はてなキーワード: MAPとは
日本の現行法で医師/弁護士の守秘義務が解除される場合として、
児童福祉法第 25 条
児童虐待の防止等に関する法律第 5 条 同第 6 条第 1 項・第 3 項)
児童虐待に係る通告)
3 刑法(明治四十年法律第四十五号)の秘密漏示罪の規定その他の守秘義務に関する法律の規定は、第一項の規定による通告をする義務の遵守を妨げるものと解釈してはならない。
とはいえ反社会的なこと言っても実害が確認されなければ傾聴が基本
※カナダについて
通告義務について
・医師、看護婦(士)、歯科医、薬剤師、臨床心理士を含む、ヘルス・ケア専門職
・ユースワーカー、レクリエーションワーカー
・弁護士
刑罰について
上記の通告義務者が、疑わしい子ども虐待・ネグレクトに関して通告を怠った場合には、
通報者は子どもの虐待、ネグレクトに気づいたら、「疑い」だけで通告することができる。この段階では、虐待の疑いについて事前評価と調査を実施0の結果、通告の半分の45%が誤通となるが、逆に表現するとその半分の55%が保護などのサービスを受けている。
http://www.ritsumei.ac.jp/~yamamoto/seminar/03goudou/rits2ss.htm
※アメリカについて
<児童虐待通告法>
各州の通告義務者 約40種ほどの専門職 (特に重要な専門家は、医療関係者・保険従事者・教育関係者・社会サービス関係者・司法、警察関係者)
義務とはなっていない者 家族・隣人・一般人(但しこれらからも通告を受け入れる)
各州の特殊な例 コロラド・イリノイ・カリフォルニア州 写真の現像者にも通告義務(児童の性的な写真に明白に現れているような性的虐待や性的搾取を知る立場にある者)
フロリダ・ケンタッキー・ミネソタ州等 虐待を疑う立場にある者は誰でも通告義務がある
措置 以前に同様の虐待事実があることがわかり、その事実に疑いを持ちながらも通告しなかった通告義務者の存在が明らかになったとき、通告義務者にも訴追が行われる。罰金、拘禁刑の制裁に対応し、行政的には、医師等の免許取り消しまたは停止の措置がとられている。
問題点 監視の網の目を細かくしすぎた。→精神科医やカウンセラーに対しても通告義務を課し、虐待の範囲で不明瞭な法律規定をおいたことから、児童虐待の定義が不本意に拡張され、あいまいなものとなった
http://www.ritsumei.ac.jp/~yamamoto/seminar/03goudou/rits2ss.htm
イギリス
■ドキュメント映画:The Paedophile Hunter・・・文字通りペドを狩る。狩られた者は実際には行為に及んでおらず(逮捕後、釈放もされた)撮影が原因により自殺したが起訴なし。英国アカデミー賞テレビ部門 単発ドキュメンタリー賞受賞作品。なおペドの疑いがある者に私刑を行う団体と支援者がいる模様
■UK-wide operation snares 660 suspected paedophiles・・・存在的な児童虐待犯罪者が一線を超える前(他害する前)にアクションが大事
http://www.nationalcrimeagency.gov.uk/news/411-uk-wide-operation-snares-660-paedophiles
■法律の問題:通報義務があるのでペドがカウンセラーに相談できない事態 (治療拒否ならまだ良い方)
At the same time, laws can also deter them from even speaking to their therapists.
Across Canada, provincial rules require that mental-health professionals must report a patient to authorities if they have reasonable grounds to believe that a specific child is at risk of being sexually molested or exploited.
At the same time, laws can also deter them from even speaking to their therapists.
Across Canada, provincial rules require that mental-health professionals must report a patient to authorities if they have reasonable grounds to believe that a specific child is at risk of being sexually molested or exploited.
■それでは深刻化するばかりだと治療しようとするも、ペドは自閉症または統合失調気味で知能が低めとバッサリ
https://www.cbc.ca/news/canada/virtuous-pedophiles-group-gives-support-therapy-cannot-1.2710160
■法律の問題:通報しないといけないのでペドがカウンセラーに相談できない可能性
Many jurisdictions have passed mandatory reporting regulations for psychologists and other health care providers.
Consequently, when someone who thinks he might be a pedophile comes in for counseling or therapy, the psychologist may be compelled by law to report the person to the authorities.
https://www.theatlantic.com/health/archive/2013/08/what-can-be-done-about-pedophilia/279024/
■通報じゃなくて無害なMAP(minor-attracted person=未成年者に引かれる人)をメンタルヘルスの専門家は支援しようという試み。なお保守派右翼はおこ
http://www.asapinternational.org/index.html
anond:20190111232502 anond:20190111232447 anond:20190111194222 anond:20190112102503 anond:20190111214535 anond:20190111210552 anond:20190112211233 anond:20190112221516 anond:20190112181634 anond:20190116112046 anond:20190125120114 anond:20190125135939 anond:20190125141949
アレクサやSiri,オーケーグーグル等からのアクセスが増えている。みんな使ってるんだなと思った。
というのも、いろいろな個人商店のホームページを作っているので、今までは「○○市 ラーメン」とかでググってもらって、食べログなんかは越せないからしゃーないにしても、せめて1ページ内には入れようとSEO対策も頑張った。
しかし、最近はそういった「○○市 ラーメン」とか「○○県 ラーメン」は主流ではあるものの増えてきたのが
「近くのラーメン」
「ラーメン屋探して」
