切な仕事のタスクなんてないと考える。
  10. リソース(ヒト・モノ・カネ・タイム)が十分に足りてるプロジェクトなんてめったにない。それでも工夫と仕組みでなんとかするのがマネジメント醍醐味
  11. 業務システムの開発でどんだけ失敗しても人は死なない。気楽にやろう。最も大切なのは人の心。なるべく楽しくやろう。
  12. リーダーシップマネジメントは効果の見えづらいものだが、人の集まりである組織には絶対に必要なもの。誰にも理解されなくても淡々とやるべし。

働・学・遊・美をミックスしましょう

by 川瀬武志コンサルタント

フラットオープン
  1. リーダーサブリーダーメンバーはたんなる役割であり、対等に仕事を譲り合い奪い合う関係である
  2. 役割に関係なくお互いになんでも言い合えるフラットオープンな関係を作ることが最も大切。
  3. リーダー自身が自由で本音な発言をすることでしかフラットな関係は作れない。
  4. 全ての情報を全てのメンバーオープンに。基本的にはメールメッセージは常に全てのメンバー宛に。
  5. 情報連携はできるかぎり速やかに。リーダーメンバー情報格差百害あって一利なしオープンにできないことはやましいことである
  6. チーム内に何してるかわからない人がいたり、一部の人しか知らない事情があると、とても雰囲気が悪くなる。
  7. 見積り・計画・スケジューリングアサインは全員参加で。

門限なんかできたら私が一番困る。幼稚園の子どもではあるまいし。

by 仰木彬(NPB監督

スピード&フレキシビリティ
  1. やってみないとわからないことの方が圧倒的に多い。トライエラーリスケを繰り返す。スモールスタート&リスケジュール
  2. 考えてもしかたないことやわからないことを考えない。下手に予測するより聞いたり試したりする方が速い。
  3. 早く失敗することは遅く失敗することよりも何倍もよいことである
  4. スピードとクォリティは反比例する。どんな要求にもまずは素早く対応する。
  5. リーダーは自分の作業に集中していてもメンバーからアクションにはすぐ応える。「今いいですか?」の答えは常に「YES」メンバーを待たせてはいけない。

明確なのは、楽しく笑顔が生まれる環境ほど、物事は成功しやすいということだ。我々はそういった環境を作り出そうとしている。

by ジョセップ・グアルディオラサッカー監督

スケジューリング
  1. 日々リスケする。プロジェクトの初日に完璧スケジュールが引けるはずがない。実態と乖離した変化しないスケジュールは失敗の素。
  2. スケジュールCCPMに準拠したやり方で管理する。これが現状の把握と未来の計画が最もやりやすいやり方。
    1. 個別のタスクにはバッファを積まずに最短期間とする。
    2. フェーズ毎にプロジェクト全体のバッファを持たせ、人単位で管理する。
    3. スケジュールには全てのタスクと人単位バッファを掲載する。
    4. 個別のタスクの長さは、日々、現状に合わせて変更する。(常にオンスケ状態になる。)
    5. プロジェクトの状況把握はバッファの消費率とメンバーの稼働状態で判断する。
  3. スケジュールとWBSは似て異なるもの。スケジュールは見易さと扱い易さが命。メンバーが手元にスケジュールを持っていないプロジェクトは失敗する。
  4. どの時点でもどれだけ未確定なことがあっても、実際に全体のスケジュールを引いて実名でアサインしてリソースの過不足を確認することは大切。
  5. リソースの状況に関わらず必ずやるべきことと、リソースから逆算してやれる範囲でやることを区別すること。
  6. 重要であること/ないこと・緊急であること/ないことのマトリックスを意識する。
  7. スケジュールを変更する時は必ず担当者と話して一緒に考えること。
  8. 森を見ずに木に手をつけてはいけない。木を見ずに森を見積もってはいけない。

