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2019-05-20

大学生になって何となく卒業するまでは見えていた

将来の夢とかどうやって食って行きたいとかが全く見えない

孤独浪人生時代、「大学生になること」だけを目標死ぬほど勉強した。

何とか志望校に入れて、とりあえず興味の赴くままに学内外問わず色々なことをつまみ食いしてみた。その過程で休学や留年を繰り返した。

どれもしっくりと来ず、つまみ食いのものにも飽きてしまった。いつしか自分人生に対してどこか他人事のように感じるようになった。

とりあえず何とか卒業はできそうだが、義務的に行なっている卒業の為の営み以外に、何のやる気も持てない。

自分空っぽになってしまったのだろうか。本当に自分はこの先どうやって生きていくのだろう。

確か、大学最後の年くらいに就職活動をしとくもんなんだよな。就活してる皆は本当に頑張って欲しいし報われて欲しい。

俺は日々ただただぼんやりとしている。

2019-05-17

男嫌いになりたくなかった

返信追記しました(05/18 17:18)

男が嫌いすぎて生活に困っている。男の大きい体が、低い声が同じ空間に在るだけで怖い。満員電車サラリーマンに密着すれば朝から疲弊してしまい、通学もままならない。恐らくこれはミサンドリーで、性差別は悪だから、私はどうしたらいいのか分からない。行き場のない諸々をここに吐き出すので、よかったら聞いてほしい。

男嫌いになるまで】

増田大学生女だ。こうも壊滅的な男嫌いになってしまった原因は、父親レイプ未遂痴漢セクハラパパ活パワハラの6つが主だと思う。以下、時系列順に書いていく。

父親

典型的男尊女卑思考で、逆らえば殴られる。小さい頃、私の股間に頭を埋めて勃起しているのを見てしまった。今も不自然に体を触られる。

レイプ未遂

小6。仲の良い男子トイレ掃除をしていたところ床に押し倒され、必死抵抗したが力で全く敵わなかった。直に体を触りながら口内を舐め回された。この程度でレイプ未遂?と思われるかもしれないが、運が悪ければ挿入までされていただろうからレイプ未遂だと思っている。(脱線するが、山口達也のしたことをキス程度と軽んじた人は彼がキスだけで済ませるつもりだったのか考えてほしい)

痴漢

中1〜高3。電車女子校に通っていて、週に2、3回は痴漢に遭っていた。恐怖で体が動かない・犯人特定できない等で泣き寝入りすることがほとんどだったが、犯人を捕まえて電車から下ろしたことも数度だけある。特に印象的なのは以下2件。

1.ホームで1人の男性が協力してくれ、無事逮捕に至った。犯人痴漢の常習者で執行猶予中だったため実刑になった。懲役1年弱。

2.ホームで「もうしないから!」と叫ぶ犯人にしがみ付くも、力負けして逃げられた。改札を飛び越える犯人の姿が防犯カメラに映っており、後日逮捕してもらえるだろうと被害届を出した。警察は何の捜査もしてくれなかった。私の尻の価値は横転したトラック以下。(2018年渋谷ハロウィン犯人山梨まで防犯カメラを辿って逮捕された)

セクハラ

大1。クラス担任の男に性的嫌がらせを受けまともに登校できなくなる。何とか単位は取ったが鬱で通院するように。両親の理解が得られず、今も欠席の多さを罵られながら自費で通院中。

パパ活

大1〜2。バイト代のみで生活を賄っていたところ、トラブル給料が絶たれる。おじさんと食事をしてお小遣いをもらう、いわゆるパパ活を始めた。次第に金に目がくらんでセックスもするようになった。レズビアンなので将来好きな人処女を捧げたい、といった貞操観念はなかった。どのおじさんも相手を顧みないセックスをする人だった。(女を金で買う男が最低なのは道理だし、売る私も同じ穴のむじな)

パワハラ

新しいバイト先でパワハラを受けた。上司の指示の矛盾を指摘すれば揚げ足をとるなと怒鳴られたし、人格否定されたし、無賃での残業を強いられた。耐えかねて上層部相談したところ異動してもらえ、今も勤めている。おかげさまで収入が安定し、売春からは足を洗えた。

現在

ギリギリ留年せずに大学に通いつつ資格勉強をしている。抗うつ剤抗不安薬睡眠導入剤でおおむね安定しているものの、常に体が重く思うように動けない。理由もなく強い不安に襲われてどうしようもなくなることがある。

増田を書いたわけ】

だらだらと半生を綴ったが、どんな事情があろうと差別は悪だ。被害者として同情してほしくはない。

私はこの世の男すべてを憎んでしまい、恐れてしまい、勝手に窮屈に生きている。本当は楽しく生きたいけれど、それが叶わないか死にたい毎日思う。だから男嫌いに折り合いをつけて(直すのは現実的でない)生きる知恵を貸してほしくてこれを書いた。痴漢パパ活については話したいことがたくさんあるので、気が向いたらまた書く。

長い駄文を読んでくださりありがとうございます。助言いただけたらとても嬉しいです。

【返信 05/17 22:36】

売春関連

成人男性AVを観たことがない人はいないと思います需要があるから供給する、それはどんな商売にも言えることで、私は自分の体を商品したことを恥じていません。何より趣旨売春ではないのでお門違いです

瞑想

真剣に勧められて嬉しいのでやってみます

レズビアン貞操観念

性的指向とその人の考えは別物なので、好きな人しかセックスしたくないレズビアン普通にいると思います。私も好きでない人とセックスをするのは不快ですが、お金と天秤にかければ諦められる程度でした。

【返信 05/18 17:18】

・峰波りょうさん『ヒメゴト』

途中まで読んだことがありますが、未果子はすごくリアルキャラだと私も思いました。セックスワーカー=①セックス好き ②生活困窮者のどちらかで語られがちですが、③男性嫌悪の裏返し、も多いです。私は②に③が軽く混ざっているのかと。

津島隆太さん『セックス依存症になりました。』第41話でも③が描かれていますね→https://wpb.shueisha.co.jp/comic/2019/02/15/108159/

・今のままでいいじゃん

冒頭に書いている通り生活に支障が出ているので何とかしたいと思っていますミソジニーの男が嫌い→同類ミサンドリーの女)になりたくない→男嫌い自分が嫌い、という葛藤もあります

気づいた

男子40:女子2みたいなクラスでさ、オタク陰キャばっかりの学校に通ってる。

最近うちのクラス留年生(キモオタ)がクラス女子一般的にみたらブスってほどでもないが可愛くはないだろう)を口説いててうわぁって思ってた。

けど、よく考えたら彼女をズリネタにしている俺よりよっぽど健全だなって気づいてしまった

2019-05-14

[] #73-9「娯楽留年生」

娘が好きになりそうなものを、フォンさんは率先して好きになることで親子の絆を築いた。

時が経ち、なんのためにやっていたかフォンさん自身は忘れていたが、あの『キュークール』によってその習性が呼び起こされたらしい。

「好きなものを好きなように愛でる、お父様はそれをワタクシに教えてくれていた。その想いの強さを、大人になって改めて実感しました。涙がちょちょぎれましたわ……」

俺はさすがに涙は出てこないが、確かに悲しい話だと思う。

子供のために自分を捨てた人間が、今はただ自分を見失っている。

自分のためにやる趣味なのに、そこに自分がいないんだから虚しいのは当たり前だ。

当事者ともいえるジョウ先輩にとって、そんな父の姿は見るに堪えないだろう。

「……ですが、それでも、野暮を承知で、あえてワタクシはお父様に言わなければなりません」

ジョウ先輩は袖で涙やらその他もろもろの汁を拭う。

そして意を決し、慈悲に溢れた言葉をフォンさんに送った。

「お父様、今のあなたは……みっともないだけですわ!

「っっっ!?

俺たちが予想していた以上に鋭い言葉弾丸

それがフォンさんの脳天に打ち込まれた。

「がっ……は……」

「い、言いやがったぞ、あのドギツい格好した嬢ちゃん。オレたちが言わないことを、平然と」

社会的に自立した子が、親の趣味に物申すってのはよっぽどですよ」

「言うにしても、もう少し穏当な表現もあったでしょうに、まさかあそこまで……」

愛娘からモロに喰らった急所攻撃に、フォンさんは呼吸もままならない。

身内だからこそ出来る会心の一撃といえよう。

愚行権行使だとか、その是非だとかは俺には分からない。

だが愚かな真似をしていると思ったのなら、言ってやるべきだ。

少なくとも、互いを想い合っている親子ならば。

「み、みっともない……ワタシが……」

「好きなものを貫くということは、自分を貫くということです。今のお父様に、その高潔さはまるで感じられませんわ。自分の心に嘘をついて、半ば意地になってやっている。そうでしょう?」

こんなことを言っているが、ジョウ先輩も少し前までは趣味に対して大人気なかった。

俺の弟と新発売のカードを巡って小競り合いを起こしたこともある。

趣味自分自身の“心”がモノを言います。ですが自分の“心”さえ誤魔化していたら、それは趣味として不適切ですわ」

だけど、社会人を続けていく中で何か思うところでもあったのだろう。

はいくつになっても学べる。

その学びを、今度は自分の親に教えているのかもしれない。

「それに、お父様。ワタクシもう成人してましてよ? さすがにキュアキュアは卒業しましたわ。だから同じジャンルの『キュークール』も観ていませんの」

「ソツギョウ? 卒業ってなんだ。好きなもの卒業なんてものはないんだぞ」

「お父様の手前、今まで言いにくかったのですが……とうの昔に興味を失っていましたわ。大した理由もありません。蝶が蜜を吸うのと同じですわ」

「な、なに?」

「お父さまがいつも言っていたことですわ。『他人趣味ケチをつけるな』と。だからワタクシも言わないようにしていたのです。でも、未だに誘ってくるんですもの

お互いのことを想っていたのに、すれ違っていたんだな。

自分の子供が卒業したものを、親が未だ持てはやす

その肩身の狭さに耐えられるほど、フォンさんの『キュークール』に対する想いは強くない。

娘への想いがきっかけで始めたんだ、娘には勝てない。

「はは……ワタシは娘の卒業式を見そびれたというわけか」

「お父様……あなたの“趣味のもの”に文句を言うつもりは、今でも毛頭ありませんわ。いくつになっても、環境が変わろうとも、好きなものをを貫く姿は素晴らしいと思います。ですが、“趣味との付き合い方”まで同じであろうともがく、そのお姿は美しくありませんわ」

こうして十数年越しに、娘の手から、フォンさんへ卒業証書が渡されたのであった。

「感動的な親子シーンですね……」

そうかあ? どこぞの作品より安っぽいドラマじゃねえか?」


…………

それから数日後、フォンさんはまるで憑き物が落ちたかのように元に戻った。

本当にあの『キュークール』には変な魔力でもあったのだろうか。

「フォンさん、最近キュークール』の話をしませんね。少し前までは、隙あらば語っていたのに」

「ええ、年甲斐もなく、ちょっとハシャぎ過ぎましたからね。これから等身大の楽しみ方をしますよ」

フォンさんは、そう爽やかに答えた。

「“等身大”……ねえ」

しかし、スタッフたちの反応は懐疑的だった。

「あ、あれ、シューゴさん、どうしました?」

ふと周りを見渡すと、スタッフ全員がフォンさんに冷ややかな視線を向けていた。

その突き刺さる視線意味を、フォンさんは理解できない。

ただ、漂う倦怠感にただ沈黙し続けるしかなかった。

サンドオフロ・サイレン

歌:サーモン&シーファンネル

やあ 大きいお友達

そのサブカル

痛々しくて キモい

薄っぺらくて サムい

体と 景色は 

ずっと前に 通り過ぎた

けれど心は そこかい

(おわり)

2019-05-13

晴れて無能の仲間入り

最近知ったのだが、「良い人間」というのは、他人誕生日は覚えているが年齢は覚えてない人間のことを言うらしい。

その理論で行くと、年齢だけ覚えてる俺は一体どうなるんだろうか?