MEO(MAP Engine Optimization)だったかいう施策をしているSEO会社を「また奇抜なことはじめたな…」と思ってたけど、ついていけていないのは俺だった。
Delete Facebook運動で炎上してもFacebook Messengerを含めてデファクトスタンダードの地位はなかなか陥落しない
Twitter黎明期ではAPIの自由度が高く、TwitterはそんなAPIを利用するIT系エンジニアと協力して育ってきたという歴史がある
そのため今でもIT系エンジニアが利用している傾向にあり、海外のIT系エンジニアを講演などへ招待する際Twitterを経由するのがデファクトスタンダード
ただし近年のTwitterの動きによりDelete TwitterしてしまったためコアなIT系エンジニアとは連絡付かないことがある
こういう人はGNU SocialかMastodonかDiaspora*かFriendicaに居る
あまりにも一気に流行しすぎる上に、Facebook傘下となってしまったことにより10代からはオジサンオバサンばかりと言われる始末
前述のInstagramがオジサンオバサンに乗っ取られてしまったため10代が移行したサービス
TikTokのノリは流石のキラキラ系のオジサンオバサンもキツいのかInstagramほどオジサンオバサンの参戦は少ない
ただ"つぶやき"先がTikTokかと言えばそうではないようだ
日本ではニコニコ動画が人気であったときに、ゆっくりと普及していったYoutube
Youtubeクリエイターのための収益サービスを展開したことにより日本でもニコニコ動画を駆逐した
動画投稿者のことを当初欧米ではYoutube CreatorやVideo Creator、Videographerなどと表現されていたが、Youtube自身のCMの影響により最近は欧米でもYoutuberという表現を見るようになるという和製英語の逆輸入パターンが起きてる
YoutubeのブランディングとしてYoutuberという語は丁度良かったものと思われる
欧米、特に北米ではCATVが強すぎるのでWebからも観れることが多い
日本では何でもかんでも動画はYoutubeとなっているが欧米ではゲーム動画と言えばTwitch
特にチャット/コメント欄がYoutubeよりも見やすく、ゲームと親和性が高いので評価されている
ただ近年は厳密に住み分けされているか?と言われるとそうではなく、Youtubeのみで活動しているゲーマーとTwitchのみで活動しているゲーマーを比較するとTwitchの方が多いかな?という程度
ただ2ちゃんねる(5ちゃんねる)と同様にユーザの高齢化が進んており、若年層も居るといえば居るがメインのユーザ層かと言えば絶対にそんなことはない
日本のスラド民と似たようなもの。10代はほとんど見ないしスラドに常駐している10代の将来を心配したくなる
コメント欄のないWebページやブログへコメント欄を追加できるサービス
サービス性質としてはコメントがメインの文化のため日本のはてなブックマークに近い
Disqusを設置する管理者側が有料プランに加入していないと広告が表示されてしまうため紛らわしい面もある
日本でもアンテナ高い人は使っている印象はあるが、日本支部の女性スタッフが知らなかったりすることがよくあるのでまだまだ日本では普及しきっていない印象を勝手に持ってる
日本ではInstagramあたりでデザインやファッションの流行を掴むことが多いらしいが欧米ではPinterestのほうが利用されている(Instagramはそういう用途でのノイズが多い)
ただPinterestが普及しているからと言って欧米人がオシャレかと言えば察する必要がある(サンフランシスコ住民IT系ブランドTシャツ好きすぎ問題)
欧米では実はインスタントメッセンジャー系サービスが乱立しており、送り先ユーザによって常駐しているインスタントメッセンジャーが違うというのはありがち
WhatsAppはFacebook Messengerでなければコッチで連絡付くだろうというポジション
利用者は比較的若年な傾向はあるが、絶対的にそうとは言い切れない
ポストWhatsAppか?と言われていたものののWhatsAppを超えることなく失速した感のあるチャットサービス
それでもTikTokに行かなかった10代はSnapChatを利用している傾向にある
職場がSlackを導入していてくれたらコチラで連絡を取るということも少なくはない
チームメンバーと気軽にやり取りできると高い評価を受けリモートワークの普及に貢献したが、気付いてみたら24時間働けますか?状態になってしまった
欧米では過労働が絶賛社会問題化進行中。欧米が日本に追い付いてきた。
友人グループ間のボイスチャットでは最早デファクトスタンダード
Webサービスかと言われれば悩むが、詳しい人なら現在のSMSは大きな括りで言えばWebサービスだと知っているはず
欧米でなぜここまでインスタントメッセンジャーが乱立しているか?といえばSMSの存在があったから
電話番号を知っておりどうにも連絡付かない場合はSMSを使うのがド定番
Gsuite(Google Documents)ユーザを中心に使われており定番と言えば定番と言えるポジション
欧米の教育現場ではGsuite無双と表現しても良いくらいGoogleがシェアを持っている
Microsoftもそこそこシェアを持っているがGoogleと比較したら数段落ちる
Appleの教育現場でのシェアはゼロと言っても良い。Appleが悪いのではなくGoogleが普及しすぎてAppleが不便になっちゃってるだけ
学生は学校の宿題を友人間でシェアし、共同編集で宿題を進めるなど、10年前では考えられない宿題ハックが流行している(共同研究と表現するとアリっちゃアリかな?)
ビジネス現場では主にスタートアップでMicrosoft Office代替として利用されている
Gsuiteを導入している企業では非常に細かなオフィススイート機能を使う際はiWorkやLibreOffeceなどを使う傾向にある
当のMicrosoftもAzureなどのサーバサイドサービスへビジネスの主軸を移しつつあるので、そこまでMicrosoft Officeでの収益は期待していないように思われる
大手からスタートアップまでプロジェクト管理ツールはたいていコレ
欧米ではMicrosoft OfficeよりもむしろJIRAのほうがヘイトを集めているような気がしなくもない
Gsuite(Google Documents)と比較すると厳しい面が捨てきれないオンラインノートサービス
Evernoteのコンセプトが自身のスタイルに合えば非常に有用なサービスなのだが、大半の機能は他のWebサービスで代替できてしまうため立ち位置が微妙
ちなみにこのエントリの下書きはEvernoteで書かれている
Evernoteが苦戦する理由がGsuite(Google Documents)とこのDropboxにあり、共同編集やスクラップブック的な用途はこの2つのサービスで代替出来てしまう
UNIX/Linuxへ対しても公式的にサポートしているというのもDropboxの優位性
Foursquare/Swarmのような位置共有やレビュー機能も強化され、待ち合わせや情報収集に関しても隙がなくなった
Googleが出資しているドライビングナビゲーションサービス
ただYoutube Musicが登場したことによりSpotifyの充実したプレイリストという優位性が少なくなったので注目されている
個人的にもYoutube Musicに移行しても良いかな?と検討中
ハードウェアも売っているのでWebサービスか?と言われると微妙だが、ホームマネジメントではNestが圧倒的シェアを持つ