計画は役に立たないが、計画することは不可欠だ。

by ドワイト・D・アイゼンハワー(第34代アメリカ大統領

アサイン
  1. 一人一人の特徴や好みに合ったアサインをすることはとても重要。
  2. メンバーちょっと頑張ればできるくらいのちょうど良い質量の仕事を担当させることが理想
  3. 全てのメンバーが自分の役割と他人の役割に納得できるようになるまで見直す。
  4. プロジェクト期間中に成長したり変化するメンバーもいる。最後まで柔軟に変更する。
  5. 経験年数や業務知識よりも、頭の良さや心の強さや柔軟さを重視する。前者は変わるけど、後者ほとんど変わらない。
  6. ダメな人をイイ人の上につけない。年齢や役職を無視する。新人が入社初日から旧人より仕事ができることもある。
  7. 「どんな仕事でも長時間かけても平気」「面白い仕事なら長時間かけても平気」「どんな仕事でも長時間は嫌」という仕事に対するタイプを意識する。
  8. アサインに関してチームとメンバー利益が一致しないことはよくある。ありのままメンバーに話して一緒に考える。
  9. いったん良いチームができたら同じチームで様々な仕事をしていくのが理想。(とても難しいけど。)
  10. 本人がその役割を好きかどうかはとても大切。
  11. 適切なアサインができたら、チームと個人に明確に責任を持たせ、信頼し、任せる。
  12. カテゴリのチーム内の権威が自然にチームリーダーをするのが望ましい。
  13. 適材を適所に。それが全て。適材がいなければ始めてはいけない。
  14. 下流工程は人数さえそろえば誰でもいいというのは大きな間違い。また、レビュイーとレビュアー比率には要注意。
  15. 少数精鋭がベスト。できる人を入れることとできない人を入れないことは同じこと。「遅れているソフトウェアプロジェクトへの要員追加は、さらにプロジェクトを遅らせるだけだ。」(ブルックスの法則

人を最もダメにするのは「全体像」を見せずに「部分的なこと」をずっとさせること。

これ続けてると何も考える力のない指示待ち人間ができあがる。こわいこわい。

by 外尾悦郎(スペインバルセロナサグラダ・ファミリア主任彫刻家

プライド
  1. 全ての人には美意識や価値観プライドやこだわりがある。それをできるかぎり尊重し傷つけないようにする。
  2. 人が一生懸命に話をしてる時にはなるべくさえぎらない。ため息をついたりしない。
  3. 「ダメじゃーん」と言った方ががんばる人もいるし、「よくできました」と言った方ががんばれる人もいる。
  4. いったん優秀さを信頼した人には、どーんと仕事を任せて長い目で見る。
  5. ほめる時はみんなの前で、注意する時は一対一で。
  6. 短期的な効率よりもやる人の気持ちを優先する場面も多い。
  7. 踏んだ人はすぐに忘れても、踏まれた人はその痛みをいつまでも覚えいている。リーダーマネージャーは常に踏む側。

腹が立ったら自分にあたれ、悔しかったら自分を磨け。

by 村上春樹小説家

コミュニケーション
  1. チーム全体で話す。数人で話す。一対一で話す。それを上手に使い分けること。
  2. 状況によって話がぶれないようにする。相手によって話を変えてはいけない。
  3. 常にメンバー全員の気持ちを知っておくことは大切。定期的に一対一で話すなど。
  4. 常に明るく楽しく。仕事に負の感情を持ち込まない雰囲気を作ることが大切。
  5. 必要な話を必要なレベルで必要な人にする。相手が望んでない話を理解できないレベルでしてもムダ。
  6. 神経質な人にはおおらかに、おおらかな人には神経質に、楽観的な人には悲観的に、悲観的な人には楽観的に。
  7. 仕事でミスした人に「ミスしただろ!」と怒っても百害あって一利なし。原因や対応や予防策などを一緒に考えることが重要。
  8. 人や仕事をなめてると感じられるメンバーを見つけた時だけは厳しく。なめられてもなめてもダメ。
  9. 仕事も遊びも類友ではあるが、できるかぎり負の影響が出ないようにする。また、類友とそうでない人の意思疎通の差は要注意。
  10. 議論の対立は失敗ではない。対立を敵視すると自由な議論ができない。
  11. 沈黙を同意と思ってはいけない。多くの場合、沈黙とともに問題が潜在化する。明確なYES以外は全てNOと受け取る。
  12. 全てのステークホルダーと良い関係を築き、明示的・暗黙的な期待を察知してコントロールすることを心がける。
  13. 人と人との問題は徹底的に話し合うしか解決の道はない。感情のぶつかりを恐がってはいけない。