人生で初めて留年というものをした。大学じゃない。高校2年でだ。

今は休学届を出して半ニート生活をしている。

経緯は色々あるが、ざっくり話すと

小学生不登校youtuberよろしく学校行きたくねぇななんて思ってたらあっと言う間に出席不足」

といったところだろうか。

最初は週1回程度の休みだった。

自分でもどうして学校行きたくないのか分からない。が、学校に行くと尋常ではないほど疲れる。

そんな感じだっただろうか。

このまま3年まで持つかな~と気楽に構えていたが、1ヶ月もかからない内にそれが2日になって、3日になった。

学校に行って、翌日は死んだように眠る。14時間とか。そして動悸を頭痛を抑えながら学校に行って、また休む。

で、気が付けばエブリイサンデイ状態

1ヶ月くらいは死んだように過ごしていただろうか。

色々なことを考えた。学校に行くメリットに、言い訳、んで今後。

それで結局、毎日学校行った方が良い」という結論に行きついてネットを見る。勿論学校に行くとまた精神科のお世話になるから行かないが。

これは不登校しかからない感覚だと思うが、「学校に行きたい」というよりかは「「学校に行く」をしたい」という感情がふつふつと湧き上がってくる。

翻訳すると、「そこに存在するだけで価値があると見なされる状態になりたい」といったところだろうか。

学校に行くと、それだけで「何もしていない」という虚無感から逃れることができる。

学校に行っていた頃は考えもしなかったが、今考えるとこれが学校の一番大きな役割なんじゃないかと思う。

まぁ、そこまで分かっていても、学校には行けない。日に日に増す虚無感に苛まれる一方で、この心の平穏恋しくてまらない。

学校に行っていた頃の死んだような生活よりかは、今はよっぽど手に命を掴んでいる感触がする。

感情的だと笑い飛ばしてもらって構わない。理性で動けたらそもそも学校なんて休んでないからな。

周囲からも、「良い子だったのに、どうして?」と言われる。

勉強はしていなかったが、成績はそこそこ良かった。

その言葉を聞くたびに、自分でもどうしてだろうなと不思議に思う。

大人しく学校に行ってればもっと可能性は広がっただろうに。

そして同時に、「これからどうするの? 大学行くの?」とも聞かれる。

その質問に、素直に「はい」と答えられないのが辛い。

大学に入った所でまた同じ様に引きこもりになったらと考えると、勉強する手も自然と止まってしまう。

結局、何がダメだったのだろうか。今もその答えは分からない。

何をするべきなんだろうか。理系だしAtCoderでも始めてみるのが良いんだろうか?

いや、普通に勉強しろよ。

そんなことを書いていたら、もう空が夜に濁っている。

昼に食ったファミマスティックパンがまだ腹の中で煩い

動いていないから腹が空かない、その事実がどうしようもなく苦しい。

どうやら俺はこのまま無能として腐っていくみたいだ。

ここまで書いて気付いたことがある。

「良い人間」ってのは年齢を覚えていない訳じゃない。年齢を把握した上でそれより低く言う人間のことだ。

これを覚えれば俺も少しはランクアップできるだろうか。

[] #73-8「娯楽留年生」

「話は聞かせて貰いましたわ!

「じ、じょ、ジョウ? なぜここに? 話を聞いていたって、どこで、どうやって……」

フォンさんは娘の電撃来店に慌てふためく。

「え、は? 何? あんたらどういう関係?」

この場に居合わせているだけのタケモトさんやマスターは尚さら事態が飲み込めない。

独特な格好をした女性唐突な登場。

その女性と何かワケあり雰囲気ゲスト

まりにも情報が多すぎる。

「あー、えーっと、ですね……」

「お父様、ワタクシはここ最近不思議でしたの。お父様の『キュークール』に対する、病的なまでの活動。ただハマったというだけで納得するには、あまりにも異常でしたもの

センセイが順を追って説明しようとしているのに、ジョウ先輩はそれを遮って一方的に語り始めた。

自分述懐を優先させるところはフォンさんと似ていて、やっぱり親子って感じだ。

「あそこまで執着していたのは……ワタクシのためでしたのね、お父様」

そしてジョウ先輩の口から語られる真実

だが俺たちにはまるで理解できない。

どうして個人趣味が、子供のためだったという話になるんだ。

「な、なんのこっちゃ……誰か、誰か説明してくれよー!」

タケモトさんの悲痛な叫びが店内に木霊した。


…………

それから語られる、ジョウ先輩の断片的な思い出話。

それを俺なりに組み立てると、こんな感じだ。

ジョウ先輩は小さい頃、とても消極的子供だった。

自分の考えを表に出さず、行動も控えめで周りに言われたこしかやらない。

口調も普通だ。

それは親に対してもほぼ同じだった。

フォンさんは仕事で忙しく、家にほとんどいなかったため娘と会話すらマトモにできなかったんだ。

年頃の親子とは思えないほど、二人の関係には距離ができていた。

しかし、そんな状態を『キュアキュア』とかいう、当時やっていたアニメが救う。

ジョウ先輩はその映像に魅了され、時に親の忠告無視するほど熱中することもあった。

しかし、そんな困った状況をフォンさんは逆に喜んだ。

消極的だった娘に自我が芽生えたと感動したらしい。

から、その心を育むため、フォンさんは娘の趣味咎めなかった。

しろ自分自身が率先して『キュアキュア』に入れ込んだ。

娘が好きなものを好きなように愛せるよう、怖気づかせないように、その姿を見せ続けた。

親子の交流も図れて一石二鳥だ。


…………

何となくだが、ようやっと話が見えてきた。

フォンさんの『キュークール』に対する愛情表現は、その頃の“クセ”ってことか。

子供趣味を、子供のように大人が楽しむには、多少の羞恥心は気にしてられない。

一般社会における大人モラル二の次だ。

ひとまず、どっかそこらへんに置いておく必要がある。

多少やりすぎでも、娘がそれで自信を持ってくれれば、と。

だけど、フォンさんは置きっぱなしにしてしまった。

どこに置いておいたのか忘れてしまったんだ。

(#73-9へ続く)

2019-05-12

「2社で正社員を始めます」を書いた人

この人は重いADHDだと思う。

思ったことをすぐに言ってしまう、深く考えられない。

方向音痴、二度の留年、すぐスマホPCを買い替えるなど。

あらゆることに関して、衝動が抑えられないのだろう。

ほぼ一日中Twitterでつぶやいているが、二社からクビになったらどうするつもりなんだ?

[] #73-7「娯楽留年生」

「『キュークール』も観ているんですか。キュアキュアを観ていたってことは、そういったジャンルはかなり長いんですねえ」

何が悪いんですか。子供の頃に持った趣味を、今もなお続けている。良いことじゃありませんか。悪い理由がない」

別に悪いとは言ってないでしょう。どうしたんですか、落ち着いてください」

フォンさんの拗らせ方は、些か厄介といえた。

「やはり子供がいると自分時間が徐々になくなって、以前のように趣味に没頭できなくなるでしょう」

子供言い訳に使う人は、所詮その程度だったんですよ。ワタシはキュアキュアを観ていました、子供と一緒に!」

「なぜ、そこまで“子供と一緒に”を強調する」

現在社会的生活を維持しつつ、趣味も維持する自分”というものに並々ならぬプライドがあるらしい。

趣味継続させる”って意識が、そもそもズレているような気もするが。

「この歳になっても最新の動向を追いつつ、長年続けていくのは趣味だとしても大変でしょう」

別に大変だと思ったことはありません。仮に大変だったとして何も問題はない」

「ふむ、確かに自分もこの年齢になってからアニメを観る量が増えましたからね。たまにちょっと疲れていて、観ている途中で寝てしまますが、ハハハ

「それって老人がゲートボール盆栽やり始めるのと同じ理屈でしょ。若い頃に始めた趣味継続させられるかって話と、ワタシの話を同列で語らないでくれ」

「さっきから、なぜそんな喧嘩腰なんだ」

しかも、酷く敏感になっている。

マスター個人的エピソードにすら、まるで自分否定されているかのように噛みつく。

あなたたちはワタシの趣味を軽んじている。年寄りの冷や水だと思っているんでしょう! ワタシが飲んだら腹を下すと思っている!」

周りの言葉が全てネガティブに聞こえているようだ。

言葉解釈差異こそあれど、“そう聞こえてしまうこと”に過敏なのは“思うところがあるから”だ。

他人生き方自分と違っていても、それはイコール否定にはなりえない。

趣味人の在り方だって千差万別だ。

自分は上手くいっているからだとか、自分のやり方がそうだからってのは大した理屈じゃない。

なのにそう言って憚らず、他人もそうあるべきだ、でなければ趣味人としては落第だと言うのは間違っている。

「ワタシはアニメに関する仕事をしているし、そういったものにも理解がある。ワタシは子供向けだからだとか、色眼鏡で見たりしない。ワタシは『キュークール』の大ファンだ!」