Google傘下であり、Amazonもここ最近は頑張っているが、インターホンや空調管理などのハードウェアは結局NestなのでGoogleは上手いことやったなという印象
Appleは教育と同じようにこの分野ではゼロと言っても間違いない
圧倒的コストパフォーマンスを持つクリエイティブ系サービス
ここまでAppleがボロクソだったがAdobe CCのためにiPadが手放せないという人も多い
一時期クリエイティブ系のWindows移行が進んでいたが、Adobe CCのお陰でクリエイティブ用途のAppleが延命された
ゲームデベロッパーの中にはSteam依存を下げようとする動きがあるものの、やはりユーザ数として魅力が高く、その地位は揺らぎにくい
アダルトゲームの開放タイミングなど時流の読みが上手い印象がある
配車サービス
日本でも展開しているが、本来のUberは白タクになってしまうので日本ではほぼ別サービス
特にカロリー計算が有用で飲食店や商店を含む料理・食材の栄養情報が既に登録されており、自身の健康管理が便利にできる
ちなみに日本の情報もそこそこあり、情報に不足があればデータベースへ追加して拡充できる
欧米では年齢関係なくVLOG(VideoLog)によって自身の日常をシェアするのが流行している
顔出しに抵抗のない文化を歩んできたこともあって、そういう点が日本とは大きく違う
その動きは動画の自動編集ツールやGoProなどのアクションカム、ドローン、先日発表されたDJI OSMO Pocketなどのハードウェア製品にも現れている
商業店や公共施設・公官庁・政治家に至るまで積極的にスタッフ・本人の日常的な動画を作成し公開する動きもあり、ポジティブな印象形成に役立っていると思われる
例えば日本だと教師や政治家が休日に開いたホームパーティーの様子を動画で公開してしまうという肌感覚は理解しにくいように思う
WindowsなのかMacなのか、iOSなのかAndroidなのかはぶっちゃけ当人によるという感じになっている
IT業界ではMacbookのシェアが高いのは事実だが、クライアントがMacやWindowsなだけで実質Linuxで仕事しているという人も珍しくはない
CG業界ではWindowsが主流と言われてきたが、近年では研究だと当たり前ではあったが、(レンダリング用途に)Linuxが小さな企業にも台頭し始めていることもあり、状況によるところが大きい
本人の話ではできそうな人だった
あるときその人の作ったものを引き継ぐ事があったのだけど、コードがゴミのようだった
当たり前のようにグローバル変数を使うし、どこで最初に代入されるかも全コードをgrep書けないとわからない
mapやreduceみたいなものは一切使わず繰り返しはすべてfor文
本気でコードは捨てて仕様に基づいて1から作り直したほうがいいレベル
変に速度にこだわって、そんなの誰も気にしないってレベルのことにまで文句つけてくるくらいだから、最適化の結果関数はインライン化して使い捨ての変数はなしでグローバルを使うとかやってるのかと好意的に考えようともした
しかし、見ていると、その辺のwebページのコピペがそのままコードに残ってるし、そういうところはインデントも揃ってなくてグチャグチャ
タブとスペースの混在も当たり前
あれこれ試した結果が見えるコードのコメントアウトは全部残っている
それでも一応なにかそれなりのものを作れてしまうのが悪いところなんだと思う
趣味でやる分にはそういうので動くのはいいと思うが、仕事でそういうのはホントやめてほしい
ずっと一人で作っていて他の人と変わらないでもらいたい
昔はそこそこあった尊敬度もいまではマイナス、見下す対象にしかならない
ということがあって、採用とかしてる人は本人が何作ったとか何使えるとか言っても、ちゃんとコードみて能力判断したほうがいいと思った
「6年勤めたNTTを退職しました」http://kumagi.hatenablog.com/entry/exit-from-ntt に寄せて。
この方は修士卒→NTT研究所という有能かつエリートな道を歩んできた方ですが、極端に有能すぎてあまり参考にならないケースですね。無能代表として僕の事例も紹介しておきます。
・NTT社員の子として誕生。生まれ出づる時はかわいらしい赤子であった。健康に恵まれるものの、勉強運動コミュニケーション能力全てダメ。部活もバイトも恋愛も人とおはなしすることすらせず、無駄飯食らってすくすくと育つ。
・三流私立大学の文学部に入学。進学動機はそこしか受からなかったから。在学中はキーボードすら打ち込まなかった。
・就職活動に取り組むものの、地図を見て会社にたどり着けない(当時はGoogle Mapとかいう便利なものはなかった)、人と目を見て話せない等のスキルをいかんなく発揮し、見事全敗。無い内定のまま無益に卒業。おまえの おかあさんは 泣いているぞ!
・全ての気力をなくして部屋に閉じこもり、悟りを開こうと昼寝の修行を積み重ねるも、それを見かねたパパのコネで無理やりNTT地域会社の子会社(契約社員)の面接を受けさせられる。
・面接では痛罵される。23年間ぼんやりと生きていた人間に価値はないらしい。面接官にやる気と能力のなさを見せつけるも、なぜか合格。親のコネってすごい。
・入社後、ろくな研修を受けないまま、某地方の拠点に配属される。辺り一帯に草が生えてた。
・配属初日に出社後、課長代理と面談するも、90秒で嫌われる。
・配属後、しばらく電話番をするも、人というものが怖くて怖くてたまらない僕には全くできない。電話番という仕事を取り上げられ、OJTをするもどうにもならない。
・仕事自体はサルでもできる内容だったが、サル以下の知能しかない僕には全く理解できない。次から次へとトラブルを引き起こしたせいか、契約社員なのに次から次へと別部署に飛ばされる。引越しの荷造りスキルが格段に向上する。
・人件費削減目的で設立された子会社には、似たような境遇の契約社員がたくさんいた。彼らは皆生産性のない仕事に従事していた。正社員への道はほどんどない。なれたとしても新卒正社員と同じ待遇にはならず、給与面で差別される。当然皆やる気が出るわけがない。
・僕の成績は最低だったが、なぜかクビにならない。国家資格や社内資格に無理やり挑戦させられるも連戦連敗。パートのご婦人の方々に罵倒され、息も絶え絶えに徒然を過ごすなか、無駄に歳を積み重ねる。
・当然若い世代も入ってくる。正社員(中途採用)の枠が広がったせいか、契約社員のやる気が上がり、下の世代に次から次へと抜かされる。子会社枠での新卒正社員採用が始まり、有能な方々が入社する。
・彼らの台頭により、猫の額ほどであった僕の居場所が全くもってなくなる。そうこうしているうちにメンタルを病んで逃げるように退職。就職活動もせず、うどんやそうめんを食いながら生をつなぎ、今に至る。無職の病は悪化する一方だ。
文を重ねるうちにいよいよ即身成仏でもしたくなってきましたけど、無能の立場から見たNTTについて論じていきます。
NTTには団塊世代の方、契約社員やパート・アルバイト、新卒採用の方等、立場は違いますが、多くの方が在籍しております。びっくりするほど有能な方もおり、それぞれの部署で活躍していました。
問題はやる気を全くなくしたもの、極端に無能なものを排除する仕組みがないことです。社員はクビにはできませんが、パートや契約社員をクビにしないのは本当におかしいとしか思えません。僕の契約は一年契約でしたが、会社の利益を考えるなら入社後一年で切るべきでした。仕事のできない非正規を何度も配置転換(引越し代金は全て会社持ち)までして雇用を継続しようとするのは、正気の沙汰と思えません!