ミスした選手に「ミスしただろ」と言ったり責めてもしかたない。本人が一番わかってる。

by ピクシーサッカー監督

クォリティ
  1. 目的、内容、責任所在、〆切、優先度、質重視かスピード重視かなどは常に明確に。曖昧さを徹底的に排除する。
  2. どんだけ簡単な話でも箇条書きや表や図にして考え、人と議論する時にはどんだけ簡単なものでも良いので必ずなんらかの紙を用意する。
  3. 必要のない冗長性を排除する。ルーティーンワークについては、できる限り何も考えずに簡単にまわる仕組みを作ること。
  4. 成果物タスク粒度に注意する。一つ一つが大きいと数が減って管理しやすい。小さいと数は増えるが柔軟にアサインできたりする。
  5. 問題を相談する時は、根本原因を明確にした上で選択肢を洗い出し、最終的な自分の意志を持って臨む。
  6. 最新の問題が最優先ではない。最古の問題が最優先でもない。発生順と優先順位に関係はない。
  7. 目に見える成果物だけではなく、段取りや、会議や、議論などの質を意識する。
  8. 頑張りや心がけではなく工夫と仕組みで救う。

神は細部に宿る。

by ミース・ファン・デル・ローエ建築家

コスト
  1. なにかを作るコストとそれを利用するコストバランスには細心の注意を払う。
  2. 〆切ぎりぎりに慌ててやるのが一番コストが低い。意識的に上手に利用すること。
  3. メンバー作業を遮る度に生産性はどんどん落ちていく。
  4. だらだらした会議は諸悪の根源。会議のコストは莫大であることを常に意識する。
  5. 短期的に生産性を上げる方法はない。プレッシャーをかけても思考は速くならない。過度の残業(短期を除く)は生産性を落とす。
  6. 費用的なコストだけではなく精神的・身体的なコストを意識する。サービス残業は費用的なコストメンバーの精神的・身体的なコストに転嫁している。
  7. 全ての仕事を全力でやってはいけない。(そんなことしてたら家に帰れない。)重要度に応じてコスト配分すること。

放っておくと会議の時間の九十五%は「コメントの交換」に使われている。

これを「明確化のための質問」「代替案の提示」「リクエスト」の三つだけに絞ると面白いほど会議が前進する。

by 大橋太郎コンサルタント

リスク
  1. フラットオープンの実現が最大のリスク管理メンバーからアラート頼み)である
  2. 契約前にできる限りリスクを洗い出して契約に反映する。契約後にリスクを洗い出しても手遅れ。
  3. 問題が起きた時は、暫定対処をした後に何度も「なぜ」を繰り返して根本的な原因に到達するまで対処しない。
  4. 知らないことが問題になることより、知っているつもりで誤解していることが問題になることの方が圧倒的に多い。
  5. リソースが足りなければリーダーは無力。それを闇雲に根性で埋めようとするリーダーマネージャーが最大のリスク
  6. リスクのない仕事はない。リスクがあることが当たり前。リスクがなければマネジメントなんぞいらない。

たとえば、よく晴れた日曜日の朝に戦争がはじまる。

by 「ケッヘル」(中山可穂

リーダーシップ
  1. 「いいからやれ!」というのは通用しないし、それを言う人もそれで動く人も信用してはいけない。
  2. 正直に誠実に。自分のミスは素直に認める。公平にはできないけどできるかぎり公正でありたい。
  3. リーダーだけは結果責任。正しくても結果がダメなら意味がない。
  4. 常に問題や誤りが起きるのが当たり前。要件見積りも常に変化するのが当たり前。問題や誤りや変化に対応することがリーダーの最も大切な仕事。
  5. 過度の残業の発生はマネジメントの失敗をメンバーに救ってもらっているということ。残業は悪ということを徹底する。
  6. 平和だったらリーダーはヒマなのが正しい。メンバーが忙しくなる頃にはリーダーの仕事のほとんどは終わってるはず。
  7. リーダー笑顔義務。加えて絶対にくじけない胆力。いつでもヒマで上機嫌が理想
  8. どれだけオープンフラットを実現しても、管理者は同僚ではないし純粋なチームの一員にはなれない。これはしかたない。
  9. メンバーからの信頼は絶対に一朝一夕には得られない。長期間にわたる日々の積み重ねでしか得られない。
  10. 個人の評価は難しく苦しいことが多いが、厳しく明白に成果の差をしっかり反映するように努力すること。
  11. 問題が起きた時には必ず先頭に立って矢面に立つ。絶対に逃げてはいけない。結果が伴わなくともその姿勢がチームの雰囲気をよくする。
  12. 外部からの雑音を遮断することは難しい。一つ一つ理論的に検証してメンバーと共有する。
  13. 旧来の悪習は自分以降の代には持ち越さないという強い意志を持つ。
  14. リーダーの成功は優秀なメンバーに支えられている。常に感謝の気持ちを忘れない。
  15. 北風ではなく太陽でいよう。