にも関わらずフォンさんは、他人姿勢否定して、己を大きく見せてまで自尊心を保とうとする。

ネガティブ思考で「自分ポジティブ趣味に励んでいる」と捲くし立てる。

翻って、どこかに負い目があることへの拒否反応といえた。

「あの作品には自由、愛、平和多様性が溢れているのに、あなたたちにはそれが分からないのか!」

そう語るフォンさんが、そのアニメから何も吸収できていないのは皮肉な話だ。

まあ、アニメの影響力なんて良くも悪くも所詮そんなもんってことなのだろう。


フォンさんの趣味アピールは留まるところを知らない。

「ワタシは楽しんでいる! 有意義だ! 納得している! あなた達とは違うんです!」

センセイたちはウンザリするしかないだろう。

とどのつまり趣味は各々が好きな配分でやるものだ。

マトモに笑うこともできないまま、いきり立って「自分は楽しんでますよ」といっても説得力はない。

それは、もはや趣味領域を越えているだろう。

「だめだ、だめだ。あの『キュークール』の素晴らしさと先見性が分からないなんて! アニメオタクに未だこんなのがいるから、この国は前時代的な表現がのさばり続けるんだ!」

フォンさんのおかしさを、恐らくセンセイたちも感じ取っている。

言語化して、指摘することもできるだろう。

だが、言わない、言えない。

なにせ本人が「楽しんでいる」、「有意義だ」と言い張っているから。

どんなに社会通念上やりすぎに見えても、個人自由から

から見て、明らかに意固地になっていたとしても、本人が良いと言っているのだから

非合法でもない限り、他人趣味にとやかく言うべきじゃない、なんて言うまでもない。

だが、それでも、今のフォンさんにあえて投げかけるべきはそういった言葉だ。

しかし居直られては、もう放っておくしかない。

余計なお世話をしてやる義理はセンセイたちにはなかった。

もし、言える人間がいるとするならば……。

「お父様……ひょっとして」

ジョウ先輩が何かに気づいたようだ。

突如、ドレスを着込んでいるとは思えないほどのスピードで走り出す。

そしてフォンさんのいる、喫茶店の扉を勢いよく開けた。

(#73-8へ続く)

忙しい時期に良く見る嫌な夢

忙しい時や焦っている時に良く見る夢に、大学生の頃に戻った夢がある。

単位が足りず留年しそうになる夢。

期限まで時間がなくひたすら夢の中で走り回る。

起きた時に、単位が足りない!ってなって。

「…落ち着け大学は既に卒業している。」って何時もなる。

もう十数年前の事ではあるが、いまだに嫌な記憶と一緒に思い出される。

フリーになって、仕事場寝床が隣だからこそいっそうひどくなった気がする…。

2019-05-11

[] #73-6「娯楽留年生」

しばらく歩くと喫茶店に着いた。

俺やセンセイの行きつけの店だ。

「ここでマスダのお父さんと、ジョウさんのお父さんが待ち合わせしている。マスダのお父さんはやや遅れてしまっているようだね」

なぜそれをセンセイが知っているのか。

まあ、恐らく俺の父を通じてフォンさんにこの喫茶店で待つよう連絡をよこした、とかだろう。

手回しが早いというか、回りくどいというか。

まさかあのアテもない徒歩の時間は、この場を調えるのも計算に入れていた、とか?

だとしたらセンセイには感嘆せざるを得ない。

もちろん、皮肉的な意味合いが強いが。

「とりあえず、私だけで話してみよう。君たちは離れた場所で、これを」

そう言ってセンセイは俺たちに録音機らしきものを渡した。

これで店内でのやり取りが聴こえるんだとか。

「センセイ、これ常備してるんですか?」

社会人の嗜みさ」

「ワタクシも社会人ですが、初耳ですわよ」

社会にも色々あるのだよ」

センセイにとっての“社会”とは、どういったものなのだろうか。

答えてくれるとも思えないし、もし答えてくれたとして逆にこっちが困りそうな気がする。

「では、行ってくる」


センセイはおもむろに店に入っていく。

「いらっしゃい」

「よお、センセイ」

店内にはマスターと、常連のタケモトさんもいた。

そして、センセイの言っていた通り、待ちぼうけをくらっているフォンさんも。

「おや、今日は珍しい客人がいるね」

センセイはあくまさりげなく、偶然の出会いを装う。

「ええ、仕事の打ち合わせで人を待っていまして」

「奇遇ですね。私もここで待ち合わせなんですよ。マスダっていう子なんですがね」

「……マスダ?」

「ん? 別に珍しい名前ではありませんが、何か気がかりでしたか。ひょっとして……あなたが待っているのもマスダだとか?」

「え、ええ、偶然ですね」

「まあ、彼は学生なので、あくま同姓同名ってだけでしょうけれど……もしかしたら親子なのかもしれませんね」

から聴いていて、なんとも白々しい、不自然なやり取りだ。

ともあれ、これで親と子の話をしつつ、フォンさんの趣味についても聞ける取っ掛かりは出来た。

「へえー、キュアキュア観てたんですか」

あくま子供と一緒に、ですけどね」

「まあ、きっかけが何であれ、大人でも好きな奴は結構いましたよ」

「そうそう、子供向けアニメだろうが作ってるのは大人なんだ。大人が観れるように出来てても不思議じゃない」

そこにマスターとタケモトさんも参加し、フォンさんの口も徐々に滑らかになっていく。

そうして会話を続けていくと、フォンさんがなぜ『キュークール』をあんな風に愛でるのか、その理由が徐々に見えてきた。

(#73-7へ続く)

子供を持たないのは合理主義からではない

私は生まれたくなかった。

小学生の頃から中学受験対策進学塾に通わされており、成績が伸びないと叩かれていた。

「生まれなければこんな目にあわずに済んだのに」と思いながら生きてきた。

小学生の頃から叩かれていなくても、誰でも人生のどこかのタイミングで叩かれる。

進学に失敗して、就職に失敗して、将来不安に怯えるかもしれない。恋愛に失敗して惨めな思いをするかもしれない。

結婚しても家庭が荒廃するかもしれない。子供がグレるかもしれない。中高年になってからリストラされるかもしれない。

こえてもこえても次のハードルがある。能力や幸不幸を品定めされる。友達としても、労働者としても、恋愛結婚相手としても。

人には価値多寡があり、他人他人を品評している。部下も上司を品評している。

誰も逃れられない。生まれると、採点し採点される中に強制的に放り込まれる。

他人を品定めするのが仕事という人間もいる。「与信」のような人間価値の数値化にも価値がある。

人間が冷たい動物だとは思わない。人間以外の動物もお互いを品定めしている。強くて偉い個体と、弱くて排除され死ぬ個体が必ずいる。

生命失望している。生まれても、ただ死の苦しみを恐れるはめになるだけ。生まれたことによって、死の苦しみを恐れさせられる。

命は醜くて薄汚い。浪人留年もせずストレート新卒就職できても、「全部ゴミ」という感想しか持てない。

毎日同僚とランチに行き、大学同期と土日はたまに遊んだりして、近況を聞いたり思い出話をしたり、それが何。別に無くても良かった。

過去2人と付き合い、現在彼氏はいるが、それが何。根本的に意味が無いとしか思えない。

今は通勤のために一人暮らしをしている。親と近かろうが離れていようが命に対する感想は変わらない。意味がない。価値が無い。

生き物が殖えるのは穢い。生き物が殖えるのは不愉快だ。おぞましい。

命は何も嬉しくない。何の喜びもない。コスパを考えて生殖を避けているのではない。絶対生殖をしたくない。

私は絶対に命を増やさない。

2019-05-10

高校中退した話

どこかに書き留めておきたかった。

フェイクは一切無し。知ってる人が見たら多分バレてしまうけど、それでも吐き出したかった。

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理科が好きだから、理数科のある高校に進学したい。

親にはそう説明した。

嘘ではない。実際に理科は好きだったし、数学も嫌いじゃなかった。

でも選んだ理由はそれだけじゃなかった。

 

高校知名度は下から数えたほうが早いだろうけど、偏差値は中の下付近で極端に低いわけでもない。

頭が良ければもっと偏差値が上の高校を選ぶし、頭が悪ければもっと下に名前を書くだけで通るという有名な高校がある。

大きな実績も歴史もない、そんな選ばれにくい高校

小学校中学校と暗い学生時代を過ごした私にとって、“同級生と一緒になる確率が低い高校学科”が高校選びの一番のポイントだった。

 

残念ながら中学同級生0人とはいかなかったものの、クラスに3人だけ、全員私と同性だった。

彼女たちは数少ない同じ中学出身者というだけで、私を仲間に入れてくれた。

私がいじめられっ子だったことは、勝手に水に流していて何事も無かったかのような振る舞いだった。

そのことに傷ついた。

中学ではただ周囲に合わせていただけで、自分たちを守るために仕方がなかったのかもしれない。

ならばなおさら、せめて一言だけでも言葉が欲しかった。

私が何年もつらい毎日に耐えなければならなかった理由が、空っぽだったのだから

私がつらい思いをしていた間、自分たちは守られていたのだから

 

でもそんなことを今さら蒸し返すまいと、終わったことだと思うようにした。

過ぎた時間は取り返せない。これから楽しくやれれば、いつか忘れられる日がくるだろうと。

しかし、そうはならなかった。

 

クラスには私のほかに、似た過去を持った子がもうひとりいた。

そしてその子は不運にも何人ものいじめっ子と同じクラスになった。

見かねて声をかけようとすれば、周囲の子たちが私を止めた。

そんな周囲を止める方法、変える方法がわからなかった。

あれよあれよと勢いと人数が増え、その子入学半月もせずに孤立して保健室登校になった。

 

大きなガラス窓の保健室は昇降口の向かいで、むしろ晒し者という感じだった。

登校して一番最初に見えるので、クラスメイトの一言目がその陰口になるのはほぼ必然だったのかもしれない。

の子教室にいないのに陰口は止まず、いつしかクラス内が常にギスギスするようになった。

 

クラスメイトの会話の内容は大部分が低俗週刊誌のようになった。

駅で見かけたというだけで盛り上がれるほど狂っていた。聞いていられなかった。

日に日に不安が大きくなっていった。

このままあの子保健室にいるとしても、教室にも標的が必要になるのではないか

そしてそれは私になるのではないか、と。

忘れようとしていた過去が蘇って、毎日が苦しくてどうしようもなかった。

周囲の言葉が全て私に対してのものに聞こえた。

 

予想通りあの子ネタはすぐに尽き始めて、他の人にそれを求めるようになった。

クラス内は決まったグループでほぼ固定され、互いに監視し粗探しをするようになった。

他のクラス上級生のこともあれこれ言うようになった。

あっちのクラスではこんな噂があるとか、着替えが遅いか更衣室を一緒に使うはめになって邪魔だとか、

会話ができる時間は誰もがそんなことばかり話していた。

 