給与については皆話したがらず、噂話程度しか知り得ませんが、団塊世代の給与は会社再編に伴って削減されたらしく、手取りですが月額20万円を割り込むという話を聞いたことがあります。現在ほとんどの方は退職されたと思います。
僕の年収は200万円代後半(額面)からスタートし、月1000円程度給与は上がっていきました。新卒正社員(子会社)の場合は年収は300万円程度(額面)からスタートしていきますが、400万円程度(額面)で頭打ちになり、それ以上を目指すなら管理職コースに乗らないといけない(はず)です。正規社員は手厚い福利厚生が受けられますが、非正規にはそれはありません。
NTTでは人より10倍仕事ができる人間に、10倍の給料を支払うことはありません(一部営業を除く)。しかし10倍の量の仕事を押し付けられることはおおいにあり得ます。
NTTでは部署全体の仕事の量により、人員の配置数が決められる傾向があります。仕事ができるもの、やる気のないもの、仕事ができないもの。部署内では全て「一人」としてカウントされます。できない、もしくはやろうとしない人間に仕事を回してもどうにもならないため、彼らの分の仕事は必然的に仕事のできる人間に回っていきます。当然ギスギスします。
上記の話とは相反しますが、会社全体として労働法の徹底遵守が推し進められています。月30時間以上の残業は原則禁止ですし、サービス残業なんてもってのほかです。社員(僕もでしたが)は終業時間後、会社から雁首そろえて脱兎のごとく逃げ出していきます。
しかし会社に残っての自主学習(仕事に必要な技術の訓練)には給与は出ないという話も聞いたことがありますので、部署によってブラックな方針を立てているところもあるかもしれません。
NTTの組合は巨大です。NTT組合は正規非正規関わらず、雇用を守ろうとし、処遇を改善していく姿勢を打ち立てています。NTT研究所にいらっしゃった方のブログの記述にある、「組合としては現在は相対的に冷遇されてきた契約社員・有期雇用・再雇用などの方々の待遇改善を通して護送船団方式で全体の改善を図っている」は僕も聞いたことがあります。
労使共に巨大組織なので、一個人の話はなかなか通りにくいでしょう。ソフトウェアエンジニアのPC環境の改善はとても理にかなっていますが、要求として吸い上げられるとは、僕には思えません……。
NTT自体はとてつもなく大きな会社です。僕は末端を垣間見る機会しかありませんでしたが、「カネを稼ぐぞ!」という意識は低く、僕の目から見ても上から下まで無駄なことばかり力を注いています。
典型的な親方日の丸商売で成り立っている会社なので、部署によるでしょうが、何年いても外で通用するスキルを習得するのは難しいかもしれません。ISDNの仕組みにいくら詳しくなったとしても、それで一生食っていくのは無理そうです!
NTTの社内システムは非常に使いづらい印象を受けます。末端までセキュリティ施策を推し進めるのは結構ですが、全体最適化のために推し進められた施策が個々の部署の生産性を大きく押し下げているケースが多々あります。
NTTの組織は官僚以上に官僚的だという話を聞いたことがあります。幹部候補生は様々な関連会社、関連部署に飛ばされます。管理スキルは向上するでしょうが、専門性を高める機会に恵まれません。ある部署でITに携わってもしても、3年程度で別部署に飛ばされるため、継続的な学習は困難です。特定分野の専門家は社内で出世できません。
NTT研究所にいらっしゃった方が述べたように、上層部のITリテラシが低いのは当然の帰結であり、むべなるかなとしか言いようがありません。
駄説を長々と述べましたが、NTTはとてもいい会社です。ーーできない人に限ってですが。できる人に負担をかけてまで、無能を排除しない。無能と有能で給与に大きな差が出ない。先々のキャリアプランが見えやすい会社ではあります。
できる人はやる気をなくし適当に過ごすか、転職するかのどちらかの道を選ぶ場合が多く、やる気を継続したまま定年まで勤められるのはレアケースです。さすがに僕のまわりでGoogleに転職された方はいませんが、NTTを踏み台にして別の道に進まれた方はたくさんいらっしゃいます。
NTTには無能ばかり残ります。しかし会社は潰れません。NTTは会社自体に特別な法律が適応されるほどの特殊な企業であり、国策企業だからです。NTTが潰れる時は、日本国が潰れる時です。
とにかく何もしたくない、しかしほどほどのお金が欲しい方はNTTに潜り込むことをおすすめします。Googleに入れるほど優秀で意欲にあふれる方には絶対におすすめしません。現場からは以上です。
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11/27 1:45 タイトル・本文中の「退社」を「退職」に修正、本文中の表記、誤字修正。
11/27 1:57 NTTの組織全体のどこの子会社かわからないため「パパのコネで無理やりNTTの子会社」から「パパのコネで無理やりNTT地域会社の子会社」と表記修正。orbital_velocity氏、ご指摘ありがとうございます。
11/28 18:30 複数の方よりご指摘のあった、「パートの妙齢のご婦人」を「パートのご婦人」に表記修正。その他表記修正。ご指摘ありがとうございます。パートどころか老若男女関わらず平等に罵倒される日々を送っていた記憶もありますが、本文中はそのままにしておきます。
12/8 21:38 あとがきを書きました。https://anond.hatelabo.jp/20181208213728
When we were in junior high school, my friend Rich and I made a map of the school lunch tables according to popularity. This was easy to do, because kids only ate lunch with others of about the same popularity. We graded them from A to E. A tables were full of football players and cheerleaders and so on. E tables contained the kids with mild cases of Down's Syndrome, what in the language of the time we called "retards."
We sat at a D table, as low as you could get without looking physically different.
中学時代、私は友人のRichと一緒に、食堂テーブルの人気マップを作った。
子どもたちは、同程度の人気の人間とだけ昼食をとるから、マップは簡単に作成できた。
九州北部の雄大な自然を見ながら揺られる事2時間半、バスは大分に到着した。
降り立った街は潮の香りがした。
タイプは違えど煌びやかで洗練された国際都市であった広島、博多と比べると、大分の街は素朴な港町という感じで、シャッターが閉まっている店が時折見られ、外国人も見ない。
これからホテルにチェックインし、別府温泉に向かうので、腹ごしらえをしておいた方がいいと思ったが、大分のグルメに関しては特にチェックはしていなかった。
入って席に座った。
それほど詳しない大分グルメだが、当地の食文化を代表しているとされるメニューを立て続けに頼む。
博多でも結局終わってみれば炭水化物を中心とした打線を組んだので、ここに来てタンパク質中心の食事が嬉しい。
大分料理はどれも美味だが、みりんと甘口醤油をたっぷり使った味付けは全体的に明らかに甘く、関東の男性にとっては好みが分かれるかも知れない。
ただ普段の料理も甘く味付ける自分にとっては非常に口に合った。
ホテルのある鶴崎は、大分駅から3駅だというのに車がないと生活に厳しそうな街だった。
google map 上ではイマイチ距離感がわからなかったが、ホテルは駅から早足で歩いて15分程かかる所にある。
工場と思しき建物や空き地に囲まれて、そこだけ光るホテルは、この旅行を通してもっとも静かな環境の宿になりそうだった。
チェックインの手続きをするフロントで、掛け流しの大浴場の説明を受ける。
確かに24時間利用できる温泉は魅力だが、今日はこれから別府温泉に向かう。
鍵を渡されて入った部屋は、トイレこそ付いていたが、浴室は無かった。
2017年に楽天から出資を受けたと少しばかり民泊業界でニュースになったMetroResidencesという会社。
どうやら楽天からもらったお金で日本にも進出していた。(本社はシンガポール)
彼らのビジネスモデルはビジネスマンに特化した民泊というもの。
空き家もってるオーナーが、メトロレジデンスに家を貸付。それをメトロレジデンスが客付けをする形。
メトロレジデンスはグローバル企業と関係を構築していてグローバル企業の従業員が出張するときにメトロレジデンスを使うんだとか。
会社概要はホームページに記載がなかったが調べた感じではこんな感じ。
資本金:2,500万円
代表:Lester Kang
従業員数:8名
レビューを書いてるサイトがないか探したが、Google Mapのクチコミ以外では見つからなかった。
Gooogle Mapのレビューも5と1と両極端で悩まれる…
元従業員による評判なども探したが見つからず。そりゃ8人でやってる会社だもんな。
ただ、常に求人・採用を行っているようでこれもまた悩まれるポイント。①拡大のために人を雇っている ②ブラックで人が常に辞めている のどちらか。
スタートアップなんてこんなもんかと思いながら試しに問い合わせをしてみた。
ちょうど東京で1ヶ月ほど仕事が入ったのでレオパレスとアパホテルと迷ってメトロレジデンスにもメールをしてみた。
が、5日経っても返信なし…
さすが外資だぜ…グローバル企業勤めじゃない人間には用はないってことか…
営業担当の人がいないらしく、スーパーバイザーと名乗る男性が出た。
そこで一言。
さすが外資…日本でサービスを展開しようとも外資姿勢を崩さない。
メールの日本語文面から従業員の方はおそらくネイティブジャパニーズではなさそう。
努力して日本語メールを書いてくれた営業の方には感謝しかない。
金額の内訳はこれ。
賃料:22万
週次清掃:2万/回×4回=8万
――――――――――――――
合計:41万
敷金はチェックアウト後に返ってくるとはいえ、なかなかの金額。
そしてチェックイン。
チェックインまではフロントデスクチームという人たちから丁寧な案内メールが来る。
いざ部屋に入ってみると、まぁ普通…。
悪くはないがマンスリーマンションと違うところがない。
1回2万円のお掃除サービスをつけたが、帰宅してみると私物がなくなってる(果物とかお菓子とか軽いもの)。
まぁホテルでもたまにそういうことはあるから仕方ないか。お皿と床は綺麗にしてくれてた。シーツも変えてもらってスッキリ。
ここで事件。
僕はとあるマンションの一室をサービスアパートメントとしてメトロレジデンスに案内されたのだが、
同じマンションの人とエレベーターで一緒になると「民泊で泊まってる人ですよね…?中央区は民泊禁止なんですよ…」とこっそり言われる。
え、違法…?