重要なことは、正しいか、間違いかではない。うまくいくか、いかないかです。

マネジメントとは、そのようなものです。

by ピーター・F・ドラッカーマネジメント神様

その他
  1. 数値はたんなる道具であり、現場判断の材料であったり後を追うもの。数値を計測・記録する事務作業マネジメントの本質ではない。
  2. ウソはあらゆる面でものすごくコストの高い最悪の手段
  3. 夕会は人気がない。朝会か午後会で。
  4. 人は変化を憎悪することが多いし、変化への基本的な反応は論理的なものではなく情緒的なものであることが多い。
  5. ハラスメント系の問題は何もしなければ絶対に見つからない。発見するための仕組みを用意すること。
  6. ストレスプレッシャーは逃げると追いかけてくるけど立ち向かうと逃げていく。でもしんどい時は相談してね。

やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず

by 山本五十六連合艦隊司令長官

クロージング
  1. 評価や反省は厳しくごまかしなく。それが最も本人のためになる。
  2. 反省会必須記憶が定かなうちに他者も交えて反省・改善をしないとせっかくの経験がムダになる。
  3. 反省会で、全員がオープンフラットに悪い部分も含めて相互を評価し合えたら、そのチームはうまくいったということ。
  4. 全ての項目が○な人はいないし×な人もいない。固有のミスや特定のカテゴリで人を評価しない。全期間を通したトータルで評価する。
  5. 打ち上げは必ずやる。絶対にやる。やる。

あなたに幸運の女神が微笑んだのであれば、プロジェクトは無事に完了し、幸せになれます。とてもとても幸せになれます。多くの人々は、自分では何の失敗もしていないのに、ここまで到達することができないのです。豪勢な夜を計画してください。どんちゃん騒ぎをして散財してください。そして、その時のことをいつまでも語り継げるようにしてください。

by 「アート・オブ・プロジェクトマネジメント

ヒント1(仕事の進め方)
  1. 〆切を確認する。
  2. 成果物の内容を確認・提案して合意する。
  3. タスクを分割してスケジューリングする。
  4. 難しいタスクの目処を早めにつける。放置してはいけない。
  5. 参考になる前例や詳しい人を探す。車輪の再発明はダメ。
  6. 定期的に報告する。ただし、困った時はすぐ報告する。
ヒント2(ミーティングコスト
  1. 1人が事前に10時間かけて準備して2時間で終わった場合、50人時間。
  2. だれもなにも準備せず5時間かかった場合100人時間

この50人時間の差が大規模で長期間プロジェクト場合に大差を生む。

ヒント3(生産性

20人のチームの場合

  1. 各人の生産性が10%上がったら、22人分。
  2. 各人の生産性が10%下がったら、18人分。

この4人分の差が大規模で長期間プロジェクト場合に大差を生む。

ヒント4(報告メッセージメール

ミーティングと同じようにコストを意識する。読む人の時間をムダに奪ってはいけない。

  1. 目的を明確に。問題提起なのか周知なのか依頼なのかメモエビデンス)なのか。難問だったり緊急なら直接話そう。
  2. 必要のない重複を削ってなるべくサイズを小さくシンプルにする。時間をかけられる時の方が十分な推敲で文章が短くなるのが正しい。
  3. リーダー結論だけを知りたい。サブリーダーはその経過も知りたい。他のメンバーは具体的なやり方まで知りたい。だからその順番で書く。
  4. 文章だけのメッセージでもレイアウトマトリックスを意識する。例えば「AはBでCはDで」みたいな部分は箇条書きにする。
  5. 「ご連絡」とか「お願い」というタイトルはダメ。検索できるとはいえ後から探すコストはバカにならない。
ヒント5(オンライン反省会