私は、いつ小学校中学校時代のことが掘り返されるか不安不安でたまらなかった。

毎日が恐怖だった。

グループの誰かが口火を切れば、瞬く間に広まってしまう。

下手なことを言わないように、刺激をしないように、とにかく必死で顔色を窺った。

今日大丈夫でありますようにと祈りながら登校して

明日大丈夫でありますようにと祈りながら下校した。

 

状況は何も良くならないまま、夏休みになった。

朝起きても学校に行かなくて済む。それだけで救われた。

でもそんな天国のような時間永遠ではなく、夏休みは終わりを迎えた。

憂鬱しかたなかった。

また戻るのか、大丈夫だろうか、休みの間誰からも連絡がなかったのは何かあるからなのではないか

そんな不安がぐるぐると渦巻いた。

中学のころはそれでも登校できていたのに、もうできなかった。

それからは登校することなく家に引きこもっていた。

 

ひと月が過ぎたころ、担任がやってきた。

うちのクラスは40人いるけど8人が同じように学校に来てなくて、先生も参っている。

女子も何人か休んでるけど、誘い合って一緒にがんばって登校してみないか

そんなことを言っていた。

ぼんやりと話を聞きながら、40人中8人って多いなと考えていた。

そして休んでいるのは私だけじゃないということに、なぜか少しだけほっとしていた。

 

どうして登校しないのかと尋ねられた。

いろんな思いが膨れ上がって、言葉が出せなかった。

唯一絞り出せたのが、あのクラスにいることが辛いという一言だけ。

の子いじめ関係があるかと聞かれ、頷いた。

中学のころの出来事フラッシュバックするのだと伝えるよりも先に、担任が口を開いた。

クラス内にいじめがあることは知っている。

しかし、先生間でもいじめはある。どうしようもないことだ。

ほかの人がいじめられてるのが辛いなんてピュアな心はいいけど、それじゃあダメだ、と。

 

担任は、生徒のいじめを止めさせるのではなく、やられる側が諦めることを求めていた。

それに見当違いだ。

しかに誰かがいじめられていたら心が痛むけど、私が一番苦しいのはそこじゃない。

私の過去担任は知らないのだろう。

しかし伝えたらどうなる。ここから広まっていくのではないか

きっとすでにクラスでは私のことが知られているだろう。そこにさら自分で油を注ぐような真似はしたくない。

一度は伝えようとしたことを話すのをやめた。

 

いっときだけ仲間に入れてくれた同じ中学の子たちからは、そのあとも一度も連絡はなかった。

わかってはいたけどやっぱりな、という気持ちだった。

担任以外、誰も私を訪ねる人はいない。あのクラスに私の居場所はきっともう無い。

私はますます引きこもっていった。

 

秋が過ぎ冬になり、新年を迎えたころに再び担任が訪ねてきた。

このままだと留年になるからと、休学か退学をすすめられた。

ここで休学にしたところで、行ける気も、行く気もしない。

私は退学を選んだ。

大学無償化対象じゃなかった 死にたい

世帯年収270万以下、住民税課税世帯、2人兄弟の弟 短大

1999年まれ2018年高校卒業 2020年卒業見込

施行前に卒業するしやり直すにしても高卒2年縛りにひっかかる

四大に行きたかったけどウチには金がないの一点張りで反対される

半年以上喧嘩し続けたが親父は元々アスペ気質があってこっちの主張を1mmも聞いてなかった

奨学金申請書類サインすらしてくれない

進学先がない最悪の展開を避けるため土下座して頼み込んで、短大行けるように漕ぎつけた

貧困で産んだ親を憎まない日はない

でも自分で最善のことはしたと思ってる

「殴らないだけ感謝しろ」と言われ続けて、自分でもそう思うようにしてた

大学無償化ニュースでびっくりして飛びついて、年収子供の数もクリアしてる!と歓喜して

詳細を見て泣いた

あと1年遅く生まれてたら

高校留年して高卒の時期をズラしてたら

俺はやり直すことすらできない

まれてきたことを後悔してる

貧しい思いをしてそれでも頑張ってきた

後の世代はもう苦労しなくていいことを喜ぶべきだって人は言うけど

じゃあやり直しすら効かない俺の人生は?

今日まで耐えて生きて生きてきたけど

親を恨まないように堪えて来たけど

もう限界

父親との思い出:

ユ〇クロで安売りだった服をたくさん買ったら

俺の金で贅沢するなと殴られた

学校友達貧乏だとバレないように、少しでも良く見せたかっただけなのに

ユ〇クロは安いブランドだといくら説明しても一切聞く耳を持たなかった

ファストファッションという概念もない、知的な困窮

しかも親父はそのことを忘れてる

まれたくなんかなかった…

今はただ、死にたい

どうか死なせてくれ

[] #73-5「娯楽留年生」

ジョウ先輩の話は予想以上に長く、結局バス目的地に着いても終わらなかった。

しかし、途中で中断するのも気持ちが悪いと、ジョウ先輩とセンセイの間で意見が一致した。

俺もセンセイの手前、「急ぎの用はないですが、早く家に帰りたい気分なんです」とは言えない。

ということで、三人で適当場所で降りて、どこへ向かうともなく歩きながら会話を始めた。

「……つまりあなたのお父さんが『キュークール』に熱を上げすぎていると」

ジョウ先輩の父とは、フォンさんのことだ。

俺の父と仕事仲間である

なので最近のフォンさんの動向は、俺もちょっとだけ聞いた覚えがあった。

だが、まさか自分の子供にそう思われているほどだとは。

「確かに、いたたまれないですね。中年の身内が流行りに乗っかる姿は、子にはキツい」

「いえ、それ自体は気にしていませんの。何か夢中になれるものがあるのは素晴らしいことですわ」

適当な相槌を打ってみたが、月並み意見で一蹴された。

では、何が問題だと思っているんだろうか。

「父は……些か無理をしているようですの。心と体の間に溝ができてしまっている」

ジョウ先輩が言うには、フォンさんの『キュークール』に対する振る舞いは、身の丈にあったものではないんだとか。

その“身の丈”がどんな形と大きさをしているかイマイチ要領を得ないが。

ジョウ先輩の服装言動は“その類”に入らないのだろうか。

まあ、話がこじれるだけなので口には出さないが。

「父は内心、『キュークール』をそこまで評価していないんですの。けれどアレを愛し、そんな己の姿を周りに誇示する。そうすることで父は“何か”を守っているようですわ」

「“何か”、とは?」

「それは分かりません。ただ、無理をして『キュークール』に“熱中しているフリ”をしている、それは確かですわ」

「子の勘、って奴ですか」

「確かな経験則です。ワタクシのこのスタイルは、元を辿ればアニメキャラクターきっかけ。それを自分の中で十数年かけて浸透させたんですの。そんなワタクシだからこそ断言できますわ。父は馴染んでいないし、これから馴染むこともない、と!」

そこまで言い切るからには、きっと“何か”あるのだろう。

壊れていない家電製品ゴミ置き場に放つが如く、フォンさんは恥や外聞を捨てている。

そこまで思い切るには、それなりの“理由”が必要だ。

オサカの奴も『キュークール』をやたらと語っていたが、あいつはブログレビュー記事を書いているので、そこからくる言動だってのが分かる。

ではフォンさんの場合はどうだろうか。

単に『キュークール』に滅茶苦茶ハマっている人……とするには、あまりにも目に余る。

ジョウ先輩の心配事はそこらしかった。

「それで、真相真意が分かったら……あなたはどうしたい?」

「父には己の自我と向き合い、思うまま受け入れ、相応に振舞って欲しいだけですわ。ワタクシがそうであるように」

何だか説得力があるような、ないような。

素直に納得するにはジョウ先輩のケースは特殊な気がする。

「そうか……では、私が君のお父さんに尋ねてみよう」

センセイが予想外のことを言い出す。

「……センセイ殿が、ですか?」

ジョウ先輩の話を随分と聞きたがると思っていたが、そこまで首を突っ込みたがるほど興味があったのか。

「ええっ、本気ですか。センセイって、そんなにお節介人間でしたっけ」

仕事柄、知らんぷりともいかなくてね。その『キュークール』ってのは、ラボハテの息がかかったアニメなんだろ?」

なるほど、だからセンセイは関心が強かったのか。

……いや、それがどう関係しているというんだ。

「センセイってラボハテ関係お仕事でしたっけ」

俺がそう訪ねると、センセイは「しまった」と言った顔をする。

「……まあ、そんなところ。相手が言いたがらないのに、あまり詮索するものではないよ、マスダ」

明らかに取り繕っているのは気になるが、俺は言われたとおり詮索しないことにした。

これ以上の面倒くさい展開は避けたい。

(#73-6へ続く)

2019-05-09

[] #73-4「娯楽留年生」

そんな状況に心を痛める者が一人いた。

知る由もない俺は、ひょんなことからその人物と邂逅する。

「あら、マスダ。奇遇ですわね」

ジョウ先輩だ。

「あ、どうも……」

バスの中で話しかけられたのでは知らんぷりもできない。

俺は気まずそうに会釈をした。

普段電車通勤じゃなかったでしたっけ」

今日のワタクシは有給ですわ」

とってつけたようなお嬢様言葉に、とってつけたようなお嬢様服。

見た目や言動が強烈なのも相まって、俺はこの人が苦手だ。

「へえ、マスダ。このような御令嬢と知り合いだったのかい。人脈が広いね

隣にいたセンセイが会話に入ってくる。

実際にはセンセイと俺の会話中にジョウ先輩が入ってきた、といった方が正しいが。

「いえ、センセイ。彼女が在学中に先輩後輩の関係だっただけですよ。この喋り方や服装彼女趣味なんです」

「え、じゃあ、それはただのキャラクター作りの一環というわけかい

センセイ、そこはあまり掘り下げなくてもいい。

大したものは出てこないから。

「おや、それは……気をつけていたつもりだったが、見た目や言葉遣いで安易に人を判断してしまったようだ。申し訳ない」

「むしろ安易判断してくれて結構ですわ。そのためにしているのですから

「ほう、そこまで割り切れるとは、達観した考えをお持ちのようだ。あなたにとってそれは、もはや体の一部なのですね」

「そう評価されると、さすがにちょっと照れますわね」

初対面なのに、センセイはよく落ち着いた対応ができるな。

居心地が悪いのは、二人に挟まれている俺だけのようだ。

「ただ……周りがどう思うかを気にしすぎないのも考えものですわね」

何やらジョウ先輩が通俗的なことを言っている。

いや、この人は普段から割と俗っぽいから、驚くには値しないが。

その日はいつになく感傷的だったので印象に残った。

だが、ここで興味本位に追求はしない。

明らかにジョウ先輩は話を聞いて欲しそうな素振りだったが、俺はこれ以上、話に花を咲かせたくなかった。

こっちはその養分を吸われるからな。

「……と、言いますと?」

まあ、俺にそのつもりがなくても、センセイが聞き出してしまうため無意味ではあったが。

「話してもよろしいですが……長くなりましてよ、少々」

「大歓迎さ。目的地に着くのはずっと先なのでね。君もそうだろ、マスダ?」

「……生憎、そうですね」

これだからバスは前時代的な乗り物に成り下がるんだ。

「では……そうですわね、まずはワタクシの父について、お話しましょう」

そうしてジョウ先輩は、初めからそのつもりだったのを証明するかのように淀みなく話し始めた。

(#73-5へ続く)

anond:20190508035136

小中高帰宅部大学は大鬼で数人しかとっていない講義ばっかりで、必修もシケ対と一切かかわらずにサークルも一切入らずに研究室院生が俺一人だけだったというガチぼっち学生生活を過ごした俺から一言