もしかしたら違法の片棒を担いでしまったかもしれないと非常に不安に駆られる。
というかマンション住民からの白い目を背に帰宅しなければならないなんてチキンな日本人にはきつい。
針のむしろのようなマンション生活も終わりが近づき、チェックアウトをしようとすると
フロントデスクチームの人から「鍵はポストに入れておいてください」というメールが届く。
鍵はポストに…?そういえばチェックインの時も宅配ボックスから取れと言われたな。ビジネス向けとは言え民泊だから仕方ない。
ただポストに入れておいてその後誰かに鍵を取られてしまったらどうするんだろうか。僕に請求が来るのだろうか…。
とにかく、こうやってメトロレジデンスの人とは一度も顔をあわせることのないまま宿泊は終わった。
デポジット全額返ってきてよかったよかった。(チェックイン・チェックアウトどちらも立会いがなかったが、もし部屋がめちゃくちゃ汚れててもお金取らないのかな。)
総評すると、悪くはないけど色んな不安が常につきまといすぎてリラックスできなかった。レオパレスに比べたら高いけどもそこまで値段に見合ってるとも思えなかった。
Good night, and good luck.
夕食のアテならある。
店の多さといい、お一人様歓迎のライトな雰囲気といい、日本で言うところの丸亀製麺の様な店だろう。
折角異国に来てチェーン店かよという人も居るだろうが、自分は食感のヌメッとしたもの以外であれば、大体において「美味い美味い」と言って食う人間であり、メンタルに不安があるこのひとり旅では、店の気軽さこそが重要だった。
Pho 24 を目指し通りを歩くと、やがてフォーならぬ、丸亀製麺ホーチミン店が見えて来た。
見知った店とはいえ、流石にここでは食わない。
しかし、日本企業のベトナムローカルメニューというのは気になるもので、店外の大判メニューを見てみる。
物の本で知ったのだが、中国で進出したラーメン店で、当初醤油ラーメンが全く売れなかったらしい。
どうも中国人感覚では、トンコツに比べて醤油スープは手抜きに感じるらしい。
おそらくは似た事情だろう、アジアにおいて日本麺の象徴はトンコツスープなのだ。
Google map を見ると、Pho 24 の目と鼻の先に統一教会があったので、まず向かう事にした。
行きすがらにテニスコートがあり、お父さんがテニスを楽しんでいる。
コートから5分も歩かないで辿り着いた統一教会は、シンとしていた。
当然といえばそうだろうが、ライトアップもない。
夜の教会を撮ったものか逡巡したが、スマホの写真に収めて、一礼した。
さて夕食だ。
Pho 24 でカウンターのメニューを見ると、なんと練乳で作るベトナムプリン、バインフランがあるではないか。
かくして夕食は牛肉のフォーとプリンという珍妙な組み合わせとなった。
実のところ、フォーの本場は北部から中部であり、南部のここホーチミンを象徴するのはフーティウらしいのだが、この際、何を言われてもいい。
直ぐに運ばれて来たフォーは、腰もへったくれも無かったが、不調を抱え不安定な食欲には丁度いい食感だった。
一緒についてくる青菜をどんどん入れる。バジルの香りが心地いい。トウガラシは一切れでエライ辛さだった。
エッジがピンと立つしっかりした固さだったが、甘さは優しかった。
それより、流石にあんまりだと思って追加注文したライム茶の方が甘い。
ホテルに戻る前に立ち寄りたい所がまだあって、それはスターバックスだ。
スターバックスに向かって歩いていると、ホーチミンに来て初めて欧米人に声をかけられた。
長い金髪を後ろでくくった髭の男。
「A little.」
嘘だ。
しかし、言わんとする事は大体わかった。
男はエストニアからやって来て、この通りで財布を落とし無一文だという。
幾らでも良いからくれと。
絶対嘘だ。
だけど笑ってしまったので、少し渡す事にした。
200,000ドン。
男は手元に折りたたんで持っていた札束にそれを加えた。
持ってんじゃんか。
「Are you came from ?」
「Japan.」
男と握手して別れた。
「Thanks.」
「Good night, and good luck.」
辿り着いたスターバックスではグリーン&ホワイトティーなるモノを頼んだ。
何が出てくるかと思ったけど、ちょっとリッチな抹茶ラテの様なモノだった。
2階席の端に陣取り、男とのやりとりを女友達にLineしていると、不意に声を掛けられた。
カードを見せられる。
どうもフェアトレードか何かで革製のアクセサリーを売っているらしい。
手を振ってもその仕草だけマイルドに無視されて引き下がってくれないし、手元のドンも多分あと1日半で使い切れないほどある。
1つ買い求める事にした。
「Thank you.」
「Good night, and good luck.」
眺めてまた逡巡した。
50,000ドン位は痛くも痒くも無いが、これが安全だという保証は?