反省会は、社内グループウェアメッセージ機能を使って、こんな感じでやってます。

  1. 全員がなるべく全員の良かったところと悪かったところを書く。
  2. プロジェクト全体やお客さんや会社についてもなにかあればなんなりと。
  3. 定型に自由にコメントOK。気付いたことがあれば数年後でも書き込みもOK。

オンライン反省会をする理由はこんな感じ。

  1. 声の大きさや考えるスピードの影響が少ない。
  2. その場の雰囲気感情に流される確率が低い。
  3. 自分のペースでじっくり消化・表現できる。
  4. 場所とか時間とかの制約がない。
  5. 完璧な記録が残る。
ヒント6(ファイアープロジェクト

ファイアープロジェクト助っ人参戦した場合にどうするか。原因のほとんどはマネジメントもしくはコミュニケーション

  1. 全てのメンバーと1:1で話をして問題や要望を挙げてもらう。リーダーサブリーダーからは出てこない様々な話が出てくるはず。
  2. 面談でキーマンが浮かび上がってくるのでアサインを見直す。ただし、人を腐らせて雰囲気が悪くならないように細心の注意を払う。
  3. スケジュールに全てのタスクと全てのメンバーの空き工数を記載し、進捗もぴったり現状に合わせて状況をはっきりさせる。
  4. リソース不足や課題が出てきたらすぐに手を打つ。スピード感が変わったことを印象づける。
  5. マネジメントの問題だった場合メンバーに「君たちの問題ではないよ」と明確に伝える。

20人程度のチームならこれらを1~2日で終わらせて雰囲気一新する。あとはふつーのマネジメントへ。

ヒント7(ヒューマンスキル

2016-03-09

いまさらいってもしょうがない感あるけど

女性活躍

地方創生

一億総活躍

政府がいうこれらの施策って、具体的に何がどうなっている状況を想定しているの?

政府(行政)が考えるモデルケースって見たことがない。

たとえば「女性活躍」については、「女性管理職の登用」なんてことをたまに聞くけれど、それ以外はまるで何も出てこない。

(これも"過半数が「女性は家にいるべき」と考える50代以上の男性"が管理職ポストを総取りしている現状では到底実現できそうにないのだが)

地方自治体政府意向を受けてあれこれ施策を行っているけど、同じく何を目指しているのかわからない。

今までにないことをやろうとしているのだから、すべての人にとって手探り状態一朝一夕はいかないものであることはわからないでもない。

からこそ活躍の「定義」を明確にして、目指している姿をもう少し具体的にイメージ(それも現実味を帯びたもの)できるようにしないと一向に進まないのではないかな。

よくある意見で「子育てに専念している女性活躍していることにはならないの?」というものがあるが、まったくその通り。

このことから活躍=働いて税金納めていること」と解釈することもできるが、それならばわかりやすくそ表現すればいい。

女性たちよ、家におらずに働き稼ぎ税金を納めよ。活躍するとはそういう意味だ。」と。

そんなことしたら大顰蹙だって

ならばそれは女性自身が「活躍することを望んでいない」ということだから政府施策が間違っていたというだけのことだ。

もしくは、女性活躍といいながら女性活躍目的ではなく、何か別の目的カムフラージュされているということか。

明らかに民と政府との温度差があるわけだが、いまさらいってもしょうがいね

2016-03-03

彼女出来ないと嘆くやつは、ジムで身体を鍛えるといいと思う。

きっと悟るはずだ。

体力だけはカネでは買えないことを。

どんな富豪でも、自らの汗を流さないことには、体力はつかないのだ。

愛も権力も金で買えるが、体力だけは例えドナルドトランプであっても一朝一夕には手に入らないのだ。

カネで買えないものこそ価値がある。

男の価値の9割は、筋肉と毛髪。

まあ、ハゲ死ねってことだ。

鬱だしのう

2016-03-01

なんかもうどうでもよくなってきた

まり自己肯定感が高くはないタイプ人間で,それにあまり要領もよくない人間だったから,その分ちゃんと頑張って生きようと思ってよりよい人生を送るためのささやか努力――自堕落生活を送らないための自制心や忍耐,日常生活におけるPDCA――をいつもやってきたはずなんだけど,ここ一ヶ月くらいもうそれらが全部どうでもよくなっちゃって,全部だめになっちゃった