ぼっちうつ病は違う

その症状はうつ病だ。ぼっちが原因に見えるが根本原因をまず直せ。心療内科いけ。

うつ病を「ぼっちのため病んだ」と誤解して適切な治療を受けられずに退学していった奴は多数いる。

総合大学なら学内病院でもいい。窓口が絶対ある。

試験は(いい意味での)大鬼を取れ。必修は半分諦めろ。

大鬼の講義試験一発レポートなし出席点なしというパターンが多い。「レポートだけで優くれました^^」みたいな講義ぼっちにとっては逆に鬼門だ。大鬼の講義は30人収容教室に5,6人とかでとても快適である

必修はまじで糞に当たる可能性も多いので半分諦めよう。英語重要な科目だけ真面目にやってればいい。

いい成績を取らなくてもいいからいい学科・いい研究室にいけ

ぼっちだとどうしても周りに比べて成績は落ちる。奴らは過去問シケプリ等の合法的カンニングに長けているからだ。

だが学内の成績と、卒業後の学業評価は全く別であることを覚えておきたい。

例えば東大理系では、コミュ力MAXまで発揮し過去問を大量に手に入れ平均点を85点まで伸ばしてようやく進学できる理学部物理学科は学内ヒエラルキーとしてはトップクラスであるものの、卒業後はぼっちPCポチポチしていただけの理学部情報学出身に圧倒的に負ける確率が高い。そんなものである

カーチャン弁当は遠慮しよう

もし実家住まいでかーちゃんとかが弁当を作ってくれてる場合、本当に申し訳ないのだが遠慮して外で買って食べるようにしよう。

休み教室とか外で一人で弁当を食べていると本当に周りがうざいことが多い。大学側も基本は食堂で食べることを想定しており、事務員等に嫌な顔をされることも多く、精神衛生上よくない。適当ウィダーinゼリーぐい飲みして図書館勉強したりするのがよい。

精神理由による休学は絶対にだめ

どんな手を使ってもいいか留年せずに卒業しよう。ウェイウェイやりすぎで1年留年したやつを今後30年見下せる。

そういう負のパワー大事。もしそいつらが留年しなかったとしても、逆の立場になるリスク回避できたと思えば安いもの

学校大学基本的に居着くところではない

サークル等でダラダラ残っているのが充実した大学生活、という人もいるだろうがそういうやつが会社でダラダラ残って生産性を下げている元凶なので「あー生産性低い人生送ってるなー」ぐらいに思っておけばよい。

就活会社ちゃんと選べ

就活会社ちゃんと選んだほうがいい。就活の時期になるとウェイウェイ勢が「パナ○ニック内定取れた~」とか「ソ○ー楽勝w」とか言い出して心理的圧迫をかけてくるが、実は有名メーカーは30歳でせいぜい年収600万程度である。こういう会社を一緒に受けてもウェイウェイ勢しかからず、落ち込むかもしれないが、実はそういう人で固まってる会社というだけであり、しかもまともな技術者がいないので競争力が低く給料は安い。

そんなところよりも某フリマサイトとか某クッキングサイトなどの有名Web系に入ると30歳で年収1000万、ウェイ勢は白い目で見られるといった環境が君を待っている。

2019-05-08

大学ぼっちなのが辛すぎて休学したい増田

anond:20190508035136

書かなきゃいけない気がしたので書く。

俺の大学入学以降の経歴

1年目 入学

2年目 留年確定

3年目

4年目 休学(1年間)

5年目 復学

6年目

7年目 卒業

8年目 既卒就活

9年目 就職

今 生きてる

大学ぼっちなのが辛すぎて休学したい」

周囲がウェイウェイガヤガヤしている中で自分孤立しているのは確かに辛い。

だが周囲をもっと注意深く見回してみろ。孤立してる奴はお前だけじゃないはずだ。必ずいる。お前が孤立しているように俺も孤立していた。ぼっち遍在する。お前はぼっちかもしれないが、一人ではない。

から何だと思うかもしれないが、「一人ではない」ということは「同じような悩みを抱えた奴も一人どころではない」ということだ。それはつまり相談窓口がある」ということだ。

構内のビラ、掲示板大学ウェブサイト…注意深く見てみろ。「相談室」「保健センター」「保健室」そういう類のワードだ。大抵の大学にはこういうサポート存在する。

この手の窓口はまず間違いなく無料だ。たっぷり時間をかけてカウンセラーと話せ。気後れするかもしれないが、安くない学費を払ってるのだからそれくらいやってもらわないと困る。主に俺のような奴が。

ところで、カウンセリングは全てを解決しない。だがカウンセリングを、他者との会話を通じて見えてくるものはある。例えば「自分が何を辛いと思うのか」だ。漠然と「辛い」と思うより具体的に「◎◎が辛い」と掘り下げた方が対処やすい。

例えば「ぼっちなのが辛い」にもいろいろあって、「ぼっちであることで不利益を被るのが辛い」と「ぼっちであること自体が辛い」とではそこそこ違いがある。

前者を更に掘り下げると「休んだ回のノートを借りられない」とか「試験情報共有ができない」とかだ。ここまで具体的な事象に落とし込めばぐっと対策が立てやすくなる。例えば「教員に参考文献を聞いて自学自習する」「オフィスアワーに教員に直接聞きに行く」「ネット掲示板Twitter検索する(大規模な大学学部であれば有効)」などだ。教員は友人ではないが、基本的に味方だ。

後者場合は少々厄介だが、手がないわけではない。人間本質的孤独だが、他者との交流を持つことで孤独感を和らげる生き物だ。ならば他者との接点を増やして交流への足掛かりを築こう。

大学2年生であれば他者との接点は「講義」「アルバイト」「ゼミ研究室(3年次からが多い)」「サークル」「SNS」「学外のコミュニティ」が主軸になるだろう。前2つについては申し訳ないがアドバイスできることが殆どない。何故なら奏功しなかったからだ。これは俺の限界でもあるが、自分限界認識しその範疇でできることをやることも大切だ(自己弁護)。

ゼミ研究室についてだが、増田が今2年生ということは学部・専攻によってはゼミ研究室の話が出てくる頃合いだと思う。少人数ゆえに距離は近いが、同期や先輩との相性に加えて指導教員との相性もあるので、合わない人は合わない。中には一生ものの友人と出会う人もいるが、合わなければさっさと割り切っていくしかない。自分後者だった。あっ、これも奏功してないな?

サークルについてだが、それなりの規模の総合大学であれば「サークルリセマラ」が利く。都市部であればインカレサークルもありだろう。なんとなく興味を持ったサークルにふらっと寄って、なんとなく雰囲気が合うなとか、話しやすい人が多いなとか思ったら残り、そうでなければフェードアウトする。新参が一人来なくなったところで誰も気にかけないので、こちらも気にしないことだ。コミュニケーション能力を高めるより、自分コミュニケーション能力でも溶け込めるサークルを探した方が話が早い。相性もある。あとは試行回数。

自分語りで恐縮だが、俺が大学生活で最も長く在籍したサークルは2年生になってから入ったところだった。集まることは集まるが、互いにさほど深入りしすぎず、孤独とゆるく付き合っているような人が多かったのが俺には合ってたのかもしれない。休学中もサークルには時折立ち寄るなど、サークル存在は立ち直る上で非常に大きかった。

何が言いたいかというと、一つで十分なのだ。何か一つ自分の居場所を確保するだけでかなり違うということだ。俺は講義でもゼミでも孤立していて、教室の前まで来たのにどうしても入れずにそのまま帰ったり、アルバイト募集電話をかけられず断念したり、そういう学生生活を送ってきたわけだが、サークルの片隅に居場所ができたおかげでなんとか致命傷で済んだ。

しかし、例えば増田地方単科大学に在学中だとしたらサークルリセマラはちょっと難易度が上がる。学生数が少ないとサークルの数も少ないからだ。そこで「SNS」「学外コミュニティ」も有力な接点となってくる。今はインターネット同好の士を探しやすい。自分学生時代はmixi全盛期でクローズドコミュニティが多く辛かったが、今主流のTwitterはとてもオープンだ。何より大学の外の人たちは自分視野を大きく広げてくれる。視野とはつまり「なんとかなる」という感覚だ。

大学というある種閉じた場所孤独と向き合うばかりだと、周囲とのギャップ自分がひたすら惨めに思えてくるものだ。だが世の中には孤独うまいこと付き合いながらそれなりに楽しくやってる人たちが実は沢山いる。サークルSNSや学外コミュニティでそういう人たちと出会うことで孤独に耐え得る価値観を知ること、そして「孤独でも案外なんとかなるんだ」という感覚を知ること、それがつまり視野の広がり」なのだと俺は思っている。価値観は柱だ。柱は多い方が頑丈なのだ

勝手に涙が出てくる」という記述について

これは鬱の初期症状の可能性があるので早めにカウンセリング心療内科受診が望ましい。上述した通りまずは学内カウンセラー相談の上で受診検討した方がよいだろう。

休学についてだが、積極的にはおすすめしない。休学は基本的に「問題一時的な凍結」でしかいからだ。それでも心身が休養を要するのであれば一つの選択肢になり得る。ただし、カウンセラー医師家族相談して慎重に決めるべきだと思う。例えぼっちでも学業面に問題がないのであれば休学しないに越したことはない。

俺が休学を決断したのは自宅から出られず引きこもる日が増えた頃だった。学業生活に支障をきたすようになったら一つの目安かもしれない。だがいずれにせよ、自分一人で決めるべきではないというのは間違いないだろう。