アクセサリーにチップを仕込んで跡をつける事だって出来るかもしれない。
荒唐無稽と思えるだろうが、ここ数日で見たホーチミンの発展ぶりならあり得ないという保証もない。
明日の夜は半野外のタンソンニャット国際空港で明かすのだ、危険の仄かな香りさえ纏いたくない。
人が信じられない嫌なヤツだと思いながら、アクセサリーはスマホの写真にだけ収めて、スタバに置いていく事にした。
こんな手段を想像できるなんて、自分には犯罪者の才能があるかも知れない。
いや無理だな。
見え見えの嘘を前に「笑ったから」という理由で金を払ったお人好しに詐欺など務まる訳がない。
少し頭をよぎったのは、俺は彼女に振り回されたのか、振り回したのかという事だった。
ホテルに戻ると、夜もすっかり暮れているというのに、白い制服の女学生が車止めの前でたむろしている。
よく学生を見かける旅だな。
通り過ぎてエレベーターに乗り込むと、2組の制服がエレベーターのドアにマイルドに挟まれながら飛び込んで来た。
「ヤバイよね、私達」
「おいおい、大丈夫か?」
女学生は一瞬戸惑って尋ねて来た。
「日本人ですか?」
「そうだよ。」
「えー、なんだか嬉しい!」
「俺もだよ。」
Ground floor から1階までの僅かな会話。
「Good luck.」
それだけ声を掛けて、女学生と別れた。
まあ良いか。
やりたい事は大体やった。
部屋に戻ってシャワーを浴びよう。
ホテルに戻ってシャワー浴び、今日の顛末を旅行記に書いた後で、例の曲のMVをDLした。
ホテルのwifiで決済情報のやり取りをすべきでないので、一応レンタルwifiに繋ぎ直す。
よくよく考えれば通信業者はZTEで、これが信用できるかといえば怪しいと言えなくもないが、さすがの中国企業も共産党の指導で個人の決済情報を抜いて金をチョロまかす様な、大胆にセコイ真似はしないだろう。
DLが始まると、レンタルwifiの使用量がみるみる増えていく。
DL終了だ。
アップテンポの曲だが、今日のエンディングテーマには相応しいだろう。
画面の中に、まだ訪れていない風景や、見覚えのある建物が映る。
そうだ、曲の中に「夕立もきっと来る」というフレーズがあったが、まだ来てないぞ。
4,000年に一度の美少女の神通力も、事、天気に関してだけは通じないみたいだ。
残り1日半。
夕立で俺を振り回す事は出来るかな?
【8】2018秋、ベトナム、ホーチミン Day 4-5|4日目・5日目 Cảm ơn bạn! I had a great days. LOVE, Ho chi ming City. へ >>
ホテルに戻ってシャワーを浴びた後、程近いホーチミン市立美術館を訪れる事にした。
展示もさることながら、フレンチ・コロニアル様式の建物が目当てだ。
バイクを躱して15分程歩くと、門扉が見えてきた。
チケットを買い求め中に入る。
薄暗く、しんと静かな館内に、オブジェや絵画が展示されている。
モチーフになっているのは、銃を構える青年や、ホー・チミンのビラを少年少女に見せる軍人だ。
共産主義のマリア様だ。彼女もまた、ファインダーのセンターに収まってもらった。
中庭を囲む建築を堪能しながら常設展を一通り見た後は、別館の企画展を見る事にした。
入り口では警備員のおじさんが気怠そうにデスクの前に座っている。
その姿がホールの設えと完璧な調和を見せている気がして、彼をファインダーに入れて一枚撮った。
センターではなかった。
フロアを上がると、おそらくはこの企画展のアーティストであろう若い女性がデスクの前に腰掛けていた。
色々な展示があったが、特に気になったのが鏡の前に置かれた椅子一脚。
どうやらこれは、観覧者自体が額に収まる嗜好らしい。
座って鏡越しの自撮りを一枚。
センターでは無い。
「It,s correct ?」
「〜〜 take selfy.」
「これで正しいですか?」と言うつもりで「これは正確だ。」と言ってしまう位なので甚だ怪しいが。
満足したので次に向かおう。
自律神経の調子が怖いので遠出をする気はなかったが、サイゴン駅自体は確かめておきたかった。
タクシーを捕まえる。
「I want go to saigon station. ガッ サイゴン。」
運転手のおじさんは一瞬怪訝な顔をしたが、すぐに理解してくれたようだった。
「アァ ガッ サイゴン ナ」
16:00
しばらくすると、おじさんが指差す車窓の外にクルーザー。
夕暮れ迫るホーチミンの水面に光が反射して美しい風景が広がっていた。
どうやら到着だ。
メーターを見て払おうとして、おじさんが止める。
なにやら計算すると、メーターとは全然違う金額を書いたメモが手渡された。
メーターの半分くらい。
そう言うシステムなんだろうか?
礼を言ってタクシーを降りると、正面は門が閉まっていて入ることが出来ない。
それに周囲に歩いている人がいない。
ここ、本当に駅?
Google map で確かめて見ると、駅とは真反対の方向。
「やってしまったー」
どうやらサイゴン駅(Ga Sài Gòn)に行こうとして、サイゴン港(Cảng Sài Gòn)に来てしまった。
そういえば、午前にカフェで涙を流させた曲の歌詞に、入江の向こうの海原を見るくだりがあり、海原でこそ無いものの、入り江の向こうの広大な川面を意図せず見る事になった。
やはり、4,000年に一度の美少女ともなると、口から出る言葉には言霊というか、神通力めいた何かが宿るのかも知れない。
すぐに別のタクシーを捕まえて、今度はスマホの画面を見せて説明すると、タクシーは Ga Sài Gòn に向かって滑り出す。
事の経緯を運転手のにいちゃんに説明すると、にいちゃんは苦笑した。
辿り着いたサイゴン駅で支払いをしようとすると、料金はメーター通り。
やはり自分をサイゴン港に運んだおじさんは事情を察してまけたらしい。
しかし、メインステーションとも思えないほど人も疎らなサイゴン駅にはそれらしいものがない。
どうやらベトナムの鉄道にはまだ自動券売機は導入されていない様だった。
これも発見だ、壁の駅構内図や、主要都市への発車時刻が並んだ表をファインダーに収め、ついでに駅の前にあるゴミ箱の可愛らしいマナーイラストも収めて、駅前にたむろするタクシーを捕まえた。
満足だ、ホテルに戻ろう。
エレベーターの前で暗紫色のアオザイを来たエレベーターレディが迎えてくれた。
ホテルのエレベーターは、1Fまで降った後、一度乗り換えて Ground floor に降り、そこから外に出る。
そうだ、まだファインダーのセンターに収める事のできる女性がいるぞ。
1Fの乗り換えの際に、ボタンを押してくれるエレベーターレディに声を掛ける。
「Excuse me , Can I take your photograph ? 」
「Me ?」
レディは少し困惑の表情を浮かべたが、笑顔でセンターに収まってくれた。
Day 1
羽田の深夜便だった前2回の旅行と違い、今回は成田発で、昼出発。
しかもややメンタルに不調を抱えているとあって、余裕を持った出発を心掛けたかったが、時間を勘違いして、ギリギリで成田エクスプレスに駆け込み、その上方向を間違えて折り返すという失態を演じてしまった。
肝心な時には何かバタバタする傾向がある自分なので、「またやってしまったー」と思ったが、どうやらチェックインには間に合いそうで、成田エクスプレスの車窓から畑を眺めながら、「この旅行に行って何になるんだろう」と愚にもつかない事を考えた。
別に何が起こるわけではない。
ただ若い頃からずっとボンヤリあった心象風景、雨のベトナムで川を眺めながらお茶や料理を食べる、その画をこの目で見て来るのだ。
メンタル不調なんて、ボンヤリするのに格好の舞台装置じゃないか。
前回の香港旅行では、事前に広東語のフレーズをいくつか覚えて行ったが、「話せるものの聞き取れない」という致命的な見落としがあり、結局中学校時台成績2の片言にもほどがある英語と、メモによる筆談で乗り切ることになった。