たとえば早起きずっと苦手だった,だから,ありとあらゆる試行錯誤をして,負担少なく無理なく続けられるやり方を考え出そうとした。まず,睡眠時間の記録を何ヶ月も続けてとって自分睡眠傾向の現状を調査をした。また帰宅後の自分時間の使い方を手帳に逐一しばらく記録して,いったい何にどのくらい時間を費やしているのか調べた(たとえば風呂はいつも30分かかる,とか)。それらの記録を元に予定を組み替えて,早く寝れるよう時間を捻出してみたりした。目覚ましのおき場所も工夫して。テレビラジオのオンタイマー活用して。そしたら早起きが無事できるようになった。やったね!朝ごはんをきちんと食べれることの幸せを得ることができた日々は本当に幸せだった。

たとえばファッションセンスが激ダサだった。アラサーなのに高校生みたいな服を着てた。クローゼットの中身は一朝一夕ではどうにもならない。なので三カ年計画でクローゼット改革することにした。ファッション雑誌指南本をいくつか読んで基礎を勉強した。不要な服を廃棄し,シーズン毎に手堅い定番品を買い足した。所有している服は全て写真を撮ってクラウド管理。すると自ずと次に買うべきものがわかってくる。以前に比べて服装に自信が持てたし,服屋のセールを眺めるが楽しくなった。道行くひとを眺めることでさえ勉強になる。ファッションはとても奥が深くて面白い

たとえば暮らし貧乏だった。手取り十数万で一人暮らし奨学金の返済もあるし,年に一回は片道1万円かかる実家帰省しなきゃならない。当然家計簿はつける。月ごとに自前のエクセルで集計して分析。各種定期的な支出は積み立てをする。趣味も整理して無理なく出費を続けれるように支出を調整。給料日幸福感は減ったけど,自分家計不透明さは減った。数年内に転職はしなきゃならないけど,家計簿のお陰でなんとか今もまあまあ楽しくはやれている。

全部やれてたし,それなりに全部楽しくやれてたはずなんだけどな。

どれもささいなことだけど,がんばったんだよ。自分なりには,がんばったんだと思う。

でもなんかもう全部どうでもよくなってしまった。

少しずつでも歩き続ければ今よりももっと素晴らしい自分になれると思ってた。今でも多少はそう思ってるけど,でもなあ,あんまり信じられない。1x2=2だけど,0.1x2=0.2なわけでさ。同じ「x2」の努力をしたところで,もともとのものが少なければ一歩前進できたところでそれは微々たる物なんだよね。そんなの当たり前で,だからこそ少しずつ進んでいくしかないんだけど。だけどさ。ものすごくがんばって,それでようやく人並みになれて,それって何が残るんだろう。

それにさあ,どんなに努力のやり方を考えて工夫しても,結局そのやり方を遂行するにはそのための,なんていうか,精神的体力みたいなのがさ,必要で。それって努力ではどうにもならないんじゃないかなあって最近よく思う。がんばっても精神的体力は回復しない。精神的体力をうまく回復させる方法を考えるけど,考えることで精神的体力が消費されて結局意味がない。

もっとパワフルな人間になりたいと思う。どうしたらなれるだろう。どうやったらなれるだろう。考えるけど,考えるだけでうんざりする。がんばってもがんばっても,わたしわたししかなれないので,よりよい人生というのも幻なんじゃないかと思えてならない。でも向上心を全部なくしてしまったら,今以上に今後がよくならないなら,今すぐ死んでしまうのが最も合理的だっていう結論に辿り着いてしまう。死にたくない。でもやっぱり生きるのはつらい。

こういう生きるのがつらい系記事増田最近ちょくちょく書いてるけど,仮にホッテントリ入りしたところで釣り認定されるんだろうか。まあ釣り認定増田の華なので別にいいけど。でもいつも思うんだけど,はてブってよくライフハック記事があがってくるじゃない。みんなあれを実践しててつらくならないのかなあ。それとも世の中の大多数の人間は,自分よりも格段にパワフルなひとばかりなんだろうか。

2016-02-26

鬱病理解のある寛容な社会

http://anond.hatelabo.jp/20160225233355

元増田です。

本音が聞きたい」とか言いながらも、「いいから早く死ね」ってトラバブコメがあるだけだったらどうしよう…とビクビクしながら見てみたけど、想像以上に優しいコメントばかりでびっくりしていますありがとうございます