==============

いまいちまとまっておらず乱文乱筆で申し訳ない。一連の話はあくま自分生存バイアスを通したものしかないのも重々承知している。人にはそれぞれの地獄がある。ある人にとっては何てことなくこなせることでもまたある人にとっては地獄の苦しみだったりする。

からここに書いたことが全てお前のためになるかは分からないし、保証もできない。何故なら俺はお前ではないし、お前も俺ではないからだ。

だが、自分大学生活のことを思い返すと居ても立っても居られなかった。

自分経験と、それを通じて考えたこと・実践したことをここに記すことで何らかの助けになることを願っている。

[] #73-3「娯楽留年生」

キュークール』の話題は、弟のクラスで持ちきりだ。

「うちの両親がやたらと一緒に観たがってさ。僕はそこまで観たいと思ってないのに」

「あ、あた、おれもそんな感じ。『タメになる』とか、『あなたにとって、いいものから』とか何とか……」

しか物語だとかキャラクターについてだとか、アニメの内容に関することではなく、それを観ている親についての愚痴に近かった。

「まあ、あれって如何にも女子向けって感じだしな。俺たちが観るもんじゃない」

私、女だけどキュークール』は好きじゃないわ」

「あ、あれ……意外だね。タオナケは好きそうなのに」

「私、その言い方すごく引っかかるんだけど、どういう意味なのかしら? 女子の大半はああいうのが好きだと見くびってるわけ? それとも私個人に対するイメージ押し付け?」

「おいおい、ドッペルにそういう絡み方してやるなよ」

こんな調子で、本来想定されているであろう層への評判がイマイチという状態だった。

「私、うまく言えないんだけど……あのアニメって大人の顔色うかがいながら作ってる感じがするの。しかも……うちのママみたいな一部の大人の顔色」

明け透けにモノを言うタオナケが、なんとも歯切れの悪い言い方をしている。

自分の親が観ているからなのか、言葉を選んでいるようだった。

「な、なんか変な感じだね。子供よりも大人の方が熱中してるだなんて……」

「いや、むしろそのせいだろ。大人がマジになればなるほど、俺たち子供はヒくんだよ」

弟の指摘がどこまで的を射ているかはともかく、実際『キュークールの子供ウケはお世辞にもいいとはいえなかった。

しかし大抵の子供は、そういったリアクションを上手く伝える術を持たない。

親が観たがるので、子供は隣で黙って観るしかなかったわけだ。

俺も弟たちも、『キュークル』の面白さがイマイチ理解できないでいた。

観ている人がいるってのは分かるし、彼らが何に熱中しているかってのも表向きには分かるんだけど。

理解、納得、共感、それらの間に大きな溝があるように思えた。

こうして大人子供の間で意識が剥離していくなか、『キュークール』は“流行って”いった。


…………

父の周りでも、やや特殊な状況ながら『キュークール』の話題は盛んだった。

だけど、少し状況や認識が違う。

「『キュークール』の15話、ネットですごい話題のようですね」

「そうらしいな。オレは何が面白いか分からんので観ていないが」

シューゴさん、監督なんですから話題作品はチェックしといた方がいいですよ。そもそも、観なければ面白いかどうかも分からないでしょ」

理屈なんていらねえ。オレくらいになると、観なくても面白いかどうか分かるんだよ。オレが観たいと思えない作品イコール面白くない、これが名実。他の奴らがどう思うかなんて関係いね

「……まあ、個人自由なので結構ですが、それをインタビューとかで誇らしげに言うのはやめてくださいね。分かる気もないのに、分かってるようなことを言ったらまた火傷しますよ」

父の職場アニメスタジオなので、同業の話題には注目せざるを得なかった。

「あ、お二人方、おはようございます。『キュークール』の15話、すごかったですねえ。1話から出ていたモブキャラが満を持して変身を……と思いきや、まさか拒否。『誰でも魔法少女になれる』っていうコンセプトのアニメで、あの展開をやるなんて。個人自由意志を尊重しているというメッセージが、これでもかと押し寄せてきますね!」

だが、それを抜きにしても同僚のフォンさんは格別だった。

作品の動向をチェックしているというよりは、ただファンになっているようだった。

「ワタシ感動しちゃいましたね。とうとう子供向けアニメも、ここまで来たかと。感動のあまりキュークールクーラー』買っちゃいましたよ。ほら、魔法の力で、いつでもどこでもチョー涼しい! これでもワタシも魔法少女!」

「いや、それ携帯扇風機だろ……」

しかも、かなり重度のファンだ。

父とシューゴさんは、そのご執心っぷりに戸惑うしかなかった。

(#73-4へ続く)

2019-05-07

[] #73-2「娯楽留年生」

ラボハテ』っていうロボットメーカーが、以前から力を入れている企画があった。

それが『魔法少女プロジェクト』とかいうヤツだ。

「誰でも魔法少女に変身して、素敵な力を使える」っていうふれ込みらしい。

プロモーションの一環で、俺の住む町にも魔法少女がいる。

時おり、町で自警活動やらアイドルの真似事をやっているのを見かけるが、そんなに大したもんじゃない。

やってることは大掛かりだが、実際にはキツい格好をした少女アンドロイド遠隔操作しているだけ。

使える魔法超能力の応用に過ぎない。

変身しているというよりは、ゲームキャラクター現実で動かしているようなものだ。

この町にいる魔法少女だってアラサー女性ボランティアでやっている。

ロクな企画じゃないし、企業としてもどうかと思う。

技術的にはすごいことをやっているのかもしれないが、夢のある話とは言いにくい。


ラボハテも手ごたえを感じていなかったのか、プロジェクト認知度をより上げるために新たなプロモーションを打ち出す。

そうして『キュークール』というアニメ放送された。

キュートでクール女の子たちが主役のアニメで、魔法少女に変身して様々な事件解決するのが主な内容だ。

主役以外にも、老若男女なゲストキャラも変身して「誰でも魔法少女に変身して、素敵な力を使える」ことを強く宣伝している。

ある種ノスタルジーを感じる作りと、現代的なテーマが一部の大人たちにウケて、にわか話題を集めているらしい。

バイト仲間のオサカが、そう言っていた。

子供向けじゃないねあれは。いや子供騙しって意味じゃなくて中々に侮れない作りって意味だけど。一昔前の女子向けアニメオマージュした演出が多くてでも話のテーマ現代社会問題を扱ってて話題性がある。あれは子供向けアニメの皮を被った大人向け作品だ」

こんな調子に、聞いてもないのに隙あらば語ってくる。

「お前がその作品を好きなのは十分伝わったから、その辺にしないか。その口を動かすエネルギーバイトのために温存しておこうぜ」

「いや別にキュークール』好きじゃないよ」

「えぇ?」

「まず基本子供向け作品だという視点で作られていない。エンターテイメント性が希薄子供が置いてけぼりだ。大人しかからないようなネタは昔のアニメにもあるが大筋は子供でも理解できて楽しめるように作られていることも多いのにそういった噛み砕きが『キュークール』には足りない。現代的なテーマ選びや話作りも説教臭くて陳腐だとすら言える。画一的ソーシャルアジェンダ推し進めようっていうエゴ押し売り感が酷い」

ほんと、こいつはどんな作品だろうがわざわざ観て、やたらと熱心に話したがるよな。

そうまでして語らせる、何らかの魔力でもあるのだろうか。

カタリノ夜

作詞:ナツニ 作曲DK.HONMA 歌:ポリティカルフィクション

大人のために作られた 子供向けなんかに

僕は簡単に 想いを重ねたりはしない

「善良デアレ」と責める この界の基本構造

イージジャスト! イージーダウト! イージードーン! 

想像していたよりも ずっと未来は堅実的だね

彼らもしばらく 普通になる予定はなさそうさ

 

そして今日ビート坂に乗り 無口な他人ネットで語るよね

からLOLI LOLI ダメから

虚構でも 許さな

暴力 暴力 エロだけは

オリジナル作品貫いて

あの意図だけ 心の清涼剤

忘れてるね

ドンミー ドンミー ツヨクヨワイ女性

ドッチ ドッチ カタルヒトリノ夜



「……つまり自分が言いたいのはそういうことさ」

「どういうことだ。なんだその歌」

「あれこの歌をご存じない? ジェネレーションギャップ

俺とタメのくせに、何を懐古ぶってんだコイツ

(#73-3へ続く)

2019-05-06

[] #73-1「娯楽留年生」

好きなものに対する拘りは人によって違う。

ある人は知識豊富だったり、ある人はモノを集めたり、ある人は独特なアプローチを図る。

同じものが好きであっても、理解度や有り様は全く異なるんだ。

それでも言えるとするならば、関心のない人よりも見えている景色が違うのは確かだってこと。

だけど“恋は盲目”って言葉があるように、好きであればあるほど物事は不鮮明に映りやすい。

その時、どういった姿勢が問われるか。

誰が、誰を、どのように問うのか。


…………

「卒業」って言葉を聞くと、俺たちみたいな生徒は学校のことを連想するだろう。

だけど、その他のシチュエーションで使われるケースだってある。

例えばアイドル

「はあ~」

カン先輩、溜め息をつくなら、せめてペースを落としてくれませんか」

「そりゃ、無理な相談やでマスダ。むしろ溜め息で済んでるのを感謝すべきや」

最近カン先輩は、バイト中いつもこんな調子だ。

応援していたアイドルが数週間前に卒業して、未だそのショックを引きずっている。

黙々と作業をしている時にふと思い出してしまい、それらが二酸化炭素として排出されるメカニズムらしい。

「ワイらのアメ子ちゃん卒業……普通女の子に戻ってもうた」

“ワイら”ってことは複数人の共有物なのか、“普通女の子”って何を基準に言ってるのか。

卒業”って言ってるが、要は“引退”の言い換えだとしか思えない。

俺がその界隈について詳しくないからかもしれないが、カン先輩の言動には疑問符が溢れ出てくる。

「気になったんですけど、なんでアイドルが辞めることを“卒業”って言うんです?」

「ああ?……そりゃあ、“辞める”とか言ったらバツが悪いからや」

「“卒業”って言えば、バツが良くなるんです?」

「……マスダ、その聞き方、めっちゃ腹立つわ」


こんな感じで、卒業ってのは学校のそれとは違い漠然としている。

学校における卒業は、様々なことを学んだ結果おとずれる。

次のスタートへ向かうために設けられている、定められた一つのゴールだ。

環境の変化に未練こそ感じても、基本的には前向きに進むものとして存在する。

後ろ向きのまま歩いたんじゃあ、危なっかしくて進めない。

そう認識している俺にとって、他のケースで使われる“卒業”という言葉はどうも計りかねた

趣味などをやめるのも卒業って呼ばれるが、あれも漠然としている。

卒業できる段階、時期がちゃんと決まってないからだ。

そのせいで人々はい卒業するのか、そもそもすべきなのかすら分からない。

不透明な姿で在り続ける留年生だ。

いや、そもそも卒業って表現が不適当なのだから留年生と呼ぶべきではないかもしれないが。

それでも、あえて“留年生”と呼ぶのなら、その人達はいつまで“趣味という名の学校”にいられるのだろうか。

とあるアニメが地上の波を漂う時、一人の留年生はその資質を問われることになる。

ちなみにカン先輩のことじゃない。

(#73-2へ続く)