ベトナム語も広東語と同じ声調言語(音の高低と発音で意味が決定する言語)であり、しかもその声調というのが「コブシを効かせるようにいちど下げて上げる」「波のようにうねって上げ下げして上げる」という難解極まるモノで、もう「ありがとう」「これください」「トイレはどこですか」以外のコミニュケーションは投げている。
今回搭乗したベトナム航空は、ベトナムのフラッグシップのようで、エコノミークラスといえど、タイガーエア台湾や香港エクスプレスとはモノが違う。もちろんTGATやHKEXが悪いって訳じゃないけど、地上職員は日本語ができるし、機材も大型で安定していて、シートには枕やブランケットが用意され、機内食も出る。
さらに、シートにはモニターが設置されていて、映画その他も見られる。
海外に行くときはその地のポップカルチャーを予習して行きたいのだが(香港前に発見したアガサ・コンは最高だった)、ベトナムはまだYoutubeでの情報が少なく、これと言った映画やアーティストを発見できずにいた。
そこでモニターをポチポチやっていると、果たして良さげなベトナムのアーティスト(多分)を発見したのだった。
英語詞の曲とベトナム語詞の曲が半々。音楽性はR&BとEDM(ダブステップの様な強めじゃないムーディーなやつ)とジャズを掛け合わせた様な感じで、ジャスティン・ティンバーレイクを思わせる。
機内では検索できないので、あとで調べよう。
朝飲んだ安定剤が効いているのかな、憂鬱な気分が後退してきていい感じだ。
ややあって、海外旅行なら一度は聴いてみたい、「pork or fish rice ?」というフレーズと共に機内食がサーブされた。
ベトナムの航空会社なのに機内食で和食が出るという不思議仕様でもっぱら噂のベトナム航空だ。
ここで「fish」と答えれば和食が出て来る事は間違いなく、折角の海外旅行、しかも出発便の機内食が和食というのもどうかという事で、「pork」と答えると、豚の唐揚げの煮物をチャーハンにぶっかけたようなご飯と、海鮮春雨サラダ、パン、デザートが出てきた。
春雨の方はヤムウンセンとかそれに類するもので明確にアジア料理だが、ぶっかけご飯の方はなんだか分からない。
付け合わせが椎茸の煮しめだったり、桜の形に型抜きされたニンジンである事も地味に混乱する。
味はというと、エコノミーでこれだけの物が食べられれば充分満足で、その後、暖かいコーヒーのサービスがあったり至れり尽くせりだったのだが、あれはベトナム料理だったのだろうか。
カラトリーがまとめられた袋の底に、スパイスの小袋が入っており、「甘利香辛食品株式会社」と書いてあった。京都伏見の会社であるという事だった。
機内食で腹を満たし、少し微睡む。
眼が覚めると機内は消灯されていた。
英語のスポーツチャンネルを見ながら、「早くホテルで横になりたいな。でも何を楽しめるんだろう?テレビをつけても何言ってるか分かんないだろうし」という思いが浮かんで来る。
チャンネルでは、MTBのアーティストが大木やバランスボール、建築物やワインディングロードなど様々な障害をキッカーにしてトリックをキメていた。インスピレーションを色々なものから受けて、驚くべきビデオやショーを生み出すらしい。
他の人からは無意味に見えるものに価値を見出して楽しみ、アートを生み出している。
意味不明に見えるけど羨ましい。
普段の自分もそういうキャラなんだけど、ダメかもなぁと感じてしまう。
多分、朝飲んだ安定剤が切れる頃合いだ。
自律神経失調症で襲って来る不安と無力感、安定剤を飲んで感じる旅行への期待。
正常と狂気の境は曖昧だと思っていたが、こうして自分そのものだと思っていたものが揺れ動くと、もっと根本的な、「自分」や「個性」というものが虚ろなものに思える。
深追いはしないでおこう。
しばらくして血糖値が安定すれば、少し収まって来るに違いないから。
「間も無く、当機はホーチミンに到着いたします。到着は19:30、ホーチミンの気温は38℃です。」
機内アナウンスに耳を疑った。
今年の異常熱波は関東平野の都市化が高気圧をブーストしており、バンコクより気温が高い、なんだったらユーラシア大陸で一番高いとさえ思っていたが、勝手な思い込みだったようだ。飛行機を降りると湿った空気を感じる。日本人の歪んだプライドは常夏のホーチミンの湿った熱波が吹き飛ばしてしまった。
19:50、国際空港の入国審査というのはどこか陰鬱な雰囲気なものだが、イミグレーションを抜けてもタンソンニャット国際空港は静かだった。
改めて旅程について説明しておくと、3泊5日というのは、帰国便がこのタンソンニャット国際空港 6:25発であり、ホテルのチェックアウトが当日では到底間に合わないので、前日にチェックアウトして空港で出発便をまつ、という事だ。
帰りはここで夜を明かすんだろうか。
そう思って建物を出て驚いた。
なんと半解放の広大なスペースに待合ベンチが設置されている。
軒を並べる飲食店、溢れる活気、びっくりするほどの騒がしさ。
タンソンニャット国際空港はこの半野外のスペースも含めての空港だった。
「ははは、スゲーな!」薬が抜けてるに決まってる時間帯だが自然に笑ってしまった。
見たことがない光景だ。やっぱり先生の言う通り、この街に来て正解だった。
自分用メモ。Short Stories to Read Before Bed - The New York Times から。
https://www.nytimes.com/2018/09/18/books/review/short-stories-before-bed.html
登場人物や舞台が重なっている短編小説集。ほとんど90年代以降の新しめのもの。
Olive Kitteridge isbn:1849831556
Winesburg, Ohio isbn:0140186557 これだけ1919年作
邦訳あり:ワインズバーグ、オハイオ(新潮文庫) isbn:4102201513 ワインズバーグ・オハイオ (講談社文芸文庫) isbn:4061975730
The Things They Carried isbn:0618706410
A Visit from the Goon Squad isbn:0307477479
邦訳あり:ならずものがやってくる(ハヤカワepi文庫)isbn:4151200827
Jesus' Son isbn:1847086705
Self-Help isbn:0307277291
The Beggar Maid isbn:0099458357
Through the Safety Net isbn:0679776494
邦訳あり:安全ネットを突き抜けて(Hayakawa Novels、絶版) isbn:4152077646
A Relative Stranger isbn:0393322203
Believers isbn:0679776532
Servants of the Map isbn:0007139918
The Voyage of the Narwhal isbn:0393319504 長編
The Nightingales of Troy isbn:0393335445
The Wonder Garden isbn:080212481X
What Is Not Yours Is Not Yours isbn:1447299396
The Frangipani Hotel isbn:0812983475
Barefoot Dogs isbn:1476784973
In Other Rooms, Other Wonders isbn:1408801043
全くやる気がおきない。
これも全て、大型アップデートと謳った2期が
単純に解像度を上げただけの、中身そのままの
クソアプデだったからに他ならない。
良かったんよ。
ちょっと羅列するわ。
・出撃の中断・再開
もう何度も言ってる事だが、どうして出撃の中断・再開が
できないのか。他のブラゲなら普通にやってるだろ?