トラバブコメ見た感じだけど、罹患歴それ自体よりも、どうしてそうなったのか、また今後そうなる可能性ありそうなのかによっては雇ってくれるところがそれなりにあるんだなぁと思った。あと自分自意識過剰すぎ、ネガティブ過ぎるのが問題なんだなぁとも理解した。元々ネガティブ思考癖はあるので、それは一朝一夕で治らないのはわかっているけども、なんとかしていかなきゃなぁとも痛感した。何にしてもこれだけまだチャンスあるよというコメントがついたのを見たことで希望は見いだせたし、こうしたらいいという具体的なアドバイスまでもいただけたので、不安はだいぶ解消されたような気がする。もう少し、アプリを作りながら、ネガティブ思考を何とかして再発しないような状況を作り出せるよう考えながら、頑張ってみようと思う。

逆に怖いなと思ったのはコメントでも何人か指摘してくださってるように、元鬱病の人がゴロゴロいるよということ。そういう人が多いからこそ、ある程度理解のある会社も多いのかなと思ってしまう。「鬱病理解のある寛容な社会」と言えば聞こえは良いかもしれないけど、理解根拠となっているのが罹患率の多さからくるものならば、そこまでの状況になってる社会やばい

2016-01-17

現段階で、世の中を変える様な次の未来が見える何かが現れていないという事は、かなり危機的状況だと考えた方がいい。

現状を変える事のできる何かというのは、かなりの難易度であることは確かであり、そうした物は長期間時間を要さ無いと解決できない。一朝一夕の付け焼き刃で、今の日本を何とかできる代物ではない。今年から準備したら3~4年後になんとかなるというものじゃない。最低でも10年は必要。つい最近まで短期思考に陥っていた日本企業では厳しいのではないか。

誰も知らない所で、奇跡的に準備をしていた人間がいたとしよう。そんな人間というのは世の流れに長期間逆らい続け、足を引っ張られ続けている事が予想されるので疲労困憊であることは想像に固くない。

その人材が倒れてしまえば、アップル社のように責任者のいないプロジェクトと同じで頓挫する。

多くの得られたであろう技術は失われていく。

最大の失敗要因は、精神レベルの幼稚さ。

2016-01-13

一生バズらない、何も身につかない

中高6年で学んだ英語が話せないように。というのはよくある枕詞だ。

そこから後には、一朝一夕物事はうまくいかない、とか、継続するにはやり方が大事

と続く。

でも英語の例を出さなくても、日本語だって上手く話せるのか。書けるのか。

最近わかんなくなった。

っていうか、漠然と「俺はできてる」と思い込んで、一生失敗を続けるんじゃねえかな。

だって楽器を弾ける=曲を書けるわけじゃねえじゃん?そもそも弾けないじゃん?

で、日本語が書ける=小説が書けるわけでもねえじゃん?

同じように、料理ができることと美味い飯が作れることは繋がらねえし、

生きてるからって役に立ってるわけでもない。

ウンコはしてるけど、正しいやり方でケツ拭いてるかわからねえ。

トイレットペーパーってどんだけ使えばいいんだよ。

でも、いざ完成系や正しさや人に受け入れられることを意識すると、

なんかできる気がするんだよなー。できないのになー。

だって、喋れるじゃん?書けるじゃん?ってなって、真剣になって1日も経たずに、

やめるんだよなー。

そもそも今までの人生で、話題の中心や賞をもらったわけでもないのに、

なんで何かをやればできると思ってたんだろ。

何かを始めたらだいたいこんなもんです、ってオチは、

今までの人生でもよくあったよなー

みんな働いてるからって、俺も働けるわけでもなかったし、

匿名日記すら書いても話題にもならねえ。ブクマもつかねえ。

こんなので月に20万とか稼ぐやつすげえな。

一生役立たずなのかなー。

2015-12-25

感想文恐怖症

読書感想文が嫌いだった。

中学高校の頃「自分のことを作文しましょう」と原稿用紙を渡されてどうしてもかけなくて授業中泣き出した。  

大学の頃、授業ごとの出席表替わりのコメントペーパーがなかなか書けなくて大抵最後教室を出ていた。

アンケート自由欄は書けないから大抵空欄だ。

    