2019-05-01

天皇かい生前退位した陰キャラwwwwwwwwww

あい、あのー、今日はね、2019年4月30日。えー、5時32分ね、夕方の。天皇がね、辞めました。あの皆っ知ってると思うけど、辞めやがってあいつ。天皇を辞めやがってよ。でー、まさっきまで、テレビ見てて。生前退位儀式見てて。それ終わって今すっ飛んできて。動画ね、撮ってんだけど。あのー、ちっ、すー、まあ世間はねえあの、天皇陛下お疲れ様でしたと。これからはね、ゆっくりね、ご自分時間を過ごしてください。みたいな、そんな声でね、溢れかえってるけど。(ドンッ)ふざけんなよ。なに辞めてんだよお前。おい。あのー、俺はね、俺はね。今、中央大学商学部会計学科4年、高学歴皇室ジャーナリストのね、私ステハゲは認めないからね。すー、ということでね、あの今回ステハゲのね、時事問題シリーズ第2弾としてね、天皇生前退位を、ぶったぶった切る。

あのなんでね、なんでね、この俺がね、このステハゲがね、ここまでね、ブチ切れてるか。天皇生前退位にね、世間はね、歓迎ムードの中で、ただ一人ブチ切れているかっていうとね。やっぱねえ、あのー甘えだと思うんだよね。その、まあ皆もう知ってると思うけど、ニュースとか色々見てると思うけど、天皇はねえ、もう死ぬ前に生前退位っていってね、自分皇位自分のね、子供に譲るっていう、生前退位をしたっていうのはね、今まで202年間なかったんだよね。最後にね、この日本っていう国で生前退位が行われたのは202年も前の話なんだよ。でこの202年間ね、誰一人として、天皇はね、生前退位なんていう甘えにね、甘んじることなくね、自分公務を全うしてきたんだよ。その点でまずね、何でお前だけ辞めてんだよ、おん。ってのを言いたい。で、次はね、まこれはねやっぱね、あの-みんな国民の皆も思う事だと思うんだけどさ。僕らやっぱ、ね国民日本国民はさ、毎日毎日日々ね、汗水垂らして、働いてる訳じゃないですか。で汗水垂らしてね、仕事して。で学校行って、勉強して。そんなね、あのー、日本国民がね、毎日必死になって生きてんのに、何でお前、日本日本の、象徴かいうね、お前が勝手に辞めてんだよ、ちっ。すー、そこはね、納得がね、行かないんだわ。ホントに、。おん、ちっ。ちょっとね、うん、すー一国の象徴がね、ふざけた真似されたらね、萎えるんだよほんとに。

でー、ちょっとねあの、ウィキペディアこれね。あの、天皇ウィキペディアなんだけど、これ明仁っいうさっき辞めたあいつのね、ウィキペディアだけど。明仁ね。ちっ、舐めた名前しやがって、おい明仁ね。聴いとけよ、お前ちゃんと。明仁ウィキペディア行くとですね、何かね、色々あるのよ、来歴とか人物とか、あってさあ。こんなさあ、あの、逸話っていうね、ページがあんだけど。逸話。こんですね、とんでもない情報が書いてあって。これ見てね、俺これで正直俺ブチ切れたんだよ。何かっていうとね、ここです。あい。えー、半年に渡って外遊した結果、単位不足で進級できず留年回避するため、学習院大学政治学科中退し、聴講生として大学に残ったっていう。(ドンッ)。ふざけんなよお前、ホントに。お一っとお前らよく聞いとけや、日本国民の皆さん聞いといて下さい、これねえ。このねえ、このポンコツね。大学時代に留年したんですよ。おん。単位不足でね、半年に渡ってね、遊びまわった結果、学習院大学留年だよ。ふざけてるでしょホントに。うん。あの-、まあ過去にね、僕やっぱ学歴系、学歴系のね、学歴ジャーナリストから、あのー、大学のね、話とかね、色々としてるの知ってると思うんだけど。あの、留年する奴はクズだと、常々あの言ってきてるんですよ。皆分かると思うけど。で、まさかのね、まさかのこの、明仁大学留年するクズだったんだよ。調べたらね。これ見てね俺もう、おったまげて。クズじゃねーかよとこいつ。おん。大学1つね、ストレート卒業できない、クズじゃねーかよって思ってね。アンチなっちゃったね、俺ホントに。この、しかも、留年した理由がさ、半年に渡って外遊だよ。何外遊って。おん。カッコつけてんじゃねーよ、外遊じゃねーだろお前。どうせお前な、お前、皇室のあの、潤沢な資金使ってお前金遣いまくって、お前外で遊びまくってたんだろお前、ホント皇后とパコってんじゃねーよ、ホントに。金遣って女とパコってんじゃねーのかよ、ホントに。口が回んねーよ、お前。ホント、おめーみたいな、明仁みたいな、おめーみたいに口回んなくなっちまった。っていうね。何が外遊だよ。調子乗んなよ。でね、あの聴講生となってからは、クラブ活動原則参加できなかった。おん。陰キャラじゃねーかよ、おん。クラブ活動に参加できない、俺以下じゃん。おん。ホントねえ、舐めてんだよね、こいつほんとに。すー、っていうね。まあソースがありまして、おん。天皇陛下なんか、天皇陛下万歳とか言ってるけど、じゃあもう本質はね、本質は、ただのあのー、バカですよホントに。このねあの俺ですら、留年したんことないんだよ。今までにね、大学2つ中退して、今3つ目の中央大学に通ってるけど、この俺ですらね、留年したことないのに。明仁はステハゲ以下ってことだね。っていう。すー、まあね、こんな、こんな、こんなんがね、日本象徴とかね、笑わせてくれるよなホントに、象徴じゃねーよな、嘲笑だよ。嘲笑ですわな。何が象徴だよ。あん。まーホントね、中央大学の、あの象徴おん。この俺から、俺ステハゲからしてみればね、象徴…ちゅん?嘲笑だよ。

すーtまあ、こんなんがね、こんなんが日本天皇からね。あのー眞子様が、眞子様が、小室圭にね。お前寝取られるんだよ。恥ずかしいったらありゃしねーや、何が小室圭だよ。ショーン・Kみたいな名前しやがって、ちっ。笑われてるよ、今頃笑ってるよ。今頃小室笑ってるよ、小室ホントに。あいつ。悔しいねホントに、お前。あんな舐めたさ、舐めた奴がさ、眞子様結婚するのが。俺が結婚してやるよ。俺が結婚した方が100倍マシだよ。で、何だあの佳子様佳子様とか。あー、そうだ佳子様も何だっけ、大学ころころ辞めたんだっけ、す-、そりゃねえ。ジジイがね、自分のおじいちゃんがね、大学留年するようなポンコツなら、そりゃあ孫もね、ころころ大学変えますわな。俺と同じじゃねーかよ、おい。ちっ。でー何だ?悠人、悠人。あのー、つい一昨日だっけ、悠人のさ、机にあの、包丁置かれてたんでしょ、お茶の水女子女子附属?お茶の水女子付属中学校に通ってさ、悠人がさ、机に何か刃物なんか置かれちゃってさ。舐められてんね、ホントに。舐められたもんだよ、ホントに。まあこれもね、それも、これもあれもね明仁、このさっき辞めたあの、あいつ、あいつ。あいつがね、この体たらくから。舐められてんだよ。明仁があのな、天皇はな、シャキッとな、キッチリちゃんとしっかりした姿見せてれば、舐められはしねーんだよ。だからホントね、何もかもね今の皇室のこの現状はね、あのこのね、明仁のせいだよ。ちっ、うん。ホント。あの愛子もわ、愛子も笑ってるわ、ホント。あの顔で笑ってるわ愛子も、おん。とんでもねー、とんでもねー家に生まれちまったって、笑ってるわ。愛子も。っていうね。

すー、まホントに、あの、これちょっと後ろね。本棚、これ今おばあちゃん家なんだけど。これ見てもらったら分かるけど、これね、小さいころからね、あの教育ホント色んな学術誌をね、見せられてね。ホント、俺も見えると思うけど、ブリタニカ百科事典とかね、色々とね、こんだけの書物があると色々な、あの日本の歴史まあ皇室について。教育を受けてきた僕ステハゲがね。本日ちょっとぶったぎらせて、ぶった切らせて頂きましたけど。そんなね、うんな舐めたね、ことしてんだったらね、俺が天皇になってやるよ。あんな、誰でもなれんじゃねーかよ。おん。こんなさあ、学習院大学をね、あのFラン学習院大学をね、留年するような、雑魚がね、あの、天皇やってんだよ。誰でも出来んじゃねーかよ、そんなん。おい、俺がやってやるよ、そんなん。あん。ほんと。学習院天皇なれんだったら、中央でもなれるから。でー、あの佳子様。おん、佳子様佳子様とヤらせろよお前、佳子様佳子様佳子をな、佳子をな、佳子佳子とパコってな。おん、孕ませてやるわお前、ホントに。おん、新しいね、新しい皇太子を俺が作ってやるからお前。差し出せよ、差し出せよ佳子をな。佳子をな。そんな感じで、まあ何でもかんでもね、天皇からって、あが、崇めなきゃいけないなんてね、そんな法律いから。うん。俺、思ったことは言わせてもらうからね。っていうね。しー、まあ今後はね、日本。そして世界が、どうなるかね、大変ちょっと、おん、心配ですけど。まあね、あのー、皇室ジャーナリストの、兼まあ、インターネットジャーナリストの、私ステハゲ、がね、コレからのね、日本、そしてね世界を取り巻く時事問題についてね、またね動画で語らせて頂くのでね、是非皆さん、チャンネル登録とかね、ツイッターフォロー、願いします。