いつのブラゲだよって感じだ。
ほんとにやり辛い。
欲しかったけど、そういうのは無理よね…
艦を一覧表示して、フィルタとか絞り込みくらい
実装してくれ。
表示されてるの?
一覧にどちらも表示される意味は判るんだけど
一番の理想は、この画面でロックONOFFが出来る事なんだけどさぁ。
なんで無理なんだろ
・改修工廠
いい加減にしろといいたい。
・なんの整理もされなかったアイテム一覧
もう、手抜きもいいところ。
長年ゲームが続いてる以上、元々想定していた
無理矢理表示させてるのも判る。
でもさ、大型アプデしたなら、そこくらい直そうやw
変更すれば解決する話なのにな。
・画面表示切替機能
誰もが大画面でプレイしたい訳じゃないんだよ。
プレイ画面も可変するような感じだったんだけど
他にも山ほどあるけど、なんか書いてたらイライラしてきたわ。
ここまで読んでくれた人感謝。
昨日9/8に、「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」というスマホゲームの3周年ライブが群馬・前橋のヤマダグリーンドーム前橋で開催されました。
これは、「アイドルマスターシンデレラガールズ」というコンテンツから派生したリズムゲームが配信から3周年を迎えるにあたり企画されたものになっています。
私は出身が群馬のため、地元で好きなコンテンツのライブの開催が決まったことや、群馬にスポットライトが当たることがとても嬉しかったです。
しかし昨日行われたライブの内容では、開催地であり協賛名を連ねた「前橋市」が全面的に押し出されすぎたため、記念イベントとしての意味が薄れてしまったように思えました。
具体的には、市政が協賛することで、以下のようなマイナス面が出るのではないかと考えています。
(なお、本日の公演は開演が15分遅れたため、本来であれば取り上げられていた個所もあるかもしれません。)
1.コンテンツとしての損失 ※ナイーブな部分に触れる内容を含みますがご了承ください。
シンデレラガールズは200名近くのキャラクターがおり、それぞれに名前や年齢などのプロフィールがあります。
もちろん「出身地」も決まっており、群馬では「日下部若葉、栗原ネネ」の2人がいます。
しかしながら、共に演じる声優が決まっていない、いわゆる「ボイス未実装」のアイドルになります。
そのため、ボイスが実装されているアイドルに比べて露出が少ないのが実情です。
今回のライブは群馬で行われるため、出身の2人がスポットライトを浴びる格好のチャンスでもありました。
なぜなら、昨年の5thライブでは地方公演でその土地出身のアイドルや演者さんを取り上げる場面があったためです。
ただ、ライブの中では2人の名前は一切出ることはありませんでした。
15分遅れで開始したためMCがカットされたのかもしれませんが、真偽はわかりません。
それが「前橋市とのコラボの紹介」、つまりは「前橋市の宣伝」でした。
百歩譲って2人の紹介が無かったとしても、本来はゲームの周年記念イベントなので、今年一年の振り返りなどの「コンテンツの内容」に触れるのがメインなんじゃないでしょうか。
充分な時間がある上で紹介するのであればまだわかりますが、協賛として参加してしまうと今回のようなイレギュラー時には本来の趣旨に沿った内容のものが削られてしまいます。
私はコンテンツを観に来てるのであって、市政の宣伝を観に来たわけではありません。
2.群馬県としての損失
上記で触れた昨年の5thライブでは、各公演でそれぞれの土地の名産品やおすすめのお土産を紹介するコーナーがありました。
また、MC内でも「こんな名物を食べた、ここがおすすめ」など、様々なご当地ネタを織り交ぜていました。
そしてこのコンテンツの凄いところが、紹介した品が公演終了後にファン(通称:プロデューサー)が購入し、根こそぎ売り切れてしまうことです。
(過去には肉まんやハンバーグ、とあるオレンジシューズなどの飲食物から、演出で使われた傘や扇子など様々)
群馬にも多くの名産品があり、普段来ることのない人に知ってもらう絶好のチャンスでもありました。
しかしながら紹介されたのは前橋市が作成した「前橋まちなかMAP」というもののみでした。
焼きまんじゅうやハラダのラスク、峠の釜めしなどの有名所でも一切触れることはありませんでした。
確かに前橋市の案内としてはとてもよくできていますが、これではスポットを狭めてしまい、群馬県としての魅力が十分に伝わりません。
協賛しているのだから前橋市にスポットが当たるのは当然ですが、私はもったいないなと思います。
以上のことから、コンテンツ独特の理由もありますが、市政がオタクコンテンツの協賛をしたことで様々なデメリットが生まれてしまったと考えています。
ただ、上記の内容とは関係なく、山本市長をはじめとして前橋市の様々なもてなしはとてもよく考えられていて、素晴らしいものばかりでした。
このアクティブさともてなしに関する手法について、他の市町村もぜひ参考にしてもらいたいです。
山本市長、前橋市の方々、シンデレラガールズを受け入れていただきまして本当にありがとうございました。
そして、群馬の魅力を一つでも多く見つけられ、気に入ってもらえれば幸いです。
ライブも昨日よりさらに素晴らしいステージになることを願っています。
心にググっと群馬県
irb(main):034:0> puts 1.upto(14).map {|i| "#{i} * 1.1 => " + (i * 1.1).to_s } 1 * 1.1 = 1.1 2 * 1.1 = 2.2 3 * 1.1 = 3.3000000000000003 4 * 1.1 = 4.4 5 * 1.1 = 5.5 6 * 1.1 = 6.6000000000000005 7 * 1.1 = 7.700000000000001 8 * 1.1 = 8.8 9 * 1.1 = 9.9 10 * 1.1 = 11.0 11 * 1.1 = 12.100000000000001 12 * 1.1 = 13.200000000000001 13 * 1.1 = 14.3 14 * 1.1 = 15.400000000000002
どうしてキリのいい結果がたまに紛れるんですか? 🎳