文章を書くのが嫌いなわけではない。むしろ好きな部類に入る。

物心いたころには日記を書いていたし(しかし良く飽きてノートの途中で終わっていた)

一時期ブログ運営していた。しかも読んだ本の感想を書く形のものを。

レポートを書くのが好きで、レポート単位が取れるものを良く選んでいた。

評価はそこまで悪くなく、学内誌に載ったこともある。

  

境目がどこにあるのかは私もわからない。

大抵はその場で要求されるなど、時間をかけられないものに対して感じることが多い。

書いた後ひどく落ち込んだ気分になるし、ひどいときは書いている最中動悸がひどく目がかすむ。

  

今一番困っていることは就職活動だ。

私にとって履歴書感想文に当たるらしい。

また、説明会に行ってはアンケートを求められる。

とても、つらい。

情けない話(他の要因もあることにはあるのだが)上記のことから就職活動を続けるのが困難になっている。

  

一朝一夕に治るものでないのは判っているつもりだ。

気になるのは、このように感じるのは私だけではないのではないかということだ。

  

もし同じように感想文が怖い人がいるならば

どうやって折り合いをつけて生きているか聞いてみたい。

2015-09-06

わたしのかんがえた、さいきょうの結婚出産

25歳で学生時代から付き合っていた2つ年上の男性結婚

約1年後に長男誕生。2〜3年後に長女が誕生

たぶんこれが現代日本社会で最も周囲にアレコレ無神経なおせっかいを言われず、こじらせ系にならずに済むルート

しか一見平凡な女の幸せに見せて、ものすごく難しいルート。1回目の人生では入り口すら見つけられない人多数。

まずこのルートがいかに優れている(優等生的)かという解説

さて。ここからこのルートがいかに難しいかを独断偏見で掘り下げる。
  • 結婚後1年後ならデキちゃった?とも言われない
  • 孫はまだ?とも言われない
    • →デキちゃったはダメだけど、でも早く孫の顔が見たいという親心は大変苦しい
    • →本当にデリケート問題なので、デキましたと報告があるまでは一言も触れられないのが最高にありがたい
  • 2人っきりの新婚生活もそこそこ楽しめる
    • →さっさと産めと言われる一方で「2人でもっと旅行とか行きたくなかったー?」とも言われる

とにかくハードモード人生3周目じゃないとクリアできそうもない。

高校生くらいの年齢の時からこのルートを目指して計画的に行動しているかものすごい強運が要る。実際はここに書ききれないほど多くの条件、つまり人格個人的理由感情タイミングなどが加わってくる。そういう個々人の事情をすべてをまるっと無視して「これが女の幸せでしょ」とひとくくりに言われてしまうのは、さらっと受けながすにはなかなかに重たいのだ。心が弱っている時には特に堪える。

補足:

上記は私が直接言われたこと、私の女友達から聞いた愚痴結婚出産育児系の掲示板散見された情報を元に独断偏見を持って書いた内容です。

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ブコメを受けての追記です:

夜中に書きなぐった文章が起きたらホッテントリ入りしていたのでギャー!となりました。色々な角度から多くのコメントを頂き、ありがとうございます

ちなみにお察しの通り、ほぼ何一つ、私自身はこのルート攻略できていません。

世間体ばかり気にして大丈夫か?」「幸せとは」というコメントも頂きましたが、あくまでこれは「世間の言う通りにしたらこうなる」というシミュレーションです。理想通りに結婚しても、離婚分岐ルートも往々にしてあるので、ライフプラン、本当に難しいですよね。

恋愛至上主義♪ワタシの結婚」「バリキャリ高学歴女性のための結婚」「人生1回きりだもン!好きなことやって楽しむぞ結婚★」「困難を乗り越え運命国際結婚」などひとりひとりの人生価値観で、数えきれないルートがありますし、幸せとは自分尺度しか測れないと思っています。が、世間言葉を受け流すにしても、さらっとかわせるコミュ力メンタルの強さは一朝一夕には身につかないものです。傷つきながら僕らは大人になるのです。

それにしても、ブコメ欄でいろいろな方のご意見人生垣間見れました。ありがとうございました。

ーーーー

ちなみに、あまり無理ゲーなので、こじらせまくって1年ほど前にひとり結婚式をやったのでした。

ごめんなさい。

http://30alone.com

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