https://www.youtube.com/embed/VbxFCHIwxh4

2019-04-30

医学部中退する

まだ手続き自体はしていないのだがまずはそこに至るまでの経緯を

学年があがる毎にテスト意識すると机に向かう時間けが延びて頭には何も入ってこない残らないようになっていった

今までは気合いで乗り越えたり気晴らししたりでなんとかやり過ごしてきたが今回は日頃の生活趣味に至るまで何にも気力が湧かずいわゆる鬱の状態になってしまった

留年になって休学して実家にいるが戻って同じ内容をまたやろうなんて気持ちにはさらさらなれない

学問だけでもそんな感じなのだ職業としても医者をやっていける気がしない

先輩に将来の話を聞く度に嫌になった

勉強勉強勉強労働労働労働毎日とてもじゃないがやっていけそうもない

たいした志もなく、やりたいこともなく、ただ高校までの勉強がそれなりに出来て周りの期待に調子にのった結果がこれだ


普通に進級して、卒業して、医者になっていくやつらはすげぇよ

なんなんだよあいつら

なんであんな量を覚えられるんだよ

それでいてサークル趣味も異性との時間ちゃんととっててまじですげぇよ


周りには人間ができすぎてるのが1割、普通なのが3割、どっかしら頭おかしいやつが6割なんだが留年するのは学年の多くて1割2割

性格モラルが終わってるやつでも勉強が出来れば認められる

なんでこんな人の気持ちを考えられない、寄り添えないやつらが自分よりも優秀な医学生なんだろうって胸くそ悪くなってしまった

でも当たり前だ

患者からすればいくら性格が終わっていようが勤勉で優秀な先生の方がいいだろうし、いくら性格がよかろうとスタートラインに立てないならクソの役にも立たない

自分後者だと思ってる時点で自分も大概クソ野郎だが


愚痴を散々吐いているが今のところ中退選択に迷いはない

精一杯頑張った結果、単に自分能力がなかっただけなのだから

ただ問題なのは自分能力というものに全くの自信がなくなってしまたことだ

高校までの勉強も大嫌いで遊んでばかりだった

それでも卒業して大学に進めたのは好き嫌いとは別に向いていただけだったのではないか

自分が嫌だやりたくない向いていないと思ったことでも必要となればやり遂げる、そういったことへの耐性が他者より著しく低いのではないか

それはつまりこの社会で生きていくことに向いていないということではないだろうか


少し回復してきて元々の趣味であった歌がまた楽しめるようになり、そういった好きなことで生きていく道もあるんじゃないかと考える一方で、どんな道でもやりたくないこと向いていないことはあるだろうしそれらを乗り越えていく自信がない

実家が太ければそのハードルは低くなるんだろうが現実はそう甘くない

こんなつらいことを続けるなら死んだ方がましだ、という逃げが幸いにも親の庇護下では許してもらえる

しかしまた同じような状況になったとしたらまた逃げてしまうのではないか

そのたびに思い悩んで苦しむような自分にとってマイナスの大きい人生意味はあるのだろうかと

そう思ってしま


ちょっと話がそれるが恋人のような人がいれば愚痴を聞いてもらおうとかその人のために生きようとか考えられるかもしれない

でもそういった存在を求めること自体反吐が出る冷めた自分がいる

これまで出来た恋人は始まり方こそ様々だがいつも自分が振られて終わった

デートも何もしていないのに、いや何もしなかったかなのだろう

勉強部活言い訳にして、ほとんど恋人らしいことをせずに関係が終わる

自分の中での相手への愛情は本物であるはずだが、だから何かをしたいとはならなかった

たまに会って話してお互いが好きであることが確認できれば良かった

振られて大きく引きずって、でも同じ失敗をして次第に自分彼女がいるというステータスが欲しかっただけなのではないかと思ってしまった

本当に相手を人として必要とするのではなく、自分必要としてくれるものが欲しかっただけなのではないか

他人を慮ろうとする気持ち人一倍あると自負があるが、一方で他人気持ちなんて分かりっこないし自分への好意なんて誰にもないのではないかと疑ってしま

そう考えている自分も嫌いで異性に恋愛感情を持つことがなくなってしまった


閑話休題

自分が生きているのは一度自殺未遂をして、生きて帰ってしまって家族の悲しむ姿を見て、死を選ぶことは何があってもダメだと諭されたかである

20歳超えてこんなところまで親の意見に縋っている自分が本当に惨めだ

小難しいことばかり考えて、生きることから目をそらしてばかりの毎日で、カウンセラー医者に診てもらっているがこんな考え方の根本から変わる気がしない


自分語りをしまくったが結局、今この世の中で自分意志で生きている人々はすべからくすごい人たちであり、その意味で本当は底辺であるのに変なプライドを持ってしまった自分は生きていく意味手段を見つけられるだろうかという不安に苛まれ続けている

今のままでは親がこの世を去るとき自分も後を追うだけである

2019-04-26

体育会系って

自主性が本当にない

誰かがやってくれると思ってる。

多分ただ練習メニューをこなして、自主的な努力をしてないんやろな。

大学体育会って入ってるだけで箔がつくから、それに甘えてなんもしてへんちゃう

からレギュラーでれないし、留年するんちゃう

2019-04-23

わたし平成ビデオゲーム個人史(追記

1990年平成2年

爆誕

初めてのビデオゲームスーパーファミコン

1998年

スーパーマリオカート

親戚が置いていったのを借りて遊んだキノピオが扱いやすくて好きだった。

スーパーマリオワールド

SFCの楽しさを知ったのでブックオフで買ってもらった。当時は確かスペシャルコース挫折したが、後にリメイク版(GBA)で裏世界到達を果たして満足し、カートリッジステージ中央に置いて引退

Nintendo64ゲームボーイカラーとの出会い、そして別れ

1999年

ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ

ロクヨン」というやつが面白いと聞いてクリスマスに買ってもらう。(トイザらス限定金色

当時小学校の近くに住んでおり、「スマブラ」があると聞きつけた同級生たちが連日押し掛け、人生絶頂期を迎える。

ポケットモンスターシリーズ

同年、ゲームボーイカラーポケモン金に出会いビデオゲーム好きを決定づけられる。相棒オーダイル背中に乗って旅する夢を見る。

その後、銀・クリスタル・赤・ピカチュウプレイして金のポケモン図鑑をコンプリート

ドラゴンクエストⅠ・Ⅱ

ドラゴンクエスト

ファンタジーの高揚感と旅の寂寥感を知る。ロンダルキアの雪原でアークデーモン対峙する夢を見る。

まりにもハマりすぎたためある日親がブチ切れ、ビデオゲームの類はすべて鍵付きトランク収監プレイも土日のみに制限され、スマブラ目当ての同級生たちも遠ざかり、人生絶頂期が早くも終焉

ゲームキューブとの出会い、そして別れ

2001年

大乱闘スマッシュブラザーズDX

念願の「スマブラDX」を買ってもらうも、既に非社交性を存分に発揮していたため64時代栄光を取り戻すことかなわず

加えて、ある日帰宅するとビデオゲームが全てブックオフに売却されており、その夜焼肉に連れて行かれた。母は「ゲームを売ったお金よ」と言ったが、あれが事実なのか質の悪いジョークなのかは未だに分からない。泣きながら口に押し込んだタン塩はどこか塩辛く、しかし胃袋は正直であった。

追記

上記事件は私が「ゲームは土日のみ」という約束を破り、トランクの鍵をハックしてこっそり遊んでたことが発覚したせいなので、普通に私が100%、いや99%悪いです。あと親子仲は普通に良いです。

このブックオフ焼肉事変の影響で「時のオカリナ」「ムジュラの仮面」「マリオ64」「バテン・カイトス」など任天堂据え置き機の名作をプレイする機会を失ったのが個人的コンプレックスになっている。Switchバーチャルコンソールはよ(今ややる時間がない)

2003~2008年

中高時代、懲りずにお小遣いを貯めてこっそりゲームボーイアドバンスSP(名機)を購入。買い漁った中古ソフトを、バックライト恩恵にあずかって布団に隠れてプレイし、ド近眼になる。ファミコンミニシリーズレトロゲームにも触れる(初代ゼルダスーパーマリオブラザーズetc)。

大学:本気(マジ)で留年(ダブ)る5秒前

2009年

大学受験日程を全て消化した瞬間、ニンテンドーDS Liteポケモンプラチナを購入し欲望のままに徹夜プレイDSクロノトリガーに大感激してゲーム音楽に目覚め、光田康典繋がりでソーマブリンガープレイし、DSドラクエ5デボラ派に鞍替えする。

2010年

初めてのソニー機・PSPMHP2Gを購入。大剣太刀片手剣を1000時間振り回し無事留年

この頃ニコニコ動画The Elder Scrolls 4: Oblivion存在を知る。PC洋ゲーとのほぼファーストコンタクト。初めての日本語化・初めてのmod導入(受験英語でもそこそこちゃんと勉強していた過去自分感謝)、初めてのオープンワールドRPG。RAM4GBオンボード最低画質でも20FPS前後だったのにようやってたなほんとに。

Fallout3プレイし、Bethesda神とHavok神への信仰心を獲得する。

ゲーミングPCへの憧れを抱く。

2011年

ゼノブレイドの評判を聞きつけてWiiを購入。ダンバンのあまりのかっこよさにJRPG熱が再燃する。

メリアと出会い長命種族との異種間恋愛概念を獲得する。

2012年

この頃から心身を病みビデオゲームから離れたため、Wii UやPS3流行に乗れず、第2のコンプレックスを抱える。

2014年

精神に凪が訪れ、Newニンテンドー3DSLLを購入しポケモンモンハンを一通りプレイするも、さすがにもう限度を弁えていたため事なきを得る。

社会人:安定収入は実質向精神薬

2015年

なんやかんやあって卒業就職初任給を全額はたいてBTOゲーミングPCを買うも、なぜか初任給がなくなってしまったのでPCを抱いたまま餓死しかける。

最高画質modシマシでTES4やFallout3を遊び直したり、

帰宅後の限られた時間でも遊べるインディーゲームを買い集める。

Unity存在を知り、自分でも触ってみる。

→「Unity完全に理解した」(1週間後)

→「Unity全然分からん」(1ヶ月後)

ゲーム制作生業にすることの凄まじさを身をもって知る。

2017年

Nintendo Switch購入。ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドにドハマりし、続けてスプラトゥーン2にドハマりする。プライムデュアル時々スシコラ洗濯機

2019年平成31年/令和元年)

SteamOriginUplayNintendo SwitchPS4 Proその他諸々に囲まれてあへあへ積みゲーオタクなう

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みんなの平成ビデオゲーム個人史も聞きたいな。聞かせてくれ。

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